JP2005311766A - 画像読み取り装置 - Google Patents

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俊一 木村
Masahiro Kato
雅弘 加藤
Hiroaki Ikegami
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Hideaki Ashikaga
英昭 足利
Katsuhiko Itonori
勝彦 糸乘
Masaki Satake
雅紀 佐竹
Hiroki Yoshimura
宏樹 吉村
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Abstract

【課題】 高品質な画像データを生成する画像読み取り装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、スキャンミス検出アルゴリズムに基づいて、画像データからスキャン画像の品質を示すスキャン品質パラメータを抽出するスキャン品質パラメータ抽出手段と、前記スキャンミス検出アルゴリズムと、前記スキャン品質パラメータとに基づいてスキャンミス発生の有無を判断するスキャン品質評価手段と、前記スキャン品質評価手段の判断結果に基づいて告知を行う告知手段とを有する画像読み取り装置を提供する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像読み取り装置に関する。より詳細には、スキャン画像の画質を評価する機能を有する画像読み取り装置に関する。
紙文書(原稿)をスキャナで読み取り(スキャンし)、電子化して利用、あるいは保存するということが行われている。その際、電子化した文書は、オリジナルの原稿を忠実に再現できるものが望ましい。そのためには、例えば色調、解像度に関していえば、すべての紙文書をカラー多値かつ高解像度でスキャンすればよいが、原稿の表現態様としてはカラー/白黒が、また文書の内容としては文字/写真が混在しているのが実情であり、必ずしもすべての文書に対してカラー多値かつ高解像度のスキャンが必要なわけではない。このような文書に対してカラー多値かつ高解像度のスキャンを行うと、作業時間およびデータ保存に要するリソースを必要以上に消費してしまうこととなる。
このように、原稿の再現性という観点からはカラー多値かつ高解像度のスキャンが望ましいが、作業時間およびリソースの効率化という観点からは白黒2値かつ低解像度のスキャンが望ましい。したがって、通常スキャン作業時には、作業者がスキャン作業ごとに解像度、カラー/白黒等の処理パラメータを入力してからスキャンをするということが行われている。しかし、作業者が不適切な処理パラメータを入力してしまった場合、例えば写真や細かい文字が判別不能なほどにつぶれてしまうなど、スキャン画像の品質(以下、「スキャン品質」という)が低下してしまうおそれがある。このため作業後にスキャン品質の確認(作業者が入力したスキャンパラメータが適切なものであったかどうかの確認)を行う必要があるが、スキャン品質の確認は、作業者の目視によって行われているのが現状である。しかし、作業者の目視による確認には、工数がかかる、あるいは作業者に依存しているために作業者ごとに良/不良の判定があいまいで、複数の作業者で大量の原稿をスキャンする際にスキャン画像の品質が安定しないという問題があった。
このような問題を解決する技術として、特許文献1には、スキャンした画像データのファイル形式をチェックし、チェック結果を表として出力する技術が開示されている。また、特許文献2および3には、プリンタ等の画像出力装置により出力された原稿をスキャンし、その画像をチェックすることで画像出力装置の動作状態を確認する技術が開示されている。また、特許文献4および5には、画像データの画質を評価する技術が開示されている。
特開2002−77468号公報 特許3160898号公報 特許3086520号公報 特許3076692号公報 特開平11−203411号公報
しかし、特許文献1に記載の技術ではチェック結果は表として提示されるのみであり、再スキャンを行う際には作業者が自ら不良と判定された原稿を探して再スキャンしなければならず、作業効率が悪いという問題があった。また、特許文献2および3に記載の技術は、統計的処理あるいはテストパターンをスキャンすることにより画像出力装置の特性を評価するものであり、スキャンした画像の評価は行えないという問題があった。さらに、特許文献4あるいは5に記載される画質評価技術で検出できるスキャンミスは非常に限定的なものであった。また、これらの従来技術で画像データをチェックしても、作業者の技能向上には何ら貢献しないという問題もあった。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、高効率で、かつ一定以上のスキャン品質を有し、また作業者の技能向上に貢献する画像読み取り装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明は、スキャンミス検出アルゴリズムに基づいて、画像データからスキャン画像の品質を示すスキャン品質パラメータを抽出するスキャン品質パラメータ抽出手段と、前記スキャンミス検出アルゴリズムと、前記スキャン品質パラメータとに基づいてスキャンミス発生の有無を判断するスキャン品質評価手段と、前記スキャン品質評価手段の判断結果に基づいて告知を行う告知手段とを有する画像読み取り装置を提供する。この画像読み取り装置によれば、スキャンミスの自動検出によりスキャン作業の効率化を図ることができる。
好ましい態様において、本発明に係る画像読み取り装置は、当該画像読み取り装置の原稿読み取り位置まで、複数ページの原稿を1ページずつ自動的に搬送する自動原稿搬送手段と、前記複数ページの原稿のうち、前記スキャン品質評価手段によりスキャンミスが発生したと判断されたページを特定するページ特定情報を記憶する記憶手段と、前記自動原稿搬送手段を、前記ページ特定情報により特定されるページまで空送りする制御手段とをさらに有する。この画像読み取り装置によれば、スキャンミスが発生したページまで自動的に原稿が空送りされるため、再スキャンを容易に実行することができる。
別の好ましい態様において、前記スキャン品質評価手段がさらに、スキャン品質パラメータに基づいて、スキャン画像の品質を示すスキャン品質指数を算出し、前記告知手段が、前記スキャン品質評価手段の判断結果と前記スキャン品質指数とに基づいて告知を行うことを特徴とする。この画像読み取り装置によれば、スキャン画質の品質を示す指数が告知されるので、作業者は、再スキャンの判断を容易に行うことができる。
さらに別の好ましい態様において、本発明に係る画像読み取り装置は、前記スキャン品質評価手段によりスキャンミスの発生が検出された場合に、当該スキャンミスが修正可能か否か、スキャンミス検出アルゴリズムを特定する識別子に基づいて判断する修正可能性判断手段と、前記修正可能性判断手段により修正可能と判断された場合に、前記画像データを修正する画像処理手段とをさらに有する。この画像読み取り装置によれば、修正可能と判断された画像データには修正が施され、修正不能なスキャンミスが告知されるので、スキャン作業の効率化を図ることができる。
上述の各態様において、前記スキャンミス検出アルゴリズムが、前記スキャン画像のスキュー角度を算出するステップと、前記スキュー角度をしきい値と比較するステップと、を有し、前記スキュー角度が前記しきい値より大きい場合にスキャンミスが発生したと判断することを特徴とするアルゴリズムであってもよい。このアルゴリズムによれば、スキュー(原稿の傾き)に係るスキャンミスを検出することができる。
また、上述の各態様において、前記スキャンミス検出アルゴリズムが、前記スキャン画像から原稿の輪郭を抽出するステップと、前記輪郭が長方形であるか判断するステップとを有し、前記輪郭が長方形でないと判断された場合にスキャンミスが発生したと判断することを特徴とするアルゴリズムであってもよい。このアルゴリズムによれば、原稿の折れを検出することができる。
また、上述の各態様において、前記スキャンミス検出アルゴリズムが、前記スキャン画像を複数の部分画像に分割するステップと、前記複数の部分画像の各々の推定文字数を算出するステップと、前記複数の部分画像の各々に対し文字認識処理を行うステップと、前記推定文字数と、前記文字認識処理により認識できた文字数とに基づき、前記複数の部分画像の各々における文字認識率を算出するステップと、を有し、ある部分画像における文字認識率が、他の部分画像における文字認識率あるいは文字認識率のしきい値より低い場合にスキャンミスが発生したと判断することを特徴とするアルゴリズムであってもよい。このアルゴリズムによれば、本等の綴じられた原稿を見開きでスキャンする際に、画像読み取り装置と原稿との間の距離が均一で無いことに起因するスキャンミスを検出することができる。
また、上述の各態様において、前記スキャンミス検出アルゴリズムが、前記スキャン画像を90n°(n=0、90、180、270)回転処理するステップと、前記回転処理により得られた回転画像の各々に対し文字認識処理を行うステップと、を有し、前記文字認識処理において認識できた文字数が、0°回転画像以外の回転画像において最大となった場合にスキャンミスが発生したと判断することを特徴とするアルゴリズムであってもよい。このアルゴリズムによれば、上下逆さま等、正しくない配置で読み取られたことに起因するスキャンミスを検出することができる。
