JP2015172677A - 画像形成装置 - Google Patents

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Ryusuke Mase
隆介 間瀬
高橋 朋子
Tomoko Takahashi
朋子 高橋
康信 ▲高▼木
康信 ▲高▼木
Yasunobu Takagi
杉山 浩之
Hiroyuki Sugiyama
浩之 杉山
亮太 木寺
Ryota Kidera
亮太 木寺
山田達巳
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Abstract

【課題】装置を大型化することなく一次転写体の表面へのトナー固着を防止し、良好な画像を得る。
【解決手段】静電潜像を形成した感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kにトナーを供給してトナー像を形成する画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kと、トナー像が転写される一次転写ベルト4と、一次転写ベルト4に記録媒体を押し付け記録媒体に転写する二次転写ローラ7と、を備える画像形成装置100において、二次転写ローラ7を停止させる停止機構30と、二次転写部材で転写した記録媒体の数を計測して出力する記録媒体計数手段60と、を備え、記録媒体計数手段60があらかじめ定めた数の記録媒体を計数するごとに、停止機構30により二次転写ローラ7を停止させ、一次転写ベルト4に接触させた状態で一次転写ベルト4を走行させて二次転写ローラ7により一次転写ベルト4に付着した付着物を除去する。
【選択図】図3

Description

本発明は、作像装置と、作像装置で作成したトナー像が転写される一次転写体と、一次転写体に形成されたトナー像を記録紙上に転写する二次転写部材とを備える画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、高速対応性、紙種対応性を向上するため、一次転写体上で複数色のトナー像を一次転写体に一旦重ねて転写し、さらに記録媒体に二次転写するものが使用されている。この形式の画像形成装置では、一様に帯電された像担持体である感光体に静電潜像形成光により静電潜像を形成し、静電潜像の形成された感光体にトナーを供給してトナー像を形成する複数の作像装置と、複数の作像装置の前記トナー像を転写する一次転写体と、一次転写体に形成された一つのトナー像を記録紙に転写し記録紙上にトナー像を形成する二次転写装置とを備える。また、感光体や一次転写体にはクリーニングブレード等を備えるクリーニング装置が配置される。
そして、このような画像形成装置では、感光体上や一次転写体においてトナーの固着が発生して、異常画像が発生することがある。トナーが固着するメカニズムは下記の通りである。
まず、感光体でのトナーの固着について説明する。トナーの固着は以下のプロセスで発生する。
(1)現像ローラや感光体駆動時に現像ローラに担持されている現像剤(キャリア)で感光体に傷をつける。
(2)トナーの外添剤が現像時にトナー像や地汚れ(地肌かぶり)としてトナーとともに感光体に供給される。さらに、トナーから遊離した状態でもキャリアを介して感光体に供給される。
(3)トナーの外添剤は感光体の回転に伴い感光体クリーニングブレードまで運ばれる。また、一次転写体へ転写しきれなかった残トナーや上流から一次転写体によって運ばれてくるトナーが感光体へ逆転写されてしまうトナーが感光体クリーニングブレードまで運ばれる。
(4)クリーニングブレードにおいて、トナーと一部の外添剤はせき止められるが、一部の外添剤は感光体を削りながら少量のトナー母体成分と共にクリーニングブレードをすり抜ける。または、(1)でつけられた傷を埋めるようにクリーニングブレードをすり抜ける際に感光体へ付着する。
(5)(4)で付着したトナーやトナーの外添剤が固着物の核となる。低温定着性に優れるトナーは、より溶融しやすく核を形成しやすい。
(6)固着物の核にトナーおよび外添剤がクリーニングブレード通過時にさらに固着し、感光体上に顕在化する。
次に一次転写体へのトナーの固着について説明する。図8は画像形成装置の一次転写体にトナーの固着が発生するメカニズムを示す模式図である。トナーの固着は以下のプロセスで発生する。
(1)感光体ドラム2上の固着物や用紙の添加剤が一次転写ベルト4に傷をつける(図8(a))。
(2)トナーの外添剤が転写時にトナー像や地汚れ(地肌かぶり)として一次転写ベルト4に供給される(同(b))。
