JP2009086666A - 画像形成装置、解析情報管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置に関する解析処理における解析精度の向上に寄与することのできる技術を提供する。
【解決手段】 シートに複数色のトナーを混色させた色により形成されるテストパターンを形成し、該シート上に形成されたテストパターン画像をカラーセンサにより読み取り、所定の画質調整処理を行なう画像形成装置であって、画像形成装置に関する解析に用いられる所定の情報をシート上に形成する解析情報形成部(カラープリンタ部)と、所定の情報が形成されたシートを、画像が形成されたシートを前記画像形成装置外に排出する際に利用する第1の搬送経路とは異なる第2の搬送経路を介して、前記画像形成装置内の所定位置まで搬送するシート搬送部と、前記所定位置まで搬送されたシートを収容するシート収容部と、シート搬送方向における定着器よりも下流側に配置され、シートに形成される前記テストパターンを読み取るカラーセンサとを備えてなる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成装置に関する解析処理に関し、特に該解析処理における解析精度の向上技術に関するものである。
従来、画像形成装置における画像形成特性(いわゆる、現像剤の帯電特性、ガンマ特性など)を最適な状態に保つため、所定のテストパターンの出力結果に基づいて画質調整処理を行なう技術が知られる。
しかしながら、上述のような画質調整処理時にテストパターンが印字されて出力されるシートは、通常の画像形成処理が施されたシートと同じ排紙トレイに排出されるのが通常であり、結果として、上記テストパターンが印字されたシートと通常の画像形成処理が施されたシートが混在してしまっていた。
当該テストパターンが印字されたシートは、様々な条件下での装置の挙動を解析する上で有効な判断材料となるにも拘らず、画像形成装置のユーザにとっては上記画質調整処理が完了した後は不要な物であるため、廃棄される場合がほとんどであり、テストパターンが印字されたシートを有効に活用できていなかった。
この発明の実施の形態は、画像形成装置に関する解析処理における解析精度の向上に寄与することのできる技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様に係る画像形成装置は、シートに複数色のトナーを混色させた色により形成されるテストパターンを形成し、該シート上に形成されたテストパターン画像をカラーセンサにより読み取り、読み取った情報に基づいて所定の画質調整処理を行なう画像形成装置であって、前記画像形成装置に関する解析に用いられる所定の情報をシート上に形成する解析情報形成部と、前記解析情報形成部により前記所定の情報が形成されたシートを、画像が形成されたシートを前記画像形成装置外に排出する際に利用する第1の搬送経路とは異なる第2の搬送経路を介して、前記画像形成装置内の所定位置まで搬送するシート搬送部と、前記シート搬送部により前記所定位置まで搬送されたシートを収容するシート収容部と、シート搬送方向における定着器よりも下流側に配置され、シートに形成される前記テストパターンを読み取るカラーセンサとを備えてなることを特徴とする構成としている。
また、本発明の一態様に係る画像形成装置は、画像形成装置に関する解析に用いられる所定の情報をシート上に形成する解析情報形成部と、前記解析情報形成部により前記所定の情報が形成されたシートを、画像が形成されたシートを前記画像形成装置外に排出する際に利用する第1の搬送経路とは異なる第2の搬送経路を介して、前記画像形成装置内の所定位置まで搬送するシート搬送部と、前記シート搬送部により前記所定位置まで搬送されたシートを収容するシート収容部とを備えてなることを特徴とする構成としている。
また、本発明の一態様に係る解析情報管理方法は、画像形成装置に関する解析に用いられる所定の情報をシート上に形成する解析情報形成ステップと、前記解析情報形成ステップにより前記所定の情報が形成されたシートを、画像が形成されたシートを前記画像形成装置外に排出する際に利用する第1の搬送経路とは異なる第2の搬送経路を介して、前記画像形成装置内の所定位置まで搬送するシート搬送ステップと、前記シート搬送ステップにより前記所定位置まで搬送されたシートを収容するシート収容ステップとを備えてなることを特徴とする構成としている。
本発明によれば、画像形成装置に関する解析処理における解析精度の向上に寄与することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態によるカラー画像の複製画像を形成するデジタル式カラー複写機などの画像形成装置の内部構成を概略的に示している。この画像形成装置は、大別して、原稿上のカラー画像を読み取る画像読取手段としてのカラースキャナ部1と、読み取ったカラー画像の複製画像を形成する画像形成手段としてのカラープリンタ部2とから構成されている。
カラースキャナ部1は、その上部に原稿台カバー3を有し、閉じた状態にある原稿台カバー3に対向配設され、原稿がセットされる透明ガラスからなる原稿台4を有している。原稿台4の下方には、原稿台4上に載置された原稿を照明する露光ランプ5、露光ランプ5からの光を原稿に集光させるためのリフレクタ6,および、原稿からの反射光を図面に対して左方向に折り曲げる第1ミラー7などが配設されている。
露光ランプ5,リフレクタ6,および、第1ミラー7は、第1キャリッジ8に固定されている。第1キャリッジ8は、図示しないパルスモータによって駆動されることにより、原稿台4の下面に沿って平行移動されるようになっている。