また、上述の各態様において、前記スキャンミス検出アルゴリズムが、スキャンを行う前に、作業者により指示入力された原稿サイズよりも大きなサイズでスキャンを行うようスキャンパラメータを書き換えるステップと、前記原稿サイズの外側の領域に有意な画素が存在するか判断するステップとを有し、前記原稿サイズの外側の領域に有意な画素が存在すると判断された場合に、スキャンミスが発生したと判断することを特徴とするアルゴリズムであってもよい。このアルゴリズムによれば、不適切なスキャン指示による原稿サイズの指示ミスを検出することができる。
また、上述の各態様において、前記スキャンミス検出アルゴリズムが、前記画像データにフーリエ変換を施すステップと、前記フーリエ変換により得られた電力密度のうち、特定の周波数領域の平均電力密度を算出するステップと、前記平均電力密度をしきい値と比較するステップとを有し、前記平均電力密度がしきい値よりも大きい場合にスキャンミスが発生したと判断することを特徴とするアルゴリズムであってもよい。このアルゴリズムによれば、不適切なスキャン指示による解像度の指示ミスを検出することができる。
また、上述の各態様において、前記スキャンミス検出アルゴリズムが、スキャンを行う前に、作業者の指示入力にかかわらずカラー多値でスキャンを行うようスキャンパラメータを書き換えるステップと、スキャン画像がカラー画像か、白黒画像か、2値画像か、多値画像か判断する判断ステップと、前記判断ステップの判断結果と、前記作業者の指示入力とを比較するステップと、を有し、前記判断ステップの判断結果と、前記作業者の指示入力とが一致しない場合にはスキャンミスが発生したと判断することを特徴とするアルゴリズムであってもよい。このアルゴリズムによれば、不適切なスキャン指示による原稿の種別(カラー/白黒等)の指示ミスを検出することができる。
また、上述の各態様において、前記スキャンミス検出アルゴリズムが、前記スキャン画像を形成する画素の階調値の取りうる値を複数の領域に分割し、各領域に属する階調値を有する画素の数を計測するステップと、前記複数の領域のうち、計測された画素の数が画素数のしきい値を超えた領域が属する階調値幅を算出するステップと、前記階調値幅と、階調値幅のしきい値とを比較するステップと、を有し、前記階調値幅が、前記階調値幅のしきい値よりも小さい場合にスキャンミスが発生したと判断することを特徴とするアルゴリズムであってもよい。このアルゴリズムによれば、不適切なスキャン指示による階調値の異常を検出することができる。
また、上述の各態様において、前記スキャンミス検出アルゴリズムが、前記スキャン画像を複数の部分画像に分割するステップと、前記複数の部分画像の各々の面積を算出する面積算出ステップと、前記複数の部分画像の各々に対し文字認識処理を行う文字認識ステップと、前記面積算出ステップと前記文字認識ステップとの結果に基づいて前記複数の部分画像の各々における単位面積あたりの文字認識数を算出する文字数算出ステップと、前記文字数算出ステップの結果に基づいて、単位面積あたりの文字認識数が最大の部分画像を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップにより抽出された部分画像に対してフーリエ変換を施すフーリエ変換ステップと、前記フーリエ変換ステップにより得られた電力密度のうち、あらかじめ決められた周波数領域の平均電力密度を算出するステップと、前記平均電力密度と、平均電力密度のしきい値とを比較するステップとを有し、前記平均電力密度が、前記平均電力密度のしきい値よりも小さい場合にスキャンミスが発生したと判断することを特徴とするアルゴリズムであってもよい。このアルゴリズムによれば、不適切なスキャン指示による原稿の種別(文字/写真)の指示ミスを検出することができる。
本発明によれば、大量の原稿を複数の作業者でスキャンする場合においても、スキャン画像の品質を一定レベルに保つことができる。また、スキャンミスの自動検出によりスキャン作業の効率化を図ることができる。さらに、スキャンミスを作業者に提示することにより、作業者の技能向上を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<1. 構成>
<1.1 画像読み取りシステムの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る画像読み取りシステム1の構成を示すブロック図である。スキャナ100は、ADF(Automatic Document Feeder)10を有する画像読み取り装置であり、読み取り対象となるシート状の原稿60から、その原稿上に記された文字、写真等の画像を光学的に読み取り、その画像に対応する電子データを生成するものである。PC200は、ケーブル300を介してスキャナ100に接続されており、スキャナ100から電子文書を受信、保存、あるいはディスプレイ210に表示するものである。
図2は、スキャナ100の構成を示す図である。
本実施形態において、スキャナ100はADF10を有している。作業者は、ADF10を利用することにより複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿読み取り位置まで搬送させてスキャンを行うことも、あるいはADF10を利用せず原稿を1枚ずつ手動でプラテンガラス20上に載せてスキャンを行うこともできる。
ADF10を用いてスキャンを行う場合、作業者は、トレイ11に複数枚の原稿60をセットする。トレイ11には図示しないセンサが設けられており、トレイ11内にセットされた原稿の存在を検知し、その旨を示す信号を出力する。原稿60は引き込みローラ12により1枚ずつ搬送ローラ13まで運ばれる。搬送ローラ13は、原稿搬送方向を変えてプラテンガラス20に向けて原稿60を搬送する。このようにして搬送される原稿60は、バックプラテン17によりプラテンガラス21に押さえつけられ、最後に排出ローラ14によってADF10から排出される。プラテンガラス20上には、搬送経路の上流から下流まで4箇所の原稿読み取り位置が設けられている。これらの各読み取り位置において、原稿60は一定の速度で搬送される。また、読み取り位置において光源31aから照射され原稿60で反射された反射光(原稿画像)は、ミラー31b、ミラー32a、ミラー32bにより光路を変更され、レンズ33により集光され、CCD(Charge Coupled Devices)センサ34上に結像される。CCDセンサ34は例えば4ラインのCCDセンサであり、各読み取り位置において入力された反射光(原稿画像)に応じてアナログ画像信号R、G、B、BWを後段の回路に出力する。
読み取りが完了すると原稿60は搬送ローラ16により搬送され、排出ローラ14を介して排出トレイ18に排出される。また、搬送ローラ16はADF駆動制御回路43からの信号に応じて原稿60の搬送方向を変える機能を有しており、原稿60を排出ローラ15を介して排出トレイ19に排出することもできる。
ADF10を用いずにスキャンを行う場合、作業者は、プラテンガラス20上に原稿60を1枚ずつセットする。操作部44のスタートボタンを押す等の方法によりスキャン指示が入力されると、光源31aを含む第1CRG31が図2中A方向に移動しながら原稿画像を読み取る。CCDセンサ34は、ADF10を用いた場合と同様にアナログ画像信号R、G、B、BWを後段の回路に出力する。
CCDセンサ34から出力されたアナログ画像信号R、G、B、BWはA/D変換回路49によりデジタル画像データR、G、B、BWに変換される。これらのデジタル画像データR、G、B、BWに対し、図示しないシェーディング補正回路等によりCCDセンサ18の感度バラツキや光学系の光量分布特性に対応した補正が施される。こうして補正されたデジタル画像データR、G、B、BWは後段の画像処理回路50に出力される。以下、デジタル画像データR、G、B、BWの一部または全部を単に「画像データ」といい、画像データにより示される画像を「スキャン画像」という。
画像処理回路50は、あるアルゴリズムに従って画像データからスキャン画像の品質を示すパラメータ(以下、「スキャン品質パラメータ」という)を抽出するスキャン品質パラメータ抽出部51と、抽出したスキャン品質パラメータに基づいてスキャンミスが発生したか判断する(スキャン画質を評価する)スキャン品質評価部52と、画像データの処理を行う画像処理部53とから構成される。画像処理回路50の詳細については後述する。
ADF駆動制御回路43は、CPU(Central Processing Unit)41からの制御信号に従ってADF10を駆動する。また、ADF駆動制御回路43は、ADF10により搬送された原稿の枚数(ページ数)をカウントし、原稿の枚数(ページ数)を示す信号を出力する機能を有する。表示部46は、例えば液晶ディスプレイで構成され、CPU41からの制御信号に従って作業者へのメッセージや作業状況を表示する。操作部44は、テンキー、スタートボタン、ストップボタン、液晶ディスプレイ上に設置されたタッチパネル等で構成され、作業者の操作入力およびその時の表示画面に応じた信号を出力する。記憶部45は、各種の制御プログラムや、後述するスキャンミス判定の際に使用するしきい値、各種テーブル等を記憶している。I/F47は、PC200等の外部機器との間でデータを送受信するためのインターフェースである。これらの要素は、バス48で相互に接続されデータのやりとりを行うことができる。
