JP2014105081A - 用紙積載装置、画像形成システム及び用紙積載方法 - Google Patents

用紙積載装置、画像形成システム及び用紙積載方法 Download PDF

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Abstract

【課題】用紙の貼り付き及び座屈を確実に防止し、良好な揃え精度を得る。
【解決手段】排出口6cから用紙Pを排出する排紙ローラ対6と、排出された用紙Pを積載するシフトトレイ202と、用紙Pの排出中に排出側に送風する複数の送風装置400と、を備え、複数の送風装置400が、排出口6cの下方であって、用紙排出方向D1と直交する方向に配列されているので、排出される用紙Pの下面側に用紙Pの幅方向の複数個所から送風する。その際、送風装置400は、シフトトレイ202の両端部に設けられ、送風装置400から送風された風Wがシフトトレイ202上の中央部で用紙Pの先端位置に設定された交差点Xで交差するように送風する。
【選択図】図17

Description

この発明は、用紙積載装置、画像形成システム及び用紙積載方法に係り、特に、搬入された用紙、記録紙、転写紙、OHPシートなどのシート状記録媒体(本明細書では、単に「用紙」と称す)を排紙時に整合して積載する用紙積載装置、この用紙積載装置と、複写機、プリンタ、ファクシミリ、デジタル複合機などの画像形成装置とを含む画像形成システム、及び前記用紙積載装置で実行される用紙積載方法に関する。
従来から、画像形成装置から排出された用紙に対して種々の処理、例えば、整合、綴じ、折り、製本などの後処理を行う用紙処理装置(ここでは後処理を行うことから「用紙後処理装置」と称す)が知られ、広く使用されている。近年、この種の用紙後処理装置に要求される用紙対応力の幅が格段に広がってきている。特に、カラー画像形成装置においてはカタログ、チラシ等に画像映えのするコートされた用紙(以下、コート紙と称する。)へのプリント比率が高くなっているが、コート紙は一般的に
1)表面平滑度が高い。
2)用紙間密着力が高い。
3)クラーク鋼度が低い。
という特徴を有する。そのため、これらの特徴が原因となってコート紙の積載性を悪化させる場合がある。
そこで、このような積載性の悪化を防ぎ、排出した用紙を正常位置にスタックするために押さえ部材を用いるようにした装置が既に知られている。しかし、このような押さえ部材を用いた装置では、後行紙による先行紙の押し出しは防止できるが、用紙の腰が弱い薄紙では用紙の腰が貼り付きに負け、貼り付いた状態でさらに搬送されることから、用紙が座屈することがあった。そこで、例えば特開2011−57313号公報(特許文献1)には、積載手段上に排出される用紙が既に積載された用紙に貼り付くのを防止するための送風ファンを設け、先行紙と後行紙との間に空気層を形成するようにした発明が開示されている。
特許文献1に開示された発明では、送風ファンを設け、用紙の搬送及び排出性が低下しないように配慮されている。しかし、開示されているのは、送風ファンを取り付けることのみである。そのため、送風が貼り付きの防止に効果があるにしても、排出用紙先端側まで十分な空気層が生成される保証はなかった。そのため、貼り付きや座屈が発生し、揃え精度が悪化する結果となっていた。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、用紙の貼り付き及び座屈を確実に防止し、良好な揃え精度を得ることにある。
前記課題を解決するため、本発明は、排出口から用紙を排出する排出手段と、前記排出された用紙を積載する積載手段と、前記用紙の排出中に排出側に送風する複数の送風手段と、を備え、前記複数の送風手段が、前記排出口の下方であって、用紙排出方向と直交する方向に配列された用紙積載装置を特徴とする。なお、前記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかになる。
本発明によれば、用紙の貼り付き及び座屈を確実に防止し、良好な揃え精度を得ることができる。
本発明の実施形態に係る用紙積載装置を備えた用紙後処理装置と画像形成装置とからなるシステムを示すシステム構成図である。 図1における端面綴じ処理トレイを用紙積載面側から見た概略構成図である。 図1における端面綴じ処理トレイ及びその付属機構の概略構成を示す斜視図である。 図1における放出ベルトの動作を示す斜視図である。 図1におけるシフトトレイの待機状態を示す要部正面図である。 シフトトレイ上における搬送方向の揃え動作を示す動作説明図である。 シフトトレイ及び排紙ローラを含む排紙部の斜視図である。 シフトトレイ上における用紙幅方向の揃え動作を示す図である。 シフトトレイに先行の用紙が積載された状態で後行の用紙が排出されたときの状態を示す図である。 図9の状態から用紙間密着による貼り付きが発生し、後行の用紙が先行の用紙を押し出したときの状態を示す図である。 図9の状態から用紙間密着による貼り付きが発生し、後行の用紙が腰砕け(座屈)したときの状態を示す図である。 図10の左側面図で、用紙を省略した状態を示す。 本実施形態における送風装置を備えた排紙部の構成を示す要部正面図である。 ルーバを備えた送風装置の動作及び送風の状態を示す動作説明図で、2枚目の用紙の排紙が開始された直後の状態を示す。 図14の状態から排紙がある程度進んだ状態を示す動作説明図である。 図15の状態から排紙が完了する直前の状態を示す動作説明図である。 シフトトレイ上に交差点が設定された送風装置の風の方向を示す説明図である。 用紙後処理装置と画像形成装置とからなる画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。 送風モードにおける送風動作の処理手順を示すフローチャートである。 送風モード選択処理時の操作パネルの選択画面を示す図である。
