JP2015099260A - 画像形成装置 - Google Patents

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Daisuke Takahashi
大介 高橋
桂子 松本
Keiko Matsumoto
桂子 松本
吉田 健
Takeshi Yoshida
健 吉田
伊藤 大介
Daisuke Ito
大介 伊藤
啓司 渡辺
Keiji Watanabe
啓司 渡辺
櫻井 陽一
Yoichi Sakurai
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Abstract

【課題】画像形成動作を中断することなく、スジ状白抜け画像などの異常画像の発生が充分に軽減される、画像形成装置を提供する。【解決手段】画像面積率検知手段(書込み部6、タイマ42)の検知結果と、温湿度検知手段(温湿度センサ40)の検知結果と、ブレード使用量検知手段(カウンタ41)の検知結果と、外添剤量検知手段(IDチップ280、トナー補給モータ60)の検知結果と、に基いて連続通紙時における紙間を可変して、それに合わせて連続的に画像形成動作をおこなっている。【選択図】図3

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、感光体ドラム(像担持体)の表面がフィルミングする不具合などを軽減するために、一定条件において連続通紙時における紙間を可変する技術が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
詳しくは、特許文献1では、低線速モード時に高画像面積率の画像を作像したときに、感光体ドラム上に塗布される潤滑剤量が不足してしまう不具合を防止するために、低線速モード時に画像面積率を検知して、その検知結果に基いて連続通紙時の紙間を可変して、感光体ドラムに塗布される潤滑剤量を調整している。
また、特許文献2には、連続通紙時における白抜け異常画像の発生を抑止することを目的として、画像面積率に関する情報や、温湿度に関する情報や、像担持体の走行時間に関する情報、に基いて、印刷動作を中断して、像担持体を空回転させて像担持体の表面をクリーニングする技術が開示されている。
従来の画像形成装置は、画像形成動作を中断することなく、スジ状白抜け画像などの異常画像の発生を充分に軽減することができなかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、画像形成動作を中断することなく、スジ状白抜け画像などの異常画像の発生が充分に軽減される、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、所定方向に走行する像担持体と、外添剤を含有するトナーが内部に収容されて、前記像担持体上に形成された潜像を現像して前記像担持体上にトナー像を形成する現像装置と、前記像担持体の表面に当接して、前記像担持体上に残留する未転写トナーを除去するクリーニングブレードと、所定時間の画像形成動作がおこなわれたときに前記像担持体上に形成されるトナー像の前記所定時間当りの画像面積率を検知する画像面積率検知手段と、装置内の温湿度を検知する温湿度検知手段と、前記クリーニングブレードの累積使用量を検知するブレード使用量検知手段と、前記現像装置内に収容されたトナーから遊離した外添剤の量を検知する外添剤量検知手段と、を備え、前記画像面積率検知手段の検知結果と、前記温湿度検知手段の検知結果と、ブレード使用量検知手段の検知結果と、前記外添剤量検知手段の検知結果と、に基いて連続通紙時における紙間を可変して、それに合わせて連続的に画像形成動作をおこなうものである。
本発明によれば、画像形成動作を中断することなく、スジ状白抜け画像などの異常画像の発生が充分に軽減される、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す構成図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 平均画像面積率と係数αとの関係を示す表図である。 平均画像面積率の求め方を示す模式図である。 温湿度の区分と係数βとの関係を示す表図である。 温湿度の区分を示す図である。 クリーニングブレードの使用量と係数γとの関係を示す表図である。 二酸化ケイ素の遊離量と係数εとの関係を示す表図である。 実施の形態1における制御をおこなったときの、用紙サイズごとのCPMと紙間の変化を示す表図である。 この発明の実施の形態2における画像形成装置の制御で用いられる、クリーニングブレード及び潤滑剤供給ローラの使用量と係数γとの関係を示す表図である。 変形例1としての、クリーニングブレード及び潤滑剤供給ローラの使用量と係数γとの関係を示す表図である。 変形例2としての、クリーニングブレード及び潤滑剤供給ローラの使用量と係数γとの関係を示す表図である。 この発明の実施の形態3における画像形成装置の制御で用いられる、記録媒体の種類と係数δとの関係を示す表図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図10にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
本実施の形態1における画像形成装置1は、複数のプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BK(作像部)が中間転写ベルト17に対向するように並設されたタンデム型のカラー画像形成装置である。
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機、3は原稿を原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、6は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、7は転写紙等の記録媒体Pが収納される給紙部、10Y、10M、10C、10BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した着脱ユニットとしてのプロセスカートリッジ(作像部)、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する2次転写ローラ、20は記録媒体P上の未定着画像を定着する定着部、28は各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの現像部に各色のトナーを補給するためのトナー容器、40は装置内の温湿度を検知する温湿度センサ(温湿度検知手段)、280はトナー容器28内に収容されたトナーに関する情報が記憶されてトナー容器28に設置されたIDチップ(記憶手段)、を示す。
ここで、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム11、帯電装置12(帯電部)、現像装置13(現像部)、クリーニング装置15(クリーニング部)、潤滑剤供給装置16(潤滑剤供給部)が一体化されたものである(図2を参照できる。)。そして、各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、寿命に達したときに装置本体1に対して交換される。
