JP4807147B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来より、レーザプリンタ等の画像形成装置として、用紙の搬送や中間転写等を行うために無端状のベルトを用いたものが知られている。このような画像形成装置では、一般に、ベルト上に付着したトナーや紙粉等の異物を除去するために、ローラやブラシを用いたベルトクリーニング装置が設けられている。
特開2001−109338公報
ところで、上記のようにローラやブラシなどのクリーニング部材によってクリーニングを行う場合、クリーニングを好適に行うにはベルトに対してクリーニング部材を適切な力で押圧することが好ましいが、常に強い力で押圧する構成であると、クリーニング部材やベルトが劣化しやすいという問題があるため、必要に応じてクリーニング部材の押圧力を低下させうる構成が望まれる。また、クリーニングを行う際にも、ベルトをクリーニング部材によって強い力で押圧したほうが望ましい場合もあれば、若干弱い力で押圧したほうが良い場合もあり、接触中常に一定の力で押圧する従来構成の場合このような要望に応えられないという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいてなされたものであって、ベルトにクリーニング部材を接触させた状態を維持しつつ、ベルトに対するクリーニング部材の押圧力を状況に応じて適切に変更できる構成を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明は、現像剤像を直接的または被記録媒体を介して間接的に担持するベルトと、前記ベルトと対向配置されたクリーニング部材と、前記クリーニング部材と共に前記ベルトを挟持するバックアップ部材と、前記ベルトに前記クリーニング部材が接触している状態において、前記ベルトに前記クリーニング部材を押圧する押圧力を変更する押圧力変更機構と、前記押圧力変更機構を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
第2の発明は、第1に記載の画像形成装置において、前記クリーニング部材を前記ベルトに対して押圧する押圧モードを、前記クリーニング部材を前記ベルトに対して所定の押圧力で押圧する第1モードと、前記クリーニング部材を前記ベルトに対して前記第1モードよりも小さい押圧力で押圧する第2モードと、に設定変更するモード設定手段を備え、前記制御手段は、前記クリーニング部材が前記モード設定手段による設定に応じた押圧状態となるように前記押圧力変更機構を制御することを特徴とする。
第3の発明は、第1に記載の画像形成装置において、前記クリーニング部材を前記ベルトに対して所定の押圧力で押圧する第1モードと、前記第1モードよりも押圧力を低下させる第2モードと、前記クリーニング部材を前記ベルトから離間させる第3モードと、に設定変更するモード設定手段を備え、前記制御手段は、前記クリーニング部材が前記モード設定手段による設定に応じた押圧状態となるように前記押圧力変更機構を制御することを特徴とする。
第4の発明は、第1ないし第3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記クリーニング部材は、外周面を前記ベルトに接触させつつ当該ベルトのクリーニングを行うクリーニングローラからなることを特徴とする。
第5の発明は、第1ないし第3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記クリーニング部材は、複数の可撓性素材の先端部を前記ベルトに接触させてクリーニングを行うクリーニングブラシからなることを特徴とする。
第6の発明は、第1ないし第5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記クリーニング部材は、一定の支持位置に保たれており、前記押圧力変更機構は、前記クリーニング部材に対して前記バックアップ部材を押圧する荷重を切り替える荷重切替機構を有することを特徴とする。
第7の発明は、第6に記載の画像形成装置において、前記バックアップ部材は、外周面を前記ベルトに接触させて回転可能なバックアップローラからなることを特徴とする。
第8の発明は、第6又は第7に記載の画像形成装置において、前記押圧力変更機構は、前記バックアップ部材を付勢可能な複数の付勢手段と、前記複数の付勢手段において前記バックアップ部材の付勢に用いる付勢手段の組合せを切り替える組合せ切替手段と、を備えたことを特徴とする。
第9の発明は、第8に記載の画像形成装置において、前記複数の付勢手段は、前記バックアップ部材の両端部をそれぞれ直接又は間接的に付勢可能な一対の第1ばね部材からなる第1のばね組と、前記第1のばね組とは独立して駆動可能に構成され、前記バックアップ部材の両端部をそれぞれ直接又は間接的に付勢可能な一対の第2ばね部材からなる第2のばね組と、を有し、前記組合せ切替手段は、前記バックアップ部材に対し、前記第1のばね組及び第2のばね組の両方のばね組を作用させるか、或いはいずれか一方のばね組のみを作用させるかを切り替える構成をなすことを特徴とする。
第10の発明は、第8又は第9に記載の画像形成装置において、前記押圧力変更機構は、前記複数の付勢手段における各付勢手段に対応して配されかつ自己の変位に応じて各付勢手段を駆動させる構成をそれぞれ有する複数のカム部材と、複数の前記カム部材を回転駆動するカム部材駆動機構と、を備えたことを特徴とする。
第1の発明>
第1の発明によれば、ベルトに対するクリーニング部材の押圧力を状況に応じて適切に変更できるようになる。従って、ベルトに対するクリーニング部材の押圧力を常に強い押圧力とする構成と比較してクリーニング部材及びベルトの劣化を効果的に抑制でき、或いはベルトに対する押圧力を常に弱い押圧力とする構成と比較して良好なクリーニングを実現できるようになる。
第2の発明>
第2の発明によれば、強い力でクリーニングを行う必要があるときはクリーニング部材の押圧力を増強でき、クリーニングを行わないとき或いは弱い力でクリーニングを行うようなときにはクリーニング部材の押圧力を低下させることができるようになる。よって、クリーニング部材やベルトの劣化を効果的に抑制しつつ良好なクリーニングを実現しうる好適例となる。
第3の発明>
第3の発明によれば、強い力でクリーニングを行うときにはクリーニング部材の押圧力を増強でき、弱い力でクリーニングを行うようなときには、クリーニング部材の押圧力を低下させてクリーニングを行うことができるようになる。さらに、クリーニングを行わないときにはクリーニング部材をベルトから離間させて非接触状態とすることができる。従って、クリーニング部材やベルトの劣化をより一層効果的に抑制でき、状況により適切に対応したクリーニングが可能となる。
第4の発明>
第4の構成によれば、クリーニング部材によってベルトのクリーニングを行う上での好適例となる。
第5の発明>
第5の構成によれば、クリーニング部材によってベルトのクリーニングを行う上での好適例となる。
第6の発明>
第6の発明によれば、クリーニング部材が駆動機構と連結しているために周辺構成が複雑化しやすいクリーニング部材を一定の支持位置としつつクリーニング部材の押圧力を変更できるようになる。よってクリーニング部材側にクリーニング部材の支持位置を変えるための機構が不要になるので構成が簡単で済み、部品が集中しすぎることがなく、また、コスト低減も図りやすくなる。
第7の発明>
第7の発明によれば、ベルトとバックアップ部材との間の摩擦をより小さくすることができ、部品の劣化をより一層効果的に防止できる。
第8の発明>
第8の発明によれば、複数の付勢手段の組合せを変更することによって総合的な付勢力を調整するため、単一コイルばねの長さ調整によって付勢力を変更するような構成と比較して付勢力が安定しやすくなる。また、付勢力調整に要するストロークを小さくすることができるため、長い設置スペースを確保しにくい状況などにおいて有効な構成となる。