本発明は、用紙の排出中に排出側に送風する送風手段を複数設け、当該複数の送風手段を排出口の下方であって、用紙排出方向と直交する方向に配列し、排紙する用紙の下面に風を送り込むことを特徴とする。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る用紙処理装置としての用紙後処理装置PDと画像形成装置PRとからなる画像形成システムを示すシステム構成図である。
図1において、画像形成装置PRは、入力された画像データを印字可能な画像データに変換する画像処理回路、画像処理回路から出力される画像信号に基づいて感光体に光書き込みを行う光書き込み装置、光書き込みにより感光体に形成された潜像をトナー現像する現像装置、現像装置によって顕像化されたトナー像を用紙に転写する転写装置、及び用紙転写されたトナー像を定着する定着装置を少なくとも備え、トナー画像が定着された用紙を用紙後処理装置PDに送り出し、用紙後処理装置PDによって所望の後処理が行われる。画像形成装置PRはここでは前述のように電子写真方式のものであるが、インクジェット方式、熱転写方式などの公知の画像形成装置が全て使用できる。なお、この実施形態では、前記画像処理回路、光書き込み装置、現像装置、転写装置、及び定着装置が画像形成手段を構成している。
用紙後処理装置PDは、画像形成装置PRの側部に取り付けられており、画像形成装置PRから排出された用紙は用紙後処理装置PDに導かれる。用紙後処理装置PDは、搬送路A、搬送路B、搬送路C、搬送路D及び搬送路Hを備え、前記用紙は、1枚の用紙に後処理を施す後処理手段(この実施形態では穿孔手段としてのパンチユニット50)を有する搬送路Aへまず搬送される。
搬送路Bは搬送路Aを通り、上トレイ201へ導く搬送路であり、搬送路Cはシフトトレイ202へ導く搬送路Cである。搬送路Dは整合及びステープル綴じ等を行う処理トレイF(以下「端面綴じ処理トレイ」とも称する)に導く搬送路Dである。搬送路Aから搬送路B,C,Dへは、それぞれ分岐爪15及び分岐爪16によって振り分けられるように構成されている。
この用紙後処理装置では、用紙に対して、穴明け(パンチユニット50)、用紙揃え+端部綴じ(ジョガーフェンス53、端面綴じステープラS1)、用紙揃え+中綴じ(中綴じ上ジョガーフェンス250a、中綴じ下ジョガーフェンス250b、中綴じステープラS2)、用紙の仕分け(シフトトレイ202)、中折り(折りプレート74、折りローラ81)などの各処理を行うことができる。そのため、搬送路Aと、これに続く搬送路B、搬送路C及び搬送路Dが処理に応じて選択される。また、搬送路Dは用紙収容部Eを含み、搬送路Dの下流側には端面綴じ処理トレイF、中綴じ中折り処理トレイG、排紙搬送路Hが設けられている。
搬送路B、搬送路C及び搬送路Dの上流で各々に対し共通な搬送路Aには、画像形成装置PRから受け入れる用紙を検出する入口センサ301、その下流に入口ローラ1、パンチユニット50、パンチかすホッパ50a、搬送ローラ2、第1及び第2の分岐爪15,分岐爪16が順次配置されている。第1及び第2の分岐爪15,16は図示しないバネにより図1の状態に保持されており(初期状態)、図示しない第1及び第2のソレノイドをONすることにより、分岐爪15、16をそれぞれ駆動し、第1及び第2のソレノイドのON/OFFを選択することにより、第1及び第2の分岐爪15,16の分岐方向の組み合わせを変更し、搬送路B、搬送路C、搬送路Dへ用紙を振り分ける。
搬送路Bへ用紙を導く場合は図1の状態、すなわち、第1のソレノイドをOFF(第1の分岐爪15は下向きが初期状態)状態のままとする。これにより、用紙は搬送ローラ3から上排紙ローラ4を経て上トレイ201に排出される。
搬送路Cへ用紙を導く場合は、図1の状態から第1及び第2のソレノイドをON(第2の分岐爪16は上向きが初期状態)とすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方にそれぞれ回動した状態となる。これにより、用紙は搬送ローラ5及び排紙ローラ対6(6a,6b)を経て排紙口6cから(図13参照)シフトトレイ202側に搬送される。この場合には、用紙の仕分けが行われる。用紙の仕分けは、シフト排紙ローラ対6(6a,6b)と、戻しコロ13と、紙面検知センサ330と、シフトトレイ202と、シフトトレイ202を用紙搬送方向に直交する方向に往復動させる図示しないシフト機構と、シフトトレイ202を昇降させるシフトトレイ昇降機構とによって行われる。
