JP4316317B2 - 画像形成装置の調整方法および画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置の調整方法および画像形成装置に関するものであり、より詳細には、例えば電子写真方式を用いる画像形成装置における、シートに対する画像の形成条件(位置、倍率)を調整する方法、およびこの方法を用いて調整を行う画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置では、周辺機器により入力される画像データに基づいて、シート上に画像形成を行っている。
【0003】
ここで、シートに対する画像形成位置のずれは、シートを搬送する搬送手段によるシートの搬送位置と、画像データに基づいて像担持体(感光体ドラム)に書込まれた画像の位置とのずれにより発生する。したがってこのずれを補正するには、シートの搬送位置を所定の位置に調整し、さらに画像の形成位置を所定の位置に調整することでシートの正しい位置に画像が形成されるように調整する必要がある。または、像担持体に形成された画像あるいはシート搬送手段によって搬送されるシートの位置のいずれかに、他方の位置が合うように調整してもよい。また、形成位置のずれだけでなく、画像を形成する際の倍率の誤差が生ずる場合もある。
【0004】
しかしながら、上記何れの方法でも、まず発生しているずれを正しく知るために、シート上に形成された画像を目視あるいは読取装置等で確認し、ずれの状態や量を判断することになる。そして、その結果に基づいて画像形成装置を調整する。この調整は、製造段階、もしくはサービスマンによる設置段階に行われたり、または画像形成に関わる部品やユニットを交換した場合等に、組み立て調整担当者やサービスマンによって行われたりする。
【0005】
ここで、例えば日本国の公開特許公報「特開平7−125314号公報(公開日:平成7年5月16日)」には、画像形成装置内に予め記憶されている基準画像データを出力し、その画像形成物を画像読取装置で読取ることで、シートに対する画像の形成位置を調整する構成が開示されている。
【0006】
また、例えば日本国の公開特許公報「特開平10−186994号公報(公開日:平成10年7月14日)」には、まず調整前の画像を形成し、それを読取手段で確認することで、シートに対する画像の形成位置を調整する構成が開示されている。
【0007】
また、日本国の公開特許公報「特開昭63−271275号公報(公開日:昭和63年11月9日)」には、搬送ベルトに描いたパターンを検出する点が記載されている。
【0008】
【特許文献1】
特開平7−125314号公報(公開日:平成7年5月16日)
【0009】
【特許文献2】
特開平10−186994号公報(公開日:平成10年7月14日)
【0010】
【特許文献3】
特開昭63−271275号公報(公開日:昭和63年11月9日)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の構成によれば、調整を行うために、既に正しく調整の済んだ読取りずれのない読取装置が必要となるという問題がある。
【0012】
すなわち、特許文献1や特許文献2に開示されているように、基準となる画像のチャート等を周辺機器である画像読取装置を用いて読取る場合には、すでに正しく調整の済んだ読取りずれのない読取装置が必要となる。また、画像形成装置内に予め記憶されている基準画像データを出力し、その画像形成物を読取装置等で読取る場合も、すでに正しく調整が済んだ読取ずれのない画像読取装置が必要となる。
【0013】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、形成された画像を読取る読取装置等の読取手段が正しく調整されていなくても、画像形成装置のシートに対する画像の位置や倍率など、画像の形成条件の調整を正しく行うことのできる画像形成装置の調整方法と、その方法を用いて調整を行う画像形成装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像形成装置の調整方法は、上記の課題を解決するために、シートに対する画像の形成条件を補正するための補正値を求める、画像形成装置の調整方法において、上記補正値を求めるために、上記シートのサイズに応じて予め定めたデータに基づいて、上記シートの少なくとも3つの角部を含む領域に、上記シートをはみ出すようにして画像を形成する画像形成工程を含んでいることを特徴としている。
【0015】
ここで、画像形成装置において一般的に用いられるシートは、既製のサイズの、予め縦横の寸法が定められたシートである。
【0016】
上記調整方法の画像形成工程においては、そのシートのサイズに応じて、シートから食み出す(はみ出す)ような画像を形成する。この画像形成とは、例えば感光体ドラムに静電潜像を形成し、現像して得られる画像の形成に相当する。これにより、シートのエッジ(角、辺)を含むような領域に画像が形成される。
【0017】
したがって、例えば、この画像形成工程においてシートに形成された画像を、調整のされていない画像読取装置によって読取った場合であっても、画像読取装置によって読取ったシートのサイズと、予め定められたシートのサイズとを比較して、画像の形成条件のずれ(位置ずれ、倍率誤差)を得ることができる。ここで、シートの少なくとも3つの角部を含む領域に画像を形成しているので、画像読取装置によってシートのサイズを確実に読取ることができる。なお、シートに対する画像の形成条件とは、画像の位置及び画像の倍率に相当する。これは、通常、位置ずれ及び倍率誤差を補正すれば、正確な画像形成が可能となるからである。しかしながら、これに限るものではなく、他の条件を含んでいてもよい。
【0018】
そして、その補正値を用いて、予め定めたデータによって画像が形成されるはずの領域のサイズと、画像読取装置によって読取った、シート上で画像の形成されていた領域のサイズとを比較して、シートに対する画像の形成条件を補正するための補正値を正確に求めることができる。そして、その後には、求めた補正値を用いて画像形成を行えば、適切な画像形成が可能となる。なお、補正値を用いて調整を行う際には、例えば感光体ドラムに対する書込み位置、書込みタイミングや、シートの搬送タイミングなどを修正することによって、画像の形成条件を調整する。
【0019】
よって、上記調整方法の画像形成工程によれば、調整のされていない画像形成装置を用いる場合であっても、シートに対する画像の形成条件を補正するための補正値を正確に求めることができる。
【0020】
なお、シートのサイズに応じて予め定めたデータとは、シートのサイズに応じて予めサイズごとに定めたデータであってもよいし、または、シートのサイズに応じて予め定めた一つのデータであってもよい。
【0021】
本発明に係る画像形成装置の調整方法は、上記構成において、上記画像形成工程において形成された上記画像から上記シートによって抜き取られた残りの画像を読取る、読取り工程を含んでいることを特徴としている。
【0022】
上記読取り工程のように、例えば画像形成部の転写部からシートに転写されずに転写部に残存している画像を、画像形成部の画像検出部によって読取ることによって、上述のように、画像検出部の読取ずれを補正し、シートに対する画像の形成条件を補正するための補正値を正確に求めることができる。
【0023】
例えば、副走査方向については、シートを搬送する搬送手段の搬送速度を検出し、画像の副走査方向の画像位置、画像倍率が適正か否かを判断できる。さらに、副走査方向の画像形成タイミングの補正値を得ることができる。また、主走査方向については、形成された画像とシートの主走査方向のずれを求めることができ、主走査方向の書き出しタイミングと主走査方向の倍率とを補正する補正値を得ることができる。
【0024】
なお、上述の画像形成装置の調整方法を、上記読取り工程において、画像形成部の転写部に残存した画像のエッジを読取る構成である、と表現することもできる。
【0025】
また、本発明に係る画像形成装置の調整方法は、上記構成において、上記読取り工程において読取った上記画像のデータから、上記シートの上記サイズに基づいて上記補正値を求める補正値計算工程を含んでいることを特徴としている。
【0026】
上記補正値計算工程によれば、このシートのサイズに基づいて補正値を求めるので、予め基準とするサイズが定まっており、調整をするための専用の基準原稿等を確実に不要にできる。すなわち、縦・横の寸法が決まった既製のサイズのシートについて、またはそれ以外のサイズのシートについても、補正値を求めることができる。
【0027】
また、画像形成部に起因する画像ずれかシートの搬送系に起因する画像ずれかを分離して検出できる利点がある。
【0028】
なお、上述の画像形成装置の調整方法を、予め決められたデータに基づいて、少なくともシートの3つの角部を含む領域に画像を形成する形成工程と、前記シートに転写されなかった画像を画像形成部に備えた画像検出手段にて読取る読取り工程とを含み、読取った画像データからシートに対する画像の形成条件を補正する補正値を求め、その補正値を用いて画像形成装置を調整する構成である、と表現することもできる。
