JP2000153948A - 排紙台 - Google Patents

排紙台

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JP2000153948A
JP2000153948A JP10329539A JP32953998A JP2000153948A JP 2000153948 A JP2000153948 A JP 2000153948A JP 10329539 A JP10329539 A JP 10329539A JP 32953998 A JP32953998 A JP 32953998A JP 2000153948 A JP2000153948 A JP 2000153948A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】固体の部材を用いず、落下してくるシートを排
出方向からみて下に凸のU字状にして、シートの揃えを
向上させる排紙台を提供すること。 【解決手段】画像形成装置1本体から排出されるシート
7を積載する排紙台16であって、シート7の端縁を規
制するサイドフェンス34を有し、サイドフェンス34
はそれぞれ、排出されてくるシート7の側縁に向けて空
気を吹き出すための上向きの孔36を有する排紙台1
6。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排紙台に関し、詳
しくは、積載するシートの揃えを良くするための構成を
サイドフェンスに有する排紙台に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、孔版印刷装置、プリンタ、複
写機、ファクシミリ等の画像形成装置は、画像形成装置
本体から排出されるシートを積載する排紙台を有してい
る。排紙台は、積載するシートの揃えを良くする必要が
あり、そのためには排出され排紙台に落下してくるシー
トを、排出方向からみて下に突のU字状にすることが効
果的であることが知られている。画像形成装置本体から
排出され排紙台に落下してくるシートを、排出方向から
みて下に凸のU字状にするため、落下しているシートの
側縁に当接する部材をサイドフェンスに設けた構成が、
特開平6−329327号公報において開示されてい
る。同公報において開示された、サイドフェンスに設け
られた部材は、シートの重さにより回動しシートの搬送
路から退避する機能を有する可動部材である。
【0003】また画像形成装置本体から排出されるシー
トがすでに積載されている排紙台上のシートを擦ること
により、排紙台上のシートの形成画像を乱したり排出さ
れるシートの先端が汚れたりシートの揃えを乱したりす
ることを防止するため、特開平5−124765号公報
において、排紙台上のシートと排出されるシートとの間
に空気を送り込む構成が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし特開平6−32
9327号公報において開示されている可動部材を有し
ていると、少数枚の薄いシートに画像を形成した場合、
シートを排紙台から取り出す際に、シートが同部材に当
たって傷ついてしまったり、シートはその大きさ、厚さ
によって重さが異なるにもかかわらず同部材の回転モー
メントが一定であるために、同部材が回動せずシートが
落下不良となり不揃えになってしまったり、同部材を上
下方向に複数設けた場合には各部材間を落下している途
中でシートが上に凸のU字状になったりする等の不具合
がある。また特開平5−124765号公報において開
示されている空気を送り込む構成は、落下中のシートを
下に凸のU字状とするものではない。
【0005】本発明は、可動部材のような固体の部材を
用いないことで、上述の不具合を解決し、落下してくる
シートを排出方向からみて下に凸のU字状にして、シー
トの揃えを向上させる排紙台を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、画像形成装置本体から排出
されるシートを積載する排紙台であって、シートの端縁
を規制するサイドフェンスを有する排紙台において、排
出されてくるシートの側縁に向けて上方に空気を吹き出
すことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の排
紙台において、上記サイドフェンスはそれぞれ、上記側
縁に向けて上方に空気を吹き出すための上向きの孔を有
することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載の排
紙台において、上記孔に空気を送る空気送り手段を有す
ることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項3記載の排
紙台において、上記空気送り手段による空気の送り量
を、シートの種類に応じて異ならせることを特徴とす
る。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項3又は4記
載の排紙台において、上記空気送り手段がファンである
ことを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項3ないし5
の何れか1つに記載の排紙台において、上記空気送り手
段を、上記サイドフェンスの外側又は排紙台の下方に有
することを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項2ないし6
の何れか1つに記載の排紙台において、上記孔を複数有
することを特徴とする。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項7記載の排
紙台において、上記孔を上記排出方向に複数有し、上記
排出方向の上流側の孔を下流側の孔よりも高い位置に設
けたことを特徴とする。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項7又は8記
載の排紙台において、上記複数の孔の一部又は全部を開
閉する開閉手段を有することを特徴とする。
【0015】
【実施例】図1に本発明を適用した排紙台を有する画像
形成装置としての孔版印刷装置の全体構成を示す。孔版
印刷装置1は、周知の感熱デジタル製版一体型孔版印刷
装置の構造であり、製版済みのマスタ2を外周面に巻き
付ける版胴3と、版胴3の右方上側に配置されマスタ2
を製版する製版装置4と、版胴3の左方上側に配置され
使用済みのマスタ2を版胴3から剥ぎ取り排版する排版
装置5と、製版装置4の下方に配置され給紙トレイ6上
に積載されたシートとしての印刷用紙7を給送する給紙
装置8と、給紙装置8側から給送されてきた印刷用紙7
を所定のタイミングで版胴3に搬送するレジストローラ
9と、版胴3の下方に配置され給送されてくる印刷用紙
7を版胴3上の製版済みのマスタ2に押し付けることに
より印刷を行う印圧装置10と、版胴3、製版装置4、
排版装置5の上方に位置し原稿11の画像を読み取るた
めの原稿読取装置12と、孔版印刷装置1の左方に配置
され印圧装置10で印刷された印刷済みの印刷用紙7を
版胴3から剥ぎ取るためのエアナイフ13及び排紙爪1
4と、剥ぎ取られた印刷用紙7を搬送する排紙部15
と、排紙部15によって搬送され孔版印刷装置1本体か
ら排出される印刷用紙7を積載する排紙台16と、孔版
印刷装置1を操作し印刷を行うための図8に示す操作パ
ネル41とから主に構成されている。
【0016】版胴3は、周知の多孔性円筒状をなし、ド
ラム軸17の周りに回動自在に支持されている。版胴3
は、図示しないメインモータにより回転される。版胴3
外周部の一母線上には、マスタ2の先端部をクランプす
る開閉自在なクランパ18が設けられている。版胴3の
内部には、版胴3の内周面から外周面に向けてインクを
供給するためのインク供給手段19が配設されている。
マスタ2としては、ポリエステル等の熱可塑性樹脂フィ
ルムに多孔質の支持体として和紙等を貼り合わせたもの
が用いられているが、これに限らず、非常に薄い実質的
に熱可塑性樹脂フィルムのみからなるものを用いること
も可能である。
【0017】先ず、オペレータが、原稿読取装置12の
図示しない原稿受け台に印刷すべき原稿11をセット
し、製版を起動させるための操作パネル41上のスター
トキー43を押下すると、排版工程が版胴5において同
様に実行される。版胴3が図中時計回り方向を示す矢印
a方向と反対の反時計回り方向に回転し、版胴3の外周
面に巻装されていた使用済みのマスタ2が版胴3の外周
