JP2011059206A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011059206A
JP2011059206A JP2009206454A JP2009206454A JP2011059206A JP 2011059206 A JP2011059206 A JP 2011059206A JP 2009206454 A JP2009206454 A JP 2009206454A JP 2009206454 A JP2009206454 A JP 2009206454A JP 2011059206 A JP2011059206 A JP 2011059206A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
patch
image
density
unit
density data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009206454A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5290916B2 (ja
Inventor
Keizo Takura
慶三 田倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2009206454A priority Critical patent/JP5290916B2/ja
Publication of JP2011059206A publication Critical patent/JP2011059206A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5290916B2 publication Critical patent/JP5290916B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】少ない枚数の記録材を用いて、かつ、パッチ画像を読み取って得られる濃度の、主走査方向に関連する位置に応じた歪みの影響を低減する画像形成装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】本発明の画像形成装置は、所定の濃度で形成される複数のパッチ画像を配置したテストパターン画像を用紙に形成するとともに、テストパターン画像を読み取って得られる各パッチ画像の濃度データに基づいて階調補正を行う。当該テストパターン画像には、複数のパッチ画像を含む複数のパッチ画像群を感光ドラム4の主走査方向に並べて配置されている。また、各パッチ画像群は、パッチ画像群間で同一の濃度のパッチ画像を配置した共通パッチ部を有する。画像形成装置は、各パッチ画像を読み取って得た濃度データにおいてパッチ画像群間で主走査方向に関連して生じる濃度の差分を解消するように、共通パッチ部から得た濃度データを基準として、各パッチ画像の濃度データを補正する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置及びその制御方法に関するものである。
複写機、プリンタ等の画像形成装置において、記録材(例:用紙)上に画像形成(印刷)を行う際の画像品質を向上させるために、画像出力特性を調整する技術が従来より知られている。例えば、画像形成装置において原稿の画像を複写する場合に、印刷対象の用紙上に原稿の画像を高品位に再現するために、画像形成用のパラメータを調整する技術(キャリブレーション)が存在する。
キャリブレーションの一例としては、所定の階調表現方法による各階調レベルの濃度を有する複数のパッチ画像を含むテストパターン画像を記録材上に形成した後に、当該記録材上のテストパターン画像を読み取った情報に基づいて、画像形成装置のキャリブレーションを行う手法が挙げられる。一般に、このような画像形成装置は、テストパターン画像に含まれる各パッチ画像を読み取って得られる濃度データに基づいて、階調補正等を実行する。
例えば、特許文献1では、2種類の階調表現方法による階調パターンを、階調表現ごと及び現像色ごとに異なる列へ配置したテストパターン画像を1枚の記録材上に形成するとともに、これを用いて階調補正を行う画像形成装置が提案されている。また、特許文献2では、同一のテストパターン画像を形成した記録材を複数枚出力し、それらのテストパターン画像を読み取った結果に基づいて画像形成手段の階調特性を補正する画像形成装置が提案されている。
特開2001−45295号公報 特開2003−59626号公報
しかしながら、感光ドラムや現像装置等の画像形成に係わる各負荷に製造工程で生じる加工のばらつき等の影響に起因して、記録材に形成されるテストパターン画像の品質が低下するとともに、それを用いるキャリブレーションに誤差が生じるおそれがある。一般に、感光ドラムについて言えば、円筒状の金属基層に対して電荷発生層、電荷輸送層及び保護層等を塗工形成する際に、その工程において筒方向(即ち、主走査方向)に塗工のむらが生じやすいことが知られている。このような感光ドラムを用いて画像形成を行うと、主走査方向に感度のむらが生じるために、記録材の全体に均一の濃度の画像を形成しようとしても当該主走査方向に沿った濃度のむらが生じる。この場合、記録材にテストパターン画像を形成するために出力する各パッチ画像の濃度と、記録材に形成されたテストパターン画像を読み取って得られる各パッチ画像の濃度との関係に、主走査方向に沿って位置に応じた歪みが生じてしまう。このように得られた濃度データに基づいて階調補正を行うと、画像を出力する際の階調パターンに歪みが生じてしまう問題がある。
また、特許文献2では、複数枚の記録材に形成したテストパターン画像からの読取値を平均化することで、パッチ画像の形成位置に応じてその読取値が異なることの影響を軽減しているが、キャリブレーションに要する記録材の消費量が多くなる問題がある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、少ない枚数の記録材を用いて、かつ、パッチ画像を読み取って得られる濃度の、主走査方向に関連する位置に応じた歪みの影響を低減する画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、例えば、画像形成装置として実現できる。画像形成装置は、原稿から画像を読み取る読取手段と、記録材に画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置であって、所定の小領域に所定の濃度で形成される複数のパッチ画像を配置したパッチ画像群であって、濃度が異なる複数のパッチ画像を配置した階調パッチ部と、異なるパッチ画像群間で濃度が同一のパッチ画像を配置した共通パッチ部とを有する複数のパッチ画像群を、画像形成手段の主走査方向に並べて配置したテストパターン画像を、画像形成手段を用いて記録材に形成するパッチ形成手段と、記録材に形成されたテストパターン画像を読取手段で読み取って、テストパターン画像に含まれる各パッチ画像の濃度データを取得する取得手段と、取得された各パッチ画像の濃度データにおいてパッチ画像群間で生じる主走査方向に関連する濃度の差分を解消するように、共通パッチ部に配置されたパッチ画像の濃度データを基準として、取得された各パッチ画像の濃度データを補正する補正手段と、補正された各パッチ画像の濃度データを用いて、画像形成手段が画像を形成する際の階調を調整する調整手段とを備えることを特徴とする
本発明によれば、例えば、少ない枚数の記録材を用いて、かつ、パッチ画像を読み取って得られる濃度の、主走査方向に関連する位置に応じた歪みの影響を低減する画像形成装置を提供できる。
