JP2021082938A - 画像診断装置、故障診断装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】読取領域外に異常を発生させる部品の故障であっても、正しく故障部品を診断することができる画像診断装置を提供すること。【解決手段】画像診断装置は、画像出力部と、画像読取部と、検出部と、再読取制御部とを備える。前記画像出力部は、異常画像判別用の診断チャートを出力する。前記画像読取部は、前記診断チャートのうちの所定の範囲を読み取り、前記所定の範囲に関する読取画像を出力する。前記検出部は、前記読取画像から画像異常を検出する。前記再読取制御部は、前記画像異常が前記読取画像の端部に検出されたとき、前記診断チャートのうちの前記所定の範囲とは異なる範囲を読み取る再読取を制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、画像診断装置、故障診断装置及びプログラムに関する。
従来、画像形成装置が印刷した内部パターンをスキャナで読み取り、読み取った画像データから、印刷した画像形成装置の異常の有無を判定する技術が知られている。
例えば、原稿の予め設定された領域の画像中における最高濃度と、原稿がコンタクトガラスの一方主面上に無い状態で基準板を読み取った画像中における最高濃度とに基づいて、原稿を読み取った画像の中に異常があるか否かを判定し、異常有りと判定した場合に、移動枠駆動部を制御することによって、基準板を読み取り得る範囲内で原稿読取位置を副走査方向に沿って変更し、原稿読取位置を新たな位置に設定する技術が開示されている。
しかしながら、読取領域外の例えば非画像部分に異常が発生する場合もある。このような場合、読み取った画像データに基づく故障個所の判定は困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、読取領域外に異常を発生させる部品の故障であっても、正しく故障部品を診断することができる画像診断装置、故障診断装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の画像診断装置は、画像出力部と、画像読取部と、検出部と、再読取制御部とを備える。前記画像出力部は、異常画像判別用の診断チャートを出力する。前記画像読取部は、前記診断チャートのうちの所定の範囲を読み取り、前記所定の範囲に関する読取画像を出力する。前記検出部は、前記読取画像から画像異常を検出する。前記再読取制御部は、前記画像異常が前記読取画像の端部に検出されたとき、前記診断チャートのうちの前記所定の範囲とは異なる範囲を読み取る再読取を制御する。
本発明によれば、読取領域外に異常を発生させる部品の故障であっても、正しく故障部品を診断することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す図である。 図2は、図1のスキャナの構成例の概略を示す図である。 図3は、図1のプロッタに搭載される、プリンタエンジンの構成例の概略を示す図である。 図4は、図1の画像形成装置において実現される、画像診断装置及び故障診断装置の機能構成の一例を示す図である。 図5は、図4の故障診断装置により実行される、故障診断処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、図4の画像診断装置により実行される、画像診断処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、図1の画像形成装置に関する、印刷物における画像領域及び非画像領域の一例について説明するための図である。 図8は、図1の画像形成装置に関する、感光体ドラムのクリーニング不良により画像異常が発生する場合の一例について説明するための図である。 図9は、図1の画像形成装置に関する、故障発生箇所の違いにより生じる画像異常(画質異常)の差異の一例について説明するための図である。 図10は、図2のスキャナにおける原稿の読取領域の一例について説明するための図である。 図11は、図2のスキャナにおける原稿の読取領域の変更方法の一例について説明するための図である。 図12は、図2のスキャナにおける原稿の読取領域の変更方法の別の一例について説明するための図である。 図13は、図1のスキャナの別の構成例の概略を示す図である。 図14は、図13のスキャナにおける原稿の読取領域の変更方法の一例について説明するための図である。 図15は、図1の画像形成装置において実現される、画像診断装置の機能構成の別の一例を示す図である。 図16は、図15の画像診断装置により実行される、画像診断処理の一例を示すフローチャートである。 図17は、図16の画像診断処理において表示される、原稿の載置位置の変更指示を含む表示画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、画像診断装置、故障診断装置及びプログラムの各実施の形態について詳細に説明する。
従来、原稿の読み取りに1次元センサを利用する、複写機などの読取装置では、一次元センサの走査方向に直交する方向において、原稿と一次元センサとを相対的に動かすことにより、原稿の全体を読み取っている。原稿と一次元センサとを相対的に動かす方式としては、一次元センサを移動させずに原稿を移動させる方式と、原稿を移動させずに一次元センサを移動させる方式との2種類に大別される。また、原稿を移動させる方法としては、自動原稿給送装置(ADF)を用いて自動的に原稿を移動させる方法と、ユーザが手動で原稿を移動させる方法との2種類の方法がある。