<1.2 画像評価のアルゴリズム>
画像処理回路50で実行されるスキャンミスの検出(スキャン画像の品質評価)のためのアルゴリズム(以下、「スキャンミス検出アルゴリズム」という)としては、例えば以下のようなものがある。
(1)スキュー判定
ADF10に原稿が斜めにセットされた、あるいはプラテンガラス20上に原稿が斜めに置かれた等の理由により、原稿が正しいセット位置から傾いた状態でスキャンが行われることがある。このように傾いた状態で原稿がスキャンされることをスキューという(このとき、スキャン画像の傾斜角度をスキュー角度という)。スキュー判定とは、このようなスキャンミスを検出するアルゴリズムである。
スキャン品質パラメータ抽出部51は、例えば特開2002−84420号公報に記載された技術により、スキャン画像のデータからスキュー角度を算出する。スキャン品質パラメータ抽出部51は、そのパラメータがスキュー判定に係るものであることを示す識別子を付加して、算出したスキュー角度のデータをスキャン品質パラメータとして後段のスキャン品質評価部52に出力する。
スキャン品質評価部52は、入力されたデータの識別子からそのデータがスキュー角度を示すものであると判断する。スキャン品質評価部52は、記憶部45からスキュー角度のしきい値を読み出し、スキャン画像のスキュー角度と比較する。スキャン品質評価部52は、原稿画像のスキュー角度がしきい値よりも大きい場合はスキューが発生した(すなわちスキャンミスが発生した)と判断して、スキャンミスの発生とスキャンミス検出アルゴリズムの識別子とを示す信号をCPU41に出力する。スキューが発生したと判断されなかった場合(すなわちスキャンミス無しと判断された場合)は、スキャン品質評価部52は、その旨を示す信号をCPU41に出力する。
(2)折れ判定
原稿が折れ曲がったままスキャンされると、折れ曲がった部分に記載された情報はデータとして残らなくなってしまうのでこのような原稿は再スキャンが必要である。折れ判定とはこのようなスキャンミスを検出するアルゴリズムである。
スキャン品質パラメータ抽出部51は、周知の手法によりスキャン画像のデータから原稿の輪郭(外形)を検出し、その輪郭で囲まれる領域の面積Cを算出する。続いて、スキャン品質パラメータ抽出部51は、検出した輪郭を包絡する最小面積の長方形の面積Aを算出する。スキャン品質パラメータ抽出部51は、面積比C/Aを算出し、そのパラメータが折れ判定に係るものであることを示す識別子を付加して、スキャン品質パラメータとしてスキャン品質評価部52に出力する。
スキャン品質評価部52は、入力されたデータが折れ判定に係るものであると判断すると、記憶部45からC/Aのしきい値を読み出す。スキャン品質評価部52はスキャン品質パラメータC/Aとそのしきい値とを比較し、C/Aがしきい値よりも小さい場合には折れが発生した(スキャンミスが発生した)と判断して、スキャン品質評価部52は、スキャンミスの発生とスキャンミス検出アルゴリズムの識別子とを示す信号をCPU41に出力する。折れが発生したと判断されなかった場合(スキャンミス無しと判断された場合)は、スキャン品質評価部52は、その旨を示す信号をCPU41に出力する。
あるいは次のように折れ判定を行ってもよい。スキャン品質パラメータ抽出部51は、周知の手法によりスキャン画像のデータから原稿の輪郭(外形)を検出する。続いて、スキャン品質パラメータ抽出部51は、検出した輪郭の角の数およびそれぞれの角の角度を算出する。スキャン品質パラメータ抽出部51は、そのパラメータが折れ判定に係るものであることを示す識別子を付加して、角の数および角度のデータをスキャン品質パラメータとしてスキャン品質評価部52に出力する。
スキャン品質評価部52は、入力されたデータが折れ判定に係るものであると判断すると、まず角の数が4であるか判断する。角の数が4でない場合は、折れが発生した(スキャンミスが発生した)と判断して、スキャン品質評価部52は、その旨を示す信号をCPU41に出力する。角の数が4である場合は、スキャン品質評価部52はさらに、4つの角の角度がいずれも90°であるか判断する。角度が90°ではない角が1つでもあれば折れが発生したと判断する。この後の動作は上述のとおりである。
(3)曲がり判定
図3は、本61の見開きページを原稿として読み取る際の本61とプラテンガラス20との位置関係を示す図である。図3に示されるように、本等の片側が綴じられた原稿を開いてプラテンガラス20上に載せて読み取る際、原稿の綴じ部がプラテンガラス20から浮き上がることがある。この状態で読み取りを行うと、スキャン画像の綴じ部付近では、文字や図形が歪んだり、ボケや黒い影が生じてしまう(図4)。曲がり判定とは、このようなスキャンミスを検出するアルゴリズムである。
図5は、曲がり判定のアルゴリズムを示すフローチャートである。スキャン品質パラメータ抽出部51は、まず、スキャン画像の全画素の平均階調値を算出する。スキャン品質パラメータ抽出部51は、記憶部45に記憶されている、平均階調値と推定文字数とを対応付けて記録した文字数推定テーブルTB1を読み出す。スキャン品質パラメータ抽出部51は、この文字数推定テーブルTB1と算出した平均階調値とに基づいて、原稿全体の文字数の推定値を算出する(ステップS101)。続いて、スキャン品質パラメータ抽出部51は、読み取った原稿画像を複数の領域に分割する(ステップS102)。図4中の点線は、原稿画像を16の領域に等分する例を示している。スキャン品質パラメータ抽出部51は、これらの領域の各々に対してOCR(Optical Character Reader)処理を行う(ステップS103)。スキャン品質パラメータ抽出部51は、OCR処理によって認識された文字数と、1領域あたりの推定文字数(原稿全体の文字数の推定値の1/16)とを用いて、各領域の文字認識率を算出する(ステップS104)。スキャン品質パラメータ抽出部51はそのパラメータが曲がり判定に係るものであることを示す識別子を付加して、各領域の文字認識率のデータをスキャン品質パラメータとしてスキャン品質評価部52に出力する。
スキャン品質評価部52は入力されたデータが曲がり判定に係るものであると判断すると、記憶部45から文字認識率のしきい値のデータを読み出す。スキャン品質評価部52は、各領域について文字認識率をしきい値と比較する(ステップS105)。しきい値より文字認識率が低い領域が存在した場合は、曲がりが発生したものと判断して(ステップS106)、スキャン品質評価部52はスキャンミスの発生とスキャンミス検出アルゴリズムの識別子とを示す信号をCPU41に出力する。曲がりが発生したと判断されなかった場合(ステップS107)は、スキャン品質評価部52は、その旨を示す信号をCPU41に出力する。
なお、曲がりの発生を判断するステップに関しては、ある領域の文字認識率と、全領域の平均文字認識率との差がしきい値以上であった場合に曲がりがあると判定する構成としてもよい。あるいは、画像中央部の領域の文字認識率と画像周辺部の文字認識率との差がしきい値以上であった場合は曲がりがあると判定する構成としてもよい。
(4)天地判定
原稿はスキャナ100の構造によって定められる向きにセットしないと上下反転あるいは右回り/左回りに90°回転した状態で読み取られてしまう。天地判定とは、このようなスキャンミスを検出するアルゴリズムである。
図6は、天地判定のアルゴリズムを示すフローチャートである。スキャン品質パラメータ抽出部51は、まずスキャンしたそのままのスキャン画像(すなわち、0°回転画像)をOCR処理し、認識できた文字数を算出する(ステップS201、S202)。スキャン品質パラメータ抽出部51はさらに、スキャン画像を90°、180°、270°回転処理した画像に対してそれぞれOCR処理を行い、それぞれ認識できた文字数を算出する(ステップS202、S203、S206)。スキャン品質パラメータ抽出部51は、このパラメータが天地判定に係るものであることを示す識別子を付加し、4つの回転角度とそれぞれに対応する認識できた文字数のデータをスキャン品質パラメータとしてスキャン品質評価部52に出力する。
スキャン品質評価部52は入力されたデータが天地反転に係るものであると判断すると、認識できた文字数のうち最大のものを抽出する。スキャン品質評価部52は、抽出した認識文字数の最大値が、0°回転画像に対応するものであるか否か判断する(ステップS204)。そのデータが回転角度0°に対応するものでない場合には、原稿が正しくセットされていなかったと判断し(ステップS205)、スキャン品質評価部52は、スキャンミスの発生とスキャンミス検出アルゴリズムの識別子と示す信号をCPU41に出力する。そうでない場合(ステップS207)には、スキャン品質評価部52は、その旨を示す信号をCPU41に出力する。
なお、スキャン品質パラメータ抽出部51が、認識できた文字数のうち最大のものに対応する回転角をスキャン品質パラメータとしてスキャン品質評価部52に出力し、スキャン品質評価部52は、入力された回転角が0°でない場合はスキャンミスが発生したと判断する構成としてもよい。
(5)はみ出し判定