搬送路Dへ用紙を導く場合は、第1の分岐爪15を駆動する第1のソレノイドをON、第2の分岐爪を駆動する第2のソレノイドをOFFとすることにより、分岐爪15及び分岐爪16ともに上方に回動した状態となり、用紙は搬送ローラ2から搬送ローラ7を経て搬送路D側に導かれる。搬送路Dに導かれた用紙は、端面綴じ処理トレイFへ導かれ、この端面綴じ処理トレイFで整合及びステープル等を施された用紙は、ガイド部材44により、シフトトレイ202へ導く搬送路C、折り等を施す中綴じ・中折り処理トレイG(以下、単に「中綴じ処理トレイ」とも称する)へ振り分けられる。シフトトレイ202に導かれる場合には、用紙束PBは排紙ローラ対6からシフトトレイ202に排紙される。また、中綴じ処理トレイG側に導かれた用紙束PBは、中綴じ処理トレイGで折り及び綴じを施され、排紙搬送路Hを通り下排紙ローラ83から下トレイ203へ排紙される。
他方、搬送路D内には分岐爪17が配置され、図示しない低荷重バネにより図の状態に保持されており、搬送ローラ7によって搬送される用紙の後端が前記分岐爪17を通過した後、搬送ローラ9,10、ステープル排紙ローラ11のうち少なくとも搬送ローラ9を逆転させ、用紙をターンガイド8に沿って逆行させることができる。これにより、用紙後端から用紙を用紙収容部Eへ導いて滞留(プレスタック)させ、次用紙と重ね合せて搬送することが可能なように構成されている。この動作を繰り返すことによって2枚以上の用紙を重ね合せて搬送することも可能である。なお、符号304は用紙をプレスタックさせる際の逆送タイミングを設定するためのプレスタックセンサである。
搬送路Dに導かれ、用紙揃えと端部綴じを行う場合、ステープル排紙ローラ11によって端面綴じ処理トレイFへ導かれた用紙は、端面綴じ処理トレイF上に順次積載される。この場合、用紙毎に叩きコロ12と後端基準フェンス51で縦方向(用紙搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス53によって横方向(用紙搬送方向と直交する方向−用紙幅方向とも称す)の整合が行われる。ジョブの切れ目、すなわち、用紙束PBの最終紙から次の用紙束先頭紙までの間で、後述のCPU101からのステープル信号により綴じ手段としての端面綴じステープラS1が駆動され、綴じ処理が行われる。綴じ処理が行われた用紙束PBは、直ちに放出爪52aが突設された放出ベルト52(図2参照)により(シフト)排紙ローラ対6へ送られ、受け取り位置にセットされているシフトトレイ202に排紙される。
放出ベルト52は図2及び図4に示すように用紙幅方向の整合中心に位置し、プーリ62間に張架され、放出ベルト駆動モータ157により駆動される。また、複数の放出ローラ56が前記放出ベルト52に関して対称に配置され、駆動軸に対して回転自在に設けられ、従動コロとして機能している。
放出爪52aは、放出ベルトHPセンサ311によりホームポジションが検知されるようになっており、この放出ベルトHPセンサ311は放出ベルト52に設けられた放出爪52aによりオン・オフする。放出ベルト52の外周上には対向する位置に2つの放出爪52aが配置され、端面綴じ処理トレイFに収容された用紙束PBを交互に移動搬送する。また必要に応じて放出ベルト52を逆回転させ、これから用紙束PBを移動させるように待機している放出爪52aと対向側の放出爪52aの背面で端面綴じ処理トレイFに収容された用紙束PBの搬送方向先端を揃えるようにすることもできる。
なお、図1において、符号110は後端押さえレバーである。後端押さえレバー110は、後端基準フェンス51に収容された用紙束PBの後端を押さえることができるように後端基準フェンス51の下端部に位置し、端面綴じ処理トレイFに対してほぼ垂直な方向に往復動する。端面綴じ処理トレイFに排出された用紙Pは、用紙毎に叩きコロ12で縦方向(用紙搬送方向)の整合が行われる。しかし、端面綴じ処理トレイFに積載された用紙後端がカールしていたり、腰が弱かったりすると用紙自身の重量によって後端が座屈し膨らむ傾向にある。さらに、その積載枚数が増えることによって、後端基準フェンス51内の次の用紙が入る隙間が小さくなり、縦方向の揃えが悪くなる傾向にある。そこで、用紙後端PTの膨らみを少なくして用紙Pが後端基準フェンス51に入りやすくするようにしたのが、後端押さえ機構であり、用紙P若しくは用紙束PBを直接押さえるのが後端押さえレバー110である。
また、図1において、符号302,303,304,305,310はそれぞれ用紙検知センサであり、設けられた位置における用紙の通過の有無、若しくは用紙の積載の有無を検知する。
図2は端面綴じ処理トレイFをトレイの積載面側から見た概略構成図で、図1の右側面側から見た場合に相当する。同図において、上流側の画像形成装置PRより受け入れた用紙の幅方向の整合はジョガーフェンス53a及び53bによって実施され、縦方向は後端基準フェンス51a,51b(図1では符号51で示す)に突き当てて整合される。後端基準フェンス51a,51bは、それぞれ内側に用紙後端PTが当接し、保持されるスタック面51a1,51b1を備え、用紙後端PTを2点で支持するようになっている。整合動作完了後は、端面綴じステープラS1により綴じ処理が施され、図4の放出ベルトの動作を示す斜視図から分かるように、放出ベルト52が放出ベルト駆動モータ157によって反時計方向に駆動される。これにより、綴じ処理後の用紙束PBは、後端基準フェンス51a,51bによって所定位置まで持ち上げられ、放出ベルト52に取り付けられた放出爪52aによってすくわれ、端面綴じ処理トレイFから放出される。なお、符号64a,64bは前側板及び後側板である。また、本動作は整合処理後に綴じ処理を実施しない未綴じ束においても同様の動作が可能である。
