JP7091727B2 - 診断システム、診断方法、画像形成装置およびプログラム - Google Patents

診断システム、診断方法、画像形成装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置の異常を診断するシステム、診断方法、画像形成装置およびその診断をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
プリンタ等の画像形成装置は、感光体ドラム等の部品の経年劣化等により、形成される画像に、原稿にはなく、また、意図しない欠陥画像(異常画像)が形成される場合がある。異常画像が形成された場合、カスタマーエンジニア(CE)が訪問し、目視で確認して、発生した異常画像の原因となる故障部品を特定し、部品の交換や清掃を行う等して対処している。
しかしながら、画像形成装置の多機能化、高機能化、高性能化に伴い、発生する故障原因が多様化し、CEでも故障原因の特定が困難になってきている。
そこで、所定の評価チャートを印刷し、印刷した評価チャートを読み取り、読み取った画像と装置内部の情報とから異常画像を抽出し、解析して故障原因を特定し、対処方法を表示するシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記システムでは、異常画像を検出し、原因を特定するまでにかかる診断時間を指定することはできず、また、診断を効率化して診断時間を短縮することもできなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、診断時間を指定することを可能にし、診断を効率化して診断時間を短縮することができるシステムや方法等を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、発明の一実施形態では、画像形成装置の異常を診断するシステムであって、
診断に使用する画像を生成する生成手段と、
画像の異常を検出するための複数の診断条件のうちの第1の診断条件の指定を受け付ける入力受付手段と、
生成された画像に基づいて画像形成装置が画像形成した画像を読み取る読取手段と、
指定された第1の診断条件に従って、読み取られた画像から異常の特徴を表す特徴情報を抽出する抽出手段と、
指定された第1の診断条件に従って、抽出された特徴情報に基づいて画像形成装置の異常を診断する診断手段と、
第1の診断条件による診断後、第1の診断条件とは異なる第2の診断条件の指定を受け付けた場合、第2の診断条件による診断に対し、第1の診断条件による診断の際に抽出された特徴情報が使用可能であるか否かを判定する判定手段とを含む、診断システムが提供される。
本発明によれば、診断時間を指定することが可能となり、診断を効率化して診断時間を短縮することも可能となる。
本実施形態の画像形成装置の構成例を示した図。 画像形成装置の主要な構成を示したブロック図。 画像形成装置の機能構成の一例を示した図。 異常の種類と印刷するテストチャートの一例を示した図。 画像形成装置の異常を診断する全体の処理の流れを示したフローチャート。 詳細な診断処理の流れを示したフローチャート。 テストチャートの画像データから異常を検出する処理の流れを示したフローチャート。 各モードで周期検出する際の特性値の範囲について説明する図。 各モードで周期検出する際の公差内および公差外のずれについて説明する図。 操作画面の遷移について説明する図。 操作画面の遷移について説明する図。 簡易モードが選択された場合の処理の流れを示したフローチャート。 詳細モードでの診断処理の第1の例を示したフローチャート。 詳細モードでの診断処理の第2の例を示したフローチャート。 色合いを調整するためのテストチャートの第1の例を示した図。 色合いを調整するためのテストチャートの第2の例を示した図。 ムラを検出するためのテストチャートの一例を示した図。 1色の地肌汚れと濃度の濃い/薄いを検出するためのテストチャートの一例を示した図。 全色の地肌汚れと濃度の濃い/薄いを検出するためのテストチャートの一例を示した図。
図1は、本実施形態の画像形成装置の構成例を示した図である。画像形成装置は、画像を読み取り、画像形成を行うことができる装置であればいかなる装置であってもよく、印刷機能、コピー機能、ファックス機能、スキャナ機能等の複数の機能を有する複合機、コピー機、ファックス装置等を一例として挙げることができる。以下、画像形成装置に複合機を用いるものとして説明する。
画像形成装置は、自動原稿送り装置(ADF)10と、画像読取部11と、画像形成部12と、制御部と、給紙トレイ13と、排紙トレイ14、操作部15とを含んで構成される。自動原稿送り装置10は、原稿を読み取るために画像読取部11へ自動搬送する。画像読取部11は、光源および原稿に反射した光を電気信号に変換する撮像素子を有し、原稿画像を読み取り、画像データを出力する。
画像形成部12は、感光体ドラム20と、帯電装置21と、レーザ光学系22と、現像装置23と、中間転写ベルト24と、一次転写ローラ25と、二次転写ローラ26と、定着装置27とを含んで構成される。図1では、感光体ドラム20、帯電装置21、現像装置23は、1つずつしか示されていないが、カラー印刷可能なカラー画像形成装置の場合、カラー印刷で使用する色の数だけ、これらの部品を設けることができる。
感光体ドラム20は、一定方向に回転し、帯電装置21により帯電され、レーザ光学系22から照射されるレーザ光により表面に静電潜像が形成される。現像装置23は、現像ローラを有し、現像ローラによって感光体ドラム20の表面にトナーを付着させ、トナー像を形成させる。トナー像は、一次転写ローラ25によって中間転写ベルト24に転写され、二次転写ローラ26によって給紙トレイ13から搬送ローラ28によって搬送された紙に転写される。紙は、給紙トレイ13に限らず、両面トレイ16や給紙バンク17にも収納されており、設定されたトレイから給紙される。紙は、トナー像が転写された後、定着装置27へ送られる。定着装置27は、定着ローラおよび加圧ローラを有し、定着ローラによって熱を加え、加圧ローラによって加圧して、トナー像を紙に定着させる。定着装置27は、トナー像が定着された紙を排紙トレイ14に排紙する。
画像形成部12は、各種センサを有し、センサとして、光学センサ30a~30cと、電位センサ31と、定着サーモパイル32と、温湿度センサ33と、トルクセンサ34とを有する。光学センサ30a~30cは、感光体ドラム20上や中間転写ベルト24上に付着したトナーの量を検出する。電位センサ31は、感光体ドラム20の表面の電位を検出する。定着サーモパイル32は、定着ローラの表面温度を検出する。温湿度センサ33は、画像形成装置内部の温湿度を検出する。トルクセンサ34は、現像ローラ、一次転写ローラ25、二次転写ローラ26、定着ローラ等の各ローラの回転トルクを計測する。