【0029】
また、本発明に係る画像形成装置の調整方法は、上記構成に加えて、上記画像形成工程において、上記シートの縁辺全てを含む領域から上記シートをはみ出す領域に及ぶ画像を形成することを特徴としている。
【0030】
これによれば、例えばシートに形成された画像の前後、左右の位置関係を読取手段にて読取ることで、容易に、正確な読取ずれの補正値および画像の形成条件の補正値を求めることができる。すなわち、画像が縁辺全てを含むようになっているので、読取りおよびその後の計算が簡単なものとなる。
【0031】
また、例えば転写部に形成された画像をシートのエッジにより欠き取り、シートに転写されなかった画像を画像形成部の画像検出部にて読取る場合であっても、読取ずれの補正値および画像の形成条件の補正値を容易かつ正確に求めることができる。
【0032】
また、本発明に係る画像形成装置の調整方法は、上記構成に加えて、上記画像形成工程において、上記シートに画像を形成する画像形成装置の副走査方向に上記シートの長手方向が平行となるように、上記シートを搬送することを特徴としている。
【0033】
この構成であれば、画像形成工程において、シートのエッジ(角、辺)を含む領域に確実に画像を形成することができる。
【0034】
ここで、一般的に、シートの周辺には、余白を残して画像形成が行われる。このため、画像形成装置のタイプによっては、画像形成装置の書込み手段における書込み範囲(主走査方向の書込み範囲の長さ)が、その画像形成装置において用いることのできる最大サイズのシートの長さに対してぎりぎりとなるように設計されているものがある。このような画像形成装置を用いる場合には、画像形成装置の主走査方向にシートの長手方向が平行となるようにシートを搬送すると、シートのエッジを含む領域に画像を形成できない虞れがある。
【0035】
そこで、画像形成工程において、画像形成装置の副走査方向にシートの長手方向が設けられるようにすれば、確実にシートのエッジを含む領域に画像を形成できる。また、読取りミスを防止できる。また、画像形成装置における書込み範囲を広くする必要がなくなるので、コストアップを防止できる。
【0036】
例えば、最大でA3サイズのシートに画像を形成することのできる画像形成装置を用いる場合に、A4サイズのシートによって補正値を求める際には、A4サイズのシートを、装置の副走査方向にシートの長手方向が平行となるように、縦送りする。
【0037】
なお、上述の調整方法を、上記シートを、画像を形成する画像形成装置での最大画像形成幅よりも幅が狭くなるように搬送する構成である、と表現することもできる。
【0038】
本発明に係る画像形成装置は、上記課題を解決するために、シートに画像を形成するための画像形成部と上記画像形成部による上記シートに対する画像の形成条件を補正する補正値を求めるための補正部とを有し、上記画像形成部が上記補正部の求めた上記補正値を用いて画像形成を行う画像形成装置であって、上記補正値を求めるために、上記画像形成部が、上記シートのサイズに応じて予め定めたデータに基づいて、上記シートの少なくとも3つの角部を含む領域に、上記シートをはみ出すようにして画像を形成するようになっており、さらに、上記画像形成部によって形成された画像を上記シートに転写する転写部と、上記画像形成部によって形成された画像から、上記転写部において上記シートによって抜き取られた残りの画像を読取る画像読取り部とを備えており、上記画像読取り部が上記残りの画像を読取って得たデータに基づいて、上記補正部が上記補正値を求めることを特徴としている。
【0039】
この画像形成装置は、上述の画像形成装置の調整方法を実行することになるので、上述の方法と同様の効果を得ることができる。
【0040】
なお、この画像形成装置の画像形成部は、複数の画像形成ステーションを含む構成(タンデム構成)であってもよい。または、この画像形成装置の画像形成部は、多色での画像形成を行うために、一枚のシートの印刷のために一つの感光体ドラムを異なる色の現像材の個数に応じた回数だけ回転させる(4色トナーの場合に4回転させる)構成(4回転構成)であってもよい。
【0041】
また、複数の画像形成ステーションを含む構成においては、通常、画像形成ステーションごとにレジスト補正値を設定することができるので、一つの画像形成ステーションにおいて補正のための補正値を求めることによって、全ての画像形成ステーションにおいてシートに対する画像の形成位置を補正することができる。一方、この場合、倍率の補正については、画像形成ステーションごとに行う必要がある。
【0042】
なお、上記画像形成装置は、上述のいずれかの方法を用いて調整を行う画像形成装置であって、像担持体に画像を形成する書込み手段と、シートを搬送する搬送手段と、搬送されるシートに画像を転写する転写手段と、前記画像のうちシートに転写されなかった画像を読取る画像検出手段と、その画像検出手段で読取ることによって得られた画像データに基づいてシートに対する画像の形成条件を補正する補正値を求める演算手段とを有し、予め決められたデータに基づいて、少なくともシートの3つの角部を含む領域に前記書込み手段によって形成された画像から前記補正値を求め、その補正値に基づいて前記書込み手段および/または前記搬送手段の動作を制御する制御手段とを有する構成であってもよい。
【0043】
本発明に係る画像形成装置は、上記構成に加えて、上記画像形成部は、複数の色材を用いて画像を形成可能であり、上記シートに対する画像の形成位置を補正するために、上記画像形成部が、少なくとも1つの色材を用いて画像を形成することを特徴としている。
【0044】
上記構成のように、少なくとも1つの色材の画像形成において、シートに対する画像の形成位置を補正する補正値を求めるだけで、残りの色材に対応する補正値はレジスト補正データ(色レジスト補正データ)を考慮することで容易に求めることができる。
【0045】
すなわち、画像形成装置が多色の画像形成装置である場合には、一般的に何れか1つの色材の画像形成を基準として残りの色材の画像形成位置を補正する色レジスト補正データを有している。このため、上述のように1つの色材の画像形成でシートに対する画像の形成位置を補正する補正値を求めるだけで、残りの色材に対応する補正値を色レジスト補正データを考慮することによって容易に求めることができる。
【0046】
したがって、全ての色材について画像を形成しそれぞれの色材に対応する補正値を求める必要がなく、何れか1つの色材だけの画像形成で済み、経済的な調整を行うことができる。また、データの読取り及び補正値の計算に要する時間を短縮できる。
【0047】
なお、上記構成は、タンデム構成であっても、4回転構成であっても適用が可能である。また、上記画像形成装置を、複数の色材を用いて画像を形成可能とし、少なくとも何れか1つの色材を用いて画像を形成し調整を行う構成である、と表現することもできる。
【0048】
本発明に係る画像形成装置は、上記構成に加えて、上記画像形成部は、それぞれ異なる色材を用いる複数の画像形成ステーションを含んでおり、上記複数の画像形成ステーションのうちの一つの画像形成ステーションにおいて、上記シートのサイズに応じて予め定めたデータに基づいて、上記シートの少なくとも3つの角部を含む領域に、上記シートをはみ出すように画像を形成することによって、上記補正部が、上記一つの画像形成ステーションにおける補正値を求めるようになっており、上記補正部は、各画像形成ステーションにおいて色レジストレーション補正を行うための色レジストレーションデータと上記補正値とに基づいて、全ての画像ステーションにおける画像の形成位置を補正する補正値を求めることを特徴としている。
【0049】
上記構成によれば、多色画像を形成する各成分色画像を別々の画像形成ステーションで形成するいわゆるタンデム式の画像形成装置において、何れか1つのステーションにおける画像形成によって全ての画像ステーションにおける補正値を求めることができ、経済的な調整が可能となる。
【0050】
すなわち、タンデム式の画像形成装置においては、通常、画像形成ステーション毎に画像形成位置を補正し、色ずれが発生しないように、色レジストレーションデータに基づいて画像形成が行われる。
【0051】
そこで、上述のように、1つの画像形成ステーションにおいて、シートに対する画像形成条件(位置ずれ)を求めれば、色レジストレーションデータを考慮することにより全ての色の画像のシートに対する画像形成条件(形成位置)を決定することができる。このため、画像ステーションそれぞれについてシートに対する画像形成条件を求める必要がない。
【0052】
なお、上記画像形成装置を、複数の画像形成ステーションを備えており、何れか1つの画像形成ステーションに対してのみ、上述した画像形成装置の調整方法を用いて補正値を求め、その補正値と色レジストレーションデータに基づいて全ての画像ステーションの画像の形成条件を補正し画像形成を行う構成である、と表現することもできる。
【0053】
