JP2010165000A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】本発明は、紙粉を良好に回収することができるとともに、装置の小型化に寄与する画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】画像形成装置は、静電潜像が形成される複数の感光体(感光ドラム53)と、複数の感光体のそれぞれと摺接して、当該感光体上に付着する紙粉および現像剤(トナーT)の少なくとも一方を回収する複数のクリーニングローラ110,210と、を備える。そして、複数のクリーニングローラ110,210のうち最上流側のクリーニングローラ110に対して、当該クリーニングローラ110から紙粉を引き寄せて吸着する紙粉吸着シャフト120が設けられ、最上流側以外のクリーニングローラ210に対しては紙粉吸着シャフト120が設けられていない。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の感光体と、複数の感光体に摺接する複数のクリーニングローラとを備えた画像形成装置に関する。
一般に、レーザプリンタなどの画像形成装置として、異なる色のトナーをそれぞれ収容する複数の現像器と、複数の現像器のそれぞれから現像ローラを介してトナーが供給される複数の感光ドラムと、複数の感光ドラムに対向して配置されるベルトと、複数の感光ドラムで保持したトナーをベルト側に引き寄せる複数の転写器とを備えたものが知られている。この画像形成装置では、ベルトによって搬送される用紙が各感光ドラムと各転写器との間を通過するときに、トナーの帯電極性に対応した転写バイアスが各転写器に印加されることで、各感光ドラム上で保持された異色のトナーが各転写器で引き寄せられて順次用紙に転写され、用紙のカラー印刷が行われる。
このような画像形成装置としては、従来、転写器によって引き寄せられなかったトナーが感光ドラム上に残ったままとなるのを抑えるために、転写後に感光ドラム上に残ったトナー(以下、「転写残トナー」という。)を除電した後感光ドラム上で分散させることで、この転写残トナーを現像ローラで回収するものが知られている(特許文献1参照)。また、転写残トナーを回収する技術としては、感光ドラムに摺接するクリーニングローラに印加する電圧を変化させることで、クリーニングローラで一時的に転写残トナーを保持させるとともに、所定のタイミングでクリーニングローラから感光ドラムへ転写残トナーを移動させて転写残トナーを現像ローラで回収させる技術も知られている。
特開平5−53482号公報
ところで、前述した各技術においては、用紙にトナーを転写する際に、用紙に付着した紙粉が感光ドラムに移ってしまうと、それ以降の転写が紙粉で阻害されて良好に行うことができなくなることがあるため、各技術において紙粉を回収するための機構を設ける必要があった。しかしながら、前述したクリーニングローラを設ける技術においては、クリーニングローラを各現像器に設けることに加えて、さらに紙粉回収用の機構を各現像器に設けると、装置全体が大型化してしまうといった問題があった。
そこで、本発明は、クリーニングローラを複数備える装置において、紙粉を良好に回収することができるとともに、装置の小型化に寄与する画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決する本発明は、被転写体の移動方向に沿って並列配置され、静電潜像が形成される複数の感光体と、各感光体に異なる種類の現像剤をそれぞれ供給する複数の現像ユニットと、前記複数の感光体のそれぞれと摺接して、当該感光体上に付着する紙粉および現像剤の少なくとも一方を回収する複数のクリーニングローラと、を備えた画像形成装置であって、前記被転写体の移動方向における最上流側の前記感光体に摺接する最上流側のクリーニングローラのみに対して、当該クリーニングローラから紙粉を引き寄せて吸着する紙粉吸着シャフトが設けられ、前記最上流側以外のクリーニングローラに対しては、前記紙粉吸着シャフトが設けられていないことを特徴とする。
ここで、「被転写体」とは、画像形成装置がダイレクトタンデム方式の場合は、用紙やOHPシートなどの記録シート、或いはそのシート材の搬送手段(搬送ベルト)であり、画像形成装置が中間転写タンデム方式の場合は、中間転写体(中間転写ベルト)を意味する。
本発明によれば、最上流側のみに紙粉吸着シャフトを設けるので、紙粉の影響を最大に受ける最上流側の感光体を良好に清掃することができる。また、最上流側のクリーニングローラ以外のクリーニングローラに対して紙粉吸着シャフトを設けないので、装置の小型化を図ることができる。
本発明によれば、最上流側のみに紙粉吸着シャフトを設けるとともに、最上流側のクリーニングローラ以外のクリーニングローラに対して紙粉吸着シャフトを設けないので、紙粉の影響を最大に受ける最上流側の感光体を良好に清掃することができるとともに、装置の小型化を図ることができる。
画像形成装置の一例としてのカラープリンタの全体構成を示す断面図である。 プロセスカートリッジの構造を示す拡大断面図である。 印刷時におけるクリーニング機構の作用を示す断面図(a)と、印刷時以外の所定のタイミングにおけるクリーニング機構の作用を示す断面図(b)である。
<カラープリンタの全体構成>
