JP6827700B2 - 画像形成装置及び異常判定方法 - Google Patents

画像形成装置及び異常判定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6827700B2
JP6827700B2 JP2016028793A JP2016028793A JP6827700B2 JP 6827700 B2 JP6827700 B2 JP 6827700B2 JP 2016028793 A JP2016028793 A JP 2016028793A JP 2016028793 A JP2016028793 A JP 2016028793A JP 6827700 B2 JP6827700 B2 JP 6827700B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
value
recording material
image forming
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016028793A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017146487A (ja
Inventor
西沢 祐樹
祐樹 西沢
山崎 博之
博之 山崎
道男 菅野
道男 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016028793A priority Critical patent/JP6827700B2/ja
Priority to US15/430,144 priority patent/US10142515B2/en
Publication of JP2017146487A publication Critical patent/JP2017146487A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6827700B2 publication Critical patent/JP6827700B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/407Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level
    • H04N1/4072Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on the contents of the original
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00567Handling of original or reproduction media, e.g. cutting, separating, stacking
    • H04N1/0057Conveying sheets before or after scanning
    • H04N1/00572Conveying sheets before or after scanning with refeeding for double-sided scanning, e.g. using one scanning head for both sides of a sheet
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00795Reading arrangements
    • H04N1/00798Circuits or arrangements for the control thereof, e.g. using a programmed control device or according to a measured quantity
    • H04N1/00811Circuits or arrangements for the control thereof, e.g. using a programmed control device or according to a measured quantity according to user specified instructions, e.g. user selection of reading mode
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00909Cleaning arrangements or preventing or counter-acting contamination from dust or the like
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/603Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer
    • H04N1/6033Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer using test pattern analysis
    • H04N1/6036Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer using test pattern analysis involving periodic tests or tests during use of the machine
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0094Multifunctional device, i.e. a device capable of all of reading, reproducing, copying, facsimile transception, file transception

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置によって形成された画像を解析して、その異常を判定する装置並びに異常判定方法に関する。
記録材としての用紙等に画像を形成する画像形成装置としてプリンタ、複写機、ファクシミリ等が知られている。例えば、電子写真方式の画像形成装置では用紙に形成する画像の画質を維持するためにサービスエンジニアによる保守サービスを実施している。例えば、画像形成装置を使用することにより消耗する部品の一例として感光体や中間転写ベルトなどがある。このような消耗品は保守サービスとしてサービスエンジニアによって交換される。なお、部品の消耗には、一般的に以下のような要因がある。画像形成動作に伴う摩擦や磨耗。紙粉のトナー像への混入。トナーの攪拌過剰に伴う粘着力増大や外添材の脱落。トナーや紙粉によるクリーニング部材や帯電部材の汚染、劣化。これらの要因によって用紙に形成される画像品質が低下することがある。例えば、画像品質の低下の一例として、以下のような異常画像が発生する。
