JP7283145B2 - 情報処理装置および情報処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置および情報処理プログラムに関する。
従来、パンチ穴の開いた原稿について白紙であるか否かを判別する技術が知られている。
例えば特許文献1には、計数値が予め設定された白紙判定閾値以上か否かで白紙検知する装置において、パターンマッチングの結果、特定パターンの一例であるパンチ穴がある場合は、原稿の全体から除去範囲を除いた部分の画像から、所定濃度範囲の画素の数を計数する技術が開示されている。
また、例えば特許文献2には、画素濃度データから所定の濃度範囲の画素数の総和を算出した値が所定のしきい値より小さいか否かにより白紙であるか否かを判断する装置において、原稿の縁部分を画素濃度カウント対象領域から除外する技術が開示されている。
特許第5605139号公報 特開2003-198777号公報
本発明は、複数領域を用いない場合よりも白紙の誤判定が少ない情報処理装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る情報処理装置は、
原稿の画像中で規定濃度を有する画素の計数値が規定数に達しない場合に、当該原稿が白紙と判定する判定手段と、
上記原稿の角部分に設けられた第1の複数領域のうち、上記規定濃度を有する画素が最多の領域における当該画素の数を上記計数値から除外するとともに、当該角部分を除いた各辺に沿って設けられた第2の複数領域のうち、上記規定濃度を有する画素が最多の領域における当該画素の数も上記計数値から除外する第1除外手段と、
を備えたことを特徴とする。
求項に係る情報処理装置は、請求項の情報処理装置において、
上記第2の複数領域のそれぞれが、上記辺に沿って互いに分離して設けられた複数の部分領域の集合であることを特徴とする
請求項に係る情報処理装置は、請求項1または2の情報処理装置において、
上記原稿の縁に沿った、上記複数領域の幅よりも狭い縁領域について、当該原稿の画像から除外する第2除外手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項に係る情報処理装置は、請求項1からの情報処理装置において、
上記判定手段は、上記規定数よりも大きい別の規定数に上記計数値が達する場合には、上記原稿が非白紙と判定することを特徴とする。
請求項に係る情報処理プログラムは、
情報処理装置に組み込まれて当該情報処理装置を、
原稿の画像中で規定濃度を有する画素の計数値が規定数に達しない場合に、当該原稿が白紙と判定する判定手段と、
上記原稿の角部分に設けられた第1の複数領域のうち、上記規定濃度を有する画素が最多の領域における当該画素の数を上記計数値から除外するとともに、当該角部分を除いた各辺に沿って設けられた第2の複数領域のうち、上記規定濃度を有する画素が最多の領域における当該画素の数も上記計数値から除外する第1除外手段と、として動作させることを特徴とする。
請求項1に係る情報処理装置および請求項に係る情報処理プログラムによれば、複数領域を用いない場合に較べ白紙の誤判定が少ない。
また、請求項1に係る情報処理装置および請求項5に係る情報処理プログラムによれば、パンチ穴やドッグイヤーが有っても白紙検知が可能である。
求項に係る情報処理装置によれば、部分領域の集合でない場合に較べてパンチ穴の箇所を限定できる。
請求項に係る情報処理装置によれば、原稿の縁に沿った黒すじが有っても白紙検知が可能である。
請求項に係る情報処理装置によれば、第1除外手段の処理を省略することができる。
本発明の一実施形態が組み込まれた複合機の外観図である。 図1に外観を示した複合機のコピー機能に関する処理内容を示したブロック図である。 白紙除去装置における処理対象となる画像の例を示す図である。 白紙除去装置における処理機能を表した機能ブロック図である。 白紙除去装置における処理手順を表したフローチャートである。 パンチ穴領域の例を示す図である。 ドッグイヤー領域の例を示す図である。 パンチ穴とドッグイヤーとの双方が生じている画像例を示す図である。 図8の画像例に対する図5のステップS112における処理を示す図である。 図8の画像例に対する図5のステップS116における処理を示す図である。 パンチ穴と1行の文字列が生じている画像例を示す図である。 図11の画像例に対する図5のステップS112における処理を示す図である。 図11の画像例に対する図5のステップS116における処理を示す図である。
