JP7391671B2 - シート搬送装置、原稿読取装置、及び画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置、原稿読取装置、及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、シート積載手段に積載されたシートを搬送するシート搬送装置、原稿読取装置、及び画像形成装置に関する。
例えば複写機や複合機等の画像形成装置には、シートである原稿を画像読取部に搬送する自動原稿搬送装置(以下、「ADF」という)が備えられているものがある。このようなADFにおいては、例えば名刺や小切手等の小さいサイズの原稿が大きいサイズの原稿に比してコシが弱くてジャムや重送を起こし易かったり、反対にコシが強くて搬送負荷が高負荷となったりすることがある。そのため、原稿の保護、重送の防止、読取速度に対する搬送速度の不足の防止等を図るために原稿のサイズによって搬送速度を変更する等、搬送制御を変更する必要がある。
原稿のサイズ情報は、ユーザの操作入力によって得られることもあるが、サイズ情報が入力されなかったり、入力されたサイズ情報が実際の原稿サイズと不一致であったりすると、適切な搬送制御が選択できないため、原稿サイズを検知することが望まれる。そこで、原稿の幅方向の位置を規制するサイド規制板(給紙ガイド)の位置を2つのセンサで判定し、原稿のサイズを判定して原稿の給送速度を変更するものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2000-264445号公報
しかしながら、上記特許文献1のようにサイド規制板の位置をセンサにより検出するためには、サイド規制板を設けた原稿トレイの内部にサイド規制板に連動する部材やセンサを設ける必要が生じる。特にADFにおける原稿トレイは、排出した原稿を取り出し易くするために回動可能に設けられるが、その原稿トレイの内部にセンサを設けると、配線の配策が煩雑となり、コストダウンの妨げとなる。
そのため、原稿トレイの搬送方向の下流側にあって装置本体の側にあって、例えば幅方向の中央側と外側とに2つのセンサを設け、それらのセンサの検知結果によって原稿のサイズを判定することが考えられる。このように装置本体にセンサを配置することで、配線の配策を容易にし、コストダウンを図ることが可能となる。
しかし、2つのセンサの検知位置が原稿トレイよりも搬送方向の下流側に配置されていると、ユーザにより原稿が奥までしっかりセットされない場合や原稿に折れがあった場合等、2つのセンサのうち一方がシートを検知しない場合が発生する虞がある。すると、原稿の幅サイズが大きいサイズであるにも拘らず、幅サイズが小さいサイズの原稿が積載されたと誤判定してしまうことがあり、適切な制御ができないという問題がある。
そこで本発明は、コストダウンを図ることが可能でありながら、制御が適切にできないことを防ぐことが可能なシート搬送装置、原稿読取装置、及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明の一態様は、シート積載されるシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートを搬送するシート搬送手段と、第1検知位置において、前記シート積載手段に積載されシートを検知する第1検知センサと、シート搬送方向に直交する幅方向において前記第1検知位置とは異なる第2検知位置において、前記シート積載手段に積載されシートを検知する第2検知センサと、前記第1検知センサがシートを検知し、且つ、前記第2検知センサがシートを検知していない状態で前記シート搬送手段によるシートの搬送が開始された後に、前記第2検知センサがシートを検知した場合に前記シート搬送手段によるシートの搬送を停止する停止処理を実行する制御手段と、を備える、ことを特徴とするシート搬送装置である。
本発明によると、装置本体に第1検知センサ及び第2検知センサを配置してコストダウンを図ることができる。また、第2サイズと判定してシートの搬送を開始した後に、第1サイズと判定した場合に、シート搬送手段によるシートの搬送を停止するので、制御が適切にできないことを防ぐことができる。
本実施の形態に係るプリンタを示す全体斜視図。 (a)は本実施の形態に係るADFを備えたプリンタを示す概略断面図、(b)は画像エンジンを示す模式図。 本実施の形態に係る制御部を示すブロック図。 本実施の形態に係るADFを示す全体斜視図。 小サイズの原稿をセットした状態のADFを示す上方視図。 大サイズの原稿をセットした状態のADFを示す上方視図。 大サイズの原稿を斜めにセットした状態のADFを示す上方視図。 第1実施の形態に係る原稿読取制御を示すフローチャート。 表示部に表示する待機中画面を示す図。 表示部に表示するスキャン中画面を示す図。 表示部に表示する原稿の再セットのメッセージ画面を示す図。 表示部に表示する1枚目に戻すのメッセージ画面を示す図。 表示部に表示する再セットが不正状態の場合のメッセージ画面を示す図。 角折れした大サイズの原稿をセットした状態のADFを示す上方視図。 第2実施の形態に係る原稿読取制御の一部を示すフローチャート。 第2実施の形態に係る原稿読取制御の続きを示すフローチャート。 第2実施の形態に係る原稿再セット処理を示すフローチャート。 第3実施の形態に係る原稿読取制御の一部を示すフローチャート。 第3実施の形態に係る原稿読取制御の続きを示すフローチャート。 第4実施の形態に係る原稿読取制御の一部を示すフローチャート。 第4実施の形態に係る原稿読取制御の続きを示すフローチャート。
<第1の実施の形態>
[全体構成]
以下、第1の実施の形態について説明する。本第1の実施の形態に係る画像形成装置としてのプリンタ100は、電子写真方式のレーザビームプリンタである。プリンタ100は、図1に示すように、プリンタ本体70と、プリンタ本体70の上部に装着される原稿読取装置10と、各種の報知が実行可能な報知手段としての表示部91及び操作キー92を有する操作部90と、を備えている。プリンタ本体70には、図1、図2(a)及び図2(b)に示すように、画像形成エンジン60と、プリンタ100並びに原稿読取装置10を制御する制御部80と、画像形成エンジン60に給送するシートを収納するカセット71と、が備えられている。なお、以下において、シートとは、普通紙の他にも、厚紙、コート紙等の特殊紙、封筒やインデックス紙等の特殊形状からなる記録材、及びオーバーヘッドプロジェクタ用のプラスチックフィルムや布などを含むものとし、原稿もシートの一例である。
画像形成部としての画像形成エンジン60は、図2(b)に示すように、電子写真方式の画像形成手段としての画像形成ユニットPUと、定着装置7と、を備えている。画像形成動作の開始が指令されると、感光体である感光ドラム1が回転し、ドラム表面が帯電装置2によって一様に帯電される。すると、露光装置3が、画像読取部としての画像読取装置30又は外部のコンピュータから送信された画像データに基づいてレーザ光を変調して出力し、感光ドラム1の表面を走査して静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像装置4から供給されるトナーによって可視化(現像)されてトナー像となる。
このような画像形成動作に並行して、カセット71又は不図示の手差しトレイに積載されたシートを画像形成エンジン60へ向けて給送する給送動作が実行される。給送されたシートは、画像形成ユニットPUによる画像形成動作の進行に合わせて搬送される。そして、感光ドラム1に担持されたトナー像は、転写ローラ5によってシートに転写される。トナー像転写後に感光ドラム1上に残ったトナーは、クリーニング装置6によって回収される。未定着のトナー像が転写されたシートは、定着装置7へと受け渡されて、ローラ対に挟持されて加熱及び加圧される。トナーがシートに対して溶融及び固着して画像が定着したシートは、排出ローラ対等の排出手段によって、排出される。
[原稿読取装置]
次に、原稿読取装置10について詳述する。原稿読取装置10は、図2(a)に示すように、積載トレイとしての原稿トレイ121に積載された原稿を給送し排出トレイ122に排出するADF(自動原稿搬送装置)20と、ADF20によって搬送される原稿を読取る読取ユニット40と、を備えている。即ち、ADF20は、読取ユニット40に原稿としてのシートを搬送するシート搬送装置を構成している。読取ユニット40は、原稿の表面の画像を読取る表面読取ユニット104を有している。また、原稿トレイ121は、ADF20の装置本体110における給送下ガイド123と共に、シートとしての原稿を積載するシート積載手段としてのシート積載部120を構成している。なお、このADF20は、原稿台ガラス101が開放可能となるように、不図示のヒンジによって読取ユニット40に対して回動可能に支持されている。また、シートの一例である原稿は、白紙でも、片面又は両面に画像が形成されていてもよい。
