JP2010243830A - 画像形成装置およびクリーニング処理制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プリントジョブのプリント枚数nに当該プリントジョブにおける画像形成のシステムスピードが遅いほど大きく設定された係数を乗算して得られる値を積算した積算値をAとすると、Aが所定の閾値(例えば、1000)を超えた場合に、露光を行わずに、感光体ドラムおよび中間転写ベルトを画像形成時と同じ方向に所定時間(例えば、90秒間)回転させるクリーニング処理を実行する。
【選択図】図5
Description
このような画像形成装置において、トナーが記録シートに転写しきれずに感光体ドラム上に残留すると、それ以降の画像を劣化させてしまうので、当該残留トナーを除去するため、弾性ゴム等より成るクリーナブレードを感光体ドラムの周面に当接して残留トナーを掻き落とすように構成されている。
上記シリカ粒子や放電生成物などは、転写部のニップなどで押圧されて固着したり、あるいは、感光体ドラム表面の傷に埋没したりして核となり、この核を中心にさらに堆積して大きくなり、やがて画質劣化を引き起こす。
たとえば、特許文献1では、過去の画像形成枚数もしくは感光体ドラムの回転回数のカウント値を累積して記憶し、その値が所定の閾値を超えると画像形成動作時とは別個に、感光体ドラムを所定時間だけ空回転させるなどしてクリーニングブレードにより強制的に堆積物を除去する処理(以下では、「強制クリーニング処理」という。)を実行するように構成している。なおここで、「空回転」とは、画像形成動作時以外のときに、露光を行わずに像担持体を所定速度で所定時間回転させる動作を意味し、以下、当該動作を「空回転」という。)
そこで、本発明に係る画像形成装置は、像担持回転体上に形成されたトナー像を記録シートに転写する画像形成装置であって、前記像担持回転体表面に当接して当該表面を清掃するクリーニング部材と、画像形成動作時以外のときに前記像担持回転体を回転させて前記クリーニング部材により前記像担持回転体表面の清掃を行うクリーニング処理の実行を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、所定の画像形成条件下において実行される画像形成枚数に、当該画像形成条件に対して予め決定されている所定の係数を乗算して累積し、その累積枚数が所定の閾値を越える場合に、前記クリーニング処理を実行することを特徴とする。
これにより、システムスピードが遅いほど累積枚数が大きくなって早く所定の閾値を超えることとなり、その分早めにクリーニング処理を実行することができるので、システムスピードが遅いほど除去されにくい像担持体表面の付着物をより効果的に除去することができる。
これにより、記録シートの厚さが厚いほど累積枚数が大きくなって早く所定の閾値を超えることとなり、その分早めにクリーニング処理を実行することができるので、記録シートの厚さが厚いほど発生しやすい像担持体表面の付着物をより効果的に除去することができる。
これにより、クリーニング部材と像担持体との間に紙粉等のゴミが挟まることによって低下したクリーナブレードのクリーニング能力を回復させ、クリーニングが適切に行われる効果がある。
<実施の形態1>
(1−1.プリンタの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態に係るプリンタ100の全体構成を示す概略断面図である。当該プリンタ100は、画像形成部10、給紙部20、転写部30、定着装置40、および制御部50等を備える構成となっている。
以下、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各再現色をC、M、Y、Kと表し、各再現色に関連する構成部分の番号にこのC、M、Y、Kを添字として付加する。
中間転写ベルト31は、無端状のベルトであり、駆動ローラ32と従動ローラ33に張架されて矢印A方向に周回駆動される。
クリーナブレード37は、中間転写ベルト31に対してカウンター方向に当接して配置されており、当該中間転写ベルト31表面の残留トナーや紙粉等のゴミを清掃する。
また、制御部50は、外部の端末との通信や画像処理、上記各部の駆動制御などを実行する。
CPU51は、ROM53から必要なプログラムを読み出し、上記画像形成部10、給紙部20、転写部30、定着装置40の動作をタイミングを取りながら統一的に制御して、通信I/F部52が受信したプリントジョブのデータに基づくプリント動作を円滑に実行させる。
(1−2.作像部の全体構成)