制御部は、コントローラ40と、ROM(Read Only Memory)41と、RAM(Random Access Memory)42と、インタフェースI/O43と、駆動制御部44と、センサ制御部45と、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置46と、記憶装置制御部47と、通信制御部48とを含んで構成される。
コントローラ40は、画像形成装置全体を制御し、画像読取部11から出力された画像データに対する画像処理等を実行する。ROM41は、ブートプログラムやファームウェア等を格納し、RAM42は、コントローラ40に対して作業領域を提供する。インタフェースI/O43は、コントローラ40と、各制御部や操作部15とを接続し、信号のやりとりを可能にする。
駆動制御部44は、レーザ光学系22、現像装置23、中間転写ベルト24等を駆動する駆動回路に対して制御信号を送り、それら駆動回路を制御する。センサ制御部45は、各センサが検出し、出力した信号を処理する。具体的には、センサ制御部45は、光学センサ30a~30cにより検出されたトナー量、すなわちテストパターンのトナー像におけるトナー付着量と地肌部におけるトナー付着量との比率を求め、その比率を基準値と比較して画像濃度の変動を検知し、各色のトナー濃度センサの制御値を補正する。
記憶装置46は、画像データ、OS(Operating System)、画像読取部11や画像形成部12を動作させるためのアプリケーション・プログラム等を格納する。記憶装置制御部47は、記憶装置46に対するデータ等の読み出し、および書き込みを制御する。通信制御部48は、インターネットやイントラネット(登録商標)等のネットワークと接続し、ネットワークを介した通信を制御する。
操作部15は、ユーザが入力するための入力ボタン等の入力部、ユーザに対して処理の状況等を表示するディスプレイ等の表示部を備える。操作部15は、例えばタッチパネルを搭載した操作パネルとすることができる。
画像形成装置の詳細な構成は図1に示す通りであるが、その主要な構成を図2に各ブロックとして示し、各ブロックが行う処理について説明する。画像形成装置は、スキャナ50と、画像メモリ51と、IPU(画像処理ユニット)52、プロッタ53と、コントローラ54とから構成される。
スキャナ50は、原稿画像の1つである後述するテストパターン(テストチャート)を読み取る。IPU52は、スキャナ50が読み取ったテストチャートに対し、画像処理を行う。プロッタ53は、IPU52が画像処理した後の画像データを印刷し、印刷物を生成する。
コントローラ54は、装置全体の制御を行い、各ブロック間の画像データのやりとりを行い、ネットワーク経由でサーバやPC等に接続し、画像データや各センサの検出値等を送受信する。画像メモリ51は、図1に示すRAM42や記憶装置46等から構成され、各ブロックが処理するための画像データを一時的に保管し、後日使用するために恒久的に保管する。
画像形成装置は、感光体ドラム20、帯電装置21、現像装置23、中間転写ベルト24、定着装置27等の部品の経時劣化や環境変動、使用する紙の種類や画像形成条件の不一致等により、形成される画像には、原稿にはなく、意図しない画像(異常画像)が形成される場合がある。環境変動は、画像形成装置内部の温度や湿度等の変動である。画像形成条件の不一致とは、トナー濃度、帯電電位、レーザ光量、定着温度等の設定値に、各センサの検出値が一致しないこと等を意味する。異常画像が形成された場合、いずれかの部品に何らかの異常があることを示すため、異常箇所を特定し、対処方法を決定する必要がある。
そこで、画像形成装置は、当該画像形成装置の異常を診断する処理を実施する。図3は、画像形成装置の機能構成の一例を示した図である。画像形成装置は、図2に示したコントローラ54がプログラムを実行することにより、画像形成装置を各機能手段として機能させる。画像形成装置は、機能手段として、生成手段60と、印刷手段61と、読取手段62と、入力受付手段63と、抽出手段64と、診断手段65と、判定手段66と、通知手段67とを含んで構成される。
入力受付手段63は、ユーザから画像による診断の要求や、画像の異常の種類の選択を受け付ける。生成手段60は、ユーザにより選択された異常の種類に応じて、診断に使用する画像として、テストチャートを生成する。図4は、異常の種類とテストチャートの一例を示した図である。異常の種類には、「汚れがある」、「かすれる」、「色ずれ」の3種類があり、ユーザはいずれか1つを選択することができる。なお、これらの種類は一例であり、その他の種類が含まれていてもよい。生成手段60は、ユーザにより選択された種類に応じて、印刷するパターンを決定し、そのパターンを生成する。
パターンとしては、「色合い調整パターン1」、「色合い調整パターン2」、「ムラを検出するパターン」、「地肌汚れ、濃度検出パターン」、「全色の地肌汚れ、濃度検出パターン」等が挙げられる。これらのパターンの詳細については後述する。これらのパターンも一例であるので、その他のパターンが含まれていてもよい。
生成手段60は、ユーザが、例えば「汚れがある」を選択した場合、「ムラを検出するパターン」と「全色の地肌汚れと濃度を検出するパターン」とを生成する。地肌汚れは、印刷されない紙の白い部分に色が付いた状態を示す。
再び図3を参照して、生成手段60は、必要に応じて、出力した装置を識別するための識別情報(例えば、機械番号)や出力日時等の情報から二次元コードを生成する。印刷手段61は、生成手段60が生成したパターンや二次元コード等を印刷する。なお、印刷手段61は、二次元コードに代えて、機械番号や出力日時等を文字で印刷することもできる。
入力受付手段63は、ユーザから画像の異常を検出するための複数の診断条件のうちの1つの指定を受け付ける。診断条件は、診断時間、すなわち診断のための許容時間を含む。許容時間は、診断に要する時間の上限時間とされ、詳細診断モードと簡易診断モードのいずれかを選択することにより、診断制限時間1または診断制限時間2として選択される。詳細診断モードに対応する許容時間が、診断制限時間1であり、簡易診断モードに対応する許容時間が、診断制限時間2である。これらの関係は、診断制限時間1>診断制限時間2とされる。
読取手段62は、生成手段60により印刷出力された印刷物のテストチャートや二次元コード等を読み取る。読取手段62は、読み取った二次元コードから機械番号や出力日時等の情報を抽出して取得する。
抽出手段64は、指定された診断条件に従って、読取手段62により読み取られたテストチャートから異常の特徴を表す特徴情報を抽出する。ここでは、特徴情報を異常情報として抽出する。抽出された異常情報は、HDD等の記憶装置46に保管される。指定された診断条件に従って異常情報の抽出を実施するため、許容時間に達したときは、テストチャートの全ての異常情報の抽出が終了していなくても、抽出を終了する。