図3は端面綴じ処理トレイF及びその付属機構の概略構成を示す斜視図である。同図に示すように、ステープル排紙ローラ11により端面綴じ処理トレイFへ導かれた用紙Pは順次端面綴じ処理トレイF上に積載される。このとき、端面綴じ処理トレイFに排出される用紙Pの枚数が1枚の場合、用紙毎に叩きコロ12と後端基準フェンス51との間で縦方向(用紙搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス53a,53bによって幅方向(用紙搬送方向と直交する用紙幅方向)の整合が行われる。叩きコロ12は支点12aを中心に叩きSOL170によって振り子運動を与えられ、端面綴じ処理トレイFへ送り込まれた用紙に間欠的に作用して用紙後端PTを後端基準フェンス51に突き当てる。なお、叩きコロ12自身は図示反時計回りに回転する。ジョガーフェンス53は、図2及び図3に示すように前後1対(53a,53b)設けられ、正逆転可能なジョガーモータ158によりタイミングベルトを介して駆動され、用紙幅方向に対称に近接・離間するように往復移動する。
図1に戻って、端面綴じ処理トレイFの用紙搬送方向下流側には、用紙束偏向機構が設けられている。端面綴じ処理トレイFから中綴じ処理トレイGへ、また端面綴じ処理トレイFからシフトトレイ202へ用紙束PBを送る搬送路、及び用紙束PBを搬送する搬送手段は、用紙束PBに搬送力を与える搬送機構35、用紙束PBをターンさせる放出ローラ56、用紙束PBをターンさせるためのガイドを行うガイド部材44とから構成されている。
各々の詳細な構成を説明すると、搬送機構35のローラ36には駆動軸37の駆動力がタイミングベルトによって伝達される構成となっており、ローラ36と駆動軸37はアームによって連結支持され、駆動軸37を回転支点として揺動可能となっている。搬送機構35のローラ36の揺動駆動はカム40によって行われ、カム40は回転軸を中心に回転し、図示しないモータによって駆動される。搬送機構35では、ローラ36の対向する位置には従動ローラ42が配置され、従動ローラ42とローラ36によって用紙束PBを挟み、弾性材によって加圧し、搬送力を与えている。
端面綴じ処理トレイFから中綴じ処理トレイGへ用紙束PBをターンさせる搬送路は、放出ローラ56と放出ローラ56に対向する側のガイド部材44の内面との間に形成される。ガイド部材44は支点を中心に回動し、その駆動は束分岐駆動モータ161(図2参照)から伝達される。端面綴じ処理トレイFからシフトトレイ202へ用紙束PBを搬送する場合には、ガイド部材44が支点を中心に図示時計方向に回動し、ガイド部材44の外面(放出ローラ56と対向しない側の面)とその外側のガイド板間の空間が搬送路として機能する。端面綴じ処理トレイFから中綴じ処理トレイGへ用紙束PBを送る場合、端面綴じ処理トレイFで整合された用紙束PBの後端を放出爪52aで押し上げ、搬送機構35のローラ36と、これに対向する対向する従動ローラ42との間で用紙束PBを挟み、搬送力を与える。このとき搬送機構35のローラ36は、用紙束PBの先端にぶつからないような位置で待機している。次に、用紙束先端が通過してから用紙表面に搬送機構35のローラ36を接触させ、搬送力を与える。このときガイド部材44と放出ローラ56とでターン搬送路のガイドを形成し、用紙束PBを下流の中綴じ処理トレイGへと搬送する。
中綴じ処理トレイGは、図1に示すように搬送機構35、ガイド部材44及び放出ローラ56からなる用紙束偏向機構の下流側に設けられている。中綴じ処理トレイGは、前記用紙束偏向機構の下流側にほぼ垂直に設けられており、中央部に中折り機構が、その上方に束搬送ガイド板上92が、また、下方に束搬送ガイド板下91が配置されている。
また、束搬送ガイド板上92の上部には束搬送ローラ上71が、下部には束搬送ローラ下72がそれぞれ設けられているとともに、両ローラ71,72間を跨ぐように束搬送ガイド板上92の側面に沿って両側に中綴じ上ジョガーフェンス250aが配置されている。同様に束搬送ガイド板下91の側面に沿って両側に中綴じ下ジョガーフェンス250bが設けられ、この中綴じ下ジョガーフェンス250bが設置されている個所に中綴じステープラS2が配置されている。中綴じ上ジョガーフェンス250a及び中綴じ下ジョガーフェンス250bは図示しない駆動機構により駆動され、用紙搬送方向に直交する方向(用紙の幅方向)の整合動作を行う。中綴じステープラS2は、クリンチャ部とドライバ部とが対となったもので、用紙の幅方向に所定の間隔をおいて2対設けられている。