第9の発明>
第9の発明によれば、複雑な構成を用いることなく、バックアップ部材に与える付勢力を容易に二段階に調整できるようになる。
第10の発明>
第10の発明によれば、カム部材の駆動によって付勢力を調整できるようになるため、構成の簡素化が図られる。また、カム部材を回転駆動させる構成としているため、他の回転駆動源を利用しやすい構成となる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について図面を参照して説明する。
(1.全体構成)
図1は、本実施形態の画像形成装置としてのレーザプリンタ1の概略構成を示す側断面図である。このレーザプリンタ1は、例えばブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応する4つの感光体ドラム30を備えた、いわゆるダイレクトタンデム型のカラーレーザプリンタである。レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、被記録媒体としての用紙3を給紙するための給紙部4、上記感光体ドラム30を露光するスキャナ部18、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成ユニット20、及び、画像形成ユニット20に対して用紙3を搬送する用紙搬送部35、ベルトクリーニング装置としてのクリーニングユニット41などを備えている。本実施形態では、用紙搬送部35はベルトユニットとして本体ケーシング2の後述する開口部2Aから着脱可能とされ、更に、クリーニングユニット41も開口部2Aから着脱可能とされている。なお、以下の説明において、図1における矢印F1の方向を前方とし、それとは反対の矢印F2の方向を後方とする。
(給紙部)
給紙部4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される供給トレイとしての給紙トレイ7と、給紙トレイ7の前端部の上方に設けられる分離ローラ8および分離パッド9と、分離ローラ8の後側に設けられるピックアップローラ10と、分離ローラ8の前側上方に配置される一対の紙粉取りローラ11,11と、紙粉取りローラ11,11の上方に設けられる一対のレジストローラ12A,12Bとを備えている。
給紙トレイ7は、上面が開口した浅底の箱形をなし、その内側に画像を形成するための用紙3が積載可能となっている。給紙トレイ7の前端部に設けられた前面壁13は、本体ケーシング2の前面において、フロントカバー6の下側に配されており、この前面壁13を前側に引くことで給紙トレイ7を本体ケーシング2の前方へ水平に引き出し可能となっている。給紙トレイ7の底面には、用紙3を積層状に載置可能な用紙押圧板7Aが設けられており、この用紙押圧板7Aは、後端部において回動可能に支持されるとともに、図示しないばねによって前端部が上方向に付勢されている。これにより給紙トレイ7内に積層された用紙3は前端側が上方に付勢された状態となる。
給紙トレイ7の最上位にある用紙3は、用紙押圧板7Aの付勢力によってピックアップローラ10に向かって押圧され、ピックアップローラ10の回転によって、分離ローラ8と分離パッド9との間に向けて搬送開始される。そして、その用紙3は、分離ローラ8の回転によって、分離ローラ8と分離パッド9との間に挟まれたときに1枚ごとに捌かれて給紙される。給紙された1枚の用紙は、紙粉取りローラ11によって紙粉が取り除かれた後、レジストローラ12A,12Bに搬送される。
レジストローラ12A,12Bは、駆動ローラ12A及び従動ローラ12Bから構成され、用紙3をレジスト後に、前方から後方へと折り返すようなU字形をなす給紙パス14を介して後述する用紙搬送部35の用紙搬送ベルト38上へ折り返し搬送する。
(スキャナ部)
本体ケーシング2内の最上部には、露光手段としてのスキャナ部18が設けられている。このスキャナ部18は、所定の画像データに基づいた各色毎のレーザ光Lを対応する感光体ドラム30の表面上に高速走査にて照射する。各色に対応した4本のレーザ光Lは、スキャナ部18の底面から斜め後下方に向けて射出される。各レーザ光Lの光路は、前後に一定間隔を開けて配され、互いに平行をなす。
(画像形成ユニット)
本体ケーシング2の前面において給紙トレイ7の上方には、開口部2Aが形成され、下端部が軸支されたフロントカバー6によって開閉可能とされている。本体ケーシング2内には、スキャナ部18の下側において開口部2Aと連通するユニット収容部19が設けられ、ここに前方へ引き出し可能で、かつ着脱可能な画像形成ユニット20が収容されている。画像形成ユニット20は、フレーム21を備えており、このフレーム21には、像担持体としての感光体ドラム30、帯電手段としてのスコロトロン型帯電器31、現像器としての4つの現像カートリッジ22、およびクリーニングブラシ33が保持されている。なお、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応する、これらの構成はいずれも同一構造であるため、図1では、紙面左端のものについてのみ符号を付し、他のものについては省略されている。
4つの各現像カートリッジ22は、フレーム21に対して着脱可能に装着されており、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応している。現像カートリッジ22は、下側が開放される箱形の収容ケース23を備えており、収容ケース23内の上部には各色の正帯電性の非磁性1成分のトナーT(重合トナー、現像剤)が充填されるトナー収容室24が形成されている。トナー収容室24内にはアジテータ24Aが設けられ、このアジテータ24Aが図示しないモータからの駆動力の入力により回転駆動されることで内部のトナーTが撹拌される。トナー収容室24の下側には、供給ローラ25、現像剤担持体としての現像ローラ26および層厚規制ブレード27が設けられている。
供給ローラ25は、現像カートリッジ22の収容ケース23に回転可能に支持されており、金属製のローラ軸を、導電性の発泡材料からなるローラで被覆することにより構成されている。また、この供給ローラ25は、図示しないモータからの駆動力の入力により回転駆動される。
現像ローラ26は、供給ローラ25の斜め後下方において、供給ローラ25と互いに圧縮されるように接触した状態で、現像カートリッジ22の収容ケース23に回転可能に支持されている。また、現像ローラ26は、現像カートリッジ22がフレーム21に装着された状態で、感光体ドラム30に対向して接触する。この現像ローラ26は、金属製のローラ軸を、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなるローラ本体で被覆することにより構成されている。またローラ本体の表面には、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆されている。現像ローラ26には、現像時に現像バイアスが印加される。また、現像ローラ26は、図示しないモータからの駆動力の入力により回転駆動される。
層厚規制ブレード27は、金属の板ばね材からなるブレード本体の先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部を備えている。この層厚規制ブレード27は、現像ローラ26の上方において収容ケース23に支持されて、押圧部がブレード本体の弾性力によって現像ローラ26上に圧接されている。
そして、現像時には、トナー収容室24から放出されたトナーTが供給ローラ25の回転によって、現像ローラ26に供給され、このとき、供給ローラ25と現像ローラ26との間で正極性に摩擦帯電される。現像ローラ26上に供給されたトナーTは、現像ローラ26の回転に伴って、層厚規制ブレード27と現像ローラ26との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定の厚さの薄層として現像ローラ26上に担持される。
