JP4947032B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタなどの画像形成装置に関し、回収した廃トナーを収容する廃トナー収容部のメンテナンス性を向上させるものである。
複数の感光体ドラムを略水平に並べて配置したタンデム方式の画像形成装置において、特許文献1のように、無端ベルトの上方に感光体ドラムや現像カートリッジを配置し、下方に無端ベルトに付着した廃トナーを回収するクリーニング部材や回収した廃トナーを収容する廃トナー収容部を配置した構成が知られている。
特開2007−79445号公報
ところで、廃トナー収容部を有する画像形成装置では、廃トナー収容部に溜まった廃トナーを廃棄するため、廃トナー収容部を装置本体から取り外す必要がある。しかしながら、無端ベルトの下方に廃トナー収容部を配置した構成では、廃トナー収容部を取り外すために、まず現像カートリッジや感光体ドラムを取り外し、さらに無端ベルトを取り外す必要があるので、操作が容易でないという問題があった。
そこで、本発明は、廃トナー収容部の配置を工夫し、廃トナー収容部のメンテナンス性を向上させることを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、装置本体内に配置される無端ベルトと、
前記無端ベルトに対向配置されている複数の感光体ドラムと、
前記感光体ドラムに対向配置され、現像ローラを有する複数の現像カートリッジと、
前記現像カートリッジを着脱可能に保持しており、前記現像ローラを前記感光体ドラムに接触または接近させる現像位置と、前記装置本体から引き出される引出位置との間を移動可能に構成されている現像保持部材と、
前記感光体ドラムを保持するドラム保持部材と、
前記無端ベルトからクリーニング部材が回収した廃トナーを収容する廃トナー収容部とを備え、
前記現像保持部材は、前記無端ベルトの搬送方向に前記現像カートリッジと並設して前記廃トナー収容部を保持しており、
前記クリーニング部材は、前記ドラム保持部材に保持されていることを特徴としている。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1において、前記現像保持部材は、前記現像位置と、前記現像ローラを前記感光体ドラムから離間させる離間位置と、前記離間位置から前記現像ローラ軸方向と略直交する方向に引き出される前記引出位置とを移動可能に構成されており、
前記現像保持部材は、前記現像位置と前記離間位置との間を移動可能に構成される第1保持部材と、前記現像カートリッジを着脱自在に保持し、前記第1保持部材にスライド自在に取り付けられ、前記離間位置と引出位置との間を移動可能に構成されている第2保持部材とを備えており、
前記第2保持部材が前記廃トナー収容部を保持していることを特徴としている。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項2において、前記現像カートリッジおよび前記廃トナー収容部の前記第2保持部材に対向する両側壁には、前記現像ローラの軸方向に突出する第1突出部と、前記第1突出部から前記現像カートリッジおよび前記廃トナー収容部の装着方向の下流側に配置され、前記現像ローラの軸方向に突出する第2突出部が設けられ、
前記第2保持部材には、前記現像カートリッジあるいは前記廃トナー収容部が前記第2保持部材に装着されたときに、前記第1突出部をガイドして支持する第1案内部が形成されていると共に、前記ドラム保持部材には、前記第2突出部をガイドして支持する第2案内部が形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項3において、前記第2保持部材に形成される第1案内部の装着方向上流側端部は、開口案内部の形状とし、開口端の幅が最も広く、装着方向下流側に向かって幅が狭くなるガイド斜辺を有していることを特徴としている。
請求項5に記載の画像形成装置は、請求項3または請求項4において、前記第2突出部は、前記第1保持部材が前記現像位置に配置されているときは、前記第2案内部にガイドされており、前記第保持部材が前記離間位置に配置されているときは、前記第2案内部から外れることを特徴としている。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項3乃至請求項5のいずれか1項において、前記現像カートリッジおよび前記廃トナー収容部には、前記第1突出部と前記第2突出部との間に配置され、前記現像ローラの軸方向に突出する第3突出部を有し、
前記第2保持部材には、前記第1案内部から延び、前記現像カートリッジあるいは前記廃トナー収容部が第2保持部材に着脱されるときに、前記現像カートリッジあるいは廃トナー収容部の第3突出部をガイドする第3案内部が形成されていることを特徴としている。
請求項7に記載の画像形成装置は、請求項6において、前記第3案内部は、前記現像カートリッジと対向する前記第2保持部材内面に形成されるガイド溝であり、
前記ガイド溝の装着方向下流側端部は、案内部の形状とし、装着方向下流端の幅を広くしていることを特徴とする。
請求項8に記載の画像形成装置は、請求項3乃至請求項7のいずれか1項において、前記現像カートリッジおよび前記廃トナー収容部の両側壁に設けられている第1突出部のうち一方は、前記装置本体側の駆動部からの駆動力を前記現像カートリッジあるいは前記廃トナー収容部に伝達するカップリングであることを特徴としている。
請求項9に記載の画像形成装置は、請求項2乃至請求項8のいずれか1項において、前記第1保持部材には、前記第1保持部材に前記第2保持部材を収容することに伴って、前記現像ローラを前記感光体ドラムに押圧する方向あるいは前記クリーニング部材を前記無端ベルトに押圧する方向へ付勢するガイド部が形成されていることを特徴としている。
請求項10に記載の画像形成装置は、請求項2乃至請求項9のいずれか1項において、前記装置本体の前面に設けられており、前記第2保持部材を引き出し可能な開口を開閉するカバーと、
前記第1保持部材の前方側および後方側の前記装置本体内面に対向した左右両側壁に設けられ、前記現像ローラの軸方向に突出する棒状突起と、