(3)トナーの外添剤は一次転写ベルト4の回転に伴いクリーニング装置のクリーニングブレード6aの位置まで運ばれる(同(c))。また、用紙へ転写しきれなかった残トナーがクリーニング装置のクリーニングブレード6aまで運ばれる。
(4)クリーニングブレード6aにおいて、トナーと一部の外添剤はせき止められるが、一部の外添剤は一次転写体を削りながら少量のトナー母体成分と共にクリーニングブレードをすり抜ける(同(d))。または、(1)でつけられた傷を埋めるようにクリーニングブレード6aをすり抜ける際に一次転写体へ付着する。
(5)(4)で付着したトナーやトナーの外添剤が固着物の核となる。低温定着性に優れるトナーは、より溶融しやすく核を形成しやすい。
(6)固着物の核にトナーおよび外添剤がクリーニングブレード6aを通過するときさらに固着し、感光体上に顕在化する(同(e))。
感光体上や一次転写体上のトナー固着があると、スジ等の異常画像を発生させ良好な画像を得られない。そこで、感光体上や一次転写体上のトナー固着を除去する必要があることが知られている。
特許文献1には、一次転写体表面を清掃するため、感光体上に形成されたトナー像を転写されて担持する中間ベルト上のトナー像を転写紙上に転写する二次転写ローラと、中間転写ベルト体上の残留トナーを除去するクリーニングブレードを備えたベルトクリーニング装置と、中間転写ベルト表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置とを備えた画像形成装置において、転写紙を中間転写ベルトと二次転写ローラとの対向部へ給紙する給紙ローラ27の硬度Hsが43°以上、摩擦係数が1.9以上であり、かつ、中間転写ベルトの表面移動方向に関してクリーニングブレードよりも上流に中間転写ベルト上の異物を除去するブラシローラを設ける構成が開示されている。
特許文献2には、一次転写体表面を清掃するため、感光体上に形成されたトナー像を転写されて担持する中間ベルト上と、トナー像を転写紙上に転写する二次転写ローラを備えた画像形成装置において、中間転写ベルトと二次転写ローラとの回転に速度差を生じさせて、そこに生じる摩擦力によって中間転写ベルト上の汚れを擦り取って清掃する構成が開示されている。
しかし、従来の画像形成装置では、一次転写体のクリーニング装置をすり抜けてきたトーをさらに清掃するには、新たな清掃装置を追加する必要があり、画像形成装置の大型化や装置内のレイアウトが複雑化してしまうという問題があった。
また、特許文献1および特許文献2に記載のものは、同様に装置の大型化や装置内レイアウトが複雑化してしまうという問題がある。さらに、特許文献2に記載のものは、通紙時と清掃時で速度差を変更しているため速度差変更用の構成(個別に駆動モータを使用もしくはギアの切替機構)が必要となってしまう。
本発明は上述の点にかんがみてなされたものであり、装置を大型化することなく一次転写体の表面へのトナー固着を防止し、良好な画像を得ることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、一様に帯電された像担持体に静電潜像形成光により静電潜像を形成し、前記静電潜像の形成された前記像担持体にトナーを供給してトナー像を形成する作像装置と、前記作像装置が形成したトナー像が転写される一次転写体と、前記一次転写体に記録媒体を押し付け前記一次転写体に形成された前記トナー像を前記記録媒体に転写する二次転写部材と、を備える画像形成装置において、前記二次転写部材を停止させる停止手段と、前記二次転写部材で転写した前記記録媒体の数を計測して出力する記録媒体計数手段と、前記記録媒体計数手段があらかじめ定めた数の前記記録媒体を計数するごとに、前記停止手段により前記二次転写部材を停止させ、前記一次転写体に接触させた状態で前記一次転写体を走行させる制御手段と、を備え、前記二次転写部材により前記一次転写体に付着した付着物を除去することを特徴とする。
本発明によれば、清掃用の追加部材を新たに設置することなく、一次転写体へのトナー固着を防止して良好な画像を得ることができる。
本発明に係る画像形成装置の実施形態1に係る概略構成を示す断面図である。 同実施形態1に係る画像形成装置の転写搬送ベルトと二次転写ローラおよび制御系とを示す模式図である。 同画像形成装置における清掃処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2に係る画像形成装置における閾値の変動の具体例を示すグラフである。 実施形態3に係る画像形成装置における閾値の変動の具体例を示すグラフである。 本発明の実施形態4に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の実施形態5に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 画像形成装置の一次転写体にトナーの固着が発生するメカニズムを示す模式図である。