第1の実施形態に係る複写機100の構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る複写機100における画像処理部108のブロック構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る複写機100におけるプリンタユニット120のブロック構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る複写機100における階調補正に関連するデバイスのブロック構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る複写機100の階調再現特性の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る複写機100における階調補正の手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る補正前の階調特性の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る補正前及び補正後の階調特性の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る複写機100で用いられるテストパターン画像の一例を示す図である。 図9のテストパターン画像における各パッチの識別情報を示す図である。 第2の実施形態に係る複写機100で用いられるテストパターン画像の一例を示す図である。
以下に本発明の一実施形態を示す。以下で説明される実施形態は、本発明の上位概念、中位概念及び下位概念など種々の概念を理解するために役立つであろう。また、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の実施形態によって限定されるわけではない。
[第1の実施形態]
<画像形成装置の全体構成>
以下では、図1乃至図10を参照して、本発明における第1の実施形態について説明する。本実施形態では、画像形成装置の一例として、代表的な画像処理装置であるフルカラーディジタル複写機(以下では、単に「複写機」と称する。)について説明する。
まず、図1を参照して、複写機全体の概略的な構成例について説明する。複写機100は、原稿の画像を読み取って画像データに変換するリーダユニット110と、リーダユニット110で得られた画像データを用いて記録材(用紙)に画像形成(印刷又は記録)を行うプリンタユニット120とを備える。当該構成において複写機100は、リーダユニット110で読み取った画像をプリンタユニット120で用紙に印刷するコピー機能を実現する。また、複写機100は、PC等の外部装置からLAN等のネットワークを介して入力された画像データを用いて、プリンタユニット120で用紙に印刷するプリンタ機能を有していてもよい。
リーダユニット110は、原稿台102に置かれた原稿101に対してレーザ光を照射するとともに、その反射光に基づいて原稿101の画像を画像データに変換する。まず、原稿台102上の原稿101は、光源103からレーザ光を照射される。原稿101から反射した反射光は、光学系104を介してCCD(Charge Coupled Device)センサ105に結像される。CCDセンサ105は、3列に配置されたレッド(R)、グリーン(G)及びブルー(B)の各色用のCCDラインセンサ(図示せず)を備える。各ラインセンサは、光学系104からフィルタ(図示せず)を介して入射した反射光を光電変換し、RGBの色成分にそれぞれ対応する画像信号を出力する。なお、光源103及び光学系104は、副走査方向に所定の速度で移動しながら1ライン単位で原稿101を順次走査する。これにより、CCDセンサ105は、原稿の画像に対応する画像信号を順次出力する。CCDセンサ105から出力された画像信号は、リーダユニット110内の画像処理部(図2の画像処理部108)に送られて、所定の画像処理を施される。なお、CCDセンサ105は読取手段の一例である。
基準白色板106は、光学系104に対向して配置され、CCDセンサ105のスラスト(アレイ)方向のシェーディング補正を行うために使用される。基準白色板106からの反射光の光量に応じてCCDセンサ105から出力される信号に基づいて、画像処理部において、後述するように、白レベルが決定されるとともにシェーディング補正が実行される。なお、シェーディング補正は、原稿台102上の原稿101の読み取りの開始前に、光学系104が基準白色板106の下を通過する際に行われる。CCDセンサ105から出力された画像信号は、画像処理部において所定の画像処理を施される。
<リーダユニット110の構成>
次に、図2を参照して、リーダユニット110に関して、特に画像処理部108の構成例及びその動作について説明する。ここで、リーダユニット110の画像処理部108は、リーダユニット110のCPU214の制御に基づいて動作する。CPU214には、RAM215及びROM216が接続されている。ROM216は、各種の制御プログラムや画像処理パラメータを格納する不揮発性の記憶装置である。RAM215は、主としてCPU214のワークエリアとして利用される揮発性の記憶装置である。CPU214は、ROM216等に格納されたプログラムをRAM215に読み出して実行することによって、リーダユニット110全体の動作を制御する。
なお、リーダユニット110は、操作部217とも接続されている。操作部217は、キーボードやタッチパネル等のユーザインタフェースを備えるとともに、液晶表示器等から成る表示部218を備える。操作部217は、当該ユーザインタフェースを介して入力されたオペレータの指示をCPU214へ伝達する。また、操作部217は、表示部218で複写機100の動作モードや状態に関する表示を行う。
画像処理部108において、アドレスカウンタ212は、クロック発生部211で生成された1画素単位のクロックCLKを計数することによって、1ラインの画素アドレスを表す主走査アドレス信号を出力する。デコーダ213は、アドレスカウンタ212から出力された主走査アドレス信号をデコードするとともに、信号219、VE、HSYNCを出力する。信号219は、ライン単位でCCDセンサ105を駆動するためのシフトパルスやリセットパルス等を含む信号である。信号VEは、CCDセンサ105から出力された1ライン分の信号における有効区間を表す信号である。また、信号HSYNCは、ライン同期信号であって、リーダユニット110における各部へ供給される同期信号である。このライン同期信号HSYNCがアドレスカウンタ212に入力されることによって、アドレスカウンタ212は、カウンタをクリアし、次のラインに関する主走査アドレスの計数を開始する。
上述のように、CCDセンサ105から出力されるRGBのアナログ画像信号は、アナログ信号処理部201に入力される。アナログ信号処理部201は、当該画像信号に対してゲインやオフセットの調整を行った後に、当該画像信号をアナログ/ディジタル(A/D)変換部202へ出力する。A/D変換部202は、アナログ形式の画像信号を、RGBの色成分ごとに、例えば8ビットに量子化したディジタル画像データに変換する。A/D変換部202から出力されたRGBの色成分ごとの画像データを含む画像信号は、シェーディング補正部203へ入力される。シェーディング補正部203は、基準白色板106を読み取って得られる信号を用いて、公知のシェーディング補正を色成分ごとに実行する。
ラインディレイ部204は、シェーディング補正部203から出力された画像データに含まれる空間的なずれを補正する。この空間的なずれは、CCDセンサ105に配置された各色用のラインセンサが、副走査方向に所定の間隔で並列に配置されていることに起因して生じる。ラインディレイ部204は、具体的には、B成分の画像データを含む画像信号を基準として、R及びG成分の画像データを含む画像信号を副走査方向にライン単位で遅延させることによって、これら3色に対応する信号の位相を同期させる。
入力マスキング部205は、ラインディレイ部204から出力された画像データの色空間を、NTSCの標準色空間に変換する。ここで、CCDセンサ105から出力される各色成分の信号の色空間は、各色成分のフィルタの分光特性に依存する。入力マスキング部205は、以下の式(1)に示すように、入力される画像データを当該分光特性に基づく行列Aを用いて変換することによって、その色空間をNTSCの標準色空間に変換する。