診断手段65は、指定された診断条件に従って、抽出された異常情報に基づいて画像形成装置の異常を診断する。この診断では、どの部品に不具合が生じているかという異常箇所を特定し、部品交換や清掃等の対処方法を決定する。診断手段65も、指定された診断条件に従って診断を行うため、許容時間に達したときは、テストチャートの全ての異常情報に基づく診断が終了していなくても、診断を終了する。
判定手段66は、診断手段65による診断が終了した後、その終了した診断(前回の診断)で指定された診断条件とは異なる診断条件の指定を受け付けた場合、その異なる診断条件による診断に対し、前回の診断の際に抽出された異常情報が使用可能であるか否かを判定する。判定手段66は、読取手段62により読み取られたテストチャートおよび二次元コード等に応じて、異常情報が使用可能であるか否かを判定する。
通知手段67は、診断結果を操作部15に表示する等して、ユーザに通知する。通知手段67は、ユーザに対する通知のほか、ユーザからの指示により、サービスセンターへの通報も行う。
以上のように、診断条件を指定することで、診断時間を指定することができ、また、異常情報の使用が可能か否かを判定し、可能である場合に使用することで、再度テストチャートから抽出する必要がなくなり、診断時間を短縮することが可能となる。
図5を参照して、画像形成装置の異常を診断する全体の処理を説明する。ユーザから画像による診断の要求を受け付けることにより、ステップ500から処理を開始する。ユーザは、操作部15において診断モードを実行することにより画像による診断を要求することができる。このとき、ユーザは、画像の異常の種類を選択する。
ステップ501では、入力受付手段63が、診断の要求を受け付け、異常の種類の選択も受け付ける。ステップ502では、生成手段60が、選択された異常の種類に応じて、テストチャートを生成する。ステップ503では、印刷手段61が、生成手段60により生成されたテストチャートを印刷する。画像形成装置は、操作部15上に表示し、印刷されたテストチャートの印刷物を原稿としてスキャナ50の原稿台またはADFにセットするように促すことができる。ユーザは、その表示を確認し、原稿を原稿台またはADFにセットすることができる。
ユーザは、原稿のセットのほか、診断条件として、診断のための許容時間を選択する。ユーザは、モードの選択により、許容時間の選択を行う。ステップ504では、入力受付手段63が、許容時間の選択を受け付ける。そして、ステップ505から診断を開始する。
ステップ506では、入力受付手段63がユーザから診断処理の中断もしくは中止(キャンセル)を受け付けたか、もしくは許容時間に達したか、または診断が終了したかを確認する。なお、許容時間は、タイマにより計測され、許容時間に達した場合は、タイマ割り込みが入れられる。
キャンセルを受け付けておらず、かつ許容時間内であり、かつ診断が終了していない場合、診断を継続する。一方、キャンセルを受け付けた場合、もしくは許容時間に達した場合、または診断が終了した場合は、ステップ507へ進み、ユーザに対して診断結果を通知する。
診断結果は、診断が終了した場合は、全ての異常箇所の診断結果となるが、キャンセルを受け付けた場合や許容時間に達した場合は、途中までの診断結果となる。ユーザへの通知は、操作部15に異常箇所の有無や、異常箇所がある場合、異常の種類、異常の発生箇所、対処方法等の異常の情報を表示することにより実施することができる。この通知は、通知手段67により実施することができる。
ユーザは、診断結果の通知を受けて、操作部15に対し、サービスセンターへ「通報する」か、改めて最初から診断を開始するためにテストチャートを「印刷する」か、モードを変えて「診断する」か、「終了する」かを選択する。
「印刷する」を選択する場合としては、前回に選択した異常の種類を変えたい場合が考えられる。「診断する」を選択する場合としては、より細かい異常を検出したい場合が考えられる。
ステップ508では、入力受付手段63が受け付けた選択が「通報する」かを確認する。「通報する」である場合、ステップ509へ進み、ネットワーク経由でサービスセンターに通報する。サービスセンターへの通報は、上記の通知手段により実施することができる。「通報する」でない場合、またはステップ516の通報後、ステップ510へ進む。
ステップ510では、入力受付手段63が受け付けた選択が「印刷する」かを確認する。「印刷する」である場合、ステップ501へ戻り、診断の要求を受け付けるところから改めて実行する。「印刷する」でない場合、ステップ511へ進む。
ステップ511では、入力受付手段63が受け付けた選択が「診断する」かを確認する。「診断する」である場合、ステップ504へ戻り、モードの選択による許容時間の選択を受け付けるところから実行する。「診断する」でない場合、ステップ512へ進む。
ステップ512では、入力受付手段63が受け付けた選択が「終了する」かを確認する。「終了する」である場合、ステップ513へ進み、画像形成装置の異常を診断する処理を終了する。なお、ステップ512の処理は、「終了する」が選択されるまで繰り返される。
図6を参照して、詳細な診断処理について説明する。図5のステップ505の診断の開始を受けて、ステップ600から処理を開始する。ステップ601では、読取手段62が、原稿を読み取る。ステップ602では、抽出手段64が、読み取った原稿の画像データから、原稿を特定するための情報を抽出し、抽出した情報に基づいてテストチャートの特徴データを生成する。生成した特徴データは、記憶装置46に保管される。
ステップ603では、判定手段66が、読取手段62が読み取った原稿と、前回読み取った原稿とが同一か否か、すなわち同一の画像形成装置で同時期に出力された原稿であるかを判定する。原稿の同一の判定は、記憶装置46に保管された特徴データを比較し、特徴データが同一であるか否かに基づき判定する。
原稿が同一か否かを判定する第1の方法としては、特徴データが二次元コードから抽出される、または文字認識により取得される機械番号等であることから、今回の原稿から取得される機械番号等と、前回の原稿から取得される機械番号等が同一であるか否かを判定する方法が挙げられる。
原稿が同一か否かを判定する第2の方法としては、機械番号等が印刷されていない場合に、例えば主走査方向に並ぶ形状が同一または近似している等の、特徴的な異常箇所の情報が存在するとき、その情報が同一または近似しているか否かを判定する方法が挙げられる。主走査方向は、原稿を読み取る際の原稿の移動方向に対して垂直な方向であり、副走査方向は、原稿の移動方向である。上記の形状は、主走査方向に並ぶ形状に限らず、副走査方向に並ぶ形状やその両方の形状等であってもよい。
近似しているか否かは、類似度という指標を用い、類似度が閾値以上であるかどうかにより判定することができる。類似度は、計算式により計算することができ、計算式としては、例えば差分二乗和(SSD)、差分絶対値和(SAD)、正規化相互相関(NCC)等を用いることができる。これらの計算式はよく知られた式であるので、ここでは詳述しない。
