JP2004170655A - 原稿サイズ検知装置および原稿サイズ検知方法およびプログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】処理時間の増大を最小限に抑えつつ、高精度な原稿サイズ検知を行う。
【解決手段】原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段54と、第1の原稿サイズ検知手段54とは異なる第2の原稿サイズ検知手段55とを有し、第1の原稿サイズ検知手段54によっては定型サイズとして検知されないときに第2の原稿サイズ検知手段55によって原稿サイズの検知を行なわせる。
【選択図】 図3
【解決手段】原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段54と、第1の原稿サイズ検知手段54とは異なる第2の原稿サイズ検知手段55とを有し、第1の原稿サイズ検知手段54によっては定型サイズとして検知されないときに第2の原稿サイズ検知手段55によって原稿サイズの検知を行なわせる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカラー複写機,カラープリンタ,カラーFAXなどの画像形成機器等に利用される原稿サイズ検知装置および原稿サイズ検知方法およびプログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機等の画像形成機器においては、従来より原稿サイズ検知装置を備えているものが多い。ここで、原稿サイズ検知とは、画像を読み取る際に、原稿のサイズを自動的に検知するものである。このような原稿サイズ検知がなされることにより、ユーザーが用紙サイズを手動で入力する手間が省け、原稿サイズに合った用紙が自動選択されて出力される。
【0003】
このような原稿サイズ検知には、主に、APSセンサによる方法と、スキャナ読み込みデータによる方法とがある。以下にそれぞれの方法について説明する。
【0004】
図4,図5,図6には、APSセンサを用いた原稿サイズ検知装置の例が示されている。図4を参照すると、APSセンサ29は、原稿台であるコンタクトガラス2の下方の所定位置に設けられている。APSセンサ29は、より詳細には、図5,図6に示すように、原稿面に対してLED光を照射する発光素子(LED)30と受光素子31とを有し、発光素子30の上方にグレーティング素子32が設けられたものとなっている。
【0005】
このような構成では、図5,図6に示すように、発光素子30から発光された光は、グレーティング素子32を通過し、3方向のビーム光に分散されて、原稿3を照射する。そして、原稿3からの反射光をそれぞれ受光素子31によって検出することによって原稿サイズを検知している。この原稿サイズ検知は、あらかじめ設定されたAPSセンサ29の出力の有無の組み合わせによって行われ、原稿サイズの確定は、原稿抑え板5が閉じたことをスイッチ33(図6)が検知したときに行われる。
【0006】
このAPSセンサによる原稿サイズ検知方法は、図5,図6の例の場合には、ビーム光が3方向に分散されるため、原稿台の3箇所についてのみ原稿があるか否かを検知することによってなされる。従って、APSセンサによる原稿サイズ検知方法は、基本的には、有限個の定型サイズの原稿を区別することしかできず、不定形サイズを検知するためには原稿台の膨大な数の箇所について検知する必要があり、現実的ではない。
【0007】
具体的に、APSセンサのみを搭載した複写機では、定型サイズ(B5,B4,A4,A3)よりも小さい原稿に対しては、原稿サイズを検知(判定)することができず、結局ユーザーが手動で用紙サイズを指定することになる。また、複写機には自動変倍機能というものがあり、これは、出力したい用紙サイズを指定すると、原稿を指定サイズに変倍して出力してくれる機能であるが、これも原稿サイズが自動判定されないと機能しない。
【0008】
一方、スキャナ読み込みデータによる原稿サイズ検知方法は、原稿をスキャンすることにより得られる画像データから、原稿サイズを自動的に判定するものである。スキャナ読み込みデータによる原稿サイズ検知方法を図7を参照して以下に説明する。
【0009】
図7は複写機のスキャナ部の概略図である。図7の例では、スキャナ部は、原稿面を照射するランプ(光源)7と、ミラー(光学系)10と、読み取った画像データを結像させるレンズ9と、CCD(光電荷変換素子)などのイメージセンサ8とによって構成され、原稿3の原稿面をランプ7により走査することによって、読み取りデータが変動する部分から原稿サイズを検知している。つまり、原稿3が通常の白紙である場合は、原稿の抑え板5を黒色(ブラックバック)とすれば、原稿3の存在するところは光が反射されるため、その光はイメージセンサ8に入力されるが、原稿の存在しないところは光が黒色の抑え板5に吸収され、イメージセンサ8には入力されない。よって、イメージセンサ8に入力される読み取りデータにより、白地部分の領域、すなわち原稿サイズが分かる。また、原稿が印画紙のようなものの場合には、原稿抑え板5が白色(ホワイトバック)である方が原稿サイズを検知しやすい。このように、スキャナ読み込みデータによる方法によれば、原稿が不定型サイズであっても、原稿サイズを検知することができる。
【0010】
スキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知機能を有する複写機では、通常はスキャナにより原稿を読み取りつつ、読み取ったデータから順に出力のための画像処理を施していく。しかし、スキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知機能を用いると、スキャナで原稿を最後まで読み取らないと原稿サイズを判定できないため、それまで画像処理を施すのを待つか、もしくは、検知用にプレスキャンを行う必要があり、処理時間が長くなるという欠点がある。
【0011】
また、従来では、例えば特許文献1に記載されているように、複数の原稿サイズ検知手段を持ち、それらの結果により総合的に原稿サイズを判定するものもあり、この場合には、より正確に原稿サイズを検知することができる。
【0012】
【特許文献1】
特開平11−205547号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数の原稿サイズ検知手段を持つ複写機においても、複数の原稿サイズ検知を行うことによって処理時間が長くなることが考えられる。これは、高精度な原稿サイズ検知を行うためには有効であるが、多くの場合、原稿は定型サイズであり、例えばAPSセンサのみで検知することが可能である。よって、複数の原稿サイズ検知手段を用いる必要がない場合も多く、常に複数の原稿サイズ検知を行うことで、無駄に処理時間が長くなっている。
【0014】
本発明は、処理時間の増大を最小限に抑えつつ、高精度な原稿サイズ検知を行うことの可能な原稿サイズ検知装置および原稿サイズ検知方法およびプログラムおよび記録媒体を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、第1の原稿サイズ検知手段によっては定型サイズとして検知されないときに第2の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知を行なわせるようになっていることを特徴としている。
【0016】
また、請求項2記載の発明は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、所定の条件に基づき、第1の原稿サイズ検知手段と第2の原稿サイズ検知手段のいずれかが選択されて原稿サイズの検知がなされるようになっていることを特徴としている。
【0017】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の原稿サイズ検知装置において、所定の条件として、ユーザーから印画紙モードを指定された場合には、第2の原稿サイズ検知手段が選択されるようになっていることを特徴としている。
【0018】
また、請求項4記載の発明は、請求項2記載の原稿サイズ検知装置において、所定の条件として、ユーザーから自動変倍モードを指定された場合には、第2の原稿サイズ検知手段が選択されるようになっていることを特徴としている。
【0019】
また、請求項5記載の発明は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1および第2の原稿サイズ検知手段のそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するのかが、所定の条件に基づいて選択されるようになっていることを特徴としている。
【0020】
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載の原稿サイズ検知装置において、所定の条件は、第1の原稿サイズ検知手段で原稿サイズが定型サイズと検知されるか否かということであり、定型サイズと検知されない場合には、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知が用いられるようになっていることを特徴としている。
【0021】
また、請求項7記載の発明は、請求項5記載の原稿サイズ検知装置において、所定の条件として、ユーザーから印画紙モードを指定された場合には、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知が用いられるようになっていることを特徴としている。
【0022】
また、請求項8記載の発明は、請求項5記載の原稿サイズ検知装置において、所定の条件として、ユーザーから自動変倍モードを指定された場合には、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知が用いられるようになっているようになっていることを特徴としている。