前記装置本体内面の前記前方側および前記後方側に形成され、前記第1保持部材が前記現像位置と前記離間位置との間を移動する際に前記棒状突起が摺接して移動するガイド溝と、
前記カバーに連結されると共に、前記前方側の棒状突起を前記ガイド溝に沿って移動させる一対の連結片とを備えており、
前記カバーの開閉による前記連結片の移動に伴って、前記前方側および後方側に設けられた前記棒状突起が前記装置本体のガイド溝に摺接して移動することにより、前記第1保持部材を前記現像位置から前記離間位置に移動させる構成とされていることを特徴としている。
請求項11に記載の画像形成装置は、請求項2乃至請求項10のいずれか1項において、前記廃トナー収容部は、前記クリーニング部材に付着した廃トナーを回収する回収ローラを備え、
前記無端ベルトは前記ドラム保持部材の下方に配置されると共に、前記第1保持部材および前記第2保持部材は前記ドラム保持部材の上方に配置されており、
前記第2保持部材は上下に開口を有し、上部開口から前記現像カートリッジおよび前記廃トナー収容部を着脱する一方、下部開口側に前記現像カートリッジの前記現像ローラおよび前記廃トナー収容部の前記回収ローラが配置されていることを特徴としている。
請求項1に記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項11のいずれか1項において、前記クリーニング部材は、前記ドラム保持部材に対して前記無端ベルトに接触する接触位置と前記無端ベルトから離間する離間位置とを移動可能に構成されることを特徴としている。
請求項1に記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項1のいずれか1項において、前記ドラム保持部材が前記装置本体に対してスライド自在に取り付けられていることを特徴としている。
また、請求項14に記載の画像形成装置は、装置本体内に配置される無端ベルトと、
前記無端ベルトに対向配置されている複数の感光体ドラムと、
前記感光体ドラムに対向配置され、現像ローラを有する複数の現像カートリッジと、
前記現像カートリッジを着脱可能に保持しており、前記現像ローラを前記感光体ドラムに接触または接近させる現像位置と、前記現像ローラを前記感光体ドラムから離間させる離間位置と、前記離間位置から前記現像ローラ軸方向と略直交する方向に引き出される前記引出位置とを移動可能に構成されている現像保持部材と、
前記感光体ドラムを保持するドラム保持部材と、
前記無端ベルトからクリーニング部材が回収した廃トナーを収容する廃トナー収容部とを備え、
前記現像保持部材は、前記現像位置と前記離間位置との間を移動可能に構成される第1保持部材と、前記現像カートリッジを着脱自在に保持し、前記第1保持部材にスライド自在に取り付けられ、前記離間位置と引出位置との間を移動可能に構成されている第2保持部材とを備えており、
前記第2保持部材は前記無端ベルトの搬送方向に前記現像カートリッジと並設して前記廃トナー収容部を着脱自在に保持しており、
前記現像カートリッジおよび前記廃トナー収容部の前記第2保持部材に対向する両側壁には、前記現像ローラの軸方向に突出する第1突出部と、前記第1突出部から前記現像カートリッジおよび前記廃トナー収容部の装着方向の下流側に配置され、前記現像ローラの軸方向に突出する第2突出部が設けられ、
前記第2保持部材には、前記現像カートリッジあるいは前記廃トナー収容部が前記第2保持部材に装着されたときに、前記第1突出部をガイドして支持する第1案内部が形成されていると共に、前記ドラム保持部材には、前記第2突出部をガイドして支持する第2案内部が形成されていることを特徴としている。
以上説明したことから明らかなように、請求項1記載の画像形成装置によると、廃トナーを収容する廃トナー収容部が現像保持部材に保持され、現像カートリッジと共に装置本体から引き出される構成としているため、廃トナー収容部のメンテナンス時に現像カートリッジや感光体ドラムを取り外し、さらに無端ベルトを取り外す必要がなく、メンテナンス性を向上させることができる。
また、感光体ドラムを保持しているドラム保持部材を現像保持部材と別に設けているため、廃トナー収容部のメンテナンス時に感光体ドラムを引き出さないでよいため、感光体ドラムも含めて引き出す場合に比べ、引き出し作業性を向上させることができる。
また、廃トナー収容部のメンテナンス時にクリーニングローラを引き出さないでよいため、クリーニングローラも含めて引き出す場合に比べ、引き出し作業性を向上させることができる。
請求項2記載の画像形成装置によると、現像位置と離間位置とを移動可能に構成されている第1保持部材と、離間位置と引出位置とに移動可能に構成されている第2保持部材と2つの保持部材を備えることで、簡単な機構で現像位置から引出位置までの移動を実現することができる。
請求項3記載の画像形成装置によると、現像カートリッジあるいは廃トナー収容部を第2保持部材に装着する際に、第1突出部あるいは第2突出部が第1案内部あるいは第2案内部にガイドされるため、現像カートリッジあるいは廃トナー収容部を第2保持部材あるいは支持体に装着しやすい。
請求項4記載の画像形成装置によると、現像カートリッジの第1突出部がガイド斜辺に案内されるため、第2保持部材に対する現像カートリッジの装着が容易となる。
請求項5記載の画像形成装置によると、現像保持部材が離間位置に配置されているときは、離間位置に配置された第1保持部材から現像カートリッジが装着されている第2保持部材を引き出すことができ、現像保持部材が現像位置に配置されているときは、現像カートリッジをドラム保持部材に対して位置決めすることができる。
請求項6記載の画像形成装置によると、現像カートリッジあるいは廃トナー収容部に第3突出部を設けることで、第1保持部材が現像位置から離間位置に移動し、現像カートリッジあるいは廃トナー収容部の第2突出部が第2案内部から外れてしまっても、第1突出部と第3突出部で現像カートリッジあるいは廃トナー収容部を第2保持部材に保持しているため、安定して現像カートリッジあるいは廃トナー収容部を第2保持部材に保持することができる。
請求項7に記載の画像形成装置によると、第2保持部材から現像カートリッジを取り出す際に、第3突出部が第3案内部に案内されやすく、現像カートリッジを取り出しやすい。