各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKにおける感光体ドラム11(像担持体)上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿は、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス上の原稿の画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿にて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿のカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部(不図示である。)で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部6に送信される。そして、書込み部6からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上に向けて照射される。
一方、4つの感光体ドラム11は、それぞれ、図の時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム11(像担持体)の表面は、帯電ローラ12a(帯電装置12)との対向位置で、一様に帯電される(帯電工程である。)。こうして、感光体ドラム11上には、帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体ドラム11表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
書込み部6において、光源から画像信号に対応したレーザ光が各色に対応して射出される。図示は省略するが、レーザ光は、ポリゴンミラーに入射して反射した後に、複数のレンズを透過する。複数のレンズを透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
イエロー成分に対応したレーザ光は、紙面左側から1番目のプロセスカートリッジ10Yの感光体ドラム11表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光は、高速回転するポリゴンミラー(不図示である。)により、感光体ドラム11の回転軸方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電ローラ12aにて帯電された後の感光体ドラム11上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、シアン成分のレーザ光は、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ10Cの感光体ドラム11表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ10Mの感光体ドラム11表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目(中間転写ベルト17の走行方向に対して最も下流側である。)のプロセスカートリッジ10BK(黒色用作像部)の感光体ドラム11表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム11表面は、それぞれ、現像装置13との対向位置に達する。そして、各現像装置13から感光体ドラム11上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム11上の潜像が現像されて感光体ドラム11上に所望のトナー像(画像)が形成される(現像工程である。)。
その後、現像工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、中間転写ベルト17との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写ローラ14が設置されている。そして、1次転写ローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(第1転写工程である。)。
そして、第1転写工程後の感光体ドラム11表面は、それぞれ、クリーニングブレード15a(クリーニング装置15)との対向位置に達する。そして、クリーニング装置15で、感光体ドラム11上に残存する未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
その後、感光体ドラム11表面は、潤滑剤供給装置16の位置と除電部(不図示である。)の位置とを順次通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム11上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト17表面は、図中の矢印方向に走行して、2次転写ローラ18の位置に達する。そして、2次転写ローラ18の位置で、記録媒体P上に中間転写ベルト17上のフルカラーの画像が2次転写される(第2転写工程である。)。
その後、中間転写ベルト17表面は、中間転写ベルトクリーニング部(不図示である。)の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト17上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、2次転写ローラ18位置の記録媒体Pは、給紙部7から搬送ガイド、レジストローラ19等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、記録媒体Pを収納する給紙部7から、給紙ローラ8により給送された転写紙Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ19(タイミングローラ)に導かれる。レジストローラ19に達した記録媒体Pは、中間転写ベルト17上のトナー像とタイミングを合わせて、2次転写ローラ18の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20に導かれる。定着部20では、定着ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が記録媒体P上に定着される。
そして、定着工程後の記録媒体Pは、排紙ローラ29によって装置本体1外に出力画像として排出された後に、排紙部5上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、画像形成装置の作像部について詳述する。
なお、図2はプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの近傍を示す構成図である。各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKは、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる点を除き、ほぼ同じ構成部材によって構成されている。
図2に示すように、プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKには、像担持体としての感光体ドラム11と、感光体ドラム11を帯電する帯電装置12と、感光体ドラム11上に形成される静電潜像を現像する現像装置13と、感光体ドラム11上に残留する未転写トナーを除去(回収)するクリーニング装置15と、感光体ドラム11上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給装置16と、が、ケースに一体的に収納されている。