以下、一次元センサを移動させずに原稿を移動させる方式のうち、手動で原稿を移動しながら原稿を読み取る方式を手動流し読み方式と記載し、ADFで自動的に原稿を移動しながら原稿を読み取る方式をADF流し読み方式と記載する。また、原稿を移動させずに一次元センサを移動させる方式のうち、画像読取り面に原稿を手動で載置する方式を手動固定読み方式と記載し、原稿読取り面に原稿をADFで自動的に供給する方式をADF固定読み方式と記載する。
(第1の実施形態)
図1は、実施形態に係る画像形成装置10の構成の一例を示す図である。図1に示すように、画像形成装置10は、プロセッサ11、メモリ12、表示部13、操作部14、スキャナ15及びプロッタ16を有する。プロセッサ11、メモリ12、表示部13、操作部14、スキャナ15及びプロッタ16は、バス等を介して相互に接続されている。
プロセッサ11は、画像形成装置10の動作を統括的に制御する。プロセッサ11は、例えばメモリ12に記憶されている制御プログラムを実行することにより、画像形成装置10の動作を制御する。プロセッサ11としては、例えばCPU(Central Processing Unit)が利用可能であるが、GPU(Graphics Processing Unit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の他のプロセッサが利用されても構わない。
メモリ12は、プログラム等の各種のデータを記憶する不揮発性のメモリと、プロセッサ11が実行する各種の演算の処理の作業領域として機能する揮発性のメモリとを含む。不揮発性のメモリとしては、ROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、Flashメモリ等の各種の記憶媒体が適宜利用可能である。揮発性のメモリとしては、RAM(Random Access Memory)が適宜利用可能である。
表示部13及び操作部14は、ユーザインタフェースとして機能する。表示部13は、ユーザに対して処理の状況等を表示する。表示部13としては、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(Organic Electroluminescence Display)等の各種の表示装置が適宜利用可能である。操作部14は、ユーザの入力を受け付ける。操作部14としては、ユーザが入力するための入力ボタンやキーボード、タッチパネル等の各種の入力装置が適宜利用可能である。
スキャナ15は、原稿S(診断チャート)を光学的にスキャンし、原稿を読み取る。スキャナ15は、読み取った原稿画像に関する画像データである読取画像を出力する。読取画像は、例えばプロセッサ11により画像処理が施される。
図2は、図1のスキャナ15の構成例の概略を示す図である。図2に示すように、本実施形態に係るスキャナ15は、手動固定読み方式で原稿を読み取る圧板読取装置であるとする。図2に示すように、スキャナ15は、カバー部151、縮小光学系152、コンタクトガラス153a、基準白板154及び背景板155aを有する。縮小光学系152の上面には、コンタクトガラス153a及び基準白板154が設けられる。コンタクトガラス153aには、診断チャートなどの読取対象の原稿Sが載置される。カバー部151のコンタクトガラス153a側には、背景板155aが設けられる。カバー部151は、開閉可能に縮小光学系152の筐体に接続される。背景板155aは、カバー部151が閉じられた状態のとき、原稿をコンタクトガラス153aに押し付けることができる。縮小光学系152は、センサ(CCD)152aを備えたセンサ基板(Sensor Board Unit:SBU)152b、レンズ152c、第1キャリッジ152d及び第2キャリッジ152eを有する。第1キャリッジ152dは、LED光源152f及びミラー152gを有する。第2キャリッジ152eは、ミラー152h,152iを有する。
スキャナ15での読取動作において、第1キャリッジ152d及び第2キャリッジ152eは、図2に示す待機位置(ホームポジション)から副走査方向に移動する。第1キャリッジ152d及び第2キャリッジ152eが移動している間に、LED光源152fは、上方、すなわちコンタクトガラス153aに光を照射する。第1キャリッジ152d及び第2キャリッジ152eは、ミラー152g,152h,152i及びレンズ55を介して、原稿からの反射光をCCDイメージセンサ53上に結像させる。CCDイメージセンサ53は、受光した原稿からの反射光を光電変換し、アナログ信号を出力する。出力されたアナログ信号は、図示しないA/Dコンバータによりデジタル信号に変換される。デジタル信号は、メモリ12に記憶される。また、スキャナ15は、背景板155a,155bや基準白板154からの反射光を読み取り、ゲイン調整やシェーディング補正を行う。
プロッタ16は、例えばプロセッサ11により画像処理が施された画像データを印刷し、印刷物(原稿S,診断チャート)を生成する。