原稿が同一か否かを判定する第3の方法としては、簡易診断モードで読み取る解像度と、詳細診断モードで読み取る解像度とが同一の解像度の場合に、簡易診断モードで診断した画像を、改めて詳細診断モードで診断するか否かを判定する方法が挙げられる。
第3の方法では、モードは異なるが、同一の原稿を同一の解像度で読み取ることになるため、原稿を改めて読み取らずに、前回読み取った画像データを使用して診断を行う。
ステップ603で原稿が同一と判定された場合、ステップ604へ進み、前回抽出し、保管しておいた異常情報を読み出す。ステップ603で原稿が異なると判定された場合、ステップ605へ進み、抽出手段64が、読み取られた原稿の画像データから、異常情報を抽出する。抽出された異常情報は、記憶装置46に保管される。
異常情報は、地肌汚れの有無、濃度が濃すぎ、もしくは薄すぎ、感光体ドラム20表面の傷の有無や大きさ、トナー固着による汚れの有無や大きさ、画像の濃度ムラの有無等の情報である。これらの情報には、発生場所を示す主走査方向位置および副走査方向位置の情報、周期性の有無の情報、周期性がある場合の間隔の情報、濃度が薄くなる、もしくは濃くなる汚れかの情報、形状としてスジ状か、もしくはスジ状より太い帯状か、もしくは雨だれ状かの情報、単独か集団状か等の情報が含まれる。
主走査方向位置および副走査方向位置の情報としては、主走査方向もしくは副走査方向に10cm毎に発生する等の情報を一例として挙げることができる。
ステップ606では、診断手段65が、読み出された、または抽出された異常情報に基づき、画像形成装置の異常を診断する。読み出された異常情報を使用して診断を行う場合、診断手段65は、異常情報を処理することができる。例えば、簡易診断モード時は、画像解像度が300dpiの画像データから画像における異常箇所の情報を取得する。詳細診断モード時は、画像解像度が600dpi相当の異常箇所の情報が必要となるため、取得した300dpiの異常箇所の情報を600dpi相当に換算する。
診断手段65は、異常情報を処理して得られた異常箇所の情報に基づき、原因を解析する。原因の解析では、画像形成装置の異常(不具合)が発生している箇所を推定する。
最初に、次の(1)~(10)に示すような項目に画像の異常を分類する。
(1) 縦黒(色)スジ 縦黒(色)帯
(2) 縦白(色)スジ 縦白(色)帯
(3) トナー落ち
(4) 黒(色)ポチ
(5) 白ポチ
(6) 濃度薄い
(7) 地汚れ
(8) 残像・オフセット
(9) 副走査方向の濃度ムラ 横スジ/帯
(10)主走査方向の濃度ムラ 左右濃度ムラ
スジは、線状で、帯は、一定の幅を有し、細長く延びた形である。トナー落ちは、トナーが剥がれ落ちることで、黒ポチ、白ポチは、黒い点、白い点のことである。地汚れは、トナーを付着しない場所に何らかの原因でトナーが付着して生じる汚れのことである。残像・オフセットは、前に印刷した画像が残り、薄く表れることである。濃度ムラは、濃度の濃い部分と薄い部分があって一様でないことである。
その後、分類した各項目は、画像形成装置の各部品と関連しているため、分類した情報に基づいて、画像形成装置の異常の発生箇所を推定する。
ステップ607で、診断手段65は、異常箇所の有無や推定した異常の発生箇所等を診断結果とし、異常の発生箇所が存在する場合、異常の発生箇所に応じて、対処方法を決定する。
ステップ608では、原稿の全ての異常情報を読み出し、または抽出したかを確認する。まだ読み出していない異常情報が存在する場合、またはまだ抽出していない異常情報が存在する場合、ステップ603へ戻る。一方、原稿の全ての異常情報を読み出し、または抽出した場合は、ステップ609へ進み、診断処理を終了する。
なお、許容時間に達した場合やキャンセルを受け付けた場合は、許容時間に達した時点、キャンセルを受け付けた時点で診断処理を終了する。
図7を参照して、図6のステップ605の異常情報を抽出する処理について詳細に説明する。ステップ700から処理を開始し、ステップ701では、読取手段62により読み取られた原稿の画像データから、原稿の読み取られた方向(原稿の向き)を判別する。ここでは、テストチャート内に印刷されたトンボパターン、文字、二次元コード等から、原稿の印刷された方向と、原稿台やADF10に載せられた方向を検出する。トンボパターンは、印刷範囲の目安となる4隅に設けられるパターンである。
ステップ702では、画像データから、原稿の傾き(スキュー量)を検出する。原稿の傾きは、例えばテストチャート内に印刷されたトンボパターンから検出することができる。ステップ703では、画像データから、原稿の伸び量を検出する。原稿の伸び量も、テストチャート内に印刷されたトンボパターンから検出することができる。
ステップ704では、画像データから、画像における異常箇所の有無を検知する。異常箇所が検知された場合、異常の発生位置を検出する。異常の発生位置は、画像データのみを使用して実施してもよいが、原稿の向きはいつも同じではないこと、ADF10の原稿の引き込み等で原稿が傾く場合があること、原稿の紙は温度や湿度によって伸び縮みすることを考慮し、ステップ701~ステップ703で判別された原稿の向き、検出されたスキュー量および伸び量を用いて検出することができる。これにより、異常の発生位置の検出精度を向上させることができる。
ステップ705では、異常箇所の有無に基づき、異常の有無を判定し、異常があると判定された場合は、ステップ706へ進み、ステップ704で検出された位置に存在する異常の形状と大きさを検出する。異常の大きさは、例えばスジ状か、点状かで判別することができる。スジ状である場合、長さやスジの端部が鮮鋭(シャープ)であるか、ぼやけているか等を判別する。スジの端部がシャープである場合、書き込みや読み取り等の光学系に起因する異常であり、スジの端部がぼやけている場合、光学系以外の原因で発生していると推測することができる。
ステップ707では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のいずれかの色版のみで発生している異常か、または、YMCKの全部の色版で発生している異常もしくはYMCKのうちの2つもしくは3つの色版で発生している異常かを判定する。これにより、単色か、混色かを切り分け、異常の発生箇所が一次転写(感光体ドラム20から中間転写ベルト24へのトナーの転写)の前で発生している異常か、一次転写以降で発生している異常かを判別することができる。すなわち、単色なら一次転写の前、混色なら一次転写以降と判断することができる。
ステップ708では、異常が周期的に発生しているかを判定する。周期的に発生する異常は、感光体ドラム20、現像ローラ、一次転写ローラ25、二次転写ローラ26等の回転する部品(回転体)によって発生する異常であり、回転体によって周期が異なるので、発生する異常の周期により、どの回転体で発生している異常かを推測することができる。