感光体ドラム30は、円筒形状をなし、接地された金属製のドラム本体を備え、その表層をポリカーボネートなどからなる正帯電性の感光層で被覆することにより構成されている。感光体ドラム30は、ドラム本体の軸心において、ドラム本体の長手方向に沿って延びる軸としての金属製のドラム軸がフレーム21に支持されることでドラム軸を中心に回転自在に設けられている。また、感光体ドラム30は、図示しないモータからの駆動力の入力により回転駆動される。
スコロトロン型帯電器31は、感光体ドラム30の後側斜め上方において、感光体ドラム30と接触しないように所定間隔を隔てて、感光体ドラム30と対向配置されている。このスコロトロン型帯電器31は、タングステン等の帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させることにより、感光体ドラム30の表面を一様に正極性に帯電させる。
クリーニングブラシ33は、感光体ドラム30の後側に感光体ドラム30と対向して接触するように配置されている。
感光体ドラム30の表面は、その回転時、まず、スコロトロン型帯電器31により一様に例えば+900Vに正帯電される。その後、スキャナ部18からのレーザ光の高速走査により露光されて表面電位が部分的に例えば+100Vにされることで、用紙3に形成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ26の回転により、現像ローラ26上に担持されかつ例えば+450Vに正帯電されているトナーTが、感光体ドラム30に対向して接触するときに、感光体ドラム30の表面上に形成されている静電潜像に供給される。これにより、感光体ドラム30の静電潜像は、可視像化され、感光体ドラム30の表面には、反転現像によるトナー像(現像剤像)が担持される。
その後、感光体ドラム30の表面上に担持されたトナー像は、次述する用紙搬送ベルト38によって搬送される用紙3が、感光体ドラム30と転写ローラ39との間の転写位置を通る間に、転写ローラ39に印加される負極性の転写バイアス(例えば−700V)によって、用紙3に転写される。こうしてトナー像が転写された用紙3は、次いで定着器42に搬送される。
(用紙搬送部)
用紙搬送部35は、ユニット収容部19に装着される画像形成ユニット20の下方に配置されている。この用紙搬送部35は、後側と前側とに間隔をおいて互いに平行に設けられた一対のベルト支持ローラ36,37と、両ローラ36,37間に掛け渡された用紙搬送ベルト38(「ベルト」の一例に相当)とを備え、後側のベルト支持ローラ36がモータの駆動力により回転駆動されることで用紙搬送ベルト38が循環移動(周回移動)する構成になっている。後側のベルト支持ローラ(駆動ローラ)36は、アルミもしくはステンレス製の略円筒形状金属素管表面に、ベルト内面とのグリップ力確保のため、ゴム層を被履、もしくはコーティング層を施してなるローラであり、前側のベルト支持ローラ(テンションローラ)37は、アルミもしくはステンレス製の略円筒形状金属素管表面に、ベルト内面との摩擦による表面の摩耗防止のためのにメッキ処理を施してなるローラである。用紙搬送ベルト38は、例えばポリカーボネート等の樹脂材からなる無端状のベルトであり、その幅寸法は印字可能な最大用紙サイズ(本実施形態では、例えばA4サイズ)の幅寸法以上になっている。
用紙搬送ベルト38の内側には、前述した画像形成ユニット20の各感光体ドラム30と対向配置される4つの転写ローラ39が前後方向に一定間隔で並んで設けられ、各感光体ドラム30と対応する転写ローラ39との間に用紙搬送ベルト38を挟んだ状態となっている。各転写ローラ39は、金属製のローラ軸の周囲に導電性のゴム材料からなる弾性部材を被覆することによって構成されており、転写時に負極性の転写バイアスが印加されるようになっている。また、用紙搬送ベルト38の下側には、用紙搬送ベルト38上に付着した残留トナーTや紙粉を清掃するためのクリーニングローラ40を有するクリーニングユニット41が設けられている。前述のレジストローラ12A,12Bから送り出された用紙3は、給紙パス14を通過して、用紙搬送ベルト38の上面前端付近に当接し、ここで用紙搬送ベルト38の上面に静電吸着して用紙搬送ベルト38の循環移動に伴って後方へ搬送される。
(定着器)
定着器42は、本体ケーシング2内における用紙搬送部35の後方に配置されている。この定着器42は、互いに対向配置された加熱ローラ43及び加圧ローラ44等から構成され、用紙3上に転写されたトナー像を紙面に熱定着させる。そして、熱定着された用紙3は、定着器42の斜め後上方に配置された搬送ローラ45により本体ケーシング2の上部に設けられた排紙ローラ46へ搬送される。本体ケーシング2の上面には、前端側がほぼ水平で、後端側が後下がりに傾斜した排紙トレイ47が設けられ、排紙ローラ46から排出された画像形成後の用紙3がこの排紙トレイ47上に積層される。
(2.電気的構成)
次に、上記レーザプリンタ1の電気的構成について説明する。
図2は、レーザプリンタ1の電気的構成を概念的に示すブロック図である。
レーザプリンタ1は、図2に示すようにCPU91、ROM92、RAM93、ASIC(Application Specific Integrated
Circuit)からなる制御部95によって各構成要素を制御する制御装置90が構成されている。さらに、制御部95と電気的に接続される形態にて、メインモータ96、スキャナモータ97、画像形成部5、入力パネルなどからなる操作部98、各種ランプなどからなる表示部99、後述するセンサ100などが設けられ、これらにより制御系が構成されている。なお、画像形成部5は、上述の給紙部4、スキャナ部18、画像形成ユニット20、用紙搬送部35、定着器42によって構成されている。
ROM92、RAM93は、CPU91に接続されており、CPU91は、ROM92に記憶された処理手順に従って、その処理結果をRAM93に記憶させながら、制御部95を介して各構成要素を制御する。
メインモータ96は、上述の用紙搬送ベルト38などを回転させるモータである。また、スキャナモータ97は、スキャナ部18内のポリゴンミラー(図示略)を回転させるモータである。CPU91は、予めROM92に格納されたプログラムに基づいて、メインモータ96やスキャナモータ97の駆動制御を行う。
制御部95は、CPU91からの指令に従い画像形成部5を制御する。具体的には、スキャナ部18を構成する各部により感光体ドラム30の表面を露光する露光制御を行ったり、用紙3にトナーを転写する際の転写バイアスの制御等を行う。
また、制御装置90には、パーソナルコンピュータなどの外部機器と接続するためのネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)94が設けられている。
なお、CPU91は、押圧力変更機構を制御する制御手段の一例に相当する。
(3.クリーニングユニットの基本構成)
図3は、用紙搬送部35及びクリーニングユニット41を拡大して示す側断面図である。
クリーニングユニット41は、本体ケーシング2に対して着脱可能とされるものであり、前後に細長い箱形のケース50を備えており、このケース50が用紙搬送ベルト38の下側に配されるように装着される。ケース50が一体的に形成されたフレームの一部には、装置本体(レーザプリンタからクリーニングユニット41を除いた部分)のフレーム部と係合する一対の係合突起70,70及び71,71が設けられている(図4参照)。