本発明の実施形態について、以下図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態が組み込まれた複合機の外観図である。
この複合機1は、スキャナ10とプリンタ20を備えている。スキャナ10では、原稿に記録されている画像が読み取られる。この読み取りで得られた画像データは、必要に応じて、不図示のパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略記する。)等に向けて送信される。また、この複合機1には、必要に応じて、不図示のPC等から送信されてきた画像データが入力される。
この複合機1には、プリント前の用紙を収容しておく用紙トレイ21が備えられている。プリンタ20では、用紙トレイ21から取り出された用紙上に、画像データに基づく画像がプリントされ、画像がプリントされた用紙が用紙台22上に送り出される。
この複合機1はプリンタ機能を備えている。プリンタ機能が実行される場合は、PC等から入力された画像データに基づく画像がプリンタ20によりプリント出力される。
また、複合機1はコピー機能を備えている。コピー機能が実行される場合は、原稿上の画像がスキャナ10で読み取られる。そして、その読み取られた画像が電子化されて画像データとなり、その画像データに基づく画像がプリンタ20によりプリント出力される。
この複合機1にはさらに、ファクシミリ送受信機能などの他の機能も備えられている。
この複合機1には、ユーザインタフェースとして用いられるタッチパネル30が備えられている。このタッチパネル30にはユーザ向けの各種の情報が表示される。また、このタッチパネル30の操作により、ユーザによる各種の指示が複合機1に入力される。
図2は、図1に外観を示した複合機の内部的な処理機能を示したブロック図である。
この複合機1は、図1を参照して説明したスキャナ10およびプリンタ20に加え、さらに白紙除去装置50を備えている。スキャナ10で得られた画像データは、白紙除去装置50で白紙の画像が除かれてから画像データとして保存される。このように画像が画像データとして保存されることを以下では画像の電子化と称する。
白紙の画像が除かれた画像データは、例えば上述したPC等へ送信される。また、例えばコピー機能の場合には、白紙除去装置50で除かれずに電子化された画像の画像データがプリンタ20に送られてプリント出力される。
この白紙除去装置50には、コンピュータとしてのハードウェアとそのハードウェア上で実行されるソフトウェアとが含まれている。この白紙除去装置50は、本発明の情報処理装置の一実施形態に相当する。また、コンピュータを白紙除去装置50として機能させるソフトウェアが、本発明の情報処理プログラムの一実施形態に相当する。
図3は、白紙除去装置における処理対象となる画像の例を示す図である。
図3には、原稿の辺部分65にパンチ穴71が開いているパンチ穴画像61と、原稿の角部分が折れたいわゆるドッグイヤーによって原稿の角の線72が現れているドッグイヤー画像62と、原稿の縁に黒すじ73が生じている黒すじ画像63と、原稿の上辺に、例えば文章の最終行などといった1行の文字列74が記載された1行画像64が示されている。黒すじ画像63中に生じている黒すじ73は、原稿の縁の影によって生じる場合もあるし、縁が汚れて生じる場合もある。
これらの画像のうち、パンチ穴画像61とドッグイヤー画像62と黒すじ画像63については、白紙除去装置50によって白紙として除去されることが望ましい画像である。一方、1行画像64については、白紙除去装置50によって非白紙としてプリント対象に残されることが望ましい画像である。
これらの画像61,……,64は、従来の白紙除去の処理で誤判定が生じやすい画像であるが、本実施形態の白紙除去装置50では誤判定が少ない。白紙除去装置50における白紙判定の処理機能や手順について、以下詳細に説明する。