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。参照する図面において、図1は画像形成装置の一例としてのカラープリンタの全体構成を示す断面図であり、図2はプロセスカートリッジの構造を示す拡大断面図である。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側」、紙面に向かって右側を「後側」とし、紙面に向かって奥側を「左側」、紙面に向かって手前側を「右側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
図1に示すように、カラープリンタ1は、本体筐体10内に、被転写体の一例としての用紙Pを供給する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部90とを備えている。
本体筐体10の上部には開閉自在なアッパーカバー12が、後側に設けられたヒンジ(図示せず)を支点として上下に回動自在に設けられている。アッパーカバー12の上面は、本体筐体10から排出された用紙Pを蓄積する排紙トレイ13となっており、下面にはLEDユニット40を保持する複数の保持部材14が設けられている。
給紙部20は、本体筐体10内の下部に設けられ、本体筐体10に着脱自在に装着される給紙トレイ21と、この給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30へ搬送する用紙供給機構22を主に備えている。用紙供給機構22は、給紙トレイ21の手前側に設けられ、給紙ローラ23、分離ローラ24および分離パッド25を主に備えている。
このように構成される給紙部20では、給紙トレイ21内の用紙Pが、一枚ずつ分離されて上方へ送られ、紙粉取りローラ26とピンチローラ27の間を通過する過程で紙粉が除去された後、搬送経路28を通って後ろ向きに方向転換され、画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスカートリッジ500,50,…と、転写ユニット70と、定着ユニット80とから主に構成されている。
プロセスカートリッジ50(500)は、アッパーカバー12と給紙部20との間で前後方向に並んで配置され、図2に示すように、ドラムユニット51(510)と、ドラムユニット51(510)に対して着脱自在に装着される現像ユニットの一例としての現像カートリッジ61とを備えている。
なお、各現像カートリッジ61は、トナー収容室66に収容される現像剤の一例としてのトナーTの色が相違するのみであり、構成は同一である。ここで、本実施形態においては、用紙Pの搬送方向における最上流側に配置される現像カートリッジ61内に、転写残が最も少なくなる黒色のトナーTが収容されている。
なお、ドラムユニット51(510)は、用紙Pの搬送方向における最上流側に配置されるドラムユニット510の一部のみが異なる構造であり、その他の構成は同一である。なお、ドラムユニット510の他のドラムユニット51とは異なる部分については、後で詳述する。
ドラムユニット51(510)は、ドラムフレーム52と、このドラムフレーム52に回転可能に支持される複数の感光体の一例としての複数の感光ドラム53と、帯電器54とを主に備えている。また、用紙Pの搬送方向における最上流側に位置するドラムユニット510には、第1クリーニング機構100が設けられるとともに、それ以外の3つのドラムユニット51には第2クリーニング機構200がそれぞれ設けられている。なお、第1クリーニング機構100および第2クリーニング機構200については、後で詳述する。
ドラムフレーム52は、現像カートリッジ61が装着されることで、外部から感光ドラム53を臨む露光穴55が形成されるようになっている。この露光穴55には、感光ドラム53の上方の面にLEDユニット40が対向して挿入される。
現像カートリッジ61は、現像フレーム62と、現像フレーム62に回転可能に支持される現像ローラ63および供給ローラ64と、層厚規制ブレード65とを備え、トナーTを収容するトナー収容室66を有している。
転写ユニット70は、図1に示すように、給紙部20と各プロセスカートリッジ50との間に設けられ、駆動ローラ71、従動ローラ72および搬送ベルト73と、転写ローラ74およびクリーニング部75とを主に備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間にエンドレスベルトからなる搬送ベルト73が張設されている。搬送ベルト73は、その外側の面が各感光ドラム53に接している。また、搬送ベルト73の内側には、各感光ドラム53との間で搬送ベルト73を挟持する転写ローラ74が、各感光ドラム53に対向して4つ配置されている。この転写ローラ74には、転写時に定電流制御によって転写バイアスが印加される。
クリーニング部75は、搬送ベルト73の下方に配置され、搬送ベルト73に付着したトナーTを除去し、その下方に配置されたトナー貯留部76に除去したトナーTを落下させるように構成されている。
定着ユニット80は、各プロセスカートリッジ50および転写ユニット70の後側に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置され加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。
