JP2009164765A - 原稿読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】誤った検出サイズ情報に基づき実際の原稿サイズと適合しない用紙に画像が印刷されることを防止する。
【解決手段】プラテンガラス上の原稿を読み取る原稿読取装置であって、プラテンガラスの上方にヒンジ装置によって開閉自在に取り付けられたプラテンカバーと、プラテンカバーの開閉角度が所定角度となったことを検出する角度検出センサS10と、プラテンガラスの下方に設けられた複数の原稿サイズ検出センサS1〜S5と、プラテンカバーが所定角度における原稿サイズ検出センサS1〜S5の原稿検出状態に基づいて原稿のサイズを特定するサイズ判別部43と、プラテンカバーの閉じられる速度を検出する開閉速度検出センサS11と、検出されたプラテンカバーの閉じ速度に基づき原稿サイズ判別部43で判別された原稿サイズが誤りであるか否かを判定する誤検出判定部42とを設けた。
【選択図】図8
【解決手段】プラテンガラス上の原稿を読み取る原稿読取装置であって、プラテンガラスの上方にヒンジ装置によって開閉自在に取り付けられたプラテンカバーと、プラテンカバーの開閉角度が所定角度となったことを検出する角度検出センサS10と、プラテンガラスの下方に設けられた複数の原稿サイズ検出センサS1〜S5と、プラテンカバーが所定角度における原稿サイズ検出センサS1〜S5の原稿検出状態に基づいて原稿のサイズを特定するサイズ判別部43と、プラテンカバーの閉じられる速度を検出する開閉速度検出センサS11と、検出されたプラテンカバーの閉じ速度に基づき原稿サイズ判別部43で判別された原稿サイズが誤りであるか否かを判定する誤検出判定部42とを設けた。
【選択図】図8
Description
本発明は、原稿の画像を読み取る原稿読取装置に関するものであり、詳しくはプラテン上に載置された原稿のサイズを検出する検出制御に関する。
従来、原稿の画像を読み取る原稿読取装置は、読み取られる原稿が載置されるプラテンガラスと、プラテンガラス上の原稿を覆う白色部材を有するプラテンカバーと、プラテンガラスの下方に配置されて所定の方向に移動して原稿を読取走査する読取センサユニットとを備えている。
このような読取装置においては、原稿を読み取る前にプラテンガラス上に載置された原稿のサイズを検出し、その検出結果を印刷装置など画像形成装置に送信している。これによって、複写機やプリンタなどの画像形成装置では原稿サイズに適合した用紙サイズや複写倍率に適合した用紙サイズが自動的に決定され、適合サイズの用紙を予め給紙させておくことができる機能を有している。
上述したプラテンガラス上の原稿のサイズ検出は、プラテンカバーが所定角度閉められたことを検出する開閉センサと、プラテンガラスの下方の各原稿サイズに応じた位置に配置され、配置された位置の原稿の有無を検出する複数の光学系の原稿サイズセンサとを設け、プラテンカバーが所定角度閉められたことを開閉センサが検出したときの各原稿サイズセンサの出力信号状態によって自動的に原稿サイズを検出する方法が一般的に知られている。(例えば、特許文献1、特許文献2。)
ところで、この検出方法で確実に原稿のザイズを検出するためには、プラテンカバーが適正な角度範囲で検出する必要がある。この適正な角度範囲は、外乱光やプラテンカバーの白色部材の反射光が原稿サイズセンサの検出に影響を与えない範囲としている。
ところで、この検出方法で確実に原稿のザイズを検出するためには、プラテンカバーが適正な角度範囲で検出する必要がある。この適正な角度範囲は、外乱光やプラテンカバーの白色部材の反射光が原稿サイズセンサの検出に影響を与えない範囲としている。
前述した従来の検出方法では、プラテンカバーがサイズ検出に適正な角度まで閉められた時点で開閉センサが検出信号を発生し、この検出信号により各原稿サイズセンサの出力信号の状態をCPU(マイクロプロッセッサ)で読み取り、原稿サイズを判断している。
しかしながら、CPUは複数の処理を同時に実行しているため、開閉センサが検出信号を発生してから実際にCPUが各原稿サイズセンサの出力信号状態を読み取るまでにタイムラグが生じる。そして、このタイムラグが長くなると、適正なプラテンカバーの閉角度範囲以下でCPUが各原稿サイズセンサの出力信号状態を読み取ることとなる。これにより、誤った原稿サイズを検出するとの問題が生じる。これはプラテンカバーの開閉速度が速い場合に度々起こる。
