JPH05134584A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05134584A
JPH05134584A JP3326437A JP32643791A JPH05134584A JP H05134584 A JPH05134584 A JP H05134584A JP 3326437 A JP3326437 A JP 3326437A JP 32643791 A JP32643791 A JP 32643791A JP H05134584 A JPH05134584 A JP H05134584A
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JP3326437A
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Yoshihiro Takada
吉宏 高田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】給紙された記録材に運ばれた紙粉等の微小異物
が画像形成部の像担持体に付着するのを防止する。 【構成】各画像形成PA,PB,PC,PDのうちの最
上流側に配置された第1の画像形成部PAの上流搬送路
(搬送ベルト9)上に、異物除去装置26を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置において、複数の画像形成部を備え、この各
画像形成部にてそれぞれ色の異なったトナー像を形成
し、それらのトナー像を搬送中に同一記録材上に順次重
ねて転写する画像形成装置、いわゆる、カラー画像形成
装置が知られている。そして、その中で現在多用されて
いるのが多色電子写真方式によるカラー複写機である。
【0003】このカラー複写機の従来例の概要を図8を
参照して説明すると、複写機本体1内には上流側より第
1、第2、第3及び第4の画像形成部PA,PB,P
C,PDが順次所定の間隔を置いて並設され、これらは
それぞれ専用の像担持体である電子写真方式の感光体ド
ラム2A,2B,2C,2Dを具備している。
【0004】各感光体ドラム2A,2B,2C,2Dの
周辺部には、潜像形成部(レーザビームスキャナ)3
A,3B,3C,3D、現像装置5A,5B,5C,5
Dとクリーニング装置6A,6B,6C,6Dと、一次
帯電器7A,7B,7C,7Dが配置されている。
【0005】また、各画像形成部PA,PB,PC,P
Cの下部には、記録材搬送路としての搬送ベルト9が配
置され、その内部には各感光体ドラム2A,2B,2
C,2Dに対応する転写帯電器10A,10B,10
C,10Dが配置されている。
【0006】各画像形成部PA,PB,PC,PDの上
流部には給紙部である給紙カセット11,12が配置さ
れている。そして、この各給紙カセット11,12内に
積載・収納されている記録材(シート材)Sは、給紙ロ
ーラ(ピックアップローラ)13により1枚ずつ給紙さ
れると、まずレジストローラ対15に送られ、更にこの
レジストローラ対15により、矢印方向に回転している
搬送ベルト9上に送られる。
【0007】一方、各画像形成部PA,PB,PC,P
Dの下流部には、記録材Sの記録面上に転写されたトナ
ー像を定着処理するための定着装置16と排紙トレイ1
7が順次配置されている。
【0008】また、搬送ベルト9の下流側端には静電気
によりベルト9に貼り付いた記録材Sを剥すための分離
帯電器19が配置され、搬送ベルト9の上流側端付近に
は、ベルト9に付着したトナーを除去するための高速回
転ファーブラシ25が配置されている。
【0009】このようなカラー複写機においては、ま
ず、最上流部に配置された第1の画像形成部PAの感光
体ドラム2A上に潜像形成部3Aにより原稿画像におけ
るブラック成分色の潜像が形成される。この潜像は、現
像装置5Aのブラックトナーを有する現像像剤で可視画
像とされる。そして、この感光体ドラム2A上のブラッ
クトナー像は、記録材S上に転写帯電器10Aにより転
写される。
【0010】一方、このように感光体ドラム2A上のブ
ラックトナー像が記録材S上に転写されている間に、次
段に配置されている第2の画像形成部PBではマゼンタ
成分色の潜像が形成される。そして現像装置5Bで可視
