JP4770158B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、レーザプリンタ等の画像形成装置に関し、特に用紙に付着した紙粉を除去する手段を備えたものに関する。
レーザプリンタ等の画像形成装置として、用紙(記録媒体)をベルトやドラム等の搬送体上に載せて所定の転写位置に搬送し、その転写位置にて像担持体(感光体あるいは中間転写体)上に担持されたトナー像を用紙に転写させる構成のものが知られている。このような画像形成装置においては、用紙の表面に付着した紙の繊維などの紙粉が像担持体に転移付着した場合に、形成される画像の品質に悪影響を及ぼすことがある。そこで、従来より、像担持体に直接接触する用紙の印字面側に付着した紙粉を除去するための紙粉除去手段を設けた構成が良く採用されている。しかし、用紙の非印字面側に付着した紙粉でも、ベルト等の搬送体に付着した後にそれが像担持体に付着してしまう可能性がある。これを防ぐための方策として、例えば下記の特許文献1には、用紙の搬送路上に印字面側の紙粉を除去する手段と、非印字面側の紙粉を除去する手段とを個々に設ける構成が提案されている。しかしながら、このものでは、印字面用と非印字面用の二つの紙粉除去手段を設けるために、構成が複雑化し、コストの高騰を招くという問題があった。
特開2002−311669公報 特開平5−134584号公報
これに対し特許文献2には、ベルト上における転写位置よりも用紙搬送方向の上流側で、かつ用紙の印字面側に当接する位置に回転可能なブラシを配置した紙粉除去手段が記載されている。このものでは、用紙の搬送時にブラシを用紙の搬送方向と反対方向に回転させることで用紙の印字面に付着した紙粉を除去するとともに、板状部材でそのブラシに転移付着した紙粉を掻き落とした後に、エアポンプで掻き落とした紙粉を吸引捕集するようにしている。このような構成によれば、ブラシによって用紙の非印字面からベルト上に転移付着した紙粉をも除去することができ、用紙の非印字面専用の紙粉除去手段を省略して、構成の簡略化を図ることも可能である。
しかしながら、上記特許文献2のものでは、用紙搬送方向と反対方向に回転するブラシによって、用紙が押し戻されることがあり、そのために用紙の搬送精度が低下し、その結果ジャム(紙詰まり)を発生させたり、あるいは印字位置のずれによって画像品質の低下を招くなどのおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、簡素な構成で用紙(記録媒体)に付着した紙粉を除去するとともに、用紙の搬送精度を確保することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る画像形成装置は、一対のベルト支持ローラに張架されるとともに記録媒体を外周面に載せて搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトの外周面に対向して配置され、現像剤を用いて現像された現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体に対し前記搬送ベルトを挟んで対向して配置され、前記像担持体に担持された現像剤像を前記搬送ベルト上の記録媒体に転写する転写手段と、前記一対のベルト支持ローラのうち前記記録媒体の搬送方向上流側に配置されたベルト支持ローラに対して前記搬送ベルトを挟んで対向して配置され、前記搬送ベルトの外周面とその搬送ベルト上の記録媒ベルトの表面との双方に当接し、かつ前記記録媒体の搬送方向に沿って回転する円筒形状の清掃部と、前記清掃部を接地するとともに、前記一対のベルト支持ローラのうち前記記録媒体の搬送方向上流側に配置されたベルト支持ローラにバイアスを印加する清掃バイアス印加手段と、前記転写手段と前記像担持体との間に印加されるバイアスの極性を、前記転写手段による転写を行わない非転写時に、転写時における転写バイアスと反対の極性に切り換えて、前記像担持体上に付着した紙粉を前記搬送ベルトに転移付着させるバイアス切換手段と、前記清掃部を介して、前記記録媒体上に付着した紙粉を除去するとともに、前記搬送ベルト上に付着した現像剤及び紙粉を除去する除去手段と、を備え、前記除去手段は、前記バイアス切換手段により前記搬送ベルトに転移付着した紙粉を、前記非転写時に前記搬送ベルトから除去するところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記清掃部は、前記搬送ベルト及びその搬送ベルト上の記録媒体に当接する平滑な外周面を備えているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記紙粉除去手段は、前記清掃部に摺接して清掃部を摩擦帯電させる摩擦帯電手段を備えているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のものにおいて、前記清掃部を前記搬送ベルト側へ押圧する押圧手段を備えているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載のものにおいて、前記搬送ベルトの裏面側には前記清掃部に対向する位置に前記清掃部からの押圧力に抗して前記搬送ベルトを支持する押圧受部