ここで、像担持体としての感光体ドラム11は、負帯電性の有機感光体であって、ドラム状導電性支持体上に感光層等を設けたものである。
図示は省略するが、感光体ドラム11は、基層としての導電性支持体上に、絶縁層である下引き層、感光層としての電荷発生層及び電荷輸送層、が順次積層されている。なお、感光体ドラム11の表面層として、保護層をさらに積層することもできる。
感光体ドラム11の導電性支持体(基層)としては、体積抵抗が1010Ωcm以下の導電性材料を用いることができる。
なお、本実施の形態1では、感光体ドラム11の走行速度(プロセス線速)や記録媒体Pの搬送速度が、205mm/秒程度に設定されている。
帯電装置12は、帯電ローラ12aやクリーニングローラ12b等で構成されている。帯電ローラ12a(帯電部材)は、導電性芯金の外周に中抵抗の弾性層を被覆してなるローラ部材であって、潤滑剤供給装置16に対して感光体ドラム11の回転方向下流側に配設されている。また、帯電ローラ12aは、感光体ドラム11(像担持体)に対して接触するように配設されている。また、クリーニングローラ12bは、帯電ローラ12aの表面の汚れを除去するためのもので、帯電ローラ12aに接触するように配設されている。
そして、このように構成された帯電装置12において、帯電ローラ12aには帯電バイアス電源部62(図3を参照できる。)から所定の電圧(帯電バイアス)が印加されて、これにより対向する感光体ドラム11の表面を一様に帯電する。本実施の形態1では、帯電バイアスとしてAC電圧にDC電圧を重畳させたものを印加している。
なお、本実施の形態1では、クリーニングローラ12bを設置したが、帯電ローラ12aの汚れが軽微であるような場合などには、その設置を省くこともできる。
現像装置13(現像部)は、主として、感光体ドラム11に対向する現像ローラ13aと、現像ローラ13aに対向する第1搬送スクリュ13b1と、仕切部材を介して第1搬送スクリュ13b1に対向する第2搬送スクリュ13b2と、現像ローラ13aに対向するドクターブレード13cと、で構成される。現像ローラ13aは、内部に固設されてローラ周面に磁極を形成するマグネットと、マグネットの周囲を回転するスリーブと、で構成される。マグネットによって現像ローラ13a(スリーブ)上に複数の磁極が形成されて、現像ローラ13a上に現像剤が担持されることになる。
現像装置13内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。なお、現像装置13内に収容される2成分現像剤としては、公知のものを用いることができて、特に、本実施の形態1では、外添剤として少なくとも二酸化ケイ素(シリカ)を含有したトナーが用いられている。
クリーニング装置15は、潤滑剤供給装置16に対して感光体ドラム11の回転方向上流側に配設されている。クリーニング装置15には、感光体ドラム11に当接するクリーニングブレード15a、クリーニング装置15内に回収されたトナーを廃トナーとして廃トナー回収容器(不図示である。)に向けて搬送する搬送コイル15b、等が設置されている。クリーニングブレード15aは、ウレタンゴム等のゴム材料からなり、感光体ドラム11表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。これにより、感光体ドラム11上に付着する未転写トナー等の付着物が機械的に掻き取られてクリーニング装置15内に回収されることになる。ここで、感光体ドラム11上に付着する付着物としては、未転写トナーの他に、記録媒体P(用紙)から生じる紙粉、帯電ローラ12aによる放電時に感光体ドラム11上に生じる放電生成物、トナーに添加されている外添剤、等がある。
潤滑剤供給装置16は、感光体ドラム11に摺接するブラシ毛が周設されて感光体ドラム11上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部材としての潤滑剤供給ローラ16a(潤滑剤塗布ブラシ)、潤滑剤供給ローラ16a(ブラシ毛)に摺接する固形潤滑剤16b、固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aに向けて付勢する付勢部材としての圧縮スプリング16c、感光体ドラム11に当接して感光体ドラム11上に供給された潤滑剤を薄層化(均一化)するブレード部材としての薄層化ブレード16d(均しブレード)、等で構成される。
潤滑剤供給装置16は、クリーニング装置15(クリーニングブレード15a)に対して感光体ドラム11の回転方向下流側(走行方向下流側)であって、帯電装置12に対して感光体ドラム11の回転方向上流側に配設されている。また、薄層化ブレード15dは、潤滑剤供給ローラ16aに対して感光体ドラム11の回転方向下流側に配設されている。
潤滑剤供給ローラ16a(潤滑剤供給部材)は、長さ(毛足)が0.2〜20mm(好ましくは、0.5〜10mm)の範囲のブラシ毛が基布上に植毛されたものを芯金上にスパイラル状に巻き付けたローラ部材であって、そのブラシ毛が感光体ドラム11表面に当接した状態で図2の時計方向に回転する。これにより、固形潤滑剤16bから潤滑剤供給ローラ16aを介して感光体ドラム11上に潤滑剤が供給される。
なお、本実施の形態1では、潤滑剤供給ローラ16a(潤滑剤供給部材)としてブラシ状のローラ部材を用いたが、潤滑剤供給ローラ16a(潤滑剤供給部材)として芯金上に発泡弾性層が周設されたスポンジ状のローラ部材を用いることもできる。
ここで、固形潤滑剤16bは、脂肪酸金属亜鉛に無機潤滑剤を含有させて形成したものである。また、脂肪酸金属亜鉛としては、少なくともステアリン酸亜鉛を含んだものが好ましい。また、無機潤滑剤としては、タルク、マイカ、窒化ホウ素のうち少なくとも1つであることが好ましい。
ステアリン酸亜鉛は、代表的なラメラ結晶紛体である。ラメラ結晶は両親媒性分子が自己組織化した層状構造を有していて、せん断力が加わると層間にそって結晶が割れて滑りやすい。したがって、感光体ドラム11表面を低摩擦係化することができる。すなわち、せん断力を受けて均一に感光体ドラム11表面を覆っていくラメラ結晶によって、少量の潤滑剤によって効果的に感光体ドラム11表面を覆うことができる。そして、感光体ドラム11表面を比較的均等に覆い帯電工程における電気的ストレスから良好に保護できることになる。
また、タルク、マイカ、窒化ホウ素のような板状構造を有する無機潤滑剤を使用することで、クリーニング装置15(クリーニングブレード15a)でのトナーや潤滑剤のすり抜けが生じにくくなり、帯電ローラ12aを汚れにくくすることができる。
なお、本実施の形態1では、固形潤滑剤16bとして脂肪酸金属亜鉛に無機潤滑剤を含有させたものを用いたが、固形潤滑剤16bとして無機潤滑剤を含有させていない脂肪酸金属亜鉛を用いることもできる。
また、本実施の形態1において、固形潤滑剤16bの代わりに、粉末の潤滑剤や、固形潤滑剤と粉末潤滑剤とがブレンドされたものを用いることもできる。
ブレード部材としての薄層化ブレード16dは、ウレタンゴム等のゴム材料からなる板状部材であって、感光体ドラム11表面に所定角度かつ所定圧力で当接している。薄層化ブレード16dは、クリーニングブレード15aに対して、感光体ドラム11の回転方向下流側(走行方向下流側)に配設されている。そして、潤滑剤供給ローラ16aによって感光体ドラム11上に供給された潤滑剤は、薄層化ブレード16dによって、感光体ドラム11上に均一かつ適量に薄層化される。