画像とされたマゼンタトナー像は、第1の画像形成部P
Aでのブラックトナー像の転写を終えた記録材Sが転写
帯電器10B部に搬入されると、この転写帯電器10B
により記録材S上の所定位置に転写される。
【0011】そして、以下、上記と同様な方法により第
3、第4の各画像形成部PC,PDによってイエロー成
分色、シアン成分色の画像形成が行われ、順次下流へ送
られる記録材S上の所定位置にそのイエロートナー像、
シアントナー像が転写される。
【0012】このようにして、記録材Sの搬送過程にお
いてブラックトナー像、マゼンタトナー像、イエロート
ナー像、シアントナー像の転写を行う画像形成プロセス
が終了すると、記録材Sは定着装置16に送られて、こ
こでトナー像の記録面への定着処理がなされる。
【0013】一方、記録材Sに対してトナー像の転写を
終了した各感光体ドラム2A,2B,2C,2Dでは、
クリーニング装置6A,6B,6C,6Dにより残留ト
ナーが除去され、引き続き行われる次の潜像形成に備え
られる。
【0014】なお、ここでは、備えられているすべての
画像形成部PA,PB,PC,PDが使用される場合の
画像形成プロセスについて説明したが、本カラー複写機
は任意のカラー成分の画像形成部のみを選択して画像形
成することが可能であり、このような場合、記録材Sは
不使用の画像形成部を通過するように送られる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
カラー複写機においては、その複写機本体1内に、給紙
された記録材S等を介して種々の微小な異物が侵入する
が、この微小異物が各感光体ドラム2A,2B,2C,
2D上に付着すると、記録紙Sへの転写画像に欠陥画像
となって現れる問題がある。
【0016】複写機本体1内に侵入する微小異物として
は給紙された記録材Sによって運ばれてくるものが最も
多いが、それには給紙カセット11,12内において記
録材S上に付着、堆積した綿埃り、あるいは記録材Sが
給紙ローラ13やレジストローラ対15により送られる
ときの摺擦で発生する紙粉等がある。
【0017】そして、この記録材Sに付着した紙粉等の
微小異物の影響を最も受けるのは最上流部に配置されて
いる画像形成部PAの感光体ドラム2Aである。
【0018】また、記録材Sによって運ばれた綿埃り等
の微小異物は複写機本体1内を浮遊することがあるの
で、これらの影響を各画像形成部PA,PB,PC,P
Dの感光体ドラム2A,2B,2C,2Dは一様に受け
ることになる。
【0019】感光体ドラム2A,2B,2C,2D上に
付着した微小異物が多くなると、図9に示すように、そ
の微小異物20は感光体ドラム2A,2B,2C,2D
に当接してドラム表面上に残留しているトナーをかき落
すためのクリーニングブレード21と感光体ドラム2
A,2B,2C,2Dとの間に入り込んでしまう。そし
て、その結果、残留トナーがクリーニングブレード21
で除去できずにクリーニングブレード21を通過してし
まい、感光体ドラム2A,2B,2C,2D上に線状あ
るいは帯状のクリーニング不良トナー22が形成され、
記録材S上に形成された画像上には線状あるいは帯状の
欠陥画像23が記録されてしまうことになる。
【0020】また、カラー複写機の場合、各画像形成部
PA,PB,PC,PDの各現像装置5A,5B,5
C,5D中には、カラートナーによる色再現性の劣化を
防止するために、潤滑剤として、例えばステアリン酸亜
鉛や酸化セリウム、チタン酸ストロンチウム等の外添剤
の添加が制限されるので、感光体ドラム2A,2B,2
C,2D上に付着した残留トナー及び紙粉等の微小異物
をクリーニングブレード21によって除去することは困
難を極めることがある。
【0021】そこで、本発明は、上述の如き事情に鑑み
てなされたもので、各画像形成部の像担持体への微小異
物の付着を防止し、微小異物付着による欠陥画像のない
画像形成が行える画像形成装置を提供することを目的と
するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、像担持体(2
A,2B,2C,2D)を有する複数の画像形成部(P
A,PB,PC,PD)を備え、この各画像形成部(P
A,PB,PC,PD)にてそれぞれ異なったトナー像
を形成し、それらのトナー像を搬送中の同一記録材
