JP4618185B2 - 故障診断システム及び故障診断プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置の故障診断システム及び故障診断方法に関し、特に、故障原因特定のための最適なテストチャートを決定できる故障診断システム及び故障診断プログラムに関する。
画像形成装置の多機能化、高機能化及び高性能化により故障の態様が複雑化した結果、習熟した専門家であっても故障原因の特定が困難となった。そのため、画像形成装置の故障原因の特定を支援する故障診断システム等が必要となる。このような機能を有する故障診断システム等としては、画像形成装置内の機械データやジョブデータを収集し、収集したデータを故障診断推論エンジンにより分析し、分析結果を基に故障診断に用いられるテストチャートを決定する故障診断システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平2001‐245091
ところで、上記のような故障診断システムでは、機械データやジョブデータを分析して欠陥の有無を診断するため、微小な傷により生じる線状の欠陥のような機械データやジョブデータに影響を及ぼさずに現れる画像欠陥を分析することができなかった。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、機械データやジョブデータに影響を及ぼさずに生じる画像欠陥を引き起こす故障を診断するために用いられるテストチャートを決定できる故障診断システム及び故障診断プログラムを提供することにある。
本発明に係る故障診断システムは、出力画像を読込んで得られる画像情報である読込画像情報を取得する取得手段と、前記出力画像の基礎とされた画像情報である基礎画像情報の情報量を軽減した情報である基礎画像軽減情報を記憶する記憶手段と、前記取得手段で取得された読込画像情報の情報量を軽減した情報である読込画像軽減情報と前記記憶手段で記憶された基礎画像軽減情報との差分の情報から投影波形に関する特徴値を算出する算出手段と、前記算出手段が算出した特徴値に基づいてクラスタリング処理により前記出力画像に含まれる欠陥の種別を要素とする集合である欠陥種別集合を判定する判定手段と、画像欠陥を引き起こす故障を診断するために用いられる複数のテストチャートの中から、前記判定手段で判定された前記欠陥種別集合に応じたテストチャートを決定するテストチャート決定手段と、決定されたテストチャートを出力した被検査画像を読み込んで得られる被検査画像情報と、前記決定されたテストチャートとを比較して、前記被検査画像に生じる欠陥種類の判別を行う画像欠陥検出手段と、判別された欠陥種類に基づいて、欠陥種類と画像形成装置の故障を引き起こす原因との関係をモデル化した故障診断モデルを解析することで前記画像形成装置を構成する個々の構成部材の故障を診断する故障診断手段と、を備えることを特徴としている。
この構成によれば、情報量の軽減された基礎画像軽減情報と読込画像軽減情報との差異に基づいて出力画像に含まれる欠陥の欠陥種別集合を判断するため、例えば、基礎画像軽減情報と読込画像軽減情報との差異に基づいて欠陥の種別を判断する場合と比べて、判断に要する情報量及び演算量を軽減できる。
また、この構成によれば、差分の情報は、基礎画像軽減情報と読込画像軽減情報との差異である欠陥を表すため、例えば、読込画像軽減情報のみから算出した特徴値基づいて欠陥の種別を判定する場合と比べて、欠陥の種別の判定精度を向上させることができる。
更に、この構成によれば、差分の情報から算出した特徴値に基づいてクラスタリング処理により欠陥の種別を判定できるため、例えば、オペレータが個別的かつ定性的に出力画像を検査して欠陥種別を判断する場合と比べて、オペレータの労力を軽減することができるだけでなく、欠陥種別の判別精度がオペレータの欠陥種別を推測する能力の優劣に影響を受けることがない。
上記構成において、記憶手段は、過去に出力した出力画像の基礎とされた画像情報の情報量を軽減した情報である出力画像軽減情報を、更に記憶し、基礎画像軽減情報は、記憶手段に記憶された出力画像軽減情報である、構成を採用できる。
この構成によれば、基礎画像軽減情報は出力画像軽減情報であり、出力画像軽減情報を記憶手段が記憶するため、基礎画像軽減情報を記憶された出力画像軽減情報の中から取得することができる。
上記構成において、基礎画像軽減情報は、記憶手段に記憶された出力画像軽減情報の中で読込画像軽減情報と正の相関関係を有する出力画像軽減情報である、構成を採用できる。
この構成によれば、正の相関関係の有無を検査することで出力画像軽減情報から基礎画像軽減情報を特定するため、出力画像の有する情報のみに基づいて出力画像軽減情報から基礎画像軽減情報を特定できる。
上記構成において、読込画像軽減情報は、読込画像情報の投影波形であり、基礎画像軽減情報は、基礎画像情報の投影波形であり、出力画像軽減情報は、出力画像情報の投影波形である、構成を採用できる。
この構成によれば、投影波形のデータ量は画像情報のデータ量よりも少ないので、例えば、出力画像情報を記憶手段に記憶する場合と比べて、使用する記憶資源を節約することができる。
上記構成において、読込画像軽減情報は、読込画像情報を読込画像情報の解像度より低い解像度で表した画像情報であり、基礎画像軽減情報は、基礎画像情報を基礎画像情報の解像度より低い解像度で表した画像情報であり、出力画像軽減情報は、出力画像情報を出力画像情報の解像度より低い解像度で表した画像情報である、構成を採用できる。
この構成によれば、画像情報を低い解像度に変換した画像情報のデータ量は、変換前の画像情報のデータ量よりも少ないので、例えば、出力画像情報を記憶手段に記憶する場合と比べて、使用する記憶資源を節約することができる。
上記構成において、読込画像軽減情報は、読込画像情報を読込画像情報の色数より低い色数で表した画像情報であり、基礎画像軽減情報は、基礎画像情報を基礎画像情報の色数より低い色数で表した画像情報であり、出力画像軽減情報は、出力画像情報を出力画像情報の色数より低い色数で表した画像情報である、構成を採用できる。
この構成によれば、画像情報を少ない色数で表した画像情報のデータ量は、変換前の画像情報のデータ量よりも少ないので、例えば、出力画像情報を記憶手段に記憶する場合と比べて、使用する記憶資源を節約することができる。
上記構成において、前記記憶手段は、基礎画像情報の全体領域に対する印刷領域の割合を示す印刷カバレッジである基礎画像印刷カバレッジを、更に記憶し、前記判定手段は、前記読込画像情報から計算される印刷カバレッジである読込画像印刷カバレッジと前記記憶手段に記憶された基礎画像印刷カバレッジとの差分に基づいて前記出力画像に含まれる欠陥の種別を地汚れであると判定し、前記テストチャート決定手段は、前記欠陥種別集合、及び前記出力画像に含まれる欠陥の種別に基づいて故障診断のために最適な検査用のテストチャートを決定する、構成を採用できる。
この構成によれば、地汚れの欠陥は、出力画像のほぼ全域に渡って基礎画像に無い印刷領域を有する傾向が高いため、印刷カバレッジの差分に基づいて欠陥種別を地汚れであるかどうかを判断できる。
上記構成において、記憶手段は、出力画像軽減情報と出力画像情報の印刷カバレッジである出力画像印刷カバレッジとを関連付けて記憶し、基礎画像印刷カバレッジは、記憶手段に記憶された出力画像印刷カバレッジであって、基礎画像軽減情報に関連付られた印刷カバレッジである、構成を採用できる。
この構成によれば、基礎画像印刷カバレッジは出力画像印刷カバレッジであり、出力画像印刷カバレッジを記憶手段が記憶するため、基礎画像印刷カバレッジを記憶された出力画像印刷カバレッジの中から取得することができる。
上記構成において、前記基礎画像情報は、投影波形と、前記読込画像情報の投影波形との相関が最も高い出力画像である、構成を採用できる。
上記構成において、投影波形に関する特徴値は、階調値ヒストグラムの積分値、階調値投影波形において階調値が閾値を超えた波形幅の合計である高階調値波形幅、階調値ヒストグラムの標準偏差及び階調値投影波形の標準偏差、階調値投影波形のピーク数、階調値投影波形の最大値、並びに、階調値投影波形の周波数成分の強度である、構成を採用できる。