第1キャリッジ8に対して図中左側、すなわち、第1ミラー7により反射された光が案内される方向には、図示しない駆動機構(たとえば、歯付きベルト並びに直流モータなど)を介して原稿台4と平行に移動可能に設けられた第2キャリッジ9が配設されている。第2キャリッジ9には、第1ミラー7により案内される原稿からの反射光を図中下方に折り曲げる第2ミラー11、および、第2ミラー11からの反射光を図中右方向に折り曲げる第3ミラー12がお互いに直角に配置されている。第2キャリッジ9は、第1キャリッジ8に従動されるとともに、第1キャリッジ8に対して1/2の速度で原稿台4に沿って平行移動されるようになっている。
第2、第3ミラー11,12で折り返された光の光軸を含む面内には、第3ミラー12からの反射光を所定の倍率で結像させる結像レンズ13が配置され,結像レンズ13を通過した光の光軸と略直交する面内には、結像レンズ13により集束性が与えられた反射光を電気信号に変換するCCD形カラーイメージセンサ(光電変換素子)15が配設されている。
そして、露光ランプ5からの光をリフレクタ6により原稿台4上の原稿に集光させると、原稿からの反射光は、第1ミラー7、第2ミラー11、第3ミラー12、および、結像レンズ13を介してカラーイメージセンサ15に入射され、ここで入射光がR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の光の3原色に応じた電気信号に変換される。
カラープリンタ部2は、周知の減色混合法に基づいて、各色成分ごとに色分解された画像、すなわち、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、および、ブラック(k)の4色の画像をそれぞれ形成する第1〜第4の画像形成部10y、10m、10c、10kを有している。
各画像形成部10y、10m、10c、10kの下方には、各画像形成部により形成された各色ごとの画像を図中矢印a方向に搬送する搬送手段としての搬送ベルト21を含む搬送機構20が配設されている。搬送ベルト21は、図示しないモータにより矢印a方向に回転される駆動ローラ91と、駆動ローラ91から所定距離離間された従動ローラ92との間に巻回されて張設され、矢印a方向に一定速度で無端走行される。なお、各画像形成部10y、10m、10c、10kは、搬送ベルト21の搬送方向に沿って直列に配設されている。
各画像形成部10y、10m、10c、10kは、それぞれ搬送ベルト21と接する位置で外周面が同一の方向に回転可能に形成された像担持体としての感光体ドラム61y、61m、61c、61kを含んでいる。各感光体ドラム61y、61m、61c、61kは、図示しないモータにより所定の速度で回転されるようになっている。
各感光体ドラム61y、61m、61c、61kは、その軸線がお互いに等間隔になるように配設されているとともに、その軸線は搬送ベルト21により画像が搬送される方向と直交するよう配設されている。なお、以下の説明においては、各感光体ドラム61y、61m、61c、61kの軸線方向を主走査方向(第2の方向)とし、感光体ドラム61y、61m、61c、61kの回転方向、すなわち、搬送ベルト21の回転方向(図中矢印a方向)を副走査方向(第1の方向)とする。
各感光体ドラム61y、61m、61c、61kの周囲には、主走査方向に延出された帯電手段としての帯電装置62y、62m、62c、62k、除電装置63y、63m、63c、63k、主走査方向に同様に延出された現像手段としての現像ローラ64y、64m、64c、64k、下攪拌ローラ67y、67m、67c、67k、上攪拌ローラ68y、68m、68c、68k、主走査方向に同様に延出された転写手段としての転写装置93y、93m、93c、93k、主走査方向に同様に延出されたクリーニングブレード65y、65m、65c、65k、および、排トナー回収スクリュ66y、66m、66c、66kがそれぞれ感光体ドラム61y、61m、61c、61kの回転方向に沿って順に配置されている。
なお、各転写装置93y、93m、93c、93kは、対応する感光体ドラム61y、61m、61c、61kとの間で搬送ベルト21を挟持する位置、すなわち、搬送ベルト21の内側に配設されている。また、後述する露光装置50による露光ポイントは、それぞれ帯電装置62y、62m、62c、62kと現像ローラ64y、64m、64c、64kとの間の感光体ドラム61y、61m、61c、61kの外周面上に形成される。
搬送機構20の下方には、各画像形成部10y、10m、10c、10kにより形成された画像を転写する被画像形成媒体としての用紙Pを複数枚収容した給紙カセット22a、22bが配置されている。
給紙カセット22a、22bの一端部であって、従動ローラ92に近接する側には、給紙カセット22a、22bに収容されている用紙Pをその最上部から1枚ずつ取り出すピックアップローラ23a、23bが配置されている。ピックアップローラ23a、23bと従動ローラ92との間には、給紙カセット22a、22bから取り出された用紙Pの先端と画像形成部10yの感光体ドラム61yに形成されたイエロートナー像の先端とを整合させるためのレジスタローラ24が配置されている。
なお、他の感光体ドラム61y、61m、61cに形成されたトナー像は、搬送ベルト21上を搬送される用紙Pの搬送タイミングに合せて各転写位置に供給される。
