JP2009051578A - シート整合装置、シート処理装置、及び画像形成装置 - Google Patents

シート整合装置、シート処理装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Tomohiro Furuhashi
朋裕 古橋
Masahiro Tamura
政博 田村
Nobuyasu Suzuki
伸宜 鈴木
Hideya Nagasako
秀也 永迫
Naohiro Yoshikawa
直宏 吉川
Kazuhiro Kobayashi
一啓 小林
Keiji Maeda
啓司 前田
Tomoichi Nomura
知市 野村
Makoto Hidaka
信 日高
Hitoshi Hattori
仁 服部
Junichi Tokita
淳一 土岐田
Akira Kunieda
晶 國枝
Ichiro Ichihashi
一郎 市橋
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Abstract

【課題】整合済みシートの整合を崩さずシートを搬送する。
【解決手段】シート搬送方向に対して平行に対向して配置された規制部材(上流側規制部材53a,53b、下流側規制部材55a,55b)を備え、搬入されたシートのシート搬送方向と平行な端面を整合し、複数枚のシートを積載するシート整合装置において、前記規制部材の少なくとも片側をシート搬送方向と直交する方向に移動させる駆動手段(モータ56a,56b,57a,57b、タイミングベルト58a,58b,59a,59b)を備え、対向する規制部材(上流側規制部材53a,53b、下流側規制部材55a,55b)間の幅L1,L2をシート搬送方向上流側と下流側で独立して設定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、搬入されたシート記録媒体(以下、単に「シート」とも称する)を整合するシート整合装置、このシート整合装置を備えシートに対して所定の処理を行うシート処理装置及びこのシート処理装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に関する。
用紙などのシート状記録媒体は、例えば電子写真方式の画像形成装置では、トナーによって顕像化された画像を加熱及び加圧して定着するようになっている。このような形式のものでは、特に画像形成後のシートに熱や圧力が加えられることから当該シートにカールや浮き上がりなどが生じる場合がある。シート処理装置、特にシート後処理装置とも称される画像形成後の用紙に綴じ、穴明け、折りなどの所定の処理を施すものでは、用紙端部を綴じたり穴明けする場合に、シートにカールや浮き上がりが生じていると、精度上問題となる。
このようなカールや浮き上がりを押さえる技術として、例えば特許文献1記載の発明が公知である。この発明は、用紙押さえと用紙揃えをともに満足することができるようにするため、搬入された用紙を整合する用紙整合装置において、用紙搬送方向と平行な端面を揃えるジョガーと、用紙搬送方向と直交する端面を揃える揃えローラ及び基準フェンスと、前記基準フェンスを基準に整合された用紙の端部を押さえる用紙押さえガイドと、前記用紙押さえガイドを用紙搬送方向と直交する方向に移動させるベルト及びベルト駆動モータと、用紙押さえガイドの押圧力を変更する駆動機構を備え、用紙を整合するときには、用紙のカールは押さえるが用紙整合時の用紙の移動を阻止しない荷重とし、整合動作をしていないとき、あるいはスティプル時には用紙束を上から押さえ、移動しないような荷重をかけるようにしたことを特徴とするものである。
また、特許文献2記載の発明も公知である。この発明は、用紙積載手段を用紙排紙方向に対して直交する方向に移動させてシフトを行う方式と、用紙そのものをシフトさせる方式のそれぞれに対応した整合動作ができるようにするため、排出される記録シートを積載する積載手段と、前記積載手段上で前記記録シートを揃える揃え手段とを備え、前記積載手段を移動させて仕分けする第1の仕分けモード及び前記記録シートを移動させて仕分けする第2の仕分けモードが設定されるシート整合装置において、前記第1の仕分けモードと前記第2の仕分けモードとで前記揃え手段の記録シート受入れ時の待機位置を変更する手段を備えていることを特徴とする。
