JP2002049215A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002049215A JP2000233519A JP2000233519A JP2002049215A JP 2002049215 A JP2002049215 A JP 2002049215A JP 2000233519 A JP2000233519 A JP 2000233519A JP 2000233519 A JP2000233519 A JP 2000233519A JP 2002049215 A JP2002049215 A JP 2002049215A
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Hiroshi Yoshinaga
洋 吉永
Yukiko Iwasaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電ローラが感光体ドラムに対してスリップ
することなしに確実に回転するようにする。 【解決手段】 感光体ドラム5の一端部に駆動ギヤ61
を固定すると共に、帯電ローラ14の芯金16の一端部
に、駆動ギヤ61に噛み合う従動ギヤ62を固定する。
駆動ギヤ61が矢示E方向に回転すると、従動ギヤ62
が帯電ローラ14と一体で矢示G方向に回転する。した
がって、帯電ローラ14の表面に帯電ローラクリーナ4
9による負荷が加わっても、帯電ローラ14は感光体ド
ラム5との間でスリップを生じることなしに回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、帯電ローラのロ
ーラ両端部にそれぞれ取り付けた所定の厚さのギャップ
管理部材を介して帯電ローラが像担持体に接触し、その
帯電ローラと像担持体との間に電圧を印加して像担持体
の表面を帯電する帯電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置である複写
機,プリンタ,ファクシミリ等では、像担持体である感
光体の表面に静電潜像を形成するのに先立って、その感
光体をいろいろな方法で均一に帯電させている。その帯
電方法の1つとして、近年では導電性の部材でローラ状
に形成した帯電ローラを感光体の表面に接触させ、その
状態で帯電ローラと感光体との間に電圧を印加すること
により、感光体の表面を帯電させる接触帯電方式の接触
帯電装置が、低オゾン化と低電力化が図れるという利点
があることから、実用化されてきている。
【0003】しかしながら、このような接触帯電装置に
使用されている帯電ローラは、金属製の芯金の外側に導
電性のゴムで形成した弾性層を設けたものであるため、
その弾性層が感光体の表面に押し付けられた状態で長期
間放置され続けると、その弾性層の中に含まれている物
質(例えば可塑剤)が表面に滲み出て、それが感光体の
表面を汚してしまうということがあった。
【0004】また、接触帯電の場合には、帯電ローラ等
の帯電部材が感光体等の像担持体の表面に接触した状態
で帯電が行われるため、その像担持体の表面に画像転写
後に残った転写残トナー等が帯電部材の表面に転移する
ことによって汚れ、それが原因で帯電性能が低下してし
まう恐れもあった。
【0005】そこで、このような問題を解決するため、
帯電部材である帯電ローラのローラ部分の両端部に、そ
のローラ部分の中央部に比べて大径となる凸部をスペー
サやテープ等で形成し、それによって帯電ローラの両端
部を除く他の部分が像担持体である感光体の表面に対し
て非接触になるようにし、その状態で感光体を帯電する
ようにした非接触の帯電装置が提案されている(例えば
特開平3−240076号公報,特開平4−36016
7号公報,特開平5−107871号公報等参照)。
【0006】これらの非接触の帯電装置によれば、帯電
ローラの画像形成領域に対応する部分は感光体に接触し
ないため、接触帯電装置の欠点である帯電部材の弾性層
中に含まれている物質の感光体への付着や、感光体の表
面に付着したトナー等の付着物が帯電ローラの表面に転
移しやすいという問題を解決することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに帯電ローラのローラ部分の両端部にフィルム材を周
方向にそれぞれ巻き付けるようにしているものでは、そ
のフィルム材の幅(ローラの長手方向の幅)を大きくす
ると、その帯電には使用されないフィルム材を巻き付け
た部分により帯電ローラの全長が長くなってしまうの
で、通常はそのフィルム材の幅は、できるだけ狭くする
のが普通である。
【0008】ところが、このようにフィルム材のフィル
ム幅を狭くすると、帯電ローラが感光体により連れ回り
する構成であるときには、帯電ローラには感光体からの
回転力が、その狭い幅のフィルム材を介してのみ伝達さ
れて連れ回りするため、スリップが生じやすい。そし
て、そのスリップが生じると、画像に縦スジができるよ
うになるため、画像品質が低下する。
【0009】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、帯電ローラがその一部に巻き付けられた
フィルム材を介して像担持体に接触し、その像担持体か
らの駆動力により回転する構成において、帯電ローラが
像担持体に対してスリップすることなしに確実に回転で
きるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、帯電ローラがローラの両端部の外周にそ
れぞれ取り付けた所定の厚さのギャップ管理部材を介し
て像担持体に接触し、その帯電ローラと像担持体との間
に電圧を印加してその像担持体を帯電する帯電装置を備
えた画像形成装置において、上記像担持体の一端部に駆
動ギヤを固定すると共に上記帯電ローラの一端部に上記
駆動ギヤに噛み合う従動ギヤを固定したものである。
【0011】上記画像形成装置は、像担持体の他端部に
も駆動ギヤを固定すると共に帯電ローラの他端部にも上
記他端部の駆動ギヤに噛み合う従動ギヤを固定すると効
果的である。また、上記駆動ギヤと従動ギヤは同一の歯
数に形成するとよい。
【0012】さらに、同様に帯電ローラがギャップ管理
