JP2004266533A - 原稿サイズ検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄い原稿に対しても厚みのある原稿に対しても原稿サイズを正確に検知することができる原稿サイズ検知装置を提供する。
【解決手段】原稿載置台上に載置された原稿から画像を読み取るためのリニアイメージセンサ106と、原稿載置台の上面に原稿を押圧するための開閉可能な原稿押圧体と、原稿押圧体の所定の開角度を検出するための第一原稿押圧体検出手段と、原稿押圧体の閉状態を検出するための第二原稿押圧体検出手段と、リニアイメージセンサによる読み取り結果から原稿載置台上の原稿のサイズを検知する原稿サイズ検知センサ110と、原稿サイズ検知センサとは異なる手法により原稿載置台上の原稿のサイズを検知する光学台と、第二原稿押圧体検出手段による検出結果に応じて光学台を制御して光学台による検知結果に基づいて原稿載置台上の原稿のサイズを判定するCPU201とを有する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル複写機、スキャナ装置、ファクシミリ装置等で画像読取対象の原稿のサイズを検知するための原稿サイズ検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像読取対象の原稿のサイズを検知する装置には多種多様な方式があるが、例えば、原稿の先端部を光源で照射し、前記原稿からの反射光をCCD(電荷結合素子)センサで読み取り、また、副走査方向に原稿サイズ検知センサを配置し、これら二つのセンサの読み取り結果に基づき原稿のサイズを検知するようにした原稿サイズ検知装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このように主走査幅検知に対して原稿読み取り用のCCDセンサを使用して原稿のサイズを検知することにより、原稿サイズ検知センサの設置数を少なくでき、低コストで且つ効率的な原稿サイズの検知が行える。
【0004】
上記の方式では、原稿の地肌濃度や原稿を原稿載置台の上面に押圧するための開閉可能な原稿押圧体の表面色等の影響を受けてしまい、正確な原稿サイズ検知が行えない虞があるため、より正確な原稿サイズ検知を可能にした構成の原稿サイズ検知装置も知られている。
【0005】
これは、例えば、前記原稿押圧体の開閉状態を認識すると共に、前記原稿押圧体が開いている状態と閉じた後の状態とで、CCDセンサによる読み取り結果を比較することで、原稿の地肌濃度等による影響を極力排除しつつ、その原稿のサイズ検知を精度良く行うことを可能にする方式である。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−207239号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の画像読取装置では、本や雑誌等の厚みのある原稿を読み取る場合には、以下のような問題があった。
【0008】
本や雑誌等の厚みのある原稿が原稿載置台上に載置された場合、前記原稿押圧体が完全に閉じきらないために、前記原稿押圧体が閉じた後の状態として検知した検知結果が、前記原稿押圧体が開いている状態と同じになってしまう。
【0009】
これにより、原稿が主走査方向の最大幅よりも小さい場合でも、主走査方向の原稿サイズを最大原稿サイズと検知してしまう場合がある。または、前記原稿押圧体が閉じた状態であることを検知できないために、原稿のサイズを検知できない場合もある。
【0010】
本発明は、上述した従来の技術の有する問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、薄い原稿に対しても厚みのある原稿に対しても原稿サイズを正確に検知することのできる原稿サイズ検知装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の原稿サイズ検知装置は、原稿載置台上に載置された原稿から画像を読み取るための画像読取手段と、前記原稿載置台の上面に原稿を押圧するための開閉可能な原稿押圧体と、前記原稿押圧体の所定の開角度を検出するための第一原稿押圧体検出手段と、前記原稿押圧体の閉状態を検出するための第二原稿押圧体検出手段と、前記画像読取手段による読み取り結果から前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知する第一原稿サイズ検知手段と、前記第一原稿サイズ検知手段とは異なる手法により前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知する第二原稿サイズ検知手段と、前記第二原稿押圧体検出手段による検出結果に応じて前記第二原稿サイズ検知手段を制御して前記第二原稿サイズ検知手段による検知結果に基づいて前記原稿載置台上の原稿のサイズを判定する原稿サイズ判定手段とを有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0013】
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態について、図1乃至図7に基づき説明する。
【0014】
図1は、本実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置の構成を示す模式的な側面図であり、同図に示す画像読取装置は、リニアイメージセンサを用い且つ自動原稿送り装置を備えた構成である。
【0015】
図1において、100は画像読取装置、101は原稿照明ランプ(光源)、102〜104はそれぞれ第1〜第3ミラー、105はレンズ、106はリニアイメージセンサ、107は透明ガラスから成る原稿載置台、108は原稿、109はシェーディング補正用の基準となる白色板、110は原稿108の副走査方向のサイズを検知するための原稿サイズ検知センサ(反射型センサ)である。111は自動原稿送り装置、112は自動原稿搬送ベルト、113は駆動ローラ、114は原稿束、115は原稿照明ランプ101と第1ミラー102とを収納した光学台である。
