JPH11164081A - 自己画像特性計測・診断印写装置 - Google Patents

自己画像特性計測・診断印写装置

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JPH11164081A
JPH11164081A JP9342250A JP34225097A JPH11164081A JP H11164081 A JPH11164081 A JP H11164081A JP 9342250 A JP9342250 A JP 9342250A JP 34225097 A JP34225097 A JP 34225097A JP H11164081 A JPH11164081 A JP H11164081A
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JP
Japan
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image
test chart
printing
diagnosis
reading system
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Application number
JP9342250A
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English (en)
Inventor
Masato Nakajima
真人 中島
Koichi Hashimoto
浩一 橋本
Kazuyuki Yoshida
和之 吉田
Mitsuaki Ishidoya
光昭 石戸谷
Masatoshi Fujimoto
昌稔 藤本
Hiroyuki Watanabe
裕之 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最終印刷物の画質の調整が容易な、画像読取
り系および印刷系を含む印写装置。 【解決手段】 テストチャート紙を画像読取り系を介し
て読み込まれた画像データと予め記憶されている情報を
用いて画像読取り系の画像特性を計測・診断した後、記
憶されている電子テストチャートを印刷系により印刷
し、これを画像読取り系を介して読み取り、既知の画像
読取り系の画像特性と電子テストチャートの情報を基
に、印刷系の画像特性を計測・診断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取り機構お
よび画像処理機構を備えた複写装置、あるいは画像読取
り機構および画像処理機構を備えた製版機構を含む印刷
装置に関する。以下これらの複写装置、印刷装置を総称
して印写装置と呼ぶ。さらに詳細には、印写装置の画像
特性の計測・診断に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿をイメージスキャナなどの画像読取
り装置で読取り、読み取った画像データに対して画像処
理を施し、その画像処理後のデータを印刷する処理を一
貫して行う印写装置が実現されている。このような印写
装置では、部品の不良、故障、劣化、あるいは、組立ミ
ス等の様々な問題で、最終的な印刷物が入力原稿に忠実
に再現されない場合がある。そこで、テストチャートを
印刷し、その印刷結果を目視により、または顕微鏡や高
解像度スキャナを用いることにより、印刷物の画質を評
価して装置を調整することがおこなわれている。
【0003】画質を評価するときに、人間の目による主
観評価による方法では、経験等に基づく個人差、印刷物
を評価するときの光源等による環境差、および、評価す
る人の体調等による体調差により、必ずしも同一の印刷
物を評価するときに同一の結果が得られるとはかぎらな
い。画質の優劣の判断は人が行う官能検査の他に、機械
的に行う方法も行われている。「特開平5-191538」には
診断対象の印刷機で印刷された印刷物の画質を品質評価
装置により定量的に評価する方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の定量的な評価方
法によれば、個人差や体調差による評価のばらつきを無
くすことができるが、サービスマンが現場でメンテナン
スを行うときなど、専用の計測機器を持ち込まねばなら
ない。
【0005】また、原稿をスキャナで読取り、その読み
取った画像データに対して画像処理を施し、画像処理後
のデータを印刷する処理を一貫して行う印写装置では、
最終印刷物の画像に影響を与える調整箇所が多く、調整
が極めて困難である。このことはメンテナンスのみでな
く、装置の製造過程においても同様な調整が難しいとい
う問題がある。本発明は、最終印刷物の画質の調整が容
易な印写装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、画像読取り系および印刷系を含む印写装置におい
て、テストチャート紙の画像情報、および電子テストチ
ャートのデータを記憶した記憶手段、前記テストチャー