原稿に付箋紙が貼り付けられていて、付箋紙にメモ書きされた文字ごとスキャンを行うことが要求される場合がある。ここで、例えばA4サイズの原稿の縁部に付箋紙が付けられていると、この付箋紙付き原稿をA4サイズでスキャンしても付箋紙部分は読み取り範囲外に位置してしまい読み取られない場合がある。はみ出し判定とは、このようなスキャンミスを検出するアルゴリズムである。
はみ出し判定を行う場合には、スキャナ100は、スキャン指示で指定された原稿サイズよりも大きいサイズでスキャンを行う。すなわち、スキャン前にはみ出し判定の実行が指示されていた場合、CPU41はスキャン時に、記憶部45からスキャンサイズ変換テーブルTB2を読み出す。スキャンサイズ変換テーブルTB2には、原稿サイズと、それよりも1サイズ大きい原稿サイズとが対応付けられて記録されている。CPU41は、スキャン時のスキャンパラメータから原稿サイズを抽出し、スキャンサイズ変換テーブルからその原稿サイズの1サイズ大きい原稿サイズを抽出する。CPU41は、抽出した1サイズ大きい原稿サイズを、スキャン時の原稿サイズとするようにスキャンパラメータの書き換えを行った後にスキャン動作を行う。
スキャン品質パラメータ抽出部51は、スキャン画像から元の原稿サイズの画像を除き、スキャン指示で指定された用紙サイズの領域外の画像を抽出する。スキャン品質パラメータ抽出部51は、この領域外の画像に有意な画素値があるか検査する。すなわち、スキャン品質評価部52は、記憶部45から画素の階調値のしきい値と大きさのしきい値とを読み出す。スキャン品質評価部52は、この領域外の画像を検査し、しきい値以上の階調値を有する画素が、しきい値以上の大きさの領域で連続して検出された場合は、領域外に有意な画素が存在すると判断する。スキャン品質パラメータ抽出部51は、有意な画素が存在すると判断した場合は、スキャン品質パラメータの値を例えば「1」とし、領域外に有意な画素がないと判断した場合はスキャン品質パラメータの値を例えば「0」とする。スキャン品質パラメータ抽出部51は、このスキャン品質パラメータがはみ出し判定に係るものであることを示す識別子を付加し、スキャン品質評価部52に出力する。
スキャン品質評価部52は、入力されたデータがはみ出し判定に係るものであると判断すると、スキャン品質パラメータの値が1であるか否か判断する。スキャン品質パラメータの値が1であった場合は、はみ出しがあったと判断して、スキャン品質評価部52は、スキャンミスの発生とスキャンミス検出アルゴリズムの識別子とを示す信号をCPU41に出力する。はみ出しがあったと判断されなかった場合は、スキャン品質評価部52は、その旨を示す信号をCPU41に出力する。
なお、スキャン時に、スキャン指示よりも1サイズ大きい画像サイズでスキャンするのではなく、スキャナ100の最大スキャンサイズでスキャンする構成としてもよい。
(6)解像度判定
写真や細かい文字などが記載された原稿は、読み取り解像度が低すぎると、文字や写真がつぶれてしまい情報を利用することができなくなってしまう。解像度判定とは、このようなスキャンミスを検出するアルゴリズムである。
スキャン品質パラメータ抽出部51は、まずスキャン画像データに対しフーリエ変換を施し、電力密度を周波数の関数として算出する。スキャン品質パラメータ抽出部51は、あらかじめ決められた周波数領域である高周波領域の平均電力密度を算出する。スキャン品質パラメータ抽出部51は、このパラメータが解像度判定に係るものであることを示す識別子を付加し、平均電力密度のデータをスキャン品質パラメータとしてスキャン品質評価部52に出力する。
スキャン品質評価部52は、入力されたデータが解像度判定に係るものであると判断すると、記憶部45から電力密度のしきい値を読み出す。スキャン品質評価部52は、入力された平均電力密度と、しきい値とを比較する。平均電力密度がしきい値よりも大きい場合には設定解像度が低すぎたと判断し、スキャン品質評価部52はスキャンミスの発生とスキャンミス検出アルゴリズムの識別子とを示す信号をCPU41に出力する。そうでない場合は、スキャン品質評価部52は、その旨を示す信号をCPU41に出力する。
(7)カラー/白黒/2値/多値判定
フルカラーの写真を白黒2値でスキャンしてしまうと写真の画像が判別できなくなってしまうが、文字のみで構成された文書原稿をカラー多値でスキャンして記憶するとデータサイズが必要以上に大きくなってしまい不便である。カラー/白黒/2値/多値判定とは、このようなスキャン指示と原稿との不一致によるスキャンミスを検出するアルゴリズムである。
カラー/白黒/2値/多値判定を行う場合には、スキャナ100は、スキャン指示で指定されたスキャンパラメータに依存せず、常にカラー多値でスキャンを行う。すなわち、スキャン前にカラー/白黒/2値/多値判定の実行が指示されていた場合、CPU41はスキャン時に、スキャンパラメータからカラー/白黒/2値/多値に係るパラメータを抽出し、カラー多値にパラメータを書き換えた後にスキャン動作を行う。
スキャン品質パラメータ抽出部51は、周知の技術によりスキャン画像がカラーであるか白黒であるか、また、2値画像であるか多値画像であるかを判断する。スキャン品質パラメータ抽出部51は、スキャン品質パラメータをその判断結果を示す値に書き換え、そのパラメータがカラー/白黒/2値/多値判定に係るものであることを示す識別子を付加してスキャン品質評価部52に出力する。
スキャン品質評価部52は、入力されたパラメータと、スキャン指示で指定されたパラメータとを比較し、異なっている場合にはスキャンミスが発生したと判断して、スキャンミスの発生とスキャンミス検出アルゴリズムの識別子とを示す信号をCPU41に出力する。そうでない場合は、スキャン品質評価部52は、その旨を示す信号をCPU41に出力する。
(8)トーン/ガンマ/コントラスト判定
写真等をスキャンする際に、スキャン画像の階調を適切なものにするために、トーン、ガンマ、コントラスト等のパラメータを手動で設定する場合がある。このような場合に、トーン、ガンマ、コントラスト等のパラメータの設定値が適切なものでないと、暗い部分が黒くつぶれてしまったり、あるいは明るい部分が白く飛んでしまったりというように原稿画像を正確に再現することができなくなってしまう。トーン/ガンマ/コントラスト判定とは、このようなスキャンミスを検出するアルゴリズムである。
スキャン品質パラメータ抽出部51は、スキャン画像のヒストグラムを作成する。すなわち、スキャン品質パラメータ抽出部51は、シャドウ(0)からハイライト(例えば8ビットの場合、255)までの階調値を所定数の領域に等分し、各領域に対応する変数を設定する。各変数はそれぞれ対応する階調領域内の画素の頻度を表す。スキャン品質パラメータ抽出部51は、ある画素の階調値を調べ、その階調値が属する領域に対応する変数の値を1増加する。スキャン品質パラメータ抽出部51は、すべての画素について階調値を調べることにより階調値のヒストグラムを作成する。続いて、スキャン品質パラメータ抽出部51は、記憶部45から頻度のしきい値を読み出し、各変数の値と比較する。スキャン品質パラメータ抽出部51は、値がしきい値より低い変数は、その変数の値を0に更新する。続いて、スキャン品質パラメータ抽出部51は、頻度が正の値である階調範囲を算出する。すなわち、スキャン品質パラメータ抽出部51は、値が正である変数のうち、階調値最大のもとの最小のものを抽出し、その差すなわち階調値幅を算出する。スキャン品質パラメータ抽出部51は、このパラメータがトーン/ガンマ/コントラスト判定に係るものであることを示す識別子を付加し、この階調値幅のデータをスキャン品質パラメータとしてスキャン品質評価部52に出力する。
スキャン品質評価部52は、入力されたデータがトーン/ガンマ/コントラスト判定に係るものであると判断すると、記憶部45から、階調値幅のしきい値を読み出す。スキャン品質評価部52は、入力された階調範囲としきい値とを比較する。入力された階調値幅がしきい値よりも狭い場合は、トーン/ガンマ/コントラストの設定が適切でないと判断し、スキャン品質評価部52は、スキャンミスの発生とスキャンミス検出アルゴリズムの識別子とを示す信号をCPU41に出力する。入力された階調値幅がしきい値以上であった場合は、スキャン品質評価部52は、その旨を示す信号をCPU41に出力する。
なお、スキャン品質評価部52は、階調値幅がしきい値以下だった場合に、作業者が再スキャンの際にコントラストを適切な値に設定できるように、コントラストの推奨値を算出し、CPU41がその推奨値を表示部46に表示させる構成としてもよい。具体的には、記憶部45は、階調値幅とコントラストの推奨値とを対応付けて記録したテーブルを記憶しており、スキャン品質評価部52は、このテーブルを参照してコントラストの推奨値を算出する。
(9)文字画質判定
保存時のデータ量を減らすためには、解像度を下げてスキャンすることが望ましいが、解像度を下げすぎると文字がつぶれてしまい情報が利用できなくなってしまう。文字画質判定とは、このようなスキャンミスを検出するアルゴリズムである。
スキャン品質パラメータ抽出部51は、まずスキャン画像に対し周知のレイアウト抽出処理を行い、スキャン画像を部分画像に分解する。スキャン品質パラメータ抽出部51は、各部分画像に対しOCR処理を行い、部分画像ごとに認識できた文字数を計測する。スキャン品質パラメータ抽出部51は、認識できた文字数が最大の部分画像に対しフーリエ変換を施し、文字画像に特有の高周波成分の平均電力密度を算出する。スキャン品質パラメータ抽出部51は、このパラメータが文字画質判定に係るものであることを示す識別子を付加し、平均電力密度のデータをスキャン品質パラメータとしてスキャン品質評価部52に出力する。