【0016】
このような構成の画像読取装置100においては、第1〜第3ミラー102〜104及び原稿照明ランプ101の光学系を図1の矢印S方向に移動することで、光学的なスキャン(副走査スキャン)を行い、原稿108を二次元的に読み取ることができる。
【0017】
また、自動原稿送り装置111は、原稿束114の原稿を1枚ずつ画像読取装置100の原稿載置台107上へ送る装置であり、駆動ローラ113で自動原稿搬送ベルト112を回転させることにより、原稿を所定方向へ搬送することができる。
【0018】
自動原稿送り装置111を使用しない場合は、原稿を原稿載置台107上に載置するために自動原稿送り装置111を開閉し得るようになっている。この自動原稿送り装置111の開状態の所定角度を検知するための第1開閉センサ(図示省略)を備えている。この第1開閉センサは、自動原稿送り装置111の開角度が約30°であることを検知するものである。また、自動原稿送り装置111の開閉状態を検知するための第2開閉センサ(図示省略)を備えている。この第2開閉センサは、自動原稿送り装置111の開角度が約5°以下である(閉じている状態である)ことを検知するものである。
【0019】
また、原稿載置台107上に原稿108を載置した状態において、自動原稿送り装置111を閉じると、この自動原稿送り装置111により原稿108が原稿載置台107の上面に押圧されるようになっており、従って、自動原稿送り装置111は、原稿108を原稿載置台107の上面に押圧するための原稿押圧体を兼ねている
図2は、本実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置100の要部構成を示すブロック図である。
【0020】
図2において、201はCPU(中央演算処理装置)で、画像読取装置100全体の制御を司るものである。202は増幅器で、リニアイメージセンサ106からの画像信号を増幅するものである。203はA/D変換器で、増幅器202からの画像信号をA/D変換するものである。204はシェーディング補正回路で、A/D変換器203によってデジタル化された画像データに対してシェーディング補正処理を行うものである。205は画像加算回路で、シェーディング補正回路204によりシェーディング補正処理後の画像データを所定ライン数累積加算するものである。206は主走査加算平均回路で、主走査方向の画像を所定の領域について加算して平均化するものである。207は加算器、208は画像メモリ、209はモータで、光学台115を駆動するものである。
【0021】
画像メモリ207は、CPU201からアクセス可能であり、複数の所定領域の画像を所定ライン数分だけ記憶できる容量である。本実施の形態においては、後述する主走査方向5ポイントについて、16ライン分の画像データを累積加算できる容量である。
【0022】
尚、主走査加算平均回路206は、上記5ポイントの領域のそれぞれにおいて、主走査方向128画素の平均化を行う。
【0023】
図3は、本実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置の原稿載置台107上における原稿サイズ判定に用いる検知ポイントを示す上面図であり、同図に示すように、原稿載置台107の所定位置には、原稿サイズラベル301,302及び原稿合わせマーク303が設けられている。
【0024】
また、図3に示すように、原稿副走査方向サイズ検知のための原稿サイズ検知センサ110を図示の検知ポイント▲6▼に配置し、原稿主走査方向サイズ検知のために光学台115を原稿載置台107上の図示の位置に配置して複数の検知ポイント▲1▼〜▲5▼をリニアイメージセンサ106にて読み取り、原稿副走査方向サイズの検知結果と原稿主走査方向サイズの検知結果の両方によって、原稿108のサイズを判定する。
【0025】
図4は、本実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置における原稿主走査方向サイズの検知結果と原稿副走査方向サイズの検知結果とに基づく原稿サイズ判定結果の一例を示す図である。
【0026】
次に、本実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置における原稿サイズ検知処理動作について、図5〜図7を用いて説明する。
【0027】
図5は、本実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置における原稿サイズ検知処理動作の流れを示すフローチャート、図6及び図7は、同原稿サイズ検知処理動作の説明図であり、図6は、第1原稿サイズ検知判定処理動作の説明図、図7は、第2原稿サイズ検知判定処理動作の説明図である。
【0028】
まず、ステップS501で、原稿押圧体を兼ねる自動原稿送り装置111が開いているか否かを、第1開閉センサの検出結果を基に、開くまで判断する。そして、この第1開閉センサがOFFになって自動原稿送り装置111が開いたと判断された場合は、次のステップS502へ進む。
【0029】
ステップS502では、光学台115を原稿サイズ検知位置に移動する。本実施の形態では、ホームポジションより副走査方向に30mmの位置に光学台115を移動する。
【0030】
次に、ステップS503で、第1開閉センサがON(原稿押圧体を兼ねる自動原稿送り装置111が閉じ途中)であるか否かを、ONになるまで判断する。そして、第1開閉センサがONであると判断された場合は、次のステップ504へ進む。
【0031】
