JP5831292B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、感光体と、感光体との間で記録シートを挟みながら当該記録シートを搬送するベルトを備える画像形成装置に関する。
従来、カラープリンタなどの画像形成装置として、複数の感光体と、ベルトと、紙粉除去部と、現像剤除去部とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的に、この画像形成装置では、ベルトは、感光体との間で記録シートを挟みながら、当該記録シートを搬送するようになっている。紙粉除去部は、紙粉回収ローラと紙粉貯留部とを有している。この紙粉除去部では、紙粉回収ローラによって、記録シート上の紙粉を回収し、この回収した紙粉を紙粉貯留部に貯留するようになっている。現像剤除去部は、紙粉除去部とは別個に設けられており、現像剤回収ローラと現像剤貯留部とを有している。この現像剤除去部では、現像剤回収ローラが、ベルトに接触してベルト上に付着している現像剤を回収し、この回収した現像剤を現像剤貯留部に貯留するようになっている。
特開2007−62967号公報
ところが、上記のような構成の画像形成装置では、紙粉除去部と現像剤除去部とが、別個に設けられているため、装置本体が大型化してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、装置本体を小型化することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するための、本発明の画像形成装置は、装置本体と、記録シートの搬送方向に沿って配列された複数の感光体と、複数の感光体との間で記録シートを挟みながら当該記録シートを搬送するベルトと、複数の感光体よりも前記搬送方向における上流側に設けられる回収ユニットと、を備え、回収ユニットによってベルト上の現像剤を回収するクリーニングモードを実行可能である。
回収ユニットは、ベルトに接触する第1接触位置と、ベルトから離間する第1離間位置との間を移動可能に設けられ、第1接触位置に位置するとき、ベルトに対して順方向に回転し、記録シート上の紙粉を回収する紙粉回収ローラと、ベルトに接触する第2接触位置と、ベルトから離間する第2離間位置との間を移動可能に設けられ、第2接触位置に位置するとき、ベルトに対して逆方向に回転し、ベルト上の現像剤を回収する現像剤回収ローラと、紙粉回収ローラが回収した紙粉および現像剤回収ローラが回収した現像剤を貯留する貯留部と、を有している。
そして、装置本体は、印字中には、紙粉回収ローラを第1接触位置に位置させるとともに、現像剤回収ローラを第2離間位置に位置させ、クリーニングモード中には、紙粉回収ローラを第1離間位置に位置させるとともに、現像剤回収ローラを第2接触位置に位置させる接離部材を有している。
このように構成された画像形成装置によれば、紙粉回収ローラを備えたユニットと、現像剤回収ローラを備えたユニットとを別々に設ける場合に比べて、装置本体を小型化することができる。また、紙粉回収ローラは、クリーニングモード中には第1離間位置に位置するので、紙粉回収ローラに現像剤が付着するのを抑制することができる。これにより、紙粉回収ローラが第1接触位置に位置して記録シートに接触したときに、記録シートに現像剤が付着するのを抑制することができる。
そして、前記した画像形成装置において、紙粉回収ローラは現像剤回収ローラと接触しており、回収ユニットは、現像剤回収ローラと接触し、現像剤回収ローラ上の現像剤を回収する回収部材を有していてもよい。
この場合、紙粉回収ローラが回収した紙粉は、現像剤回収ローラに回収されたあと、回収部材によって回収されることが望ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、紙粉回収ローラと現像剤回収ローラそれぞれに別個の回収部材を設ける場合に比べて、装置本体を小型化することができる。また、回収部材を紙粉回収ローラに接触させ、現像剤回収ローラが回収した現像剤を、紙粉回収ローラを介して回収部材で回収する構成に比べて、紙粉回収ローラに現像剤が付着するのを低減することができる。
また、前記した画像形成装置は、紙粉回収ローラおよび現像剤回収ローラの一方を駆動させる駆動源を備えていてもよい。
この場合、紙粉回収ローラおよび現像剤回収ローラの他方は、一方の駆動力を受けて従動回転することが望ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、紙粉回収ローラおよび現像剤回収ローラを別々の駆動源で駆動させる場合に比べて、装置本体を小型化することができる。また、紙粉回収ローラおよび現像剤回収ローラの他方を一方につれ回りさせることで、回転方向を切り替える必要がなく、構成が簡単である。