この構成によれば、階調値ヒストグラムの積分値により欠陥領域の大小が、階調値投影波形の高階調値画素数により走査方向(又は副走査方向)へ一定幅以上に広がった欠陥領域の副走査方向(又は走査方向)の幅の長短が、階調値ヒストグラムの標準偏差及び階調値投影波形の標準偏差により階調値ムラの多少が、階調値投影波形のピーク数により線状の欠陥の数が、階調値投影波形の最大値により欠陥階調値の大小が、及び、階調値投影波形の周波数成分の強度により欠陥の周期的な発生の有無と言った欠陥集合の特徴を定量的に表した特徴値を画一的に取得することができる。よって、欠陥種別である「点」及び「縦線」を要素とする欠陥種別集合である「線/縦線」、欠陥種別である「点」及び「横線」を要素とする欠陥種別集合である「線/横線」、欠陥種別である「かぶり」、「横線」及び「縦線」を要素とする欠陥種別集合である「縦線/横線/かぶり」、欠陥種別である「縦線」のみを要素とする欠陥種別集合である「縦線」、若しくは、欠陥種別である「横線」のみを要素とする欠陥種別集合である「横線」のいずれの集合にテストパターンの有する欠陥が属するかを定量的かつ画一的に判定することができる。よって、例えば、オペレータがテストパターンの有する欠陥を推測し、推測した欠陥種別を要素とする欠陥種別集合毎に集合を特徴付ける値を定性的又は個別的に取得して解析することで欠陥種別集合を特定する方法に比べて、オペレータの労力を軽減することができるだけでなく、欠陥種別集合の判別精度がオペレータの欠陥種別集合を推測する能力の優劣に影響を受けることがない。
本発明に係る故障診断プログラムは、出力画像を読込んで得られる画像情報である読込画像情報を取得する取得ステップと、前記出力画像の基礎とされた画像情報である基礎画像情報の情報量を軽減した情報である基礎画像軽減情報を記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記取得ステップで取得された読込画像情報の情報量を軽減した情報である読込画像軽減情報と前記記憶ステップで記憶された基礎画像軽減情報との差分の情報から投影波形に関する特徴値を算出する算出手段と、前記算出ステップで算出した特徴値に基づいてクラスタリング処理により前記出力画像に含まれる欠陥の種別を要素とする集合である欠陥種別集合を判定する判定ステップと、画像欠陥を引き起こす故障を診断するために用いられる複数のテストチャートの中から、前記判定ステップで判定された欠陥種別集合に応じたテストチャートを決定するテストチャート決定ステップと、決定されたテストチャートを出力した被検査画像を読み込んで得られる被検査画像情報と、前記決定されたテストチャートとを比較して、前記被検査画像に生じる欠陥種類の判別を行う画像欠陥検出ステップと、判別された欠陥種類に基づいて、欠陥種類と画像形成装置の故障を引き起こす原因との関係をモデル化した故障診断モデルを解析することで前記画像形成装置を構成する個々の構成部材の故障を診断する故障診断ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴としている。
この構成によれば、情報量の軽減された基礎画像軽減情報と読込画像軽減情報との差異に基づいて前記出力画像に含まれる欠陥の種別を判断するため、例えば、基礎画像軽減情報と読込画像軽減情報との差異に基づいて欠陥の種別を判断する場合と比べて、判断に要する情報量及び演算量を軽減できる。
また、この構成によれば、差分の情報は基礎画像軽減情報と読込画像軽減情報との欠陥による差異を表すため、例えば、読込画像軽減情報のみから算出した特徴値基づいて欠陥の種別を判定する場合と比べて、欠陥の種別の判定精度を向上させることができる。
更に、この構成によれば、差分の情報から算出した特徴値に基づいてクラスタリング処理により欠陥の種別を判定できるため、例えば、オペレータが個別的かつ定性的に出力画像を検査して欠陥種別を判断する場合と比べて、オペレータの労力を軽減することができるだけでなく、欠陥種別の判別精度がオペレータの欠陥種別を推測する能力の優劣に影響を受けることがない。
本発明によれば、機械データやジョブデータに影響を及ぼさずに生じる画像欠陥を引き起こす故障を診断するために用いられるテストチャートを決定できる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の画像形成装置100の一実施形態を示す構成図である。
本発明の画像形成装置100は、取得手段である画像取得部110、プリントエンジン部120、センサ部130、故障診断情報入力部140、故障診断部150、制御部160、記憶手段である記憶部170、パラメタ算出部180、ネットワークインタフェース部190、算出手段である特徴値算出部200、及び、判定手段である欠陥種別欠陥種別集合判定部210から構成される。
画像取得部110は、例えば、スキャナ等の光学的な読取装置で構成され、原稿DCを読み込んで画像情報を取得する。特に自らプリントエンジン部120で原稿DCを出力した場合には、出力画像である原稿DCを読込んで得られる画像情報である読込画像情報を取得する。
プリントエンジン部120は、読み込んだ画像またはプリント指示された画像を形成し出力する。特に、画像取得部110が、プリントエンジン部120が出力した画像欠陥を有する原稿DCから画像情報を取得した場合には、その画像情報を欠陥画像情報と言う。
センサ部130は、センサ群から構成される。センサ群は、用紙通過時間、駆動電流、装置内部の温度、湿度などの装置の内部状態に関する情報を得る。
故障診断情報入力部140は、例えば、タッチパネル、ポインティングディバイス、又は、キーボード等で構成され、故障診断に必要な情報をユーザにより入力される。故障診断部150は、故障診断情報入力部140により取得した各情報に基づき画像形成装置100の故障診断を行なう。
具他的には、画像形成装置100の故障を引き起こす原因をモデル化した後述する故障診断モデル1543を解析することで画像形成装置100を構成する個々の構成部材の故障を診断し、後述する特徴量に関する情報と後述する内部状態情報とを用いて、種別判定手段で判定した欠陥種別に対応した故障診断モデルを解析することで故障原因を特定する。
制御部160は、例えば、CPU等の演算装置とRAM等の記憶装置とROM等の記録装置とそれらを制御するプログラムとで構成される。制御部160は、画像取得部110、プリントエンジン部120、センサ部130、故障診断情報入力部140、故障診断部150、パラメタ算出部180、ネットワークインタフェース部190、特徴値算出部200、及び、欠陥種別欠陥種別集合判定部210等を制御する。尚、制御部160の実行する制御処理等については後述する。
記憶部170は、例えば、ハードディスク等で構成され、制御部160により出力画像軽減情報と出力画像印刷カバレッジとを関連付けられて記憶する。
尚、出力画像軽減情報とは、出力画像情報の情報量を軽減した情報である。具体的に言えば、コピー機能の提供の際に画像取得部110で出力画像を読込んで得られる画像情報である読込画像情報、又は、プリンタ機能の提供の際にネットワークインタフェース部190で取得された画像情報等の情報量を軽減した情報を言う。尚、出力画像情報とは、過去に出力した出力画像の基礎とされた画像情報を言う。
また、出力画像印刷カバレッジとは、出力画像情報の印刷カバレッジを言う。尚、印刷カバレッジとは、画像情報の全体領域に対する印刷領域の割合を示す。
ここで、図2を参照して、画像情報の情報量の軽減方法について説明する。図2は画像情報と投影波形との関係を示す図である。
図2においては、画像情報と、画像情報から得られる主走査方向の階調値投影波形と副走査方向の階調値投影波形とを表している。
ここで、画像情報の総画素数が4より大きい場合には画像情報の有する情報量よりも主走査方向の階調値投影波形及び副走査方向の階調値投影波形が有する情報量の和が小さくなる。よって、主走査方向の階調値投影波形と副走査方向の階調値投影波形とは、画像情報等の情報量を軽減した情報と言える。
次に、図3を参照して、記憶部170が記憶する出力画像軽減情報と出力画像印刷カバレッジとの関係を説明する。図3は、記憶部170の記憶する出力画像軽減情報と出力画像印刷カバレッジとの関係の一例を表した図である。
図3に示す履歴表THは、プリントエンジン部120が出力した出力画像を識別する情報と出力画像の出力画像軽減情報である主走査方向投影波形と副走査方向投影波形と出力画像印刷カバレッジとを関連付けて記憶している。
パラメタ算出部180は、画像取得部110又はネットワークインタフェース部190等で取得した画像情報の主走査方向及び副走査方向の階調値投影波形並びに印刷カバレッジを算出する。
ネットワークインタフェース部190は、例えば、ネットワークアダプタ等で構成される。ネットワークインタフェース部190は、ネットワークを通じて、画像情報や実行命令を取得する。
特徴値算出部200は、画像取得部110で取得された読込画像情報の情報量を軽減した情報である読込画像軽減情報と記憶部170で記憶された基礎画像軽減情報との差分の情報から投影波形に関する特徴値を算出する。
ここで、基礎画像軽減情報とは、基礎画像情報の情報量を軽減した情報を言う。また、基礎画像情報とは、出力画像の基礎とされた画像情報を言う。
欠陥種別集合判定部210は、詳細は後述するが、特徴値算出部200が算出した特徴値に基づいてクラスタリング処理により出力画像に含まれる欠陥の種別を要素とする集合である欠陥種別集合を判定する。