ADF20は、シート搬送手段として、搬送回転体としてのピックアップローラ111と、分離ローラ対を構成する分離駆動ローラ112及びリタードローラ113を有している。さらに、ADF20は、シート搬送手段として、レジストレーションローラ対114と、リードローラ対115と、搬送ローラ対117と、排出ローラ対119とを有している。また、ADF20は、図2(a)及び図3に示すように、詳しくは後述する第1原稿有無検知センサ204と、第2原稿有無検知センサ205と、分離後センサ207と、リードセンサ210と、等を有している。さらに、ADF20は、搬送モータ224、給送クラッチ223と、画像読取手段としての裏面読取ユニット212と、等を有している。また、裏面読取ユニット212には、原稿に光を照射するLED214と、裏面読取ガラス217及びレンズアレイ215を介して原稿の画像を読取る読取センサ216とが備えられている。一方、読取ユニット40には、プラテンガラス102と、原稿台ガラス101と、画像読取手段としての表面読取ユニット104と、光学系HPセンサ226と、光学系モータ225と、等を有している。また、表面読取ユニット104には、原稿に光を照射するLED105と、プラテンガラス102(又は原稿台ガラス101)及びレンズアレイ107を介して原稿の画像を読取る読取センサ108とが備えられている。表面読取ユニット104は、移動ガイド109によってスライド移動可能に構成され、つまり読取センサ108の副走査方向に移動可能に構成されている。
また、原稿トレイ121は、図4に示すように、原稿の積載面において、幅方向に移動可能であり、原稿の幅方向の端部に当接して原稿の幅方向の位置を規制する幅規制手段としてのサイド規制手段125を備えている。このサイド規制手段125は、幅方向に移動可能な一対のサイド規制板125A,125Bにより構成されている。これらサイド規制板125A,125Bは、原稿トレイ121の内部に配置された不図示の連動機構である例えばラックアンドピニオン機構により、一方を移動することで連動して幅方向に移動する。本実施の形態では、原稿の搬送中心が幅方向の中央にあり、これらサイド規制板125A,125Bは、幅方向の中央に接近或いは離間するように構成され、つまり原稿のサイズに拘らず、原稿の搬送中心が同じ位置となるように構成されている。
また、原稿トレイ121は、装置本体110に対して不図示の幅方向に設けられた回動軸を中心に、回動可能に支持されて構成されている。原稿トレイ121は、ユーザによって手動で装置本体110に対して上方に回動されることで、排出トレイ122に排出された原稿を取り出し易くすることが可能となっている。
また、ADF20においては、上記ピックアップローラ111がアーム111aによって搖動自在に配設されている。アーム111aは、搬送モータ224(図3参照)の駆動力が給送クラッチ223(図3参照)の係合によりピックアップローラ111に伝達されると共に昇降駆動され、ピックアップローラ111を原稿の束における最上位の原稿に当接させる。このアーム111aには、原稿の搬送方向(シート搬送方向)の下流側の端部に当接する下流側規制手段としての規制板130をロックするロック機構が連動するように設けられている。このロック機構は、図2(a)に示すようにピックアップローラ111が上昇した状態で、規制板130を原稿の先端位置を規制する位置にロックする。また、ロック機構は、ピックアップローラ111が下降された状態で、規制板130のロックを解除して、原稿の通過を可能にする。
そして、図2(a)及び図4に示すように、この規制板130よりも原稿の搬送方向の上流側に、第1原稿有無検知センサ204の検出部材160と、第2原稿有無検知センサ205の検出部材150とが幅方向に並んで配置されている。また、これら検出部材160と検出部材150とは、ピックアップローラ111よりも搬送方向の下流側、具体的にはピックアップローラ111が下降して原稿に当接する位置よりも搬送方向の下流側に配置されている。第1原稿有無検知センサ204は、検出部材160が原稿により下方に押圧されて回動されるとON信号を出力する。また、第2原稿有無検知センサ205は、検出部材150が原稿により上方に押圧されて回動されるとON信号を出力する。
このように、第1原稿有無検知センサ204は、装置本体110の内部に配置されていることで、装置本体110の内部で配線を配策でき、原稿トレイ121に配線を配策することを不要としている。また、第2原稿有無検知センサ205も、装置本体110の内部に配置されていることで、装置本体110の内部で配線を配策でき、原稿トレイ121に配線を配策することを不要としている。
続いて、原稿の読取動作について図2(a)を用いて説明する。原稿読取装置10は、原稿トレイ121に積載された原稿をADF20により搬送しながら原稿画像を走査する流し読みモードと、原稿台ガラス101に載置された原稿を走査する固定読みモードと、により、原稿から画像情報を読取る。流し読みモードは、原稿トレイ121に積載された原稿を第1原稿有無検知センサ204が検出した場合、又は操作部90等によってユーザが明示的に指示した場合に選択される。
流し読みモードが実行されると、ピックアップローラ111が下降し、原稿トレイ121上の最上位の原稿に当接する。そして、原稿は、ピックアップローラ111によって搬送され、分離駆動ローラ112及びリタードローラ113によって形成される分離手段としての分離ニップにおいて1枚ずつに分離される。リタードローラ113の回転支持構造には、トルクリミッタが配置されており、リタードローラ113は、搬送された原稿が1枚の時には分離駆動ローラ112に連れ回り、搬送された原稿が2枚以上の時には回転しない。このため、原稿を1枚ずつ分離することができる。なお、リタードローラ113にシート搬送方向とは反対方向の駆動を入力してもよい。そして、ピックアップローラ111の下降と同時に搬送される原稿を読み取るために、表面読取ユニット104をプラテンガラス102(搬送ガイド板211)の下へ移動させる。
分離ニップを通過した原稿の先端及び後端は、分離後センサ207(図3参照)によって検知され、ピックアップローラ111の昇降タイミングや駆動開始及び駆動停止タイミングの基準となる。なお、ピックアップローラ111及び分離駆動ローラ112は、給送クラッチ223の係合により同一駆動源である搬送モータ224に接続されて駆動される(図3参照)。
搬送される原稿は、レジストレーションローラ対114及びリードローラ対115によってプラテンガラス102に向けて搬送される。プラテンガラス102に対向して搬送ガイド板211が配置されている。搬送ガイド板211は、プラテンガラス102を通過する原稿がプラテンガラス102から浮かないように案内している。なお、レジストレーションローラ対114,リードローラ対115は、搬送モータ224(図3参照)に接続されて駆動される。
表面読取りの場合、原稿の表面の画像は、プラテンガラス102を介して表面読取ユニット104によって読取られる。表面読取ユニット104の光源であるLED105によって読取面を照射され、原稿面からの反射光はレンズアレイ107を通して読取センサ108の受光素子によって1ラインずつ光電変換される。光電変換された画像情報は、制御部80の画像メモリ(A)305(図3参照)へと転送される。そして、プラテンガラス102を通過した原稿は、搬送ローラ対117に導かれ、排出ローラ対119によって排出トレイ122に排出される。なお、搬送ローラ対117および排出ローラ対119も搬送モータ224(図3参照)に接続されて駆動される。
両面読取りの場合、表面は前述の通り、表面読取ユニット104で読み取られ、原稿の裏面画像は裏面読取ユニット212によって読取られる。裏面読取ユニット212の光源であるLED214によって読取面を照射され、原稿面からの反射光はレンズアレイ215を通して読取センサ216の受光素子によって1ラインずつ光電変換される。光電変換された画像情報は、制御部80の画像メモリ(A)305(図3参照)へと転送される。
一方、固定読みモードは、原稿台ガラス101に載置された原稿を装置が検出した場合又は操作部90によってユーザが明示的に指示した場合に選択される。この場合、原稿台ガラス101上の原稿は動くことなく、表面読取ユニット104を光学系モータ225の駆動によって原稿台ガラス101に沿って移動させて、原稿を走査する。同様に表面読取ユニット104の読取センサ108の受光素子によって光電変換された画像情報は、制御部80の画像メモリ(A)305(図3参照)へと転送される。
[制御部の詳細]
