JP2728463B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2728463B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、給紙装置に係り、特に用紙の種類に応じて
給紙状態を変えることができる給紙装置に関する。
[従来の技術] 複写機或いは、印刷機等の画像処理装置に組込まれる
給紙装置は、一般に、給紙台上に載置された複数枚の用
紙を回転駆動する給紙ローラにより一枚ずつ取り出して
レジストローラへ搬送し、該用紙を前記レジストローラ
によって版胴或いは複写用感光体ドラム等の画像形成処
理部へ搬送するように構成されている。この種の給紙装
置は、例えば特公昭58−7582号公報に開示されている。
このような給紙装置は、レジストローラにより所定の
時期に用紙が画像形成処理部へ供給されるよう、また搬
送過程における用紙の斜め送りによる用紙の傾きを解消
するために、レジストローラの回転開始以前に用紙の先
端がレジストローラに到着してもなお少しの間は給紙ロ
ーラの駆動が行われるようになっている。
従って、このような給紙装置では、給紙ローラにより
給紙台からレジストローラへ搬送された用紙は、レジス
トローラによって画像形成処理部へ搬送されるまでの
間、給紙ローラとレジストローラとの間にてその搬送方
向に弛み湾曲を生じる。適度の弛み湾曲は搬送過程にお
ける斜め送りにより生じた用紙の傾きを解消するために
有用である。
[発明が解決しようとする課題] 上述のような従来の給紙装置では、一般に給紙ローラ
は電磁クラッチを介して駆動源に連動連結されており、
一枚の用紙の取出し毎に電磁クラッチが接続されて、予
め定められた一定角度だけ給紙ローラが回転駆動される
ようになっている。このため、積み重ねられた用紙の種
類による摩擦抵抗の相違、紙自身の持つ腰の強さの相違
等によって前記給紙ローラによる用紙の搬送量に変化が
生じることがある。例えば、給紙ローラとの摩擦抵抗が
大きく比較的搬送の程度がよい更紙に合うように前記給
紙ローラの回転角を設定し、そのままの状態で厚紙の給
紙を行うと、給紙ローラとのスリップ、ガイド板との接
触による抵抗増等の原因により、その厚紙がレジストロ
ーラまで確実に到達しない場合や、達したとしてもその
後の弛み湾曲を形成するに十分な搬送量を得られない等
の不都合が生じてくる。又、上記給紙ローラの回転駆動
量を決定する上記回転角を厚紙の給紙に適するように設
定した状態で更紙の給紙を行うと、搬送量が大きくな
り、そのためにレジストローラと給紙ローラとの間に形
成される上記の弛み湾曲が大きくなりすぎて用紙の先端
がレジストローラとの接触部より抜け出す等の不都合が
生じてくる。これらの不都合が結果的には搬送不良の原
因となる。
第6図に示すように、上記給紙ローラの回転駆動量を
決定する回転角は、前記電磁クラッチへの通電・非通電
を制御する給紙クラッチセンサ62と、給紙ローラに連動
する円板60のスリット61によって決定されている。そし
て、給紙ローラの回転角を定めるこのスリット61の巾
は、給紙すべき用紙の種類が更紙、普通紙、厚紙のすべ
てにおいて、該用紙がレジストローラに到達した後も更
に給紙ローラの回転駆動が継続されて十分な弛み湾曲を
作ることができるような巾に設定されていた。又は、使
用する用紙の種類に応じて、止めねじ及びスリット板よ
りなる調整手段63を調整してスリット61の巾をその都度
変え、上記の回転角を調整するようにしていた。前者の
ようなスリット巾の設定では使用する用紙に合わせてス
リット巾を変える必要はないが、それぞれの用紙の給紙
に合致したスリット巾をとりうることができないので頻
繁に給紙・搬送不良を引き起こす。また、後者のような
設定では給紙搬送は常に良好に行われるが、用紙を変え
るごとに円板60のスリット巾61を変える煩わしい作業が
必要となり、又その作業自体熟練を要するものである。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので用紙の種類
に係わらず確実な給紙搬送が可能な給紙装置を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の給紙装置は、積載された前記用紙の種類に関