レジストローラ24と第1の画像形成部10yとの間であって、従動ローラ92の近傍、すなわち、実質的に搬送ベルト21を挟んで従動ローラ92の外周上には、レジストローラ24を介して所定のタイミングで搬送される用紙Pに静電吸着力を付与するための吸着ローラ26が配設されている。なお、吸着ローラ26の軸線と従動ローラ92の軸線とは、互いに平行になるように設定されている。
搬送ベルト21の一端であって、駆動ローラ91の近傍、すなわち、実質的に搬送ベルト21を挟んで駆動ローラ91の外周上には、搬送ベルト21上に形成された画像の位置を検出するための位置ずれセンサ96が配設されている。
位置ずれセンサ96は、たとえば、透過形あるいは反射形の光センサにより構成される。
駆動ローラ91の外周上であって、位置ずれセンサ96の下流側の搬送ベルト21上には、搬送ベルト21上に付着したトナーあるいは用紙Pの紙かすなどを除去するための搬送ベルトクリーニング装置95が配置されている。
搬送ベルト21を介して搬送された用紙Pが駆動ローラ91から離脱されて、さらに搬送される方向には、用紙Pを所定温度に加熱することにより用紙Pに転写されたトナー像を溶融し、トナー像を用紙Pに定着させる定着装置80が配設されている。定着装置80は、ヒートローラ対81、オイル塗布ローラ82、83、ウェブ巻き取りローラ84、ウェブローラ85、ウェブ押し付けローラ86とから構成されている。用紙搬送方向における定着装置80よりも下流側には、用紙上に形成される画像(特に、後述のテストパターン画像)を光学的に読み取るためのカラーセンサ70が配置されている。
カラーセンサ70は、複数色のトナーを混色させた色を読み取り可能なセンサである。カラーセンサ70は、例えば、発光素子として白色(W)を発光する光源を用いており、受光素子として受光面上に赤(R)、緑(G)、青(B)等の分光透過率が異なる3種類以上のフィルタを備えている。ここでの発光素子は、検知対象となる画像が形成されるシート面に対して光を斜めに入射させるように配置されており、受光素子は、上記シート面からの乱反射光を受光するように配置されており、受光した光を電気信号に変換してRGBの色信号を出力する。
なお、カラースキャナ部1(画像読取部)は、カラーセンサ70よりも多い情報量(色情報、解像度、読み取り可能範囲など)での画像読み取りが可能となっている。定着装置80にてトナー像が加熱定着された用紙Pは、排紙ローラ対87により排出される。
なお、定着装置80の下流側には、トナー像定着後のシートを装置外に排出する通常の搬送経路と、後述のシート収容部22cへと搬送する第2の搬送経路703の2つが設けられている。シート搬送経路切替部701は、これら2つの搬送経路の内いずれかの搬送経路にシートを送るため、搬送経路の切り替えを行なう。第2の搬送経路703に送られたシートは、複数の搬送ローラ702によってシート収容部22cへ向けて搬送される。
各感光体ドラム61y、61m、61c、61kの外周面上にそれぞれ色分解された静電潜像を形成する露光装置50は、後述する画像処理部36にて色分解された各色ごとの画像データ(Y、M、C、K)に基づいて発光制御される半導体レーザ発振器60を有している。半導体レーザ発振器60の光路上には、レーザビーム光を反射、走査するポリゴンモータ54に回転されるポリゴンミラー51、および、ポリゴンミラー51を介して反射されたレーザビーム光の焦点を補正して結像させるためのfθレンズ52、53が順に設けられている。
fθレンズ53と各感光体ドラム61y、61m、61c、61kとの間には、fθレンズ53を通過した各色ごとのレーザビーム光を各感光体ドラム61y、61m、61c、61kの露光位置に向けて折り曲げる第1の折り返しミラー55y、55m、55c、55k、および、第1の折り返しミラー55y、55m、55cにより折り曲げられたレーザビーム光を更に折り曲げる第2および第3の折り返しミラー56y、56m、56c、57y、57m、57cが配置されている。
なお、黒用のレーザビーム光は、第1の折り返しミラー55kにより折り返された後、他のミラーを経由せずに感光体ドラム61k上に案内されるようになっている。
図2は、図1に示したデジタル複写機の電気的接続および制御のための信号の流れを概略的に表すブロック図を示している。図2において、制御系は、主制御部30内のメインCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)91、カラースキャナ部1のスキャナCPU100、および、カラープリンタ部2のプリンタCPU110の3つのCPUで構成される。
メインCPU31は、プリンタCPU110と共有RAM(ランダム・アクセス・メモリ)35を介して双方向通信を行なうものであり、メインCPU31は動作指示をだし、プリンタCPU110は状態ステータスを返すようになっている。プリンタCPU110とスキャナCPU100はシリアル通信を行い、プリンタCPU110は動作指示をだし、スキャナCPU100は状態ステータスを返すようになっている。
操作パネル40は、液晶表示部42、各種操作キー43、および、接続されたパネルCPU41を有し、メインCPU31に接続されている。
主制御部30は、メインCPU31、ROM(リード・オンリ・メモリ)32、RAM33、NVRAM34、共有RAM35、画像処理部36、ページメモリ制御部37、ページメモリ38、プリンタコントローラ39、プリンタフォントROM121、および、通信部904によって構成されている。
メインCPU31は、全体的な制御を司るものである。ROM32は、制御プログラムなどが記憶されている。RAM33は、一時的にデータを記憶するものである。