(S)上に順次重ねて転写する方式の画像形成装置に係
る。
【0023】そして、本発明は、上記目的を達成するた
め、前記各画像形成部(PA,PB,PC,PD)のう
ちの最上流側に位置する画像形成部(PA)の上流搬送
路(9)上に、給紙部(11,12)より給紙された記
録材(S)の記録面(31)に付着している紙粉等の微
小異物(37)を除去する異物除去手段(26)を設け
たことを特徴とするものである。
【0024】また、前記各画像形成部(PA,PB,P
C,PD)の上流搬送路(9)上に、給紙部(11,1
2)より給紙された記録材(S)の記録面に付着してい
る紙粉等の微小異物(37)を除去する異物除去手段
(26A,26B,26C,26D)を設け、これら各
異物除去手段(26A,26B,26C,26D)の記
録材(S)記録面への接触及び解除を制御手段(45)
により画像形成モードに応じて制御するようにしたこと
を特徴とするものである。
【0025】また、前記各異物除去手段(26A,26
B,26C,26D)の異物除去力を、給紙部(11,
12)からの距離が大きくなるものほど小さくなるよう
に設定したことを特徴とするものである。
【0026】更に、前記異物除去手段(26,26A,
26B,26C,26D)にはファーブラシ(30)が
用いられていることを特徴とするものである。
【0027】
【作用】上記構成によれば、給紙部(11,12)から
給紙された記録材(S)が最上流側に配置された画像形
成部(PA)に送られる手前で、記録材(S)上に付着
した綿埃りや紙粉等の微小異物(37)が異物除去手段
(26)によって除去される。
【0028】これにより、各画像形成部(PA,PB,
PC,PD)の像担持体(2A,2B,2C,2D)上
への記録材(S)によって運ばれた微小異物(37)の
付着が防止される。
【0029】また給紙部(11,12)から給紙された
記録材(S)が各画像形成部(PA,PB,PC,P
D)に送られる手前で、記録材(S)上に付着した綿埃
りや紙粉等の微小異物(37)がそれぞれの異物除去手
段(26A,26B,26C,26D)によって除去さ
れる。
【0030】これにより、各画像形成部(PA,PB,
PC,PD)の像担持体(2A,2B,2C,2D)上
への、記録材(S)によって運ばれた微小異物(37)
の付着が防止される。
【0031】なお、上記カッコ内の符号は、図面を参照
するためのものであって、何等構成を限定するものどで
はない。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 〈実施例1〉図1は本発明の実施例1に係る画像形成装
置としてのカラー複写機の要部構成を示す。
【0033】なお、本カラー複写機において、上記従来
例のカラー複写機と同一の部材には同一符号を付すと共
に、構成的、機能的に変わらないものについてはその説
明を省略する。
【0034】本カラー複写機においては、各画像形成部
PA,PB,PC,PDのうちの最上流側に位置する第
1の画像形成部PAの上流搬送路(搬送ベルト9)上
に、給紙カセット11,12より給紙された記録材Sの
記録面に付着している紙粉等の微小異物を除去する異物
除去装置(異物除去手段)26を配置している。
【0035】この異物除去装置26は、給紙された記録
材Sの記録面に対し、その異物除去部分が常に所定圧で
接触する固定型のものである。
【0036】図2に、異物除去装置26の構成例を示
す。
【0037】異物除去装置26の本体ケース27内に、
回転軸29を中心に矢印方向に高速回転するファーブラ
シ30が取り付けられている。このファーブラシ30は
記録材Sの記録面31に所定圧で接触しながら回転す
る。
【0038】本体ケース27の上部には、ダクト32を
介して着脱型のエアフィルタ33と吸込ポンプ35が接
続されている。また本体ケース27のダクト接続部(風
胴部)部には、ファーブラシ30に所定圧で接触してフ
ァーブラシ30に付着した微小異物を除去するための、
棒状または板状のブラシクリーニング部材36が取り付
けられている。
【0039】このように構成された異物除去装置26の
ファーブラシ30と吸込ポンプ35は、複写動作の開始
と共に回転する。
【0040】給紙カセット11,12から給紙された記
録材Sが図示のように搬送ベルト9により矢印方向に搬