このように構成される画像形成部30では、まず、各感光ドラム53の表面が、帯電器54により一様にプラスに帯電された後、各LEDユニット40から照射される光により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、各感光ドラム53上に画像データに基づく静電潜像が形成される。
また、トナー収容室66内のトナーTが、供給ローラ64の回転により現像ローラ63に供給され、現像ローラ63の回転により現像ローラ63と層厚規制ブレード65との間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ63上に担持される。ここで、現像ローラ63上に担持されるトナーTは、供給ローラ64と現像ローラ63との間や、現像ローラ63と層厚規制ブレード65との間で、プラスに摩擦帯電される。
現像ローラ63上に担持されたトナーTは、現像ローラ63が感光ドラム53に対向して接触するときに、感光ドラム53上に形成された静電潜像に供給される。これにより、感光ドラム53上でトナーTが選択的に担持されて静電潜像が可視像化され、反転現像によりトナー像が形成される。
そして、搬送ベルト73上に供給された用紙Pが各感光ドラム53と搬送ベルト73の内側に配置される各転写ローラ74との間を通過することで、各感光ドラム53上に形成されたトナー像が用紙P上に転写される。用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過すると、用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
排紙部90は、定着ユニット80の出口から上方に向かって延び、手前側に反転するように形成された排紙側搬送経路91と、用紙Pを搬送する複数対の搬送ローラ92を主に備えている。トナー像が転写され、熱定着された用紙Pは、搬送ローラ92によって排紙側搬送経路91を搬送され、本体筐体10の外部に排出されて排紙トレイ13に蓄積される。
<クリーニング機構の詳細構造>
次に、最上流側のドラムユニット510、第1クリーニング機構100および第2クリーニング機構200の詳細について説明する。
図2に示すように、第1クリーニング機構100は、用紙Pの搬送方向上流側のドラムユニット510のみに設けられており、主にクリーニングローラ110、紙粉吸着シャフト120および紙粉除去部材130を備えている。
クリーニングローラ110は、感光ドラム53と摺接するように回転可能に設けられており、感光ドラム53上に付着する紙粉およびトナーTを一時的に回収している。具体的に、クリーニングローラ110は、印刷中においてマイナスの電圧が印加されることで、感光ドラム53から用紙Pに転写されずに感光ドラム53上に残ったプラスのトナーT(以下、「転写残トナーT」ともいう。)を引き寄せて保持する。
また、クリーニングローラ110に、印刷時以外の所定のタイミングにおいて感光ドラム53の表面上の電位よりも大きなプラスの電圧が印加されることで、クリーニングローラ110で保持していた転写残トナーTが感光ドラム53に戻される。なお、この際、感光ドラム53には現像ローラ63の表面電位よりも高いプラスの電圧が印加されるようになっており、これにより、感光ドラム53上から現像ローラ63へプラスの転写残トナーTが回収される。
さらに、この際、感光ドラム53上に付着しているマイナスに帯電した紙粉は、プラスの電圧が印加されたクリーニングローラ110に引き寄せられて保持される。
紙粉吸着シャフト120は、クリーニングローラ110の後斜め上側に回転可能に設けられており、クリーニングローラ110上で保持した紙粉を引き寄せて吸着する。具体的に、印刷時においては、クリーニングローラ110に印加されるマイナスの電圧よりも絶対値が小さいマイナスの電圧が紙粉吸着シャフト120に印加されている。これにより、紙粉吸着シャフト120の電位がクリーニングローラ110の電位よりも高くなるので、クリーニングローラ110上のプラスの転写残トナーTが、電位の高い紙粉吸着シャフト120には移動せずに、良好にクリーニングローラ110上で保持される。
また、印刷時以外の所定のタイミングにおいては、クリーニングローラ110に印加されるプラスの電圧よりも大きなプラスの電圧が紙粉吸着シャフト120に印加されている。これにより、紙粉吸着シャフト120の電位がクリーニングローラ110の電位よりも高くなるので、クリーニングローラ110上に残っている転写残トナーTが紙粉吸着シャフト120に移動せず、かつ、クリーニングローラ110上に吸着したマイナスの紙粉のみが、電位の高い紙粉吸着シャフト120に引き寄せられて保持される。
紙粉除去部材130は、スポンジやフェルトなどの弾性部材で形成されており、紙粉吸着シャフト120の表面に摺接するように、紙粉吸着シャフト120の後斜め上側に設けられている。そのため、紙粉吸着シャフト120上に紙粉が吸着されている際には、この紙粉が紙粉除去部材130で剥ぎ取られて下方に落とされるようになっている。なお、紙粉除去部材130の下方には、落下する紙粉を受けるための有底筒状の紙粉溜め部51Aがドラムユニット510の一部として形成されている。