図4は、白紙除去装置における処理機能を表した機能ブロック図である。
白紙除去装置50は、受付部51と枠消し部52と黒点カウント部53と白紙判定部54とパンチ穴領域抽出部55とドッグイヤー領域抽出部56とを備えている。
受付部51は、原稿上の画像がスキャナ10で読み取られて得られた画像データの入力を受け付け、画像データを2値化するものである。この2値化により、画像上の各点のうち規定の濃度を有する点は黒点となり、規定の濃度に満たない点は白点となる。
枠消し部52は、画像データが表した画像から、原稿の縁に相当する部分を除去するものである。この枠消し部52が、本発明にいう第2除外手段の一例に相当する。
黒点カウント部53は、画像中に存在する黒点の数をカウントするものである。
白紙判定部54は、黒点の数を規定の閾値と比較することで、白紙や非白紙を判定するものである。この白紙判定部54が、本発明にいう判定手段の一例に相当する。
パンチ穴領域抽出部55は、原稿の辺の部分に予め決められている、パンチ穴が存在し得る領域の画像部分を画像データから抽出するものである。
ドッグイヤー領域抽出部56は、原稿の隅の部分に予め決められている、ドッグイヤーが生じ得る領域の画像部分を画像データから抽出するものである。
図5は、白紙除去装置における処理手順を表したフローチャートである。
図5のフローチャートに関する以下の説明に際しては、図番を断らずに図4などを適宜参照する。
図5に示す処理手順が開始されると、ステップS102で、受付部51によって原稿1枚分の画像(即ち1頁分の画像)が受け付けられて2値化される。
次に、ステップS104で枠消し部52により、原稿の縁に相当する部分が画像から除去される。具体的には、原稿の4辺それぞれについて、辺からMmm(M=1,2など)分の領域が画像から除去される。なお、原稿の辺の位置については、画像処理によって決定されてもよく、入力や検出で得られた原稿サイズから算出されてもよく、スキャナ10に設定された読み取り範囲から推定されてもよい。以下では、位置の求め方は特に限定せず、原稿の辺の位置が分かっているという前提で説明を行う。原稿の縁に相当する部分が画像から除去されることにより、例えば図3に示す黒すじ画像63に生じている黒すじ73の部分が画像から取り除かれることになる。
次に、ステップS106では、縁が除去された画像全体について黒点カウント部53により黒点数がカウントされる。このようにカウントされて得られた黒点数を以下では全体黒点数と称する。
次に、ステップS108で白紙判定部54により、全体黒点数と白紙閾値とが比較されて、白紙の画像であるか否かが判定される。ここで白紙閾値は、予め決められた閾値であって、ゴミなどによる極めて少数の黒点のみが生じている明らかな白紙の画像を白紙と判定するための閾値である。白紙判定部54は、ステップS108で全体黒点数が白紙閾値以下であった場合には、ステップS122で白紙と判定する。白紙判定部54により白紙と判定された画像については電子化から除外される。
処理手順は、その後、ステップS126に進み、画像データ中の最終頁に相当する画像であれば処理手順が終了する。一方、最終頁より前の頁に相当する画像であれば、ステップS102に戻って次の1頁分の画像が受け付けられる。
上記ステップS108で全体黒点数が白紙閾値より多かった場合には、ステップS110に進み、パンチ穴検知モードであるか否かが確認される。ここでパンチ穴検知モードは、ユーザがスキャナ10で原稿の画像を読み取らせる際に通常の白紙除去モードと択一的に選択可能なモードである。ユーザは、原稿として例えばパンチ穴の空いた用紙を用いる場合などにパンチ穴検知モードを選択し、原稿として通常の用紙を用いる場合などには通常の白紙除去モードを選択する。パンチ穴検知モードおよび通常の白紙除去モードの選択は、例えばタッチパネル30の操作によって実行される。
ステップS110で、パンチ穴検知モードではなく通常の白紙除去モードであった場合には、ステップS124で白紙判定部54が非白紙と判定する。つまり、通常の白紙除去モードでは、全体黒点数と白紙閾値との単純比較のみで白紙か否かが判定されることになる。
