JPH03175081A - 製版印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、印刷装置本体の長時間未使用後においても、
直ちに正常な印刷を行なうことが可能な製版印刷装置に
関する。

（従来の技術） 従来、製版部にて製版された孔版原紙を版胴部に巻付け
るとともに、給紙部から給紙された印刷用紙をプレスロ
ーラ部を介して上記版胴部に向けて押付けることにより
印刷を行なう製版印刷装置では、印刷装置本体を未使用
状態で放置した後に次の新たな印刷を開始した場合には
、次のような問題を生じてしまう。

すなわち、版胴部（こ巻付けられた新たな製版済みの孔
版原紙に基づいて、印刷用紙に画像全体が均一に印刷さ
れるという正常印刷が行なわれるまでには、通常「やれ
紙」と称される不完全な印刷用紙がかなりの枚数排出さ
れてしまい、印刷コストの増大と要印刷時間が長くなる
等の問題点がある。。

これは、 ■　印刷装置本体の停止中に、版胴部および版胴部と孔
版原紙間に存在するインキが乾燥し、正常な印刷に必要
なインキの存在が失われてしまう。

■　新しく製版された孔版原紙を版胴部に巻付ける前に
、先の印刷に用いられた孔版原紙を版胴部から剥ぎ取り
廃棄するのであるが、その際廃棄される孔版原紙にかな
りの量のインキが付着された状態で廃棄される。

などのような原因による。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、」二記のような事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、製版印刷装置を長時間
未使用状態に放置した場合でも、新たに製版印刷を行な
う際に不完全な印刷用紙を生ずることなく、１枚目の印
刷用紙から直ちに正常な印刷を行なうことが可能な製版
印刷装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上記のような目的を遠戚するために、印刷装
置本体の製版部にて製版された孔版原紙を版胴部に巻付
けるとともに、給紙部から給紙された印刷用紙をプレス
ローラ部を介して上記版胴部に押付けることにより印刷
を行なう製版印刷装置において、 」二記製版部からの孔版原紙を未製版状態のままで版胴
部に巻付けるとともに、上記給紙部からの印刷用紙の給
紙を禁止し、かつ未製版状態の孔版原紙が巻付けられて
いる上記版胴部に対してプレスローラ部を所要回数押圧
せしめるよう指令する未製版プレスモード設定手段を設
けることを特徴とする。

（作用） 本発明に係る製版印刷装置によれば、製版部からの孔版
原紙を未製版状態のままで版胴部に巻（＝Ｊけるととも
に、給紙部からの印刷用紙の給紙を禁止し、かつ未製版
状態の孔版原紙が巻付けられている版胴部に対してプレ
スローラ部を所要回数抑圧せしめるように指令する未製
版プレスモード設定手段が設けられているので、新たな
製版印刷を行なう際にも、版胴部と新たな孔版原紙間に
は正常な印刷を行なうのに必要なインキを充分に供給し
た状態とすることができ、給紙された１枚目の印刷用紙
から画像全体が均一な印刷を行なうことができる。

（実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。

第１図は本発明に係る製版印刷装置の概略構成を示す説
明図であり、第２図は同装置における印刷装置本体を示
す説明用断面図である。

同図に示すように、この製版印刷装置は、印刷装置本体
１．操作パネル２．特定モード設定手段３、未製版プレ
スモード設定手段４．制御手段５などにより構成されて
いる。

また、印刷装置本体１は、第２図に示すように版胴部１
１．プレスローラ部１２．給紙部１３゜排紙部１４．製
版部１５．クランプ部１６．排版部１７などより構成さ
れている。

上記版胴部１１は、多孔構造の円筒体である版胴１１０
が、図示しない版胴用駆動機構により回転可能に配設さ
れるとともに、版胴１１０の内部には、版胴１１０の内
周面に接触しっつ版胴１１０の回転に伴って回転するス
キージロータ１１１ａと、このスキージロータ１１１ａ
の外周面に対して所定の間隙をもって配置されるドクタ
ーロッド１１１ｂと、インキ溜り１１１ｃとよりなるイ
ンキ供給機構１１１が設けられている。

これにより、版胴１１０が図中反時言１回り方向に回転
されると、スキージロータ１１１ａも版胴１１０の回転
に同期して版胴１１０と同方向に回転され、インキ溜り
１１１ｃの印刷インキＡを版胴１１０の内周面に供給す
る。

プレスローラ部１２は、上記版胴１１０の下方側に設け
られており、プレスローラ１２０がプレスソレノイド１
２１の電磁力によって、版胴１１０の外周面へ向けて選
択的に付勢されて押付けられるように構成されている。

給紙部１３は、上記プレスローラ部１２の一方側に設け
られており、複数枚の印刷用紙Ｐが給紙台１３０上に積
載されるように構成され、かつ紙さばきローラ１３１と
送り出しローラ１３２とによって最上部の印刷用紙から
１枚毎に取り出され、タイミングローラ１３３とガイド
ローラ１３４とによって、版胴１１０およびプレスロー
ラ１２０間に送り込まれる。