ついで、プリンタ100における制御系について図3を用いて詳細に説明する。なお、図3に示す図は、ADF20における各部と読取ユニット40における各部との電気的な接続関係を示す原稿読取装置10のブロック図と、操作部90を含むプリンタ100全体の制御を行うプリンタ100のブロック図とを示している。このうち、読取ユニット40における読取ユニットコントローラ300と、プリンタ100におけるプリンタコントローラ310とで、本第1の実施の形態における制御手段としての制御部80を構成している。なお、本実施の形態では、制御手段としての制御部80が読取ユニットコントローラ300とプリンタコントローラ310とが分かれているものを説明しているが、これらが1つのコントローラであっても、さらに複数に分かれていても構わない。
まず、読取ユニットコントローラ300について説明する。CPU(A)301は、読取ユニット40及びADF20の各部を統括的に制御する中央演算処理装置である。ROM(A)302は、CPU(A)301が実行すべき制御内容をプログラムとして格納した記憶装置である。RAM(A)303は、CPU(A)301が制御を行うのに必要な作業領域として使用される記憶装置である。
CPU(A)301には、原稿搬送機能を実現するために、搬送用の各ローラを駆動させる搬送モータ224が接続されている。搬送モータ224は、給送クラッチ223を介してピックアップローラ111と、分離駆動ローラ112とに接続されている。給送クラッチ223を切断することで、図2におけるレジストレーションローラ対114に到達する手前の位置P(一旦停止位置P)で原稿の搬送を停止することができる。
さらに、原稿トレイ121に積載された原稿を検知する第1原稿有無検知センサ204と、第2原稿有無検知センサ205と、シート搬送路上の原稿端部を検知する分離後センサ207と、同じく原稿端部を検知するリードセンサ210とが接続されている。本実施の形態において、搬送モータ224はパルスモータであり、CPU(A)301は駆動パルス数を制御することで搬送モータ224のパルスを管理している。パルス数は搬送中の原稿の搬送距離として捉えることができ、CPU(A)301は、パルスから算出した搬送距離に基づき、各負荷などを制御して原稿の搬送を行う。
CPU(A)301には、画像読取機能を実現するために、表面読取ユニット104を副走査方向に移動させる光学系モータ225、光学系HPセンサ226、画像メモリ(A)305、画像処理部(A)306、画像転送部(A)304が接続されている。表面読取ユニット104には、光源であるLED105とラインセンサである読取センサ108が備えられている。搬送される原稿は、光源であるLED105によって表面が照射され、照射された光は読取センサ108の受光素子によって1ラインずつ光電変換されて画像データとして読取られる。裏面読取ユニット212には、光源であるLED214とラインセンサである読取センサ216が備えられている。搬送される原稿は、表面同様に、光源であるLED214によって裏面が照射され、照射された光は読取センサ216の受光素子によって1ラインずつ光電変換されて画像データとして読取られる。画像メモリ(A)305は、表面読取ユニット104及び裏面読取ユニット212により読取られた画像データを一時的に格納する記憶装置である。なお、表面読取ユニット104は、光学系モータ225により基準板103に対向するように移動され、その位置でLED105によって光を照射しつつ読取センサ108で基準板103を読取り、シェーディング(濃度補正)等の準備動作を行うことができる。
画像処理部(A)306は、画像メモリ(A)305に格納された読取画像に対し、画像処理による補正を行う。画像転送部(A)304は、画像処理部(A)306により画像処理が施された画像データを、画像転送ライン402を介して後述するプリンタコントローラ310の画像転送部(B)314に転送する。
次に、プリンタコントローラ310について説明する。プリンタコントローラ310は、読取ユニット40及びADF20を含む画像読取システムとして全体を制御する。CPU(B)311は、プリンタコントローラ310の各部を統括的に制御する中央演算装置である。ROM(B)312は、CPU(B)311が実行すべき制御内容をプログラムとして格納した記憶装置である。RAM(B)313は、CPU(B)311が制御を行うのに必要な作業領域として使用される記憶装置である。
画像転送部(B)314は、画像転送部(A)304から画像を受信し、画像メモリ(B)315へ格納する。操作部90は、ユーザからの画像読取システム全体に対する動作指示、ユーザへのメッセージ表示、及び読取られた画像の表示を行うことができ、CPU(B)311との間で通信して所望の表示や入力の受付を行う。
CPU(B)311は、CPU(A)301との通信ライン401を介して、画像読取制御に関する制御コマンドのやり取り及び制御用データの授受を行う。例えば、CPU(B)311は、操作部90からユーザの画像読取開始指示を受け取り、CPU(A)301に画像読取開始要求を送信する。例えば、CPU(B)311は、操作部90から操作キー92によって、白黒読取やカラー読取の指示、読取解像度、読取開始指示等の読取情報を受け取り、CPU(A)301に読取情報を送信する。また、CPU(B)311は、CPU(A)301からの原稿読取装置10の状態を受け取り、装置の状態に応じたユーザへのメッセージを操作部90に表示させる。
[第1原稿有無検知センサ及び第2原稿有無検知センサの位置関係]
ついで、第1検知センサとしての第1原稿有無検知センサ204の検出位置P1と、第2検知センサとしての第2原稿有無検知センサ205の検出位置P2と、の位置関係について説明する。図5は、小サイズの原稿をセットした状態のADFを示す上方視図である。本実施の形態において、小サイズの原稿とは名刺のような幅が短いシートのことをいう。例えば日本で使用されている名刺のサイズは55mm×91mmであり、米国で使用される名刺のサイズは、51mm×89mmや49mm×85mm等である。図5に示すように、例えばユーザにより名刺のような幅が小さい小サイズ(第2サイズ)の原稿S1が原稿トレイ121に積載され、サイド規制板125A,125Bにより原稿S1の幅方向の両端が当接するように幅方向の位置が規制される。すると、原稿S1は幅方向の第1範囲W1にセットされる。第1原稿有無検知センサ204の検出部材160は、幅方向の中央部分である第1の検出位置P1(幅方向の端部よりも中央に近い位置)に配置されており、つまり第1範囲W1の内に配置されている。そのため、原稿S1が搬送方向の下流側に向けて挿入され、規制板130(図4参照)に当接するようにセットされると、検出部材160が下方に押圧されて回動する。これにより、第1原稿有無検知センサ204は、制御部80にON信号を出力し、原稿S1が有ることが判定される。
一方、図6に示すように、例えばユーザによりA4サイズのような幅が大きい大サイズ(第1サイズ)の原稿S2が原稿トレイ121に積載され、サイド規制板125A,125Bにより原稿S2の幅方向の両端が当接するように幅方向の位置が規制される。すると、原稿S2は幅方向の第2範囲W2にセットされる。上述のように第1原稿有無検知センサ204の検出部材160は、幅方向の中央部分(中央側)である第1の検出位置P1に配置されている。第2原稿有無検知センサ205の検出部材150は、第1範囲W1の外である幅方向の中央部分より端部側である第2の検出位置P2(幅方向の中央よりも端部に近い位置)に配置されており、つまり第1範囲W1の外かつ第2範囲W2の内に配置されている。そのため、原稿S2が搬送方向の下流側に向けて挿入され、規制板130(図4参照)に当接するようにセットされると、検出部材160が下方に押圧されて回動し、検出部材150が上方に押圧されて回動する。これにより、第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205は、両方とも制御部80にON信号を出力し、原稿S2が有ることが判定される。
従って、図5に示すように、第1原稿有無検知センサ204がON信号を出力し、第2原稿有無検知センサ205がOFF信号を出力している場合は、制御部80で原稿が小サイズであることを判定できる。また、図6に示すように、第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205が両方ともON信号を出力している場合には、制御部80で原稿が大サイズであることを判定できる。
しかしながら、図7に示すように、例えばユーザによりA4サイズのような大サイズの原稿S2が原稿トレイ121に積載されたものの、原稿S2が斜めに積載されることもある。すると、第1原稿有無検知センサ204がON信号を出力するものの、第2原稿有無検知センサ205がOFF信号を出力してしまい、大サイズの原稿S2が積載されたにも拘らず、制御部80が小サイズと判定してしまうことがある。なお、原稿S2が斜めに積載された場合に限らず、原稿S2に折れや破れがある場合にも小サイズと判定してしまう可能性がある。また、第1原稿有無検知センサ204が第2原稿有無検知センサ205よりも搬送方向の上流側に配置されている場合にも、原稿S2が浅く積載された際に小サイズと判定してしまうおそれがある。これらを原因として、制御部80がサイズによって搬送制御を適切に選択して実行しようとしても、適切な搬送制御を実行できない可能性がある。そこで、以下に説明する原稿読取制御を実行するものである。