白紙判定部54により非白紙と判定された画像は、画像データから除かれず電子化されることになる。処理手順は、その後、ステップS126に進み、上記同様に、最終頁であれば処理手順が終了し、最終頁より前の頁であればステップS102に戻って次の1頁分の画像が受け付けられる。
上記ステップS110で、パンチ穴検知モードであった場合には、ステップS112で白紙判定部54により、全体黒点数と白紙閾値のN倍(N=100,200など)とが比較され、明らかな非白紙の画像であるか否かが判定される。ステップS110で全体黒点数が白紙閾値のN倍以上であった場合には、白紙判定部54はステップS124で非白紙と判定し、その後、上記同様の手順が実行される。このように、明らかな非白紙の画像がステップS110およびステップS124で非白紙と判定されることにより、後述するパンチ穴領域やドッグイヤー領域を用いた処理が省略されて処理の効率がよい。
ステップS110で全体黒点数が白紙閾値のN倍未満であった場合には、明らかな白紙でも、明らかな非白紙でもないので、図3に示すパンチ穴画像61やドッグイヤー画像62や1行画像64である可能性がある。そこで、ステップS112でパンチ穴領域抽出部55により画像からパンチ穴領域における画像部分が抽出される。ここでパンチ穴領域は、原稿の角部分を除いた4辺のそれぞれに沿って予め定められた領域である。
図6は、パンチ穴領域の例を示す図である。
パンチ穴領域81a,81b,82a,82b,83a,83b,84a,84bは、原稿の4辺91,92,93,94それぞれに設けられた4つのパンチ穴候補箇所81,82,83,84に2つずつ設けられている。1つのパンチ穴候補箇所81,……,84に含まれている2つのパンチ穴領域81a,81b;82a,82b;83a,83b;84a,84bは一組として用いられる。この一組のパンチ穴領域81a,81b;……;84a,84bは、原稿の角部分を除いた辺91,92,93,94の央部に設けられるとともに、辺91,92,93,94に沿って並べて設けられている。
4つのパンチ穴候補箇所81,……,84に設けられた4組のパンチ穴領域81a,81b;……;84a,84bが、本発明にいう「複数領域」の一例に相当する。つまり、一組のパンチ穴領域が「複数領域」のうちの1つの領域に相当する。そして、一組を成す2つのパンチ穴領域が、本発明にいう「複数の部分領域」の一例に相当する。
図5のステップS112でパンチ穴領域抽出部55により抽出される画像部分は、これらのパンチ穴領域81a,81b;……;84a,84bの画像部分である。そして、ステップS112では黒点カウント部53により、抽出された各画像部分の黒点数がカウントされ、4つのパンチ穴候補箇所81,……,84それぞれの黒点数のうち最大の黒点数をパンチ穴黒点数とする。
このようにパンチ穴黒点数が得られると、ステップS114で白紙判定部54により、全体黒点数とパンチ穴黒点数との差が白紙閾値と比較される。即ち、白紙判定のカウント数から、パンチ穴候補箇所81,……,84における最大の黒点数が除外されて白紙判定が行われることと同義である。この結果、図3に示すパンチ穴画像61の場合、図6に示すように、図の左方に位置する辺91のパンチ穴候補箇所81で黒点数が最大となり、パンチ穴71を含んだパンチ穴領域81a,81bにおける黒点数が白紙判定のカウント数から除去される。
パンチ穴領域抽出部55と黒点カウント部53と白紙判定部54とを併せたものが、本発明にいう第1除外手段の一例に相当する。
ステップS114で全体黒点数とパンチ穴黒点数との差が白紙閾値以下であれば、白紙判定部54がステップS122で白紙と判定する。処理手順は、その後、ステップS126に進み、上記同様に、最終頁であれば処理手順が終了し、最終頁より前の頁であればステップS102に戻って次の1頁分の画像が受け付けられる。
ステップS114で全体黒点数とパンチ穴黒点数との差が白紙閾値よりも大きいと、パンチ穴以外の黒点が存在すると考えられる。そこで、ステップS118で、ドッグイヤー領域抽出部56により画像からドッグイヤー領域における画像部分が抽出される。ここでドッグイヤー領域は、原稿の4隅のそれぞれに予め定められた領域である。
図7は、ドッグイヤー領域の例を示す図である。