部材を介して像担持体に接触する帯電装置を備えた画像
形成装置において、上記像担持体の両側の端部の少なく
とも一方に、その像担持体の回転を帯電ローラにタイミ
ングベルトを使用した機構により伝達するタイミングベ
ルト駆動伝達手段を設けるようにするとよい。また、上
記ギャップ管理部材は、像担持体との摩擦係数が0.5
以下のものであるとよい。
【0013】さらに、帯電ローラがローラの両端部の外
周にそれぞれ取り付けた所定の厚さのギャップ管理部材
を介して像担持体に接触し、その帯電ローラと像担持体
との間に電圧を印加してその像担持体を帯電する帯電装
置を備えた画像形成装置において、上記ギャップ管理部
材は、像担持体との摩擦係数が0.5以上であるように
するとよい。
【0014】上記像担持体との摩擦係数が0.5以上に
形成されているギャップ管理部材を設けた画像形成装置
において、その両端部のギャップ管理部材は、像担持体
の転写紙が通過する領域外にそれぞれ配設したり、担持
体の現像領域外にそれぞれ配設したりするとよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態例
である画像形成装置の帯電装置と感光体ドラムを示す斜
視図、図2は同じくその帯電装置と感光体ドラムを示す
正面図、図3は同じくその帯電装置と感光体ドラムを複
数備えた画像形成装置であるカラーの小型プリンタを示
す全体構成図である。
【0016】図3に示す画像形成装置であるカラーの小
型プリンタは、4ドラムフルカラーの電子写真方式の画
像形成装置であり、装置本体1内には、4個の像担持体
ユニットである感光体ユニット2A,2B,2C及び2
Dを、装置本体1に対してそれぞれ着脱可能に装着して
いる。この小型プリンタは、装置本体1内の略中央に転
写ベルト3を複数のローラ間に矢示A方向に回動可能に
張装している。
【0017】そして、その転写ベルト3の図3で上側の
面に、4個の感光体ユニット2A,2B,2C,2Dに
それぞれ設けられている感光体ドラム5が接触するよう
に、その感光体ユニット2A〜2Dをそれぞれ配設して
いる。そして、その感光体ユニット2A〜2Dに対応さ
せて、それぞれ使用するトナーの色が異なる現像装置1
0A〜10Dを配設している。
【0018】その感光体ユニット2A〜2Dの上方には
書込みユニット6を、下方には両面ユニット7をそれぞ
れ配設している。さらに、この小型プリンタは、装置本
体1の図3で左方に、画像形成後の転写紙Pを反転させ
て排出したり、両面ユニット7へ搬送したりする反転ユ
ニット8を装着している。
【0019】転写ベルト3と反転ユニット8との間に
は、画像が転写された転写紙の画像を定着する定着装置
9が設けられている。その定着装置9の転写紙搬送方向
下流側には、反転搬送路20を分岐させて形成し、そこ
に搬送した転写紙Pを排紙ローラ対25により排紙トレ
イ26上に排出可能にしている。
【0020】また、装置本体1内の下部には、上下2段
にサイズの異なる転写紙Pを収納可能な給紙カセット1
1と12を、それぞれ配設している。さらに、装置本体
1の右側面には、手差しトレイ13を矢示B方向に開閉
可能に設け、その手差しトレイ13を開放することによ
り、そこから手差し給紙ができるようにしている。
【0021】感光体ユニット2A〜2Dは、同一の構成
をしたユニットであり、感光体ユニット2Aはイエロー
色に対応する画像を形成し、感光体ユニット2Bはマゼ
ンタ色に対応する画像を形成し、感光体ユニット2Cは
シアン色に対応する画像を形成し、感光体ユニット2D
はブラック色に対応する画像を形成する。そして、それ
らを転写紙の搬送方向に間隔を置いてそれぞれ配置して
いる。
【0022】その感光体ユニット2A〜2Dは、図4に
示すようにそれぞれ帯電装置4の帯電ローラ14と、そ
の帯電ローラ14によって表面が帯電され、露光により
静電潜像が形成されるOPCドラム方式の像担持体であ
る感光体ドラム5と、その感光体ドラム5の表面をクリ
ーニングするクリーニング装置を構成するブラシローラ
15とを一体のユニットに構成し、それを装置本体1
(図3参照)に対して着脱可能にしたものである。
【0023】その各感光体ユニット2A〜2Dは、感光
体ドラム5の表面に先端を摺接させて転写残トナーを掻
き落とすクリーニングブレード47を備えており、その
クリーニングブレード47により掻き落としたトナー
を、ブラシローラ15でトナー搬送オーガ48側に移動
させ、そのトナー搬送オーガ48を回転させることによ
り回収した廃トナーを、所定の廃トナー収納部に搬送す
るようにしている。
【0024】また、この感光体ユニット2A〜2Dは、
帯電ローラ14の弾性部材17の表面にも、例えばスポ
ンジからなる帯電ローラクリーナ49を接触させ、機内
に浮遊するトナーやゴミ等が弾性部材17の表面に付着
したときでも、それをクリーニングできるようにしてい
る。
【0025】なお、この感光体ユニット2A〜2Dに
は、それを装置本体1(図3参照)に対して着脱する際
の基準として、位置決め主基準部51を設けると共に、
手前側位置決め従基準部52と奥側位置決め従基準部5
3とをブラケット50にそれぞれ一体に設け、その感光
体ユニット2A〜2Dを装置本体1に装着する際に、そ
れらの基準部により、感光体ユニット2A〜2Dを所定
の装着位置に確実に位置決めできるようにしている。
【0026】この感光体ユニット2A〜2Dの各感光体
ドラム5は、前述したようにそれぞれ矢示C方向に回転
するが、それらの線速はモノクロ速度優先モード、モノ
クロ画質優先モード、カラー速度優先モード、カラー画
質優先モード、厚紙・OHP通紙モードなどいくつかの
モードによって185mm/sec、125mm/se
c、62.5mm/secの三段階に調整することがで
きるようになっている。なお、この感光体ユニットは、
ブラシローラ15を構成から外して、帯電ローラ14と
感光体ドラム5とで一体のユニットに構成するようにし
てもよい。
【0027】帯電装置4は、例えば外径をφ9mmに形
成し、SUM−Niメッキ(鋼の表面をニッケルメッキ
仕上げ)で形成した芯金16の外周に、例えばエピクロ
ルヒドリンゴムからなり、体積固有抵抗値を1×10
〜1×10Ω・cmとした導電性を有し、肉圧を1.
