JP2015198390A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異幅混載の場合であっても、不定形サイズの原稿における白紙検知の誤判定に基づく弊害を回避することができる画像読取装置を提供する。【解決手段】原稿読取装置は、原稿を載置する原稿トレイと、原稿を画像読取部まで搬送する搬送路と、画像読取部に設けられたカラーラインセンサと、原稿が白紙であるか否かを判定する白紙検知判定回路と、白紙検知判定回路によって原稿が白紙と判定された場合、原稿の画像データを出力しないように制御するCPUと、原稿が定型サイズか不定型サイズかを判定するセンサを備え、CPUは、原稿が不定型サイズと判定された場合は、原稿が白紙と判定された場合であっても、その画像データを出力するように制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、白紙原稿を検出する白紙検知手段を有する画像読取装置及び画像読取装置を備えた画像形成装置に関する。
画像読取装置として、原稿トレイに載置された原稿をオートドキュメントフィーダー(以下、「ADF」という。)によって1枚ずつ搬送させながら、原稿を読み取る流し読み画像読取手段を備えた画像読取装置が知られている。このような画像読取装置では、画像読取部に設けられた読取ガラス上を原稿が通過する際に、光源からの光を原稿に照射し、原稿からの反射光をミラーで反射させてCCDなどの撮像素子に入光させて画像を読み取っている。
しかし、複数枚の原稿を連続的に読み取る際、原稿束の中にユーザーが誤って画像が印刷されていない白紙原稿を混入させると、原稿を読み取った結果をコピー出力する際に、本来印刷する必要のない白紙原稿を出力することがある。かかる場合、紙資源が無駄に消費されてしまうという問題がある。また同様に、原稿を読み取った結果を画像ファイルとして保存する場合においても、本来出力する必要のない白紙原稿を誤ってファイルとして保存すると、ファイル容量が必要以上に大きくなる。そして、ファイル内にユーザーの意図しない白紙ページが混入することによって、ユーザーにとって好ましくないデータが保存されることにもなる。
このような問題を解消するために、白紙検知手段を設け、印字情報がない白紙原稿と判定された場合は、その原稿の画像データをコピー出力しないか又はファイル保存しない取り扱いとし、これによって白紙原稿を画像処理対象から除外する技術が知られている。
ところで、原稿に対する白紙検知は、原稿の画像領域内に印字情報が含まれているか否かを判定することによって行われるために、原稿サイズに応じて、白紙検知を行う画像領域(以下、「白紙検知領域」という。)の設定を切り替える必要がある。例えば、白紙検知領域を原稿サイズの外側、つまり実際の原稿よりも広い範囲で設定すると、原稿領域の外側にゴミなどが付着していた場合に、当該ゴミを印字情報と検出することによって、本来白紙原稿である原稿を白紙原稿ではないと誤検知する場合がある。一方、白紙検知領域を原稿サイズの内側、つまり実際の原稿よりも狭い範囲で設定すると、原稿領域の端部に有用な印字情報があっても白紙原稿であると誤検知する場合がある。有用な印字情報としては、例えば、ページ番号や罫線などユーザーとしては白紙原稿と判定してほしくない情報が挙げられる。このように、白紙検知手段を有する画像読取装置においては、白紙検知を行う画像領域を原稿サイズに合わせて正確に設定することが重要となる。
そこで、読取エリアの全域ついて白紙検知を行う第1の判定手段と、読取エリアの縁部を切り取った有効画像領域について白紙検知を行う第2の判定手段とを備えた画像処理装置が提案されている(特許文献1)。この画像処理装置では、第1の判定手段で白紙でないと判定された場合であっても、第2の判定手段で白紙であると判定された場合は、第2の判定手段の結果を優先して白紙であると判定される。この画像処理装置によれば、誤判定が発生する可能性のある部分を除外して白紙判定が実行されるので、正確な白紙判定が可能になるということである。
また、画像読取装置の操作部の画面上に白紙検知領域を表示し、ユーザーが、必要に応じて白紙検知領域を設定変更できる技術も提案されている(特許文献2)。
特開2006−279094号公報 特開2012−80231号公報
しかしながら、特許文献1の技術には以下のような課題がある。すなわち、定型サイズの原稿の場合、原稿サイズから縁部を切り取った有効画像領域の設定は容易であるために、この有効画像領域を用いて白紙検知判定を行うことによって誤判定の可能性は小さくなる。しかし、ユーザーによっては、定型サイズの原稿と不定形サイズの原稿とが混在した原稿束を1度にコピーする場合があり、かかる場合、原稿サイズが原稿ごとに異なると、白紙検知領域を正確に設定することは困難となる。例えば、不定型サイズの原稿について縁切りを行う場合、サイズが最も近い定型サイズの原稿と同様の縁切り設定を行っても、原稿によっては検知対象領域に原稿領域以外が含まれるか又は検知対象領域が切り取られて必要な印字情報が見逃される虞がある。また、ユーザーが操作画面上で定型サイズを指定した場合でも、実際にコピーしたい原稿と指定した原稿とのサイズとが一致しないことがあり、不定形サイズの場合は、最も近い定型サイズと同様に縁切りをしても検知対象領域を正確に設定できるものではない。
