JP2000264445A - 給紙装置の用紙サイズ検出装置、画像読取装置およびその制御方法 - Google Patents

給紙装置の用紙サイズ検出装置、画像読取装置およびその制御方法

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JP2000264445A
JP2000264445A JP11073708A JP7370899A JP2000264445A JP 2000264445 A JP2000264445 A JP 2000264445A JP 11073708 A JP11073708 A JP 11073708A JP 7370899 A JP7370899 A JP 7370899A JP 2000264445 A JP2000264445 A JP 2000264445A
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JP11073708A
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Hiroaki Komatsu
弘明 小松
Kimio Iida
公雄 飯田
Hidenori Sasaki
秀紀 佐々木
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙方向に略直交する方向に移動可能な給紙
ガイドの位置から用紙サイズを検出する場合に、少ない
数のセンサで多くの用紙サイズを判別する。またこの用
紙サイズ検出装置を画像読取装置に用いることにより、
原稿サイズの変化に対し原稿の搬送間隔を適正に制御
し、適切な画像読取りを可能にする。 【解決手段】 給紙ガイドと共に移動しかつその移動方
向に長い移動体と、この移動体の移動方向に移動体の長
さよりも狭い間隔で配設した移動体検出用の複数のセン
サと、これらセンサの出力信号の組合せの変化に基づい
てセンサの数より多い用紙サイズを判別する判別部とを
備える。移動体は給紙ガイドに固定された遮光板とし、
各センサはこの遮光板の移動軌跡を挟んで対峙する発光
素子と受光素子とで形成できる。また原稿をスリット露
光方式により読取る場合に、この用紙サイズ検出装置に
よって搬送路に入る原稿のサイズを検出し、このサイズ
の増加/減少に対応してこの搬送路に入る原稿の給紙速
度を減速/増速することにより原稿間隙を増加/減少さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像読取装置
(スキャナ)、プリンタやコピー機などで同一寸法の多
数の原稿やプリント用紙を給紙する給紙装置に適用され
る用紙サイズ検出装置と、この用紙サイズ検出装置を用
いた画像読取装置およびその制御方法とに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】画像読取装置(スキャナ)やプリンタや
コピー機などでは、同一寸法の多数の原稿やプリント用
紙を給紙装置から給紙する際に、原稿やプリント用紙の
サイズを検出している。画像読取装置やコピー機で原稿
の画像をCCDラインセンサなどのイメージセンサで読
取る場合には、この検出した用紙サイズに基づいて画像
読取範囲を設定し、必要な範囲だけを読取るようにして
いる。
【0003】ここに従来より、給紙装置に用紙を揃える
ための給紙ガイドを移動可能に設け、この給紙ガイドの
位置をセンサで検出することによって用紙サイズを判別
するものがある。この従来のものは用紙サイズごとに変
える給紙ガイドの位置をそれぞれ別々のセンサで検出す
るものであった。例えば4種の用紙サイズを判別するた
めには4個のセンサを設けていた。また給紙ガイドの位
置を連続的に検出するものも考えられている。
【0004】一方、手形や小切手などの原稿を高速で連
続的に読取って画像処理し、光磁気ディスクなどに記録
する画像読取装置がある。このような画像読取装置とし
て、従来よりスリット露光方式によってCCDラインセ
ンサで画像を読取るものがある。この読取装置は搬送中
の原稿の画像を結像レンズを通してCCDラインセンサ
に導き、このラインセンサで原稿の搬送方向に対して略
直交方向に画像を読取る(走査する)ものである。
【0005】ここに従来の装置では原稿を一定の間隔で