ここで、Ri,Gi,Biは入力される画像データにおける各色成分、Ro,Go,Boは出力される画像データにおける各色成分をそれぞれ表す。入力マスキング部205から出力された画像データは、LOG変換部206へ入力される。ここで、複写機100において、コピー機能ではなく上述のプリンタ機能が実行される場合には、入力インタフェース250を介して外部装置から複写機100へ入力された画像データが、LOG変換部206へ入力される。
光量/濃度変換部(LOG変換部)206は、所定のルックアップテーブル(LUT)を格納するためのROM等の記憶装置を備える。LOG変換部206は、入力されたRGBの色成分の画像データ(輝度データ)を、当該LUTを用いてマゼンタ(M)、C(シアン)及びイエロー(Y)の各成分の濃度データに変換する。変換後のデータは、ライン遅延メモリ207へ出力される。
ライン遅延メモリ207は、黒文字判定部(図示せず)が入力マスキング部205の出力を用いて制御信号UCR、FILTER、SEN等を生成する期間(ライン遅延)分、LOG変換部206から出力された画像信号を遅延させる。なお、制御信号UCRは、マスキング・UCR部208を制御するための制御信号である。また、制御信号FILTERは、出力フィルタ210がエッジ強調を行うために使用される制御信号である。また、制御信号SENは、黒文字判定部が黒文字と判定した場合に、解像度を上げるために使用される制御信号である。
マスキング・UCR部208は、ライン遅延メモリ207から出力された画像データから黒成分(K)に対応する画像データを抽出する。さらに、マスキング・UCR部208は、プリンタユニット120の現像剤(トナー)の色濁りを補正するための行列演算を、KYMCに対応する各画像データに対して実行する。その後、マスキング・UCR部208は、リーダユニット110の読み取り動作ごとに、KYMCの各成分の画像データを、例えば8ビットのデータとして順に出力する。なお、ここで使用される行列の係数は、CPU214によって予め設定される。
ガンマ補正部209は、マスキング・UCR部208から出力された画像データを、プリンタユニット120において理想的な階調特性に適合させるために、当該画像データに対して濃度補正を実行する。出力フィルタ(空間フィルタ処理部)210は、ガンマ補正部209から出力された画像データに対して、CPU214からの制御信号に基づいてエッジ強調又はスムージング処理を施す。なお、濃度変換部220は、後述するように、ラインディレイ部204から出力されたRGBの各成分の画像データを、光学濃度に変換する。
画像処理部108において上述の画像処理を施されたKYMCの各色成分の画像データは、プリンタユニット120へ送られる。プリンタユニット120では、リーダユニット110から入力された画像データに基づいて、その画像の種類に応じて異なる擬似階調表現で表現されたディザパターンの画像データが形成される。さらに、形成された画像データを用いて、用紙に対する印刷(記録)が行われる。
<プリンタユニット120の構成>
次に、図3を参照して、プリンタユニット120のブロック構成例について説明する。ここで、KYMCの各色に対応する画像形成ユニットの動作は、動作タイミングを除いて同様である。このため、図3のプリンタエンジン部300には、説明の簡略化のため、図1において示した4色に対応する画像形成ユニットのうち、1色のみについて図示している。なお、プリンタエンジン部300は画像形成手段の一例である。
リーダユニット110からプリンタ制御部109へ入力された画像データは、ディザ回路26においてパルス信号に変換される。ディザ回路26から出力されたパルス信号は、レーザ光源20を駆動するレーザドライバ27ヘ入力される。レーザドライバ27は、パルス信号に応じてレーザ光源20を駆動する。これにより、パルス信号に応じたレーザ光がレーザ光源20から出力される。当該レーザ光は、高速で回転するポリゴンミラー(図示せず)で反射される。感光ドラム4(4a〜4d)は、ポリゴンミラーの回転で反射方向が変化するレーザ光によって主走査方向(感光ドラム4の長手方向)に走査される。1次帯電器8によって一様に帯電した感光ドラム4にレーザ光が照射されると、その表面に静電潜像が形成される。また、感光ドラム4は、矢印の方向に所定の速度で回転しているため、副走査方向に順次静電潜像が形成される。
各画像形成ユニットは、KYMCの各色のトナー像を感光ドラム4に形成するとともに、形成した各トナー像を用紙上の同一の位置に重ね合わせて転写する。まず、各画像形成ユニットにおいて、各感光ドラム4上に形成された静電潜像は、現像器3(3a〜3d)によってトナー像に現像される。本実施形態では、現像方式として2成分系が用いられ、また、記録材(用紙)6が搬送される方向に沿って上流から下流に向かっての順で各色の画像形成ユニットが順に配置されている。各画像形成ユニットは、プリンタ制御部109による制御に従って、各色のトナー像を感光ドラム4上にそれぞれ形成する。
一方、用紙を格納するためのカセット等から供給された用紙6は、転写ベルト5まで搬送されるとともに、転写ベルト5に対して静電的に貼り付けられる。その後、用紙6は、各画像形成ユニットにおいて、感光ドラム4と転写ローラ10(10a〜10d)との間に形成されるニップ部へ搬送され、そこで感光ドラム4上のトナー像を転写される。また、用紙6は、各画像形成ユニットへ順に搬送され、用紙上の同じ位置に4色のトナー像を重ね合わせて転写される。これにより、用紙6上にフルカラーのトナー像が形成される。
その後、用紙6は、転写ベルト5から分離され、一対の定着ローラ7を備える定着部へ搬送される。定着部において、フルカラーのトナー像が用紙6に対して定着された後、用紙6は、複写機100の外部へ排出される。なお、感光ドラム4の回転方向に沿って1次帯電器8の上流にはクリーナ9が配置されている。クリーナ9は、用紙6へ転写されずに感光ドラム4上に残存したトナーを回収することによって、感光ドラム4をクリーニングする。
プリンタ制御部109のCPU28には、RAM32及びROM30が接続されている。ROM30は、プリンタユニット120全体を制御するための制御プログラムや制御パラメータ等を格納する不揮発性の記憶装置である。ROM30は、所定のテストパターン画像に相当するデータが予め格納されたテストパターン記憶領域30aを含む。また、RAM32は、CPU28のワークエリアとして利用される揮発性の記憶装置である。ただし、バッテリ等によって通電されてバックアップされた領域32aを含み、当該領域には画像形成用のパラメータが保持される。CPU28は、ROM30等に格納されたプログラムをRAM32に読み出して実行することによって、プリンタ制御部109及びプリンタエンジン部300を含むプリンタユニット120全体を制御する。また、CPU28は、リーダユニット110のCPU214と通信し、連携した制御を実行することによって、コピー機能等を実行するための動作を制御する。
プリンタ制御部109のルックアップテーブル(LUT)回路25は、原画像の濃度と出力画像の濃度とを一致させるために用いるLUTを格納するためのRAM等の記憶装置を備える。LUT回路25で用いられるこのLUTのデータは、後述するキャリブレーションモードにおいてCPU28によってLUT回路25に対して設定される。パターン生成器29は、キャリブレーションモードにおいて、テストパターン記憶領域30aに格納されている所定のテストパターン画像に相当するデータに基づいて印刷用の画像データを生成するとともに、当該画像データをディザ回路26へ出力する。
<コピー機能実行時の画像処理>
次に、図4を参照して、本実施形態に係る複写機100においてコピー機能が実現される場合に各デバイスで実行される画像処理について説明する。まず、リーダユニット110において、CCDセンサ105から出力された画像信号に対して画像処理部108で上述の画像処理が施される。当該画像処理において、CCDセンサ105からの輝度データは濃度データに変換される。画像処理部108から最終的に出力される濃度データは、例えば、工場出荷時の初期設定に基づく複写機100のガンマ特性に応じて補正された画像データである。当該画像データは、プリンタユニット120のLUT回路25へ送られる。なお、複写機100においてプリンタ機能が実行される場合には、リーダユニット110からではなく、外部装置であるPC261から入力インタフェース250を介して画像データが入力され、LUT回路25へ送られる。