【0023】
また、請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の原稿サイズ検知装置において、第1の原稿サイズ検知手段は、APSセンサを利用した定型サイズ検知手段であり、第2の原稿サイズ検知手段は、スキャナ読み込みデータに基づく原稿サイズ検知手段であることを特徴としている。
【0024】
また、請求項10記載の発明は、請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の原稿サイズ検知装置において、第1の原稿サイズ検知手段は、原稿抑えがブラックバックであるスキャナ読み込みデータに基づき原稿サイズを検知するものであり、第2の原稿サイズ検知手段は、原稿抑えがホワイトバックであるスキャナ読み込みデータに基づき原稿サイズを検知するものであることを特徴としている。
【0025】
また、請求項11記載の発明は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、第1の原稿サイズ検知手段によっては定型サイズとして検知されないときに第2の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知を行なわせることを特徴としている。
【0026】
また、請求項12記載の発明は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、所定の条件に基づき、第1の原稿サイズ検知手段と第2の原稿サイズ検知手段のいずれかを選択して原稿サイズの検知を行なわせることを特徴としている。
【0027】
また、請求項13記載の発明は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1および第2の原稿サイズ検知手段のそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するのかを、所定の条件に基づいて選択することを特徴としている。
【0028】
また、請求項14記載の発明は、第1の原稿サイズ検知手段によっては定型サイズとして検知されないときに、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知を行なわせる処理をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
【0029】
また、請求項15記載の発明は、所定の条件に基づき、第1の原稿サイズ検知手段と第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段のいずれかを選択して原稿サイズの検知を行なわせる処理をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
【0030】
また、請求項16記載の発明は、第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1の原稿サイズ検知手段と第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とのそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するかを、所定の条件に基づいて選択する処理をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
【0031】
また、請求項17記載の発明は、第1の原稿サイズ検知手段によっては定型サイズとして検知されないときに、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知を行なわせる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0032】
また、請求項18記載の発明は、所定の条件に基づき、第1の原稿サイズ検知手段と第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段のいずれかを選択して原稿サイズの検知を行なわせる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0033】
また、請求項19記載の発明は、第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1の原稿サイズ検知手段と第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とのそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するかを、所定の条件に基づいて選択する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0035】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態の原稿サイズ検知装置は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、第1の原稿サイズ検知手段によっては定型サイズとして検知されないときに第2の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知を行なわせるようになっている。
【0036】
ここで、第1の原稿サイズ検知手段としてはAPSセンサを用いた定型サイズ検知手段を用い、また、第2の原稿サイズ検知手段としてはスキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知手段を用いることができる。なお、APSセンサを用いた原稿サイズ検知の仕方、スキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知の仕方は、前記した通りである。
【0037】
次に、第1の実施形態の原稿サイズ検知装置による原稿サイズ検知の処理動作例を図1のフローチャートを用いて説明する。
【0038】
図1を参照すると、まず、APSセンサによる原稿サイズ検知を行なう(ステップS1)。APSセンサによる原稿サイズ検知は、原稿台に原稿が置かれ、原稿抑え板が閉じられた時点でなされ、このとき、判定結果が確定する。その際、原稿サイズは、通常、B5,B4,A4,A3といった定型サイズとして検知(判定)されるが、定型サイズとして検知されない場合には判定不可となる。例えば、B5よりも小さいサイズの原稿は検知できない。このときには、不定型サイズと判断する。このように、APSセンサによる原稿サイズ検知では、原稿が定型サイズか否かを判定し(ステップS2)、定型サイズとして判定されれば、その結果を採用し(ステップS3)、この場合には、スキャナ読み取りデータによる第2の原稿サイズ検知は行わない。一方、ステップS2において、原稿が定型サイズとして検知されない場合(不定型サイズと判定した場合)は、スキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知を行ない(ステップS4)、その検知結果を採用する(ステップS5)。それにより、原稿サイズが不定型サイズであっても確実に検知することができる。
【0039】
このように、第1の実施形態の原稿サイズ検知装置では、原稿が定型サイズである場合は、APSセンサを用いたサイズ検知のみで済むため、処理時間を増大させずにサイズ検知を行うことができる。一方、原稿がAPSセンサでは検知できないサイズである場合には(例えば不定型サイズである場合には)、スキャナ読み取りデータによるサイズ検知が行われ、これによって、正確な原稿サイズを求めることができる。このように、必要なときにのみ第2の原稿サイズ検知手段を用いることで、正確な原稿サイズ検知を行うことができるとともに、処理時間の増大を最小限に抑えることができる。
【0040】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態の原稿サイズ検知装置は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、所定の条件に基づき、第1の原稿サイズ検知手段と第2の原稿サイズ検知手段のいずれかが選択されて原稿サイズの検知がなされるようになっている。
【0041】
ここで、第1の原稿サイズ検知手段としては、例えばAPSセンサを用いた定型サイズ検知手段を用い、また、第2の原稿サイズ検知手段としては、例えばスキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知手段を用いることができる。なお、APSセンサを用いた原稿サイズ検知の仕方、スキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知の仕方は、前記した通りである。
【0042】
この第2の実施形態の原稿サイズ検知装置において、所定の条件としては、例えば、ユーザーから印画紙(写真)モードを指定された場合がある。この場合、原稿は不定型サイズであることが多く、このときには、第2の原稿サイズ検知手段が選択され、スキャナ読み取りデータによる検知がなされ、これによって、正確な原稿サイズを検知することができる。ただし、印画紙原稿は、一般に暗めの色で構成されていることが多いと考えられるので、スキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知は、原稿抑え板にホワイトバックを用いることが好ましい。
【0043】
