JP4068734B2 - 排紙台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排紙台に関し、詳しくは、積載するシートの揃えを良くするための構成をサイドフェンスに有する排紙台に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、孔版印刷装置、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置は、画像形成装置本体から排出されるシートを積載する排紙台を有している。排紙台は、積載するシートの揃えを良くする必要があり、そのためには排出され排紙台に落下してくるシートを、排出方向からみて下に突のU字状にすることが効果的であることが知られている。画像形成装置本体から排出され排紙台に落下してくるシートを、排出方向からみて下に凸のU字状にするため、落下しているシートの側縁に当接する部材をサイドフェンスに設けた構成が、特開平6−329327号公報において開示されている。同公報において開示された、サイドフェンスに設けられた部材は、シートの重さにより回動しシートの搬送路から退避する機能を有する可動部材である。
【0003】
また画像形成装置本体から排出されるシートがすでに積載されている排紙台上のシートを擦ることにより、排紙台上のシートの形成画像を乱したり排出されるシートの先端が汚れたりシートの揃えを乱したりすることを防止するため、特開平5−124765号公報において、排紙台上のシートと排出されるシートとの間に空気を送り込む構成が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし特開平6−329327号公報において開示されている可動部材を有していると、少数枚の薄いシートに画像を形成した場合、シートを排紙台から取り出す際に、シートが同部材に当たって傷ついてしまったり、シートはその大きさ、厚さによって重さが異なるにもかかわらず同部材の回転モーメントが一定であるために、同部材が回動せずシートが落下不良となり不揃えになってしまったり、同部材を上下方向に複数設けた場合には各部材間を落下している途中でシートが上に凸のU字状になったりする等の不具合がある。また特開平5−124765号公報において開示されている空気を送り込む構成は、落下中のシートを下に凸のU字状とするものではない。
【0005】
本発明は、可動部材のような固体の部材を用いないことで、上述の不具合を解決し、落下してくるシートを排出方向からみて下に凸のU字状にして、シートの揃えを向上させる排紙台を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、画像形成装置本体から排出されるシートを積載する排紙台であって、シートの端縁を規制するサイドフェンスを有する排紙台において、上記サイドフェンスはそれぞれ、排出されてくるシートの側縁に向けて上方に空気を吹き出すための上向きの孔を、シートの排出方向に複数有し、上記排出方向の上流側の孔を下流側の孔よりも高い位置に設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項記載の発明は、請求項記載の排紙台において、上記孔に空気を送る空気送り手段を有することを特徴とする。
【0009】
請求項記載の発明は、請求項記載の排紙台において、上記空気送り手段による空気の送り量を、シートの種類に応じて異ならせることを特徴とする。
【0010】
請求項記載の発明は、請求項2又は3記載の排紙台において、上記空気送り手段がファンであることを特徴とする。
【0011】
請求項記載の発明は、請求項2ないし4の何れか1つに記載の排紙台において、上記空気送り手段を、上記サイドフェンスの外側又は排紙台の下方に有することを特徴とする。
【0014】
請求項記載の発明は、請求項1ないし5の何れか1つに記載の排紙台において、上記複数の孔の一部又は全部を開閉する開閉手段を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6の何れか1つに記載の排紙台を有する画像形成装置にある。
【0015】
【実施例】