そして、前記した画像形成装置は、各複数の感光体に対応して設けられ、現像ローラを有する複数の現像器を備え、現像器は、現像ローラが感光体に接触する第3接触位置と、現像ローラが感光体から離間する第3離間位置との間を移動可能に構成されていてもよい。
この場合、接離部材は、現像器を第3接触位置と第3離間位置との間で移動させることが望ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、現像器を第3接触位置と第3離間位置との間で移動させるための部材を接離部材とは別に設ける場合に比べて、部品点数を減らすことができる。
また、前記した画像形成装置は、複数の感光体を一体的に保持し、装置本体内と装置本体外との間を移動するように構成される支持部材を備えていてもよい。
この場合、回収ユニットは、支持部材に支持されていることが望ましい。
このように構成された画像形成装置によれば、感光体の交換と同時に、回収ユニットも交換することができる。
本発明によれば、紙粉回収ローラを備えたユニットと、現像剤回収ローラを備えたユニットとを別々に設ける場合に比べて、装置本体を小型化することができる。そして、紙粉回収ローラは、クリーニングモード中にはベルトから離間する第1離間位置に位置するので、紙粉回収ローラに現像剤が付着するのを抑制することができる。これにより、紙粉回収ローラが第1接触位置に位置して記録シートに接触したときに、記録シートに現像剤が付着するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンタの概略構成を示す図である。 クリーニングユニットの動作を説明する図である。 モノクロ印刷モードにおける接離カム、現像カートリッジおよびクリーニングユニットの位置を示す図である。 クリーニングモードにおける接離カム、現像カートリッジおよびクリーニングユニットの位置を示す図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、画像形成装置の一例としてのカラープリンタの全体構成を説明した後、本発明の特徴部分の詳細を説明することとする。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ使用時のユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1において、紙面に向かって左側を「前側(手前側)」、紙面に向かって右側を「後側(奥側)」とし、紙面に向かって手前側を「右側」、紙面に向かって奥側を「左側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
<カラープリンタの全体構成>
図1に示すように、カラープリンタ1は、装置本体10内に、用紙Pを供給する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Pを排出する排紙部90と、接離部材の一例としての接離カム200と、制御装置300(図2参照)とを備えている。
給紙部20は、用紙Pを収容する給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30へ搬送する用紙搬送装置22とを備えている。
画像形成部30は、スキャナユニット40と、感光体ユニット50と、転写ユニット70と、定着ユニット80とを備えている。
スキャナユニット40は、装置本体10内の上部に設けられ、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡などを備えている。そして、スキャナユニット40からレーザビームが出射され、図の2点鎖線で示す経路を通って、感光体ユニット50の各感光ドラム51の表面上に高速走査にて照射される。
感光体ユニット50は、支持部材の一例としてのドロワ60と、4つ(複数)の感光ドラム(感光体)51と、各感光ドラム51に対応するようにドロワ60に着脱可能に設けられる4つの現像器の一例としての現像カートリッジ52と、回収ユニットの一例としてのクリーニングユニット100とを備えている。
ドロワ60は、4つの感光ドラム51を回転可能に保持している。ドロワ60は、装置本体10の前面に配置されたフロントカバー11を開放することによって形成される開口部10Aを通して、装置本体10に対して前後方向に移動可能であるとともに、装置本体10に対して着脱可能に構成されている。つまり、ドロワ60は、装置本体10内と装置本体10外との間を移動可能となっている。
各感光ドラム51は、感光体ユニット50を装置本体10に装着している状態において、用紙Pの搬送方向である前後方向に沿って配列されている。ドロワ60には、図示しない公知の帯電器などが適宜設けられ、現像カートリッジ52には、感光ドラム51にトナー(現像剤)を供給する現像ローラ53が回転可能に設けられるとともに、公知のトナー収容室、供給ローラ等が設けられている。また、各現像カートリッジ52には、左右の壁に、ドロワ60の外側へ向けて突出する突起部54が設けられている。
