JP2009161261A - シート搬送装置、及び画像読取装置 - Google Patents

シート搬送装置、及び画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009161261A
JP2009161261A JP2007339267A JP2007339267A JP2009161261A JP 2009161261 A JP2009161261 A JP 2009161261A JP 2007339267 A JP2007339267 A JP 2007339267A JP 2007339267 A JP2007339267 A JP 2007339267A JP 2009161261 A JP2009161261 A JP 2009161261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
document
width
sensor
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007339267A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Osakabe
吉記 刑部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2007339267A priority Critical patent/JP2009161261A/ja
Priority to US12/342,009 priority patent/US7832726B2/en
Publication of JP2009161261A publication Critical patent/JP2009161261A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H7/00Controlling article feeding, separating, pile-advancing, or associated apparatus, to take account of incorrect feeding, absence of articles, or presence of faulty articles
    • B65H7/02Controlling article feeding, separating, pile-advancing, or associated apparatus, to take account of incorrect feeding, absence of articles, or presence of faulty articles by feelers or detectors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2404/00Parts for transporting or guiding the handled material
    • B65H2404/10Rollers
    • B65H2404/15Roller assembly, particular roller arrangement
    • B65H2404/153Arrangements of rollers facing a transport surface
    • B65H2404/1531Arrangements of rollers facing a transport surface the transport surface being a cylinder
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2405/00Parts for holding the handled material
    • B65H2405/30Other features of supports for sheets
    • B65H2405/33Compartmented support
    • B65H2405/332Superposed compartments
    • B65H2405/3321Feed tray superposed to discharge tray
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2511/00Dimensions; Position; Numbers; Identification; Occurrences
    • B65H2511/10Size; Dimensions
    • B65H2511/12Width
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2511/00Dimensions; Position; Numbers; Identification; Occurrences
    • B65H2511/50Occurence
    • B65H2511/51Presence
    • B65H2511/514Particular portion of element
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2553/00Sensing or detecting means
    • B65H2553/80Arangement of the sensing means