NVRAM(持久ランダム・アクセス・メモリ:nonvolatile RAM)34は、バッテリ(図示しない)にバックアップされた不揮発性のメモリであり、電源を遮断しても記憶データを保持するようになっている。
共有RAM35は、メインCPU31とプリンタCPU110との間で、双方向通信を行なうために用いるものである。
ページメモリ制御部37は、ページメモリ38に対して画像情報を記憶したり、読み出したりするものである。ページメモリ38は、複数ページ分の画像情報を記憶できる領域を有し、カラースキャナ部1からの画像情報を圧縮したデータを1ページ分ごとに記憶可能に形成されている。
プリンタフォントROM121には、プリントデータに対応するフォントデータが記憶されている。プリンタコントローラ39は、パーソナルコンピュータなどの外部機器122からのプリンタデータを、そのプリンタデータに付与されている解像度を示すデータに応じた解像度でプリンタフォントROM121に記憶されているフォントデータを用いて画像データに展開するものである。
カラースキャナ部1は、全体の制御を司るスキャナCPU100、制御プログラムなどが記憶されているROM101、データ記憶用のRAM102、前記カラーイメージセンサ15を駆動するCCDドライバ103、前記第1キャリッジ8などを移動する走査モータの回転を制御する走査モータドライバ104、および、画像補正部105などによって構成されている。
画像補正部105は、カラーイメージセンサ15から出力されるR、G、Bのアナログ信号をそれぞれデジタル信号に変換するA/D変換回路、カラーイメージセンサ15のばらつき、あるいは、周囲の温度変化などに起因するカラーイメージセンサ15からの出力信号に対するスレッショルドレベルの変動を補正するためのシェーディング補正回路、および、シェーディング補正回路からのシェーディング補正されたデジタル信号を一旦記憶するラインメモリなどから構成されている。
カラープリンタ部2は、全体の制御を司るプリンタCPU110、制御プログラムなどが記憶されているROM111、データ記憶用のRAM112、前記半導体レーザ発振器60を駆動するレーザドライバ113、前記露光装置50のポリゴンモータ54を駆動するポリゴンモータドライバ114、前記搬送機構20による用紙Pの搬送を制御する搬送制御部115、前記帯電装置、現像ローラ、および、転写装置を用いての帯電、現像、転写を行なうプロセスを制御するプロセス制御部116、前記定着装置80を制御する定着制御部117、および、オプションを制御するオプション制御部118などによって構成されている。
なお、画像処理部36、ページメモリ38、プリンタコントローラ39、画像補正部105、レーザドライバ113、カラーセンサ70は、画像データバス120によって接続されている。
続いて、本実施の形態による画像形成装置における動作の詳細について説明する。図3は、本実施の形態による画像形成装置の機能の詳細を示す機能ブロック図である。同図に示すように、本実施の形態による画像形成装置は、図2に示す構成に加え、スキャナ階調パッチ検出処理部805、入力高画質化処理部807、出力高画質化処理部808、カラーセンサ検出処理部810、フォント作成部情報付加用812、パターン発生部813、画像合成部814、画質維持制御部816、温湿度センサ制御部817および専用ボックス鍵制御部818を更に備える構成となっている。なお、ここでは、スキャナ階調パッチ検出処理部805、入力高画質化処理部807、出力高画質化処理部808、カラーセンサ検出処理部810、フォント作成部情報付加用812、パターン発生部813、画像合成部814および領域検知部819から、画像処理部36が構成されている。
パターン発生部813にて発生させるテストパターン(画像形成装置に関する解析に用いられる所定の情報)、シートを識別するための識別情報、およびフォント情報等(テストパターンをシートに形成する際の画像形成装置の状態に関する状態情報)を画像合成部814にて合成し、出力高画質化処理部808による各種補正処理(ガンマ補正処理を含む)を実行した上でカラープリンタ部2(解析情報形成部)から出力させる。なお、ここでの「状態情報」には、画像形成装置において検知される温度、湿度、検知値、画像形成日およびカウンタ値のうち少なくともいずれかが含まれる。
図4は、カラープリンタ部2にて印字される「テストパターン」、「状態情報」および「識別情報」の一例を示す図である。同図に示す例では、シートP上に、通常のガンマ補正処理等の画質調整処理で利用される階調パターン901と、シート上における階調パターン901の位置を検知するための黒バー902と、識別情報としての「No.0001」、状態情報としてのテストパターン印字日である「2099−12−31」、機体番号「M/C:#1048」等を含む情報903とが印字されている。
なお、上述のテストパターンは、カラーセンサ70にて検知可能な領域に限定して形成する必要はなく、当該テストパターンが印字されたシートへの印字情報に基づいて解析を行なう際に有用となる情報をテストパターン以外の領域に形成させておいてもよい。
また、同図では、テストパターンと、状態情報および識別情報が同一面に印字されている例を示しているが、必ずしもこれに限られるものではなく、例えば、テストパターンをシートの第1面に印字し、識別情報および状態情報を第2面に印字するようにすることもできる。
シート搬送部902は、シート搬送経路切替部701、複数の搬送ローラ702および第2の搬送経路703から構成される。シート搬送部902は、カラープリンタ部2により所定の情報が形成されたシートを、画像が形成されたシートを画像形成装置外に排出する際に利用する通常のシート搬送経路(第1の搬送経路)とは異なる第2の搬送経路703を介して、画像形成装置内のシート収容部22c内(所定位置)まで搬送する。