するデータを入力する入力手段と、前記給紙台より前記
レジストローラに向けて搬送されてきた前記用紙の通過
を検出する用紙検出手段と、前記用紙検出手段での前記
用紙検出後の前記給紙ローラの駆動量を前記入力手段に
より入力された前記データにもとづいて制御する制御手
段とを設けたことを特徴としている。
また、本発明の給紙装置によれば、積載された前記用
紙の種類に関するデータを入力する入力手段と、前記給
紙台より前記レジストローラに向けて搬送されてきた前
記用紙の通過を検出する用紙検出手段と、前記入力手段
により入力された前記データにもとづいて前記用紙検出
手段での前記用紙検出後の前記給紙ローラの駆動量デー
タをセットする設定手段と、前記用紙検出手段による前
記用紙の検出後に前記設定手段により設定された前記給
紙ローラの前記駆動量データにもとづいて前記給紙ロー
ラの駆動量を制御する制御手段とによって構成すること
もできる。
[作 用] まず、入力手段によって用紙の種類に関するデータが
入力される。そして、このデータをもとに給紙ローラの
駆動量データが設定手段によってセットされる。
給紙ローラによって給紙台から搬送された用紙が検出
手段によってレジストローラに向けて通過したことが検
知されレジストローラに達したことを検知されると、前
記設定手段によって設定された駆動量データに基づい
て、用紙を搬送する給紙ローラを制御手段が制御する。
即ち、レジストローラに到達した後の用紙の駆動量が、
該用紙の種類に応じて適宜に制御される。
[実施例] 以下に添付の図を参照して本発明の一実施例について
詳細に説明する。
第1図乃至第3図は、本発明の給紙装置の一実施例を
示している。
給紙台には、その上部に複数枚の用紙Pが積層載置さ
れ、図示されていない駆動装置によってこの給紙台は、
第1図にて上下方向へ駆動されるようになっている。給
紙台1における用紙送り出し方向に見て最前部、即ち第
1図における給紙台1の右側には、前部障壁板2が立設
されており、該前部障壁板2は給紙台1上に載置された
用紙Pの前端縁の位置決めを行うようになっている。
前部障壁板2の上方にはゴム或いは、ゴム類似品によ
り形成された給紙ローラ3が設けられている。この給紙
ローラ3は支持軸4によって側板5,5間に回転自在に支
持されている。支持軸4は、その一端部が電磁クラッチ
6の従動側と接続されており、又電磁クラッチ6の駆動
側とは伝動ベルト7と駆動連結され、電磁クラッチ6に
通電された状態、つまりクラッチの従動側と駆動側が係
合状態にある時のみ第1図に見て反時計廻り方向Aへ回
転駆動されるようになっている。この回転駆動のタイミ
ングは、第3図に示すような給紙クラッチセンサ50によ
って制御されている。この給紙クラッチセンサ50は、一
部にスリット51aを有する円板51が、後述する給紙信号
の出力により回転駆動され、センサ52にてスリット51a
を検出すると電磁クラッチ6に通電が開始される。これ
により給紙ローラ3は電磁クラッチ6が係合状態にある
ときに第1図で見て反時計廻り方向Aへ回転駆動され
る。
一方、前部障壁板2の上端部には、給紙ローラ3に対
向して紙捌きパッドホルダ8が設けられている。紙捌き
パッドホルダ8は、ブラケット9によって給紙ローラ3
の径方向に対し移動自在に支持され、圧縮コイルバネ10
のバネ力により給紙ローラ3の外周面へ向けて付勢され
ている。紙捌きパッドホルダ8の上面、即ち給紙ローラ
3の外周面に対向する面部には紙捌きパッド11が取付け
られており、該紙捌きパッド11は、ゴム或いはゴム類似
品、又はコルク等の比較的摩擦係数が大きい材料により
形成され、給紙ローラ3の外周面に対向している。
次に、給紙ローラ3より用紙送り出し方向(矢線C)
に見て前方、即ち版胴25とこれに対応するプレスローラ
26とで構成された画像形成処理部側には下部案内板2aと
上部案内板12とにより給紙通路13が設けられている。こ
の給紙通路13は、給紙ローラ3より前記画像形成処理部
へ向けて延設されており、その終端近傍部には上下一対
のローラ14と15とから構成されるレジストローラ16が設
けられている。ローラ14と15との各々の外周面は互いに
接触し、ローラ14は図示されていない駆動装置により第
1図にて時計廻り方向Bへ間欠部に回転駆動されるよう