[第1の実施の形態における原稿読取制御]
ついで、本第1の実施の形態に係る原稿読取制御について図8乃至図13を用いて説明する。なお、図8のフローチャートは、ADF20を用いて原稿の片面読取りを実施する際に、CPU(A)301がROM(A)302に格納されているプログラムを実行することにより実施される制御を表す。図9乃至図13は、原稿読取装置10の状態に応じて操作部90の表示部91に表示される画面の一例である。
図8に示すように、制御部80が原稿読取制御を開始すると、まず、ユーザが原稿トレイ121に原稿をセットし、第1原稿有無検知センサ204がONされるまで待機する(S101のNo)。第1原稿有無検知センサ204のONを検知すると(S101のYes)、原稿がセットされたと判断して、第2原稿有無検知センサ205がONであるか否かを判定する(S102)。即ち、上述したように、第2原稿有無検知センサ205がONでなければ、セットされた原稿が小サイズであると判定し(S102のNo)、第2原稿有無検知センサ205がONであれば、セットされた原稿が大サイズであると判定する(S102のYes)。原稿が小サイズと判定された場合は、読取設定として小サイズ用読取設定をRAM(A)303に記憶しておく(S103)。原稿が大サイズと判定された場合は、読取設定として大サイズ用読取設定をRAM(A)303に記憶しておく(S104)。この読取設定とは、光源であるLED105の光量設定や、読取センサ108のカラー又は白黒の読取色設定や、1ライン周期設定等の画像処理部(A)306で用いる設定値である。
そして、ユーザが操作部90において操作キー92により読取動作の開始を指示する、読取開始操作があるまで待機する(S105のNo)。この読取開始操作があるまでの間は、第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205の検知(監視)を続け、センサ入力が変化するたびにRAM(A)303に記憶された小サイズ読取設定又は大サイズ読取設定を更新する。また、この状態では、表示部91の画面として、図9に示すような「待機中画面」を表示する。
読取開始操作を受け付けると(S105のYes)、表示部91の画面を図10に示すような「スキャン中画面」に切り替える(S106)。そして、RAM(A)303に記憶された読取設定の設定値を画像処理部(A)306に設定する(S107)。その後、表面読取ユニット104の読取準備を開始する(S108)。この読取準備とは、LED105の点灯、読取センサ108の活性化(CIS駆動)、シェーディング、及び表面読取ユニット104のプラテンガラス102への移動である。また、読取準備を開始したら、ピックアップローラ111を下降させて原稿の搬送を開始する(S109)。
次にRAM(A)303に記憶されている読取設定が小サイズ用読取設定であるか大サイズ用読取設定であるかを判定する(S110)。大サイズ用読取設定が記憶されていた場合には(S110のNo)、ステップS111に進む。以降は大サイズ用読取設定に応じて、各ローラ対(シート搬送手段)及び表面読取ユニット104(画像読取手段)を大サイズに応じた画像の読取動作で制御する第1読取モードとして実行する。即ち、リードセンサ210がONを検知するまで搬送を継続する(S111のNo)。リードセンサ210がONすると(S111のYes)、表面読取ユニット104で原稿の読取りを開始する(S112)。その後、原稿の読取り中、次の原稿の搬送を開始するまでの時間(次原稿搬送開始時間)を待機する(S113のNo)。この次原稿搬送開始時間は、前の原稿のリードセンサ210がONしてからの紙間距離を考慮した時間を設定している。例えば、A4サイズ原稿(297mm)、搬送速度340mm/sec、紙間距離30mmとすると、次原稿搬送開始時間Tは、T=((297+30)/340)[秒]が設定される。
次原稿搬送開始時間が経過すると(S113のYes)、原稿トレイ121にまだ原稿があるか否かを判定する(S114)。原稿トレイ121上に原稿がある場合は(S114のYes)、上記ステップS109に戻り、ステップS109~S114に示す原稿の搬送と読取りを繰り返し実施する。ステップS114において、原稿トレイ121上に原稿が無いと判定した場合は(S114のNo)、原稿読取装置10内の原稿を排出トレイ122に排出する(S115)。その後、表面読取ユニット104を待機状態に移行する(S116)。この待機状態では、LED105の消灯、読取センサの非活性化(CIS停止)、及び表面読取ユニット104を待機位置(ホームポジション)に移動させることである。そして、表示部91の画面を図9に示すような「待機中画面」に切り替えて、以上で原稿読取処理を終了する(S117)。
一方、ステップS110において、RAM(A)303に小サイズ用読取設定が記憶されていた場合は(S110のYes)、原稿搬送開始を行ってから第2原稿有無検知センサ205がONとなるか否かの検知を監視する(S120)。第2原稿有無検知センサ205のONを検知しない場合は(S120のNo)、分離後センサ207のONを検知するかを監視する状態で待機する(S121のNo)。第2原稿有無検知センサ205のONを検知せずに分離後センサのONを検知した場合は(S121のYes)、小サイズ原稿であることが確定するので、そのまま搬送を継続して、上述したS111以降の原稿の搬送と読取制御を行う。即ち、以降は小サイズ用読取設定に応じて、各ローラ対(シート搬送手段)及び表面読取ユニット104(画像読取手段)を小サイズに応じた画像の読取動作で制御する第2読取モードとして実行することになる。
一方で、分離後センサ207のONを検知する前に(S121のNo)、第2原稿有無検知センサ205のONを検知した場合は(S120のYes)、原稿の搬送を停止させる停止処理を実行する(S122)。原稿の搬送を停止した場合は、原稿の搬送を開始する前に原稿を小サイズと判定して小サイズ用読取設定で読取処理を開始したにも関わらず、原稿の搬送を開始した後に原稿が大サイズであったことが判定された状態である。このため、原稿トレイ121での原稿が斜めに積載されたことが疑われるので、表示部91に図11に示すような「原稿の再セット」(シートを原稿トレイ121に再度積載するように促す報知)のメッセージをユーザに通知する画面を表示する(S123)。その後、第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205が両方ともOFFとなるまで待機し、つまり一度、原稿トレイ121上の原稿が取り除かれるのを待つ(S124のNo)。第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205が両方ともOFFを検知した場合は(S124のYes)、表示部91に図12に示すような「1枚目に戻す」のメッセージをユーザに通知する画面を表示する(S125)。そして、再度、ステップS101に戻り、第1原稿有無検知センサ204がONされるまで待機し、つまり原稿が再セットされるまで待機する。その後は、同様に以上に説明した原稿読取制御を実行する。
なお、原稿を1枚目に戻すことをユーザに通知した後は、大サイズの原稿の再セットを待つことになる。このときは、第1原稿有無検知センサ204と第2原稿有無検知センサ205との両方がONになるまで、図13に示すように、原稿の再セットが正しく積載されていない(不正状態である)ことを通知するメッセージを表示部91に表示するようにしてもよい。
以上説明したように、原稿搬送を開始する前に小サイズの原稿であると判定し、その後、原稿搬送を開始して大サイズであると判定した場合に、原稿の搬送を停止して、ユーザに原稿トレイ121への原稿の再セットを促すメッセージを表示部91に表示する。これにより、ユーザが原稿トレイ121上への原稿を正しい位置で原稿をセットすることを可能とし、正しい原稿のサイズを判定することができる。このため、適切な制御(搬送制御、画像読取制御)ができないことを防止することができ、原稿サイズに応じて適切なシートの搬送や、適切な読取設定で原稿読取動作を行うことができる。
<第2の実施の形態>