また、束搬送ガイド板下91を横切るように可動後端基準フェンス73が配置され、タイミングベルトとその駆動機構とを備えた移動機構により用紙搬送方向(図において上下方向)に移動可能となっている。駆動機構は図1に示すように前記タイミングベルトが掛け渡された駆動プーリと従動プーリと、駆動プーリを駆動するステッピングモータとにより構成されている。同様に束搬送ガイド板上92の上端側には、後端叩き爪251と、その駆動機構が設けられている。後端叩き爪251はタイミングベルト252と図示しない駆動機構とによって前記用紙束偏向機構から離れる方向と用紙束PBの後端(用紙束導入時に後端に当たる側)を押す方向とに往復移動可能となっている。
中折り機構は、中綴じ処理トレイGのほぼ中央部に設けられ、折りプレート74と折りローラ81と、折られた用紙束PBを搬送する搬送路Hとからなっている。なお、図1において、符号326は後端叩き爪251のホームポジションを検出するためのホームポジションセンサ、符号323は中折りされた用紙を検出するための折り部通過センサ、符号321は用紙束PBが中折り位置に到達したことを検知する束検出センサ、符号322は可動後端基準フェンス73のホームポジションを検出する可動後端基準フェンスホームポジションセンサである。
また、この実施形態では、下トレイ203に中折りされた用紙束PBの積層高さを検出する検出レバー501が支点501aによって揺動自在に設けられ、この検出レバー501の角度を紙面センサ505によって検出し、下トレイ203の昇降動作及びオーバーフロー検出を行っている。
図5はシフトトレイ202の排紙部を示す要部正面図で、図5(a)は排紙時の待機状態を示す図であり、同図(b)は同図(a)の丸で示した部分の要部をさらに拡大して示す図である。用紙Pは前述のように排紙ローラ対6(6a,6b)を経てシフトトレイ202側に搬送され、シフトトレイ202で用紙Pの仕分けが行われる。用紙Pの仕分けは、前述のように特にシフト排紙ローラ対6、戻しコロ13、シフトトレイ202、シフト機構、およびシフトトレイ昇降機構によって行われる。
図6は搬送方向の揃え動作を示す動作説明図である。揃え動作は、用紙排出後、戻しコロ13が用紙Pをエンドフェンス210方向へ戻す方向(矢印R1方向)に回転しながら用紙Pに接触し、積極的に用紙Pをエンドフェンス210方向に戻す動作を行うことにより行われる。戻しコロ13は、ここでは図示しない戻しコロ駆動モータによって駆動され、駆動力はタイミングベルトによって伝達される。
図7はシフトトレイ及び排紙ローラを含む排紙部の斜視図である。同図から分かるようにシフトトレイ202の上側には、シフトトレイ202上で用紙Pの幅方向の揃えを行う1対のジョガー205a,205bが設けられている。ジョガー205a,205bは、ジョガー駆動機構206によって用紙Pの幅方向に可動である。なお、ジョガー駆動機構206自体は公知の構造であり、駆動機構自体は本願発明と直接関係がないので、詳細は省略する。なお、図5等において符号202aはジョガー205a,205bの移動を許容するための逃げ部(凹部)である。
図8はシフトトレイ202上における用紙幅方向の揃え動作を示す図である。用紙排出後、手前側ジョガー205a及び奥側ジョガー205bにより用紙幅方向手前側からと奥側から用紙Pの幅方向を揃える。しかし、コート紙のように平滑度が高い用紙Pの場合には問題が生じる。例えば、図9のようにシフトトレイ202に先行の用紙P1が積載された状態で後行の用紙P2が排出されると、用紙間密着による貼り付きが発生する。貼り付きが発生すると、図10に示すように後行の用紙P2が先行の用紙P1に接触した状態でそのまま先行の用紙P1を押し出してしまうことがある。あるいは、先端が密着した状態でそれ以上搬送されず、図11のように腰砕けの状態(座屈した状態)になってしまうこともある。いずれの現象が生じても排出不良となる。
このような先行の用紙P1の押し出し、あるいは座屈を防止するために、本実施形態では、送風装置を設け、後行の用紙P2が排出される際、先行の用紙P1との間(後行の用紙の下面側)に風Wを送り込み、先行の用紙P1に対する後行の用紙P2の貼り付きを防止するようにした。この風Wにより後行の用紙P2は搬送力が付与されている間は、先行の用紙P1に接触することがないので、当然に前記図10および図11に示した現象の発生を防止することができる。
図12は図10の左側面図、図13は本実施形態における送風装置を備えた排紙部の構成を示す要部正面図である。なお、図12では用紙を省略し、図13では用紙後処理装置PDの図1における正面視中央部分を省略している。
図12及び図13において、送風装置400は、用紙の幅方向(用紙搬送方向D1と直交する方向)に4個設けられている排紙ローラ対6のさらに外側(両端部)に1対設けられている。送風装置400は、図13に示すように、送風ファン411、送風ダクト(送風ガイド)412、及びルーバ421を備えている。送風ファン411は同軸上の図示しないモータによって駆動され、送風ダクト412の送風口413からモータの回転速度に応じた風速の風Wを送風する。