    • B65H2553/82Arangement of the sensing means with regard to the direction of transport of the handled material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/10Handled articles or webs
    • B65H2701/13Parts concerned of the handled material
    • B65H2701/131Edges
    • B65H2701/1311Edges leading edge

Abstract

【課題】シートが斜めに載置されたことに起因するシート幅の誤検知の発生を低減することができるシート搬送装置、及びこのシート搬送装置が搭載された画像読取装置の提供。
【解決手段】載置部30には、原稿81と原稿82が載置される。スキャナ10では、載置部30の吸入ガイド68の第1位置91に配置された第1センサ71による検知結果、及び第2位置92に配置された第2センサ72による検知結果に基づいて原稿の幅が判別される。第1位置91は、原稿の幅方向37において、基準位置に原稿が載置された状態において原稿81の幅の内側に設定されている。第2位置92は、原稿の幅濃厚37において、基準位置に原稿が載置された状態において原稿81の幅の外側であって、且つ原稿82の幅の内側に設定されている。また、第2位置92は、搬送方向55において、第1位置91よりも上流側に設定されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、搬送されるシートの幅を判別する手段を備えるシート搬送装置、及びこのシート搬送装置が搭載された画像読取装置に関する。
従来の画像読取装置には、シート搬送装置が設けられている。シート搬送装置は、原稿トレイに載置された原稿を搬送路に沿って搬送して排紙トレイに排出する。画像読取装置では、この原稿の搬送過程において、搬送路の所定位置を通過する原稿の画像がラインセンサによって読み取られる。
特許文献1に記載の画像読取装置は、上記搬送路に原稿検知センサ及び原稿幅検知センサが設けられている。原稿検知センサは、搬送路を通過する原稿を検知するものである。この原稿検知センサは、搬送路に沿って搬送される全てのサイズの原稿を検知可能な位置に設けられている。原稿幅検知センサは、原稿の搬送方向と直交する直交方向における原稿の端部を検知するものである。この原稿幅検知センサの検知結果に基づいて、搬送路に沿って搬送される原稿が大サイズ(A3サイズやB4サイズ)の原稿であるか、又は小サイズ(A4サイズやB5サイズ)の原稿であるかが判別される。原稿幅検知センサが搬送路に設けられているので、原稿トレイにサイズが異なる複数枚の原稿が積載された場合でも、原稿が搬送路に送り込まれた際に原稿幅の判別が可能である。
特許文献2に記載の画像読取装置は、原稿トレイに原稿を検知するための6つのセンサが設けられている。これらのセンサは、原稿が搬送される搬送方向と直交する直交方向へ一列に並べられている。この画像読取装置では、これら6つのセンサの検知結果に基づいて、原稿トレイに載置された原稿の幅が判別される。
また、従来の画像読取装置の原稿トレイには、一対のサイドガイドが設けられている。サイドガイドは、原稿トレイに載置される原稿の側縁に当接されるものである。サイドガイドは、原稿トレイの幅方向(上述の直交方向)へスライド可能に構成されている。一対のサイドガイドは、一方のサイドガイドが幅方向へスライドされると、他方のサイドガイドが連動して一方のサイドガイドと相反する方向へスライドされる。原稿トレイに原稿が載置された状態でサイドガイドがスライドされると、原稿の両側縁にサイドガイドが当接して原稿が位置決めされる。これにより、原稿トレイに載置された原稿の幅にかかわらず、原稿の幅方向の中心が常に一定位置(例えば原稿トレイの幅方向の中央)となる。
特開2006−115428号公報 特開昭62−93158号公報
ところで、原稿トレイには幅が異なる原稿が載置される。このため、一対のサイドガイドは、原稿トレイに載置される原稿の幅に応じた位置に配置される。一対のサイドガイドの間隔が原稿の幅と等しくなるようにサイドガイドが配置された状態では、ユーザが原稿トレイに原稿をスムーズに載置することができない。このため、サイドガイドの間隔が原稿の幅よりも若干広くなるようにサイドガイドが配置された状態で、原稿トレイに原稿が載置される。この場合、サイドガイドによって原稿が十分に規制されず、また、原稿の載置がユーザの手作業で行われることもあって、原稿トレイに対して原稿が斜めになることがある。このように、原稿が斜めに載置された場合、原稿の先端の隅部が搬送方向の上流側へずれることとなる。特許文献2に記載の画像読取装置では、上述のように、複数のセンサが上記直交方向へ一列に並べられている。このため、原稿の先端の隅部が上記複数のセンサよりも搬送方向の上流側にずれた場合、原稿トレイの基準位置に原稿が正しく載置されていればセンサによって検知されるはずの上記隅部が、当該センサに検知されないこととなる。これにより、原稿の幅が誤って判別され、結果として、原稿の読取が正常に行われないという問題が生じる。