特開2006−225119号公報 特開2006−137529号公報
ところで、前記公知技術では、シート規制部材によって整合処理された後、シートを下流側へ搬送する際に、次シートの受け入れのためにシート規制部材間の幅を整合時の幅から受け入れることのできる幅まで広げる必要がある。すなわち、シート受け入れ時にシートが規制部材に衝突しないよう、規制部材を受け入れるシートの幅よりも更に広く開ける必要がある。このように規制部材を広く空けると既に整合しているシートに対して規制部材が移動するので、整合されたシートの整合性に問題が生じる場合がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は、整合済みシートの整合を崩さずシートを搬送することができるようにすることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、シート搬送方向に対して平行に対向して配置された規制部材を備え、搬入されたシートのシート搬送方向と平行な端面を整合し、複数枚のシートを積載するシート整合装置において、前記規制部材の少なくとも片側をシート搬送方向と直交する方向に移動させる駆動手段を備え、前記対向する規制部材間の幅をシート搬送方向上流側と下流側で独立して設定することを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記駆動手段が前記上流側と下流側の規制部材を独立して駆動することを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段において、前記上流側と下流側の規制部材が連結部材により連結されていることを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段において、前記下流側の規制部材と前記連結部材の連結部を滑らかに繋げる回転面を有する回転部材を備えていることを特徴とする。
第5の手段は、第4の手段において、前記回転部材の回転軸方向の長さが前記連結部材のシート厚さ方向の幅と同等以上であることを特徴とする。
第6の手段は、第4の手段において、前記回転部材の回転面がシート幅方向において前記規制部材の面と同一面上もしくはそれより外側に位置していることを特徴とする。
第7の手段は、第1の手段において、前記下流側規制部材のシート厚さ方向の幅が、前記上流側規制部材のシート厚さ方向の幅と同等以上であることを特徴とする。
第8の手段は、第3の手段において、前記連結部材の搬送方向に平行な端面が前記上流側規制部材の規制面と同一面上もしくはそれより外側に位置していることを特徴とする。
第9の手段は、第1の手段において、前記下流側規制部材の搬送方向に平行な規制面が前記連結部材の搬送方向に平行な面と同一面上もしくはそれより外側に位置していることを特徴とする。
第10の手段は、第1ないし第9のいずれかの手段に係るシート整合装置をシート処理装置が備えていることを特徴とする。
第11の手段は、第1ないし第9のいずれかの手段に係るシート整合装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
第12の手段は、第10の手段に係るシート処理装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、規制部材は上流側規制部材53,53a,53b、連結部材54,54a,54b、下流側規制部材55,55a,55bに、駆動手段はモータ56a,56b、57a,57b、タイミングベルト58a,58b、59a,59bに、回転部材は符号68に、それぞれ対応する。
本発明によれば、整合済みシートの整合を崩さずシートを搬送することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係るシート後処理装置PDと画像形成装置PRとからなるシステムを説明するための図である。
図1において、シート後処理装置PDは、画像形成装置PRの側部に取り付けられており、画像形成装置PRから排出されたシートはシート後処理装置PDに導かれる。前記シートは、1枚のシートに後処理を施す後処理手段(この実施形態では穿孔手段としてのパンチユニット100)を有する搬送路Aと、この搬送路Aを通り、上トレイ201へ導く搬送路B、シフトトレイ202へ導く搬送路C、整合及びスティプル綴じ等を行う処理トレイF(以下「端面綴じ処理トレイ」とも称する)へ導く搬送路Dへ、それぞれ分岐爪15及び分岐爪16によって振り分けられるように構成されている。