また、第2の実施形態の原稿サイズ検知装置において、所定の条件としては、例えば、ユーザーの指定によって自動変倍機能を用いる場合がある。自動変倍機能とは、原稿を、ユーザーが指定した用紙サイズに自動で変倍して出力する機能である。この機能は、原稿サイズが正確に分からないと、正しい倍率で出力することができない。よって、不定型サイズにも自動変倍機能を働かせるためには、スキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知を行うことが必要である。すなわち、このときも、第2の原稿サイズ検知手段が選択され、スキャナ読み取りデータによる検知がなされ、これによって、正確な原稿サイズを検知することができる。
【0044】
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態の原稿サイズ検知装置は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1および第2の原稿サイズ検知手段のそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するのかが、所定の条件に基づいて選択されるようになっている。
【0045】
この第3の実施形態の原稿サイズ検知装置において、所定の条件は、例えば、第1の原稿サイズ検知手段で原稿サイズが定型サイズと検知されるか否かということであり、定型サイズと検知されたときには、第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定し、定型サイズと検知されないときには、第1および第2の原稿サイズ検知手段のそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するようになっている(すなわち、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知が用いられるようになっている)。
【0046】
この場合の処理について、より具体的に説明する。いま、例えば、第1の原稿サイズ検知手段として、例えば、原稿抑え板がブラックバックであるスキャナ読み取りデータに基づき原稿サイズを検知するものを用い、第2の原稿サイズ検知手段として、例えば、原稿抑え板がホワイトバックであるスキャナ読み取りデータに基づき原稿サイズを検知するものを用いるとする。しかし、実際は原稿抑え板は1つであるので、原稿抑え板の下面が変色スクリーンであるとする。変色スクリーンは、例えば、液晶表示板でできており、液晶表示を変化させることにより、黒色,白色を切り換えることができる。
【0047】
このように、第1の原稿サイズ検知手段として、例えば、原稿抑え板がブラックバックであるスキャナ読み取りデータに基づき原稿サイズを検知するものを用い、第2の原稿サイズ検知手段として、例えば、原稿抑え板がホワイトバックであるスキャナ読み取りデータに基づき原稿サイズを検知するものを用いる場合の処理としては、例えば、まず、第1の原稿サイズ検知手段によって(すなわち、原稿抑え板をブラックバックにして)、原稿サイズを検知する。検知された原稿サイズがA4,B5等の定型サイズであった場合には、そのサイズを正しいとして採用する。逆に、検知された原稿サイズが定型サイズでなかった場合、もしくは検知不可能であった場合には、第2の原稿サイズ検知手段によって(すなわち、原稿抑え板をホワイトバックにして)、原稿サイズ検知を行い、その結果を採用する。このような検知の仕方は、例えば、図2に示すような黒縁の入った定型サイズの白紙原稿を検知する際に、誤判定されることを防ぐのに有効である。なぜなら、図2の原稿はブラックバックによる検知では縦X’、横Y’のサイズとして検知され、実際のサイズよりも小さいサイズと判定されるため、定型サイズとしては検知されない。しかし、実際は縦X、横Yの定型サイズの原稿であり、ホワイトバックによる検知では、定型サイズとして正しく検知される。
【0048】
なお、上述の例では、定型サイズとして検知されなかった場合に、第2の原稿サイズ検知手段による検知結果のみを用いたが、必ずしも第2の原稿サイズ検知手段による検知結果のみを採用しなくてもよく、第1,第2の原稿サイズ検出手段のそれぞれの原稿サイズ検知結果から総合的に原稿サイズを判定してもよい。例えば、第1,第2の原稿サイズ検出手段のそれぞれの原稿サイズ検知結果のうち、より大きいサイズと判定されたものを採用したり、2つのうち定型サイズと判定したものを採用したりすることもできる。
【0049】
また、第1の原稿サイズ検知手段によって定型サイズとして検知されなかった場合に限らず、ユーザーから印画紙モードや自動変倍機能を指定された場合に、例えば、第2の原稿サイズ検知手段によってホワイトバックによる原稿サイズ検知を行うようにしてもよい。
【0050】
換言すれば、第3の実施形態において、所定の条件は、第1の原稿サイズ検知手段で原稿サイズが定型サイズと検知されるか否かということであり、定型サイズと検知されない場合には、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知が用いられるようになっている。あるいは、所定の条件として、ユーザーから印画紙モードを指定された場合には、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知が用いられるようになっている。あるいは、所定の条件として、ユーザーから自動変倍モードを指定された場合には、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知が用いられるようになっている。
【0051】
このように、第3の実施形態においても、必要に応じて第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知を行うことにより、無駄な処理を省き、処理速度を高めることができる。
【0052】
なお、第1の原稿サイズ検知手段として、例えば、原稿抑え板がブラックバックであるスキャナ読み取りデータに基づき原稿サイズを検知するものを用い、第2の原稿サイズ検知手段として、例えば、原稿抑え板がホワイトバックであるスキャナ読み取りデータに基づき原稿サイズを検知するものを用いる場合に、上述した第3の実施形態における例では、必ず第1の原稿サイズ検知手段を用いているが、前述した第2の実施形態のように、条件に応じて、第1,第2の原稿サイズ検知手段のいずれかを選択して用いるようにすることもできる。
【0053】
例えば、ユーザーが印画紙モードを指定した場合には、第2の原稿サイズ検知手段を用い(原稿抑え板がホワイトバックであるスキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知を用い)、それ以外の場合は、第1の原稿サイズ検知手段を用いる(原稿抑え板がブラックバックであるスキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知を用いる)というように、第1,第2の原稿サイズ検知手段のいずれかを選択して原稿サイズ検知を行なわせることもできる。これは、前述したように、通常の原稿は用紙が白色であることが多く、ブラックバックを用いて検知することが適切であるが、印画紙は全体が暗い色で構成されていることが多いため、ホワイトバックを用いて検知することが適切であるからである。
【0054】
上述のように、本発明は、第1の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズ検知を行なった時に、原稿サイズが検知できなかった場合、もしくは検知結果を誤る可能性が比較的大きい場合にのみ、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知結果を考慮するようにしている。
【0055】
このように、必要になときにのみ、第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、処理時間の増大を最小限に抑えつつ、高精度な原稿サイズ検知を行うことができる。
【0056】
具体的には、第1の原稿サイズ検知手段による検知結果が不定型サイズであるかあるいは検知不可であった場合に第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、処理時間の増大を最小限に抑えつつ、高精度な原稿サイズ検知を行うことができる。
【0057】
また、本発明では、第2の実施形態で述べたように、第1の原稿サイズ検知手段,第2の原稿サイズ検知手段を所定条件によって選択して用いるようにすることもできる。
【0058】
このように、第1,第2の原稿サイズ検知手段を所定の条件に基づいて選択し、用いることによって、原稿に適切な原稿サイズ検知を用い、高精度な原稿サイズ検知を行うとともに、処理時間の増大を最小限に抑えることができる。
【0059】
具体的に、ユーザーから印画紙モードを指定された場合に第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、印画紙原稿に対しては高精度な原稿サイズ検知を行い、かつその他の原稿に対しては処理時間の増大を抑えることができる。
【0060】
また、ユーザーから自動変倍モードを指定された場合に第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、不定型の原稿に対しても確実に自動変倍を行い、かつその他の場合には処理時間の増大を抑えることができる。
【0061】
また、ユーザーから印画紙モードを指定された場合にホワイトバックによる原稿サイズ検知を用い、それ以外の場合にブラックバックによる原稿サイズ検知を用いることによって、原稿の種類に応じて適切な原稿サイズ検知を用い、高精度な原稿サイズ検知を行うとともに、処理時間の増大を最小限に抑えることができる。
【0062】
図3は本発明の原稿サイズ検知装置の構成例を示す図である。図3を参照すると、この原稿サイズ検知装置は、例えばパーソナルコンピュータ等で実現され、全体を制御するCPU51と、CPU51の制御プログラム等が記憶されているROM52と、CPU51のワークエリア等として使用されるRAM53と、第1の原稿サイズ検知手段(例えばAPSセンサ)54と、第2の原稿サイズ検知手段(例えばスキャナ)55と、操作部56とを有している。