シート収容部22cは、シート搬送部902により、画像が形成されるシートが収容される給紙カセット22a,22bとは隔離された所定位置まで搬送されたシートを収容するシート保管用ボックスであり、特定の権限を有する者(例えば、サービスマン等)のみが解除可能な鍵Kでロックされている(ユーザからのアクセスが容易でない仕組み)。この鍵Kは、サービスマン等が画像形成装置にて認証処理を行なったり、鍵を用いたり、暗証番号を入力したりすることで、専用ボックス鍵制御部818によって解除される。
シート収容部22cは、A3サイズなどの大きいサイズの用紙が保管できるように、給紙カセットの用紙と平行になるような位置に設けられている。なお、鍵Kはジョブ処理中はロックを解除できない仕組みとなっている。
通信部(送信部)904は、LANやインターネット等の電気通信回線を介して、「シートに対して形成される状態情報の少なくとも一部」、「識別情報」および「カラーセンサにて読み取られる情報のうち少なくとも一部」を、所定の送信先に送信する。このように、サービスセンタなどに対して、画像形成装置の状態に関する大まかな情報を予め送信しておくことで、サービスマン等は保守対象である画像形成装置の状態を事前に把握することができ、保守計画(訪問タイミングの決定など)やユーザ要求に合った画質管理(色変化、環境濃度変動量、検知精度などの解析等)等に役立てることができる。
また、通信部904によって送信するデータに基づいて、サービスセンタ等にて解析を行なうことにより、画像形成装置内では行なえないような高度なデータ解析や画質調整処理を遠隔的に実行することも可能となる。
上述のように、本実施の形態による画像形成装置は、シートに複数色のトナーを混色させた色により形成されるテストパターンを形成し、該シート上に形成されたテストパターン画像をカラーセンサにより読み取り、読み取った情報に基づいて所定の画質調整処理を行なう。
図5および図6は、本発明の第1の実施の形態による画像形成装置における処理の流れを示すフローチャートである。
画像形成装置の電源がON、または所定期間が経過した場合(S101,Yes)、画質維持用のパッチパターンを転写ベルト上に印字する(S102)。転写ベルト上に印字されたパッチパターンの濃度を濃度センサ99で検知する(S103)。濃度センサ99は、例えば、シート搬送方向における図1に示す位置であって、搬送ベルト21のベルト面の移動方向と略直交する方向における該ベルト面の略中央位置近傍に配置される。
濃度センサ99により検知された濃度が適正範囲でない場合(S104,No)、通常動作時に使用されるスクリーン線数の階調処理を用いて、重ね色(複数色分のトナーを混色させた色)を含む複数階調パッチ画像を作成する(S105)。
当該画像形成装置が機体サービス管理の対象となる場合(S106,Yes)、温度や湿度等の環境条件に関する情報やカウンタ値等の機体の状態に関する情報を画像形成装置内のメモリ領域に格納する(S107)。続いて、テストパターンが印字されるシートを識別するための判別用印字(出力順の番号などの少ない量の判別用の印字)、また処理条件等のデータを、テストパターンに付加する(S108)。
カラープリンタ部2は、上述のようにして生成された印刷データをシート上に印字させる(S109)。続いて、上述のようにして生成された情報が印字されたシートの画像をカラーセンサ70によって読み取る(S110)。
カラーセンサ70により画像が読み取られたシートは、通常の搬送経路を経て排紙されないように、搬送経路703を介してシート収容部22cへと搬送され、保管される(S111)。なお、機体サービス管理が有効である旨の設定がなされている場合は、保管されているシートの枚数等が予め設定した上限値になった場合に、サービスセンタ等へ回収時期を通信部904を介してメール等で自動通知する。
次に、上述のようにしてカラーセンサ70により読み取った情報に基づいて、出力高画質化処理部808内のガンマ補正処理を行ない(S112)、ガンマ補正データを補正テーブルに設定して、通常の画像形成処理に反映させる(S113)。このとき、画質維持制御実行時の濃度センサ99近辺の温度、湿度、カウンタ値、センサ検知値と、カラーセンサの検知値と周辺の温度、湿度、カウンタ値等をCPUによりあらかじめ設定した必要情報に整理した形式でメモリ上に保存しておく。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、上述の第1の実施の形態の変形例である。以下、すでに上述の実施の形態で述べた部分については同一符号を付し、説明は割愛する。
本実施の形態では、カラーセンサ70により読み取った情報に基づいて、ガンマ補正の実行タイミング(テストパターン等の解析用情報をシートに印字するタイミング)をメインCPU31(タイミング判定部)により判定する。
具体的に、メインCPU31は、通常の画像形成時にシートに印字される画像の画像データを所定のタイミングで監視し、所定面積以上の広さで印字されるパッチ画像領域などが印字対象の画像に含まれることが領域検知部819によって検知された場合に、画像データにおける所定領域(例えば、当該画像データがシートに形成された場合にカラーセンサ70により読み取り可能な領域の一部)の濃度値と、当該画像データを実際にシート上に印字してカラーセンサ70で読み取った際の濃度値との差が所定値以上であるときには、画質調整処理が必要な状態になっていると判断し、カラープリンタ部2(解析情報形成部)によるテストパターン等の印字を実行する。