一方、特許文献2においては、以下のような問題がある。すなわち、逐一操作画面上の設定結果を見て、白紙検知領域が正しいか否かを確認すること又は白紙検知領域の設定を変更することは、ユーザーにとって煩雑な操作となる。また、種々のサイズの原稿を載置台にセットして一度にコピーする異幅混載の場合、白紙検知領域を一意的に決定できないために、ユーザーが1枚ごとに白紙検知領域を調整する必要があり、手間がかかりすぎて実用性に乏しいという問題がある。
このように、白紙検知手段を有する画像読取装置においては、白紙検知領域の設定が容易でなく、白紙検知領域が誤って設定されることによって白紙検知の誤判定が発生し易いという問題がある。特に、不定型サイズの原稿において、白紙検知の誤判定の可能性が高い。
本発明は、種々のサイズの原稿について一度に処理する異幅混載の場合であっても、不定形サイズの原稿における白紙検知の誤判定に基づく弊害を回避することができる画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の画像読取装置は、原稿を載置する載置台と、前記載置台に載置された原稿を画像読取部まで搬送する搬送路と、前記画像読取部に設けられた画像読取センサと、前記搬送路を搬送される原稿が白紙であるか否かを判定する白紙検知手段と、前記白紙検知手段によって前記原稿が白紙と判定された場合、前記原稿の画像データを出力しないように制御する制御手段と、前記原稿が定型サイズか不定型サイズかを判定する判定手段と、を備え、前記制御手段は、前記判定手段によって、前記原稿が不定型サイズと判定された場合、前記白紙検知手段の判定結果を採用しないことを特徴とする。
本発明によれば、搬送路を搬送される原稿が不定形サイズの原稿と判定された場合、白紙検知手段の判定結果を採用しない。これによって、白紙検知の誤判定に起因する弊害、例えば、不定形サイズの原稿が白紙でない場合に、誤って白紙と判定されて当該不定形サイズの原稿を読み取った画像データが出力されないという弊害を回避することができる。
実施の形態に係る画像読取装置の概略構成を示す断面図である。 図1の画像読取装置の制御構成を示すブロック図である。 図1の画像読取装置を用いた画像読取処理を示すフローチャートである。 原稿トレイに設けられた幅規制板を示す斜視図である。 搬送路に設けられたフラグセンサ群を示す平面図である。 図1の画像読取装置における画像読取部近傍の拡大断面図である。 原稿の先端部が画像読取部を通過した際のカラーラインセンサのセンサ輝度値を示すグラフである。 角折れ原稿の画像データを示す図である。 原稿を読み取った場合の原稿サイズと白紙検知領域の関係を示す図である。 印字情報を含む原稿における白紙検知領域の画像データをヒストグラムにしたグラフを示す図である。 印字情報を含まない白紙原稿における白紙検知領域の画像データをヒストグラムにしたグラフを示す図である。
以下、実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、実施の形態に係る画像読取装置の概略構成を示す断面図である。
図1において、画像読取装置10は、読取装置本体101と、該読取装置本体101上に、読取ガラス118を介して載置されたオートドキュメントフィーダー102とから主として構成されている。オートドキュメントフィーダー(ADF)102は、読取装置本体101の画像読取部に原稿を自動給紙する。
ADF102は、原稿103を載置する載置台としての原稿トレイ104と、原稿トレイ104に載置された原稿103の主走査方向の両端を規制する幅規制板105と、原稿トレイ104の端部に設けられたピックアップローラー106を備えている。
ADF102には、ピックアップローラー106によって給紙された原稿103を、画像読取部を経て排紙トレイ117まで搬送する搬送路Rが設けられている。搬送路Rにおけるピックアップローラー106の下流側には、分離パッド107と分離ローラー108を備えた分離部が設けられている。分離部は、原稿トレイ104に載置された原稿束の最上部から順次原稿103を1枚ずつ分離する。なお、本明細書においては、原稿の搬送方向(図1の左右方向)を副走査方向といい、原稿の搬送方向と直交する方向(図1の奥−手前方向)を主走査方向という。また、原稿103の副走査方向の長さを単に、原稿の「長さ」といい、主走査方向の長さを「主走査幅」という。
分離部の下流側には、順次、第1レジストローラー109、第2レジストローラー110、第1搬送ローラー111、第2搬送ローラー112、第3搬送ローラー113、第4搬送ローラー115、及び排紙ローラー116が配置されている。分離ローラー108と第1レジストローラー109との間には、原稿103の副走査方向の長さを検出するための分離後センサ128及び原稿103の主走査幅を検知するフラグセンサ127−1〜127−4が設けられている。フラグセンサ127−1〜127−4をまとめて、フラグセンサ群127という。また、第1搬送ローラー111と第2搬送ローラー112との間には、分離後センサ128と協働して原稿103の長さを検出するリードセンサ129が配置されている。フラグセンサ群127、分離後センサ128及びリードセンサ129については、後で詳細に説明する。