搬送していた。すなわち原稿は搬送部を一定速度で走行
する一方、この搬送部には給紙部より一定速度で原稿を
供給することにより、原稿の間隔を一定にしていた。
【0006】
【従来技術の問題点】従来の用紙サイズ検出装置におい
ては、用紙サイズごとに異なるセンサを設ける場合に
は、用紙サイズの種類が増えるのに伴ってセンサの数を
増やす必要が生じるという問題がある。また給紙ガイド
の位置を連続的に検出する場合には、連続して位置を検
出することが可能な特殊なセンサが必要になり、このよ
うなセンサは高価になるという問題がある。
【0007】また手形・小切手などの画像読取装置で
は、原稿のイメージセンサによる読取り速度と、読取っ
た画像データの画像処理速度およびメモリへの転送速度
とが問題になる。すなわち原稿から読取った画像データ
は、次に搬送されてくる原稿の画像読取り開始までに画
像処理されてメモリに転送されていることが必要であ
る。
【0008】この画像処理および画像データの転送に必
要な時間は、画像データの容量すなわち原稿のサイズが
大きいほど長くなる。しかし従来は原稿の間隔は一定と
していたため、小さい原稿に対しては原稿間隔が過大に
なり単位時間当たりの画像読取処理枚数を増やせないと
いう問題があった。反対に一定以上の大きさの原稿に対
しては、1枚の原稿に必要な処理時間や転送時間が不足
するために処理できないという問題が生じる。
【0009】この発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、少ない数のセンサで多くの用紙サイズを判
別することができる給紙装置の用紙サイズ検出装置を提
供することを第1の目的とする。またこの用紙サイズ検
出装置を用いることにより、原稿サイズが変化した場合
に原稿の搬送間隔を常に適正に制御して、小サイズの原
稿に対しては単位時間当たりの処理枚数を増やし、大サ
イズの原稿に対してもその画像読取りを可能にするよう
にした画像読取装置の制御方法を提供することを第2の
目的とする。さらにこの発明はこの方法の実施に直接使
用する画像読取装置を提供することを第3の目的とす
る。
【0010】
【発明の構成】この発明によれば第1の目的は、給紙方
向に略直交する方向に移動可能であって用紙を幅方向に
揃える給紙ガイドを備え、前記給紙ガイドの位置から用
紙サイズを検出する給紙装置の用紙サイズ検出装置にお
いて、前記給紙ガイドと共に移動しかつその移動方向に
長い移動体と、この移動体の移動方向に移動体の長さよ
りも短い所定間隔離して配設され前記移動体を検出する
複数のセンサと、これら複数のセンサの出力信号の組合
せの変化に基づいて前記センサの数より多い数の用紙サ
イズを判別する判別部とを備えることを特徴とする給紙
装置の用紙サイズ検出装置、により達成される。
【0011】移動体は給紙ガイドに固定されその移動方
向に平行な遮光板とし、各センサはこの遮光板の移動軌
跡を挟んで対峙する発光素子と受光素子とで形成するこ
とができる。このような光学的に移動体を検出するセン
サに代えて、移動体に接触してオンまたはオフするリミ
ットスイッチを用いたセンサや、移動体に付した磁石を
磁気センサで検出するセンサなどを用いてもよい。セン
サを移動体の長さよりも小さい間隔に配設することによ
り、例えば2つのセンサのオン・オフ変化の組合せによ
り4種類の用紙サイズを判別することが可能である。
【0012】第2の目的は、原稿を原稿給紙部から一枚
毎に分離して連続的に搬送路に導き、この搬送路を連続
して一定速度で搬送される原稿の画像をスリット露光方
式により読取る画像読取装置の制御方法において、前記
請求項1〜3のいずれかの用紙サイズ検出装置によって
前記搬送路に入る原稿のサイズを検出し、このサイズの
増加または減少に対応してこの搬送路に原稿を供給する
給紙速度を減速または増速することにより原稿間隙を広
げまたは狭めるように制御することを特徴とする画像読
取装置の制御方法、により達成することができる。
【0013】第3の目的は、複数枚の矩形の原稿を収容
可能な原稿給紙部と、この原稿給紙部に設けられ給紙方
向に略直交する方向に移動可能な給紙ガイドと、この原
稿給紙部から原稿を1枚ずつ分離する重送防止部と、こ
の重送防止部で分離された原稿を一定速度で搬送する搬
