JP3298985B2 - 印刷装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、謄写印刷装置のような
印刷装置に関する。
印刷装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、複写機やプリンタなどのように一
定の速度で画像を作成する画像形成装置として、大容量
の給紙装置を付設し、この給紙装置からシートを安定的
に供給するようにしたものが知られている。
定の速度で画像を作成する画像形成装置として、大容量
の給紙装置を付設し、この給紙装置からシートを安定的
に供給するようにしたものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、謄写印
刷装置のように印刷処理するシートが薄紙であったり厚
紙であったり、または紙であったり合成樹脂フィルムで
あったりするようなものでは、シートの性質に応じた最
適の処理速度に可変できるようになっている。したがっ
て、この種の印刷装置に大容量の給紙装置を付設する場
合には、給紙装置の給紙速度を印刷装置本体の処理速度
に対してどのようにして同期させるかが問題となる。ま
た、この種の給紙装置は、当然大型の装置であるから印
刷装置本体と別々に輸送し、設置場所で印刷装置本体に
組み立てされるものであるから、印刷装置本体と給紙装
置を電気的に接続するだけでなく機械的に駆動連結する
ものとすれば、組立作業が繁雑になるという問題があ
る。
刷装置のように印刷処理するシートが薄紙であったり厚
紙であったり、または紙であったり合成樹脂フィルムで
あったりするようなものでは、シートの性質に応じた最
適の処理速度に可変できるようになっている。したがっ
て、この種の印刷装置に大容量の給紙装置を付設する場
合には、給紙装置の給紙速度を印刷装置本体の処理速度
に対してどのようにして同期させるかが問題となる。ま
た、この種の給紙装置は、当然大型の装置であるから印
刷装置本体と別々に輸送し、設置場所で印刷装置本体に
組み立てされるものであるから、印刷装置本体と給紙装
置を電気的に接続するだけでなく機械的に駆動連結する
ものとすれば、組立作業が繁雑になるという問題があ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記問
題点を解決するためになされたもので、印刷装置に、処
理速度を調整可能な印刷装置本体と、上記印刷装置本体
に分離可能に取り付けられ、給紙部に収容されているシ
ートを印刷装置本体に供給する給紙装置と、上記印刷装
置本体の処理速度を検出する処理速度検出手段と、上記
給紙装置において給紙部から送り出されたシートを印刷
装置本体に搬送する速度可変型の搬送手段と、上記給紙
装置において給紙部から送り出されたシートを検出する
シート検出手段と、上記シート検出手段でシートの位置
を確認し、上記搬送手段のシート搬送速度を制御して、
上記処理速度検出手段で検出された本体処理速度に同期
させてシートを印刷装置本体に供給する制御手段とを備
え、上記制御手段は、上記印刷装置本体の本体処理速度
が低速の場合には上記給紙部の給紙開始を遅らせると共
に初期シート搬送速度を上昇する一方、上記印刷装置本
体の本体処理速度が高速の場合には上記給紙部の給紙開
始を早くすると共に初期シート搬送速度を低下すること
特徴とするものである。本発明はまた、上記印刷装置本
体が給紙装置から供給されたシートを保持する回転ドラ
ムを有し、上記制御手段が、上記シートが上記回転ドラ
ム外周上の基準位置に保持されるように、上記搬送手段
のシート搬送速度を制御することを特徴とする。本発明
はさらに、上記基準位置が、上記回転ドラム外周上のチ
ャックに対応することを特徴とする。
題点を解決するためになされたもので、印刷装置に、処
理速度を調整可能な印刷装置本体と、上記印刷装置本体