ケース50は、上面前端側に開口部51が形成され、この開口部51の内側にクリーニングローラ40が回転可能に設けられ、このクリーニングローラ40はクリーニング部材の一例に相当しており、外周面を用紙搬送ベルト38に接触させつつこの用紙搬送ベルト38のクリーニングを行う構成をなしている。本実施形態のクリーニングローラ40は、金属製のローラ軸を導電性の発泡材料からなるローラ体で被覆することにより構成されたシリコーン発泡ローラである。クリーニングローラ40によって除去された搬送ベルト38の付着物をケース50に収容する構成となっており、このケース50は、クリーニングユニット41のフレーム部と一体的に設けられている。
クリーニングローラ40の後側斜め下方には当該クリーニングローラ40に圧接させるように金属等の硬質材料からなるメタルローラ52が回転可能に設けられている。
更に、メタルローラ52の下側には、掻き取り部材としてのゴム製の掻き取りブレード53が設けられ、その後端部が保持部材としての金属製のホルダ55に挟まれて保持固定され、自由端となる前端部がブレード本体の弾性力によってメタルローラ52の下面に圧接されている。なお、掻き取りブレード53は上記したようにゴム製であり、これをメタルローラ52に対して長手方向におけるほぼ全長に亘って均一な力で接触させるためには、掻き取りブレード53の後端部をある程度強い力で保持固定する必要があり、このために、ホルダ55を比較的に強度の高い金属製とする必要がある。一方、クリーニングローラ40の上方には、金属等の導電性部材からなるバックアップローラ54が、クリーニングローラ40とで上下に用紙搬送ベルト38を挟み込んだ状態で回転可能に設けられている。バックアップローラ54は、外周面をベルトに接触させて回転可能とされており、バックアップ部材の一例に相当している。
そして、図3に示すように、例えば画像形成された用紙3が定着器42を抜けた後から排紙ローラ46によって排出されるまでの間において実行されるクリーニング動作時には、クリーニングローラ40は図示しないモータからの駆動力により、図示反時計回り方向に循環移動する用紙搬送ベルト38に対しそれとの接触面において対向する方向、即ち図示反時計回りに回転駆動されると同時に、メタルローラ52が図示時計回りに回転駆動される。一方、バックアップローラ54は、用紙搬送ベルト38の循環移動に伴って、図示反時計回りに連れ回りする。
また、バックアップローラ54のローラ軸は接地されており、クリーニング動作時には、クリーニングローラ40に例えば−3kVの負極性バイアス、メタルローラ52にはそれよりも更に低い例えば−3.5kVの負極性バイアスが与えられる。これにより、用紙搬送ベルト38に付着した残留トナーTや紙粉が、クリーニングローラ40とバックアップローラ54との対向位置付近でバイアス吸引力とクリーニングローラ40の接触力によってクリーニングローラ40に移動する。そして、クリーニングローラ40に担持された残留トナーT等は、バイアス吸引力で硬質なメタルローラ52に移動し、そのメタルローラ52に担持された残留トナーT等が掻き取りブレード53によって掻き取られ、最終的にケース50内に回収される。
(4.押圧力変更機構)
図4は、クリーニングユニット41及び押圧力変更機構60を示した斜視図であり、同図紙面右下方向がレーザプリンタ1の前方(本体ケーシング2の開口部2A側)である。また、図5は、押圧力変更機構60の要部を上方側から見た図である。図6は、図4の構成のうち、バックアップローラ54及びその支持構成を別角度から示す斜視図である。図7は、押圧力変更機構60の要部を部分的に拡大した斜視図であり、第2モードに設定された状態を示す図である。また、図8は、図7の状態から第1モードに切り替わった状態を示す図である。図9は、図5のA−A断面概略図であり、第2モードに設定された状態を示す図である。図10は、図9からソレノイドが駆動した直後を示し、図11は、図9から第1モードに切り替わった状態を示す図である。図12は、図6のB−B断面概略図であり、連動機構110及びセンサ100の周辺構成を概念的に示す図である。図13は、図12から第1モードに切り替わった状態を示す図である。
本実施形態のレーザプリンタ1には、上記クリーニング動作時と、それ以外の非クリーニング動作時とでクリーニングローラ40に対するバックアップローラ54の押圧力変更機構60が設けられている。具体的には、押圧力変更機構60は、例えば画像形成の指令がされて用紙3が給紙トレイ7から用紙搬送ベルト38上に搬送されつつトナー像が転写され、定着器42で熱着されるまでの画像形成時(非クリーニング動作時)には、バックアップローラ54を後述する第1モードのときよりも弱い荷重で用紙搬送ベルト38を押圧するようになっている。一方、クリーニング動作時には、バックアップローラ54を用紙搬送ベルト38に強い力で押圧させるのである。
図4ないし図6に示すように、バックアップローラ54は、その両端(左右端)にそれぞれ配置された1対の揺動保持アーム131,131によって回転可能に保持されている(図16も参照)。各揺動保持アーム131は、バックアップローラ54と平行をなし本体ケーシング2側に設けられた支持軸体(図4では図示略、図14及び図13では、一点鎖線Jにて図示)に軸支された後端部を中心に前端部が上下に揺動可能とされている。また、各揺動保持アーム131は、その揺動端部(前端部)が付勢手段としての第1ばね部材132によって下方(クリーニングユニット41側)に押圧されている。これら一対のばね部材132によって第1のばね組が構成されており、これら一対のばね部材132によって、バックアップローラ54の両端部を揺動保持アーム131を介して間接的に付勢するように構成されている。なお、第1ばね部材132は上方を装置本体に設けられたフレーム(フレームの外面を二点鎖線Kにて概念的に図示)にて支持されている。
また、一対の第2ばね部材62、62からなる第2のばね組が、一対の第1ばね部材132によって構成される第1のばね組とは独立して駆動可能とされており、これら第2のばね組が1対の揺動保持アーム131,131と隣接して揺動可能とされた一対の揺動アーム61、61を付勢するように構成されている。一対の揺動アーム61,61は、図9ないし図11に示すように、一対の揺動保持アーム131,131を支持する支持軸体(図9ないし図11では二点鎖線J)によって支持されており、揺動保持アーム131,131と同一の軸線回りを回動するようになっており、後述する押圧力変更機構の作動状態に応じて一対の揺動保持アーム131、131を付勢することとなる。この構成によって、一対の第2ばね部材62,62からなる第2のばね組も揺動アーム61、61及び揺動保持アーム131、131を介してバックアップローラ54の両端部を付勢できるようになっている。なお、第2ばね部材62は上方を装置本体に設けられたフレーム(フレームの外面を二点鎖線Kにて概念的に図示)にて支持されている。
なお、図4において、バックアップローラ54、一対の揺動保持アーム131、一対の揺動アーム61、61、一対の第1ばね132は、一対の第2ばね部材62は、ベルトユニットとして構成された用紙搬送部35に搭載されているものであり、本来ならば、バックアップローラ54とクリーニングローラ40との間に用紙搬送ベルト38が図示されるべきところであるが、理解を容易とするため、便宜上、用紙搬送ベルト38の図示を省略している。
図4、図5に示すように、クリーニングローラ40はそのローラ軸の両端部がケース50の左右壁から突出するように軸受けされ、そのうちの一方の端部(例えば左端部)に回転ギア41Aが一体的に設けられている。メタルローラ52はそのローラ軸の両端部がケース50の左右壁から突出するように軸受けされ、そのうちの一方の端部(例えば左端部)に回転ギア52Aが一体的に設けられ、上記回転ギア41Aと噛み合ってギア連結されている(なお、図5では、回転ギア52Aが省略されている)この回転ギア52Aの後方には入力ギア63が設けられており、この入力ギア63は、回転ギア52Aと噛み合ってギア連結されるとともに、クリーニングユニット41が本体ケーシング2内に装着された状態で本体ケーシング側の図示しない出力ギアと噛み合ってギア連結される。出力ギア(図示略)は、入力ギア63の後側斜め下方に配置され、本体ケーシング2に設けられた図示しないモータからの駆動力を受けて回転駆動されるものである。このモータは例えば画像形成の指令がされることで回動し、この駆動力が出力ギア及び入力ギア63を介して回転ギア41A及び回転ギア52Aに伝達され、これによりクリーニングローラ40及びメタルローラ52が回転駆動される。