が設けられているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載のものにおいて、前記押圧受部は、前記搬送ベルトを張架するベルト支持ローラにより構成されているところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項6に記載のものにおいて、前記清掃部と前記押圧受部とは、一方の回転力を他方に伝達するギア機構により互いに連結されているところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のものにおいて、前記清掃部の外周面における回転速度は、前記搬送ベルトの外周面における移動速度と等しくなるように設定されているところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項5に記載のものにおいて、前記清掃部と前記押圧受部との間には、前記記録媒体または前記搬送ベルトに付着した紙粉を前記清掃部側へ電気的に吸引させるバイアスが印加されるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
記録媒体の搬送時には、清掃部が直接記録媒体の印字面側に当接することで、印字面側に付着した紙粉が除去される。また、記録媒体の非印字面側に付着した紙粉が搬送ベルト上に転移付着した場合には、清掃部がその搬送ベルト上の付着箇所に当接したときにその紙粉が除去される。これにより、記録媒体の非印字面専用の除去手段や搬送ベルト専用の除去手段を省略したり、あるいはその能力を下げて構成を簡素化することができる。さらに、清掃部が記録媒体の搬送方向に沿って回転するため、記録媒体の搬送が清掃部によって阻害されることがなく、記録媒体の搬送精度を確保することができる。
また、除去手段が搬送ベルト上に付着した現像剤を除去する手段をも兼ねているため、搬送ベルト上から紙粉及び現像剤の両方が除去される。これにより、専用の現像剤除去手段を省略したり、あるいはその能力を下げて構成を簡素化することができる。
また、転写時には転写手段と像担持体との間に印加される転写バイアスによって現像剤が記録媒体上に転写されるが、このとき現像剤と逆極性の紙粉が用紙から像担持体に転移付着して、そのまま像担持体上に蓄積してしまうことがある。これに対し、本構成によれば、非転写時に、転写手段と像担持体との間に転写バイアスとは反対の極性のバイアスを印加することで、像担持体上の紙粉が搬送ベルト側に吸引され、その後、除去手段によって搬送ベルト上から除去される。これにより、像担持体上に紙粉が蓄積することによる画像品質の劣化を防ぐことができる。また、像担持体に付着した紙粉を除去するために、像担持体から直接紙粉を除去するクリーナや除去した紙粉を貯留する収容部を像担持体の周囲に設ける場合に比べて、構成が簡素になり、コストの高騰を抑えることができる。
<請求項2の発明>
清掃部の外周面が平滑な面となっているため、清掃部の外周部をブラシ状とした場合に比べると、構成が簡単であり、コストを低減することができる。また、清掃部の外周面により記録媒体を搬送ベルト側にぴったりと押し付けることができるため、記録媒体が搬送ベルトにしっかりと担持され、搬送精度を確保することができる。
<請求項3の発明>
摩擦帯電手段によって清掃部を摩擦帯電させることにより、紙粉等を電気的に吸着させることができる。これにより、紙粉等を効果的に除去することができる。また、例えば清掃部にバイアスを印加することによって紙粉等を吸着させる構成に比べて簡単である。
<請求項4の発明>
清掃部が押圧手段によって搬送ベルト側に押し付けられることで、搬送ベルトまたは搬送ベルト上の記録媒体に密着するため、紙粉等を効果的に除去することができる。
<請求項5の発明>
ベルトの裏面側に清掃部からの押圧力を受ける押圧受部が設けられているため、ベルトが清掃部からの押圧によって凹むことがなく記録媒体を円滑に搬送できる。また、押圧手段が清掃部を搬送ベルト側へ押圧する力を高めることができるため、紙粉等をより効果的に除去することができる。
<請求項6の発明>
ベルトを張架するためのベルト支持ローラを利用して、清掃部からの押圧力を受ける構成としたことで、別途押圧受部を設ける場合に比べて構成が簡単になる。
<請求項7の発明>
ギア機構により清掃部とベルト支持ローラとが互いに連結されることで、簡素な構成で清掃部を安定して回転させることができ、用紙の搬送精度をより高めることができる。
<請求項8の発明>
清掃部の外周面と搬送ベルトの外周面とが等速度になるように設定することにより、清掃部の外周面の速度が記録媒体の搬送速度と等しくなり、これによって清掃部が搬送ベルトとともに記録媒体の搬送手段として機能する。従って、記録媒体の搬送精度をより向上することが可能となる。
<請求項9の発明>
清掃部と押圧受部との間にバイアスを印加することにより紙粉が清掃部に電気的に吸引されるため、紙粉の除去をより効果的に行うことができる。
<第1実施形態>
次に本発明の第1実施形態を図1から図8を参照して説明する。