面から漸次剥され搬送されつつ排版装置5の排版ボック
ス20内へ排出されることにより排版工程が終了する。
【0018】排版工程と並行して、原稿読取部12が作
動して原稿読み取りが行われる。この原稿読み取りに係
る詳細な構成及び動作は、例えば公知の「縮小式の原稿
読取方式」で行われるようになっており、原稿読み取り
された画像は最終的にCCD(電荷結合素子)等の光電
変換素子からなる画像センサにより光電変換される。画
像センサにより光電変換され電気信号は、図示しないア
ナログ/デジタル(A/D)変換基板に送信されること
によりデジタル画像信号に変換される。
【0019】原稿読み取り動作と並行して、デジタル信
号化された画像信号に基づき、製版装置4において製版
・給版工程が行われる。サーマルヘッド21に押し付け
られているプラテンローラ22の回転により、マスタ2
がマスタロール23から引き出され、マスタ搬送路の下
流側に搬送される。このように搬送されるマスタ2に対
して、サーマルヘッド21の主走査方向に一列に配列さ
れた多数の微小な発熱素子が、上記A/D変換基板およ
びその後の製版制御基板(図示せず)で各種処理を施さ
れて送られてくるデジタル画像信号に応じて各々選択的
に発熱し、発熱した発熱素子に接触しているマスタ2の
熱可塑性樹脂フィルムが溶融穿孔される。このようにし
て、画像情報に応じたマスタ2の位置選択的な溶融穿孔
により、画像情報が穿孔パターンとして書き込まれる。
【0020】画像情報が書き込まれて製版された製版済
みのマスタ2の先端は、送り出しローラ対24の回転に
より版胴3の外周部側へ向かって送り出され、図示の給
版位置状態にある版胴3の拡開したクランパ18へ向か
って移動する。このとき版胴3は、排版工程により使用
済みのマスタ2を既に除去されている。製版済みのマス
タ2の先端部が、一定のタイミングでクランパ18によ
りクランプされると、版胴3は図中矢印a方向に回転し
つつ外周面に製版済みのマスタ2を徐々に巻き付けてい
く。製版済みのマスタ2の後端部は、製版完了後に製版
装置4に配設されている切断手段25の作動により一定
の長さに切断されて、マスタ2が版胴3の外周面に完全
に巻装されると、いわゆる給版工程が終了する。
【0021】このようにして製版済みのマスタ2が版胴
3の外周面にそれぞれ巻装されると製版・給版工程が終
了し、印刷工程が開始される。給紙トレイ6上に積載さ
れた最上位の印刷用紙7を呼び出しコロ26に接触する
まで給紙トレイ6を図示しない周知の手段により上昇さ
せておく。呼び出しコロ26に接触している最上位の印
刷用紙7が、呼び出しコロ26の回転動作により搬送さ
れると共に、分離コロ対27により1枚に分離され、レ
ジストローラ9に向けて給送される。このとき、搬送さ
れた印刷用紙7の先端は、レジストローラ9のニップ部
直前部位に当接し、撓んだ状態で停止している。
【0022】版胴3は、印刷動作が始まると印刷の回転
速度で回転され始める。版胴3の内周側では、インク供
給ディストリビュータ(図示せず)からインク供給手段
としてのインクローラ28とドクタローラ29との間に
形成されたインク溜り30にインクが供給され、そのイ
ンクはインクローラ28とドクタローラ29とが回転す
ることによって混練され伸ばされると共に、インクロー
ラ28の外周面に均一に付着するようになる。インクの
残量は、インク検知手段(例えば特開平5−22924
3号公報の図2参照)によって検知され、インクが少な
くなったときには上記インク供給ディストリビュータか
ら補給される。こうして版胴3の回転方向と同一方向
に、かつ、版胴3の回転速度と同期して回転しながら内
周面に転接するインクローラ28により、インクが版胴
3の内周側に供給される。
【0023】印圧装置10は、インクローラ28、プレ
スローラ31、図示しないプレスローラブラケット、図
示しないバネからなるプレスローラテンションおよび図
示しないプレスローラカムによって主に構成されてい
る。プレスローラ31は、レジストローラ9によって所
定のタイミングで給送されてきた印刷用紙7を版胴3に
押し付けて印刷画像を印刷用紙7上に形成する押圧手段
としての機能を有する。プレスローラ31は、プレスロ
ーラブラケットの一方の揺動端において回転自在に支持
されていて、プレスローラテンションおよびプレスロー