5mmとした弾性部材17を設けた帯電ローラ14を有
している。
【0028】そして、その帯電装置4は、帯電ローラ1
4の図2に示す帯電有効領域Acが、感光体ドラム5の
表面に対して非接触(ギャップGを形成)となる非接触
帯電装置であり、弾性部材17の両端部にフィルム材1
8,18を周方向に巻き付けて固定することにより、帯
電有効領域Acが感光体ドラム5の表面に対して非接触
になるようにしている。
【0029】すなわち、帯電ローラ14のローラ部分を
形成している弾性部材17の両端部の外周に、例えばポ
リエステル又はポリエチレンテレフタレートからなる片
面が粘着面に形成されたギャップ管理部材であるフィル
ム材18,18を、粘着面側が弾性部材17に接するよ
うに巻き付け、その両側の各フィルム材18,18のそ
れぞれ両端を斜めにカットして、それらが互いに重なり
合わないように貼着固定している。
【0030】そのフィルム材18は、この実施の形態で
はフィルム幅を例えば8mm、フィルム厚を50〜60
μmとしたものを使用する。そして、帯電ローラ14
を、芯金16の両端部を加圧スプリング19,19によ
り滑り軸受30,30を介して感光体ドラム5側に所定
の加圧力で加圧して、両側のフィルム材18,18を介
して感光体ドラム5の表面に接触させている。
【0031】その状態で、帯電ローラ14の芯金16と
感光体ドラム5との間に、例えばDC−700Vを定電
圧制御で印加すると共に、AC電圧を定電流制御で印加
して、感光体ドラム5の表面を所定の電位に一様に帯電
する。なお、帯電ローラ14は、加圧スプリング19を
使用せずに、自重により感光体ドラム5に両端部のフィ
ルム材18,18を接触させるようにしてもよい。
【0032】この小型プリンタは、図1に示すように感
光体ドラム5の一端部に駆動ギヤ61を固定すると共
に、帯電ローラ14の芯金16の一端部に、駆動ギヤ6
1に噛み合う従動ギヤ62を固定している。そして、そ
の駆動ギヤ61に、図示しないモータからの駆動力を伝
達し、それにより駆動ギヤ61と感光体ドラム5とが一
体で矢示E方向に回転するようにしている。その駆動ギ
ヤ61が矢示E方向に回転すると、その駆動ギヤ61に
は従動ギヤ62が噛み合っているので、従動ギヤ62が
帯電ローラ14と一体で矢示G方向に回転する。
【0033】なお、図1では駆動ギヤ61の外径を従動
ギヤ62の外径よりも大きく図示しているが、それらを
略同一の外径にして、その互いに噛み合う駆動ギヤ61
と従動ギヤ62の歯数を同一にすれば、それらは同一の
周速で矢示Eと矢示G方向にそれぞれ回転する。
【0034】したがって、その場合には感光体ドラム5
と帯電ローラ14とが同一の周速で矢示Eと矢示G方向
にそれぞれ回転するので、その感光体ドラム5と帯電ロ
ーラ14との接触部の削れを少なくすることができる。
このように、この小型プリンタは、感光体ドラム5から
の回転力を駆動ギヤ61により従動ギヤ62に強制的に
ギヤの噛み合いを利用した確実な方法で伝達し、それに
より帯電ローラ14を矢示G方向に回転させる。
【0035】したがって、帯電ローラ14の回転を、仮
に両側のフィルム材18,18と感光体ドラム5との摩
擦力だけで行う構成(連れ回り回転のみの構成)にして
いる場合には、僅かなフィルム幅の部分に生じる摩擦力
だけて帯電ローラ14が回転されるため、その帯電ロー
ラ14が帯電ローラクリーナ49から受ける負荷や、滑
り軸受30の部分における摩擦負荷等により感光体ドラ
ム5の表面に対してスリップすることにより、画像に縦
スジができたりして画像品質が低下する恐れがあるが、
この実施の形態によれば、上述したギヤを用いた確実な
駆動により帯電ローラ14を確実に回転させることがで
きるので、上記スリップを防止して良好な画像を得るこ
とができる。
【0036】ところで、この小型プリンタでは、フィル
ム材18と感光体ドラム5の表面との摩擦係数が0.5
以下になるようにしている。このようにすれば、帯電ロ
ーラ14の回転時においてフィルム材18が感光体ドラ
ム5から受ける摩擦負荷を小さくすることができるの
で、帯電ローラ14の回転を、よりスムーズにすること
ができる。
【0037】また、駆動ギヤ61と従動ギヤ62は、そ
れらを精度良く製造したとしても、それらは多少の部品
精度差を生じるため、それらを噛み合わせて互いに回転
させると若干の線速差を生じる。そのため、フィルム材
18と感光体ドラム5との接触面が擦られるようになる
ため、それらの面が経時に摩耗していくと、帯電ローラ
14の弾性部材17の部分が感光体ドラム5の表面に接
触するようになることがある。このようになると、感光
体ドラム5上に転写残トナーがあると、それが帯電ロー
ラ14の弾性部材17の表面に転移して汚れるため、そ
れが原因で縦すじ画像ができたり、ポチ画像ができたり
して画像不良になったりする。
【0038】しかしながら、この実施の形態のように、
フィルム材18と感光体ドラム5の表面との摩擦係数を
0.5以下にすれば、フィルム材18と感光体ドラム5
との接触面は擦られても摩耗しにくくなるので、上述し
た画像不良が発生しにくくなる。また、上記摩擦係数が
大きいときには、帯電ローラ14と感光体ドラム5とで
線速差が生じたところで帯電ローラ14が振動してバン
ディングが発生しやすいが、それも上記摩擦係数を0.