図3は作像部1Cの概略構成を示す拡大断面図である。作像部1Cは、感光体ドラム11Cと、その周囲に配設された帯電チャージャ12C、現像器13C、1次転写ローラ34C、感光体ドラム11Cを清掃するためのクリーナブレード14C、および転写後に感光体ドラム11C表面に残存している電荷を除去するための除電光L2を照射する除電光照射部16Cなどを備え、感光体ドラム11C上にC色のトナー像を作像する。上述した方法により感光体ドラム11C上に形成されたトナー像が中間転写ベルト31上に転写された後、感光体ドラム11Cは当該感光体ドラム11Cに対してカウンター方向に配設されたクリーナブレード14Cによって、その表面に残留しているトナーや付着異物などを除去するクリーニングが施される。クリーニング済みの感光体ドラム11C表面は、除電光照射部16Cから照射される除電光L2により一様に露光され、除電がなされる。この一連の工程を繰り返し、画像形成がなされる。なお、他の作像部1M〜1Kについても、トナーの色が異なる以外は作像部1Cと同様、帯電チャージャ12M〜12Kなどの構成を有する。なお、同図において、符号の付されていない太線の矢印は、感光体ドラム11C、中間転写ベルト31、および1次転写ローラ34Cが回転駆動される方向を示す。
(1−3.システムスピードによるクリーニングタイミング制御)
本願発明者らの研究により、ブラックスポットやフィルミングの発生は、記録シートの厚さに大きく影響されることがわかった。
普通紙を使用する場合と厚紙を使用する場合とで異なるものに、画像形成におけるシステムスピードがある。厚紙の場合は、普通紙の場合よりもシステムスピードが遅い。これは、厚紙は普通紙と比較して熱容量が大きく定着装置における加熱ローラからより多くの熱を奪うので、厚紙の搬送速度を低下させて当該厚紙により単位時間あたりに奪われる熱量が当該加熱ローラにおける加熱能力を超えないようにして、加熱ローラの温度が定着温度以下にならないようにするためである。
すなわち、感光体ドラム11と現像ローラ131とは、互いの間に極微小な所定の空隙を持って設置されているが、現像ローラ131から感光体ドラム11へのトナーの移動が円滑になされるように、それらの周速度は、通常、一定の周速度比を持って回転するように構成される。このように、極微小な空隙を介して配置された二つの回転体が異なる周速度で回転する場合、双方の回転体の最近接部において、その周速度差により回転体表面に対してトナー粒子や外添剤を介して機械的な研磨力が生じる。この研磨力により、感光体ドラム11表面に付着しているシリカや帯電時のコロナ放電による放電生成物等のゴミが感光体ドラム11表面から取り除かれ、それによってブラックスポットの発生がある程度抑制されていると考えられる。
以上の理由から、システムスピードが遅いほど回転体の周速度差が小さくなって研磨力が小さくなり、除去されずに感光体ドラム11表面に付着しているゴミが増加する。その結果ブラックスポットが発生しやすくなると考えられる。また、感光体ドラム11の表面に形成されたブラックスポットが中間転写ベルト31上に移動してフィルミングとなることもあり得る。
図4に、異なるシステムスピードにおける感光体ドラム11および現像ローラ131の周速度、およびこれらの周速度差を示す。本実施の形態においては、システムスピードとして、全速モード、半速モード、および1/3速モードの3つを備え、感光体ドラム11と現像ローラ131との周速度比(現像ローラ131周速度/感光体ドラム11周速度)は2である。
なお、これらのシステムスピードは、プリント画像の光沢度、OHPシート使用の有無、プリント画像の解像度、プリントに使用される用紙の厚さ等によって、ユーザが選択指定できるようになっている。例えば、普通紙の場合には「全速モード」が設定され、OHPシートや高解像度プリントの場合には「1/3速モード」が設定される。
(1−4.実施の形態1のまとめ)
以上に述べたように、本実施の形態においては、システムスピードに従って決定される加重係数をプリント枚数に乗算し、乗算して得られた値を積算して累積加重プリント枚数Aを算出し、当該累積加重プリント枚数Aが所定の閾値(本実施の形態においては、例えば、1000)を超えた場合に感光体ドラム11および中間転写ベルト31を空回転させてクリーニングを実行させる。上述のようにシステムスピードが遅いほどブラックスポットやフィルミングが発生しやすいので、その分加重係数を大きくして重み付けしており、これにより、システムスピードによって発生しやすさが異なるブラックスポットおよびフィルミングの発生程度をより的確に推測して適正なタイミングでクリーニングし、必要以上に感光体ドラム11や中間転写ベルト31の寿命を縮めたり生産性を低下させたりすること無く、良好な画質を保つことができる。