図1は、本実施形態の画像形成装置としてのレーザプリンタ1の概略構成を示す側断面図である。このレーザプリンタ1は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応する4つの感光体ドラム31を備えたダイレクトタンデム型のカラーレーザプリンタである。なお、以下の説明において、図1における右側を前方とする。
レーザプリンタ1は、本体ケーシング2の下部に前方へ引き出し可能に装着された給紙トレイ3を備えている。給紙トレイ3は、薄皿状をなし、その内側に画像を形成するための用紙4を積載可能となっている。また、給紙トレイ3の底面には、用紙4の前端側を持ち上げるように傾動可能な用紙押圧板(図示せず)が設けられている。給紙トレイ3の前端上方位置には、前後に並んだピックアップローラ5及び給紙ローラ6と、バネ7の付勢により給紙ローラ6に圧接するウレタン製の分離パッド8が設けられ、さらに給紙ローラ6の斜め前上方には一対の搬送ローラ10が設けられている。
給紙トレイ3の最上位にある用紙4は、用紙押圧板の付勢力によってピックアップローラ5に向かって押圧され、ピックアップローラ5の回転によって、給紙ローラ6と分離パッド8との間に向けて搬送開始される。そして、その用紙4は、給紙ローラ6の回転によって、給紙ローラ6と分離パッド8との間に挟まれたときに1枚ごとに捌かれて斜め前上方へと送られ、さらに搬送ローラ10の回転によって斜め後ろ上方のベルトユニット15へ送り出される。
ベルトユニット15は、図示しないユニットケース内に、前後に離間して配置された一対のベルト支持ローラ17A,17Bを備え、さらにその両ベルト支持ローラ17A,17B間に後端下がりに傾斜した姿勢で張架された搬送体としての搬送ベルト16を備えている。搬送ベルト16は、ポリカーボネート等の樹脂材からなる無端状のベルトであり、その幅寸法は印字可能な最大用紙サイズ(本実施形態では、例えばA4サイズ)の幅寸法以上になっている。また、搬送ベルト16は、後側のベルト支持ローラ17Bが回転駆動されることにより図1の反時計回り方向に循環移動し、その上面に載せた用紙4を後方へ搬送する。搬送ベルト16の内側には、後述のプロセスカートリッジ23の有する各感光体ドラム31と対向配置される4つの転写ローラ18が前後方向に一定間隔で並んで設けられ、各感光体ドラム31と対応する転写ローラ18との間に搬送ベルト16を挟んだ状態となっている。この転写ローラ18は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラを被覆した構成であり、転写時には、転写バイアスが印加される。また、この転写ローラ18は、図示しないモータからの動力の入力により、図1の反時計回り方向に回転駆動される
搬送ベルト16の上方には、搬送ベルト16上を搬送される用紙4に対し画像を形成するための画像形成部21が設けられている。この画像形成部21は、マゼンタ,イエロー,シアン,ブラックの各色に対応した、露光手段としてのスキャナ部22及びプロセスカートリッジ23を計4組備えて構成されており、これらのスキャナ部22及びプロセスカートリッジ23が前後に交互に並ぶように配置されている。スキャナ部22は、図示しないレーザダイオードが発生したレーザ光を所定面に沿って順次方向を変えるように反射するポリゴンミラー25と、そのポリゴンミラー25に反射されたレーザ光をプロセスカートリッジ23の感光体ドラム31に向けて折り返す折返しミラー26と、そのレーザ光の光路に設けられたfθレンズ27とを、スキャナケース28内に収納して構成されている。
プロセスカートリッジ23は、枠状のカートリッジフレーム30の下部に、感光体ドラム31及びスコロトロン型帯電器32を備え、カートリッジフレーム30の上側に現像カートリッジ34を備えて構成されている。
感光体ドラム31は、接地された金属製のドラム本体を備え、その表層をポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層で被覆することにより構成されている。また、感光体ドラム31は、図示しないモータからの動力の入力により回転駆動される。
スコロトロン型帯電器32は、感光体ドラム31の後側斜め上方において、感光体ドラム31と接触しないように所定間隔を隔てて、感光体ドラム31と対向配置されている。このスコロトロン型帯電器32は、タングステン等の帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させることにより、感光体ドラム31の表面を一様に正極性に帯電させる。
現像カートリッジ34は、カートリッジフレーム30に対して着脱可能に装着されている。現像カートリッジ34の内部には、上部にトナー収容室38が設けられ、その下側に供給ローラ39、現像ローラ40および層厚規制ブレード(図示せず)が設けられている。各トナー収容室38には、現像剤として、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色の正帯電性の非磁性1成分のトナーがそれぞれ収容されている。
供給ローラ39は、金属製のローラ軸を導電性の発泡材料からなるローラ本体で被覆することにより構成されており、図示しないモータからの動力の入力により回転駆動される。
現像ローラ40は、金属製のローラ軸を導電性のゴム材料からなるローラ本体で被覆することにより構成され、供給ローラ39及び感光体ドラム31と互いに対向して接触した状態で支持されている。また、この現像ローラ40は、図示しないモータからの動力の入力により回転駆動される。