しかして、印刷用紙Ｐは一ヒ記両者間１１０，１２０を
通過する際に、版胴１１０の外周面に巻付けられている
後述する孔版原紙Ｓの穿孔部を通過してきた印刷インキ
Ａが転写され、印刷用紙Ｐに印刷画像が担持されること
となる。

排紙部１４は、プレスローラ部１２の他方側に設けられ
ており、ベルトコンベア１４０と吸引ボックス１４１と
を有し、分離爪１４２によって印刷済みの印刷用紙Ｐを
版胴１１０から剥ぎ取るとともに、これを吸引ボックス
１４１によって吸引しながらベルトコンベア１４０によ
り排紙台１４３へ搬送する。

また、版胴１１０上方の一方側には製版部１５が設けら
れており、この製版部１５は、ロール状に巻成された連
続シート状の孔版原紙Ｓを貯容する原紙貯容部１５０が
設けられており、かつこの原紙貯容部１５０と版胴１１
０との間には製版機構１５１が設けられている。

そして、製版機構１５１は、感熱式のサーマルヘッド１
５１ａとプラテンローラ１５１ｂとを有し、原紙貯容部
１５０より供給された孔版原紙Ｓの製版を感熱式に行な
うように構成されている。

また、製版機構１５１と版胴１１０との間には、固定刃
１５２ａと可動刃１５２ｂとを有する原紙切断機構１５
２が設けられており、この両刃１５２ａ、１５２ｂによ
って孔版原紙Ｓの切断を行なうものである。

さらに、上記製版機構］５１と上記原紙切断機構１５２
との間には、原紙ストック機構１５３が設けられており
、この原紙ストック機構１５３は、何枚分もの孔版原紙
Ｓに相当する長さの孔版原紙Ｓを、メアンダ状に貯容し
得る箱状の原紙ストック部１５３ａと、製版機構１５１
より原紙ストック部１５３ａへ孔版原紙Ｓを送り込む原
紙送り込みローラ１５３ｂと、原紙ストック部１５３ａ
より孔版原紙Ｓを原紙切断機構１５２へ送り出す原紙送
り出しローラ゛１５３ｃとにより構成されている。

排版部１７は、版胴１１０上方の他方側に設けられてお
り、この排版部１７は、可動の原紙剥ぎ取り爪１７０と
、排版ローラ１７１と、排版ボックス１７２とより構成
されている。

なお、１６は版胴１１０の外周面に巻付けられた孔版原
紙Ｓの一端部を係止するためのクランプ部である。

一方、操作パネル２は、第３図に示すように、印刷枚数
を設定するテンキー２１．印刷スタートキー２２．製版
スタートキー２３．製版から印刷までの一連の動作を自
動的に行なわせるための製版・印刷オートキー２４．印
刷ストップキー２５゜印刷スピード設定キー２８、設定
された印刷枚数等を表示するＬＣＤ表示器などの表示部
２６が設けられている。

さらに、この操作パネル２には、後述する未製版プレス
モード設定手段４の動作を行なわしめるべく、モード設
定手段３の作動を指令する特定モード設定キー２７が設
けられている。

未製版プレスモード設定手段４は、モード設定手段３か
らの指令が人力されると、印刷装置本体１を次のように
動作させるものである。

すなわち、製版部１５からの孔版原紙Ｓを未製版状態の
ままで版胴１１０に巻付けるとともに、給紙部１３から
の印刷用紙Ｐの給紙を禁止し、かつ未製版状態の孔版原
紙Ｓが巻付けられている版胴１１０に対して、プレスロ
ーラ部１２のプレスローラ１２０を必要回数即圧させる
。

制御手段５は、操作パネル２からの各秤指令に基づいて
、印刷装置本体１の動作を選択的に機能させるものであ
るが、特に本発明にあっては、前の印刷動作から新たな
次の印刷動作までの停止時間をカウントする計時手段と
（本実施列では、例えば新たな次の印刷動作に関与する
プレスローラ部１２の停止時間をカウント）、この計時
手段でカウントされた計時時間データＴ、と予めＲＡ　
Ｍなどに記憶された所定時間データＴとを比較する比較
手段とを有しており、製版印刷の指令が人力された場合
において、上記計時時間データＴ、が上記所定時間デー
タＴを越えていると判断した場合には、未製版プレスモ
ード設定手段４を介して印刷装置本体１を作動制御する
。

次に、本発明に係る製版印刷装置の動作を第４図に示す
フローチャー１・に基づいて説明する。

まず、ステップ１００において、操作パネル２における
製版スタートキー２３あるいは製版・印刷オートキー２
４の操作が行なわれたか否かが゛「す断され、いずれの
操作も行なわれていない場合には上記判断が繰り返され
るが、いずれかの操作が行なわれたと判断された場合に
はステップ１０１へ進む。