スキャン品質評価部52は、入力されたデータが文字画質判定に係るものであると判断すると、記憶部45から文字画質判定に係る電力密度のしきい値を読み出す。スキャン品質評価部52は、入力された電力密度としきい値とを比較する。入力された電力密度がしきい値よりも低い場合には、解像度が不足していると判断し、スキャン品質評価部52は、スキャンミスの発生とスキャンミス検出アルゴリズムの識別子とを示す信号をCPU41に出力する。そうでない場合は、スキャン品質評価部52は、その旨を示す信号をCPU41に出力する。
なお、スキャン品質パラメータ抽出部51は、各部分画像の面積を算出し、単位面積あたりの文字数が最も多い部分画像について周波数解析を行うこととしてもよい。
<2. 動作>
<2.1 動作の概要>
本実施形態に係るスキャナ100の動作は概ね次のとおりである。すなわち、スキャナ100は、原稿60をスキャンすると、上述のスキャンミス検出アルゴリズムのうち少なくとも1つ、あるいは、周知のスキャンミス検出アルゴリズムに従って、スキャン画像の品質をチェックする。スキャンミスが発生したと判断された場合はその旨を作業者に通知する。スキャナ100は、上述の複数のスキャンミス検出アルゴリズムおよびその他周知のスキャンミス検出アルゴリズムのうち少なくとも1つを実行するためのプログラムを記憶部45に記憶している。本実施形態では、スキャン作業に先立って、適用するスキャンミス検出アルゴリズムを作業者が選択できる構成となっている。また、スキャナ100は、スキャンミス検出アルゴリズムを実行せずにスキャンを行うこともできる。以下、スキャンミス検出アルゴリズムを適用しながらスキャンを行うスキャンモードを「通常スキャンモード」といい、スキャンミス検出アルゴリズムを適用せずスキャンを行うスキャンモードを「強制スキャンモード」という。なお、スキャン時に実行されるスキャンミス検出アルゴリズムは、スキャナ100によりあらかじめ定められ不変であってもよい。
以下、第1実施形態ではADF10を用いず原稿60を1枚ずつ手差しでプラテンガラス20上にセットしてスキャンを行う態様について、第2実施形態では、ADF10を利用してスキャンを行う態様について説明する。第1および第2実施形態では、スキャン画像の評価はスキャンミスなし、ありの二者択一であるが、第3実施形態ではさらに、スキャン画像の評価を数値で表す態様について説明する。また、第4実施形態では、スキャン画像を自動修正する態様について説明する。
<2.2 第1実施形態>
図7は、第1実施形態に係るスキャナ100の動作を示すフローチャートである。また、図8は、スキャンミスの検出結果を作業者に通知する画面の例を示す図である。作業者はまず、複数枚の原稿60のうち1枚をプラテンガラス20上に載せ、スキャンモードの選択等の操作を行った後にスタートボタンを押すことによりスキャナ100に対しスキャン指示を行う。するとスキャナ100の内部では前述のように原稿60に対応する画像データが生成される(ステップS301)。
スキャナ100はスキャン画像に対し、上述のスキャンミス検出アルゴリズムのうち少なくとも1つを実行する(ステップS302)。スキャンミス検出アルゴリズムを適用した結果、スキャンミスが検出された場合(ステップS303:YES)、既に説明したように、スキャン品質評価部52からCPU41にスキャンミスの発生と、スキャンミス検出アルゴリズムの識別子とを示す信号が出力される。スキャンミスが検出された旨を示す信号を受け取ると、CPU41は、記憶部45からスキャンミスメッセージテーブルを読み出す。スキャンミスメッセージテーブルは、スキャンミス検出アルゴリズムの識別子と、スキャンミスを作業者に告知するメッセージとを対応付けて記録したテーブルである。CPU41は、スキャンミスメッセージテーブルから、スキャンミスに対応するメッセージを抽出し(ステップS304)、抽出したメッセージを表示部46に表示する(ステップS305)。例えば、前述の折れ判定アルゴリズムにより原稿の折れが検出された場合には、「スキャン失敗です。紙を伸ばして再スキャンしてください。」というメッセージが表示される(図8(b))。また、はみ出し判定アルゴリズムによりはみ出しがあると判定された場合には、「スキャン失敗です。画像サイズを変更して再スキャンしてください」というメッセージが表示される(図8(d))。あるいは、トーン/ガンマ/コントラスト判定によりコントラストが足りないと判断された場合には、「スキャン失敗です。コントラストをxxとして、再スキャンしてください。」というメッセージが表示される(図8(c))。これにより、作業者はこの原稿に対してはスキャンパラメータをこのように設定すべきであったというように学習をすることができ、作業者の技能向上を図ることができる。
スキャンミスが検出されなかった場合(ステップS303:NO)、CPU41は表示部46を制御し、その旨を示すメッセージを表示する(ステップS306)。例えば、「スキャンに成功しました。次のスキャンが可能です。」と表示し(図8(a))、作業者が次のスキャン作業へ作業を進めることを促す。
なお、スキャン時には、複数のアルゴリズムを適用してもよい。複数のアルゴリズムにより複数のスキャンミスが検出された場合には、複数のスキャンミスに対応する複数のメッセージを表示部46に表示してもよい。あるいは、記憶部45がスキャンミスの数のしきい値を記憶していて、そのしきい値を超える数のスキャンミスが検出された場合等、スキャンミスの原因を特定できない場合には、「スキャン失敗です。原稿あるいはスキャンパラメータをチェックして再スキャンしてください。あるいは強制スキャンモードでスキャンしてください。」というようなメッセージを表示してもよい(図8(e))。
本実施形態によれば、原稿を手差しでスキャンした際に即座にスキャンミスの有無が検出されるので、作業者が目視でスキャン画像を確認する工程を省くことができ、スキャン作業の効率化を図ることができる。
<2.3 第2実施形態>
本実施形態においては、ADF10を用いてスキャンを行う態様について説明する。ADF10を用いると、複数枚の原稿60は1枚ずつ読み取り位置に搬送されスキャンされる。スキャナ100は第1実施形態と同様に少なくとも1のスキャンミス検出アルゴリズムを実行するが、スキャンミスを検出した場合に再スキャンの指示を行うタイミングとしては、(1)スキャンミス検出時、および(2)全ページスキャン終了後の2通りが可能である。以下、それぞれの場合に分けて説明する。
(1)スキャンミス検出時に再スキャンを指示する場合
図9は、本実施形態に係るスキャナ100の動作を示すフローチャートである。作業者は、複数枚の原稿60をADF10にセットし、スタートボタンを押す。すると複数枚の原稿60は1枚ずつ読み取り位置まで搬送され、スキャナ100の内部で前述のように原稿60に対応する画像データが生成される(ステップS401)。画像処理回路50は、原稿を1ページ読み取るごとに前述のスキャンミス検出アルゴリズムに従いスキャンミスの検出を行う(ステップS402、S403)。スキャンミスの発生を示す信号を受け取ると、CPU41は、ADF10を停止する旨指示する信号をADF駆動制御回路43に出力する。ADF駆動制御回路43はこの信号に従って、原稿の搬送を停止するようADF10を制御する(ステップS404)。そして、スキャナ100は、作業者がスキャンミスの生じた原稿を特定できる態様で原稿を提示する(ステップS405)。すなわち、CPU41は、スキャンミスの生じた原稿のみ排出トレイ19に排出されるようにADF駆動制御回路43を制御する。これにより、再スキャンの必要な原稿のみスキャンが成功した原稿が排出される排出トレイ18とは別の排出トレイ19に排出される。このとき、第1実施形態と同様に再スキャンを促すメッセージ(例えば、「スキャン失敗です。排出トレイから原稿を取り出して、紙を伸ばしてからプラテン上に原稿を置き、スタートボタンを押してください」)が表示部46に表示される(ステップS406、S407)。作業者は、排出トレイ19から再スキャンの必要な原稿を取り出し、紙を伸ばしてからプラテンガラス20上に載せる。続いて作業者は、メッセージで指示されたとおりスタートボタンを押す。CPU41は、再スキャンを促すメッセージの表示後、スタートボタン押下に対応する信号を受け取ると、プラテンガラス20上に載置された原稿を1枚スキャンするように第1CRG31、第2CRG32等の光学系を制御する。プラテンガラス20上から原稿を読み取ると、CPU41はスキャンミスの発生したページの次のページから、ADF10を用いてスキャンを行うようADF駆動制御回路43を制御する。
スキャンミス検出アルゴリズムによりスキャンミスが検出されなかった場合(ステップS403:NO)、CPU41は、すべての原稿(すべてのページ)についてスキャンが完了したか否か判断する(ステップS408)。この判断は、例えばトレイ11に設けられたセンサからの信号により、トレイ11内にまだ原稿が残っているか否か判断することにより行う。すべての原稿のスキャンが完了した場合、スキャナ100の動作は終了する。まだ原稿が残っている場合は、次の原稿を搬送し(ステップS409)、上述の動作をすべての原稿のスキャンが完了するまで繰り返し行う。