ト紙を画像読取り系を介して読取られた画像データと前
記テストチャート紙に関する情報を用いて画像読取り系
の画像特性を計測・診断する手段、電子テストチャート
を印刷系により印刷して得られた印刷物を画像読取り系
を介して読取られた画像データに対して、画像読取り系
の画像特性と電子テストチャートのデータを用いて印刷
部の画像特性を計測・診断する手段を備えた装置とす
る。
【0007】計測・診断結果は、印写装置の印刷系から
出力(印刷)するか、CRTあるいは液晶などの表示部
に表示する。
【0008】上記の印写装置において、テストチャート
紙を画像読取り系を介して読み込まれた画像データと予
め記憶されている前記テストチャート紙に関する情報を
用いて、画像読取り系の画像特性を計測・診断し、電子
テストチャートを印刷系により印刷して得られた印刷物
を画像読取り系を介して読み取られた画像データに対し
て、画像読取り系の画像特性と電子テストチャートの情
報を用いて印刷系の画像特性を計測・診断することで画
像読込み系部と印刷系の画像特性を個別に計測・診断す
ることができる。
【0009】本発明で用いるテストチャート紙は画像読
み込み系部診断を行うときに特徴の出やすい画像パター
ンを紙やフィルム等のシート上に印刷したもので、テス
トチャート紙に記録されている内容がどれぐらい忠実に
画像読取り系によって読み取られているかを知ることで
画像読取り系の画像特性を計測・診断する。テストチャ
ート紙としては、解像度、濃度偏差、スキャナ取付位置
精度、画像伸縮、濃度階調性などを計測・診断するため
のものが用いられるが、これに限定されるものではな
く、内容を工夫することによりもっと少ない枚数で必要
な計測・診断を行うこともできる。
【0010】画像読取り系の画像特性が悪い状態で、テ
ストチャート紙を画像読み取り系を介して読み込んで印
刷系から印刷物を得るやり方で印刷系の画像特性の計測
・診断を行うと、印刷系が正常であるにも拘わらず印刷
系の計測・診断結果が悪くなることがある。これは、印
刷系の画像特性の計測・診断に際し、画像読取り系の画
像特性結果を考慮しないで判断するために生じるもので
ある。そこで、このような影響を排除するために電子テ
ストチャートを用いる。
【0011】電子テストチャートは印刷系の画像特性の
計測・診断を行うときに特徴の出やすい画像パターンを
電子的に記録したものである。電子テストチャートの印
刷結果がどれだけ電子テストチャートに忠実に出てくる
かを知ることで印刷系の画像特性を計測・診断してい
る。電子テストチャートとしては、解像度、濃度偏差、
位置精度、画像伸縮などを計測・診断するためのものが
用いられるが、これに限定されるものではなく、内容を
工夫することによりもっと少ない枚数で必要な計測・診
断を行うこともできる。
【0012】本発明の印写装置では、画像読取り系と印
刷系の画像特性計測・診断が定量的に行われる。濃度偏
差、画像の傾き、位置精度などについては、印刷系と画
像読取り系の計測結果の差分を取るなどして、画像読取
り系の画質劣化の影響を極力排除した印刷系の計測・診
断結果を得ることができる。また、診断結果は各診断項
目毎に読取り画像と定量化された診断結果を表示させる
ことができる。全ての読取り系部診断または全ての印刷
系診断が終了すると、読取り系部、印刷系毎に総合診断
結果が表示されるようにすることもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の印写装置は、大きく分け
て画像読取り系、印刷系、および画像特性計測・診断部
から構成されている。画像特性計測・診断部は画像読取
り系および印刷系の画像特性を個別に計測・診断する。
【0014】本発明においては画像特性の計測・診断
は、まず、画像読取り系による画質の低下を調べる画像
読取り系画像特性計測・診断を行う。画像読取り系画像
特性計測・診断では、画像読取り系診断用のテストチャ
ート紙をスキャナで読取り、画像記憶装置に記憶する。
この記憶された画像データを、予め記憶してある画像読
取り系計測・診断用テストチャートのデータと比較し
て、画像の劣化具合を調べ、画像読取り系の画像特性を
計測・診断する。この結果、劣化が規定の範囲以上であ
れば、画像読取り系に異常があると判断する。図1はこ
の様子を示す流れ図である。
【0015】次に、印刷系による画質の劣化を調べる印
刷系画像特性計測・診断を行う。印刷系画像特性計測・
診断では、予め記憶してある印刷系計測・診断用電子テ
ストチャートを出力(印刷)する。そして、印刷された
テストチャートを同じ印写装置の画像読取り系を通して
読取り、画像記憶装置に記憶する。この記憶された画像
データを、印刷系計測・診断用電子テストチャートの画
像データと比較して、画像の劣化具合を調べる。この
時、さきに測定した画像読取り系の画像特性に基づく画
質の劣化をキャンセルする補正処理を行う。
【0016】画像特性の計測・診断の例を以下に示す。
なお画像特性の計測・診断方法はこれらの方法に限定さ
れるものではなく、必要に応じて適当な方法を採択しう
るものである。まず、読取り系部の計測・診断の例につ