(1)感光体や中間転写ベルトの回転方向と直行するヨコスジ状の異常画像(横方向の濃度むら画像ともいう)。
(2)スポット状に発生する異常画像(黒点状の画像ともいう)。
(3)感光体や中間転写ベルトの回転方向に沿ったタテスジ状に発生する異常画像(縦方向の濃度むら画像ともいう)。
このような異常画像が記録材に形成された時点で、ユーザーが画像の異常に気づき、感光ドラムや中間転写ベルトなどの部品の交換を行うことになる。このようにユーザーが目視で異常画像に気づいてから対処するのでは、異常発生から対象完了迄に時間的がかかることになる。また、異常画像が形成された記録材は無駄なものとなり、また、再度、画像形成をやり直す必要がありトナーも無駄になる。
特許文献1には、通常の画像とは異なるサンプル画像を記録材に形成して出力し、記録材に形成されたサンプル画像を読み取りスキャナ(画像入力部)で読み込み、読み込んだ画像に基づき、画像形成時の異常画像の発生を予兆を見出す装置が提案されている。これにより、通常の画像形成時に異常が発生する前に、異常を予兆して早期に処置対応することを可能としている。また、特許文献2には、読み取りスキャナ(画像入力部)で読みとった画像から異常画像の特徴量を検出し、複数の時点の異常画像の特徴量について時系列特性を判別する。これにより、異常画像の原因となる故障個所を判定し、故障情報を通知する技術が提案されている。
このような従来技術によって、異常の発生を事前に予測すること、または、故障個所を特定することが可能になり、前もって交換用の部品を準備しておき、画像形成装置のダウンタイムを低減することができる。
特開2004−133081号公報 特開2014−16437号公報
「入門MTシステム」日科技連出版社(2008年)
上記の特許文献1の異常の予兆の検知、又は、特許文献2の故障個所を判定するシステムにおいては更なる精度の向上が望まれている。異常画像には多くの種類があるため、異常画像の種類に適した適切な特徴量の選択を行う必要がある。上記の特許文献2に記載された特徴量を時系列に判別する方法ではある程度判別できるが、その精度や信頼度には限界がある。異常画像の種類を誤って判定してしまうと、例えば、まだ充分に使用可能な部品に対して交換を促してしまう。逆に、部品の交換を促すべきタイミングが遅れてしまい、部品の交換が遅れることによって、その間、装置を使用できない状態が生じてしまうおそれがある。
本発明は上記のような課題を解消するためになされたもので、異常画像の判定の精度や信頼性を向上した装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の画像形成装置は、画像データを入力するための入力手段と、前記入力手段により入力された前記画像データに基づき記録材に画像を形成する画像形成手段であって、画像が形成される像担持体と、前記像担持体を帯電する帯電部材と、前記像担持体をクリーニングするクリーニング部材を有する画像形成手段と、前記画像形成手段によって記録材上において前記画像データに基づく画像が形成されていない領域を読み取る読取手段と、前記画像が形成されていない領域を前記読取手段によって読み取った結果、画像が読み取られた場合に、前記読み取られた画像を含む所定領域内における画像データにおいて、前記記録材の搬送方向における画像の変化量を示す第一の値と、前記記録材の搬送方向に直交する方向における画像の変化量を示す第二の値を求め、前記第一の値と前記第二の値の比較結果に基づき、前記画像形成手段の異常が発生したことを示す情報を出力する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記第一の値が前記第二の値より大きい場合に、前記クリーニング部材に異常が発生したことを示す情報を出力し、前記第一の値が前記第二の値より小さい場合に、前記帯電部材に異常が発生したことを示す情報を出力することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、異常画像の判定の精度や信頼性を向上した装置及び方法を提供することができる。
実施例1の複写機1を示すブロック図 原稿読み取りユニットと画像形成ユニットの詳細図 実施例1の画像不良読取工程を示すフローチャート 画像データとプリント画像を示す図 画像不良の特徴抽出手段を示す図 画像データとプリント画像を示す図 本発明実施例2の複写機の概略構成 クリーニング不良の画像 クリーニング不良の特徴量抽出方法 実施例4の複写機の概略構成 実施例4の画像不良読取工程を示すフローチャート 実施例4の複写機の概略構成 実施例5の画像不良読取工程を示すフローチャート
以下、本発明のいくつかの実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明は異常画像を判定するための画像形成装置、並びに、異常画像を判定するための異常判定方法に特徴を有する。
(1)画像形成装置(画像形成システム)の全体構成概要
図1は実施例1に係る画像形成システムを示すブロック図である。この画像形成システムは後述するが読取ユニットとレーザービームプリンタからなるシステム(装置)である。まず、外部装置として接続されるホストコンピュータ2(以降、コンピュータ2という)から印刷を指示する場合、コンピュータ2にて画像データをビットイメージに展開して画像形成装置1に転送する。画像形成装置1はコンピュータ2から入力される画像データをCPU(中央処理装置)3により処理してメモリ4に格納する。メモリ4に格納した画像データを読出し、画像形成ユニット200が動作することによって用紙の画像を形成して出力する。また、コンピュータ2からの画像データによらず原稿を読み取って複写する場合は、ユーザーが原稿読み取りユニット100に原稿をセットし、オペレーションパネル5から複写動作を指示する。原稿読み取りユニット100は原稿の画像を読みとり、読み取った画像をCPU3に転送し、CPU3は、ビットイメージに展開して画像データとしてメモリ4に格納する。CPU3はメモリ4に格納した画像データを読出し、画像形成ユニット200が動作することによって用紙の画像を形成して出力する(コピー動作ともいう)。
次に、原稿読み取りユニット100と画像形成ユニット200の詳細を図2に示す。図に基づき原稿読み取りユニット100と画像形成ユニット200の夫々について以下に説明する。
(2)読み取りユニット