次いで、ステップ１０１では操作パネル２の特定モード
設定キー２７が操作されたか否かが判断され、上記操作
がされないと判断された場合には、ステップ１１１へ進
んで直ちにいわゆる通常の製版・印刷処理動作が行なわ
れる。

また、このステップ１０１において特定モード設定キー
２７の操作が行なわれたと判断された場合にはステップ
１０２へ進み、制御手段５における計時手段により先の
印刷動作の停止時点からカウントされている計時時間Ｔ
１のカウント動作が停止される。

次いで、ステップ１０３へ進み制御手段５における比較
手段において予めＲＡＭなどに記憶されている所定時間
Ｔと、上記計時時間Ｔ１とが比較され、Ｔ、＞Ｔでない
と判断された場合にはステップ１１１へ進み製版・印刷
処理動作が行なわれる。

一方、Ｔ、＞Ｔであると判断された場合にはステップ１
０４へ進み、排版部１４により版胴１１０に巻付けられ
ている先の印刷動作において用いられた孔版原紙Ｓを排
版処理する。

次いで、ステップ１０５へ進んで製版部１５から未製版
の状態で孔版原紙Ｓを版胴部１１に供給する孔版原紙Ｓ
の未製版処理が行われる。

その後、ステップ１０６でクランプ処理が行なわれると
ともに、ステップ１０７において未製版状態の上記孔版
原紙Ｓが確実に版胴１１０外周而に着版され、未製版孔
版原紙の巻き付は処理が行われる。

次に、ステップ１０８では、この巻き付は処理と同時に
プレスローラ１２０が版胴１１０に押付けられるプレス
処理が行なわれる。ステップ１０９では、このプレス処
理が所定回数（Ｎ回）行われたか否かが判断される。

そして、ステップ１０９においてプレス処理が所定回数
動作されていないと判断された場合には、ステップ１０
８へ戻って版胴１１０が回転駆動されるとともにプレス
ローラ１２０の押し付けを行うプレス処理動作が繰り返
されるが、Ｎ回動作されたと判断された場合にはステッ
プ１１０へ進み、プレスローラ１２０によりＮ回のプレ
ス処理が行なわれた未製版状態の孔版原紙が排版処理さ
れる。

しかる後、ステップ１１１へ進んで通常の製版印刷処理
が行なわれる。

しかして、この製版印刷動作が終了されるとステップ１
１２で上記動作中に作動されていたプレスローラ１２０
のカウントがリセットされ、一連の動作が終了する。

なお、オペレータにより前記印刷スピード設定キー２８
で設定できる印刷スピードは、６０〜１３０枚／分で可
変であり、上述したプレス処理される際の版胴１１０の
回転速度は、１０〜３０枚／分の範囲内における低速に
設定されている。この理由は、版胴部１１と孔版原紙Ｓ
間へのインキＡの供給量が低速であればあるほど多いこ
とによる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明に係る製版印刷装置によれ
ば、製版部からの孔版原紙を未製版状態のままで版胴部
に巻付けるとともに、給紙部からの印刷用紙の給紙を禁
止し、かつ未製版状態の孔版原紙が巻付けられている版
胴部に対してプレスローラ部を所要回数押圧せしめるよ
うに指令する未製版プレスモード設定手段が設けられて
いるので、印刷装置本体を長時間未使用状態とした後に
新たな製版印刷を行なう場合にも、版胴部と新たな孔版
原紙間には正常な印刷を行なうのに必要なインキが充分
に供給された状態とすることができる。

したがって、従来のように不完全な印刷ｍ紙を多数印刷
することを防止することができ、１枚目の印刷用紙から
画像全体が均一な印刷を行なうことができるため、低コ
ストに印刷できるとともに、要印刷時間の短縮を図るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る製版印刷装置の概略構成を示す説
明図、第２図は同装置の印刷装置本体の構成を示す説明
用断面図、第３図は同装置の操作パネルの一例を示す平
面図、第４図は同装置の動作を説明するフローチャー１
・である。 １・・・印刷装置本体 ２・・・操作パネル ３・・・特定モード設定手段 ４・・・未製版プレスモード設定手段 ５・・・制御手段 １１・・・版胴部 １２・・・プレスローラ部 １３・・・給紙部 １４・・・排紙部 １５・・・製版部 １６・・・クランプ部 １７・・・排版部 ２７・・・特定モード設定キー

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、印刷装置本体の製版部にて製版された孔版原紙を版
   胴部に巻付けるとともに、給紙部から給紙された印刷用
   紙をプレスローラ部を介して上記版胴部に押付けること
   により印刷を行なう製版印刷装置において、 上記製版部からの孔版原紙を未製版状態のままで版胴部
   に巻付けるとともに、上記給紙部からの印刷用紙の給紙
   を禁止し、かつ未製版状態の孔版原紙が巻付けられてい
   る上記版胴部に対してプレスローラ部を所要回数押圧せ
   しめるよう指令する未製版プレスモード設定手段を設け
   ることを特徴とする製版印刷装置。