請求項8記載の画像形成装置によると、現像カートリッジあるいは廃トナー収容部のカップリングを第2保持部材に支持される第1突出部としていることで、新たに第2保持部材に支持される部材を追加しなくてもよく、コストを低減することができる。
請求項9記載の画像形成装置によると、第1保持部材に第2保持部材を収容する動作だけで、簡単に現像ローラを感光体ドラムに押圧することができると共に、クリーニング部材を無端ベルトに押圧することができる。
請求項10記載の画像形成装置によると、装置本体のカバーの開閉する動作と連動して第1保持部材が現像位置と離間位置とを移動することができる。
請求項11記載の画像形成装置によると、現像カートリッジおよび廃トナー収容部を第2保持部材の上部開口から着脱することができるため、現像カートリッジの交換時や廃トナー収容部のメンテナンス時に簡単に現像カートリッジおよび廃トナー収容部を着脱することができ、作業性が良い。
請求項1に記載の画像形成装置によると、クリーニング部材を無端ベルトに接触させて無端ベルトをクリーニングする一方、画像形成時にはクリーニング部材を無端ベルトから離間させることができる。
請求項1記載の画像形成装置によると、ドラム保持部材に支持されている感光体ドラムやクリーニング部材の交換が容易となるため、メンテナンス性を向上させることができる。
請求項14に記載の画像形成装置によると、廃トナーを収容する廃トナー収容部が現像保持部材に保持され、現像カートリッジと共に装置本体から引き出される構成としているため、廃トナー収容部のメンテナンス時に現像カートリッジや感光体ドラムを取り外し、さらに無端ベルトを取り外す必要がなく、メンテナンス性を向上させることができる。
また、感光体ドラムを保持しているドラム保持部材を現像保持部材と別に設けているため、廃トナー収容部のメンテナンス時に感光体ドラムを引き出さないでよいため、感光体ドラムも含めて引き出す場合に比べ、引き出し作業性を向上させることができる。
また、現像位置と離間位置とを移動可能に構成されている第1保持部材と、離間位置と引出位置とに移動可能に構成されている第2保持部材と2つの保持部材を備えることで、簡単な機構で現像位置から引出位置までの移動を実現することができる。
また、現像カートリッジあるいは廃トナー収容部を第2保持部材に装着する際に、第1突出部あるいは第2突出部が第1案内部あるいは第2案内部にガイドされるため、現像カートリッジあるいは廃トナー収容部を第2保持部材あるいは支持体に装着しやすい。
以下、本発明を画像形成装置としての複合機について具体化した実施形態に基づいて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、画像形成装置の一例としての複合機1の全体構成を示す断面図である。
複合機1は、画像形成部としてのレーザープリンタ(以下、プリンタと称す)2と、プリンタ2の上方に載置され、原稿に形成された画像を読み取るスキャナ3とを備えている。なお、ここでのスキャナ3に関する詳細な説明は省略する。
以下の説明では、図1において、紙面に向かって右側を「前側」、紙面に向かって左側を「後側」とし、紙面に向かって奥側を「右側」、紙面に向かって手前側を「左側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、プリンタ2は、装置本体4内に、記録シートとしての用紙(図示せず)を供給する給紙部5と、給紙された用紙に画像を形成する画像形成部6と画像が形成された用紙を排出する排出部39を備えている。
装置本体4の前部には、開閉自在なフロントカバー12が、下側に設けられたヒンジ73を支点として前後に回動自在に設けられている。フロントカバー12の開放によって形成された開口からは、後述する第2保持部材30が引き出される。プリンタ2とスキャナ3との間には、排出部39から排出された用紙を蓄積する排紙トレイ13が備えられている。
給紙部5は、装置本体4内の下部に設けられ、装置本体4に着脱自在に装着される給紙トレイ14と、この給紙トレイ14から用紙を画像形成部6へ搬送する用紙供給機構15を主に備えている。用紙供給機構15は、給紙トレイ14の手前側に設けられ、給紙ローラ16と、分離ローラ80と、分離パッド17と、レジストローラ18、19とを備えている。給紙トレイ14の最上位にある用紙は、給紙ローラ16、分離ローラ80と分離パッド17とで1枚毎に送り出されてレジストローラ18、19を通った後、画像形成部6に搬送される。
画像形成部6は、スキャナユニット7と、4つのプロセスユニット8と、クリーニングユニット9と、転写ユニット10と、定着ユニット11とから構成されている。
スキャナユニット7は、装置本体4内の上部に設けられ、レーザ発光部から発光される画像データに基づく各色に対応したレーザビームが、各色に対応したプロセスユニット8の感光体ドラム20の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスユニット8は、スキャナユニット7と転写ユニット10との間で前後方向に並んで4つ配置され、各プロセスユニット8は現像カートリッジ21と現像カートリッジ21に対応した感光体ドラム20とを主に備えている。
現像カートリッジ21は、現像フレーム23と、現像フレーム23に回転可能に支持される現像ローラ24、供給ローラ25を備えている。なお、図1の各現像カートリッジ21は、現像剤の一例としてのトナーの色が相違するのみであり、構成は同一である。
現像カートリッジ21は、装置本体4に対して移動可能に構成されている現像保持部材28に保持されている。また、感光体ドラム20は、現像保持部材28の下方に配置され、装置本体4に対して引き出し可能に構成されているドラム保持部材26に回転可能に取り付けられている。
クリーニングユニット9は、プロセスユニット8に対して用紙の搬送方向上流側に並列に配置されている。クリーニングユニット9は、後述する搬送ベルト37に付着したトナーを回収するクリーニング部31と、回収したトナーを貯留する廃トナー収容部32とを備えている。クリーニング部31は、クリーニング部材としてのクリーニングローラ33と、廃トナー収容部32に配置されている回収ローラ34とを備えている。廃トナー収容部32は、現像カートリッジ21同様、現像保持部材28に着脱自在に保持されていると共に、クリーニングローラ33は、ドラム保持部材26に回転可能に、かつ、上下に移動可能に取り付けられている。