また、シート搬送装置は、プリンタにおいて例えば手差しトレイに載置された記録用紙を搬送する搬送手段として使用される場合がある。手差しトレイに、記録用紙を検知するための複数のセンサが記録用紙の給送方向と直交する方向へ一列に並べられた構成では、記録用紙の先端の隅部がセンサよりも給送方向の上流側にずれた場合に、上記原稿の幅の誤検知と同様に、記録用紙の幅が誤って判別されることとなる。その結果、本来供給されるべき記録用紙とは異なるサイズの記録用紙が手差しトレイからプリンタへ供給される。その結果、ユーザが意図しないサイズの記録用紙に画像が記録されるという問題が生じる。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、シートが斜めに載置されたことに起因するシート幅の誤検知の発生を低減することができるシート搬送装置、及びこのシート搬送装置が搭載された画像読取装置を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係るシート搬送装置は、載置部と、搬送体と、シート幅判別手段と、を具備する。載置部には、第1の幅を有するシートと上記第1の幅よりも広い第2の幅を有するシートを載置可能である。搬送体は、上記載置部の基準位置に載置されたシートを当該シートの幅方向と直交する所定の搬送方向に搬送する。シート幅判別手段は、上記シートの幅を判別する。上記シート幅判別手段は、第1検知手段と、第2検知手段と、を備える。第1検知手段は、上記載置部の第1の位置におけるシートの有無を検知する。第2検知手段は、上記載置部の第2の位置におけるシートの有無を検知する。上記シートの幅方向において、上記第1の位置は、上記基準位置にシートが載置された状態において上記第1の幅の内側に設定されている。上記シートの幅方向において、上記第2の位置は、上記基準位置にシートが載置された状態において上記第1の幅の外側であって、且つ上記第2の幅の内側に設定されている。上記所定の搬送方向において、上記第2の位置が上記第1の位置よりも上流側に設定されている。
載置部には、第1の幅を有するシートや第2の幅を有するシートが載置される。搬送体は、例えば載置部に載置されたシートに圧接された状態で回転駆動されるローラである。載置部に載置されたシートは、搬送体によって載置部から搬送される。本発明のシート搬送装置は、載置部に載置されたシートの幅を判別するシート幅判別手段を備える。シート幅判別手段は、第1検知手段及び第2検知手段を有する。載置部の第1位置におけるシートの有無が第1検知手段によって検知され、載置部の第2位置におけるシートの有無が第2検知手段によって検知される。シート幅判別手段は、これら第1検知手段及び第2検知手段の検知結果に基づいて、シートの幅を判別する。
上記第1の位置は、シートの幅方向において、上記基準位置にシートが載置された状態で上記第1の幅の内側に設定されている。この第1の位置の設定は、例えば第1検知手段がシートを検知するためのセンサが第1の位置に配置されることで実現される。また、第2の位置は、上記基準位置にシートが載置された状態で、上記第1の幅の外側であって、且つ第2の幅の内側に設定されている。この第2の位置の設定は、第2検知手段がシートを検知するためのセンサが第2の位置に配置されることで実現される。第1の位置及び第2の位置に配置されるセンサは、メカニカルセンサであっても光センサであってもよい。
第1の位置及び第2の位置が上述のように設定されているため、第1検知手段のみによってシートが検知された場合には、シート幅判別手段は、載置部に載置されているシートの幅が第1の幅であると判別することができる。また、第1検知手段及び第2検知手段によってシートが検知された場合には、シート幅判別手段は、載置部に載置されているシートの幅が第2の幅であると判別することができる。上記第2の位置は、上記所定の搬送方向において、上記第1の位置よりも上流側に設定されている。このため、載置部に第2の幅を有するシートが斜めに載置されて上記基準位置に対して第2の幅を有するシートの先端の隅部が所定の搬送方向の上流側にずれたとしても、当該隅部が第2検知手段によって検知される。これにより、載置部にシートが斜めに載置されたことに起因するシート幅の誤検知の発生が低減される。なお、本発明のシート搬送装置は、スキャナにおいて原稿トレイに載置された原稿を搬送する搬送手段や、プリンタにおいて手差しトレイに載置された記録用紙を搬送する搬送手段に適用される。
(2) 上記載置部は、上記第1の幅よりも広く上記第2の幅よりも狭い第3の幅を有するシートを載置可能であって、上記シート幅判別手段は、上記載置部の第3の位置におけるシートの有無を検知する第3検知手段を備え、上記シートの幅方向において、上記第3の位置は、上記基準位置にシートが載置された状態において、上記第1の幅の外側であって、且つ上記第3の幅の内側に設定され、上記所定の搬送方向において、上記第3の位置は、上記第1の位置と上記第2の位置とを結ぶ線分よりも上流側に設定されていることが好ましい。
第3の位置は、シートの幅方向において、上記基準位置にシートが載置された状態で上記第1の幅の外側であって、且つ第3の幅の内側に設定されている。この第3の位置の設定は、例えば第3検知手段がシートを検知するためのセンサが第3の位置に配置されることで実現される。このように第3の位置が設定されているため、第1検知手段のみによってシートが検知された場合には、シート幅判別手段は、載置部に載置されているシートの幅が第1の幅であると判別することができる。また、第1検知手段及び第3検知手段によってシートが検知された場合には、シート幅判別手段は、載置部に載置されているシートの幅が第3の幅であると判別することができる。また、第1検知手段、第3検知手段、及び第2検知手段によってシートが検知された場合には、シート幅判別手段は、載置部に載置されているシートの幅が第2の幅であると判別することができる。