誤った原稿サイズが検出されると画像形成装置では実際の原稿サイズまたは倍率に適合したサイズの用紙が選択されずに、異なったサイズの用紙が選択される。そして、誤って選択されたサイズの用紙が実際の原稿サイズまたは倍率に適合したサイズの用紙よりも小さい場合は画像が用紙からはみ出して印刷され、一方、誤って選択されたサイズの用紙が実際の原稿サイズまたは倍率に適合したサイズの用紙よりも大きい場合は用紙の殆んどが余白部となり、問題となっている。また、誤ったサイズに印刷された用紙の殆んどは捨てられることとなり、無駄な用紙の発生の原因にもなっている。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、原稿のサイズを誤検出しても、誤ったサイズ情報を画像形成装置に送信することのない、すなわち原稿サイズの検出結果の良否を判断できる原稿読取装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明は、原稿が載置される読取プラテンと、この読取プラテン上の原稿を読み取る読取手段、読取プラテン上に開閉自在に設けられたプラテンカバーと、プラテンカバーの開閉角度が所定角度となったことを検出する開閉検出手段と、読取プラテンの下方に設けられた原稿検出手段と、開閉検出手段が前記プラテンカバーの開閉角度が所定角度になったことを検出したときの原稿検出手段の原稿検出状態に基づいて原稿のサイズを特定する原稿サイズ判別手段とを備えた原稿読取装置において、プラテンカバーの閉じられる速度を検出する開閉速度検出手段と、開閉速度検出手段で検出されたプラテンカバーの閉じ速度に基づき原稿サイズ判別手段で判別された原稿サイズが誤りであるか否かを判定する判定手段とを設けた。
上記のように構成された本発明の装置によれば、プラテンカバーの閉じられる速度を検出する開閉速度検出手段と、開閉速度検出手段の検出速度に基づき原稿サイズ判別手段で判別された原稿サイズの良否を判定する判定手段を設け、誤ったサイズ情報を発信する前に検出原稿サイズの良否を判定するようにしたので、実際の原稿サイズに基づいたサイズの用紙が選択されずに使用者が所望したサイズと異なる用紙に印字が施されることを未然に防止することができる。
図1は、本発明の係る原稿読取装置の構成を示す断面図であり、また図2は原稿読取装置の上部に取り付けられたプラテンカバーの開状態を示す斜視図である。
原稿読取装置1の上部には原稿を載置するためのプラテンガラス10が設けられており、また原稿読取装置1の上方にはプラテンカバー2が取り付けられている。
プラテンカバー2とプラテンカバー2の背面にはプラテンガラス10上の原稿を押圧するための弾性部材としてのスポンジ6とプラテンガラス10を覆う白色フィルム5が設けられている。そして、スポンジ6はプラテンカバー2の背面に、また白色フィルム5はスポンジ6に貼り付けられており、プラテンカバー2、スポンジ6、白色フィルム5は一体に構成され、プラテンガラス10を覆うためのカバー手段をなしている。
ここで、図2に示すように原稿読取装置1のリア側には2つのヒンジ装置3が取り付けられている。このヒンジ装置3は、プラテンガラス10に対して開閉自在となるようにプラテンカバー2を支持している。そして、このヒンジ装置3によってプラテンカバー1を閉状態にすることでプラテンガラス10上に原稿を載置可能とし、プラテンカバー2を閉状態にすることでプラテンガラス10上の原稿が白色フィルム部材5によって押圧する。
次に、原稿読取装置1について図1に基づき具体的に説明すると、原稿読取装置1内には、プラテンガラス10上の原稿を読み取る読み取り手段が設けられている。原稿読取手段は、プラテンガラス10を透過して原稿面に光を照射するランプなどの光源11及び原稿からの光を反射する第1の反射手段としてのミラー12を有する第1のキャリッジ20と、この第1のキャリッジ20と連動して第1ミラー12からの光を反射する第2の反射手段としての第2、第3ミラー13、14を有する第2のキャリッジ21と、第3ミラー14からの反射光を集光するレンズ15と、レンズ15からの光を受光してこれを電気信号に変換する光電変換手段16と、を備えている。