また、読込画像情報から計算される印刷カバレッジである読込画像印刷カバレッジと記憶部170に記憶された基礎画像印刷カバレッジとの差分に基づいて出力画像に含まれる欠陥の種別を地汚れであると判定する。尚、基礎画像印刷カバレッジとは、基礎画像情報の全体領域に対する印刷領域の割合を示す印刷カバレッジを言う。
次に、図4を参照して、故障診断部150の構成を説明する。図4は故障診断部150の構成例を示すブロック図である。
故障診断部150は、画像欠陥検出手段である画像欠陥検出部1510、特徴量抽出手段である特徴量抽出部1520、内部状態情報取得手段である内部状態情報取得部1530、故障確率推論部1540、追加操作情報取得部1550、及び、診断結果通知部1560等から構成される。
画像欠陥検出部1510は、画像取得部110から画像情報を受信する。次に、画像欠陥検出部1510は、受信した画像情報に基づいて画像欠陥の種別を判定する。
具体的には、欠陥種別集合判定部210で判定した欠陥種別集合に対応した検査用の基準画像と、画像形成装置100によって出力された基準画像を光学的に読み取って得た被検査画像とを比較することにより出力画像の欠陥を解析する。
その後、判定した欠陥種別を制御部160、特徴量抽出部1520及び故障確率推論部1540へ送信する。
特徴量抽出部1520は、画像欠陥検出部1510の欠陥種別の判定結果から出力画像の欠陥を特徴づける種々の特徴量を抽出する。ここでは欠陥の種類に応じて、形状、大きさ、濃度、輪郭の状態、欠陥の発生方向、周期性といった特徴量を抽出する。
内部状態情報取得部1530は、部品状態情報取得部1531、履歴情報取得部1532、及び、環境情報取得部1533から構成され、センサ部130より取得され、故障診断モデル1543に入力される画像形成装置100内部の様々な情報を取得する。その後、取得した情報を故障確率推論部1540へ送信する。
部品状態情報取得部1531は、センサ部130より取得された画像形成装置100の内部状態情報に基づく各部品の稼動状態を示す部品情報を観測データ情報として取得する。
履歴情報取得部1532は、画像形成装置100の使用状況の監視結果を履歴情報として取得する。環境情報取得部1533は、画像形成装置100内部の環境情報を直接取得し、あるいはセンサ部130より取得される画像形成装置100内部の環境情報を取得する。
この構成によれば、特徴量の抽出及び内部状態情報の取得はユーザによることなく行われるので、欠陥情報を逐一ユーザが入力する手間を省いて効率化が図れるとともに、装置に関する専門の知識がなくても詳細かつ精度の良い診断が可能となる。
故障確率推論部1540は、部品状態情報取得部1531、履歴情報取得部1532、環境情報取得部1533、特徴量抽出部1520、追加操作情報取得部1550により得られた情報に基づいて、画像欠陥検出部1510で判定された欠陥種別に対応した診断モデル1543に基づいて各モデル上の故障原因の故障確率を算出する。
さらに故障確率推論部1540は、故障候補検出部1541、推論エンジン1542、及び、診断モデル1543等から構成される。
故障候補検出部1541は、後述する推論エンジン1542で算出した故障原因確率を元にして故障原因候補を絞り込む。
推論エンジン1542は、故障を引き起こす各原因候補が、発生した故障の主原因であるであろう確率(故障原因確率)を内部状態情報取得部1530から取得した情報、追加操作情報取得部1550から取得した情報、及び、特徴量抽出部1520から取得した情報に基づいて算出する。
診断モデル1543は、後に説明する一又は複数の故障診断モデルであり、画像欠陥検出部1510で判定された欠陥種別に対応した診断モデルは、故障原因の確率を算出するために利用される。
ここで、故障原因確率の算出を行う推論エンジン1542には、ベイジアンネットワーク(Bayesian Network)を利用する。このベイジアンネットワークとは、因果関係が複雑な問題領域を表すため、複数の変数間の因果関係を順次結線し、グラフ構造を持つネットワークとして表現したものであり、変数間の依存関係を有向グラフにより表したものである。本発明における故障診断モデルはこのベイジアンネットワークを利用して構築されている。
なお、本発明の故障診断モデル、画像形成装置100等は、従来ある故障診断モデル、画像形成装置等を利用することができる。
追加操作情報取得部1550は、ユーザ操作によって動作条件の異なる状態で故障情報を取得する。
診断結果通知部1560は、例えば、コントロールパネルなどの表示デバイスで構成され、故障候補抽出部1541で抽出された故障原因候補をユーザに通知する。
次に、図5を参照して、画像欠陥系の故障診断を行う場合のベイジアンネットワークの構成について説明する。図5は、画像欠陥系の故障診断を行う場合のベイジアンネットワークの構成例を概念的に示した図である。
図示するように、このベイジアンネットワークは、画像欠陥を吹き起こす原因を表す故障原因ノードND0と、画像形成装置を構成する部材(コンポーネント)の状態情報を表すコンポーネント状態ノードND1と、画像形成装置100の履歴情報を表す履歴情報ノードND2と、画像形成装置100が設置されている周辺環境情報を表す環境情報ノードND3と、画質欠陥の状態情報を表す観測状態ノードND4と、ユーザ操作によって得られる追試結果情報を表すユーザ操作ノードND5と、欠陥種類ノードND6を含んで構成されている。
故障原因ノードND0は、画像欠陥を引き起こす原因を表すノードであり、この部分の確率を計算して、故障か否かの判断を行う。各ノード内には、因果関係の強さを表す確率データをまとめた確率表が格納されている。この確率データの初期値は、過去の故障発生時のデータや部品のMTBF(Mean Time Between Failure;平均故障間隔)を用いて決定することができる。
コンポーネント状態ノードND1は、コンポーネントの状態を表すノードであり、コンポーネントの状態を観測するセンサ部130から取得される情報である。このような情報としてコンポーネントの温度、印加電圧、パッチ濃度、色材(例えばトナー)残量などの情報がある。
履歴情報ノードND2は、画像形成装置100の使用状況を表すものであり、例えばコンポーネントごとのプリント枚数の履歴を用いる。このプリント枚数はコンポーネントの磨耗や劣化などコンポーネントの状態に直接影響を与える。
環境情報ノードND3は、コンポーネントの状態に影響を与える周囲環境条件で、本実施例では、温度と湿度がこれに相当する。温度や湿度は、各コンポーネントの画像形成条件や動作条件に影響を与える。
観測状態ノードND4は、出力画像に発生した欠陥の観測状態を表すもので、ユーザにより観測され入力される情報である。例えば、欠陥の形状、大きさ、濃度、輪郭、向き、位置、周期性、発生領域などの情報がある。
ユーザ操作ノードND5は、画像形成装置100に対して動作条件を代えて同様の処理をさせる情報であり、変更後の動作条件の情報も含まれる。
欠陥種類ノードND6は、画像欠陥の種類を表すもので、線、点、白抜け、濃度ムラなどの情報がある。まず、発生した画像欠陥の種類を判別してこのノードの状態を確定させてから、他のノード(ND1〜ND5)の情報を適宜入力して診断を行い、故障原因を推定する。
これらの各ノードは、"原因"→"結果"の関係になるように結線される。たとえば、"故障原因ノード"と"観測状態ノードND4"との関係は"故障原因ノード"で示される"原因"が元で"観測状態ノードND4"で示される"観測状態(濃度が薄い、筋状・帯状、など)"が表れるという関係になる。一方、"履歴情報ノードND2"と"原因ノード"との関係は"履歴情報に基づく状態(コピー枚数が多い、稼動年数が長いなど)"が元で"原因"(部品劣化など)が発生するという関係が成り立つ。
次に、図6を参照して、故障診断システムにおける故障診断モデルの具体的な事例について説明する。図6は、画像欠陥による故障診断の構成例の中で黒線発生時のベイジアンネットワークの一例を示した図である。
図示するように、ノードは、"原因"→"結果"の関係になるように結線される。たとえば、"ドラムの傷"と"線幅情報"の関係は"ドラムの傷"が元で細い線が発生といった"線幅情報"が表れるという関係になる。
一方、"フィード数履歴情報"と"フューザ"の関係は"フィード数"に基づく状態(フィード数が何枚以上)が元で"フューザ"劣化による黒線発生の可能性が高くなるという関係が成り立つ。
各ノードの確率データの初期値は、たとえば過去のデータを元に決定する。その後、部品の交換頻度や不具合発生頻度など、市場トラブルの統計データを元に定期的に各ノードの確率を更新するようにしてもよい。また、図5中の"線幅情報"や"周期性情報"、"発生箇所情報"といった画像欠陥の特徴を表すノードは、図4の特徴量抽出部1520によって得られた特徴量に基づいて状態が決定される。