第3の位置は、第1の位置と第2の位置とを結ぶ線分よりも所定の搬送方向の上流側に設けられている。このため、載置部に第2の幅を有するシートが斜めに載置されて基準位置に対して当該シートの先端の一端側が所定の搬送方向の上流側にずれたとしても、当該一端側が第3検知手段によって検知される。したがって、載置部に第2の幅を有するシートが載置されているにも拘わらず、そのシートが第1検知手段及び第2検知手段によって検知され且つ第3検知手段に検知されないといった問題が生じることが防止される。
(3) 上記シート幅判別手段は、上記第1検知手段の検知結果に基づいて、上記載置部に載置されたシートの有無を判断する判断手段と、上記判断手段によりシート有りと判断された場合に、上記第2検知手段の検知結果に基づいて、上記シートの幅を判別する第1シート幅判別手段と、を備えていてもよい。
これにより、第1検知手段の検知結果に基づいて、載置部にシートが載置されていると判断手段に判断されてから、そのシートの幅が第2検知手段の検知結果に基づいて第1シート幅判別手段により判別される。本発明は、このような構成に好適である。
(4) 上記シート幅判別手段は、上記第1検知手段の検知結果に基づいて、上記載置部に載置されたシートの有無を判断する判断手段と、上記判断手段によりシート有りと判断された場合に、上記第3検知手段及び上記第2検知手段の検知結果に基づいて上記シートの幅を判別する第2シート幅判別手段と、を備えていてもよい。
これにより、第1検知手段の検知結果に基づいて、載置部にシートが載置されていると判断手段に判断されてから、そのシートの幅が第3検知手段及び第2検知手段の検知結果に基づいて第2シート幅判別手段により判別される。本発明は、このような構成に好適である。
(5) 上記第1の位置が上記搬送体よりも上記所定の搬送方向の下流側に設定されていることが好ましい。
第1の位置が搬送体よりも所定の搬送方向の下流側に設定されているので、第1検知手段の検知結果に基づいて、載置部に載置されているシートの搬送が可能か否かを判定することが可能となる。
(6) 上記載置部に載置されたシートを一枚ずつ分離する分離部を備え、上記分離部は、上記シートの幅方向において上記第1の位置と並んで配置されていることが好ましい。
第1の位置と分離部とがシートの幅方向において並んで配置されているので、第1検知手段の検知結果に基づいて、載置部に載置されているシートが分離されうる位置に達しているか否かを判定することが可能となる。
(7) 上記幅方向へ移動可能であって上記載置部に載置されたシートの側縁に当接されるサイドガイドが上記載置部に設けられていてもよい。
サイドガイドは、載置部に載置されたシートの側縁に当接される。このサイドガイドは、シートの幅に合わせてその位置が上記幅方向へ変更される。例えば、対向する2つのサイドガイドの間隔がシートの幅よりも広い場合、載置部に載置されたシートが斜めになりやすい。本発明は、このような構成に好適である。
(8) また、本発明に係る画像読取装置は、上記シート搬送装置と、上記載置部に載置されたシートが上記搬送体によって搬送される搬送路と、上記搬送路の所定位置を通過するシートの画像を読み取るラインセンサと、を備える。
本発明によれば、シートが斜めに載置されたことに起因するシート幅の誤検知の発生を低減することができる。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の好ましい実施形態について説明する。なお、本実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更され得る。
[図面の説明]
図1は、本実施形態に係るスキャナ10の外観構成を示す斜視図である。図2は、図1におけるII−II断面図である。図3は、スキャナ10の平面図であり、カバー部材19が取り外された状態を示す。図4は、図3におけるIV部の拡大図である。図5は、制御部100の構成を例示するブロック図である。図6は、載置部30に原稿が載置された場合に、スキャナ10で行われる処理の手順を例示するフローチャートである。図7は、図3におけるIV部の拡大図であり、原稿82が斜めに載置された状態を示す。なお、図1に示すスキャナ10は、その下側にプリンタや操作パネル等を備えている。ただし、プリンタや操作パネルは本発明とは直接関係しないため、省略されている。
[スキャナ10の概略構成]
まず、本発明の画像読取装置の一実施形態に係るスキャナ10の構成及び動作について説明する。スキャナ10は、原稿の画像を読み取るスキャナ機能を有するものである。本実施形態では、スキャナ機能のみを有するスキャナ10を例に本発明が説明される。ただし、本発明に係る画像読取装置はスキャナ10に限定されるものではない。本発明に係る画像読取装置は、スキャナ機能を有するものであれば、例えばコピー機能やプリンタ機能等を併せ持つ複合機(Multi Function Device)として実現されてもよい。
図1に示されるように、スキャナ10は、大別して、原稿台11及び原稿カバー17を備える。原稿台11は、フラットベッドスキャナ(FBS:Flat Bed Scanner)として機能するものである。原稿台11は、略直方体の筐体15を有する。筐体15の内部には、後述するラインセンサ40(本発明のラインセンサの一例、図2及び図5参照)が設けられている。