このような構成によって、光源11から原稿面に照射された光は第1、第2、第3ミラー12、13、14により反射され、集光レンズ15を介して光電変換手段16に入射する。そして、走査した画像の光は、光電変換手段16により電気信号に変換され、原稿画像の濃淡が電気信号レベルの高低に変換されて画像データとして読み取られる。読み取られた画像データは画像処理手段としての画像処理基板17で画像処理が施されて、画像形成装置などに転送される。
なお、本実施の形態では、光電変換手段16としてCCDラインセンサを用いている。このCCDラインセンサはプラテンガラス10の短手方向に沿った主走査方向に配列された多数の光電変換素子を備え、各光電変換素子に入射される原稿からの反射光の光量を電気信号に変換して出力する。さらに、光源11、各ミラー12、13、14は主走査方向にそれぞれ延設しており、原稿からの反射光を主走査方向に長いスリット状の光が各光電変換素子に入射されるようにしている。また、原稿面から3枚のミラー12、13、14を介してレンズ15に至るまでの光路の長さが常に一定となるよう、第1キャリッジ20は第2キャリッジ21の倍のスピードVで副走査されるような構造となっている。つまり、第1キャリッジ20の移動範囲に対して、第2キャリッジ21はその半分の移動範囲を移動できるようになっている。このような構成によって、第1、第2キャリッジ20、21は副走査方向に移動しながら原稿画像を主走査方向の1ライン毎に順次読み取られる。
原稿読取装置1にはプラテンガラス10上に載置された原稿のサイズを検出するためのサイズ検出手段としての複数のサイズ検出センサが設けられている。図4はサイズ検出センサの配置を示す説明図であり、この図4に基づきサイズ検出手段について説明する。
図4に示すようにサイズ検出センサS1〜S5は、例えば、発光素子と受光素子から構成されており、受光素子がプラテンガラス10上の原稿の反射光を受光するか否かによって各サイズ検出センサS1〜S5に対応した箇所に原稿があるか否かの検知を行う。そして、各サイズ検出センサS1〜S5はプラテンガラス10上に載置される原稿サイズに基づいて配置されている。ここでは、プラテンガラス10上に載置される4種類のサイズの原稿がA3ヨコ、B4ヨコ、A4ヨコ、B5ヨコ、A4タテ、B5タテの6種類の載置方法で載置されるようになっている。そして、原稿の幅方向(主走査方向)に並べて配置されたサイズ検出センサS1〜S4は、プラテンガラス10上に載置される異なる原稿幅サイズに対応して配置されており、サイズ検出センサS5は原稿の幅方向が同一で長さ方向が異なるサイズの原稿を対応して配置されている。そして、表1に示すように各サイズ検出センサS1〜S5の検出信号の組み合わせから原稿サイズを特定する。
上記の実施の形態においては、複数のサイズ検出センサを用いて原稿の幅方向のサイズを検出するようにしたが、CCDラインセンサによって主走査方向の1ラインまたは2〜3ライン分の画像を読み取り、その読み取りデータから異なる原稿幅サイズに対応した部分の画像データを抽出し、抽出データに基づき原稿幅サイズを特定するようにしてもよい。
原稿読取装置1で特定された原稿サイズ情報は、図3に示すような複写機やプリンタなどの画像形成装置100にて受信され、画像形成装置100ではこのサイズ情報に基づき用紙サイズが決定される。そして、複数のカセット101から決定されたサイズの用紙が収納されたカセットが選択される。この選択されたカセットから用紙が搬送され、画像形成部102にて印字が施されて排紙部103に排出される。
ここで、画像読取手段1には、前述したプラテンカバー2の開閉角度を検出するカバー角度検出手段が設けられている。図5はカバー角度検出手段と後述するカバー速度検出手段の構成を示す拡大断面図であり、図6はカバー角度検出手段の構成を示す断面図である。図5に示すようにカバー角度検出手段は、プラテンカバー2の底面に設けられた検出フラグ30と、画像形成装置1側に設けられた角度検出センサS10からなる。そして、角度検出センサS10は発光素子と受光素子からなり、また検出フラグ30にはプラテンカバー2が所定の角度になった時に角度検出センサS10の発光素子から受光素子への光が遮断されるように第1の切欠31が形成されている。すなわち、プラテンカバー2が開いた状態から閉じる際にプラテンカバー2の開じ方向への回動に伴って検出フラグ30が移動する。そして、図6に示すようにプラテンカバー2が所定の角度に到達すると、検出フラグ30が角度検出センサS10によって検出されるように構成されている。