図3は、図1のプロッタ16に搭載される、プリンタエンジンの構成例の概略を示す図である。図3に示すように、プリンタエンジンは、感光体ドラム161、帯電装置162、光書込ユニット163、現像ユニット164、中間転写ベルト166、転写装置167を含む。感光体ドラム161は、反時計方向に回転駆動する画像担持体である。帯電装置162は、感光体ドラム161の周りに配置され、感光体ドラム161の外周面を帯電させる。光書込ユニット163は、半導体レーザなどを用いた露光装置である。中間転写ベルト166は、中間転写体であり、感光体ドラム161の1次転写位置T1に配設され、感光体ドラム161に当接して時計方向に回転する。転写装置167は、2次転写位置T2に配置され、中間転写ベルト166上に形成されたトナー画像を記録媒体P上に転写する。プリンタエンジンでの画像形成時には、感光体ドラム161の外周面が帯電装置162により一様に帯電され、一様に帯電された感光体ドラム161の外周面に向けてプロセッサ11で画像処理された画像データに対応するレーザ光が光書込ユニット163から射出され、感光体ドラム161の外周面上に静電潜像が形成される。この静電潜像が現像ユニット164のトナーで現像されることによりトナー画像が形成される。
ここで、現像ユニット164は、図2に示すように、ブラック(K)のトナーを収納した現像装置165Kと、マゼンタ(M)のトナーを収納した現像装置165Mと、イエロー(Y)のトナーを収納した現像装置165Yと、シアン(C)のトナーを収納した現像装置165Cとの4色の現像装置を有する。これらの現像装置165K,165M,165Y,165Cには、それぞれ現像切換機構168が接続されている。現像切換機構18は、1つの現像装置が働いているとき、他の現像装置のトナーが感光体ドラム161に移ることによる混色を防止するためのものであり、非動作の現像装置を、これらの現像装置のトナーが感光体ドラム161に接触しない程度に感光体ドラム161の周面から遠ざける。すなわち、シアン、イエロー、マゼンタ、ブラックの各色のトナーを収納した各現像装置165K,165M,165Y,165Cを現像切換機構18により移動させて、第1色目(例えばシアン)の現像装置165Cを感光体ドラム161と対向する現像位置に位置させ、感光体ドラム161上の静電潜像にトナーを付着させてシアンのトナー像として現像する。現像されたシアンのトナー像は、感光体ドラム161から中間転写ベルト166上に1次転写される。このような1次転写工程は、他の3色、すなわちイエロー、マゼンタ、ブラックについても順次行われ、中間転写ベルト166上に4色のカラートナー画像が重ね合わせられる。
図4は、図1の画像形成装置10において実現される、画像診断装置1及び故障診断装置2の機能構成の一例を示す図である。プロセッサ11は、メモリ12のROM等に記憶されている画像診断プログラムを実行することにより、画像診断装置1としての機能を実現する。また、プロセッサ11は、メモリ12のROM等に記憶されている故障診断プログラムを実行することにより、故障診断装置2としての機能を実現する。
図4に示すように、故障診断装置2としての機能は、画像診断装置1及び故障部品特定部201としての機能を含む。画像診断装置1としての機能は、画像出力部101、画像読取部102、スジ検出部103、再読取制御部104としての機能を含む。
画像出力部101は、ユーザから故障診断の指示がなされると、故障診断用の診断チャート(原稿S)を出力する。故障診断用の診断チャートは、異常画像判別用の診断チャートの一例である。診断チャートとしては、全面均一に色材を載せたチャートなど、故障診断が行い易い種々のチャートが適宜利用可能である。
画像読取部102は、診断チャートを読み取る。画像読取部102は、読み取った診断チャート(原稿S)に関する読取画像(画像データ)を出力する。
スジ検出部103は、読取画像からスジなどの画像異常を検出する。ここで、画像異常とは、読取画像には有るが原稿には無い縦スジなどである。スジ検出部103は、検出部の一例である。スジの検出には例えば特開2004−297302号公報などに記載されているような種々の方法を用いることができる。
なお、画像異常としては、縦黒(色)スジ、縦黒(色)帯、縦白(色)スジ、縦白(色)帯、トナー落ち、黒(色)ポチ、白ポチ、濃度薄い、地汚れ、残像・オフセット、副走査方向の濃度ムラ(横スジ/帯)、主走査方向の濃度ムラ(左右濃度ムラ)などがあり得る。ここで、スジは、線状で、帯は、一定の幅を有し、細長く延びた形である。トナー落ちは、トナーが剥がれ落ちることであり、黒(白)ポチは、黒(白)い点のことである。地汚れは、トナーを付着しない場所に何らかの原因でトナーが付着して生じる汚れのことである。残像・オフセットは、前に印刷した画像が残り、薄く表れることである。濃度ムラは、濃度の濃い部分と薄い部分があって一様でないことである。
再読取制御部104は、読取画像の端部に画像異常が検出されたとき、診断チャートのうちの所定の範囲とは異なる範囲を読み取る再読取を制御する。再読取制御部104は、異常個所判定部105及び読取方法変更部106としての機能を含む。
異常個所判定部105は、スジ検出部103により検出された画像異常の発生箇所を判定する。具体的には、異常個所判定部105は、検出されたスジが読取画像の上端(端部)から発生しているか否かを判定する。また、異常個所判定部105は、検出されたスジが原稿S(診断チャート)の上端(端部)から発生しているか否かを判定する。
読取方法変更部106は、異常画像の発生箇所が所定の領域内であった場合に診断チャートの読み取り方法を変更する。具体的には、読取方法変更部106は、再読取の範囲に応じて、原稿載置面のうちの画像読取部102が読取画像として取得する読取領域を変更する。
故障部品特定部201は、画像診断装置1の出力に基づいて、故障部品を特定する。具体的には、故障部品特定部201は、画像異常の発生箇所が診断チャート(原稿S)の端部であるか否かに基づいて、故障部品を特定する。画像異常の発生箇所が診断チャート(原稿S)の端部であるか否かとは、画像異常が非画像領域S2に含まれるか否かである。