図1に本発明を適用した排紙台を有する画像形成装置としての孔版印刷装置の全体構成を示す。孔版印刷装置1は、周知の感熱デジタル製版一体型孔版印刷装置の構造であり、製版済みのマスタ2を外周面に巻き付ける版胴3と、版胴3の右方上側に配置されマスタ2を製版する製版装置4と、版胴3の左方上側に配置され使用済みのマスタ2を版胴3から剥ぎ取り排版する排版装置5と、製版装置4の下方に配置され給紙トレイ6上に積載されたシートとしての印刷用紙7を給送する給紙装置8と、給紙装置8側から給送されてきた印刷用紙7を所定のタイミングで版胴3に搬送するレジストローラ9と、版胴3の下方に配置され給送されてくる印刷用紙7を版胴3上の製版済みのマスタ2に押し付けることにより印刷を行う印圧装置10と、版胴3、製版装置4、排版装置5の上方に位置し原稿11の画像を読み取るための原稿読取装置12と、孔版印刷装置1の左方に配置され印圧装置10で印刷された印刷済みの印刷用紙7を版胴3から剥ぎ取るためのエアナイフ13及び排紙爪14と、剥ぎ取られた印刷用紙7を搬送する排紙部15と、排紙部15によって搬送され孔版印刷装置1本体から排出される印刷用紙7を積載する排紙台16と、孔版印刷装置1を操作し印刷を行うための図8に示す操作パネル41とから主に構成されている。
【0016】
版胴3は、周知の多孔性円筒状をなし、ドラム軸17の周りに回動自在に支持されている。版胴3は、図示しないメインモータにより回転される。版胴3外周部の一母線上には、マスタ2の先端部をクランプする開閉自在なクランパ18が設けられている。版胴3の内部には、版胴3の内周面から外周面に向けてインクを供給するためのインク供給手段19が配設されている。マスタ2としては、ポリエステル等の熱可塑性樹脂フィルムに多孔質の支持体として和紙等を貼り合わせたものが用いられているが、これに限らず、非常に薄い実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるものを用いることも可能である。
【0017】
先ず、オペレータが、原稿読取装置12の図示しない原稿受け台に印刷すべき原稿11をセットし、製版を起動させるための操作パネル41上のスタートキー43を押下すると、排版工程が版胴5において同様に実行される。版胴3が図中時計回り方向を示す矢印a方向と反対の反時計回り方向に回転し、版胴3の外周面に巻装されていた使用済みのマスタ2が版胴3の外周面から漸次剥され搬送されつつ排版装置5の排版ボックス20内へ排出されることにより排版工程が終了する。
【0018】
排版工程と並行して、原稿読取部12が作動して原稿読み取りが行われる。この原稿読み取りに係る詳細な構成及び動作は、例えば公知の「縮小式の原稿読取方式」で行われるようになっており、原稿読み取りされた画像は最終的にCCD(電荷結合素子)等の光電変換素子からなる画像センサにより光電変換される。画像センサにより光電変換され電気信号は、図示しないアナログ/デジタル(A/D)変換基板に送信されることによりデジタル画像信号に変換される。
【0019】
原稿読み取り動作と並行して、デジタル信号化された画像信号に基づき、製版装置4において製版・給版工程が行われる。サーマルヘッド21に押し付けられているプラテンローラ22の回転により、マスタ2がマスタロール23から引き出され、マスタ搬送路の下流側に搬送される。このように搬送されるマスタ2に対して、サーマルヘッド21の主走査方向に一列に配列された多数の微小な発熱素子が、上記A/D変換基板およびその後の製版制御基板(図示せず)で各種処理を施されて送られてくるデジタル画像信号に応じて各々選択的に発熱し、発熱した発熱素子に接触しているマスタ2の熱可塑性樹脂フィルムが溶融穿孔される。このようにして、画像情報に応じたマスタ2の位置選択的な溶融穿孔により、画像情報が穿孔パターンとして書き込まれる。
【0020】
画像情報が書き込まれて製版された製版済みのマスタ2の先端は、送り出しローラ対24の回転により版胴3の外周部側へ向かって送り出され、図示の給版位置状態にある版胴3の拡開したクランパ18へ向かって移動する。このとき版胴3は、排版工程により使用済みのマスタ2を既に除去されている。製版済みのマスタ2の先端部が、一定のタイミングでクランパ18によりクランプされると、版胴3は図中矢印a方向に回転しつつ外周面に製版済みのマスタ2を徐々に巻き付けていく。製版済みのマスタ2の後端部は、製版完了後に製版装置4に配設されている切断手段25の作動により一定の長さに切断されて、マスタ2が版胴3の外周面に完全に巻装されると、いわゆる給版工程が終了する。