固形潤滑剤16bを潤滑剤供給ローラ16aを介して感光体ドラム11表面に塗布すると、感光体ドラム11表面には粉体状の潤滑剤が塗布されるが、この状態のままでは潤滑性は充分に発揮されないため、薄層化ブレード16dが潤滑剤を薄層化・均一化する部材として機能することになる。薄層化ブレード16dにより、感光体ドラム11上での潤滑剤の皮膜化がおこなわれて、潤滑剤はその潤滑性を充分に発揮することになる。
図2にて、先に述べた作像プロセスをさらに詳しく説明する。
現像ローラ13aは、図2中の矢印方向(反時計方向)に回転している。現像装置13内の現像剤は、間に仕切部材を介在するように配設された第1搬送スクリュ13b1及び第2搬送スクリュ13b2の回転によって、不図示のトナー補給手段によってトナー容器28からトナーホッパ部(サブホッパ)を介して補給されたトナーとともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図2の紙面垂直方向である。)。
そして、摩擦帯電してキャリアに吸着したトナーは、キャリアとともに現像ローラ13a上に担持される。現像ローラ13a上に担持された現像剤は、その後にドクターブレード13cの位置に達する。そして、現像ローラ13a上の現像剤は、ドクターブレード13cの位置で適量に調整された後に、感光体ドラム11との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤中のトナーが、感光体ドラム11表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光Lが照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像バイアス電源部61(図3を参照できる。)から現像ローラ13aに印加された現像バイアスとの、電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界によって、トナーが潜像に付着する(トナー像が形成される)。
その後、現像工程にて感光体ドラム11に付着したトナーは、そのほとんどが中間転写ベルト17上に転写される。そして、感光体ドラム11上に残留した未転写のトナーが、クリーニングブレード15aによってクリーニング装置15内に回収される。
ここで、図示は省略するが、装置本体1に設けられたトナー補給部は、交換可能に構成されたボトル状のトナー容器28と、トナー容器28を保持・回転駆動するとともに現像装置13に新品トナーを補給するトナーホッパ部と、で構成されている。また、トナー容器28内には、新品のトナー(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれかである。)が収容されている。また、トナー容器28(トナーボトル)の内周面には、螺旋状の突起が形成されている。トナー容器28は、そのトナー排出口の近傍に設置されたトナー検知センサによって、内部に収容されたトナーが空になった状態を検知されると、新品のトナー容器28に適宜に交換されることになる。
さらに、トナー容器28には、容器内のトナーに関する情報が記憶された記憶手段としてのIDチップ280が外壁面に貼着されていて、IDチップ280の情報が画像形成装置本体1の受信部によって受信されて制御部50(RAM52)に送信され保存される。
具体的に、IDチップ280に書き込まれたトナーに関する情報としては、トナー容量、トナー種類、ロット番号、仕向先、内包するトナーロットの外添剤の状態の情報、などがある。特に、本実施の形態1では、IDチップ280に、トナーに含有される二酸化ケイ素(外添剤)の遊離性に関する情報が書き込まれている。この「二酸化ケイ素(外添剤)の遊離性」とは、二酸化ケイ素(外添剤)がトナーから遊離する程度であって、トナーロットごとに製造工場にて測定される「遊離量」の値がIDチップ280に記憶される。
また、その遊離量の測定方法としては、次のような方法を用いることができる。まず、トナー4gを加圧成型器にて5Mpaの加圧力で3分間加圧して、ペレット状態とする。ペレット状態になったトナーの蛍光X線を、蛍光X線分析装置を用いて測定して、測定トナーにおける二酸化ケイ素の含有率(超音波エネルギー付与前のシリカ含有率とする。)を得る。次に、ノイゲンを500mlビーカーに2.5g計量して、蒸留水を300ml加えて、超音波にかけて溶かして、分散溶液とする。次に、4gのトナーを計量して、100mlスクリュ管に前述した分散溶液50mlとともに加えて、超音波ホモジナイザーを用いて30Wの強度で1分間超音波エネルギーを付与する。次に、超音波付与したトナー分散溶液50mlを遠沈管に移して、3分、2500rpmで遠心分離機にかけて、遠心分離後、遠沈管の上澄みを捨てる。さらに、漏斗を用いた吸引ろ過法によってトナーと分散溶液を分離する。次に、分離したトナーを40℃で24時間乾燥させる。乾燥させたトナーを、前述した超音波エネルギー付与前のシリカ含有率測定と同じ方法にて、超音波エネルギー付与後のシリカ含有率を得る。そして、超音波エネルギー付与前のシリカ含有率と、超音波エネルギー付与後のシリカ含有率と、の差を二酸化ケイ素の遊離量とする。
このような、トナーに含有される二酸化ケイ素(外添剤)の遊離性(遊離量)に関する情報をIDチップ280に書き込んで、画像形成装置本体1のRAM52(制御部50)に記憶させるのは、二酸化ケイ素(外添剤)の遊離性がスジ状白抜け画像などの異常画像の発生頻度に大きく影響するからであって、この情報に基いて連続通紙時の紙間の可変制御がおこなわれるが、これについては後で詳しく説明する。
なお、トナー容器28内の新品トナーは、現像装置13内のトナー(既設のトナーである。)の消費にともない、トナー補給手段としてのトナー補給モータ60(図3を参照できる。)の稼働によってトナー補給口から現像装置13内に適宜に補給されるものである。図示は省略するが、現像装置13内のトナーの消費は、感光体ドラム11に対向する反射型フォトセンサと、現像装置13の第2搬送スクリュ13b2の下方に設置された磁気センサと、によって間接的又は直接的に検知される。
以下、図3〜図10等を用いて、本実施の形態1における画像形成装置1において、特徴的な構成・動作について詳述する。
図3を参照して、画像形成装置1全体の動作を制御する制御部50には、演算部51、RAM52、ROM53、駆動制御部54などが設けられている。駆動制御部54は、給紙部7における給紙ローラ8の駆動タイミングや、書込み部6の書込みタイミングなどを制御して、連続通紙時における紙間(先行する記録媒体Pの後端と、後行する記録媒体Pの先端と、の搬送方向の間隔である。)を可変して、それに合わせて画像形成動作(感光体ドラム11上に連続的に形成される画像と画像との間隔を可変しておこなう画像形成動作である。)をおこなうことができるように構成されている。
また、制御部50には、装置内の温湿度を検知する温湿度センサ40の情報や、通紙枚数(累積通紙枚数)を検知するカウンタ41の情報や、時間を検知するタイマ42の情報や、現像装置13に補給されたトナー補給量(トナー補給時間)を検知するトナー補給モータ60の情報や、トナー容器28に収容されたトナーに関する情報(特に、二酸化ケイ素の遊離量である。)が記憶されたIDチップ280の情報や、画像面積率を検知するための書込み部6の稼働状況に関する情報、などが送られてくるように構成されている。