周期は、例えば自己相関関数を算出し、算出した自己相関関数を使用することで、複雑な形状の異常に対しても精度良く検出することができる。自己相関関数は、画像に繰り返し成分がある場合にその周期を計算するために使用される関数である。自己相関関数は良く知られた関数であるため、ここでは詳述しない。
自己相関関数を使用すると、計算量が多くなり、計算時間がかかるため、詳細診断モードが選択された場合等、計算時間が許容される場合に利用することが望ましい。
計算時間が許容されない簡易診断モードでは、計算量を減らすため、自己相関関数ではなく、異常箇所のサイズに応じて、矩形を求め、その平均値を求める等して、周期を計算することができる。これ以外に、詳細診断モード時に比べて、低解像度化し、自己相関関数を使用して、複雑な形状の異常について周期を計算してもよい。低解像度化は、例えば600dpiの画像データを600dpiより低い300dpi等に換算するものである。
詳細診断モードでは、簡易診断モードに比べ、より広範囲なパラメータとし、もしくは、値のステップをより小さな値とし、または、より広範囲なパラメータかつ値のステップをより小さな値として異常情報の抽出を行う。パラメータは、原稿の特性を表す特性値の範囲で、例えば原稿の伸び量の範囲を挙げることができる。ステップは、抽出を行う単位を表す値で、例えば周期検出の間隔の値を挙げることができる。
具体的には、周期検出において簡易診断モードでの伸び量の範囲を±1%とした場合、詳細診断モードでの伸び量の範囲は、この範囲より広い、例えば±5%の範囲とすることができる。この例では、±5%の範囲としたが、これに限られるものではない。
また、簡易診断モードでの周期検出を60mmに対して±2mmの間隔で計算する場合、詳細診断モードでは、この間隔より小さい、例えば±1mmの間隔で計算することができる。さらに、周期検出では、検出するスキュー角度をより大きくすることができる。異常の発生位置の検出精度を上げるためである。
回転体の周期は、簡易診断モード時には、許容時間が短いため、回転体の公差内のずれに対してのみ検出し、詳細診断モード時には、許容時間が長いため、公差外のずれに対しても検出することができる。公差は、許容誤差の最大値と最小値との差であり、許容範囲を示す。
より具体的には、周期検出は、図8に示すように、スキュー量については、0(スキューなし)~±1度の範囲を簡易診断モードで実施し、適用条件として簡易診断モードで周期を検出できなかった場合に、その範囲の外縁の+1~+4度、-1~-4度の範囲を詳細診断モードで実施することができる。これは、紙の伸び量についても同様である。ここでは、適用条件を簡易診断モードで周期を検出できなかった場合を一例として挙げているが、適用条件はこれに限定されるものではない。
また、公差内のずれ、公差外のずれに関しては、図9に示すように、スキュー量については、0(スキューなし)~±2度を公差内(許容規格内)とした場合、+2~+4度(2度以上)および-2~-4度(-2度以下)を許容規格外として周期を検出することができる。この場合も、簡易診断モードで周期を検出できなかった場合等のときに、詳細診断モードにより許容規格外で周期を検出することができる。紙の伸び量についても同様である。
再び図7を参照して、ステップ709では、異常の集団の密度と重心を検出する。これにより、全面に均一に発生するか、集団で発生しているか、孤立して発生しているかを検出することができる。
ステップ705で異常がないと判定された場合、またはステップ709で密度と重心を検出した後、ステップ710へ進み、検出結果をテストチャートの異常情報とし、ステップ711で異常情報を抽出する処理を終了する。
なお、簡易診断モードが選択され、簡易診断モードでの診断が終了した場合であって、許容時間に達していない場合、許容時間内で、詳細診断モードに自動遷移し、詳細診断モードで診断を行ってもよい。自動遷移は、診断手段65が詳細診断モードを指定することにより実施することができる。この自動遷移により、簡易診断モードでは診断結果が得られない異常を検出することが可能となる。なお、自動遷移は、簡易診断モードで、診断結果が得られない場合にも実施することができる。
画像形成装置が実行する処理は、以上のようなものであるが、図10および図11を参照して、ユーザに対して表示し、ユーザの入力を受け付けるための操作部15の画面について説明する。
図10(a)は、トラブルが発生した場合にユーザが選択するトラブルシューティングの画面を示した図である。この例では、ユーザが選択項目として「思い通りに印刷できないとき」を選択したときの画面が表示され、「きれいに印刷できないとき」を選択している。トラブルシューティングとしては、「思い通りに印刷できないとき」のほか、「定期点検と清掃方法」等を挙げることができる。画面上の各選択項目は、各項目が表示されたボタンを押下することにより選択することができる。
図10(b)は、「きれいに印刷できないとき」が選択された後の画面を示した図である。ユーザは、画像のトラブルの症状として、「汚れがある」、「かすれる」、「色ずれ」、「正常」の4つの中から選択することができる。この例では、ユーザが症状として「汚れがある」を選択している。
図10(c)は、「汚れがある」が選択された後の画面を示した図である。「汚れがある」という症状に対応したテストチャートが生成され、生成されたテストチャートの印刷を促している。ユーザは、「印刷開始」を選択し、テストチャートの印刷を実行することができる。印刷を実行しない場合は、「キャンセル」を選択することができる。
図10(d)は、印刷が開始された場合の画面を示した図である。印刷されたテストチャートの印刷物を読み取るために、原稿台またはADF10に載置し、モードを選択するように促している。ユーザは、印刷物を原稿台またはADF10に載置し、簡易診断モードを示す「簡易モード」または詳細診断モードを示す「詳細モード」を選択し、選択したモードでの診断を実行させる。なお、診断を中止する場合は、「キャンセル」を選択することができる。
図11(a)は、診断結果を表示する画面を示した図である。この例では、汚れが検出され、その位置を表示している。この画面には、「対処方法を表示する」が選択可能に表示されており、ユーザが対処方法を知りたい場合、「対処方法を表示する」を選択することができる。必要がない場合は、「キャンセル」を選択し、処理を終了することができる。
図11(b)は、「対処方法を表示する」が選択された場合の画面を示した図である。この例では、部品の清掃と、その清掃方法を表示している。そして、清掃後の効果を確認するための「効果の確認」が選択可能とされている。ユーザは、表示された清掃方法に従って部品を清掃し、効果を確認するため、「効果の確認」を選択することができる。効果の確認が必要ない場合は、「キャンセル」を選択し、処理を終了することができる。