そして、現像時には、トナーが供給ローラ39の回転によって、現像ローラ40に供給され、供給ローラ39と現像ローラ40との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ40上に供給されたトナーは、現像ローラ40の回転に伴って、層厚規制ブレードと現像ローラ40の間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定の厚さの薄層として現像ローラ40上に担持される。
感光体ドラム31の表面は、その回転時、まず、スコロトロン型帯電器32により一様に+900Vに正帯電される。その後、スキャナ部22からのレーザ光の高速走査により露光されて表面電位が部分的に+100Vにされることで、用紙4に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ40の回転により、現像ローラ40上に担持されかつ+450Vに正帯電されているトナーが、感光体ドラム31に対向して接触するときに、感光体ドラム31の表面上に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光体ドラム31の静電潜像は、可視像化され、感光体ドラム31の表面には、反転現像によるトナー像が担持される。
その後、感光体ドラム31の表面上に担持されたトナー像は、搬送ベルト16によって搬送される用紙4が、感光体ドラム31と転写ローラ18との間の転写位置Pを通る間に、転写ローラ18に印加される負極性の転写バイアス(−700V)によって、用紙4に転写される。こうしてトナー像が転写された用紙4は、次いで定着器43に搬送される。
定着器43は、本体ケーシング2内における搬送ベルト16の後方に配置されている。この定着器43は、互いに対向配置された加熱ローラ44及び加圧ローラ45等から構成され、用紙4上に転写されたトナー像を紙面に熱定着させる。そして、熱定着された用紙4は、Uターン状に折り返しつつ本体ケーシング2の上部に設けられた排紙ローラ46へ搬送される。
本体ケーシング2の上面には、ヒンジ部47Aを中心に開閉可能なカバー47が設けられており、そのカバー47の上面が排紙ローラ46から排出された画像形成後の用紙4が積載される排紙トレイ48になっている。このカバー47を開放することにより、本体ケーシング2内のプロセスカートリッジ23の交換が可能となる。また、本体ケーシング2の前面上部には、開閉可能な前面カバー49が設けられている。
紙粉除去装置50は、左右に細長い箱形のケース51を備えており、このケース51が搬送ベルト16の前端部上方位置に、図示しない固着手段によって本体ケーシング2に対して着脱可能に取り付けられている。このケース51の取付位置は、画像形成部21の前側で、かつ前面カバー49の直ぐ内側であるため、ケース51内に溜まった紙粉60を廃棄する場合等には、前面カバー49を開放することで着脱を容易に行うことができる。ケース51は、下面後部が開口しており、その開口部の内側に清掃部としての清掃ローラ52が回転可能に設けられ、その清掃ローラ52の周囲にスポンジ部材53が設けられている。
清掃ローラ52は、一般に知られる帯電系列(帯電列)において下位に位置する、即ち負帯電性の高い材質であるフッ素樹脂によって円筒状に形成されており、その外周面は平滑な面となっている。また、清掃ローラ52は、前側のベルト支持ローラ17Aに対し、搬送ベルト16を挟んで対向して配置されており、図示しない押圧手段により常にベルト支持ローラ17A側へ押圧されている。このため、ベルト支持ローラ17Aは、清掃ローラ52からの押圧力に抗して搬送ベルト16を支持する押圧受部として機能する。清掃ローラ52の幅寸法は、印字可能な最大用紙サイズ(A4サイズ)の幅寸法以上であり、かつ搬送ベルト16の幅寸法以下になっている。清掃ローラ52は、搬送ベルト16上における前述の各転写位置Pよりも用紙搬送方向の上流側に配置されており、これにより搬送ベルト16との間に用紙4が搬送されている時には用紙4の印字面側に当接し、用紙4が搬送されていない時には搬送ベルト16の外周面に当接するように構成されている。さらに、清掃ローラ52とベルト支持ローラ17Aとは、図示しないギア機構により互いに連結されており、後側のベルト支持ローラ17Bがモータからの駆動力により駆動されることで搬送ベルト16が循環移動すると、それに伴って互いに同時に逆方向、即ちベルト支持ローラ17Aが図示反時計回り方向、清掃ローラ52が図示時計回り方向に従動回転する。また、清掃ローラ52の外周面における回転速度は、搬送ベルト16の外周面における移動速度、即ち用紙4の搬送速度と等しくなるように設定されている。
スポンジ部材53は、例えばウレタン製であって、清掃ローラ52の軸方向に沿って細長い直方体状に形成されている。スポンジ部材53の左右方向の幅寸法(長さ寸法)は、清掃ローラ52の幅寸法以上にされている。また、スポンジ部材53は、一端面が清掃ローラ52の外周面に押し付けられており、清掃ローラ52の回転時には、その外周面に摺接することにより、次に述べるように清掃ローラ52の外周面から紙粉等を掻き落とす機能と、清掃ローラ52を摩擦帯電させる摩擦帯電手段としての機能とを発揮する。
