JP7073124B2 - 画像読取装置、画像形成装置 - Google Patents
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Description
画像読取装置が傾いた状態の原稿の画像を読み取った場合、得られる画像データも傾いた状態となるため利用者にとっては好ましくない。このため読み取った画像データにおける傾きを補正する処理を行うことがある。ここで、この画像データの処理による傾き補正は、補正に使用する画像メモリの容量などから最大補正角度が存在するのが一般的である。
このように利用者としては原稿から傾き補正を実施して問題ないか否かを推測して都度設定を行うこととなり、装置としての使い勝手が悪くなる、という課題がある。
[画像読取装置及び画像形成装置の構成例]
図1は、ADFを含む画像読取装置の一例を示す断面図である。
本実施例の画像読取装置1000は、原稿の画像を読み取る画像読取部200、自動原稿給紙部(以下、ADFと称す)100を有する。また、画像読取装置1000は図示しないコントローラ300が接続される。
以下、ADF100の動作について、図1を参照しながら説明する。
ADF100を使用した片面原稿読み取り動作(以下、片面流し読みと称す)について説明する。
ADF100は、1枚以上の原稿シートで構成される原稿束Sを積載する原稿トレイ30、原稿の搬送開始前に原稿束Sが原稿トレイ30より突出して下流への進出を規制する分離パッド21及び分離ローラ2、給紙ローラ1を有する。
原稿トレイ30は、原稿検知センサ14が配置され、当該センサの検知結果に応じて原稿トレイ30上の原稿の有無が判別可能に構成される。例えば、原稿トレイ30には普通紙を最大100枚積載することが可能である。
給紙ローラ1は、原稿トレイ30に積載された原稿束Sの原稿面に落下して回転する。これにより、原稿束の最上面の原稿が所定の搬送方向に向けて給紙される。給紙ローラ1によって給紙された原稿は、分離ローラ2と分離パッド21の作用によって1枚に分離される。この分離は公知の分離技術によって実現される。
レジストローラ4へ向けて搬送された原稿は、当該レジストローラ4に突き当てられる。これにより原稿はループ状のたわみが生じ、ループが形成されることで搬送時における原稿の傾きが解消される。
しかしながら、原稿の形状が長方形ではなく先端側が斜めになっているような場合には原稿の傾きが悪化してしまうことになる。また、レジストローラ4への原稿の突き当てにより原稿の傾きが解消した場合であっても、原稿読み取り位置までに原稿の傾きが再発生することがある。
給紙路に送られた原稿は、読み取り上流ローラ5を介して画像読取位置に搬送される。
流し読みガラス201とリードローラ6の間を通過する原稿の表面はLED203a、203bで照射される。その反射光は、複数のミラー204a、204b、204cを介して屈曲されながら読取センサ208によって原稿の表面画像を1ラインずつ読み取られる(以下、表面読み取りと称す)。
裏面画像を読み取り完了後には、原稿の後端が排紙センサ11を通過した後に排紙ローラ12を抜ける前に原稿を停止させる。そして、再度原稿をレジストローラ4へ向けて搬送し、画像を読み取らずに原稿排紙トレイ13まで搬送する。原稿が原稿トレイ30上に複数枚有る場合には、最終原稿の読取及び原稿排紙トレイ13への排紙が終了するまで前述した処理を繰り返す。
画像読取部200は、原稿台ガラス209上に載置された原稿について、図1には図示しない光学系モータ226により移動可能に構成された表面読み取りユニット202を、図1の矢印に示す副走査方向に一定速度で移動する。この様にして画像読取部200は、原稿に記録された画像情報を1ラインずつ読取センサ208により読み取る(以下、固定読みと称す)。
原稿トレイ30に積載された原稿の両面を読み取る場合、表面については片面流し読みと同様に読み取り、裏面については前述の通りADF100に搭載された裏面読み取りユニット102を介して読み取る(両面流し読み)。
リーダーADFコントローラ310は、中央演算処理装置であるリーダーADFコントローラ310用のCPU801、リードオンリーメモリであるROM802、ランダムアクセスメモリであるRAM803を有する。
なお、ROM802には、CPU801の制御プログラムが格納される。また、RAM803には、CPU801が使用する入力データや作業用データが格納される。
なお、分離モータ820、読取モータ821はパルスモータであり、CPU801は各モータの駆動パルス数を管理し、前述した搬送路上の各種センサによる原稿検知の状況と関連させることで搬送中の原稿の位置を監視して制御を行う。