5以下にすることで防止することができる。
【0039】なお、ここで云うフィルム材18と感光体
ドラム5の表面との摩擦係数(最大静止摩擦係数)μと
は、次に示すような方法で測定した数値を云うものとす
る。図9に示すような装置を使用し、短冊状に形成した
フィルム材18′を感光体ドラム5の周面に、1/4周
程度接触させるようにセットし、そのフィルム材18′
の下端に0.98N(100gf)の重り71を取り付
ける。また、そのフィルム材18′の他端部に、デジタ
ルフォースゲージ72を取り付け、そのデジタルフォー
スゲージ72を矢示K方向にゆっくりと引いていく。
【0040】すると、最大静止摩擦のところで、デジタ
ルフォースゲージ72が示す値がピークとなり、フィル
ム材18′が滑って動きだすとデジタルフォースゲージ
72が示す値が小さくなっていく。ここで、デジタルフ
ォースゲージ72が示すピーク値をF(N)とすると、
摩擦係数(最大静止摩擦係数)μは次式により求まる。 μ={ln(F/0.98)}/(π/2)
【0041】次に、このようにして求めた各摩擦係数μ
が異なるフィルム材、すなわち材質を異ならせることに
より意識的に摩擦係数μを異ならせたフィルム材(図1
のフィルム材18に相当する形状のもの)を数種類作成
し、それらを図1に示したように実際に弾性部材17に
取り付けて帯電ローラとし、それを画像形成装置に組み
込んで画像を出力させて画像品質を評価した結果を表1
に示す。
【0042】
【表1】
【0043】試験結果によれば、摩擦係数μが0.32
と小さかったPTFEと、摩擦係数μが0.40のPE
T(ポリエチレンテレフタレート)と、摩擦係数μが
0.51のEPDMの各フィルム材を使用した場合に
は、初期画像におい異常が無く、良好な画像が得られた
(〇の評価)。しかしながら、摩擦係数μが0.73の
ウレタンを使用した場合には、バンディングによる横す
じが発生した(△の評価)。
【0044】さらに、これら材質の異なるフィルム材を
使用した帯電ローラを装着して3万枚の通紙試験を行
い、その試験後に感光体ドラムの表面が劣化することに
より変化する摩擦係数μを測定すると共に、その3万枚
通紙後の経時における画像の評価を合わせて行った。そ
の試験結果を表2に示す。
【0045】
【表2】
【0046】この試験結果によれば、PTFEのフィル
ム材を使用したものは3万枚通紙後の経時における摩擦
係数μが0.41になり、PETのフィルム材を使用し
たものはその経時における摩擦係数μが0.50になっ
たが、共に3万枚通紙後の経時における画像は異常が無
く、良好であった(〇の評価)。また、EPDMのフィ
ルム材を使用したものは、経時における摩擦係数μが
0.61になり、経時における画像にはバンディングに
よる横すじが発生した(△の評価)。
【0047】さらに、ウレタンのフィルム材を使用した
ものは、経時における摩擦係数μが0.83になり、そ
の経時において感光体ドラムの削れ量が多いため、帯電
ローラの弾性部材の部分が感光体ドラムの表面に接触す
るようになった。そして、その影響により帯電ローラが
汚れて帯電電位が低くなり、帯電不良が発生て地汚れが
起きた(×の評価)。以上の結果により、図1に示した
帯電ローラ14に使用するフィルム材18としては、感
光体ドラム5との摩擦係数μが0.5以下のものを使用
することが望ましい。
【0048】次に、図3に戻って現像装置10A〜10
Dについて説明する。図3に示した現像装置10A〜1
0Dは、構成が全て同一のものであり、それらは使用す
るトナーの色のみが異なる。そして、現像装置10Aは
イエロー色のトナーを使用し、現像装置10Bはマゼン
タ色のトナーを使用し、現像装置10Cはシアン色のト
ナーを使用し、現像装置10Dはブラック色のトナーを
それぞれ使用する。
【0049】図5に示す書込みユニット6は、レーザダ
イオード(LD)方式のカラー1ビーム、モノクロ2ビ
ームで、2つの6面の回転多面鏡22a,22bを有す
る1ポリゴンモータの書込みユニットである。その書込
みユニット6は、光源となる図示しないレーザダイオー
ドから射出されてポリゴンモータ21により回転される
回転多面鏡22a,22bにより、イエロー用の走査光
及びマゼンタ用の走査光と、シアン用の走査光及びブラ
ック用の走査光とを右と左に分けて反射させる。
【0050】そのイエロー用の走査光及びマゼンタ用の
走査光は、2層fθレンズ23をそれぞれ通り、イエロ
ー用の走査光はミラー27に反射されて長尺WTL24
を通って、ミラー28,29を介して感光体ユニット2
Aの感光体ドラム5上に照射される。また、マゼンタ用
の走査光は、ミラー31に反射されて長尺WTL32を
通って、ミラー33,34を介して感光体ユニット2B
の感光体ドラム5上に照射される。
【0051】さらに、シアン用の走査光及びブラック用
の走査光は、2層fθレンズ35をそれぞれ通り、シア
ン用の走査光はミラー36に反射されて長尺WTL37
を通って、ミラー38,39を介して感光体ユニット2
Cの感光体ドラム5上に照射される。また、ブラック用
の走査光は、ミラー41に反射されて長尺WTL42を
通って、ミラー43,44を介して感光体ユニット2D
の感光体ドラム5上に照射される。
【0052】図3に示す両面ユニット7は、対をなす搬
送ガイド板45a,45bと、対をなす複数(この例で
は4組)の搬送ローラ46とからなり、転写紙の両面に
画像を形成する両面画像形成モード時には、片面に画像