ここで、温湿度センサ40は、画像形成装置1内の温湿度を検知する温湿度検知手段として機能するものである。
また、書込み部6とタイマ42とは、所定時間の画像形成動作がおこなわれたときに感光体ドラム11上に形成されるトナー像の所定時間当りの画像面積率(所定の画像形成動作量当りの画像面積率)を検知する画像面積率検知手段として機能するものである。詳しくは、画像面積率検知手段は、タイマ42によって感光体ドラム11の走行時間を検知して、書込み部6の稼働状況(デューティ)によって画像面積率(画像部と非画像部との総面積に対する画像部の面積比率である。)を検知して、感光体ドラム11が所定時間走行する動作を所定時間の画像形成動作として、所定時間当りの画像面積率を検知する。
また、カウンタ41は、クリーニングブレード15aの累積使用量を検知するブレード使用量検知手段として機能するものである。カウンタ41でカウントされる累積の通紙枚数(又は、画像形成回数)を、クリーニングブレード15aの累積使用量として検知する。
さらに、IDチップ280やトナー補給モータ60は、現像装置13内に収容されたトナーから遊離した外添剤(二酸化ケイ素)の量を検知する外添剤量検知手段として機能するものである。詳しくは、外添剤量検知手段は、トナー補給モータ60(トナー補給手段)によって現像装置13内に補給されたトナー補給量と、IDチップ280(記憶手段)に記憶された情報と、に基いて、現像装置13内に収容されたトナーから遊離した外添剤の量を検知する。
そして、本実施の形態1では、画像面積率検知手段(書込み部6、タイマ42)の検知結果と、温湿度検知手段(温湿度センサ40)の検知結果と、ブレード使用量検知手段(カウンタ41)の検知結果と、外添剤量検知手段(IDチップ280、トナー補給モータ60)の検知結果と、に基いて連続通紙時における紙間を可変して、それに合わせて連続的に画像形成動作をおこなっている。
このような制御をおこなうのは、所定時間の画像面積率と、クリーニングブレード15aの劣化状態と、温湿度の状態と、トナーから遊離した外添剤の状態と、によってクリーニングブレード15aのエッジ部(感光体ドラム11との当接部である。)に未転写トナーが滞留する状態が変化して、それによるスジ状白抜け画像やフィルミング画像などの異常画像の発生の程度も変化するためである。
詳しくは、本実施の形態1における画像形成装置1は、潤滑剤供給装置16が設けられているため、感光体ドラム11上にトナーから遊離した外添剤(特に、二酸化ケイ素である。)があり程度固着しにくく構成されているものの、多量の外添剤が遊離してしまうと感光体ドラム11上に外添剤が付着・固着してこれが回転方向に延伸してしまうと、副走査方向にスジ状白抜け画像が発生してしまう。そして、現像装置13内に収容された現像剤において遊離した外添剤の量は、既設の現像剤中において遊離した外添剤の量と、現像装置13に新たに補給されるトナー中の外添剤の遊離性と、を考慮して、現像装置13内におけるトナーの入れ替わりの状態を把握する必要がある。
また、固形潤滑剤16bから潤滑剤供給ローラ16aによって潤滑剤を擦り取る量は、温湿度によって変動しやすく、高温高湿環境においてはその擦り取る量が減少しやすくなる。また、クリーニングブレード15aが劣化してくると、未転写トナーがわずかにクリーニングブレード15aをすり抜けてしまい、このすり抜けた未転写トナーが潤滑剤供給ローラ16aの潤滑剤供給動作を妨げて、スジ状白抜け画像が生じやすくなる。また、このような未転写トナーのすり抜けは、画像面積率が高い画像を連続して形成するような場合に、特に生じやすい。
そのため、本実施の形態1では、スジ上白抜け画像の発生を軽減するために、上述した複数の発生因子を検知して、それらの検知結果に基いて連続通紙時における紙間(感光体ドラム11上に形成される画像と画像との間隔)を調整して、感光体ドラム11に形成される所定時間(所定走行距離)当りの画像面積率や、感光体ドラム11に付着する単位面積当りの外添剤量や、感光体ドラム11に対する潤滑剤の単位面積当りの供給量、などを最適化している。
以下、さらに詳しく、本実施の形態1における画像形成装置1でおこなわれる制御について説明する。
本実施の形態1では、図5を参照して、感光体ドラム11が回転(走行)しているときに、常に、連続する1000msec毎の走行面積あたりのトナー像の面積を、書込み部6から送信される画像信号から算出して、最新の所定回数分(図5の例では、500回分である。)の画像面積率の平均値をRAM52に記録している。具体的に、図5の例によると、連続通紙に対応して画像ごとの画像面積率が80%(1回目)、20%(2回目)、…、65%(500回目)と画像形成動作ごとに求められて、それに基いて所定時間(1000msec毎の走行面積)あたりの画像面積率が90%(1回目)、10%(2回目)、…、62%(500回目)と算出されて、これらの500回分の平均値が平均画像面積率として求められる。そして、求められた平均画像面積率の値に応じて、図4に示す表図に基いて、係数αが決定される。なお、図4に示す表図に対応する制御テーブルはROM53に記憶されている。
また、温湿度センサ40(温湿度検知手段)によって検知された検知結果は、図7に示す図に基いて9段階A〜Iに仕分けされる。そして、求められた温湿度の区分に応じて、図6に示す表図に基いて、係数βが決定される。なお、図6及び図7に示す図に対応する制御テーブルはROM53に記憶されている。
また、カウンタ41では、累積の通紙枚数(又は、画像形成回数)がカウントされていて、そのカウント数がRAM52に記憶されている。累積通紙枚数のカウントは、A4サイズ以下の記録媒体Pが通紙された場合には1カウントされ、A4サイズよりも大きなサイズの記録媒体Pが通紙された場合には2カウント分カウントアップしてカウントされる。そして、カウントされた数(累積通紙枚数)に応じて、図8に示す表図に基いて、クリーニングブレード15aの累積使用量に対応した係数γが決定される。なお、図8に示す表図に対応する制御テーブルはROM53に記憶されている。
ここで、RAM52には、クリーニングブレード15aを含めて種々の交換部材の交換回数も記憶されていて、クリーニングブレード15aの交換がおこなわれるたびに、クリーニングブレード15aの累積使用量に対応した累積通紙枚数のカウントがリセットされる。
さらに、トナー容器28のIDチップ280から、使用しているトナーロットについての二酸化ケイ素の遊離量についての情報が制御部50に送られて、さらに制御部50にてトナー補給モータ60の累積駆動時間の情報から現像装置13に補給されたトナー補給量の情報が送られて、それらの情報に基いて現像装置13内における二酸化ケイ素(SiO2)の遊離量が求められて、その遊離量に応じて、図9に示す表図に基いて、係数εが決定される。なお、図9に示す表図に対応する制御テーブルはROM53に記憶されている。
ここで、本実施の形態1では、以下の式に基いて、現像装置13内における二酸化ケイ素(SiO2)の遊離量Zが求められている。
Z=(M×A1+N×A2)/(M+N)
上式において、A1は交換前のトナー容器28のIDチップ280に記憶されていた二酸化ケイ素の遊離量の値であって、A2は現在使用されているトナー容器28のIDチップ280に記憶されている二酸化ケイ素の遊離量の値であって、Nは現在使用されているトナー容器28から現像装置13に補給されたトナー補給量(g)であり、Mは現像装置13の容量によって定まる定数であって本実施の形態1では50に設定されている。