画像形成装置PRは、特に図示しないが入力される画像データを印字可能な画像データに変換する画像処理回路、画像処理回路から出力される画像信号に基づいて感光体に光書き込みを行う光書き込み装置、光書き込みにより感光体に形成された潜像をトナー現像する現像装置、現像装置によって顕像化されたトナー像をシートに転写する転写装置、及びシート転写されたトナー像を定着する定着装置を少なくとも備え、トナー画像が定着されたシートをシート後処理装置PDに送り出し、シート後処理装置PDによって所望の後処理が行われる。画像形成装置PRはここでは前述のように電子写真方式のものであるが、インクジェット方式、熱転写方式などの公知の画像形成装置が全て使用できる。なお、この実施例1では、前記画像処理回路、光書き込み装置、現像装置、転写装置、及び定着装置が画像形成手段を構成している。
搬送路A及びDを経て端面綴じ処理トレイFへ導かれ、この端面綴じ処理トレイFで整合及びスティプル等を施されたシートは、ガイド部材44により、シフトトレイ202へ導く搬送路C、折り等を施す中綴じ・中折り処理トレイG(以下、単に「中綴じ処理トレイ」とも称する)へ振り分けられるように構成され、中綴じ処理トレイGで折り等を施されたシートは搬送路Hを通り下トレイ203へ導かれる。また、搬送路D内には分岐爪17が配置され、図示しない低荷重バネにより図の状態に保持されており、搬送ローラ7によって搬送されるシートの後端が前記分岐爪17を通過した後、搬送ローラ9、10、スティプル排紙ローラ11のうち少なくとも搬送ローラ9を逆転させ、シートをターンガイド8に沿って逆行させる。これにより、シート後端からシートをシート収容部Eへ導いて滞留(プレスタック)させ、次シートと重ね合せて搬送することが可能なように構成されている。この動作を繰り返すことによって2枚以上のシートを重ね合せて搬送することも可能である。
搬送路B、搬送路C及び搬送路Dの上流で各々に対し共通な搬送路Aには、画像形成装置PRから受け入れるシートを検出する入口センサ301、その下流に入口ローラ1、パンチユニット100、パンチかすホッパ101、搬送ローラ2、分岐爪15及び分岐爪16が順次配置されている。分岐爪15、分岐爪16は図示しないバネにより図1の状態に保持されており、図示しないソレノイドをONすることにより、分岐爪15、16をそれぞれ駆動し、両者の組み合わせを変えることによって、搬送路B、搬送路C、搬送路Dへシートを振り分ける。
搬送路Bへシートを導く場合は、図1の状態で前記ソレノイドはOFF、搬送路Cへシートを導く場合は、図1の状態から前記ソレノイドをONすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪16は下方にそれぞれ回動した状態となり、搬送ローラ3から排紙ローラ4を経て上トレイ201にシートを排出する。搬送路Dへシートを導く場合は、分岐爪16は図1の状態で前記ソレノイドはOFF、分岐爪15は図1の状態から前記ソレノイドをONすることにより、上方に回動した状態となり、搬送ローラ5及び排紙ローラ対6(6a,6b)を経てシートをシフトトレイ202側に搬送する。
このシート後処理装置では、シートに対して、穴明け(パンチユニット100)、シート揃え+端部綴じ(ジョガーフェンス53,54,55、端面綴じスティプラS1)、シート揃え+中綴じ(中綴じ上ジョガーフェンス250a、中綴じ下ジョガーフェンス250b、中綴じスティプラS2)、シートの仕分け(シフトトレイ202)、中折り(折りプレート74、折りローラ81)などの各処理を行うことができる。
図1に示すように、このシート後処理装置PDの最下流部に位置するシフトトレイ排紙部は、シフト排紙ローラ対6(6a,6b)と、戻しコロ13と、紙面検知センサ330と、シフトトレイ202と、シフトトレイ202をシート搬送方向に直交する方向に往復動させるシフト機構と、シフトトレイ202を昇降させるシフトトレイ昇降機構とにより構成される。
