JP2008275991A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像位置調整用のマークを印字してあるテストパターンを記録シートの表裏にプリントし、その出力紙の片面のみを読み取ることにより、表裏のマークの位置のずれの検出し、両面印字のずれをなくすように調整を行う際に、記録シートの裏面のマークを確実に検出する。
【解決手段】 位置調整用のテストパターンが形成された記録シートの表側から裏面のテストパターンを透かして読み取るときの光量を調整し、裏面のテストパターンの濃度レベルが所定値になるまで光量を増加させて読取を行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は両面画像形成の際の記録シートの表裏位置ずれを解消する画像形成装置に関する。
複写機、プリンタなど(以下、これらを総称して「画像形成装置」と呼ぶ)では、記録シート(以下シートと称す)の両面に画像形成する機能を備えたものがある。
このような両面画像形成機能を備えた画像形成装置で、両面画像形成時に表面と裏面とで所定の画像が同じ位置に形成されることを意図して画像形成を実行することがある。
しかし、操作者の意図に反して、シートの表面と裏面とで所定の画像が若干ずれた位置に形成されることがある。
このようなずれを解消するために、画像位置調整用のマークをシートの表裏の所定位置に印字し、そのシートを画像形成装置の読取装置で読み取り、表裏のマークの位置のずれの量を検出し、両面印字のずれをなくすように調整を行う画像形成装置が考案されている(特許文献1参照)。
特開2003−173109号公報
しかしながら、この特許文献1では、シートの裏側のマークはシートの表側を読み取った時の裏写りを読み取っている。さらに表と裏のマークの識別は、読み込まれたマークの濃度差に基づいて行っている。位置調整用のテストパターンを印字するシートとして、特に厚紙を用いた場合、裏写り状態が悪く、裏面のマークの位置の検出が困難な場合がある。特許文献1では、マーク位置を含む範囲にアルコール,油などを含ませることにより、裏写りの状態を改善している。
しかし、アルコール,油などを含ませることにより紙が変形し、正確な検出ができなくなったり、シートにアルコール等を染み込ませる作業が発生し、手間がかかる。
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであって、シートの裏写り状態が悪くても、容易に表裏の画像形成位置の調整を行うことが可能な画像形成装置を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、記録シートの表裏に画像形成可能な画像形成装置において、記録シートに像形成する像形成手段と、前記像形成手段により記録シートの表裏のそれぞれの所定位置に所定のマークを形成させるマーク形成制御手段と、前記マークが形成された記録シートの表裏の一方の面側から光を照射して前記記録シートを読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた記録シートの前記一方の面のマーク及び前記一方の面側から透かして読み取られる他方の面のマークを検出する検出手段と、前記検出手段により検出された表裏のマークの位置を一致させるための前記像形成手段の調整値を決定する位置調整手段と、前記他方の面のマークを検出するための前記読取手段の光量を調整する光量調整手段と、を特徴とする。
本発明によれば、厚紙の両面に画像形成を行うことを想定した場合に、実際に両面画像形成を行う記録シートと同じ種類の記録シートで表裏の画像位置を一致させる調整を容易に行うことができ、位置調整の精度を向上させることができる。
また、本発明によれば、表裏の位置調整に適した記録シートを自動選択できるので、操作性が向上し、位置調整の精度も向上する。
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、図1は画像形成装置の機械的構成を示す断面図である。なお、ここでは、原稿の画像を読み取って画像形成する複写機としての画像形成装置を具体例として用いる。
この図1において、10は自動原稿給送装置(以下、ADFと言う)であり、原稿の両面を読み取るための原稿搬送を行う。20は原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取部(スキャナ)である。70は画像データを電子写真方式によりシートP上に記録する画像形成部である。
ADF10の原稿載置部11には、原稿第1頁の表面を上にした状態の原稿dが複数枚載置されている。原稿束の上からローラ12a、ローラ12bにより1枚ずつ原稿が繰り出され、露光位置である第2のプラテンガラス22へ搬送される。