図4、図5に示すように、クリーニングローラ40の前方には、このクリーニングローラ40と平行をなし、両端部がケース50の左右壁から突出するように軸受けされた回転軸体としての金属軸体65が設けられている。この金属軸体65の一方の端部(例えば左端部)には、1対の欠き歯部分が対称配置された欠き歯ギア65Aが一体的に設けられている。金属軸体65には、1対の突起部66,66が軸中心に対して対称配置されている。また、金属軸体65は、欠き歯ギア65Aの欠き歯部分が回転ギア41Aと対向する回転位置において、1対の突起部66,66の一方が係合する係合アーム67が設けられている(図7ないし図11も参照)。
図9ないし図11に示すように、この係合アーム67は、ソレノイド80と連動する構成をなしており、このソレノイド80が画像形成動作の指令信号または上記クリーニング動作の指令信号を受けたときにオン動作して係合アーム67と突起部66との係合が解除されるようになっている。そして、金属軸体65は、この係合が解除されたときに付勢手段としてのコイルバネ68によって欠き歯ギア65A(図4参照)の歯部分が回転ギア41Aと噛み合う位置までの強制的に回転される。欠き歯ギア65Aは、係合アーム67と突起部66とが係合しているときには回転ギア41Aと噛み合わず、係合が解除され、コイルバネ68によって送り出された場合に噛み合うように構成されている。
更に、金属軸体65は、図4に示すように、その両端部(左側は欠き歯ギア65Aの内側)に1部分が径大となっている一対のカム部材69,69が一体的に設けられている。一対のカム部材69、69は、それぞれ第2ばね部材62、62に対応して配されかつ自己の変位に応じて各第2ばね部材62,62を駆動させる構成を有している。金属軸体65及びこの金属軸体65を駆動する駆動機構は、2つのカム部材69、69を回転駆動するカム部材駆動機構に相当しており、本実施形態では、金属軸体65、図示しないモータ、入力ギア63、回転ギア52A、回転ギア41A、欠き歯ギア65Aによってカム部材駆動機構が構成されている。なお、カム部材駆動機構は、カム部材69、69を、所定の第1回転位置と、その第1回転位置から所定角度回転した第2回転位置と、に設定可能な構成であれば本実施形態以外の構成を用いても勿論よい。
そして、図4、図9ないし図11のように、クリーニングユニット41が本体ケーシング2内に装着され、その上に用紙搬送部(ベルトユニット)35が装着された状態において、これら1対のカム部材69,69の周面上に、前述した1対の揺動アーム61,61の揺動端部61A,61Aがそれぞれ乗せられ、カム部材69,69の変位に応じて揺動端部61A、61Aが変位し、揺動アーム61、61が回動するようになっている。
(5.押圧力変更機構の動作)
次に、押圧力変更機構60の動作を、図4、図5に加えて図7ないし図11を参照しつつ説明する。
上述したように、クリーニングローラ40は、現像剤像を用紙を介して間接的に担持する用紙搬送ベルト38と対向配置され、バックアップローラ54と共に用紙搬送ベルト38を挟持する構成をなしており、用紙搬送ベルト38にクリーニングローラ40を接触させた状態を維持しつつ、用紙搬送ベルト38にクリーニングローラ40を押圧する押圧力を押圧力変更機構60により変更するようにしている。
この押圧力変更機構60は、制御手段の一例に相当するCPU91により制御される。CPU91は、モード設定手段としての機能を有しており、クリーニングローラ40を用紙搬送ベルト38に対して押圧する押圧モードを、クリーニングローラ40を用紙搬送ベルト38に対して所定の押圧力で押圧する第1モードと、クリーニングローラ40を用紙搬送ベルト38に対して第1モードよりも小さい押圧力で押圧する第2モードとで設定変更する構成をなしている。第1モードに設定する期間及び第2モードに設定する期間は様々とできるが、例えば、各用紙に対する画像形成後一定期間第1モードに設定し、それ以外は第2モードに設定するなどの方法が挙げられる。図2に示すように、CPU91によって設定されるモードに対応した信号は、押圧力変更機構60に出力されるようになっており、この信号に応じて押圧力変更機構60が制御されることとなる。
図3、図4に示すように、本実施形態では、クリーニングローラ40が一定の支持位置に保たれており、押圧力変更機構60は、クリーニングローラ40に対するバックアップローラ54の荷重を切り替える荷重切替機構として機能している。図4、図6に示すように、押圧力変更機構60は、バックアップローラ54付勢可能な第1ばね部材132、132及び第2ばね部材62、62を有しており、これら複数のばね部材においてバックアップローラ54の付勢に用いるばね部材の組合せを切り替えている。なお押圧力変更機構は60は、組合せ切替手段の一例に相当している。
第1ばね部材132、132及び第2ばね部材62、62のうち、第1ばね部材132、132は、バックアップローラ54の両端部をそれぞれ間接的に付勢可能に構成されて第1のばね組を構成し、第2ばね部材62、62は、その第1のばね組とは独立して駆動可能に構成され、バックアップローラ54の両端部をそれぞれ間接的に付勢可能な第2のばね組を構成している。組合せ切替手段に相当する押圧力変更機構60は、CPU91からの指令に応じ、バックアップローラ54に対し、第1のばね組及び第2のばね組の両方のばね組を作用させるか、或いはいずれか一方のばね組のみを作用させるかを切り替えている。
このような制御構成を採る押圧力変更機構60において、図7、図9の状態から図8、図11に至るまでについて具体的に説明する。図7、図9は、第2モードに設定された場合の状態を示しており、各カム部材69が径大部を上方に向け、且つ、欠き歯ギア65Aの欠き歯部分が回転ギア41Aに対向して噛み合っていない回転位置で、金属軸体65が係合アーム67によって保持されている状態である。この状態では、図7、図9に示すように、用紙搬送ベルト38の左右両側に位置して各カム69の径大部に乗った揺動保持アーム61,61の揺動端部が押圧ばね62の付勢力に抗して上方に押し上げられ、これにより第2ばね部材62によるバックアップローラ54への付勢が解除される。
この状態では、図13、図15に示すように、揺動端部61Aが押し上げられるのに伴い、揺動アーム61、61が支持軸体J(図7ないし図9参照)を中心として上方に回動し、揺動アーム61の押圧部61Bが揺動保持アーム131の被押圧部131Bから離間し、揺動アーム61、61がそれぞれ揺動保持アーム131、131を押圧しないようになる。このとき、バックアップローラ54には一対の第1ばね部材132、132による付勢力のみが加わり(図12も参照)、一対の第2ばね部材62,62による付勢力が加わらないようになるため(つまり第1のばね組のみが付勢に用いられ、第2のばね組が付勢に用いられないこととなるため)、第1モードのときよりもクリーニング・ニップ圧が弱い状態となる。このような第2モードは、主としてクリーニング動作が行われない場合に設定される。
クリーニング動作時には第2モードから第1モードへ設定変更され、図7,図9の状態から移行する。具体的には、クリーニング動作の指令信号がソレノイド80に入力され、図10に示すように、変位部材81がコイルばね82の付勢に抗して引き込まれ、それに伴って回動部材83が回動する。回動部材83が回動すると、その端部が回動部材85を回動させ、それに伴って係合アーム67が変位する。なお、回動部材83は、概念的に示す軸Kを中心として回動可能とされており、回動部材85は、軸85Aを中心として回動可能とされている。
