JPH0872215A - 製版印刷装置 - Google Patents

製版印刷装置

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JPH0872215A
JPH0872215A JP21603294A JP21603294A JPH0872215A JP H0872215 A JPH0872215 A JP H0872215A JP 21603294 A JP21603294 A JP 21603294A JP 21603294 A JP21603294 A JP 21603294A JP H0872215 A JPH0872215 A JP H0872215A
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JP
Japan
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solvent
plate cylinder
base paper
stencil printing
plate
Prior art date
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Application number
JP21603294A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Watanabe
秀夫 渡辺
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Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
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Publication date
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Priority to DE1995603329 priority patent/DE69503329T2/de
Publication of JPH0872215A publication Critical patent/JPH0872215A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41LAPPARATUS OR DEVICES FOR MANIFOLDING, DUPLICATING OR PRINTING FOR OFFICE OR OTHER COMMERCIAL PURPOSES; ADDRESSING MACHINES OR LIKE SERIES-PRINTING MACHINES
    • B41L13/00Stencilling apparatus for office or other commercial use
    • B41L13/04Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers
    • B41L13/06Stencilling apparatus for office or other commercial use with curved or rotary stencil carriers with a single cylinder carrying the stencil

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  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】原紙の無駄がなく鮮明な印刷物が得られる製版
印刷装置を提供する。 【構成】孔版印刷用原紙20は、多孔性支持体22と溶剤可
溶性樹脂層21からなる。溶剤供給手段23から画像信号に
応じて非接触状態で選択的に吐出された溶剤24は、孔版
印刷用原紙20の溶剤可溶性樹脂層21上に供給される。供
給された溶剤24は溶剤可溶性樹脂層21を溶解穿孔し、溶
解液26は多孔性支持体22中へ浸透拡散し、溶剤24と接触
した部分の溶剤可溶性樹脂層21に穿孔部25が形成されて
孔版印刷用原紙20が製版される。孔版印刷用原紙を版胴
に巻き付けた後に、非接触で製版を行うので孔版印刷用
原紙には皺が発生しない。孔版印刷用原紙が斜行して版
胴に斜めに取り付けられ、又は皺が発生したとしても、
孔版印刷用原紙を非接触で製版するので孔版印刷用原紙