なお、画像診断プログラム及び故障診断プログラムは、1つのプログラムとして構成されていてもよいし、それぞれ2つ以上のプログラムにより構成されていてもよい。
なお、図4では、説明の簡単のために、本実施形態に係る機能を主に例示しているが、画像形成装置10が有する機能はこれらに限定されない。
以下、図面を参照して、実施形態に係る画像診断装置1及び故障診断装置2の動作について説明する。
図5は、図4の故障診断装置2により実行される、故障診断処理の一例を示すフローチャートである。画像診断装置1は、画像診断処理を実行する(S11)。故障部品特定部201は、画像診断装置1の出力に基づいて、故障部品を特定する(S12)。S12の処理の後、故障診断処理は終了する。以下、S11及びS12の各処理について、より詳細に説明する。
<画像診断処理について>
まず、図5のS11で実行される画像診断処理について説明する。図6は、図4の画像診断装置1により実行される、画像診断処理の一例を示すフローチャートである。
画像出力部101は、例えばユーザからの故障診断の指示を契機として、異常画像判別用、すなわち故障診断用の診断チャート(原稿S)を出力する(S101)。例えばユーザは、コンタクトガラス153aの上の所定の位置に出力された診断チャートを載置する。
画像読取部102は、出力された診断チャート(原稿S)の所定の範囲を読み取り、読み取った診断チャートに関する読取画像(画像データ)を出力する(S102)。所定の範囲としては、例えばコンタクトガラス153aのうちの読取領域として設定された領域内にある診断チャートの一部である。所定の範囲については、後述する。
スジ検出部103は、診断チャート(原稿S)の読取画像から画像異常を検出する(S103)。診断チャートの読取画像から画像異常が検出されたとき、異常個所判定部105は、検出されたスジが読取画像の上端から発生しているか否かを判定する(S104)。なお、診断チャートの読取画像から画像異常が検出されなかったとき、画像診断処理は終了する。
図7は、図1の画像形成装置10に関する、印刷物(原稿S)における画像領域S1及び非画像領域S2の一例について説明するための図である。一般的に、印刷物などの画像は、画像領域S1及び非画像領域S2を含む。ここで、画像領域S1は、コピー/プリント時に入力データに応じて色材を転写できる又は色材が転写される領域である。一方、非画像領域S2は、色材を転写できない又は色材が転写されない領域であり、一般的に余白と呼ばれる領域である。換言すれば、非画像領域S2は、原稿S(診断チャート)のうちの画像領域S1の周囲の領域である。
図8は、図1の画像形成装置10に関する、感光体ドラム161のクリーニング不良により画像異常が発生する場合の一例について説明するための図である。図3を参照して上述したように、感光体ドラム161上で形成されたトナー像は、中間転写ベルト166上に一次転写される。一次転写後、感光体ドラム161上に残留したトナーはクリーニングブレード169によって除去された後、次のトナー画像が形成される。しかし、図8に示すようにクリーニングブレード169が故障していた場合には、残留トナーの除去がうまくできず、特定の主走査位置にトナーが滞留する。このため、中間転写ベルト166上に常に線L1が形成され、これが印刷物上に線L3(スジ)として転写される。
図9は、図1の画像形成装置10に関する、故障発生箇所の違いにより生じる画像異常(画質異常)の差異の一例について説明するための図である。図9に示すように、クリーニングブレード169に不良が発生した場合には、線L3のように画像(原稿S)の端部から画質異常が発生する。このため、図9に示すように、当該画像異常は、非画像領域S2にも発生する。一方で、感光体ドラム161や帯電ローラ(帯電装置162)の異常の場合には、線L2のように画像(原稿S)の端部から画像異常が発生しない。つまり、図9に示すように、当該画像異常は、非画像領域S2には発生しない。
このような中、画像形成装置10の読取手段として一般的に備えられているものとして、手動固定読み方式やADF固定読み方式で原稿を読み取る圧板読取装置がある。これらの圧板読取装置では、図2を参照して上述したように、コンタクトガラス153aのガラス面上に手動又は自動で原稿Sを載置し、コンタクトガラス153aの原稿Sとは反対面側に設けられた光源及びセンサ(縮小光学系152)を用いて、反射光で原稿Sを読み取る。図10は、図2のスキャナ15における原稿の読取領域の一例について説明するための図である。スキャナ15には、コンタクトガラス153aのガラス面(原稿載置面)のうちの読取画像として取得される第1の読取領域A1が予め設定されている。第1の読取領域A1は、例えばメモリ12に記憶されている。S102の処理を含む、通常の原稿Sの読み取りには、第1の読取領域A1が使用される。図10に示すように、一般的な圧板では、原稿Sの正反射成分を防ぐために、コンタクトガラス153aのガラス面(原稿載置面)に対して光源又はセンサ(縮小光学系152)が斜めに配置される。このため、原稿載置面の枠156の近傍では、枠156の影が発生し得る。この影は、読取画像上に発生するおそれがある。一方で、原稿Sのうちの色材を転写できない又は色材が転写されない領域である非画像領域S2は、読み取りの対象である画像領域S1の周囲領域である。これらのことから、枠156の影が読取画像上に発生することを防ぐため、第1の読取領域としては、枠156からオフセットした領域が設定される。より具体的には、第1の読取領域A1は、例えば図10に示す破線で囲まれた領域であり、圧板のコンタクトガラス153bのガラス面よりも小さい領域である。また、枠156からのオフセット量は、好ましくは非画像領域S2の幅より小さい。このように、第1の読取領域A1を用いて原稿Sを読み取る場合には、読取画像は、原稿Sのうちの第1の読取領域A1内ある範囲(所定の範囲)に関する画像である。