なお、本実施形態では、ブラックのトナーに対応する感光ドラム51を「第1感光ドラム51A」とも呼ぶ。さらに、ブラック以外の各色のトナーに対応する3つの感光ドラム51を、「第2感光ドラム51B」と呼ぶ。そして、第1感光ドラム51Aに対応して設けられている現像カートリッジ52を「第1現像カートリッジ52A」とも呼び、第2感光ドラム51Bに対応して設けられている現像カートリッジ52を「第2現像カートリッジ52B」とも呼ぶ。
また、各現像カートリッジ52は、後述する接離カム200を制御装置300により制御することで、現像ローラ53が対応する感光ドラム51に接触する第3接触位置(図1で示す位置)と、現像ローラ53が対応する感光ドラム51から離間する第3離間位置(図4で示す位置)との間を移動可能に構成されている。そして、各現像カートリッジ52は、図示しない付勢手段により、第3離間位置から第3接触位置に向けて付勢されている。なお、接離カム200の構成については、後で詳述する。
クリーニングユニット100は、印字中においては、用紙P上の紙粉を回収し、クリーニングモード中においては、搬送ベルト73に付着したトナーを回収するユニットであり、4つの感光ドラム51よりも用紙Pの搬送方向の上流側に設けられている。このクリーニングユニット100は、ドロワ60に支持されている。クリーニングユニット100の構成については、後で詳述する。
転写ユニット70は、給紙部20と感光体ユニット50との間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、ベルトの一例としての搬送ベルト73と、転写ローラ74とを備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後方向に離間して平行に配置され、その間にエンドレスベルトからなる搬送ベルト73が張設されている。搬送ベルト73は、その外側の面が各感光ドラム51に接している。また、搬送ベルト73の内側には、各感光ドラム51との間で搬送ベルト73を挟持する転写ローラ74が、各感光ドラム51に対向して4つ配置されている。この転写ローラ74には、転写時に定電流制御によって転写バイアスが印加される。
定着ユニット80は、感光体ユニット50および転写ユニット70の後側に配置され、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置され加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを備えている。
このように構成される画像形成部30では、カラー印刷モードの場合、まず、各感光ドラム51の表面が、帯電器により一様に帯電された後、スキャナユニット40で露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、各感光ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。その後、現像ローラ53によって、現像カートリッジ52内のトナーが、感光ドラム51の静電潜像に供給されることで、感光ドラム51上にトナー像が担持される。
次に、搬送ベルト73上に供給され、搬送ベルト73上を搬送される用紙Pが各感光ドラム51と各転写ローラ74との間を通過することで、各感光ドラム51上に形成されたトナー像が用紙P上に転写される。そして、用紙Pが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過することで、用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
排紙部90は、用紙Pを搬送する複数の搬送ローラ91を主に備えている。トナー像が転写され、熱定着された用紙Pは、搬送ローラ91によって搬送され、装置本体10の外部に排出される。
<クリーニングユニットの詳細構成>
図2に示すように、クリーニングユニット100は、紙粉回収ローラ110と、現像剤回収ローラの一例としてのトナー回収ローラ120と、回収部材の一例としての回収ローラ130と、ブレード140と、回収ボックス150と、を備えている。
紙粉回収ローラ110は、左右に長いローラであり、搬送ベルト73上を搬送される用紙Pに接触して回転することで、用紙P上の紙粉を回収するようになっている。
紙粉回収ローラ110は、装置本体10内に設けられている駆動源Mから駆動力が入力されることによって、搬送ベルト73との接触位置において、搬送ベルト73の回転方向と順方向で回転するようになっている。また、紙粉回収ローラ110は、搬送ベルト73に接触する第1接触位置と、搬送ベルト73から離間する第1離間位置との間を移動可能となっている。