<実施の形態2>
(2−1.記録シートの厚さによるクリーニングタイミング制御)
本願発明者らは、厚紙を使用する場合にブラックスポットが発生しやすい原因について、上記実施の形態1で述べたシステムスピードとは別に、中間転写ベルト31が2次転写ローラ35から受ける圧力の増加にも着目した。
駆動ローラ32は固定位置にて回転するため、2次転写位置36を通過する記録シートの厚みが厚いほど、2次転写ローラ35を付勢している弾性体は縮む方向(付勢の方向とは逆方向)の力を受け、その結果、当該弾性体はより大きな力で2次転写ローラ35を付勢することとなる。
そこで、本実施の形態では、シートの厚さを坪量により、薄紙、普通紙、厚紙(1)、厚紙(2)の4つのシート種に分類し、それぞれに対応した加重係数を使用してクリーニング実行制御を行う構成について説明する。なお、説明の重複を避けるため、実施の形態1と同じ内容のものについてはその説明を省略し、同じ構成要素については、同符号を付すものとする。
図8は、本実施の形態におけるクリーニングタイミング制御の内容を示すフローチャートである。なお、プリンタ100全体を制御する不図示のメインルーチンが別途有り、当該メインルーチンにおいて上記クリーニングタイミング制御のサブルーチンがコールされる毎に実行される。
次に、シート種を判別する(ステップS34)。当該シート種の判別は、ユーザにより発行されたプリントジョブにおいてユーザが選択した給紙トレイを識別することにより行われる。シート種が薄紙の場合は、ゴミが中間転写ベルトに押し付けられる力は普通紙の場合の半分として、プリント枚数nに加重係数0.5を乗算した0.5nをAに加算する(ステップS34:薄紙、ステップS35)。シート種が普通紙の場合は、Aにそのままnを加算する(ステップS34:普通紙、ステップS36)。シート種が薄紙でも普通紙でもない場合は、シート種は厚紙であるので、次に厚紙種が厚紙(1)であるか厚紙(2)であるかの判定を行う(ステップS34:≠薄紙、普通紙、ステップS37)。
厚紙種が厚紙(2)である場合は、ゴミが中間転写ベルトに押し付けられら力は普通紙の場合の3倍として、プリント枚数nに加重係数3を乗算した3nをAに加算する(ステップS37:厚紙(2)、ステップS39)。
(2−2.実施の形態2のまとめ)
以上に述べたように、本実施の形態においては、坪量Bを基にシート種として分類された記録シートの厚さに従って決定される加重係数をプリント枚数に乗算し、乗算して得られた値を積算して累積加重プリント枚数Aを算出し、当該累積加重プリント枚数Aが所定の閾値(本実施の形態においては、例えば、1000)を超えた場合に感光体ドラム11および中間転写ベルト31を空回転させてクリーニングを実行させる。これにより、記録シートの厚さによって発生しやすさが異なるブラックスポットおよびフィルミングをより適正なタイミングでクリーニングし、必要以上に感光体ドラム11や中間転写ベルト31の寿命を縮めたり生産性を低下させたりすること無く、良好な画質を保つことができる。
<実施の形態3>
(3−1.システムスピードおよび記録シートの厚さによるクリーニングタイミング制御)
上記実施の形態1および2においては、それぞれシステムスピードおよび記録シートの厚さ(シート種)に従ってクリーニング実行制御を行う構成について説明した。本実施の形態では、システムスピードとシート種の両方に従って加重係数を決定し、クリーニング実行制御を行う構成について説明する。なお、説明の重複を避けるため、実施の形態1と同じ内容のものについてはその説明を省略し、同じ構成要素については、同符号を付すものとする。
プリントジョブを受付けると、受付けたプリントジョブのプリント枚数nを取得し、累積加重プリント枚数記憶部55に記憶されている累積加重プリント枚数Aを取得する(ステップS51:YES、ステップS52、ステップS53)。
(3−2.実施の形態3のまとめ)
以上に述べたように、本実施の形態においては、坪量Bを基にシート種として分類された記録シートの厚さおよびシステムスピードの両方に従って決定される加重係数Cをプリント枚数に乗算し、乗算して得られた値を積算して累積加重プリント枚数Aを算出し、当該累積加重プリント枚数Aが所定の閾値(本実施の形態においては、例えば、1000)を超えた場合に感光体ドラム11および中間転写ベルト31を空回転させてクリーニングを実行させる。これにより、ブラックスポットおよびフィルミングの発生しやすさに関係していると考えられるシステムスピードおよび記録シートの厚さの両方を考慮して、さらに適正なタイミングでクリーニングを行い、必要以上に感光体ドラム11や中間転写ベルト31の寿命を縮めたり生産性を低下させたりすること無く、良好な画質を保つことができる。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することが出来る。