ステップS504では、原稿照明ランプ101を点灯する。次に、ステップS505で、原稿照明ランプ101を点灯させてから該点灯の安定時間50msを経過した後、リニアイメージセンサ106からの読み取り画像による主走査方向の原稿サイズ検知動作と原稿サイズ検知センサ110による副走査方向の原稿サイズ検知動作とを開始する。
【0032】
次に、ステップS506で、主走査方向5ポイント▲1▼〜▲5▼(図3参照)のそれぞれの画像読み取り結果により、所定の閾値によって白か黒かを判定し、また、副走査方向1ポイント▲6▼(図3参照)の検知結果により、白か黒かを判定する。ここで、主走査方向の5ポイントとは、定形原稿サイズに相当する位置を示すポイントである。
【0033】
その後、ステップ507で、第1開閉センサがONするか、または、原稿読み取り命令が発生するまで、主走査方向の原稿サイズ検知動作と副走査方向の原稿サイズ検知動作とを繰り返して行う。
【0034】
次に、ステップS508で、第2開閉センサがON(原稿押圧体を兼ねる自動原稿送り装置111が閉じられた)か否かを判断する。そして、第2開閉センサがOFFであると判断された場合はステップS512へ、また、ONであると判断された場合はステップ509へ、それぞれ進む。
【0035】
ステップS509では、第1原稿サイズ判定処理を行う。これは、前記ステップS506における6ポイントの白黒判定結果と、原稿押圧体を兼ねる自動原稿送り装置111が閉じられた状態での最終の白黒判定結果とを比較して、白黒に変化が無いポイントに対しては「原稿有り」と判定し、白黒に変化があるポイントに対しては「原稿無し」と判定する。
【0036】
次に、ステップS510で、前記ステップ509における判定結果に応じて、図4に示すように原稿サイズを確定する。
【0037】
その後、ステップS511で、原稿照明ランプ101を消灯し、光学台115をホームポジションに戻した後、原稿検知処理動作を終了する。
【0038】
また、前記ステップ508において、第2開閉センサがOFFで、原稿押圧体を兼ねる自動原稿送り装置111が閉じられていないと判断された場合は、ステップS512で、原稿読み取り命令が発生したか否かを判断する。そして、読み取り命令が発生しないと判断された場合は前記ステップ507へ、また、読み取り命令が発生したと判断された場合はステップS513へ、それぞれ進む。
【0039】
ステップS513では、第2原稿サイズ判定処理を行う。これは、原稿押圧体を兼ねる自動原稿送り装置111が閉じられない状態での最終の白黒判定結果から、主走査方向の画像が原稿合わせ位置の方向を基準として白から黒に変化するポイントを探し、白のポイントに対して「原稿有り」と判定し、黒のポイントに対して「原稿無し」と判定する。
【0040】
尚、白から黒に変化するポイントの後に、黒から白に変化するポイントがある場合は「原稿有り」と判定し、白から黒に変化するポイントが無い場合は原稿主走査方向サイズが「最大原稿サイズ」であると判断する。この原稿主走査方向サイズの判定結果と副走査方向サイズの検知結果とによって、最終的に原稿サイズを判定する。
【0041】
その後、ステップ510で、前記ステップ513における判定結果に応じて、図4のように原稿サイズを確定し、次の原稿ステップS511で、照明ランプ101を消灯し、光学台115をホームポジションに戻した後、原稿検知処理動作を終了する。
【0042】
次に、本実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置における第1原稿サイズ判定処理動作について、図6を用いて説明する。
【0043】
ここでは、原稿載置台107上にA4Rサイズの原稿が載置された場合の例について説明する。
【0044】
図6(a)は、原稿押圧体を兼ねる自動原稿送り装置111が閉じ途中の状態を示し、図6(b)は、その状態(第1開閉センサがONした状態)の原稿読み取りレベルを示す。主走査ポイント▲1▼▲2▼▲3▼まで原稿があるため、白レベルの画像読み取り結果となり、また、主走査ポイント▲4▼▲5▼は原稿が無いために、黒レベルの画像読み取り結果となる。所定の閾値と比較することによって、▲1▼▲2▼▲3▼は「白」と判定され、▲4▼▲5▼は「黒」と判定される。
【0045】
図6(c)は、原稿押圧体を兼ねる自動原稿送り装置111が閉じられた状態を示し、図6(d)は、その状態(第1開閉センサがONした状態)の原稿読み取りレベルを示す。主走査ポイント▲1▼▲2▼▲3▼▲4▼▲5▼全てが原稿と自動原稿送り装置111によって、白レベルの画像読み取り結果となり、所定の閾値と比較することによって、▲1▼▲2▼▲3▼▲4▼▲5▼は「白」と判定される。
【0046】
図6(e)は、原稿サイズ判定結果を示す。図6(a),(b)による判定結果と図6(c),(d)による判定結果とを比較すると、▲1▼▲2▼▲3▼は「白」のまま変化せず、▲4▼▲5▼は「黒」から「白」に変化している。従って、▲1▼▲2▼▲3▼は「原稿有り」と判定され、▲4▼▲5▼は「原稿無し」と判定される。
【0047】
この主走査方向の判定結果と副走査方向の原稿サイズ検知センサ110の検出結果とによって、最終的に原稿のサイズは「A4R」サイズであると判定される。
【0048】
次に、本実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置における第2原稿サイズ判定処理動作を、図7を用いて説明する。
【0049】
ここでは、原稿載置台107上にA4Rサイズの原稿が載置された場合の例について説明する。
【0050】
図7(a)は、原稿押圧体を兼ねる自動原稿送り装置111が閉じ途中の状態を示し、図7(b)は、その状態(第1開閉センサがONした状態)の原稿読み取りレベルを示す。主走査ポイント▲1▼▲2▼▲3▼まで原稿があるため、白レベルの画像読み取り結果となり、主走査ポイント▲4▼▲5▼は原稿が無いために、黒レベルの画像読み取り結果となる。所定の閾値と比較することによって、▲1▼▲2▼▲3▼は「白」と判定され、▲4▼▲5▼は「黒」と判定される。