また、本発明に係る画像形成装置は、上記構成に加えて、上記画像読取り部が、色レジストレーションデータを求めるための基準色画像に対する調整対象となる色画像との画像ずれ(色ずれ)を検出する画像検出部であることを特徴としている。
【0054】
上記構成によれば、一つの画像読取り部に両方の機能を持たせることによって、画像読取り部と画像検出部とをそれぞれ別々に備える必要がなくなり、コストパフォーマンスを向上させた画像形成装置を提供できる。
【0055】
また、色レジストレーションデータを求めるための基準色画像に対する調整対象となる色画像との画像ずれ(色ずれ)を検出する画像検出部は、画像形成の解像度以上の分解能を有しているので、このように解像度の高い画像検出部を用いて、確実に、シートに対する画像の形成条件の補正値を求めることができる。
【0056】
なお、上記画像形成装置を、色レジストレーションデータを求めるための基準色画像に対する調整対象となる色画像との画像ずれ(色ずれ)を検出する画像検出手段と、前記補正値を求めるために使用する画像検出手段とを同一の検出手段を用いて行う構成である、と表現することもできる。
【0057】
【発明の実施の形態】
本発明に係る画像形成装置は、読取装置が正しく調整されていなくても、シートに対する画像の位置や倍率などの形成条件の調整を行うことのできる画像形成装置である。本発明の一実施の形態について図1ないし図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0058】
本実施形態の複合機(画像形成装置)Aは、画像データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対して、多色または単色の画像を形成するものである。
【0059】
複合機Aは、図1に示すように、概略的に、画像形成ユニット(画像形成部)100、画像読取りユニット200、自動原稿搬送装置900およびシート供給ユニット850を備えている。
【0060】
画像形成ユニット100は、露光部1a〜1d,現像器2a〜2d,感光体ドラム3a〜3d,クリーナ部4a〜4d、帯電器5a〜5d,転写搬送ベルトユニット(転写部)8,定着ユニット12に加え、搬送路S,給紙トレイ10,排紙トレイ15・33、画像処理基板300、制御回路基板400、パターン検出器(画像読取り部、画像検出部)520等を含んでいる。
【0061】
なお、複合機Aにおいて扱われる画像データは、ブラック(K),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。露光部1(1a,1b,1c,1d),現像器2(2a,2b,2c,2d),感光体ドラム3(3a,3b,3c,3d),クリーナ部4(4a,4b,4c,4d),帯電器5(5a,5b,5c,5d)は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられている。それぞれ、aがブラック(K)に、bがシアン(C)に、cがマゼンタ(M)に、dがイエロー(Y)に対応した、4つの画像ステーションとなっている。
【0062】
ここで、画像ステーションは、露光部1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナ部4、帯電器5を備えた構成である。画像ステーションは、画像形成ユニット100のほぼ中心部に配置されている。画像ステーションは、転写搬送ベルトユニット8に沿って、KCMYの順に4つ並んだ構成となっている。なお、このKCMYの順はこれに限るものではない。
【0063】
本実施形態の露光部1は、レーザー照射部および反射ミラーを備えたレーザースキャニングユニット(LSU)である。露光部の構成はこれに限るものではなく、発光素子をアレイ状に並べた例えばEL(Electro Luminescence)書込みヘッドやLED(Light Emitting Diode)書込みヘッドであってもよい。この露光部1は、帯電された感光体ドラム3を入力される画像に応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じて静電潜像を形成する機能を有するものである。
【0064】
現像器2は、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を、(K、C、M、Y)のトナーにより顕像化するものである。感光体ドラム3は、露光部1からの露光に応じて形成される静電潜像を保持する。感光体ドラム3の静電潜像は、現像器2によって現像材像とされ、シートに転写される。クリーナ部4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去・回収するものである。帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段である。図1に示すチャージャー型の帯電器の他に、接触型の帯電ローラ型やブラシ型の帯電器を用いてもよい。
【0065】
転写搬送ベルトユニット8は、感光体ドラム3を有する画像ステーションの下方に配置されている。転写搬送ベルトユニット8は、転写ベルト(転写部)7、転写ベルト駆動ローラ71、転写ベルトテンションローラ72、転写ベルト従動ローラ73、転写ベルト支持ローラ74、転写ローラ6(6a、6b、6c、6d)、および転写ベルトクリーニング部9を含んでいる。
【0066】
転写ベルト駆動ローラ71、転写ベルトテンションローラ72、転写ベルト従動ローラ73、転写ベルト支持ローラ74、および転写ローラ6は、転写ベルト7を張架するものである。転写ベルト駆動ローラ71は、転写ベルト7を矢印B方向に回転駆動させる。転写ベルトテンションローラ72、転写ベルト従動ローラ73、転写ベルト支持ローラ74、および転写ローラ6は、回転駆動される転写ベルト7に従動回転する。
【0067】
転写ローラ6は、感光体ドラム3のトナー像を、転写ベルト7側に吸着させることによって、搬送されるシートに転写するものである。転写ローラ6は、転写搬送ベルトユニット8の内側のフレーム(図示せず)の、転写ベルト7に対して感光体ドラム3とは反対側に、回転可能に支持されている。
【0068】
転写ベルト7は、感光体ドラム3a〜3dのそれぞれに接触するように設けられている。そして、転写ベルト7は、転写ベルト駆動ローラ71による回転駆動にしたがって移動し、シートを搬送する。これに伴い、転写ベルト7は、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像をシートに順次重ねて転写し、これによってカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する。この転写ベルト7は、厚さ100μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
【0069】
より詳細には、感光体ドラム3から転写ベルト7上のシートへのトナー像の転写は、転写ベルト7の裏側に接触している上述の転写ローラ6によって行われる。転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧(例えば、トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。ここで、本実施形態の転写ローラ6は、直径8〜100mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(例えば、EPDM、発泡ウレタン等)により覆われている構成である。このように導電性の弾性材を用いているので、転写ローラ6が変形可能に設けられ、転写ローラ6と感光体ドラム3との密着性を高めて、シートに対して均一に高電圧を印加することができる。なお、本実施形態では転写電極として転写ローラ6を使用しているが、これに限らず、例えばブラシ等を用いることもできる。
【0070】
ここで、転写搬送ベルトユニット8の下側には、パターン検出器520が設けられている。本実施形態のパターン検出器520は、ラインセンサと照明手段とを一体化した読取りヘッドである。このパターン検出器520は、モノクロで読取ることができる読取手段を有するラインセンサである。
【0071】
ここで、図5は、図1に示す転写ベルト7およびパターン検出器520を、図1における紙面下側から上側に向かう方向について示す平面図である。パターン検出器520は、図5に示すように転写ベルト7の移動方向と垂直な主走査方向に延びるように配置され、転写ベルト7に転写された画像を検出するようになっている。
【0072】
なお、パターン検出器の構成はこれに限るものではなく、例えば図6に示すパターン検出器520aのような構成であってもよい。この構成であれば、例えば市販の小型スキャナ用のラインイメージセンサヘッドを使用することができ、簡単に実現できる。すなわち、市販の小型スキャナ用のラインイメージセンサヘッドは、解像度200〜300dpi,画素数864〜1216,読取り範囲104mm程度のものがあるので、図6に示すような2個使用する構成に用いることができる。ただし、色レジストレーション補正用の画像パターンを検出する検出器と兼用のパターン検出器とする場合には、少なくとも画像形成部の画像形成解像度以上の分解能を持ったものを使用する。