図1において、符号13は戻しコロを示し、戻しコロ13はシフト排紙ローラ対6から排出されたシートと接して前記シートの後端をエンドフェンスに突き当てて揃えるためのスポンジ製のコロからなる。この戻しコロ13は、シフト排紙ローラ対6の回転力で回転するようになっている。戻しコロ13の近傍にはトレイ上昇リミットスイッチが設けられており、シフトトレイ202が上昇して戻しコロ13を押し上げると、前記トレイ上昇リミットスイッチがオンしてトレイ昇降モータが停止する。これによりシフトトレイ202のオーバーランが防止される。
また、戻しコロ13の近傍には、図1に示すように、シフトトレイ202上に排紙されたシートもしくはシート束の紙面位置を検知する紙面位置検知手段としての紙面検知センサ330が設けられ、シートの積載量が所定の高さに達したことが紙面検知センサ330によって検知されると、シフトトレイ202はトレイ昇降モータの駆動により所定量下降する。これにより、シフトトレイ202の紙面位置は略一定に保たれる。
シフト排紙ローラ6は、駆動ローラ6aと従動ローラ6bを有し、従動ローラ6bはシート排出方向上流側が支持され上下方向に回動自在設けられた開閉ガイド板の自由端部に回転自在に支持されている。従動ローラは6b自重又は付勢力により駆動ローラ6aに当接しシートは両ローラ間に挟持されて排出される。綴じ処理されたシート束が排出されるときは、開閉ガイド板が上方に回動され、所定のタイミングで戻されるようになっており、このタイミングはシフト排紙センサ303の検知信号に基づいて決定される。その停止位置は図示しない排紙ガイド板開閉センサの検知信号に基づいて決定され、図示しない排紙ガイド板開閉モータにより駆動される。
スティプル処理を施す端面綴じ処理トレイFの構成を図2及び図3に示す。図2は端面処理トレイFの正面図、図3は図2を矢印αから見た図である。
スティプル排紙ローラ11によって端面綴じ処理トレイFへ導かれたシートは、端面綴じ処理トレイF上に順次積載される。この場合、シート毎に戻しコロ12で縦方向(シート搬送方向)の整合が行われ、ジョガーフェンス53によって横方向(シート搬送方向と直交する方向−シート幅方向とも称す)の整合が行われる。ジョブの切れ目、すなわち、シート束の最終紙から次のシート束先頭紙までの間で、制御装置からのスティプル信号により端面綴じスティプラS1が駆動され、綴じ処理が行われる。綴じ処理が行われたシート束は、直ちに放出爪52aが突設された放出ベルト52によりシフト排紙ローラ6へ送られ、受け取り位置にセットされているシフトトレイ202に排出される。
放出爪52aは、放出ベルトHPセンサ311によりホームポジションが検知されるようになっており、この放出ベルトHPセンサ311は放出ベルト52に設けられた放出爪52aによりオン・オフする。放出ベルト52の外周上には対向する位置に2つの放出爪52aが配置され、端面綴じ処理トレイFに収容されたシート束を交互に移動搬送する。
また、図3に示すように、放出ベルト52はシート幅方向の整合中心に位置し、駆動プーリ52dと従動プーリ52e間に張架されて駆動される。また、複数の放出ローラ56が前記放出ベルト52に関して対称に配置され、駆動軸52bに対して回転自在に設けられ、従動コロとして機能している。なお、符号64a,64bは前側板及び後側板、符号51a及び51bはそれぞれ前側及び後ろ側の後端フェンス(図1では符号51で示す)である。
戻しコロ12は支点12aを中心に叩きSOLによって振り子運動を与えられ、端面綴じ処理トレイFへ送り込まれたシートに間欠的に作用してシート後端を後端フェンス51に突き当てる。なお、戻しコロ12は反時計回りに回転する。ジョガーフェンス53は、図3に示すように前後一対設けられ、正逆転可能な図示しないジョガーモータによりタイミングベルトを介して駆動されてシート幅方向に往復移動する。
端面綴じスティプラS1は、正逆転可能な図示しないスティプラ移動モータによりタイミングベルトを介して駆動され、シート端部の所定位置を綴じるためにシート幅方向に移動する。
規制部材(ジョガーフェンス)は上流側規制部材53、連結部材54、下流側規制部材55の3個の部材からなり、それぞれ前側、後側の上流側規制部材53a,53b、連結部材54a,54b、下流側規制部材55a,55bを備えている。連結部材54a,54bは、上流側規制部材53a,53bと下流側規制部材55a,55bがそれぞれシート搬送方向と直交する方向に平行に移動するように連結し、シートの搬送方向と平行な端面を整合することができるようになっている。上流側規制部材53a,53b及び下流側規制部材55a,55bはそれぞれ端面綴じ処理トレイFのシート載置面に設けられた移動用の長穴53aa,53bb、55aa,55bbに突起53ac,53bc、55ac,55bcが挿入され、長穴53aa,53bb、55aa,55bbに規制された状態で移動する。長穴53aa,53bb、55aa,55bbはそれぞれシート搬送方向と直交する方向に設けられていることから、上流側規制部材53a,53bと下流側規制部材55a,55bもシート搬送方向と直交する方向に移動する。