に分離可能に取り付けられ、給紙部に収容されているシ
ートを印刷装置本体に供給する給紙装置と、上記印刷装
置本体の処理速度を検出する処理速度検出手段と、上記
給紙装置において給紙部から送り出されたシートを印刷
装置本体に搬送する速度可変型の搬送手段と、上記給紙
装置において給紙部から送り出されたシートを検出する
シート検出手段と、上記シート検出手段でシートの位置
を確認し、上記搬送手段のシート搬送速度を制御して、
上記処理速度検出手段で検出された本体処理速度に同期
させてシートを印刷装置本体に供給する制御手段とを備
え、上記制御手段は、上記印刷装置本体の本体処理速度
が低速の場合には上記給紙部の給紙開始を遅らせると共
に初期シート搬送速度を上昇する一方、上記印刷装置本
体の本体処理速度が高速の場合には上記給紙部の給紙開
始を早くすると共に初期シート搬送速度を低下すること
特徴とするものである。本発明はまた、上記印刷装置本
体が給紙装置から供給されたシートを保持する回転ドラ
ムを有し、上記制御手段が、上記シートが上記回転ドラ
ム外周上の基準位置に保持されるように、上記搬送手段
のシート搬送速度を制御することを特徴とする。本発明
はさらに、上記基準位置が、上記回転ドラム外周上のチ
ャックに対応することを特徴とする。
【０００５】
【作用】上記構成を有する印刷装置では、印刷装置本体
の処理速度が処理速度検出手段で検出される。制御手段
は、上記処理速度検出手段の検出結果をもとに給紙装置
の搬送手段を駆動し、給紙部よりシートを送り出す。ま
た、シート検出手段の検出結果より搬送中のシートの位
置を確認し、搬送手段のシート搬送速度を調整して、本
体処理速度と同一速度で印刷装置本体にシートを供給す
る。
の処理速度が処理速度検出手段で検出される。制御手段
は、上記処理速度検出手段の検出結果をもとに給紙装置
の搬送手段を駆動し、給紙部よりシートを送り出す。ま
た、シート検出手段の検出結果より搬送中のシートの位
置を確認し、搬送手段のシート搬送速度を調整して、本
体処理速度と同一速度で印刷装置本体にシートを供給す
る。
【０００６】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。図１は印刷装置における印刷装置本体
１００と給紙装置２００のそれぞれの一部を示し、給紙
装置２００は印刷装置本体１００に分離可能となってい
る。また、印刷装置本体１００と給紙装置２００は電気
的に連結されるだけで、機械駆動系はそれぞれ独立して
いる。
ついて説明する。図１は印刷装置における印刷装置本体
１００と給紙装置２００のそれぞれの一部を示し、給紙
装置２００は印刷装置本体１００に分離可能となってい
る。また、印刷装置本体１００と給紙装置２００は電気
的に連結されるだけで、機械駆動系はそれぞれ独立して
いる。
【０００７】給紙装置２００は第１給紙部１０とその上
方に配置された第２給紙部１１を備えている。給紙部１
０，１１には給紙デッキ１２，１３がそれぞれ配置され
ており、これらの給紙デッキ１２，１３に紙などの印刷
用シート１４，１５が約１０００枚収容できるようにな
っている。給紙ローラ１６，１７は給紙デッキ１２，１
３の前部（図上右側）にそれぞれ配置されており、給紙
デッキ１２，１３に収容されている最上シートの上面に
接触している。また、給紙ローラ１６，１７はクラッチ
１８，１９を介してステッピングモータ２０，２１にそ
れぞれ駆動連結されており、制御装置３００（図２参
照）からモータ制御部２２，２３に入力される駆動信号
に基づき、クラッチ１８，１９を介して矢印ａ1，ａ2方
向にそれぞれ回転するようにしてある。捌き台２４，２
５は給紙デッキ１２，１３の前方に配置され、図示しな
い付勢手段により給紙ローラ１６，１７の外周面に圧接
されている。反転ローラ２６，２７は給紙ローラ１６，
１７の前方上部に配置されており、その下部外周面にガ
イドローラ２８，２９が圧接し、それぞれモータ２０，
