JP6787291B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像読取装置に関し、特に、原稿のサイズを検知する技術に関する。
画像読取装置には、原稿載置面に載置されている原稿のサイズを検知する機能を有するものがある。主走査方向における原稿のサイズを検知する手段としては、原稿押さえ部材(例えば、原稿マット)が完全に閉められる直前に光源を点灯させ、原稿を読み取る読取センサーに入射した光により、原稿のサイズを検知するものがある。一方、副走査方向における原稿のサイズを検知する手段としては、定形の各種サイズ(B5判,A4判,B4判等)の原稿を載置する領域に、専用のセンサー(例えば、反射型センサー)を設置し、各々のセンサーからの検出結果の組み合わせに基づいて、原稿のサイズを検知するものがある。
ところが、主走査方向における原稿のサイズについては、原稿押さえ部材が完全に閉められる前に光源を点灯させて検知するため、天井に取り付けられた照明具等からの外部光が外乱光として、読取センサーに入射し、正確な検知ができなくなるおそれがある。
このような問題を解決する発明として、下記の特許文献1に、原稿押さえ部材が開いているときに、露光ランプ(光源)が点灯していない状態及び点灯している状態で、コンタクトガラス(原稿載置面)上に載置された原稿をCCD(Charge Coupled Device)で読み取らせ、これら読み取りで得られた画像データの変化に基づいて、外乱光の影響を受ける部分を特定することによって、原稿の幅方向(主走査方向)のサイズを正確に検知することが記載されている。
特開2001−147494号公報
画像読取装置において、原稿押さえ部材が開いている状態で、原稿載置面に載置されている原稿をCCD等の読取センサーで読み取らせた場合、原稿の外側の余白部分が黒く読み取られることがある。特に、IDカード(例えば、クレジットカード)や帳票(例えば、伝票)などの原稿の読取は、原稿押さえ部材を開けたままで行われることが比較的多い。
原稿の外側の余白部分が黒く読み取られる事態を解決するために、上記特許文献1に示された技術のように、既存の原稿外消去機能(原稿の外側の領域を白くする機能)を実行可能なシステムを採用することが考えられるが、当該機能は高価であり、コストが増大する。
また、別の方法として、原稿載置面に載置されている原稿のサイズを検知し、検知した原稿のサイズから原稿の読取サイズを設定し、設定した読取サイズで原稿の読み取りを行う方法が考えられるが、主走査方向における原稿のサイズを検知するには、上記の特許文献1に記載されているように、原稿押さえ部材の開閉状態を検知するための検知センサーが必要となる。しかしながら、上記検知センサーは、構成が簡易とされた安価なコピー機等には装備されない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、原稿押さえ部材の開閉状態を検知するセンサーを装備することなく、原稿押さえ部材が開いた状態及び閉じた状態のいずれの状態であっても、原稿のサイズを正確に検知可能とすることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像読取装置は、原稿載置面に対して開閉自在に支持される原稿押さえ部材と、前記原稿載置面に載置されている原稿に向かって、主走査方向に沿って光を出射する光源を有すると共に、当該光源を副走査方向に移動させながら、前記原稿を走査し、当該原稿からの反射光を受光して前記原稿の画像を読み取る原稿読取部と、前記光源の点灯時及び消灯時に前記原稿読取部による読み取りで得られたそれぞれの画像データの差異に基づいて、主走査方向における原稿載置領域を特定することによって、主走査方向における原稿のサイズを検知する第1検知を行う原稿サイズ検知部を備え、前記原稿サイズ検知部は、前記第1検知による主走査方向における原稿のサイズが予め定められた最大サイズであると判断した場合には、前記光源が点灯している状態で前記原稿読取部による読み取りで得られた画像データにおいて、主走査方向における原稿後端により形成される影を示す影画像を検出し、主走査方向における前記画像データの開始位置から当該影画像までの距離を、主走査方向における前記原稿のサイズとして検知する第2検知を行う。
本発明によれば、光源が点灯している状態で、原稿読取部による読み取りで得られた画像データに基づいて、主走査方向における原稿載置領域を特定することによって、主走査方向における原稿のサイズが検知される。