本発明を実施するための形態に係る画像形成装置について説明する。本発明に係る画像形成装置は、記録媒体に画像形成を行っていないときに、二次転写部材を停止させた状態で二次転写部材に接触した一次転写体を走行させ、二次転写部材で一次転写体上のトナーを清掃することを特徴としている。
<実施形態1>
以下本発明に係る画像形成装置の実施形態1に係る画像形成装置について説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の実施形態に係る構成を示す模式図である。まず、画像形成装置100の主要な構成について説明する。画像形成装置100は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の画像を形成する作像装置である4つの画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kを備える。なお、Y、C、M、Kの色順は、図1に限るものでなく、他の並び順であっても構わない。
画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kは、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム2Y、2C、2M、2K、図示していない帯電手段、現像装置12Y、12C、12M、12K、クリーニング手段を備えている。また、各画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの配置は、各感光体ドラムの回転軸が平行になるようにかつ転写紙移動方向に所定のピッチで配列するように、設定されている。現像手段では、結晶性ポリエステルが含まれるトナーを使用する。結晶性ポリエステル樹脂を使用することにより、樹脂のTgや分子量を下げすぎることなく低温定着化が可能である。
トナーは着色粒子であるトナー粒子と合着粒子を含む添加剤とを含むものである。すなわち、このトナーは、少なくとも結着樹脂および着色剤を含有するトナー母体粒子と、少なくとも外添剤とを含む。またこのトナーは、外添剤が、少なくとも合着粒子を含有し、合着粒子が、一次粒子同士が合着されてなる非球形の二次粒子であり、合着粒子の粒度分布指標が、下記式(1)で表される。
ただし、前記式(1)中、Db50は、前記合着粒子の粒子径(nm)を横軸とし、前記合着粒子の累積値(個数%)を縦軸としたときの前記合着粒子の累積分布を小粒子側から描いたとき、前記累積値が50個数%となる前記合着粒子の粒子径を表す。同じく、Db10は、前記累積値が10個数%となる前記合着粒子の粒子径を表す。
画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの下方には、光書込ユニット3が配置される。光書込ユニット3は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいて各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kの表面に静電潜像形成光であるレーザー光を走査しながら照射する。また、画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの上方には一次転写ユニット5が配置される。一次転写ユニット5は、各画像形成ユニットのトナー像を重ね合わせて転写するように搬送する一次転写体である一次転写ベルト4を有する。一次転写ベルト4の外周面には、ブラシローラとクリーニングブレードから構成されたクリーニング装置6のクリーニングブレード6aが接触するように配置されている。このクリーニング装置6により一次転写ベルト4上に付着したトナー等の異物が除去される。
一次転写ユニット5の右側には、転写紙にトナー像を転写する二次転写ローラ7が配置されている。その上方に定着ユニット8が備えられている。二次転写ローラ7と定着ユニットの右側には、両面印刷時に記録用紙9を再び二次転写ローラ7へ搬送する両面ユニット18が備えられている。