搬送路Rにおける第2搬送ローラー112と第3搬送ローラー113の間の画像読取部には、搬送路Rを挟んで、読取ガラス118に対向する白色ガイド部材114が設けられている。白色ガイド部材114は、原稿読取時の原稿の浮きを防止する。画像読取部における読取装置本体101側には、光源119及び120が設けられている。光源119及び120は、画像読取部を通過する原稿に光を照射する。光源119及び120の下方には、ミラー121,122,123からなるミラー群、結像レンズ124、画像読取センサとしてのカラーラインセンサ125及び信号処理基板126が配置されている。ミラー群は、原稿からの反射光を反射面で受光し、受光した反射光を結像レンズ124を経てカラーラインセンサ125に導入する。
図2は、図1の画像読取装置10の制御構成を示すブロック図である。図2において、画像読取装置10は、例えば、画像複写機等の画像形成装置の一部を構成するものであり、操作部1001を有しており、操作部1001はCPU1002に接続されている。ユーザーが操作部1001の操作画面上でコピーボタンを押下したことをCPU1002が検知することによって、コピー処理が開始される。CPU1002は、検知センサとしてのフラグセンサ127−1〜127−4、分離後センサ128、リードセンサ129、原稿搬送モーター1003、幅規制板105及びカラーラインセンサ125と通信可能に接続されている。CPU1002は、また、白紙検知判定回路1004及び画像処理コントローラ1005と接続されており、画像処理コントローラ1005とは、直接及び白紙検知判定回路1004を介して接続されている。
CPU1002は原稿搬送モーター1003に対して回転を指示し、原稿搬送モーター1003が回転することによって原稿の搬送が開始する。また、CPU1002はカラーラインセンサ125に動作開始を指示し、これによって、カラーラインセンサ125は、電源から電力の供給を受けて動作を開始する。フラグセンサ127−1〜127−4、分離後センサ128、及びリードセンサ129は、原稿103が各検知センサ上を通過した際、通過したことを意味する割り込み信号を出力する。CPU1002は、各検知センサからの割り込み信号と幅規制板105からの位置情報に基づいて、後述するように、原稿103の主走査幅及び長さを検知して原稿サイズを判定する(第1の判定)。また、CPU1002は、原稿サイズを確定した時点で、画像処理コントローラ1005にコピー出力する際の出力紙のサイズを送信し、同時に、白紙検知に用いる白紙検知領域を白紙検知判定回路1004に送信する。
カラーラインセンサ125は、光信号を変換することによって得られた画像データをCPU1002に転送する。CPU1002は、カラーラインセンサ125から転送された画像データから、原稿103が画像読取部を通過する際に発生する原稿先端部の影の検出データを取得し、該検出データに基づいて原稿103の主走査幅を判定する(第2の判定)。白紙検知判定回路1004は、カラーラインセンサ125からCPU1002に転送された画像データとCPU1002から送信された白紙検知領域の大きさに基づいて原稿103が、白紙であるか否かを判定する。
CPU1002は、上述の第1及び第2の判定における原稿の主走査幅の判定結果を比較し、結果が一致した場合、搬送路Rを搬送される原稿103が定型サイズの原稿と判定し、白紙検知判定回路1004に対して、白紙検知結果が有効であることを送信する。この場合、白紙検知判定回路1004は画像処理コントローラ1005に対して、白紙検知結果を送信し、白紙検知結果は画像処理に採用される。一方、CPU1002は、上述の第1及び第2の判定における原稿の主走査幅の判定結果が異なる場合、搬送路Rを搬送される原稿103は不定形サイズの原稿と判定し、白紙検知判定回路1004に対して、白紙検知結果が無効であることを送信する。この場合、白紙検知判定回路1004は画像処理コントローラ1005に対して、原稿103が不定形サイズであり、白紙検知結果が無効であることを送信し、白紙検知結果は、画像処理に採用されない。
すなわち、搬送路Rを搬送される原稿103が、定型サイズであって、且つ白紙である場合、画像処理コントローラ1005は、画像データのコピーを出力しないように制御する。一方、原稿103が白紙でない場合又は原稿103が不定形サイズの原稿であって白紙検知結果が無効である場合、画像処理コントローラ1005は、原稿103の画像データのコピーを出力する。
このような構成の画像読取装置10において、ユーザーによって原稿トレイ104に載置された原稿103は、その主走査幅の両端が幅規制板105によって規制され、これによって、原稿103の斜行搬送が抑制される。ピックアップローラー106は、原稿トレイ104に載置された原稿103からなる原稿束を分離部へ搬送し、ここで、分離パッド107と分離ローラー108とが協働して、原稿束の最上部から原稿103を1枚ずつ分離して下流側に搬送する。