が形成されて反転ユニット8の反転搬送路54に搬送さ
れてスイッチバック搬送された転写紙Pを受入れて、そ
れを感光体ユニット2A〜2Dが設けられている作像部
に向けて再搬送する。
【0053】反転ユニット8は、それぞれ対をなす複数
の搬送ローラと、対をなす複数の搬送ガイド板とからな
り、上述したように両面画像形成する際の転写紙Pを表
裏反転させて両面ユニット7へ搬出したり、画像形成後
の転写紙Pをそのままの向きで機外に排出したり、表裏
を反転させて機外に排出したりする働きをする。給紙カ
セット11と12とが設けられている給紙部には、転写
紙Pを1枚ずつ分離して給紙する分離給紙部55,56
が、それぞれ設けられている。
【0054】この小型プリンタは、転写ベルト3を使用
したローラ曲率分離方式を採用しており、転写ベルト3
の内側には4つの転写ブラシ57が4個の感光体ドラム
5に対応してそれぞれ設けられている。
【0055】この小型プリンタは、作像動作を開始させ
ると、各感光体ドラム5が図3で時計回り方向にそれぞ
れ回転する。そして、その各感光体ドラム5の表面が、
その感光体ドラム5と各帯電装置の帯電ローラ14との
間に電圧が印加されることにより一様に帯電される。そ
して、感光体ユニット2Aの感光体ドラム5の帯電面に
は、書込みユニット6によりイエロー色の画像に対応す
るレーザ光が照射される。
【0056】また、感光体ユニット2Bの感光体ドラム
5の帯電面には、書込みユニット6によりシアン色の画
像に対応するレーザ光が、感光体ユニット2Cの感光体
ドラム5の帯電面にはマゼンタ色の画像に対応するレー
ザ光が、さらに感光体ユニット2Dの感光体ドラム5の
帯電面にはブラック色の画像に対応するレーザ光がそれ
ぞれ照射され、そこに各色に対応した潜像がそれぞれ形
成される。そして、その各潜像は、感光体ドラム5が回
転することにより現像装置10A,10B,10C及び
10Dの位置に達すると、そこでイエロー,マゼンタ,
シアン及びブラックの各トナーにより現像されて、4色
のトナー像となる。
【0057】一方、給紙カセット11あるいは12のう
ち、選択された給紙段から転写紙Pが分離給紙部55あ
るいは56により給紙され、それが感光体ユニット2A
の直前に設けられているレジストローラ対59により、
各感光体ドラム5上に形成されているトナー像と一致す
る正確なタイミングで、それが感光体ユニット2Aの感
光体ドラム5と転写ベルト3との間に向けて搬送され
る。
【0058】その際、転写紙Pは、転写ベルト3の入口
付近に配設している紙吸着ローラ58によりプラスの極
性に帯電され、それにより転写ベルト3の表面に静電的
に吸着される。そして、転写紙Pは、転写ベルト3に吸
着した状態で、その転写ベルト3の矢示A方向への回動
により同方向に搬送されながら、図3で上側の面にイエ
ロー,マゼンタ,シアン及びブラック色の各トナー像が
順次転写されていき、感光体ユニット2Dを通過したと
きには4色重ね合わせのフルカラーのトナー画像が形成
される。
【0059】その転写紙Pは、定着装置9で熱と加圧力
が加えられることによりトナー像が溶融定着され、その
後は指定されたモードに応じた排紙系を通って、装置本
体上部の排紙トレイ26に反転排紙されたり、定着装置
9から直進して反転ユニット8内を通ってストレート排
紙されたりする。
【0060】あるいは、両面画像形成モードが選択され
ているときには、前述した反転ユニット8内の反転搬送
路54に送り込まれた後にスイッチバックされて両面ユ
ニット7に搬送され、そこから再給紙されて感光体ユニ
ット2A〜2Dが設けられている作像部で、裏面に画像
が形成された後に排出される。以後、2枚以上の画像形
成が指示されているときには、上述した作像プロセスが
繰り返される。
【0061】図6は感光体ドラムの両端部に駆動ギヤを
固定すると共に帯電ローラの両端部に従動ギヤをそれぞ
れ固定した画像形成装置の実施形態を示す図1と同様な
斜視図であり、図1と対応する部分には同一の符号を付
してある。なお、この実施形態による画像形成装置は、
全体の構成は図3で説明した画像形成装置である小型プ
リンタと同様であるため、その全体の図示及び説明を省
略する。この実施の形態では、感光体ドラム5の図6で
左方側の他端部にも駆動ギヤ61を固定すると共に、帯
電ローラ14の芯金16の他端部にも左方側の駆動ギヤ
61に噛み合う従動ギヤ62を固定している。
【0062】この実施の形態では、感光体ドラム5を回
転させて駆動ギヤ61を回転させると、その駆動ギヤ6
1の従動ギヤ62と噛み合っている歯が従動ギヤ62の
歯を回転方向に押し回すように力を加える。その際に、
従動ギヤ62には駆動ギヤ61から離れる方向に分力が
働くため、駆動ギヤ61と従動ギヤ62を感光体ドラム
5と帯電ローラ14の片側のみに設けている場合には、
従動ギヤ62は軸受等により許容されるガタ内で駆動ギ
ヤ61から離れる方向(図6で上方向)に移動する。
【0063】したがって、この場合には、駆動ギヤ61
と従動ギヤ62が設けられている片側のみについて、帯
電ローラ14と感光体ドラム5との間のギャップ(図2
のGを参照)が大きくなるので、帯電ローラ14の帯電
領域内でギャップに偏差が生じてしまう。
【0064】しかしながら、図6に示した実施の形態で
は、感光体ドラム5の両端部に駆動ギヤ61をそれぞれ
固定すると共に、帯電ローラ14の両端部にも従動ギヤ
62をそれぞれ固定しているので、感光体ドラム5の駆