【0021】
このようにして製版済みのマスタ2が版胴3の外周面にそれぞれ巻装されると製版・給版工程が終了し、印刷工程が開始される。給紙トレイ6上に積載された最上位の印刷用紙7を呼び出しコロ26に接触するまで給紙トレイ6を図示しない周知の手段により上昇させておく。呼び出しコロ26に接触している最上位の印刷用紙7が、呼び出しコロ26の回転動作により搬送されると共に、分離コロ対27により1枚に分離され、レジストローラ9に向けて給送される。このとき、搬送された印刷用紙7の先端は、レジストローラ9のニップ部直前部位に当接し、撓んだ状態で停止している。
【0022】
版胴3は、印刷動作が始まると印刷の回転速度で回転され始める。版胴3の内周側では、インク供給ディストリビュータ(図示せず)からインク供給手段としてのインクローラ28とドクタローラ29との間に形成されたインク溜り30にインクが供給され、そのインクはインクローラ28とドクタローラ29とが回転することによって混練され伸ばされると共に、インクローラ28の外周面に均一に付着するようになる。インクの残量は、インク検知手段(例えば特開平5−229243号公報の図2参照)によって検知され、インクが少なくなったときには上記インク供給ディストリビュータから補給される。こうして版胴3の回転方向と同一方向に、かつ、版胴3の回転速度と同期して回転しながら内周面に転接するインクローラ28により、インクが版胴3の内周側に供給される。
【0023】
印圧装置10は、インクローラ28、プレスローラ31、図示しないプレスローラブラケット、図示しないバネからなるプレスローラテンションおよび図示しないプレスローラカムによって主に構成されている。プレスローラ31は、レジストローラ9によって所定のタイミングで給送されてきた印刷用紙7を版胴3に押し付けて印刷画像を印刷用紙7上に形成する押圧手段としての機能を有する。プレスローラ31は、プレスローラブラケットの一方の揺動端において回転自在に支持されていて、プレスローラテンションおよびプレスローラカムからなる周知の機構により版胴3の外周面に接離自在に設けられている。
【0024】
印刷用紙7が、レジストローラ9により版胴3の回転と同期した所定のタイミングで版胴3と、プレスローラ31との間すなわち印刷部32に給送されてくると、これに同期して版胴3の外周面側方に離間していたプレスローラ31が揺動されることにより、版胴3の外周面に巻装されている製版済みのマスタ2に押し付けられる。これにより、版胴3の多孔部から滲み出たインクの粘性による付着力によって、製版済みのマスタ2が版胴3の外周面上に密着すると同時に、さらに製版済みのマスタ2の穿孔パターン部からインクが滲み出し、この滲み出たインクが印刷用紙7の表面に転移されて、所望の印刷画像が形成される。
【0025】
印刷画像が形成された印刷用紙7は、その先端が排紙部15近傍の所までくると、エアナイフ13及び排紙爪14によって版胴3から分離・剥離される。分離・剥離された印刷済みの印刷用紙7は、排紙部15によって搬送され、排紙台16に向けて飛翔する。このようにしていわゆる「版付け」、あるいは「試し刷り」が終了する。次に、操作パネル41上のテンキー42で印刷枚数を設定し、再度スタートキー43を押下すると上記試し刷りと同様の工程で、給紙、印刷および排紙の各工程が設定した印刷枚数分繰り返して行なわれ、孔版印刷の全工程が終了する。
【0026】
図2に示すように、排紙台16は、印刷用紙7を積載する底板33と、底板33に対し印刷用紙の幅に応じて摺動可能に取り付けられた印刷用紙7の端縁を規制する一対のサイドフェンス34と、印刷用紙7の前端を規制するエンドプレート35とを有している。サイドフェンス34はそれぞれ、排出されてくる印刷用紙7の側縁に向けて上方に空気を吹き出すための上向きの孔36を有している。孔36はそれぞれのサイドフェンス36に、矢印bで示す印刷用紙7の排出方向に複数、具体的には3列形成されており、排出方向上流側の列をなす孔36を下流側の列をなす孔36よりもhだけ高い位置に設けている。底板33の底面は、鉛直方向をなす孔版印刷装置1の側縁に対し、鋭角θをなしている。