読み取りユニット100は、原稿Gの画像を読み取って入力する装置として機能し、後述する画像形成ユニット200の上部に設けられている。読取ユニット100は原稿Gをセットする給紙部101と、原稿Gを一枚ずつ送り出すピックアップローラ102及び給送・分離ローラ対103を備える。原稿搬送路104には原稿Gの上面側を読み取る読取ユニット105を備える。読取ユニット105はCIS(コンタクトイメージセンサ)を内部に有している。この読取ユニット105によって画像データを読み取り、読み取った画像をCPU3に送る。また、原稿排紙ローラ106によって排紙された原稿Gを積載する排紙部107を備える。CPU3に送られる画像は、CPU3によって、例えば24bpp(1画素(ピクセル)当たり24ビットのデータ)でエンコードされたRGBの情報として取り込まれる。より具体的には、赤・緑・青(r値・g値・b値)の輝度を示す三つの8ビット符号無し整数(0から255まで)で表現されるデータとして取り込まれる。ここで例えば、ブラックのピクセルは(r値,g値,b値)=(0,0,0) 。レッドのピクセルは(255,0,0) 、グリーンピクセルは(0,255,0)、ブルーのピクセルは(0,0,255) となる。
(3)画像形成ユニット
画像形成ユニット200は、電子写真プロセス方式を利用したレーザービームプリンタである。201は像担持体としての感光ドラムであり、所定の周速度にて回転駆動され、その表面は帯電ローラ202により所定の極性、所定の電位に帯電処理される。露光手段としてのレーザービームスキャナ203は、CPU3から送信される画像データに応じて変調したレーザー光Lを出力して、レーザー光Lが感光ドラム201上を走査することでその表面が露光される。この走査及び露光により感光ドラム上に静電潜像が形成される。204は現像装置であり、現像ローラ205から感光ドラム201の表面にトナーが供給されて静電潜像がトナー像として現像される。そして、所定のタイミングで生成される給紙開始信号に基づいて給紙ローラ206が駆動されて記録材Pが一枚ずつピックアップされて分離して給送される。その記録材Pは、レジストレーションローラ207を介して、感光ドラム201と転写ローラ208とで形成された転写ニップに所定のタイミングで搬送される。転写ローラ208はトナーと逆極性の転写電圧が印加されることで感光ドラム201の表面に形成されたトナー像を記録材Pの表面に転写する。その後、記録材Pは定着装置209でトナー像が定着処理され、排紙トレイ210上に排出される。一方、感光ドラム201の表面に残留したトナーを当接方式のクリーニング装置(クレーニングブレード)211でクリーニングする。
(4)代表的な異常画像の説明
以下に電子写真プロセス方式の画像形成装置において発生しうる代表的な3つの異常画像についてに説明する。
1)横方向の濃度むら画像
帯電ローラ202の周回方向(回転方向ともいう)の抵抗むら(帯電むらともいう)があると、感光ドラムの表面電位の変動が発生する。表面電位の変動は、現像ローラによってトナーを供給した際のトナーの載り量が不均一となり、その結果として周回方向に直交する方向に画像の濃度ムラが発生して横スジ画像となる。これは、帯電ローラを連続して使用して、その表層コート層の抵抗が上昇したり、異物が付着して堆積すると顕著になる。
2)黒点状の画像
帯電ローラの表面に異物(紙粉等)が付着して堆積すると、その部分だけ感光ドラムの表面における一部が帯電電位を適正に形成することが出来ず、黒点状の画像不良が発生することがある。
3)縦方向の濃度むら画像
クリーニングブレード211を感光ドラム201に対して安定的に当接させるために、その当接部分にトナーやトスパール等の潤滑剤を供給、または、担持させて滑り性を確保する必要がある。潤滑剤が担持されていない状態でプリントを続ければ徐々に当接状態が不安定になり、感光ドラムに残留したトナーを充分にクリーニングする(掻き落とす)ことができず、一部がすり抜けてしまう。 トナーがすり抜けてしまうと画像上には微細な縦スジが発生してしまう。
この3つの異常画像は、いずれも部材の使用量が累積していくと発生の可能性が高くなり、継続的に画像形成を実行すると徐々に異常画像の異常状態が顕著になり、且つ、発生頻度が高くなる性質のものである。
(5)異常画像の読取と判定動作に関する説明
次に、異常画像の読み取りと読み取った画像の異常を判定する動作の流れについて説明する。図3に示すフローチャートに従って異常画像の読み取り工程が進行してゆく。(ステップS01)ユーザーはオペレーションパネル5(図1)から異常画像の読み取りと判定を指示する(ステップS01)。CPU3はユーザーからの指示に応じてメモリ4に格納してある画像データのうち、図4(A)に示すように画像データが無い一部の領域(記録材に対して画像が形成されない領域)Eを認識する(ステップS02)。ここで、画像データの無い一部の領域とは、画像形成可能な画像形成領域のなかで画像データに基づき画像が形成されない領域を意味する。この時、診断に使用する画像は、例えばユーザーが別用途で印字を指示した任意の画像で良く、専用のテストチャートを用いる必要はない。CPU3はステップS02でメモリに格納した画像データに基づき、画像形成ユニット200で印字動作を行う(ステップS03)。ユーザーは印字動作を終えた記録材Pを読み取りユニット100にセットして読み取りを指示する(ステップS04)。読み取りユニット100は給紙された記録材Pに形成された画像をスキャンする(ステップS05)。CPU3は読み取った画像(本例の場合はカラー画像)のRGB信号をモノクロ画像の信号に変換する。なお、RGB値から明度Yを算出する演算式は、例えば、以下の(式1)となる。
Y=0.3R+0.59G+0.11B ・・・(式1)
ここでRGBの各値に対して掛け合わせる数値0.3、0.59、0.11は予め明度Yを求めるために定めた係数であり固定値である。ここで、明度の値に閾値を設けて、全ての画素の明度が閾値以下であれば、画像不良無し(No)と判断する。一方、図4(B)のBに示すように、画像が形成されたい領域Eに画像が形成された場合は、形成された箇所の画素の明度の値は閾値を超える。従って画像不良あり(Yes)と判断され、その場合は以下に詳細にする“異常画像の判別処理(判定アルゴリスム)”を実行する工程に進む(ステップS07)。そして、その後は、オペレーションパネル又はコンピュータを介してユーザーに判別結果として、例えば、部品の交換などの修理又は調整を依頼する旨のメッセージを報知する。または、ネットワークに接続されている場合は、ネットワークを介してサービスセンタ(不図示)に報知してもよい。
(6)異常画像判別処理