図11(c)は、「効果の確認」が選択された場合の画面を示した図である。効果の確認では、テストチャートを印刷し、印刷されたテストチャートの印刷物を原稿台またはADF10に載置し、読み取りを実行することを促している。ユーザは、その指示に従って、「印刷開始」を選択してテストチャートの印刷を実行させ、「読み取り開始」を選択して印刷物の読み取りを実行させることができる。それらの実行をしない場合は、「キャンセル」を選択し、処理を終了することができる。
図11(d)は、読み取り結果を表示する画面を示した図である。対処方法の実施により、トラブルが解消されたかどうかが表示される。この例では、トラブルが解消され、異常を検出しなかった旨が表示されている。この画面では、「次の確認項目を表示する」が選択可能とされ、ユーザが「次の確認項目を表示する」を選択することで、図10(b)の画面に戻り、他の選択項目である「かすれる」、「色ずれ」を選択することができる。ここで処理を終了する場合は、「終了する」を選択することができる。
図10(d)でユーザにより「簡易モード」が選択された場合の処理について、図12を参照して説明する。ステップ1200から簡易モードでの処理を開始し、ステップ1201では、簡易モードで診断を行う。例えば60~150dpi程度の低解像度で診断を行う。ステップ1202では、異常を検出し、原因が判明したかを判断する。原因が判明した場合、ステップ1203へ進み、対応方法を取得する。そして、ステップ1204で、原因と対応方法とから構成される診断結果を操作部15の画面等に表示し、ユーザに対して通知する。
ステップ1202で原因が判明しない場合、ステップ1205へ進み、画像の異常を評価する項目の優先順位を、検出された異常の優先度に応じて決定し、評価時間を推定する。
ステップ1206では、優先順位が高い順に1つの項目を選択する。ステップ1207で、簡易モードの許容時間内に評価が可能であるかを判定する。可能である場合、ステップ1208へ進み、詳細モードでの診断を実行する。簡易モードで検出された異常箇所に対し、簡易モードでの解像度(60~150dpi)より高い200~600dpi程度の高解像度で行う。また、検出範囲を簡易モードより広げて検出を行う。例えば、簡易モードでのスキュー量を±2度の範囲で異常の周期を検出できなかった場合、+2~+4度、-2~-4度に範囲を広げて周期検出を行う。
ステップ1209では、評価結果をメモリに保管する。そして、ステップ1210で、異常を検出し、原因が判明したかを判断する。原因が判明した場合、ステップ1203へ進み、対応方法を取得する。一方、原因が判明しない場合は、ステップ1211へ進み、全ての項目の評価を実行したかを判定し、未評価の項目が存在する場合、ステップ1206へ戻り、次の項目を選択する。
ステップ1207で評価が不可能であると判定された場合、ステップ1211で全ての項目の評価を実行したと判定された場合、ステップ1212へ進み、許容時間内に診断ができなかった旨を表示し、ユーザに対して通知する。ステップ1204、ステップ1212で通知した後、ステップ1213でこの処理を終了する。
図12のステップ1208の詳細モードでの診断処理の第1の例を、図13を参照して説明する。ステップ1300から開始し、ステップ1301では、詳細モードが実行される前に、簡易モードが実施されているかを判定する。実施されていない場合、ステップ1302へ進み、通常の詳細モードでの診断を実行する。
ステップ1301で、簡易モードで実施されていると判定された場合、ステップ1303で、詳細モードで診断する原稿が、簡易モードで診断した原稿と同一であるかを判定する。原稿が同一か否かの判定は、上記の第1~第3の方法を使用して実施することができる。
第1の方法では、原稿であるテストチャートに、機械番号、印刷日時等の情報を印刷しておき、読み取った画像データから、機械番号、印刷日時等を読み取り、それらが一致するか否かにより、同一の原稿であるかを判定する。
第2の方法では、簡易モードと詳細モードで解像度を変更して読み取られる場合、簡易モードで検出した特徴等を、詳細モードで読み取る解像度に換算し、同じ位置(主走査または副走査)に異常があるかを判定する。同じ異常が検出された場合、同一の原稿であると判定し、前回と異なる異常が検出された場合は、異なる原稿と判定する。
第3の方法は、簡易モードを実行した後に、詳細モードで同一の画像データに基づいて診断する場合等で、第3の方法では、再読み取りをしていない場合は、簡易モードで診断した原稿と同一と判定する。例えば600dpiで読み取った画像データから解像度変換により、簡易モードでの診断用の低解像度(60~150dpi)の画像データを生成し、詳細モードでの診断用の高解像度(200~600dpi)の画像データを生成する場合がこれに該当する。
ステップ1303で、詳細モードで診断する原稿が簡易モードで診断した原稿と同一である場合、ステップ1304へ進み、簡易モードの診断結果を流用し、詳細モードでの診断を行う。ステップ1302、ステップ1304で診断が終了したところで、ステップ1305へ進み、この処理を終了する。
図12のステップ1208の詳細モードでの診断処理の第2の例を、図14を参照して説明する。この例は、印刷するテストパターンに、機械番号、印刷日時の情報を追加して印刷し、スキャナ50で読み取る場合の例である。
ステップ1400から処理を開始し、ステップ1401では、図13のステップ1301と同様、詳細モードが実行される前に、簡易モードが実施されているかを判定する。実施されていない場合、ステップ1402へ進み、通常の詳細モードでの診断を実行する。そして、ステップ1413でこの処理を終了する。
ステップ1401で、簡易モードで実施されていると判定された場合、ステップ1403で、原稿をスキャンしたかを判定する。スキャンした場合、すなわち簡易モードで診断するための第1のスキャン動作を行い、詳細モードで診断するための第2のスキャン動作を実施した場合、ステップ1404へ進み、画像データから機械番号と印刷日時の情報を取得する。
ステップ1405では、簡易モードで診断するために使用した画像データから取得した機械番号と、詳細モードで診断するために読み取った画像の画像データから取得した機械番号とを比較する。比較の結果、印刷が不鮮明等の理由で機械番号が取得できなかった場合、異なる機械で印刷したテストチャートを読み取った場合、ステップ1402へ進み、通常の詳細モードでの診断を実行する。
ステップ1405で同一の機械番号であった場合、ステップ1406へ進み、印刷日時を比較する。機械番号と同様、印刷が不鮮明等の理由で印刷日時が取得できなかった場合、ステップ1402へ進み、通常の詳細モードでの診断を実行する。