は無駄にならない。製版された孔版印刷用原紙の穿孔部
に溶融物が残留しないので、インクの通過が妨げられず
鮮明な印刷物が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷用原紙の製版
時または製版された孔版印刷用原紙を版胴に装着する際
等に支障が生じにくく、また鮮明な印刷物が得られる製
版印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の孔版印刷装置は、多孔性支持体に
熱可塑性樹脂フィルム層を積層させた感熱性の孔版印刷
用原紙を用いている。感熱性の孔版印刷用原紙を製版す
るには、例えば多数のドット状の発熱体を有するサーマ
ルヘッド等の加熱手段を用いる。サーマルヘッドの発熱
体と前記孔版印刷用原紙を接触させながら両者を相対的
に移動させ、この移動に同期して文字画像情報を電気信
号の形でサーマルヘッドに与える。サーマルヘッドの発
熱体は選択的に発熱して孔版印刷用原紙を溶融穿孔し、
文字画像情報に対応した穿孔画像を孔版印刷用原紙に形
成する。
【0003】孔版印刷用原紙の製版が完了したら、これ
を孔版印刷装置の版胴に巻き付ける。版胴の内部にはイ
ンクの供給装置が設けられている。版胴を回転させると
共に、インクを版胴の内周面に供給し、さらに版胴外に
設けたローラと版胴との間に印刷用紙を供給する。イン
クは原紙の穿孔部から通過して印刷用紙に転移し、孔版
印刷用原紙の穿孔画像に対応した画像が印刷用紙に印刷
される。以上説明したような製版・印刷方法乃至装置
は、デジタル印刷機としてすでに提案され、高速プリン
ト、低ランニングコストの記録装置として広く普及して
いる。
【0004】前述した従来の孔版印刷装置に用いられる
感熱性の孔版印刷用原紙を製版するには、サーマルヘッ
ドと孔版印刷用原紙を強い圧力で充分に密着させる必要
がある。このため、薄い孔版印刷用原紙には皺が発生し
やすく、甚だしい場合には孔版印刷用原紙として使用で
きずに無駄になったり、印刷に用いても印刷が不良にな
りやすいことがあった。さらに製版された孔版印刷用原
紙の穿孔部に樹脂の溶融物が残り、印刷時にインクの通
過を妨げて鮮明な印刷物が得られないということがあっ
た。
【0005】また孔版印刷用原紙を版胴に巻き付ける際
には、張力をかけられないので皺が発生しやすいという
問題があった。これは、版胴に巻きつけるのは製版済み
の孔版印刷用原紙であり、張力をかけると穿孔画像が変
形してしまうからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の問題点を解決し、原紙の無駄がなく、鮮明な
印刷物が得られる孔版式の製版印刷装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された製
版印刷装置は、溶剤可溶性樹脂層を有する孔版印刷用原
紙が外周面に装着されて回転駆動される版胴と、前記版
胴の内部に設けられたインク供給手段と、前記孔版印刷
用原紙の溶剤可溶性樹脂層を溶解する溶剤を前記版胴に
装着された孔版印刷用原紙に対して非接触で選択的に供
給して該孔版印刷用原紙を製版する溶剤供給手段とを備
えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載された製版印刷装置は、請
求項1記載の製版印刷装置において、前記版胴に供給さ
れた前記孔版印刷用原紙の先端を保持し、版胴の回転に
伴って版胴に装着される孔版印刷用原紙に所定の張力を
与える原紙保持手段を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項3に記載された製版印刷装置は、請
求項2記載の製版印刷装置において、前記版胴に装着さ
れた前記孔版印刷用原紙の溶剤可溶性樹脂層に対し、画
像信号に応じて選択的に溶剤を吐出するよう前記溶剤供
給手段を駆動する駆動制御手段を備えたことを特徴とし
ている。
【0010】請求項4に記載された製版印刷装置は、請
求項3記載の製版印刷装置において、原稿の画像を読み
取り前記駆動制御手段に画像信号を与える原稿読み取り
手段を備えたことを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明における孔版印刷用原紙は、多孔性支持
体に溶剤可溶性溶解層が形成されてなる。この孔版印刷
用原紙の先端が版胴の原紙保持手段に保持される。版胴
が回転し、孔版印刷用原紙は所定の張力が加えられた状