送風口413は送風ダクト412の最下流側に開口し、図13に示すように排紙ローラ対6の上側のローラ6a若しくは排紙口6cよりも下方であって、シフトトレイ202よりも上の位置に開口している。これにより、シフトトレイ202の上面と排紙ローラ対6から排紙される用紙Pとの間(排紙される用紙Pの下面)に風Wを送り込むことが可能である。また、画像形成装置PR側から送信される用紙情報に基づき、通紙される場合のみ送風を行う。その際、マニュアルで風速(風量)の調整を可能としている。なお、本実施形態では、送風装置400は1対(2個)設けられているが、それ以上、設けてもよい。
送風ダクト412は搬送路Cの下側に位置し、送風ファン411によって上方に向けて送風された空気流を送風ダクト412の形状に沿って斜め上方向に偏向させ、送風口413から前述のようにして送風する。
図14、図15及び図16はルーバを備えた送風装置の動作及び送風の状態を示す動作説明図である。
図14は1枚目の用紙(先行紙)P1が同図矢印D1方向に搬送され、シフトトレイ202上に排紙された後、2枚目の用紙(後行紙)P2の排紙が開始された直後の状態を示す。この状態になる前、すなわち、用紙P2がシフトレイ202上に排出される際には、送風装置400の送風ファン411が駆動され、後行の用紙P2の裏面(下面)側に風Wが送り込まれる。この送風動作によって図15に示すようにシフトトレイ202上の先行の用紙P1と後行の用紙P2間に空気層ALが形成される。そして、図16に示す状態を経て用紙P2は排紙ローラ6対のニップから放出され、空気層ALを排除しながらシフトトレイ202上の用紙P1上に落下する。そして、戻しコロ13の下側に移動すると、用紙P2は戻しコロ13によって搬送方向と逆方向に搬送され、用紙後端PTがエンドフェンス210に突き当たって用紙Pの搬送方向が揃えられる。
先行の用紙P1がなく、シフトトレイ202に直接用紙P1を排出するときも同様に、用紙P1の裏面側に送風を行い用紙P1とシフトトレイ202間に空気層ALを作り、用紙間密着を防止する。このとき、送風装置400の送風ダクト412とシフトトレイ202の用紙積載面202bは水平方向に対して同じ角度になっており、シフトトレイ202の用紙積載面202bと平行に送風される。すなわち、用紙積載面202bと平行な風Wとして送風される。
一方、用紙幅方向では、図17に示すように2つの送風装置400(400a,400b)からの送風がシフトトレイ202の用紙積載面202b上のX位置で合流若しくは交差するように各送風装置400a,400bのルーバ421a,421bの角度が設定されている。合流位置あるいは交差位置であるX位置は、排紙トレイ202の下流側の用紙幅方向の中央の位置である。用紙搬送方向については任意であるが、用紙先端部もしくはその近傍の位置で交差させるようにすることが望ましい。図17では、後行紙P2を鎖線で示し、交差位置Xが用紙先端PHから若干手前側の用紙先端部に設定された状態を示している。
そのため、ルーバ421が固定である場合、最も使用頻度の高い用紙がシフトトレイ202上に排紙されたとき、その用紙サイズの用紙先端部に対応する位置に設定することが合理的である。
このように用紙Pの両端部側からシフトトレイ202に排出される用紙Pの幅方向中央部及び用紙先端部に向けて送風装置400a,400bから風Wを送り込むと、排紙された用紙Pの幅方向、及び、送り方向の紙面全域に空気層ALが生成され、用紙間密着力を効果的に防止し、あるいは低減することができる。その結果、後行紙P2の座屈あるいは先行紙P1に対する貼り付きが防止され、良好な揃え精度を得ることができる。
図18はシート後処理装置PDと画像形成装置PRからなる画像形成システムの制御構成を示すブロック図である。シート後処理装置PDはCPU101、I/Oインターフェイス102等を有するマイクロコンピュータを搭載した制御回路を備え、CPU101には、画像形成装置PRのCPUあるいは操作パネル105の各スイッチ等、及び図示しない各センサからの信号が通信インターフェイス103を介して入力され、CPU101は入力された信号に基づいて所定の制御を実行する。さらに、CPU101は、ドライバ、モータドライバを介してソレノイド及びモータを駆動制御し、インターフェイスから装置内のセンサ情報を取得する。また、制御対象やセンサに応じてI/0インターフェイス102を介してモータドライバによってモータの駆動制御を行い、センサからセンサ情報を取得する。なお、前記制御は、図示しないROMに格納されたプログラムコードをCPU101が読み込んで図示しないRAMに展開し、当該RAMをワークエリア及びデータバッファとして使用しながら前記プログラムコードで定義されたプログラムに基づいて実行される。
また、本実施形態においては送風装置400から用紙裏面(下面)側に送風する送風モードが設定されている。送風モードは、ユーザが操作パネル105上でコート紙を選択した場合にONになる設定となっている。しかし、強制OFFを選択することによってコート紙であっても送風を行わないようにすることができる。また、普通紙の場合、デフォルトでは、送風は行わないが、強制ONにすることによって送風を行うことができる。
図19は、この送風モードにおける送風動作の処理手順を示すフローチャート、図20は送風モード選択処理時の操作パネルの選択画面を示す図である。このフローチャートに示した処理は、用紙後処理装置PDのCPU101によって実行される。