そして、上述した複数の検知結果から図4、図6、図8、図9の表図に基いて、4つの係数α、β、γ、εが求められると、それらの係数を次式のごとく掛け合わせてCPMダウン率Dが決定される。
D(CPMダウン率)=α×β×γ×ε(%) …(式1)
なお、CPMダウン率Dとは、1分間あたりのプリント数をCPMとして定義した場合に、そのCPMが紙間の距離を延長によってダウンする割合である。本実施の形態1における画像形成装置1のデフォルト状態でのCPM(基準値)は、記録媒体Pのサイズなどによって異なるが、それぞれのサイズにおけるCPMに対して、上式1で求めたCPMダウン率DだけCPMをダウンさせるように紙間を可変している。
図10は、その一例であって、CPMダウン率Dが20%と求められた場合における、各サイズごとの紙間や、CPMダウン後のCPM、などを示している。CPMダウン率が20%の場合、CPMダウン後のCPMがダウン前に比べて80%になる。
また、図4、図6、図8、図9の表図は、本願発明者が、二酸化ケイ素の遊離量、画像面積率、クリーニングブレード使用量、温湿度、紙間の各因子を変えて連続通紙をおこない、画像上に、感光体ドラム11表面に付着した異物に起因するスジ状白抜けが発生するかどうか確認した実験の結果から決定した値である。このときの連続通紙テストは、記録媒体PとしてA4サイズの「マイペーパ」(NBSリコー社製)を用い、5枚ずつの連続プリント動作を1セットとして、200セット1000枚のプリントをおこなったものである。
本願発明者が上述した本発明の効果を確認するために比較実験をおこなったところ、上述した本実施の形態1における複数の検知結果に基いた紙間可変制御をおこなわない場合には、高温高湿環境で、画像面積率の高い画像を連続プリントしたときに、クリーニングブレード15aの使用量が2500カウントを超えたときに感光体ドラム11上にトナーの外添剤の成分(二酸化ケイ素)が固着して、画像上にスジ状白抜けが発生してしまった。これに対して、上述した本実施の形態1における複数の検知結果に基いた紙間可変制御をおこなった場合には、同じ条件で、クリーニングブレード15aの寿命を3倍程度まで延ばすことができた。
なお、本実施の形態1における画像形成装置1において、上述した複数の検知結果の検知対象となる条件(4つの係数α、β、γ、εの対象となる条件である。)とは異なる条件の検知結果に基いて連続通紙時における紙間を可変する制御がおこなわれる場合には、上述した複数の検知結果に基いて求められる紙間に関する値と、異なる条件の検知結果に基いて求められる紙間に関する値と、のうち大きな値を連続通紙時の紙間と定めて可変することが好ましい。
例えば、連続通紙によって定着部20(定着装置)の定着ローラの温度が低下して定着画像の定着性が低下するのを防止するために、連続通紙時において定着ローラの表面温度(定着温度)が所定値以下になった状態を温度センサで検知した場合に紙間を広げるような制御がおこなわれるとする。そのとき、その定着温度検知によって求められた紙間が60mmであったとして、上述したスジ状白抜け画像を防止するために複数の検知結果に基いて求められた紙間が58mmであったとすると、双方を単純に足して紙間を118mmと定めるのではなくて、双方の紙間のうち大きな値である60mmを紙間と定めて連続通紙をおこなうことになる。
このような制御をおこなうことで、複数の異なる紙間可変制御が混合して、CPMが無駄に小さくなって画像形成動作の生産性が低下してしまう不具合を防止することができる。
なお、このような制御は、後述する実施の形態2、3においても同様におこなうことができる。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、画像面積率検知手段(書込み部6、タイマ42)の検知結果と、温湿度検知手段(温湿度センサ40)の検知結果と、ブレード使用量検知手段(カウンタ41)の検知結果と、外添剤量検知手段(IDチップ280、トナー補給モータ60)の検知結果と、に基いて連続通紙時における紙間を可変して、それに合わせて連続的に画像形成動作をおこなっている。これにより、画像形成動作を中断することなく、スジ状白抜け画像などの異常画像の発生を充分に軽減することができる。
実施の形態2.
図11〜図13にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
本実施の形態2における画像形成装置は、前記実施の形態1で用いた複数の検知結果に加えて供給部材検知手段によって検知された潤滑剤供給部材16aの累積使用量に基いて連続通紙時の紙間を可変する点が、前記実施の形態1のものとは相違する。
本実施の形態2における画像形成装置1にも、前記実施の形態1のものと同様に、温湿度検知手段として機能する温湿度センサ40や、画像面積率検知手段とし手機能する書込み部6及びタイマ42や、ブレード使用量検知手段として機能するカウンタ41や、外添剤量検知手段として機能するIDチップ280及びトナー補給モータ60が、設けられている。
ここで、本実施の形態2では、カウンタ41がさらに潤滑剤供給ローラ16a(潤滑剤供給部材)の累積使用量を検知する供給部材使用量検知手段としても機能する。
そして、前記実施の形態1で説明した複数の検知結果と、供給部材使用量検知手段(カウンタ41)の検知結果と、に基いて連続通紙時における紙間を可変して、それに合わせて連続的に画像形成動作をおこなっている。
このような制御をおこなうのは、所定時間の画像面積率と、クリーニングブレード15aの劣化状態と、温湿度の状態と、トナーから遊離した外添剤の状態と、に加えて、潤滑剤供給ローラ16aの劣化状態によっても、感光体ドラム11上に供給される潤滑剤量の変化にともないクリーニングブレード15aのエッジ部に未転写トナーが滞留する状態が変化して、それによるスジ状白抜け画像やフィルミング画像などの異常画像の発生の程度が変化してしまうためである。
詳しくは、カウンタ41でカウントされる累積の通紙枚数(又は、画像形成回数)を、潤滑剤供給ローラ16aの累積使用量として検知している。
具体的に、カウンタ41では、累積の通紙枚数(又は、画像形成回数)がカウントされていて、そのカウント数がRAM52に記憶されている。累積通紙枚数のカウントは、A4サイズ以下の記録媒体Pが通紙された場合には1カウントされ、A4サイズよりも大きなサイズの記録媒体Pが通紙された場合には2カウント分カウントアップしてカウントされる。そして、カウントされた数(累積通紙枚数)に応じて、図11に示す表図に基いて、クリーニングブレード15aの累積使用量と合わせて係数γが決定される。なお、図11に示す表図に対応する制御テーブルはROM53に記憶されている。
ここで、RAM52には、クリーニングブレード15aと同様に潤滑剤供給ローラ16aの交換回数も記憶されていて、潤滑剤供給ローラ16aの交換がおこなわれるたびに、潤滑剤供給ローラ16aの累積使用量に対応した累積通紙枚数(クリーニングブレード15aの累積通紙枚数とは別にカウントされるものである。)のカウントがリセットされる。
ここで、本願発明者がおこなった連続通紙テストの結果からも、クリーニングブレード15aの劣化が進んでいても、潤滑剤供給ローラ16aの劣化があまり進んでいない場合には、スジ状白抜け画像が発生しないことが確認されている。したがって、図11に示すように、クリーニングブレード15aの劣化状態と、潤滑剤供給ローラ16aの劣化状態と、を組み合わせて係数γを決定している。
そして、図11の表図に基いて定められた係数γと、図4、図6、図9の表図に基いて求められた係数α、β、εと、を上式1に代入して、CPMダウン率Dが決定される。