上記動作により、図10のように突起部66と係合アーム67との係合が解除され、それに伴ってコイルばね68の付勢によって金属軸体65が回動され、欠き歯ギア65Aが回転ギア41Aと噛み合い回転駆動される。ソレノイド80への信号入力は、欠き歯ギア65Aが所定角度回転する前に停止されるため、図8,図11に示すように、各カム69が径大部を下方に向け、且つ、欠き歯ギア65Aの欠き歯部分が回転ギア41Aに対向して噛み合っていない回転位置で、突起部66と係合アーム67とが再び係合し、金属軸体65が再び係合アーム67によって保持されている状態となる。この状態では、揺動保持アーム61,61の揺動端部61A,61Aが押圧ばね62の付勢力によって下方に押圧される。
そうすると、図14、図16に示すように、揺動アーム61の押圧部61Bが揺動保持アーム131の被押圧部131Bを押圧するようになり、揺動アーム61、61がそれぞれ揺動保持アーム131、131を押圧する(図17も参照)。これにより、バックアップローラ54が一対の第1ばね部材132、132からなる第1ばね組と一対の第2ばね部材62,62による第2ばね組とにより付勢されることとなり、強い付勢力に基づいてバックアップローラ54が用紙搬送ベルト38を押圧し、クリーニングローラ40とバックアップローラ54とによる用紙搬送ベルト38の挟持力、ひいてはクリーニングローラ40が用紙搬送ベルト38を押圧する押圧力が高まることとなる。
なお、その後、再び指令信号がソレノイド80に入力されると、図10と同様の解除動作がなされて金属軸体65が半回転し、図7、図9に示す離間状態に再び復帰することとなる。
以上のように、本実施形態の構成によれば、ベルトに対するクリーニング部材の押圧力を状況に応じて適切に変更できるようになる。従って、ベルトに対するクリーニング部材の押圧力を常に強い押圧力とする構成と比較してクリーニング部材及びベルトの劣化を効果的に抑制でき、或いはベルトに対する押圧力を常に弱い押圧力とする構成と比較して良好なクリーニングを実現できるようになる。
また、制御手段たるCPU91により、クリーニングローラ40が設定モードに応じた押圧状態となるように押圧力変更機構60を制御しているため、強い力でクリーニングを行う必要があるときはクリーニングローラ40の押圧力を増強でき、クリーニングを行わないとき或いは弱い力でクリーニングを行うようなときにはクリーニングローラ40の押圧力を低下させることができるようになる。よって、クリーニングローラ40やベルトの劣化を効果的に抑制しつつ良好なクリーニングを実現しうる好適例となる。
また、外周面を用紙搬送ベルト38に接触させつつ当該用紙搬送ベルト38のクリーニングを行うクリーニングローラ40によってクリーニング部材が構成されているため、ベルトのクリーニングを好適に行うことができる。なお、クリーニングローラとして構成されているため、バイアスの印加によりベルトの付着物を吸引する静電的吸引力を発生させやすく、また、クリーニングローラの表層に発泡構造が設けられているため、付着物を良好に掻き落とすことができるようになっている。また、クリーニング部材をクリーニングローラとして構成すれば、ベルトとクリーニングローラとの間で速度差を設けるといった構成が可能となり、物理的な掻き落とし効果を高めやすくなる。
また、押圧力変更機構60が、クリーニングローラ40に対するバックアップ54の荷重を切り替える荷重切替機構として機能しているため、周辺構成が複雑化しやすいクリーニングローラ40を一定の支持位置としつつクリーニングローラ40による用紙搬送ベルト38の押圧力を変更できるようになる。よってクリーニング部材側に部品が集中しすぎることがなく、また、コスト低減も図りやすくなる。
また、バックアップ部材が、外周面をベルトに接触させて回転可能なバックアップローラ54によって構成されているため、ベルトとの間の摩擦をより小さくすることができ、部品の劣化をより一層効果的に防止できる。
複数の付勢手段(本実施形態では複数のばね部材)の組合せを変更することによって総合的な付勢力を調整しているため、単一コイルばねの長さ調整によって付勢力を変更するような構成と比較して付勢力が安定しやすくなる。また、付勢力調整に要するストロークを小さくすることができるため、長い設置スペースを確保しにくい状況などにおいて有効な構成となる。
複数の付勢手段は、バックアップローラ54の両端部をそれぞれ直接又は間接的に付勢可能な一対の第1ばね部材132、132からなる第1のばね組と、第1のばね組とは独立して駆動可能に構成され、バックアップローラ54の両端部をそれぞれ直接又は間接的に付勢可能な一対の第2ばね部材62、62からなる第2のばね組とを有し、押圧力変更機構60は、バックアップローラ54に対し、前記第1のばね組及び第2のばね組の両方のばね組を作用させるか、或いはいずれか一方のばね組のみを作用させるかを切り替える組合せ切替機構として機能している。これにより、複雑な構成を用いることなく、バックアップローラ54に与える付勢力を容易に二段階に調整できる。
また、カム部材69、69の駆動によって付勢力を調整できるようになるため、構成の簡素化が図られる。また、カム部材69、69を回転駆動させる構成としているため、他の回転駆動源を利用しやすくなっている。
<実施形態2>
次に、実施形態2について説明する。実施形態2は、押圧力変更機構160のみが実施形態1と異なり、図1から図3の構成については実施形態1と同様であるため、図1から図3の構成については実施形態1と同一の構成が用いられる前提で説明するものとし、押圧力変更機構160以外の部品については同一の符号を付すこととする。
なお、本実施形態でも、実施形態1と同様に、現像剤像を用紙を介して間接的に担持する用紙搬送ベルト38と、用紙搬送ベルト38と対向配置されたクリーニングローラ40(実施形態1と同様に、外周面を用紙搬送ベルト38に接触させつつ当該用紙搬送ベルト38のクリーニングを行うローラ)と、クリーニングローラ40と共に用紙搬送ベルト38を挟持するバックアップローラ54(実施形態1と同様に、外周面を用紙搬送ベルト38に接触させて回転可能なローラ)とを備えており、他方、実施形態1と異なる押圧力変更機構160により、用紙搬送ベルト38にクリーニングローラ40が接触している状態において、用紙搬送ベルト38にクリーニングローラ40を押圧する押圧力を変更する構成をなしている。この押圧力変更機構160は、制御手段としてのCPU91により制御されるようになっている。
本実施形態では、モード設定手段としてのCPU91(図2)が、クリーニングローラ40の用紙搬送ベルト38に対する押圧力を増強させる第1モードと、第1モードよりも押圧力を低下させる第2モードと、クリーニングローラ40を用紙搬送ベルト38から離間させる第3モードとに設定変更する構成をなしている。そして、制御手段として機能するCPU91は、クリーニングローラ40がその設定されたモードに応じた押圧状態となるように押圧力変更機構160を制御する。
次に、押圧力変更機構160について説明する。
本実施形態でも、実施形態1と同様に、クリーニングローラ40が、一定の支持位置に保たれており、押圧力変更機構160は、クリーニングローラ40に対するバックアップローラ54の荷重を切り替える荷重切替機構として機能している。
具体的には、押圧力変更機構160は、バックアップローラ54を付勢可能な第1ばね部材132,132、第2ばね部材62、62(第1ばね部材132,132、第2ばね部材62、62は付勢手段に相当する)を備え、これら第1ばね部材131,132、第2ばね部材62、62においてバックアップローラ54の付勢に用いるばね部材の組合せを切り替える構成をなしている。なお、本実施形態でも押圧力変更機構160が、組合せ切替手段として機能している。
本実施形態では、バックアップローラ54のローラ軸54Aが実施形態1と同様に揺動保持アーム131、131によって回転可能に支持されており、さらに、ローラ軸54Aの両端部が揺動アーム61、61に形成された孔61Cを貫通している。孔61Cの開口は、ローラ軸54Aの径よりも一回り大きい非円形形状とされている。