そして、紙粉回収ローラ110は、周面がフッ素樹脂で覆われており、トナー回収ローラ120と接触して回転することで、表面が負に摩擦帯電されるようになっている。
トナー回収ローラ120は、周面がスポンジ等で覆われた左右に長いローラであり、搬送ベルト73に接触し、搬送ベルト73との接触位置において、搬送ベルト73の回転方向と逆方向で回転することで、搬送ベルト73上に付着したトナーを回収するようになっている。
トナー回収ローラ120は、紙粉回収ローラ110よりも用紙Pの搬送方向下流側、つまり、後ろで、紙粉回収ローラ110の周面に接触するように設けられている。これにより、トナー回収ローラ120は、紙粉回収ローラ110の駆動力を受けて従動回転するようになっている。このように構成されることにより、トナー回収ローラ120を駆動させるための駆動源を、紙粉回収ローラ110を駆動させるための駆動源Mと別個に設ける場合に比べて、装置本体10を小型化することが可能である。そして、紙粉回収ローラ110とは逆回転するトナー回収ローラ120を、簡単な機構で回転させることができるので、装置本体10を小型化すること可能となっている。
また、トナー回収ローラ120は、搬送ベルト73に接触する第2接触位置と、搬送ベルト73から離間する第2離間位置との間を移動可能となっている。
そして、トナー回収ローラ120は、表面電位が紙粉回収ローラ110の表面電位よりも低くなるような負のバイアスが印加されている。
このように構成されたトナー回収ローラ120は、搬送ベルト73に強く押し当てられながら回転して、搬送ベルト73上に付着した正帯電したトナーを回収できるとともに、紙粉回収ローラ110が回収した紙粉も引き寄せて回収できるようになっている。
回収ローラ130は、トナー回収ローラ120の上で、トナー回収ローラ120に接触して回転するように設けられている。この回収ローラ130は、トナー回収ローラ120に印加されているバイアスよりも絶対値の大きい負のバイアスが印加されている。これにより、回収ローラ130は、トナー回収ローラ120が回収したトナーおよび紙粉を引き寄せて回収することができるようになっている。
ブレード140は、回収ローラ130の表面に吸着したトナーおよび紙粉を掻き取る部材であり、回収ローラ130の表面に摺接するように、回収ローラ130の前方に設けられている。
回収ボックス150は、紙粉回収ローラ110、トナー回収ローラ120、回収ローラ130およびブレード140を収容している。そして、回収ボックス150は、回収ローラ130の上に、ブレード140によって掻き取られたトナーおよび紙粉を貯留するための貯留部151を有している。つまり、貯留部151は、紙粉回収ローラ110が回収した紙粉およびトナー回収ローラ120が回収したトナーを貯留している。
回収ボックス150は、下端が開放したボックスであり、その下端から、紙粉回収ローラ110とトナー回収ローラ120が露出するように、紙粉回収ローラ110とトナー回収ローラ120を回転可能に支持している。また、回収ボックス150は、左右の壁の上端部に、左右方向の外側に突出する係合部160が設けられている(図1参照)。
そして、回収ボックス150は、紙粉回収ローラ110およびトナー回収ローラ120と係合部160との間を中心として、下端部が前後方向に揺動可能となるように、ドロワ60に支持されている。
このように構成されたクリーニングユニット100は、付勢手段Sにより回収ボックス150の上端部が前方へ向けて付勢されている。そして、クリーニングユニット100は、印字中においては、付勢手段Sの付勢力で上端部が前方へ移動し、回収ボックス150の下端部の後端部が持ち上がった状態になっており、紙粉回収ローラ110が第1接触位置に位置し、トナー回収ローラ120が第2離間位置に位置している。
<接離カムの詳細構成>
接離カム200は、図1に示すように、装置本体10に前後方向にスライド移動可能に支持された直動カムであり、前後動することで、現像カートリッジ52を第3接触位置と第3離間位置との間で移動させるように構成されている。また、接離カム200は、クリーニングユニット100と係合することで、紙粉回収ローラ110を第1接触位置と第1離間位置との間で移動させたり、トナー回収ローラ120を第2接触位置と第2離間位置との間で移動させたりするように構成されている。
接離カム200は、装置本体10に装着されたドロワ60の左右両側で、各現像カートリッジ52の突起部54の下に配置されるように装置本体10に設けられている。接離カム200は、前後方向に長い長尺状の部材であり、装着されたドロワ60の前端から後端にわたって設けられている。
接離カム200は、上面210に、下側へ凹んだ第1凹部221と3つの第2凹部222が形成されている。第1凹部221と第2凹部222は、前端部が、前方に向かうほど、上面210に近づくように傾斜している。なお、上面210は、各現像カートリッジ52の突起部54と対向したときに、各現像カートリッジ52を第3離間位置に位置させるような高さ位置に設けられている。