原稿トレイ30には、図3に示すように、当該原稿トレイ30上に載置された原稿の搬送方向に平行して配置され、原稿の幅方向の端部を両側から挟み込む1対のガイド板(原稿ガイド板31)が配置される。
CPU801は、図3に示す矢印Aで示される、原稿トレイ30上の原稿ガイド板31間の幅(ガイド幅)を原稿ガイド幅検知センサ10の値を参照することにより検知することができる。原稿ガイド幅検知センサ10は、ガイド幅計測手段として機能する。
例えば、利用者が原稿を原稿トレイ30上に設置して原稿ガイド板31を原稿の幅に合わせた場合、図3に示すように原稿幅=原稿ガイド板31間の幅=Aとなり、CPU801は原稿ガイド板31間の幅に応じて原稿の幅を検出することができる。
CPU801は、読みとった画像データを、画像ライン353を介してコントローラ300へ送信する。また、原稿画像データの先端の基準となる垂直同期信号および1ラインの画素先端の基準となる水平同期信号については、CPU801がタイミングを制御して、コントローラIF部354を介してコントローラ300へ通知される。
なお、画像データは、画像処理部833と画像処理部905の間の画像ライン353を介して行い、画像読取部200から受信したデータは画像メモリ906に格納される。
コントローラ300は、操作部904を有する。ユーザに対するインターフェース制御は、操作部904を介して、コントローラ300のCPU901によって行われる。
画像読取装置1000の原稿の傾きの検知及び補正方法について説明する。
画像処理部833は、所定区間において画像読取センサ208が読み取った画像から原稿端部の影の画像を検出することにより原稿の傾き量を計測する。CPU801は、画像処理部833から傾き量を受け取る。
Y=xsinθ+ycosθ+y0・・・(式1)
X:主走査方向の補正後の画素位置,Y:副走査方向の補正後の画素位置
x:補正前の主走査方向の画素位置,y:補正前の副走査方向の画素位置
x0:主走査方向の平行移動量(主走査傾き補正基準位置)
y0:副走査方向の平行移動量(副走査傾き補正基準位置)
θ:原稿先端から算出された傾き基づく角度
Y=xtanθ+y+y2・・・(式2)
X:主走査方向の補正後の画素位置,Y:副走査方向の補正後の画素位置
x:補正前の主走査方向の画素位置,y:補正前の副走査方向の画素位置
x0:主走査方向の平行移動量(主走査傾き補正基準位置)
y0:副走査方向の平行移動量(副走査傾き補正基準位置)
tanθ:原稿の傾き量
以下、画像読取装置1000の原稿の傾きを含む原稿主走査幅検知方法について図3、図4(a)、(b)を参照して説明する。
図4は、原稿傾きの検知方法を説明するための図である。図4(a)は、原稿幅Aの原稿が給紙位置にある状態を示している。図4(b)は、原稿が給紙位置から搬送され、途中で角度θ分傾いた場合に検知する検知主走査幅Wを模式的に示している。
図3、図4(a)に示すように、利用者が原稿幅Aの原稿を原稿トレイ30にセットして、原稿ガイド板31を原稿にぴったり合わせたとする。この場合、原稿ガイド板31間の幅(図3に示すA、及び、図4(a)に示すA)も原稿幅を表すことになる。以下この原稿ガイド板31間の幅Aを原稿ガイド幅と称す。
なお、本実施形態ではエッジを最初に発見した位置から100[mm]分の画像を読み取って幅検知を行うものとする。
画像処理部833は、エッジが発見され「1」となっている画素数をカウントすることでエッジ有の幅を検知する。この検知方法を用いる場合、図4(b)において原稿が傾いて搬送される場合には傾きθ分が織り込まれた原稿主走査幅であるWが検知されることとなる。以下、この検知方法により検知した幅Wを検知主走査幅と称す。
ここで、図4に示すように直角三角形を二つ作り図上の底辺をB、Cと定義した場合、傾きがない場合の原稿幅を示す原稿ガイド幅A、上記の方法で検知した検知主走査幅W及び原稿傾きθ、原稿幅検知長さLの間には以下に示す式3の関係が成立する。
=Asin(180-90-θ)°+L/tan(180-90-θ)°・・・(式3)
以下、画像読取装置1000の画像読み取りジョブ実施時の傾き補正について図5、図6、図7を参照して説明する。
図5は、画像読取装置1000による画像読み取り処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図5に示す各処理は、主としてCPU801により実行される。
図6は、原稿ガイド板31に対して傾いて搬送される原稿とその検知主走査幅を示す図である。