次に本実施形態の動作を図2から図8を参照して説明する。図2から図5は、用紙4に付着した紙粉60を除去するときの動作を説明する図である。なお、各図中には、紙粉60の帯電極性を適宜プラス「+」若しくはマイナス「−」の記号を用いて示している。
画像形成動作が開始されると、前述のように、給紙トレイ3内の用紙4が給紙ローラ6及び分離パッド8によって分離された後、搬送ローラ10によって搬送ベルト16側へ供給される。ここで、前述の帯電系列によれば、分離パッド8を構成するウレタンよりも紙の方が上位にあり、つまりウレタンが負極、紙が正極に帯電し易い傾向にある。供給される用紙4の印字面及び非印字面の両面に付着した紙粉60は、正に帯電したものと負に帯電したものとが混在しているが、そのうち印字面側に付着した紙粉60は、上記の事情から、分離パッド8との摩擦帯電によって大部分が正に帯電する。
搬送ローラ10から送られる用紙4の先端が搬送ベルト16に到達するより前に、後側のベルト支持ローラ17Bの駆動が開始され、それに伴って搬送ベルト16及び清掃ローラ52が回転する。すると、ウレタンよりなるスポンジ部材53がフッ素樹脂よりなる清掃ローラ52の外周面に摺接することにより、前述の帯電系列に基づき、スポンジ部材53が正極、清掃ローラ52が負極に摩擦帯電する。そして、清掃ローラ52と搬送ベルト16との間に用紙4がニップされると、用紙4の印字面に付着した正極性の紙粉60が清掃ローラ52の表面に吸着される。そして、清掃ローラ52に吸着した紙粉60は、清掃ローラ52の回転に伴って、清掃ローラ52の表面からスポンジ部材53によって掻き落とされ、ケース51内に貯留される(図2参照)。
続いて、用紙4は搬送ベルト16によって各転写位置Pに運ばれ、前述したように、各転写ローラ18に印加される負極性の転写バイアスによって、各感光体ドラム31に担持された正極性のトナー像が用紙4の印字面に転写される。ここで、用紙4の印字面に付着していた紙粉60は、大部分が既に紙粉除去装置50により除去されているため、紙粉60が感光体ドラム31に付着して画像品質に悪影響を与えることが防止される。なお、用紙4の印字面に付着した紙粉60のうち、紙粉除去装置50によって除去されずに転写位置Pへ搬送されるものも僅かに存在するが、このような紙粉60の除去については次の第2実施形態において述べる。
次に、用紙4が搬送ベルト16から後方の定着器43へ送り出されると、用紙4の非印字面に付着した紙粉60の一部はそのまま用紙4に付着し続けるが、その他の紙粉60は搬送ベルト16側に転移付着する(図3参照)。
こうして、搬送ベルト16上に付着した紙粉60は、搬送ベルト16の循環移動に伴って前方へ移動する(図4参照)。そして、清掃ローラ52と搬送ベルト16との間に用紙4がニップされていないときに、搬送ベルト16上の紙粉60の付着箇所が清掃ローラ52との当接位置に至ると、正に帯電した紙粉60が負に帯電している清掃ローラ52により電気的に吸着される(図5参照)。また、搬送ベルト16上に付着した紙粉60のうち負に帯電した紙粉60についても、清掃ローラ52との摩擦帯電により、帯電系列に基づき負から正へと帯電極性が変化して、清掃ローラ52に吸着される。このようにして、用紙4の非印字面から搬送ベルト16に付着した紙粉60が搬送ベルト16上から除去され、ケース51内に貯留される。なお、このような搬送ベルト16上の紙粉60を除去する処理は、例えば、1または複数の用紙4に対する画像形成ジョブの終了毎に搬送ベルト16及び清掃ローラ52を用紙4のない状態で回転させることで行うようにすればよい。
次に紙粉除去装置50によって搬送ベルト16上に付着したトナー61を除去するときの動作について図6から図8を用いて説明する。画像形成動作中に例えばジャム(紙詰まり)が起きた場合には、感光体ドラム31に担持されたトナー61が搬送ベルト16上に転写される(図6参照)。そこで、用紙4を搬送しない状態で搬送ベルト16及び清掃ローラ52を回転させると、搬送ベルト16に伴ってトナー61が移動する(図7参照)。そして、トナー61の付着箇所が清掃ローラ52との当接位置に至ると、正に帯電したトナー61が負に帯電した清掃ローラ52により電気的に吸着され、ケース51内に貯留される(図8参照)。このように紙粉除去装置50は、搬送ベルト16上のトナー61を除去するトナー除去手段としても機能する。なお、紙粉除去装置50は、例えば濃度補正(いわゆるキャリブレーション)を行う際に、テストパターンとしてのトナーを搬送ベルト16上に転写した場合や、転写時の残留トナーが感光体ドラム31から搬送ベルト16に付着した場合等にも、同様にして搬送ベルト16上のトナーを除去することができる。
以上のように本実施形態によれば、用紙4の搬送時には、清掃ローラ52が直接用紙4の印字面側に当接することで、印字面側に付着した紙粉60が除去される。また、用紙4の非印字面側に付着した紙粉60が搬送ベルト16上に転移付着した場合には、清掃ローラ52がその搬送ベルト16上の付着箇所に当接したときにその紙粉60が除去される。これにより、用紙4の非印字面専用の紙粉除去手段や搬送ベルト16専用の紙粉除去手段を省略したり、あるいはその能力を下げて構成を簡素化することができる。さらに、清掃ローラ52が用紙4の搬送方向に沿って回転するため、用紙4の搬送が清掃ローラ52によって阻害されることがなく、用紙4の搬送精度を確保することができる。