CPU214は、当該画像データをプリンタユニット120へ送る前に、プリンタユニット120の画像形成シーケンスの起動を要求するための信号をCPU28へ送信する。CPU28は、当該要求を受信した際に別のジョブを実行中である場合には、当該要求を一時的に拒絶できる。その場合、CPU214は、当該要求を許可することを示す信号がCPU28から受信されるまで待機する。
LUT回路25は、原稿から画像を読み取って画像データを取得した際の原画像の濃度と、当該画像データを用いて印刷を行う際の用紙上の出力画像の濃度とを一致させることを目標として、入力された画像データの濃度特性をLUTを用いて変換する。LUT回路25から出力された画像データは、ディザ回路26ヘ入力される。ディザ回路26は、入力された画像データに応じたパルス信号を、レーザドライバ27へ出力する。その後、プリンタエンジン部300において上述の画像形成処理が実行される。
ここで、図5を参照して、原稿の画像が読み取られ、用紙に当該画像が再現されるまでの各工程における複写機100の特性について説明する。図5において第I象限は、原稿の画像の濃度(原稿濃度)を濃度データ(濃度信号)に変換するリーダユニット110の読取特性である。第II象限は、リーダユニット110からプリンタユニット120に送られた濃度データを、レーザ出力信号に変換するLUT回路25の変換特性である。第III象限は、レーザ出力信号から出力画像の濃度(出力濃度)に変換するプリンタユニット120の記録特性である。さらに、第IV象限は、プリンタユニット120による出力濃度と、原稿の画像の原稿濃度との関係であり、複写機100全体の階調再現特性に相当する。なお、複写機100において、画像信号を8ビットに量子化した画像データを用いた画像処理を行っている場合には、図5に示すように階調数は256階調である。また、図5に示す原稿濃度と出力濃度とは、市販の濃度計を用いて測定した測定値である。
複写機100は、第IV象限に示す階調再現特性がリニアな特性となるように、第III象限に示すプリンタユニット120の非線形な記録特性を第II象限に示すLUT回路25の変換特性によって予め補償する。当該変換特性はLUT回路25に設定されるLUTによって定まる。本実施形態に係る複写機100は、キャリブレーションモードにおいて、所定の階調レベルの濃度を有する複数のパッチ画像を含むテストパターン画像を印刷し、印刷した画像を用紙から読み取って得られる濃度データに基づいてLUTのデータを作成する。さらに、複写機100は、作成したLUTデータをLUT回路25に設定することによって、プリンタユニット120を用いて画像を形成する際の階調特性を調整する。以上の処理によって複写機100は階調補正を実現する。
<テストパターン画像>
ここで、図9を参照して本実施形態に係る階調補正で用いるテストパターン画像900について説明する。なお、図9において、矢印921は用紙6の搬送方向(感光ドラム4の副走査方向)を示しているため、矢印921の方向が上流側であり、また、矢印922は感光ドラム4の主走査方向を示している。図9に示すテストパターン画像900には、複数のパッチ画像群901、902、903が感光ドラム4の主走査方向に並べて配置される。本実施形態では現像色ごとにパッチ画像群を形成しており、図9において参照符号901、902、903にそれぞれ添え字K、Y、M及びCを付加したものがそれらに対応する。以下では説明の簡略化のためにこれらの添え字の付加を省略し、一色のみについて説明するが、何れの現像色についても同様の手順によって階調補正を実現し得る。
各パッチ画像群には、所定の小領域に所定の濃度で形成される複数のパッチ画像が配置される。各パッチ画像は、図9において16進数が表記された小領域にそれぞれ形成され、当該小領域全体で所定の濃度を均一に有する画像である。テストパターン画像900には、画像形成の際に用いる所定の階調表現方法による階調パターンに含まれる各階調レベルの濃度を有する複数のパッチ画像が並べて配置される。後述するように、複写機100は、所定の階調表現方法による階調特性を実現するために、これら複数のパッチ画像が形成された用紙を読み取って得られる各階調レベルの濃度データに基づいて、階調特性を補正する。
所定の階調表現方法による階調パターンに応じた複数のパッチ画像は、図9に示すように、テストパターン画像900において複数のパッチ画像群901、902、903に分散して配置される。ここで、パッチ画像群901、902、903はそれぞれ階調パッチ部911と、後述する共通パッチ部912とを含む。本実施形態において、各パッチ画像群の階調パッチ部911には、互いに濃度が異なる複数のパッチ画像が配置される。これらの複数のパッチ画像は、同一のパッチ画像群内で互いに濃度が異なるとともに、異なるパッチ画像群間でも互いに濃度が異なる。なお、図9では階調パッチ部911の一例として、パッチ画像群ごとに12階調の濃度のパッチ画像に含まれる場合を示している。
また、各階調パッチ部には、図9に示すように、矢印921の用紙の搬送方向(感光ドラム4の副走査方向)に沿って、上流から下流(一方の端部から他方の端部)に向かってパッチ画像の濃度が段階的に減少するように、パッチ画像が形成される。なお、これとは逆にパッチ画像の濃度が段階的に増加するようにパッチ画像が形成されてもよい。さらに、本実施形態に係るテストパターン画像900では、矢印922に沿って高濃度から低濃度へ濃度が段階的に減少するように、パッチ画像群901、902、903のパッチ画像が配置される。
ここで、テストパターン画像900における共通パッチ部912を使用せず、階調パッチ部911のみを使用して階調補正を行う場合について図7を参照して検討する。図7において、グラフ701はテストパターン画像900の階調パッチ部911に配置された各パッチ画像をCCDセンサ105で読み取って得た濃度データに対応する特性を表す。なお、横軸はテストパターン画像を用紙に形成する際の、各パッチ画像の濃度に応じたレーザ出力レベル(入力濃度)であり、縦軸は用紙に形成された各パッチ画像を読み取って得られる濃度(出力濃度)である。ただし、図8ではKYMCの各成分の階調特性のうちで特定の1色についてのみ一例として示している。
図7のグラフ702〜704は、感光ドラム4の主走査方向に沿って、用紙の中央部より左側、中央部、及び中央部より右側の領域に各濃度のパッチ画像を配置して、当該パッチ画像を読み取った場合に得られる特性を表す。グラフ702〜704から明らかなように、同一の入力濃度で用紙に形成されたパッチ画像であっても、それを読み取る位置に応じて得られる出力濃度が異なることがわかる。これは、上述したように、感光ドラム4の塗工むら等によって主走査方向に生じる濃度のむらに起因したものである。このため、テストパターン画像900のように異なる階調レベルのパッチ画像を主走査方向に関して異なる位置に配置した状態で各パッチ画像を読み取ると、グラフ701に示すように、主走査方向に沿って位置に応じた歪みがその出力濃度に生じてしまう。ここで、711、712、713の部分は、パッチ画像群901、902、903に含まれるパッチ画像を読み取って得られたデータにそれぞれ対応しており、特に711、712、713の境界部分で大きな歪みが生じている。このグラフ701のデータをそのまま用いて階調補正を行うと、画像を出力する際の階調パターンに歪が生じてしまう結果となる。そこで、本実施形態では、テストパターン画像900に共通パッチ部912を設け、それらを利用することによって、パッチ画像を読み取って得られる濃度データに生じるパッチ画像の位置に応じた歪みが階調補正に与える影響を軽減する。
各パッチ画像群の共通パッチ部912には、異なるパッチ画像群間で濃度が同一のパッチ画像が配置される。図9では共通パッチ部912の一例として、パッチ画像群ごとに、4階調の濃度のパッチ画像を含む場合を示している。図9に示すパッチ画像群901、902、903にそれぞれ含まれる4つのパッチ画像が有する濃度は、それぞれのパッチ画像群の階調パッチ部911に含まれるパッチ画像の濃度の中で最低及び最高の濃度に相当する。後述するように、CPU28は、これらの共通パッチ部912に含まれる各パッチ画像を読み取って得られる濃度データを基準として、パッチ画像群間で生じる主走査方向に関連する濃度の差分を解消するように、取得される各パッチ画像の濃度データを補正する。