【0073】
なお、感光体ドラム3との接触により転写ベルト7に付着したトナーは、シートの裏面を汚す原因となるために、転写ベルトクリーニング部9によって除去・回収されるように設定されている。転写ベルトクリーニング部9には、転写ベルト7に接触する例えばクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する転写ベルト7は、裏面から転写ベルト支持ローラ74で支持されている。
【0074】
画像形成ユニット100の転写搬送ベルトユニット8の下側には、画像形成に使用するシートを蓄積しておくための給紙トレイ10が設けられている。また、画像形成ユニット100の上部に設けられている排紙トレイ15は、印刷済みのシートをフェイスダウンで載置するためのトレイである。また、画像形成ユニット100の側部に設けられている排紙トレイ33は、画像形成済みのシートをフェイスアップで載置するためのトレイである。また、画像形成ユニット100には、シートを給紙トレイ10から転写搬送ベルトユニット8、定着ユニット12等を経由させて排紙トレイ15に送るための、Sの字形状の搬送路Sが設けられている。
【0075】
さらに、給紙トレイ10から排紙トレイ15および排紙トレイ33までの搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ16、レジストローラ14、定着ユニット12、搬送方向切り替えゲート34、シートを搬送する搬送ローラ25等が配されている。
【0076】
ピックアップローラ16は、給紙トレイ10の端部に備えられ、給紙トレイ10から、シートを1枚毎に搬送路Sに供給する呼び込みローラである。また、レジストローラ14は、搬送路Sを搬送されているシートを一旦保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像をシートに良好に多重転写できるように、感光体ドラム3の回転にあわせて、シートをタイミングよく搬送する機能を有している。すなわち、レジストローラ14は、(図示しない)レジストセンサの出力した検知信号に基づいて、予め設定されたタイミングで図2に示すレジストクラッチ515を制御し、各感光体ドラム3上のトナー像の先端をシートにおける画像形成範囲の先端に合わせるように、シートを搬送するように設定されている。
【0077】
定着ユニット12は、シートに転写されたトナー像をシートに定着させるためのものである。定着ユニット12は、ヒートローラ31,加圧ローラ32等を備えており、ヒートローラ31および加圧ローラ32は、シートを挟んで回転するようになっている。ヒートローラ31は、(図示しない)温度検出器からの温度検出値に基づいて、後述する制御部によって所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ32とともにシートを熱圧着する。これにより、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる。
【0078】
なお、多色トナー像の定着後のシートは、搬送ローラ25…によって搬送路Sの反転排紙経路に搬送され、反転された状態で(多色トナー像を下側に向けて)、排紙トレイ15上に排出される。
【0079】
また、搬送方向切換えゲート34は、シートを排紙トレイ33に排出するか、または排紙トレイ15に排出するかを切換えるためのものである。搬送方向切換えゲート34は、側面カバー35に回転可能に設けられている。搬送方向切換えゲート34が、図1に実線で示す状態から破線で示す状態へと移動することにより、搬送路Sの途中からシートを分離し、排紙トレイ33にシートを排出できるようになっている。実線で示す状態の場合には、シートは定着ユニット12と側面カバー35、搬送切換えガイド34の間に形成される搬送部S’(搬送路Sの一部)を通り上部の排紙トレイ15に排出される。搬送ローラ25は、シートの搬送を促進・補助するための小型のローラであり、搬送路Sに沿って複数設けられている。
【0080】
また、画像処理基板300は、画像データに対して所定の処理を施す回路基板である。制御回路基板400は画像形成プロセスを制御する回路基板である。
【0081】
画像形成ユニット100の上部には、画像読取りユニット200および自動原稿搬送装置900が配置されている。
【0082】
画像読取りユニット200上面には、透明ガラスからなる原稿台209が設けられている。原稿台209の上には、自動原稿搬送装置900が備えられている。
【0083】
自動原稿搬送装置900は、原稿セットトレイ210上にセットされた複数枚のシート(原稿)を1枚ずつ自動的に原稿台209上へ搬送する装置である。
【0084】
本実施形態の画像読取りユニット200は、カラー読取手段である。この画像読取りユニット200は、原稿台209上に載置されたシートの画像を走査して読取るもので、第1の走査ユニット201・第2の走査ユニット202、光学レンズ203、および光電子変換素子であるCCDラインセンサ204を有している。
【0085】
第1の走査ユニット201は、シート面上を露光する露光ランプ205と、シートからの反射光像を所定の方向に反射させる第1ミラー206等から構成されている。第2の走査ユニット202は、第1の走査ユニット201の第1ミラー206から反射されてくるシートからの反射光を光電子変換素子であるCCDラインセンサ204に導く第2ミラー207および第3ミラー208より構成されている。光学レンズ203は、原稿からの反射光をCCDラインセンサ204上に結像させる。CCDラインセンサ204は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3ラインのイメージセンサを用いており、3色に分解して画像を読み取れるようになっている。
【0086】
複合機Aの画像読取りユニット200の位置には、図8に示すような操作パネル211が設けられている。操作パネル211の左部分には、タッチパネル液晶表示装置(LCDと称呼する)221が配置されていて、その右側にテンキー231、スタートキー241、クリアキー251、および全解除キー261が配置されている。
【0087】
このLCD221の画面上には、種々の画面が切換えられて表示される。これらの画面中では、種々の条件を設定するタッチキーが配置されており、タッチキーを指で直接押圧操作して、各種の条件設定(例えば白黒/カラーのモード選択,原稿の種類選択,自動/手動の選択,その他の特別な機能選択など)が可能になっている。また、操作のガイダンスや警告等もこのLCD221に表示される。付加画像(広告)等の付加するか否かの選択キーを画像形成装置側に設ける場合にはこのLCD221にタッチキーとして設けるか、あるいはテンキーなどのように操作パネル221上にハードキーとして設ける。この場合、LCD221上にタッチキーとして設けることが好ましい。これにより本機能を複合機Aに組込む場合に、ソフトウエアの追加のみで済み、複合機Aを共通に使用できる。
【0088】
また、LCD221とテンキー231の間には、複合機Aの機能を切換えるキーとしてプリンタキー271,ファクシミリ/イメージ送信キー281,コピーキー291、およびそれぞれの機能ごとに登録されているジョブ状況を確認するためのジョブキー311等が配置されている。
【0089】
LCD221の右側に配置されたキー群のうち、テンキー231はLCD221画面における数値(複写枚数等)を入力するのに使用するキーである。スタートキー241はそれぞれの処理モードでの画像形成動作や読取動作の開始を指示するためのキーである。クリアキー251はLCD221に表示される設定値をクリアしたり、画像形成動作など現在実行中の動作の中断を行ったりするキーである。全解除キー261は、読取の条件や画像の形成条件等の設定をデフォルト値に戻すためのキーである。
【0090】
なお、LCD221に示されている割込キー321は、実行中の画像形成動作などを一時中断して他の画像形成を許容するためのキーである。
【0091】
図8ではカラー画像形成モードが選択されている状態を表している。このときコピー濃度などの画像形成や読取時の濃度は自動的に原稿に応じて制御されるようになっている。
【0092】
本実施形態の複合機Aにおいては、画像形成条件の調整を行うためには、テンキー231および他のキーによる装置ごとの特殊の組み合わせによって、補正値を求めるためのモードに移行するようになっている。
【0093】
また、画像読取ユニット200は、自動原稿搬送装置900との関連した動作により、自動原稿搬送装置900にて自動搬送される原稿の画像を読取り、画像データとして、図2に示す画像データ入力部510へと出力する。
【0094】