２１の駆動に基づいて矢印ｂ1，ｂ2方向に回転するよう
にしてある。また、反転ローラ２６，２７とガイドロー
ラ２８，２９の接触部から捌き台２４，２５の間にはガ
イド板３０，３１が配置され、このガイド板３０，３１
を挟んで一対のシート検出センサ３２，３３がそれぞれ
設けてある。
方に配置された第２給紙部１１を備えている。給紙部１
０，１１には給紙デッキ１２，１３がそれぞれ配置され
ており、これらの給紙デッキ１２，１３に紙などの印刷
用シート１４，１５が約１０００枚収容できるようにな
っている。給紙ローラ１６，１７は給紙デッキ１２，１
３の前部（図上右側）にそれぞれ配置されており、給紙
デッキ１２，１３に収容されている最上シートの上面に
接触している。また、給紙ローラ１６，１７はクラッチ
１８，１９を介してステッピングモータ２０，２１にそ
れぞれ駆動連結されており、制御装置３００（図２参
照）からモータ制御部２２，２３に入力される駆動信号
に基づき、クラッチ１８，１９を介して矢印ａ1，ａ2方
向にそれぞれ回転するようにしてある。捌き台２４，２
５は給紙デッキ１２，１３の前方に配置され、図示しな
い付勢手段により給紙ローラ１６，１７の外周面に圧接
されている。反転ローラ２６，２７は給紙ローラ１６，
１７の前方上部に配置されており、その下部外周面にガ
イドローラ２８，２９が圧接し、それぞれモータ２０，
２１の駆動に基づいて矢印ｂ1，ｂ2方向に回転するよう
にしてある。また、反転ローラ２６，２７とガイドロー
ラ２８，２９の接触部から捌き台２４，２５の間にはガ
イド板３０，３１が配置され、このガイド板３０，３１
を挟んで一対のシート検出センサ３２，３３がそれぞれ
設けてある。
【０００８】第１給紙部１０から給紙されたシート１４
を上方に搬送する搬送装置３４は、上下方向に配置され
た４つのローラ３５〜３８とこれらのローラ３５〜３８
に巻回された無端状のベルト３９からなり、下部反転ロ
ーラ２６の側部に配置され、この反転ローラ２６の側部
外周面に下から２番目のローラ３７がベルト３９を介し
て圧接し、最下部のローラ３８がモータ２０に駆動連結
され、モータ２０の駆動に基づいてベルト３９が矢印ｃ
方向に移動するようにしてある。また、上部の２つのロ
ーラ３５，３６にはそれぞれローラ４０，４１がベルト
３９を介して圧接され、これらのローラ４０，４１間お
よびローラ４１と反転ローラ２６の間にはベルト３９に
対向してガイド４２，４３が設けてある。
を上方に搬送する搬送装置３４は、上下方向に配置され
た４つのローラ３５〜３８とこれらのローラ３５〜３８
に巻回された無端状のベルト３９からなり、下部反転ロ
ーラ２６の側部に配置され、この反転ローラ２６の側部
外周面に下から２番目のローラ３７がベルト３９を介し
て圧接し、最下部のローラ３８がモータ２０に駆動連結
され、モータ２０の駆動に基づいてベルト３９が矢印ｃ
方向に移動するようにしてある。また、上部の２つのロ
ーラ３５，３６にはそれぞれローラ４０，４１がベルト
３９を介して圧接され、これらのローラ４０，４１間お
よびローラ４１と反転ローラ２６の間にはベルト３９に
対向してガイド４２，４３が設けてある。
【０００９】第２給紙部１１から供給されたシート１５
または上記搬送装置３４を介して第１給紙部１０から供
給されたシート１４を印刷装置本体１００へ供給するた
めの搬送装置４４は、上部反転ローラ２７の外周に沿っ
て配置された４つのローラ４５〜４８と、これらのロー
ラ４５〜４８に巻回されたベルト４９とからなり、最上
部と下から２番目のローラ４５，４７がベルト４９を介
して反転ローラ２７に圧接され、これらのローラ４５，
４７間に位置するベルト部分が反転ローラ２７の外周面
に接触している。また、最下部のローラ４８がモータ２
１に駆動連結され、モータ２１の駆動に基づいてベルト
４９が矢印ｄ方向に移動するようにしてある。シート検
出センサ５０，５１はローラ４７，４５の近傍にそれぞ