【0027】
図3に示すように、最上位の孔36’は排紙部15の用紙搬送面よりもYだけ下方に位置しておりこの孔36’が印刷用紙7の側縁に最初に空気を当てるようになっている。図3、図4に示すように、サイドフェンス34の外側には、孔36を覆うカバー37がサイドフェンス34と一体に形成されており(図1、2においては省略)、サイドフェンス34との間で図4にのみ示す密閉された空間38を形成している。図4に示すように、孔36は上向きであり、落下してくる印刷用紙7の側縁に下方から空気が当たるようになっている。
【0028】
図5に示すように、底板33の下面には空気送り手段としてのファン38が固定されており、ファン38によって発生した空気流は分岐装置39によりパイプ40、40に分流され、空間38に流入し、孔36から吹き出すようになっている。図6に示すように、ファン38はサイドフェンスの外側に設けても良く、空気送り手段にはポンプを用いてもよい。
【0029】
図7に示すように、ファン38による空気の送り量は印刷用紙7の厚さに応じて可変である。印刷用紙7の厚さが大きいほどファン38の駆動力の強さを強くして空気流の強さを大きく、すなわち風速を大きくし、空気の送り量を多くしている。但し、印刷用紙7の厚さが100g/m2以上の厚紙である場合には、自重が大きく良好に排出、積載されるため、印刷用紙7を下に凸のU字状にする必要がないので、ファン38を停止する。風速は、孔の径が6mmの場合におけるものを示している。本実施例においては、印刷用紙7の種類として、厚さを空気の送り量のパラメータとしているが、印刷用紙7の大きさをパラメータとしてもよいし、シートとしてOHPシートを使用する場合など、その材質をパラメータとすることもできるし、これらを適宜組み合わせてパラメータとしてもよい。
【0030】
空気送り量を決定するパラメータとして印刷用紙7の厚さを用いる場合には、印刷用紙7の厚さに関する情報として、操作パネル41において用紙選択を行う図8に示す用紙選択キー44による情報を用いることができる。用紙選択キー44は給紙トレイ6に載置された最上位の印刷用紙7への呼出しコロ26の当接圧いわゆる給紙圧を設定するものであるが、用紙選択キー44による入力データを、空気送り量を決定するパラメータとしても使用する。
【0031】
具体的には、図10に示すように、用紙選択キー44からの入力を制御手段としてのCPU45がパルス発生装置46によるDCモータであるファンモータ47の駆動を電気的に制御する。ファン38の強さを強くする場合には、パルスの発生時間tを長し、弱くする場合には、tを短くする。用紙選択キー44による用紙選択は、スタートキー43の押下に先立って行うものである。
【0032】
本実施例における排紙台16は以上のような構成であるから、用紙選択キー44による用紙選択後、スタートキー43が押下されると、上述のように排版、製版、印刷が開始され、これと同時に、印刷用紙7が厚紙である場合を除き、ファン38が駆動される。ファン38による空気の送り量は、用紙選択キー44による用紙選択によって決定され、印刷用紙7が厚紙である場合を除き、孔版印刷装置1本体側から飛翔してきた印刷用紙7の側縁に適当な量の空気を送り、図5に示すように、かりに孔版印刷装置1本体側から飛翔してきた印刷用紙7が上に凸のU字状をなしていても、印刷用紙7の両側縁に吹き付けられる空気によって、落下中において、印刷用紙7を下に凸のU字状とする。
【0033】
図2等に示すように、孔36は、排出方向下流側の列の方が低い位置にあるので、印刷用紙7は、その先端が水平面に対して下方に位置する斜めの状態で滑降していき、エンドプレート35に当接する。エンドプレート35に当接した印刷用紙7は、下に凸のU字状をたもったままエンドプレート35に沿って落下し、整然と底板33上に積載される。所望の枚数の印刷が行われた後、最後の印刷用紙7が排紙台16上に積載されるために必要な時間が経過すると、ファン38は停止する。
【0034】