画像形成ユニット100が画像読取ユニット200によって読取られた原稿画像の印刷を行う際には、画像処理部511において画像データに対して所定の画像処理を施した後、メモリ512に一旦記憶し、出力指示に応じてメモリ512内の画像データを書込み部513に転送する。
【0095】
また、複合機Aの画像形成ユニット100の下方には、給紙デスク装置850が備えられている。この給紙デスク装置850は、3段の給紙トレイを備えており、搬送路Sを経由して、シートを画像形成ユニット100に供給できるようになっている。なお、本実施形態の給紙デスク装置850の構成に限らず、1段の給紙トレイを備えたものや、並行に2個のトレイを備えたタンデムトレイを備えたもの、あるいは単にデスクとして機能するもの等、ユーザの要望に応じて装着できるようになっている。
【0096】
なお、本実施形態においては、複合機Aにおいて画像読取りユニット200に加えて自動原稿搬送装置900を備えた構成を示しているが、これに限るものではなく、自動原稿搬送装置900を含まない構成であってもよい。
【0097】
また、本実施形態においては、カラー印刷を行う複合機Aについて説明しているが、これに限るものではなく、複合機Aがモノクロ印刷を行う構成であってもよい。この場合、一般的には、モノクロの画像読取装置(1ラインのイメージセンサを備えた画像読取装置)を備えた構成となる。このような、モノクロ(白黒)の画像形成を行う画像形成装置でも、本発明の一部を除く機能を実施可能であることは言うまでもない。
【0098】
ここで、図2は、複合機Aにおける制御動作を説明するための、概略構成を示すブロック図である。以下では、図2を参照して、複合機Aの動作について説明する。
【0099】
複合機Aは、図2に示すように、制御部(画像形成部、補正部)500を有している。この制御部500、パターン記憶部(画像形成部)506、データ記憶部(画像形成部)507、及び演算部(補正部)601は、図1に示す制御回路基板400に相当する。また、図2に示す画像処理部511およびメモリ512は、図1に示す画像処理基板300に相当する。なお、本実施形態においてはこのような構成になっているが、制御部500の構成はこれに限るものではない。
【0100】
制御部500には、定着部501、転写部502、現像部503、帯電部504、搬送機構部(補正部)505、パターン記憶部506、データ記憶部507、操作部508、画像データ入力部510、画像処理部511、メモリ512、書込み部(画像形成部、補正部)513が接続されており、制御部500はこれらを制御するようになっている。
【0101】
定着部501、転写部502、現像部503、帯電部504、書込み部513は、それぞれ、図1に示す定着ユニット12、転写ローラ6a〜6d、現像器2a〜2d、帯電器5a〜5d、露光部1a〜1dに対応する。また、搬送機構部505は、搬送モータ514およびレジストクラッチ515を含んでいる。また、操作部508は、図8に示す操作パネル211に対応する。
【0102】
ここで、パターン記憶部506には、後述するように、複合機Aにおける画像の形成条件の調整の際にシートに形成するために用いる、シートサイズに応じた画像パターンが記憶されている。また、データ記憶部507には、後述する操作によって得られた補正値を記憶させる。また、データ記憶部507には、パターン記憶部506に記憶されている画像パターンに対応した、シートサイズの基準値を記憶させる。
【0103】
制御部500は、接続されている各手段を、それぞれ以下のように制御する。
【0104】
制御部500は、定着部501(定着ユニット12)のヒートローラ31を、(図示しない)温度検出器からの温度検出値に基づいて、所定の定着温度となるように制御する。制御部500は、転写部502に対して、図示しない転写用の高圧電源からの転写ローラ6a〜6dへの印加電圧の制御を行う。制御部500は、現像部503に対して、現像器2a〜2dにおける現像ローラのバイアス電圧を制御して適正な現像が行われるよう制御する。制御部500は、帯電部504に対して、帯電器5a〜5dとしての帯電チャージャーのグリッドバイアス電圧を制御することで、感光体ドラム3a〜3dの表面電位を制御する。また、制御部500は、搬送機構部505に対して、搬送モータ514およびレジストクラッチ515の動作の制御を行う。
【0105】
制御部500は、パターン記憶部506に対して、予め決められた画像データのパターンの入出力を行い、例えばパターンを記憶するよう制御する。制御部500は、データ記憶部507に対して、基準値の入出力を行い、例えば基準値を記憶するよう制御する。
【0106】
制御部500は、操作部508に対する、例えば画像形成動作や読取動作の開始についての入力指示等に基づいて、複合機Aの書込み部513や搬送機構部505が動作するよう制御する。制御部500は、画像データ入力部510に対して、画像読取りユニット200で読取られた画像データが、画像形成ユニット100に入力されるよう制御する。
【0107】
制御部500は、画像処理部511に対して、画像データ入力部510に入力された画像データに対して所定の画像処理を行うよう制御する。制御部500は、メモリ512に、画像処理部511で処理された画像データを一旦記憶させる。制御部500は、書込み部513の光ビームパワーや書込みタイミング等の書込み動作の制御を行う。また、書込み部513(露光ユニット1a〜1d)がELやLED書きこみヘッドの場合には、その光ビームパワーや書込みタイミング等の書込み動作の制御を行う。
【0108】
また、制御部500には、画像読取りユニット200も接続されている。画像読取りユニット200は、図1で示した自動原稿搬送装置900との関連した動作により、自動原稿搬送装置900にて自動搬送される原稿の画像を読取る。そして、読取った画像を画像データとして図2に示す画像データ入力部510へと転送する。画像データ入力部510に転送された画像データに対しては、画像処理部511にて所定の画像処理が施される。そして画像処理が施された画像データはメモリ512に一旦記憶される。制御部500が、操作部508に対してなされた出力指示に応じて、メモリ512内の画像データを読み出して書込み部513に転送する。
【0109】
さらに、本実施の形態では、制御部500に、パターン検出器520および演算部601が接続されている。パターン検出器520は、転写ベルト7に残存した画像を読取るためのものである。演算部601は、パターン検出器520において、転写ベルト7に残存した画像を読取ることで得られる読取データから、シートに対する画像の形成条件を補正する補正値を求めるものである。
【0110】
以下では、パターン検出器520および演算部601を用いた、補正値の導出について説明する。なお、以下では、簡単のために、補正値の導出を行うための画像ステーションを特定せずに説明を行う。
【0111】
ここで、複合機Aで使用可能な最大シートサイズをA3サイズ(297mm×420mm)とする。この場合、複合機Aにおいて補正値を導出する際には、例えば、A3サイズに限らず、A4サイズ(210mm×297mm)、B5サイズ(182mm×257mm)、B4サイズ(257mm×364mm)等のシートを用いることもできる。特に、補正値を求める場合には、複合機Aで使用可能な最大サイズのシートよりも小さいシートを用いることが好ましい。なぜなら、使用可能な最大サイズよりも大きなシートを用いると、シートのサイズが大きくなる分、大きな画像を形成しなければならないために現像材(トナー)の消費が増え、また複合機Aの調整にかかる時間が長くなってしまうからである。また、主走査方向の長さが長いプロセス手段(例えば露光ユニット,感光体ドラム,現像器…等)が必要となり、装置サイズが大きくなってしまうからである。最大サイズのシート以外のシートのうち、サイズの大きいシートを使用する場合には、大きな画像を形成しなければならないので現像材(トナー)の消費が増大し、調整にかかる時間が長くなるが、安定した精度の高い調整が行える。一方、サイズの小さいシートを使用する場合は、小さな画像を形成すればよいので現像材(トナー)を節約でき調整時間を短くできる。
【0112】
ここで、ユーザによる画像の形成条件の調整指示を操作部508が検出すると、複合機Aは、例えば給紙トレイ10に備えられたシートなどを用いて、調整のための画像形成を行う。この際、制御部500は、パターン記憶部506に記憶されている予め定められた画像データを読み出して、メモリ512に書込みをする。そして書込み部513が、メモリ512のデータに基づいて、少なくともシートの3つの角部を含む領域に画像を形成する。
【0113】
ここで、本実施形態のパターン記憶部506には、シートのエッジを含み、シートからはみ出すような画像が記憶されている。すなわち、図3に斜線領域によって基準画像(枠画像)として示すように、点線にて仮想的に示すシートよりもはみ出す画像を形成する。これによって、シートの3つの角部(R1,R2,R3)を含む領域に画像を形成する。なお、上記「角部」とは、シートの頂点、すなわちシートの辺と辺との交点を含む領域を意味しており、上記交点を含んでいればよく、上記領域の大きさおよび形状は図3に示す形状に特に限定されるものではない。例えば、枠画像は、全周が繋がっている必要はなく、少なくとも3隅(R1〜R3)だけでも良い。この場合には、調整に使用する現像材(トナー)を節約することができる。