れ配置されている。なお、５２，５３は搬送装置３４か
ら搬送されてくるシート１４をベルト４９と反転ローラ
２７の間に導くガイド板、５４は給紙装置２００から排
出されるシート１４，１５を印刷装置本体１００に導く
ガイド板である。
または上記搬送装置３４を介して第１給紙部１０から供
給されたシート１４を印刷装置本体１００へ供給するた
めの搬送装置４４は、上部反転ローラ２７の外周に沿っ
て配置された４つのローラ４５〜４８と、これらのロー
ラ４５〜４８に巻回されたベルト４９とからなり、最上
部と下から２番目のローラ４５，４７がベルト４９を介
して反転ローラ２７に圧接され、これらのローラ４５，
４７間に位置するベルト部分が反転ローラ２７の外周面
に接触している。また、最下部のローラ４８がモータ２
１に駆動連結され、モータ２１の駆動に基づいてベルト
４９が矢印ｄ方向に移動するようにしてある。シート検
出センサ５０，５１はローラ４７，４５の近傍にそれぞ
れ配置されている。なお、５２，５３は搬送装置３４か
ら搬送されてくるシート１４をベルト４９と反転ローラ
２７の間に導くガイド板、５４は給紙装置２００から排
出されるシート１４，１５を印刷装置本体１００に導く
ガイド板である。
【００１０】印刷装置本体１００のシート搬送ドラム
（回転ドラム）１０１は外周部にシート１４又は１５を
保持するチャック１０２（基準位置）を備えており、第
２給紙部１１の上方に配置され、印刷装置本体１００に
設置されている速度可変型モータ１０３の駆動に基づい
て矢印ｅ方向に回転するようにしてあり、モータ１０３
の回転数がエンコーダ１０４で検出されるようになって
いる。
（回転ドラム）１０１は外周部にシート１４又は１５を
保持するチャック１０２（基準位置）を備えており、第
２給紙部１１の上方に配置され、印刷装置本体１００に
設置されている速度可変型モータ１０３の駆動に基づい
て矢印ｅ方向に回転するようにしてあり、モータ１０３
の回転数がエンコーダ１０４で検出されるようになって
いる。
【００１１】図２は印刷装置の給紙制御回路を示し、制
御装置３００にはエンコーダ１０４の出力、印刷装置本
体１００の印刷指令部（図示せず）からシート１４又は
１５の給紙信号、シート検出センサ３２，３３，５０，
５１のシート検出信号が入力され、モータ２０，２１の
駆動信号がモータ制御部２２，２３に出力されるように
なっている。なお、上記制御回路は印刷装置本体又は給
紙装置２００に設けてあり、印刷装置本体１００と給紙
装置２００を組み立てる際に電気的に接続される。
御装置３００にはエンコーダ１０４の出力、印刷装置本
体１００の印刷指令部（図示せず）からシート１４又は
１５の給紙信号、シート検出センサ３２，３３，５０，
５１のシート検出信号が入力され、モータ２０，２１の
駆動信号がモータ制御部２２，２３に出力されるように
なっている。なお、上記制御回路は印刷装置本体又は給
紙装置２００に設けてあり、印刷装置本体１００と給紙
装置２００を組み立てる際に電気的に接続される。
【００１２】以上の構成を備えた印刷装置の動作につい
て図３を参照して説明する。第１給紙部１０よりシート
１４を給紙する場合、印刷装置本体１００の印刷指令部
より給紙信号が制御装置３００に入力されると、制御装
置３００はエンコーダ１０４の出力信号から印刷装置本
体１００の処理速度を検出し、その速度に対応したパル
ス数の駆動信号を、その速度に対応したタイミングでモ
ータ制御部２２，２３に出力する。
て図３を参照して説明する。第１給紙部１０よりシート
１４を給紙する場合、印刷装置本体１００の印刷指令部
より給紙信号が制御装置３００に入力されると、制御装
置３００はエンコーダ１０４の出力信号から印刷装置本
体１００の処理速度を検出し、その速度に対応したパル
ス数の駆動信号を、その速度に対応したタイミングでモ
ータ制御部２２，２３に出力する。
【００１３】これにより、モータ２０が回転し、給紙ロ