になっている。
上部案内板12は、給紙ローラ3とレジストローラ16と
の間に於て用紙Pに対して第1図に図示されているごと
くその搬送方向Cに弛み湾曲が生じることを許容すべく
上方へ弓なりに湾曲しており、給紙通路13はレジストロ
ーラ16の手前に於て第1図にて上下方向に広がってい
る。又、前記レジストローラ16を構成するローラ14と15
との接触部直前には、給紙台1から給紙搬送されてきた
用紙Pがレジストローラ16に向けて通過したことを検出
することによりレジストローラ16に到達したことを検出
するための検出手段としてのペーパーセンサ17が設けら
れている。
また、第4図に示すように、給紙装置の外部には、前
述した給紙台1に積載された用紙Pの種類を入力する入
力手段18が配設されている。この入力手段18は、印刷装
置、複写機等の画像形成処理装置に設けられている操作
パネルに使用する用紙の種類を入力するキー群に設けて
も良いし、又使用する給紙カセットのそれぞれに予め用
紙の種類を示すデータとなる指標を設けておき、装置に
装着した際に自動的にそれらのデータを入力できるよう
にしても良い。
次に上述の如く構成された給紙装置を制御する制御装
置について説明する。
この制御装置30は、第4図に示すように、設定手段と
してのカウントデータセット部19と、給紙ローラエンコ
ーダ20と、制御手段31とによって構成されている。
カウントデータセット部19は、前記入力手段18から入
力された用紙の種類に関するデータに基づいてカウント
部21へカウントデータをセットするようになっている。
給紙ローラエンコーダ20は等間隔に複数のスリットが
設けられた回転体とその回転体のスリットを検出するフ
ォトセンサとにより構成され、上記回転体の回転に伴い
フォトセンサにてスリットを検出してパルス信号Spを出
力するようになっている。
また、制御手段31は、カウント部21と給紙制御回路22
とに大別される。
カウント部21はペーパーセンサ17の信号Scがオンとな
ったときに給紙ローラエンコーダ20から出力されるパル
ス信号Spをカウントし、カウントデータセット部19によ
ってセットされたカウント数に達したらカウント終了信
号Sfを出力するようになっている。
給紙制御回路22は給紙本体側から出力される給紙信号
Saのオン信号の入力を条件として、給紙クラッチセンサ
50の信号Sbのオン信号により電磁クラッチ6へ通電を開
始し、またカウント部21から出力されるカウント終了信
号Sfを受けて電磁クラッチ6への通電を停止させるよう
になっている。
次に上述のように構成された給紙装置の動作を第1図
乃至第5図を参照して説明する。
まず、使用すべき用紙の種類(例えば更紙)を入力手
段18、つまり本発明の給紙装置が備えられた印刷機、複
写機等の操作パネルに設けられたキーの押下、又は予め
用紙の種類を示すデータとなる指標が付された給紙カセ
ットの本体装置への装着により入力する。
入力手段18から用紙の種類を示すデータが入力される
と、カウントデータセット部19は、そのデータに応じた
カウントデータ、つまり用紙がペーパーセンサ17へ到達
した後における給紙ローラ3の駆動量データを選択し、
カウント部21にセットする。その後、画像形成処理装置
本体の操作パネルにより印刷開始のキーが押下され、印
刷指令が出力されると装置を駆動するメインモータ(図
示せず)の駆動と同期して給紙ローラエンコーダ20及び
給紙クラッチセンサ50の円板51及び伝動ベルト7を介し
て電動クラッチ6の駆動側が回転駆動される。同時に給
紙制御回路22に、装置本体から給紙信号Sa(第5図
(1)参照)が供給される。そして給紙クラッチセンサ
50のセンサ52が回転する円板51のスリット部51aを検出
すると、この給紙クラッチセンサ50から出力される信号
Sbは、第5図(2)に示すようにオン状態となる。給紙
制御回路22は、給紙クラッチセンサ50から出力される信
号Sbがオン状態になると第5図(4)に示すように電磁
クラッチ6に通電を開始する。電磁クラッチ6への通電
が開始されると、電磁クラッチ6の駆動側の駆動力が従
動側に伝達され、給紙ローラ3が第1図中矢線A方向に
回転駆動される。この給紙ローラ3の回転にともなって
給紙台1上の最上位置の用紙Pがピックアップされ、レ
ジストローラ16へ向けて(矢線C方向)下部案内板2a上