また、紙粉除去装置50が搬送ベルト16上に付着したトナー61を除去する手段をも兼ねているため、搬送ベルト16上から紙粉60及びトナー61の両方が除去される。これにより、専用のトナー除去手段を省略したり、あるいはその能力を下げて構成を簡素化することができる。
清掃ローラ52の外周面が平滑な面となっているため、清掃ローラ52の外周部をブラシ状とした場合に比べると、構成が簡単であり、コストを低減することができる。また、清掃ローラ52の外周面により用紙4を搬送ベルト16にぴったりと押し付けることができるため、用紙4が搬送ベルト16にしっかりと担持され、搬送精度を確保することができる。
また、スポンジ部材53によって清掃ローラ52を摩擦帯電させることにより、紙粉60やトナー61を電気的に吸着させることができる。これにより、紙粉60等を効果的に除去することができる。また、例えば清掃ローラ52にバイアスを印加することによって紙粉60等を吸着させる構成に比べて簡単である。
また、清掃ローラ52が押圧手段によって搬送ベルト16側に押し付けられることで、搬送ベルト16または搬送ベルト16上の用紙4に対して密着するため、紙粉60等を効果的に除去することができる。
さらに、搬送ベルト16の裏面側に清掃ローラ52からの押圧力を受ける押圧受部としてのベルト支持ローラ17Aが設けられているため、搬送ベルト16が清掃ローラ52からの押圧によって凹むことがなく用紙4を円滑に搬送できる。また、押圧手段が清掃ローラ52を搬送ベルト16側へ押圧する力を高めることができるため、紙粉60等をより効果的に除去することができる。
また、搬送ベルト16を張架するためのベルト支持ローラ17Aを利用して、清掃ローラ52からの押圧力を受ける構成としたことで、別途押圧受部を設ける場合に比べて構成が簡単になる。
また、ギア機構により清掃ローラ52とベルト支持ローラ17Aとが互いに連結されることで、簡素な構成で清掃ローラ52を安定して回転させることができ、用紙4の搬送精度をより高めることができる。
さらに、清掃ローラ52の外周面と搬送ベルト16の外周面とが等速度になるように設定することにより、清掃ローラ52の外周面の速度が用紙4の搬送速度と等しくなり、これによって清掃ローラ52が搬送ベルト16とともに用紙4の搬送手段として機能する。従って、用紙4の搬送精度をより向上することが可能となる。
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態について図9を参照して説明する。
図9は、本実施形態のレーザプリンタの要部を概念的に示した図である。なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
上述したように、搬送ベルト16に供給される用紙4の印字面に付着した紙粉60の大部分は、転写位置Pに至る前に上記の紙粉除去装置50によって除去される。しかしながら、ごく僅かではあるが、紙粉除去装置50によって除去されずに紙面上に残った紙粉60が転写位置Pに搬送されることがある。こうした紙粉60は、正に帯電したものと負に帯電したものとが混在しているが、このうち負に帯電した紙粉60は感光体ドラム31に電気的に吸着する。また、正に帯電した紙粉60も転写ローラ18に印加される負極性の転写バイアス(−700V)によって大部分が負に極性変化されて同じく感光体ドラム31に吸着する。こうして負に帯電した紙粉60が感光体ドラム31上に蓄積すると、その紙粉60の周囲では感光体ドラム31の表面電位が適正な電位まで上がらなくなって帯電不良が生じるなど、画像品質に悪影響を与えるおそれがある。
そこで、本実施形態では、以下に述べるように感光体ドラム31に付着した負極性の紙粉60を除去するようにしている。図9に示すように、レーザプリンタの内部には、制御部65及びバイアス供給部66が設けられている。制御部65は、周知のCPUを用いた制御装置などにより構成され、レーザプリンタの動作全般の制御を行う。バイアス供給部66は、制御部65からの制御信号に従って、各現像ローラ40への現像バイアスや、各転写ローラ18への転写バイアスや、各スコロトロン型帯電器32への印加電圧などを供給する。また制御部65は、スイッチ67に対して切換えを指示する指令信号を出力可能とされ、このスイッチ67が切り替わることにより、バイアス供給部66によって転写ローラ18と感光体ドラム31との間に印加されるバイアスの極性が切り替わるように構成されている。なお、制御部65及びスイッチ67は、本発明のバイアス切換手段に相当する。
図9(A)に示すように、搬送ベルト16によって搬送される用紙4に対し画像形成を行うときには、転写ローラ18には負極性のバイアス(転写バイアス)が印加され、これにより用紙4上に正極性のトナーの転写が行われる。ここで、トナーの転写が行われる際には、感光体ドラム31(+100V〜+900V)と転写ローラ18(−700V)との間で大きな電位差(800〜1600V)が生じるため、用紙4の印字面上の紙粉60のうち正に帯電した紙粉60のほとんどの極性が正から負に変化し、この紙粉60が、転写位置Pに至る前から負に帯電していた紙粉60とともに感光体ドラム31上に転移付着する。