第1レジストローラー109は、原稿103の姿勢を調整し、原稿103を第2レジストローラー110、第1搬送ローラー111、第2搬送ローラー112、第3搬送ローラー113へと搬送する。第4搬送ローラー115及び排紙ローラー116は、第3搬送ローラー113を通過した原稿103を後流側の排紙トレイ117まで搬送し、排紙トレイ11上に排紙する。
光源119及び120は、第2搬送ローラー112と第3搬送ローラー113の間の画像読取部を通過する原稿103の下面に光を照射する。ミラー121,122,123は、原稿103からの反射光を反射面で受光して結像レンズ124に導入する。結像レンズ124に導入した反射光は、当該結像レンズによって収束され、CCDなどの撮像素子をライン上に配置したカラーラインセンサ125に結像する。カラーラインセンサ125は、結像した光信号を電気信号に変換し、信号処理基板126が、電気信号をデジタル信号に変換することによって画像データが得られる。得られた画像データは、カラーラインセンサ125によってCPU1002に送信される。
次に、図1の画像読取装置10を用いた画像読取処理について詳細に説明する。
図3は、図1の画像読取装置を用いた画像読取処理を示すフローチャートである。この画像読取処理は、CPU1002が、図示省略したROMに記憶された画像読取処理プログラムの画像読取処理手順に従って実行する。
図3において、画像読取処理が開始されると、CPU1002は、先ず、ユーザーによって原稿103が原稿トレイ104に載置され、原稿103の主走査幅の両端を規制する幅規制板105がセットされたか否か判別する(ステップS101)。
図4は、原稿トレイ104に設けられた幅規制板105を示す斜視図である。
図4において、一対の幅規制板105によって、原稿トレイ104に載置された原稿103の主走査幅の両端が規制されている。ユーザーは原稿103を原稿トレイ104に載置した後、幅規制板105を操作して原稿103の主走査幅の両端部に突き当てる。これによって、原稿103が搬送される際の斜行が規制される。幅規制板105の位置は、ADF102に設けられた図示省略した基板に実装されたボリューム抵抗と連動するように制御されており、ボリューム抵抗によって生成される出力電圧に基づいて、幅規制板105がどの位置にセットされているかが検出される。従って、幅規制板105の位置によって原稿トレイ104にセットされた原稿103の主走査幅を検知することができる。
図3に戻り、ステップS101の判別の結果、幅規制板105がセットされた(ステップS101で「YES」の)場合、CPU1002は、ユーザーによって操作画面上のコピー開始ボタンが押圧されるまで待機する(ステップS102)。次いで、CPU1002は、ユーザーによってコピー開始ボタンが押圧された(ステップS102で「YES」)後、原稿の搬送を開始する(ステップS103)。
コピー開始ボタンの押圧によって原稿の搬送が開始されると、CPU1002は、搬送路Rの主走査方向に沿って所定位置に配置されたフラグセンサ127−1〜127−4によって割り込みが検知されたか否かを判別する(ステップS104)。ステップS104の判別の結果、フラグセンサ群127の何れかが割り込みを検知した(ステップS104で「YES」の)場合、CPU1002は、リードセンサ129によって割り込みが検知されるまで待機する(ステップS106)。次いで、CPU1002は、リードセンサ129によって割り込みが検知された(ステップS106で「YES」)後、分離後センサ128によって割り込みが検出されたか否かを判断する(ステップS107)。分離後センサ128による割り込み検知を認定した後、CPU1002は、第1の判定手段によって、原稿103の原稿サイズを判定する(ステップS108)。すなわち、CPU1002は、幅規制板105、フラグセンサ群127の割り込み検知結果、及びリードセンサ129の割り込み検出時の分離後センサ128の割り込み検知結果に基づいて原稿103の主走査幅及び長さを判定する。
ここで、原稿の主走査幅及び長さに基づいて原稿サイズを判定する第1の判定手段について、詳細に説明する。
図5は、搬送路Rに設けられたフラグセンサ群を示す平面図である。図5において、4つのフラグセンサ127−1〜127−4が原稿を搬送する搬送路Rの主走査方向に沿って配置されている。フラグセンサ群127は、原稿103が通過する際に該フラグセンサ群のうち原稿103の主走査幅内に配置されたフラグセンサが倒されることによって、原稿103の通過を検知する。フラグセンサ群127のうち、原稿103がどのフラグセンサ上を通過したかによって、原稿103の主走査幅の概略のサイズが分かる。
フラグセンサ群127の各フラグセンサは、原稿幅が異なる原稿をADF102にセットし、1回のジョブでまとめてコピーを取る異幅混載時にも、原稿1枚ごとに主走査幅を判定することができる。フラグセンサ127−1〜127−4は、それぞれ予め規格で定められた定型サイズの大きさを判定するために、搬送路Rの主走査方向の特定の位置に配置されている。従って、フラグセンサ127−1〜127−4は、規格にない不定形サイズの原稿については主走査幅を精度よく判定することはできない。