この時、第2のプラテンガラス22下に光源23とミラー24とが移動して停止された状態(図の破線の状態)となっており、搬送中の原稿の読み取りを行う。光源23により原稿dの原稿面が照射され、その反射光がミラー24,25,26を介して結像光学系27を介して光電変換手段であるCCD28の受光面に結像される。ここで、光源23、ミラー24,25,26、結像光学系27及びCCD28を有する光学系、並びに、図示されていない光学系駆動手段とで画像読み取り部20を構成している。
読み取られた原稿dの画像データは、CCD28から図示しない読み取り画像処理部に送られる。
なお、原稿dがプラテンガラス21上に読み取り面を下に向けた状態に載置された場合には、光学系はプラテンガラス21に沿って走査して読み取りを行う。
70は画像形成部である。この画像形成部70は、4つの画像形成ステーションを有するレーザビームプリンタで構成される。
Pk,PY,Pc,Pmは画像形成ステーションであり、それぞれ潜像担持体たる感光ドラムの周囲に画像形成手段を有して構成され、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色に対応している。各ステーションにて形成された感光ドラム上のトナー像が、この感光ドラムに対向して移動する転写ベルト49aにより搬送される記録材上に転写される構成となっている。
50はシートを収納し、収納したシートを給送する給紙カセットである。55は転写ベルトからシートを分離するための分離部、58はシートを搬送する搬送ベルト、51はシート上のトナーを定着する定着器である。
図2はブラックの画像形成ステーション4Kの詳細を示す断面図である。なお、4つの画像形成ステーションの構成は同じなので、ブラックの画像形成ステーションPkを代表して説明し、他の像形成ステーションの説明は省略する。
図の矢印方向(時計方向)に回転する潜像担持体たる感光ドラム4Kが配設されている。44Kは電荷除去部材たる一次前露光ランプ、46Kは帯電手段たる一次帯電器、46Kは露光手段たる光走査手段としての走査光学装置、53Kは感光ドラム4Kの表面電位測定手段としての表面電位サンサである。9Kは現像手段たる現像装置、48Kは残留現像剤除去手段たるブレード方式のクリーニング器、54Kは感光ドラム上のトナー像の画像濃度を検知する画像濃度検知器である。
更に、49Kは感光ドラム4Kに形成されたトナー像をシートに転写させるための転写手段としての転写ブレードである。この転写ブレード49Kは導電性であり、定電流制御された転写電流が印加されることによりトナーがシートに転写される。
記録材Pは、給紙カセット50から転写ベルト49a上に供給され、転写工程が終了すると転写ベルト49aから分離され、定着器51を経てトレイ(図示せず)に排出される。
なお、必要に応じて、トナー像が定着されたシートPは、ガイド61を介して下方に搬送され、反転搬送路63に搬送される。次に、反転搬送路63に搬送されたシートは、反転ローラ62によりスイッチバック搬送されることにより表裏反転されて両面搬送路64を経由して再度画像形成部70に送られる。画像形成部70では、感光体ドラム4M,4C,4Y,4Kに付着したトナーがクリーニング部48M,48C,48Y,48Kで除去され、続く一次帯電部46M,46C,46Y,46Kにより帯電させられ、次の画像形成に備えている。
この状態でシートPのもう一方の面(未だ画像形成されていない面)が画像形成部70に搬送され、画像が形成される。分離部55で転写ベルト49aから分離されたシートPは搬送ベルト58で再度定着部51へ搬送され定着される。この後シートPは排出される。
図3は画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。
画像形成装置100において、101は各部を制御する制御手段としての全体制御部、103は各種の指示の入力や各種表示を行う操作表示部、104は原稿画像を読み取って画像データを生成する読取手段としてのスキャナである。105は画像形成装置100の各種データや設定値、更に後述の位置調整用のマークや濃度検知要のマークのデータを蓄積しておくための不揮発性メモリである。107は画像形成する際の画像データの展開や各種データの一時的な保管を行うための画像メモリである。108は画像をシート上に形成して出力するプリントエンジンで、図1及び図2で説明した部分を含む。
全体制御部101は、画像形成に関する全体的な制御ならびにシートの両面の所定の位置に像形成位置調整のためのマークをシートの両面に形成させるマーク形成制御手段としての機能を有する制御部101aを有している。また、制御部101aはシートに形成されたマークをスキャナ104で読み取る際の光量を調整する光量調整手段としての機能も有する。全体制御部101は更に、画像処理部101b、マーク検出部101c、表裏位置ずれ検出部101d、表裏ずれ調整部101eを有している。