【0114】
本実施形態の枠画像は、以下のように設定した。主走査方向には、210mmを超え最大画像形成幅以下のサイズである、例えば230mm(W3)とした。主走査方向の内側の幅(W4)は、使用シートがA4の場合に210mmより充分小さな幅とし、例えば180mmの幅とした。副走査方向には、297mmを超える長さとなるように、例えば317mm(L3)とした。副走査方向の内側の幅は、使用シートがA4の場合に297mmより充分小さな幅とし、例えば267mmの幅とした。
【0115】
なお、枠画像については、あまり大きな画像をサイズとすると不経済であるので、調整の対象となる装置に特有のずれを実験などにより予め定めておいて、考えられる搬送ずれを考慮し、充分余裕を待たせて形成できるように画像データを作成し、パターン記憶部506に記憶させておく。本実施形態のパターン記憶部506は、複数のシートサイズに対応できるように、サイズごとに定めたパターンをそれぞれ記憶させている。しかしながら、これに限るものではなく、パターン記憶部には、複数のシートサイズに対応できるように予め定めた1つの枠画像だけを記憶させてもよい。
【0116】
ここで、図1に戻ると、枠画像として、転写ベルト7上のシートをはみ出すような画像が形成されることになる。このため、図3に示すような画像をシートに対して転写すると、転写ベルト7には、図4に示すように、シートによって抜き取られ、抜け殻となった画像が転写される。
【0117】
ここで、例えば、B5サイズのシートを用いた場合には、有効画像形成幅をシートと同じ幅とした場合に297mmとなるので、縦向き横向きの何れの方向にシートを搬送しても、シートのサイズを食み出す画像を形成して、転写ベルト7に残りの画像を転写することができる。しかしながら、例えばA4サイズのシートを用いる場合には、横送りをした場合に有効画像形成幅がシートのサイズと同じとなるため、シートを食み出す画像を形成することができない。このため、A4シートを用いる場合は、シートの長手方向を副走査方向に平行に配置する、縦送りで行う。A4サイズのシートを用いる場合、図4のW0は210mm,L0は297mmとなる。
【0118】
そして、図4に示す抜け殻となった画像は、転写ベルト7の回転移動に伴い、図1に示すパターン検出器520の位置に到達する。
【0119】
パターン検出器520は、図5に示すように、転写ベルト7上の画像を読取る。ここで、まず、副走査方向について説明する。パターン検出器520により、上述の図4に示すL0を読取ることができる。ここで、L0は、シートのサイズに対応する長さであるので、L0を読取るために要した時間を用いれば、シートを搬送する手段である転写ベルトの搬送速度を検出できる。また、既知のシートサイズと読取ったL0との比較、または予め設定した本来のL3の長さと読取って得られたL3の長さとの比較によって、副走査方向の倍率を求めることができる。または、L3を読取るために要した時間によって、副走査方向の倍率を求めることもできる。また、L1を読取って得られた時間より、副走査方向の書込み手段の書き出し補正値(位置ずれ)を求めることができる。
【0120】
次に、主走査方向について説明する。パターン検出器520を用いてW3を読取ることより、主走査方向の倍率を求めることができる。また、パターン検出器520を用いてW1を読取ることにより、主走査方向の書込み手段の書き出し補正値(位置ずれ)を求めることができる。
【0121】
なお、本実施形態においては、転写ベルト7の速度V1と、回転ドラム3の回転速度(周速)V2とシートの搬送速度V3とについては、V1=V3を満たすようになっている。また、V2≠V1の場合に、副走査方向の倍率が変化しうるようになっている。このように、副走査方向の倍率は、転写ベルト7または回転ドラム3の速度によっても変化し得るようになっている。また、副走査方向の倍率は、LSUとしての露光部1の設定によっても変化し得る。なお、主走査方向の倍率については、速度には依存せず、露光部1のみに依存する。
【0122】
なお、図5に示すパターン検出器520でなく、図6に示すパターン検出器520aを用いる場合には、W3を求める場合にW1とW2とをそれぞれのパターン検出器(ラインイメージセンサヘッド)で求め、シートの基準値であるW0を用いてW1+W2+W0からW3を求めればよい。
【0123】
また、本実施形態においては、パターン検出器520を用いて、転写ベルト7に転写された画像を測定しているが、本発明はこれに限るものではない。転写ベルトを用いない画像形成装置、例えば放電式の転写チャージャーを用いた画像形成装置では、感光体ドラムに形成され、シートに転写されずに残った画像を測定するようにしてもよい。
【0124】
また、本実施形態においては、転写ベルト7上にシートを静電吸着させて画像形成を行う複合機A(画像形成装置)について説明しているが、本発明はこれに限るものではない。中間転写ベルト上にそれぞれの成分色画像を重ね転写し、搬送されてくるシートに一括転写する中間転写方式の画像形成装置であっても、中間転写ベルト上に転写されずに残った画像を測定することで本発明を実施でき、同様な効果を得ることができる。
【0125】
そして上述のように得たずれ(位置ずれ、倍率誤差)を用いて、以下のようにずれを補正する。
【0126】
主走査方向の調整は、以下のように行う。本実施形態の画像形成ユニット100は、LSUとしての露光部1を有しているので、主走査方向の調整を以下のように行う。すなわち、レーザビーム走査方式では、ビームディテクタを通過してからのタイミングを調整することにより書き出し位置を調整する。また、1画素当りの点灯タイミングを調整することで主走査方向の倍率を調整する。
【0127】
なお、露光部としてLEDヘッド等による固体走査方式を用いる場合には、主走査方向の何処から点灯させるか最初の発光素子を決定する(ずらす)ことで主走査方向の書き出し調整を行う。LEDヘッド等では主走査方向の倍率はほぼ決定しているので特に調整する必要はないが、ずれが目立つ場合には何れかの画像データを間引いたり、画像データを補完して増加させ、点灯させる発光素子の数を増減させたりして調整を行う。
【0128】
次に、副走査方向の調整について説明する。副走査方向の位置の調整については、露光部1から感光体ドラム3への画像形成書き出しタイミングとレジストクラッチ515の接続タイミングとの、少なくとも何れか一方のタイミングを調整すればよい。また、副走査方向の倍率は、感光体ドラム3の回転速度あるいはシートの搬送速度(転写ベルト7の移動速度)の少なくとも何れか一方を調整すればよい。本実施形態においては、画像形成のプロセス条件を変化させない、シートの搬送方向の速度、すなわち搬送機構部505の搬送モータ514の速度を調整している。なお、補正のための補正値は、上述のように求めたL0とL3とに基づいて、演算部601にて計算される。
【0129】
ここで、上述の説明においては、簡単のため、特に補正を行う画像形成ステーションを特定せずに説明をした。本実施形態においては、いずれか一つの画像形成ステーションで補正値を導出すれば、他の画像形成ステーションについても画像の形成位置のための補正値を求めることができる。
【0130】
ここで、多色の画像形成を行う、本実施形態の複合機Aにおいて、色レジストレーションの補正値は、基準となる画像形成ステーションにて形成される例えば細線パターン画像に対する、その他の画像形成ステーションにて形成される細線パターンの位置ずれを、パターン検出器520で検出することによって求めることができる。
【0131】
色レジストレーションの補正値は、副走査方向と主走査方向の2方向の補正値からなる。色レジストレーションの補正値は、通常、最小分解能が画像形成部の解像度以上となっており、このため、位置を1ライン(1画素)以下の分解能で調整できるようになっている。本実施形態の複合機Aの画像形成ユニット100においては、解像度が副走査方向,主走査方向共に600dpiである。このため、本実施形態のパターン検出器520の解像度も、この値以上のものとなっている。
【0132】
なお、パターン検出器520を用いた、上述のような位置ずれ、倍率誤差のための補正値の導出、およびシートに対する画像の形成条件(シートに対する画像の位置)は、0.1mm〜0.3mm程度の分解能を有していれば支障がない。このため、パターン検出器を色レジストレーションの補正値を求める検出器と別に設ける場合や、色レジストレーションの補正値が必要ない単色画像形成装置の場合では、例えば300dpi〜85dpi程度の解像度として、パターン検出器520aのような市販の小型のラインイメージセンサヘッドを用いた構成としてもよい。
【0133】
以上で説明した動作について、図7のフローチャートに基づいて説明をする。
【0134】