二次転写ローラ7とクリーニング装置6の間には、一次転写ベルト4と対向する位置に反射型フォトセンサー20が設置されている。反射型フォトセンサー20は、所定のタイミングで実施される作像性能の測定に使用される。作像性能の測定では、反射型フォトセンサー20により、画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kによって一次転写ベルト4上に作像された基準パターンを光反射量により検知し、電気信号として図示されていない制御部に出力する。
画像形成装置下部には、転写媒体である記録用紙9が載置された給紙カセット10a、10bを備えている。また、画像形成装置側面から手差しで給紙を行う手差しトレイ10cが備えられている。この他、トナー補給容器11Y、11C、11M、11Kが備えられ、図示していない廃トナーボトル、電源ユニットなども備えられている。
画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kには、現像手段としての現像装置12Y、12C、12M、12Kが備えられている。いずれも同様の構成からなり、使用するトナーの色のみが異なる二成分現像方式の現像装置である。現像装置12Y、12C、12M、12K内には、トナーと磁性キャリアからなる現像剤が収容されている。
現像装置12Y、12C、12M、12Kは感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kに対向した現像ローラ等を備えてから構成される。現像ローラは外側の回転自在のスリーブと内側に固定された磁石から構成されている。トナー濃度センサーの出力に応じて、トナー補給装置よりトナーが補給される。
画像形成装置動作について説明する。図示していない帯電ローラに図示しない電源より所定の電圧が印加されて、対向する感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kの表面を一様に帯電する。所定の電位に帯電した感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kの表面には、引き続いて光書込ユニット3により画像データに基づくレーザー光が走査され、静電潜像が書き込まれる。静電潜像を担持した感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kの表面が現像装置12Y、12C、12M、12Kに到達すると、感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kと対向配置される現像ローラにより、感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kの表面に形成された静電潜像に各色のトナーが供給されて、トナー像が形成される。
上記の動作が画像形成ユニット1Y、1C、1M、1K全てに同様にして所定のタイミングで行われ、感光体ドラム2Y、2C、2M、2K表面にはそれぞれ所定の色のトナー像が形成される。画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの画像形成動作タイミングで一次転写ベルト4上に、各感光体ドラム2Y、2C、2M、2K上のトナー像を順次転写していく。トナー像の転写は、一次転写ベルト4を挟んで各感光体ドラム2Y、2C、2M、2Kと対向配置された一次転写ローラ17Y、17C、17M、17Kに、図示しない電源から感光体ドラム2Y、2C、2M、2K上のトナーと逆極性の電圧が印加されて行われる。
記録用紙9は、給紙カセット10a、10b、もしくは手差しトレイ10cのいずれかから搬送され、レジストローラ16に到達したところで一端停止する。前述の画像形成動作タイミングに合わせて、記録用紙9はレジストローラ16より二次転写ユニットへ搬送される。
二次転写ローラ7は一次転写ベルト4に接触して一次転写ユニット5に対向配置されている。一次転写ベルト4上に重ね合わされた4色のトナー像は、二次転写ローラ7と一次転写ベルト4とのニップで記録用紙9に転写される。このトナー像の転写は、二次転写ローラに図示しない電源より一次転写ベルト4上のトナーと逆極性の電圧が印加されることで行われる。記録用紙9は二次転写ニップにより定着ユニット8へ搬送される。
定着ユニット8には、定着ローラと加圧ローラが備わっている。定着ローラと加圧ローラは接触して対向配置されている。定着ローラ内側にはハロゲンヒータが備わり、定着ローラ表面が所定の温度となるように、図示しない電源からのヒータへ電力が供給されている。記録用紙9の上のトナー像は、定着ニップにて定着ローラからの熱により加熱定着される。記録用紙9は定着ニップにより、図示しない搬送ローラへ搬送される。