【0051】
図7(c)は、原稿押圧体を兼ねる自動原稿送り装置111が閉じられずに読み取り命令が発生された状態を示し、図7(d)は、その状態(第1開閉センサがOFFの状態)の原稿読み取りレベルを示す。自動原稿送り装置111が閉じられていないため、画像読み取りレベルは図7(a),(b)と同じ結果となる。
【0052】
図7(e),(f)は、原稿サイズ判定結果を示す。図7(c),(d)による判定結果によって、主走査ポイント▲1▼▲2▼▲3▼▲4▼▲5▼に対して、「白」から「黒」への変化点(エッジ)を検出する。▲3▼と▲4▼との間で「白」から「黒」に変化しているため、▲1▼▲2▼▲3▼は「原稿有り」と判定され、▲4▼▲5▼は「原稿無し」と判定される。
【0053】
この主走査方向の判定結果と副走査方向の原稿サイズ検知センサ110の検出結果とによって、最終的に原稿のサイズは「A4R」サイズであると判定される。
【0054】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を、図8に基づき説明する。
【0055】
尚、本実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置の基本的な構成は、上述した第1実施の形態における図1乃至図3と同一であるから、必要に応じてこれら各図を流用して説明する。
【0056】
上述した第1の実施の形態では、第2原稿サイズ判定処理の場合には、第1原稿サイズ判定処理を用いない原稿サイズ判定処理について説明したが、本実施の形態では、第1原稿サイズ判定処理の結果に応じて第2原稿サイズ判定処理を行うようにしたものである。
【0057】
これによって、原稿押圧体を兼ねる自動原稿送り装置111が完全に閉じていなくとも、第1原稿サイズ判定処理によって原稿サイズの検知結果が出ていれば、それを優先させることが可能となる。
【0058】
図8は、本実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置における原稿サイズ検知処理動作の流れを示すフローチャートであリ、同図を用いて、本実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置における原稿サイズ検知処理動作について説明する。
【0059】
尚、上述した第1の実施の形態と重複する部分についての説明は省略する。
【0060】
まず、ステップS801で、原稿押圧体を兼ねる自動原稿送り装置111が開いているか否かを、第1開閉センサの検出結果を基に、開くまで判断する。そして、この第1開閉センサがOFFになって自動原稿送り装置111が開いたと判断された場合は、次のステップS802へ進む。
【0061】
ステップS802では、光学台115を原稿サイズ検知位置に移動する。本実施の形態では、ホームポジションより副走査方向に30mmの位置に光学台115を移動する。
【0062】
次に、ステップS803で、第1開閉センサがON(原稿押圧体を兼ねる自動原稿送り装置111が閉じ途中)であるか否かを、ONになるまで判断する。そして、第1開閉センサがONであると判断された場合は、次のステップ804へ進む。
【0063】
ステップS804では、原稿照明ランプ101を点灯する。次に、ステップS805で、原稿照明ランプ101を点灯させてから該点灯の安定時間50msを経過した後、リニアイメージセンサ106からの読み取り画像による主走査方向の原稿サイズ検知動作と原稿サイズ検知センサ110による副走査方向の原稿サイズ検知動作とを開始する。
【0064】
次に、ステップS806で、主走査方向5ポイント▲1▼〜▲5▼(図3参照)のそれぞれの画像読み取り結果により、所定の閾値によって白か黒かを判定し、また、副走査方向1ポイント▲6▼(図3参照)の検知結果により、白か黒かを判定する。ここで、主走査方向の5ポイントとは、定形原稿サイズに相当する位置を示すポイントである。
【0065】
その後、ステップ807で、第1開閉センサがONするか、または、原稿読み取り命令が発生するまで、主走査方向の原稿サイズ検知動作と副走査方向の原稿サイズ検知動作とを繰り返して行う。
【0066】
次に、ステップS808で、第2開閉センサがON(原稿押圧体を兼ねる自動原稿送り装置111が閉じられた)か否かを判断する。そして、第2開閉センサがOFFであると判断された場合はステップS812へ、また、ONであると判断された場合はステップ809へ、それぞれ進む。
【0067】
ステップS809では、第1原稿サイズ判定処理を行う。これは、前記ステップS806における6ポイントの白黒判定結果と、原稿押圧体を兼ねる自動原稿送り装置111が閉じられた状態での最終の白黒判定結果とを比較して、白黒に変化が無いポイントに対しては「原稿有り」と判定し、白黒に変化があるポイントに対しては「原稿無し」と判定する。
【0068】
次に、ステップS810で、前記ステップ809における判定結果に応じて、図4に示すように原稿サイズを確定する。
【0069】
その後、ステップS811で、原稿照明ランプ101を消灯し、光学台115をホームポジションに戻した後、原稿検知処理動作を終了する。
【0070】
また、前記ステップ808において、第2開閉センサがOFFで、原稿押圧体を兼ねる自動原稿送り装置111が閉じられていないと判断された場合は、ステップS812で、原稿読み取り命令が発生したか否かを判断する。そして、読み取り命令が発生しないと判断された場合は前記ステップ807へ、また、読み取り命令が発生したと判断された場合はステップS813へ、それぞれ進む。
【0071】