第2クリーニング機構200は、最上流側のドラムユニット510以外の3つのドラムユニット51にそれぞれ設けられており、クリーニングローラ210を備えている。クリーニングローラ210は、感光ドラム53と摺接するように回転可能に設けられており、第1クリーニング機構100のクリーニングローラ110と同様の電圧が印加されることによって、感光ドラム53上に付着する転写残トナーTを一時的に回収している。
そして、このクリーニングローラ210は、第1クリーニング機構100のクリーニングローラ110の径よりも大きな径で形成されている。これにより、最上流側のクリーニングローラ110が転写残トナーTを回収する能力よりも、最上流側以外のクリーニングローラ210が転写残トナーTを回収する能力の方が高くなっている。
次に、第1クリーニング機構100および第2クリーニング機構200の作用について図3を参照して説明する。参照する図面において、図3は、印刷時におけるクリーニング機構の作用を示す断面図(a)と、印刷時以外の所定のタイミングにおけるクリーニング機構の作用を示す断面図(b)である。
図3(a)に示すように、印刷時においては、用紙Pが最上流側の感光ドラム53と転写ローラ74との間に到達すると、これらの間で黒色のトナー像が用紙Pに転写される。このとき、転写ローラ74で引き寄せられなかったトナーTは、感光ドラム53上に転写残トナーTとして残るが、この転写残トナーTは感光ドラム53の回転方向下流側に位置してマイナスに帯電するクリーニングローラ110によって回収される。ここで、前述したように紙粉吸着シャフト120には、クリーニングローラ110に印加されるマイナスの電圧よりも絶対値が小さいマイナスの電圧が印加されているので、転写残トナーTは感光ドラム53および紙粉吸着シャフト120のいずれにも移ることなく紙粉吸着シャフト120上で保持される。
また、この際、用紙Pからマイナスに帯電した紙粉PPが発生すると、この紙粉PPはプラスに帯電された感光ドラム53上に付着する。そして、この感光ドラム53上の紙粉PPは、マイナスに帯電されたクリーニングローラ110に移ることなく、感光ドラム53とともに移動する。
感光ドラム53とともに移動するマイナスの紙粉PPは、感光ドラム53の表面が帯電器54により帯電され、LEDユニット40(図1参照)により露光されると、感光ドラム53の表面のうち電位の高い非露光部分で保持される。ここで、この非露光部分の電位は、現像ローラ63からトナーTが移動してこないように現像ローラ63の表面電位(トナーTの電位)よりも高い値に設定されているため、紙粉PPが現像ローラ63の位置まで来た際には、マイナスの紙粉PPが現像ローラ63よりも高いプラスの電位となる非露光部分に保持されたままとなる。すなわち、印刷時においては、紙粉PPが感光ドラム53上に付着したままとなっている。
また、この際、最上流側から2番目以降のクリーニングローラ210では、前述した最上流側のクリーニングローラ110と同様に、転写残トナーTの回収を行っている。なお、用紙Pの紙粉PPは最上流側の感光ドラム53でほとんど回収されるので、最上流側から2番目以降の感光ドラム53には紙粉PPがほとんど付着することはない。
印刷時以外の所定のタイミング(例えば印刷が完了した直後など)になると、前述したようにクリーニングローラ110に感光ドラム53の表面電位よりも大きなプラスの電圧が印加されるとともに、紙粉吸着シャフト120にクリーニングローラ110にかかる電圧よりも大きなプラスの電圧が印加される。これにより、図3(b)に示すように、クリーニングローラ110上の転写残トナーTが、感光ドラム53側に移り、この感光ドラム53によって搬送されて感光ドラム53よりも電位の低い現像ローラ63で回収される。なお、最上流側から2番目以降のクリーニングローラ210でも、同様に、転写残トナーTが感光ドラム53を介して現像ローラ63で回収される。
また、この際、最上流側の感光ドラム53上で保持されていたマイナスの紙粉PPは、プラスのクリーニングローラ110上に移動した後、このクリーニングローラ110よりも高い電位となる紙粉吸着シャフト120上に移動する。そして、紙粉吸着シャフト120上の紙粉PPは、紙粉除去部材130で剥がされて下方に落下し、紙粉溜め部51Aで受けられる。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
最上流側の感光ドラム53に対応させて紙粉吸着シャフト120を設けるので、紙粉PPの影響を最大に受ける最上流側の感光ドラム53を良好に清掃することができる。また、最上流側から2番目以降には紙粉吸着シャフト120を設けないので、装置の小型化を図ることができる。
最上流側の現像カートリッジ61内に、転写残が最も少なくなる黒色のトナーTを収容することにより、多量の転写残トナーTが感光ドラム53上に付着することがないので、クリーニングローラ110による転写残トナーTの回収と紙粉PPの回収とを効率良く行うことができる。また、多量の転写残トナーTが感光ドラム53上に付着することがないので、クリーニングローラ110を小さくして、良好に紙粉吸着シャフト120および紙粉除去部材130を配設することができる。