【0063】
ここで、CPU51は、第1の原稿サイズ検知手段54によっては定型サイズとして検知されないときに第2の原稿サイズ検知手段55によって原稿サイズの検知を行なわせる機能、あるいは、所定の条件に基づき、第1の原稿サイズ検知手段54と第2の原稿サイズ検知手段55のいずれかを選択して原稿サイズの検知を行なわせる機能、あるいは、第1の原稿サイズ検知手段54からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1および第2の原稿サイズ検知手段54,55のそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するかを、所定の条件に基づいて選択する機能を有している。
【0064】
なお、CPU51におけるこのような機能は、プログラムの形で提供することができる。
【0065】
また、このようなプログラムは、例えばソフトウェアパッケージ(具体的には、CD−ROM等の記録媒体)の形で提供することができる。
【0066】
換言すれば、本発明の原稿サイズ検知装置は、スキャナ等を備えた汎用の計算機システムにCD−ROM等の記録媒体に記録されたプログラムを読み込ませて、この汎用計算機システムのマイクロプロセッサに処理を実行させる装置構成においても実施することが可能である。この場合、本発明の処理を実行するためのプログラム(すなわち、ハードウェアシステムで用いられるプログラム)は、媒体に記録された状態で提供される。プログラムなどが記録される記録媒体としては、CD−ROMに限られるものではなく、ROM,RAM,フレキシブルディスク,メモリカード等が用いられても良い。媒体に記録されたプログラムは、ハードウェアシステムに組み込まれている記憶装置、例えばハードディスクにインストールされ起動することにより、このプログラムを実行して、本発明の処理を実現することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1,請求項9,請求項10,請求項11,請求項14,請求項17記載の発明によれば、第1の原稿サイズ検知手段によって定型サイズとして検知されないときに第2の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知を行なわせるようになっており、必要になときにのみ、第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、処理時間の増大を最小限に抑えつつ、高精度な原稿サイズ検知を行うことができる。
【0068】
また、請求項2乃至請求項4,請求項9,請求項10,請求項12,請求項15,請求項18記載の発明によれば、第1,第2の原稿サイズ検知手段のいずれかが所定の条件に基づいて選択され、用いられることによって、原稿に適切な原稿サイズ検知を用い、高精度な原稿サイズ検知を行うとともに、処理時間の増大を最小限に抑えることができる。
【0069】
特に、請求項3記載の発明によれば、ユーザーから印画紙モードを指定された場合に第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、印画紙原稿に対しては高精度な原稿サイズ検知を行い、かつその他の原稿に対しては処理時間の増大を抑えることができる。
【0070】
また、請求項4記載の発明によれば、ユーザーから自動変倍モードを指定された場合に第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、不定型の原稿に対しても確実に自動変倍を行い、かつその他の場合には処理時間の増大を抑えることができる。
【0071】
また、請求項10記載の発明によれば、ユーザーから印画紙モードを指定された場合にホワイトバックによる原稿サイズ検知を用い、それ以外の場合にブラックバックによる原稿サイズ検知を用いることによって、原稿の種類応じて適切な原稿サイズ検知を用い、高精度な原稿サイズ検知を行うとともに、処理時間の増大を最小限に抑えることができる。
【0072】
また、請求項5乃至請求項10,請求項13,請求項16,請求項19記載の発明によれば、第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1および第2の原稿サイズ検知手段のそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するのかを、所定の条件に基づいて選択するようになっており、必要なときにのみ、第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、処理時間の増大を最小限に抑えつつ、高精度な原稿サイズ検知を行うことができる。
【0073】
特に、請求項6記載の発明によれば、第1の原稿サイズ検知手段で定型サイズと検知されない場合に第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、処理時間の増大を最小限に抑えつつ、高精度な原稿サイズ検知を行うことができる。
【0074】
また、請求項3記載の発明によれば、ユーザーから印画紙モードを指定された場合に第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、印画紙原稿に対しては高精度な原稿サイズ検知を行い、かつその他の原稿に対しては処理時間の増大を抑えることができる。
【0075】
また、請求項4記載の発明によれば、ユーザーから自動変倍モードを指定された場合に第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、不定型の原稿に対しても確実に自動変倍を行い、かつその他の場合には処理時間の増大を抑えることができる。
【0076】
また、請求項10記載の発明によれば、ユーザーから印画紙モードを指定された場合にホワイトバックによる原稿サイズ検知を用い、それ以外の場合にブラックバックによる原稿サイズ検知を用いることによって、原稿の種類応じて適切な原稿サイズ検知を用い、高精度な原稿サイズ検知を行うとともに、処理時間の増大を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の原稿サイズ検知装置による原稿サイズ検知の処理動作例を示すフロチャートである。
【図2】原稿サイズ検知の一例を説明するための図である。
【図3】本発明の原稿サイズ検知装置の構成例を示す図である。
【図4】APSセンサを用いた原稿サイズ検知装置の例を示す図である。
【図5】APSセンサを用いた原稿サイズ検知装置の例を示す図である。
【図6】APSセンサを用いた原稿サイズ検知装置の例を示す図である。
【図7】複写機のスキャナ部の概略図である。
【符号の説明】
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 第1の原稿サイズ検知手段
55 第2の原稿サイズ検知手段
56 操作部
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカラー複写機,カラープリンタ,カラーFAXなどの画像形成機器等に利用される原稿サイズ検知装置および原稿サイズ検知方法およびプログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機等の画像形成機器においては、従来より原稿サイズ検知装置を備えているものが多い。ここで、原稿サイズ検知とは、画像を読み取る際に、原稿のサイズを自動的に検知するものである。このような原稿サイズ検知がなされることにより、ユーザーが用紙サイズを手動で入力する手間が省け、原稿サイズに合った用紙が自動選択されて出力される。
【0003】
このような原稿サイズ検知には、主に、APSセンサによる方法と、スキャナ読み込みデータによる方法とがある。以下にそれぞれの方法について説明する。
【0004】
図4,図5,図6には、APSセンサを用いた原稿サイズ検知装置の例が示されている。図4を参照すると、APSセンサ29は、原稿台であるコンタクトガラス2の下方の所定位置に設けられている。APSセンサ29は、より詳細には、図5,図6に示すように、原稿面に対してLED光を照射する発光素子(LED)30と受光素子31とを有し、発光素子30の上方にグレーティング素子32が設けられたものとなっている。
【0005】
このような構成では、図5,図6に示すように、発光素子30から発光された光は、グレーティング素子32を通過し、3方向のビーム光に分散されて、原稿3を照射する。そして、原稿3からの反射光をそれぞれ受光素子31によって検出することによって原稿サイズを検知している。この原稿サイズ検知は、あらかじめ設定されたAPSセンサ29の出力の有無の組み合わせによって行われ、原稿サイズの確定は、原稿抑え板5が閉じたことをスイッチ33(図6)が検知したときに行われる。
【0006】
このAPSセンサによる原稿サイズ検知方法は、図5,図6の例の場合には、ビーム光が3方向に分散されるため、原稿台の3箇所についてのみ原稿があるか否かを検知することによってなされる。従って、APSセンサによる原稿サイズ検知方法は、基本的には、有限個の定型サイズの原稿を区別することしかできず、不定形サイズを検知するためには原稿台の膨大な数の箇所について検知する必要があり、現実的ではない。
【0007】
具体的に、APSセンサのみを搭載した複写機では、定型サイズ(B5,B4,A4,A3)よりも小さい原稿に対しては、原稿サイズを検知(判定)することができず、結局ユーザーが手動で用紙サイズを指定することになる。また、複写機には自動変倍機能というものがあり、これは、出力したい用紙サイズを指定すると、原稿を指定サイズに変倍して出力してくれる機能であるが、これも原稿サイズが自動判定されないと機能しない。
【0008】