第1凹部221は、第1現像カートリッジ52Aの突起部54に対応して設けられており、第1現像カートリッジ52Aの突起部54に対向したときに、第1現像カートリッジ52Aの下方への移動(第3離間位置から第3接触位置への移動)を許容するようになっている。第1凹部221は、3つの第2凹部222よりも前後方向の長さが大きくなっている。そして、第1凹部221は、カラー印刷モード(図1の状態)において、第1現像カートリッジ52Aの突起部54が、第1凹部221の前後方向の略中央部に配置されるように設けられている。
第2凹部222は、第2現像カートリッジ52Bの突起部54に対応して設けられており、第2現像カートリッジ52Bの突起部54と対向したときに、第2現像カートリッジ52Bの下方への移動(第3離間位置から第3接触位置への移動)を許容するようになっている。そして、第2凹部222は、カラー印刷モードにおいて、第2現像カートリッジ52Bの突起部54が、第2凹部222の前端部に配置されるように設けられている。
また、接離カム200は、前端部に、左右方向に貫通した前後方向に長い長孔230が形成されている。長孔230は、第1凹部221の前後方向の中央部から前端部までの長さよりも前後方向の長さが大きくなっている。この長孔230は、カラー印刷モードにおいて、クリーニングユニット100の係合部160が長孔230の後端部に配置されるように設けられている。
<制御装置>
図2に示すように、制御装置300は、CPU,ROM,RAMなどを有し、予め用意されたプログラムに従い、印刷データの受信、給紙部20、画像形成部30、排紙部90および接離カム200の制御を行うように構成されている。制御装置300は、用紙P上にモノクロ画像を形成するモノクロ印刷モードと、用紙P上にカラー画像を形成するカラー印刷モードと、クリーニングユニット100によって搬送ベルト73上のトナーを回収するクリーニングモードとを実行可能に構成されており、各モードにおいて、接離カム200の制御をしている。
制御装置300は、図示しないアクチュエータにより接離カム200を前後に動かすことで、各モードに応じた3つの位置に接離カム200を配置するようになっている。具体的には、制御装置300は、モノクロ印刷モードにおいては、接離カム200を、カラー印刷モードにおける前方位置よりも後方の中央位置へ移動させるようになっている。そして、制御装置300は、クリーニングモードにおいては、接離カム200を、モノクロ印刷モードにおける中央位置よりも後方の後方位置へ移動させるようになっている。
ここで、クリーニングモードとは、印字の際に用紙Pに転写されずに感光ドラム51に残ったトナーを、搬送ベルト73を介してクリーニングユニット100で回収させる制御をいう。このクリーニングモードは、例えば、1つの印字ジョブが終了するごとに実行される。
次に、以上のように構成されたカラープリンタ1の動作について説明する。
カラー印刷モードで印字を行うときには、図1に示すように、接離カム200が前方位置に移動し、第1現像カートリッジ52Aの突起部54の下に第1凹部221が配置され、各第2現像カートリッジ52Bの突起部54の下に各第2凹部222が配置される。
これにより、第1現像カートリッジ52Aおよび第2現像カートリッジ52Bが第3接触位置に位置して、第1現像カートリッジ52Aおよび第2現像カートリッジ52Bの現像ローラ53が、それぞれ対応する感光ドラム51に接触して各感光ドラム51にトナーを供給する。
モノクロ印刷モードで印字を行うときには、図3に示すように、接離カム200が中央位置(前方位置から後方に移動した位置)に移動し、各第2現像カートリッジ52Bの突起部54の下に配置される接離カム200の面が各第2凹部222から上面210に切り替わる。また、このとき、クリーニングユニット100の係合部160は、長孔230の前後方向の中央部に位置している。
これにより、第2現像カートリッジ52Bが接離カム200によって持ち上げられて第3離間位置に移動し、第2現像カートリッジ52Bの現像ローラ53が第2感光ドラム51Bから離間する。一方、第1現像カートリッジ52Aの現像ローラ53は、第1感光ドラム51Aに接触して、第1感光ドラム51Aにトナーを供給する。
そして、カラー印刷モードおよびモノクロ印刷モードで印字をしているときは、クリーニングユニット100は、図2に示すように、上端部が付勢手段Sによって前方へ向けて付勢されて、下端部の後端が持ち上がるように揺動する。これにより、紙粉回収ローラ110が第1接触位置に位置し、トナー回収ローラ120が第2離間位置に位置する。