まず、S11においては、ユーザの調整指示を操作部508が検出すると、制御部500がパターン記憶部506に記憶されたパターン画像をメモリ512に書込むことによって、書込み部513が感光体ドラム3上に枠画像を静電潜像として形成する。また、感光体ドラム3上の静電潜像が、現像器2によって現像される。
【0135】
S12においては、給紙トレイ10からシートが画像形成ユニット100へと搬送路Sを介して搬送される。
【0136】
S13においては、搬送ベルト7がシートを搬送することによって、感光体ドラム3上の現像材像がシートおよび搬送ベルト7にそれぞれ転写される。
【0137】
S14においては、搬送ベルト7がさらにシートを搬送することによって、シートを定着ユニット12へと搬送する。これによって、搬送ベルト7上には、シートによって抜け殻となった画像が形成されている状態となる。シートは、その後、排紙トレイ15または33へと排出される。
【0138】
S15においては、搬送ベルト7がさらに回転移動し、パターン検出器520の位置において搬送ベルト7上の抜け殻画像が読取られる。
【0139】
S16においては、読取った画像データから、演算部601が、図4に示すような長さW0〜W4を抽出し、主走査方向の倍率と書き出しタイミングの補正値とを求める。
【0140】
S17においては、読取った画像データから、演算部601が、図4に示すような長さL0〜L4を抽出し、副走査方向の倍率と書き出しタイミングの補正値とを求める。
【0141】
S18においては、得られた補正値をデータ記憶部507に記憶させる。
【0142】
以上の動作によって、画像形成条件の調整のための補正値を得ることができた。そして、後の画像形成の際には、このデータ記憶部507に記憶されているデータを制御部500が読み出して、調整を行う。
【0143】
ここで、本実施形態の複合機Aは、複数の色材を用いて画像を形成するために複数の画像形成ステーションを備えており、パターン検出器520または色レジストレーション専用の図示しない検出器を用いて得られる色レジスト補正データによって色レジスト補正を行う画像形成装置である。この場合、色レジスト補正データについても、データ記憶部507に記憶させておく。
【0144】
これによれば、画像の形成条件を補正する補正値を求めるときには、1つの色材を用いて画像を形成し、残りの色材に対しては、色レジスト補正データから補正値を求めることができる。これによれば、1つの色材を用いるだけでよいので、シートに対する画像の形成条件の調整を経済的に行うことができる。
【0145】
また本実施の形態のように、パターン検出器520がカラー読取手段である場合には、3色の光電子変換素子のうちいずれか1色の光電変換素子を用いてシートに形成された画像を読取ることが好ましい。これにより、読取りが容易になるとともに、読取りによって得られるデータの数が少なくなるので読取データを演算する時間を短くすることができる。
【0146】
また、これに限るものではなく、複数の画像形成ステーションそれぞれにおいて、それぞれ異なる調整を行う構成としてもよい。具体的には、例えば、上記いずれか1つの画像形成ステーションでは主走査方向および副走査方向それぞれの位置および倍率の調整を行い、残りの画像形成ステーションでは主走査方向の倍率を調整する構成としてもよい。これによれば、シートに対する画像形成条件の調整をより正確に行うことができる。
【0147】
また、シートに対する画像形成の位置ずれについて、画像形成装置が複数の給紙手段(給紙トレイ)を備えている場合には、それぞれの給紙手段毎に調整を行い、それぞれの給紙手段に対応する補正値を求め、データ記憶部507に記憶させておく。このとき、倍率誤差についてはいずれか1つの給紙手段において補正値を求める際に求めればよいので、全ての給紙手段について行う必要はない。
【0148】
以上のように、本実施の形態の複合機Aは、シートに対する画像形成の位置ずれ、倍率誤差などの画像形成条件を調整するために、シートのエッジを含む領域に画像を形成する構成である。また、シートによって抜き取られた搬送ベルト上の画像をパターン検出器520が読取って、得られた画像データに基づいて、位置ずれ、倍率誤差などを計算し、補正値を導く構成である。
【0149】
このため、パターン検出器520が正確に調整されていなくても、複合機Aの調整を行うことができる。
【0150】
なお、本発明について実施例としてカラー画像の形成を行うことができるカラー画像形成装置、およびカラー画像の読取りが行えるカラー読取装置を用いて説明したが、単色(白黒)画像形成しかできない単色画像形成装置や単色の読取データしか得ることが単色画像読取装置を用いても同様な効果を得ることができることは言うまでもない。
【0151】
ここで、従来の構成においては、調整を行うために、既に正しく調整の済んだ読取りずれのない読取装置が必要となっていた。また、これに加えて、ずれを検出して位置決めする際には、例えば所定のマークがシートのどの位置に形成されたかを求めるために、シートのエッジを検出する必要があった。しかしながら、通常白色であるシートを白の背景にて読取りを行うため、このような検出は困難であり、このためサービスマンによって目視でずれを検出していた。
【0152】
そこで、本発明のように、シートのエッジを含む領域に画像を形成する。これによって、シートのサイズを検出することができるので、調整されていない読取り装置を用いることができる。また、シートのエッジからの位置を容易に求めることができる。
【0153】
なお、上述した特開昭63−271275号公報は、色レジストレーション補正を目的とするものであり、搬送ベルトに描いた種々のパターンを検出するものではあるが、本願とは測定の目的が異なるものである。
【0154】
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、上述の実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる構成についても、本発明の技術的範囲に含まれる。
【0155】
上述の具体的な実施形態または実施例は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、本発明はそのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、特許請求の範囲に示した範囲で種々の変更が可能であり、変更した形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0156】
【発明の効果】
本発明に係る画像形成装置の調整方法は、以上のように、シートに対する画像の形成条件を補正するための補正値を求める、画像形成装置の調整方法において、上記補正値を求めるために、上記シートのサイズに応じて予め定めたデータに基づいて、上記シートの少なくとも3つの角部を含む領域に、上記シートをはみ出すようにして画像を形成する画像形成工程を含んでいる構成である。
【0157】
それゆえ、上記調整方法の画像形成工程を実行すれば、その後に、調整のされていない画像読取装置を用いる場合であっても、シートに対する画像の形成条件を補正するための補正値を正確に求めることができるという効果を奏する。
【0158】
本発明に係る画像形成装置の調整方法は、上記構成において、上記画像形成工程において形成された上記画像から上記シートによって抜き取られた残りの画像を読取る、読取り工程を含んでいる構成である。
【0159】
それゆえ、残存している画像を読取ることによって、上述のように、画像検出部の読取ずれを補正し、シートに対する画像の形成条件を補正するための補正値を正確に求めることができるという効果を奏する。
【0160】
また、本発明に係る画像形成装置の調整方法は、上記構成において、上記読取り工程において読取った上記画像のデータから、上記シートの上記サイズに基づいて上記補正値を求める補正値計算工程を含んでいる構成である。
【0161】
それゆえ、予め基準とするサイズが定まっており、調整をするための専用の基準原稿等を確実に不要にできるという効果を奏する。
【0162】
また、本発明に係る画像形成装置の調整方法は、上記構成に加えて、上記画像形成工程において、上記シートの縁辺全てを含む領域から上記シートをはみ出す領域に及ぶ画像を形成する構成である。
【0163】
それゆえ、シートに形成された画像の前後、左右の位置関係を読取手段にて読取ることで、容易に、正確な読取ずれの補正値および画像の形成条件の補正値を求めることができるという効果を奏する。
【0164】
また、本発明に係る画像形成装置の調整方法は、上記構成に加えて、上記画像形成工程において、上記シートに画像を形成する画像形成装置の副走査方向に上記シートの長手方向が平行となるように、上記シートを搬送する構成である。
【0165】
それゆえ、画像形成工程において、シートのエッジ(角、辺)を含む領域に確実に画像を形成することができるという効果を奏する。
【0166】