原稿カバー17は、コンタクトガラス20(図3参照)に載置された原稿をコンタクトガラス20に密着させるものである。原稿カバー17は、原稿台11に対して開閉可能に設けられている。具体的には、原稿カバー17は、原稿台11の背面側の蝶番13(図3参照)を介して原稿台11と回動可能に連結されている。この原稿カバー17は、本発明のシート搬送装置の一実施形態に係る自動原稿搬送装置(ADF:Auto Document Feeder、以下「ADF」と略称する。)28を備える。ADF28は、載置部30(本発明の載置部の一例)に載置された原稿(本発明のシートの一例)を搬送路12(本発明の搬送路の一例、図2参照)に沿って搬送するものである。スキャナ10では、コンタクトガラス20(図2参照)に載置された原稿、又はADF28によって搬送路12に沿って搬送される原稿の画像がラインセンサ40によって読み取られる。
ラインセンサ40(図2及び図5参照)は、光源から原稿へ光を照射して原稿からの反射光を主走査ライン毎に読み取るものである。ラインセンサ40としては、焦点距離が短い読取デバイスが使用される。本実施形態においては、ラインセンサ40は、いわゆる密着型のイメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor)である。図には示されていないが、ラインセンサ40は、光源、レンズ、及び受光素子を備える。ラインセンサ40は、光源からコンタクトガラス20又はコンタクトガラス21を通じて原稿に光を照射する。ラインセンサ40は、原稿からの反射光をレンズにより受光素子に集光して電気信号(画像信号)に変換する。これにより、原稿の画像が得られる。ラインセンサ40の受光素子は、例えばチップ単位で原稿の主走査方向(図2における紙面に垂直な方向)に並べられている。ラインセンサ40の光源及びレンズは、この受光素子と同方向に配列されている。
ラインセンサ40は、図示しないコイルバネを介してキャリッジ41に搭載されている。キャリッジ41は、周知のベルト駆動機構によりコンタクトガラス20,21の下方を副走査方向(矢印38の方向)へ移動可能に構成されている。キャリッジ41は、モータ35(図5参照)からの駆動力を受けてコンタクトガラス20,21と平行に副走査方向へ往復移動する。
図2に示されるように、原稿台11の上面にはコンタクトガラス20,21が設けられている。原稿台11に対して原稿カバー17が開かれることにより、コンタクトガラス20,21が露出される。また原稿台11に対して原稿カバー17が閉じられることにより、コンタクトガラス20,21を含む原稿台11の上面全体が覆われる。図2には、原稿台11の上面全体が原稿カバー17で覆われた状態が示されている。
コンタクトガラス20は、原稿台11をFBSとして使用する場合に原稿が載置されるものである。コンタクトガラス20は、透明なガラス板やアクリル板等からなる。コンタクトガラス20に原稿が載置された状態で原稿の読取開始が指示されると、キャリッジ41がコンタクトガラス20に対向して副走査方向(矢印38の方向)へ移動される。その過程で、コンタクトガラス20上の原稿の画像がコンタクトガラス20を通じてラインセンサ40によって読み取られる。
コンタクトガラス21は、ADF28によって搬送される原稿の画像読取を行う際の原稿読取面を構成するものである。コンタクトガラス21は、透明なガラス板やアクリル板等からなる。コンタクトガラス21は、ラインセンサ40の主走査方向の長さに対応して、スキャナ10の奥行き方向(図2における紙面に垂直な方向)に延設されている。載置部30に原稿が載置された状態で原稿の読取開始が指示されると、キャリッジ41が移動されてラインセンサ40がコンタクトガラス21と対向する位置に配置される。載置部30に載置された原稿は、ADF28によって搬送路12に沿って搬送される過程でコンタクトガラス21上(本発明の所定位置の一例)を通過する。この原稿に対して、ラインセンサ40の光源から光が照射される。この光の反射光がラインセンサ40の受光素子に受光され、電気信号に変換されて所定の出力先へ出力される。このように、搬送路12におけるコンタクトガラス21上を通過する原稿の画像がコンタクトガラス21を通じてラインセンサ40によって読み取られる。
図2に示されるように、原稿カバー17の裏面に押さえ部材16が設けられている。押さえ部材16は、コンタクトガラス20と対向する位置に配置されている。押さえ部材16は、例えば板状のスポンジなどからなる。押さえ部材16は、コンタクトガラス20に載置された原稿を押さえるものであり、原稿台11の上面におけるコンタクトガラス20の露出面を覆うように形成されている。この押さえ部材16は、ラインセンサ40が原稿から安定した反射光を得るとともに原稿が存在しない領域に対して白色と同じ出力を得るために、全域にわたって白色単一色とされている。
図1に示されるように、原稿カバー17に原稿トレイ50及び排紙トレイ51が設けられている。原稿トレイ50及び排紙トレイ51は、原稿トレイ50を排紙トレイ51の上側として上下二段に配置されている。排紙トレイ51は、原稿カバー17と一体に構成されている。原稿トレイ50は、トレイ本体56及び回動トレイ52を備える。回動トレイ52は、トレイ本体56に対して上方へ回動可能に構成されている。図1に示されるように、排紙トレイ51の一部は、トレイ本体56及び回動トレイ52によって覆われている。回動トレイ52が矢印39の方向へ回動されることにより、排紙トレイ51の上側が露出される。
[載置部30]