送部と、この搬送部内で原稿の画像を読取る画像センサ
と、この搬送部を通過した原稿を集める原稿排紙部とを
備えるスリット露光方式の画像読取装置において、前記
原稿給紙部に設けた前記請求項1〜3のいずれかの用紙
サイズ検出装置と、前記用紙サイズ検出装置で検出した
原稿サイズの増加または減少に対応して前記重送防止部
が送出する原稿の給紙速度を減速または増速することに
より原稿間隙を広げまたは狭めるように制御する給紙制
御部とを備えることを特徴とする画像読取装置、により
達成することができる。
【0014】重送防止部はフィードローラとリバースロ
ーラと備え、フィードローラを駆動する給紙モータの回
転速度を制御することによって原稿の間隙を変えること
ができる。給紙モータはステッピングモータ(パルスモ
ータ)とすれば、その速度を速やかに変えることができ
て望ましい。
【0015】
【実施態様】図1はこの発明の一実施態様の外観図、図
2は同じく左側面図、図3はミラー群の配置を示す平面
図、図4は同じくミラー群および光学系を示す正面図、
図5は各部の配置の概要を示す図、図6は光学系を示す
斜視図、図7は画像読取部付近を拡大した左側面図であ
る。これらの図によって本発明を適用する画像読取装置
の概要を説明する。
【0016】
【装置の概要】図1で符号10は画像読取装置であり、
プリンタ12を収納する台箱14の上に載せられてい
る。画像読取装置10は、その正面に原稿給紙部16が
設けられ、その上面中央付近に原稿排紙部18が設けら
れている。上面は側面視で山型に形成され、その正面側
の斜面には液晶表示板20が取付けられている。画像読
取装置10は略箱状の本体ケース22に収容され、この
本体ケース22の上部は支点24(図2)を中心に上方
へ開閉可能な側面視山型の蓋26となっている。前記表
示板20は支点28(図2)を中心にして上方へ開閉可
能である。従って表示板20あるいは蓋26を上方へ開
くことにより内部の点検整備を行うことができる。
【0017】原稿30は原稿給紙部16から投入され、
重送防止部32で1枚毎に分けられて搬送部40に入
る。重送防止部32は、給紙モータ34によってベルト
駆動されるフィードローラ36と、逆方向に回転駆動さ
れるリバースローラ38とを備える。原稿30はこれら
フィードローラ36とリバースローラ38との間に入
り、重送が防止されて1枚の原稿30だけが分けられ
る。この給紙モータ34はステッピングモータで形成さ
れ、その速度は後記するように原稿30の大きさ、傾き
あるいは間隙によって制御される。
【0018】40は搬送部である。搬送部40は搬送モ
ータ42によってベルト駆動される減速軸44と、この
減速軸44に巻掛けられたベルト46によって駆動され
る駆動ローラ群51と、このベルト46により中間軸4
8を介して駆動される搬送ベルト50と、ベルト46に
対向して垂直方向に順次配列された多数の従動ローラ群
52と、搬送ベルト50に上方から載せられ略L字型に
順次配列された従動ローラ群を保持する着脱可能な押え
ローラ支持体54とを有する。
【0019】搬送ベルト50と押えローラ支持体54と
は、重送防止部32から送られて来る原稿30を上下か
ら挟んで略水平に搬送し、さらに上方に向けて駆動ロー
ラ群51と従動ローラ群52との間に進入させる。原稿
30は駆動ローラ群51と従動ローラ群52の間に挟ま
れてほぼ垂直に上方へ送られ、原稿排紙部18に排出さ
れる。押えローラ支持体54は、原稿給紙ユニット31
を支点35を中心にして前方(正面側)へ開くことによ
り上方より手を入れて出し入れすることができ、搬送路
40に詰まった原稿30を取外すことができる。ここに
搬送部40では原稿30は一定速度で送られる。
【0020】駆動ローラ群51の垂直な搬送路の途中に
は、原稿30を両側から挟む一対の撮影用ガラス56
(56a、56b)が配設されている。撮影用ガラス5
6の外側には水平で長い光源ランプ58(58a、58
b)が配設されている(図2,7参照)。ここに各ラン
プ58a、58bは高さが異なる。すなわち原稿30の
表面中を照明するランプ58aは裏面を照明するランプ
58bよりも低く、従って表面の画像読取位置60aは
裏面の画像読取位置60bよりも低い(図7)。
【0021】また各ガラス56a、56bには、反対側