ラカムからなる周知の機構により版胴3の外周面に接離
自在に設けられている。
【0024】印刷用紙7が、レジストローラ9により版
胴3の回転と同期した所定のタイミングで版胴3と、プ
レスローラ31との間すなわち印刷部32に給送されて
くると、これに同期して版胴3の外周面側方に離間して
いたプレスローラ31が揺動されることにより、版胴3
の外周面に巻装されている製版済みのマスタ2に押し付
けられる。これにより、版胴3の多孔部から滲み出たイ
ンクの粘性による付着力によって、製版済みのマスタ2
が版胴3の外周面上に密着すると同時に、さらに製版済
みのマスタ2の穿孔パターン部からインクが滲み出し、
この滲み出たインクが印刷用紙7の表面に転移されて、
所望の印刷画像が形成される。
【0025】印刷画像が形成された印刷用紙7は、その
先端が排紙部15近傍の所までくると、エアナイフ13
及び排紙爪14によって版胴3から分離・剥離される。
分離・剥離された印刷済みの印刷用紙7は、排紙部15
によって搬送され、排紙台16に向けて飛翔する。この
ようにしていわゆる「版付け」、あるいは「試し刷り」
が終了する。次に、操作パネル41上のテンキー42で
印刷枚数を設定し、再度スタートキー43を押下すると
上記試し刷りと同様の工程で、給紙、印刷および排紙の
各工程が設定した印刷枚数分繰り返して行なわれ、孔版
印刷の全工程が終了する。
【0026】図2に示すように、排紙台16は、印刷用
紙7を積載する底板33と、底板33に対し印刷用紙の
幅に応じて摺動可能に取り付けられた印刷用紙7の端縁
を規制する一対のサイドフェンス34と、印刷用紙7の
前端を規制するエンドプレート35とを有している。サ
イドフェンス34はそれぞれ、排出されてくる印刷用紙
7の側縁に向けて上方に空気を吹き出すための上向きの
孔36を有している。孔36はそれぞれのサイドフェン
ス36に、矢印bで示す印刷用紙7の排出方向に複数、
具体的には3列形成されており、排出方向上流側の列を
なす孔36を下流側の列をなす孔36よりもhだけ高い
位置に設けている。底板33の底面は、鉛直方向をなす
孔版印刷装置1の側縁に対し、鋭角θをなしている。
【0027】図3に示すように、最上位の孔36’は排
紙部15の用紙搬送面よりもYだけ下方に位置しており
この孔36’が印刷用紙7の側縁に最初に空気を当てる
ようになっている。図3、図4に示すように、サイドフ
ェンス34の外側には、孔36を覆うカバー37がサイ
ドフェンス34と一体に形成されており(図1、2にお
いては省略)、サイドフェンス34との間で図4にのみ
示す密閉された空間38を形成している。図4に示すよ
うに、孔36は上向きであり、落下してくる印刷用紙7
の側縁に下方から空気が当たるようになっている。
【0028】図5に示すように、底板33の下面には空
気送り手段としてのファン38が固定されており、ファ
ン38によって発生した空気流は分岐装置39によりパ
イプ40、40に分流され、空間38に流入し、孔36
から吹き出すようになっている。図6に示すように、フ
ァン38はサイドフェンスの外側に設けても良く、空気
送り手段にはポンプを用いてもよい。
【0029】図7に示すように、ファン38による空気
の送り量は印刷用紙7の厚さに応じて可変である。印刷
用紙7の厚さが大きいほどファン38の駆動力の強さを
強くして空気流の強さを大きく、すなわち風速を大きく
し、空気の送り量を多くしている。但し、印刷用紙7の
厚さが100g/m2以上の厚紙である場合には、自重
が大きく良好に排出、積載されるため、印刷用紙7を下
に凸のU字状にする必要がないので、ファン38を停止
する。風速は、孔の径が6mmの場合におけるものを示
している。本実施例においては、印刷用紙7の種類とし
て、厚さを空気の送り量のパラメータとしているが、印
刷用紙7の大きさをパラメータとしてもよいし、シート
としてOHPシートを使用する場合など、その材質をパ
ラメータとすることもできるし、これらを適宜組み合わ
せてパラメータとしてもよい。
【0030】空気送り量を決定するパラメータとして印
刷用紙7の厚さを用いる場合には、印刷用紙7の厚さに
関する情報として、操作パネル41において用紙選択を
行う図9に示す用紙選択キー44による情報を用いるこ