原稿押さえ部材が開いている場合、例えば、原稿読取部による読み取りで得られた画像データが示す画像は、原稿の存在する部分が白画像(原稿が白紙の場合)になるのに対し、原稿の存在しない部分は黒画像になるので、当該両画像データの差異に基づいて、原稿載置領域を特定することが可能である。
一方、原稿押さえ部材が閉じている場合、原稿押さえ部材の反射光によって、原稿読取部の主走査方向における走査可能な最大範囲又は原稿押さえ部材の主走査方向における全長において、例えば、上記画像データの示す画像は白画像(原稿が白紙、原稿押さえ部材が白色の場合)となるため、当該両画像データの差異に基づいて原稿載置領域を特定することが困難である。
しかしながら、本発明によれば、当該検知した主走査方向における原稿のサイズが予め定められた最大サイズであると判断した場合(すなわち、原稿押さえ部材が閉じていると想定される場合)には、主走査方向における原稿後端の影を検出することによって、主走査方向における原稿のサイズが検知し直される。例えば、原稿がIDカードであれば、その厚みによって、原稿後端に影ができるので、その影を示す影画像を検出し、主走査方向における上記読み取った画像データの開始位置から当該影画像までの距離を、主走査方向における原稿のサイズとして検知する。
これにより、原稿押さえ部材が開いた状態及び閉じた状態のいずれの状態でも、原稿のサイズを正確に検知することができる。このため、原稿押さえ部材の開閉状態を検知するセンサーが装備されていなくても、原稿のサイズを正確に検知することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像読取装置を備えてなる、画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。 第1実施形態に係る画像読取装置を備えてなる、画像形成装置の外観を示した斜視図である。 プラテンガラスに原稿が載置された状態の一例を示し、上方から見た図である。 主走査方向における原稿のサイズの検知方法を説明するための説明図である。 第2実施形態に係る画像読取装置を備えてなる、画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像読取装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像読取装置を備えてなる、画像形成装置の主要内部構成を概略的に示した機能ブロック図であり、図2は、第1実施形態に係る画像読取装置を備えてなる、画像形成装置の外観を示した斜視図である。
画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。画像形成装置1は、制御ユニット10、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、定着部13、給紙部14、及び操作部47を備える。
画像形成装置1で原稿読取動作が行われる場合について説明する。原稿給送部6により搬送されてきた原稿、又はプラテンガラス161に載置されている原稿の画像を、原稿読取部5が光学的に読み取り、そして画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは、図略の画像メモリー等に保存される。なお、プラテンガラス161は、特許請求の範囲における原稿載置面の一例である。
また、原稿給送部6は、原稿読取部5の上面にヒンジ等によって開閉可能に構成され、原稿給送部6は、原稿マット61を備え、プラテンガラス161上に載置された原稿を読み取る場合に原稿押さえ部材カバーとして機能する。なお、原稿マット61は、特許請求の範囲における原稿押さえ部材の一例である。
原稿読取部5は、主走査方向に沿ってプラテンガラス161に載置されている原稿に向かって光を出射する光源を有すると共に、当該光源を1ラインずつ副走査方向に移動させながら、原稿を走査し、当該原稿からの反射光を受光して原稿の画像を読み取る。原稿読取部5には、CCD(Charge Coupled Device)又はCIS(Contact Image Sensor)のいずれが採用されてもよいが。本実施形態では、CCDを採用する場合を説明する。
画像形成装置1で画像形成動作が行われる場合について説明する。原稿読取動作により生成された画像データや、ネットワーク接続された外部装置としてのコンピューターから受信した画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙にトナー像を形成する。