しかしながら、図10に示すように、原稿載置面の枠156からオフセットされた第1の読取領域を用いる場合、読取画像には、原稿Sの全体が含まれていない。つまり、読取画像から検出されたスジが、原稿S(診断チャート)の端部(例えば上端)から発生しているのか否かを判断することができない。換言すれば、枠156からオフセットされた第1の読取領域を用いる場合、読取画像から検出されたスジが、画像領域S1にのみ発生しているのか、非画像領域S2でも発生しているのかを判断することができない。
そこで、読取画像の端部に画像異常が検出されたとき(S104:Yes)、再読取制御部104は、診断チャート(原稿S)のうちの第1の読取領域A1による所定の範囲とは異なる範囲を読み取る再読取を制御する。具体的には、読取方法変更部106は、第1の読取領域A1を用いて読み取られた読取画像に関して、読取画像の上端からスジが発生していた場合(S104:Yes)、診断チャートの読み取り方法を変更する(S105a)。より詳細には、読取方法変更部106は、スキャナ15の読取領域を第1の読取領域A1から変更する。図11は、図2のスキャナ15における原稿Sの読取領域の変更方法の一例について説明するための図である。読取方法変更部106は、例えば、図11に示すように、コンタクトガラス153aのガラス面(原稿載置面)上の全面を第2の読取領域A2として設定する。その後、画像読取部102は、第2の読取領域A2を用いて、S102と同様にして、診断チャート(原稿S)の再読取を実行する(S106)。
スジ検出部103は、S103の処理と同様にして、再読取で得られた読取画像から画像異常を検出する。また、画像異常が検出されたとき、異常個所判定部105は、S104の処理と同様にして、検出されたスジの発生箇所が読取画像の上端から発生しているか否かを判定する(S107)。一方で、S103においてスジ検出部103がスジを検出したとき、かつ、読取画像の端部に画像異常が検出されなかったとき(S104:No)、異常個所判定部105は、画像領域S1に画像異常が発生したと特定する(S107)。つまり、S107の処理は、読取画像から検出されたスジが、画像領域S1にのみ発生しているのか、非画像領域S2でも発生しているのかを特定する処理である。換言すれば、S107の処理は、スジ発生箇所を特定する処理である。その後、画像診断処理は終了する。
このように、本実施形態に係る画像診断装置1は、原稿S(診断チャート)を読み取り、読み取られた診断チャートの読取画像の上端からスジが検出された場合に読取領域を変更し、オフセットせずに原稿Sを読み取る再読取を実行する。この構成によれば、画像診断装置1は、診断チャートの上端も含めた読取画像を取得できるため、スジが診断チャートの上端から発生しているのか否かを特定することができる。
図12は、図2のスキャナ15における原稿の読取領域の変更方法の別の一例について説明するための図である。例えばメモリ12の容量に制約がある場合など、保持できる画素数を増やせない場合もあり得る。このような場合には、図12に示すように、読取開始位置、すなわち図10の第1の読取領域A1の角A11を原稿基準位置Psまでシフトさせた第3の読取領域A3も利用可能である。
<故障部品の特定について>
次に、図5のS12で実行される故障部品の特定に関する処理について説明する。故障部品特定部201は、画像診断処理において画像異常が検出されたとき、スジ発生箇所を画像診断装置1から取得する。スジ発生箇所は、診断チャート(原稿S)のうちの画像異常が検出された位置である。画像異常の発生箇所が診断チャート(原稿S)の端部であるとき、故障部品特定部201は、例えばクリーニングブレード169に不良が発生したなど、クリーニング処理に関する部品が故障したと特定する。一方で、画像異常の発生箇所が診断チャート(原稿S)の端部ではないとき、故障部品特定部201は、例えば感光体ドラム161や帯電ローラ(帯電装置162)に関する部品が故障したと特定する。
このように、本実施形態に係る故障診断装置2は、画像領域S1(所定の範囲)に関する読取画像の端部に画像異常が検出されたとき、原稿載置面における読取領域を変更し、非画像領域S2が含まれる範囲に関する読取画像を取得する再読取を実行する。この構成によれば、所定の範囲に関する読取領域外に画像異常が発生した場合であっても、適切に故障原因を特定することができる。
なお、本実施形態では、図2に示すように、手動固定読み方式で原稿を読み取るスキャナ15を例示して説明したが、これに限らない。本実施形態に係る技術は、手動固定読み方式及びADF固定読み方式のうちのいずれの方式が採用されたスキャナ15であっても適用可能である。