本実施の形態2では、前記実施の形態1の制御をおこなう場合に比べて、潤滑剤供給ローラ16aの使用量が0〜25000カウント領域において、CPMダウン率を約30%低減することができることが実験により確認されている。
ここで、本実施の形態2において変形例1として、潤滑剤供給ローラ16aの累積使用量を検知する供給部材使用量検知手段を、潤滑剤供給ローラ16aの累積回転時間又は累積回転距離を累積使用量として検知するように構成することもできる。
具体的に、タイマ42によって潤滑剤供給ローラ16aの累積回転時間を検知したり、検知した回転時間と回転数(線速)とから累積回転距離(累積走行距離)を求めたりして、潤滑剤供給ローラ16aの劣化状態を把握することができる。そして、図12に示すように、クリーニングブレード15aの劣化状態と、潤滑剤供給ローラ16aの劣化状態と、を組み合わせて係数γを決定することができる。
このような制御をおこなう場合、潤滑剤供給ローラ16aの劣化状態をカウンタ数に基いて検知する場合に比べて、適正にCPMダウン率を制御することができる。本願発明者が前記実施の形態1でおこなったものと同様の連続通紙テストをおこなったところ、CPMダウンに移行する画像形成カウント閾値が1.8倍程度大きくなり、無駄なCPMダウンを発生させることなく適正に制御できることを確認した。
さらに、本実施の形態2において変形例2として、クリーニングブレード15aの累積使用量を検知するブレード使用量検知手段を、走行した状態の感光体ドラム11にクリーニングブレード15aが当接した累積時間(走行距離)を累積使用量として検知するように構成することもできる。
具体的に、タイマ42によって感光体ドラム11の累積回転時間を検知して、クリーニングブレード15aの劣化状態を把握することができる。そして、図13に示すように、クリーニングブレード15aの劣化状態と、潤滑剤供給ローラ16aの劣化状態と、を組み合わせて係数γを決定することができる。
このような制御をおこなう場合、クリーニングブレード15aの劣化状態をカウンタ数に基いて検知する場合に比べて、適正にCPMダウン率を制御することができる。本願発明者が前記実施の形態1でおこなったものと同様の連続通紙テストをおこなったところ、CPMダウンに移行する画像形成カウント閾値が1.8倍程度大きくなり、無駄なCPMダウンを発生させることなく適正に制御できることを確認した。
以上説明したように、本実施の形態2によれば、画像面積率検知手段(書込み部6、タイマ42)の検知結果と、温湿度検知手段(温湿度センサ40)の検知結果と、ブレード使用量検知手段(カウンタ41)の検知結果と、外添剤量検知手段(IDチップ280、トナー補給モータ60)の検知結果と、供給部材使用量検知手段(カウンタ41)の検知結果と、に基いて連続通紙時における紙間を可変して、それに合わせて連続的に画像形成動作をおこなっている。これにより、画像形成動作を中断することなく、スジ状白抜け画像などの異常画像の発生を充分に軽減することができる。
実施の形態3.
図14にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
本実施の形態3における画像形成装置は、通紙される記録媒体の種類に基いて作像条件を可変している点と、前記各実施の形態で用いた複数の検知結果に加えて記録媒体の種類に基いて連続通紙時の紙間を可変する点と、が前記各実施の形態のものとは相違する。
本実施の形態3における画像形成装置1にも、前記実施の形態1(又は、前記実施の形態2)のものと同様に、温湿度検知手段として機能する温湿度センサ40や、画像面積率検知手段とし手機能する書込み部6及びタイマ42や、ブレード使用量検知手段(及び、供給部材使用量検知手段)として機能するカウンタ41や、外添剤量検知手段として機能するIDチップ280及びトナー補給モータ60が、設けられている。
ここで、本実施の形態3では、通紙される記録媒体Pの種類を検知する記録媒体検知手段が設置されている。記録媒体検知手段としては、画像形成装置1の操作パネル(不図示である。)にユーザーによって入力された記録媒体Pの情報に基くものを用いることができる。特に、本実施の形態3では、記録媒体Pが普通紙であるか、コート紙(表面がコーティングされた光沢のある紙である。)であるかが検知される。
また、本実施の形態3では、記録媒体検知手段の検知結果に基いて感光体ドラム11上にトナー像を形成するための作像条件を可変する作像条件可変手段が設けられている。本実施の形態3において、作像条件可変手段は、現像ローラ13aに印加する現像バイアスの大きさを可変する現像バイアス電源部61と、帯電ローラ12aに印加する帯電バイアスの大きさを可変する帯電バイアス電源部62と、であって、これらの電源部61、62を制御することによって、感光体ドラム11上に形成されるトナー像の画像濃度(トナー付着量)が調整される。
そして、前記実施の形態1(又は、前記実施の形態2)で説明した複数の検知結果と、記録媒体検知手段の検知結果と、に基いて連続通紙時における紙間を可変して、それに合わせて連続的に画像形成動作をおこなっている。
このような制御をおこなうのは、感光体ドラム11上に形成されるトナー像(特に、ベタ画像である。)は、記録媒体Pの種類によって画像濃度の適正値が異なるためである。詳しくは、記録媒体Pとしてコート紙が用いられる場合には、記録媒体Pとして普通紙が用いられる場合に比べて、画像濃度が低くなるように(ベタ画像の目標トナー付着量が少なくなるように)感光体ドラム11上にトナー像を形成することで、コート紙上に適正な画質の画像が形成される。そして、そのように適正な画像濃度のトナー像を感光体ドラム11上に形成することで、感光体ドラム11上の未転写トナーの量も適正化されて、スジ状白抜け画像の発生を低減することができる。
具体的に、本実施の形態3では、記録媒体Pが普通紙である場合には目標トナー付着量が0.452mg/cm2になり、記録媒体Pがコート紙である場合には目標トナー付着量が0.384mg/cm2になるように、現像バイアス電源部61と帯電バイアス電源部62とを制御して現像領域における電界の大きさを調整している。なお、現像領域における電界の大きさの調整は、書き込み部6における光量調整によってもおこなうことができる。
そして、記録媒体Pの種類が検知されると、図14に示すように、記録媒体Pの種類に応じて係数δが決定される。
そして、図14の表図に基いて定められた係数δと、図4、図6、図8(又は、図11〜図13のいずれか)、図9の表図に基いて求められた係数α、β、γ、εと、を次式に代入して、CPMダウン率Dが決定される。
D(CPMダウン率)=α×β×γ×δ×ε(%)
本願発明者が上述した本発明の効果を確認するために前記実施の形態1でおこなったものと同様の比較実験をおこなったところ、本実施の形態3における複数の検知結果に基いた紙間可変制御をおこなった場合に、クリーニングブレード15aの寿命を3倍以上にまで延ばすことができることを確認した。
以上説明したように、本実施の形態3によれば、画像面積率検知手段(書込み部6、タイマ42)の検知結果と、温湿度検知手段(温湿度センサ40)の検知結果と、ブレード使用量検知手段(及び、供給部材使用量検知手段)の検知結果と、外添剤量検知手段(IDチップ280、トナー補給モータ60)の検知結果と、供給部材使用量検知手段(カウンタ41)の検知結果と、記録媒体検知手段の検知結果と、に基いて連続通紙時における紙間を可変して、それに合わせて連続的に画像形成動作をおこなっている。これにより、画像形成動作を中断することなく、スジ状白抜け画像などの異常画像の発生を充分に軽減することができる。