一方、搬送原稿103の副走査方向の長さは、原稿搬送中の分離後センサ128とリードセンサ129の出力を監視することによって判定される。すなわち、搬送路Rを搬送される原稿103の先端部がリードセンサ129に到達したことを検知した際、その時点で、分離後センサ128が割り込みを検出しているか否かを監視する。原稿103の先端部がリードセンサ129に到達した際に、分離後センサ128が原稿103による割り込みを検出している「ON」状態の場合、原稿103の長さはリードセンサ129と分離後センサ128との間隔よりも長いと判定される。一方、搬送される原稿103の先端部がリードセンサ129に到達した際、既に原稿103の後端部が分離後センサ128を通過した「OFF」状態である場合、原稿103の長さはリードセンサ129と分離後センサ128との間隔よりも短いと判定される。
そして、リードセンサ129及び分離後センサ128の検知結果と、上述した幅規制板105による主走査幅の検知結果、及びフラグセンサ群127による主走査幅の検知結果の組み合わせに基づいて、原稿サイズが判定される。
表1は、幅規制板105の検出結果、搬送路Rに設けられたフラグセンサ127−1〜127−4の割り込み検知結果、及びリードセンサ129がON時の分離後センサ128のON/OFF状態と、原稿サイズ及び原稿の主走査幅との対応表である。なお、表1中の原稿サイズにおいて、Rが付記されたものは、原稿103の長尺方向が副走査方向と平行になるように、原稿103が原稿トレイ104にセットされた場合を示している。一方、Rが付記されていないものは、原稿103の長尺方向が主走査方向になるように、原稿103が原稿トレイ104にセットされた場合を示している。また、各センサにおける「ON」は、割り込み検知を示し、「OFF」は、割り込み不検知を示す。

表1において、幅規制板105の検出結果、フラグセンサ群127の検知結果、リードセンサ129がON時の分離後センサのON/OFF状態に基づいて、搬送路Rを搬送される原稿103が、定型サイズのいずれに該当するかを判定することができる。
なお、表1は、予めJIS等の規格で定められた定型サイズにおける原稿サイズを判定するためのものであり、実際の原稿幅と検知結果には誤差が生じる場合がある。特に、異幅混載の場合は、原稿が定型サイズであるか不定形サイズであるかを判断することは、装置の構成上、検知精度が低くなる傾向がある。その理由として、原稿トレイ104に、主走査幅が異なる複数の原稿を載置して幅規制板105で主走査幅の両端を規制した場合、最も大きい原稿幅でしか規制することができないことが挙げられる。この場合、主走査幅が最も大きな原稿以外の原稿における主走査幅は、フラグセンサ127−1〜127−4の割り込み検出結果に基づいて判別される。しかし、フラグセンサ127−1〜127−4は主走査方向の所定の場所(4ヶ所)にしか存在しないために、原稿103の主走査幅を正確に検出することは必ずしも容易ではない。
図3に戻り、第1の判定手段によって原稿103の原稿サイズを判定した(ステップS108)後、CPU1002は、原稿103が、白色ガイド部材114が設けられた画像読取部を通過し、その先端部の影が検出されたか否かを判別する(ステップS109)。ステップS109の判別の結果、原稿103の先端部の影が検出された(ステップS109で「YES」の)場合、CPU1002は、第2の判定手段による主走査幅の判定を実行する(ステップS110)。
第2の判定手段は、カラーラインセンサ125を用いて原稿の主走査幅を判定する手段である。
図6は、図1の画像読取装置10における画像読取部近傍の拡大断面図である。図6において、原稿103は、画像読取部を通過する際、第2搬送ローラー112と第3搬送ローラー113によって読取ガラス118に当接した状態で搬送される。この時、原稿103の搬送方向上流側に位置する光源120によって照射された光の一部は、原稿103の先端部が画像読取部を通過した際に、当該原稿103の先端部によって遮られる。そして、白色ガイド部材114には、光の一部が遮られたことに起因して原稿103の先端部の影が形成される。このような現象は、画像読取部を通過する原稿103の先端部の主走査方向のみに発生する。従って、原稿103の先端部が画像読取部を通過する際に、白色ガイド部材114に形成される影の主走査方向の長さを測定することによって、原稿103の主走査幅を求めることができる。
図7は、原稿103の先端部が画像読取部を通過した際のカラーラインセンサ125のセンサ輝度値を示すグラフである。カラーラインセンサの場合、R,G,B3色分の輝度データが取得されるが、影を検出する際にはそのうちのいずれか1色分の輝度データを用いればよいことから、図7では1色分の輝度データのみが表示されている。
図7において、横軸は主走査方向の画素位置、すなわち主走査位置を示し、縦軸はセンサ輝度値を示している。原稿先端部が画像読取部を通過する際、白色ガイド部材114に影ができると、ミラー121〜123及び結像レンズ124を経て導入される光のカラーラインセンサ125におけるセンサ輝度値は低くなる。従って、原稿先端部が画像読取部を通過する際のカラーラインセンサ125におけるセンサ輝度値が所定値以下である画素数ΔXを検出し、該画素数ΔXと、1画素あたりの画素幅との積に基づいて原稿103の主走査幅を判定することができる。
図3に戻り、第2の判定手段によって原稿103のサイズ(主走査幅)を判定した(ステップS110)後、CPU1002は、第1の判定手段と第2の判定手段の判定結果が一致するか否か判別する(ステップS111)。ステップS111の判別の結果、第1の判定手段の判定結果と、第2の判定手段の判定結果が一致した(ステップS111で「YES」の)場合、CPU1002は、原稿103が第1の判定手段で判定された定型サイズであると判断する。そして、CPU1002は、白紙検知判定回路の判定結果を有効とし、(ステップS112)本処理を終了する。
ここで、第1の判定手段の判定結果と、第2の判定手段の判定結果が一致する場合について具体的に説明する。
先ず、第2の判定手段におけるカラーラインセンサ125の読取解像度が600dpiである場合、1画素あたりの画素幅は0.0423mmである。従って、仮に、第2の判定手段によって、図7のΔXが6076ピクセルと検出された場合、下記[数1]によって、主走査幅は257mmと判定される。
[数1]
原稿の主走査幅[mm] = ΔX × 0.0423
= 6076 × 0.0423
≒ 257 [mm]
一方、上述した原稿サイズを判定する第1の判定手段により、原稿サイズがB4RまたはB5と判定されていたとする。B4Rサイズ及びB5サイズの主走査幅は257mmであり、原稿の主走査幅を判定する第2の判定手段の判定結果である257mmと一致する。すなわち、原稿サイズを判定する第1の判定手段と、原稿の主走査幅を判定する第2の判定手段の判定結果が一致しているので、搬送路Rを搬送される原稿103は、B4RまたはB5サイズの定型の原稿であると判断される。
以下に、第1の判定手段と、第2の判定手段の判定結果が一致した場合に、原稿103が定型サイズであると判断し、且つ白紙検知手段の判定結果を有効とする理由について説明する。
原稿サイズを判定する第1の判定手段においては、フラグセンサ127−1〜127−4が搬送路Rの主走査方向の特定の位置にしか配置されていないために、原稿の主走査幅の検知精度にはある程度限界がある。なお、幅規制板105では、主走査幅が最大の原稿の主走査幅しか検知できない。一方、原稿の主走査幅を判定する第2の判定手段は、原稿の先端部のみに発生する影の長さに基づいて原稿の主走査幅を検知するものである。従って、主走査幅の検知精度は、第1の判定手段に比べてかなり高いと推測される。
しかしながら、第2の判定手段は、図8に示したように、原稿の先端部の角が折れていたり、切り取られているような角折れ原稿の場合、原稿の主走査幅を正確に検知できないという問題がある。すなわち、原稿先端の角折れ部は、原稿搬送方向に対して斜めであるために、光源120からの光を十分に遮ることができない。従って、原稿先端の角折れ部では、光源120からの光が遮られることに起因して発生する影901が発生しにくいという傾向がある。この場合、原稿先端の影901の長さに基づいて主走査幅を判定する第2の判定手段では、主走査幅の検知結果が、実際の主走査幅よりも短く判定される。また、この場合、第2の判定手段の判定結果は、第1の判定手段の判定結果と一致しない。
そして、実際の主走査幅よりも短く判定された結果に基づいて原稿103の白紙検知領域を設定すると、白紙検知領域は図8の符号902のようになり、角折れのない原稿に比べて、角折れに相当する分だけ狭い画像領域で白紙検知が行われることになる。これでは、原稿端部の領域にページ番号や罫線など、ユーザーにとっては重要な印字情報が印字されていたとしても印字情報が白紙検知領域から除外されてしまい、結果として白紙と誤判定される虞がある。
このように、第2の判定手段による主走査幅の判定精度は、第1の判定手段に比べてかなり高いと推測されるが、第2の判定手段の判定結果のみに基づいて白紙検知領域を選択することは、白紙検知について誤判定を起こす可能性がある。従って、原稿サイズを判定する第1の判定手段と、第2の判定手段の両方の判定結果が一致した場合、すなわち、第2の判定手段による判定結果によって第1の判定結果(定型サイズとの判定結果)が正しいと裏づけられた場合に判定結果が正しいと判定する。
第1の判定結果と第2の判定結果が一致する場合は、原稿103が定型サイズであると判定された場合であり、定型サイズの原稿は、縁部を切り取って白紙検知領域を精度よく設定できるので、白紙検知における誤判定の可能性が低い。従って、原稿103が定型サイズの場合は、白紙検知判定の判定結果を有効とし、白紙と判定された場合は、コピー出力又はファイル保存を実行しない。これによって、原稿103が白紙である場合に、当該白紙についてコピー出力が実行されるか又はファイル保存が実行されるという不都合を回避することができる。
一方、図3に戻り、第1の判定手段と第2の判定手段の判定結果が異なると判定された(ステップS111で「NO」の)場合は、CPU1002は、原稿103が不定型サイズと判断し、白紙検知判定回路1004の判定結果を無効とする(ステップS113)。そして、CPU1002は、その後、本処理を終了する。
ここで、第1の判定手段の判定結果と、第2の判定手段の判定結果が一致しない場合について具体的に説明する。
例えば、カラーラインセンサ125の読取解像度が600dpiである場合、上述のように1画素あたりの画素幅は0.0423mmである。従って、第2の判定手段の判定により、図7のΔXが5508ピクセルと検出された場合、下記の[数1]を用いてΔXを距離に換算することによって原稿103の主走査幅が、例えば233[mm]として求められる。
[数1]
原稿の主走査幅[mm] = ΔX × 0.0423
= 5508 × 0.0423
≒ 233 [mm]
このとき、上述した第1の判定手段(ステップS108)により、原稿103の原稿サイズが、A4RまたはA5と判定されていたとする。A4R及びA5の場合、主走査幅は210mmであり、原稿の主走査幅を判定する第2の判定手段により算出された主走査幅233mmとは23mmの誤差が生じている。すなわち、ステップS111の判別の結果、原稿サイズを判定する第1の判定手段と原稿の主走査幅を判定する第2の判定手段の判定結果が異なる(ステップS111で「NO」)。従って、CPU1002は、原稿103は、定型サイズでなく、不定形サイズであり、白紙検知判定は無効であると判定する(ステップS113)。この場合、白紙検知判定は無効であるので、白紙認定結果に拘わらず白紙検知結果は採用されない。すなわち、当該不定型サイズの原稿についてコピー出力又はファイル保存は実行される。これによって、白紙検知領域の設定が困難で誤判定となり易い不定形サイズの原稿については、常にコピー出力又はファイル保存が実行されることになり、白紙検知の誤判定に起因してコピー出力又はファイル保存が実行されないという不都合は解消される。
なお、この場合、原稿103が不定型サイズであって、且つ白紙であるときもコピー出力等は実行されるが、原稿が不定型サイズであって、且つ白紙でない場合にコピー出力等が実行されないという事態を解消するためには、やむを得ない処理である。
一方、ステップS104の判別の結果、フラグセンサ群127によって割り込みが検出されなかった場合、CPU1002は、所定時間の経過を条件に(ステップS105で「YES」)、各フラグセンサ上を原稿が通過しなかったと判定し、本処理を終了する。
図3の画像読取処理において、原稿103の白紙検知判定は、第2の判定手段によって主走査幅を判定する際(ステップS110)、同時に又はその後、実行される。
以下、白紙判定手段による白紙判定方法について、詳細に説明する。
図9は、原稿103を読み取った場合の原稿サイズと白紙検知領域401の関係を示す図である。図9において、原稿103の内側に、白紙検知判定に用いる白紙検知領域401が設定されている。なお、白紙判定に用いられるカラーラインセンサ125は原稿103の主走査幅より外側の画像データも読み取り可能である。
図10は、印字情報を含む原稿における白紙検知領域の画像データをヒストグラムにしたグラフを示す図である。また、図11は、印字情報を含まない白紙原稿における白紙検知領域の画像データをヒストグラムにしたグラフを示す図である。
図10及び図11において、原稿に文字などの印字情報が印字されている場合、原稿の下地を示す輝度以外にも印字情報の輝度が含まれるので、ヒストグラムにばらつきがあり、図10に示したように、ヒストグラムのピークが複数の場所に現れる。一方、白紙原稿の場合、図11に示したように、原稿の下地を示す輝度にヒストグラムが集中するので、ピークが1か所に集中して現れる。従って、白紙検知領域について取得した画像データから輝度レベルごとのヒストグラムを取得した際に、ヒストグラムの最大値に対する各輝度のヒストグラムの差分を平均化した値を分散値とし、この分散値に基づいて白紙検知判定を行うことができる。
例えば、白紙判定に用いる画像データの総データ数が70,000,000であり、各輝度のヒストグラムを算出した際のヒストグラムの最大値が60,000,000の場合、ヒストグラムの差分を総和した値の平均値である分散値σは、以下のようになる。
すなわち、分散値σは、下記[数2]によって以下のように計算される。

[数2]において、仮に画像データの輝度値が8bitであった場合に、輝度レベルは0〜255の範囲であることから、nのレンジは0〜255としている。分散値σが、所定値以上の場合は白紙でなく印字情報を含む原稿と判断され、所定値以下の場合には、白紙原稿と判断される。
なお、仮に原稿領域外も含めた画像領域についてヒストグラムを取得した場合、原稿領域外の画像データは、画像読取部の対向面に存在する白色ガイド部材114を読み取った画像データが取得されることになる。白色ガイド部材114と原稿103の下地の色が異なる場合、原稿領域外の輝度データと原稿の下地の輝度データが異なることでヒストグラムの分散を算出した際に、分散値が高くなる。このような場合には、印字情報を含まない白紙原稿であっても、分散値が高くなるために、白紙検知判定を正確に行うことができない。従って、本実施の形態においては、原稿サイズを正確に判定することができ、しかも原稿サイズよりも内側の白紙検知領域を正確に設定することができる定型サイズの原稿の場合のみ、白紙判定結果を有効として採用することとしている。
図3の処理によれば、原稿103の原稿サイズを検知する第1の検知手段、及び原稿103の主走査幅を検出する第2の判定手段を用い、両者の結果が一致するか否かによって原稿が定型サイズであるか否かを判断する。検知結果が一致し、原稿103が定型サイズと判定された場合は、白紙検知判定回路1004の判定を有効とし、白紙検知判定結果を採用する。一方、原稿103が不定形サイズ原稿と判断された場合は、白紙検知判定回路1004の判定を無効とし、白紙検知判定結果を採用しない(ステップS112)。これによって、白紙検知領域が正確に設定できない不定型サイズの原稿について、白紙検知の誤判定を防止することができる。また、不定形サイズの原稿について、白紙検知の誤判定を防止することができるので、誤判定に基づいて、不定形サイズで且つ印字情報を含む原稿について、コピー出力を行わないか又はファイル保存が実行されないという不都合を回避することができる。
本実施の形態において、原稿のサイズ判定を白紙検知判定よりも先に行い、サイズ判定手段によって原稿103が不定型サイズと判定された場合、白紙検知手段による白紙検知判定を実行しないことが好ましい。これによって、採用されない無駄な白紙検知判定の実行を防止することができる。
本実施の形態に係る画像読取装置は、画像複写機、ファクシミリ等をはじめとする画像形成装置の一部を構成する。
10 画像読取装置
101 読取装置本体
102 オートドキュメントフィーダー(ADF)
103 原稿
104 原稿トレイ
105 幅規制板
118 読取ガラス
119、120 光源
121、122、123 反射ミラー
124 結像レンズ
125 カラーラインセンサ
126 信号処理基板
127−1〜127−4 フラグセンサ
128 分離後センサ
129 リードセンサ
1002 CPU
1004 白紙検知判定回路
1005 画像処理コントローラ

Claims (9)

  1. 原稿を載置する載置台と、
    前記載置台に載置された原稿を画像読取部まで搬送する搬送路と、
    前記画像読取部に設けられた画像読取センサと、
    前記搬送路を搬送される原稿が白紙であるか否かを判定する白紙検知手段と、
    前記白紙検知手段によって前記原稿が白紙と判定された場合、前記原稿の画像データを出力しないように制御する制御手段と、
    前記原稿が定型サイズか不定型サイズかを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記判定手段によって、前記原稿が不定型サイズと判定された場合、前記白紙検知手段の判定結果を採用しないことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 前記制御手段は、前記判定手段によって、前記原稿が不定型サイズと判定された場合、前記原稿が、前記白紙検知手段によって白紙と検知された場合でも、前記原稿の画像データを出力するように制御することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記制御手段は、前記判定手段によって、前記原稿が定型サイズと判定され、且つ、前記白紙検知手段によって、前記原稿が白紙と判定された場合は、前記原稿の画像データを出力しないように制御することを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
  4. 前記制御手段は、前記白紙検知手段によって、前記原稿が白紙でないと判定された場合、前記原稿の画像データを出力するように制御することを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。
  5. 前記判定手段は、
    前記載置台に設けられた前記原稿の原稿搬送方向に直交する方向の両端を規制する規制板の出力、前記搬送路の原稿搬送方向に間隔をもって設けられた複数の検知センサの検出結果、及び前記搬送路の原稿搬送方向に直交する方向に間隔をもって設けられた複数の検知センサの検出結果を用いて前記原稿が、予め定められた定型の原稿サイズのいずれに該当するかを判定する第1の判定手段と、
    前記画像読取センサによって検出される前記原稿の先端部の搬送方向に直交する方向の陰の長さを用いて前記原稿の搬送方向に直交する方向の長さを判定する第2の判定手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記判定手段は、前記第1の判定手段の判定結果と前記第2の判定手段の判定結果が一致した場合、前記原稿が定型サイズと判定し、一致しなかった場合、前記原稿が不定型サイズと判定することを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  7. 前記制御手段は、前記白紙検知手段を制御し、前記判定手段によって前記原稿が不定型サイズと判定された場合、前記白紙検知手段に対し、白紙検知を実行しないように制御することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像読取装置。
  8. 前記白紙検知手段は、前記原稿の白紙検知領域における画像データをヒストグラムにしたグラフの分散値を用いて前記原稿が白紙か否かを判定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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