ドッグイヤー領域85,86,87,88は、原稿の4隅それぞれに設けられている。ドッグイヤーに伴う原稿の角の線72が現れる場合には、4つのドッグイヤー領域85,86,87,88のうちのいずれかに現れると期待される。これらのドッグイヤー領域85,86,87,88も、本発明にいう「複数領域」の一例に相当するが、各ドッグイヤー領域85,86,87,88は、本発明にいう「複数の部分領域」を持たない単一の領域である。
図5のステップS118ではドッグイヤー領域抽出部56が、これら4つのドッグイヤー領域85,86,87,88それぞれの画像部分を抽出する。また、ステップS118では黒点カウント部53が、各ドッグイヤー領域85,86,87,88における抽出画像部分の黒点数をカウントし、4つのドッグイヤー領域85,86,87,88それぞれにおける黒点数のうち最大の黒点数をドッグイヤー黒点数とする。
このようにドッグイヤー黒点数が得られると、ステップS118で白紙判定部54により、全体黒点数からパンチ穴黒点数とドッグイヤー黒点数とが引かれた残差が白紙閾値と比較される。即ち、白紙判定のカウント数から、パンチ穴候補箇所81,……,84における最大の黒点数と、ドッグイヤー領域85,86,87,88における最大の黒点数との双方が除去されて白紙判定が行われることと同義である。この結果、図3に示すドッグイヤー画像62の場合、図7に示すように、図の左上に位置する隅のドッグイヤー領域85で黒点数が最大となり、ドッグイヤーに伴う原稿の角の線72を含んだ画像部分の黒点数が白紙判定のカウント数から除去される。
ドッグイヤー領域抽出部56と黒点カウント部53と白紙判定部54とを併せたものも、本発明にいう第1除外手段の一例に相当する。
ステップS118で、全体黒点数からパンチ穴黒点数とドッグイヤー黒点数とが引かれた残差が白紙閾値以下であれば、白紙判定部54がステップS122で白紙と判定し、ステップS118で残差が白紙閾値よりも大きいと、白紙判定部54がステップS124で非白紙と判定する。
処理手順は、その後、ステップS126に進み、上記同様に、最終頁であれば処理手順が終了し、最終頁より前の頁であればステップS102に戻って次の1頁分の画像が受け付けられる。
このように、図5のフローチャートが示す処理手順によれば、図3に示すパンチ穴画像61とドッグイヤー画像62と黒すじ画像63との何れもが白紙と判定されて、電子化対象から除かれることになる。以下、他の画像例における処理結果について説明する。
図8は、パンチ穴とドッグイヤーとの双方が生じている画像例を示す図であり、図9は、図8の画像例に対する図5のステップS112における処理を示す図であり、図10は、図8の画像例に対する図5のステップS116における処理を示す図である。
図8には、例えば図の左上の隅にドッグイヤーが生じて角の線72が現れるとともに、例えば図の上方の辺にパンチ穴71が生じている画像例が示されている。
このような画像例が白紙除去装置50で処理されると、図9に示すように、4つの辺91,92,93,94それぞれに設けられたパンチ穴候補箇所81,……,84のうち、図の上方の辺94に設けられたパンチ穴候補箇所84における抽出画像部分で黒点数が最大となり、図5のステップS114で、パンチ穴71を含んだパンチ穴領域84a,84bの黒点数が白紙判定のカウント数から除去される。しかし、ドッグイヤーに伴う原稿の角の線72が存在するので、全体黒点数とパンチ穴黒点数との差は白紙閾値よりも大きく、ステップS116に進む。
ステップS116では、図10に示すように、4つの隅に設けられたドッグイヤー領域85,86,87,88のうち、図の左上のドッグイヤー領域85で黒点数が最大となり、図5のステップS118で、原稿の角の線72を含んだドッグイヤー領域85の黒点数が白紙判定のカウント数から除去される。この結果、パンチ穴71と原稿の角の線72との双方における黒点数が白紙判定のカウント数から除去されて白紙と判定されることになる。
図11は、パンチ穴と1行の文字列が生じている画像例を示す図であり、図12は、図11の画像例に対する図5のステップS112における処理を示す図であり、図13は、図11の画像例に対する図5のステップS116における処理を示す図である。