図4は図2を矢印βから見た図で、ジョガーフェンスの駆動機構を示している。図4から分かるように、上流側規制部材53a,53b、下流側規制部材55a,55bは、モータ56a,56b、57a,57bによってタイミングベルト58a,58b、59a,59bを介してそれぞれ独立して駆動され、前記長穴53aa,53bb、55aa,55bbに沿ってシート搬送方向と直交する方向に平行に移動する。これにより、各々の規制部材対間の幅L1,L2を独立して設定することができる。なお、前記突起はタイミングベルト58a,58b、59a,59bに結合され、一体に移動する。なお、モータ56a,56b、57a,57bは図示しない制御装置のCPUとモータドライバによって駆動制御される。
こうすることにより、シートを整合後、上流側規制部材53a,53bは次シートの受け入れのため規制部材間の幅を広げなくてはならないが、下流側規制部材55a,55b間で整合済みシートを規制しながら搬送することができ、整合済みシートの整合を崩さずシートを搬送することができる。
前述のように、上流側規制部材53a,53bと、下流側規制部材55a,55bは連結部材54a,54bによってそれぞれ連結されている。こうすることにより、図5のように上流側規制部材53a,53b間の幅L1と、前記下流部材55a,55b間の幅L2を異なる幅に設定しているときにシートが搬送された場合に、上流側規制部材53a,53bと下流側規制部材55a,55bの段差にシートが引っ掛けることなく連結部材54a,54bによりガイドすることができ、シートを滑らかに搬送することができる。なお、前記幅L1,L2は、制御装置のCPUが図示しないROMに格納されているプログラムコードを図示しないRAMに展開して実行されるプログラムに従ってシート搬送動作に応じて設定される。
図6及び図7は上流側規制部材53a,53b、連結部材54a,54b、下流側規制部材55a,55bの連結構造の詳細を示す図である。図6に示した例では、連結部材54aと上流側規制部材53aとの連結部の片側を長穴60にして連結部(連結ピン)60aが長穴60中を移動可能とし、連結部材54aと下流側規制部材55aは回動可能なピン結合60bとしている。これにより、連結部材54aはピン60bを中心として回動し、上流側規制部材53aは連結ピン60aが長穴60内をスライド移動し、下流側規制部材55aあるいは上流側規制部材53aはシートを規制する面はシート搬送方向に対して平行な状態を保持したまま、移動前後で搬送長が変化せずにシート搬送方向に垂直な方向に移動する。
図7に示した例は、下流側規制部材55aに長穴61を設け、この長穴61に駆動ピン61aを挿入し、この駆動ピン61aをシート搬送方向と直交する方向に移動させて上流側規制部材53a,53bと下流側規制部材55a,55bをそれぞれシート搬送方向と直交する方向に移動させるようにしたものである。この場合、下流側規制部材55aについては、前記モータは駆動ピン61aを移動させることになる。なお、連結部材54aに対して、上流側規制部材53a及び下流側規制部材55aはそれぞれ回動可能なピン結合60c,60bとしている。これにより、前記ピン61aをシート搬送方向に直交するd方向に移動させると、前記下流側規制部材55aは矢印c方向に移動する。この場合は、下流側規制部材55aあるいは上流側規制部材53aはシートを規制する面はシート搬送方向に対して平行な状態を保持したまま、シート搬送方向に垂直な方向に移動する。なお、下流側規制部材55aは前記c方向に移動することから、図7の例では、図6の場合とは異なり移動前後で搬送長が異なることになる。