この検出フラグ30と角度検出センサS10により構成されるカバー角度検出手段によって、プラテンカバー2が所定角度に到達したことが検出されると、各サイズ検出センサS1〜S5の発光素子が短時間点灯し、原稿により反射された反射光が各受光素子に入射することにより、上述した原稿サイズの検出が行われる。
つまり、プラテンカバー2の背面に設けられた白色フィルム部材5は白色となっているので、プラテンカバー2を完全に閉じた位置で原稿サイズを検出すると、原稿と白色フィルム部材との識別が困難となる。一方、プラテンカバー2を所定角度以上解放した位置で原稿サイズを検出すると、室内の照明光が外乱光として作用する。
したがって、これらの不都合を解消するために、プラテンカバー2をある程度開いた位置で、原稿サイズの検出を行う必要がある。本実施の形態においては、プラテンカバー2が15°となった時点で原稿サイズの検出を行うように検出フラグ30の第1の切欠31を形成している。これは、ヒンジ装置による高さ調整や部品の取り付け誤差を考慮したうえで適正な開閉角度範囲である20°〜10°内で検出が行われるようにするためである。
しかし、プラテンカバー2が所定角度となった時点で原稿サイズの検出する場合、角度センサが検出してから各サイズ検出センサが検出するまでのタイムラグなどによって、確実に原稿サイズが検出できる所定の角度範囲内で原稿サイズの検出できない場合がある。このため、本実施の形態においては、プラテンカバー2の開閉速度を検出する速度検出手段を設け、このプラテンカバー2が所定の速度以上で閉じられた場合は、正しいサイズを検出したか否か不明であるため、サイズの誤検出として処理するようにしている。
図7(a)(b)はカバー速度検出手段の構成及びその作用を示す断面図である。図5に示すように速度検出手段は検出フラグ30に形成した第2の切欠32と速度検出センサS11を備えている。そして、図7(a)(b)に示すように速度検出センサS11が検出フラグ30の第2の切欠32の一端側のエッジ32aから他端側のエッジ32bまでの到達時間をタイマー40で計測し、その計測結果を演算してプラテンカバー2の閉じ速度を検出している。
つまり、プラテンカバー2の開閉速度は、速度検出センサS11が検出フラグ30の第2の切欠32の一端側エッジ32aを検出してから他端側エッジ32bを検出するまでの時間を測定し、この時間Tで予め定められている第2の切欠32の一端側エッジ32aと他端側エッジ32bとの間の距離Lを除算することで求めている。
上述した速度検出手段を用いたサイズ検出動作及び検出サイズが誤検出された場合の処理について、図8の制御ブロック図、図9のサイズ検出処理フローチャート図、図10の開閉速度検出処理フローチャート図に基づき詳細に説明する。なお、以降において、各センサの発光部からの光が受光部に入射される状態をONとし、発光部からの光が検出フラグ30によって遮断された状態をOFFとする。
先ず、角度検出センサS10がON状態であるか否かを検出する(ST1)。このとき、角度検出センサS10がON状態であればプラテンカバー2が開いた状態であると認識し、OFF状態であればプラテンカバー2が閉じた状態であると認識する。
角度検出センサS10がON状態、すなわちプラテンカバー2が開いていることが検出(認識)された状態で操作者が原稿をプラテンガラス10上に載置する。操作者は、原稿をプラテンガラス10上に載置するとプラテンカバー2を閉じる。この操作者の閉じ動作が開始された後に開閉速度検出処理が実行される(ST2)。