用紙4の通過後(非転写時)には、図9(B)に示すように、転写ローラ18に印加されるバイアスが転写時とは逆極性(ここでは正極性であり+1300V)に切り替えられる。これにより、感光体ドラム31(未露光状態なので+900V)と転写ローラ18(+1300V)との間で電位差(400V)が生じ、感光体ドラム31上に担持された負極性の紙粉60が搬送ベルト16側に吸着される。なお、ここで転写ローラ18に印加されるバイアスは、負極性の紙粉60をほとんど極性変化させない程度の大きさ(電位差400V)に設定されている。こうして、感光体ドラム31から搬送ベルト16に付着した負極性の紙粉60は、搬送ベルト16に伴って移動し、清掃ローラ52との当接位置に到ったところで、前述したように、清掃ローラ52との摩擦帯電により負から正へと極性変化して、清掃ローラ52に吸着され、搬送ベルト16上から除去される。
以上のように本実施形態によれば、非転写時に、転写ローラ18と感光体ドラム31との間に転写バイアスとは反対の極性のバイアスを印加することで、感光体ドラム31上の紙粉が搬送ベルト16側に吸着され、その後紙粉除去装置50によって除去される。これにより、感光体ドラム31上に紙粉60が蓄積することによる画像品質の劣化を防ぐことができる。また、感光体ドラム31に付着した除去するために、感光体ドラム31から直接紙粉を除去するクリーナや除去した紙粉を貯留する貯留部を感光体ドラム31の周囲に設ける場合に比べて、構成が簡素になり、コストの高騰を抑えることができる。
<第3実施形態>
次に本発明の第3実施形態について図10を参照して説明する。
図10は、本実施形態のレーザプリンタの要部の概略構成を示す側断面図である。なお、以下の説明において、第1実施形態と同様の構成には同一符号を付して説明を省略する。
ベルトユニット70におけるユニットケース71の左右両側面には、略前後方向に延びたスライド溝72が設けられており、このスライド溝72には軸受部73が略前後方向に摺動可能な状態で嵌め込まれている。軸受部73には、前側のベルト支持ローラ17Aの軸部74が回転自在に支持されている。また、軸受部73は、スライド溝72内に設けられたコイルバネ75により前側へ押圧されることで、前後のベルト支持ローラ17A,17B間に張架された搬送ベルト16に所定のテンションがかかるようにしている。
本実施形態の紙粉除去装置77のケース78は、ベルト支持ローラ17Aの軸受部73に一体的に取り付けられている。ケース78の左右側面には、略上下に細長い軸受孔79が設けられ、この軸受孔79に清掃ローラ52の軸部80が挿通されることで、清掃ローラ52が上下方向(即ち、ベルト支持ローラ17Aに対して接近、離間する方向)に移動可能な状態で支持されている。また、清掃ローラ52の軸部80には、両端が軸受部73に固定された押圧手段としてのバネ81が掛けられており、これにより清掃ローラ52は常にベルト支持ローラ17A側へ押圧されている。また、ケース78の前面には、ガタ防止片82が前方へ延出して設けられている。このガタ防止片82の先端部は、本体ケーシング2に設けられた溝部83に嵌合されており、これによりケース78の前後方向の移動を許容しつつ、上下方向のがたつきが防止されるようになっている。
本実施形態によれば、清掃ローラ52がバネ81によって搬送ベルト16側に押し付けられることで、搬送ベルト16または搬送ベルト16上の用紙4に対して密着するため、紙粉60等を効果的に除去することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1) 図11に概念的に示すように、清掃ローラ52とベルト支持ローラ17Aとの間にバイアスを印加して、用紙4または搬送ベルト16上に付着した紙粉60を清掃ローラ52に電気的に吸引させるようにしても良い。なお、図11では、清掃ローラ52を接地して、ベルト支持ローラ17Aに正極性のバイアスを印加する例を示したが、清掃ローラ52側にバイアスを掛けるようにしても良い。本構成によれば、紙粉60の除去をより効果的に行うことができる。
(2) 上記各実施形態では、紙粉除去装置を設けることにより、用紙専用の紙粉除去手段や搬送ベルト専用の紙粉除去手段を省略することができたが、本発明の紙粉除去装置とは別に、用紙専用の紙粉除去手段や搬送ベルト専用の紙粉除去手段等を設けても良く、この場合でもその紙粉除去手段等の能力を下げるなどして構成を簡素化することができる。
(3) 上記各実施形態では、搬送体としてベルトを用いたものを示したが、本発明は、搬送体としてドラム形状のものを用いたものにも適用することができる。
(4) 上記各実施形態では、像担持体として感光体ドラムを備えたものを示したが、本発明は、像担持体として中間転写体(中間転写ドラムや中間転写ベルト等)を備えたものにも適用することができる。
(5) 上記第1実施形態では、清掃部が動力を受けずに従動回転する構成としたが、清掃部をモータからの動力により駆動回転させる構成としても良い。