次に、図7を参照して、制御部160の実行する画像情報の出力時における制御処理(以下単に、出力制御処理と言う)について説明する。図7は、制御部160の実行する出力制御処理の一例を示すフローチャートである。
先ず、制御部160は、出力画像情報をプリントアウトするようプリントエンジン部120へ命令を下す(ステップST01)。
次に、制御部160は、出力画像情報の解像度を、出力画像情報の解像度よりも低い解像度へ変換するようパラメタ算出部180へ命令を下す(ステップST02)。尚、本ステップで変換されることで得られた画像情報を低解像度出力画像情報と言う。
その後、制御部160は、低解像度出力画像情報から主走査方向の階調値投影波形及び主走査方向の階調値投影波形を算出するよう、パラメタ算出部180へ命令を下す(ステップST03)。
次に、制御部160は、低解像度出力画像情報から出力画像印刷カバレッジを算出するようパラメタ算出部180へ命令を下す(ステップST04)。
その後、制御部160は、出力画像情報を識別する情報と、パラメタ算出部180が算出した主走査方向の階調値投影波形及び主走査方向の階調値投影波形と、出力画像印刷カバレッジと、を関連付けて記憶部170へ記憶させる(ステップST05)。
この構成によれば、投影波形のデータ量は画像情報のデータ量よりも少ないので、例えば、出力画像情報を記憶部170に記憶する場合と比べて、使用する記憶資源を節約することができる。
次に、図8を参照して、制御部160の実行する故障診断時における制御処理(以下単に、故障診断処理と言う)について説明する。図8は、制御部160の実行する故障診断処理の一例を示すフローチャートである。
先ず、制御部160は、自ら出力した出力画像であって欠陥を有する画像を画像取得部110に設置された後に、画像取得部110へ欠陥画像を読みとるよう命令を下す(ステップST101)。
次に、制御部160は、ステップST101で読込んだ欠陥画像を解析することで故障診断のために最適な検査用の基準画像(以下単に、テストチャートと言う)を決定する処理(以下単に、テストチャート決定処理と言う)を実行する(ステップST102)。
その後、故障診断モードに移行しテストパターンを出力する命令を受信し、プリントエンジン部120へステップST102で決定したテストチャートをプリントするようプリントエンジン部120へ命令を下す(ステップST103)。
ここで出力するテストパターンは、図1に示したプリントエンジン部120に予め保持しているものであり、故障の原因がプリントエンジン部120の部品である場合は、テストパターンに欠陥が再現されるが、コピー時のみの不具合など画像読取部110の部品に原因がある場合はテストパターンには欠陥は再現されない。しかし、画像読取部110の部品に原因がある場合、テストパターンを画像読取部110にセットして出力画像を読み取ると、読取画像には欠陥が現れる。従って出力画像の読取前に操作画面より欠陥はコピー時のみ発生するかどうかを問い合わせ、ユーザがその情報を選択入力できるようにしておく。そして、選択された情報を追加操作情報取得部260より取得して故障確率推論部207に入力する。画像形成装置100のプリントエンジン部120からテストパターンが排出されると、そのテストパターンを画像読取部110にセットし、ユーザはテストパターンの読込を指示する命令を入力する。
次に、制御部160は、画像取得部110へ、出力されたテストチャートを光学的に読込み、被検査画像を取得するよう命令を下す(ステップST104)。
その後、画像取得部110が取得した被検査画像等に基づいて画像形成装置100の故障箇所を特定する処理(以下単に、故障箇所特定処理と言う)を実行する(ステップST105)。
ここで、図9を参照して、画像欠陥とテストチャートとの関係を説明する。図9は、画像欠陥とテストチャートとの関係の一例を説明するための図である。
画像欠陥の種別として、点KD1、線KD2、地汚れKD3、白抜けKD4、及び、色味不良KD5を例示する。
欠陥画像の有する欠陥種別が点KD1であるとは、読込画像情報に点状の画像が存在するが基礎画像情報には存在しないことを言う。尚、読込画像情報とは、出力画像を読込んで得られる画像情報を言う。
欠陥画像の有する欠陥種別が線KD2であるとは、読込画像情報に線状の画像が存在するが基礎画像情報には存在しないことを言う。
欠陥画像の有する欠陥種別が地汚れKD3であるとは、読込画像情報のほぼ全般に渡り汚れたような画像が存在するが基礎画像情報には存在しないことを言う。
欠陥画像の有する欠陥種別が白抜けKD4であるとは、読込画像情報の特定の領域の画像が存在しないが基礎画像情報には存在することを言う。
欠陥画像の有する欠陥種別が色味不良KD5であるとは、読込画像情報の特定の色が基礎画像情報の特定の色と相違することを言う。
本故障診断システムでは、欠陥種別が点KD1、線KD2、又は、地汚れKD3のいずれかであると判定した場合には、全面白紙のテストチャートCT1をプリントエンジン部120から出力する。
また、欠陥種別が白抜けKD4であると判定された場合には、全面に渡り印刷のされたテストチャートCT2をプリントエンジン部120から出力する。
更に、欠陥種別が色味不良KD5であると判定した場合には、様々な階調の様々な色で表現された方形を有するテストチャートCT3をプリントエンジン部120から出力する。
次に、図10を参照して、図8のステップST102に示したテストチャート決定処理について説明する。図10は、制御部160の実行するテストチャート決定処理の一例を示すフローチャートである。
先ず、制御部160は、図8のステップST101で欠陥画像を読込んで取得した読込画像情報の階調値投影波形を算出するようパラメタ算出部180へ命令を下す(ステップST201)。尚、読込画像情報の階調値投影波形を読込画像階調値投影波形と言う。
次に、制御部160は、読込画像情報の印刷カバレッジ(基礎画像印刷カバレッジ)を算出するようパラメタ算出部180へ命令を下す(ステップST202)。
その後、後述するステップST204及びステップST205の処理の対象としていない出力画像軽減情報(以下単に、未処理出力画像軽減情報と言う)を記憶部170が有しているかを判断する。制御部160は、未処理出力画像軽減情報が存在すると判断する場合にはステップST204の処理を、そうでない場合にはステップST206の処理を実行する。
ステップST203において、制御部160は、未処理出力画像軽減情報が存在すると判断した場合には、未処理出力画像軽減情報の内の1つを処理対象とする。尚、処理対象とした出力画像軽減情報である階調値投影波形を処理対象階調値投影波形と言う。
その後、制御部160は、ステップST201で算出した読込画像階調値投影波形と処理対象階調値投影波形との正規化相関係数を算出する(ステップST204)。
次に、制御部160は、ステップST202で算出した読込画像印刷カバレッジと記憶部170に記憶された処理対象階調値投影波形に関連付けられた印刷カバレッジとの差分を算出する(ステップST205)。その後、ステップST203に戻り上記処理を繰り返す。
ステップST203において、制御部160は、未処理出力画像軽減情報が存在しないと判断する場合には、ステップST204で算出した相関係数の内で最大の値となった相関係数(以下単に、最大相関係数と言う)が所定の閾値1を超えるかを判断する(ステップST206)。但し、閾値1は正の定数とする。制御部160は、最大相関係数が所定の閾値1を超えると判断する場合にはステップST207の処理を、そうでない場合にはステップST210の処理を実行する。
ステップST206において、制御部160は、最大相関係数が所定の閾値1を超えると判断した場合、又は、ステップST210において印刷カバレッジの差分が所定の閾値2より小さいと判断する場合には、読込画像階調値投影波形との相関が最も強かった出力画像軽減情報である出力画像の階調値投影波形を基礎画像軽減情報と特定する。
この構成によれば、基礎画像軽減情報は出力画像軽減情報であり、出力画像軽減情報を記憶手段が記憶するため、基礎画像軽減情報を記憶された出力画像軽減情報の中から取得することができる。
また、この構成によれば、正の相関関係の有無を検査することで出力画像軽減情報から基礎画像軽減情報を特定するため、出力画像の有する情報のみに基づいて出力画像軽減情報から基礎画像軽減情報を特定できる。
その後、制御部160は、基礎画像軽減情報と読込画像階調値投影波形との差分の情報(以下単に、差分階調値投影波形と言う)を取得する(ステップST207)。
次に、制御部160は、ステップST207で求めた差分階調値投影波形から、特徴値を算出するよう特徴値算出部200へ命令を下す(ステップST208)。尚、本ステップで制御部160が通知した命令に基づいて特徴値算出部200が実行する算出処理を集合判定特徴値算出処理と言う。