に沿って給紙・搬送される。
尚、このときに給紙ローラ3と紙捌きパッド11との間
に複数枚の用紙が重なって進入したときには、その用紙
同士の摩擦抵抗と、用紙と紙捌きパッド11との摩擦抵抗
の相違によって給紙ローラ3の側、即ち最も上側の一枚
のみが引続きレジストローラ16へ向けて送られる。
給紙された用紙の先端がレジストローラ16のローラ14
と15の接触部乃至近傍に達するとペーパーセンサ17によ
ってその旨が検出され、信号Scがカウント部21に出力さ
れる。(第5図(3)を参照) この次にはまだローラ14が回転駆動されておらず停止
していることによって用紙Pの先端はこれ以上進むこと
を阻止されている。
カウント部21がペーパーセンサ17の信号Scを受ける
と、給紙ローラエンコーダ20から出力されるパルス信号
Spを取り入れ、カウントを開始する。カウント部21での
カウント数がカウントデータセット部19によりセットさ
れたカウントデータ(駆動量データ)に達すると、この
カウント部21から給紙制御回路22にカウント終了信号Sf
が出力される。この出力信号Sfを受けた給紙制御回路22
は、電磁クラッチ6を接続させていた信号Sdを停止させ
る。
つまり、給紙ローラ3は、用紙がレジストローラ16に
達した後も引続き第1図に見て反時計廻り方向Aへ回転
駆動され、これによって用紙Pはレジストローラ16と給
紙ローラ3との間に於て上部案内板12の湾曲部12aに案
内されつつ上方へ盛り上がった弛み湾曲を生じるように
なる。すなわち、給紙ローラ3の駆動量は、用紙の種類
に応じてセットされたデータに基づいて制御されるの
で、その用紙の給紙・搬送するに適した状態を常にとる
ことができる。
なお、カウント部21内のカウント数のクリアー(リセ
ット)は給紙クラッチセンサ50のオン信号により行われ
る。すなわち、給紙制御回路22へオン信号を供給すると
同時にカウント部21へも同時にオン信号を供給し、この
オン信号に基づいてカウント数のリセットを行うように
なっている。
上記実施例では、更紙を給紙する例について述べた
が、普通紙や厚紙等を給紙する場合は、入力手段18によ
って給紙する用紙の種類を選択し、入力すればよい。そ
の後、前述したように、入力手段18からこの用紙の種類
を示すデータが入力され、カウントデータセット部19
が、そのデータに応じたカウントデータ、つまり用紙が
ペーパーセンサ17へ到達した後の給紙ローラ3の駆動量
データを選択し、カウント部21にセットする。ここで、
カウントデータセット部19にセットされるペーパーセン
サ17に用紙が到達した後の給紙ローラ3の駆動量は、更
紙給紙の場合の駆動量Ta、普通紙給紙の場合の駆動量を
Tb、厚紙給紙の場合の駆動量をTcとすると、それらの関
係がTa<Tb<Tcとなるように設定してある。又、第3図
に示すクラッチセンサ50の円板51のスリット巾に対応す
る給紙ローラ3の駆動量Tと上記各用紙の駆動量Ta,Tb,
Tcとの関係は、Ta<Tb<Tc<Tとなる如く設定されてい
る。給紙制御回路22より出力されて電磁クラッチ6をオ
ンとする信号Sdを、更紙の場合をSd−1、普通紙の場合
をSd−2、厚紙の場合をSd−3として各用紙の駆動量T
a,Tb,Tcと共にタイミングチャート上に表わすと、第5
図(4),(5),(6)のようになる。
尚、上記実施例においては、カウントデータセット部
19によりカウント部21にセットされるカウントデータ
は、用紙の種類により常に一定の値となっている。しか
しながら、任意に設定される印刷スピードに応じ、設定
されるカウントデータを変えることにより、前記実施例
よりも更に確実な給紙・搬送が行えるようにすることも
できる。つまり、設定される印刷スピードが高速である
と、それに同期して回転駆動される給紙ローラ3も高速
駆動されるので、給紙クラッチ6への通電が停止されて
も上記給紙ローラ3は慣性力によりすぐには停止でき
ず、所定量回転することになる。従って、その結果とし
て、設定した駆動量よりも多い駆動量が上記給紙ローラ
3に与えられることになる。この慣性力による給紙ロー
ラ3の余分な駆動量は、印刷スピードが高速になるにつ
れて大きくなり、給紙ローラ3とレジストローラ16との
間で形成される弛み湾曲を必要以上に大きくして用紙の