とができる。用紙選択キー44は給紙トレイ6に載置さ
れた最上位の印刷用紙7への呼出しコロ26の当接圧い
わゆる給紙圧を設定するものであるが、用紙選択キー4
4による入力データを、空気送り量を決定するパラメー
タとしても使用する。
【0031】具体的には、図10に示すように、用紙選
択キー44からの入力を制御手段としてのCPU45が
パルス発生装置46によるDCモータであるファンモー
タ47の駆動を電気的に制御する。ファン38の強さを
強くする場合には、パルスの発生時間tを長し、弱くす
る場合には、tを短くする。用紙選択キー44による用
紙選択は、スタートキー43の押下に先立って行うもの
である。
【0032】本実施例における排紙台16は以上のよう
な構成であるから、用紙選択キー44による用紙選択
後、スタートキー43が押下されると、上述のように排
版、製版、印刷が開始され、これと同時に、印刷用紙7
が厚紙である場合を除き、ファン38が駆動される。フ
ァン38による空気の送り量は、用紙選択キー44によ
る用紙選択によって決定され、印刷用紙7が厚紙である
場合を除き、孔版印刷装置1本体側から飛翔してきた印
刷用紙7の側縁に適当な量の空気を送り、図5に示すよ
うに、かりに孔版印刷装置1本体側から飛翔してきた印
刷用紙7が上に凸のU字状をなしていても、印刷用紙7
の両側縁に吹き付けられる空気によって、落下中におい
て、印刷用紙7を下に凸のU字状とする。
【0033】図2等に示すように、孔36は、排出方向
下流側の列の方が低い位置にあるので、印刷用紙7は、
その先端が水平面に対して下方に位置する斜めの状態で
滑降していき、エンドプレート35に当接する。エンド
プレート35に当接した印刷用紙7は、下に凸のU字状
をたもったままエンドプレート35に沿って落下し、整
然と底板33上に積載される。所望の枚数の印刷が行わ
れた後、最後の印刷用紙7が排紙台16上に積載される
ために必要な時間が経過すると、ファン38は停止す
る。
【0034】図11、図12に本発明を適用した排紙台
の他の実施例を示す。本実施例は孔36が2列形成され
ていること、それぞれの列の孔を開閉するための開閉手
段としてのシャッタ48、49を有していることのみ上
述の実施例と異なるので上述の実施例と同様の構成につ
いては同一の符号を付するに留める。シャッタ48、4
9はそれぞれ、孔36に対応した位置にその径方向に形
成された貫通孔48a、49aを有する円柱状の部材で
あり、図示しない電動の駆動手段により矢印c方向に回
転駆動される。シャッタ48、49はそれぞれ独立に回
転駆動され、貫通孔48a、49aが孔36に連通した
ときにのみ孔36からの空気の吹き出しを可能にする。
印刷用紙7のサイズが小さいとき等においては、孔36
からの空気の吹き出しが、印刷用紙7がエンドプレート
35に沿って落下することの妨げとなる場合があるが、
シャッタ48、49を選択的に回転駆動し、空気の吹き
出しの有無を列単位で制御することにより、不要な空気
吹き出し口を閉鎖して印刷用紙7の落下形態を制御して
良好に落下させることができる。
【0035】以上実施例を説明したが、孔版印刷装置1
を構成する上記各装置等の構成およびその配置状態は、
あくまでもその一例を示したものであり、他の周知の装
置および種々の配置状態をもって構成してもよいことは
いうまでもない。例えば、孔版印刷装置1は、上記した
ような感熱デジタル製版一体型孔版印刷装置を構成する
ものに限らず、例えば装置本体と別体に配設された製版
給版装置あるいは排版装置によってマスタを製版し給版
したり、あるいは排版したりしてもよく、製版装置4お
よび排版装置5を上記装置本体に必ずしも具備していな
くてもよい。また、製版するためのデータは、上記した
ように原稿読取装置で読み取ったデータでも、あるいは
コンピュータ等で作成されたデータであってもよい。
【0036】また、版胴の数が2つ以上の複胴式として
フルカラー印刷を含む多色印刷を行うこともできるし、
押圧手段としては、本実施例ではプレスローラを用いた
ものを示したが、例えば特開平9−104158号号公
報に記載の圧胴を用いても良い。排紙台を具備する画像
形成装置としては、孔版印刷装置に限らず、周知のプリ
ンター、複写機、ファクシミリ等が挙げられる。
【0037】孔は1列以上、1列に1つ以上設けられれ