なお、スキャナ15としては、ADF流し読み方式や手動流し読み方式が通常の原稿読取のために採用されていても構わない。例えば図2に示すように、スキャナ15には、ADF流し読み方式のための自動原稿給送装置(ADF)が設けられていても構わない。ADFは、コンタクトガラス153b及び背景板155bを有する。ADFは、ローラなどの搬送部により、コンタクトガラス153bに向けて原稿を搬送することができる。この場合、縮小光学系152は、コンタクトガラス153bを介して、搬送された原稿を読み取る。スキャナ15でのADFによって搬送された原稿の読取動作において、第1キャリッジ152d及び第2キャリッジ152eは、例えばホームポジションに固定され、原稿がホームポジション上を通過するとき、原稿からの反射光を読み取る。また、スキャナ15は、例えばホームポジション真上に配置されている背景板155bからの反射光を読み取り、ゲイン調整やシェーディング補正を行う。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、手動固定読み方式のスキャナ15に関して、画像異常の発生箇所に応じて、原稿載置面における読取領域を変更する再読取の制御について説明した。本実施形態では、ADF流し読み方式のスキャナ15に関する再読取の制御について説明する。なお、以下の説明では、主に第1の実施形態との相違点について説明し、重複する説明は適宜省略する。
図13は、図1のスキャナ15の別の構成例の概略を示す図である。図13に示すように、本実施形態に係るスキャナ15は、ADF流し読み方式で原稿を読み取るシートフィーダ式読取装置であるとする。
図13に示すように、スキャナ15のカバー部151には、ADF151a、原稿テーブル151b、給紙口151d、排紙口151k及び原稿用排紙トレイ151cが設けられている。原稿テーブル151bは、定型のシートを載置可能な原稿載置台である。ADF151aは、原稿テーブル151bに載置された原稿束の最上位から1枚又は複数枚の原稿Sを給紙口151d内に導き、給紙口151dより奥に配置された分離ユニット151eにより、最上位の原稿Sを分離して原稿搬送経路R内に給紙する。ADF151aは、給紙された原稿Sを、原稿搬送経路Rの途中に配置された複数の搬送ローラ151f,151g,151hにより、上側から下側に半回りUターンするように反転して通流させる。続いて、ADF151aは、反転した原稿Sを、給紙口151dの下側の排紙口151kに向かってストレートに上り勾配のコンタクトガラス143bに沿って、その上面途中の所定の画像読取位置を通過するように通流させる。続いて、ADF151aは、排紙ローラ対151i,151jにより、コンタクトガラス143b上の画像読取位置を経由した原稿Sを排紙口151kから原稿用排紙トレイ151cに排出する。原稿用排紙トレイ151cは、排紙口151kから排紙される画像読取後の原稿Sをスタックする。なお、これら反転搬送及び排紙用のローラ群の配置数や配置場所は、原稿搬送経路Rの経路設定条件や、原稿Sの最小サイズの原稿搬送方向の長さ等に応じて任意に設定可能である。
画像読取部102は、原稿搬送経路R上に配置された複数のセンサやそれらの検知情報に基づいて、分離ユニット151e、複数の搬送ローラ151f,151g,151h及び排紙ローラ対151i,151jの動作を制御する。つまり、画像読取部102は、原稿Sを原稿テーブル151b上から搬入するとともに、原稿Sが読取動作位置を通過するように折返し搬送し、原稿用排紙トレイ151c上のスタック領域内に排紙する。
また、画像読取部102は、原稿搬送経路R上に配置された複数のセンサやそれらの検知情報に基づいて、光学ユニット152deの動作を制御し、画像読取位置を通過する原稿Sの読み取りを所定のタイミングで開始する。具体的には、画像読取部102は、原稿Sがコンタクトガラス143b上を通過する際、画像読取位置で光学ユニット152deにより繰り返しライン走査して、搬送中の原稿Sの画像を読み取る。ここで、光学ユニット152deとは、光源とセンサとが一体となった光学ユニットであり、例えば図2の第1キャリッジ152d及び第2キャリッジ152eに相当する。
原稿搬送経路R上に配置された複数のセンサとは、例えば公知の給紙適正位置センサ、突当センサ、原稿幅センサ、読取入口センサ、レジストセンサ、排出センサ等であり、それらのセンサが原稿Sの搬送方向上流側から下流側に順に配置される。もちろん、通常の原稿Sは、PPCなどの屈曲の容易なシートで、画像記録面を形成し得るものである。
なお、図13に示すように、ADF151aには、両面読取動作のために光学ユニット152de´がコンタクトガラス143bの傾斜方向上流側に配置されていてもよい。
ADF流し読み方式や手動流し読み方式で原稿を読み取るシートフィーダ式読取装置では、原稿Sの端部が読み取られた場合に、読み取られた原稿Sの端部が読取画像上に線として現れるため、原稿Sの端部が画像読取位置を通過した後の所定のタイミングで読取を開始するように読取タイミングが制御される(S102)。
しかしながら、原稿Sの端部を読み取らないように読取タイミングが制御(オフセット)される場合、読取画像には、原稿Sの全体が含まれていない。つまり、読取画像から検出されたスジが、原稿S(診断チャート)の端部(例えば上端)から発生しているのか否かを判断することができない。換言すれば、原稿Sの端部を読み取らないように読取タイミングが制御される場合、読取画像から検出されたスジが、画像領域S1にのみ発生しているのか、非画像領域S2でも発生しているのかを判断することができない。
そこで、読取画像の端部に画像異常が検出されたとき(S104:Yes)、再読取制御部104は、診断チャート(原稿S)のうちの所定の範囲とは異なる範囲を読み取る再読取を制御する。具体的には、読取方法変更部106は、原稿Sの端部を読み取らないように読取タイミングが制御されて読み取られた読取画像に関して、読取画像の上端からスジが発生していた場合(S104:Yes)、診断チャートの読み取り方法を変更する(S105a)。図14は、図13のスキャナ15における原稿の読取領域の変更方法の一例について説明するための図である。読取方法変更部106は、図14に示すように、原稿S(診断チャート)が、原稿搬送経路Rを通過する中で、光学ユニット152deの画像読取位置に到達する直前に読み取りを開始するように読取タイミングを変更する。図14に示す例では、読取方法変更部106は、原稿Sの端部が画像読取位置より距離dだけ上流の位置に到達したときに読取が開始されるように読取タイミングを変更する。その後、画像読取部102は、変更された読取タイミングを用いて、S102と同様にして、診断チャート(原稿S)の再読取を実行する(S106)。