その後、制御部160は、特徴値算出部200が算出した特徴値に基づいてクラスタリング処理により出力画像に含まれる欠陥の属する欠陥種別集合を判定するよう欠陥種別欠陥種別集合判定部210へ命令を下す(ステップST209)。尚、本ステップで制御部160が通知した命令に基づいて欠陥種別欠陥種別集合判定部210が実行する判定処理をクラスタリング処理と言う。
ステップST209、又は、ステップST211を実行した後には、制御部160は、ステップST209で判定された欠陥種別集合、又は、ステップST211で判定された欠陥種別に基づいて、出力すべきテストチャートを決定する(ステップST210)。その後、制御部160は、処理を終了する。
ステップST206において、制御部160は、最大相関係数が所定の閾値1を超えないと判断した場合には、ステップST205で求めた印刷カバレッジの差分が所定の閾値2より小さいかを判断する(ステップST210)。制御部160は、印刷カバレッジの差分が所定の閾値2より小さいと判断する場合にはステップ207の処理を、そうでない場合にはステップ211の処理を実行する。
また、この構成によれば、基礎画像印刷カバレッジは出力画像印刷カバレッジであり、出力画像印刷カバレッジを記憶手段が記憶するため、基礎画像印刷カバレッジを記憶された出力画像印刷カバレッジの中から取得することができる。
ステップST210において、制御部160は、印刷カバレッジの差分が所定の閾値2以上であると判断する場合には、欠陥種別を地汚れと判定する(ステップST211)。
この構成によれば、地汚れの欠陥は、出力画像のほぼ全域に渡って基礎画像に無い印刷領域を有する傾向が高いため、印刷カバレッジの差分に基づいて欠陥種別を地汚れであるかどうかを判断できる。
ここで、図11を用いて、図10のステップST207で示した差分階調値投影波形を取得する処理について説明する。図11は、差分階調値投影波形を取得する処理の一例を説明するための図である。
図11の左上図は、出力画像を読込んで得られた線状の欠陥を有する読込画像情報ISと、読込画像情報ISから取得した読込画像軽減情報ISRである階調値投影波形を表している。
図11の左下図は、出力画像の基礎とされた画像情報である基礎画像情報IBと、基礎画像情報IBから取得した基礎画像軽減情報IBRである階調値投影波形を表している。尚、基礎画像軽減情報IBRは、図10のステップST206において、記憶部170に記憶された出力画像軽減情報の内で最も読込画像軽減情報ISRとの相関係数が大きかった出力画像軽減情報として決定された情報である。
図11の右図は、左上図で表した読込画像軽減情報ISRと左下図で表した基礎画像軽減情報IBRとの差分の情報IDである差分階調値投影波形を表す。差分階調値投影波形は、読込画像情報ISと基礎画像情報IBとの差異である線状の欠陥画像のみから生じた階調値投影波形を表す。
次に、図12を用いて、図10のステップST208で示した集合判定特徴値算出処理について説明する。図12は、特徴値算出部200の実行する集合判定特徴値算出処理の一例を表すフローチャートである。
先ず、特徴値算出部200は、画像取得部110が取得した多値の欠陥画像情報から以下の集合判定値を算出する。
特徴値算出部200は、欠陥画像情報の階調値ヒストグラムの積分値(以下単に、階調値ヒストグラム積分値と言う)を算出する(ステップST301)。
次に、特徴値算出部200は、階調値投影波形において階調値が閾値を超える画素数である高階調値幅を算出する(ステップST302)。尚、高階調値幅については後述する。
その後、特徴値算出部200は、階調値ヒストグラムの標準偏差(以下単に、階調値ヒストグラム標準偏差と言う)を算出する(ステップST303)。
次に、特徴値算出部200は、階調値投影波形の標準偏差(以下単に、階調値投影波形標準偏差と言う)を算出する(ステップST304)。
その後、特徴値算出部200は、階調値投影波形のピーク数(以下単に、階調値投影波形ピーク数と言う)を算出する(ステップST305)。
次に、特徴値算出部200は、階調値投影波形の最大値(以下単に、階調値投影波形最大値と言う)を算出する(ステップST306)。
その後、特徴値算出部200は、階調値投影波形の周波数成分の強度(以下単に、周波数成分強度と言う)を算出する(ステップST307)。
次に、特徴値算出部200は、処理を終了する。
この構成によれば、階調値ヒストグラムの積分値により欠陥領域の大小が、階調値投影波形の高階調値画素数により走査方向(又は副走査方向)へ一定幅以上に広がった欠陥領域の副走査方向(又は走査方向)の幅の長短が、階調値ヒストグラムの標準偏差及び階調値投影波形の標準偏差により階調値ムラの多少が、階調値投影波形のピーク数により線状の欠陥の数が、階調値投影波形の最大値により欠陥階調値の大小が、及び、階調値投影波形の周波数成分の強度により欠陥の周期的な発生の有無と言った欠陥集合の特徴を定量的に表した特徴値を画一的に取得することができる。よって、欠陥種別である「点」及び「縦線」を要素とする欠陥種別集合である「線/縦線」、欠陥種別である「点」及び「横線」を要素とする欠陥種別集合である「線/横線」、欠陥種別である「かぶり」、「横線」及び「縦線」を要素とする欠陥種別集合である「縦線/横線/かぶり」、欠陥種別である「縦線」のみを要素とする欠陥種別集合である「縦線」、若しくは、欠陥種別である「横線」のみを要素とする欠陥種別集合である「横線」のいずれの集合にテストパターンの有する欠陥が属するかを定量的かつ画一的に判定することができる。よって、例えば、オペレータがテストパターンの有する欠陥を推測し、推測した欠陥種別を要素とする欠陥種別集合毎に集合を特徴付ける値を定性的又は個別的に取得して解析することで欠陥種別集合を特定する方法に比べて、オペレータの労力を軽減することができるだけでなく、欠陥種別集合の判別精度がオペレータの欠陥種別集合を推測する能力の優劣に影響を受けることがない。
尚、特徴値算出部200は、画像取得部110が取得した多値の欠陥画像情報の代わりに、欠陥画像情報(被検査画像)と欠陥画像情報の元となった欠陥を有する原稿DCをプリントエンジン部120が出力する際に使用した画像情報(検査画像)との多値の差分画像の画像情報から上記特徴値を算出する構成を採用できる。
ここで、図13を参照して、図12に示したステップST302で算出する高階調値幅について説明する。図13は、高階調値幅と閾値との関係を説明するための図である。
図13の上図は、プリントエンジン部120から出力された欠陥を有する原稿DCを画像取得部110が画像情報として取得した欠陥画像情報DIである。
欠陥画像情報DIは、プリントエンジン部120から出力された欠陥を有する原稿DCを画像取得部110が画像情報として取得した欠陥画像情報である。欠陥画像情報DIは、2本の線からなる画像欠陥を有している。また、これらの2本の線は、中心部が最も濃度が高く、中心部から離れるに従って濃度は低くなる。また、欠陥画像情報DIは、主走査方向DM、及び、副走査方向DSの座標軸を設定されている。
図13の下図は、上図に示した欠陥画像情報DIの主走査方向DMの投影波形を表した図である。縦軸は、走査方向の単位距離(例えば、画素)毎に副走査方向の階調値の平均を表す。横軸は、上図に示した欠陥画像情報DIの主走査方向DMの座標軸である。図13の下図は、2つの線の中心部の平均階調値が高く、中心から外れるに従って低く表れている。
図13の下図においては、予め定められた所定の閾値が定められており、高階調値幅は、階調値投影波形において平均階調値が閾値を超えた部分の幅であるd1とd2との和として算出される。
次に、図14を参照して図10のステップST209で示した欠陥種別集合判定処理(クラスタリング処理)について説明する。図14は、クラスタと欠陥種別集合との関係を説明するための図である。
図14は、過去に観察された欠陥の種類が縦線、又は、点である場合に算出された集合判定特徴値で表される座標群で構成される縦線/点クラスタCVD、欠陥の種類が白抜けのみである場合に算出された集合判定特徴値で表される座標群で構成される白抜けクラスタCW、欠陥の種類が色味不良のみである場合に算出された集合判定特徴値で表される座標群で構成される色味不良クラスタCC、及び、欠陥の種類が地汚れである場合に算出された集合判定特徴値で表される座標群で構成される地汚れクラスタCOを表している。
また、縦線/点クラスタCVDは縦線/点集合GHVOに、白抜けクラスタCWは白抜け集合GWに、色味不良クラスタCCは色味不良集合GCに、及び、地汚れクラスタは地汚れ集合GOにそれぞれ対応している。
よって、欠陥種別集合である縦線/点集合GHVOは欠陥種別である縦線、又は、点を要素とし、白抜け集合GWは欠陥種別である白抜けのみを要素し、色味不良集合GCは欠陥種別である色味不良のみを要素とし、及び、欠陥種別集合である地汚れ集合GOは欠陥種別である地汚れのみを要素とする。