そして、紙粉回収ローラ110は、搬送ベルト73上を搬送される用紙Pに接触して回転し、用紙P上の正に帯電した紙粉を回収する。そして、紙粉回収ローラ110が回収した紙粉は、トナー回収ローラ120を介して回収ローラ130に回収されたあと、ブレード140に掻き取られて貯留部151に貯留される。
そして、クリーニングモードが開始されると、図4に示すように、接離カム200が後方位置(中央位置から後方に移動した位置)に移動して、第1現像カートリッジ52Aの突起部54の下に配置される接離カム200の面が第1凹部221から上面210に切り替わる。これにより、第1現像カートリッジ52Aが接離カム200によって持ち上げられて第3離間位置に移動し、第1現像カートリッジ52Aの現像ローラ53が、第1感光ドラム51Aから離間する。
また、接離カム200が後方位置に移動すると、クリーニングユニット100の係合部160が、長孔230の前端の縁によって後方へ向けて押される。つまり、クリーニングユニット100の上端部は、付勢手段Sの付勢力に抗して接離カム200によって後方へ引っ張られる。これにより、図2に示すように、クリーニングユニット100が下端部の前端が持ち上がるように揺動し、紙粉回収ローラ110が第1離間位置に移動し、トナー回収ローラ120が第2接触位置に移動する。
そして、トナー回収ローラ120は、搬送ベルト73に接触して回転することで、搬送ベルト73上に付着したトナーを回収し、トナー回収ローラ120が回収したトナーは、回収ローラ130に回収されたあと、ブレード140に掻き取られて貯留部151に貯留される。
以上によれば、本実施形態において以下のような作用および効果を得ることができる。
クリーニングユニット100は、貯留部151が、紙粉回収ローラ110が回収した紙粉とトナー回収ローラ120が回収したトナーを貯留するように構成されているので、従来のように、紙粉回収ローラ110を備えたユニットと、トナー回収ローラ120を備えたユニットとを別々に設ける場合に比べて、装置本体10を小型化することができる。
また、クリーニングモード中には、紙粉回収ローラ110は、第1離間位置に位置して搬送ベルト73には接触していないので、紙粉回収ローラ110には、トナーが付着しない。これにより、印字の際に紙粉回収ローラ110が第1接触位置に位置して用紙Pに接触したときに、用紙Pにトナーが付着するのを抑制することができる。
そして、トナー回収ローラ120が回収したトナーは、直接、回収ローラ130が回収し、紙粉回収ローラ110が回収した紙粉は、トナー回収ローラ120を介して回収ローラ130が回収するように構成されているので、紙粉回収ローラ110とトナー回収ローラ120のそれぞれに別個の回収部材を設ける場合に比べて、装置本体10を小型化することができる。また、回収ローラ130を紙粉回収ローラ110に接触させるように設け、トナー回収ローラ120が回収したトナーを、紙粉回収ローラ110を介して回収ローラ130で回収する構成に比べて、紙粉回収ローラ110にトナーが付着するのを抑制することができる。
そして、接離カム200は、紙粉回収ローラ110を第1接触位置と第1離間位置との間で移動させ、トナー回収ローラ120を第2接触位置と第2離間位置との間で移動させるだけでなく、現像カートリッジ52を第3接触位置と第3離間位置との間で移動させることができるので、現像カートリッジ52を第3接触位置と第3離間位置との間で移動させるための部材を接離カム200とは別に設ける場合に比べて、部品点数を減らすことができる。
また、クリーニングユニット100は、装置本体10に対してドロワ60に支持されているため、感光ドラム51の交換と同時に、クリーニングユニット100も交換することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、接離部材として、モノクロ印刷モードのときに、ブラック以外のトナーに対応する第2現像カートリッジ52Bの現像ローラ53を第2感光ドラム51Bから離間させるための接離カム200を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、接離部材は、現像カートリッジ52を交換するときに、すべての現像カートリッジ52の現像ローラ53を感光ドラム51から離間させる部材であってもよい。
前記実施形態では、紙粉回収ローラ110とトナー回収ローラ120とを保持するクリーニングユニット100の回収ボックス150を接離カム200で揺動させることで、紙粉回収ローラ110とトナー回収ローラ120を一緒に移動させていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、紙粉回収ローラ110を第1接触位置と第1離間位置との間で移動させる部材と、トナー回収ローラ120を第2接触位置と第2離間位置との間で移動させる部材を別個に設けてもよい。