次に図3のステップS07における異常画像判別処理の詳細について説明する。図5(A)は、異常画像の一例として“黒点状の画像”を示した図である。縦8画素×横8画素の領域内における画素毎に明度が閾値以上であるかを計算し、閾値以上である部分を黒、閾値以下である部分を白として表示したものである。同様に図5(B)は縦方向の濃度むら画像、図5(C)は横方向の濃度むら画像を示す。なお、図5(B)、(C)における濃度むら画像としては、むらが最も顕著な状態になった画像であり、白いスジ上の画像となった場合の画像を示している。
異常画像の特徴量を抽出する方法として、実施例1では、画素が白→黒、黒→白の変化箇所を計数した量として変化量を求めることを特徴とする。例えば、図5(A)の4行目に注目すると、矢印K上で白→黒、黒→白の変化箇所を計数すれば、変化の箇所は○印を付した2か所である。同様の係数処理を8行全部について行った結果を「縦変化量」の数値とする。また、同様の係数処理を8列全部について行った結果を「横変化量」の数値とする。このように縦と横で合計16個の数値を求める。また、図5(B),(C)の異常画像の夫々について、同様の方法で数値化し、以下の<表1>に縦変化量と横変化量の数値を纏めた結果を示す。
また、以下の<表2>に、この数値から画像不良の種類を判別するため、「縦変化量の合計値」と「横変化量の合計値」をまとめた結果(表)を示す。
この結果より、以下のような数値判断が可能である。
1)縦変化量の合計=横変化量の合計:黒点状の画像
2)縦変化量の合計>横変化量の合計:縦方向の濃度むら画像
3)横変化量の合計<横変化量の合計:横方向の濃度むら画像
ここで、判別した結果が“黒点状の画像”又は“横方向の濃度むら画像”の場合は、帯電ローラに異常が発生したことを示す情報をオペレーションパネル又はコンピュータを介して表示する。また、判別した結果が“縦方向の濃度むら画像”の場合は、クリーニングブレードに異常が発生したことを示す情報をオペレーションパネル又はコンピュータを介して表示する。これによりユーザーやサービスマンに異常を報知する。
なお、1)〜3)の関係性について、変化量の範囲にマージン値を設定して判断しても良い。その場合の具体的なマージン値の範囲については、複数種類の異常画像のサンプルに基づくデータを取得した結果に基づき設定すればよい。
以上、実施例1において、異常画像の種類を判別する方法について説明した。本実施例の特徴は、以下の通りである。
(1)縦変化量と横変化量を求めて、求めた夫々の変化量の関係から異常画像の種類を判別する判別アルゴリズムを有する。
(2)画像が形成されない領域(白部ともいう)を読み取るため、専用のテストパターンを必要としない。異常画像のチェックのために記録材を使用することがないため記録材を節約することができる。
なお、本実施例では画像が形成されない領域を読み取って異常画像を判断したが、例えば、均一濃度の画像領域やハーフトーン部分の画像領域の一部を抽出して判断することも可能である。例えば、図6の(A)の画像データより、均一濃度のベタ部分Dをの領域を読み取り、(B)のプリント画像においてトナー像が白く抜けてしまう異常画像Bを判別することができる。
実施例2は、画像形成ユニットを複数有するフルカラーの画像を形成することが可能なカラー画像形成装置において異常画像の判別を行うことを特徴とする。特に画像の色を判別する点に特徴がある。その他、異常画像の読み取り工程等については実施例1と同様であるため説明を省略する。
(1)画像形成ユニット
図7は実施例2の画像形成装置の概略構成を示している。実施例1の画像形成装置と異なるのは、静電吸着搬送ベルト221で記録材Pを搬送する点、そして複数色の画像を記録材Pに形成する複数の画像形成ユニットを有する点である。色の異なる画像形成ユニットとしてイエロー用のプロセスカートリッジY、マゼンタ用のプロセスカートリッジM、シアン用のプロセスカートリッジC、ブラック用のプロセスカートリッジKが縦一列に配置されている。そして、静電吸着搬送ベルト221の移動方向において各プロセスカートリッジが実施例1と同様の動作を繰り返して、各色毎に形成されたトナー像が静電吸着搬送ベルト221上に吸着して搬送される記録紙P上で重ね合わされてフルカラー画像が形成される。この構成において発生した異常画像が発生した場合に、付着トナーの色が異なるため、どのプロセスカートリッジで発生したかを特定することが重要である。本実施例の画像不良判別アルゴリズムは色度の分析することを特徴とする。
(2)色の判別アルゴリズム
異常画像の色の情報は、CPU3によって、24bpp(1ピクセル(画素)当たり24ビット)でエンコードされたRGBの情報として取り込まれる。赤・緑・青(r値、g値、b値)の輝度を示す三つの8ビット符号無し整数(0から255まで)で表せる。例えば、ブラック=(0,0,0) 、イエロー=(255,255,0)、マゼンタ=(255,0,255)、シアン=(0,255,255) となる。例えば、シアンのプロセスカートリッジ起因の異常画像が発生した場合、そのステーションの色が最も多く、(r値、g値、b値)は上記のシアンの値(0,255,255)を中心とした分布を形成する。従って新規に発生した異常画像がどのステーションの異常画像であるかを判別するためには、(r値、g値、b値)に対する判別の閾値を夫々用意しておけば良い。閾値は、予め取得しておいたシアンカートリッジ起因の異常画像のサンプルを分析し、(r値、g値、b値)の平均値mを求めておく。新たに発生した異常画像の(r値、g値、b値)の値をPiとし、各値の標準偏差σを求める。ここで、標準偏差σは、分散σ=Σ{(Pi−m)2/N}の平方根である。Nは母集団の数である。
求められた標準偏差σに予め定められた定数kを乗じ、平均値mを加算した値を閾値として求める。すなわち、各値毎にT=m+k・σとして閾値Tを求める。ここで、定数kは、正規分布における信頼区間を規定する定数である。例えば、定数kを1.96とすれば、95%信頼区間以上の画素値を有する画素データがシアンの領域を示すものとなる。また、定数kを2.32とすれば、98%信頼区間以上の画素値を有する画素データがシアンの領域を示すものとなる。本例では定数kを2.32とした。こうして(r値、g値、b値)毎に、98%信頼区間以上でのシアンの判定領域を決めることができる。以上と同様の処理をイエロー、マゼンタ、ブラックでも行い、各色の判定領域を定めておく。
この色判別のアルゴリズムを、異常画像の判別アルゴリズムに追加することによって、異常画像の種類に加えてY,M,C,Kいずれのカートリッジにおいて異常画像が発生したかを判別できる。これにより、異常画像の種類と、カラー画像形成装置の場合には、更に発生源であるプロセスカートリッジを特定することが可能になる。そして判別した結果をユーザーまたはサービスセンターに報知することができる。なお、本実施例では平均値と標準偏差を基に閾値を求めるようにしたが、本発明はこれに限定するものではなく、周知のマハラノビス・タグチ法(非特許文献1に記載の手法)を用いても良い。