また、画質維持制御による色階調再現のずれを補正するため、転写ベルト上に設けた画質維持を行なう濃度センサ99であらかじめ設定しておいた範囲からはずれた測定値が得られた場合に、テストパターン等の印字を実行させるようにしてもよい。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、上述の第1の実施の形態の変形例である。以下、すでに上述の実施の形態で述べた部分については同一符号を付し、説明は割愛する。
図7は、本発明の第3の実施の形態による画像形成装置の概略構成を示す図である。
第1の実施の形態では、シート収容部22cは水平方向に延びる構成になっていたが、本実施の形態では、上下方向に延びる構成となっている。このようにすることで、上下方向において給紙カセットの段数等に影響を与えることがなく、給紙カセットの増設等を容易にすることができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、上述の第1の実施の形態の変形例である。以下、すでに上述の実施の形態で述べた部分については同一符号を付し、説明は割愛する。
図8は、本発明の第4の実施の形態による画像形成装置の概略構成を示す図である。
第1の実施の形態ではシート収容部を給紙カセットとは別に用意する構成となっていたが、本実施の形態では、複数ある給紙カセットの内、例えば使用頻度が低い位置に配置されている給紙カセットをシート収容部として流用する構成となっている。
これにより、従来の装置構成に対してシート収容部を設けるための部品等を新たに追加することなく、解析用情報が印字されたシートの保管を行なうことが可能となる。
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、上述の第1の実施の形態の変形例である。以下、すでに上述の実施の形態で述べた部分については同一符号を付し、説明は割愛する。
図9は、本発明の第5の実施の形態による画像形成装置の概略構成を示す図である。
上述の各実施の形態では解析用の情報を印字したシートを定着器よりも下方に搬送し、保管する構成としているが、本実施の形態では、シート搬送経路切替部701、搬送経路704および搬送ローラ705により、解析用の情報を印字したシートを、カラースキャナ部1により画像読取可能な位置まで搬送する構成となっている。このように、解析用の情報が印字されたシートを、通常の印字処理が施されたシートとは異なる場所(例えば、ADFにおける原稿排紙位置)に排紙するようにすることで、通常印字されたシートと混ざってしまうことを回避することができる。
また、カラーセンサ70を用いて解析用の情報を読み取る場合に比べ、より高精度な画像読み取りが可能となるため、ガンマ補正処理等の画質調整処理の精度の向上に寄与することができる。
なお、解析用の情報を印字したシートをカラースキャナ2にて読み取って得た情報を、通信部を介してサービスセンタ等に対して送信しておくことにより、解析用の情報を印字したシートをサービスマン等が回収する前であっても、当該シートを用いて行なうのに近い解析処理を行なうことができる。
(第6の実施の形態)
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、上述の第1の実施の形態の変形例である。以下、すでに上述の実施の形態で述べた部分については同一符号を付し、説明は割愛する。
本実施の形態では、解析用の情報を印字したシートの画像をどのようにして(どのような読み取り精度で)読み取るかを選択することができる構成を示している。図10は、操作パネル40上で、カラースキャナ部1およびカラーセンサ70の内いずれによる画像読取を行なうかを選択させる画面の一例を示す図である。
操作キー43に対して、カラースキャナ部1を用いたテストパターンおよび状態情報が形成されるシートの画像読み取りが指示された場合(「高精度補正」を選択)、カラースキャナ部1を用いて、シートに形成されたテストパターン等を読み取る。このとき、カラースキャナ部1へのシートのセッティングは、ユーザの操作によってもよいし、図9に示したような搬送機構によってもよい。
一方、 操作キー43に対して、カラーセンサ70を用いたテストパターンおよび状態情報が形成されるシートの画像読み取りが指示された場合(「自動補正」を選択)、カラーセンサ70を用いて、シートに形成されるテストパターンを読み取る。この場合、シートへの解析用情報の印字から画質調整処理までの処理は、ユーザに意識させることなく自動的に行なわれるため、ユーザの手を煩わせることがない。
これにより、カラーセンサでの読み取り情報に基づく通常の自動的な画質調整処理の代わりに、カラーセンサよりも高度な画像読み取り処理が可能な画像読取部によりテストパターン等を読み取ることにより、特に高精度な画質調整処理を任意に実行させることができる。なお、テストパターンのパターン内容は、カラーセンサ70で読み取らせるか、カラースキャナ部1で読み取らせるかによって異ならせてもよい。
図11は、本発明の実施の形態による画像形成装置における処理(解析情報管理方法)の大まかな流れについて説明するためのフローチャートである。
操作キー43は、ユーザの操作入力を受け付ける(操作入力ステップ)(S201)。
メインCPU31(タイミング判定部)は、カラーセンサ70により読み取った情報に基づいて、ガンマ補正の実行タイミングを判定する(S202)。
カラープリンタ部2は、メインCPU31による判定結果に基づいて、画像形成装置に関する解析に用いられる所定の情報をシート上に形成する(解析情報形成ステップ)(S203)。
