JP3061941B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP3061941B2 JP4136773A JP13677392A JP3061941B2 JP 3061941 B2 JP3061941 B2 JP 3061941B2 JP 4136773 A JP4136773 A JP 4136773A JP 13677392 A JP13677392 A JP 13677392A JP 3061941 B2 JP3061941 B2 JP 3061941B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は穿孔した原紙を巻装した
版胴に用紙を圧接し印刷を行う孔版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の孔版印刷装置の一例として図3に
示すように構成されたものがある。同図に示すように、
この孔版印刷装置の版胴部は、インキ供給を兼ねたイン
キ供給パイプ3と、インキ供給パイプ3を軸として図示
しないモータにより回転駆動される多孔性円筒状の版胴
1と、版胴1の外周面の一部にその軸線方向に延在して
穿孔した原紙2の先端部を挟持する開閉可能なクランパ
7と、インキ供給パイプ3の軸の両側に固定された図示
しないインキローラ側板に回転可能に支持され周知の機
構で版胴1と同方向に回転し版胴1の内周面にインキを
供給するインキローラ4と、インキローラ4に対して微
小間隙を置いて平行に配置されインキローラ4との間に
楔状のインキ溜り6を形成するドクターローラ5とを有
する。
【0003】インキローラ4に対向する版胴1の外周面
の近傍には、版胴1に対して上下に接離し用紙10を版
胴1に圧接するプレッシャ胴12が配置されている。プ
レッシャ胴12の径は版胴1の径に対し略同径に形成さ
れている。プレッシャ胴12は、偏心している胴軸18
上を反時計回りに版胴1と略同じ速度で同期して回転す
るようになっている。プレッシャ胴12の外周面の所定
部には、クランパ7との接触を回避するため及び版胴1
との接触時の衝撃音(騒音)対策として、接触する部分
に凹部30が形成されている。
【0004】版胴1とプレッシャ胴12との中央右側の
近傍部には、タイミングを取りながら用紙10を給送す
るレジストローラ対9a,9bが配置されている。レジ
ストローラ対9a,9bと、版胴1及びプレッシャ胴1
2との間の用紙10が通過する用紙通路Pには、用紙1
0の通過を検知する用紙検出センサ11が配置されてい
る。
【0005】版胴1の左側下方の近傍には、版胴1の外
周面に巻かれた原紙2から印刷済みの用紙10を剥離す
るための剥し爪8が配設されている。プレッシャ胴12
の左側上方の近傍には、プレッシャ胴12から用紙10
を分離するための排紙爪15が配設されている。排紙爪
15の左側の下方近傍には、剥離された印刷済の用紙1
0を積載するための排紙トレイ19が配設されている。
【0006】従来の孔版印刷装置の別の例としては、特
開平3−254985号公報に示されているように、裏
押しロール(プレッシャ胴)を回転自在に固定し、中押
しローラを版胴の内周面に接離させて印刷を行う技術が
提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た孔版印刷装置においては、用紙10の先端部と原紙2
との間に剥し爪8が挿入されることで版胴1からの用紙
10の分離を行っているが、プレッシャ胴12からの用
紙10の分離には、プレッシャ胴12の外周面に対して
わずかに隙間をあけて設けられた排紙爪15が差し込ま
れることでプレッシャ胴12からの用紙10の分離を行
っているため、用紙10の腰が弱かったり下カール紙の
場合にはプレッシャ胴12の凹部30と排紙爪との間に
用紙10が入り込みジャムを起こす問題があった。そし
て、そのジャムを起こした用紙10でプレッシャ胴12
の外周面を汚損したり、用紙10の両面に印刷すること
によりプレッシャ胴12にインキや紙粉が付着し、これ
らの付着物によりプレッシャ胴12の外周面が凹凸とな
って、良好な画像の印刷物が得られないという問題があ
った。
【0008】さらに、長期間に渡り印刷がなされなかっ
た場合、版胴のインキが蒸発して無くなったり減少する
ことがあり、このような時に印刷を行うと印刷直後はイ