第1ばね部材132,132、第2ばね部材62、62は、バックアップローラ54の両端部を、それぞれ揺動保持アーム131,131を介して間接的に付勢可能な一対の第1ばね部材132,132からなる第1のばね組と、第1のばね組とは独立して駆動可能に構成され、バックアップローラ54の両端部をそれぞれ揺動アーム61、61を介して間接的に付勢可能な一対の第2ばね部材62、62からなる第2のばね組とを有している。組合せ切替手段は、バックアップローラ54に対し、第1のばね組及び第2のばね組の両方のばね組を作用させるか、或いはいずれか一方のばね組のみを作用させるかを切り替える構成をなしている。
押圧力変更機構160は、複数のカム部材168、168、169、169を備えている。これら複数のカム部材168、168、169、169は、複数のばね部材62、62、132,132における各ばね部材に対応して配されかつ自己の変位に応じて各ばね部材131,132、62、62を駆動させる構成をなしている。本実施形態では、カム部材169、169の作用によって各揺動アーム61、61が揺動保持アーム131,131とは独立して変位するように構成されており、他方、カム部材168、168の作用によって揺動保持アーム131、131が揺動アーム61、61とは独立して変位するようになっている。
本実施形態では、軸166の回転変位が、図24、図25に示す第1回転変位と、図22、図23に示す第2回転変位と、図20、図21に示す第3回転変位とに位置設定可能とされている。この位置設定は、ステッピングモータなどを用いて行うことができる。この場合には、ステッピングモータ、軸166がカム部材駆動機構に相当することとなる。
なお、カム部材駆動機構を実施形態1と同種の方法によって行うようにしてもよい。実施形態1と同種の方法で行う場合、実施形態1では図9のように突起部66を2つ設けていたのに対し、第1〜第3回転変位にそれぞれ対応させて3つ設けるようにすれば容易に実現できる。この場合、軸166の端部に実施形態1と同様の欠き歯ギア65Aを固定し、それら3つの突起部に係合アーム67が係合しているときに、欠き歯ギア65Aの欠き歯部分が回転ギア41Aに対向して噛み合わないように欠き歯ギア65Aの欠き歯部分を形状調整すればよい。
次に、押圧力変更機構160の動作について説明する。
図20、図21は、クリーニングローラ40を用紙搬送ベルト38から離間させる第3モードに設定された場合について示している。このモードでは、軸166が第3回転変位に設定され、図20、図21に示すように、軸166にそれぞれ固定されるカム部材168、168、169、169(図20、図21では片側のカム部材の図示)が第3の変位状態となる。この状態では、カム部材168の径大部168Aが揺動保持アーム131の前端部と当接する上方位置に設定され、揺動保持アーム131の前端部が上方に押し上げられ、バックアップローラ54には、第1ばね部材132による付勢力が加わらなくなる。
また、軸166を介してカム部材168と連動するカム部材169の径大部169Aも揺動保持アーム61の前端部と当接する上方位置に設定される。従って、揺動アーム61の前端部も上方に押し上げられ、バックアップローラ54には、第2ばね部材62による付勢力も加わらなくなる。いずれのばね部材の付勢力も加わらなくなるため、バックアップローラ54による用紙搬送ベルト38に対する押圧がなされなくなり、クリーニング時に若干押し下げられていた用紙搬送ベルト38は、自身の張力により若干上方に浮き上がりクリーニングローラ40とは接触しない状態となる。なお、この場合、クリーニングローラ40にはバックアップローラ54による荷重がかからなくなる。
図22、図23は、第1モードよりも押圧力を低下させる第2モードに設定された場合について示している。このモードでは、軸166が第2回転変位に設定され、図22、図23に示すように、軸166にそれぞれ固定されるカム部材168、168、169、169(図22、図23では片側のカム部材の図示)が第2の変位状態となる。この状態では、カム部材168の径大部168Aが揺動保持アーム131の前端部と当接しない横位置に設定され、揺動保持アーム131の前端部の上方への押し上げが解除される。従って、バックアップローラ54には、揺動保持アーム131、131を介して第1ばね部材132、132による付勢力が加わることとなる。
一方、軸166を介してカム部材168と連動するカム部材169の径大部169Aは揺動保持アーム61の前端部と当接する上方位置に設定されるため、第3モードのときと同様に揺動アーム61の前端部が上方に押し上げられ、バックアップローラ54には、第2ばね部材62による付勢力も加わらなくなる。この場合、第1ばね部材132、132による付勢力のみがバックアップローラ54に加わるため、全てのばね部材132、132、62、62によって付勢される場合と比較してクリーニングローラ40に対するバックアップローラ54の荷重は弱くなる。従って、クリーニングローラ40は第1モードよりも弱い押圧力で用紙搬送ベルト38を押圧することとなる。
図24、図25は、第2モードよりも押圧力が高く設定される第1モードの場合について示している。このモードでは、軸166が第1回転変位に設定され、図24、図25に示すように、軸166にそれぞれ固定されるカム部材168、168、169、169(図24、図25では片側のカム部材の図示)が第1の変位状態となる。この状態では、カム部材168の径大部168Aが揺動保持アーム131の前端部と当接しない横位置に設定され、揺動保持アーム131の前端部の上方への押し上げが解除される。従って、バックアップローラ54には、揺動保持アーム131、131を介して第1ばね部材132、132による付勢力が加わることとなる。
また、軸166を介してカム部材168と連動するカム部材169の径大部169Aは揺動保持アーム61の前端部と当接しない位置に設定されるため、揺動アーム61の前端部の上方への押し上げが解除され、バックアップローラ54には、第2ばね部材62による付勢力も加わることとなる。この場合、第1ばね部材132、132による付勢力と、第2ばね部材62、62による付勢力が共にバックアップローラ54に加わるため、一方のばね部材132、132によって付勢される場合と比較してクリーニングローラ40に対するバックアップローラ54の荷重は強くなる。従って、クリーニングローラ40は、第2モードよりも強い力で用紙搬送ベルト38を押圧することとなる。
本実施形態によれば、実施形態1で述べた効果と同様の効果を奏することとなり、さらに、クリーニングを行わないときにはクリーニングローラ40をベルトから離間させて非接触状態とすることができることとなる。従って、クリーニングローラ40や用紙搬送ベルト38の劣化をより一層効果的に抑制でき、状況により適切に対応したクリーニングが可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、クリーニング部材としてクリーニングローラ40を例示したが、いずれの実施形態の構成でも、図26のように、クリーニング部材を、複数の可撓性素材141の先端部をベルトに接触させてクリーニングを行うクリーニングブラシ140に変更することができる。可撓性素材141は、繊維素材や樹脂材料など様々なものによって構成できる。
(2)上記実施形態では、クリーニング部材としてクリーニングローラ40を例示したが、いずれの実施形態の構成でも、クリーニング部材を、薄板構成を呈するクリーニングブレードとして構成し、このクリーニングブレードによってベルト上の付着物を掻き取るようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、クリーニングユニット41が着脱可能に構成される例を示したが、着脱不能に構成されていてもよい。