マーク検出部101cは、シートの表裏に形成されたマークをスキャナ104で読み取って得た画像データからシートの表裏のマーク及びその位置を検出する。表裏位置ずれ検出部101dは、検出されたシートの表のマークと裏のマークとの位置ずれ量を検出する。表裏ずれ調整部101eは、検出されたシートの表裏のマーク位置のずれ量に基づいて表裏のマークの位置を一致させるための調整値を算出する。なお、表裏ずれ調整部101eで生成された調整値は不揮発性メモリ105に保持される。
以上のような画像形成装置において、図4のフローチャートを参照して動作説明を行う。なお、このフローチャートに示した処理は全体制御部101により実行される。
まず、全体制御部101は、操作表示部103から両面画像形成時の表裏の位置ずれを調整する調整モードが選択されたか否かを判断する(S1)。調整モードが選択されなかった場合は処理を終了する。
ステップS1で調整モードが選択された場合、全体制御部101は、不揮発性メモリ106から位置調整用のマークのデータを読み出し、シートの表裏ぞれぞれの所定の位置に位置調整用のマークを像形成するよう制御する(S2)。この位置調整用のマークが形成されたシートを図5に示す。なお、マークについては、シートの表裏位置ずれを検出できればよいので、丸,長方形,十字など各種形状でよいが、認識のしやすさの点では十字の形状が望ましい。本実施形態では十字形状のマークを採用している。また、位置調整用のマークは、表裏とも同じ濃度で、画像形成部で設定されている最大濃度で形成されるものとする。
位置調整用のマークが形成される位置は、シート上での画像形成の位置ずれが無いと仮定した場合に、紙面を挟んで同じ位置である。即ち、シートの一方の面(表面)側から他方の面(裏面)の画像を透かしてみたときに、表側の画像と裏側の画像とが完全に重なって見える位置である。たとえば、図5(a)に示すように、シートの第1面(表面)の四隅の位置に位置調整用のマークを付す。また、図5(b)に示すように、シートの第2面(裏面)の四隅の位置にも同じ形状・大きさ・濃度の位置調整用のマークを付す。
以上のようにシートの両面にマークが形成されたシートをユーザがスキャナ104にセットする。なお、このときシートの表面に形成されたマークを読み取れるような向きでシートをセットするものとする。全体制御部101は、読取指示が入力されると、基準の光量(例えば通常のコピー時の原稿露光光量)でスキャンを実行してシートのマークを読み取る(S3)。
このように所定の位置にマークが形成されたシートを第1面(最初に画像を形成した面)側から観察した場合に、両面画像形成で表裏位置ずれが発生しているとすると、第2面のマークが透けて読み取られる(裏写り)ことで、図6のような状態になる。なお、以上の裏写りしているマークの部分の様子を拡大して示すと、図7のようになる。
ここで、濃いマークはシートの一方の面(ここでは、表である第1面)に付されたマークを示し、薄いマークはシートの他方の面(ここでは、裏である第2面)に付されたマークが第1面側から透かして見えている(これを「裏写り」と呼ぶ)状態を示している。
このような状態のシートの第1面をスキャナ104で読み取った場合、読み取った画像の濃度レベルの違いにより、読取面(観察面)のマークと、その裏面のマークとを識別することが可能である。すなわち、表側のマークの濃度レベルは、図8の左側に示すようになり、裏側のマークの濃度レベルは右側に示すように表側のマークよりも低くなる。実線と破線は、後述する様にシートを読み取るときの光量の違いを表わす。256段階の濃度レベルで言えば、表側のマークの濃度レベルのピークはほぼ最大の255レベルに近いものとなり、裏側のマークの濃度レベルのピークは、シートの坪量によって異なるが、表側に比べて低いレベルとなる。例えば、本実施形態においては、表側のマークのピークレベルは、220レベル以上となり、また、裏側のマークのピークレベルは、坪量の低い薄紙を用いた場合でも、200レベル以下であった。このような濃度のピークレベルの差によって、表と裏のマークを識別することが可能である。
ところで、上述したマークの識別において、シートの材質により裏写り状態が悪く、表面からの裏面のマークの検出が困難な場合がある。特に、厚紙を調整モードで使用した場合には、図8の実線に示すように裏写り状態が悪く、読み取った裏側のマークの濃度レベルが十分上がらず、ピーク位置の検出が困難な場合がある。
そこで、全体制御部101は、読み取った画像を画像メモリ107に蓄積し、蓄積された画像データを参照し、表面マークの位置の検出を行う(S4)。つまり、マーク検出部101cが表面のマーク位置の検出を行う。そして、全体制御部101は、マーク検出部101cによって検出された表のマーク位置(座標)のデータを、表裏位置ずれ検出部101dに送り、表裏位置ずれ検出部101dのメモリ内に格納する。