いて説明する。
【0017】(1)解像度 線数、及び、太さが一定な縦線、横線、または、斜め線
のテストチャートを読取る。この読み取られた二値画像
の線が元のテストチャートの線と比べて、どのくらい太
っているか、または細っているかを局所的に調べ、読取
り系部によるぼけ度合を求める。
【0018】図2は画像読取り系における解像度の計測
・診断の説明図である。(a)は解像度の診断に用いるテ
ストチャート紙の一例を示す。これは、同じ太さの線が
等間隔で並んだものである。(b)はテストチャートをイ
メージスキャナで読み取り2値化した後の画像を示す。
(c)は(a)のテストチャート紙の一部の拡大図である。
(d)は理想的な読込の場合を示す。(e)は(c)の部分をイ
メージスキャナで読み込んだときの(b)の拡大図であ
る。
【0019】(d)、(e)のように読取り画像を8×8の画
素のブロックに分け、読取り画像を二値化したときの1
ブロックの黒画素数をN、理想的読取り画像を単純二値
化したときの1ブロックの黒画素数をN0としたとき、
N−N0を1ブロックのぼけとする。N−N0の値と画像
の関係は以下のようになる。 N―N0=0 のとき ぼけ量なし N―N0>0 のとき 線は太くなる N―N0<0 のとき 線は細くなる
【0020】(2)濃度偏差 図3は画像読取り系における濃度偏差の計測・診断の説
明図である。(a)は濃度偏差の計測・診断に用いる均一
濃度のテストチャート紙を示す。画像読取り系の場合、
(b)はテストチャート紙をイメージスキャナで読込んだ
時の読込み画像の一例である。
【0021】濃度が均一なテストチャート紙(均一濃度
版)を読取り、この読取り画像の平均濃度値を求め、各
画素の濃度値と平均濃度値の差分を取る。この値を読取
り画像を幾つかの領域に分割したときのブロック内で合
計する。この結果をブロック内のむらの量とする。各画
素の濃度をNi、あるブロック内の各画素の濃度をNj
全画素数をn、そのブロック内の画素数をmとすると、
ブロックの濃度むらは、
【0022】
【数1】
【0023】で求められる。Dが大きいブロックは濃度
が濃い部分で、小さいブロックは濃度が薄い部分であ
る。
【0024】(3)イメージスキャナ取付け位置精度 図4は画像読取り系のイメージスキャナの取り付け位置
精度の診断の説明図である。(a)は傾いた原稿と傾いた
イメージスキャナの位置関係の例を示す。(b)は実際に
読み込まれて印刷される画像を示す。
【0025】イメージスキャナの取付け位置が副走査方
向に垂直な方向に対してどれくらい傾いているかを求め
る。(a)のように原稿枠の形状の長方形が描かれている
テストチャートを読込んだ時、スキャナが傾いている
と、テストチャート上の長方形は、(b)のように読取っ
た画像では歪んだ四角形となる。この四角形の頂点の座
標を用いてスキャナの傾きを求める。この場合、読取り
画像の四角形の左上の頂点の座標(x1,y1)、左下の頂点
の座標(x2,y2)、右下の頂点の座標(x3,y3)とすると、 a=xl−x2 b=y2−y1 c=x3−x2 d=y3−y2 となる。原稿の傾きφは、 tanφ=(acosθ)/(b+asinθ) =(d−csinθ)/ccosθ であるから、この結果スキャナの傾きθは以下のように
求まる。 θ=sin-1{(ac−bd)/(ad−bc)})
【0026】(4)伸縮 図5は画像読取り部における読取り画像の副走査方向の
伸縮の診断の説明図で、イメージスキャナのスキャンの
速度により、読取り画像が伸びたり、縮んだりする様子
を示す。(d)は通常のスキャン速度の場合、(c)は通常よ
りスキャン速度が遅いので画像が伸びている。(e)は通
常よりスキャン速度が速く画像が縮む様子を示してい
る。
【0027】長辺のサイズが既知の長方形が描かれてい
るテストチャート紙を長辺の向きを副走査方向に平行に
して読込み、読込み画像の長方形の縦サイズとテストチ
ャート紙上の長方形の縦サイズを比較することによつ
て、副走査方向の画像の伸縮を求める。この方法により
スキャナの読取り精度が400dpiの場合は、1/16mmの精度
で求めることができる。
【0028】(5)濃度階調性 図6はスキャナ素子の階調の再現性を調べる計測・診断
の説明図である。(a)は読取り系部濃度階調診断用のテ
ストチャート紙102とn個の素子を持つイメージスキ
ャナ101である。(b)は読取り画像である。また、(c)
のグラフは、階調と濃度の関係を示す。(1)は階調とテ
ストチャートの実際の濃度を示し、(2)は階調とスキャ
ナ素子による読込み濃度の関係を示す。
【0029】濃度が階段状に変化する階調のテストチャ
ート紙102を階調の方向を副走査方向に平行にして読
込む。イメージスキャナの各々の素子は、テストチャー
ト紙上のすべての階調を読込むので、読込み画像では主
走査方向はイメージスキャナの各々の素子に対応し、副
走査方向は各階調の読取り濃度がイメージスキャナの副
走査の速度に応じて現れる。
【0030】イメージスキャナの素子毎に、読取り画像
から、各階調の読取り濃度を求め、予め記憶している実