動時には両側の従動ギヤ62,62に共に駆動ギヤ61
から離れる方向に同じ力の分力が作用するので、帯電ロ
ーラ14の帯電領域内でギャップが略均一になる。した
がって、良好な帯電性能が得られる。
【0065】なお、図6においても図1で説明した場合
と同様に、駆動ギヤ61の外径を従動ギヤ62の外径よ
りも大きく図示しているが、それらを略同一の外径にし
て、その互いに噛み合う左右の各駆動ギヤ61と従動ギ
ヤ62の歯数をそれぞれ同一にすれば、それらは同一の
周速で矢示Eと矢示G方向にそれぞれ回転する。したが
って、その場合には感光体ドラム5と帯電ローラ14と
が同一の周速で矢示Eと矢示G方向にそれぞれ回転する
ので、その感光体ドラム5と帯電ローラ14との接触部
の削れを少なくすることができる。
【0066】図7はタイミングベルト駆動伝達機構を設
けた画像形成装置の実施形態を示す図1と同様な斜視図
であり、図1と対応する部分には同一の符号を付してあ
る。なお、この実施形態による画像形成装置も、全体の
構成は図3で説明した画像形成装置である小型プリンタ
と同様であるため、その全体の図示及び説明を省略す
る。
【0067】この実施の形態では、感光体ドラム5の一
端部に、その感光体ドラム5の回転を帯電ローラ14に
タイミングベルト63を使用した機構により伝達するタ
イミングベルト駆動伝達手段として機能するタイミング
ベルト駆動伝達機構60を設けている。
【0068】そのタイミングベルト駆動伝達機構60
は、感光体ドラム5の一端部に駆動ギヤ61を固定し、
その駆動ギヤ61に中間ギヤ64が噛み合うように、そ
の中間ギヤ64を固定した軸65を図示しない支持部材
で回転可能に支持し、その軸65に固定したプーリ66
と帯電ローラ14の芯金16の一端部に固定したプーリ
67との間にタイミングベルト63を巻き掛けたもので
ある。
【0069】したがって、感光体ドラム5を矢示E方向
に回転させると、それと一体で駆動ギヤ61が同方向に
回転し、その駆動ギヤ61に噛み合う中間ギヤ64が矢
示J方向に回転する。その中間ギヤ64は軸65を介し
てプーリ66と一体であるため、そのプーリ66が矢示
J方向に回転し、それによりタイミングベルト63、プ
ーリ67を介して帯電ローラ14が矢示G方向に回転す
る。なお、このタイミングベルト駆動伝達機構60にお
いても、感光体ドラム5と帯電ローラ14とが同じ周速
で回転するようにすれば、その感光体ドラム5と帯電ロ
ーラ14との接触部の削れを少なくすることができる。
【0070】また、このタイミングベルト駆動伝達機構
60では、プーリ66と67の間のピッチが図示しない
プーリ支持板により常に一定に保たれるようになってお
り、そのプーリ支持板は軸65を支点にして揺動できる
ようになっている。したがって、この実施形態によれ
ば、例えば帯電ローラ14の弾性部材17のフィルム材
18が巻かれた部分が加圧スプリング19の加圧力によ
り圧縮変形することにより帯電ローラ14が感光体ドラ
ム5に接近する側に移動すると、それに追従してプーリ
67も同方向に移動する。
【0071】その際に、プーリ66と67との間のピッ
チは上述したプーリ支持板により常に一定に保たれるの
で、帯電ローラ14はスムーズに回転される。なお、図
7ではタイミングベルト駆動伝達機構60を右方側の端
部にのみ設けたが、そのタイミングベルト駆動伝達機構
60は同図で左方側の端部にも設けるようにしてもよ
い。
【0072】図8は帯電ローラを感光体ドラムによる連
れ回りだけで回転させるようにした画像形成装置の実施
形態における帯電ローラを感光体ドラム付近と共に示す
図1と同様な斜視図であり、図1と対応する部分には同
一の符号を付してある。なお、この実施形態による画像
形成装置は、全体の構成は図3で説明した画像形成装置
である小型プリンタと同様であるため、その全体の図示
及び説明を省略する。
【0073】この実施の形態は、図1で説明した画像形
成装置に対し、ギャップ管理部材であるフィルム材1
8″に、感光体ドラム5との摩擦係数μが0.5以上の
ものを使用し、帯電ローラ14′を両側のフィルム材1
8″,18″の部分の感光体ドラム5との摩擦力のみに
よる連れ回りだけで回転させるようにした点のみが異な
る。そのフィルム材18″は、感光体ドラム5との摩擦
係数μが0.5以上で、厚さが50〜60μmのウレタ
ンゴムシートであり、それを帯電ローラ14′の弾性部
材17の両端部に全周に亘ってそれぞれ巻き付けて、そ
れを接着剤で弾性部材17に一体に固定している。
【0074】なお、フィルム材18″としては、その他
にEPDMフィルムをテープ状に加工したものを使用す
ることもできる。さらに、厚さを50〜60μmに形成
することができ、感光体ドラム5との摩擦係数μが0.
5以上のものであれば、その他の材料であっても使用す
ることができる。また、この実施の形態における摩擦係
数(最大静止摩擦係数)μも、図9で説明した装置を使
用して測定される値を使用して、前述した式(段落番号
[0040]で説明した式)から算出される摩擦係数μ
とする。
【0075】次に、上記摩擦係数μを、材質を変えるこ
とにより異ならせた各種のフィルム材を、図8に示した
ように実際に弾性部材17に取り付けて帯電ローラ1
4′とし、それを画像形成装置に組み込んで、出力した
画像の品質を評価した結果を表3に示す。
【0076】
【表3】
【0077】この試験結果によれば、摩擦係数μが0.