なお、再スキャンを指示するタイミングは、原稿のある1ページのスキャンミスを検出した時に限られない。例えば、あらかじめ決められた枚数の原稿について連続してスキャンミスが検出された場合に再スキャンを指示する構成としてもよい。すなわち、記憶部45に連続スキャンミスの許容枚数を示す定数を記憶させておく。CPU41は、スキャンミスの発生を示す信号を受け取るたびに、スキャンミスの発生回数を示す変数の値を1増加させる。CPU41は、この変数と定数を比較し、一致したら(あるいは変数が定数より大きくなったら)ADF10を停止して再スキャンを指示する。また、連続スキャンミスの許容枚数を示す定数を変数とし、作業者の指示入力等によって値を書き換え可能な構成としてもよい。また、上述のスキャンミス発生原稿の提示(ステップS405)と、スキャンミスを示すメッセージの表示(ステップS406、S407)は、実行順序を入れ替えてもよい。
本実施形態によれば、ADFを用いたスキャン作業の際に、原稿を1ページスキャンするたびにスキャンミスの有無がチェックされる。また、スキャンミスが検出された場合には、スキャンミスが発生した原稿(ページ)が特定できる形で提示され、かつスキャンミスの種類を示す情報が表示されるので、再スキャンを容易に行うことができる。
(2)全ページスキャン終了後に再スキャンを指示する場合
図10(A)および図10(B)は、本実施形態に係るスキャナ100の動作を示すフローチャートである。作業者は、複数枚の原稿60をADF10にセットし、スタートボタンを押す。すると複数枚の原稿60は1枚ずつ読み取り位置まで搬送され、スキャナ100の内部で前述のように原稿60に対応する画像データが生成される(ステップS501)。画像処理回路50は、原稿を1ページ読み取るごとに前述のスキャンミス検出アルゴリズムに従いスキャン画像の評価を行う(ステップS502、S503)。スキャンミスの発生を示す信号を受け取ると、CPU41は、ADF駆動制御回路43によりカウントアップされる原稿のページ番号等、スキャンミスの発生したページを特定する情報を記憶部45に記憶する(ステップS504)。複数ページでスキャンミスが検出された場合には、CPU41は、それぞれがスキャンミスの発生したページを特定する複数の情報を記憶部45に記憶する。CPU41は、すべての原稿(すべてのページ)のスキャンが完了したか判断する(ステップS505)。すべての原稿のスキャンが完了していない場合は、次の原稿を搬送し(ステップS512)、上述の動作を繰り返す。
トレイ11にセットされたすべての原稿の読み取りが完了すると、CPU41は、記憶部45に記憶された情報から、スキャンミスが発生したか否かを判断する。スキャンミスが発生した場合は、CPU41は、スキャンミスが発生したページを特定する情報のうち、最も若いページ番号に対応するものを抽出する。CPU41は、再スキャンを行うページを示す変数を、この抽出したページ番号を初期値として設定する。続いてCPU41は、「スキャン失敗です。全原稿をADFにセットしてスタートボタンを押してください。」というように、作業者にスキャンミスの発生を通知し、かつ、原稿のADFへの再セットを促すメッセージを表示する(ステップS506)。図11(a)は、このメッセージの例を示す図である。
本実施形態においては、スキャンが成功した原稿もスキャンミスが発生した原稿もすべて排出トレイ18に排出される。スキャンが終了した原稿は1枚ずつ排出トレイに排出されるので、全原稿のスキャンが完了した時点で排出トレイ18上には原稿がトレイ11にセットされた順番の通り並んでいる。作業者は排出トレイ18からすべての原稿を取り出し、ADFにセットする。作業者がスタートボタンを押すと、CPU41は、スキャンミスが発生したページまではスキャンをせずに原稿の搬送のみを行う(ステップS507)。例えば、全部で50ページからなる原稿をADF10を用いてスキャンを行い、3ページ目、15ページ目、48ページ目でスキャンミスが検出されたとする。この場合、記憶部45には、3ページ目、15ページ目、48ページ目にスキャンミスが発生したことを示す情報が記憶され、変数の初期値は3に設定されている。CPU41は、変数で指定されるページの1ページ前(この場合2ページ目)まで原稿をスキャンせずに搬送する旨を指示する信号をADF駆動制御回路43およびCCD駆動回路42に出力する。スキャナ100は、2ページ目まではスキャンを行わずに原稿の搬送のみを行う。2ページ目まで原稿の搬送が完了すると、スキャンミスが発生したページである3ページ目の原稿がトレイ11の再表面に現れている。
この状態で、CPU41は、第1実施形態と同様にスキャンミスに対応するメッセージを表示部46に表示する(ステップS508)。例えば折れ判定によってスキャンミスが検出された場合には、「紙を伸ばして再スキャンしてください。」というメッセージが表示部46に表示される。作業者は、トレイ11の再表面にある原稿を取り出し、原稿の折れを直してトレイ11に戻す。作業者は、スタートボタンを押し、再スキャンの指示を入力する。CPU41は、スタートボタンが押下されると、原稿1枚搬送して、その原稿をスキャンする旨の指示をADF駆動制御回路43およびCCD駆動回路42に出力する。これによりスキャンミスが検出されたページのみ再スキャンされる(ステップS509)。スキャンされた原稿は通常通りスキャンミス検出アルゴリズムに従ってスキャンミスのチェックが行われる。スキャンミスが検出されなかった場合は、CPU41は記憶部45から3ページ目にスキャンミスが発生したことを示す情報を削除する。CPU41は、記憶部45に記憶されている情報に基づいて再スキャンが必要な原稿(ページ)の再スキャンがすべて完了したか否か判断する(ステップS510)。具体的には、例えばCPU41は、記憶部45にまだスキャンミスが発生したページを示す情報が記憶されているか否か判断することにより再スキャン完了の判断を行う。再スキャンが完了していない場合、CPU41は、変数の値を次にスキャンミスが検出されたページである15に設定する。続いて同様に14ページ目までは原稿を空送りし、15ページ目を再スキャンする。
なお、再スキャンした画像について再度スキャンミスが検出された場合は、CPU41は、3ページ目にスキャンミスが発生したことを示す情報を削除せず、変数の値を次にスキャンミスが検出されたページである15に設定し、ページの空送りおよび再スキャンを続行する。あるいは、第1実施形態と同様に別の排出トレーに排出し、再度3ページ目の再スキャンを促す構成としてもよい。
また、上述の実施形態では、再スキャン時に全ページの原稿をADF10にセットして、スキャンミスが検出されなかったページは空送りする態様について説明したが、スキャンミスが検出されたページのみをADF10にセットし再スキャンする構成にしてもよい。この場合、原稿の全ページのスキャン終了後、CPU41は、スキャンミスが発生したページを示すメッセージを表示部46に表示する。前述の例でいうと、「スキャン失敗です。3、15、48ページを再スキャンしてください。」というメッセージが表示される(図11(b))。作業者は、原稿から3、15、48ページ目を抜き出し、ADF10にセットする。作業者がスタートボタンを押すと、これらのページが再スキャンされる。
なお、スキャン画像の電子データは、ページの順番が正しい並びとなるように電子的にソートされる。すなわち、CPU41は、各ページの画像データをページ番号を特定する情報と共に記憶部45に一時的に記憶する。再スキャンも含め、すべてのページのスキャンが完了すると、ページ番号を特定する情報に基づいて正規の順番にページを並び替えた後にこれらの画像を結合して1ファイルとする。
本実施形態によれば、ADFを用いたスキャン作業においてスキャンミスが検出された場合、作業者は全原稿をトレイに載せるだけでスキャンミスの発生した原稿(ページ)までADFが空送りされ、かつスキャンミスの種類を示す情報が表示されるので、再スキャンを容易に行うことができる。
<2.4 第3実施形態>
本実施形態においては、スキャン画像の品質は良/不良の二者択一ではなく、数値化されて提示される態様について説明する。スキャン品質評価部52は、スキャン画像の品質を表す数値を計算する機能をさらに有する。すなわち、記憶部45は、スキャン品質パラメータ抽出部51から出力されたスキャン品質パラメータをスキャンの品質を表す数値(以下、「スキャン品質指数」という)に変換するためのスキャン品質指数変換テーブルTB3を記憶している。
図12(a)〜(c)は、スキャン品質指数変換テーブルTB3の例を示す図である。記憶部45は、このようなテーブルを1つまたは2つ以上記憶している。スキャン品質指数変換テーブルTB3には、スキャン品質パラメータの種類を識別するための識別子(図9(a)では「スキュー角度」、(b)では「C/A」、(c)では「階調値幅」)と、スキャン品質パラメータの値と、それに対応するスキャン品質指数が記録されている。