際のテストチャートの各階調の濃度と比較する。図6の
(b)のグラフは、横軸は階調テストチャートの階調xを
示し、縦軸は濃度Dを示す。 (1) (D=f(x)) は階調とテストチャートの実際の濃度の関係を表す。 (2) (D=g(x)) は階調とイメージスキャナのある素子の読取り濃度の関
係を示す。網線部分((1)と(2)の差分)の面積を求め、
イメージスキャナ素子の階調の再現性とする。階調の再
現性Aは、以下の式を用いて表す。この値が大きいほ
ど、階調の再現性が悪いことになる。
【0031】
【数2】
【0032】次に、予め印写装置内に記憶してある電子
テストチャート(デジタルデータ)を出力(印刷)したも
のを同印写装置の画像読取り系から読取らせ、印刷系の
画像特性を定量的に計測し、診断する。なお、この際に
画像読取り系で読み込んだデータは上記の画像読取り系
の計測・診断により得られた画像特性がキャンセルされ
るように補正する処理を行う。
【0033】(1)解像度 印刷系によるぼけ具合を診断する。線数、及び、太さが
一定である縦線、横線、または、斜め線の電子テストチ
ャートを出力(印刷)し、その印刷物を同印写装置の画
像読取り系を介して読み取る。読み込んだ画像データを
記憶されている電子テストチャートと比較してぼけの計
測・診断を行う。なお、この際、画像読取り系の画像特
性がキャンセルされるように処理して、画像読取り系の
影響を除去する。
【0034】(2)濃度偏差 濃度が均一なべたの電子テストチャートを出力(印刷)
し、その印刷物を同印写装置の画像読取り系を介して読
み取る。読み込んだ画像データを記憶されている電子テ
ストチャートと比較して濃度偏差の計測・診断を行う。
なお、この際、画像読取り系の画像特性がキャンセルさ
れるように補正して、画像読取り系の影響を除去する。
【0035】(3)位置精度 図7の(a)は印刷系位置精度の計測・診断のための電子
テストチャートである。(b)は印刷画像が傾いている様
子を示す。主走査方向に平行な直線を持つ電子テストチ
ャートを出力(印刷)し、その印刷物を同印写装置の画
像読取り系を介して読み取る。読み込んだ画像データを
記憶されている電子テストチャートと比較して直線の傾
きを求め、位置精度の計測・診断を行う。なお、この
際、画像読取り系の画像特性がキャンセルされるように
処理して、画像読取り系の影響を除去する。
【0036】この場合、読取り画像の直線の左の端点の
座標を(X1,Y1)、右の端点の座標を(X2,Y2)とすると、直
線の傾きθは、 θ=tan-1{(Y2−Y1)/(X2−X1)} ただし、X2−X1≠0である。
【0037】(4)伸縮 印刷系による画像の伸縮については、副走査方向に平行
な長辺をもつ長方形のデータを保持する電子テストチャ
ートを出力(印刷)し、その印刷物を同印写装置の画像
読取り系を介して読み取る。読み込んだ画像データを記
憶されている電子テストチャートと比較して長方形の長
辺の長さを求め、計測・診断する。なお、この際、画像
読取り系の画像特性がキャンセルされるように補正し
て、画像読取り系の影響を除去する。
【0038】図8は伸縮診断用の電子テストチャートを
出力(印刷)するとき、印刷画像が伸びたり、縮んだり
する様子を示す。(b)が伸縮のない場合、(a)が縮みが生
じた場合で(c)が伸びが生じた印刷物を示す。電子テス
トチャートの長方形の長辺の長さとの差を取り、印刷物
の伸縮を求める。400dpiの場合は、1/16mmの精度で求め
ることができる。
【0039】(5)ぼそつき 本来印刷される所が印刷されずにできる粒状の抜けを
「ぼそつき」と呼び、このぼそつきの量を調べる。図9
の(a)はぼそつき診断用の電子テストチャートである。
具体的には同じ太さの線が等間隔に並んだ横線のチャー
トである。(b)はこの横線の電子テストチャートを印刷
したとき、横線がとぎれていることを示す。この電子テ
ストチャートを出力(印刷)し、その印刷物を同印写装
置の画像読取り系を介して読み取る。読取り画像を二値
化し、この二値画像の横線のとぎれをカウントし、ぼそ
つきの量とする。なお、この際、画像読取り系の画像特
性がキャンセルされるように補正して、画像読取り系の
影響を除去する。もちろん、ここで用いられるチャート
を横線に限る必要はない。
【0040】
【実施例】(実施例1)図10は本発明の印写装置の基
本的な構成を示す機能ブロック図である。本発明の印写
装置では画像読取り系および印刷系の画像特性計測・診
断を診断部100により個別に行う。診断部100はC
PU4、ROM7、RAM6、ラインメモリ5、9、デ
ータバス8等から構成される。画像読取り系の画像特性
計測・診断について説明する。テストチャート紙1をイ
メージスキャナ2から読取り、その読取られた二値また
は多値画像データをバッファー3を介し、イメージスキ
ャナ2とCPU4とのタイミング差を緩衝するためのラ
インメモリ5に書込む。その後ラインメモリ5からCP
U4のタイミングに合わせて画像データを読み出し、R
AM6に書込む。
【0041】ROM7には、システムをブートするため