ステップS813では、第1原稿サイズ判定処理を行う。次に、ステップS814で、前記ステップS813における第1原稿サイズ判定処理結果について、主走査方向の原稿サイズが「最大原稿サイズ」であるか否かを判断する。そして、「最大原稿サイズ」であると判断された場合はステップS815へ、また、「最大原稿サイズ」ではないと判断された場合はステップS810へ、それぞれ進む。
【0072】
ステップS815では、第2原稿サイズ判定処理を行う。これは、原稿押圧体を兼ねる自動原稿送り装置111が閉じられない状態での最終の白黒判定結果から、主走査方向の画像が原稿合わせ位置の方向を基準として白から黒に変化するポイントを探し、白のポイントに対して「原稿有り」と判定し、黒のポイントに対して「原稿無し」と判定する。
【0073】
尚、白から黒に変化するポイントの後に、黒から白に変化するポイントがある場合は「原稿有り」と判定し、白から黒に変化するポイントが無い場合は原稿主走査方向サイズが「最大原稿サイズ」であると判断する。この原稿主走査方向サイズの判定結果と副走査方向サイズの検知結果とによって、最終的に原稿サイズを判定する。
【0074】
その後、ステップ810で、前記ステップ815における第2原稿サイズ判定処理結果に応じて、図4のように原稿サイズを確定し、次の原稿ステップS811で、照明ランプ101を消灯し、光学台115をホームポジションに戻した後、原稿検知処理動作を終了する。
【0075】
尚、本実施の形態では、主走査方向の検出ポイントを5ポイントとして説明したが、これに限定されるものではない。また、画像読み取りレベルを所定の閾値によって白黒に2値化してから判定を行う場合について説明したが、画像読み取りレベルをそのまま使用して原稿の有無を判定しても良い。また、原稿押圧体として自動原稿送り装置111を用いる構成について説明したが、原稿押圧体の閉じ途中を検出する閉じ途中センサと原稿押圧体の閉じ状態を検出する閉じセンサとの二つのセンサを持っていれば、原稿押圧体を単純な平板により構成しても良い。
【0076】
また、本実施の形態では、イメージセンサにCCDを用いる構成について説明したが、コンタクトイメージセンサ(CIS)による構成でも同じ効果が得られる。
【0077】
また、本実施の形態では、白黒のイメージセンサを用いる構成について説明したが、R,G,Bのカラーイメージセンサによる構成を採用しても良い。この場合は、第2原稿サイズ判定処理におけるエッジ検出処理をR,G,Bそれぞれについて行い且つそれぞれの検出結果の「AND」をとる(R,B,Gそれぞれのエッジ検出結果が一致すること)ことで、カラー原稿画像の色味に影響しない安定した検出結果が得られる効果がある。
【0078】
(他の実施の形態)
本発明は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インターフェース機器、リーダー、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)に適用しても良い。
【0079】
また、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても、本発明が達成されることは言うまでもない。
【0080】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0081】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD(DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW等)、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、他のROM等の上記プログラムコードを記憶できるものであれば良く、或いはネットワークを介したダウンロード等を用いることができる。
【0082】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0083】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0084】
以上では、本発明の様々な例と実施形態を説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は本明細書内の特定の説明と図に限定されるものではなく、本願特許請求の範囲に全て述べられた様々な修正と変更に及ぶことが可能であることは言うまでもない。
【0085】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0086】
[実施態様1] 原稿載置台上に載置された原稿から画像を読み取るための画像読取手段と、
前記原稿載置台の上面に原稿を押圧するための開閉可能な原稿押圧体と、
前記原稿押圧体の所定の開角度を検出するための第一原稿押圧体検出手段と、
前記原稿押圧体の閉状態を検出するための第二原稿押圧体検出手段と、
前記画像読取手段による読み取り結果から前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知する第一原稿サイズ検知手段と、
前記第一原稿サイズ検知手段とは異なる手法により前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知する第二原稿サイズ検知手段と、
前記第二原稿押圧体検出手段による検出結果に応じて前記第二原稿サイズ検知手段を制御して前記第二原稿サイズ検知手段による検知結果に基づいて前記原稿載置台上の原稿のサイズを判定する原稿サイズ判定手段と
を有することを特徴とする原稿サイズ検知装置。
【0087】
[実施態様2] 前記第一原稿サイズ検知手段は、前記原稿押圧体の開状態における前記画像読取手段による第一読み取り結果の状態と前記原稿押圧体の閉状態における前記画像読取手段による第二読み取り結果の状態との変化点を認識して前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知するものであり、