ンキ不足となり良好な印刷物が得られず、数枚ないし1
0数枚のヤレ紙が発生してしまう問題もあった。
【0009】したがって、本発明はかかる問題点を解決
するために、プレッシャ胴の凹部と排紙爪との間で用紙
がジャムを起こさない、そしてジャムを起こした用紙で
プレッシャ胴の外周面を汚損した場合、あるいはプレッ
シャ胴にインキや紙粉が付着しても手を汚さずにクリー
ニングすることができ、さらに長期間に渡り印刷がされ
なかった時の印刷始めのヤレ紙発生防止に対応できて良
好な画像の印刷物を得ることのできる孔版印刷装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前述した目的を
達成するためになされたものであり、請求項1記載の発
明は、穿孔した原紙を巻装する円筒状の版胴と、該版
に対向して配置されたプレッシャ胴とを有し、前記版胴
と前記プレッシャ胴との間に搬送されてきた用紙に孔版
印刷を行う孔版印刷装置において、前記プレッシャ胴
に、印刷済の前記用紙の先端部を前記プレッシャ胴の外
周面より浮き上がらせるための押出し手段を設けた構成
としている。
【0011】請求項2記載の発明は、前述した目的を達
成するために、請求項1記載の孔版印刷装置において、
前記プレッシャ胴の外周面の外側近傍に、該外周面をク
リーニングするためのクリーニング手段を設けた構成と
している。
【0012】請求項3記載の発明は、前述した目的を達
成するために、請求項2記載の孔版印刷装置において、
前記用紙が供給されない状態で前記プレッシャ胴の外周
面を前記版胴の外周面に所定回数圧接させた後にその圧
接を解除し、該圧接解除後に前記クリーニング手段を動
作させクリーニングを行う構成としている。
【0013】請求項4記載の発明は、前述した目的を達
成するために、請求項1又は2記載の孔版印刷装置にお
いて、記載の発明は、前述した目的を達成するために、
前記プレッシャ胴の外周面に、潤滑性の高い平滑な膜を
形成した構成としている。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明によれば、プレッシャ
、印刷済の用紙の先端部をプレッシャ胴の外周面より
浮き上がらせるための押出し手段を設けたことにより、
たとえ用紙の腰が弱かったり下カール紙であったりした
ような場合でも、押出し手段により印刷済の用紙の先端
部がプレッシャ胴の外周面より浮き上がった状態にされ
るから、排紙爪によって印刷済の用紙の先端部がプレッ
シャ胴の外周面より剥離される際にジャムしない。
【0015】請求項2記載の発明によれば、前記押出し
手段部において万一ジャムして付着した汚損物あるいは
プレッシャ胴の外周面に付着したインキや紙粉をクリー
ニングするためのクリーニング手段が設けられクリーニ
ングされるので、プレッシャ胴の外周面は常に清浄な状
態が保持される。
【0016】請求項3記載の発明によれば、長期間印刷
がされずに版胴のインキが蒸発して無くなったり減少し
た場合でも、用紙が供給されない状態でプレッシャ胴の
外周面を版胴の外周面に所定回数圧接させた後にその圧
接を解除し、この圧接解除後にクリーニング手段を動作
させクリーニングが行われるので、即時に版胴にインキ
が供給されると共に、プレッシャ胴の外周面は清浄な状
態が保持される。
【0017】請求項4記載の発明によれば、プレッシャ
胴の外周面に潤滑性の高い平滑な膜を形成したので、そ
の外周面への汚損物の付着少ないと共に、クリーニン
短時間に完了することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照して詳述する。
【0019】本実施例に係る孔版印刷装置は、前述した
従来の技術例に係る孔版印刷装置と同一の構成部分を有
するので、この同一の構成部分については従来例と同じ
符号を付してその説明を省略する。
【0020】まず、図1ないし図2を参照して、本発明
の一実施例としての孔版印刷装置の構成について説明す
る。図1において、符号16はプレッシャ胴12と一体
回転する遮蔽板を示し、この遮蔽板16は版胴2と胴軸
18との間に設けられている。符号17は遮蔽板16の
回転位置からプレッシャ胴12の回転位置を検出するた
めの胴位置センサを示し、この胴位置センサ17は遮蔽
板16の外周部の所定部位に設けられている。
【0021】図1において、プレッシャ胴12の凹部3
0内の一端部においてその外周面からわずかに凹んだ位