のプログラム及び画質診断のプログラムが書込まれてい
る。診断プログラムにより、CPU4はRAM6内の画
像データに対し画質を診断するための画像処理を施し、
その結果をRAM6に貯える。
【0042】RAM6はその他にも、診断プログラムの
ための作業用ワーキング領域をも兼ねている。RAM6
に貯えられた診断結果はデータバス8を介し、ラインメ
モリ9に書込まれる。計測・診断結果は印刷機構のタイ
ミングに合わせてラインメモリ9から読み出され、バッ
ファー10を介しデータバス11を通って印写装置に取
付けられたパネルに診断結果表示16として出力され
る。また、計測・診断結果は印刷部12に送出し診断結
果の印刷物15として印刷することも可能である。
【0043】次に印刷系の計測・診断について説明す
る。 ROM7に貯えられた電子テストチャートデータ
をCPU4が逐次読みだし、データバス8を介してライ
ンメモリ9に書込む。電子テストチャートの1ライン書
込み後、印刷機構のタイミングに合わせてラインメモリ
9から1ライン読み出し(その時、次ライン書込みも同
時に行う)、それら書込み読み出しを繰り返し行うこと
により、電子テストチャートデータはバッファー10を
介し印刷部12から電子テストチャートの印刷物13と
いう形で出力される。
【0044】電子テストチャートを出力した印刷物13
を、同印写装置のイメージスキャナ2を介して読取り、
印刷系画像特性計測・診断プログラムにより処理する。
図11はこの処理の流れを示したものである。なお、こ
の際、画像読取り系の画像特性がキャンセルされるよう
に補正して、画像読取り系の影響を除去する。
【0045】計測・診断結果は印写装置に搭載されてい
るLCD等のモニタ14に表示する。また、印刷部より
計測・診断結果を診断結果の印刷物15として出力させ
ることもできる。
【0046】図11の流れ図に示すように、電子テスト
チャートを印刷したものを、同印写装置のイメージスキ
ャナで読み込んで印刷系の画像特性の計測・診断を行お
うとすると、計測結果に画像読取り系の画像特性の影響
が重畳してしまう。そこで、本発明では、画像読取り系
の画像特性計測・診断を予めしておき、その後その結果
を考慮して、印刷系だけの結果を抽出する。
【0047】この診断手法を示すブロック図を図12に
示す。まず、画像読取り系の画像特性計測・診断結果を
メモリに記憶する。その後、同一の印写装置において印
刷系の画像特性を計測・診断する。電子テストチャート
の印刷物を原稿読取り手段を用いて読込むと、その印刷
機の読取り系部の劣化が重畳された画像を得ることにな
るが、本データと前もって計測し記憶されている画像読
取り系の計測・診断結果を用いてデータを補正すること
により、画像読取り系の影響を受けていない印刷系だけ
の計測・診断結果を得ることができる。
【0048】これらの操作は、画像読取り系と印刷系と
で同一の診断項目である、解像度、濃度偏差、位置精
度、及び、伸縮について行うことが可能である。解像度
について印刷系の画像特性の計測・診断結果を得るため
の方法について説明する。
【0049】まず、画像読取り系における解像度を計測
・診断し、画像読取り系の局所的な線の太り・細り具合
を求める。次に、電子テストチャートの印刷物を同印写
装置の画像読取り系を介して読取り、局所的な線の太り
・細り具合を求め、この画像読取り系の計測・診断結果
をメモリから呼び出し、対応する領域で差分をとる。こ
のようにして、印刷系のみの局所的な解像度劣化情報を
抽出する。
【0050】濃度偏差については、解像度における線の
太り・細り具合を、濃度の濃い・薄い具合に解釈すること
によって、同様に求めることができる。
【0051】位置精度及び伸縮について、画像読取り系
におけるスキャナ位置精度、伸縮を計測・診断したとき
に、結果が例えばイメージセンサーが右下がりに0.1度
傾き、画像が0.4mm伸びていたと仮定する。
【0052】次に印刷系を診断するときに、これらのデ
ータを印刷系の診断に反映させなくてはならない。電子
テストチャートの印刷物を印刷機のスキャナから読取っ
たとき、読取った画像が右上りに0.31度傾き、0.2mm伸
びていたとすると、この結果は”読取り系部+印刷系”
の結果であるといえるので、印刷系の独立した診断結果
としては、廊像は右上りに0.21度(0.31-0.1=0.21)傾
き、0.2mm(0.2-0.4=-0.2)の画像縮みがある、という
結果が得られる。
【0053】本発明の印写装置を画像特性計測・診断モ
ードに切替えるためには、印写装置が通常の印刷モード
において待機中にあるとき、画像特性計測・診断SWを
押下することによって画像特性計測・診断モードに切替
えることができる。画像特性計測・診断モードから通常
モードへの復帰は、診断モードにおいて待機中のとき復
帰用SWを押す。
【0054】画像特性計測・診断モードにおける操作フ
ローを図13に示す。画像特性計測・診断を行うにあた
って、画像読取り系の診断を先に行い、次に印刷系の診
断を行う。これは、印刷系の診断をするためには、画像
読取り系の診断結果の情報が必要であるためである。