抜けを頻繁に生じさせる原因となる。この点に注目し
て、印刷スピードによって停止時に発生する慣性力で給
紙ローラ3が回転駆動される量を予め測定しておき、そ
の駆動量を対応するカウントデータに置き換え、その値
を基準となる印刷スピード時のカウントデータより差し
引いた値からなるカウントデータを設定するようにすれ
ばよい。つまり、設定された印刷スピード及び用紙の種
類に応じたカウントデータを設定することにより、更に
確実な給紙・搬送が可能となる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明による給紙装置は、操作
パネルや給紙カセット等の入力手段により給紙すべき用
紙の種類に関するデータを入力すると、用紙が用紙検出
手段に到達した後の給紙ローラ駆動量がそのデータに応
じて設定され、その時間(駆動量)に応じた給紙ローラ
の回転駆動が行われるので、いかなる種類の用紙を給紙
しても、用紙の先端がレジストローラに接触した時の位
置と接触圧が用紙の種類に係わらず一定となり、確実な
給紙搬送が行える。又、上記構成においては、レジスト
ローラに向かって給紙される用紙の先端を用紙検出手段
にて検出し、その後の給紙ローラの駆動を制御手段で行
っているので、レジストローラ駆動後の印刷処理によっ
て得られる画像の用紙に対する印刷位置は常に一定のも
のとなる。さらに、本発明によれば、給紙台に積載する
用紙の種類に関するデータを予め入力し、この予め入力
したデータに応じて用紙が用紙検出手段に到達した後の
給紙ローラ駆動量を設定するので、給紙ローラ駆動量が
積載された用紙の種類に応じて予め一義的に定まり、大
量の用紙をその種類に応じて能率良く給紙させることが
できる。即ち本発明の給紙装置によれば、用紙に対する
印刷画像の天地乱調を有効且つ能率的に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による給紙装置の一実施例を示す側断面
図、第2図は同実施例による給紙装置の平面図、第3図
は給紙クラッチセンサの側面図、第4図は制御装置のブ
ロック図、第5図はタイミングチャート図、第6図は従
来技術における給紙クラッチセンサの側面図である。 1……給紙台、3……給紙ローラ、16……レジストロー
ラ、17……検出手段(ペーパーセンサ)、18……入力手
段、19……設定手段(カウントデータセット部)、31…
…制御手段、P……用紙。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給紙台上に積載された複数枚の用紙を回転
    駆動される給紙ローラにより一枚ずつ取出してレジスト
    ローラへ搬送し、該用紙を前記レジストローラにより所
    定の時期に画像形成処理部へ搬送する給紙装置におい
    て、 積載された前記用紙の種類に関するデータを入力する入
    力手段と、前記給紙台より前記レジストローラに向けて
    搬送されてきた前記用紙の通過を検出する用紙検出手段
    と、前記用紙検出手段での前記用紙検出後の前記給紙ロ
    ーラの駆動量を前記入力手段により入力された前記デー
    タにもとづいて制御する制御手段とを設けたことを特徴
    とする給紙装置。
  2. 【請求項2】給紙台上に積載された複数枚の用紙を回転
    駆動される給紙ローラにより一枚ずつ取出してレジスト
    ローラへ搬送し、該用紙を前記レジストローラにより所
    定の時期に画像形成処理部へ搬送する給紙装置におい
    て、 積載された前記用紙の種類に関するデータを入力する入
    力手段と、前記給紙台より前記レジストローラに向けて
    搬送されてきた前記用紙の通過を検出する用紙検出手段
    と、前記入力手段により入力された前記データにもとづ
    いて前記用紙検出手段での前記用紙検出後の前記給紙ロ
    ーラの駆動量データをセットする設定手段と、前記用紙
    検出手段による前記用紙の検出後に前記設定手段により
    設定された前記給紙ローラの前記駆動量データにもとづ
    いて前記給紙ローラの駆動量を制御する制御手段とを設
    けたことを特徴とする給紙装置。
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