画像が形成された記録用紙9は、片面印刷の場合、各搬送ローラによって機外に搬送される。両面印刷の場合、各搬送ローラによって両面ユニット18へ搬送される。
次に本発明の実施形態1に係る画像形成装置における一次転写ベルト4の清掃について説明する。上述のように、一次転写ベルト4上の付着物は、基本的には、クリーニング装置6が清掃する、実施形態1に係る画像形成装置100では、一次転写ベルト4の付着物を二次転写ローラ7でも除去するように制御する。図2は同画像形成装置の転写搬送ベルトと二次転写ローラおよび制御系とを示す模式図である。
図1に基づいて説明したように、一次転写ユニット5の一次転写ベルト4の右側には、転写紙にトナー像を転写する二次転写ローラ7が配置されている。二次転写を行う記録媒体の通紙時には二次転写ローラ7は一定の力で押されて一次転写ベルト4と接触している。このため、二次転写ローラ7は、一次転写ベルト4の回転に連れ回る。また、記録媒体が通紙しないとき、二次転写ローラ7は一次転写ベルト4と離間されている。
実施例1に係る画像形成装置100では、二次転写ローラ7には、二次転写ローラ7の回転を停止する停止手段としての停止機構30が設けられている。停止機構30は、二次転写ローラ7の軸に沿う方向の一端部に設けられた円盤部材31と、画像形成装置本体側に設けられた円盤状の接触部材32とから構成される。接触部材32は接触部材移動手段40によって円盤部材31に接触して二次転写ローラ7が一次転写ベルト4に連れ回るのを禁止する。
接触部材移動手段40は、例えば電磁ソレノイド装置であり、画像形成装置100全体を制御する制御手段50により接触部材32を円盤部材31と接触する状態(図2中仮想線で示した)と、離間する状態(同実線で示した)に駆動される。制御手段50は記録媒体計数手段60の出力に基づいて接触部材移動手段40を駆動する。記録媒体計数手段60は、一次転写ベルト4と二次転写ローラ7の間を通過した記録媒体の枚数を検出する。
制御手段50は、記録媒体計数手段60で計測した通紙数があらかじめ定めた一定の値となったとき、接触部材移動手段40を駆動して、接触部材32を円盤部材31に接触させ、連れまわりを禁止する。この状態で、制御手段50は、一次転写ベルト4を走行状態とする。これにより、二次転写ローラ7が一次転写ベルト4に接触した状態で、一次転写ベルト4が走行して、二次転写ローラ7が一次転写ベルト4上の付着物を拭い取る。
上述のように、一次転写ベルト4上の付着物は、基本的にはクリーニング装置6により除去される。このため、二次転写ローラ7が拭い取るのはクリーニング装置6をすり抜けたトナー固着物である。ここでは、二次転写ローラが回転防止部材によって回転を停止する構成を示しているが、二次転写ローラ7に電磁クラッチ配置する等、他の構成によって二次転写ローラ7を停止することができる。
図3は同画像形成装置における清掃処理の手順を示すフローチャートである。通紙ジョブが開始される(ステップS1)と、記録媒体計数手段60で通紙枚数を計測し始める(ステップS2)。そして、制御手段50は、印刷ジョブの終了後(ステップS3)に通紙枚数が閾値を超えているかを判定し(ステップS4)、超えていた場合(ステップS4のYes)、図2に基づいて説明した処理を行う。すなわち、二次転写ローラ7を停止し(ステップS5)、一次転写ベルト4を走行、例えば一回転させ(ステップS6)、一次転写ベルト4の清掃を行う。清掃を行った場合は記録媒体計数手段60の通紙枚数をリセットし、閾値を超えたままの状態にしないようにする。なお、この通紙枚数の計測は、この清掃タイミングを判定するために設けられたものであり、部品の寿命やトータルの通紙枚数を知るためのカウントとは別のものである。
<実施形態2>
次に実施形態2に係る画像形成装置について説明する。実施形態2では、制御手段50が通紙枚数と比較する閾値を環境条件である環境温度に基づいて補正する。転写搬送ベルトの固着は画像形成装置の周囲温度に依存性があることが実験上わかっている。固着は低温環境では発生しにくく、高温環境では発生が加速する。そこで、低温環境で通紙を行うと、転写搬送ベルトを清掃する通紙カウントの閾値が増加して清掃を遅らせ、高温環境で通紙を行うと通紙カウントの閾値が減少して清掃を早めるように制御を行う。閾値の変更は、表1に示すように温度がより低温あるいは高温であるほど変更量が大きくなるように係数(Ai)を設定する。なお、表1で示した数値は一例であり、区分の数や係数は装置の構成などにより変更しうるものである。