ーラ１６、反転ローラ２６、搬送装置３４のベルト３９
がそれぞれ矢印ａ1，ｂ1，ｃ方向に動作する。そして、
給紙ローラ１６の回転に基づき給紙デッキ１２のシート
１４が図上右方に送り出され、給紙ローラ１６と捌き台
２４の間で捌かれて、最上シート１４だけがガイド板３
０上に送り出される。次に、シート１４は反転ローラ２
６とローラ２８に挾持されつつ搬送装置３４に供給さ
れ、その後ベルト３９とローラ２６，４１，４０に挾持
されながらガイド板４３，４２、５２，５３に沿って上
方に搬送される。
ーラ１６、反転ローラ２６、搬送装置３４のベルト３９
がそれぞれ矢印ａ1，ｂ1，ｃ方向に動作する。そして、
給紙ローラ１６の回転に基づき給紙デッキ１２のシート
１４が図上右方に送り出され、給紙ローラ１６と捌き台
２４の間で捌かれて、最上シート１４だけがガイド板３
０上に送り出される。次に、シート１４は反転ローラ２
６とローラ２８に挾持されつつ搬送装置３４に供給さ
れ、その後ベルト３９とローラ２６，４１，４０に挾持
されながらガイド板４３，４２、５２，５３に沿って上
方に搬送される。
【００１４】また、ガイド板３０上を移動するシート１
４がシート検出センサ３２で検出され、その検出信号が
制御装置３００に入力されると、制御装置３００はモー
タ制御部２２に新たなパルス数の駆動信号を出力し、モ
ータ２０の回転数を上げ、所定時間後に第２給紙部１１
のモータ制御部２３に同一パルス数の駆動信号を出力す
る。その結果、第２給紙部１１のモータ２１は第１給紙
部１０のモータ２０と同一速度で回転し、反転ローラ２
７が矢印ｂ2方向に回転するとともにベルト４９が矢印
ｄ方向に移動する。ただし、このときクラッチ１９はオ
フされて給紙ローラ１７は非回転状態に維持されてお
り、第１給紙デッキ１３からシート１５が給紙されるこ
とはない。
４がシート検出センサ３２で検出され、その検出信号が
制御装置３００に入力されると、制御装置３００はモー
タ制御部２２に新たなパルス数の駆動信号を出力し、モ
ータ２０の回転数を上げ、所定時間後に第２給紙部１１
のモータ制御部２３に同一パルス数の駆動信号を出力す
る。その結果、第２給紙部１１のモータ２１は第１給紙
部１０のモータ２０と同一速度で回転し、反転ローラ２
７が矢印ｂ2方向に回転するとともにベルト４９が矢印
ｄ方向に移動する。ただし、このときクラッチ１９はオ
フされて給紙ローラ１７は非回転状態に維持されてお
り、第１給紙デッキ１３からシート１５が給紙されるこ
とはない。
【００１５】続いて、シート１４がシート検出センサ５
０で検出されると第１給紙部１０のモータを停止し、第
１給紙デッキ１２から引き続きシート１４が給紙される
のを防止する。また、モータ制御部２３に新たなパルス
数の駆動信号を出力し、モータ２１をさらに高速で回転
させてシート搬送速度を加速する。そして、シート１４
は反転ローラ２７とベルト４９に挾持されながら矢印ｂ
2方向に移動し、シート１４がシート検出センサ５１で
検出されると、制御装置３００はモータ制御部２３に新
たなパルス数の駆動信号を出力し、モータ２１の回転数
をさらに上げてシート１４の搬送速度を本体の処理速度
に同期させる。したがって、シート１４はガイド板５４
上をシート搬送ドラム１０１と同一速度でこのドラム１
０１に向かって移動し、ドラム外周のチャック１０２に
保持されて印刷装置本体１００内に供給される。なお、
シート１４の先端とチャック１０２との同期は、エンコ
ーダ１０４から制御装置３００に入力される信号に基づ
いてチャック位置を検出し、これに丁度シート先端が保
持されるタイミングで最初のモータ駆動信号が出力され
る。
０で検出されると第１給紙部１０のモータを停止し、第
１給紙デッキ１２から引き続きシート１４が給紙される
のを防止する。また、モータ制御部２３に新たなパルス
数の駆動信号を出力し、モータ２１をさらに高速で回転
させてシート搬送速度を加速する。そして、シート１４