前記第二原稿サイズ検知手段は、前記画像読取手段による読み取り結果における画像濃度値の変化点を認識して前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知するものであることを特徴とする実施態様1に記載の原稿サイズ検知装置。
【0088】
[実施態様3] 前記第一原稿サイズ検知手段は、前記画像読取手段による読み取り画像濃度値に対して所定の閾値で二値化することで、白または黒の検知結果を得るものであり、
前記第二原稿サイズ検知手段は、前記画像読取手段による読み取り画像濃度値に対して所定の閾値と比較して画像の変化点を検出し、最も外側の変化点を原稿端と判定するものであることを特徴とする実施態様2に記載の原稿サイズ検知装置。
【0089】
[実施態様4] 前記画像読取手段は、前記第一原稿押圧体検出手段によって前記原稿押圧体が閉じ途中であることを検出した場合に、前記第一原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知動作を開始し、前記第二原稿押圧体検出手段によって前記原稿押圧体が閉じたことを検出した場合に、前記第一原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知動作を終了し、前記原稿押圧体の開閉による画像読み取り結果の状態の変化点認識して前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知することを特徴とする実施態様1に記載の原稿サイズ検知装置。
【0090】
[実施態様5] 前記画像読取手段は、前記第一原稿押圧体検出手段によって前記原稿押圧体が閉じ途中であることを検出した場合に、前記第一原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知動作を開始し、前記第二原稿押圧体検出手段によって前記原稿押圧体が閉じたことを検出しなかった場合に、前記第一原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知動作を終了し、前記原稿押圧体の開閉による画像読み取り結果の状態の変化点認識して前記原稿載置台上の主走査方向の原稿サイズを最大原稿サイズと検知した場合に、前記第二原稿サイズ検知手段による原稿サイズの検知動作を行って、前記第二原稿サイズ検知手段の検知結果によって前記原稿載置台上の原稿のサイズを判定することを特徴とする実施態様1に記載の原稿サイズ検知装置。
【0091】
[実施態様6] 前記第一原稿サイズ検知手段及び前記第二原稿サイズ検知手段は、少なくとも定型原稿のサイズを判定するために必要な複数の領域の画像を用いて原稿のサイズを検知することを特徴とする実施態様1に記載の原稿サイズ検知装置。
【0092】
[実施態様7] 原稿載置台上に載置された原稿から画像を読み取るための画像読取手段と、
前記原稿載置台の上面に原稿を押圧するための開閉可能な原稿押圧体と、
前記原稿押圧体の所定の開角度を検出するための第一原稿押圧体検出手段と、
前記原稿押圧体の閉状態を検出するための第二原稿押圧体検出手段と、
前記画像読取手段による読み取り結果から前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知する第一原稿サイズ検知手段と、
前記第一原稿サイズ検知手段とは異なる手法により前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知する第二原稿サイズ検知手段と、
前記第一原稿押圧体検出手段によって前記原稿押圧体が閉じ途中であることを検出した場合に前記第一原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知動作を開始し且つ前記第二原稿押圧体検出手段によって前記原稿押圧体が閉じたことを検出した場合には前記第一原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知動作を終了し前記第一原稿サイズ検知手段による検知結果に基づいて前記原稿載置台上の原稿のサイズを判定し且つ前記第二原稿押圧体検出手段によって前記原稿押圧体が閉じたことを検出しなかった場合には前記第一原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知動作を終了し前記第一原稿サイズ検知手段による検知結果が主走査方向に最大原稿サイズと検知した場合に前記第二原稿サイズ検知手段を制御して前記第二原稿サイズ検知手段による検知結果に基づいて前記原稿載置台上の原稿のサイズを判定する原稿サイズ判定手段と
を有することを特徴とする原稿サイズ検知装置。
【0093】
[実施態様8] 前記第一原稿サイズ検知手段は、前記原稿押圧体の開状態における前記画像読取手段による第一読み取り結果の状態と前記原稿押圧体の閉状態における前記画像読取手段による第二読み取り結果の状態との変化点を認識して前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知するものであり、
前記第二原稿サイズ検知手段は、前記画像読取手段による読み取り結果における画像濃度値の変化点を認識して前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知するものであることを特徴とする実施態様7に記載の原稿サイズ検知装置。
【0094】
[実施態様9] 前記第一原稿サイズ検知手段は、前記画像読取手段による読み取り画像濃度値に対して所定の閾値で二値化することで、白または黒の検知結果を得るものであり、