ばよいものである。開閉手段は円柱状でなく、板状であ
っても良く、板状の場合はこれを変位することにより孔
の開閉を行うことができる。1列に孔が複数ある場合で
あっても、開閉手段により一部の孔のみを塞ぐようにし
てもよい。孔が複数の列をなすように形成されている場
合でも、開閉手段を一部の列のみに対応して設けてもよ
い。開閉手段による孔の開閉は、印刷用紙のサイズでな
く、厚さや材質によって決定してもよい。開閉手段は電
動でなく手動でもよい。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、画像形成
装置本体から排出されるシートの端縁を規制するサイド
フェンスを有する排紙台において、排出されてくるシー
トの側縁に向けて上方に空気を吹き出すので、固体の部
材を用いずとも、シートを下に凸のU字状として安定し
て落下させることができ、揃えを良くして整然と積載す
ることができるとともに、固体の部材を用いないので、
シートを下に凸のU字状とする際に傷つけることがな
く、また積載されたシートの取り出し時にシートを傷つ
けることがない排紙台を提供することができる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の排紙台において、上記サイドフェンスはそれぞれ、
上記側縁に向けて上方に空気を吹き出すための上向きの
孔を有するので、他の構成を用いずとも空気が上方に吹
き出され、シートの側縁に空気が吹き付けられ、シート
を下に凸のU字状として安定して落下させることがで
き、揃えを良くして整然と積載することができる安価な
排紙台を提供することができる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の排紙台において、上記孔に空気を送る空気送り手段
を有するので、空気送り手段の一体化が可能な排紙台を
提供することができる。
【0041】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の排紙台において、上記空気送り手段による空気の送
り量を、シートの種類に応じて異ならせるので、上述の
可動部材のような回転モーメントが一定である場合のシ
ートの落下不良を防止して、シートの厚さ、大きさ、材
質に応じて空気の送り量を設定でき、シートを確実に下
に凸のU字状とすることができる。また、下に凸の状態
で落下させずとも良好に積載できる厚紙等のシートであ
る場合には空気の送り量をゼロにして空気流を発生させ
るためのエネルギーを節約でき空気の吹き出し音や空気
送り手段の稼働音を低減できるとともに、過剰の空気に
よりシートの落下が不安定になることを防止できる。こ
れにより、最小の消費エネルギーでシートを安定して落
下させることができ、揃えを良くして整然と積載するこ
とができる、騒音を抑制した排紙台を提供することがで
きる。
【0042】請求項5記載の発明によれば、請求項3又
は4記載の排紙台において、上記空気送り手段がファン
であるので、比較的容易に所望の量の空気流を発生させ
ることができるため、シートを安定して落下させること
ができ、揃えを良くして整然と積載することができる、
比較的簡単な構成で安価の排紙台を提供することができ
る。
【0043】請求項6記載の発明によれば、請求項3な
いし5の何れか1つに記載の排紙台において、上記空気
送り手段を、上記サイドフェンスの外側又は排紙台の下
方に有するので、空気送り手段の設置、メンテナンスを
比較的容易に行うことができるとともに、設置スペース
が節約できる排紙台を提供することができる。
【0044】請求項7記載の発明によれば、請求項2な
いし6の何れか1つに記載の排紙台において、上記孔を
複数有するので、孔をシートの排出方向に複数設けた場
合には、シートの側縁に所定の長さにわたって空気を吹
き付けることができるので、シートを全体的に下に凸の
U字状とすることができ、また孔を上下方向に複数設け
た場合には、シートの落下中にほぼ一定の空気流を供給
することができるので上述の可動部材を設けた場合と異
なりシートの落下及び形状を安定させることができるか
ら、シートをさらに安定して落下させることができ、揃
えを良くして整然と積載することができる排紙台を提供
することができる。