図8は下流側規制部材と連結部材の連結部の例を示す図である。同図(a)は図2α方向から見た図、同図(b)は同図(a)の丸印部の拡大図である。この例では、同図に示すように、下流側規制部材55aと連結部材54aの連結部(ピン結合部60b)に回転部材68を設けている。これによりピン結合部60bにおいて、下流側規制部材の面67と前記連結部材の面66を前記回転部材68の円周面を介して連結されることになる。このように構成すると、シート搬送時にシートが連結部(ピン結合部60b)に接触した場合に回転部材68が回転することにより接触抵抗が低減される。これにより、シートの損傷を防ぎ、またシートの整合を崩さずに滑らかに搬送することができる。
その際、図8(b)に示すように、前記回転部材68のシート厚さ方向の幅(回転軸の軸方向の長さ)Dを連結部材54aのシート厚さ方向の幅Bより大きくしてある。また、この実施形態では、下流側規制部材55aの幅(内法)Cに連結部材54aが入り込み、連結部材54aの幅(内法)Bに上流側連結部材53aが入り込むような寸法に形成されている。上流側連結部材53aの幅(内法)Aは、少なくともシート束の最大積載枚数の厚さ寸法よりも大寸に形成されている。このように構成すると、シート搬送時に、シートが連結部材54a,54bのシート厚さ方向のどの位置を通過したときも、前記回転部材68の回転面でシートをガイドすることができ、シートの引っ掛かりを防止することができる。また、下流側規制部材55aのシート厚さ方向の幅Cが上流側規制部材53のシート厚さ方向の幅Aより広くなっているので、上流側規制部材53aから下流側規制部材55aへシートが受け渡される時、シートが受け渡し部の段差に引っ掛かり、損傷することを防止できる。なお、シートが受け渡し部の段差に引っ掛かって損傷することを防止するには、前記幅がA≦Cの関係にあればよい。
図9は回転部材の取り付け構造の他の例を示す図である。この例は、回転部材68の面69を連結部材54aの面66及び下流側規制部材55aの規制面67と同一平面もしくはそれより外側になるように設定したものである。このように構成すると、規制部材53,54,55によりシート搬送方向に対して直交する方向からシートを規制(整合)する際、回転部材68にシートが突き当たってシートの整合を乱すのを防止することができる。
なお、これまでの説明では、前側の上流側規制部材53a、連結部材54a、下流側規制部材55aを主に例に取っているが、後側の上流側規制部材53b、連結部材54b、下流側規制部材55bも対称に構成されているので説明は省略する。
また、下流側規制部材55aの搬送方向に平行な規制面67を、連結部材54aの搬送方向に平行な端面66と同一平面もしくはそれより外側に設定する。これにより連結部材54から下流側規制部材55へシートが受け渡されるとき、シートが受け渡し部の段差に引っ掛かって損傷することを防止できる。
さらに、連結部材54の搬送方向に平行な端面の位置を上流側規制部材53のシート規制面と同一平面もしくはそれより外側に位置させる。これにより、上流側規制部材53から連結部材54にシートが搬送されるとき、シートが連結部材54に引っ掛からず、滑らかに搬送することができる。
以上のように本実施形態によれば、下記のような効果を奏する。
1)上流側と下流側の規制部材53,55間の幅を独立して設定できるので、受け入れのために上流側を広く開いた場合であっても、整合済みのシートが規制部材を抜けるまでシート下流側の規制部材55によって幅方向を規制することが可能となり、揃え精度を保つことができる。
2)上流側と下流側の規制部材53,55が一体に連結されているので、シート規制面が滑らかに連結され、シートを滑らかに搬送することができる。
3)上流側と下流側の規制部材53,55の繋ぎ目部を回転部材68の面を介して滑らかに繋げているので、シートが接触したときも滑らかに搬送することができる。
4)回転部材68を下流側規制部材53よりも外側に設定することにより、シート整合処理後、下流側へシートを搬送する際にシートを下流側規制部材55で規制することが可能となり、回転部材68によるシートの整合精度への悪影響を及ぼすことを防止できる。
5)下流側規制部材55のシート厚さ方向の幅Cが、上流側規制部材53のシート厚さ方向の幅Cと同じもしくはそれより大きく設定されているので、上流側規制部材53から下流側規制部材55へシートが搬送されるとき、シートが下流側規制部材53に引っ掛からず、滑らかに搬送することができる。