本実施形態においては、用紙の搬送方法はADF10を用いるものでも作業者が手動でセットするものでもどちらでもよい。作業者がスタートボタンを押す等の方法によりスキャンの指示を入力すると、スキャナ100は、第1実施形態あるいは第2実施形態と同様に原稿を読み取り、画像データを生成する。スキャン品質パラメータ抽出部51は、前述のいずれかのアルゴリズムに従ってスキャン品質パラメータを出力する。スキャン品質評価部52は、スキャン品質パラメータ抽出部51からスキャン品質パラメータを受け取ると、記憶部45からスキャン品質指数変換テーブルTB3を読み出す。スキャン品質評価部52は、スキャン品質指数変換テーブルTB3に基づいて、スキャン品質パラメータをスキャン品質指数に変換する。スキャン品質評価部52は、得られた数値に、スキャン品質評価アルゴリズムを特定する識別子を付加してCPU41に出力する。
スキャン品質指数変換テーブルTB3に基づいてスキャン品質パラメータをスキャン品質指数に変換する方法としては、例えば以下のものがある。第1の方法は、テーブルに記載された値をクライテリアとしてスキャン品質指数を求めるものである。図12(a)に例示されたテーブルでは、スキュー角度0、5、10、45°に対してスキャン品質指数が割り当てられている。この例でいうと、スキュー角度θが、0°≦θ<5°の場合はスキャン品質指数を100とし、5°≦θ<10°の場合はスキャン品質指数を90とする、という具合にスキャン品質指数を変換するものである。第2の方法は、テーブルに記載された値の間の値を補間により求めるものである。図12(a)の例でいうと、例えばスキュー角度4°がスキャン品質パラメータとしてスキャン品質パラメータ抽出部51から出力されると、スキャン品質評価部52は、図12(a)のテーブルから4°の前後で表に記載されている値(0°、5°)と各スキュー角度に対応するスキャン品質指数(100、90)を抽出し、これらの値から線形補間により4°に対応するスキャン品質指数を92と算出する。
なお、スキャン品質指数変換テーブルTB3の代わりに、スキャン品質パラメータを数値に変換する関数を記憶部45に記憶しておき、スキャン品質評価部52はこの関数にスキャン品質パラメータを代入することによりスキャン品質指数を求める構成としてもよい。
スキャン品質評価部52は、以上のようにして求めたスキャン品質指数のデータに、そのデータがスキャン品質指数であることを示す識別子と、スキャン品質パラメータを算出したアルゴリズムを特定する識別子とを付加してCPU41に出力する。CPU41は、受け取ったデータがスキャン品質指数であると判断すると、記憶部45からスキャン品質指数の良品のしきい値および不良品のしきい値を読み出す。本実施形態では良品、不良品のしきい値としてそれぞれ90、50が記憶されている。
CPU41はまず、スキャン品質指数と良品のしきい値とを比較する。スキャン品質指数が良品のしきい値より大きい場合は、スキャンミスは発生していない(画質に問題は無い)と判断して、CPU41は、再スキャン指示を行わない。スキャン品質指数が良品のしきい値より小さい場合は、CPU41は、スキャン品質指数と不良品のしきい値とを比較する。スキャン品質指数が不良品のしきい値より小さい場合は、スキャンミスが発生したと判断して、CPU41は、第1実施形態あるいは第2実施形態と同様に再スキャンに関する処理を行う。スキャン品質指数が不良品のしきい値以上である場合、すなわち、(不良品のしきい値)≦(スキャン品質指数)<(良品のしきい値)である場合は、CPU41は、スキャン品質指数のデータとその他必要なデータとに基づいてメッセージを生成し、表示部46に出力する。表示部46には、スキャン品質指数と、再スキャンの判断を促す画面が表示される。
図13は、作業者に再スキャンの判断を促す画面の例を示す図である。例えばスキャン品質指数が70であった場合、スキャン品質指数は、(不良品のしきい値)≦(スキャン品質指数)<(良品のしきい値)の条件を満たすので、CPU41は、スキャン品質指数のデータと、スキャンミス検出アルゴリズムを特定する識別子と、さらに、第2実施形態で説明した様にADF10を用いてスキャンを行っている場合、このスキャンミスの疑いが検出されたページを特定する情報(ページ数)とに基づいて図13に示されるようなメッセージを生成する。
作業者は表示されたメッセージからスキャンミスの疑いが検出されたページと、スキャンミスの種類とを知ることができるので、例えばPC200を操作する等の方法により当該ページの画像データを確認し、再スキャンが必要か否かを判断することができる。作業者は自らの判断に基づき操作部44を操作し、再スキャン要否の指示を入力する。CPU41は、作業者の支持入力に従い前述の第1実施形態あるいは第2実施形態と同様に再スキャン処理を行う。
なお、記憶部45が記憶する良品/不良品のしきい値を、作業者の操作入力により変更可能とする構成としてもよい。あるいは、CPU41は、作業者が再スキャンの要否を入力するたびに再スキャンの要否とその時のスキャン品質指数とを対応付けて記憶部45に記憶し、これらのデータがある量以上蓄積されたら、これらのデータの統計的処理に基づいて再スキャンの要否をCPU41が自動判断する構成としてもよい。また、自動判断/手動判断を作業者が選択できる構成としてもよい。
さらに、上述の説明においては、良品/不良品の両方に対してしきい値を設けたが、これらのうち一方のみにしきい値を設け、他方の判断は作業者に委ねる構成としてもよい。
本実施形態によれば、作業者はスキャンミスの疑いのある画像と、そのスキャンミスの程度(画像の品質)を客観的に表した数値とを対比することができるので、どのスキャンミス検出アルゴリズムに対してどの程度のスキャン品質指数であれば再スキャンが必要かあるいは不要かを、スキャン作業を通じて学習することができ、作業者の技能向上が図られる。
<2.5 第4実施形態>
本実施形態において、スキャナ100はスキャンミスが発生した場合に、スキャン画像を自動修正する機能を有する。スキャナ100は、原稿をスキャンし、スキャンした原稿に対応する画像データを生成する。スキャン品質パラメータ抽出部51は、生成された画像データに対して、上述のスキャンミス検出アルゴリズムを適用し、スキャン品質パラメータをスキャン品質評価部52に出力する。ここまでの動作は、前述の第1〜第3実施形態と同様である。
本実施形態において、スキャン品質評価部52はスキャンミスを検出した場合、そのスキャンミスが修正可能なものであるか判断する。そのために、スキャン品質評価部52は、記憶部45から修正可能性テーブルTB4を読み出す。修正可能性テーブルTB4にはスキャンミス検出アルゴリズムを特定する識別子と、スキャンミスが修正可能であるか否かを示すフラグとが対応付けて記録されている。例えば、スキューは回転処理の画像処理を施すことにより修正可能であるが、折れは画像処理により修正することは不可能で再スキャンが必須である。したがって修正可能性テーブルTB4では、スキューに対しては修正可能を示すフラグ「1」が、折れに対しては修正不能を示すフラグ「0」が対応付けられている。スキャン品質評価部52は、修正可能性テーブルTB4に基づいてスキャンミスが修正不能であると判断した場合は、前述の第1〜第3実施形態と同様に、スキャンミスが発生した旨とスキャンミス検出アルゴリズムを特定する情報とを示す信号をCPU41に出力する。
スキャンミスが修正可能であると判断された場合は、スキャン品質評価部52は、画像データとスキャン品質パラメータとを画像処理部53に出力する。画像処理部53は、入力された画像データとスキャン品質パラメータに基づいて、画像データの修正を行う。例えば、スキュー判定によりスキャンミスが検出された場合、スキャン品質評価部52から出力されるスキャン品質パラメータは、このパラメータがスキュー判定に係るものであることを示す識別子と、スキュー角度とを含んでいる。画像処理部53は、スキャン品質パラメータから、スキュー補正を行う必要があると判断する。画像処理部53は、スキュー角度に基づいて、周知の回転処理、アフィン変換処理等を行い画像データを修正する。画像処理部53は修正したデータを通常の(スキャンミスの検出されなかった)画像データと同様にCPU41に出力する。
その他、例えばはみ出し判定の場合には、画像処理部53は、有意な画素値部分を包含する画像サイズのデータに修正を行う。また、天地判定の場合には、画像処理部53は、認識文字数が最大となる角度の回転処理を行う。あるいは、トーン/ガンマ/コントラスト判定の場合には、画像処理部53は、階調値幅を適正な値に拡張し、記憶部45に記憶されたルックアップテーブルを参照して階調値の補正を行う。
なお、例えばトーン/ガンマ/コントラスト判定において、階調値幅が、記憶部45に記憶されたしきい値以下である場合には、自動修正不能であると判断して、再スキャンを促す構成としてもよい。すなわち、画像処理部53は、スキャンミスが発生した旨とスキャンミス検出アルゴリズムを特定する情報とを示す信号をCPU41に出力する。
本実施形態によれば、スキャナで自動修正可能なスキャンミスは自動修正され、自動修正不能はスキャンミスのみ作業者に告知されるので、スキャン作業のさらなる効率化を図ることができる。
<2.6 変形例>
なお、上述の各実施形態において、作業者にスキャンミス発生を告知する手段は、表示部46にメッセージを表示する態様に限られず、スピーカ等から音声によりメッセージを発する構成としてもよい。
また、上述の各実施形態においては、画像読み取り装置の例としてスキャナ100について説明したが、画像読み取り装置はスキャナに限られず、コピー機、複合機等であってもよい。