送されると、第1の画像形成部PAに到達する手前で、
矢印方向に高速回転しているファーブラシ30下を通過
する。このとき、記録材Sの記録面31上に付着してい
る微小異物(給紙カセット11,12内において付着し
た綿埃りや、給紙ローラ13及びレジストローラ対15
により送られるときの摺擦で発生し付着した紙粉等)3
7が、ファーブラシ30により除去される。
【0041】そして、このファーブラシ30によって除
去された微小異物37及びブラシクリーニング部材36
によって除去された微小異物37は、本体ケース27外
に排出されることなく、吸込ポンプ35によって矢印で
示すようにダクト32内に吸込まれ、エアフィルタ33
部分に捕集される。
【0042】この異物除去装置26の場合、単にファー
ブラシ30によって構成する場合に比べ、ファーブラシ
30の機能がブラシクリーニング部材36のクリーニン
グ機能で常に維持されるため、継続的に高い除去能力が
発揮できる。
【0043】このように、本カラー複写機では、給紙カ
セット11,12から給紙された記録材Sが最上流側に
配置されている第1の画像形成部PAに到達する手前
で、異物除去装置26によりその記録面31上に付着し
た微小異物37を除去されるので、各画像形成部PA,
PB,PC,PDの感光体ドラム2A,2B,2C,2
D上の微小異物37の付着が防止できる。このため、微
小異物37の付着による欠陥画像のない画像形成が行え
る。 〈実施例2〉図3は本発明の実施例2に係る画像形成装
置としてのカラー複写機の要部構成を示す。
【0044】なお、本カラー複写機において、上記従来
例のカラー複写機と同一の部材には同一符号を付すと共
に、構成的、機能的に変わらないものについてはその説
明を省略する。
【0045】本カラー複写機においては、各画像形成部
PA,PB,PC,PDの上流搬送路(搬送ベルト9)
上に、上記実施例1で示した異物除去装置26と基本的
に同様な構成とされた異物除去装置26A,26B,2
6C,26Dを配置している。
【0046】そして、これら各異物除去装置26A,2
6B,26C,26Dは、記録材Sの記録面31への接
触及び解除を可能とする構成になっており、その接触及
び解除が画像形成モードに応じて制御されるようになっ
ている。
【0047】図4に、異物除去装置26A(26B,2
6C,26Dも同じ)の構成例を示す。ここにおいて、
なお、実施例1の異物除去装置26と同一の部材には同
一符号を付してその説明を省略する。
【0048】この異物除去装置26Aの本体ケース27
は、搬送ベルト9上に、支軸39を中心として上下方向
(矢印a,b方向)に回動可能に設置されている。そし
て、このような本体ケース27は、斜カム40の回転に
より、上下方向に回転するようになっている。
【0049】斜カム40の外周部にはギヤ40Aが形成
されており、このギヤ40Aには、駆動モータ41の回
転動力を電磁クラッチ42を介して伝えるギヤ43が噛
み合っている。
【0050】なお、駆動モータ41の回転動力は、他の
異物除去装置26B,26C,26Dの各ギヤ43にも
それぞれの電磁クラッチ42を介して伝えられている。
【0051】駆動モータ41及び電磁クラッチ42は、
カラー複写機全体の制御部であるCPU45(制御手
段)により制御される。
【0052】図4の状態は、本体ケース27が矢印b方
向に回転してファーブラシ30が記録材Sの記録面31
に所定圧で接触する状態にある(接触姿勢)。このと
き、斜カム40の最低位部が本体ケース27に当接して
いる。
【0053】そして、この接触姿勢から、斜カム40を
180度回転させて、その最高位部を本体ケース27に
当接させると、本体ケース27は矢印a方向に回転し、
ファーブラシ30が記録材Sの記録面31から離れる。
この状態が異物除去装置26Aの解除姿勢であり、初期
姿勢でもある。
【0054】従って、各異物除去装置26A,26B,
26C,26Dを上述の接触姿勢及び解除姿勢にする場
合、CPU45は、駆動モータ41及び各電磁クラッチ
42に駆動信号を出力する。
【0055】例示の場合、図3中の表に示すように、画
像形成部PC,PDにより画像形成を行う画像形成モー
ドになっている。従ってCPU45は、記録材Sの記録
面31上に高速回転するファーブラシ30が所定圧で接