なお、図9に示すように、共通パッチ部912は、その一部が階調パッチ部911と重複していてもよい。また、図9のテストパターン画像900はあくまで一例にすぎず、各パッチ画像群に含まれる各パッチ画像の階調レベルの設定は、任意に設定することができる。
<階調補正制御>
以下では、図6のフローチャートに基づいて、本実施形態に係る複写機100においてキャリブレーションモードで実行される階調補正についてより具体的に説明する。この階調補正はリーダユニット110のCPU214及びプリンタユニット120のCPU28による協調した制御によって実現される。複写機100において、キャリブレーションモードへの移行は、操作部217に配置されたユーザインタフェースを介してオペレータによって入力される指示によって行われる。複写機100がキャリブレーションモードへ移行すると、S101以下の処理が開始される。
S101で、プリンタユニット120のCPU28は、パターン生成器29を起動して、階調補正用のテストパターン画像を用紙に印刷するための画像データを生成するとともに、当該画像を用紙へ印刷する。ここで、CPU28はパッチ形成手段として機能する。パターン生成器29は、ROM30のテストパターン記憶領域30aに予め格納された所定のテストパターンに相当するデータを読み出すとともに、読み出したデータに基づいて印刷用の画像データを生成する。その後、CPU28は、生成した画像データを用いて用紙に印刷を行う。これにより、例えば、図9に一例として示すようなテストパターン画像が用紙に形成される。形成されたテストパターン画像が定着器7で用紙上に定着された後、当該用紙は排紙部から機外へ排紙される。(以下では、テストパターン画像が印刷された用紙を「テストプリント」と称する。)なお、テストプリントをプリンタユニット120から出力する場合には、LUT回路25は使用されない。
次に、S102で、リーダユニット110のCPU214は、出力したテストプリントの読み取りをCCDセンサ105を用いて開始する。その際、CPU214は、操作部217を制御して、排紙されたテストプリントを原稿台102にセットすることをユーザに促す指示を表示部218に表示する。さらに、テストプリントが原稿台102にセットされた後、操作部217に配置されたスタートボタン等の押下によってユーザから読み取り指示が入力されるまで待機する。当該指示が入力されると、CPU214は、テストプリントのテストパターン画像の読み取りを開始する。
続いてS103で、CPU214は、S102の読み取り結果に基づいてテストパターン画像に含まれる各パッチ画像の濃度データを取得する。ここで、テストプリントの読み取りの際に、テストプリントにおいて各パッチ画像が配置される位置に関する情報はCPU214によって数値的に管理されている。当該位置情報は、例えば、キャリブレーションモードへ移行した際にパターン生成器29からCPU214へ予め送られてもよい。CPU214は、テストプリント上で当該位置情報に対応する位置を読み取って得た反射光量をRGBの成分ごとに求める。これにより、CPU214は、各パッチ画像の位置の輝度データを取得する。なお、各パッチ画像を読み取る際の読取位置は、例えば、各パッチ画像が形成される小領域の中央部の領域に予め設定される。さらに、当該中央部の領域内における複数の読取値の平均した値を算出して、それを以下の処理に使用してもよい。
次に、CPU214は、ラインディレイ部204から濃度変換部220へ画像信号が送られるように画像処理部108を制御する。ここで、濃度変換部220は以下の式(2)に示す変換式に相当する変換テーブルを予め保持している。濃度変換部220は、入力されたR、G、及びB値の輝度データを当該変換テーブルを用いて光学濃度へ変換する。なお、濃度変換部220は、市販の濃度計による測定結果と同等の値(絶対濃度)を得るために、当該変換結果を補正係数kk、ky、km、及びkcで調整している。
K=−kk×log10(G/255)
Y=−ky×log10(B/255)
M=−km×log10(G/255)
C=−kc×log10(R/255) ...(2)
以上の変換処理は、テストパターン画像の全てのパッチ画像に対して実行されるとともに、変換後の濃度データがプリンタユニット120のCPU28へ送られる。
次に、S104で、CPU28は、リーダユニット110から受信した濃度データにおける主走査方向に関連する歪みを解消するために、当該濃度データを以下の処理により補正する。まず、CPU28は、テストプリントの印刷の際にパターン生成器29からの画像データに基づいてレーザドライバ27に設定したレーザ出力レベルと、テストプリントを読み取って得た濃度データとの関係を表す階調特性情報を、ディザ回路26を用いて生成する。図8は当該階調特性の一例を示しており、図7と同様に特定の1色についてのみ示している。図8において、その縦軸と横軸とは図7と同様であり、また、図7と同一の部分については同一の参照番号を付している。また、グラフ701は、S104における補正前のグラフに相当し、テストプリントを読み取って得た濃度データそのものに相当する。
CPU28は、図8のグラフ701に示す補正前の濃度データを、グラフ801に示すような補正後の濃度データへ補正することによって、その歪みを解消する。具体的には、CPU28は、テストパターン画像900の各パッチ画像群間で生じる主走査方向に関連する濃度の差分を解消するように、共通パッチ部912に配置されたパッチ画像から読み取った濃度データを基準として補正処理を実行する。当該処理は、例えば、複数のパッチ画像群の何れか1つにおける共通パッチ部に配置されたパッチ画像の濃度データを基準として、当該基準値と他のパッチ画像群に配置された各パッチ画像の濃度データとの比率に基づいて補正することにより実現できる。本実施形態では、パッチ画像群901、902、903の中で中央部のパッチ画像群902を基準として、他のパッチ画像群901、902に含まれるパッチ画像の濃度データを以下の(1)〜(4)の流れで補正する。
ここで、図10は、図9に示すテストパターン画像900に含まれる各パッチ画像の階調レベルを示しており、表記された数値が少ないほど高い階調レベルであることを示している。例えば、K09は10番目に高い濃度に対応する階調レベルを表し、D(K09)と表記した場合には当該階調レベルの濃度データを表す。図10に示すように、階調パッチ部911には、パッチ画像群901、902、903の順に高濃度、中間濃度、低濃度の階調レベルのパッチ画像が配置されている一方で、共通パッチ部912には、各パッチ画像群に同一の階調レベルのパッチ画像が配置される。なお、図10に示す共通パッチ部912の各階調レベルの表記には、複数のパッチ画像群間における区別のために、添え字(h)、(m)及び(l)を付加している。また、図10にはブラック(K)の階調レベルのみを示しているが、他のYMCについても同様の表記が可能である。
(1)CPU28は、中央部のパッチ画像群902における共通パッチ部912の濃度データD(K00(m))、D(K12(m))、D(K24(m))及びD(K36(m))を、濃度データの補正処理のための基準値とする。ここで、基準としたパッチ画像群902に属する階調パッチ部911に含まれるパッチ画像の濃度データ(階調レベルK13〜23)については、補正しなくともよい。また、パッチ画像群901K、903Kの各々の補正処理に用いる基準値は、上記4つの濃度データのうちで、補正対象のパッチ画像群の階調パッチ部911に属する階調レベル又は隣接する階調レベルのパッチ画像の濃度データとすればよい。即ち、パッチ画像群901Kに対してはD(K00(m))及びD(K12(m))を使用し、パッチ画像群903Kに対してはD(K24(m))及びD(K36(m))を使用する。