転写ユニット10は、給紙部5と各プロセスユニット8との間に設けられ、駆動ローラ35、従動ローラ36および搬送ベルト37と、転写ローラ38とを主に備えている。
駆動ローラ35および従動ローラ36は、前後方向に離間して平行に配置され、その間に無端ベルトとしての搬送ベルト37が張設されている。搬送ベルト37はドラム保持部材26の下方に配置され、その外側の面が各感光体ドラム20およびクリーニングローラ33に接している。また、搬送ベルト37の内側には、各感光体ドラム20との間で搬送ベルト37を挟持する転写ローラ38が、各感光体ドラム20に対向して4つ配置されている。
定着ユニット11は、各プロセスユニット8および転写ユニット10の後側に配置され、加熱ローラ22と、加熱ローラ22と対向配置され加熱ローラ22を押圧する加圧ローラ27とを備えている。
次に、現像保持部材28を詳細に説明する。
図2は、フロントカバー12を閉鎖した状態において、複合機1の一部を断面とした図、図3は、フロントカバー12を開放した状態において、複合機1の一部を断面とした図、図4はフロントカバー12を開放した状態で、後述する第2保持部材30を装置本体4から引き出していている複合機1の一部を断面とした図である。
現像保持部材28は、第1保持部材29と、第1保持部材29にスライド可能に取り付けられ、現像カートリッジ21と廃トナー収容部32とを保持する第2保持部材30とからなる。
第1保持部材29は、第2保持部材30に保持されている現像カートリッジ21の現像ローラ24が、感光体ドラム20と接触する現像位置(図2の位置)と、現像ローラ24と感光体ドラム20とが離間する離間位置(図3の位置)との間を移動可能に構成されている。また、第2保持部材30は、第1保持部材29が離間位置に配置された状態で、離間位置と、第1保持部材29から搬送ベルト37の搬送方向とは反対方向に引き出された引出位置(図4の位置)とを移動可能に構成されている。
第1保持部材29が、現像位置と離間位置とを移動する機構、および、第2保持部材30が離間位置から引出位置まで移動する機構については、後述する。
第2保持部材30には、4つの現像カートリッジ21および廃トナー収容部32が搬送ベルト37の搬送方向に並列配置されており、廃トナー収容部32は並列された現像カートリッジ21の搬送方向の最上流側に配置されている。また、第2保持部材30は、上下開口88、89を有し、現像カートリッジ21と廃トナー収容部32とは、上部開口88を介して第2保持部材30に着脱される。現像カートリッジ21と廃トナー収容部32を第2保持部材30に装着した状態では、第2保持部材30の下部開口89から、現像ローラ24を保持する後述する現像フレーム23と回収ローラ34を保持する後述するフレーム48とが露出している。
また、第2保持部材30の前面には、第1保持部材29から第2保持部材30を引き出す把持部材42が設けられている。
図5は、現像カートリッジ21および廃トナー収容部32の側面図である。
図5では、現像カートリッジ21および廃トナー収容部32を第2保持部材30に着脱するときの着脱方向Dを示しており、図1に示す上下方向と略一致している。
現像カートリッジ21には、現像フレーム23の左右両側壁の上部から現像ローラ24の軸方向に延びる、第1突出部84が設けられている。一対の第1突出部84のうち図5に示されている左側の第1突出部は、装置本体4の現像駆動モータ(図示せず)からの回転を現像カートリッジ21に伝達するカップリング部材44としての機能を有する。また、現像フレーム23の左右両側壁には、カップリング部材44から着脱方向Dに間隔をおいて下方に配置される第2突出部としての現像ローラ24の回転軸45が、現像ローラ24の軸方向に延びている。現像ローラ24の回転軸45は、カップリング部材44よりも突出高さを小さく設定している。
装置本体4から現像駆動モータの駆動力が伝達されたカップリング部材44は、図示しない中間ギアを介して現像ローラ24の回転軸45に回転を伝達する。
さらに、現像フレーム23両側壁には、カップリング部材44と現像ローラ24の回転軸45との間に配置される第3突出部としての軸部46が設けられている。軸部46は、現像ローラ24の回転軸45と突出高さを同一に設定している。
また、現像カートリッジ21には、現像フレーム23の上面に、現像フレーム23上面に沿う収納位置(図1参照)と、現像フレーム23上面に対して傾斜する掴み位置(図4参照)とを回動可能に取り付けられている掴み部47が設けられている。掴み部47は、現像カートリッジ21が第1保持部材29に収容されている状態では収納位置に配置される。現像カートリッジ21が第2保持部材30と共に第1保持部材29から引き出されたとき、図4に示すように、ユーザーが掴み部47を掴み位置まで起こし、掴み部47を掴んで現像カートリッジ21を第2保持部材30の上部開口88から取り出す。
廃トナー収容部32は、回収ローラ34を回転可能に保持しているフレーム48を備えており、フレーム48の左右両側壁の上部から回収ローラ34の軸方向に延びる第1突出部85が設けられている。一対の第1突出部85のうち図5に示されている左側の第1突出部は、装置本体4のクリーニング駆動モータ(図示せず)からの回転を廃トナー収容部32に伝達するカップリング部材49としての機能を有する。
廃トナー収容部32は、第2保持部材30に対する着脱方向を現像カートリッジ21の着脱方向Dと同一方向としている。
フレーム48の左右両側壁には、カップリング部材49から着脱方向Dに間隔をあけて下方に配置された第2突出部としての回収ローラ34の回転軸50が回収ローラ34の軸方向に延びて設けられている。回収ローラ34の回転軸50は、カップリング部材49よりも突出高さを小さく設定している。カップリング部材49は、装置本体4からクリーニング駆動モータの駆動力が伝達され、図示しない中間ギアを介して回収ローラ34の回転軸50に回転を伝達する。
さらに、フレーム48両側壁には、カップリング部材49と、回収ローラ34の回転軸50との間に配置される第3突出部としての軸部51とを設けている。軸部51は、回収ローラ34の回転軸50と突出高さを同一に設定している。