(1)上記各実施の形態におけるクリーニングタイミング制御のフローチャートのサブルーチンである強制クリーニング処理は、図6に示すように感光体ドラムおよび中間転写ベルトの空回転を90秒間実行するとしたが、これに代えて図11に示す強制クリーニング処理を行うとしてもよい。即ち、当該強制クリーニング処理のサブルーチンがコールされると、感光体ドラム11および中間転写ベルト31を所定量、例えば1mm程度逆回転させ、続いて感光体ドラム11および中間転写ベルト31を90秒間空回転させて(ステップS71、ステップS72)、クリーニングタイミング制御にリターンする。このように、空回転に先立って感光体ドラム11および中間転写ベルト31を逆回転させることにより、クリーナブレード14および37のクリーニング能力を回復させてクリーニング不良を防止することができる。クリーナブレードのクリーニング能力回復の機構について、クリーナブレード37と中間転写ベルト31とを例に、図12を用いて以下に説明する。クリーナブレード37と像担持体(図12の場合、中間転写ベルト31)の間に紙粉等のゴミが挟まった場合に(図12(a))、クリーナブレードのクリーニング能力が低下してクリーニング不良を引き起こすことがある。そこで、画像形成時における中間転写ベルト31の回転方向を正方向としたとき、中間転写ベルト31を逆方向に回転(逆回転)させると、クリーナブレード37と中間転写ベルト31表面の間に挟まっていたゴミが、図12(b)に示すように開放されて自由になり、周辺に飛び散るなどしてクリーナブレードから離れ、図12(c)に示すように正方向に回転させる時にクリーナブレードと中間転写ベルト31との接触状態が、ゴミが除去された正常な状態に戻ってクリーナブレードのクリーニング能力が回復する。
上記のように、空回転実行前に逆回転を実行してクリーナブレード14ならびに37のクリーニング能力を回復させることで、空回転時のクリーニングをより効果的に行うことができ、これにより、ブラックスポットおよびフィルミングの発生をより効果的に抑制することができる。
(2)上記各実施の形態において、クリーニングタイミング制御は、プリンタ100においてプリントジョブ受付時に実行され、受け付けたプリントジョブのプリント枚数およびシステムスピードならびに記録シートの厚さに基づいてプリントジョブ終了時の累積加重プリント枚数Aを算出し、当該Aが1000を超える場合には、プリントジョブ実行に先立って強制クリーニングを実行する構成となっているが、これに限られず、プリントジョブ終了後などおよそ画像形成動作が実行されていないときに強制クリーニングを実行させるようにすればよい。
(3)上記各実施の形態において、空回転の実行時間を90秒間、逆回転の実行量を周面上において周面方向に1mm、強制クリーニング処理を実行する累積加重プリント枚数の閾値Aの値を1000としたが、これらに限られない。逆回転の実行量は、クリーナブレードのクリーニング能力が回復し、且つ不必要に長時間を要することがなければ、数mm〜数cmの任意の値でもよい。また、空回転の実行時間とAの値は、それぞれブラックスポットおよびフィルミングの発生を抑制できる値が実験等により求められる。なお、一般に空回転の実行時間が短いほどクリーナブレード14および37による像担持体表面のゴミのクリーニング効果が低いので、ブラックスポットおよびフィルミングが発生しやすいと考えられる。従って、空回転の実行時間が短いほど強制クリーニング処理を実行させるAの閾値を小さく設定して、早めに強制クリーニングを実行させるようにするとよい。
(4)上記各実施の形態において、システムスピードの分類は3つに限られず、2つでも4つ以上でもよい。また、感光体ドラム11と現像ローラ131の周速度比は2に限られず、不必要な画質劣化を発生させない限り、1以外の任意の値としてよい。さらに、シート種の分類は4つに限られず、分類の基準となる坪量Bの閾値は図7に示されるものと異なる値としてもよい。また、各加重係数の具体的な値も上記に限定されない。