実施例3は、異常画像の種類を判別したのち、更に異常画像のレベルの判定を行う方法を提供するものである。異常画像のレベルを判定することができれば、判定したレベルの応じてより細かに対処することができる。実施例1で説明したような特定の特徴量の変化だけでは異常画像のレベルの判定を行うのは困難しい。本実施例では、異常画像のレベルを適切に判定することができる方法について説明する。
本実施例では、部品としてクリーニングのための装置を例に説明する。先に説明したように、感光ドラムに当接してトナーをクリーニングする方式のクリーニング装置211は、クリーニングブレードと呼ばれるクリーニング部材を有する。クリーニングブレードの先端を感光ドラム201に安定して当接させることで感光ドラム201の表面に残留したトナーを回収する。この当接した状態が不安定になるとクリーニングブレードの先端をトナーがすり抜けてしまう。その結果、図8(A)に示すように、矢印で示す記録材の搬送方向と平行する方向に細い縦スジ状の異常画像が発生する。この縦スジ状の異常画像の発生を放置しておくと、ブレードの先端が微少に欠けてしまい、さらに多くのトナーがすり抜けて、徐々に濃い縦スジ状の画像が発生するようになる。このクリーニング不良による異常画像は非常に不安定に発生する現象であり、初期は異常画像が発生したりしなかったりを繰り返す。通常は(B)に示すように本数と濃さが徐々に増大していく。しかし、ブレードの先端に局所的に大きな欠けが発生すると(C)に示すような濃い線が現れ、クリーニングブレード先端の周辺部の歪が解消されて周囲の細い線が無くなることもある。また、(D)に示すように細くて薄いスジの本数が増加してゆく場合もある。その場合、ある一つの特徴量(線の本数、線の濃さ、線の太さのいずれか一つ)に着目した場合は異常画像のレベルの変化に対して単調増加傾向にならない。さらに、人間は無意識のうちに最大濃度、濃度変動の微分値、線の太さ、薄い線の本数、濃い線の本数など多くの特徴量から総合的に、かつ曖昧にレベルを判定する。また、判定にバラつきも有する。従って、それら特徴量と異常画像レベルとの関係式を作ることは非常に困難である。
(1)異常画像のレベルを判定するアルゴリズム
このように、1)多くの特徴量から総合的に判定する必要がある場合、2)各特徴量と異常画像のレベルとの関係が曖昧でバラつきがある場合の判別アルゴリズムが必要になる。このような判別を可能とするアルゴリズムとしては、例えば、非特許文献1に記載のマハラノビス・タグチ法(以下MT法)を使うことが有効である。MT法は、予め基準となる正常データのグループを定め(このグループは単位空間と呼ばれる)、多次元の情報の分布状態に基づいて、この正常データのグループ(母集団)に対する評価対象データのマハラノビス距離(以下MDと略す)を計算する。そして、計算された統計距離がある一定のしきい値以下か否かで当該評価対象データが正常か異常かを判定する方法である。
実施例3の特徴は、このMT法において、単位空間を同一の異常画像のレベル(以下、ランク毎の見本ともいう)である、ランクA,ランクB,ランクCとする。そして、評価対象データのMDを計算し、計算されたMDがどの単位空間に近いかで、評価対象データであるクリーニング不良による異常画像のレベルを判別することを特徴とする。これにより、1)多くの特徴量から総合的に判断する必要がある場合、2)各特徴量と画像不良レベルとの関係が曖昧でバラつきがある場合、においてもランク判別を行うことができる。
(2)特徴量の抽出
まず、図9(A)の点線で囲んだ領域Fとしてクリーニング不良の画像の一部を抽出する。本実施例では領域Fは5mm(記録材の搬送方向)×10mm(搬送方向に直交する方向)の長方形として画像を抽出する。実施例2と同じ方法で色を判断したのち、実施例1と同じ方法でRGB情報を明度に変換し、矢印に示す搬送方向の成分は平均化して、(B)に示すように1次元データとする。明度の最小値U、閾値S1を超えた線の本数、線幅の最大値Wを抽出する。以下<表3>に抽出した特徴量を示す。
(3)単位空間
本発明では、単位空間を同一の異常画像のランク見本である、クリーニング不良ランクA,ランクB,ランクCと定義する。このデータは、予め取得しておき、CPU3内部のメモリ(不図示)に格納しておく。または、不図示のEEPROMに書き込んでおく。ランク判別は人間の主観的な評価で行い、次のような判断基準とした。(Aランク)極軽微な発生レベルで通常は気づくことがない。(Bランク)気づきはするが許容範囲である。(Cランク)許容範囲を超えている。
まず本実施例では、同一の画像形成装置でプリントした時に発生したクリーニング不良の画像サンプルとしてAランクの画像を100枚用意し、それらを同一の読み取りスキャナで読み込む。全てのサンプルのクリーニング不良より、(1)で説明した方法で特徴量を抽出する。その結果、以下の<表4>のような数列が得られた。
ランクB、ランクCも同様にして集めた結果を以下<表5>、<表6>に示す。
(3)MD(マハラノビス距離)の算出
<表3>に示すデータを評価対象とし、単位空間をランクA(<表4>に示す数列)、ランクB(<表5>に示す数列)、ランクC(<表6>に示す数列)とした場合のMD(マハラノビス距離)を計算する。なお、この計算方法は周知の非特許文献1に示す方法を用いた。計算結果を以下の<表7>に示す。
計算結果からランクBのマハラノビス距離が最も小さいので、今回の評価対象はランクBであると判断する。本アルゴリズムは、母集団を多く取得することにより、種々のバリエーションのランク判断基準が適用され、人間の官能評価に近い判断ができる。具体的にはいかの3つの指標を用いる。1)線が細い(シャープ)なことにより不快度が高いもの。2)淡い濃度でブロードに広い面積になっている事により不快度が高いもの。3)線の本数が多いことにより不快度が高いもの。これら3つを単位空間に含めて種々のケースを考慮した画質ランクを判定することができる。従って、突然、異常画像の発生状況が変わったとしても、判断を誤ることなく、正確にランクを判断することができる。
なお、ランク判定の後は実施例1と同様ステップS08に進み、オペレーションパネル5またはホストコンピュータ2を介してユーザーに判断結果を報知し、場合によっては修理/調整を依頼する。または、ネットワークを介してサービスセンタに報知すれば良い。
実施例1乃至3の画像形成装置は、画像形成ユニットに記録材Pの専用の搬送路が、画像読取ユニットに原稿G専用の搬送路が備えられて構成であった。実施例4は、記録材Pの搬送路を原稿用Gの搬送路として共用する構成を特徴とする。これによって、ユーザーの手を煩わせずに異常画像を判定することができる。