廃トナー収容部32には、現像カートリッジ21の掴み部47と同様の構成の掴み部70が設けられている。
次に、現像カートリッジ21および廃トナー収容部32の第2保持部材30およびドラム保持部材26に対する装着について説明する。
図6は、第2保持部材30の断面図、図7は、図6の後述するガイド支持溝52、53およびガイド溝56、57の一部を拡大した図、図8は現像カートリッジ21および廃トナー収容部32を第2保持部材30に取り付けた状態の側面図である。
第2保持部材30には、各現像カートリッジ21に対応した位置に現像カートリッジ21のカップリング部材44をガイドする切欠状のガイド支持溝52が形成されている。ガイド支持溝52は、着脱方向D下方に延びており、図8に示すように、現像カートリッジ21を第2保持部材30に装着する際に、カップリング部材44がガイド支持溝52に支持される。
また、第2保持部材30には、廃トナー収容部32に対応した位置に、現像カートリッジ21のカップリング部材44を支持するガイド支持溝52と同様のガイド支持溝53が形成されている。廃トナー収容部32を第2保持部材30に装着する際に、図8に示すように、カップリング部材49がガイド支持溝53に支持される。ガイド支持溝52、53は、開口案内部の形状とし、開口端の幅が最も広く、着脱方向D下方に向かって幅が狭くなるガイド斜辺54、55を有している。
第2保持部材30の内面には、現像カートリッジ21を支持するガイド支持溝52から平行に延びたガイド溝56が形成されており、第2保持部材30に現像カートリッジ21を着脱する際に、カップリング部材44より突出高さの低い、現像カートリッジ21の軸部46および回転軸45が摺接してガイドされる。
さらに、第2保持部材30の内面には、現像カートリッジ21の軸部46および回転軸45が摺接してガイドされるガイド溝56と同様のガイド溝57が形成されており、カップリング部材49よりも突出高さの低い、廃トナー収容部32の軸部51および回転軸50が摺接してガイドされる。
ガイド溝56、57の下端部は案内部の形状とし、下端の幅を広くしてガイド部82、83を形成している。ガイド部82、83は、現像カートリッジ21および廃トナー収容部32を第2保持部材30から取り出して着脱方向D上方に移動させるとき、回転軸45、50をガイドする。
図9はドラム保持部材26の側断面図、図10はクリーニングモードの状態を示したドラム保持部材26の側面図、図11は印字モードの状態を示したドラム保持部材26の側面図である。
ドラム保持部材26は、図1に示すように、第2保持部材30と搬送ベルト37との間に配置されており、各現像カートリッジ21に対応した位置に感光体ドラム20を回転可能に支持している。また、ドラム保持部材26は、廃トナー収容部32に対応した位置にクリーニングローラ33を回転可能に支持しており、感光体ドラム20とクリーニングローラ33とは搬送ベルト37の搬送方向に並列配置されている。
ドラム保持部材26は、スライド部材(図示せず)を設けた公知の構成により装置本体4から引き出される。ドラム保持部材26の前面には、装置本体4からドラム保持部材26を引き出すときにユーザーが掴む把持部材43が設けられている。
ドラム保持部材26の内面には、各現像カートリッジ21に対応した位置に現像ローラ24の回転軸45をガイドするガイド溝58が形成されている。ガイド溝58は着脱方向Dに延びており、第1保持部材29を離間位置から現像位置に移動させると、ガイド溝58が回転軸45をガイドし、現像ローラ24が感光体ドラム20に接触した状態となる。
現像カートリッジ21が離間位置に配置されるときは、現像ローラ24が感光体ドラム20から離間し、回転軸45はガイド溝58から外れる。
ドラム保持部材26には、クリーニングローラ33の左右両端に固定されている支持板59が設けられている。支持板59の内面には、廃トナー収容部32に対応した位置に着脱方向Dに延びるガイド溝65が形成され、廃トナー収容部32の回収ローラ34の回転軸50をガイドする。
廃トナー収容部32が収容される第2保持部材30を離間位置から現像位置に移動させると、支持板59のガイド溝65に回収ローラ34の回転軸50がガイドされ、回収ローラ34がクリーニングローラ33に接触した状態となる。廃トナー収容部32が離間位置に配置されるときは、回収ローラ34がクリーニングローラ33から離間し、回転軸50はガイド溝65から外れる。
ドラム保持部材26には、着脱方向Dに延びた第1貫通孔61が形成されており、第1貫通孔61にクリーニングローラ33の回転軸60が挿通されている。また、ドラム保持部材26には、支持板59に対応する位置の左右両壁に着脱方向Dに延びる第2貫通孔63が形成される。支持板59には、第2貫通孔63に挿通されると共に装置本体4に設けられたカム部材64に支持される突起部62が設けられている。カム部材64は装置本体4側に設けられた支持板駆動モータ(図示せず)により駆動されている。
これにより、クリーニングローラ33は、搬送ベルト37に接触する接触位置と搬送ベルト37から離間する離間位置との間でドラム保持部材26に対して移動可能となる。
搬送ベルト37に搬送された用紙に印字する印字モードの時(図10参照)には、カム部材64を駆動する支持板駆動モータが起動されてカム部材64が回転し、カム部材64の回転に伴って突起部62が第2貫通孔63に沿って上方に移動し、クリーニングローラ33、廃トナー収容部32と共に支持板59を持ち上げ、クリーニングローラ33を搬送ベルト37から離間させる。一方、クリーニングモードのとき(図11参照)は、支持板駆動モータでさらにカム部材64を回転させてカム部材64が突起部62を第2貫通孔63に沿って下方に移動させ、クリーニングローラ33が搬送ベルト37に接触する。
現像カートリッジ21の現像フレーム23上面には、図5に示すように、付勢手段71を設けている。付勢手段71は、一端を現像フレーム23の上面に固定されたコイバネ66と、コイルバネ66の他端に連結される当接部材67とを備えている。当接部材67は、第2保持部材30が第1保持部材29に収容された状態で、第2保持部材30のガイド部としての上壁内面86に当接する。
また、廃トナー収容部32のフレーム48上面には、現像カートリッジ21の付勢手段71と同様のコイルバネ68、当接部材69とを備える付勢手段72が設けられている。