この場合の具体例を説明する。図4は実施形態2に係る画像形成装置の閾値の変動の具体例を示すグラフである。この例では、通紙枚数「0」において閾値をSとし、通紙枚数nが増加するにしたがって環境温度がA1〜A7まで変化したと仮定した場合のS(n)を示している。すなわち、通紙枚数0からn1までが温度範囲A1(10°C以下)、通紙枚数n1〜n2のとき温度範囲A2(10<A≦15)、…、通紙枚数n6〜n7のとき温度範囲A7(35<A)としたときのSの状態を表す。例えば通紙枚数0〜n1のとき、Sの計数は「1/10」、通紙枚数n1〜n2のとき、Sの計数「1/20」となる。このような条件とすると、S(n)は図4に示すグラフを描く。なお、この温度条件の変化は仮定のものであり、実際の画像形成状態を測定したものではない。実際には、通紙枚数に対応して温度を測定し、測定した温度が温度範囲A1〜A7のどこに含まれるかにより計数Aiを表1に基づいて定める。すなわち、S(n)の状態は、画像形成装置の設置環境状態、運転状態によって変化する。
<実施形態3>
次に実施形態3に係る画像形成装置について説明する。実施形態3では、制御手段50が通紙枚数と比較する閾値を印字率の履歴に基づいて補正する。転写搬送ベルトの固着は画像形成装置の印刷画像の印字率(用紙の画像面積率)に依存性があることが実験上わかっている。固着は高印字率では発生しにくく、低印字率では発生が加速する。そこで、高印字率で通紙を行うと、転写搬送ベルトを清掃する通紙カウントの閾値が増加して清掃を遅らせ、低印字率で通紙を行うと通紙カウントの閾値が減少して清掃を早めるように制御を行う。閾値の変更は、表にあるように印字率がより極端であるほど変更量が大きくなるように係数Biを設定する。ここで示している数値は一例であり、区分の数や係数は装置の構成などにより変更しうるものである。
この場合の具体例を説明する。図5は実施形態3に係る画像形成装置の閾値の具体例を示すグラフである。この例では、通紙枚数「0」において閾値をSとし、通紙枚数nが増加するにしたがって印字率BがB1〜B7の条件で変化したと仮定した場合のS(n)を示している。すなわち、通紙枚数0からn1までが印字率範囲B1(B<1%)、通紙枚数n1〜n2のとき印字率範囲B2(1%<B≦5%)…、通紙枚数n6〜n7のとき印字率範囲B7(80%<B)としたときのSの状態を表す。例えば通紙枚数0〜n1のとき、Sの計数は「−1/5」、通紙枚数n1〜n2のときSの計数「−1/10」となる。このような条件とすると、S(n)は、図5に示すグラフを描く。なお、この印字率条件の変化は仮定のものであり、実際の画像形成状態を測定したものではない。実際には、通紙枚数に対応して印字率を測定し、測定した印字率が印字率範囲B1〜B7のどこに含まれるかにより係数Biを表2に基づいて定める。すなわち、S(n)の状態は、画像形成装置の設置環境状態、運転状態によって変化する。
<実施形態4>
次に実施形態4に係る画像形成装置100Aについて説明する。図6は本発明の実施形態4に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。実施形態4に係る画像形成装置100Aは、実施形態1に係る画像形成装置100の構成に加え、一次転写ベルト4に付着物センサーとして、検知センサー101を追加した構成を備える。検知センサー101はクリーニング装置6の後の一次転写ベルト4と対向する位置に設置された一次転写ベルト4上の全幅を検知可能なラインセンサーであり、一次転写ベルト4に付着した異物を検知する。
この実施形態では、検知センサー101により一次転写ベルト4に異物が付着したことを検出したとき、一次転写ベルト4を実施形態1に係る画像形成装置100と同様の手順で清掃する。これにより、異常画像の発生を抑えて良好な画像を得ることができる。
<実施形態5>
次に実施形態5に係る画像形成装置100Bについて説明する。図7は本発明の実施形態5に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。実施形態4に係る画像形成装置100Bは、反射型フォトセンサー200が一次転写ベルト4の全幅を検知する。そして、一次転写ベルトに付着した異物を検知する。また、反射型フォトセンサー200は、作像性能の測定に使用される基準パターンであるパッチパターンのトナー付着量から作像条件を補正するに際し、前記パッチパターンを検知する。このため、実施形態3で使用した反射型フォトセンサー20の機能を兼ねる。これにより検知センサー101を設置する必要がなくなるため、画像系装置を小型化できる、反射型フォトセンサー200、一次転写ベルト4に異物が付着したことを検出したとき、実施形態1に係る画像形成装置100と同じ手順で一次転写ベルト4を清掃する。これにより、異常画像の発生を抑えて良好な画像を得ることができる。