置には、プレッシャ胴12の外周面と凹部30の一端部
との段部30aから印刷済みの用紙10の先端部を浮き
上げるための押出し爪13が設けられている。図2にお
いて、押出し爪13は、その突き出し動作によって版胴
1から剥離されプレッシャ胴12の外周面に転移された
印刷済みの用紙10の先端部が段部30aから凹部30
内に入り込んで排紙爪15との間でジャム(図3参照)
することを阻止する機能を果たす。押出し爪13は、そ
の所定位置の下方近傍で揺動可能に支持された押出し爪
軸14にその複数個が固定されている。押出し爪軸14
は、図示しない駆動装置により駆動されるカムフォロア
(図示しない)によってその押出し爪軸14の軸端部が
作動されるようになっている。したがって、駆動装置
(図示しない)の作動により、押出し爪13がプレッシ
ャ胴12の凹部30内から突き出し、印刷済みの用紙1
0の先端部を浮き上げる。本発明における押出し手段
は、押出し爪13及び押出し爪軸14から構成されてい
る。
【0022】図4(a),(b),(c)において、符
号20A,20B,20Cは、印刷済みの用紙10が凹
部30の一端部と排紙爪15との間においてジャムを起
こしたり、あるいは給紙ジャム等により印刷済みの用紙
10でプレッシャ胴12の外周面を汚損したり、プレッ
シャ胴12で直接版胴の原紙表面を圧接して汚損した
り、あるいは用紙10の両面に印刷することによりプレ
ッシャ胴12にインキや紙粉が付着した汚損物をクリー
ニングするためのクリーニング手段であり、このクリー
ニング手段20A,20B,20Cはプレッシャ胴12
の外周面の外側の所定位置に設けられている。なお、前
述した押出し手段13,14部を含むプレッシャ胴12
の外周面の凹部等は煩雑を避けるためにその図示を省略
してある。
【0023】同図(a)に示すクリーニング手段20A
は、プレッシャ胴12の外周面に押し付けその外周面に
付着したインキ等の汚損物を掻き取るためのブレード2
1と、ブレード21により掻き取られた汚損物を受容す
るインキ皿22とから構成されている。ブレード21は
図示しない駆動装置によりプレッシャ胴12の外周面に
接離自在に駆動される。
【0024】同図(b)に示すクリーニング手段20B
は、プレッシャ胴12にインキや紙粉の付着した汚損物
を溶かし出すためのクリーナ液25を受容したクリーナ
液皿26と、クリーナ液皿26内のクリーナ液25に浸
積し回転しながらクリーナ液25を汲み上げる液上ロー
ラ23と、液上ローラ23に互いに圧接して回転し汲み
上げられたクリーナ液25の付着したローラをプレッシ
ャ胴12の外周面に押し付けその外周面に付着したイン
キ等の汚損物を洗い落すためのクリーニングローラ24
とから構成されている。クリーニングローラ24は図示
しない駆動装置によりプレッシャ胴12の外周面に接離
自在に回転駆動される。
【0025】同図(c)に示すクリーニング手段20C
は、プレッシャ胴12の外周面にリボン状のクリーニン
グシートを押し付け、少しづつ巻取りながらその外周面
に付着したインキ等の汚損物を除去するためのクリーニ
ングシートリボン27から構成され、クリーニングシー
トリボン27は図示しない駆動装置によりプレッシャ胴
12の外周面に接離自在に巻き取り駆動される。
【0026】この孔版印刷装置の図示しない操作パネル
には、用紙10を送らない状態で版胴1の外周面にプレ
ッシャ胴12の外周面を圧接させて、予め設定された回
転数Nだけ回転させセットアップ動作を行わせるための
セットアップ指令Sの信号を送出するセットアップ指令
キー(図示しない)が配設されている。また同操作パネ
ルには、版胴1の外周面とプレッシャ胴12の外周面と
の圧接解除後に、プレッシャ胴12の外周面に転移した
インキ等をクリーニング手段20A,20B,20Cで
クリーニングするクリーニング動作を行わせるためのク
リーニング指令Cの信号を送出するクリーニング指令キ
ー(図示しない)が配設されている。
【0027】ここで、これら二つの指令は、セットアッ
プ動作後自動的に連続してクリーニング動作が行われる
ように一つの指令キーでその信号を送出するようにさせ
てもよい。
【0028】図6は、本孔版印刷装置のプレッシャ胴1
2の接離動作、及びクリーニング手段20A,20B,
20Cの各動作制御を示すブロック図を示している。同
図において符号31はこれらの動作制御を行う制御部3
1を示す。制御部31は、例えば、共に図示しない入出