第1保持部材30の上壁内面86の前端は、後方側に向かって下方に傾斜する傾斜辺87が形成されており、第2保持部材30に保持された現像カートリッジ21が第1保持部材29に収容されると、当接部材67、69が傾斜辺87に沿って押圧されていき、第1保持部材29が離間位置から現像位置に移動すると、コイルバネ66、68の付勢力で現像ローラ24および回収ローラ34が感光体ドラム20およびクリーニングローラ33に押圧される。
第1保持部材29の前方側および後方側の左右両側壁には、現像ローラ24軸方向に延びる棒状突起76が設けられている。装置本体4内面の棒状突起76と対応した位置には、棒状突起76の端部を摺接させるガイド溝77が形成されている。
装置本体4内面のガイド溝77は、上下方向に延び、かつ、前方側に傾斜している移動溝78と、移動溝78の上方側端部から前方側へ延びている固定溝79とからなる。棒状突起76が移動溝78の下端に配置されている状態では、第1保持部材29は現像位置に配置される。一方、棒状突起76が固定溝79に配置されている状態では、第1保持部材29は離間位置に配置されている。
装置本体4のフロントカバー12の左右両側部には、前方の側端がフロントカバー12の内面に連結され、かつ、装置本体4の内面と第1保持部材29との間に配置される連結片74が設けられている。連結片74には、第1保持部材29の棒状突起76を支持するためのガイド溝75が形成されている。連結片74は、フロントカバー12の開放により装置本体4から引き出され、閉鎖により装置本体4に収容される。フロントカバー12の開閉に伴い、連結片74は、ガイド溝75に支持されている棒状突起76を現像位置と離間位置との間で移動させる。詳細には、棒状突起76は、フロントカバー12が閉鎖している状態では、移動溝78の下端に位置しており、フロントカバー12の開放に伴う連結片74の移動により、装置本体4内面の移動溝78に沿って上端に移動し、さらに固定溝79に支持される。
第2保持部材30には、図8に示すように、現像ローラ24の軸方向両側壁に、搬送ベルト37の搬送方向に延びたスライドレール40が取り付けられている。第1保持部材29の第2保持部材30と対向した内面には、第2保持部材30のスライドレール40がスライドするレール溝(図示せず)が形成されている。
レール溝の前方側端部には段部(図示せず)が形成される一方、スライドレール40の後方側端部には下方に突出したストッパー部41が設けられている。第2保持部材30が第1保持部材29から装置本体4外方に引き出された状態では、ストッパー部41が段部に当接し、第2保持部材30が第1保持部材29から抜け出ないような構成となっている。
次に、プリンタ1において現像カートリッジ21および廃トナー収容部32を交換するときの一連の動作について説明する。
図2に示すように、フロントカバー12が閉鎖されている状態では、第1保持部材29は現像位置に配置されており、現像カートリッジ21の現像ローラ24および廃トナー収容部32の回収ローラ34は、第1保持部材29の上壁内面86から押圧力を受けているコイルバネ66、68の付勢力で、感光体ドラム20およびクリーニングローラ33に押圧されて接触している。
ユーザーが現像カートリッジ21、廃トナー収容部32を交換する際、フロントカバー12を開ける。このとき、フロントカバー12の開放に伴って、連結片74が引き出される。連結片74が引き出されると、装置本体4の移動溝78下端に配置された第1保持部材29に設けられている棒状突起76が、装置本体4内面の移動溝78に沿って上端まで移動される。フロントカバー12が全開すると、図3に示すように、棒状突起76は、連結片74のガイド溝75の後方側端によって前方に押されて固定溝79に移動して支持され、第1保持部材29が離間位置に配置される。このとき、現像カートリッジ21の現像ローラ24および廃トナー収容部32の回収ローラ34は、感光体ドラム20およびクリーニングローラ33から離間し、現像カートリッジ21および廃トナー収容部32に設けられた回転軸45、50はドラム保持部材26のガイド溝58、65から外れた状態となる。このとき、現像カートリッジ21および廃トナー収容部32に設けられているコイルバネ66、68は第1保持部材29の上壁内面86からまだ押圧力を受けている状態である。
次に、ユーザーが第2保持部材30の把持部材42を前方側へ引っ張り、図4に示すように、第1保持部材29から第2保持部材30を引き出して第2保持部材30を引出位置に配置する。このとき、現像カートリッジ21および廃トナー収容部32に設けられているコイルバネ66、68は、第1保持部材29の上壁内面86からの押圧力から解放された状態となる。
そして、ユーザーは、引き出された第1保持部材29から、交換が必要な現像カートリッジ21の掴み部47を収納位置から掴み位置まで起こし、掴み部47を掴んで現像カートリッジ21を第2保持部材30から取り出す。
次に、ユーザーは、新品の現像カートリッジ21を第2保持部材30に装着するとき、現像カートリッジ21に設けられている回転軸45および軸部46をガイド支持溝52から延びるガイド溝56に摺接させながら、現像カートリッジ21を第2保持部材30に着脱方向D下方に装着していく。現像カートリッジ21をさらに着脱方向D下方に移動させると、回転軸45および軸部46の上方に配置されているカップリング部材44がガイド支持溝52に形成されたガイド斜辺54にガイドされ、ガイド支持溝52に嵌められて、現像カートリッジ21が第2保持部材30に装着される。廃トナー収容部32も現像カートリッジ21と同様に交換する。
なお、現像カートリッジ21が交換が必要なときに、上記作業を行い、廃トナー収容部32が交換が必要かどうか確認し、交換が必要であれば交換してもよいし、廃トナー収容部32の交換時期が来たときに、廃トナー収容部32だけを交換してもよい。
次に、ユーザーは、引出位置に配置されている第2保持部材30の把持部材42を掴んで、後方側に第2保持部材30を押して、第1保持部材29に第2保持部材30を収容する。このとき、現像カートリッジ21および廃トナー収容部32に設けられている当接部材67、69が傾斜辺87に沿いながら、第1保持部材29に収容される。第1保持部材29に第2保持部材30が収容された状態では、現像カートリッジ21および廃トナー収容部32は、上壁内面86から押圧力を受けたコイルバネ66、68により、下方に押圧される状態となる。