(2)CPU28は、高濃度のパッチ画像群901Kにおける共通パッチ部912に配置されたパッチ画像の濃度データと、上記基準値との比率aを算出する。
a(K00)=D(K00(m))/D(K00(h))
a(K12)=D(K12(m))/D(K12(h))
(3)CPU28は、(2)で算出した比率a(K00)、a(K12)を線形補間することによって、パッチ画像群901Kの階調パッチ部911に含まれる濃度データD(K01)〜D(K11)に対して乗算する比率a(K01)〜a(K11)を算出する。当該線形補間は、補正対象の濃度データに対応する入力濃度に応じて実行される。本実施形態では、入力濃度に対応する階調レベルを等間隔に設定しているため、a(K00)〜a(K12)との間で等差となるように、各比率が以下のように算出される。
ΔK=(a(K00)−a(K12))/12
a(K01)=a(K00)+ΔK× 1
a(K02)=a(K00)+ΔK× 2

a(K11)=a(K00)+ΔK×11
(4)CPU28は、算出した各比率をパッチ画像群901に含まれる補正対象の濃度データD(K00)〜D(K12)に対して以下のように乗算することによって、補正後の濃度データD'(00)〜D'(12)を得る。
D'(00)=D(K00(m))=D(K00(h))×a(K00)
D'(01)=D(K01)×a(K01)
D'(02)=D(K02)×a(K02)

D'(11)=D(K11)×a(K11)
D'(12)=D(K12(m))=D(K12(h))×a(K12)
以上により、パッチ画像群901Kに含まれるパッチ画像の濃度データに対する補正処理が終了する。引き続き、CPU28は、パッチ画像群903Kに含まれる低濃度のパッチ画像の濃度データに関しても同様に(2)〜(4)の処理を実行する。その場合、上述の説明において添え字(h)を(l)に読み替えるとともに、D(K24(m))及びD(K36(m))を基準値として使用すればよい。
次に、S105で、CPU28は、プリンタユニット120の階調特性を調整するために、補正後の各パッチ画像の濃度データを用いて、LUT回路25に設定するLUTデータを作成する。当該LUTは、図8のグラフ801に示す階調特性曲線について、縦軸の値を画像処理部108からのLUT回路25への入力とし、それに対するLUT回路25からディザ回路26への出力を横軸の値とする変換テーブルに相当する。これにより、上述したように、第III象限に示すプリンタユニット120の非線形な記録特性が第II象限に示すLUT回路25の変換特性によって予め補償されることになる。なお、LUTに含まれる複数の変換用データのうちで、テストパターン画像900に含まれる各パッチ画像の濃度が離散的な値であるために得られないデータは、一般的な補間演算やスムージング処理を用いて算出され得る。その場合、入力レベル「0」に対する出力レベルを「0」とする制限条件が設定される。
続いてS106で、CPU28は、作成したLUTのデータをLUT回路25に対して設定することによって、プリンタユニット120の階調特性を調整する。これにより、CPU28はキャリブレーションモードにおける階調補正を終了する。なお、CPU28は、表示部218に対して、上述のキャリブレーションが完了したことを示す情報や、原稿台102からテストプリントを取り除くように指示する情報を表示するように操作部217を制御してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る複写機100は、階調補正を実行する場合、所定の小領域に所定の濃度で形成される複数のパッチ画像を配置したパッチ画像群を、感光ドラム4の主走査方向に並べて配置したテストパターン画像900を用紙に形成する。ここで、当該テストパターン画像900に含まれる各パッチ画像群は、濃度が異なる複数のパッチ画像を配置した階調パッチ部と、異なるパッチ画像群間で濃度が同一のパッチ画像を配置した共通パッチ部とを有する。複写機100は、用紙に形成されたテストパターン画像900をCCDセンサ105で読み取って、当該画像に含まれる各パッチ画像の濃度データを取得する。さらに、複写機100は、取得された各パッチ画像の濃度データにおいてパッチ画像群間で生じる主走査方向に関連する濃度の差分を解消するように、取得された各パッチ画像の濃度データを補正する。その際、複写機100は、共通パッチ部に配置されたパッチ画像の濃度データを基準として当該補正処理を実行するとともに、補正後の各パッチ画像の濃度データを用いて、プリンタユニット120が画像を形成する際の階調を調整する。
これにより、複写機100は、複数のパッチ画像が含まれるパッチ画像群が配置される主走査方向に沿った位置に応じて、それらのパッチ画像から得られる濃度データに生じる歪みを解消することができる。従って、複写機100は、そのような補正後の濃度データを用いてプリンタユニット120の階調特性を調整することができるため、優れた階調補正を実現できる。さらに、例えば、特許文献2のように複数枚の用紙に形成したテストパターン画像から各パッチ画像の濃度データを取得し、平均化する手法を用いることなく、上記の歪みの影響を抑制することができる。このため、そのような手法と比較して、結果的に少ない枚数の用紙の使用に基づいて階調補正を実行できるとともに、より短時間で階調補正を実行することができる。
また、本実施形態では、各パッチ画像の濃度データを補正する際に、複数のパッチ画像群901、902、903のうちで中央部のパッチ画像群902の共通パッチ部から得られる濃度データを基準としたが、他のパッチ画像群を基準としてもよい。さらには、特定のパッチ画像群の共通パッチ部から得られる濃度データを補正の際の基準とするのではなく、複数のパッチ画像群の共通パッチ部から得られる濃度データを平均化した値を基準として用いてもよい。その場合には、感光ドラム4の主走査方向に関して平均的な濃度特性を補正処理に反映させることができる。
また、本実施形態に示した各種の設定はあくまで一例であって、それらに限定されず、種々の変形を行うことができる。例えば、本実施形態では、階調補正に用いるテストパターン画像900に含まれるパッチ画像の階調数を37階調としたが、本発明はこれに限定されず、任意の階調数をテストパターン画像900に使用し得る。主走査方向に配置するパッチ画像群の数も3つに限定されず、任意の数のパッチ画像群を配置し得る。各パッチ画像群に配置する複数のパッチ画像の濃度に関しても、本実施形態のように段階的に変化するパターンではなく、パッチ画像群ごとに任意のパターンに設定することができる。
さらに、本実施形態では、テストパターン画像900が1種類の階調表現方法に対応した複数のパッチ画像群を含む構成について説明してきたが、本発明はこれに限定されない。即ち、テストパターン画像900は、異なる階調表現方法に対応した複数のパッチ画像群を含んでいてもよい。その場合、複写機100は、異なる階調表現方法のそれぞれについて取得した各パッチ画像の濃度データを、本実施形態と同様に補正し得る。以上のような種々の変形例を実施した場合にも、本実施形態と同等の効果を得ることができる。
[第2の実施形態]
次に、図11を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。上述の感光ドラム4上の位置に応じた感度のむら等は、主走査方向だけでなく副走査方向にも生じる場合がある。それにより、テストパターン画像の各パッチ画像を読み取って得られる濃度データに対して、主走査方向だけでなく副走査方向に関連した歪みが生じるおそれがある。そこで、本実施形態では、複写機100はテストパターン画像900の代わりに図11に示すテストパターン画像1100を使用して階調補正を実行することを特徴とする。以下では、第1の実施形態とは異なる部分についてのみ説明する。