そして、全体制御部101は、裏面のマークの濃度のピークレベルが所定値(例えば50レベル)以上か否かを判断する(S5)。もし、裏面のマーク部の濃度レベルが所定値より小さい場合には、全体制御部101は、シートを読み取る際の光量を前回より大きくして、再度シートの読取を行う(S6)。このシートの読取動作は裏面のマークの濃度レベルが所定値以上となるまで繰り返される。全体制御部101は、裏面のマークの濃度レベルのピークが所定値以上となったら読取動作を終了し、マーク検出部101cによるマーク位置の検出を行う(S7)。
本実施形態の画像形成装置では、裏面のマークの位置検出が可能な濃度レベルは、検討の結果、ピーク値での濃度レベルが50レベル以上であれば、裏面のマークを検出可能であった。従って、前述の濃度レベル200(第1の基準値)以下で50以上の範囲で濃度レベルがピークとなる位置を検出すれば裏面のマークの位置を検出できる。
調整モードで使用するシートとして坪量106g/m紙を用い、通常のコピー時やスキャン時の光量である5万luxでマークが形成されたシートを読み取った場合には、裏側のマークの濃度レベルがピーク値で、20レベルしか得られなかった。一方、2倍の光量である10万luxで読み取りを行った場合、裏側のマーク濃度レベルは図8の破線のように、60レベルとなり、裏側のマークの濃度レベルがピークとなる位置の検出が可能となった。濃度レベルがピークとなる位置がマークの中心位置であると判断される。ここで、光量を上げていくと、図8の破線のように、表側のマークの読取データはレベルの飽和を起こし、ピーク位置の検出が出来なくなる場合がある。このような場合に対応できるように、本実施形態では、表側のマーク検出に際しては、通常の光量で読み取りを行い、表側のマークの濃度レベルがピークとなる位置の検出を行う。
そして、画像メモリ107に蓄積された画像データを用いて、マーク検出部101cが裏側のマーク位置の検出を行う(S7)。なお、1回目の通常光量で読み取った画像データと、光量をアップした2回目以降の読取動作で読み取った画像データとを画像メモリ107に保存しておき、一括に処理して表裏のマーク位置の検出を行っても良い。
さらに、このマーク検出部101cによって検出された表と裏のマーク位置(座標)を参照し、表裏位置ずれ検出部101dが、表面のマークに対する裏面のマークの位置ずれの量を検出する(S8)。なお、表裏ぞれぞれのマークに対して、形成されたマークの位置および本来形成されるべき位置に対するずれの量を検出しても良い。
以上のようにして検出されたマークの位置およびその位置における位置ずれを参照し、表裏ずれ調整部101eは、表裏のずれに含まれるシフトずれ、斜行ずれ、倍率ずれを求め、表裏のマークの位置を一致させるための調整値を算出する(S9)。そして、表裏ずれ調整部101eは、このずれ調整値を制御部101aに伝えると共に、不揮発性メモリ105に格納する(S10)。
以上により表裏位置ずれの調整モードを完了する。続いて、操作表示部103から像形成開始の指示が入力されると、画像形成が行われる。
このとき、シートの両面への画像形成が選択されていれば、全体制御部101は不揮発性メモリ105に記憶された調整値を参照し、像形成部70を制御する。即ち、制御部101aは、表裏のずれに含まれるシフト(平行移動、斜行)ずれと倍率ずれを補正すべく、周知の方法で画像形成開始位置,主走査倍率および副走査倍率を調整した状態で画像形成を実行する。具体的には、画像形成開始位置に関しては、画像データの出力タイミングを調整し、副走査倍率に関しては、走査光学系のミラー、レンズの角度・位置を調整し、主走査倍率に関しては、画像データやクロックを調整する。
なお、位置調整用のマークの位置および個数は上述した実施の形態の位置・個数に限定されるものではない。
以上説明したように、本実施形態では、位置調整モードで位置調整用マークが形成されたシートを読み取る際の光量を、シートの裏面のマークの濃度レベルがピークとなる位置の検出が可能となるまで増加させる。従って、従来は厚紙などで、シートの表面からすかして裏面のマークを検出する際の濃度レベルの不足により濃度のピーク位置の検出ができなかった課題を解消することができる。これにより、厚紙に対しても、表裏の画像の位置調整を容易に行うことができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、位置調整用のシートに、位置調整用のマークのみ印字していた。第2の実施の形態では、シートの裏面に更に濃度レベルチェック用のマークを形成する。表面には濃度レベルチェック用のマークは形成されない。この濃度レベルチェック用のマークは、図9のように、シートの裏面の位置調整用のマークと同じ濃度で、別の位置に形成される。本実施形態では×印を使用している。
表と裏の位置調整用のマークの位置が完全に一致していることにより裏面のマークが検出できなくなる場合と、使用したシートの厚さが厚すぎることにより裏面のマークが検出できなくなる場合とを区別するために、濃度レベルチェック用のマークが形成される。