(1)本体構成
図10は本実施例の画像形成装置である。記録材Pの搬送路を原稿Gの搬送路として共用する構成である。以下、記録紙Pを原稿搬送路304に導く工程について説明する。排紙ローラ212の下流側、排紙トレイ210の上方に、記録材Pを導くためのフラッパ301が設けられている。フラッパ301は、不図示のアクチュエータによって、排紙ローラ212から排出される記録材Pを排紙部210に排出させる方向と、原稿排紙ローラ303へと送る方向とに切り換える搬送路切換部として機能する。画像形成された記録材Pはフラッパ301に案内されて合流フラッパ305を介して、原稿排紙ローラ303によって給紙部302に搬送される。記録材Pの後端が合流フラッパ305を通過した後、合流フラッパ305を破線の位置に切り換えた状態で原稿排紙ローラ303を逆回転に切り換える。これにより、記録材Pは読取ユニット306a,306bに導かれることによって、記録紙P上に形成された画像を読み取る。その後、記録材Pは搬送ローラ36によって原稿排紙ローラ307に送られて排紙部308に排紙、積載される。なお、本装置の構成は読み取りユニット306aと306bで記録材Pの両面に形成された画像を読み取ることが可能である。
(2)異常画像の判定を行うフローチャート
実施例4は、図11に示すフローチャートに従って異常画像の読み取り工程を実行する。本実施例では、100枚印字毎等の予め定められたタイミングで画像不良検知シーケンスをスタートする。CPU3はメモリ4に格納してある画像データより、図4(A)に示す何も書かれていない領域Eを認識する(ステップS11)。この時、診断に使用する画像は、例えばユーザーが別用途で印字を指示した任意の画像で良く、専用のテストチャートを用いる必要はない。CPU3はメモリ4に格納した画像データに基づき、像形成ユニット300で印字動作を行う(ステップS12)。フラッパ301が切り換わり、記録材Pが原稿搬送路304に導かれる(ステップS14)。原稿搬送路304に導かれた記録材Pは、読取ユニット306a(306b)によって画像が読みとられる(ステップS15)。実施例1と同様の方法で異常画像の種類を判別する((ステップS16)。実施例2と同様の方法で色判別を行う(ステップS17)。実施例3と同じ方法で異常画像のランクを判別する(ステップS18)。判別結果をCPU3に送信し、判別結果をメモリ(不図示)に格納する(ステップS19)。判別結果としてCランクが発生したら、次のステップS21に進む(ステップS20)。AランクまたはBランクの場合はシーケンスを終了する。なお、Cランクの場合はユーザーに報知し(ステップS21)、Cランクの異常画像が発生した色のプロセスカートリッジの交換を促す。
なお、本実施例以外にも記録材の搬送路を原稿用の搬送路として共用する構成を実現する方法として、図12に示すように画像形成装置の両面搬送路上に画像読取ユニット400を配置しても良い。
実施例4の構成により、ユーザーの手を煩わせずに異常画像の判別を行うことがきるようになる。異常画像の発生を自動的かつ定期的に実行することができるため、異常画像の検査頻度が増える。実施例5では、実施例4とステップS19までは同一の制御とし、それ以降に異常画像の改善のための制御を行うことを特徴とする。
図13に示すフローチャートに従って本実施例の工程を説明する。ただしステップS19までは実施例4と同様であるので、ステップ17以前の記載は省略する。結果をCPU3に送信し、結果はメモリ(不図示)に格納される(ステップS19)。ランクBのクリーニング不良が3回発生したか否かを判定し(ステップS30)、3回発生したら(Yes)、ステップS31へ進む。発生していない(No)場合、制御を終了する。(ステップS31)ランクCのクリーニング不良が発生していたら、Cランクの画像不良が発生した色のプロセスカートリッジの交換を促すようにユーザに報知する(ステップS34)に進む。発生していなければ、クリーニングブレード先端へのトナー補給制御を実行する(ステップS32)。クリーニング不良が発生しているプロセスカートリッジの色において、感光ドラム上の長手方向の印字領域全域(本実施例の画像形成装置の場合210mm)×紙搬送方向10mmのベタ画像を印字する。本トナー像は画像形成ステーションの転写部において、通常プリント動作時と異なり一次転写電圧としてトナーと同極性の電圧を印加し、静電転写ベルトに転写せず、トナー像はそのままドラム上に残留する。
残留したトナー像は、クリーニングブレードへと搬送され回収される。本トナー排出により、クリーニングブレード先端にトナーが補給され、クリーニングブレードの当接状態が安定する。そして、クリーニング不良の発生回数カウントをゼロに戻す(ステップS33)。
本制御を行う事によって、クリーニングCランクの発生する時期を遅らせることが出来る。すなわち、プロセスカートリッジの部材の寿命を延ばすことが可能となる。
1 画像形成装置
2 ホストコンピュータ
3 CPU(中央処理装置)
4 メモリ(RAM)
100 原稿読み取りユニット
200 画像形成ユニット

Claims (6)

  1. 画像データを入力するための入力手段と、
    前記入力手段により入力された前記画像データに基づき記録材に画像を形成する画像形成手段であって、画像が形成される像担持体と、前記像担持体を帯電する帯電部材と、前記像担持体をクリーニングするクリーニング部材を有する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって記録材上において前記画像データに基づく画像が形成されていない領域を読み取る読取手段と、
    前記画像が形成されていない領域を前記読取手段によって読み取った結果、前記読み取られた画像を含む所定領域内における画像データにおいて、前記記録材の搬送方向における画像の変化量を示す第一の値と、前記記録材の搬送方向に直交する方向における画像の変化量を示す第二の値を求め、前記第一の値と前記第二の値の比較結果に基づき、前記画像形成手段の異常が発生したことを示す情報を出力する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記第一の値が前記第二の値より大きい場合に、前記クリーニング部材に異常が発生したことを示す情報を出力し、前記第一の値が前記第二の値より小さい場合に、前記帯電部材に異常が発生したことを示す情報を出力することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記読取手段で読み取った前記画像の種類は、黒点状の画像、記録材の搬送方向の濃度むら画像、前記搬送方向に直交する方向の濃度むら画像を含み、