ついで、上記第1の実施の形態を一部変更した第2の実施の形態について図14乃至図17を用いて説明する。まず、原稿の先端の角部が折れている場合に生じる問題について図14を用いて説明する。図14に示すように、先端の角部が折れている原稿S3が、サイド規制板125A,125Bにより原稿S3の幅方向の両端が当接するようにセットされた場合は、原稿S3が傾斜せずにセットされている。しかしながら、第1原稿有無検知センサ204の検出部材160が押圧され、第2原稿有無検知センサ205の検出部材150が上方に押圧されない。このため、第1原稿有無検知センサ204がONされ、第2原稿有無検知センサ205がOFFされた状態となり、小サイズ用読取設定を選択してしまい、つまり適切な制御を行うことができないという問題がある。そこで、本第2の実施の形態における原稿読取制御では、原稿の先端の角部が折れている原稿S3を搬送する際にも、適切な制御を実行することを可能とするものである。
なお、本第2の実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態と同等部分について、簡潔に説明又は説明を省略する。本第2の実施の形態におけるプリンタ100や原稿読取装置10の構成は第1の実施の形態と同様であり、特に第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205の位置関係も第1の実施の形態と同様である。
[第2の実施の形態における原稿読取制御]
本第2の実施の形態においては、まず、原稿の搬送を開始する前に判定したシートのサイズで、原稿の搬送を開始する前に読取設定の開始を行う。読取設定の開始は、表面読取ユニット104による画像の読取動作の準備と同義である。従って、原稿の搬送を開始する前に読取設定を行う第1準備モードを実行する。一方、上述した第1の実施の形態と同様に、原稿の搬送を開始する前に小サイズと判定し、原稿の搬送を開始した後に大サイズと判定した場合は停止処理を行い、ユーザに原稿トレイ121への再セットを促すメッセージを表示部91に表示する。そして、本第2の実施の形態においては、その後の停止処理を実行した場合、先に原稿の搬送を開始した後、原稿のサイズを判定して確定させてから小サイズ用読取設定又は大サイズ用読取設定を行う。従って、停止処理を実行した場合は、原稿の搬送を開始した後に読取設定を行う第2準備モードを実行する。
詳細には、図15に示すように、まず、ステップS201~S204では、第1の実施の形態におけるステップS101~S104と同様の制御を実行する。即ち、ユーザが原稿トレイ121に原稿をセットしてから(S201,S202)、小サイズ用読取設定又は大サイズ用読取設定をRAM(A)303に記憶する処理を実施する(つまり第1準備モードを実行する)(S203,S204)。そして、ステップS205において、後の処理で使用する判断フラグを初期状態であるONにしておき、RAM(A)303に記憶する。
ステップS206~S210では、第1の実施の形態におけるステップS105~S109と同様の制御を実行する。即ち、ユーザによる読取動作の開始操作を待機し(S206のNo)、その間は第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205の検知を続け、センサ入力が変化すると小サイズ読取設定又は大サイズ読取設定を更新する。その後、読取動作の開始操作を受付けると(S206のYes)、スキャン中画面を表示し(図10参照)(S207)、RAM(A)303に記憶された読取設定を画像処理部(A)306に設定する(S208)。そして、表面読取ユニット104の読取準備を開始し(S209)、ピックアップローラ111を下降させて原稿の搬送を開始する(S210)。
次に、RAM(A)303に記憶されている判断フラグがON、かつ、読取設定が小サイズ用読取設定であるか否かを判定する(S211)。即ち、判断フラグがOFF又は大サイズ用読取設定が記憶されていた場合は(S211のNo)、ステップS212~S218に進む。以降は大サイズ用読取設定に応じて、各ローラ対(シート搬送手段)及び表面読取ユニット104(画像読取手段)を大サイズに応じた画像の読取動作で制御する第1読取モードとして実行することになる。つまり第1の実施の形態におけるステップS111~S117と同様の制御を実行する。
即ち、リードセンサ210がONを検知するまで搬送を継続し(S212のNo)、リードセンサ210がONすると(S212のYes)、表面読取ユニット104で原稿の読取りを開始する(S213)。その後、原稿の読取り中は、次原稿搬送開始時間(第1の実施の形態と同様の時間である)を待機し(S214のNo)、次原稿搬送開始時間が経過すると(S214のYes)、原稿トレイ121にまだ原稿があるか否かを判定する(S215)。原稿トレイ121上に原稿がある場合は(S215のYes)、ステップS210に戻り、ステップS215まで原稿の搬送と読取りを繰り返し実施する。ステップS215で原稿トレイ121上に原稿が無いことを判定すると(S215のNo)、原稿読取装置10内の原稿を排出トレイ122に排出する(S216)。その後、表面読取ユニット104を待機状態に移行し(S217)、表示部91の画面を待機中画面に切り替え(図9参照)(S218)、以上で原稿読取処理を終了する。
一方、上記ステップS211において、RAM(A)303に判断フラグがON、かつ、小サイズ用読取設定が記憶されていた場合は(S211のYes)、図16のステップS220に進む。即ち、原稿搬送を開始した後にあって、第2原稿有無検知センサ205がONである否かを判定する(S220)。第2原稿有無検知センサ205のONを検知しない場合は(S220のNo)、分離後センサ207がONを検知したか否かを判定する(S221)。第2原稿有無検知センサ205のONを検知せずに分離後センサのONを検知した場合は(S221のYes)、小サイズ原稿であることが確定する。そのため、そのまま搬送を継続して、図15のステップS212に進み、以降は上述と同様に原稿の搬送と読取制御を行う。即ち、以降は小サイズ用読取設定に応じて、各ローラ対(シート搬送手段)及び表面読取ユニット104(画像読取手段)を小サイズに応じた画像の読取動作で制御する第2読取モードとして実行することになる。
上記図16のステップS220において、分離後センサ207のONを検知する前に(S221のNo)、第2原稿有無検知センサ205のONを検知した場合は(S220のYes)、原稿の搬送を停止させる(S222)。原稿の搬送を停止した場合は、原稿の搬送を開始する前に原稿を小サイズと判定して小サイズ用読取設定で読取処理を開始したにも関わらず、原稿の搬送を開始した後に原稿が大サイズ原稿であったことが判定された場合である。この場合は、原稿トレイ121に原稿が斜めに積載された場合や、先端の角部が折れた原稿が積載された場合が疑われるので、表示部91に図11に示す「原稿の再セット」を画面に表示し、ユーザに再セットを促す(S223)。その後、第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205が両方ともOFFを検知するまで待機し、つまり一度、原稿トレイ121上の原稿が取り除かれるまで待機する(S224のNo)。第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205が両方ともOFFを検知した場合は(S224のYes)、表示部91に図12に示す「1枚目に戻す」のメッセージを表示部91に表示する(S225)。つまり、ユーザに原稿を1枚目に戻すことを促す通知をする。そして、原稿再セット処理に移行する(S226)。
原稿再セット処理を開始すると、図17に示すように、まず、第1原稿有無検知センサ204がONを検知するまで待機し(S250のNo)、つまり原稿が再セットされるまで待機する。第1原稿有無検知センサ204のONを検知すると(S250のYes)、ユーザが操作部90において操作キー92によって、読取動作の開始を指示する開始操作の受付を待機する(S251のNo)。読取開始の受付がない間は、原稿の再セットと読取開始の指示を待機する。
読取開始の指示を受付けると(S251のYes)、表示部91の画面を図10に示す「スキャン中画面」に切り替える(S252)。また、ここでは表面読取ユニット104の準備は行わずに、ピックアップローラ111を下降させて原稿の搬送を開始する(S253)。そして、分離後センサ207がONするまで搬送を続ける(S254のNo)。分離後センサ207がONすると(S254のYes)、第2原稿有無検知センサ205がONであるか否かを判定する(S255)。第2原稿有無検知センサ205がOFFの場合は(S255のNo)、小サイズ用読取設定を画像処理部(A)306に設定する(つまり第2準備モードを実行する)(S256)。第2原稿有無検知センサ205がONの場合は(S255のYes)、大サイズ用読取設定を画像処理部(A)306に設定する(つまり第2準備モードを実行する)(S257)。そして、判断フラグのOFFをRAM(A)303に記憶して(S258)、表面読取ユニット104の読取準備を行う(S259)。読取設定及び読取準備、判断フラグについては上述の内容と同じである。以上で図17に示す原稿再セット処理(図16に示すステップS226)を終了する。