32と小さかったPTFEでは、常温において帯電ロー
ラ14′が感光体ドラム5との間でスリップを生じて連
れ回りしにくい状態となり、出力された画像の所々に縦
すじが発生した(△の評価)。また、低温・低湿度の環
境条件で出力した画像は、帯電ローラ14′が感光体ド
ラム5により全く連れ回りしないため、画像の全面につ
いて縦すじが発生した(×の評価)。
【0078】次に、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)を使用したフィルム材は、摩擦係数μが0.40と
なり、このものでは常温において良好な画像が得られた
が、低温・低湿度の環境条件で出力した画像に、帯電ロ
ーラ14′が感光体ドラム5との間でスリップを生じた
ことにより、所々に縦すじが見られた(△の評価)。
【0079】さらに、EPDMを使用したフィルム材
は、摩擦係数μが0.51となり、このものは常温及び
低温・低湿度の環境条件の双方で出力した画像につい
て、良好な画像が得られた(〇の評価)。次に、ウレタ
ンを使用したフィルム材は、摩擦係数μが0.73とな
り、このものは常温及び低温・低湿度の環境条件の双方
で出力した画像について、良好な画像が得られた(〇の
評価)。
【0080】以上の結果から、帯電ローラ14′に使用
するフィルム材18″としては、摩擦係数μが0.5以
上のものを使用すれば、帯電ローラ14′を感光体ドラ
ム5による連れ回りだけで回転させるようにしても、そ
れをスリップさせずに確実に回転させることができる。
したがって、縦すじの発生がない良好な画像が得られ
る。しかも、図1に示した駆動ギヤ61や従動ギヤ6
2、及び図7に示したタイミングベルト駆動伝達機構6
0を必要としないので、その分だけコストダウンが図れ
る。
【0081】このことは、フィルム材18″の感光体ド
ラム5との摩擦係数μを0.5以上にすれば、図10に
示すように、感光体ドラム5からの伝達駆動トルクT
と、両側の滑り軸受30,30から帯電ローラ14′が
受ける負荷トルクTと、帯電ローラ14′が帯電ロー
ラクリーナ49から受ける負荷トルクTとの関係が、
>T+Tになることを示している。
【0082】図11は帯電ローラの両端部のフィルム材
を感光体ドラムの転写紙が通過する領域外に配設するよ
うにした画像形成装置の実施形態における帯電ローラと
転写紙通過領域との関係を示す説明図である。なお、こ
の実施形態による画像形成装置は、全体の構成は図3で
説明した画像形成装置である小型プリンタと同様である
ため、その全体の図示及び説明を省略する。
【0083】この実施の形態では、図8で説明した帯電
装置における帯電ローラ14′の弾性部材17の両端部
に取り付けているギャップ管理部材であるフィルム材1
8″,18″を、感光体ドラム5の転写紙Pが通過する
領域Apの外にそれぞれ配設している。
【0084】このようにすれば、転写紙Pが感光体ドラ
ム5を通過する度に、その感光体ドラム5の領域Apの
部分には転写紙Pから紙粉が付着する恐れがあるが、一
対のフィルム材18″,18″はその領域Apの外に必
ず位置するので、紙粉がフィルム材18″,18″に付
着しない。したがって、図8で説明した帯電装置におけ
る帯電ローラ14′のように、感光体ドラム5との摩擦
係数μが0.5以上のフィルム材18″を使用しても、
そこに紙粉が付着しないようにすることができるので、
摩擦係数μを0.5以上に維持し続けることができる。
【0085】図12は帯電ローラの両端部のフィルム材
を感光体ドラムの現像領域外に配設するようにした画像
形成装置の実施形態における帯電ローラと現像領域との
関係を示す説明図である。なお、この実施形態による画
像形成装置は、全体の構成は図3で説明した画像形成装
置である小型プリンタと同様であるため、その全体の図
示及び説明を省略する。この実施の形態では、図8で説
明した帯電装置における帯電ローラ14′の弾性部材1
7の両端部に取り付けているギャップ管理部材であるフ
ィルム材18″,18″を、感光体ドラム5の現像領域
Adの外にそれぞれ配設している。
【0086】このようにすれば、感光体ドラム5の表面
の現像領域Ad内にはトナーが存在するが、一対のフィ
ルム材18″,18″はその現像領域Adの外に必ず位
置するので、現像領域Ad内のトナーがフィルム材1
8″,18″に付着しない。したがって、図8で説明し
た帯電装置における帯電ローラ14′のように、感光体
ドラム5との摩擦係数μが0.5以上のフィルム材1
8″を使用しても、そこに現像領域Ad内のトナーが付
着しないので、摩擦係数μを0.5以上に維持し続ける
ことができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次に記載する効果を奏する。請求項1の画像形成装
置によれば、帯電ローラはギャップ管理部材を除く他の
部分が像担持体の表面に対して非接触の構成でありなが
ら、その帯電ローラの一端部に固定された従動ギヤが像
担持体の一端部に固定された駆動ギヤに噛み合うことに
より確実に回転されるので、帯電ローラの表面にクリー
ニング部材等が接触することにより負荷が加えられるよ
うなことがあっても、像担持体との間でスリップを生じ
ることなしに回転することができる。
【0088】したがって、帯電ローラのローラ部に含ま
れている物質が滲み出てそれが像担持体を汚してしまっ
たり、像担持体の表面に付着しているトナー等が帯電ロ
ーラに転移するのを防止することができる。また、ギャ
ップ管理部材の幅を狭くして帯電ローラの全長を短くし
て全体を小型にするようにしても、帯電ローラの像担持
体に対するスリップを防止することができる。
【0089】請求項2の画像形成装置によれば、帯電ロ
ーラは両端部にそれぞれ設けた従動ギヤを介して像担持
体から回転力が伝達されて回転するので、より確実で安
定した回転ができる。また、駆動ギヤが従動ギヤを回転
させるときには、その駆動ギヤと従動ギヤとが分力によ
り離れる方向に軸受等により許容されるガタ内で互いに
移動するが、その移動が帯電ローラの両端部で同様に行
われるので、帯電ローラと像担持体表面との間の帯電領
域内でのギャップを全域に亘って略均一にできるため良
好な帯電性能が得られる。
【0090】請求項3の画像形成装置によれば、駆動ギ
ヤと従動ギヤは同一の歯数であるため、像担持体と帯電
ローラは同一の周速で回転するため、それらの接触部の
摩耗を少なくすることができる。
【0091】請求項4の画像形成装置によれば、帯電ロ
ーラはタイミングベルトを使用したタイミングベルト駆
動伝達手段により像担持体からの回転力が伝達されて回
転するので、同様に帯電ローラは像担持体との間でスリ
ップを生じることなしに回転することはもちろん、帯電
ローラと像担持体の回転中心間のピッチズレに対しても
ギヤ伝達式に比べて許容範囲が広くなる。
【0092】請求項5の画像形成装置によれば、ギャッ
プ管理部材は像担持体との摩擦係数が0.5以下に形成
されているので、帯電ローラの回転時においてギャップ
管理部材が像担持体から受ける摩擦負荷を小さくするこ
とができるので、帯電ローラをスムーズに回転させるこ
とができると共に、ギャップ管理部材と像担持体との接