    前記制御手段は、前記第一の値が前記第二の値より大きい場合に、前記記録材の搬送方向の濃度むら画像であると判別し、前記第一の値が前記第二の値より小さい場合に、前記搬送方向に直交する方向の濃度むら画像であると判別し、前記第一の値と前記第二の値が等しい場合に、前記黒点状の画像であると判別し、
    前記制御手段は、前記記録材の搬送方向の濃度むら画像であると判別した場合に、前記クリーニング部材に異常が発生したことを示す情報を出力し、前記搬送方向に直交する方向の濃度むら画像であると判別した場合、または、前記黒点状の画像であると判別した場合に、前記帯電部材に異常が発生したことを示す情報を出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成手段は、複数色の画像を形成するための複数の画像形成ユニットを含み、前記制御手段は、前記画像が形成されていない領域を前記読取手段で読み取った画像の色を判別し、判別した色に基づき前記複数の画像形成ユニットのうちのいずれの画像形成ユニットで異常が発生したかを判別することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 記録材の両面に画像を形成するために記録材が搬送される両面搬送路を有し、
    前記読取手段は、前記両面搬送路に配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記読取手段は、前記画像形成手段の上部に配置されており、
    前記画像形成手段によって画像が形成された記録材を前記読取手段に搬送するための搬送路切り換え手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第一の値及び前記第二の値とは、前記読み取った画像の画像データにおいて白画素から黒画素に、または、黒画素から白画素に変化する回数であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2016028793A 2016-02-18 2016-02-18 画像形成装置及び異常判定方法 Active JP6827700B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016028793A JP6827700B2 (ja) 2016-02-18 2016-02-18 画像形成装置及び異常判定方法
US15/430,144 US10142515B2 (en) 2016-02-18 2017-02-10 Image forming apparatus and abnormality determination method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016028793A JP6827700B2 (ja) 2016-02-18 2016-02-18 画像形成装置及び異常判定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017146487A JP2017146487A (ja) 2017-08-24
JP6827700B2 true JP6827700B2 (ja) 2021-02-10

Family

ID=59629570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016028793A Active JP6827700B2 (ja) 2016-02-18 2016-02-18 画像形成装置及び異常判定方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10142515B2 (ja)
JP (1) JP6827700B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019078916A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び故障箇所推定方法
JP2020170115A (ja) * 2019-04-04 2020-10-15 コニカミノルタ株式会社 画像形成システム、画像形成システムの制御方法、および画像形成システムの制御プログラム
JP7277246B2 (ja) * 2019-04-26 2023-05-18 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2021018334A (ja) 2019-07-22 2021-02-15 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP7402649B2 (ja) 2019-09-30 2023-12-21 キヤノン株式会社 画像形成装置および画像読取装置
JP2021063862A (ja) 2019-10-10 2021-04-22 キヤノン株式会社 画像形成装置
US11388302B2 (en) 2020-04-30 2022-07-12 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US20230308381A1 (en) * 2020-08-07 2023-09-28 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Test script generation from test specifications using natural language processing

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH063911A (ja) * 1992-06-19 1994-01-14 Canon Inc 画像形成装置
JP3309306B2 (ja) * 1994-11-15 2002-07-29 コニカ株式会社 デジタル画像形成装置
JP3581897B2 (ja) * 1997-10-02 2004-10-27 株式会社リコー 画像形成装置
JP2004133081A (ja) 2002-10-09 2004-04-30 Canon Inc 画像形成装置
JP2006106556A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2006292693A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像評価装置及び画像形成装置
JP4887878B2 (ja) * 2006-04-07 2012-02-29 富士ゼロックス株式会社 故障診断システム及び故障診断方法