図14は、説明の便宜上、三次元座標空間をもって表示しているが、実際には三次元空間に限定されない。本実施例では、集合判定特徴値として採用した階調値ヒストグラム積分値、高階調値幅、階調値ヒストグラム標準偏差、階調値投影波形標準偏差、階調値投影波形ピーク数、階調値投影波形最大値、及び、周波数成分強度に対応したそれぞれの座標軸で表される多次元座標空間を用いる。
次に、図15を参照して図10のステップST209で示した欠陥種別集合判定処理(クラスタリング処理)について説明する。図15は、欠陥種別集合判定部210が実行するクラスタリング処理を説明するためのフローチャートである。
先ず、欠陥種別集合判定部210は、全クラスタについて、クラスタ中心ベクトルCiと集合判定特徴値ベクタXとの距離変数Diを初期化する(ステップST401)。ただし、iは1からnまでの整数とする。また、nは、クラスタ数とする。
尚、クラスタ中心ベクトルCiとは、クラスタを構成する過去に観察された画像欠陥の集合判定特徴値で表される座標群を包含する最小の球の中心を言う。
また、集合判定特徴値ベクタXとは、特徴値算出部200が算出した集合判定特徴値である階調値ヒストグラム積分値、高階調値幅、階調値ヒストグラム標準偏差、階調値投影波形標準偏差、階調値投影波形ピーク数、階調値投影波形最大値、周波数成分強度を要素とするベクトルを言う。
また、集合判定特徴値ベクタXと中心ベクタCiとの距離Diは、集合判定特徴値ベクタXと中心ベクタCiとのマハラノビス距離で定義される。
次に、欠陥種別集合判定部210は、全クラスタの特徴値中心ベクタCiの内で処理対象としていない特徴値中心ベクタCi(以下単に、未処理特徴値中心ベクタCiと言う)が存在するかを判断する(ステップST402)。欠陥種別集合判定部210は、未処理特徴値中心ベクタCiが存在すると判断する場合にはステップST403の処理を、そうでない場合にはステップST404の処理を実行する。
ステップST402において、欠陥種別集合判定部210は、未処理特徴値中心ベクタCiが存在すると判断した場合には、未処理特徴値中心ベクタCiの内の1つと集合判定特徴値ベクタXとの距離を算出する(ステップST403)。その後、ステップST402に戻り上記処理を繰り返す。
ステップST402において、欠陥種別集合判定部210は、未処理特徴値中心ベクタCiが存在しないと判断した場合には、ステップST403で算出した距離Diの内で最小のものをDminとする(ステップST404)。次に、欠陥種別集合判定部210は、Dminとした距離を算出するために用いられた特徴値中心ベクタCiに対応する欠陥種別集合を取得し、欠陥画像情報の有する欠陥種別であると判定する(ステップST405)。その後、欠陥種別集合判定部210は処理を終了する。
この構成によれば、情報量の軽減された基礎画像軽減情報と読込画像軽減情報との差異に基づいて出力画像に含まれる欠陥の欠陥種別集合を判断するため、例えば、基礎画像情報読込画像情報との差異に基づいて欠陥の種別を判断する場合と比べて、判断に要する情報量及び演算量を軽減できる。
また、この構成によれば、差分の情報は基礎画像軽減情報と読込画像軽減情報との欠陥による差異を表すため、例えば、読込画像軽減情報のみから算出した特徴値基づいて欠陥の種別を判定する場合と比べて、欠陥の種別の判定精度を向上させることができる。
更に、この構成によれば、差分の情報から算出した特徴値に基づいてクラスタリング処理により欠陥の種別を判定できるため、例えば、オペレータが個別的かつ定性的に出力画像を検査して欠陥種別を判断する場合と比べて、オペレータの労力を軽減することができるだけでなく、欠陥種別の判別精度がオペレータの欠陥種別を推測する能力の優劣に影響を受けることがない。
次に、図16を参照して、図8のステップST105で示した故障箇所特定処理について説明する。図16は、制御部160の実行する故障箇所特定処理の他例を示すフローチャートである。
先ず、制御部160は、故障診断部150に含まれる画像欠陥検出部204にて読取画像と予め装置内部に保持している基準画像とを比較して画像欠陥の有無を調べる(ステップST501)。制御部160は、欠陥が存在すると判断した場合にはステップST503の処理を、そうでない場合にはそれ以前に発生した欠陥は偶発的なものであったか、あるいはテストパターン出力前に何らかの処置が施されて既に解決された可能性があるので、その旨を操作画面によりユーザに通知して処理を終了する(ステップST502−N)。
ステップST502において、制御部160は、欠陥が存在すると判断した場合(ステップST502−Y)には、欠陥種類の判別を行なうよう画像欠陥検出部1510へ実行命令を通知する(ステップST503)。次に、制御部160は、画像欠陥検出部1510が判定した欠陥種別に応じた診断モデル1543を選択して故障確率推論部1540へ通知する(ステップST504)。
その後、制御部160は、特徴量抽出部1520へ実行通知を行なう(ステップST505)。次に、制御部160は、さらに、画像形成装置100を構成する各部品の状態情報や、部品ごとの印刷枚数を示すカウンタ値などの履歴情報、装置内部の温度、湿度などの環境情報といった、故障診断に必要な種々のデータを取得させるために、部品状態情報取得部1531、履歴情報取得部1532、及び、環境情報取得部1533へ実行通知を行なう(ステップST506)。
その後、制御部160は、ステップST504で選択した診断モデルとステップST505及びステップST506で取得させた情報とに基づいて各故障原因の発生確率を算出させるために、推論エンジン1542ヘ実行通知を行なう(ステップST507)。
次に、制御部160は、ステップST507で算出された確率に基づいて、故障原因となる確率の高いほうから指定された候補数分の故障原因を抽出させるために、故障候補抽出部1541へ実行通知を行なう(ステップST508)。尚、候補数は予め設定できるようにしても良いし、候補抽出前に任意の数を入力して指定できるようにしても良い。
その後、制御部160は、抽出された故障原因候補を診断結果通知部1560によりコントロールパネルなどの表示デバイスに表示してユーザに通知するよう制御する(ステップST509)。
次に、制御部160は、故障原因候補を絞り込むことができているかを追試結果情報が有るかによって判断する(ステップST510)。制御部160は、故障原因候補を絞り込むことができていると判断した場合には処理を終了し、そうでない場合にはステップST511の処理を実行する。
より詳細に説明すれば、このような自動判定処理においては必ずしもこの時点で故障原因候補を一つに絞り込めるとは限らない。そこで、ユーザは、この時点で故障原因候補を絞り込むことができていない場合には、操作画面からさらなる故障診断に必要な追加操作項目を選択する。
制御部160は、選択された項目に従って画像形成装置100の動作条件を変更して画像を再出力するようプリントエンジン部120へ実行命令を下す。そして、ユーザは、操作画面から追試結果の情報を入力する。この時の追加操作は、画像の拡大縮小であったり、イメージパスの各箇所で保持しているテストパターンの出力などであり、欠陥の発生状態の変化の有無を調べるものである。従って追試結果はユーザが操作画面の質問に従って容易に入力可能なレベルのものとなっている。よって、制御部160は、追加された情報を受信することで故障原因候補を絞り込むことができていないと判断する。
ステップST510において、制御部160は、追試結果情報が有ると判断した場合には、受信した追試結果情報を推論エンジン1542へ送信する(ステップST511)。そして追加された情報と、先に入力済みの情報とを合わせて故障原因確率を再計算し、その結果から故障候補を絞り込むようステップST507に戻り上記処理を繰り返す。
この構成によれば、特徴量の抽出及び内部状態情報の取得はユーザによることなく行われるので、欠陥情報を逐一ユーザが入力する手間を省いて効率化が図れるとともに、装置に関する専門の知識がなくても詳細かつ精度の良い診断が可能となる。
上記においては、読込画像軽減情報は読込画像情報の投影波形であり、基礎画像軽減情報は基礎画像情報の投影波形であり、記出力画像軽減情報は出力画像情報の投影波形である場合について説明したが、これに限定される訳ではない。
以下、読込画像軽減情報は、読込画像情報を読込画像情報の解像度より低い解像度で表した画像情報であり、基礎画像軽減情報は基礎画像情報を基礎画像情報の解像度より低い解像度で表した画像情報であり、出力画像軽減情報は出力画像情報を出力画像情報の解像度より低い解像度で表した画像情報である場合の本発明の他の実施形態について、図17及び18を参照しつつ説明する。
また同時に、読込画像軽減情報は読込画像情報を読込画像情報の色数より低い色数で表した画像情報であり、基礎画像軽減情報は、基礎画像情報を基礎画像情報の色数より低い色数で表した画像情報であり、出力画像軽減情報は出力画像情報を出力画像情報の色数より低い色数で表した画像情報である場合の本発明の他の実施形態について、図17及び18を参照しつつ説明する。