(4)上記実施形態では、クリーニング部材を、一定の支持位置に保ち、クリーニング部材に対するバックアップ部材の荷重を切り替える荷重切替機構を有する押圧力変更機構を例示したが、関連技術としては次のものが挙げられる。例えば、バックアップ部材を一定の支持位置に保ち、クリーニング部材のバックアップ部材に対する荷重を切り替える荷重切替機構を有する構成や、クリーニング部材及びバックアップ部材を共に駆動可能とする構成である。
(5)上記実施形態では、ベルトに対するクリーニング部材の押圧力を二段階に変更できる構成を例示したが三段階以上に変更できるようにしてもよい。
(6)なお、クリーニング部材によってクリーニングする「ベルト」として用紙搬送ベルトを例示したが、特許請求の範囲でいう「ベルト」は、現像剤像を直接担持するベルト(例えば、中間転写ベルトなど)であってもよい。
本発明の実施形態1に係るレーザプリンタ1の概略構成を示す側断面図 図1のレーザプリンタ1の電気的構成を例示するブロック図 図1のレーザプリンタ1の用紙搬送部及びベルトクリーニング部を拡大して示す側断面図 クリーニングユニット41及び押圧力変更機構60を示す斜視図 押圧力変更機構60の要部を上方側から見た図 押圧力変更機構60の要部を斜め上方から見た斜視図 押圧力変更機構60の要部を部分的に拡大した斜視図 図7の状態から第1モードに切り替わった状態を示す斜視図 図5のA−A断面概略図であり、第2モードに設定された状態を示す図 図9からソレノイドが駆動した直後を示す図 図9から第1モードに切り替わった状態を示す図 図5のC−C断面概略図であり、第1モード及び第2モードにおける共通状態を例示する図 第2モードにおけるアーム部61,61,アーム部131,131,及び、バックアップローラ54の関係を部分的に示す斜視図 第1モードにおけるアーム部61,61,アーム部131,131,及び、バックアップローラ54の関係を示す斜視図 図5のD−D断面概略図であり、第2モードに設定された状態を示す図 図5のD−D断面概略図であり、第1モードに設定された状態を示す図 バックアップローラ54及びクリーニングローラ40の軸に沿って切断した断面を概略的に示す図 実施形態2におけるバックアップローラ54及び押圧力変更機構160の一部を上方から見た概略図 実施形態2におけるバックアップローラ54、クリーニングローラ40、押圧力変更機構160の一部の関係を概略的に示す斜視図 図18のF−F断面を概略的に示すものであり、第3モードの状態を示す概略断面図 図18のE−E断面を概略的に示すものであり、第3モードの状態を示す概略断面図 図18のF−F断面を概略的に示すものであり、第2モードの状態を示す概略断面図 図18のE−E断面を概略的に示すものであり、第2モードの状態を示す概略断面図 図18のF−F断面を概略的に示すものであり、第1モードの状態を示す概略断面図 図18のE−E断面を概略的に示すものであり、第1モードの状態を示す概略断面図 実施形態1、2とは異なるクリーニング部材を用いた例を、図9を変形して示す図
1・・・レーザプリンタ(画像形成装置)
3・・・用紙(被記録媒体)
38・・・用紙搬送ベルト(ベルト)
40・・・クリーニングローラ(クリーニング部材)
41A・・・回転ギア(カム部材駆動機構)
52A・・・回転ギア(カム部材駆動機構)
54・・・バックアップローラ(バックアップ部材)
60・・・押圧力変更機構(荷重切替機構、組合せ切替手段)
62・・・第2のばね部材(付勢手段)
63・・・入力ギア(カム部材駆動機構)
65・・・金属軸体(カム部材駆動機構)
65A・・・欠き歯ギア(カム部材駆動機構)
69・・・カム部材
91・・・CPU(制御手段、モード設定手段)
132・・・第1のばね部材(付勢手段)

Claims (8)

  1. 現像剤像を直接的または被記録媒体を介して間接的に担持するベルトと、
    前記ベルトと対向配置されたクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材と共に前記ベルトを挟持するバックアップ部材と、
    前記ベルトに前記クリーニング部材が接触している状態において、前記ベルトに前記クリーニング部材を押圧する押圧力を変更する押圧力変更機構と、
    前記押圧力変更機構を制御する制御手段と、
    を備え
    前記クリーニング部材は、一定の支持位置に保たれており、
    前記押圧力変更機構は、
    前記クリーニング部材に対して前記バックアップ部材を押圧する荷重を切り替える荷重切替機構と、
    前記バックアップ部材を付勢可能な複数の付勢手段と、
    前記複数の付勢手段において前記バックアップ部材の付勢に用いる付勢手段の組合せを切り替える組合せ切替手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記クリーニング部材を前記ベルトに対して押圧する押圧モードを、
    前記クリーニング部材を前記ベルトに対して所定の押圧力で押圧する第1モードと、
    前記クリーニング部材を前記ベルトに対して前記第1モードよりも小さい押圧力で押圧する第2モードと、
    に設定変更するモード設定手段を備え、
    前記制御手段は、前記クリーニング部材が前記モード設定手段による設定に応じた押圧状態となるように前記押圧力変更機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記クリーニング部材を前記ベルトに対して所定の押圧力で押圧する第1モードと、前記第1モードよりも押圧力を低下させる第2モードと、前記クリーニング部材を前記ベルトから離間させる第3モードと、に設定変更するモード設定手段を備え、
    前記制御手段は、前記クリーニング部材が前記モード設定手段による設定に応じた押圧状態となるように前記押圧力変更機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記クリーニング部材は、外周面を前記ベルトに接触させつつ当該ベルトのクリーニングを行うクリーニングローラからなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記クリーニング部材は、複数の可撓性素材の先端部を前記ベルトに接触させてクリーニングを行うクリーニングブラシからなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記バックアップ部材は、外周面を前記ベルトに接触させて回転可能なバックアップローラからなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記複数の付勢手段は、
    前記バックアップ部材の両端部をそれぞれ直接又は間接的に付勢可能な一対の第1ばね部材からなる第1のばね組と、
    前記第1のばね組とは独立して駆動可能に構成され、前記バックアップ部材の両端部をそれぞれ直接又は間接的に付勢可能な一対の第2ばね部材からなる第2のばね組と、
    を有し、
    前記組合せ切替手段は、前記バックアップ部材に対し、前記第1のばね組及び第2のばね組の両方のばね組を作用させるか、或いはいずれか一方のばね組のみを作用させるかを切り替える構成をなすことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記押圧力変更機構は、
    前記複数の付勢手段における各付勢手段に対応して配されかつ自己の変位に応じて各付勢手段を駆動させる構成をそれぞれ有する複数のカム部材と、
    複数の前記カム部材を回転駆動するカム部材駆動機構と、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
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