【0055】まず、読取り系部を診断する場合、各診断
項目に関するテストチャート紙を印写装置の画像読取り
系から読取み、計測・診断を行う。その局所的劣化情報
を含む画像読取り系画像特性計測・診断結果は印刷機に
搭載されているLCDに表示する。あるいは、印刷機本
体から印刷出力することも可能である。
【0056】次に印刷系の画質を診断する。そのため
に、印刷機に搭載されているメモリに記憶されている電
子テストチャートのデータを印刷機構に送り、印刷す
る。これによって得られる印刷物は読取り系部の影響が
無い印刷物である。この印刷物を同印写装置の画像読取
り系を介して読取られた画像と前記画像読取り系の計測
・診断結果をもって、印刷系を診断する。そして、結果
をLCDに表示する。また、印刷することも可能であ
る。
【0057】(実施例2)本発明の図14に示す他の実
施例について説明する。本実施例における装置は大きく
分けてスキャナ部22、印刷部33、および診断部20
0で構成される。診断部200はCPU26、ROM3
0、RAM29、電子テストチャートROM35、比較
器24、セレクタ25、データバス37等で構成され
る。画像読取り系計測・診断について説明する。テスト
チャート紙21をイメージスキャナ22から読取り、そ
の読取られた多値画像データをバッファー23を介し、
比較器24とセレクタ25に入力する。
【0058】比較器24に与えられた多値画像データは
CPU26によりデータバス37を通して与えられる閾
値に応じて二値化され、その二値画像データはシリアル
T0パラレル変換器27に与えられ、そこで8ドットが1
バイトのデータに変換され、それからセレクタ25に与
えられる。
【0059】CPU26はセレクタ25を制御し、多値
または二値の画像データを選択する。その後選択された
多値または二値の画像データはイメージスキャナ22と
CPU26とのタイミング差を緩衝するためのラインメ
モリ28に書込まれる。その後ラインメモリ28からC
PU26のタイミングで画像データを読み出し、RAM
29に書込む。
【0060】ROM30には、システムをブートするた
めのプログラム及び画像特性計測・診断用プログラムが
書込まれている。このプログラムに則り、CPU26は
RAM29内の画像データに対して処理を行い、その結
果をRAM29に貯える。
【0061】RAM29はその他にも、画像特性計測・
診断プログラムの作業用ワーキング領域をも兼ねてい
る。 RAM29に貯えられた診断結果はデータバス3
7を介し、ラインメモリ31に書込まれる。診断結果の
1ライン書込み後、印刷機構のタイミングに合わせてラ
インメモリ31から1ライン読み出し(その時、次ライ
ン書込みも同時に行う)、それら書込み読み出しを繰り
返し行うことにより、診断結果は、バッファー32を介
しスキャナ部に取付けられたパネルに表示される。また
は、診断結果を印刷部33に送出し印刷して診断結果3
4を得る。
【0062】次に印刷系の画像特性計測・診断について
説明する。電子テストチャートROM35に貯えられた
電子テストチャートデータをCPU26が逐次読みだ
し、データバス37を介してラインメモリ31に書込
む。
【0063】電子テストチャートデータの1ライン書込
み後、印写装置のタイミングでラインメモリ31から1
ライン読み出し(その時、次ライン書込みも同時に行
う)、それら書込み読み出しを操り返し行うことによ
り、電子テストチャートデータは、バッファー32を介
し印刷部33から電子テストチャートの印刷物36とい
う形で印刷出力される。
【0064】電子テストチャートの印刷物36をイメー
ジスキャナ22から読取り、読み込んだ画像データを画
像読取り系の画像特性がキャンセルされるように補正
し、印刷系画像特性計測・診断プログラムにより処理す
る。本実施例においては、画像伸縮の判断のように2値
の画像データを用いて診断できるものについては多値の
画像データを2値化してから処理しているので、高速で
効率的な診断が行える。
【0065】(実施例3)図15は本発明の他の実施例
を記したものである。画像読取り系診断について説明す
る。テストチャート紙41をイメージスキャナ42から
読取り、その読取られた多値画像データをバッファー4
0を介し、比較器43とゲート44に入力する。
【0066】比較器43に与えられた多値画像データは
CPU45によりデータバス46を通して与えられる閾
値に応じて二値化され、その二値画像データはシリアル
T0パラレル変換器47に与えられ、そこで8ドットが1
バイトのデータに変換され、それからセレクタ48に与
えられる。
【0067】画像読取り部42から送出される画像デー
タクロックまたは水平同期信号49をカウンター50で
カウントし、ある一定のカウント値を送出する画像デー
タ選択ROM51からある一定のカウント値52を選択
し、それを多値の画像データとゲート44を通すことに
より垂直または水平方向に間引かれた多値の画像データ
をセレクタ48に送出する。
【0068】CPU45はセレクタ48を制御し、多値
または二値の画像データを選択する。その後選択された