定着部13は、熱圧着によりトナー像を記録紙に定着させるものであり、定着処理が施された記録紙は排出トレイ151に排出される。給紙部14は、給紙カセットを備える。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について、操作者から、画像形成動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。表示部473はタッチパネルになっており、操作者は画面表示されるボタンやキーに触れて画像形成装置1を操作することができる。
制御ユニット10は、プロセッサー、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及び専用のハードウェア回路を含んで構成される。プロセッサーは、例えばCPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はMPU(Micro Processing Unit)等である。制御ユニット10は、制御部100と、操作受付部101と、原稿サイズ検知部102とを備えている。
制御ユニット10は、HDD(Hard disk drive)92に記憶されている制御プログラムに従った動作により、制御部100、操作受付部101、及び原稿サイズ検知部102として機能する。但し、制御部100等は、制御ユニット10による制御プログラムに従った動作によらず、上記各部をそれぞれハードウェア回路により構成することも可能である。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御部100は、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、定着部13、給紙部14、及び操作部47と接続され、これら各部の駆動制御等を行う。
操作受付部101は、操作部47を介したユーザーからの操作入力を受け付ける。
原稿サイズ検知部102は、プラテンガラス161に載置されている原稿のサイズを検知する。
図3は、プラテンガラス161に原稿が載置された状態の一例を示し、上方から見た図であり、原稿M1(例えば、IDカード)はプラテンガラス161の奥側コーナーC1に合わせて載置されている状態を示す。原稿マット61が原稿載置面に対して開閉自在に支持される画像形成装置1の装置本体の一端部側を奥側とする。以下、奥側コーナーC1に合わせてプラテンガラス161に載置されている原稿M1のサイズを検知する場合を例に挙げて、原稿のサイズを検知する手段について説明する。
(1)プラテンガラス161に載置されている原稿M1の読取開始のユーザー指示があったときの、主走査方向における原稿M1のサイズの検知について説明する。
(1−1)原稿マット61が開いた状態であると仮定した場合における、主走査方向における原稿M1のサイズ検知は以下の通りである。
制御部100は、操作受付部101がプラテンガラス161に載置されている原稿M1の読取開始のユーザー指示を受け付けると、原稿読取部5の動作を制御することによって、原稿読取部5の有する光源を点灯させないまま、プラテンガラス161に載置されている原稿M1を、原稿読取開始位置(例えば、副走査方向における奥側コーナーC1付近の位置)から、主走査方向に延びるライン例えば1ライン分読み取らせ、原稿読取部5による読み取りで得られた画像データを比較画像データとして記憶する。
続いて、制御部100は、原稿読取部5の動作を制御することによって、原稿読取部5の有する光源を点灯させ、プラテンガラス161に載置されている原稿M1を主走査方向に1ライン読み取らせ、原稿読取部5による読み取りで得られた画像データを取り込む。原稿サイズ検知部102は、取り込まれた当該画像データと比較画像データとを比較して、主走査方向における原稿M1のサイズを検知する。
例えば、原稿サイズ検知部102は、取り込んだ画像データと、比較画像データとしての画像データとを比較し、データが異なっている領域を原稿載置領域と特定することによって、主走査方向における原稿M1のサイズを検知する。
図4(A)は、原稿M1がプラテンガラス161に載置されている状態で、光源を点灯させずに、原稿読取部5による読み取りで得られた比較画像データとしての画像データD1の一例を示し、図4(B)は、原稿M1がプラテンガラス161に載置されている状態で、光源を点灯させて、原稿読取部5による読み取りで得られた画像データD2の一例を示している。