触面を摩耗しにくいようにすることができる。
【0093】請求項6の画像形成装置によれば、ギャッ
プ管理部材は像担持体との摩擦係数が0.5以上に形成
されているので、帯電ローラを像担持体との摩擦力だけ
で連れ回り回転させるようにしても、それをスリップさ
せずに回転させることができる。したがって、ギヤを使
用した伝達機構やタイミングベルトを使用した伝達機構
を必要としない分だけコストダウンが図れる。
【0094】請求項7の画像形成装置によれば、両端部
のギャップ管理部材は像担持体の転写紙が通過する領域
外にそれぞれ配設しているので、像担持体の転写紙が通
過する領域には紙粉が付着しやすいが、その紙粉がギャ
ップ管理部材に付着しないようにすることができる。し
たがって、像担持体との摩擦係数が0.5以上のギャッ
プ管理部材を使用して帯電ローラを像担持体により連れ
回り回転させても、上記紙粉がギャップ管理部材と像担
持体との間に入り込むことによる帯電ローラのスリップ
を防止することができる。
【0095】請求項8の画像形成装置によれば、両端部
のギャップ管理部材は像担持体の現像領域外にそれぞれ
配設しているため、像担持体との摩擦係数が0.5以上
のギャップ管理部材を使用して帯電ローラを像担持体に
より連れ回り回転させても、そのギャップ管理部材には
現像領域内のトナーが付着しないので、トナーがギャッ
プ管理部材と像担持体との間に入り込むことにより摩擦
係数が小さくなって帯電ローラがスリップするのを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態例である画像形成装置の
帯電装置と感光体ドラムを示す斜視図である。
【図2】同じくその帯電装置と感光体ドラムを示す正面
図である。
【図3】同じくその帯電装置と感光体ドラムを複数備え
た画像形成装置であるカラーの小型プリンタを示す全体
構成図である。
【図4】同じくその小型プリンタが備えている感光体ユ
ニットを示す構成図である。
【図5】図3の小型プリンタに設けられている書込みユ
ニットを示す構成図である。
【図6】感光体ドラムの両端部に駆動ギヤを固定すると
共に帯電ローラの両端部に従動ギヤをそれぞれ固定した
画像形成装置の実施形態を示す図1と同様な斜視図であ
る。
【図7】タイミングベルト駆動伝達手段を設けた画像形
成装置の実施形態を示す図1と同様な斜視図である。
【図8】帯電ローラを感光体ドラムによる連れ回りだけ
で回転させるようにした画像形成装置の実施形態におけ
る帯電ローラを感光体ドラム付近と共に示す図1と同様
な斜視図である。
【図9】摩擦係数μを測定する方法を説明するための斜
視図である。
【図10】伝達駆動トルクTと負荷トルクT,T
との関係の説明に供する概略図である。
【図11】帯電ローラの両端部のフィルム材を感光体ド
ラムの転写紙が通過する領域外に配設するようにした画
像形成装置の実施形態における帯電ローラと転写紙通過
領域との関係を示す説明図である。
【図12】帯電ローラの両端部のフィルム材を感光体ド
ラムの現像領域外に配設するようにした画像形成装置の
実施形態における帯電ローラと現像領域との関係を示す
説明図である。
【符号の説明】
4:帯電装置 5:感光体ドラム(像担持体) 14,14′:帯電ローラ 18,18′,18″:フィルム材(ギャップ管理部
材) 60:タイミングベルト駆動伝達機構(タイミングベル
ト駆動伝達手段) 61:駆動ギヤ 62:従動ギヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤城 宇貢 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 石橋 均 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 吉永 洋 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 岩▲崎▼ 有貴子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H003 BB11 CC00 EE19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電ローラがローラの両端部の外周にそ
    れぞれ取り付けた所定の厚さのギャップ管理部材を介し
    て像担持体に接触し、その帯電ローラと像担持体との間
    に電圧を印加して該像担持体を帯電する帯電装置を備え
    た画像形成装置において、 前記像担持体の一端部に駆動ギヤを固定すると共に前記
    帯電ローラの一端部に前記駆動ギヤに噛み合う従動ギヤ
    を固定したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記像担持体の他端部にも駆動ギヤを固定すると共に前
    記帯電ローラの他端部にも前記他端部の駆動ギヤに噛み
    合う従動ギヤを固定したことを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記駆動ギヤと前記従動ギヤは同一の歯
    数に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 帯電ローラがローラの両端部の外周にそ
    れぞれ取り付けた所定の厚さのギャップ管理部材を介し
    て像担持体に接触し、その帯電ローラと像担持体との間
    に電圧を印加して該像担持体を帯電する帯電装置を備え
    た画像形成装置において、 前記像担持体の両側の端部の少なくとも一方に、該像担
    持体の回転を前記帯電ローラにタイミングベルトを使用
    した機構により伝達するタイミングベルト駆動伝達手段
    を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記ギャップ管理部材は、前記像担持体
    との摩擦係数が0.5以下に形成されていることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 帯電ローラがローラの両端部の外周にそ
    れぞれ取り付けた所定の厚さのギャップ管理部材を介し
    て像担持体に接触し、その帯電ローラと像担持体との間
    に電圧を印加して該像担持体を帯電する帯電装置を備え
    た画像形成装置において、 前記ギャップ管理部材は、前記像担持体との摩擦係数が
    0.5以上に形成されていることを特徴とする画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記両端部のギャップ管理部材は、前記
    像担持体の転写紙が通過する領域外にそれぞれ配設され
    ていることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記両端部のギャップ管理部材は、前記
    像担持体の現像領域外にそれぞれ配設されていることを
    特徴とする請求項6又は7記載の画像形成装置。
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