図11には、例えば図の左方の辺にパンチ穴71が生じているとともに、図の上辺に、1行の文字列74が記載された画像例が示されている。
このような画像例が白紙除去装置50で処理されると、図12に示すように、4つの辺91,92,93,94それぞれに設けられたパンチ穴候補箇所81,……,84のうち、図の左方の辺91に設けられたパンチ穴候補箇所81における抽出画像部分で黒点数が最大となり、図5のステップS114で、パンチ穴71を含んだパンチ穴領域81a,81bの黒点数が白紙判定のカウント数から除去される。これに対し、文字列74が係る、図の上方の辺94に設けられたパンチ穴候補箇所84の画像部分は黒点数が最大ではないので白紙判定のカウント数から除去されない。このため、全体黒点数とパンチ穴黒点数との差は白紙閾値よりも大きく、ステップS116に進む。
ステップS116では、図13に示すように、4つの隅に設けられたドッグイヤー領域85,86,87,88のうち、図の左上のドッグイヤー領域85で黒点数が最大となり、図5のステップS118で、文字列74のうちの文字「と」を含んだドッグイヤー領域85の黒点数が白紙判定のカウント数から除去される。しかし、文字列74の「いう結論に達した。」の部分の黒点数は白紙判定のカウント数に含まれるので、非白紙と判定されることになる。
このように、従来の白紙除去の処理では誤判定が生じやすい画像であっても本実施形態の白紙除去装置50によれば誤判定が少ない。
なお、上記説明では、本発明にいう「複数の領域」の一例として、パンチ穴領域とドッグイヤー領域との双方を備える例が示されているが、本発明にいう「複数の領域」は、パンチ穴領域とドッグイヤー領域との一方でもよい。
また、本発明は、「発明が解決しようとする課題」欄に記載された課題を解決する目的で発明されたものであるが、本発明の構成は、この課題を解決しない形での他の目的への転用が妨げられるものではなく、そのように本発明の構成が転用された形態も本発明の一実施形態である。
1……複合機、10……スキャナ、20……プリンタ、50……白紙除去装置、
51……受付部、52……枠消し部、53……黒点カウント部、54……白紙判定部、
55……パンチ穴領域抽出部、56……ドッグイヤー領域抽出部

Claims (5)

  1. 原稿の画像中で規定濃度を有する画素の計数値が規定数に達しない場合に、当該原稿が白紙と判定する判定手段と、
    前記原稿の角部分に設けられた第1の複数領域のうち、前記規定濃度を有する画素が最多の領域における当該画素の数を前記計数値から除外するとともに、当該角部分を除いた各辺に沿って設けられた第2の複数領域のうち、前記規定濃度を有する画素が最多の領域における当該画素の数前記計数値から除外する第1除外手段と、
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第2の複数領域のそれぞれが、前記辺に沿って互いに分離して設けられた複数の部分領域の集合であることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記原稿の縁に沿った、前記複数領域の幅よりも狭い縁領域について、当該原稿の画像から除外する第2除外手段を更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、前記規定数よりも大きい別の規定数に前記計数値が達する場合には、前記原稿が非白紙と判定することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 情報処理装置に組み込まれて当該情報処理装置を、
    原稿の画像中で規定濃度を有する画素の計数値が規定数に達しない場合に、当該原稿が白紙と判定する判定手段と、
    前記原稿の角部分に設けられた第1の複数領域のうち、前記規定濃度を有する画素が最多の領域における当該画素の数を前記計数値から除外するとともに、当該角部分を除いた各辺に沿って設けられた第2の複数領域のうち、前記規定濃度を有する画素が最多の領域における当該画素の数前記計数値から除外する第1除外手段と、として動作させることを特徴とする情報処理プログラム。
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