比較画像データとしての画像データD1の示す画像は、天井に取り付けられた照明具等からの外部光が外乱光として読取センサーに入射している部分P1が白画像となり、その他の部分は黒画像となっている。一方、画像データD2は、外乱光が読取センサーに入射している部分P1だけでなく、光源から出射され、原稿M1(図示せず)に反射された反射光が読取センサーに入射している部分P2も白画像となっている。
従って、原稿サイズ検知部102は、画像データD1と画像データD2とを比較し、両画像データでデータが異なっている領域(部分P2)を原稿載置領域と特定する。原稿サイズ検知部102は、プラテンガラス161の奥側(主走査方向における画像データの開始位置)からの距離S1(部分P2の長さ)を、主走査方向における原稿M1のサイズとして検知する。
(1−2)原稿マット61が閉じた状態であると仮定した場合における、主走査方向における原稿M1のサイズの検知は以下の通りである。
制御部100は、上記(1−1)の場合と同様にして、原稿読取部5の動作を制御することによって、原稿読取部5が備える光源の点灯時及び消灯時における原稿読取部5による読み取りで得られたそれぞれの画像データを比較画像データとして記憶する。原稿サイズ検知部102は、取り込まれた当該画像データと比較画像データとを比較して、例えば、データが異なっている領域を原稿載置領域と特定することによって、主走査方向における距離S1を原稿M1のサイズとして検知する(第1検知)。
続いて、原稿サイズ検知部102は、検知した主走査方向における原稿M1のサイズである距離S1が、予め定められた最大サイズであるか否かを判断する。当該最大サイズは、原稿読取部5の主走査方向における走査可能な最大範囲、又は原稿マット61の主走査方向における全長、のうちの小さい方に設定される。
ここで、原稿マット61が開いているものとすると、原稿読取部5による読み取りで得られた画像データが示す画像は、原稿M1の存在する部分が白画像(原稿白紙の場合)になるのに対し、原稿M1の存在しない部分は黒画像になるので、当該画像データに基づいて、原稿載置領域を特定することができる。
一方、原稿マット61が閉じている場合、原稿マット61の反射光によって、原稿読取部5の主走査方向における走査可能な最大範囲又は原稿マット61の主走査方向における全長において、上記画像データの示す画像は白画像となるため(原稿が白紙、原稿マット61が白色の場合)、主走査方向における全長が、主走査方向における原稿サイズとして誤って検出される。
そこで、原稿サイズ検知部102は、距離S1が最大サイズであると判断した場合には、原稿読取部5による読み取りで得られた光源点灯時の画像データから、主走査方向における原稿後端(プラテンガラス161の奥側とは反対側の原稿端)により形成される影を示す影画像を検出し、主走査方向において上記画像データの開始位置(プラテンガラス161の奥側)から当該影画像までの距離を、主走査方向における原稿M1のサイズとする(第2検知)。例えば、原稿サイズ検知部102は、既知の技術により、当該影を示す影画像部分を検出する。例えば、原稿M1がIDカードであれば、その厚みによって、原稿後端に影ができる。この場合、上記画像データにおいて、原稿M1の存在する部分が白画像(原稿白紙の場合)になり、上記影の部分が黒画像になる。原稿サイズ検知部102は、上記画像データにおいて主走査方向に、プラテンガラス161の奥側(主走査方向における画像データの開始位置)から、当該影を示す画像までの距離を、主走査方向における原稿M1のサイズとする。
なお、原稿サイズ検知部102は、距離S1が最大サイズではないと判断した場合には、第1検知で得た主走査方向における原稿M1のサイズを、主走査方向における原稿M1のサイズとして採用する。
(2)副走査方向における原稿M1のサイズの検知について説明する。
副走査方向における原稿のサイズを検知する手段としては、定形の各種サイズ(B5判,A4判,B4判等)の原稿を載置する領域だけでなく、多種多様な原稿(例えば、IDカードや帳票)を載置する領域にも、専用のセンサーを設置し、原稿サイズ検知部102が、各々のセンサーからの検出結果の組み合わせに基づいて、原稿のサイズを検知するといった方法が挙げられる。
また、別の手段として、原稿サイズ検知部102は、原稿M1の副走査方向における原稿サイズを、予め定められた定型の原稿サイズについての主走査方向サイズ及び副走査方向サイズを示す情報から、前記検知した主走査方向における原稿サイズに対応する副走査方向における原稿サイズを決定する、というサイズ検知がある。