最上流側のクリーニングローラ110のトナー回収能力よりも、最上流側以外のクリーニングローラ210のトナー回収能力の方を高くしたので、黒色以外の色のトナーTが供給されることで最上流側の感光ドラム53よりも転写残トナーTが多く付着する2番目以降の感光ドラム53を良好に清掃することができる。
最上流側のクリーニングローラ110の径よりも、2番目以降のクリーニングローラ210の径を大きくしたので、2番目以降の感光ドラム53上の多量の転写残トナーTを良好に回収、保持できるとともに、紙粉吸着シャフト120を設ける最上流側の構造を小型化することができる。
紙粉除去部材130を設けたので、紙粉吸着シャフト120から確実に紙粉PPを剥ぎ取ることができる。
紙粉除去部材130の下方に紙粉溜め部51Aを設けたので、紙粉溜め部51Aにより良好に紙粉PPを貯溜することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
前記実施形態では、カラープリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、被転写体の一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙Pを採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば搬送ベルトや中間転写ベルト等であってもよい。
前記実施形態では、感光体として感光ドラム53を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばベルト状の感光体を採用してもよい。
前記実施形態では、紙粉吸着シャフト120を最上流側にのみ設けたが、本発明はこれに限定されず、最下流以外であれば、例えば最上流側から2番目または3番目にも設けてもよい。すなわち、最下流側のクリーニングローラ以外のクリーニングローラのうち少なくとも最上流側のクリーニングローラに対して、紙粉吸着シャフトが設けられていればよい。
前記実施形態では、現像ユニットの一例として現像ローラ63等を備えた現像カートリッジ61を採用したが、本発明はこれに限定されず、現像ローラ等が設けられずにトナー収容室のみが形成されたトナーカートリッジや、前記実施形態におけるプロセスカートリッジ50,500を採用してもいい。
前記実施形態では、転写残が最も少なくなる現像剤の一例として、黒色のトナーTを採用したが、本発明はこれに限定されず、トナーの種類に応じて適宜黒色以外のトナーを採用してもよい。
前記実施形態では、各クリーニングローラ110,210の径を変えることで、最上流側のクリーニングローラ110よりも2番目以降のクリーニングローラ210のトナー回収能力を高くしたが、本発明はこれに限定されず、例えばローラの材質を変えることでトナー回収能力に差を付けてもよい。
1 カラープリンタ
50,500 プロセスカートリッジ
51,510 ドラムユニット
53 感光ドラム
61 現像カートリッジ
71 駆動ローラ
72 従動ローラ
73 搬送ベルト
100 第1クリーニング機構
110 クリーニングローラ
120 紙粉吸着シャフト
130 紙粉除去部材
200 第2クリーニング機構
210 クリーニングローラ
P 用紙
PP 紙粉
T トナー

Claims (6)

  1. 被転写体の移動方向に沿って並列配置され、静電潜像が形成される複数の感光体と、
    各感光体に異なる種類の現像剤をそれぞれ供給する複数の現像ユニットと、
    前記複数の感光体のそれぞれと摺接して、当該感光体上に付着する紙粉および現像剤の少なくとも一方を回収する複数のクリーニングローラと、を備えた画像形成装置であって、
    前記被転写体の移動方向における最上流側の前記感光体に摺接する最上流側のクリーニングローラのみに対して、当該クリーニングローラから紙粉を引き寄せて吸着する紙粉吸着シャフトが設けられ、
    前記最上流側以外のクリーニングローラに対しては、前記紙粉吸着シャフトが設けられていないことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記被転写体の移動方向における最上流側の現像ユニット内には、前記異なる種類の現像剤のうち転写残が最も少なくなる現像剤が収容されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記最上流側のクリーニングローラが前記現像剤を回収する能力よりも、最上流側以外のクリーニングローラが前記現像剤を回収する能力の方を高くしたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記最上流側の現像ユニット内には、黒色の現像剤が収容されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記紙粉吸着シャフトに接触し、前記紙粉吸着シャフトに吸着された紙粉を剥ぎ取る紙粉除去部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記紙粉除去部材で剥ぎ取った紙粉を貯留する紙粉溜め部を備えたことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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