そして、前記実施形態では、複数の感光ドラム51は、ドロワ60(支持部材)に保持されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、各感光ドラム51は、現像ローラ53を保持するカートリッジに保持されており、支持部材は、この複数のカートリッジを一体に保持するとともに、複数のカートリッジが支持部材に対して着脱できるように構成されていてもよい。この場合、クリーニングユニット100は、複数のカートリッジを保持する支持部材に対して着脱可能に構成されていてもよい。
また、前記した実施形態において、第2感光ドラム51Bは3つ設けられていたが、本発明はこれに限定されず、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
そして、前記した実施形態において、感光体として感光ドラム51を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばベルト状の感光体を採用してもよい。
また、前記した実施形態において、記録シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙Pを採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば、OHPシートであってもよい。
1 カラープリンタ
10 装置本体
51 感光ドラム
52 現像カートリッジ
53 現像ローラ
60 ドロワ
73 搬送ベルト
100 クリーニングユニット
110 紙粉回収ローラ
120 トナー回収ローラ
130 回収ローラ
151 貯留部
200 接離カム
M 駆動源
P 用紙

Claims (5)

  1. 装置本体と、
    記録シートの搬送方向に沿って配列された複数の感光体と、
    前記複数の感光体との間で記録シートを挟みながら当該記録シートを搬送するベルトと、
    前記複数の感光体よりも前記搬送方向における上流側に設けられる回収ユニットと、を備え、
    前記回収ユニットによって前記ベルト上の現像剤を回収するクリーニングモードを実行可能な画像形成装置であって、
    前記回収ユニットは、
    前記ベルトに接触する第1接触位置と、前記ベルトから離間する第1離間位置との間を移動可能に設けられ、前記第1接触位置に位置するとき、前記ベルトに対して順方向に回転し、記録シート上の紙粉を回収する紙粉回収ローラと、
    前記ベルトに接触する第2接触位置と、前記ベルトから離間する第2離間位置との間を移動可能に設けられ、前記第2接触位置に位置するとき、前記ベルトに対して逆方向に回転し、前記ベルト上の現像剤を回収する現像剤回収ローラと、
    前記紙粉回収ローラが回収した紙粉および前記現像剤回収ローラが回収した現像剤を貯留する貯留部と、を有し、
    前記装置本体は、印字中には、前記紙粉回収ローラを前記第1接触位置に位置させるとともに、前記現像剤回収ローラを前記第2離間位置に位置させ、前記クリーニングモード中には、前記紙粉回収ローラを前記第1離間位置に位置させるとともに、前記現像剤回収ローラを前記第2接触位置に位置させる接離部材を有していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記紙粉回収ローラは前記現像剤回収ローラと接触しており、
    前記回収ユニットは、前記現像剤回収ローラと接触し、前記現像剤回収ローラ上の現像剤を回収する回収部材を有し、
    前記紙粉回収ローラが回収した紙粉は、前記現像剤回収ローラに回収されたあと、前記回収部材によって回収されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記紙粉回収ローラおよび前記現像剤回収ローラの一方を駆動させる駆動源を備え、
    前記紙粉回収ローラおよび前記現像剤回収ローラの他方は、前記一方の駆動力を受けて従動回転することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 各前記複数の感光体に対応して設けられ、現像ローラを有する複数の現像器を備え、
    前記現像器は、前記現像ローラが前記感光体に接触する第3接触位置と、前記現像ローラが前記感光体から離間する第3離間位置との間を移動可能に構成され、
    前記接離部材は、前記現像器を前記第3接触位置と前記第3離間位置との間で移動させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記複数の感光体を一体的に保持し、前記装置本体内と前記装置本体外との間を移動するように構成される支持部材を備え、
    前記回収ユニットは、前記支持部材に支持されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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