(5)コンピュータに上記各実施の形態および上記各変形例のような動作を実行させることができるプログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、MO、PDなどの光記録媒体、Smart Media(登録商標)、COMPACTFLASH(登録商標)などのフラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータで読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態で、インターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
(6)上記各実施の形態においては、中間転写ベルトを備えたデジタルカラープリンタに適用した場合を例にして説明したが、それに限られず、直接転写型のプリンタでもよく、また、モノクロプリンタや、プリンタ機能の他にFAX機能やコピー機能を備えた複合機等でもよい。
10 画像形成部
100 プリンタ
11 感光体ドラム
12 帯電チャージャ
13 現像器
131 現像ローラ
14、37 クリーナブレード
15 光学部
16 除電光照射部
20 給紙部
30 転写部
31 中間転写ベルト
32 駆動ローラ
33 従動ローラ
34 1次転写ローラ
35 2次転写ローラ
36 2次転写位置
40 定着装置
50 制御部
Claims (8)
- 像担持回転体上に形成されたトナー像を記録シートに転写する画像形成装置であって、
前記像担持回転体表面に当接して像担持回転体の回転に伴って当該表面を清掃するクリーニング部材と、
画像形成動作時以外のときに前記像担持回転体を回転させて前記クリーニング部材により前記像担持回転体表面の清掃を行うクリーニング処理の実行を制御する制御手段と
を備え、
前記制御手段は、
所定の画像形成条件下において画像形成される枚数に、当該画像形成条件に対して予め決定されている所定の係数を乗算して累積し、その累積枚数が所定の閾値を越える場合に、前記クリーニング処理を実行させることを特徴とする画像形成装置。 - 異なるシステムスピードで画像形成を行う複数の画像形成モードを備え、
前記画像形成条件は、前記システムスピードであり、前記所定の係数は、当該システムスピードが遅いほど大きいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成条件は、前記記録シートの厚さであり、前記所定の係数は、当該記録シートの厚さが厚いほど大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体の、画像形成時における回転方向を正方向としたとき、
前記制御手段は、
前記像担持回転体を、前記正方向とは逆方向に回転させた後、前記正方向に回転させて前記クリーニング処理を実行させる
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 像担持回転体上に形成されたトナー像を記録シートに転写する画像形成装置において実行されるクリーニング処理制御方法であって、
所定の画像形成条件下において画像形成される枚数に、当該画像形成条件に対して予め決定されている所定の係数を乗算して累積する加重累積ステップと、
前記加重累積ステップにより加重されて累積された画像形成枚数が、所定の閾値を越えた場合に、画像形成動作時以外のときに前記像担持回転体を回転させ、前記クリーニング部材により前記像担持回転体表面の清掃を行うクリーニング処理を実行するクリーニングステップと
を含むことを特徴とするクリーニング処理制御方法。 - 前記所定の画像形成条件は、画像形成時におけるシステムスピードであり、
前記加重累積ステップにおける所定の係数は、前記システムスピードが遅いほど大きく設定されていることを特徴とする請求項5に記載のクリーニング処理制御方法。 - 前記所定の画像形成条件は、前記記録シートの厚さであり、
前記加重累積ステップにおける所定の係数は、当該記録シートの厚さが厚いほど大きく設定されていることを特徴とする請求項5または6に記載のクリーニング処理制御方法。 - 前記像担持体の、画像形成時における回転方向を正方向としたとき、
前記クリーニングステップは、
前記像担持回転体を、前記正方向とは逆方向に回転させた後、前記正方向に回転させて前記クリーニング処理を実行させる
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のクリーニング処理制御方法。
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