図7は、原稿の傾き角度と原稿ガイド幅と検知主走査幅の関係を示す表である。
画像読取装置1000の利用者が原稿を原稿トレイ30に設置し、操作部904を操作して画像読取を実行したとして説明を進める。この場合CPU901は、CPU801に対して画像読取実行命令(ジョブ実行命令)を出力する。CPU801は、ジョブ実行命令を受け取ると、自動原稿給紙部(ADF)100の構成例で述べた原稿流し読みを開始する。
CPU801は、読み取り位置近傍まで搬送した原稿の読み取り(原稿画像の読み取り)を開始する(S102)。
CPU801は、ステップS102の処理において読み取った原稿画像に対して、前述した画像処理部833の傾き検知機能を用いて傾きを検出し、検出結果に基づいて傾きが補正可能な角度であるか否かを判定する(S103)。
=Asin(180-90-5)°+100/tan(180-90-5)°-A・・・(式4)
また、ステップS103の処理において原稿画像の傾きが傾き補正機能で補正しきれない5[°]以上だったとする(S103:Yes)。この場合、CPU801は、原稿ガイド幅検知センサ10により検知する原稿ガイド板31の幅と、先に述べた原稿主走査幅検知方法により検知した検知主走査幅との比較を行う(S107)。
なお、比較に際しては先と同じαを用いると、長方形の定形原稿は、原稿読み取り時に原稿が5[°]以上の傾きであれば「原稿ガイド幅+α≦検知主走査幅」の関係となる。そこで、下記のように比較を行う。
CPU801は、ステップS110の処理において原稿なしの場合(S110:No)、すべての原稿画像を読み終えたと判断してジョブを終了する。
そのため、原稿傾き5[°]未満では傾き補正を実行する、原稿傾き5[°]以上では傾き補正は実行しない、という制御が実現される。
なお、傾き補正を実施するべきでない原稿とは、例えば先端側が一定角度以上斜めになっているなどにより、傾き補正で画像が良化するといえない原稿を指す。
第2実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る画像読取装置の構成について、第1実施形態に係る画像読取装置の構成と同じ部分は同一の符号を付すとともにその説明を省略する。
以下、画像読取装置1000の画像読み取りジョブ実施時の傾き補正について、図8、図9を参照して説明する。
図8は、本実施形態に係る画像読取装置による画像読み取り処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図8に示す各処理は、主としてCPU801により実行される。
図9は、傾いて搬送される原稿とその検知主走査幅を説明するための図である。
CPU801は、読み取り位置近傍まで搬送した原稿の読み取りを開始する(S202)。
CPU801は、ステップS202の処理において読み取った原稿画像に対して、前述した画像処理部833の傾き検知機能を用いて傾きを検出し、検出結果に基づいて通常の原稿であるか否かを判定する(S203)。
一方、検知される主走査幅は図9よりB+Cである。ここで傾きθは傾き検知によりわかっている。そのため、長方形の原稿であれば原稿ガイド幅と検知傾きθを用いて、下記の式5により先端から100[mm]の位置における検知主走査幅Wを予測することができる。
=Asin(180-90-θ)°+100/tan(180-90-θ)°・・・(式5)
また、そうでない場合、原稿ガイド幅から予測した予測主走査幅は検知される検知主走査幅と同じではない(一致していない)として(S203:No)、原稿は長方形でなく特殊な形であると判断して傾き補正を実施しない(S204)。
CPU801は、原稿ありの場合(S206:Yes)、再度原稿搬送開始からの制御を行う(ステップS201の処理に戻る)。
CPU801は、ステップS206の処理において原稿なしの場合(S206:No)、すべての原稿画像を読み終えたと判断してジョブを終了する。
第3実施形態について説明する。なお、本実施形態に係る画像読取装置の構成について、第1、第2実施形態に係る画像読取装置の構成と同じ部分は同一の符号を付すとともにその説明を省略する。
以下、画像読取装置1000の画像読み取りジョブ実施時の傾き補正について、図6、図7、図10、図11を参照して説明する。
図10は、本実施形態に係る画像読取装置による画像読み取り処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図10に示す各処理は、主としてCPU801により実行される。
図11は、操作部904の表示画面に表示される利用者への警告画面の一例を示す図である。