本発明に係る画像形成装置は、以上のように、シートに画像を形成するための画像形成部と上記画像形成部による上記シートに対する画像の形成条件を補正する補正値を求めるための補正部とを有し、上記画像形成部が上記補正部の求めた上記補正値を用いて画像形成を行う画像形成装置であって、上記補正値を求めるために、上記画像形成部が、上記シートのサイズに応じて予め定めたデータに基づいて、上記シートの少なくとも3つの角部を含む領域に、上記シートをはみ出すようにして画像を形成するようになっており、さらに、上記画像形成部によって形成された画像を上記シートに転写する転写部と、上記画像形成部によって形成された画像から、上記転写部において上記シートによって抜き取られた残りの画像を読取る画像読取り部とを備えており、上記画像読取り部が上記残りの画像を読取って得たデータに基づいて、上記補正部が上記補正値を求める構成である。
【0167】
それゆえ、この画像形成装置は、上述の画像形成装置の調整方法を実行することになるので、上述の方法と同様の効果を得ることができるという効果を奏する。
【0168】
本発明に係る画像形成装置は、上記構成に加えて、上記画像形成部は、複数の色材を用いて画像を形成可能であり、上記シートに対する画像の形成位置を補正するために、上記画像形成部が、少なくとも1つの色材を用いて画像を形成する構成である。
【0169】
それゆえ、1つの色材の画像形成でシートに対する画像の形成位置を補正する補正値を求めるだけで、残りの色材に対応する補正値を色レジスト補正データを考慮することによって容易に求めることができ、経済的な調整を行うことができるという効果を奏する。
【0170】
本発明に係る画像形成装置は、上記構成に加えて、上記画像形成部は、それぞれ異なる色材を用いる複数の画像形成ステーションを含んでおり、上記複数の画像形成ステーションのうちの一つの画像形成ステーションにおいて、上記シートのサイズに応じて予め定めたデータに基づいて、上記シートの少なくとも3つの角部を含む領域に、上記シートをはみ出すように画像を形成することによって、上記補正部が、上記一つの画像形成ステーションにおける補正値を求めるようになっており、上記補正部は、各画像形成ステーションにおいて色レジストレーション補正を行うための色レジストレーションデータと上記補正値とに基づいて、全ての画像ステーションにおける画像の形成位置を補正する補正値を求める構成である。
【0171】
それゆえ、多色画像を形成する各成分色画像を別々の画像形成ステーションで形成するいわゆるタンデム式の画像形成装置において、何れか1つのステーションにおける画像形成によって全ての画像ステーションにおける補正値を求めることができ、経済的な調整が可能となるという効果を奏する。
【0172】
また、本発明に係る画像形成装置は、上記構成に加えて、上記画像読取り部が、色レジストレーションデータを求めるための基準色画像に対する調整対象となる色画像との画像ずれ(色ずれ)を検出する画像検出部である構成である。
【0173】
それゆえ、一つの画像読取り部に両方の機能を持たせることによって、画像読取り部と画像検出部とをそれぞれ別々に備える必要がなくなり、コストパフォーマンスを向上させた画像形成装置を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施形態の概略構成を示す断面図である。
【図2】上記画像形成装置の概略のブロック図である。
【図3】上記画像形成装置の一部を示す平面図である。
【図4】上記画像形成装置の一部の、図3とは異なる状態を示す平面図である。
【図5】上記画像形成装置の他の一部を示す平面図である。
【図6】本発明に係る像形成装置の、図5とは異なる実施例を示す平面図である。
【図7】上記画像形成装置における、画像の形成条件を調整するための処理の一例を示すフローチャートである。
【図8】上記画像形成装置の操作パネルを示す平面図である。
【符号の説明】
7 搬送ベルト(転写部)
8 転写搬送ベルトユニット(転写部)
100 画像形成ユニット(画像形成部)
500 制御部(画像形成部、補正部)
505 搬送機構部(補正部)
506 パターン記憶部(画像形成部)
507 データ記憶部(画像形成部)
513 書込み部(画像形成部、補正部)
520 パターン検出器(画像読取り部、画像検出部)
601 演算部(補正部)
A 複合機(画像形成装置)
R1,R2,R3 角部

Claims (7)

  1. 定まったサイズを有するシートに対する画像の形成条件を補正するための補正値を求め、該補正値を用いて上記シートに対する画像の形成位置または上記シートに形成される画像の倍率を補正する画像形成装置の調整方法において、
    記シートのサイズに応じて予め画像のサイズが定められたデータに基づいて、上記画像形成装置が備えた被画像形成体上の、上記シートの少なくとも3つの角部を含む領域に対応する領域に、上記シートと該シートからはみ出す領域とに及ぶ基準画像を形成する画像形成工程と、
    上記画像形成工程にて形成された上記基準画像から上記シートに転写された画像が抜き取られた残りの上記被画像形成体上の残転写画像を、上記被画像形成体に対向して設けられた残転写画像読取り部にて読取る読取り工程と、
    上記読取り工程にて読取られた上記残転写画像のデータから、上記補正値を求める補正値計算工程と、
    上記補正値に基づいて、上記画像形成装置が有する像担持体に画像を形成する書き込み手段と上記シートを搬送する搬送手段との少なくとも一方を調整する調整工程と、
    を含ことを特徴とする画像形成装置の調整方法。
  2. 上記画像形成工程では上記基準画像として、上記シートの縁辺全てを含む領域から上記シートをはみ出す領域に及ぶ画像を形成することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置の調整方法。
  3. 上記画像形成工程では、上記シートに画像を形成する画像形成装置の副走査方向に上記シートの長手方向が平行となるように、上記シートを搬送することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置の調整方法。
  4. 定まったサイズを有するシートに画像を形成するための画像形成部と上記画像形成部による上記シートに対する画像の形成条件を補正する補正値を求めるための補正部と、上記画像形成部によって形成された画像を上記シートに転写する転写部と、像担持体に画像を形成する書き込み手段と、上記シートを搬送する搬送手段と、を有し、上記画像形成部が上記補正部の求めた上記補正値を用いて上記シートに対する画像の形成位置または上記シートに形成される画像の倍率を補正して画像形成を行う画像形成装置であって、
    上記補正値を求めるために、上記画像形成部、上記シートのサイズに応じて予め画像のサイズが定められたデータに基づいて、上記画像形成装置が備える被画像形成体上の、上記シートの少なくとも3つの角部を含む領域に対応する領域に、上記シートと該シートからはみ出す領域とに及ぶ基準画像を形成
    さらに、
    上記画像形成部によって形成された上記基準画像から、上記転写部において上記シートに転写された画像が抜き取られた残りの上記被画像形成体上の残転写画像を読取る残転写画像読取り部が、上記被画像形成体に対向して設けられており、
    上記補正部は、上記画像読取り部読取った上記残転写画像のデータから、上記補正値を求め、
    さらに、
    上記補正部が求めた補正値に基づいて、上記書き込み手段と上記搬送手段との少なくとも一方を調整する調整制御部を有する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 上記画像形成部は、複数の色材を用いて画像を形成可能であり、
    上記シートに対する画像の形成位置を補正するために、上記画像形成部が、少なくとも1つの色材を用いて上記基準画像を形成することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 上記画像形成部は、それぞれ異なる色材を用いる複数の画像形成ステーションを含んでおり、
    上記複数の画像形成ステーションのうちの一つの画像形成ステーションに、上記基準画像を形成、上記補正部当該一つの画像形成ステーションにおける上記補正値を求めるようになっており、
    上記補正部は、各画像形成ステーションにおいて色レジストレーション補正を行うための色レジストレーションデータと上記補正部が求めた補正値とに基づいて、全ての画像ステーションにおける画像の形成位置または画像の倍率を補正する上記補正値を求めることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 上記残転写画像読取り部が、色レジストレーションデータを求めるための基準色画像に対する調整対象となる色画像との画像ずれを検出する画像検出部と兼用されることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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