前記第二原稿サイズ検知手段は、前記画像読取手段による読み取り画像濃度値に対して所定の閾値と比較して画像の変化点を検出し、最も外側の変化点を原稿端と判定するものであることを特徴とする実施態様8に記載の原稿サイズ検知装置。
【0095】
[実施態様10] 前記第一原稿サイズ検知手段及び前記第二原稿サイズ検知手段は、少なくとも定型原稿のサイズを判定するために必要な複数の領域の画像を用いて原稿のサイズを検知することを特徴とする実施態様7に記載の原稿サイズ検知装置。
【0096】
[実施態様11] 原稿載置台上に載置された原稿から画像を読み取るための画像読取工程と、
前記原稿載置台の上面に原稿を押圧するための開閉可能な原稿押圧体の所定の開角度を検出するための第一原稿押圧体検出工程と、
前記原稿押圧体の閉状態を検出するための第二原稿押圧体検出工程と、
前記画像読取工程による読み取り結果から前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知する第一原稿サイズ検知工程と、
前記第一原稿サイズ検知工程とは異なる手法により前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知する第二原稿サイズ検知工程と、
前記第二原稿押圧体検出工程による検出結果に応じて前記第二原稿サイズ検知工程を制御して前記第二原稿サイズ検知工程による検知結果に基づいて前記原稿載置台上の原稿のサイズを判定する原稿サイズ判定工程と
を有することを特徴とする原稿サイズ検知方法。
【0097】
[実施態様12] 前記第一原稿サイズ検知工程は、前記原稿押圧体の開状態における前記画像読取工程による第一読み取り結果の状態と前記原稿押圧体の閉状態における前記画像読取工程による第二読み取り結果の状態との変化点を認識して前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知するものであり、
前記第二原稿サイズ検知工程は、前記画像読取工程による読み取り結果における画像濃度値の変化点を認識して前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知するものであることを特徴とする実施態様11に記載の原稿サイズ検知方法。
【0098】
[実施態様13] 前記第一原稿サイズ検知工程は、前記画像読取工程による読み取り画像濃度値に対して所定の閾値で二値化することで、白または黒の検知結果を得るものであり、
前記第二原稿サイズ検知工程は、前記画像読取工程による読み取り画像濃度値に対して所定の閾値と比較して画像の変化点を検出し、最も外側の変化点を原稿端と判定するものであることを特徴とする実施態様12に記載の原稿サイズ検知方法。
【0099】
[実施態様14] 前記画像読取工程は、前記第一原稿押圧体検出工程によって前記原稿押圧体が閉じ途中であることを検出した場合に、前記第一原稿サイズ検知工程によって原稿サイズの検知動作を開始し、前記第二原稿押圧体検出工程によって前記原稿押圧体が閉じたことを検出した場合に、前記第一原稿サイズ検知工程によって原稿サイズの検知動作を終了し、前記原稿押圧体の開閉による画像読み取り結果の状態の変化点認識して前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知することを特徴とする実施態様11に記載の原稿サイズ検知方法。
【0100】
[実施態様15] 前記画像読取工程は、前記第一原稿押圧体検出工程によって前記原稿押圧体が閉じ途中であることを検出した場合に、前記第一原稿サイズ検知工程によって原稿サイズの検知動作を開始し、前記第二原稿押圧体検出工程によって前記原稿押圧体が閉じたことを検出しなかった場合に、前記第一原稿サイズ検知工程によって原稿サイズの検知動作を終了し、前記原稿押圧体の開閉による画像読み取り結果の状態の変化点認識して前記原稿載置台上の主走査方向の原稿サイズを最大原稿サイズと検知した場合に、前記第二原稿サイズ検知工程による原稿サイズの検知動作を行って、前記第二原稿サイズ検知工程の検知結果によって前記原稿載置台上の原稿のサイズを判定することを特徴とする実施態様11に記載の原稿サイズ検知方法。
【0101】
[実施態様16] 前記第一原稿サイズ検知工程及び前記第二原稿サイズ検知工程は、少なくとも定型原稿のサイズを判定するために必要な複数の領域の画像を用いて原稿のサイズを検知することを特徴とする実施態様11に記載の原稿サイズ検知方法。
【0102】
[実施態様17] 原稿載置台上に載置された原稿から画像を読み取るための画像読取工程と、
前記原稿載置台の上面に原稿を押圧するための開閉可能な原稿押圧体の所定の開角度を検出するための第一原稿押圧体検出工程と、
前記原稿押圧体の閉状態を検出するための第二原稿押圧体検出工程と、
前記画像読取工程による読み取り結果から前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知する第一原稿サイズ検知工程と、
前記第一原稿サイズ検知工程とは異なる手法により前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知する第二原稿サイズ検知工程と、
前記第一原稿押圧体検出工程によって前記原稿押圧体が閉じ途中であることを検出した場合に前記第一原稿サイズ検知工程によって原稿サイズの検知動作を開始し且つ前記第二原稿押圧体検出工程によって前記原稿押圧体が閉じたことを検出した場合には前記第一原稿サイズ検知工程によって原稿サイズの検知動作を終了し前記第一原稿サイズ検知工程による検知結果に基づいて前記原稿載置台上の原稿のサイズを判定し且つ前記第二原稿押圧体検出工程によって前記原稿押圧体が閉じたことを検出しなかった場合には前記第一原稿サイズ検知工程によって原稿サイズの検知動作を終了し前記第一原稿サイズ検知工程による検知結果が主走査方向に最大原稿サイズと検知した場合に前記第二原稿サイズ検知工程を制御して前記第二原稿サイズ検知工程による検知結果に基づいて前記原稿載置台上の原稿のサイズを判定する原稿サイズ判定工程と