JP4618185B2 (ja) * 2006-04-07 2011-01-26 富士ゼロックス株式会社 故障診断システム及び故障診断プログラム
JP2008157676A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Fuji Xerox Co Ltd 色判別装置、色判別プログラム、故障診断装置
JP4872979B2 (ja) 2008-07-25 2012-02-08 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、画像形成装置及びプログラム
JP4780160B2 (ja) * 2008-08-29 2011-09-28 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP2010164757A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Canon Inc 画像形成装置
JP2012089922A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Canon Inc 画像読取装置
JP5919788B2 (ja) 2011-12-12 2016-05-18 株式会社リコー 画像形成装置、印刷システム、画像調整方法
JP5917281B2 (ja) * 2012-05-07 2016-05-11 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6019838B2 (ja) 2012-07-09 2016-11-02 富士ゼロックス株式会社 画質異常判定装置及びプログラム
JP5812441B2 (ja) 2013-01-16 2015-11-11 Necフィールディング株式会社 プリンタ、プリンタの異常検出装置、及びその異常検出方法
JP6150602B2 (ja) * 2013-05-02 2017-06-21 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2015034807A (ja) * 2013-07-09 2015-02-19 株式会社リコー 画像検査装置、画像検査方法およびプログラム
JP2015179073A (ja) * 2014-02-26 2015-10-08 株式会社リコー 画像検査装置、画像検査システム及び画像検査プログラム
JP6544266B2 (ja) * 2016-02-25 2019-07-17 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20170244862A1 (en) 2017-08-24
JP2017146487A (ja) 2017-08-24
US10142515B2 (en) 2018-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6827700B2 (ja) 画像形成装置及び異常判定方法
US8116585B2 (en) Background noise detection on rendered documents
US10474082B2 (en) Image forming apparatus and method for controlling image forming apparatus
JP6019838B2 (ja) 画質異常判定装置及びプログラム
JP2017173000A (ja) 検査装置、検査方法及びプログラム
US20190041785A1 (en) Image forming apparatus for detecting fault location
EP3712706A1 (en) Image forming apparatus and image inspection method
JP6007690B2 (ja) 画像検査装置、画像処理システム及び画像検査方法
JP2010262220A (ja) 画像検査装置及び画像形成装置
US10969723B2 (en) Method for detecting fault location of image forming apparatus
US10838341B2 (en) Image forming apparatus for detecting fault location
US11201970B2 (en) System, apparatus and computer program product for detecting image defects based on angles of respective vectors of a plurality of pixels and reference colors
JP6705305B2 (ja) 検査装置、検査方法及びプログラム
JP2015118050A (ja) 画像検査装置、画像形成システム及び画像検査プログラム
JP2017129448A (ja) 検査装置、検査システム、検査方法及びプログラム
JP2017096835A (ja) 画像検査装置及び画像形成システム
JP2017205914A (ja) 画像形成装置およびページ順番変更プログラム
JP2019215392A (ja) 診断システム、画像形成装置、診断方法およびプログラム
JP2021016996A (ja) 画像形成装置
JP7003573B2 (ja) 画像検査装置およびプログラム
JP2006292693A (ja) 画像評価装置及び画像形成装置
US11003114B2 (en) Image processing apparatus that controls fixing temperature based on the similarity of image data of the current page and the next page, image processing method, and recording medium
JP2010243830A (ja) 画像形成装置およびクリーニング処理制御方法
JP2024017366A (ja) 検査装置、画像形成装置、方法およびプログラム
JP2021196579A (ja) 画像形成装置及び画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210120

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6827700

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151