画像読取装置1000の利用者が原稿を原稿トレイ30に設置し、操作部904を操作して画像読取を実行したとして説明を進める。この場合CPU901は、CPU801に対して画像読取実行命令(ジョブ実行命令)を出力する。CPU801は、ジョブ実行命令を受け取ると、自動原稿給紙部(ADF)100の構成例で述べた原稿流し読みを開始する。
CPU801は、読み取り位置近傍まで搬送した原稿の読み取りを開始する(S302)。
CPU801は、前述した画像処理部833の主走査幅検知機能により原稿の主走査幅の検知を行い、検知した検知主走査幅が、所定範囲に収まっているか否かを確認する(S303)。
異常幅検知通知を受けたCPU901は、操作部904の表示画面上に例えば図11に示すような警告画面を表示する(S311)。
これらの場合先ほどの利用者に対する警告に加え、原稿ガイド幅検知センサ10が正しく幅を検出できていない可能性がある。このため利用者に対して原稿ガイド幅検知センサ10の出力値調整モードの実施やセンサ交換を促す通知を行ってもよい。また、給紙ローラ1が耐久枚数を超え消耗していた場合には原稿傾きが大きくなる可能性がある。このため利用者に対して給紙ローラ1の交換を促す通知を行ってもよい。
この場合CPU801は、ステップS302の処理において読み取った原稿画像に対して、前述した画像処理部833の傾き検知機能を用いて傾きを検出する。そして傾きが補正可能な角度か否かの判定を行う(S304)。すなわち傾き補正可能な上限を超えているか否かを判定する。
この比較に際して、まず原稿の傾きが補正可能最大角度の5[°]における検知主走査幅に対する原稿ガイド幅からの増加幅をαとする。検知主走査幅は先端エッジ位置から100[mm]の位置までに前述の主走査幅検知方法を用いて検知した幅であるとする。
また、原稿ガイド幅は原稿ガイド幅から利用者は原稿トレイ30に原稿をセットした際に原稿ガイド板31を原稿幅にぴったり合わせたものであり、ガイド板間の幅は原稿幅と同じであるとする。また、ここで述べたαは、第1実施形態において説明した図6に示すαと同じである。
なお、ここではβは固定値とするが別の定義であってもよい。例えば、予め一定の原稿幅の範囲ごとにβの値を定義したテーブルを用意しておいてもよい。本実施形態におけるβの具体的な値は以下のように決定する。
図6に示すように、先端100[mm]位置までの主走査幅は前述した主走査幅検知方法を用いて黒矢印幅=B+Cとなり、原稿傾きが5[°]の傾きによる増加幅αは、原稿ガイド幅=原稿幅Aを用いて下記に示す式6として表すことができる。
=Asin(180-90-5)°+100/tan(180-90-5)°-A・・・(式6)
これにより正常な長方形の原稿は、利用者が原稿ガイド板31を原稿にぴったりと合わせた場合、原稿サイズによって多少ばらつきが生じるが、原稿読み取り時に原稿が5[°]未満の傾きであればおおむね「原稿ガイド幅+β>検知主走査幅」の関係となる。
同じく、正常な長方形の原稿は、原稿読み取り時に原稿が5°以上の傾きであればおおむね「原稿ガイド幅+β<検知主走査幅」の関係となる。以上述べたβを用いて下記のように条件を分けて制御を行う。
CPU801は、ステップS306の処理において原稿なしの場合(S306:No)、すべての原稿画像を読み終えたと判断してジョブを終了する。
Claims (12)
- 原稿が載置される積載部と、
前記積載部に設けられ且つ前記積載部に載置されている前記原稿の、前記原稿が搬送される搬送方向に交差する幅方向における位置を規制する規制部と、
前記積載部に載置された前記原稿を搬送する搬送手段と、
前記幅方向における前記原稿の長さに対応する第1幅を、前記規制部の位置に基づいて検知する第1検知手段と、
前記搬送手段により搬送されている前記原稿の画像を読み取り、読み取り結果を表す画像データを出力する画像読取手段と、
前記画像データに基づいて、前記画像読取手段によって読み取られた前記原稿の画像の前記幅方向における長さに対応する第2幅を検知する第2検知手段と、
前記画像データに基づいて、前記搬送手段によって搬送されている前記原稿の前記幅方向に対する傾き量を決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された前記傾き量に基づいて、前記画像データに対して傾き補正を行う補正手段と、
を有し、