一方、スキャナ読み込みデータによる原稿サイズ検知方法は、原稿をスキャンすることにより得られる画像データから、原稿サイズを自動的に判定するものである。スキャナ読み込みデータによる原稿サイズ検知方法を図7を参照して以下に説明する。
【0009】
図7は複写機のスキャナ部の概略図である。図7の例では、スキャナ部は、原稿面を照射するランプ(光源)7と、ミラー(光学系)10と、読み取った画像データを結像させるレンズ9と、CCD(光電荷変換素子)などのイメージセンサ8とによって構成され、原稿3の原稿面をランプ7により走査することによって、読み取りデータが変動する部分から原稿サイズを検知している。つまり、原稿3が通常の白紙である場合は、原稿の抑え板5を黒色(ブラックバック)とすれば、原稿3の存在するところは光が反射されるため、その光はイメージセンサ8に入力されるが、原稿の存在しないところは光が黒色の抑え板5に吸収され、イメージセンサ8には入力されない。よって、イメージセンサ8に入力される読み取りデータにより、白地部分の領域、すなわち原稿サイズが分かる。また、原稿が印画紙のようなものの場合には、原稿抑え板5が白色(ホワイトバック)である方が原稿サイズを検知しやすい。このように、スキャナ読み込みデータによる方法によれば、原稿が不定型サイズであっても、原稿サイズを検知することができる。
【0010】
スキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知機能を有する複写機では、通常はスキャナにより原稿を読み取りつつ、読み取ったデータから順に出力のための画像処理を施していく。しかし、スキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知機能を用いると、スキャナで原稿を最後まで読み取らないと原稿サイズを判定できないため、それまで画像処理を施すのを待つか、もしくは、検知用にプレスキャンを行う必要があり、処理時間が長くなるという欠点がある。
【0011】
また、従来では、例えば特許文献1に記載されているように、複数の原稿サイズ検知手段を持ち、それらの結果により総合的に原稿サイズを判定するものもあり、この場合には、より正確に原稿サイズを検知することができる。
【0012】
【特許文献1】
特開平11−205547号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、複数の原稿サイズ検知手段を持つ複写機においても、複数の原稿サイズ検知を行うことによって処理時間が長くなることが考えられる。これは、高精度な原稿サイズ検知を行うためには有効であるが、多くの場合、原稿は定型サイズであり、例えばAPSセンサのみで検知することが可能である。よって、複数の原稿サイズ検知手段を用いる必要がない場合も多く、常に複数の原稿サイズ検知を行うことで、無駄に処理時間が長くなっている。
【0014】
本発明は、処理時間の増大を最小限に抑えつつ、高精度な原稿サイズ検知を行うことの可能な原稿サイズ検知装置および原稿サイズ検知方法およびプログラムおよび記録媒体を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、第1の原稿サイズ検知手段によっては定型サイズとして検知されないときに第2の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知を行なわせるようになっていることを特徴としている。
【0016】
また、請求項2記載の発明は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、所定の条件に基づき、第1の原稿サイズ検知手段と第2の原稿サイズ検知手段のいずれかが選択されて原稿サイズの検知がなされるようになっていることを特徴としている。
【0017】
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の原稿サイズ検知装置において、所定の条件として、ユーザーから印画紙モードを指定された場合には、第2の原稿サイズ検知手段が選択されるようになっていることを特徴としている。
【0018】
また、請求項4記載の発明は、請求項2記載の原稿サイズ検知装置において、所定の条件として、ユーザーから自動変倍モードを指定された場合には、第2の原稿サイズ検知手段が選択されるようになっていることを特徴としている。
【0019】
また、請求項5記載の発明は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1および第2の原稿サイズ検知手段のそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するのかが、所定の条件に基づいて選択されるようになっていることを特徴としている。
【0020】
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載の原稿サイズ検知装置において、所定の条件は、第1の原稿サイズ検知手段で原稿サイズが定型サイズと検知されるか否かということであり、定型サイズと検知されない場合には、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知が用いられるようになっていることを特徴としている。
【0021】
また、請求項7記載の発明は、請求項5記載の原稿サイズ検知装置において、所定の条件として、ユーザーから印画紙モードを指定された場合には、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知が用いられるようになっていることを特徴としている。
【0022】
また、請求項8記載の発明は、請求項5記載の原稿サイズ検知装置において、所定の条件として、ユーザーから自動変倍モードを指定された場合には、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知が用いられるようになっているようになっていることを特徴としている。
【0023】
また、請求項9記載の発明は、請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の原稿サイズ検知装置において、第1の原稿サイズ検知手段は、APSセンサを利用した定型サイズ検知手段であり、第2の原稿サイズ検知手段は、スキャナ読み込みデータに基づく原稿サイズ検知手段であることを特徴としている。
【0024】
また、請求項10記載の発明は、請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の原稿サイズ検知装置において、第1の原稿サイズ検知手段は、原稿抑えがブラックバックであるスキャナ読み込みデータに基づき原稿サイズを検知するものであり、第2の原稿サイズ検知手段は、原稿抑えがホワイトバックであるスキャナ読み込みデータに基づき原稿サイズを検知するものであることを特徴としている。
【0025】
また、請求項11記載の発明は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、第1の原稿サイズ検知手段によっては定型サイズとして検知されないときに第2の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知を行なわせることを特徴としている。
【0026】
また、請求項12記載の発明は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、所定の条件に基づき、第1の原稿サイズ検知手段と第2の原稿サイズ検知手段のいずれかを選択して原稿サイズの検知を行なわせることを特徴としている。
【0027】
また、請求項13記載の発明は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1および第2の原稿サイズ検知手段のそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するのかを、所定の条件に基づいて選択することを特徴としている。
【0028】
また、請求項14記載の発明は、第1の原稿サイズ検知手段によっては定型サイズとして検知されないときに、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知を行なわせる処理をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
【0029】
また、請求項15記載の発明は、所定の条件に基づき、第1の原稿サイズ検知手段と第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段のいずれかを選択して原稿サイズの検知を行なわせる処理をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
【0030】
また、請求項16記載の発明は、第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1の原稿サイズ検知手段と第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とのそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するかを、所定の条件に基づいて選択する処理をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
【0031】
また、請求項17記載の発明は、第1の原稿サイズ検知手段によっては定型サイズとして検知されないときに、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知を行なわせる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0032】