そして、フロントカバー12を閉鎖していくと、開放するときとは逆の過程で、第1保持部材29が離間位置から現像位置に移動される。このとき、第2保持部材30に装着されている現像カートリッジ21に設けられた現像ローラ24の回転軸45はドラム保持部材26に形成されたガイド溝58にガイドされ、現像ローラ24が感光体ドラム20に接触される。廃トナー収容部32に設けられた回転軸50も同様にガイド溝65に挿入され、回収ローラ34がクリーニングローラ33に接触される。現像ローラ24および回収ローラ34は、コイルバネ66、68により感光体ドラム20およびクリーニングローラ33に押圧された状態となる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
前記構成とすると、廃トナー収容部32が第2保持部材30に保持され、現像カートリッジ21と共に装置本体4から引き出されるため、廃トナー収容部32のメンテナンス時に現像カートリッジ21や感光体ドラム20を取り外し、さらに搬送ベルト37を取り外す必要がなく、廃トナー収容部32のメンテナンス性を向上させることができる。
また、ドラム保持部材26を現像保持部材28と別に設けていると共に、ドラム保持部材26も装置本体4に対して引き出し可能となっているため、廃トナー収容部32のメンテナンス時に感光体ドラム20を引き出さないでよいため、引き出し作業性を向上させることができると共に、感光体ドラム20やクリーニングローラ33の交換が容易となり、メンテナンス性を向上させることができる。
また、現像位置と離間位置とを移動可能に構成されている第1保持部材29と、離間位置と引出位置とに移動可能に構成されている第2保持部材30と2つの保持部材を備えることで、簡単な機構で現像位置から引出位置までの移動を実現することができる。
なお、本実施形態では、第2保持部材30を搬送ベルト37の搬送方向に引き出しているが、引き出し方向は限定されず、装置本体4に対して斜め上方でもよい。
複合機の全体構成を示す断面図である。 第1保持部材が現像位置に配置されているときの、複合機の一部を断面としている図である。 第1保持部材が離間位置に配置されているときの、複合機の一部を断面としている図である 第2保持部材が引出位置に配置されているときの、複合機の一部を断面としている図である。 現像カートリッジおよび廃トナー収容部の側面図である。 第2保持部材の断面図である。 図6のガイド支持溝を拡大した図である。 現像カートリッジおよび廃トナー収容部を第2保持部材に取り付けた状態の側面図である。 ドラム保持部材の断面図である。 クリーニングローラが印字モードの状態を示したドラム保持部材の側面図である。 クリーニングローラがクリーニングモードの状態を示したドラム保持部材の側面図である。
符号の説明
4 装置本体
12 フロントカバー(カバー)
20 感光体ドラム
21 現像カートリッジ
24 現像ローラ
26 ドラム保持部材
28 現像保持部材
29 第1保持部材
30 第2保持部材
32 廃トナー収容部
33 クリーニングローラ(クリーニング部材)
37 搬送ベルト(無端ベルト)
44、49 カップリング部材(第1突出部)
45、50 回転軸(第2突出部)
46、51 軸部(第3突出部)
52、53 ガイド支持溝(第1案内部)
54、55 ガイド斜辺
56、57 ガイド溝(第3案内部)
58、65 ガイド溝(第2案内部)
74 連結片
76 棒状突起
77 ガイド溝
82、83 ガイド部
88 上部開口
89 下部開口

Claims (14)

  1. 装置本体内に配置される無端ベルトと、
    前記無端ベルトに対向配置されている複数の感光体ドラムと、
    前記感光体ドラムに対向配置され、現像ローラを有する複数の現像カートリッジと、
    前記現像カートリッジを着脱可能に保持しており、前記現像ローラを前記感光体ドラムに接触または接近させる現像位置と、前記装置本体から引き出される引出位置との間を移動可能に構成されている現像保持部材と、
    前記感光体ドラムを保持するドラム保持部材と、
    前記無端ベルトからクリーニング部材が回収した廃トナーを収容する廃トナー収容部とを備え、
    前記現像保持部材は、前記無端ベルトの搬送方向に前記現像カートリッジと並設して前記廃トナー収容部を保持しており、
    前記クリーニング部材は、前記ドラム保持部材に保持されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像保持部材は、前記現像位置と、前記現像ローラを前記感光体ドラムから離間させる離間位置と、前記離間位置から前記現像ローラ軸方向と略直交する方向に引き出される前記引出位置とを移動可能に構成されており、
    前記現像保持部材は、前記現像位置と前記離間位置との間を移動可能に構成される第1保持部材と、前記現像カートリッジを着脱自在に保持し、前記第1保持部材にスライド自在に取り付けられ、前記離間位置と引出位置との間を移動可能に構成されている第2保持部材とを備えており、 前記第2保持部材が前記廃トナー収容部を着脱自在に保持している請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像カートリッジおよび前記廃トナー収容部の前記第2保持部材に対向する両側壁には、前記現像ローラの軸方向に突出する第1突出部と、前記第1突出部から前記現像カートリッジおよび前記廃トナー収容部の装着方向の下流側に配置され、前記現像ローラの軸方向に突出する第2突出部が設けられ、