本発明の他の実施例における画像形成装置100の構成は、図1に示した画像形成装置100の構成とほぼ同様であるため説明を省略する。
しかし、記憶部170に記憶する情報及び制御部160の処理については、図1に示した画像形成装置100を構成するものと異なるため、図17及び図18を用いて説明する。図17は、制御部160の実行する出力制御処理の他例を示すフローチャートである。
先ず、制御部160の実行するステップST601及びステップST602の処理については、図8に示したステップST101及びステップST102の処理と同様であるため省略する。
次に、制御部160は、低解像度出力画像情報を出力画像情報の色数より低い色数で表した画像情報へ変換する(ステップST603)。例えば、出力画像情報(及び低解像度出力画像情報)が1画素あたりのデータサイズを256色とするデータフォーマットで作成されている場合には、1画素あたりのデータサイズを256色より小さい色数である16色とするデータフォーマットで表される画像情報へと変換する。
その後、制御部160は、ステップST602変換した後に更にステップST603で変換した画像情報を出力画像軽減情報として記憶部170へ記憶させる(ステップST604)。尚、制御部160は、記憶部170へ出力画像軽減情報のみを記憶させ、印刷カバレッジを記憶させない点で図7に示した出力制御処理と異なる。
この構成によれば、画像情報を低い解像度に変換した画像情報のデータ量は、変換前の画像情報のデータ量よりも少ないので、例えば、出力画像情報を記憶手段に記憶する場合と比べて、使用する記憶資源を節約することができる。
また、この構成によれば、画像情報を少ない色数で表した画像情報のデータ量は、変換前の画像情報のデータ量よりも少ないので、例えば、出力画像情報を記憶手段に記憶する場合と比べて、使用する記憶資源を節約することができる。
次に、図8のステップST102に示したテストチャート決定処理の他例について説明する。図18は、制御部160の実行するテストチャート決定処理の他例を示すフローチャートである。
先ず、制御部160は、画像取得部110が取得した読込画像情報の解像度を、読込画像情報の解像度よりも低い解像度へ変換する(ステップST701)。尚、本ステップにおける変換後の画像情報の解像度と図17のステップST602における変換後の画像情報の解像度とは、同じ解像度であるとする。
次に、制御部160は、ステップST701で変換された読込画像情報を、読込画像情報の色数より低い色数で表した画像情報へ変換する(ステップST702)。
その後、制御部160は、ステップST701及びステップST702で変換された読込画像情報の階調値投影波形を算出するように、パラメタ算出部180へ命令を下す(ステップST703)。尚、本ステップで発せられた命令に基づいてパラメタ算出部180が算出した階調値投影波形を読込画像階調値投影波形と言う。
次に、制御部160は、ステップST701及びステップST702で変換された読込画像情報の印刷カバレッジを算出するように、パラメタ算出部180へ命令を下す(ステップST704)。尚、本ステップで発せられた命令に基づいてパラメタ算出部180が算出した印刷カバレッジを読込画像印刷カバレッジと言う。
次に、後述するステップST706ないし709の処理の対象としていない未処理出力画像軽減情報を記憶部170が有しているかを判断する(ステップST705)。制御部160は、未処理出力画像軽減情報が存在すると判断する場合にはステップST706の処理を、そうでない場合にはステップST710の処理を実行する。
ステップST705において、制御部160は、未処理出力画像軽減情報が存在すると判断する場合には、未処理出力画像軽減情報の内の1つを処理対象とする。尚、処理対象とした出力画像軽減情報を処理対象出力画像軽減情報と言う。
次に、制御部160は、処理対象出力画像軽減情報の階調値投影波形を算出するように、パラメタ算出部180へ命令を下す(ステップST706)。尚、本ステップで発せられた命令に基づいてパラメタ算出部180が算出した階調値投影波形を処理対象階調値投影波形と言う。
次に、制御部160は、ステップST703で算出した読込画像階調値投影波形とステップST706で算出した処理対象階調値投影波形との正規化相関係数を算出する(ステップST707)。
その後、制御部160は、処理対象出力画像軽減情報の印刷カバレッジを算出するように、パラメタ算出部180へ命令を下す(ステップST708)。尚、本ステップで発せられた命令に基づいてパラメタ算出部180が算出した印刷カバレッジを処理対象印刷カバレッジと言う。
次に、制御部160は、ステップST704で算出した読込画像印刷カバレッジとステップST708で算出した処理対象印刷カバレッジとの差分を算出する(ステップST709)。その後、ステップST705に戻り上記処理を繰り返す。
ステップST705において、制御部160は、未処理出力画像軽減情報が存在しないと判断する場合には、図10のステップ206の処理と同様に、ステップST707で算出した相関係数の内で最大の値となった相関係数(以下単に、最大相関係数と言う)が所定の閾値1を超えるかを判断する(ステップST710)。但し、閾値1は正の定数とする。制御部160は、最大相関係数が所定の閾値1を超えると判断する場合にはステップST711の処理を、そうでない場合にはステップST715の処理を実行する。
ステップST710において、制御部160は、最大相関係数が所定の閾値1を超えると判断した場合、又は、ステップST715において印刷カバレッジの差分が所定の閾値2より小さいと判断する場合には、ステップ711ないし714の処理を実行する。その後、制御部160は、処理の実行を終了する。尚、ステップ711ないし714の処理は、図10のステップ207ないし210と同様の処理であるため説明を省略する。
ステップST710において、制御部160は、最大相関係数が所定の閾値1を超えないと判断した場合には、ステップST709で求めた印刷カバレッジの差分が所定の閾値2より小さいかを判断する(ステップST715)。制御部160は、印刷カバレッジの差分が所定の閾値2より小さいと判断する場合にはステップST711の処理を、そうでない場合にはステップ716の処理を実行する。
ステップST715において、制御部160は、印刷カバレッジの差分が所定の閾値2以上であると判断する場合には、ステップST716、ステップST714の順に処理を実行する。その後、制御部160は、処理の実行を終了する。尚、ステップST714及びステップST716の処理については、図10のステップST210及びステップST212の処理と同様であるため説明を省略する。
上記実施形態では、クラスタの中心ベクトルは、クラスタを構成する欠陥の集合判定特徴値で表される座標群を包含する最小の球の中心ベクトルとして定められるとしたが、これに限定されるわけではなく、例えば、クラスタを構成する欠陥の集合判定特徴値で表される座標群の平均値として定められる構成を採用することも可能である。
上記実施形態では、クラスタと集合判定特徴値ベクタXとの距離D1の算出はマハラノビス距離を算出して行なう場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、例えば、ユークリッド距離、標準かユークリッド距離、ユークリッド2乗距離、マンハッタン距離、チェビシェフ距離、又は、ミンコフスキー距離を算出して行なう構成を採用することができる。
上記実施形態では、集合判定特徴値ベクトルの長さを集合判定特徴値ベクタと原点間を算出して求め、距離の算出はマハラノビス距離を算出して行なう場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、例えば、ユークリッド距離、標準かユークリッド距離、ユークリッド2乗距離、マンハッタン距離、チェビシェフ距離、又は、ミンコフスキー距離を算出して行なう構成を採用することができる。
本発明の画像形成装置の一実施形態を示す構成図である。 画像情報と投影波形との関係を示す図である。 記憶部の記憶する出力画像軽減情報と出力画像印刷カバレッジとの関係の一例を表した図である。 故障診断部の構成例を示すブロック図である。 画像欠陥系の故障診断を行う場合のベイジアンネットワークの構成例を概念的に示した図である。 画像欠陥による故障診断の構成例の中で黒線発生時のベイジアンネットワークの一例を示した図である。 制御部の実行する出力制御処理の一例を示すフローチャートである。 制御部の実行する故障診断処理の一例を示すフローチャートである。 画像欠陥とテストチャートとの関係の一例を説明するための図である。 制御部の実行するテストチャート決定処理の一例を示すフローチャートである。 差分階調値投影波形を取得する処理の一例を説明するための図である。 特徴値算出部の実行する集合判定特徴値算出処理の一例を表すフローチャートである。 高階調値幅と閾値との関係を説明するための図である。 クラスタと欠陥種別集合との関係を説明するための図である。 欠陥種別集合判定部が実行するクラスタ処理を説明するためのフローチャートである。 制御部の実行する故障箇所特定処理の他例を示すフローチャートである。 制御部の実行する出力制御処理の他例を示すフローチャートである。 制御部の実行するテストチャート決定処理の他例を示すフローチャートである。