また、請求項18記載の発明は、所定の条件に基づき、第1の原稿サイズ検知手段と第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段のいずれかを選択して原稿サイズの検知を行なわせる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0033】
また、請求項19記載の発明は、第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1の原稿サイズ検知手段と第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とのそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するかを、所定の条件に基づいて選択する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0035】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態の原稿サイズ検知装置は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、第1の原稿サイズ検知手段によっては定型サイズとして検知されないときに第2の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知を行なわせるようになっている。
【0036】
ここで、第1の原稿サイズ検知手段としてはAPSセンサを用いた定型サイズ検知手段を用い、また、第2の原稿サイズ検知手段としてはスキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知手段を用いることができる。なお、APSセンサを用いた原稿サイズ検知の仕方、スキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知の仕方は、前記した通りである。
【0037】
次に、第1の実施形態の原稿サイズ検知装置による原稿サイズ検知の処理動作例を図1のフローチャートを用いて説明する。
【0038】
図1を参照すると、まず、APSセンサによる原稿サイズ検知を行なう(ステップS1)。APSセンサによる原稿サイズ検知は、原稿台に原稿が置かれ、原稿抑え板が閉じられた時点でなされ、このとき、判定結果が確定する。その際、原稿サイズは、通常、B5,B4,A4,A3といった定型サイズとして検知(判定)されるが、定型サイズとして検知されない場合には判定不可となる。例えば、B5よりも小さいサイズの原稿は検知できない。このときには、不定型サイズと判断する。このように、APSセンサによる原稿サイズ検知では、原稿が定型サイズか否かを判定し(ステップS2)、定型サイズとして判定されれば、その結果を採用し(ステップS3)、この場合には、スキャナ読み取りデータによる第2の原稿サイズ検知は行わない。一方、ステップS2において、原稿が定型サイズとして検知されない場合(不定型サイズと判定した場合)は、スキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知を行ない(ステップS4)、その検知結果を採用する(ステップS5)。それにより、原稿サイズが不定型サイズであっても確実に検知することができる。
【0039】
このように、第1の実施形態の原稿サイズ検知装置では、原稿が定型サイズである場合は、APSセンサを用いたサイズ検知のみで済むため、処理時間を増大させずにサイズ検知を行うことができる。一方、原稿がAPSセンサでは検知できないサイズである場合には(例えば不定型サイズである場合には)、スキャナ読み取りデータによるサイズ検知が行われ、これによって、正確な原稿サイズを求めることができる。このように、必要なときにのみ第2の原稿サイズ検知手段を用いることで、正確な原稿サイズ検知を行うことができるとともに、処理時間の増大を最小限に抑えることができる。
【0040】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態の原稿サイズ検知装置は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、所定の条件に基づき、第1の原稿サイズ検知手段と第2の原稿サイズ検知手段のいずれかが選択されて原稿サイズの検知がなされるようになっている。
【0041】
ここで、第1の原稿サイズ検知手段としては、例えばAPSセンサを用いた定型サイズ検知手段を用い、また、第2の原稿サイズ検知手段としては、例えばスキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知手段を用いることができる。なお、APSセンサを用いた原稿サイズ検知の仕方、スキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知の仕方は、前記した通りである。
【0042】
この第2の実施形態の原稿サイズ検知装置において、所定の条件としては、例えば、ユーザーから印画紙(写真)モードを指定された場合がある。この場合、原稿は不定型サイズであることが多く、このときには、第2の原稿サイズ検知手段が選択され、スキャナ読み取りデータによる検知がなされ、これによって、正確な原稿サイズを検知することができる。ただし、印画紙原稿は、一般に暗めの色で構成されていることが多いと考えられるので、スキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知は、原稿抑え板にホワイトバックを用いることが好ましい。
【0043】
また、第2の実施形態の原稿サイズ検知装置において、所定の条件としては、例えば、ユーザーの指定によって自動変倍機能を用いる場合がある。自動変倍機能とは、原稿を、ユーザーが指定した用紙サイズに自動で変倍して出力する機能である。この機能は、原稿サイズが正確に分からないと、正しい倍率で出力することができない。よって、不定型サイズにも自動変倍機能を働かせるためには、スキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知を行うことが必要である。すなわち、このときも、第2の原稿サイズ検知手段が選択され、スキャナ読み取りデータによる検知がなされ、これによって、正確な原稿サイズを検知することができる。
【0044】
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態の原稿サイズ検知装置は、原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1および第2の原稿サイズ検知手段のそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するのかが、所定の条件に基づいて選択されるようになっている。
【0045】
この第3の実施形態の原稿サイズ検知装置において、所定の条件は、例えば、第1の原稿サイズ検知手段で原稿サイズが定型サイズと検知されるか否かということであり、定型サイズと検知されたときには、第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定し、定型サイズと検知されないときには、第1および第2の原稿サイズ検知手段のそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するようになっている(すなわち、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知が用いられるようになっている)。
【0046】
この場合の処理について、より具体的に説明する。いま、例えば、第1の原稿サイズ検知手段として、例えば、原稿抑え板がブラックバックであるスキャナ読み取りデータに基づき原稿サイズを検知するものを用い、第2の原稿サイズ検知手段として、例えば、原稿抑え板がホワイトバックであるスキャナ読み取りデータに基づき原稿サイズを検知するものを用いるとする。しかし、実際は原稿抑え板は1つであるので、原稿抑え板の下面が変色スクリーンであるとする。変色スクリーンは、例えば、液晶表示板でできており、液晶表示を変化させることにより、黒色,白色を切り換えることができる。
【0047】
このように、第1の原稿サイズ検知手段として、例えば、原稿抑え板がブラックバックであるスキャナ読み取りデータに基づき原稿サイズを検知するものを用い、第2の原稿サイズ検知手段として、例えば、原稿抑え板がホワイトバックであるスキャナ読み取りデータに基づき原稿サイズを検知するものを用いる場合の処理としては、例えば、まず、第1の原稿サイズ検知手段によって(すなわち、原稿抑え板をブラックバックにして)、原稿サイズを検知する。検知された原稿サイズがA4,B5等の定型サイズであった場合には、そのサイズを正しいとして採用する。逆に、検知された原稿サイズが定型サイズでなかった場合、もしくは検知不可能であった場合には、第2の原稿サイズ検知手段によって(すなわち、原稿抑え板をホワイトバックにして)、原稿サイズ検知を行い、その結果を採用する。このような検知の仕方は、例えば、図2に示すような黒縁の入った定型サイズの白紙原稿を検知する際に、誤判定されることを防ぐのに有効である。なぜなら、図2の原稿はブラックバックによる検知では縦X’、横Y’のサイズとして検知され、実際のサイズよりも小さいサイズと判定されるため、定型サイズとしては検知されない。しかし、実際は縦X、横Yの定型サイズの原稿であり、ホワイトバックによる検知では、定型サイズとして正しく検知される。
【0048】
なお、上述の例では、定型サイズとして検知されなかった場合に、第2の原稿サイズ検知手段による検知結果のみを用いたが、必ずしも第2の原稿サイズ検知手段による検知結果のみを採用しなくてもよく、第1,第2の原稿サイズ検出手段のそれぞれの原稿サイズ検知結果から総合的に原稿サイズを判定してもよい。例えば、第1,第2の原稿サイズ検出手段のそれぞれの原稿サイズ検知結果のうち、より大きいサイズと判定されたものを採用したり、2つのうち定型サイズと判定したものを採用したりすることもできる。