本発明に係る画像読み取りシステム1の構成を示すブロック図である。 スキャナ100の構成を示す図である。 本61とプラテンガラス20との位置関係を示す図である。 曲がりに係るスキャンミスを例示する図である。 曲がり判定のアルゴリズムを示すフローチャートである。 天地判定のアルゴリズムを示すフローチャートである。 第1実施形態に係るスキャナ100の動作を示すフローチャートである。 スキャンミスの検出結果を作業者に通知する画面の例を示す図である。 スキャナ100の動作を示すフローチャートである。 スキャナ100の動作を示すフローチャートである。 スキャナ100の動作を示すフローチャートである。 原稿のADFへの再セットを促すメッセージを例示する図である。 スキャン品質指数変換テーブルTB3を例示する図である。 作業者に再スキャンの判断を促す画面の例を示す図である。
符号の説明
1…画像読み取りシステム、10…ADF、11…トレイ、12…引き込みローラ、13…搬送ローラ、14…排出ローラ、15…排出ローラ、16…搬送ローラ、17…バックプラテン、18…排出トレイ、19…排出トレイ、20…プラテンガラス、31…第1CRG、32…第2CRG、33…レンズ、34…CCDセンサ、41…CPU、42…CCD駆動回路、43…ADF駆動制御回路、44…操作部、45…記憶部、46…表示部、47…I/F、48…バス、49…A/D変換回路、50…画像処理回路、51…スキャン品質パラメータ抽出部、52…スキャン品質評価部、53…画像処理部、60…原稿、61…本、100…スキャナ、200…PC、210…ディスプレイ、300…ケーブル

Claims (13)

  1. スキャンミス検出アルゴリズムに基づいて、画像データからスキャン画像の品質を示すスキャン品質パラメータを抽出するスキャン品質パラメータ抽出手段と、
    前記スキャンミス検出アルゴリズムと、前記スキャン品質パラメータとに基づいてスキャンミス発生の有無を判断するスキャン品質評価手段と、
    前記スキャン品質評価手段の判断結果に基づいて告知を行う告知手段と
    を有する画像読み取り装置。
  2. 当該画像読み取り装置の原稿読み取り位置まで、複数ページの原稿を1ページずつ自動的に搬送する自動原稿搬送手段と、
    前記複数ページの原稿のうち、前記スキャン品質評価手段によりスキャンミスが発生したと判断されたページを特定するページ特定情報を記憶する記憶手段と、
    前記自動原稿搬送手段を、前記ページ特定情報により特定されるページまで空送りする制御手段と
    をさらに有する請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 前記スキャン品質評価手段がさらに、スキャン品質パラメータに基づいて、スキャン画像の品質を示すスキャン品質指数を算出し、
    前記告知手段が、前記スキャン品質評価手段の判断結果と前記スキャン品質指数とに基づいて告知を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  4. 前記スキャン品質評価手段によりスキャンミスの発生が検出された場合に、当該スキャンミスが修正可能か否か、スキャンミス検出アルゴリズムを特定する識別子に基づいて判断する修正可能性判断手段と、
    前記修正可能性判断手段により修正可能と判断された場合に、前記画像データを修正する画像処理手段と
    をさらに有する請求項1に記載の画像読み取り装置。
  5. 前記スキャンミス検出アルゴリズムが、
    前記スキャン画像のスキュー角度を算出するステップと、
    前記スキュー角度をしきい値と比較するステップと、
    を有し、
    前記スキュー角度が前記しきい値より大きい場合にスキャンミスが発生したと判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  6. 前記スキャンミス検出アルゴリズムが、
    前記スキャン画像から原稿の輪郭を抽出するステップと、
    前記輪郭が長方形であるか判断するステップと
    を有し、
    前記輪郭が長方形でないと判断された場合にスキャンミスが発生したと判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  7. 前記スキャンミス検出アルゴリズムが、
    前記スキャン画像を複数の部分画像に分割するステップと、
    前記複数の部分画像の各々の推定文字数を算出するステップと、
    前記複数の部分画像の各々に対し文字認識処理を行うステップと、
    前記推定文字数と、前記文字認識処理により認識できた文字数とに基づき、前記複数の部分画像の各々における文字認識率を算出するステップと、
    を有し、
    ある部分画像における文字認識率が、他の部分画像における文字認識率あるいは文字認識率のしきい値より低い場合にスキャンミスが発生したと判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  8. 前記スキャンミス検出アルゴリズムが、
    前記スキャン画像を90n°(n=0、90、180、270)回転処理するステップと、
    前記回転処理により得られた回転画像の各々に対し文字認識処理を行うステップと、
    を有し、
    前記文字認識処理において認識できた文字数が、0°回転画像以外の回転画像において最大となった場合にスキャンミスが発生したと判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  9. 前記スキャンミス検出アルゴリズムが、
    スキャンを行う前に、作業者により指示入力された原稿サイズよりも大きなサイズでスキャンを行うようスキャンパラメータを書き換えるステップと、
    前記原稿サイズの外側の領域に有意な画素が存在するか判断するステップと
    を有し、
    前記原稿サイズの外側の領域に有意な画素が存在すると判断された場合に、スキャンミスが発生したと判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  10. 前記スキャンミス検出アルゴリズムが、
    前記画像データにフーリエ変換を施すステップと、
    前記フーリエ変換により得られた電力密度のうち、特定の周波数領域の平均電力密度を算出するステップと、
    前記平均電力密度をしきい値と比較するステップと
    を有し、
    前記平均電力密度がしきい値よりも大きい場合にスキャンミスが発生したと判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  11. 前記スキャンミス検出アルゴリズムが、
    スキャンを行う前に、作業者の指示入力にかかわらずカラー多値でスキャンを行うようスキャンパラメータを書き換えるステップと、
    スキャン画像がカラー画像か、白黒画像か、2値画像か、多値画像か判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの判断結果と、前記作業者の指示入力とを比較するステップと、
    を有し、
    前記判断ステップの判断結果と、前記作業者の指示入力とが一致しない場合にはスキャンミスが発生したと判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  12. 前記スキャンミス検出アルゴリズムが、
    前記スキャン画像を形成する画素の階調値の取りうる値を複数の領域に分割し、各領域に属する階調値を有する画素の数を計測するステップと、
    前記複数の領域のうち、計測された画素の数が画素数のしきい値を超えた領域が属する階調値幅を算出するステップと、
    前記階調値幅と、階調値幅のしきい値とを比較するステップと、
    を有し、
    前記階調値幅が、前記階調値幅のしきい値よりも小さい場合にスキャンミスが発生したと判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
  13. 前記スキャンミス検出アルゴリズムが、
    前記スキャン画像を複数の部分画像に分割するステップと、
    前記複数の部分画像の各々の面積を算出する面積算出ステップと、
    前記複数の部分画像の各々に対し文字認識処理を行う文字認識ステップと、
    前記面積算出ステップと前記文字認識ステップとの結果に基づいて前記複数の部分画像の各々における単位面積あたりの文字認識数を算出する文字数算出ステップと、
    前記文字数算出ステップの結果に基づいて、単位面積あたりの文字認識数が最大の部分画像を抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップにより抽出された部分画像に対してフーリエ変換を施すフーリエ変換ステップと、
    前記フーリエ変換ステップにより得られた電力密度のうち、あらかじめ決められた周波数領域の平均電力密度を算出するステップと、
    前記平均電力密度と、平均電力密度のしきい値とを比較するステップと
    を有し、
    前記平均電力密度が、前記平均電力密度のしきい値よりも小さい場合にスキャンミスが発生したと判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
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