符号の説明
100…画像形成装置
110…画像取得部(取得手段)
120…プリントエンジン部
130…センサ部
140…故障診断情報入力部
150…故障診断部
1510…画像欠陥検出部(画像欠陥検出手段)
1520…特徴量抽出部(特徴量抽出手段)
1530…内部情報取得部(内部情報取得手段)
1531…部品状態情報取得部
1532…履歴情報取得部
1533…環境情報取得部
1540…故障確率推論部
1541…故障候補検出部
1542…推論エンジン
1543…診断モデル
1550…追加操作情報取得部
1560…診断結果通知部
160…制御部
170…記憶部(記憶手段)
180…軽減情報算出部
190…ネットワークインタフェース
200…特徴値算出部(算出手段)
210…欠陥種別欠陥種別集合判定部(判定手段)
CC…色味不良
CO…地汚れ
CT1…テストチャート1
CT2…テストチャート2
CT3…テストチャート3
CVD…縦線/点
CW…白抜け
DC…原稿
DI…欠陥画像情報
DM…主走査方向
DS…副主走査方向
IB…基礎画像情報
IBR…基礎画像軽減情報
ID…差分の情報
IS…読込画像情報
ISR…読込画像軽減情報
KD1…欠陥種別:点
KD2…欠陥種別:線
KD3…欠陥種別:地汚れ
KD4…欠陥種別:白抜け
KD5…欠陥種別:色味不良
M…主走査方向軸
O…原点
S…副走査方向軸
TH…履歴表
W…投影波形

Claims (11)

  1. 出力画像を読込んで得られる画像情報である読込画像情報を取得する取得手段と、
    前記出力画像の基礎とされた画像情報である基礎画像情報の情報量を軽減した情報である基礎画像軽減情報を記憶する記憶手段と、
    前記取得手段で取得された読込画像情報の情報量を軽減した情報である読込画像軽減情報と前記記憶手段で記憶された基礎画像軽減情報との差分の情報から投影波形に関する特徴値を算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した特徴値に基づいてクラスタリング処理により前記出力画像に含まれる欠陥の種別を要素とする集合である欠陥種別集合を判定する判定手段と、
    画像欠陥を引き起こす故障を診断するために用いられる複数のテストチャートの中から、前記判定手段で判定された前記欠陥種別集合に応じたテストチャートを決定するテストチャート決定手段と、
    決定されたテストチャートを出力した被検査画像を読み込んで得られる被検査画像情報と、前記決定されたテストチャートとを比較して、前記被検査画像に生じる欠陥種類の判別を行う画像欠陥検出手段と、
    判別された欠陥種類に基づいて、欠陥種類と画像形成装置の故障を引き起こす原因との関係をモデル化した故障診断モデルを解析することで前記画像形成装置を構成する個々の構成部材の故障を診断する故障診断手段と、
    を備えることを特徴とする故障診断システム。
  2. 前記記憶手段は、過去に出力した出力画像の基礎とされた画像情報の情報量を軽減した情報である出力画像軽減情報を、更に記憶し、
    前記基礎画像軽減情報は、前記記憶手段に記憶された出力画像軽減情報である、ことを特徴とする請求項1に記載の故障診断システム。
  3. 前記基礎画像軽減情報は、前記記憶手段に記憶された出力画像軽減情報の中で前記読込画像軽減情報と正の相関関係を有する出力画像軽減情報である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の故障診断システム。
  4. 前記読込画像軽減情報は、前記読込画像情報の投影波形であり、
    前記基礎画像軽減情報は、前記基礎画像情報の投影波形であり、
    前記出力画像軽減情報は、前記出力画像情報の投影波形である、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の故障診断システム。
  5. 前記読込画像軽減情報は、前記読込画像情報を前記読込画像情報の解像度より低い解像度で表した画像情報であり、
    前記基礎画像軽減情報は、前記基礎画像情報を前記基礎画像情報の解像度より低い解像度で表した画像情報であり、
    前記出力画像軽減情報は、前記出力画像情報を前記出力画像情報の解像度より低い解像度で表した画像情報である、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の故障診断システム。
  6. 前記読込画像軽減情報は、前記読込画像情報を前記読込画像情報の色数より低い色数で表した画像情報であり、
    前記基礎画像軽減情報は、前記基礎画像情報を前記基礎画像情報の色数より低い色数で表した画像情報であり、
    前記出力画像軽減情報は、前記出力画像情報を前記出力画像情報の色数より低い色数で表した画像情報である、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の故障診断システム。
  7. 前記記憶手段は、基礎画像情報の全体領域に対する印刷領域の割合を示す印刷カバレッジである基礎画像印刷カバレッジを、更に記憶し、
    前記判定手段は、前記読込画像情報から計算される印刷カバレッジである読込画像印刷カバレッジと前記記憶手段に記憶された基礎画像印刷カバレッジとの差分に基づいて前記出力画像に含まれる欠陥の種別を地汚れであると判定し、
    前記テストチャート決定手段は、前記欠陥種別集合、及び前記出力画像に含まれる欠陥の種別に基づいて故障診断のために最適な検査用のテストチャートを決定する、ことを特徴とする請求項1ないし6に記載の故障診断システム。
  8. 前記記憶手段は、出力画像軽減情報と前記出力画像情報の印刷カバレッジである出力画像印刷カバレッジとを関連付けて記憶し、
    前記基礎画像印刷カバレッジは、前記記憶手段に記憶された出力画像印刷カバレッジであって、前記基礎画像軽減情報に関連付られた印刷カバレッジである、ことを特徴とする請求項7に記載の故障診断システム。
  9. 前記基礎画像情報は、投影波形と、前記読込画像情報の投影波形との相関が最も高い出力画像であることを特徴とする請求項1ないし8に記載の故障診断システム。
  10. 投影波形に関する特徴値は、階調値ヒストグラムの積分値、階調値投影波形において階調値が閾値を超えた波形幅の合計である高階調値波形幅、階調値ヒストグラムの標準偏差及び階調値投影波形の標準偏差、階調値投影波形のピーク数、階調値投影波形の最大値、並びに、階調値投影波形の周波数成分の強度であることを特徴とする請求項1ないし9に記載の故障診断システム。
  11. 出力画像を読込んで得られる画像情報である読込画像情報を取得する取得ステップと、
    前記出力画像の基礎とされた画像情報である基礎画像情報の情報量を軽減した情報である基礎画像軽減情報を記憶手段に記憶する記憶ステップと、
    前記取得ステップで取得された読込画像情報の情報量を軽減した情報である読込画像軽減情報と前記記憶ステップで記憶された基礎画像軽減情報との差分の情報から投影波形に関する特徴値を算出する算出手段と、
    前記算出ステップで算出した特徴値に基づいてクラスタリング処理により前記出力画像に含まれる欠陥の種別を要素とする集合である欠陥種別集合を判定する判定ステップと、
    画像欠陥を引き起こす故障を診断するために用いられる複数のテストチャートの中から、前記判定ステップで判定された欠陥種別集合に応じたテストチャートを決定するテストチャート決定ステップと、
    決定されたテストチャートを出力した被検査画像を読み込んで得られる被検査画像情報と、前記決定されたテストチャートとを比較して、前記被検査画像に生じる欠陥種類の判別を行う画像欠陥検出ステップと、
    判別された欠陥種類に基づいて、欠陥種類と画像形成装置の故障を引き起こす原因との関係をモデル化した故障診断モデルを解析することで前記画像形成装置を構成する個々の構成部材の故障を診断する故障診断ステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする故障診断プログラム。
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