【0045】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の排紙台において、上記孔を上記排出方向に複数有
し、上記排出方向の上流側の孔を下流側の孔よりも高い
位置に設けたので、シートは、その先端が水平面に対し
て下方に位置する斜めの状態でに沿って、下に凸のU字
状を保って落下するから、さらに揃えを良くして整然と
積載することができる排紙台を提供することができる。
【0046】請求項9記載の発明によれば、請求項7又
は8記載の排紙台において、上記複数の孔の一部又は全
部を開閉する開閉手段を有するので、シートのサイズが
小さいとき等における、孔からの空気の吹き出しがシー
トの落下の妨げとなることを防止し、空気の吹き出しの
有無を部分的あるいは全体的に制御することにより、不
要な空気吹き出し口を閉鎖してシートの落下形態を制御
し、シートを良好に落下させることができるから、シー
トの落下が不安定になることを防止し、安定して落下さ
せることができ、揃えを良くして整然と積載することが
できる排紙台を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された排紙台及びこれを有する画
像形成装置としての孔版印刷装置の概要を示す図であ
る。
【図2】図1に示した排紙台の詳細を示す側面図であ
る。
【図3】図1に示した排紙台の詳細を示す斜視図であ
る。
【図4】孔の形成態様及び空気の流れを示す断面図であ
る。
【図5】空気送り手段及びシートの落下態様を示す概略
正面図である。
【図6】排紙台の詳細を示す正面図である。
【図7】空気送り手段による空気の送り料をシートの種
類によって異ならせる態様を示す相関図である。
【図8】図1に示した孔版印刷装置の操作パネルを示す
概略図である。
【図9】図8に示した用紙選択キー44の詳細を示す概
略図である。
【図10】空気送り手段による空気の送り量の制御の態
様を示す概念図である。
【図11】開閉手段を示す平断面図である。
【図12】開閉手段を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 7 シート 16 排紙台 34 サイドフェンス 36 孔 38 空気送り手段としてのファン 48、49 開閉手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置本体から排出されるシートを
    積載する排紙台であって、シートの端縁を規制するサイ
    ドフェンスを有する排紙台において、排出されてくるシ
    ートの側縁に向けて上方に空気を吹き出すことを特徴と
    する排紙台。
  2. 【請求項2】請求項1記載の排紙台において、上記サイ
    ドフェンスはそれぞれ、上記側縁に向けて上方に空気を
    吹き出すための上向きの孔を有することを特徴とする排
    紙台。
  3. 【請求項3】請求項2記載の排紙台において、上記孔に
    空気を送る空気送り手段を有することを特徴とする排紙
    台。
  4. 【請求項4】請求項3記載の排紙台において、上記空気
    送り手段による空気の送り量を、シートの種類に応じて
    異ならせることを特徴とする排紙台。
  5. 【請求項5】請求項3又は4記載の排紙台において、上
    記空気送り手段がファンであることを特徴とする排紙
    台。
  6. 【請求項6】請求項3ないし5の何れか1つに記載の排
    紙台において、上記空気送り手段を、上記サイドフェン
    スの外側又は排紙台の下方に有することを特徴とする排
    紙台。
  7. 【請求項7】請求項2ないし6の何れか1つに記載の排
    紙台において、上記孔を複数有することを特徴とする排
    紙台。
  8. 【請求項8】請求項7記載の排紙台において、上記孔を
    上記排出方向に複数有し、上記排出方向の上流側の孔を
    下流側の孔よりも高い位置に設けたことを特徴とする排
    紙台。
  9. 【請求項9】請求項7又は8記載の排紙台において、上
    記複数の孔の一部又は全部を開閉する開閉手段を有する
    ことを特徴とする排紙台。
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