この開閉速度検出処理を説明すると、操作者によるプラテンカバー2の閉じ動作に伴って検出フラグ30が移動される。移動される検出フラグ30の第2の切欠32の一端側エッジ32aが速度検出センサS11の検出位置に到達すると速度検出センサS11がON状態となる(図7(a)参照。)(ST11)。速度検出センサS11がONすると、これに基づきタイマー40のカウントを開始させる(ST12)。その後、検出フラグ30の切欠32の他端側エッジ32bが速度検出センサS11の検出位置に到達すると速度検出センサS11がOFF状態にとなり、この時点でタイマー40のカウントを停止する(図7(b)参照。)(ST13〜ST14)。これによって、検出フラグ30の切欠部32の一端側エッジ32aから他端側エッジ32bの間の距離Lに対応した検出フラグ30の移動時間、すなわちプラテンカバー2の移動時間が計測される。
そして、演算部41にてタイマー40で測定された時間Tと予め設定された切欠部32のエッジ間の距離Lから検出プラグ30の移動速度を演算することでプラテンカバー2の開閉速度を検出する(ST15)。その後、タイマー40をリセットして開閉速度検出処理を終了する(ST16)。
検出フラグ30の第2の切欠32が速度検出センサS11を通過すると検出フラグ30の第1の切欠31のエッジ31aが角度検出センサS10の検出位置に到達する。これにより、角度検出センサがOFFとなり、プラテンカバー2が所定の角度(≒15°)になったことが検出される(ST3)。そして、角度検出センサの検出結果に基づきサイズ検出処理が実行される(図6参照)。このサイズ検出処理は前述したように、各サイズ検出センサS1〜S5の発光素子を発光させ受光部に入射する光によって、各センサの対応したプラテン上の位置に原稿があるか否かを検出する。そして、サイズ判別部43にて各サイズ検出センサS1〜S5の検出結果から原稿サイズを特定する。
原稿サイズが特定されると、次に各サイズ検出センサS1〜S5の検出結果から特定されたサイズが正しいか否かを誤検出判定部42にて判断する。これは、先に演算して求めたプラテンカバー2の開閉速度によって判断される。つまり、開閉速度が予め定められた設定速度以上であれば、原稿サイズが誤って検出されたとして原稿サイズ異常とし、表示部44にサイズが検出できなかったことを示す表示を行う(ST5〜ST7)。一方、開閉速度が予め定められた所定速度よりも小さい場合は、原稿サイズは正しく検出されたとしてサイズ情報を画像形成装置100に送信する(ST9〜ST10)。
画像形成装置100では、受信された原稿サイズ情報や使用者が操作パネル110から設定した倍率などに基づき印字用紙のサイズを決定する。そして、決定された用紙サイズから適合するカセットを選択し、この選択されたカセットから用紙が給紙され、画像形成部102にて印字が施されて排紙部103に排出される。
なお、上述の実施の形態では、原稿サイズが誤って検出されたと判断した場合、表示を行うようにした。しかし、原稿サイズが誤って検出されたと判断した場合には、プラテンカバー2が閉じられた後に第1、第2のキャリッジ20、21を移動させて原稿画像を読み取り、その読取画像から原稿のエッジを検出して原稿サイズを特定するようにしてもよい。すなわち、プラテンカバーの閉じ動作の際にプラテンカバーが所定角度に到達したことに基づき原稿のサイズを検出する動作を第1のサイズ検出動作とし、プラテンカバー2が閉じられた後に原稿画像を読み取り、その読取画像から原稿のエッジを検出して原稿サイズを検出する動作を第2のサイズ検出動作とすると、プラテンカバーの開じる際に実行される第1の検出動作で検出された原稿サイズが誤りであると判断されると、プラテンカバーが閉じられた後に実行される第2のサイズ検出動作で原稿サイズを検出し、第2のサイズ検出動作で検出されたサイズ情報を画像形成装置に送信する。もちろん、第1のサイズ検出動作で検出された原稿サイズが正用紙判断されたときは第2のサイズ検出動作は行わない。ただし、第2のサイズ検出動作を行う場合にはプラテンカバーに取り付けられるプラテンガラスを覆うフィルムの色を原稿の地肌と識別できる色にする必要がある。
上述の予め定められた設定速度は装置の構成に応じて異なるため実験データなどから設定することが望ましい。本実施の形態においては、例えば予め定められた所定速度を400mm/sに設定している。これは通常における操作者がプラテンカバーを閉じる際の最大開閉速度よりも大きい値である。