ステップ1406で印刷日時が同一でない場合、ステップ1407へ進み、簡易モードの印刷画像が詳細モードの印刷画像より印刷日時が古いか否かを判定する。古い場合、ステップ1408へ進み、ユーザに対して、読み取った画像が古い旨を通知し、評価が必要か否かの入力を促す。そして、ステップ1408で、ユーザの入力が、評価が必要である場合、ステップ1402へ進み、通常の詳細モードでの診断を実行する。一方、評価が不要である場合、ステップ1413でこの処理を終了する。
ステップ1406で簡易モードの印刷画像が詳細モードの印刷画像より印刷日時が新しい場合、ステップ1410へ進み、簡易モードでの診断時の不具合等が改善されたあとの読み取りである可能性があることから、詳細モードで診断を実行し、簡易モードの診断結果との比較を行う。
ステップ1406で印刷日時が同一である場合、詳細モードで診断するためにスキャンした原稿と、簡易モードで診断するためにスキャンした原稿が同一である可能性があることから、ステップ1411で、同じ位置(主走査または副走査)に異常があるかを判定する。なお、簡易モードのスキャン時の解像度と詳細モードのスキャン時の解像度が異なる場合は、解像度換算を行った上で座標を比較する。
ステップ1411で同じ位置に異常が検出されない場合、異なる原稿と判断し、ステップ1402へ進み、通常の詳細モードでの診断を実行する。同じ位置に異常が検出された場合は、同一の原稿と判断し、ステップ1412で、簡易モードの診断結果を流用して、詳細モードでの診断を行う。そして、ステップ1413でこの処理を終了する。
ユーザは、以上のように操作して画像形成装置に対して診断を実施することができる。以下、その診断において生成され、印刷され、読み取られるテストチャートについて、図15~図19を参照して説明する。
図15は、図4の「色合い調整パターン1」のテストチャートの一例を示した図である。このパターンは、全色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の階調パターンからなる。階調パターン70は、8ビット256値に対し、各色とも16値、32値、…、240値、256値等と、一定の値毎に階調を変化させたときのパターンである。なお、画像のない非画像部(地肌部)71は、0値である。
このような階調パターン70を用いることで、目標とする階調性からのずれを検出しやすくし、スキャナ50で読み込み、画像処理パラメータを調整することができる。階調パターン70は、図15に示すように写真用パターンと文字用パターンの2組設けられてもよいが、文字用パターンのみのように1組だけであってもよい。
テストチャートには、パターン、機械番号や出力日時を表す文字や二次元コード72のほか、メッセージを設けることができる。メッセージは、いかなる内容のメッセージであってもよいが、例えば印刷物の読み取りの際の注意事項等を挙げることができる。注意事項としては、図15に示すように、「シートは伏せて矢印を複写機の左奥に合わせてセットして下さい。」を一例として挙げることができる。
図15に示す例では、特徴データとして、機械番号と出力日時が文字と二次元コード72の2つ設けられているが、特徴データはいずれか1つであってもよい。
図16は、図4の「色合い調整パターン2」のテストチャートの一例を示した図である。図15に示す例では、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックという原色(一次色)のみを使用したが、この例では、一次色に加えて、原色を混ぜ合わせて作られた色(二次色)を使用したカラーパターン73と、原色と二次色を混ぜ合わせて作られた色(三次色)の階調パターン74とを使用している。二次色は、ブルー、グリーン、レッドで、三次色は、例えばグレーである。
このようなパターンを用いることで、目標とする色味からのずれを検出しやすくし、スキャナ50で読み込み、画像処理パラメータを調整することができる。テストチャートを印刷する場合は、ユーザが使用したときの画像処理パラメータに準じて、コピー用のディザ処理、またはプリンタ用のディザ処理等で階調処理した画像を印刷する。ディザ処理は、色を組み合わせる等して、限られた数の色で、より多くの色を実現する処理である。
図17は、図4の「ムラを検出するパターン」のテストチャートの一例を示した図である。このパターンは、全面均一な書き込み値で形成したパターン75である。すなわち、8ビット256値に対して、64値や128値等で一定とした濃度のテストパターンである。イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のパターンを紙1枚毎に印刷してもよいし、各色の領域を分け、各領域に各色のパターンを紙1枚に印刷してもよい。また、各領域に分けず、色を重ねて印刷してもよい。
このような均一な書き込み値で形成したパターン75を用いることで、不均一な書き込み値を表すムラを検出しやすくなる。この例では、機械番号および出力日時のほか、4隅に設けられた印刷範囲の目安となるトンボパターン76も設けられている。
図17では、パターン75が形成された斜め線で示す領域(ハッチング部)が画像部を示し、ハッチングしていない領域が非画像部71を示す。
図18は、図4の「地肌汚れ、濃度検出パターン」のテストチャートの一例を示した図である。このパターンは、1色の地肌汚れと、濃度の薄い/濃いを検出するためのパターンで、8ビット256値に対して、画像部77は256値、非画像部71は0値等とした均一な濃度のテストパターンである。画像部77、非画像部71は、256値、0値に限定されるものではなく、余裕度を評価するために、200値、8~16値等とすることができる。これは一例であるので、220値、20値等の他の値としてもよい。
図18に示す例では、画像部77の領域を少なくすることで、地肌汚れと画像濃度が薄くなるかを検出しやすくしており、非画像部71の広い領域に、地肌汚れ78が2箇所存在している。なお、画像部77が形成される領域は、図13に示す例のように、紙面に向かって上側のみに限らず、下側、左側、右側等であってもよい。
図19は、図4の「全色の地肌汚れ、濃度検出パターン」のテストチャートの一例を示した図である。このパターンは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの全色の地肌汚れと、濃度の薄い/濃いを検出するためのパターンで、図18に示した例と同様、8ビット256値に対して、画像部77は256値、非画像部71が0値等とした均一な濃度のテストパターンである。図18に示した例との違いは、画像部77のパターンが1色ではなく、全色である点である。
この例でも、画像部77、非画像部71は、256値、0値に限定されるものではなく、余裕度を評価するために、200値、8~16値等とすることができる。これも一例であるので、220値、20値等の他の値であってもよい。