例えば、原稿サイズ検知部102は、上記検知された主走査方向における原稿のサイズが53.98mmで、定型の原稿サイズであるIDカードの短辺の長さと一致する場合には、原稿M1はIDカードであると判定して、副走査方向における原稿のサイズを85.60mmに決定する。この場合、原稿サイズ検知部102が、定型の原稿サイズであるIDカードについての主走査方向サイズ及び副走査方向サイズとして、53.98mm及び85.60mm(国際規格(ISO7810))を保有しているものとする。
上記第1実施形態によれば、以下に示す効果がある。
原稿マット61が開いている場合、原稿読取部5による読み取りで得られた画像データが示す画像は、原稿M1の存在する部分が白画像(原稿が白紙の場合)になるのに対し、原稿M1の存在しない部分は黒画像になるので、当該画像データに基づいて、原稿載置領域を特定することができる。
一方、原稿マット61が閉じている場合、原稿マット61の反射光によって、原稿M1の存在しない部分も白画像になり(原稿が白紙、原稿マット61が白色の場合)、原稿が存在する部分と誤って検出され、原稿載置領域を正確に特定できない。
しかしながら、上記第1実施形態によれば、原稿サイズ検知部102が、当該検知した主走査方向における原稿M1のサイズが上記のように予め定められた最大サイズであると判断した場合(例えば、原稿マット61が閉じた状態で、原稿載置領域が特定できなかった場合)には、主走査方向における原稿後端の影を検出することによって、主走査方向における原稿M1のサイズが検知し直される。
これにより、原稿マット61が開いた状態及び閉じた状態のいずれの状態でも、主走査方向における原稿M1のサイズを正確に検知することができる。従って、原稿マット61の開閉状態を検知するセンサーが装備されていなくても、主走査方向における原稿M1のサイズを正確に検知することができる。
なお、上記実施形態に示した原稿サイズ検知処理によれば、原稿読取部5が、CCD又はCISのいずれの方式を採用した場合であっても、上述した正確な原稿サイズ検知が可能である。
ところで、既存のコピー機等には、原稿M1の周囲を消去する枠消し処理機能を実行可能なシステムが装備されているものがあるが、IDカードの場合、四方縁部まで色々な情報が記載されていることがあり、当該枠消し処理により原稿M1の周囲を消去する処理を行うと、当該枠消し処理は読み取られた原稿画像の輪郭よりも少々内側に入り込んだ箇所まで周囲画像を消去する設定であることが多いため、重要な情報が消去されてしまうおそれがある。
そこで、第2実施形態として、図5に示すように、制御ユニット10が、枠消し処理部103と、制限部104とを備えるようにしてもよい。
枠消し処理部103は、上述した既存の枠消し処理を行う。枠消し処理部103は、原稿読取部5による読み取りで得られた画像データを補正することによって、原稿画像の輪郭よりも内側に入り込んだ予め定められた位置(例えば、5mm)までの原稿画像部分を含んで、原稿画像の周囲画像を消去する設定である。
第1実施形態と同様に、制御ユニット10は、HDD92に記憶されている制御プログラムに従った動作により、制御部100、操作受付部101、原稿サイズ検知部102、枠消し処理部103、及び制限部104として機能する。但し、制御部100等は、制御ユニット10による制御プログラムに従った動作によらず、上記各部をそれぞれハードウェア回路により構成することも可能である。
制限部104は、原稿サイズ検知部102により検知された原稿サイズに基づいて、プラテンガラス161に載置されている原稿M1のサイズが予め定められたサイズ、例えばIDカードのサイズであり、原稿M1がIDカードであると判断した場合、又は操作受付部101が読取対象の原稿M1が例えばIDカードであるとのユーザーによる指定を受け付けた場合、原稿画像の輪郭から上記予め定められた位置までの距離を予め定められた値(例えば、予め定められた位置までの距離が5mmのときは当該予め定められた値を2mmとする)だけ小さくする、又は、原稿画像の輪郭から上記予め定められた位置までの消去処理を禁止する。
これにより、原稿M1がIDカードであると判断された場合、又はユーザーにより「IDコピー」との指示があった場合、例えば、消去の範囲を5mmから3mmに狭くしたり、又は当該消去を禁止したりするので、原稿画像の輪郭付近に存在する重要な情報が消去されることを回避することができる。
また、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。また、上記実施形態では、本発明に係る画像読取装置の一実施形態として複合機を用いて説明しているが、これは一例に過ぎず、例えば、コピー機能、ファクシミリ機能、スキャナー機能等を有した他の画像読取装置でもよい。 また、上記実施形態では、図1乃至図5を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