態で版胴の外周面に装着される。駆動制御手段は、原紙
読み取り手段等から画像信号を与えられて溶剤供給手段
を駆動する。溶剤供給手段は、版胴に装着された孔版印
刷用原紙の溶剤可溶性樹脂層に対して非接触で選択的に
溶剤を吐出する。
【0012】孔版印刷用原紙においては、溶剤供給手段
から非接触で供給された溶剤が溶剤可溶性溶解層を溶解
する。溶解成分が多孔性支持体中に浸透拡散して穿孔部
が形成され、製版が完了する。製版時の皺の発生、搬送
不良が少ない。版胴に孔版印刷用原紙を取り付ける際、
孔版印刷用原紙が斜行して斜めに取り付けられるか、も
しくは皺がたとえ発生しても、非接触で製版できるので
この孔版印刷用原紙が無駄になることはない。穿孔部に
溶融物が残留しないので、鮮明な印刷物を得ることがで
きる。
【0013】
【実施例】本実施例の製版印刷装置は、溶剤可溶性樹脂
層を有する孔版印刷用原紙を回転駆動される版胴の外周
面に装着し、前記溶剤可溶性樹脂層を溶解する溶剤を溶
剤供給手段によって孔版印刷用原紙に対して非接触で選
択的に吐出し、該孔版印刷用原紙を製版することができ
る。そして、製版された孔版印刷用原紙を用いて印刷用
紙に孔版印刷を施すことができる。まず、溶剤可溶性樹
脂層を有する孔版印刷用原紙と前記溶剤可溶性樹脂層を
溶解する溶剤について説明し、次にこれらを用いた製版
の機構について説明する。
【0014】図2は本発明の一実施例において用いられ
る孔版印刷用原紙20の断面図である。この孔版印刷用
原紙20は、多孔性支持体22の一方の面に溶剤可溶性
樹脂層21が形成されてなる。
【0015】前記構造の孔版印刷用原紙20は、例えば
次に例示する(1)〜(4)の方法で製造できる。 (1)溶剤可溶性樹脂層としての溶剤可溶性樹脂フィル
ムと多孔性支持体とを接着剤または粘着剤等で貼合せる
方法。 (2)溶剤可溶性樹脂層としての溶剤可溶性樹脂フィル
ムを多孔性支持体に熱融着する方法。 (3)溶剤に溶解又は分散させた樹脂溶液を多孔性支持
体上に塗布して乾燥させ、溶剤可溶性樹脂層を形成する
方法。 (4)溶剤に溶解又は分散させた樹脂溶液を剥離性支持
体上に塗布して乾燥させ、溶剤可溶性樹脂層を形成す
る。この溶剤可溶性樹脂層を有する剥離性支持体と多孔
性支持体とを貼り合わせた後、剥離性支持体を剥す方
法。
【0016】本実施例に用いられる多孔性支持体22と
しては、マニラ麻、パルプ、ミツマタ、コウゾ、和紙な
どの天然繊維、ポリエステル、ナイロン、ビニロン、ア
セテートなどの合成繊維、不織布、金属繊維、ガラス繊
維等を単独でまたは混合して用いた薄葉紙、不織布、ス
クリーン紗等が挙げられる。
【0017】これらの多孔性支持体の坪量は1〜20g
/m2 の範囲が好ましく、より好ましくは5〜15g/
2 の範囲である。1g/m2 未満では原紙としての強
度が弱くなり、20g/m2 を越えると印刷時のインク
の通過性が悪くなることがある。また多孔性支持体の厚
さは5〜100μmの範囲が好ましく、より好ましくは
10〜50μmの範囲である。5μm未満ではやはり原
紙としての強度が弱くなり、100μmを越えると印刷
時のインクの通過性が悪くなることがある。
【0018】本実施例に用いられる溶剤可溶性樹脂層2
1は、水または有機溶剤などの溶剤により溶解可能な熱
可塑性樹脂または熱硬化性樹脂を主成分として含有す
る。有機溶剤に溶解可能な樹脂成分としては、例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、イソブチレン、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフ
ッ化ビニル、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂、ポリアク
リルニトリル、ポリアミド、ポリイミド、石油樹脂、フ
ェノール樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリスルホン、
シリコーン樹脂、アルキッド樹脂、メラミン樹脂等が用
いられる。これらの樹脂成分は単独もしくは混合してま
たは共重合体として用いてもよい。
【0019】また水溶解性樹脂成分としては、水または
水と混和し得る有機溶剤に溶解する樹脂、例えば、ポリ
ビニルアルコール、メチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニ
ルピロリドン、ポリエチレン−ポリビニルアルコール共