触しても記録面31上のトナー像に影響を与えない、異
物除去装置26A,26B,26Cのみが初期姿勢から
接触姿勢となるようにこれを制御する。
【0056】図3は、CPU45による制御で、異物除
去装置26A,26B,26Cが接触姿勢に変えられた
状態を示している。
【0057】このように、本カラー複写機では、給紙カ
セット11,12から給紙された記録材Sが各画像形成
部PA,PB,PC,PDに到達する手前で、各異物除
去装置26A,26B,26C,26Dによりその記録
面31上に付着した微小異物37を除去されるので、画
像形成部PA,PB,PC,PDの感光体ドラム2A,
2B,2C,2D上への微小異物37の付着が防止でき
る。
【0058】このような構成の場合、複写機本体1内に
浮遊した後記録材Sの記録面に付着した微小異物37に
対しての対策として有効である。
【0059】また、各異物除去装置16A,16B,1
6C,16Dの接触及び解除を、画像形成モードに応じ
て制御するので、記録材Sの記録面31に転写されたト
ナー像がファーブラシ30にこすられて不良状態になる
ようなことがない。
【0060】〈実施例3〉図5は、本発明の実施例3に
係る画像形成装置としてのカラー複写機に備えられた異
物除去装置を示す。
【0061】本実施例は、上記実施例2の各異物除去装
置26A,26B,26C,26Dが同じレベルの異物
除去力を有するのに対して、各異物除去装置26A,2
6B,26C,26Dの除去力を、給紙カセット11,
12からの距離が大きくなるものほど小さくなるように
設定した場合を示す。
【0062】すなわち、本実施例では、最上流側に配置
された異物除去装置26Aの異物除去力を一番大きく、
最下流側に配置された異物除去装置26Dの異物除去力
を一番小さくなるように設定している。
【0063】なお、このようにするのは、記録材Sに運
ばれた綿埃りや紙粉等の微小異物37の影響(感光体ド
ラムへの付着量)は図6に示すように、最上流部に配置
された画像形成部PAが最も大きく、その下流に配置さ
れた画像形成部PB,PC,PDにおいては徐々に影響
が小さくなる(NA>NB≧NC≧ND)からである。
【0064】そして、ファーブラシ30を用いた異物除
去装置26A,26B,26C,26Dの場合、図7に
示すように、ファーブラシ30の回転速度が高いほどそ
れに比例して異物除去力(異物除去量)が向上すること
になるため、ここではファーブラシ30の回転速度を変
える(VA,VB,VD,VD)ことで各異物除去装置
26A,26B,26C,26Dの異物除去力を設定
(NA>NB≧NC≧ND)している。
【0065】図5は、最上流側に配置された第1の異物
除去装置26Aを示している。
【0066】CPU45に制御される駆動モータ46の
回転動力を、モータ軸47端に設けたギヤ49と、ファ
ーブラシ30の回転軸29端に設けたギヤ50を介して
ファーブラシ30に伝えている。
【0067】そして、この駆動モータ46の回転動力
は、モータ軸47に設けたギヤ51に巻き掛けられたタ
イミングベルト52を介して不図示の他の異物除去装置
26B,26C,26Dの動力伝達軸(モータ軸46に
相当)に伝えられる。各異物除去装置26B,26C,
26Dにおいては、動力伝達軸端に設けたギヤ49と、
ファーブラシ30の回転軸29端に設けたギヤ50を介
して駆動モータ46の回転動力がファーブラシ30に伝
えられる。
【0068】ここにおいて、各異物除去装置26A,2
6B,26C,26Dの回転軸29端に設けたギヤ50
を同一歯数のものとし、モータ軸47端または動力伝達
軸端に設けたギヤ49を歯数の異なるものとすれば、各
異物除去装置26A,26B,26C,26Dのファー
ブラシ30の回転速度を変えることができる。
【0069】本実施例のように、1個の駆動モータ46
の回転動力で、複数の異物除去装置26A,26B,2
6C,26Dの各ファーブラシ30を回転させるように
すると、消費電力も少なく、ランニングコストが安価に
なる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置は、各画像形成部のうちの最上流側に配置された画
像形成部の上流搬送路上、または各画像形成部の上流搬
送路上に、給紙された記録材の記録面に付着している紙