のランプ58b、58aの透過光が入射するのを防止す
るために黒色の遮光膜62(62a、62b)が形成さ
れている。各ランプ58a、58bは遮光板64(64
a、64b)や遮光板66で囲まれ、不用な光を遮光し
ている。68は反射板であり、表側を照明するランプ5
8aの光の一部を反射してガラス56間に入る前に原稿
30の表面に導く。
【0022】この反射板68による反射光で照明された
原稿30の表面の照度はフォトトランジスタ70で検出
され、このフォトトランジスタ70の出力によりランプ
58の照度が自動で制御される。すなわち自動露光制御
が行われる。ここに反射板68の反射光の原稿30に対
する入射角θ2は、ランプ58aの画像読取位置60a
に対する入射θ1と等しくすることにより、画像読取位
置60aと照度検出位置との照明条件を揃えている。
【0023】原稿30の表裏両面の画像は、ガラス56
a、56b間を通過する際に、それぞれの画像読取位置
60a、60bでスリット露光方式によって読取られ
る。すなわち表裏各面の画像は、図7に示すスリット7
2(72a、72b)を通り、さらに図6に示すミラー
群を介して共に1つの結像レンズ74に導かれ、1つの
CCDラインセンサ76に結像される。ここにミラー群
は、それぞれ一対の第1ミラー78(78a、78b)
と、第2ミラー80(80a、80b)と、第3ミラー
82(82a、82b)とを備える。
【0024】第1ミラー78は、原稿30を挟んで約4
5°をなすように水平に配線され、ガラス56を通して
原稿30の表裏各面の画像を本体ケース22の左側の側
面に水平に導く。第2ミラー80(80a、80b)
は、本体ケース22の上部左側の隅に沿って配設され、
第1ミラー78の反射画像を下方へ導く。第3ミラー8
2は本体ケース22の下部左側の隅に沿って配設され、
第2ミラー80の反射光を受光して結像レンズ78に導
く。
【0025】ここに表面に対する第1ミラー78aおよ
び第2ミラー80aは、画像読取位置60aと同じ高さ
に設定され、同様に裏面に対する第1ミラー78b、第
2ミラー80bは、画像読取位置60bと同じ高さに設
定されている。すなわち画像読取位置60a、60bの
高さの差Aは、図6に示すように、第2ミラー80a、
80bの高さの差と等しい。また原稿30と第1ミラー
78a、78bとの間隔B1、C1(例えば原稿30の画
像中央の間隔)は、低い位置の第1ミラー78aとの間
隔B1が、高い位置の第1ミラー78bとの間隔C1より
も大きい。
【0026】そして結像レンズ74の画像読取り位置6
0aおよび60bに対する共役長が同一となるようにこ
の間隔B、Cが設定される。ここに共役長はここでは光
路長と同意義であり、第1ミラー78と第2ミラー80
との距離をB2,C2として、A+(C1+C2)=B1
2,に設定される。なおここでは第3ミラー82a、
82bは共通1個のミラーで形成されている。また図中
84は光磁気ディスクドライブ装置であり、本体ケース
22の正面から見て右側寄りに開口している。CCDラ
インセンサ76で読取られた画像データは図示しない画
像処理装置で処理されて、このディスクドライブ装置8
4に装填された光磁気ディスク(MO)に記録される。
【0027】図5において86は搬送中の原稿30の後
端を検出する後端センサ、88は原稿30の傾きを検出
するスキューセンサ、90は画像読取開始の基準位置を
求めるスタート検出センサ、92は排紙センサである。
【0028】
【用紙サイズ検出装置】次に用紙サイズ検出装置94を
説明する。図8はその一部を断面して示す拡大斜視図、
図9はその構成を示すブロック図、図10は原理説明
図、図11は用紙サイズ判別結果を示す図である。
【0029】用紙サイズ検出装置94は、原稿給紙部1
6の原稿30を載せる投入台96に設けられている。こ
の投入台96には、原稿30の給紙方向に直交する方向
に移動可能な給紙ガイド98(98A、98B)が取付
けられている。給紙ガイド98Aと98Bとは互いに連
動して原稿30をその幅方向(給紙方向に直交する方
向)に揃える。すなわち両給紙ガイド98A、98B
は、リンクやラックアンドピニオン機構によって互いに
接近方向または離隔方向に連動し、原稿30のサイズに
合わせてその間隔を調節することによって原稿30を揃