なお、前記各実施の形態では、作像部における各構成部材(感光体ドラム11、帯電装置12、現像装置13、クリーニング装置15、潤滑剤供給装置16である。)を一体化してプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKを構成して、作像部のコンパクト化とメンテナンス作業性の向上とを図っている。これに対して、上述した各構成部材の一部又は全部をプロセスカートリッジの構成部材とせずに、画像形成装置本体1に対して単独で着脱可能に設置されるユニットとすることもできる。
本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電装置(帯電部)と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置(現像部)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング装置(クリーニング部)とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるユニットであるものと定義する。
また、前記各実施の形態では、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤が収容された現像装置13が設置された画像形成装置1に対して本発明を適用したが、キャリアを含まずトナーのみからなる1成分現像剤(外添剤は含有されている。)が収容された現像装置が設置された画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、前記各実施の形態では、複数の作像部が設置されたカラー画像形成装置1に対して本発明を適用したが、1つの作像部が設置されたモノクロ画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、前記各実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が前記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、前記各実施の形態の中で示唆した以外にも、前記各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は前記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置(画像形成装置本体)、
10Y、10M、10C、10BK プロセスカートリッジ、
11 感光体ドラム(像担持体)、
12 帯電装置、
12a 帯電ローラ、
13 現像装置、
15 クリーニング装置、
15a クリーニングブレード、
16 潤滑剤供給装置、
16a 潤滑剤供給ローラ(潤滑剤供給部材、潤滑剤塗布ブラシ)。
特開2011−59320号公報 特開2011−170320号公報

Claims (8)

  1. 所定方向に走行する像担持体と、
    外添剤を含有するトナーが内部に収容されて、前記像担持体上に形成された潜像を現像して前記像担持体上にトナー像を形成する現像装置と、
    前記像担持体の表面に当接して、前記像担持体上に残留する未転写トナーを除去するクリーニングブレードと、
    所定時間の画像形成動作がおこなわれたときに前記像担持体上に形成されるトナー像の前記所定時間当りの画像面積率を検知する画像面積率検知手段と、
    装置内の温湿度を検知する温湿度検知手段と、
    前記クリーニングブレードの累積使用量を検知するブレード使用量検知手段と、
    前記現像装置内に収容されたトナーから遊離した外添剤の量を検知する外添剤量検知手段と、
    を備え、
    前記画像面積率検知手段の検知結果と、前記温湿度検知手段の検知結果と、ブレード使用量検知手段の検知結果と、前記外添剤量検知手段の検知結果と、に基いて連続通紙時における紙間を可変して、それに合わせて連続的に画像形成動作をおこなうことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体の表面に当接して、前記像担持体上に潤滑剤を供給する潤滑剤供給部材と、
    前記潤滑剤供給部材の累積使用量を検知する供給部材使用量検知手段と、
    を備え、
    複数の前記検知結果と、前記供給部材使用量検知手段の検知結果と、に基いて連続通紙時における紙間を可変して、それに合わせて連続的に画像形成動作をおこなうことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記潤滑剤供給部材は、所定方向に回転して前記像担持体上に潤滑剤を供給するように構成され、
    前記供給部材使用量検知手段は、前記潤滑剤供給部材の累積回転時間又は累積回転距離を前記累積使用量として検知することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 通紙される記録媒体の種類を検知する記録媒体検知手段と、
    前記記録媒体検知手段の検知結果に基いて前記像担持体上にトナー像を形成するための作像条件を可変する作像条件可変手段と、
    を備え、
    複数の前記検知結果と、前記記録媒体検知手段の検知結果と、に基いて連続通紙時における紙間を可変して、それに合わせて連続的に画像形成動作をおこなうことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記外添剤は、二酸化ケイ素であって、
    内部にトナーが収容されて、装置に対して交換可能に設置されるトナー容器と、
    前記トナー容器に収容されたトナーを前記現像装置に向けて補給するトナー補給手段と、
    前記トナー容器に収容されたトナーに含有される外添剤の遊離性に関する情報が記憶された記憶手段と、
    を備え、
    前記外添剤量検知手段は、前記トナー補給手段によって前記現像装置内に補給されたトナー補給量と、前記記憶手段に記憶された情報と、に基いて、前記現像装置内に収容されたトナーから遊離した外添剤の量を検知することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記画像面積率検知手段は、前記像担持体が前記所定時間走行する動作を前記所定時間の画像形成動作として、前記所定時間当りの画像面積率を検知することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記ブレード使用量検知手段は、走行した状態の前記像担持体に前記クリーニングブレードが当接した累積時間を前記累積使用量として検知することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 複数の前記検知結果の検知対象となる条件とは異なる条件の検知結果に基いて連続通紙時における紙間を可変する制御がおこなわれる場合に、前記複数の検知結果に基いて求められる紙間に関する値と、前記異なる条件の検知結果に基いて求められる紙間に関する値と、のうち大きな値を連続通紙時の紙間と定めて可変することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置。
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