図11、図12に本発明を適用した排紙台の他の実施例を示す。本実施例は孔36が2列形成されていること、それぞれの列の孔を開閉するための開閉手段としてのシャッタ48、49を有していることのみ上述の実施例と異なるので上述の実施例と同様の構成については同一の符号を付するに留める。シャッタ48、49はそれぞれ、孔36に対応した位置にその径方向に形成された貫通孔48a、49aを有する円柱状の部材であり、図示しない電動の駆動手段により矢印c方向に回転駆動される。シャッタ48、49はそれぞれ独立に回転駆動され、貫通孔48a、49aが孔36に連通したときにのみ孔36からの空気の吹き出しを可能にする。印刷用紙7のサイズが小さいとき等においては、孔36からの空気の吹き出しが、印刷用紙7がエンドプレート35に沿って落下することの妨げとなる場合があるが、シャッタ48、49を選択的に回転駆動し、空気の吹き出しの有無を列単位で制御することにより、不要な空気吹き出し口を閉鎖して印刷用紙7の落下形態を制御して良好に落下させることができる。
【0035】
以上実施例を説明したが、孔版印刷装置1を構成する上記各装置等の構成およびその配置状態は、あくまでもその一例を示したものであり、他の周知の装置および種々の配置状態をもって構成してもよいことはいうまでもない。例えば、孔版印刷装置1は、上記したような感熱デジタル製版一体型孔版印刷装置を構成するものに限らず、例えば装置本体と別体に配設された製版給版装置あるいは排版装置によってマスタを製版し給版したり、あるいは排版したりしてもよく、製版装置4および排版装置5を上記装置本体に必ずしも具備していなくてもよい。また、製版するためのデータは、上記したように原稿読取装置で読み取ったデータでも、あるいはコンピュータ等で作成されたデータであってもよい。
【0036】
また、版胴の数が2つ以上の複胴式としてフルカラー印刷を含む多色印刷を行うこともできるし、押圧手段としては、本実施例ではプレスローラを用いたものを示したが、例えば特開平9−104158号号公報に記載の圧胴を用いても良い。排紙台を具備する画像形成装置としては、孔版印刷装置に限らず、周知のプリンター、複写機、ファクシミリ等が挙げられる。
【0037】
孔は1列以上、1列に1つ以上設けられればよいものである。開閉手段は円柱状でなく、板状であっても良く、板状の場合はこれを変位することにより孔の開閉を行うことができる。1列に孔が複数ある場合であっても、開閉手段により一部の孔のみを塞ぐようにしてもよい。孔が複数の列をなすように形成されている場合でも、開閉手段を一部の列のみに対応して設けてもよい。開閉手段による孔の開閉は、印刷用紙のサイズでなく、厚さや材質によって決定してもよい。開閉手段は電動でなく手動でもよい。
【0038】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、画像形成装置本体から排出されるシートを積載する排紙台であって、シートの端縁を規制するサイドフェンスを有する排紙台において、上記サイドフェンスはそれぞれ、排出されてくるシートの側縁に向けて上方に空気を吹き出すための上向きの孔を、シートの排出方向に複数有し、上記排出方向の上流側の孔を下流側の孔よりも高い位置に設けたので、空気が孔から上方に吹き出され、シートの側縁に所定の長さにわたって空気が吹き付けられ、シートを全体的に下に凸のU字状とすることができるとともにシートをかかる形状とする際に傷つけることがなく、またシートを下に凸のU字状としつつその先端が水平面に対して下方に位置する斜めの状態で安定して落下させることができ、揃えを良くして整然と積載することができ、さらに積載されたシートの取り出し時にシートを傷つけることがない排紙台を提供することができる。
【0040】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の排紙台において、上記孔に空気を送る空気送り手段を有するので、空気送り手段の一体化が可能な排紙台を提供することができる。
【0041】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の排紙台において、上記空気送り手段による空気の送り量を、シートの種類に応じて異ならせるので、上述の可動部材のような回転モーメントが一定である場合のシートの落下不良を防止して、シートの厚さ、大きさ、材質に応じて空気の送り量を設定でき、シートを確実に下に凸のU字状とすることができる。また、下に凸の状態で落下させずとも良好に積載できる厚紙等のシートである場合には空気の送り量をゼロにして空気流を発生させるためのエネルギーを節約でき空気の吹き出し音や空気送り手段の稼働音を低減できるとともに、過剰の空気によりシートの落下が不安定になることを防止できる。これにより、最小の消費エネルギーでシートを安定して落下させることができ、揃えを良くして整然と積載することができる、騒音を抑制した排紙台を提供することができる。