図16に示す原稿再セット処理(S226)を終えると、図15に示すステップS212に戻り、以降のステップS212~S218の処理は上述と同様に行う。但し、原稿再セット処理を終えると、判断フラグはOFFが設定される。そのため、再セット処理後の2枚目以降の原稿に対しては、ステップS211で判断フラグがONではないと判定され(S211のNo)、原稿の搬送を開始した後の原稿サイズの検知は行わない。つまり原稿再セット処理を実行した以降は、大サイズ用読取設定に応じて、各ローラ対(シート搬送手段)及び表面読取ユニット104(画像読取手段)を大サイズに応じた画像の読取動作で制御する第1読取モードとして実行することになる。
以上説明したように、第2の実施の形態では、原稿を再セットする際に行う再セット処理において、原稿の搬送を開始してから、原稿の搬送を開始した後に検知した原稿のサイズに応じて読取準備を実施する。このため、例えば原稿の先端の角部が折れている原稿S3がセットされても、再セット処理で原稿のサイズが正しく判定され、適切な制御を行うことができ、正しく原稿を読取ることができる。
<第3の実施の形態>
ついで、上記第1の実施の形態を一部変更した第3の実施の形態について図18及び図19を用いて説明する。ユーザの操作によっては、原稿が再セットされた際に、サイド規制板125A,125Bにより原稿の幅方向の両端が当接せずに再セットされる場合が考えられる。この場合、再セットによって大サイズの原稿をセットしているにも関わらず、小サイズ用読取設定を選択してしまう可能性がある。そこで、本第3の実施の形態では、再セットした後にも、原稿の搬送を開始する前に原稿を小サイズと判定し、原稿の搬送を開始した後に原稿を大サイズと検知する場合に、適切な制御が可能となるようにするものである。
なお、本第3の実施の形態の説明においても、上記第1の実施の形態と同等部分について、簡潔に説明又は説明を省略する。本第3の実施の形態におけるプリンタ100や原稿読取装置10の構成は第1の実施の形態と同様であり、特に第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205の位置関係も第1の実施の形態と同様である。
[第3の実施の形態における原稿読取制御]
本第3の実施の形態に係る原稿読取制御では、停止処理を実行した回数を計数し、かつ停止処理を実行した回数に上限を設けて上限を超える場合に大サイズ用読取設定によって原稿を読取る制御を行うものである。
詳細には、図18に示すように、まず、連続停止回数を0、判断フラグをON、をRAM(A)303に設定する(S300)。ここで連続停止回数とは、原稿の搬送を開始する前に原稿を小サイズと判定し、原稿の搬送を開始した後に原稿を大サイズと検知し、原稿の搬送を停止する停止処理を実行した回数が連続で何回発生したかを数えるカウンタである。また、本第3の実施の形態における判断フラグは、ONの状態では原稿トレイ121上の第2原稿有無検知センサ205の状態によらず、常に大サイズ用読取設定を選択する。そして、判断フラグがOFF状態では第2原稿有無検知センサ205のON・OFFによって小サイズ用読取設定と大サイズ用読取設定とを切り替える。なお、連続停止回数は、停止処理を実行した回数として、「原稿の搬送を開始する前に原稿を小サイズと判定し、原稿の搬送を開始した後に原稿を大サイズと検知した回数」、或いは「原稿を積載トレイに再セットした回数」であっても同義である。
上述のように連続停止回数を0、判断フラグをONに設定すると(S300)、第1原稿有無検知センサ204がONとなるまで待機し、つまりユーザが原稿を原稿トレイ121にセットするまで待機する(S301のNo)。第1原稿有無検知センサ204のONを検知すると(S301のYes)、RAM(A)303に記憶された判断フラグがONであるか否かを判定する(S302)。判断フラグがONの場合(S302のYes)、第2原稿有無検知センサ205がONであるか否かを判定し、つまりセットされた原稿が大サイズであるか小サイズであるかを判定する(S303)。第2原稿有無検知センサ205がONである場合は(S303のYes)、大サイズとして判定し、大サイズ用読取設定をRAM(A)303に記憶しておく(S305)。一方、第2原稿有無検知センサ205がOFFである場合には(S303のNo)、小サイズと判定し、小サイズ用読取設定をRAM(A)303に記憶しておく(S304)。
次に、ユーザによる読取動作の開始操作を待機する(S306のNo)。この間、ここでは判断フラグがONであるので、第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205の検知を続け、センサ入力が変化すると小サイズ読取設定又は大サイズ読取設定を更新する。
読取動作の開始操作を受付けると(S306のYes)、スキャン中画面を表示し(図10参照)(S307)、RAM(A)303に記憶された読取設定を画像処理部(A)306に設定する(S308)。そして、表面読取ユニット104の読取準備を開始し(S309)、ピックアップローラ111を下降させて原稿の搬送を開始する(S310)。
次に、読取設定が小サイズ用読取設定であるか否かを判定する(S311)。大サイズ用読取設定が記憶されていた場合は(S311のNo)、ステップS312に進む。以降は大サイズ用読取設定に応じて、各ローラ対(シート搬送手段)及び表面読取ユニット104(画像読取手段)を大サイズに応じた画像の読取動作で制御する第1読取モードとして実行する。即ち、リードセンサ210がONを検知するまで搬送を継続し(S312のNo)、リードセンサ210がONすると(S312のYes)、表面読取ユニット104で原稿の読取りを開始する(S313)。その後、原稿の読取り中は、次原稿搬送開始時間(第1の実施の形態と同様の時間である)を待機し(S314のNo)、次原稿搬送開始時間が経過すると(S314のYes)、原稿トレイ121にまだ原稿があるか否かを判定する(S315)。原稿トレイ121上に原稿がある場合は(S315のYes)、ステップS310に戻り、ステップS315まで原稿の搬送と読取りを繰り返し実施する。ステップS315で原稿トレイ121上に原稿が無いことを判定すると(S315のNo)、原稿読取装置10内の原稿を排出トレイ122に排出する(S316)。その後、表面読取ユニット104を待機状態に移行し(S317)、表示部91の画面を待機中画面に切り替える(図9参照)(S318)。そして、RAM(A)303における連続停止回数と判断フラグの初期化を行い(S319)、以上で原稿読取処理を終了する。
一方、上記ステップS311において、RAM(A)303に小サイズ用読取設定が記憶されていた場合は(S311のYes)、図19のステップS320に進む。即ち、原稿搬送を開始した後にあって、第2原稿有無検知センサ205がONである否かを判定する(S320)。第2原稿有無検知センサ205のONを検知しない場合は(S320のNo)、分離後センサ207がONを検知したか否かを判定する(S321)。第2原稿有無検知センサ205のONを検知せずに分離後センサのONを検知した場合は(S321のYes)、小サイズ原稿であることが確定する。そのため、そのまま搬送を継続して、図18のステップS312に進み、以降は上述と同様に原稿の搬送と読取制御を行う。即ち、以降は小サイズ用読取設定に応じて、各ローラ対(シート搬送手段)及び表面読取ユニット104(画像読取手段)を小サイズに応じた画像の読取動作で制御する第2読取モードとして実行することになる。
上記図19のステップS320において、分離後センサ207のONを検知する前に(S321のNo)、第2原稿有無検知センサ205のONを検知した場合は(S320のYes)、原稿の搬送を停止させる(S322)。原稿の搬送を停止した場合は、原稿の搬送を開始する前に原稿を小サイズと判定して小サイズ用読取設定で読取処理を開始したにも関わらず、原稿の搬送を開始した後に原稿が大サイズ原稿であったことが判定された場合である。この場合は、原稿トレイ121に原稿が斜めに積載された場合や、先端の角部が折れた原稿が積載された場合が疑われるので、表示部91に図11に示す「原稿の再セット」を画面に表示し、ユーザに再セットを促す(S323)。その後、第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205が両方ともOFFを検知するまで待機し、つまり一度、原稿トレイ121上の原稿が取り除かれるまで待機する(S324のNo)。第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205が両方ともOFFを検知した場合は(S324のYes)、表示部91に図12に示す「1枚目に戻す」のメッセージを表示部91に表示する(S325)。つまり、ユーザに原稿を1枚目に戻すことを促す通知をする。