送風モードの選択処理では、図20の操作パネル105の送風モードの指示画面105aから「あり」105bを選択すると、送風モードの処理が開始される。送風モードの処理が開始されると、操作パネル105上の操作画面が図示しない用紙の種類の選択画面に切り替わる。この選択画面には、図示しないが、紙種が選択ボタンとして表示される。そこで、紙種の選択が行われ(ステップS101)、コート紙が選択された場合には(ステップS102:YES)、送風強制OFFの選択画面に切り替わる。
すなわち、コート紙が選択された場合には、送風ファン411はONになる設定となっているので、その前に送風ファン411の強制OFFが選択されたか否かが判断される(ステップS103)。強制OFFが選択された場合には(ステップS103:YES)、送風ファン411をOFFして(ステップS104)、このルーチンから抜ける。
強制OFFが選択されていなければ(ステップS103:NO)、送風ファン411をONし(ステップS105)、空気流(風W)を生じさせてこのルーチンから抜ける。
コート紙以外では、デフォルトでは送風OFFとなっているので、さらに、送風強制ONが選択されたか否かを判断する(ステップS106)。送風強制ONが選択されていれば(ステップS106:YES)、送風ファン411をONし(ステップS105)、選択されていなければ(ステップS106:NO)、送風ファン411をOFFし(ステップS107)、このルーチンから抜ける。
また、送風モード画面で「なし」105cを選択すると、送風モードに入らずに通常の排紙処理が実行される。
このように、本実施形態では、送風モードでは、ユーザが操作パネル105上で紙種情報を選択した場合にONになる設定であるが、強制OFFを選択することにより、送風を行わないことができる。また、普通紙の場合デフォルトでは、送風は行わないが、強制ONにすることで送風を行うことができる。
以上のように、本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
1)排出口6cから用紙Pを排出する排紙ローラ対6(排出手段)と、前記排出された用紙Pを積載するシフトトレイ202(積載手段)と、前記用紙Pの排出中に排出側に送風する複数の送風装置400(400a,400b:送風手段)と、を備え、前記複数の送風装置400が、前記排出口6cの下方であって、用紙排出方向D1と直交する方向に配列されているので、用紙Pの幅方向の複数個所から排出される用紙Pの下面側に送風することができる。その結果、排出される用紙Pの先端側まで十分な空気層を生成することが可能となり、用紙Pの貼り付き及び座屈を確実に防止し、良好な揃え精度を得ることができる。
2)前記送風装置400は、前記シフトトレイ202の用紙排出方向と直交する方向の両端部に設けられているので、用紙の両端部から排出される用紙Pの下面側に送風することができる。これにより、前記1)の効果を奏することができる。
3)前記送風装置400の両端部の送風方向が、前記シフトトレイ202で交差するように設定されているので、風(空気流)Wが用紙Pの下面で交差し、交差する個所を中心として十分な厚さの空気層ALを形成することができる。これにより、より効果的に前記1)の効果を奏することができる。
4)送風方向が交差する交差点X(交差する位置)が前記シフトトレイ202の幅方向の中央部に設定されているので、風(空気流)Wが用紙Pの幅方向の中央の下面で交差し、用紙Pの幅方向の中央部を中心として十分な厚さの空気層ALを形成することができる。これにより、より効果的に前記1)の効果を奏することができる。
5)送風方向が交差する交差点X(交差する位置)が前記シフトトレイ202に排出される用紙Pの先端部に設定されているので、排紙される用紙Pの長手方向全域に空気層ALを確実に形成することができる。これにより、より確実に前記1)の効果を奏することができる。
6)前記シフトトレイ202上の用紙幅方向の中央部に向けて送風方向を定めるルーバ421が前記送風装置400に設けられているので、簡単な構成で風Wの方向を設定することができる。
7)排出口6cから用紙Pを排出する排紙ローラ対6と、前記排出された用紙Pを積載するシフトトレイ202と、前記シフトトレイ202の用紙積載面202bに向かわない方向であって、かつ、前記用紙Pの排出中に当該用紙Pの下面側に送風する送風装置400と、を備えたので、用紙Pの下面側に風Wを送り込むことができる。その結果、排出される用紙Pの先端PH側まで十分な空気層ALを生成することが可能となり、用紙Pの貼り付き及び座屈を確実に防止し、良好な揃え精度を得ることができる。
8)前記シフトトレイ202の用紙積載面202bに向かわない方向を、当該用紙積載面202bと平行な方向としたので、用紙Pの下面側に用紙積載面202bと平行な空気層ALを確実に形成することが可能となる。これにより、6)の効果を奏することができる。
9)前記シフトトレイ202上の用紙積載面202bに向かわない方向に送風方向を定めるダクト412が送風装置400に設けられているので、送風装置400から送風されるときに用紙積載面202bと平行な空気流(風W)を形成することができる。
10)前記送風装置400の風速を設定するCPU101(設定手段)を備えたので、用紙Pの種類や用紙サイズに応じて適切な風速制御が可能となる。
11)前記CPU101が紙種情報に応じて前記風速を設定する場合には、積載する用紙Pの種類、例えば普通紙、コート紙、トレーシングペーパーなどの紙種に応じて効率よく空気層ALを形成することができる。
12)前記CPU101が紙種情報に応じて送風の有無を設定する場合には、デフォルトで送風の必要のない例えば普通紙では、無駄な送風動作を防止することができる。これにより、無駄な電力消費を押さえることが可能となる。
13)前記CPU101が操作パネル105からのユーザの操作入力に基づいて前記設定を行う場合には、ユーザの意図に沿った設定が可能となる。
なお、特許請求の範囲における排出口は本実施形態では、符号6aに、用紙は符号P,P1(先行紙),P2(後行紙)に、排出手段は排紙ローラ対6に、積載手段はシフトトレイ202に、送風手段は送風装置400に、送風方向は風Wの方向に、交差する位置は交差点Xに、ルーバは符号421に、ダクトは符号412に、設定手段はCPU101に、操作手段は操作パネル105に、排紙装置は用紙後処理装置PDに、画像形成システムは画像形成装置PR及び用紙後処理装置PDを含むシステムに、それぞれ対応する。
さらに、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
6 排紙ローラ対
6a 排出口
101 CPU
105 操作パネル
202 シフトトレイ
400,400a,400b 送風装置
412 ダクト
421 ルーバ
P,P1,P2 用紙
PD 用紙後処理装置
PF 画像形成装置
W 風
X 交差点
特開2011−57313号公報

Claims (16)

  1. 排出口から用紙を排出する排出手段と、
    前記排出された用紙を積載する積載手段と、
    前記用紙の排出中に排出側に送風する複数の送風手段と、
    を備え、
    前記複数の送風手段が、前記排出口の下方であって、用紙排出方向と直交する方向に配列された用紙積載装置。
  2. 請求項1に記載の用紙積載装置であって、
    前記送風手段は、前記積載手段の用紙排出方向と直交する方向の両端部に設けられた用紙積載装置。
  3. 請求項2に記載の用紙積載装置であって、
    前記送風手段の両端部の送風方向が、前記積載手段上で交差するように設定された用紙積載装置。
  4. 請求項3に記載の用紙積載装置であって、
    前記交差する位置が前記積載手段の幅方向の中央部に設定された用紙積載装置。
  5. 請求項3または4に記載の用紙積載装置であって、
    前記交差する位置が前記積載手段上に排出される用紙の先端部に設定された用紙積載装置。
  6. 請求項3ないし5のいずれか1項に記載の用紙積載装置であって、
    前記積載手段上の用紙幅方向の中央部に向けて送風方向を定めるルーバが前記送風手段に設けられた用紙積載装置。
  7. 排出口から用紙を排出する排出手段と、
    前記排出された用紙を積載する積載手段と、
    前記用紙の排出中の当該用紙の下面側に、前記積載手段の用紙積載面に向かわない方向に送風する送風手段と、
    を備えた用紙積載装置。
  8. 請求項7に記載の用紙積載装置であって、
    前記積載手段の用紙積載面に向かわない方向が、当該用紙積載面と平行な方向である用紙積載装置。
  9. 請求項7または8に記載の用紙積載装置であって、
    前記積載手段上の用紙積載面に向かわない方向に送風方向を規定するダクトが前記送風手段に設けられた用紙積載装置。
  10. 請求項1ないしい9のいずれか1項に記載の用紙積載装置であって、
    前記送風手段の風速を設定する設定手段を備えた用紙積載装置。
  11. 請求項10に記載の用紙積載装置であって、
    前記設定手段は紙種情報に応じて前記風速を設定する用紙積載装置。
  12. 請求項10に記載の用紙積載装置であって、
    前記設定手段は紙種情報に応じて送風の有無を設定する用紙積載装置。
  13. 請求項10ないし12のいずれか1項に記載の用紙積載装置であって、
    前記設定手段が、ユーザの操作手段からの操作入力に基づいて前記設定を行う用紙積載装置。
  14. 請求項1ないし13のいずれか1項に記載の用紙積載装置を備えた画像形成システム。
  15. 排出手段によって用紙を排出口から排出する排出工程と、
    前記排出手段によって排出された前記用紙を積載手段に積載する積載工程と、
    前記排出口の下方であって用紙排出方向と直交する方向に配列された複数の送風手段により前記用紙の排出中に排出側に送風する送風工程と、
    を備えた用紙積載方法。
  16. 排出手段によって用紙を排出口から排出する排出工程と、
    前記排出手段によって排出された前記用紙を積載手段に積載する積載工程と、
    前記用紙の排出中の当該用紙の下面側に、送風手段によって前記積載手段の用紙積載面に向かわない方向に送風する送風工程と、
    を備えた用紙積載方法。
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