1Y、1C、1M、1K:画像形成ユニット(作像装置)
2Y、2C、2M、2K:感光体ドラム(像担持体)
3:光書込ユニット
4:一次転写ベルト(一次転写体)
5:一次転写ユニット
6:クリーニング装置
6a:クリーニングブレード
7:二次転写ローラ(二次転写部材)
8:定着ユニット
9:記録媒体
10a、10b:給紙カセット
10c:トレイ
11Y、11C、11M、11K:トナー補給容器
12Y、12C、12M、12K:現像装置
16:レジストローラ
17Y、17C、17M、17K:一次転写ローラ
18:両面ユニット
20:反射型フォトセンサー
27:給紙ローラ
30:停止機構(停止手段)
31:円盤部材(停止手段)
32:接触部材(停止手段)
40:接触部材移動手段
50:制御手段
60:記録媒体計数手段
100:画像形成装置
特許第4852299公報 特開2003‐345212公報、

Claims (6)

  1. 一様に帯電された像担持体に静電潜像形成光により静電潜像を形成し、前記静電潜像の形成された前記像担持体にトナーを供給してトナー像を形成する作像装置と、
    前記作像装置が形成したトナー像が転写される一次転写体と、
    前記一次転写体に記録媒体を押し付け前記一次転写体に形成された前記トナー像を前記記録媒体に転写する二次転写部材と、
    を備える画像形成装置において、
    前記二次転写部材を停止させる停止手段と、
    前記二次転写部材で転写した前記記録媒体の数を計測して出力する記録媒体計数手段と、
    前記記録媒体計数手段があらかじめ定めた数の前記記録媒体を計数するごとに、前記停止手段により前記二次転写部材を停止させ、前記一次転写体に接触させた状態で前記一次転写体を走行させる制御手段と、
    を備え、前記二次転写部材により前記一次転写体に付着した付着物を除去することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、環境条件に基づいて、前記あらかじめ定めた数を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、印字率の履歴に基づいて、前記あらかじめ定めた数を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 一様に帯電された像担持体に静電潜像形成光により静電潜像を形成し、前記静電潜像の形成された前記像担持体にトナーを供給してトナー像を形成する作像装置と、
    前記作像装置が形成したトナー像が転写される一次転写体と、
    前記一次転写体に記録媒体を押し付け前記一次転写体に形成された前記トナー像を前記記録媒体に転写する二次転写部材と、
    を備える画像形成装置において、
    前記二次転写部材を停止させる停止手段と、
    前記一次転写体の付着物を検知する付着物センサーと、
    前記付着物センサーで前記一次転写体上の付着物を検知するたびに、前記停止手段で、前記二次転写部材を停止し、前記二次転写部材を停止させた状態で前記一次転写体に接触させつつ前記一次転写体を走行させる制御手段と、
    を備え、前記二次転写部材で前記一次転写体に付着した付着物を除去することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記付着物センサーは、一次転写体上に形成されたパッチパターンのトナー付着量から作像条件を補正するに際し、前記パッチパターンの検知を行うことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記作像装置で使用するトナーには結晶性ポリエステルが含まれることを特徴とした請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017151348A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 株式会社沖データ 画像形成装置及びその制御方法
JP2018165764A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 株式会社沖データ 画像形成装置

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