図11のテストパターン画像1100には、テストパターン画像900のように用紙の搬送方向(矢印921)に対して上流側の端部と下流側の端部との両方に共通パッチ部1112、1113が配置される。パッチ画像群1101、1102、1103の各々の階調パッチ部1111の階調パターンは、テストパターン画像900と同様に、上流側から下流側に向かって濃度が段階的に減少するパターンに設定される。この階調パターンに対応して、本実施形態では、上流側の共通パッチ部1112には、パッチ画像群1101、1102、1103の各々の階調パッチ部1111において最高の濃度(16、78、FF)のパッチ画像を配置する。一方で、下流側の共通パッチ部1113には、それらのパッチ画像群の各々の階調パッチ部1111において最低の濃度(1、1A、80)のパッチ画像を配置する。これにより、濃度データの補正に用いる基準に設定される共通パッチ部1112、1113のパッチ画像の濃度が、階調パッチ部1111の濃度の変化に対して段階的に変化するようにする。
テストパターン画像1100を用いた階調補正は、第1の実施形態と同様、図6のフローチャートに基づいて実行される。第1の実施形態と異なる部分は、S104の(1)及び(2)である。S104の(1)において、CPU28は、上流側の共通パッチ部1112の濃度データだけでなく、下流側の共通パッチ部1113の濃度データについても基準値とする。また、S104の(2)において、CPU28は、a(K00)の算出には上流側の共通パッチ部1112の濃度データを、a(K12)の算出には下流側の共通パッチ部1113の濃度データを使用する。
このように、本実施形態では、テストパターン画像1100において副走査方向に隣接した複数のパッチ画像の階調レベルが、階調パッチ部1111だけでなく共通パッチ部1112、1113も含めて段階的に変化するように設定される。これにより、副走査方向の位置に関連する濃度データの変化に合わせて、階調パッチ部1111の補正に用いる比率を共通パッチ部で算出した比率に基づいて線形補間することができる。従って、本実施形態に係る複写機100は、第1の実施形態における効果に加えて、感光ドラム4の副走査方向に関連する濃度データの歪みを抑制した階調補正を実行することができ、階調補正の精度をより向上させることができる。

Claims (9)

  1. 原稿から画像を読み取る読取手段と、記録材に画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置であって、
    所定の小領域に所定の濃度で形成される複数のパッチ画像を配置したパッチ画像群であって、濃度が異なる複数のパッチ画像を配置した階調パッチ部と、異なるパッチ画像群間で濃度が同一のパッチ画像を配置した共通パッチ部とを有する複数の前記パッチ画像群を、前記画像形成手段の主走査方向に並べて配置したテストパターン画像を、前記画像形成手段を用いて前記記録材に形成するパッチ形成手段と、
    前記記録材に形成された前記テストパターン画像を前記読取手段で読み取って、該テストパターン画像に含まれる各パッチ画像の濃度データを取得する取得手段と、
    取得された各パッチ画像の前記濃度データにおいて前記パッチ画像群間で生じる前記主走査方向に関連する濃度の差分を解消するように、前記共通パッチ部に配置されたパッチ画像の前記濃度データを基準として、取得された各パッチ画像の前記濃度データを補正する補正手段と、
    補正された各パッチ画像の前記濃度データを用いて、前記画像形成手段が画像を形成する際の階調を調整する調整手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補正手段は、
    前記複数のパッチ画像群の何れか1つにおける前記共通パッチ部に配置されたパッチ画像の前記濃度データを基準とする基準値と、他のパッチ画像群の前記共通パッチ部に配置されたパッチ画像の前記濃度データとの比率に基づいて、該他のパッチ画像群に配置された各パッチ画像の前記濃度データを補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補正手段は、
    前記共通パッチ部に配置されたパッチ画像の前記濃度データを複数の前記パッチ画像群間で平均化した値を基準とする基準値と、各パッチ画像群の前記共通パッチ部に配置されたパッチ画像の前記濃度データとの比率に基づいて、当該パッチ画像群に配置された各パッチ画像の前記濃度データを補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 各パッチ画像群の前記共通パッチ部には、当該パッチ画像群の前記階調パッチ部に配置されるパッチ画像のうちで最低及び最高の濃度のパッチ画像が配置され、
    前記補正手段は、
    各パッチ画像群について、前記共通パッチ部に配置された前記最低及び最高の濃度のパッチ画像の前記濃度データと前記基準値との前記比率をそれぞれ算出し、算出した該比率を当該パッチ画像群に配置された各パッチ画像の濃度に応じて線形補間した値を用いて、各パッチ画像の前記濃度データを補正することを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記階調パッチ部には、
    前記記録材に対する前記画像形成手段の副走査方向に沿って、該記録材の一方の端部から他方の端部に向かってパッチ画像の濃度が段階的に増加又は減少するように、前記複数のパッチ画像が形成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記共通パッチ部は、
    前記テストパターン画像において、前記記録材に対する前記画像形成手段の副走査方向の一方及び他方の端部の少なくとも1つに形成されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記テストパターン画像は、複数の現像色に対応した複数のパッチ画像群を含み、
    前記補正手段は、前記複数の現像色のそれぞれについて取得された各パッチ画像の前記濃度データを補正することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記テストパターン画像は、異なる階調表現方法に対応した複数のパッチ画像群を含み、
    前記補正手段は、前記異なる階調表現方法のそれぞれについて取得された各パッチ画像の前記濃度データを補正することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 原稿から画像を読み取る読取手段と、記録材に画像を形成する画像形成手段とを備える画像形成装置の制御方法であって、
    パッチ形成手段が、所定の小領域に所定の濃度で形成される複数のパッチ画像を配置したパッチ画像群であって、濃度が異なる複数のパッチ画像を配置した階調パッチ部と、異なるパッチ画像群間で濃度が同一のパッチ画像を配置した共通パッチ部とを有する複数の前記パッチ画像群を、前記画像形成手段の主走査方向に並べて配置したテストパターン画像を、前記画像形成手段を用いて前記記録材に形成するパッチ形成工程と、
    取得手段が、前記記録材に形成された前記テストパターン画像を前記読取手段で読み取って、該テストパターン画像に含まれる各パッチ画像の濃度データを取得する取得工程と、
    補正手段が、取得された各パッチ画像の前記濃度データにおいて前記パッチ画像群間で生じる前記主走査方向に関連する濃度の差分を解消するように、前記共通パッチ部に配置されたパッチ画像の前記濃度データを基準として、取得された各パッチ画像の前記濃度データを補正する補正工程と、
    調整手段が、補正された各パッチ画像の前記濃度データを用いて、前記画像形成手段が画像を形成する際の階調を調整する調整工程と
    を実行することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
JP2009206454A 2009-09-07 2009-09-07 画像形成装置及びその制御方法 Expired - Fee Related JP5290916B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009206454A JP5290916B2 (ja) 2009-09-07 2009-09-07 画像形成装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009206454A JP5290916B2 (ja) 2009-09-07 2009-09-07 画像形成装置及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011059206A true JP2011059206A (ja) 2011-03-24