第2の実施形態における位置調整モードについて図10のフローチャートを用いて説明する。図10のフローチャートに示す処理は全体制御部101が実行する。
まず、全体制御部101は、位置調整モードが選択されたか否かを判断する(S21)。位置調整モードが選択されると、全体制御部101は、図9に示すテストパターンをシートの両面に形成させる(S22)。第1の実施形態と同様に、テストパターンが記録されたシートをユーザがスキャナにセットし、読取開始指示が入力されると、基準の光量(例えば通常のコピー時の原稿露光光量)でスキャンを実行してシートのマークを読み取る(S23)。
全体制御部101は、第1の実施形態と同様に表面の位置調整用のマークの検出を行うとともに、スキャン回数を示すカウンタを0にセットする(S24)。更に、全体制御部101は、この読取動作で裏面の濃度レベルチェック用のマークが検出されたか否かを判断する(S25)。濃度レベルチェック用のマークが検出されれば、裏面の位置調整用のマークの検出を行う。1回目のスキャン時に、裏側の濃度レベルチェック用のマークが検出処理へ進む。一方、濃度レベルチェック用のマークが検出されない時は、全体制御部101は、スキャン回数のカウンタが5以下であれば、シートを読み取るときの光量を所定量増加させ、再読取を行う(S26,S27)。このとき、全体制御部101はスキャン回数のカウンタを1つカウントアップする。全体制御部101は、裏側の濃度レベルチェック用のマークが検出されるまで、光量を増加させてスキャンすることを繰り返す。そして、裏側の濃度レベルチェック用のマークが検出された時点で、裏面の位置検出用のマークの検出を行う。全体制御部101は、スキャン回数のカウンタが5より大きくなっても濃度レベルチェック用のマークが検出されない時は、給紙カセット50に普通紙をセットするように、操作部にメッセージを出す(S28)。即ち、増加後の光量が予め決定した上限値になっても濃度レベルチェック用のマークが検出されない場合は、使用したシートの厚さが厚すぎることになる。
濃度レベルチェック用のマークが検出された場合、読取手段の光量は裏面の位置調整用のマークも検出できる光量になっているはずである。従って、第1の実施形態の様な、裏面の位置調整用のマークの濃度レベルが所定値以上になるまで読取手段の光量を上げる制御は行なわない。
そこで、濃度レベルチェック用のマークが検出された場合、全体制御部101は、シートの裏面の位置調整用のマークが検出されたか否かを判断する(S29)。この判断は、表面の位置調整用マークの濃度よりも低い濃度でピークが存在しているか否かにより行われる。即ち、裏側の濃度レベルチェック用のマークが検出されるにもかかわらず、裏面の位置調整用のマークが検出できない場合は、表裏の位置調整用のマークが形成された位置が一致しており、全くずれていないと判断できる。
裏面の位置調整用のマークが検出できた場合は、図4のフローチャートのステップ7以降と同様なので説明を省略する。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図11のフローチャートを用いて説明する。
まず、あらかじめ画像形成装置の各給紙カセットごとに、シートの材質に関する情報、例えば坪量の情報がユーザによって登録されているものとする。例えば、給紙カセットごとに、普通紙(64〜105g/m)、厚紙1(106〜163g/m)、厚紙2(164〜209g/m)などの情報が登録されているものとする。本実施形態では、上段の給紙カセットには普通紙、下段の給紙カセットには厚紙2がセットされているものとする。
まず、第1の実施形態と同様に、全体制御部101は、調整モードが選択されたか否かを判断する(S31)。調整モードが選択されると、全体制御部は、画像形成装置の各給紙カセットのうち、坪量が一番小さいシートが収納してある給紙部を選択する(S32)。例えば、前述の様に、普通紙と厚紙2がセットされている場合は、普通紙が最も坪量の低い用紙となるので、上段の給紙カセットが選択される。全体制御部101は、選択された給紙部に登録されているシートの坪量が所定値(例えば普通紙の上限値である105g/m)以下であるか否かを判断する(S33)。選択された給紙部のシートの坪量が所定値よりも大きければ、全体制御部101は、所定値以下の坪量のシート(普通紙)をセットすることを操作表示部103に表示し、ユーザにシートの交換を促す(S34)。
一方、S33でシートの坪量が所定値以下であれば、第1の実施形態と同様に、シートにテストパターンを形成させる(S35)。これ以降の処理は図4のステップS3以降の処理と同様なので説明を省略する。
第3の実施の形態によれば、位置調整用のマークを形成する際に、画像形成装置内にセットされた、最も坪量の低い用紙を使用するので、裏側のマークの濃度が所定値以上となるまで光量を増加させてスキャン動作を繰り返すことが防止できる。従って、画像位置調整に要する時間が短縮される。