粉等の微小異物を除去する異物除去手段を設けたので、
給紙された記録材が最上流側に配置された画像形成部に
到達する手前で、または各画像形成部に到達する手前で
異物除去手段によりその記録面に付着している微小異物
が除去される。
【0071】このため、各画像形成部の像担持体上への
紙粉等の微小異物の付着が防止され、紙粉等の微小異物
の付着による欠陥画像のない画像形成が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る画像形成装置としての
カラー複写機の要部構成を示す閉め縦断側面図。
【図2】同カラー複写機に備えられた異物除去装置の縦
断側面図。
【図3】本発明の実施例2に係る画像形成装置としての
カラー複写機の要部構成を示す縦断側面図。
【図4】同カラー複写機に備えられた異物除去装置の縦
断側面図。
【図5】本発明の実施例3に係る画像形成装置としての
カラー複写機に備えられた異物除去装置の正面図。
【図6】カラー複写装置の各画像形成部の感光体ドラム
上に付着する異物量を示す図。
【図7】ファーブラシの回転速度と異物除去量との関係
を示す図。
【図8】従来例のカラー複写機の要部構成を示す縦断側
面図。
【図9】同カラー複写機の各画像形成部の感光体ドラム
に付着した微小異物と、それによって記録材の記録面に
生じた欠陥画像とを示す平面図。
【符号の説明】
2A,2B,2C,2D 感光体ドラム(像担持
体) 9 搬送ベルト(搬送路) 11,12 給紙カセット(給紙部) 26,26A,26B,26C,26D 異物除去装
置(異物除去手段) 30 ファーブラシ 31 記録材の記録面 37 微小異物 45 CPU(制御手段) PA,PB,PC,PD 画像形成部 S 記録材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体を有する複数の画像形成部を備
    え、この各画像形成部にてそれぞれ異なったトナー像を
    形成し、それらのトナー像を搬送中の同一記録材上に順
    次重ねて転写する方式の画像形成装置において、 前記各画像形成部のうちの最上流側に位置する画像形成
    部の上流搬送路上に、給紙部より給紙された記録材の記
    録面に付着している紙粉等の微小異物を除去する異物除
    去手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記各画像形成部の上流搬送路上に、給
    紙部より給紙された記録材の記録面に付着している紙粉
    等の微小異物を除去する異物除去手段を設け、これら各
    異物除去手段の記録材記録面への接触及び解除を制御手
    段により画像形成モードに応じて制御するようにしたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記各異物除去手段の異物除去力を、給
    紙部からの距離が大きくなるものほど小さくなるように
    設定したことを特徴とする請求項2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記異物除去手段にはファーブラシが用
    いられていることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010165000A (ja) * 2010-05-07 2010-07-29 Brother Ind Ltd 画像形成装置
US7995960B2 (en) 2007-12-28 2011-08-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having units for cleaning photosensitive members

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7995960B2 (en) 2007-12-28 2011-08-09 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having units for cleaning photosensitive members
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