JP5290916B2 JP5290916B2 (ja) 2013-09-18

Family

ID=43946944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009206454A Expired - Fee Related JP5290916B2 (ja) 2009-09-07 2009-09-07 画像形成装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5290916B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015207897A (ja) * 2014-04-21 2015-11-19 株式会社リコー 画像形成装置、及び画像形成方法
JP2017097184A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 株式会社リコー 画像形成装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005024733A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置およびそのプログラム
JP2008026551A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2008061159A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Seiko Epson Corp キャリブレーション方法、および画像形成装置
JP2008114481A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Fuji Xerox Co Ltd 制御装置、画像形成装置、画像形成システム、校正方法、及びプログラム
JP2008179019A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および画像形成システム
JP2008209436A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成システム
JP2009086666A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Toshiba Corp 画像形成装置、解析情報管理方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005024733A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置およびそのプログラム
JP2008026551A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2008061159A (ja) * 2006-09-04 2008-03-13 Seiko Epson Corp キャリブレーション方法、および画像形成装置
JP2008114481A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Fuji Xerox Co Ltd 制御装置、画像形成装置、画像形成システム、校正方法、及びプログラム
JP2008179019A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および画像形成システム
JP2008209436A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成システム
JP2009086666A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Toshiba Corp 画像形成装置、解析情報管理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015207897A (ja) * 2014-04-21 2015-11-19 株式会社リコー 画像形成装置、及び画像形成方法
JP2017097184A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 株式会社リコー 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5290916B2 (ja) 2013-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6665657B2 (ja) 画像形成装置及び色変換制御プログラム並びに色変換制御方法
US8213816B2 (en) Method and system for banding compensation using electrostatic voltmeter based sensing
JP5675064B2 (ja) 画像形成装置
US8643858B2 (en) Image forming apparatus with calibration function
JP7321748B2 (ja) 画像形成装置
JP2009192896A (ja) 画像形成装置及び画像補正方法
JP2009230135A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2007170883A (ja) テストチャート、画像データ、画像形成装置、及び画像形成方法
JP2006163000A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP4667201B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP5290916B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP5120402B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP4912342B2 (ja) 画像形成装置
US20110206395A1 (en) Image forming apparatus and control method thereof
JP6115813B2 (ja) 画像形成装置
JP4890910B2 (ja) 画像形成装置
JP5112368B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JPH0477060A (ja) 画像形成装置
JP2018165051A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP7412942B2 (ja) 画像形成装置
JP4404039B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2017198973A (ja) 画像形成装置
JP7140550B2 (ja) 画像形成装置
JP2007088920A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2005210469A (ja) 画像制御方法及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120829

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130606

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5290916

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees