JP2006279094A - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 原稿の白紙を正確に判定する。
【解決手段】 第1判定手段で画像あり(つまり、白紙でない)と判定された原稿であっても、位置ずれや浮きが発生する可能性のある部分(所定エリアm1〜m4)を除外した有効画像領域Eを設定する。この有効画像領域Eに白紙か否かの判定を行う(第2判定手段)。これにより、第1判定手段において一度は白紙でないと判定された場合であっても、第2判定手段で再度有効画像領域Eに対して白紙か否かを判定することにより、原稿Gの白紙判定を正確に行う。
【選択図】 図7
【解決手段】 第1判定手段で画像あり(つまり、白紙でない)と判定された原稿であっても、位置ずれや浮きが発生する可能性のある部分(所定エリアm1〜m4)を除外した有効画像領域Eを設定する。この有効画像領域Eに白紙か否かの判定を行う(第2判定手段)。これにより、第1判定手段において一度は白紙でないと判定された場合であっても、第2判定手段で再度有効画像領域Eに対して白紙か否かを判定することにより、原稿Gの白紙判定を正確に行う。
【選択図】 図7
Description
本発明は、読み取った画像データから白紙か否かを判定する機能を備えた画像処理装置およびその処理方法に関する。
ユーザが原稿を複写機などで読み取らせる場合、シートを載置台に載置した上で、読取手段で読み取らせている。しかし、白紙の原稿を載置した場合でも、ユーザが気づかずに読取操作の指示をしてしまうと、白紙についても画像データとして読み取ってしまう。
白紙を検知する技術も知られているが、載置台に載せた原稿を保持するプラテンカバーを開放した状態では、原稿の位置ずれや浮きが生じて正確な白紙検知ができない。
一方、ブック原稿をスキャンする際に位置ずれを検出する技術がある(特許文献1、参照)。この技術では、ファクシミリ装置でブック原稿を扱う際に、ブック原稿の見開き間のスジやページの片側に生じる全黒領域の状態を検知して位置ずれを検出するものである。そして、位置ずれを補正して再度読み取らせたり、印刷する場合には白紙の画像データを削除して無駄な印刷を防止している。
特開平6−22091号公報
白紙を検知する技術も知られているが、載置台に載せた原稿を保持するプラテンカバーを開放した状態では、原稿の位置ずれや浮きが生じて正確な白紙検知ができない。
一方、ブック原稿をスキャンする際に位置ずれを検出する技術がある(特許文献1、参照)。この技術では、ファクシミリ装置でブック原稿を扱う際に、ブック原稿の見開き間のスジやページの片側に生じる全黒領域の状態を検知して位置ずれを検出するものである。そして、位置ずれを補正して再度読み取らせたり、印刷する場合には白紙の画像データを削除して無駄な印刷を防止している。
ところで、前記特許文献1に記載された技術は、ブック原稿のように、見開き間のスジやページの片側に生じる全黒領域を利用して位置ずれを検出しているため、1枚のシート状原稿には採用することは出来ない。
載置台にシート状の原稿から画像を読み取る場合に、ユーザが誤って白紙の原稿を載置し、しかも原稿に位置ずれや浮きが有った際には、白紙の原稿であっても画像が形成された原稿として誤って判定されてしまうという、問題があった。
載置台にシート状の原稿から画像を読み取る場合に、ユーザが誤って白紙の原稿を載置し、しかも原稿に位置ずれや浮きが有った際には、白紙の原稿であっても画像が形成された原稿として誤って判定されてしまうという、問題があった。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、シート状の原稿であっても白紙を正確に検出することのできる画像処理装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、読取エリアの全域の読取に対応する画像信号に基づいて前記読取エリアに載置された原稿が白紙であるか否かを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段において白紙でないと判定された場合、前記読取エリアから、その縁部に設定されている所定エリアを切取った有効画像領域を設定する有効画像領域設定手段と、前記有効画像領域設定手段が設定した前記有効画像領域についての読取に対応する画像信号に基づいて前記原稿が白紙であるか否かを判定する第2判定手段と、を備えたことを特徴とする。
上記構成において、前記第2判定手段により白紙と判定された場合に、前記所定エリアの読取に対応する画像信号に基づいて諧調の段差を検出し、段差が検出されたときは前記原稿に位置ずれが発生していると認識する位置ずれ認識手段と、前記位置ずれ認識手段が位置ずれを認識した場合は、その旨を報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする。
上記構成において、前記第2判定手段により白紙と判定された場合に、前記所定エリアの読取に対応する画像信号に基づいて諧調の傾斜を検出し、傾斜が検出されたときは前記原稿に浮きが発生していると認定する浮き認定手段と、前記浮き認定手段が浮きを認定した場合は、その旨を報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする。
上記構成において、前記有効画像領域設定手段は、ユーザの操作に基づいて前記所定のエリアを指示する操作手段を有していることを特徴とする。
上記構成において、前記有効画像領域設定手段は、前記所定エリアを指示する指示情報を記憶し、記憶した指示情報に基づいて前記所定エリアを設定することを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、読取エリアの全域の読取に対応する画像信号に基づいて前記読取エリアに載置された原稿が白紙であるか否かを判定する第1判定工程と、前記第1判定工程において白紙でないと判定された場合、前記読取エリアから、その縁部に設定されている所定エリアを切取った有効画像領域を設定する有効画像領域設定工程と、前記有効画像領域設定工程において設定された前記有効画像領域についての読取に対応する画像信号に基づいて前記原稿が白紙であるか否かを判定する第2判定工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明によるプログラムは、コンピュータに、読取エリアの全域の読取に対応する画像信号に基づいて前記読取エリアに載置された原稿が白紙であるか否かを判定する第1判定機能と、前記第1判定機能によって白紙でないと判定された場合、前記読取エリアから、その縁部に設定されている所定エリアを切取った有効画像領域を設定する有効画像領域設定機能と、前記有効画像領域設定機能によって設定された前記有効画像領域についての読取に対応する画像信号に基づいて前記原稿が白紙であるか否かを判定する第2判定機能と、を行わせることを特徴とする。
本発明では、第1判定手段で白紙でないと判定した場合であっても、第2判定手段で誤判定する可能性のある部分を除外して再度判定することにより、正確な白紙判定を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置100を示したブロック図である。
図に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、白紙判定部1、操作部2、ネットワークI/F部3、記憶部4、印字部5および画像読取部6等を備えている。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置100を示したブロック図である。
図に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、白紙判定部1、操作部2、ネットワークI/F部3、記憶部4、印字部5および画像読取部6等を備えている。
印字部5は、感光体、露光部、現像部、転写部及び定着部等(いずれも図示せず)を備え、白紙判定部1より供給された画像データに基づいたトナー像を形成し、記録材である用紙上に定着させる。
操作部2は、図示せぬ液晶ディスプレイからなる表示手段や各種のボタン等を備え、ユーザからの指示を受ける。ユーザは、操作部2を用いて使用する用紙を選択したり、印刷の設定指示を行う。また、操作部2には表示部やスピーカ(いずれも図示せず)等の報知手段も備えられ、操作手順や報知情報等が表示や音声によって報知される。
操作部2は、図示せぬ液晶ディスプレイからなる表示手段や各種のボタン等を備え、ユーザからの指示を受ける。ユーザは、操作部2を用いて使用する用紙を選択したり、印刷の設定指示を行う。また、操作部2には表示部やスピーカ(いずれも図示せず)等の報知手段も備えられ、操作手順や報知情報等が表示や音声によって報知される。
画像読取部6は、原稿の画像をスキャンし、画像データとして出力する。
記憶部4は、画像読取部6によって読み取られた画像データ等を記憶する。
そして、上記白紙判定部1、操作部2、記憶部4、印字部5及び画像読取部6等の間が、ネットワークI/F部3によってデータ通信可能とされている。
記憶部4は、画像読取部6によって読み取られた画像データ等を記憶する。
そして、上記白紙判定部1、操作部2、記憶部4、印字部5及び画像読取部6等の間が、ネットワークI/F部3によってデータ通信可能とされている。
ここで、図2に画像形成装置100の外観を示すと共に、画像読取部6について簡単に説明する。
画像形成装置100は、その上部に画像読取部6が設けられる。この画像読取部6は、載置台となるプラテンガラス61と、図示しない複数のヒンジを介して開閉可能となったプラテンカバー62と、光学式の読取部(図示せず)とを有する。プラテンガラス61上には、原稿Gがセットされるようになっている。
画像形成装置100は、その上部に画像読取部6が設けられる。この画像読取部6は、載置台となるプラテンガラス61と、図示しない複数のヒンジを介して開閉可能となったプラテンカバー62と、光学式の読取部(図示せず)とを有する。プラテンガラス61上には、原稿Gがセットされるようになっている。
また、画像読取部6の下側であって機体前面側に、操作部2が設けられており、この操作部2の下方にはフロントトレイ101が配置され、このフロントトレイ101には、上記した画像読取部6で読み取られた画像データに基づくトナー像が形成された用紙がトナー像形成面を下側にして排出される。また、操作部2の側方下部であって機体側面から張り出した位置にサイドトレイ102が配置され、このサイドトレイ102には、画像データに基づくトナー像が形成された用紙がトナー像形成面を上側にして排出される。
フロントトレイ101の下方の機体前面側には、前面扉103が配置されると共に、前面扉103の側方には側面扉104が配置される。これら前面扉103および側面扉104を開放することにより、用紙装填部および用紙搬送部(いずれも図示せず)が露出する。これにより、用紙の装填およびジャム用紙の排除等のメンテナンスが可能になる。
白紙判定部1は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12及びROM(Read Only Memory)13を備えており、画像形成装置100の各部を制御するほか、入力された画像データに対して各種の画像処理を行うための各種の演算を実行する。このとき、画像データはRAM12に一時記憶される。また、ROM13には、画像データの分析に必要な各種の画像処理プログラムが記憶されている。
次に、上記構成の画像形成装置100の動作例を、図4に示すフローチャートに沿って説明する。なお、ここでは、原稿の画像を読み取りを行う場合を例にとって説明する。
まず、ユーザは、画像形成装置100の操作部2を操作して各種設定を行うと共に、原稿Gをプラテンガラス61上の指定位置に載置する。そして、ユーザが、操作部2のスタートボタンを押下することにより、画像読取処理が開始される。
CPU11は、ユーザが操作部2を用いて入力した情報の確認とプラテンカバー62の開閉状態を検出し、初期設定確認処理を行う(ステップSa1)。
CPU11は、ユーザが操作部2を用いて入力した情報の確認とプラテンカバー62の開閉状態を検出し、初期設定確認処理を行う(ステップSa1)。
その後、CPU11は、画像読取部6でプラテンガラス61に載置された原稿Gの画像を画像データとして読み取り、RAM12に記憶する(ステップSa2)。さらに、CPU11は、読み取った画像データから白紙判定処理を行う(ステップSa3)。そして、CPU11は、白紙でない画像データのみを記憶部4に記憶させて(ステップSa4)、この画像読取処理を終了する。その後、印刷を行う場合、画像形成装置100では、印字部5に画像データを記憶部4から送信する。印字部5では、画像データに基づきトナー像を用紙上に転写し、定着させて画像を形成する。
ここで、図5のフローチャートに基づいて初期設定確認処理について説明する。この処理はスタートボタンが押下されることにより、開始される。
まず、CPU11は、原稿Gの読み取りがプラテンガラス61に載置して行われるか否か(ステップSb1)、原稿白紙検知を行うか否か(ステップSb2)、プラテンカバー開放か否か(ステップSb3)、システム設定が白紙検知有りでプラテンカバーが開放時にスタート禁止に設定されているか否か(ステップSb4)を判定する。これらの判定において、CPU11は、それぞれ否定の場合にはリターンされて(ステップSb5)、図4のステップSa2の処理を実行する。
まず、CPU11は、原稿Gの読み取りがプラテンガラス61に載置して行われるか否か(ステップSb1)、原稿白紙検知を行うか否か(ステップSb2)、プラテンカバー開放か否か(ステップSb3)、システム設定が白紙検知有りでプラテンカバーが開放時にスタート禁止に設定されているか否か(ステップSb4)を判定する。これらの判定において、CPU11は、それぞれ否定の場合にはリターンされて(ステップSb5)、図4のステップSa2の処理を実行する。
一方、CPU11は、全ての判定で肯定の場合には、ステップSb5に移行して、操作部2の報知手段を利用して、「プラテンカバーを閉じてからスタートボタンを押してください」というメッセージを報知する(ステップSb6)。
図4のステップSa3の白紙判定処理は、原稿白紙検知がON状態であれば、プラテンカバー62の開閉状態に拘わらず処理動作が行われる。
次に、図6のフローチャートに基づいて白紙判定処理について説明する。
まず、CPU11はステップSa2でRAM12に記憶した画像データを読み出し、この画像データの各画素に対する色出現頻度情報(即ち、諧調をヒストグラム表示したもの)を分析することにより、原稿Gが白紙であるか否かを判定する(ステップSc1;第1判定手段)。
まず、CPU11はステップSa2でRAM12に記憶した画像データを読み出し、この画像データの各画素に対する色出現頻度情報(即ち、諧調をヒストグラム表示したもの)を分析することにより、原稿Gが白紙であるか否かを判定する(ステップSc1;第1判定手段)。
ここで、原稿Gが白紙と判定した場合(ステップSc1;YES)には、ステップSc2に移行して、原稿Gが白紙である旨を示す情報をRAM12に記憶し、リターン(ステップSc3)して図4のステップSa4に移る。
一方、CPU11は、ステップSc1の判定で原稿Gに画像が形成されていると判定した場合(ステップSc1;NO)には、有効画像領域を設定する(ステップSc4)。
一方、CPU11は、ステップSc1の判定で原稿Gに画像が形成されていると判定した場合(ステップSc1;NO)には、有効画像領域を設定する(ステップSc4)。
ここで、図7を参照しつつ、有効画像領域の設定手順について説明する。
図7(a)は、プラテンガラス61上に載置された原稿Gを示している。点線の部分が原稿Gの規格用紙が載置される読取エリアTを示している。読取エリアTは画像読取部6が読み取る範囲と一致している。この読取エリアTは、プラテンガラス61に設けられたセンサが原稿Gの大きさを読み取って設定しても、ユーザが予め操作部2で設定してもよい。
図7(a)は、プラテンガラス61上に載置された原稿Gを示している。点線の部分が原稿Gの規格用紙が載置される読取エリアTを示している。読取エリアTは画像読取部6が読み取る範囲と一致している。この読取エリアTは、プラテンガラス61に設けられたセンサが原稿Gの大きさを読み取って設定しても、ユーザが予め操作部2で設定してもよい。
図7(b)は、読取エリアTの縁部から所定エリアm1,m2,m3,m4分だけ削除し、残りを有効画像領域Eとする。この有効画像領域Eは、読取エリアTよりも狭い領域となる。なお、各所定エリアはユーザが操作部2を操作して指示することにより、任意に設定することができ、また用紙の規格に応じて変更するようにしてもよい。
図6に戻って、CPU11は、有効画像領域Eが白紙か否かを判定する(ステップSc5;第2判定手段)。この判定処理では、この有効画像領域Eに対応した画像データの各画素に対する色出現頻度情報を分析することにより行う。CPU11は、この判定で白紙でないとした場合(ステップSc5;NO)には、有効画像領域Eに画像が形成されているから、原稿Gには画像が形成されているものとして、ステップSc2で原稿Gが白紙でない旨を示す情報をRAM12に記憶する。
このように、ステップSc1(第1判定)で原稿Gに画像が形成されていると判定された場合であっても、このステップSc5(第2判定)で白紙と判定される場合がある。これは、ステップSc1の判定では、原稿Gの周囲に発生していた位置ずれ、浮き、折れ等を画像として認識していたために生じる誤判定である。そこで、本実施形態では、有効画像領域Eを設定して、誤判定の誘因となる部分の画像データを削除することで白紙か否かを正しく判定することができる。
次に、CPU11は、原稿Gが白紙である旨を示す情報をRAM12に記憶する(ステップSc6)。次に、CPU11は、有効原稿領域Eを設定する際に除去した所定エリアm1〜m4の諧調を分析する(ステップSc7)。
ステップSc5の判定において、有効画像領域Eが白紙であると判定されるときは、第1判定で誤判定された場合である。そこで、その原因を追求する。
例えば、図7(a),(b)は読取エリアTに対して原稿Gの位置がずれた場合を示している。この場合、所定エリアm2,m3の部分に原稿Gの色と異なった色(例えば、プラテンカバーの色)が画像データとして読み取られることになる。そして、図7(b)の横方向に走査して諧調を見ると、図7(c)のように、所定エリアm2の部分で色が異なるために諧調が段差となって現れる。また、図7(b)の縦方向の諧調を見れば、同様に、所定エリアm3の部分で色が異なるために諧調が段差となって現れる。
一方、図8は読取エリアTに対して原稿Gが浮いた場合を示している。この場合、所定エリアm2,m4の部分に原稿Gの浮きが原稿Gの影として読み取られることになる。そして、図8(b)の横方向に走査して諧調を見ると、図8(c)のように、所定エリアm2,m4の部分で影を示しているために諧調が傾斜した形になって現れる。
このように、CPU11は、諧調を分析した結果、諧調に段差有りと判定した場合(図6のステップSc7;A)には、原稿Gを画像有りとして誤判定した理由が原稿Gの位置ずれにあると判定し(ステップSc8)、走査部の報知手段にその理由を表示し(ステップSc9)、リターンする(ステップSc10)。
一方、CPU11は、諧調に傾斜有りと判定した場合(ステップSc7;B)には、原稿Gを画像有りとして誤判定した理由が原稿Gの浮きにあると判定し(ステップSc11)、走査部の報知手段にその理由を表示し(ステップSc9)、リターンする(ステップSc10)。
一方、CPU11は、諧調に傾斜有りと判定した場合(ステップSc7;B)には、原稿Gを画像有りとして誤判定した理由が原稿Gの浮きにあると判定し(ステップSc11)、走査部の報知手段にその理由を表示し(ステップSc9)、リターンする(ステップSc10)。
RAM12に記憶された画像データは、この画像読取処理終了後に記憶部4に記憶され、この記憶部4に記憶された画像データは、印字部5で印刷されたり、ネットワークI/F部3を介して外部に送信されたりする。
このように、本実施形態によれば、原稿Gの周囲に発生していた位置ずれ、浮き、折れ等によって画像データとして読み取られる可能性のある部分を所定エリアm1〜m4で除去し、有効画像領域Eを設定しているため、原稿Gが白紙か否かを正確に判定することができる。
さらに、原稿Gが画像有りと誤判定した理由が位置ずれである場合には、ユーザがプラテンガラス61に原稿Gを載置する際の癖が分かり、原稿Gが画像有りと誤判定した理由が原稿Gの浮きであった場合には、プラテンカバー62の劣化等が分かる。
さらに、原稿Gが画像有りと誤判定した理由が位置ずれである場合には、ユーザがプラテンガラス61に原稿Gを載置する際の癖が分かり、原稿Gが画像有りと誤判定した理由が原稿Gの浮きであった場合には、プラテンカバー62の劣化等が分かる。
なお、前記実施形態では、プラテンカバー62を閉めた状態で白紙判定処理を行うように記載したが、これに限らず、プラテンカバー62を開放させた状態で処理を行ってもよい。
また、プラテンカバー62の部分に原稿送り装置を設けた画像形成装置に、本発明を採用してもよい。
また、プラテンカバー62の部分に原稿送り装置を設けた画像形成装置に、本発明を採用してもよい。
なお、上述の実施形態においては、本発明は、画像形成装置100の形態で実施されるものとして説明したが、このような形態に限定されるものではない。例えば、本発明は上述の画像形成装置100における白紙判定部1の部分のみの機能を有する画像処理装置として提供されることも可能である。この場合、画像処理装置は、上述の白紙判定部1の機能を備えたASIC(Application Specific Integrated Circuit)であっても良い。また、本発明は、上述の画像データを処理する画像処理プログラムを、磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、RAM等の種々の記録媒体に記録した状態で提供することも可能である。
1…白紙判定部、2…操作部、3…ネットワークI/F部、4…記憶部、5…印字部、6…画像読取部、61…プラテンガラス、62…プラテンカバー、E…有効画像領域、G…原稿、T…読取エリア、m1〜m4…所定エリア。
Claims (7)
- 読取エリアの全域の読取に対応する画像信号に基づいて前記読取エリアに載置された原稿が白紙であるか否かを判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段において白紙でないと判定された場合、前記読取エリアから、その縁部に設定されている所定エリアを切取った有効画像領域を設定する有効画像領域設定手段と、
前記有効画像領域設定手段が設定した前記有効画像領域についての読取に対応する画像信号に基づいて前記原稿が白紙であるか否かを判定する第2判定手段と、を備えた
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1記載の画像処理装置において、
前記第2判定手段により白紙と判定された場合に、前記所定エリアの読取に対応する画像信号に基づいて諧調の段差を検出し、段差が検出されたときは前記原稿に位置ずれが発生していると認識する位置ずれ認識手段と、
前記位置ずれ認識手段が位置ずれを認識した場合は、その旨を報知する報知手段と、を備えた
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1記載の画像処理装置において、
前記第2判定手段により白紙と判定された場合に、前記所定エリアの読取に対応する画像信号に基づいて諧調の傾斜を検出し、傾斜が検出されたときは前記原稿に浮きが発生していると認定する浮き認定手段と、
前記浮き認定手段が浮きを認定した場合は、その旨を報知する報知手段と、を備えた
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1から3のいずれかに記載の画像処理装置において、
前記有効画像領域設定手段は、ユーザの操作に基づいて前記所定のエリアを指示する操作手段を有している
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1から4のいずれかに記載の画像処理装置において、
前記有効画像領域設定手段は、前記所定エリアを指示する指示情報を記憶し、記憶した指示情報に基づいて前記所定エリアを設定する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 読取エリアの全域の読取に対応する画像信号に基づいて前記読取エリアに載置された原稿が白紙であるか否かを判定する第1判定工程と、
前記第1判定工程において白紙でないと判定された場合、前記読取エリアから、その縁部に設定されている所定エリアを切取った有効画像領域を設定する有効画像領域設定工程と、
前記有効画像領域設定工程において設定された前記有効画像領域についての読取に対応する画像信号に基づいて前記原稿が白紙であるか否かを判定する第2判定工程と、を備えた
ことを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータに、
読取エリアの全域の読取に対応する画像信号に基づいて前記読取エリアに載置された原稿が白紙であるか否かを判定する第1判定機能と、
前記第1判定機能によって白紙でないと判定された場合、前記読取エリアから、その縁部に設定されている所定エリアを切取った有効画像領域を設定する有効画像領域設定機能と、
前記有効画像領域設定機能によって設定された前記有効画像領域についての読取に対応する画像信号に基づいて前記原稿が白紙であるか否かを判定する第2判定機能と、を行わせる
ことを特徴とするプログラム。
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