5 原稿読取部
61 原稿マット
100 制御部
101 操作受付部
102 原稿サイズ検知部
103 枠消し処理部
104 制限部
161 プラテンガラス

Claims (3)

  1. 原稿載置面に対して開閉自在に支持される原稿押さえ部材と、
    前記原稿載置面に載置されている原稿に向かって、主走査方向に沿って光を出射する光源を有すると共に、当該光源を副走査方向に移動させながら、前記原稿を走査し、当該原稿からの反射光を受光して前記原稿の画像を読み取る原稿読取部と、
    前記光源の点灯時及び消灯時に前記原稿読取部による読み取りで得られたそれぞれの画像データの差異に基づいて、主走査方向における原稿載置領域を特定することによって、主走査方向における原稿のサイズを検知する第1検知を行う原稿サイズ検知部を備え、
    前記原稿サイズ検知部は、前記第1検知による主走査方向における原稿のサイズが予め定められた最大サイズであると判断した場合には、前記光源が点灯している状態で前記原稿読取部による読み取りで得られた画像データにおいて、主走査方向における原稿後端により形成される影を示す影画像を検出し、主走査方向における前記画像データの開始位置から当該影画像までの距離を、主走査方向における前記原稿のサイズとして検知する第2検知を行い、
    前記最大サイズは、前記原稿読取部の主走査方向における走査可能な最大範囲、又は前記原稿押さえ部材の主走査方向における全長のうちの小さい方とされる画像読取装置。
  2. 操作部からのユーザー入力を受け付ける操作受付部と、
    前記原稿読取部による読み取りで得られた画像データを補正することによって、当該画像データが示す原稿画像の輪郭よりも内側に予め定められた位置まで入り込んだ原稿画像部分を含む周囲画像を消去する枠消し処理部と、
    前記原稿サイズ検知部により検知された原稿サイズに基づいて、前記原稿載置面に載置されている原稿がIDカードであると判断した場合、又は前記操作受付部が読取対象の原稿がIDカードであるとのユーザーによる指定が前記操作受付部に受け付けられた場合に、原稿画像の輪郭から上記予め定められた位置までの距離を予め定められた値だけ小さくする、又は、原稿画像の輪郭から上記予め定められた位置までの消去処理を禁止する制限部と、を更に備える請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 原稿載置面に対して開閉自在に支持される原稿押さえ部材と、
    前記原稿載置面に載置されている原稿に向かって、主走査方向に沿って光を出射する光源を有すると共に、当該光源を副走査方向に移動させながら、前記原稿を走査し、当該原稿からの反射光を受光して前記原稿の画像を読み取る原稿読取部と、
    前記光源の点灯時及び消灯時に前記原稿読取部による読み取りで得られたそれぞれの画像データの差異に基づいて、主走査方向における原稿載置領域を特定することによって、主走査方向における原稿のサイズを検知する第1検知を行う原稿サイズ検知部を備え、
    前記原稿サイズ検知部は、前記第1検知による主走査方向における原稿のサイズが予め定められた最大サイズであると判断した場合には、前記光源が点灯している状態で前記原稿読取部による読み取りで得られた画像データにおいて、主走査方向における原稿後端により形成される影を示す影画像を検出し、主走査方向における前記画像データの開始位置から当該影画像までの距離を、主走査方向における前記原稿のサイズとして検知する第2検知を行い、
    操作部からのユーザー入力を受け付ける操作受付部と、
    前記原稿読取部による読み取りで得られた画像データを補正することによって、当該画像データが示す原稿画像の輪郭よりも内側に予め定められた位置まで入り込んだ原稿画像部分を含む周囲画像を消去する枠消し処理部と、
    前記原稿サイズ検知部により検知された原稿サイズに基づいて、前記原稿載置面に載置されている原稿がIDカードであると判断した場合、又は前記操作受付部が読取対象の原稿がIDカードであるとのユーザーによる指定が前記操作受付部に受け付けられた場合に、原稿画像の輪郭から上記予め定められた位置までの距離を予め定められた値だけ小さくする、又は、原稿画像の輪郭から上記予め定められた位置までの消去処理を禁止する制限部と、を更に備える画像読取装置。
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