重合体、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルエーテ
ル、ポリビニルアセタール、ポリアクリルアミド、澱
粉、デキストリン、アルギン酸、アスコルビン酸、水溶
性ウレタン等を用いることが出来る。これらの樹脂は単
独でまたは混合して用いてもよいし、共重合体として用
いてもよい。
【0020】溶剤可溶性樹脂層21には、上記樹脂成分
のほかに染料、顔料、充填剤、結着剤、硬化剤などを含
有していてもよい。
【0021】溶剤可溶性樹脂層21の厚さは、0.1〜
100μmの範囲がよく、好ましくは0.5〜50μm
の範囲である。厚さが0.1μm未満では樹脂層の強度
が不充分となり、100μmを越えると樹脂層を溶解さ
せる溶剤もしくは水が多量に必要となり、溶解が不充分
になる場合がある。
【0022】次に前記孔版印刷用原紙20の溶剤可溶性
樹脂層21を溶解させる溶剤について説明する。前記溶
剤可溶性樹脂層21を溶解する溶剤としては、脂肪族炭
化水素系、芳香族炭化水素系、アルコール系、ケトン
系、エステル系、エーテル系、アルデヒド系、カルボン
酸系、アミン系、低分子複素環化合物、オキサイド系、
水等が挙げられ、例えばヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、n−
プロピルアルコール、ブチルアルコール、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、グリセリン、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸
エチル、酢酸プロピル、エチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、1,4−ジオキサン、蟻酸、酢酸、プロピオン
酸、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、メチルアミ
ン、エチレンジアミン、ジメチルホルムアミド、ピリジ
ン、エチレンオキサイド等が挙げられる。これらは単独
でまたは併用して用いることが出来る。これらの溶剤は
染料、顔料などの色材を含有してもよく、必要に応じて
充填剤、結着剤、硬化剤、防腐剤、湿潤剤、界面活性
剤、PH調節剤等を含有させることが出来る。
【0023】上記溶剤は溶剤供給手段により液滴状に吐
出される。溶剤供給手段としては、1インチ当り10〜
2000個(10〜2000dpi)の開孔部を有する
ノズル、スリット、注射器、多孔質部材、多孔質フィル
ム等を圧電素子・発熱素子・電界素子・送液ポンプ等に
接続したものなどが用いられ、文字画像信号に応じて溶
剤を間欠的または連続的に吐出することが出来る。
【0024】本実施例における孔版印刷用原紙20の製
版の模式図を図3に示す。溶剤供給手段23から画像信
号に応じて非接触状態で選択的に吐出された溶剤24
は、孔版印刷用原紙20の溶剤可溶性樹脂層21上に供
給される。供給された溶剤24は溶剤可溶性樹脂層21
を溶解穿孔し、その溶解液26は多孔性支持体22中へ
浸透拡散し、溶剤24と接触した部分の溶剤可溶性樹脂
層21に穿孔部25が形成されて孔版印刷用原紙20が
製版される。
【0025】次に、本実施例に係る孔版式の製版印刷装
置10について図1を参照して説明する。この製版印刷
装置10は、前記孔版印刷用原紙20の溶剤可溶性樹脂
層21を溶剤で溶解して製版する製版機能と、製版され
た前記孔版印刷用原紙20を用いて孔版印刷する機能と
を備えている。
【0026】この製版印刷装置10は、孔版印刷手段と
して円筒形の版胴41を有している。版胴41は自身の
中心軸線の回りに回転可能であり、図示しない駆動手段
としてのモータによって図中反時計回り方向に回転駆動
される。版胴41の周壁の一部はインク透過性領域であ
る。版胴41の内部にはインク供給手段が設けられてい
る。インク供給手段は版胴41の周壁の内面上にインク
42を供給する。版胴41の周壁の内面上に供給された
インク42は、版胴41の内部に設けられたスキージロ
ーラ43によって周壁のインク透過性領域から外に押し
出される。押し出されたインク42は、版胴41に巻か
れた孔版印刷用原紙20の穿孔画像を介して外に押し出
され、供給された印刷用紙11に付着する。前記インク
42としては、一般的な孔版印刷に使用されるインク、
例えば油性インク、水性インク、油中水滴(W/O)型
エマルジョンインク、水中油滴型(O/W)エマルジョ
ンインク等を利用できる。