そして、RAM(A)303における連続停止回数を「1」加算し(S326)、連続停止回数が所定回数の「2」以上であるか否かを判定する(S327)。連続停止回数が「2」未満である場合は(S327のNo)、上記ステップS301に進み、原稿が原稿トレイ121に再セットされるまで待機する(S301のNo)。以降は、再セットされた原稿に対して同様の制御を行う。なお、本実施の形態では、連続停止回数が所定回数の「2」以上であるか否かを判定しているが、この所定回数はどのような回数でも構わない。
一方、ステップS327において、連続停止回数が「2」以上である場合は(S327のYes)、ステップS328に進む。この場合は、つまり原稿の再セットをもう一度行っても、原稿の搬送を開始する前に原稿を小サイズと判定し、原稿の搬送を開始した後に原稿が大サイズ原稿であったことが判定された場合である。そこで、強制的に読取設定として大サイズ読取設定を画像処理部(A)306に設定し(S328)、判断フラグのOFFをRAM(A)303に記憶する(S329)。そして、再度、ステップS301に進む。この際は、判断フラグがOFFされているので、第1原稿有無検知センサ204のONを検知し(S301のYes)、原稿の再セットを判定した後、判断フラグがONでないことを判定する(S302のNo)。これにより、ステップS304には進まないので、読取設定が小サイズ用読取設定に変更されることはない。その後は、読取設定が大サイズ用読取設定に設定された状態で(S328,S305)、以降の原稿読取制御を行う。つまり以降は大サイズ用読取設定に応じて、各ローラ対(シート搬送手段)及び表面読取ユニット104(画像読取手段)を大サイズに応じた画像の読取動作で制御する第1読取モードとして実行することになる。
以上説明したように、第3の実施の形態では、原稿の搬送を開始する前に原稿を小サイズと判定し、原稿の搬送を開始した後に大サイズと判定して、原稿の搬送停止の処理が連続すると、読取設定が強制的に大サイズ用読取設定に選択される。これにより、ユーザがサイド規制板125A,125Bにより原稿の幅方向の両端が当接させない状態で再セットを繰り返した場合でも、過度に原稿の搬送を停止させることなく、原稿の読取りを適切な制御で行うことができる。
なお、本第3の実施の形態では、連続停止回数が上限を超えて判断フラグをOFFした場合に、読取設定を強制的に大サイズ用読取設定に選択しているが、小サイズ用読取設定を選択するようにしてもよい。
<第4の実施の形態>
ついで、上記第1の実施の形態を一部変更した第4の実施の形態について図20及び図21を用いて説明する。本第4の実施の形態では、原稿の搬送を開始する前に小サイズと判定した場合、原稿の搬送を開始した後に原稿のサイズを判定して読取設定を行い、原稿の搬送を開始する前に大サイズと判定した場合、読取設定を開始してから原稿の搬送を開始するものである。なお、読取設定の開始は、表面読取ユニット104による画像の読取動作の準備と同義である。従って、原稿の搬送を開始する前に読取設定を行うことが第1準備モードであり、原稿の搬送を開始した後に読取設定を行うことが第2準備モードと言える。また、原稿の搬送を開始する前に大サイズと判定した場合、読取設定の開始と原稿の搬送の開始を同時に行ってもよい。
なお、本第4の実施の形態の説明においても、上記第1の実施の形態と同等部分について、簡潔に説明又は説明を省略する。本第4の実施の形態におけるプリンタ100や原稿読取装置10の構成は第1の実施の形態と同様であり、特に第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205の位置関係も第1の実施の形態と同様である。
[第4の実施の形態における原稿読取制御]
図20に示すように、まず、第1原稿有無検知センサ204がONとなるまで待機し、つまりユーザが原稿を原稿トレイ121にセットするまで待機する(S400のNo)。第1原稿有無検知センサ204のONを検知すると(S400のYes)、第2原稿有無検知センサ205がONであるか否かを判定し、つまりセットされた原稿が大サイズであるか小サイズであるかを判定する(S401)。第2原稿有無検知センサ205がONである場合は(S401のYes)、大サイズとして判定し、大サイズ用読取設定をRAM(A)303に記憶しておき、つまり第1準備モードを実行する(S403)。一方、第2原稿有無検知センサ205がOFFである場合には(S401のNo)、小サイズと判定し、小サイズ用読取設定をRAM(A)303に記憶しておく(S402)。
次に、ユーザによる読取動作の開始操作を待機する(S404のNo)。この間、ここでは判断フラグがONであるので、第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205の検知を続け、センサ入力が変化すると小サイズ読取設定又は大サイズ読取設定を更新する。
読取動作の開始操作を受付けると(S404のYes)、RAM(A)303に記憶されている設定が小サイズ用読取設定であるか否かを判断する(S405)。RAM(A)303に記憶されている設定が大サイズ用読取設定であった場合(S405のNo)、スキャン中画面を表示し(図10参照)(S430)、RAM(A)303に記憶された読取設定を画像処理部(A)306に設定する(S431)。そして、表面読取ユニット104の読取準備を開始し(S432)、ピックアップローラ111を下降させて原稿の搬送を開始し(S433)、後述の図21に示すステップS413に進む。
一方、上記ステップS405でRAM(A)303に記憶されている設定が小サイズ用読取設定であった場合(S405のYes)、スキャン中画面を表示する(図10参照)(S406)。そして、表面読取ユニット104の準備はせずに、先にピックアップローラ111を下降させて原稿の搬送を開始し、つまり第2準備モードを実行する(S407)。
続けて、分離後センサ207がONを検知するまで搬送を継続し(S408のNo)、分離後センサ207がONすると(S408のYes)、第2原稿有無検知センサ205がONであるか否かを判定する(S409)。第2原稿有無検知センサ205がOFFである場合は(S409のNo)、小サイズ用読取設定を画像処理部(A)306に設定する(S410)。第2原稿有無検知センサ205がONである場合は(S409のYes)、大サイズ用読取設定を画像処理部(A)306に設定する(S411)。そして、選択した読取設定で表面読取ユニット104の読取準備を行って(第2準備モードで行って)(S412)、図21に示すステップS413に進む。
図21に示すように、ステップS413に進むと、読取準備が完了するまで、即ち、LED105の点灯、読取センサ108の活性化、表面読取ユニット104のプラテンガラス102の位置への移動が完了するまで待機する(S413のNo)。表面読取ユニット104の読取準備が完了した場合は(S413のYes)、リードセンサ210がONを検知するまで搬送を継続する(S414のNo)。リードセンサ210がONすると(S414のYes)、表面読取ユニット104で原稿の読取りを開始する(S415)。
その後、原稿の読取り中は、次原稿搬送開始時間(第1の実施の形態と同様の時間である)を待機し(S416のNo)、次原稿搬送開始時間が経過すると(S416のYes)、原稿トレイ121にまだ原稿があるか否かを判定する(S417)。原稿トレイ121上に原稿がある場合は(S417のYes)、次の原稿の搬送を開始し(S418)、ステップS414に戻り、ステップS417まで原稿の搬送と読取りを繰り返し実施する。ステップS317で原稿トレイ121上に原稿が無いことを判定すると(S417のNo)、原稿読取装置10内の原稿を排出トレイ122に排出する(S419)。その後、表面読取ユニット104を待機状態に移行し(S420)、表示部91の画面を待機中画面に切り替え(図9参照)(S421)、以上で原稿読取処理を終了する。
以上説明したように、第4の実施の形態では、原稿の搬送を開始する前に原稿を小サイズと判定された場合に、原稿の搬送を先に行い、原稿の搬送を開始した後に検知した原稿のサイズに応じて読取準備を実施する。このため、原稿の搬送を開始する前と原稿の搬送を開始した後とで、小サイズから大サイズに原稿のサイズの判定が変化した場合でも、適切な制御を行うことができ、原稿を正しく読取ることができる。
<他の実施の形態の可能性>
以上説明した第1乃至第4の実施の形態においては、原稿の画像を表面だけ読取る表面読取の場合について説明したが、これに限らず、表面と裏面とを読取る両面読取であっても同様の制御が可能である。