原稿カバー17には載置部30が設けられている。載置部30は、原稿が載置されるものである。本実施形態では、載置部30は、原稿トレイ50及び吸入ガイド68によって構成されている。原稿トレイ50に載置された原稿は、原稿トレイ50及び吸入ガイド68に保持される。本実施形態では、図3に示されるように、A4サイズ(幅:210mm、長さ:297mm)の原稿81(本発明の第1の幅を有するシートの一例)、B4サイズ(幅:257mm、長さ:364mm)の原稿83(本発明の第3の幅を有するシートの一例)、A3サイズ(幅:297mm、長さ:420mm)の原稿82(本発明の第2の幅を有するシートの一例)などが載置部30に載置される。上記寸法から明らかなように、原稿82は、原稿81よりも幅が広い原稿である。また、原稿83は、原稿81よりも幅が広く原稿82よりも幅が狭い原稿である。このように、載置部30は、幅が異なる原稿を載置可能である。これらの原稿81〜83は、その幅方向が矢印37の方向と一致するように載置部30に載置される。このため、以下の説明では、各原稿81〜83の幅方向を幅方向37と称する。
上述のように、本実施形態では、第1の幅を有するシートがA4サイズの原稿81であり、第2の幅を有するシートがA3サイズの原稿82であり、第3の幅を有するシートがB4サイズの原稿83である形態について説明する。ただし、原稿81〜83は、本発明の第1の幅を有するシートと、第2の幅を有するシートと、第3の幅を有するシートとの一例である。したがって、本発明の第1の幅、第2の幅、及び第3の幅は、載置部30に載置可能な原稿に応じて適宜変更される。
図1及び図3に示されるように、原稿トレイ50のトレイ本体56に一対の原稿ガイド53(本発明のサイドガイドの一例)が設けられている。原稿ガイド53は、載置部30に載置された原稿の幅方向37の位置を規制するものである。原稿ガイド53は、プレート48に対して側壁48が立設された縦断面が略L字形状のものである。トレイ本体56には、幅方向37へ延びるガイド溝45が設けられている。プレート48は、このガイド溝45に支持されている。このため、原稿ガイド53は、トレイ本体56に対して幅方向37へスライド可能である。原稿ガイド53は、連動機構57(図2参照)により、いずれか一方の原稿ガイド53がスライドされると、他方の原稿ガイド53が連動して相反する方向へスライドするように構成されている。なお、連動機構57は周知のものであるため、その詳細な説明は省略する。原稿ガイド53は、載置部30に載置された原稿の幅に合わせてその位置が幅方向37へ変更される。具体的には、載置部30に原稿が載置された状態で一方の原稿ガイド53がスライドされる。これにより、一対の原稿ガイド53が原稿の両側縁に当接する。その結果、原稿トレイ50に載置された原稿の幅にかかわらず、原稿の中心が常に一定位置となるように原稿が規制される。
載置部30及び排紙トレイ51は、搬送路12によって連結されている。搬送路12は、載置部30に載置された原稿が搬送されるものである。搬送路12は、図2に示されるように、縦断面視において横向き略U字形状に形成されている。搬送路12は、ADF28の本体を構成するリブやガイド板などの部材によって、原稿が通過可能な所定幅の通路として形成されている。このように形成された搬送路12を原稿が通過することによって、載置部30から供給された原稿が反転されて、排紙トレイ51へ向けてUターン搬送される。
ADF28には、載置部30に載置された原稿を搬送路12に沿って搬送するための搬送手段が設けられている。本実施形態では、図2に示されるように、搬送路12に吸入ローラ60(本発明の搬送体の一例)、分離ローラ61(本発明の分離部の一部)、搬送ローラ62、ピンチローラ63,64、排紙ローラ65、及びピンチローラ66が設けられている。すなわち、これら各ローラ60〜66のローラ面が搬送路12に露出されている。
[吸入ローラ60、分離ローラ61]
図2に示されるように、吸入ガイド68の上側に吸入ローラ60が配置されている。吸入ローラ60は、分離ローラ61よりも搬送方向55(本発明の所定の搬送方向の一例)の上流側に配置されている。ここで、搬送方向55は、載置部30に載置された原稿の幅方向37と直交する方向である。吸入ローラ60は、分離ローラ61の回転軸と同軸に設けられたアーム70(図2参照)の先端部に回転可能に設けられている。このアーム70は、分離ローラ61の回転軸を中心に回動可能に構成されている。このため、吸入ローラ60は、吸入ガイド68に対して接離する方向(図2における上下方向)へ移動可能である。載置部30に原稿が載置された状態でアーム70が下方へ回動されることにより、吸入ローラ60が原稿の先端側に当接する。
分離ローラ61は、図2に示されるように、吸入ガイド68の上側において吸入ローラ61よりも搬送方向55の下流側に配置されている。また、吸入ガイド68における分離ローラ61との当接位置には、分離ローラ61のローラ面に圧接(ニップ)して、摩擦により原稿を分離する分離パッド69(本発明の分離部の一部)が設けられている。この分離パッド69は、幅方向37(図2の紙面と垂直な方向)において、後述する第1センサ71の第1位置91(図4参照)と並ぶように配置されている。分離ローラ61は、この分離パッド69に当接されている。このため、吸入ガイド68に支持された原稿の先端は、分離ローラ61と分離パッド69とのニップ部に当接して制止される。すなわち、原稿(原稿81〜83)は、その先端が吸入ローラ60よりも搬送方向55の下流側に位置するように載置部30に載置される。