【0027】版胴41の周壁の外側には原紙保持手段と
してのクランプ板2が設けられている。版胴41の周壁
のインク透過性領域以外の部分には、版胴41の一つの
母線に平行に軸2aが設けられている。クランプ板2
は、この軸2aを中心として回動可能に設けられてい
る。クランプ板2は、図1に示すようにクランプ板2が
版胴41の最頂位置に来た時に、版胴41に供給された
孔版印刷用原紙20の先端を版胴41の外面側との間に
挟んで保持する。
【0028】図1に示すように、前記版胴41の右側上
方には円筒状に巻かれた孔版印刷用原紙20が設けられ
ている。孔版印刷用原紙20は搬送ローラ93によって
版胴41の最頂部に向けて供給される。
【0029】孔版印刷用原紙20が版胴41に向けて供
給され、供給された孔版印刷用原紙20の先端をクラン
プ板2が保持する。この状態で版胴41が図1において
反時計回り方向に回転するとともに、搬送ローラ93が
適当な搬送速度で孔版印刷用原紙20を繰り出し続けれ
ば、孔版印刷用原紙20は所定の張力を加えられた状態
で版胴41の外周面に巻き付けられる。
【0030】図1に示すように、前記版胴41の左側上
方には孔版印刷用原紙20を廃棄する排版部6が設けら
れている。この排版部6は、使用済みの孔版印刷用原紙
20を版胴41から剥ぎ取り、収納箱内に導入してこれ
を圧縮する機能を有している。
【0031】図1に示すように、前記版胴41の左側下
方には印刷用紙11を供給する給紙台7が設けられてい
る。給紙台7上に積み重ねられた複数枚の印刷用紙11
はピックアップローラ7aによって上から順に版胴41
に向けて送り出される。
【0032】図1に示すように、前記版胴41の下方に
は、版胴41と所定の間隔を置いてプレスローラ5が設
けられている。本実施例のプレスローラ5は上下動可能
であり、版胴41の回転及び前記搬送ローラ91による
印刷用紙11の搬送に同期して上下動する。即ち、版胴
41の回転に同期して該版胴41とプレスローラ5のあ
いだに印刷用紙11が供給されると、プレスローラ5が
上昇して版胴41との間に印刷用紙11を挟持し、該印
刷用紙11を図中右方に搬送する。印刷用紙11には孔
版印刷が施される。
【0033】図1に示すように、前記版胴41の右側下
方には、印刷された印刷用紙12を図中右方に搬送する
搬送ローラ92と、搬送ローラ92に搬送された印刷用
紙12を受け入れて順次重ねて収納する排紙台8が設け
られている。
【0034】図1に示すように、前記版胴41の略上方
には、原稿読み取り手段としてのイメージセンサ1が設
けられている。このイメージセンサ1は原稿の画像を読
み取り、画像情報を電気信号として出力する。なお、こ
こで言う画像とは、絵・写真・図形・模様等のみなら
ず、文字等をも含む最も広い意味で解釈されるべき語で
あり、その色彩を問わず視覚的に認識できる一切の対象
を含む。
【0035】図1に示すように、前記版胴41の右方に
は、溶剤供給手段23が設けられている。溶剤供給手段
23は、前記孔版印刷用原紙20の溶剤可溶性樹脂層を
溶解する溶剤を、前記版胴41に装着された孔版印刷用
原紙20に対して非接触で選択的に供給して該孔版印刷
用原紙20を製版する。
【0036】図1に示すように、前記溶剤供給手段23
の右方には、駆動制御手段32が設けられている。本実
施例の駆動制御手段32は、前記イメージセンサ1から
出力された画像信号に応じ、版胴41の回転に同期して
前記溶剤供給手段23を駆動する。駆動制御手段32に
駆動された溶剤供給手段23は、回転する前記版胴41
に装着された前記孔版印刷用原紙20の溶剤可溶性樹脂
層21に対して選択的に溶剤24を吐出し、原稿画像に
対応した穿孔画像を該孔版印刷用原紙20に形成し、製
版を行う。
【0037】また、本実施例の駆動制御手段32は、孔
版印刷用原紙20の製版以外の動作、例えば孔版印刷用
原紙20を版胴41に巻装する動作や、製版後の印刷動
作、さらに印刷後の排版動作等を制御する機能を備えて
いても良い。
【0038】また、本実施例の駆動制御手段32は、イ
メージセンサ1からの画像信号によって溶剤供給手段2
3を駆動できるが、本製版印刷装置10の外部から供給
される画像信号によって溶剤供給手段23を駆動するこ
ともできる。例えば、本製版印刷装置10の外部に設け
た画像処理装置によって原稿を読み取り、そこで得た画
像情報を本製版印刷装置10の駆動制御手段32に供給
して製版を行わせてもよい。
【0039】以上説明した本製版印刷装置10の各構成