【0042】
請求項記載の発明によれば、請求項2又は3記載の排紙台において、上記空気送り手段がファンであるので、比較的容易に所望の量の空気流を発生させることができるため、シートを安定して落下させることができ、揃えを良くして整然と積載することができる、比較的簡単な構成で安価の排紙台を提供することができる。
【0043】
請求項記載の発明によれば、請求項2ないし4の何れか1つに記載の排紙台において、上記空気送り手段を、上記サイドフェンスの外側又は排紙台の下方に有するので、空気送り手段の設置、メンテナンスを比較的容易に行うことができるとともに、設置スペースが節約できる排紙台を提供することができる。
【0046】
請求項記載の発明によれば、請求項1ないし5の何れか1つに記載の排紙台において、上記複数の孔の一部又は全部を開閉する開閉手段を有するので、シートのサイズが小さいとき等における、孔からの空気の吹き出しがシートの落下の妨げとなることを防止し、空気の吹き出しの有無を部分的あるいは全体的に制御することにより、不要な空気吹き出し口を閉鎖してシートの落下形態を制御し、シートを良好に落下させることができるから、シートの落下が不安定になることを防止し、安定して落下させることができ、揃えを良くして整然と積載することができる排紙台を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された排紙台及びこれを有する画像形成装置としての孔版印刷装置の概要を示す図である。
【図2】図1に示した排紙台の詳細を示す側面図である。
【図3】図1に示した排紙台の詳細を示す斜視図である。
【図4】孔の形成態様及び空気の流れを示す断面図である。
【図5】空気送り手段及びシートの落下態様を示す概略正面図である。
【図6】排紙台の詳細を示す正面図である。
【図7】空気送り手段による空気の送り料をシートの種類によって異ならせる態様を示す相関図である。
【図8】図1に示した孔版印刷装置の操作パネルを示す概略図である。
【図9】図8に示した用紙選択キー44の詳細を示す概略図である。
【図10】空気送り手段による空気の送り量の制御の態様を示す概念図である。
【図11】開閉手段を示す平断面図である。
【図12】開閉手段を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
7 シート
16 排紙台
34 サイドフェンス
36 孔
38 空気送り手段としてのファン
48、49 開閉手段

Claims (7)

  1. 画像形成装置本体から排出されるシートを積載する排紙台であって、シートの端縁を規制するサイドフェンスを有する排紙台において、
    上記サイドフェンスはそれぞれ、排出されてくるシートの側縁に向けて上方に空気を吹き出すための上向きの孔を、シートの排出方向に複数有し、上記排出方向の上流側の孔を下流側の孔よりも高い位置に設けたことを特徴とする排紙台。
  2. 請求項1記載の排紙台において、上記孔に空気を送る空気送り手段を有することを特徴とする排紙台。
  3. 請求項2記載の排紙台において、上記空気送り手段による空気の送り量を、シートの種類に応じて異ならせることを特徴とする排紙台。
  4. 請求項2又は3記載の排紙台において、上記空気送り手段がファンであることを特徴とする排紙台。
  5. 請求項2ないし4の何れか1つに記載の排紙台において、上記空気送り手段を、上記サイドフェンスの外側又は排紙台の下方に有することを特徴とする排紙台。
  6. 請求項1ないし5の何れか1つに記載の排紙台において、上記複数の孔の一部又は全部を開閉する開閉手段を有することを特徴とする排紙台。
  7. 請求項1ないし6の何れか1つに記載の排紙台を有する画像形成装置
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