更に、坪量が所定値以下のシートがセットされていなければ、ユーザにシートのセットを促すので、確実に調整動作を行うことができる。
なお、上記の各実施形態では、画像形成装置のスキャナを用いてテストパターンが形成されたシートを読み取ったが、画像形成装置のシートの搬送路にラインセンサと光源を配置して、このラインセンサでテストパターンを読み取る構成でも良い。
画像形成装置の機械的な構成を示す構成図である。 図1の画像形成ステーションの詳細を示す構成図である。 画像形成装置の電気的な構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施の形態における位置調整モードの処理を示すフローチャートである。 記録シート上に形成された位置調整用のマークを示す説明図である。 記録シート上に形成された位置調整用のマークを示す説明図である。 図6の位置調整用マーク部分を拡大した説明図である。 読み取った位置調整用マークの濃度レベルを示す説明図である。 第2の実施形態における記録シート上に形成された位置調整用のマークを示す説明図である。 第2の実施の形態における位置調整モードの処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態における位置調整モードの処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 画像形成装置
101 全体制御部
101a 制御部
101b 画像処理部
101c マーク検出部
101d 表裏位置ずれ検出部
101e 表裏ずれ調整部
103 操作表示部
104 スキャナ
105 不揮発性メモリ
107 画像メモリ
108 プリントエンジン

Claims (6)

  1. 記録シートの表裏に画像形成する画像形成装置において、
    記録シートに像形成する像形成手段と、
    前記像形成手段により記録シートの表裏のそれぞれの所定位置に所定のマークを形成させるマーク形成制御手段と、
    前記マークが形成された記録シートの表裏の一方の面側から光を照射して前記記録シートを読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた記録シートの前記一方の面のマーク及び前記一方の面側から透かして読み取られる他方の面のマークを検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された表裏のマークの位置を一致させるための前記像形成手段の調整値を決定する位置調整手段と、
    前記他方の面のマークを検出するための前記読取手段の光量を調整する光量調整手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記光量調整手段は、前記読取手段で前記他方の面のマークを読み取った際の濃度レベルが所定値以上になる様に前記読取手段の光量を調整することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記マーク形成制御手段は、前記記録シートの他方の面のマークとは異なる位置に別のマークを更に形成させ、
    前記光量調整手段は、前記検出手段で前記別のマークを検出できる様に前記読取手段の光量を調整し、
    前記検出手段が前記一方の面のマーク及び前記別のマークを検出し、前記他方の面のマークを検出できない場合、前記一方の面のマークと他方の面のマークの位置が一致していると判断することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記光量調整手段により光量を調整しても前記検出手段が前記別のマークを検出できない場合、別の記録シートのセットを促す表示を行うことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記記録シートを収納し、収納した記録シートを給送する複数の給送手段を有し、
    前記複数の給送手段の中から坪量が一番小さい記録シートを収納した給送手段を選択する選択手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記選択手段により選択された給送手段に収納されている記録シートの坪量が所定値を超えている場合、別の記録シートをセットすることを促す表示を行うことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
JP2007120800A 2007-05-01 2007-05-01 画像形成装置 Pending JP2008275991A (ja)

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