えるものである。
【0030】一方の給紙ガイド98Aには、投入台96
の下面に沿ってこの給紙ガイド98Aの移動方向に長い
移動体としての遮光板100が固定されている。図9で
102(102A、102B)は第1および第2のセン
サであり、この遮光板100の移動方向に所定間隔離し
て設けられている。ここではセンサ102としては、遮
光板100の移動軌跡を挟んで対峙する発光素子と受光
素子とを備える光学式のものが用いられる。このセンサ
102は遮光板100がこれら両素子の間に進入するこ
とにより受光素子の出力信号がオフ(OFF)からオン
(ON)に変化する。
【0031】図9において104は判別部であり、両セ
ンサ102A、102Bの出力信号に基づいて原稿30
のサイズを判別する。この判別部104の機能を図1
0、11を用いて説明する。図10では1つの給紙ガイ
ド98Cのみを示しているが、図8に示すように2つの
給紙ガイド98A、98Bを連動させる場合と本質的に
は異なるものではない。すなわち1つの給紙ガイド98
Cにした場合は、原稿30を固定ガイド106側に揃え
てガイドするだけであり、2つの給紙ガイド98A、9
8Bを連動させる場合に比べて給紙ガイド98Cの移動
量が2倍になるだけであるからである。
【0032】図10において、遮光板100はその長さ
が原稿30の最大寸法Mと最小寸法mの差(M−m)よ
り少し短く設定される。また第1および第2のセンサ1
02A、102Bの間隔Lは、この差(M−m)よりも
少し小さく、両センサ102A、102Bの出力信号が
図11に示すように原稿30の幅変化に対して変化する
位置に設定されている。
【0033】すなわち最大幅Mの原稿30に対しては、
図10(A)に示すように遮光板100は両センサ10
2A、102Bの外側に位置する(図11の状態A)。
また最小幅mの原稿30に対しては、図10(D)に示
すように遮光板100は第1のセンサ102Aのみによ
り検出(オン)される(図11の状態D)。そしてこれ
らの間で第2のセンサ102Bのみが遮光板100を検
出してオンとなる時には、最大幅Mよりも小さい幅M′
の原稿30であり(図11の状態B)、第1のセンサ1
02Aのみが遮光板100を検出してオンになる時には
最小幅mよりも大きいm′(但しm′<M′)の原稿3
0であると判別する。この結果2つのセンサ102A、
102Bで4種類の原稿サイズを判別することができ
る。
【0034】この判別部104による判別結果は給紙制
御部108に入力される。給紙制御部108では原稿サ
イズに基づいて給紙モータ34の速度を変化させる。す
なわち原稿サイズの増加に伴って1枚の原稿に対する画
像処理時間やデータ転送時間が長くなるので、給紙モー
タ34を減速させることにより給紙部16から搬送部4
0に入る原稿30の間隔を拡大する。また原稿サイズの
減少に伴って給紙モータ34を増速させ、搬送部40に
入る原稿30の間隔を詰めて単位時間当たりの処理枚数
を増加させる。
【0035】ここに給紙モータ34は例えばステッピン
グモータなどの速度応答性の良いものが望ましい。この
場合は駆動パルスの時間間隔(周波数)を下げることに
より給紙モータ34の回転速度すなわち給紙速度を駆動
パルスの変化に直ちに対応させてリアルタイムに下げる
ことができる。
【0036】
【他の実施態様】以上の実施態様では原稿サイズによっ
て原稿30の給紙速度を変えるが、原稿サイズだけでな
く原稿30の傾きや2枚の原稿30の間隙寸法や、原稿
30の長さによっても給紙速度を変化させるようにして
もよい。例えば搬送部40の入口付近に設けた前記スキ
ューセンサ88により傾きや間隙寸法や長さを検出する
ことができる。
【0037】ここにスキューセンサ88は原稿30の搬
送方向に対して直交する直線上に一定間隔空けて配置し
た2つの原稿センサで形成でき、両原稿センサの出力信
号の時間差から傾きを検出することができる。また一方
の原稿センサの出力信号の変化と傾きとを用いて間隙寸
法や原稿長さを求めることができる。給紙制御部108
では、傾きの増加、原稿長さの増加に対して給紙速度を
下げることにより、搬送部40に入る原稿30の間隔を
広げ、原稿30の画像処理およびデータ転送のための時
間を十分に確保することができる。また原稿30間で空