このように、本実施形態に係る画像診断装置1は、原稿S(診断チャート)を読み取り、読み取られた診断チャートの読取画像の上端からスジが検出された場合に読取タイミングを変更し、オフセットせずに原稿Sを読み取る再読取を実行する。この構成によれば、画像診断装置1は、診断チャートの上端も含めた読取画像を取得できるため、第1の実施形態と同様に、スジが診断チャートの上端から発生しているのか否かを特定することができる。
なお、本実施形態では、図13に示すように、ADF流し読み方式で原稿を読み取るスキャナ15を例示して説明したが、これに限らない。本実施形態に係る技術は、ADF流し読み方式及び手動流し読み方式のうちのいずれの方式が採用されたスキャナ15であっても適用可能である。また、スキャナ15としては、手動固定読み方式やADF固定読み方式が通常の原稿読取のために採用されていても構わない。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、手動固定読み方式のスキャナ15に関して、画像異常の発生箇所に応じて、原稿載置面における読取領域を変更する再読取の制御について説明した。本実施形態では、スキャナ15の読取領域を変更することに代えて、原稿載置面における原稿Sの載置位置をユーザに変更させる再読取の制御について説明する。なお、以下の説明では、主に第1の実施形態との相違点について説明し、重複する説明は適宜省略する。
図15は、図1の画像形成装置10において実現される、画像診断装置1の機能構成の別の一例を示す図である。再読取制御部104は、読取画像の端部に画像異常が検出されたとき、診断チャートのうちの所定の範囲とは異なる範囲を読み取る再読取を制御する。本実施形態に係る再読取制御部104は、異常個所判定部105及び読取方法表示部107としての機能を含む。
読取方法表示部107は、異常画像の発生箇所が所定の領域内であった場合に診断チャートの読み取り方法を変更する。具体的には、読取方法表示部107は、再読取の範囲に応じて、原稿載置面のうちの原稿Sの載置位置の変更を指示する変更指示を含む表示画面を表示部13に表示する。
図16は、図15の画像診断装置1により実行される、画像診断処理の一例を示すフローチャートである。読取画像の端部に画像異常が検出されたとき(S104:Yes)、再読取制御部104は、診断チャート(原稿S)のうちの所定の範囲とは異なる範囲を読み取る再読取を制御する。具体的には、読取方法表示部107は、第1の読取領域A1を用いて読み取られた読取画像に関して、読取画像の上端からスジが発生していた場合(S104:Yes)、診断チャートの読み取り方法の変更を指示する表示画面を表示する(S105b)。
図17は、図16の画像診断処理において表示される、原稿の載置位置の変更指示を含む表示画面I10の一例を示す図である。表示画面I10は、図17に示すように、原稿S(診断チャート)の端部(上端)、すなわち非画像領域S2が第1の読取領域A1に含まれるように、例えば診断チャートを圧板の中心付近に置くように指示する変更指示を含む。変更指示としては、イラストや図形などの表示I11や「チャートを圧板中心付近に配置して下さい!!」などのテキストの表示I12が適宜利用可能である。変更指示としては、診断チャート上端が読取画像内に含まれるように指示するものであればよく、これらのいずれか一方であっても構わない。
その後、画像読取部102は、ユーザにより原稿Sの載置位置が変更されたことを契機として、診断チャートの再読取を実行する(S106)。ユーザにより原稿Sの載置位置が変更されたことは、例えば表示画面I10の「読み取り実行」ボタンが操作されたことに応じて検知される。なお、表示部13がタッチパネルを有していない場合などには、表示画面I10にユーザが再読取の開始を指示するための操作方法が含まれていてもよい。
このように、本実施形態に係る画像診断装置1は、原稿S(診断チャート)を読み取り、読み取られた診断チャートの読取画像の上端からスジが検出された場合に原稿Sの載置位置の変更をユーザに指示する表示画面を表示し、ユーザにより載置位置が変更された原稿Sを読み取る再読取を実行する。この構成によれば、画像診断装置1は、診断チャートの上端も含めた読取画像を取得できるため、第1の実施形態と同様に、スジが診断チャートの上端から発生しているのか否かを特定することができる。
なお、本実施形態では、手動固定読み方式で原稿を読み取るスキャナ15を例示して説明したが、これに限らない。本実施形態に係る技術は、手動固定読み方式及び手動流し読み方式のうちのいずれの方式が採用されたスキャナ15であっても適用可能である。例えば、本実施形態に係る技術が手動流し読み方式が採用されたスキャナ15に適用される場合、読取方法表示部107は、診断チャート上端が読取画像内に含まれるように原稿Sの移動タイミングの変更を指示する変更指示を含む表示画面を表示すればよい。また、スキャナ15としては、ADF固定読み方式やADF流し読み方式が通常の原稿読取のために採用されていても構わない。