6)連結部材54の搬送方向に平行な端面66の位置が、上流側規制部材53のシート規制面と同一平面もしくはそれより外側に位置することにより、上流側規制部材53から連結部材54にシートが搬送されるとき、シートが連結部材54に引っ掛からず、滑らかに搬送することができる。
7)下流側規制部材55aのシート規制面67が連結部材54の搬送方向に平行な端面66の位置と同一平面もしくはそれより外側に位置することにより、連結部材54から下流側規制部材55へシートが搬送されるとき、シートが下流側規制部材55aに引っ掛からず、滑らかに搬送することができる。
本発明の実施形態に係るシート整合装置を備えたシート処理装置の全体的な構成を示す図である。 図1の端面綴じ処理トレイFの下端部を示す図である。 図1の端面綴じ処理トレイFを図2のα方向から見た図である。 図1の端面綴じ処理トレイFを図2のβ方向から見た図である。 図3の状態から下流側規制部材を寄せた状態を示す図である。 連結部材を介して連結された上流側規制部材と下流側規制部材の関係を示す図(その1)である。 連結部材を介して連結された上流側規制部材と下流側規制部材の関係を示す図(その2)である。 連結部材を介して連結された上流側規制部材と下流側規制部材の連結部の構成を示す図である。 回転部材の面を規制部材の面と同一平面もしくはそれより外側に設定する状態を示す図である。
符号の説明
53,53a,53b 上流側規制部材
54,54a,54b 連結部材
55,55a,55b 下流側規制部材
56a,56b,57a,57b モータ
58a,58b,59a,59b タイミングベルト
68 回転部材

Claims (12)

  1. シート搬送方向に対して平行に対向して配置された規制部材を備え、搬入されたシートのシート搬送方向と平行な端面を整合し、複数枚のシートを積載するシート整合装置において、
    前記規制部材の少なくとも片側をシート搬送方向と直交する方向に移動させる駆動手段を備え、
    前記対向する規制部材間の幅をシート搬送方向上流側と下流側で独立して設定することを特徴とするシート整合装置。
  2. 請求項1記載のシート整合装置において、
    前記駆動手段は、前記上流側と下流側の規制部材を独立して駆動することを特徴とするシート整合装置。
  3. 請求項1記載のシート整合装置において、
    前記上流側と下流側の規制部材は連結部材により連結されていることを特徴とするシート整合装置。
  4. 請求項3記載のシート整合装置において、
    前記下流側の規制部材と前記連結部材の連結部を滑らかに繋げる回転面を有する回転部材を備えていることを特徴とするシート整合装置。
  5. 請求項4記載のシート整合装置において、
    前記回転部材の回転軸方向の長さは、前記連結部材のシート厚さ方向の幅と同等以上であることを特徴とするシート整合装置。
  6. 請求項4記載のシート整合装置において、
    前記回転部材の回転面はシート幅方向において前記規制部材の面と同一面上もしくはそれより外側に位置していることを特徴とするシート整合装置。
  7. 請求項1記載のシート整合装置において、
    前記下流側規制部材のシート厚さ方向の幅は、前記上流側規制部材のシート厚さ方向の幅と同等以上であることを特徴とするシート整合装置。
  8. 請求項3記載のシート整合装置において、
    前記連結部材の搬送方向に平行な端面は、前記上流側規制部材の規制面と同一面上もしくはそれより外側に位置していることを特徴とするシート整合装置。
  9. 請求項1記載のシート整合装置において、
    前記下流側規制部材の搬送方向に平行な規制面は、前記連結部材の搬送方向に平行な面と同一面上もしくはそれより外側に位置していることを特徴とするシート整合装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のシート整合装置を備えていることを特徴とするシート処理装置。
  11. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載のシート整合装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項10記載のシート処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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