いた寸法すなわち原稿30が無い間隙寸法の増大に対し
て給紙速度を上げることにより、単位時間当たりの処理
枚数(処理速度)が減少するのを防ぐことができる。
【0038】この実施態様では、2つのセンサ102
A、102Bで4種の原稿サイズを判別するが、2以上
のセンサを用いて4種以上の原稿サイズを判別するよう
にしてもよい。例えば3つの略等間に配設したセンサに
対してセンサ間隔より少し長い移動体を組合せて用いる
ことにより3×2=6種の原稿サイズを判別することが
できる。同様にn個のセンサによりn×2種の原稿サイ
ズの判別が可能である。
【0039】以上説明した実施態様では、原稿の表・裏
の両面の画像を読取るが、この発明はいずれか片面だけ
を読取るものにも適用でき、そのようなものを含む。ま
たラインセンサは、原稿の表画像と裏画像に対して1本
で共用しているが、表・裏面に対して別々のラインセン
サを用いてもよい。
【0040】また本発明はファクシミリやコピー機やプ
リンタなどの原稿やプリント用紙の給紙部に適用するこ
ともでき、このようなものも包含する。図12は本発明
をデジタルコピー機に適用した一実施態様を示す。この
図で110は原稿台であり、この原稿台110には給紙
ガイド112が給紙方向に対して直交方向に移動可能に
設けられている。原稿はこの給紙ガイド112と固定ガ
イド114とにガイドされて自動給紙される。給紙ガイ
ド112の位置は原稿台110の下に配設された移動体
および複数のセンサにより判別される。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、給紙ガ
イドと共に移動する移動体を、この移動体の長さよりも
短い間隔離して設けた複数のセンサにより検出し、これ
らのセンサの出力信号の組合せによって用紙サイズを判
別するものであるから、少ない数のセンサで多くの用紙
サイズを判別することが可能になる。
【0042】例えば2つのセンサを用いることにより4
種の原稿サイズを判別できる(請求項3)。同様にn個
のセンサを用いてn×2種の原稿サイズの判別が可能で
ある。移動体は遮光板とし、センサはこの遮光板の移動
軌跡を挟んで対峙する発光素子と受光素子とで構成する
ことができる(請求項2)。
【0043】請求項4の発明によれば、原稿をスリット
露光方式によって読取る画像読取方法において、請求項
1〜3のいずれかの用紙サイズ検出装置によって搬送路
に入る原稿サイズを検出し、原稿サイズの増加に対応さ
せて給紙速度を減少させるものであるから、原稿の画像
を読取り正確に画像処理し、画像データを正確に転送す
ることが可能になる。また原稿サイズの減少に対して給
紙速度を上げるから、単位時間当たりの処理枚数が下が
るのを防ぎ、処理能率の低下を防ぐことができる。
【0044】請求項5の発明によれば、この方法の実施
に直接使用する画像読取装置を提供することができる。
重送防止部はフィードローラとリバースローラとを備
え、フィードローラを駆動する給紙モータの速度を変え
ることにより給紙速度を制御することができる(請求項
6)。この場合給紙モータはステッピングモータで形成
することにより、応答性良く速やかに給紙速度を制御で
きる(請求項7)。
【0045】給紙速度は、原稿サイズの変化によって連
続的に制御するのがよいが、不連続に2段あるいは多段
に段階的に制御してもよい(請求項8)。この場合は制
御系統が簡単になる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様の外観図
【図2】同じく左側面図
【図3】ミラー群の配置を示す平面図
【図4】同じくミラー群および光学系を示す正面図
【図5】各部の配置の概要を示す図
【図6】光学系を示す斜視図
【図7】画像読取部付近を拡大した左側面図
【図8】用紙サイズ検出装置の一部を断面して示す拡大
斜視図
【図9】用紙サイズ検出装置の構成を示すブロック図
【図10】同じくその原理説明図
【図11】その用紙サイズ判別結果を説明する図
【図12】他の実施態様を示す図
【符号の説明】
10 画像読取装置 16 原稿給紙部 18 原稿排紙部 30 原稿 32 重送防止部 34 給紙モータ 40 搬送部 42 搬送モータ 74 結像レンズ 76 ラインセンサ 98(98A〜C)、112 給紙ガイド 100 移動体としての遮光板 102 センサ 104 判別部 108 給紙制御部