部分は、図示しない基体に組付けられており、その略全
体は筐体10aに覆われている。前記給紙台7及び排紙
台8は、操作者の手によって筐体10aに対して容易に
着脱できる。従って、必要に応じて印刷用紙11の寸法
を任意に選択することができる。
【0040】次に、以上の構成における作用を説明す
る。図1において、まず原稿があるときはイメージセン
サ1で読み取った画像信号が駆動制御手段32に送られ
る。または、本製版印刷装置10の外にあるパソコン等
の他の画像信号供給手段(図示せず)からの画像信号を
駆動制御手段32に送る。
【0041】図1中に示すように、孔版印刷用原紙20
は搬送ローラ93で送り出される。孔版印刷用原紙20
の先端はクランプ板2で保持され、版胴41の回転に伴
って孔版印刷用原紙20はテンションを与えられながら
版胴41の外周面に巻き付けられる。従って孔版印刷用
原紙20を版胴41に皺なく巻き付けることができる。
【0042】次に、駆動制御手段32に送られてきた画
像信号に応じて、駆動制御手段32は溶剤供給手段23
を駆動する。溶剤供給手段23から、版胴41に巻装さ
れた孔版印刷用原紙20の溶解すべき部分に非接触で溶
剤24が吐出される。多孔性支持体22に溶剤可能性樹
脂層21が形成された孔版印刷用原紙20が製版され
る。
【0043】次に、給紙台7上の印刷用紙11は搬送ロ
ーラー91で搬送され、プレスローラ5と版胴41の間
に挟まれて孔版印刷用原紙20に密着する。製版された
孔版印刷用原紙20の穿孔部から通過するインク42が
印刷用紙11に転移して孔版印刷が行われる。印刷済み
の印刷用紙12は搬送ローラー92で排紙台8まで搬送
されてストックされる。図1中の矢印Bは、印刷用紙1
1,12の経路を示す。
【0044】
【発明の効果】本発明の製版印刷装置は、溶剤可溶性樹
脂層を有する孔版印刷用原紙を利用しており、この孔版
印刷用原紙を版胴に巻き付けた後に、非接触で吐出手段
からの溶剤で製版を行っているので、孔版印刷用原紙に
皺が発生することはない。さらに、版胴に取り付ける
際、孔版印刷用原紙が斜行して斜めに取り付けられる
か、もしくは皺がたとえ発生したとしても、その孔版印
刷用原紙に対して非接触で製版を施せるのでその孔版印
刷用原紙が無駄になることはない。また製版された孔版
印刷用原紙の穿孔部に溶融物が残留しないので、インク
の通過が妨げられず鮮明な印刷物を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の全体構成を示す図で
ある。
【図2】図2は本発明の一実施例に使用する孔版印刷用
原紙の断面図である。
【図3】図3は本発明の一実施例において孔版印刷用原
紙を溶剤供給手段からの溶剤で製版する状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 原稿読み取り手段としてのイメージセンサ 2 原紙保持手段としてのクランプ板 10 製版印刷装置 23 溶剤供給手段 32 駆動制御手段 41 版胴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶剤可溶性樹脂層を有する孔版印刷用原
    紙が外周面に装着されて回転駆動される版胴と、 前記版胴の内部に設けられたインク供給手段と、 前記孔版印刷用原紙の溶剤可溶性樹脂層を溶解する溶剤
    を前記版胴に装着された孔版印刷用原紙に対して非接触
    で選択的に供給して該孔版印刷用原紙を製版する溶剤供
    給手段とを備えたことを特徴とする製版印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記版胴に供給された前記孔版印刷用原
    紙の先端を保持し、版胴の回転に伴って版胴に装着され
    る孔版印刷用原紙に所定の張力を与える原紙保持手段を
    備えた請求項1記載の製版印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記版胴に装着された前記孔版印刷用原
    紙の溶剤可溶性樹脂層に対し、画像信号に応じて選択的
    に溶剤を吐出するよう前記溶剤供給手段を駆動する駆動
    制御手段を備えた請求項2記載の製版印刷装置。
  4. 【請求項4】 原稿の画像を読み取り前記駆動制御手段
    に画像信号を与える原稿読み取り手段を備えた請求項3
    記載の製版印刷装置。
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