吸入ローラ60及び分離ローラ61は、モータ36(図5参照)から駆動力が伝達されて回転駆動される。また、アーム70は、モータ36からの駆動力が伝達されて吸入ローラ60が吸入ガイド68と接離する方向へ回動するようになっている。アーム70が下方へ回動されることにより、吸入ローラ60が吸入ガイド68上の原稿に圧接される。吸入ローラ60は、モータ36からの駆動力を受けて回転駆動される。これにより、吸入ローラ60は、載置部30に載置された原稿を搬送方向55へ搬送する。
[搬送ローラ62]
搬送ローラ62は、搬送路12における分離ローラ61よりも下流側に設けられている。搬送ローラ62は、モータ36からの駆動力が伝達されて回転駆動される。搬送ローラ62の上側のローラ面と対向する位置に、ピンチローラ63が回転自在に設けられている。また、搬送ローラ62の下側のローラ面と対向する位置に、ピンチローラ64が回転自在に設けられている。ピンチローラ63,64は、その軸がバネなどの弾性部材によって搬送ローラ62に向けて弾性付勢されている。これにより、ピンチローラ63,64のローラ面が搬送ローラ62のローラ面に圧接されている。このため、搬送ローラ62が回転駆動されると、ピンチローラ63,64が従動する。
[排紙ローラ65]
搬送路12の最下流位置に排紙ローラ65が設けられている。排紙ローラ65は、吸入ローラ60、分離ローラ61、及び搬送ローラ62と同様に、モータ36からの駆動力が伝達されて回転駆動される。排紙ローラ65の下側のローラ面と対向する位置にピンチローラ66が設けられている。ピンチローラ66の軸は、バネなどの弾性部材によって排紙ローラ65へ向けて弾性付勢されている。これにより、ピンチローラ66のローラ面が排紙ローラ65のローラ面に圧接されている。
[原稿の搬送動作]
上述のように、原稿は、その先端が吸入ガイド68と吸入ローラ60との間を通じて、分離ローラ61と分離パッド69とのニッップ部に当接するように載置部30に載置される。また、原稿は、その両側縁に一対の原稿ガイド53が当接されることにより、原稿の幅方向37における中央位置が載置部30の幅方向37の中央に略一致するように配置される。原稿は、上記2つの条件を満たす位置を基準位置として、載置部30に載置される。図3には、原稿81〜83が基準位置に載置された状態が示されている。
原稿が載置部30の基準位置に載置された状態でモータ36からの駆動力がアーム70に伝達され。これにより、アーム70が下方へ回動されて吸入ローラ60のローラ面が吸入ガイド68上の原稿に圧接される。この状態で、モータ36からの駆動力が吸入ローラ60に伝達されると、載置部30に載置されている原稿が吸入ローラ60の回転力によって搬送方向55へ搬送される。すなわち、原稿が分離ローラ61へと送られる。その結果、原稿の先端が分離パッド69と分離ローラ61との間に送り込まれる。モータ36からの駆動力が分離ローラ61にも伝達される。分離ローラ61が回転すると、分離ローラ61のローラ面と原稿との間の摩擦力により、原稿が搬送方向55の下流側へ送り出される。その際、載置部30に複数枚の原稿が載置(積載)されている場合、原稿が分離パッド69との当接によって制止されるため、最上位置の原稿のみが搬送方向55の下流側へ送り出される。このように、載置部30に載置された原稿は、分離ローラ61及び分離パッド69によって一枚ずつ分離される。分離された最上位置の原稿は、分離ローラ61の回転力を受けて搬送路12の下流側へ搬送される。
原稿は、搬送路12に案内されて、搬送ローラ62とピンチローラ63との間に送り込まれる。モータ36の駆動力が搬送ローラ62にも伝達されているので、原稿は、搬送ローラ62の回転力を受けて搬送路12のさらに下流側へ搬送される。この原稿は、搬送ローラ62とピンチローラ64との間に送り込まれ、搬送ローラ62の回転力を受けて搬送路12のさらに下流側へと搬送される。これにより、原稿の先端が排紙ローラ65とピンチローラ66との間に当接する。モータ36からの駆動力が排紙ローラ65にも伝達されるので、原稿は、排紙ローラ65の回転力を受けて搬送路12の下流側へ搬送されて排紙トレイ51に排出される。この原稿の搬送過程において、原稿は、コンタクトガラス21(図2参照)上を通過する。その際、コンタクトガラス20の下方に配置されているラインセンサ40によって原稿の画像が読み取られる。
[第1センサ71、第3センサ73、第2センサ72]
以下、吸入ガイド68に配置されている第1センサ71、第3センサ73、及び第2センサ72について説明する。第1センサ71、第3センサ73、及び第2センサ72は、載置部30に載置された原稿の有無を検知するためのものである。
第1センサ71、第3センサ73、及び第2センサ72は、透過型の光センサ78(フォトインタラプタ78)、及び軸84に回動可能に軸支された遮蔽部材75,77,76を備える。吸入ガイド68には、各センサ71〜73の遮蔽部材75,77,76を挿通させるための開口が設けられている。遮蔽部材75,77,76は、軸84の一端側がこの開口を通じて吸入ガイド68の上側に露出されている(図2参照)。また、遮蔽部材75,77,76は、軸84の他端側が上記開口を通じて吸入ガイド68の下側に露出されている。