操作キー43に対して、カラースキャナ部1を用いたテストパターンおよび状態情報が形成されるシートの画像読み取りが指示された場合(或いは、そのようにする旨の事前設定がなされている場合)(S204,Yes)、カラースキャナ部1は、シートに形成されるテストパターンを読み取る(画像読取ステップ)(S205)。
一方、 操作キー43に対して、カラーセンサ70を用いたテストパターンおよび状態情報が形成されるシートの画像読み取りが指示された場合(或いは、そのようにする旨の事前設定がなされている場合)(S204,No)、カラーセンサ70は、シートに形成されるテストパターンを自動的に読み取る(画像読取ステップ)(S206)。
解析情報形成ステップにより所定の情報が形成されたシートを、画像が形成されたシートを画像形成装置外に排出する際に利用する通常のシート搬送経路(第1の搬送経路)とは異なる第2の搬送経路703を介して、画像形成装置内のシート収容部22c内(所定位置)まで搬送する(シート搬送ステップ)(S207)。
シート収容部22cは、シート搬送ステップによりシート収容部22c内まで搬送されたシートを収容する(シート収容ステップ)(S208)。
プリンタCPU110(画質調整部)は、読み取られた情報に基づいて、ガンマ補正等の所定の画質調整処理を行なう(画質調整ステップ)(S209)。
通信部904は、カラーセンサ70にて読み取られる情報のうち少なくとも一部をサービスセンタ(所定の送信先)にインターネット等の電気通信回線を介して送信する(送信ステップ)(S210)。
上述の画像形成装置での処理(解析情報管理方法)における各ステップは、メモリ(ROM32、RAM33、ROM101、RAM102、ROM111、RAM112、NVRAM34、共有RAM35)に格納されている解析情報管理プログラムをCPU(メインCPU31、パネルCPU41、スキャナCPU100、プリンタCPU110)に実行させることにより実現されるものである。
なお、上述の実施の形態では、画像が形成される被記録媒体が、コピー用紙等である例を挙げたが、これに限れるものではなく、厚紙やOHP用フィルムなどの画像形成可能なシートであれば採用可能である。
本実施の形態では装置内部に発明を実施する機能が予め記録されている場合で説明をしたが、これに限らず同様の機能をネットワークから装置にダウンロードしても良いし、同様の機能を記録媒体に記憶させたものを装置にインストールしてもよい。記録媒体としては、CD−ROM等プログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であっても良い。またこのように予めインストールやダウンロードにより得る機能は装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と共働してその機能を実現させるものであってもよい。
本発明を特定の態様により詳細に説明したが、本発明の精神および範囲を逸脱しないかぎり、様々な変更および改質がなされ得ることは、当業者には自明であろう。
以上に詳述したように本発明によれば、画像形成装置に関する解析処理における解析精度の向上に寄与することのできる技術を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態によるカラー画像の複製画像を形成するデジタル式カラー複写機などの画像形成装置の内部構成を概略的に示す図である。 図1に示したデジタル複写機の電気的接続および制御のための信号の流れを概略的に表すブロック図である。 本実施の形態による画像形成装置の機能の詳細を示す機能ブロック図である。 カラープリンタ部2にて印字される「テストパターン」、「状態情報」および「識別情報」の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態による画像形成装置における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態による画像形成装置における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態による画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態による画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態による画像形成装置の概略構成を示す図である。 操作パネル40上で、カラースキャナ部1およびカラーセンサ70の内いずれによる画像読取を行なうかを選択させる画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態による画像形成装置における処理(解析情報管理方法)の大まかな流れについて説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 カラースキャナ部、2 カラープリンタ部、3 原稿台カバー、4 原稿台、15 CCD形カラーイメージセンサ、10y、10m、10c、10k 画像形成部、30 主制御部、37 ページメモリ制御部、38 ページメモリ、39 プリンタコントローラ、40 操作パネル、42 液晶表示部、43 操作キー、61y、61m、61c、61k 感光体ドラム、62y、62m、62c、62k 帯電装置、63y、63m、63c、63k 除電装置、70 カラーセンサ、100 スキャナCPU、105 画像補正部、110 プリンタCPU、113 レーザドライバ、701 シート搬送経路切替部、702 ローラ、703 第2の搬送経路、805 スキャナ階調パッチ検出処理部、807 入力高画質化処理部、808 出力高画質化処理部、810 カラーセンサ検出処理部、812 フォント作成部情報付加部、813 パターン発生部、814 画像合成部、816 画質維持制御部、817 温湿度センサ制御部、818 専用ボックス鍵制御部、902 シート搬送部。