を有することを特徴とする原稿サイズ検知方法。
【0103】
[実施態様18] 前記第一原稿サイズ検知工程は、前記原稿押圧体の開状態における前記画像読取工程による第一読み取り結果の状態と前記原稿押圧体の閉状態における前記画像読取工程による第二読み取り結果の状態との変化点を認識して前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知するものであり、
前記第二原稿サイズ検知工程は、前記画像読取工程による読み取り結果における画像濃度値の変化点を認識して前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知するものであることを特徴とする実施態様17に記載の原稿サイズ検知方法。
【0104】
[実施態様19] 前記第一原稿サイズ検知工程は、前記画像読取工程による読み取り画像濃度値に対して所定の閾値で二値化することで、白または黒の検知結果を得るものであり、
前記第二原稿サイズ検知工程は、前記画像読取工程による読み取り画像濃度値に対して所定の閾値と比較して画像の変化点を検出し、最も外側の変化点を原稿端と判定するものであることを特徴とする実施態様18に記載の原稿サイズ検知方法。
【0105】
[実施態様20] 前記第一原稿サイズ検知工程及び前記第二原稿サイズ検知工程は、少なくとも定型原稿のサイズを判定するために必要な複数の領域の画像を用いて原稿のサイズを検知することを特徴とする実施態様17に記載の原稿サイズ検知方法。
【0106】
[実施態様21] 実施態様11乃至20に記載の原稿サイズ検知方法が有する各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムコードから成ることを特徴とする制御プログラム。
【0107】
[実施態様22] 実施態様21に記載の制御プログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
【0108】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の原稿サイズ検知装置によれば、薄い原稿に対しても厚みのある原稿に対しても原稿サイズを正確に検知することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置の構成を示す模式的な側面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置の要部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置の原稿載置台上における原稿サイズ判定に用いる検知ポイントを示す上面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置における主走査方向の検知結果と副走査方向の検知結果とによる原稿サイズ判定結果を示す説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置における原稿サイズ検知処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置における第1原稿サイズ検知判定処理動作の説明図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置における第2原稿サイズ検知判定処理動作の説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る原稿サイズ検知装置を適用した画像読取装置における原稿サイズ検知処理動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 画像読取装置
101 原稿照明ランプ
102 第1ミラー
103 第2ミラー
104 第3ミラー
105 レンズ
106 リニアイメージセンサ
107 原稿載置台
108 原稿
109 白色板
110 原稿サイズ検知センサ
111 自動原稿送り装置
112 自動原稿送りベルト
113 駆動ローラ
114 原稿束
115 光学台
116 第1開閉センサ
117 第2開閉センサ
201 CPU
202 AMP(増幅器)
203 A/D変換器器
204 シェーディング補正回路
205 画像加算回路
206 主走査加算平均回路
207 加算器
208 メモリ
209 モータ
301 原稿サイズラベル
302 原稿サイズラベル
303 原稿合わせマーク

Claims (1)

  1. 原稿載置台上に載置された原稿から画像を読み取るための画像読取手段と、
    前記原稿載置台の上面に原稿を押圧するための開閉可能な原稿押圧体と、
    前記原稿押圧体の所定の開角度を検出するための第一原稿押圧体検出手段と、
    前記原稿押圧体の閉状態を検出するための第二原稿押圧体検出手段と、
    前記画像読取手段による読み取り結果から前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知する第一原稿サイズ検知手段と、
    前記第一原稿サイズ検知手段とは異なる手法により前記原稿載置台上の原稿のサイズを検知する第二原稿サイズ検知手段と、
    前記第二原稿押圧体検出手段による検出結果に応じて前記第二原稿サイズ検知手段を制御して前記第二原稿サイズ検知手段による検知結果に基づいて前記原稿載置台上の原稿のサイズを判定する原稿サイズ判定手段と
    を有することを特徴とする原稿サイズ検知装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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