上記した実施の形態によれば、プラテンカバーの閉じ速度を検出し、閉じ速度が所定速度以上の場合には誤った原稿サイズが検出されたと判断するようにしたので、操作者が想定される速度を超えてプラテンカバー2を閉じても、誤った原稿サイズ情報を画像形成装置などの外部装置に転送することを未然に防ぐことができる。したがって、画像形成装置において実際の原稿サイズまたは倍率に適合したサイズの用紙と異なった用紙にコピーされることがなく、無駄なコピー用紙が発生することがなくなる。また、使用者の無駄な作業負担も軽減することができる。
また、プラテンカバーの閉じ速度を検出するための開閉速度検出手段を検出フラグに切欠を形成し、この切欠のエッジを検出センサで検出するようにしたので、簡素化された少ない部品点数で確実にプラテンカバーの速度検出ができる。さらに開閉角度検出手段の検出フラグと開閉速度検出手段の検出フラグを兼用し、1つの検出フラグに開閉角度検出の切欠と開閉速度検出の切欠を設けたので、より一層の簡素化を図ることができる。
なお、上記実施の形態では、原稿読取装置にプラテンカバー2を取り付けた場合について説明したが、プラテンカバーの替わりにプラテン上に原稿を搬送する原稿搬送装置を取り付け、その底面に検出フラグを設けるようにしてもよい。
1 原稿読取装置
2 プラテンカバー
4 スケール
5 白色フィルム部材
10 プラテンガラス
30 検出フラグ
31 第1の切欠
32 第2の切欠
40 タイマー40
41 演算部
42 誤検出判定部
43 サイズ判別部
44 表示部
100 画像形成装置
S1〜S5 サイズ検出センサ
S10 角度検出センサ
S11 速度検出センサ
2 プラテンカバー
4 スケール
5 白色フィルム部材
10 プラテンガラス
30 検出フラグ
31 第1の切欠
32 第2の切欠
40 タイマー40
41 演算部
42 誤検出判定部
43 サイズ判別部
44 表示部
100 画像形成装置
S1〜S5 サイズ検出センサ
S10 角度検出センサ
S11 速度検出センサ
Claims (3)
- 原稿が載置される読取プラテンと、プラテン上の原稿を読み取る読取手段、前記読取プラテンを覆う位置と開放する位置とに開閉自在に設けられたカバー手段と、前記カバー手段の開閉角度が所定角度となったことを検出する開閉検出手段と、前記読取プラテンの下方に設けられた原稿検出手段と、前記開閉検出手段が前記カバー手段の開閉角度が所定角度になったことを検出したときの前記原稿検出手段の原稿検出状態に基づいて原稿のサイズを特定する原稿サイズ判別手段とを備えた原稿読取装置において、
前記カバー手段の閉じられる速度を検出する開閉速度検出手段と、前記開閉速度検出手段で検出された前記カバー手段の閉じ速度に基づき前記原稿サイズ判別手段で判別された原稿サイズが誤りであるか否かを判定する判定手段とを備えたことを特徴とする原稿読取装置。 - 判定手段は、前記判定手段が前記原稿サイズ判別手段で判別された原稿サイズが誤りであると判定した場合にはエラー情報を発信し、原稿サイズが正しいと判断した場合には選択されたサイズのシートに画像を印字する画像形成装置に原稿サイズ情報を発信する請求項1に記載の原稿読取装置。
- 前記エラー情報を受けて原稿のエラーを報知する報知手段を設けた請求項2に記載の原稿読取装置。
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---|---|---|---|
JP2007340165A JP2009164765A (ja) | 2007-12-28 | 2007-12-28 | 原稿読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007340165A JP2009164765A (ja) | 2007-12-28 | 2007-12-28 | 原稿読取装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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- 2007-12-28 JP JP2007340165A patent/JP2009164765A/ja active Pending
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