Claims (11)

  1. シートに複数色のトナーを混色させた色により形成されるテストパターンを形成し、該シート上に形成されたテストパターン画像をカラーセンサにより読み取り、読み取った情報に基づいて所定の画質調整処理を行なう画像形成装置であって、
    前記画像形成装置に関する解析に用いられる所定の情報をシート上に形成する解析情報形成部と、
    前記解析情報形成部により前記所定の情報が形成されたシートを、画像が形成されたシートを前記画像形成装置外に排出する際に利用する第1の搬送経路とは異なる第2の搬送経路を介して、前記画像形成装置内の所定位置まで搬送するシート搬送部と、
    前記シート搬送部により前記所定位置まで搬送されたシートを収容するシート収容部と、
    シート搬送方向における定着器よりも下流側に配置され、シートに形成される前記テストパターンを読み取るカラーセンサと
    を備えてなる画像形成装置。
  2. 画像形成装置に関する解析に用いられる所定の情報をシート上に形成する解析情報形成部と、
    前記解析情報形成部により前記所定の情報が形成されたシートを、画像が形成されたシートを前記画像形成装置外に排出する際に利用する第1の搬送経路とは異なる第2の搬送経路を介して、前記画像形成装置内の所定位置まで搬送するシート搬送部と、
    前記シート搬送部により前記所定位置まで搬送されたシートを収容するシート収容部と
    を備えてなる画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記解析情報形成部は、前記画像形成装置における画質調整処理に用いる所定のテストパターンと共に、該テストパターンをシートに形成する際の前記画像形成装置の状態に関する状態情報を、シートに形成させる画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記状態情報は、前記画像形成装置において検知される温度、湿度およびカウンタ値のうち少なくともいずれかである画像形成装置。
  5. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記解析情報形成部は、前記テストパターンおよび状態情報が形成されるシートに対し、該シートを識別するための識別情報を更に形成するものであり、
    前記シートに対して形成される状態情報の少なくとも一部および前記識別情報を、所定の送信先に送信する送信部を更に備える画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    シート搬送方向における定着器よりも下流側に配置され、シートに形成される前記テストパターンを読み取るカラーセンサを備え、
    前記送信部は、前記カラーセンサにて読み取られる情報のうち少なくとも一部も所定の送信先に送信する画像形成装置。
  7. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記画像形成装置内の所定位置は、画像が形成されるシートが収容される給紙カセットとは隔離された場所に位置する画像形成装置。
  8. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記シート収容部は、画像が形成されるシートが収容される給紙カセットである画像形成装置。
  9. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    シート搬送方向における定着器よりも下流側に位置し、搬送されるシート上の画像を読み取るカラーセンサと、
    前記カラーセンサにより読み取った情報に基づいて、ガンマ補正のタイミングを判定するタイミング判定部とを備え、
    前記解析情報形成部は、前記タイミング判定部による判定結果に基づいて、前記所定の情報をシート上に形成する画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置において、
    ユーザの操作入力を受け付ける操作入力部と、
    前記カラーセンサよりも多い情報量での画像読み取りが可能な画像読取部と、
    前記操作入力部に対して、前記画像読取部を用いた前記テストパターンおよび状態情報が形成されるシートの画像読み取りが指示された場合、前記画像読取部にて読み取られた情報に基づいて所定の画質調整処理を行なう画質調整部と
    を備える画像形成装置。
  11. 画像形成装置に関する解析に用いられる所定の情報をシート上に形成する解析情報形成ステップと、
    前記解析情報形成ステップにより前記所定の情報が形成されたシートを、画像が形成されたシートを前記画像形成装置外に排出する際に利用する第1の搬送経路とは異なる第2の搬送経路を介して、前記画像形成装置内の所定位置まで搬送するシート搬送ステップと、
    前記シート搬送ステップにより前記所定位置まで搬送されたシートを収容するシート収容ステップと
    を備えてなる解析情報管理方法。
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