多値または二値の画像データはイメージスキャナ42と
CPU45とのタイミング差を緩衝するためのラインメ
モリ53に書込まれる。
【0069】その後ラインメモリ53からCPU45の
タイミングで画像データを読み出し、RAM54に書込
む。ROM55には、システムをブートするためのプロ
グラム及び画像特性計測・診断用プログラムが書込まれ
ている。このプログラムに則り、CPU45はRAM5
4内の画像データに対して処理を行い、その結果をRA
M54に貯える。RAM54はその他にも、画像計測・
診断プログラムのための作業用ワーキング領域をも兼ね
ている。
【0070】RAM54に貯えられた診断結果はデータ
バス46を介し、ラインメモリ56に書込まれる。診断
結果の1ライン書込み後、印刷機のタイミングに合わせ
てラインメモリ56から1ライン読み出し(その時、次
ライン書込みも同時に行う)、それら書込み読み出しを
繰り返し行うことにより、診断結果は、バッファー57
を介し印刷部58に送出し印刷して診断結果を得る。ま
た、診断結果をデータ変換器60にてデータ変換し、C
RTまたはLCD表示部61に表示する。ここでは画像
データを間引くことにより、メモリが節約でき、データ
転送も高速に行うことができる。
【0071】次に印刷系画像特性計測・診断について説
明する。 ROM55に貯えられた電子テストチャート
データをCPU45が逐次読みだし、データバス46を
介してラインメモリ56に書込む。
【0072】電子テストチャートデータの1ライン書込
み後、印写装置のタイミングでラインメモリ56から1
ライン読み出し(その時、次ライン書込みも同時に行
う)、それら書込み読み出しを繰り返し行うことによ
り、電子テストチャートデータは、バッファー57を介
し印刷部58から電子テストチャートの印刷物59とい
う形で印刷出力される。電子テストチャートの印刷物5
9を同印写装置のイメージスキャナ42から読取り、読
み込んだ画像データを画像読取り系の画像特性がキャン
セルされるように補正し、印刷系画像特性計測・診断プ
ログラムにより処理し、結果を得る。
【0073】計測・診断結果の表示例について以下に示
す。図16は、印刷系における解像度を計測・診断した
結果の表示例である。表示はLCD上に表示、または印
刷機本体から印刷出力する。右側にはA3原稿サイズ
(または印刷機がA4機ならばA4、B4機ならばB
4)の縮小マップが表示され、当マップ上に読取り系部
における解像度の局所的劣化情報をみることができる。
また、左側に記されたヒストグラムにより、解像度の劣
化の割合を定量的にみることができる。同様に、印刷系
の解像度、読取り系部と印刷系の濃度偏差、それに、印
刷系のぼそつき診断結果を表示する場合にも用いること
ができる。
【0074】図17は画像読取り系のスキャナ位置精度
および伸縮の、図18は画像読取り系の濃度階調性の、
図19は印刷系の位置精度、伸縮の診断結果の計測・診
断結果の表示例である。
【0075】図16〜図19において、判定結果として
採点を行う。これは一つの指標であるが、各診断結果表
示画面左下のヒストグラムや数値データを基に、致命的
欠陥がある場合には、たとえそれが少なくとも点数を悪
くするように重み付けして計算している。
【0076】
【発明の効果】本発明の印写装置によれば、画像読取り
系および印刷系の画像特性を定量的に自己診断すること
が可能である。これにより、工場出荷時における出荷検
査はもとよりサービスマンによる印写装置のメンテナン
スにおいても、他の検査用機器を用いることなく検査を
行うことができ、パーツ交換後の画質の調整などに役立
つ。
【0077】また、電子テストチャートの印刷物を印刷
機自身から読取ることにより、読取り系部の影響が一回
ですみ(まして読取り系部は前もって診断しているので
よくわかっており)、テストチャート紙を印写装置のス
キャナから読取り印刷し、その印刷物を別のスキャナか
ら再び読取って診断するということをしないために、2
回、または、2重にからんでくるスキャナの影響がな
く、読取り系部の影響をキャンセルすることにより、容
易に独立した印刷系の画像特性の結果を得ることが出来
る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印写装置の読取り系部における画像特
性計測・診断の流れ図である。
【図2】本発明における画像読取り系における解像度の
計測・診断の説明図である。
【図3】本発明における画像読取り系における濃度偏差
の計測・診断の説明図である。
【図4】本発明における画像読取り系のイメージスキャ
ナの取り付け位置精度の計測・診断の説明図である。
【図5】本発明における画像読取り部における読取り画
像の副走査方向の伸縮の計測・診断の説明図である。
【図6】本発明におけるスキャナ素子の階調の再現性を
調べる計測・診断の説明図である。
【図7】本発明における印刷系位置精度の計測・診断の
説明図である。
【図8】本発明における伸縮計測・診断用の電子テスト
チャートの説明図である。
【図9】本発明におけるぼそつき計測・診断用の電子テ