【0049】
また、第1の原稿サイズ検知手段によって定型サイズとして検知されなかった場合に限らず、ユーザーから印画紙モードや自動変倍機能を指定された場合に、例えば、第2の原稿サイズ検知手段によってホワイトバックによる原稿サイズ検知を行うようにしてもよい。
【0050】
換言すれば、第3の実施形態において、所定の条件は、第1の原稿サイズ検知手段で原稿サイズが定型サイズと検知されるか否かということであり、定型サイズと検知されない場合には、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知が用いられるようになっている。あるいは、所定の条件として、ユーザーから印画紙モードを指定された場合には、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知が用いられるようになっている。あるいは、所定の条件として、ユーザーから自動変倍モードを指定された場合には、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知が用いられるようになっている。
【0051】
このように、第3の実施形態においても、必要に応じて第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知を行うことにより、無駄な処理を省き、処理速度を高めることができる。
【0052】
なお、第1の原稿サイズ検知手段として、例えば、原稿抑え板がブラックバックであるスキャナ読み取りデータに基づき原稿サイズを検知するものを用い、第2の原稿サイズ検知手段として、例えば、原稿抑え板がホワイトバックであるスキャナ読み取りデータに基づき原稿サイズを検知するものを用いる場合に、上述した第3の実施形態における例では、必ず第1の原稿サイズ検知手段を用いているが、前述した第2の実施形態のように、条件に応じて、第1,第2の原稿サイズ検知手段のいずれかを選択して用いるようにすることもできる。
【0053】
例えば、ユーザーが印画紙モードを指定した場合には、第2の原稿サイズ検知手段を用い(原稿抑え板がホワイトバックであるスキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知を用い)、それ以外の場合は、第1の原稿サイズ検知手段を用いる(原稿抑え板がブラックバックであるスキャナ読み取りデータによる原稿サイズ検知を用いる)というように、第1,第2の原稿サイズ検知手段のいずれかを選択して原稿サイズ検知を行なわせることもできる。これは、前述したように、通常の原稿は用紙が白色であることが多く、ブラックバックを用いて検知することが適切であるが、印画紙は全体が暗い色で構成されていることが多いため、ホワイトバックを用いて検知することが適切であるからである。
【0054】
上述のように、本発明は、第1の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズ検知を行なった時に、原稿サイズが検知できなかった場合、もしくは検知結果を誤る可能性が比較的大きい場合にのみ、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知結果を考慮するようにしている。
【0055】
このように、必要になときにのみ、第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、処理時間の増大を最小限に抑えつつ、高精度な原稿サイズ検知を行うことができる。
【0056】
具体的には、第1の原稿サイズ検知手段による検知結果が不定型サイズであるかあるいは検知不可であった場合に第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、処理時間の増大を最小限に抑えつつ、高精度な原稿サイズ検知を行うことができる。
【0057】
また、本発明では、第2の実施形態で述べたように、第1の原稿サイズ検知手段,第2の原稿サイズ検知手段を所定条件によって選択して用いるようにすることもできる。
【0058】
このように、第1,第2の原稿サイズ検知手段を所定の条件に基づいて選択し、用いることによって、原稿に適切な原稿サイズ検知を用い、高精度な原稿サイズ検知を行うとともに、処理時間の増大を最小限に抑えることができる。
【0059】
具体的に、ユーザーから印画紙モードを指定された場合に第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、印画紙原稿に対しては高精度な原稿サイズ検知を行い、かつその他の原稿に対しては処理時間の増大を抑えることができる。
【0060】
また、ユーザーから自動変倍モードを指定された場合に第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、不定型の原稿に対しても確実に自動変倍を行い、かつその他の場合には処理時間の増大を抑えることができる。
【0061】
また、ユーザーから印画紙モードを指定された場合にホワイトバックによる原稿サイズ検知を用い、それ以外の場合にブラックバックによる原稿サイズ検知を用いることによって、原稿の種類に応じて適切な原稿サイズ検知を用い、高精度な原稿サイズ検知を行うとともに、処理時間の増大を最小限に抑えることができる。
【0062】
図3は本発明の原稿サイズ検知装置の構成例を示す図である。図3を参照すると、この原稿サイズ検知装置は、例えばパーソナルコンピュータ等で実現され、全体を制御するCPU51と、CPU51の制御プログラム等が記憶されているROM52と、CPU51のワークエリア等として使用されるRAM53と、第1の原稿サイズ検知手段(例えばAPSセンサ)54と、第2の原稿サイズ検知手段(例えばスキャナ)55と、操作部56とを有している。
【0063】
ここで、CPU51は、第1の原稿サイズ検知手段54によっては定型サイズとして検知されないときに第2の原稿サイズ検知手段55によって原稿サイズの検知を行なわせる機能、あるいは、所定の条件に基づき、第1の原稿サイズ検知手段54と第2の原稿サイズ検知手段55のいずれかを選択して原稿サイズの検知を行なわせる機能、あるいは、第1の原稿サイズ検知手段54からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1および第2の原稿サイズ検知手段54,55のそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するかを、所定の条件に基づいて選択する機能を有している。
【0064】
なお、CPU51におけるこのような機能は、プログラムの形で提供することができる。
【0065】
また、このようなプログラムは、例えばソフトウェアパッケージ(具体的には、CD−ROM等の記録媒体)の形で提供することができる。
【0066】
換言すれば、本発明の原稿サイズ検知装置は、スキャナ等を備えた汎用の計算機システムにCD−ROM等の記録媒体に記録されたプログラムを読み込ませて、この汎用計算機システムのマイクロプロセッサに処理を実行させる装置構成においても実施することが可能である。この場合、本発明の処理を実行するためのプログラム(すなわち、ハードウェアシステムで用いられるプログラム)は、媒体に記録された状態で提供される。プログラムなどが記録される記録媒体としては、CD−ROMに限られるものではなく、ROM,RAM,フレキシブルディスク,メモリカード等が用いられても良い。媒体に記録されたプログラムは、ハードウェアシステムに組み込まれている記憶装置、例えばハードディスクにインストールされ起動することにより、このプログラムを実行して、本発明の処理を実現することができる。
【0067】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1,請求項9,請求項10,請求項11,請求項14,請求項17記載の発明によれば、第1の原稿サイズ検知手段によって定型サイズとして検知されないときに第2の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知を行なわせるようになっており、必要になときにのみ、第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、処理時間の増大を最小限に抑えつつ、高精度な原稿サイズ検知を行うことができる。
【0068】
また、請求項2乃至請求項4,請求項9,請求項10,請求項12,請求項15,請求項18記載の発明によれば、第1,第2の原稿サイズ検知手段のいずれかが所定の条件に基づいて選択され、用いられることによって、原稿に適切な原稿サイズ検知を用い、高精度な原稿サイズ検知を行うとともに、処理時間の増大を最小限に抑えることができる。
【0069】
特に、請求項3記載の発明によれば、ユーザーから印画紙モードを指定された場合に第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、印画紙原稿に対しては高精度な原稿サイズ検知を行い、かつその他の原稿に対しては処理時間の増大を抑えることができる。
【0070】
また、請求項4記載の発明によれば、ユーザーから自動変倍モードを指定された場合に第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、不定型の原稿に対しても確実に自動変倍を行い、かつその他の場合には処理時間の増大を抑えることができる。
【0071】
また、請求項10記載の発明によれば、ユーザーから印画紙モードを指定された場合にホワイトバックによる原稿サイズ検知を用い、それ以外の場合にブラックバックによる原稿サイズ検知を用いることによって、原稿の種類応じて適切な原稿サイズ検知を用い、高精度な原稿サイズ検知を行うとともに、処理時間の増大を最小限に抑えることができる。