は反転ローラ２７とベルト４９に挾持されながら矢印ｂ
2方向に移動し、シート１４がシート検出センサ５１で
検出されると、制御装置３００はモータ制御部２３に新
たなパルス数の駆動信号を出力し、モータ２１の回転数
をさらに上げてシート１４の搬送速度を本体の処理速度
に同期させる。したがって、シート１４はガイド板５４
上をシート搬送ドラム１０１と同一速度でこのドラム１
０１に向かって移動し、ドラム外周のチャック１０２に
保持されて印刷装置本体１００内に供給される。なお、
シート１４の先端とチャック１０２との同期は、エンコ
ーダ１０４から制御装置３００に入力される信号に基づ
いてチャック位置を検出し、これに丁度シート先端が保
持されるタイミングで最初のモータ駆動信号が出力され
る。
【００１６】印刷装置本体１００の処理速度が低速状態
から高速状態に切り替えられた場合、図３の右側に示す
ように、エンコーダ１０４から制御装置３００に入力さ
れる信号から印刷装置本体１００の処理速度を検出し、
その速度に対応した速度、タイミングの駆動信号をモー
タ制御部２２又は２３に出力し、高速状態でシートを給
紙する。
から高速状態に切り替えられた場合、図３の右側に示す
ように、エンコーダ１０４から制御装置３００に入力さ
れる信号から印刷装置本体１００の処理速度を検出し、
その速度に対応した速度、タイミングの駆動信号をモー
タ制御部２２又は２３に出力し、高速状態でシートを給
紙する。
【００１７】なお、ステッピングモータ２０，２１は、
高速状態では回転トルクが低下し、低速状態では個々の
共振点において振動が大きくなるという特性を有する。
したがって、本体処理速度が低速の場合には、給紙ロー
ラ２０，２１のスタートタイミングを遅らせるとともに
初期回転数（初期シート搬送速度）を上げて共振を防止
し、逆に本体処理速度が高速の場合にはスタートタイミ
ングを早くするとともに初期回転数（初期シート搬送速
度）を下げてトルク低下を抑制するのが好ましい。
高速状態では回転トルクが低下し、低速状態では個々の
共振点において振動が大きくなるという特性を有する。
したがって、本体処理速度が低速の場合には、給紙ロー
ラ２０，２１のスタートタイミングを遅らせるとともに
初期回転数（初期シート搬送速度）を上げて共振を防止
し、逆に本体処理速度が高速の場合にはスタートタイミ
ングを早くするとともに初期回転数（初期シート搬送速
度）を下げてトルク低下を抑制するのが好ましい。
【００１８】上記実施例では、第１給紙部１０よりシー
ト１４を供給する場合について説明したが、第２給紙部
１１よりシート１５を給紙する場合、モータ２０は停止
しており、シート検出センサ３３，５０，５１のシート
検出信号に基づいてモータ２１の回転数が同様に制御さ
れる。また、第２給紙部１１は第１給紙部１０よりも上
方つまり印刷装置本体１００の近くに配置されている分
だけ給紙ローラ１７のスタートタイミングが遅くなる。
ト１４を供給する場合について説明したが、第２給紙部
１１よりシート１５を給紙する場合、モータ２０は停止
しており、シート検出センサ３３，５０，５１のシート
検出信号に基づいてモータ２１の回転数が同様に制御さ
れる。また、第２給紙部１１は第１給紙部１０よりも上
方つまり印刷装置本体１００の近くに配置されている分
だけ給紙ローラ１７のスタートタイミングが遅くなる。
【００１９】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
かかる印刷装置によれば、処理速度可変型の印刷装置本
体に大容量の給紙装置を付設する場合でも、両者を機械
的に駆動連結することなく単に電気的に接続するだけ
で、印刷装置本体の処理速度に同期して給紙装置より印
刷装置にシートを供給することができる。
かかる印刷装置によれば、処理速度可変型の印刷装置本
体に大容量の給紙装置を付設する場合でも、両者を機械
的に駆動連結することなく単に電気的に接続するだけ