(6) 上記各実施形態では、現像剤として正帯電性のトナーを用いたものを示したが、負帯電性の現像剤を用いるようにしても良く、この場合には、バイアスなどの極性を上記とは逆に構成すれば良い。但し、この場合には、上記実施形態に示した帯電系列上の諸条件を満たすような清掃ローラ等の材質の選定が難しくなるため、上記実施形態のように現像剤を正帯電性として構成する方が好ましい。
本発明の第1実施形態に係るレーザプリンタの概略構成を示す側断面図 用紙の印字面側の紙粉が除去される様子を示す説明図 用紙が搬送ベルトから剥離される様子を示す説明図 搬送ベルト上に付着した紙粉が移動する様子を示す説明図 搬送ベルト上の紙粉が除去される様子を示す説明図 感光体ドラム上のトナーが搬送ベルトに付着する様子を示す説明図 搬送ベルト上に付着したトナーが移動する様子を示す説明図 搬送ベルト上のトナーが除去される様子を示す説明図 (A)第2実施形態に係るレーザプリンタにおいて転写バイアスを印加する様子を示す説明図 (B)感光体ドラム上の紙粉が除去される様子を示す説明図 第3実施形態に係るレーザプリンタの要部の概略構成を示す側断面図 他の実施形態に係るレーザプリンタの要部構成を概念的に示す説明図
1…レーザプリンタ(画像形成装置)
4…用紙(記録媒体)
16…搬送ベルト(搬送体)
17A…ベルト支持ローラ(押圧受部)
18…転写ローラ(転写手段)
31…感光体ドラム(像担持体)
50,77…紙粉除去装置(紙粉除去手段、現像剤除去手段)
52…清掃ローラ(清掃部)
53…スポンジ部材(摩擦帯電手段)
60…紙粉
61…トナー(現像剤)
65…制御部(バイアス切換手段)
67…スイッチ(バイアス切換手段)
81…バネ(押圧手段)

Claims (9)

  1. 一対のベルト支持ローラに張架されるとともに記録媒体を外周面に載せて搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトの外周面に対向して配置され、現像剤を用いて現像された現像剤像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に対し前記搬送ベルトを挟んで対向して配置され、前記像担持体に担持された現像剤像を前記搬送ベルト上の記録媒体に転写する転写手段と、
    前記一対のベルト支持ローラのうち前記記録媒体の搬送方向上流側に配置されたベルト支持ローラに対して前記搬送ベルトを挟んで対向して配置され、前記搬送ベルトの外周面とその搬送ベルト上の前記記録媒体の表面との双方に当接し、かつ前記記録媒体の搬送方向に沿って回転する円筒形状の清掃部と、
    前記清掃部を接地するとともに、前記一対のベルト支持ローラのうち前記記録媒体の搬送方向上流側に配置されたベルト支持ローラにバイアスを印加する清掃バイアス印加手段と、
    前記転写手段と前記像担持体との間に印加されるバイアスの極性を、前記転写手段による転写を行わない非転写時に、転写時における転写バイアスと反対の極性に切り換えて、前記像担持体上に付着した紙粉を前記搬送ベルトに転移付着させるバイアス切換手段と、
    前記清掃部を介して、前記記録媒体上に付着した紙粉を除去するとともに、前記搬送ベルト上に付着した現像剤及び紙粉を除去する除去手段と、
    を備え、
    前記除去手段は、前記バイアス切換手段により前記搬送ベルトに転移付着した紙粉を、前記非転写時に前記搬送ベルトから除去することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記清掃部は、前記搬送ベルト及びその搬送ベルト上の記録媒体に当接する平滑な外周面を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記紙粉除去手段は、前記清掃部に摺接して清掃部を摩擦帯電させる摩擦帯電手段を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記清掃部を前記搬送ベルト側へ押圧する押圧手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送ベルトの裏面側には前記清掃部に対向する位置に前記清掃部からの押圧力に抗して前記搬送ベルトを支持する押圧受部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記押圧受部は、前記搬送ベルトを張架するベルト支持ローラにより構成されていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記清掃部と前記押圧受部とは、一方の回転力を他方に伝達するギア機構により互いに連結されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記清掃部の外周面における回転速度は、前記搬送ベルトの外周面における移動速度と等しくなるように設定されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記清掃部と前記押圧受部との間には、前記記録媒体または前記搬送ベルトに付着した紙粉を前記清掃部側へ電気的に吸引させるバイアスが印加されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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