前記補正手段は、前記第1幅と前記第2幅とに基づいて前記傾き補正を実行するか否かを決定することを特徴とする画像読取装置。 - 前記傾き量が所定値よりも大きく且つ前記第2幅が前記第1幅に対応する値よりも小さい場合、前記傾き補正は実行されないことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記傾き量が所定値よりも小さく且つ前記第2幅が前記第1幅に対応する値よりも小さい場合、前記傾き補正は実行されることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記傾き量が所定値よりも大きく且つ前記第2幅が前記第1幅に対応する値よりも大きい場合、前記傾き補正は実行されることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記傾き量が所定値よりも小さく且つ前記第2幅が前記第1幅に対応する値よりも大きい場合、前記傾き補正は実行されないことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記画像読取装置は、前記第2検知手段が前記第2幅を正常に検知できなかった場合に前記第2幅を正常に検知できなかったことを示す情報を利用者に通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
- 前記画像読取装置は、前記決定手段が前記傾き量を正常に決定できなかった場合に前記傾き量を正常に決定できなかったことを示す情報を利用者に通知することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像読取装置。
- 前記第2検知手段は、前記画像読取手段が読み取った前記画像における前記原稿の端部の影に基づいて前記第2幅を検知することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像読取装置。
- 原稿が載置される積載部と、
前記積載部に設けられ且つ前記積載部に載置されている前記原稿の、前記原稿が搬送される搬送方向に交差する幅方向における位置を規制する規制部と、
前記積載部に載置された前記原稿を搬送する搬送手段と、
前記幅方向における前記原稿の長さに対応する第1幅を、前記規制部の位置に基づいて検知する第1検知手段と、
前記搬送手段により搬送されている前記原稿の画像を読み取り、読み取り結果を表す画像データを出力する画像読取手段と、
前記画像データに基づいて、前記画像読取手段によって読み取られた前記原稿の画像の前記幅方向における長さに対応する第2幅を検知する第2検知手段と、
前記画像データに基づいて、前記搬送手段によって搬送されている前記原稿の前記幅方向に対する傾き量を決定する決定手段と、
前記決定手段によって決定された前記傾き量に基づいて、前記画像データに対して傾き補正を行う補正手段と、
を有し、
前記補正手段は、前記第1幅、前記第2幅、及び、前記傾き量に基づいて、前記搬送手段によって搬送されている原稿が定型サイズの原稿であるか否かを決定し、
前記補正手段は、前記搬送手段によって搬送されている原稿が前記定型サイズの原稿である場合は前記傾き補正を実行し、前記搬送手段によって搬送されている原稿が前記定型サイズの原稿でない場合は前記傾き補正を実行しないことを特徴とする画像読取装置。 - 前記補正手段は、前記傾き量が所定量より大きく且つ前記第2幅から前記第1幅が減算された値が所定値より大きい場合は前記搬送手段によって搬送されている原稿が前記定型サイズの原稿であると決定し、前記傾き量が前記所定量より大きく且つ前記第2幅から前記第1幅が減算された値が前記所定値未満である場合は前記搬送手段によって搬送されている原稿が前記定型サイズの原稿でないと決定し、前記傾き量が前記所定量より小さく且つ前記第2幅から前記第1幅が減算された値が前記所定値未満である場合は前記搬送手段によって搬送されている原稿が前記定型サイズの原稿であると決定し、前記傾き量が前記所定量より小さく且つ前記第2幅から前記第1幅が減算された値が前記所定値より大きい場合は前記搬送手段によって搬送されている原稿が前記定型サイズの原稿でないと決定することを特徴とする請求項9に記載の画像読取装置。
- 前記第2検知手段は、前記画像読取手段が読み取った前記画像における前記原稿の端部の影に基づいて前記第2幅を検知することを特徴とする請求項9又は10に記載の画像読取装置。
- 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の画像読取装置と、
前記傾き補正が実行された前記画像データに基づいて、シート上に画像を形成する画像形成手段を有することを特徴とする、
画像形成装置。
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