フロントページの続き (72)発明者 佐々木 秀紀 神奈川県綾瀬市小園1005番地 富士マイク ログラフィックス株式会社内 Fターム(参考) 3F343 FA03 FB02 FB04 FC01 HE04 JD09 LD10 LD28 MA03 MA16 MA26 MB03 MB15 MB16 MC06 MC09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙方向に略直交する方向に移動可能で
    あって用紙を幅方向に揃える給紙ガイドを備え、前記給
    紙ガイドの位置から用紙サイズを検出する給紙装置の用
    紙サイズ検出装置において、 前記給紙ガイドと共に移動しかつその移動方向に長い移
    動体と、この移動体の移動方向に移動体の長さよりも短
    い所定間隔離して配設され前記移動体を検出する複数の
    センサと、これら複数のセンサの出力信号の組合せの変
    化に基づいて前記センサの数より多い数の用紙サイズを
    判別する判別部とを備えることを特徴とする給紙装置の
    用紙サイズ検出装置。
  2. 【請求項2】 移動体は給紙ガイドに固定された遮光板
    で形成され、センサはこの遮光板の移動軌跡を挟んで対
    峙する発光素子および受光素子で形成される請求項1の
    給紙装置の用紙サイズ検出装置。
  3. 【請求項3】 移動体の長さよりも小さい間隔で配設さ
    れた第1および第2のセンサを備え、第1および第2の
    センサのオン・オフ信号の組合せによって4種の用紙サ
    イズを判別可能とした請求項1または2の給紙装置の用
    紙サイズ検出装置。
  4. 【請求項4】 原稿を原稿給紙部から一枚毎に分離して
    連続的に搬送路に導き、この搬送路を連続して一定速度
    で搬送される原稿の画像をスリット露光方式により読取
    る画像読取装置の制御方法において、 前記請求項1〜3のいずれかの用紙サイズ検出装置によ
    って前記搬送路に入る原稿のサイズを検出し、このサイ
    ズの増加または減少に対応してこの搬送路に原稿を供給
    する給紙速度を減速または増速することにより原稿間隙
    を広げまたは狭めるように制御することを特徴とする画
    像読取装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 複数枚の矩形の原稿を収容可能な原稿給
    紙部と、この原稿給紙部に設けられ給紙方向に略直交す
    る方向にた移動可能な給紙ガイドと、この原稿給紙部か
    ら原稿を1枚ずつ分離する重送防止部と、この重送防止
    部で分離された原稿を一定速度で搬送する搬送部と、こ
    の搬送部内で原稿の画像を読取る画像センサと、この搬
    送部を通過した原稿を集める原稿排紙部とを備えるスリ
    ット露光方式の画像読取装置において、 前記原稿給紙部に設けた前記請求項1〜3のいずれかの
    用紙サイズ検出装置と、前記用紙サイズ検出装置で検出
    した原稿サイズの増加または減少に対応して前記重送防
    止部が送出する原稿の給紙速度を減速または増速するこ
    とにより原稿間隙を広げまたは狭めるように制御する給
    紙制御部とを備えることを特徴とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】 重送防止部は給紙モータにより駆動され
    るフィードローラと、このフィードローラと反対方向に
    回転駆動されるリバースローラとを備え、前記給紙制御
    部は前記給紙モータの回転速度を制御する請求項5の画
    像読取装置。
  7. 【請求項7】 給紙モータはステッピングモータで形成
    される請求項6の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 給紙制御部は重送防止部の給紙速度を複
    数段階に不連続に変える請求項5〜7のいずれかの画像
    読取装置。
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