また、画像部の面積を少なくし、地肌汚れと画像濃度が薄くなるかを検出しやすくすることができる。この例では、4隅と中央の5箇所に、画像部77を形成しているが、図18に示した例と同様、紙面に向かって上側のみに画像部77を形成してもよいし、下側、左側、右側等に画像部77を形成してもよい。
これまで本発明を、画像形成装置、診断方法およびプログラムとして上述した実施の形態をもって説明してきた。しかしながら、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、他の実施の形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができるものである。また、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
したがって、上記のプログラムが記録された記録媒体、上記のプログラムが格納され、ダウンロード要求を受けて提供するプログラム提供装置等を提供することもできるものである。
また、診断処理は、画像形成装置内のみで完結するものでなくてもよく、例えば外部機器としてのサーバ装置との連携により実施することもできる。この場合、画像形成装置で採取されたデータをサーバ装置に送り、サーバ装置から画像形成装置に診断結果を返すことができる。このため、診断処理を行う診断システムとして構成し、診断システムを画像形成装置内に、またはサーバ装置内に実装することができる。外部機器は、サーバ装置に限定されるものではなく、他の画像形成装置等であってもよく、1以上のネットワークに接続されたものであってもよい。
10…ADF
11…画像読取部
12…画像形成部
13…給紙トレイ
14…排紙トレイ
15…操作部
16…両面トレイ
17…給紙バンク
20…感光体ドラム
21…帯電装置
22…レーザ光学系
23…現像装置
24…中間転写ベルト
25…一次転写ローラ
26…二次転写ローラ
27…定着装置
30a~30c…光学センサ
31…電位センサ
32…定着サーモパイル
33…温湿度センサ
34…トルクセンサ
40…コントローラ
41…ROM
42…RAM
43…インタフェースI/O
44…駆動制御部
45…センサ制御部
46…記憶装置
47…記憶装置制御部
48…通信制御部
50…スキャナ
51…画像メモリ
52…IPU
53…プロッタ
54…コントローラ
60…生成手段
61…印刷手段
62…読取手段
63…入力受付手段
64…抽出手段
65…診断手段
66…判定手段
67…通知手段
70…階調パターン
71…非画像部
72…二次元コード
73…カラーパターン
74…階調パターン
75…パターン
76…トンボパターン
77…画像部
78…地肌汚れ
特許第4618185号公報

Claims (9)

  1. 画像形成装置の異常を診断するシステムであって、
    診断に使用する画像を生成する生成手段と、
    画像の異常を検出するための複数の診断条件のうちの第1の診断条件の指定を受け付ける入力受付手段と、
    生成された画像に基づいて前記画像形成装置が画像形成した画像を読み取る読取手段と、
    指定された前記第1の診断条件に従って、読み取られた前記画像から異常の特徴を表す特徴情報を抽出する抽出手段と、
    指定された前記第1の診断条件に従って、抽出された前記特徴情報に基づいて前記画像形成装置の異常を診断する診断手段と、
    前記第1の診断条件による診断後、前記第1の診断条件とは異なる第2の診断条件の指定を受け付けた場合、前記第2の診断条件による診断に対し、該診断に使用する画像に応じて、前記第1の診断条件による診断の際に抽出された前記特徴情報が使用可能であるか否かを判定する判定手段と
    を含み、
    前記第1の診断条件は、第1の診断時間を含み、前記第2の診断条件は、前記第1の診断時間より長い第2の診断時間を含み、
    前記診断手段は、前記第1の診断条件による診断が、前記第1の診断時間内に終了した場合、該第1の診断時間内で前記第2の診断条件による診断を実行するために該第2の診断条件を指定する、診断システム。
  2. 前記抽出手段は、前記第2の診断条件が指定された場合、前記第1の診断条件での抽出に比較して、画像の特性を表す特性値の範囲を広くし、もしくは抽出を行う単位を表す値を小さくし、または該特性値の範囲を広く、かつ該抽出を行う単位を表す値を小さくして、前記特徴情報を抽出する、請求項1に記載の診断システム。
  3. 前記抽出手段は、前記第1の診断条件が指定された場合、読み取られた前記画像の許容範囲内のずれに対し、前記特徴情報を抽出し、前記第2の診断条件が指定された場合、読み取られた前記画像の許容範囲外のずれに対して、前記特徴情報を抽出する、請求項1または2に記載の診断システム。
  4. 前記読取手段は、前記第2の診断条件が指定された場合、前記第1の診断条件が指定された際に読み取られた前記画像の解像度より高い解像度で該画像を読み取る、請求項1~3のいずれか1項に記載の診断システム。
  5. 前記診断手段は、前記第1の診断条件に従って診断し、診断結果が得られない場合、前記第2の診断条件を指定する、請求項1~4のいずれか1項に記載の診断システム。
  6. 前記判定手段は、前記画像に含まれる画像形成装置を識別するための識別情報と該画像形成装置が画像形成した日時の情報とに基づき、同一の画像形成装置で同時期に画像形成した画像であるか否かを判定する、請求項1~5のいずれか1項に記載の診断システム。
  7. 請求項1~のいずれか1項に記載の診断システムを含み、画像形成を行う画像形成装置。
  8. 画像形成装置の異常を診断する方法であって、
    診断に使用する画像を生成するステップと、
    画像の異常を検出するための複数の診断条件のうちの第1の診断時間を含む第1の診断条件の指定を受け付けるステップと、
    生成された画像に基づいて前記画像形成装置が画像形成した画像を読み取るステップと、
    指定された前記第1の診断条件に従って、読み取られた前記画像から異常の特徴を表す特徴情報を抽出するステップと、
    指定された前記第1の診断条件に従って、抽出された前記特徴情報に基づいて前記画像形成装置の異常を診断するステップと、
    前記第1の診断条件による診断が前記第1の診断時間内に終了した場合に、前記第1の診断条件による診断後、前記第1の診断時間内で前記第1の診断条件とは異なる該第1の診断時間より長い第2の診断時間を含む第2の診断条件による診断を実行するために該第2の診断条件の指定を受け付けた場合、前記第2の診断条件による診断に対し、該診断に使用する画像に応じて、前記第1の診断条件による診断の際に抽出された前記特徴情報が使用可能であるか否かを判定するステップと
    を含む、診断方法。
  9. 請求項に記載の診断方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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