また、第1乃至第3の実施の形態においては、原稿の搬送を開始する前に小サイズと判定し、搬送を開始した後に大サイズと判定した場合に、搬送を停止し、原稿を再セットするように表示部91により報知するものについて説明した。しかしながら、原稿の再セットを促す報知は、プリンタに電気的に接続されたコンピュータ等の外部端末で行うようにしてもよい。また、報知する内容も、再セットを促す報知に限らず、例えば原稿の確認を促すような報知であっても構わない。
また、第4の実施の形態においては、原稿の搬送を開始する前に小サイズと判定し、搬送を開始した後に大サイズと判定した場合に、搬送を停止せずに、読取設定を搬送の開始後に行うものを説明した。しかしながら、原稿の搬送を開始する前に小サイズと判定し、搬送を開始した後に大サイズと判定した場合に、一旦原稿の搬送を停止してもよい。この場合は、このまま継続するか否かを選択させるメッセージを報知し、継続が選択された場合に原稿の搬送をそのまま再開するようにしてもよい。
また、第1乃至第4の実施の形態における各原稿読取制御の特徴は、それぞれどのように組み合わせても構わない。
また、第1乃至第4の実施の形態においては、第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205により原稿トレイ121にセットされた原稿のサイズを検知するものを説明した。しかしながら、これに限らず、シートの有無を検知する2つの検知センサによって、例えば手差しトレイ等にセットされたシートのサイズを検知するものであっても構わない。
また、第1乃至第4の実施の形態においては、第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205を、規制板130よりも搬送方向の上流側で、ピックアップローラ111の搬送方向の下流側に配置したものを説明した。しかしながら、これに限らず、装置本体110に第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205が配置され、配線が装置本体110の内部で配策できれば、どのような位置でも構わない。
また、第1乃至第4の実施の形態においては、原稿をセットした場合に、サイド規制板125A,125Bで幅方向の位置を規制するものを説明した。しかしながら、これに限らず、例えば原稿トレイ121に小サイズや大サイズに相当する凹状の溝部を設けて、溝部で幅方向の位置を規制するものでも構わない。また、サイド規制板125A,125Bで幅方向の位置を規制する際、幅方向の中央側を基準に、つまり幅方向のサイズが異なる原稿でも搬送中心が同じとなるように位置決めするものを説明した。しかしながら、これに限らず、一方のサイド規制板が固定で、他方のサイド規制板が移動可能な、いわゆる片寄せ型の構造であっても構わない。この場合でも、小サイズに対応する幅方向の第1範囲の内に第1原稿有無検知センサ204が配置され、第1範囲の外かつ大サイズに対応する幅方向の第2範囲の内に第2原稿有無検知センサ205が配置されればよい。
また、第1乃至第4の実施の形態においては、原稿のサイズの判定に基づいて搬送や読取の制御を行うものを説明したが、原稿のサイズの判定結果を表示部91に表示するなどをしてもよい。
また、第1乃至第4の実施の形態においては、第1原稿有無検知センサ204が原稿の有無を検知する原稿有無検知センサであるものを説明したが、これに限らず、第1原稿有無検知センサ204とは別に原稿有無検知センサを設けてもよい。
また、第1乃至第4の実施の形態においては、第1原稿有無検知センサ204及び第2原稿有無検知センサ205が検出部材を回動させて検知するもので説明した。しかしながら、これに限らず、例えばフォトセンサで原稿の有無を直接的に検知するようなものでもよく、つまりどのようなセンサであってもよい。
10…原稿読取装置/20…シート搬送装置(ADF)/60…画像形成部(画像形成エンジン)/80…制御手段(制御部)/91…報知手段(表示部)/100…画像形成装置(プリンタ)/104,212…画像読取手段(表面読取ユニット、裏面読取ユニット)/110…装置本体/111,112,113,114,115…シート搬送手段(ピックアップローラ、分離駆動ローラ、リタードローラ、レジストレーションローラ対、リードローラ対)/120…シート積載手段(シート積載部)/121…積載トレイ(原稿トレイ)/125…幅規制手段(サイド規制手段)/204…第1検知センサ(第1原稿有無検知センサ)/205…第2検知センサ(第2原稿有無検知センサ)/S122,S222,S322…停止処理/W1…第1範囲/W2…第2範囲

Claims (10)

  1. ート積載されるシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートを搬送するシート搬送手段と、
    第1検知位置において、前記シート積載手段に積載されシートを検知する第1検知センサと、
    シート搬送方向に直交する幅方向において前記第1検知位置とは異なる第2検知位置において、前記シート積載手段に積載されシートを検知する第2検知センサと、
    前記第1検知センサがシートを検知し、且つ、前記第2検知センサがシートを検知していない状態で前記シート搬送手段によるシートの搬送が開始された後に、前記第2検知センサがシートを検知した場合に前記シート搬送手段によるシートの搬送を停止する停止処理を実行する制御手段と、を備え
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記制御手段は、前記停止処理を実行した際に、シートを前記シート積載手段に再度積載するように促す報知を実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記報知を実行可能な報知手段を備えた、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記制御手段は、前記停止処理を実行した際に、前記第1検知センサ及び前記第2検知センサによりシートの有りを検知するまで、シートが正しく積載されていないことを報知する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記第2検知位置は、前記幅方向において前記第1検知位置よりも前記シート積載手段の中央から離れた位置である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 請求項1乃至の何れか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送手段により搬送されるシートの画像を読み取る画像読取手段と、を備える、
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  7. 前記制御手段は、前記第1検知センサ及び前記第2検知センサによりシートの有りを検知した場合にシートを第1サイズと判定し、前記第1検知センサによりシートの有りを検知し、かつ前記第2検知センサによりシートの有りを検知していない場合にシートを前記第1サイズよりも小さい第2サイズと判定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の原稿読取装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記シート搬送手段によるシートの搬送を開始する前に、シートのサイズに応じた前記画像読取手段による画像の読取動作の準備を開始する第1準備モードと、
    前記シート搬送手段によるシートの搬送を開始した後に、シートのサイズに応じた前記画像読取手段による画像の読取動作の準備を開始する第2準備モードと、を実行可能であり、
    前記シート搬送手段によるシートの搬送を開始する前に、前記第1準備モードを実行し、
    前記停止処理を実行した場合に、前記第1準備モードから前記第2準備モードに切り替える、
    ことを特徴とする請求項に記載の原稿読取装置。
  9. 前記制御手段は、
    シートを前記第1サイズと判定した場合に、前記シート搬送手段及び前記画像読取手段を前記第1サイズに応じた画像の読取動作で制御する第1読取モードと、
    シートを前記第2サイズと判定した場合に、前記シート搬送手段及び前記画像読取手段を前記第2サイズに応じた画像の読取動作で制御する第2読取モードと、を実行可能であり、
    前記停止処理を実行した回数を計数し、計数した回数が所定回数を超えた場合には、前記第1読取モードを実行する、
    ことを特徴とする請求項又はに記載の原稿読取装置。
  10. 請求項乃至9の何れか1項に記載の原稿読取装置と、
    前記原稿読取装置により読取った画像を別のシートに形成する画像形成部と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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