なお、上記の各実施の形態の画像診断装置1で実行される画像診断プログラムや故障診断装置2で実行される故障診断プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
なお、上記の各実施の形態の画像診断装置1で実行される画像診断プログラムや故障診断装置2で実行される故障診断プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、上記の各実施の形態の画像診断装置1で実行される画像診断プログラムや故障診断装置2で実行される故障診断プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、上記の各実施の形態の画像診断装置1で実行される画像診断プログラムや故障診断装置2で実行される故障診断プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
上記の各実施の形態の画像診断装置1で実行される画像診断プログラムや故障診断装置2で実行される故障診断プログラムは、上述した各部(画像出力部101、画像読取部102、スジ検出部103、再読取制御部104、異常個所判定部105、読取方法変更部106、読取方法表示部107及び故障部品特定部201)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから画像診断プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、画像出力部101、画像読取部102、スジ検出部103、再読取制御部104、異常個所判定部105、読取方法変更部106、読取方法表示部107及び故障部品特定部201が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、上記各実施の形態に係る技術は、少なくともプリンタ機能及びスキャナ機能を有する複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。また、プリンタ機能及びスキャナ機能は、異なる装置により実現されても構わない。
1 画像診断装置
2 故障診断装置
10 画像形成装置
11 プロセッサ
12 メモリ
13 表示部
14 操作部
15 スキャナ
16 プロッタ
101 画像出力部
102 画像読取部
103 スジ検出部(検出部)
104 再読取制御部
105 異常個所判定部
106 読取方法変更部
107 読取方法表示部
201 故障部品特定部
A1,A2,A3 読取領域
I10 表示画面(変更指示)
L2,L3 線(画像異常)
S 原稿(診断チャート)
S1 画像領域
S2 非画像領域
特開2008−028698号公報

Claims (8)

  1. 異常画像判別用の診断チャートを出力する画像出力部と、
    前記診断チャートのうちの所定の範囲を読み取り、前記所定の範囲に関する読取画像を出力する画像読取部と、
    前記読取画像から画像異常を検出する検出部と、
    前記画像異常が前記読取画像の端部に検出されたとき、前記診断チャートのうちの前記所定の範囲とは異なる範囲を読み取る再読取を制御する再読取制御部と
    を具備する画像診断装置。
  2. 前記所定の範囲は、前記診断チャートのうちの画像領域を含み、
    前記再読取制御部は、前記画像異常が前記画像領域の端部に検出されたとき、前記再読取を制御する、
    請求項1に記載の画像診断装置。
  3. 前記再読取の範囲は、前記診断チャートのうちの前記画像領域の周囲の非画像領域を含む、請求項2に記載の画像診断装置。
  4. 前記再読取制御部は、前記再読取の範囲に応じて、原稿載置面のうちの前記画像読取部が読取画像として取得する領域を変更する読取方法変更部を有する、請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の画像診断装置。
  5. 前記再読取制御部は、前記再読取の範囲に応じて、前記画像読取部が前記診断チャートの読取を開始するタイミングを変更する読取方法変更部を有する、請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の画像診断装置。
  6. 前記再読取制御部は、前記再読取の範囲に応じて、原稿載置面のうちの前記診断チャートを載置する位置の変更を指示する変更指示を表示する読取方法表示部を有する、請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の画像診断装置。
  7. 請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の画像診断装置と、
    前記画像診断装置により検出された、前記診断チャートのうちの前記画像異常が検出された位置に応じて、前記画像異常を発生させた故障部品を特定する故障部品特定部と
    を備える故障診断装置。
  8. 異常画像判別用の診断チャートを出力することと、
    前記診断チャートのうちの所定の範囲を読み取り、前記所定の範囲に関する読取画像を出力することと、
    前記読取画像から画像異常を検出することと、
    前記画像異常が前記読取画像の端部に検出されたとき、前記診断チャートのうちの前記所定の範囲とは異なる範囲を読み取る再読取を制御することと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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