【0072】
また、請求項5乃至請求項10,請求項13,請求項16,請求項19記載の発明によれば、第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1および第2の原稿サイズ検知手段のそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するのかを、所定の条件に基づいて選択するようになっており、必要なときにのみ、第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、処理時間の増大を最小限に抑えつつ、高精度な原稿サイズ検知を行うことができる。
【0073】
特に、請求項6記載の発明によれば、第1の原稿サイズ検知手段で定型サイズと検知されない場合に第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、処理時間の増大を最小限に抑えつつ、高精度な原稿サイズ検知を行うことができる。
【0074】
また、請求項3記載の発明によれば、ユーザーから印画紙モードを指定された場合に第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、印画紙原稿に対しては高精度な原稿サイズ検知を行い、かつその他の原稿に対しては処理時間の増大を抑えることができる。
【0075】
また、請求項4記載の発明によれば、ユーザーから自動変倍モードを指定された場合に第2の原稿サイズ検知手段を用いることによって、不定型の原稿に対しても確実に自動変倍を行い、かつその他の場合には処理時間の増大を抑えることができる。
【0076】
また、請求項10記載の発明によれば、ユーザーから印画紙モードを指定された場合にホワイトバックによる原稿サイズ検知を用い、それ以外の場合にブラックバックによる原稿サイズ検知を用いることによって、原稿の種類応じて適切な原稿サイズ検知を用い、高精度な原稿サイズ検知を行うとともに、処理時間の増大を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の原稿サイズ検知装置による原稿サイズ検知の処理動作例を示すフロチャートである。
【図2】原稿サイズ検知の一例を説明するための図である。
【図3】本発明の原稿サイズ検知装置の構成例を示す図である。
【図4】APSセンサを用いた原稿サイズ検知装置の例を示す図である。
【図5】APSセンサを用いた原稿サイズ検知装置の例を示す図である。
【図6】APSセンサを用いた原稿サイズ検知装置の例を示す図である。
【図7】複写機のスキャナ部の概略図である。
【符号の説明】
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 第1の原稿サイズ検知手段
55 第2の原稿サイズ検知手段
56 操作部
Claims (19)
- 原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、第1の原稿サイズ検知手段によっては定型サイズとして検知されないときに第2の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知を行なわせるようになっていることを特徴とする原稿サイズ検知装置。
- 原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、所定の条件に基づき、第1の原稿サイズ検知手段と第2の原稿サイズ検知手段のいずれかが選択されて原稿サイズの検知がなされるようになっていることを特徴とする原稿サイズ検知装置。
- 請求項2記載の原稿サイズ検知装置において、所定の条件として、ユーザーから印画紙モードを指定された場合には、第2の原稿サイズ検知手段が選択されるようになっていることを特徴とする原稿サイズ検知装置。
- 請求項2記載の原稿サイズ検知装置において、所定の条件として、ユーザーから自動変倍モードを指定された場合には、第2の原稿サイズ検知手段が選択されるようになっていることを特徴とする原稿サイズ検知装置。
- 原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1および第2の原稿サイズ検知手段のそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するのかが、所定の条件に基づいて選択されるようになっていることを特徴とする原稿サイズ検知装置。
- 請求項5記載の原稿サイズ検知装置において、所定の条件は、第1の原稿サイズ検知手段で原稿サイズが定型サイズと検知されるか否かということであり、定型サイズと検知されない場合には、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知が用いられるようになっていることを特徴とする原稿サイズ検知装置。
- 請求項5記載の原稿サイズ検知装置において、所定の条件として、ユーザーから印画紙モードを指定された場合には、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知が用いられるようになっていることを特徴とする原稿サイズ検知装置。
- 請求項5記載の原稿サイズ検知装置において、所定の条件として、ユーザーから自動変倍モードを指定された場合には、第2の原稿サイズ検知手段による原稿サイズ検知が用いられるようになっているようになっていることを特徴とする原稿サイズ検知装置。
- 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の原稿サイズ検知装置において、第1の原稿サイズ検知手段は、APSセンサを利用した定型サイズ検知手段であり、第2の原稿サイズ検知手段は、スキャナ読み込みデータに基づく原稿サイズ検知手段であることを特徴とする原稿サイズ検知装置。
- 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の原稿サイズ検知装置において、第1の原稿サイズ検知手段は、原稿抑えがブラックバックであるスキャナ読み込みデータに基づき原稿サイズを検知するものであり、第2の原稿サイズ検知手段は、原稿抑えがホワイトバックであるスキャナ読み込みデータに基づき原稿サイズを検知するものであることを特徴とする原稿サイズ検知装置。
- 原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、第1の原稿サイズ検知手段によっては定型サイズとして検知されないときに第2の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知を行なわせることを特徴とする原稿サイズ検知方法。
- 原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、所定の条件に基づき、第1の原稿サイズ検知手段と第2の原稿サイズ検知手段のいずれかを選択して原稿サイズの検知を行なわせることを特徴とする原稿サイズ検知方法。
- 原稿のサイズを検知する第1の原稿サイズ検知手段と、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とを有し、第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1および第2の原稿サイズ検知手段のそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するのかを、所定の条件に基づいて選択することを特徴とする原稿サイズ検知方法。
- 第1の原稿サイズ検知手段によっては定型サイズとして検知されないときに、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知を行なわせる処理をコンピュータに実現させるためのプログラム。
- 所定の条件に基づき、第1の原稿サイズ検知手段と第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段のいずれかを選択して原稿サイズの検知を行なわせる処理をコンピュータに実現させるためのプログラム。
- 第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1の原稿サイズ検知手段と第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とのそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するかを、所定の条件に基づいて選択する処理をコンピュータに実現させるためのプログラム。
- 第1の原稿サイズ検知手段によっては定型サイズとして検知されないときに、第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段によって原稿サイズの検知を行なわせる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 所定の条件に基づき、第1の原稿サイズ検知手段と第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段のいずれかを選択して原稿サイズの検知を行なわせる処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 第1の原稿サイズ検知手段からの検知結果のみによって原稿サイズを決定するのか、または、第1の原稿サイズ検知手段と第1の原稿サイズ検知手段とは異なる第2の原稿サイズ検知手段とのそれぞれの検知結果に基づいて総合的に原稿サイズを決定するかを、所定の条件に基づいて選択する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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