で、印刷装置本体の処理速度に同期して給紙装置より印
刷装置にシートを供給することができる。
【図１】 印刷装置における本体と給紙装置の一部を示
す断面図である。
す断面図である。
【図２】 印刷装置の給紙制御回路図である。
【図３】 給紙制御のタイミングチャートとシート搬送
速度の変化を示す図である。
速度の変化を示す図である。
１０…第１給紙部、１１…第２給紙部、１２，１３…給
紙デッキ、１６，１７…給紙ローラ、２０，２１…ステ
ッピングモータ、２２，２３…モータ制御部、２６，２
７…反転ローラ、３２，３３，５０，５１…シート検出
センサ、３４，４４…搬送装置、１００…印刷装置本
体、１０１…シート搬送ドラム、１０２…チャック、１
０３…モータ、１０４…エンコーダ、２００…給紙装
置。
紙デッキ、１６，１７…給紙ローラ、２０，２１…ステ
ッピングモータ、２２，２３…モータ制御部、２６，２
７…反転ローラ、３２，３３，５０，５１…シート検出
センサ、３４，４４…搬送装置、１００…印刷装置本
体、１０１…シート搬送ドラム、１０２…チャック、１
０３…モータ、１０４…エンコーダ、２００…給紙装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−192052（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−295651（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41F 33/06 B41F 21/00 B41L 13/04
Claims (3)
- 【請求項１】 処理速度を調整可能な印刷装置本体と、
上記印刷装置本体に分離可能に取り付けられ、給紙部に
収容されているシートを印刷装置本体に供給する給紙装
置と、上記印刷装置本体の処理速度を検出する処理速度
検出手段と、上記給紙装置において給紙部から送り出さ
れたシートを印刷装置本体に搬送する速度可変型の搬送
手段と、上記給紙装置において給紙部から送り出された
シートを検出するシート検出手段と、上記シート検出手
段でシートの位置を確認し、上記搬送手段のシート搬送
速度を制御して、上記処理速度検出手段で検出された本
体処理速度に同期させてシートを印刷装置本体に供給す
る制御手段とを備え、上記制御手段は、上記印刷装置本
体の本体処理速度が低速の場合には上記給紙部の給紙開
始を遅らせると共に初期シート搬送速度を上昇する一
方、上記印刷装置本体の本体処理速度が高速の場合には
上記給紙部の給紙開始を早くすると共に初期シート搬送
速度を低下すること特徴とする印刷装置。 - 【請求項２】 上記印刷装置本体は給紙装置から供給さ
れたシートを保持する回転ドラムを有し、 上記制御手段は、上記シートが上記回転ドラム外周上の
基準位置に保持されるように、上記搬送手段のシート搬
送速度を制御することを特徴とする請求項１に記載の印
刷装置。 - 【請求項３】 上記基準位置は、上記回転ドラム外周上
のチャックに対応することを特徴とする請求項２に記載
の印刷装置。
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| JP14914093A JP3298985B2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 印刷装置 |
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| JPH071723A JPH071723A (ja) | 1995-01-06 |
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Family Applications (1)
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