力ポート及びCPU(中央処理装置)等を備えたマイク
ロコンピュータから構成されていて、ROM31a(読
み出し専用メモリ)から所定のシーケンスを読み出すよ
うになっている。そして、制御部31の入力ポートが用
紙検出センサ11、胴位置センサ17、セットアップ指
令S及びクリーニング指令Cに、その出力ポートが胴軸
18、図示しないカムフォロア及びクリーニング手段2
0A,20B,20Cのソレノイドやモータ等の各駆動
装置(図示しない)にそれぞれ接続されている。ここで
同図の出力側は、簡明を期すために胴軸18及び図示し
ないカムフォロアのソレノイドやモータ等の各駆動装置
(図示しない)を示すものとして胴接離、並びにクリー
ニング手段20A,20B,20Cのソレノイドやモー
タ等の各駆動装置(図示しない)を示すものとしてクリ
ーニングという用語で略称すると共にその符号を省略す
る。
【0029】次に、本孔版印刷装置の動作を本発明の要
旨に係る印刷工程及び排紙工程について、図1、図2及
び図4ないし図6を参照しながら説明する。
【0030】図1において、まず、給紙指令により用紙
10は図示しない給紙分離装置により1枚ずつ分離給送
され、レジストローラ対9a,9bに到達後周知の装置
によりタイミングを取られ版胴1とプレッシャ胴12と
の間に搬送される。この時、用紙10がレジストローラ
対9a,9bを通過すると、用紙検出センサ11によっ
て用紙10の通過が検知され、その用紙検出信号が制御
部31に送出される。図5に示すように、この用紙検出
信号の送出からやや遅れて、版胴1とほぼ同じ速度で回
転駆動しているプレッシャ胴12の胴位置センサ17に
よりプレッシャ胴12の所定の回転角度が検出され、そ
の胴位置検出信号が制御部31に送出される。図5ない
し図6に示すように、用紙検出信号及び胴位置検出信号
が制御部31に入力されると、制御部31はROM31
aに書き込まれたシーケンス(以降述べる動作工程のプ
ログラム)を読み出し、胴軸18の駆動装置(図示しな
い)に駆動信号を出力することによって胴軸18の駆動
装置(図示しない)が作動する。すなわち、版胴1の外
周面に巻装されている穿孔された原紙2にプレッシャ胴
12が圧接回転されることで、版胴1内のインキが版胴
1の開孔部及び原紙2の穿孔部から滲み出されて用紙1
0に転移され所定の印刷が行われる。
【0031】次に図2において、印刷済みの用紙10の
先端部が、版胴1の外周面から剥し爪8によって剥がさ
れ、プレッシャ胴12の外周面へ転移される。こうして
プレッシャ胴12が所定角度回転すると制御部31から
図示しないカムフォロアの駆動装置に駆動指令信号が出
力され、その駆動によってカムフォロア(図示しない)
及び押出し爪軸14の軸端部が作動され、押出し爪13
がプレッシャ胴12の凹部30内から突き出し、印刷済
みの用紙10の先端部を浮き上げる。このようにして、
押出し爪13の突き出し動作によって印刷済みの用紙1
0の先端部がプレッシャ胴12の凹部30内から浮き上
げられ、ジャムすることなくスムーズに排紙爪15によ
って剥離されて、用紙10が排紙トレイ19上に排出積
載される。 図5及び図6に示すように、その後プレッ
シャ胴12が所定の角度をさらに回転することによって
胴位置センサ17からの信号を制御部31が受けると共
に、制御部31から図示しないカムフォロアの駆動装置
に駆動指令信号が出力され版胴1からプレッシャ胴12
が離される。図5において、図示2点鎖線で示した信号
は連続印刷時の状態を表わす。
【0032】この孔版印刷装置の印刷がされずに長期間
放置された場合に、版胴1のインキが蒸発等で無くなっ
たり減少してしまった時などには、版胴1がインキ不足
になるために前述したセットアップ動作を行う。すなわ
ち、オペレータが図示しない操作パネルのセットアップ
指令キーを押圧することで、セットアップ指令Sの信号
が制御部31に送出される。そして、制御部31はRO
M31aに書き込まれた所定のシーケンス(以下に述べ
るプログラム)を読み出し、胴軸18の駆動装置(図示
しない)に駆動信号を出力することによって胴軸18の
駆動装置(図示しない)が作動する。すなわち、版胴1
の外周面にプレッシャ胴12の外周面が圧接し、所定の
回数Nだけ回転する。この後に両者の圧接状態が解除さ
れ、引き続きプレッシャ胴12の外周面に付着した版胴
1のインキ等の汚損物をクリーニングする動作が所定の