    前記第2保持部材には、前記現像カートリッジあるいは前記廃トナー収容部が前記第2保持部材に装着されたときに、前記第1突出部をガイドして支持する第1案内部が形成されていると共に、前記ドラム保持部材には、前記第2突出部をガイドして支持する第2案内部が形成されている請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2保持部材に形成される第1案内部の装着方向上流側端部は、開口案内部の形状とし、開口端の幅が最も広く、装着方向下流側に向かって幅が狭くなるガイド斜辺を有している請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2突出部は、前記第1保持部材が前記現像位置に配置されているときは、前記第2案内部にガイドされており、前記第1保持部材が前記離間位置に配置されているときは、前記第2案内部から外れることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記現像カートリッジおよび前記廃トナー収容部には、前記第1突出部と前記第2突出部との間に配置され、前記現像ローラの軸方向に突出する第3突出部を有し、
    前記第2保持部材には、前記第1案内部から延び、前記現像カートリッジあるいは前記廃トナー収容部が第2保持部材に着脱されるときに、前記現像カートリッジあるいは廃トナー収容部の第3突出部をガイドする第3案内部が形成されている請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第3案内部は、前記現像カートリッジと対向する前記第2保持部材内面に形成されるガイド溝であり、
    前記ガイド溝の装着方向下流側端部は、案内部の形状とし、装着方向下流端の幅を広くしている請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記現像カートリッジおよび前記廃トナー収容部の両側壁に設けられている第1突出部のうち一方は、前記装置本体側の駆動部からの駆動力を前記現像カートリッジあるいは前記廃トナー収容部に伝達するカップリングである請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1保持部材には、前記第1保持部材に前記第2保持部材を収容することに伴って、前記現像ローラを前記感光体ドラムに押圧する方向あるいは前記クリーニング部材を前記無端ベルトに押圧する方向へ付勢するガイド部が形成されている請求項2乃至請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記装置本体の前面に設けられており、前記第2保持部材を引き出し可能な開口を開閉するカバーと、
    前記第1保持部材の前方側および後方側の前記装置本体内面に対向した左右両側壁に設けられ、前記現像ローラの軸方向に突出する棒状突起と、
    前記装置本体内面の前記前方側および前記後方側に形成され、前記第1保持部材が前記現像位置と前記離間位置との間を移動する際に前記棒状突起が摺接して移動するガイド溝と、
    前記カバーに連結されると共に、前記前方側の棒状突起を前記ガイド溝に沿って移動させる一対の連結片とを備えており、
    前記カバーの開閉による前記連結片の移動に伴って、前記前方側および後方側に設けられた前記棒状突起が前記装置本体のガイド溝に摺接して移動することにより、前記第1保持部材を前記現像位置から前記離間位置に移動させる構成とされている請求項2乃至請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記廃トナー収容部は、前記クリーニング部材に付着した廃トナーを回収する回収ローラを備え、
    前記無端ベルトは前記ドラム保持部材の下方に配置されると共に、前記第1保持部材および前記第2保持部材は前記ドラム保持部材の上方に配置されており、
    前記第2保持部材は上下に開口を有し、上部開口から前記現像カートリッジおよび前記廃トナー収容部を着脱する一方、下部開口側に前記現像カートリッジの前記現像ローラおよび前記廃トナー収容部の前記回収ローラが配置されていることを特徴としている請求項2乃至請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記クリーニング部材は、前記ドラム保持部材に対して前記無端ベルトに接触する接触位置と前記無端ベルトから離間する離間位置とを移動可能に構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置
  13. 前記ドラム保持部材が、前記装置本体に対してスライド自在に取り付けられている請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置
  14. 装置本体内に配置される無端ベルトと、
    前記無端ベルトに対向配置されている複数の感光体ドラムと、
    前記感光体ドラムに対向配置され、現像ローラを有する複数の現像カートリッジと、
    前記現像カートリッジを着脱可能に保持しており、前記現像ローラを前記感光体ドラムに接触または接近させる現像位置と、前記現像ローラを前記感光体ドラムから離間させる離間位置と、前記離間位置から前記現像ローラ軸方向と略直交する方向に引き出される前記引出位置とを移動可能に構成されている現像保持部材と、
    前記感光体ドラムを保持するドラム保持部材と、
    前記無端ベルトからクリーニング部材が回収した廃トナーを収容する廃トナー収容部とを備え、
    前記現像保持部材は、前記現像位置と前記離間位置との間を移動可能に構成される第1保持部材と、前記現像カートリッジを着脱自在に保持し、前記第1保持部材にスライド自在に取り付けられ、前記離間位置と引出位置との間を移動可能に構成されている第2保持部材とを備えており、
    前記第2保持部材は前記無端ベルトの搬送方向に前記現像カートリッジと並設して前記廃トナー収容部を着脱自在に保持しており、
    前記現像カートリッジおよび前記廃トナー収容部の前記第2保持部材に対向する両側壁には、前記現像ローラの軸方向に突出する第1突出部と、前記第1突出部から前記現像カートリッジおよび前記廃トナー収容部の装着方向の下流側に配置され、前記現像ローラの軸方向に突出する第2突出部が設けられ、
    前記第2保持部材には、前記現像カートリッジあるいは前記廃トナー収容部が前記第2保持部材に装着されたときに、前記第1突出部をガイドして支持する第1案内部が形成されていると共に、前記ドラム保持部材には、前記第2突出部をガイドして支持する第2案内部が形成されている画像形成装置。
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