ストチャートの説明図である。
【図10】本発明の印写装置の機能ブロック図である。
【図11】本発明における計測・診断プロセスの流れ図
である。
【図12】本発明における計測・診断プロセスの流れ図
である。
【図13】本発明における画像特性計測・診断モードに
おける操作フロー図である。
【図14】本発明の印写装置の一実施例の回路構成図で
ある。
【図15】本発明の印写装置の一実施例の回路構成図で
ある。
【図16】本発明において、画像読取り系の解像度を計
測・診断した結果の表示例である。
【図17】本発明において、画像読取り系のスキャナ位
置精度および伸縮を計測・診断した結果の表示例であ
る。
【図18】本発明において、画像読取り系の濃度階調性
を計測・診断した結果の表示例である。
【図19】本発明において、印刷系における位置精度、
伸縮を計測・診断した結果の表示例である。
【符号の説明】
1 テストチャート紙 2 イメージスキャナ 3 バッファー 4 CPU 5 ラインメモリ 6 RAM 7 ROM 8 データバス 9 ラインメモリ 10 バッファー 11 データバス 12 印刷部 13 電子テストチャートの印刷物 14 モニタ 15 診断結果の印刷物 16 診断結果表示 21 テストチャート紙 22 イメージスキャナ 23 バッファー 24 比較器 25 セレクタ 26 CPU 37 データバス 27 シリアルT0パラレル変換器 28 ラインメモリ 29 RAM 30 ROM 31 ラインメモリ 32 バッファー 33 印刷部 34 診断結果 35 電子テストチャートROM 36 電子テストチャートの印刷物 40 バッファー 41 テストチャート紙 42 イメージスキャナ 43 比較器 44 ゲート 45 CPU 46 データバス 47 シリアルT0パラレル変換器 48 セレクタ 49 画像データクロックまたは水平同期信号 50 カウンター 51 画像データ選択ROM 52 カウント値 53 ラインメモリ 54 RAM 55 ROM 56 ラインメモリ 57 バッファー 58 印刷部 59 電子テストチャートの印刷物 60 データ変換器 61 表示部 100 診断部 101 イメージスキャナ 102 テストチャート紙 200 診断部 300 診断部
フロントページの続き (72)発明者 石戸谷 光昭 東京都港区芝5丁目34番7号 株式会社理 想科学研究所内 (72)発明者 藤本 昌稔 東京都港区芝5丁目34番7号 株式会社理 想科学研究所内 (72)発明者 渡辺 裕之 東京都港区芝5丁目34番7号 株式会社理 想科学研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像読取系および印刷系を含む印写装置に
    おいて、(1)テストチャート紙の画像情報、および電子
    テストチャートのデータを記憶した記憶手段と、(2)前
    記画像読取系を介して前記テストチャート紙を読み取る
    ことで得られた画像データと、前記記憶手段に記憶され
    た前記テストチャート紙の画像情報とを用いて、前記画
    像読取系の画像特性を計測・診断する手段と、(3)前記
    記憶手段に記憶された前記電子テストチャートのデータ
    を前記印刷系で印刷したものを前記画像読取系で読み取
    ることで得られた画像データ、前記電子テストチャート
    のデータおよび前記画像読取系の画像特性を用いて前記
    印刷系の画像特性を計測・診断する手段とを備えたこと
    を特徴とする自己画像特性計測・診断印写装置。
  2. 【請求項2】前記画像特性の計測・診断結果を前記印刷
    系より印刷する手段を備えたことを特徴とする請求項1
    記載の自己画像特性計測・診断印写装置。
  3. 【請求項3】前記画像特性の計測・診断結果の表示部を
    備えたことを特微とする請求項1記載の自己画像特性計
    測・診断印写装置。
  4. 【請求項4】予めテストチャート紙の画像情報、および
    電子テストチャートの情報を記憶させた記憶手段を備え
    た、画像読取系および印刷系を含む印写装置において、
    (1)前記テストチャート紙を前記画像読取系を介して読
    み取ることで得られた画像データと予め記憶されている
    前記テストチャート紙の画像情報とを用いて、前記画像
    読取り系の画像特性を計測・診断し、(2)前記電子テスト
    チャートを前記印刷系により印刷して得られた印刷物を
    前記画像読取系を介して読み取ることで得られた画像デ
    ータ、前記電子テストチャートの情報および前記画像読
    取系の画像特性を用いて前記印刷系の画像特性を計測・
    診断することを特徴とする印写装置の自己画像特性計測
    ・診断方法。
JP9342250A 1997-11-27 1997-11-27 自己画像特性計測・診断印写装置 Pending JPH11164081A (ja)

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