回転数Nだけ実行される。このクリーニング動作終了
後、印刷待機状態に復帰する。
【0033】プレッシャ胴12の外周表面には、潤滑性
の高い平滑な膜が付着処理されている。この膜は、例え
ば、フッ素樹脂で形成されている。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、印刷済の用紙の先端部がプレッシャ胴の外
周面より剥離される際にジャムしないので、ジャムの無
いスムーズな排紙を行うことができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明による効果に加えて、押出し手段部において万
一ジャムして付着した汚損物あるいはプレッシャ胴の外
周面に付着したインキや紙粉がクリーニング手段によっ
てクリーニングされ、プレッシャ胴の外周面は常に清浄
な状態が保持されるので、手を汚さずにクリーニングす
ることができると共に、良好な画像の印刷物を得ること
ができる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、長期間印刷
がされずに版胴のインキが蒸発して無くなったり減少し
た場合でも、即時に版胴にインキが供給されると共に、
プレッシャ胴の外周面は清浄な状態が保持され印刷を行
うことができるので、ヤレ紙発生防止に対応できると共
に、良好な画像の印刷物を即時に得ることができる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、プレッシャ
胴の外周面に潤滑性の高い平滑な膜を形成したので、そ
の外周面への汚損物の付着が少ないと共に、クリーニン
短時間に完了することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した孔版印刷装置の要
部断面図である。
【図2】図1における一実施例の動作を説明するための
要部断面図である。
【図3】従来の孔版印刷装置の要部構成及び動作を説明
するための要部断面図である。
【図4】本発明の別の実施例を示す要部の概略断面図で
ある。
【図5】本発明の実施例による動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図6】本発明の実施例による制御関係を示したブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 版胴 2 原紙 7 クランパ 10 用紙 12 プレッシャ胴 13 押出し爪 14 押出し軸 20A,20B,20C クリーニング手段 21 ブレード 22 インキ皿 23 液上ローラ 24 クリーニングローラ 25 クリーナ液 26 クリーナ液皿 27 クリーニングシートリボン 30 凹部 30a 凹部の段部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】穿孔した原紙を巻装する円筒状の版胴と、
    該版胴に対向して配置されたプレッシャ胴とを有し、前
    記版胴と前記プレッシャ胴との間に搬送されてきた用紙
    に孔版印刷を行う孔版印刷装置において、 前記プレッシャ胴に、印刷済の用紙の先端部を前記プレ
    ッシャ胴の外周面より浮き上がらせるための押出し手段
    を設けたことを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の孔版印刷装置において、 前記プレッシャ胴の外周面の外側近傍に、該外周面をク
    リーニングするためのクリーニング手段を設けたことを
    特徴とする孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の孔版印刷装置において、 前記用紙が供給されない状態で前記プレッシャ胴の外周
    面を前記版胴の外周面に所定回数圧接させた後にその圧
    接を解除し、該圧接解除後に前記クリーニング手段を動
    作させクリーニングを行うことを特徴とする孔版印刷装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の孔版印刷装置におい
    て、 前記プレッシャ胴の外周面に、潤滑性の高い平滑な膜を
    形成したことを特徴とする孔版印刷装置。
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