図2に示されるように、吸入ガイド68の裏面側における遮蔽部材75の下方には、フォトインタラプタ78が配置されている。このフォトインタラプタ78は、光を出射する発光部、及び発光部から出射された光を受光する受光部が所定の間隔を隔てて図2の紙面に垂直な方向に対向配置されたものである。第1センサ71は、フォトインタラプタ78の受光部に受光された光の強度に応じたセンサ信号を所定の出力先に出力する。遮蔽部材75の他端側には遮蔽板88が設けられている。遮蔽板88は、発光部と受光部との間に進入又は退出するように設けられている。遮蔽部材75に外力が加えられていない状態では、発光部と受光部との間の光路が遮蔽板88によって遮蔽されている(図2参照)。このため、発光部から出射された光が受光部に受光されない。すなわち、第1センサ71はOFF状態である。載置部30に載置された原稿が遮蔽部材75に当接することにより、遮蔽部材75が回動される。これにより、遮蔽板88が上方に移動してフォトインタラプタ78の光路を遮蔽する位置から離脱する。その結果、発光部から出射した光が受光部により受光され、第1センサ71がON状態となる。
なお、第3センサ73の遮蔽部材77(図4参照)、及び第2センサ72の遮蔽部材76(図4参照)は、遮蔽板75(図2及び図4参照)と同様の構成を有している。すなわち、遮蔽部材77の軸84の他端側に遮蔽板90が設けられ、遮蔽部材76の軸84の他端側に遮蔽板89が設けられている。また、遮蔽部材77の下方、及び遮蔽部材76の下方にも、第1センサ71と同様のフォトインタラプタ78が設けられている。すなわち、遮蔽部材77の回動により、第3センサ73のフォトインタラプタ78の光路が遮蔽板90によって遮蔽又は開放される。また、遮蔽部材76の回動により、第2センサ72のフォトインタラプタ78の光路が遮蔽板89によって遮蔽又は開放される。遮蔽部材77,76は、原稿が軸84の一端側に当接されることによって遮蔽部材75と同様に回動する。したがって、第3センサ73の状態変化、及び第2センサ72の状態変化についての説明を省略する。
第1センサ71は、載置部30の吸入ガイド68における第1位置91(本発明の第1の位置の一例、図4参照)に配置されている。本実施形態における第1位置91は、載置部30に載置された原稿の先端が第1センサ71の遮蔽部材75に当接する位置である。第1センサ71は、基準位置に載置されたA4サイズの原稿81よりも幅方向37の内側(図4では下側)に配置されている。すなわち、原稿の幅方向37において、第1位置91は、基準位置に原稿が載置された状態において第1の幅(本実施形態では、原稿81の幅)の内側に設定されている。
また、第1センサ71は、吸入ローラ60よりも搬送方向55の下流側に配置されている(図2参照)。すなわち、第1位置91は、搬送方向55において、吸入ローラ60よりも下流側に設定されている。このため、第1センサ71によって原稿が検知されるか否かによって、その原稿が吸入ローラ60によって搬送可能であるか否かを判断することができる。具体的には、載置部30に原稿が載置されているにも拘わらず第1センサ71によってその原稿が検知されていない場合、その原稿の先端が吸入ローラ60よりも搬送方向55の上流側に位置しているおそれがある。このため、吸入ローラ60によって原稿を搬送することができないと判断される。また第1センサ71によって原稿が検知された場合、その原稿の先端が吸入ローラ60よりも搬送方向55の下流側に位置している。このため、吸入ローラ60によって原稿を搬送することができると判断される。
第3センサ73は、載置部30の吸入ガイド68における第3位置93(本発明の第3の位置の一例、図4参照)に配置されている。本実施形態における第3位置93は、載置部30に載置された原稿の先端が第3センサ73の遮蔽部材77に当接する位置である。第3センサ73は、図4に示されるように、基準位置に載置されたA4サイズの原稿81よりも幅方向37の外側であって、且つB4サイズの原稿83よりも幅方向37の内側に配置されている。すなわち、原稿の幅方向37において、第3位置93は、基準位置に原稿が載置された状態において第1の幅(本実施形態では原稿81の幅)の外側であって、且つ第3の幅(本実施形態では原稿83の幅)の内側に設定されている。
また、第3センサ73は、図4に示されるように、第1センサ71と第2センサ72とを結ぶ線分79よりも搬送方向55の上流側に配置されている。すなわち、第3位置93は、第1センサ71が配置されている第1位置91と、第2センサ72が配置されている第2位置92(本発明の第2の位置の一例、図4参照)とを結ぶ線分79よりも搬送方向55の上流側に設定されている。
第2センサ72は、載置部30の吸入ガイド68における第2位置92に配置されている。本実施形態における第2位置92は、載置部30に載置された原稿の先端が第2センサ72の遮蔽部材76に当接する位置である。第2センサ72は、図4に示されるように、基準位置に載置されたB4サイズの原稿83の外側であって、且つA3サイズの原稿82の内側に配置されている。すなわち、第2位置92は、原稿の幅方向37において、基準位置に原稿が載置された状態において第1の幅(本実施形態では、原稿81の幅)の外側、より詳細には、第3の幅(本実施形態では原稿83の幅)の外側であって、且つ第2の幅(本実施形態では、原稿82の幅)の内側に設定されている。
第2センサ72は、第1センサ71よりも搬送方向55の上流側であって、且つ搬送方向55において第3センサ73とほぼ同じ位置に配置されている。すなわち、搬送方向55において、第2センサ72が配置されている第2位置92が、第1センサ71が配置されている第1位置91よりも上流側に設定されている。また、搬送方向55において、第3センサ73が配置されている第3位置93とほぼ同じ位置に第2位置92が設定されている。
[制御部100]
次に、図5を参照しつつ、制御部100の概略構成を説明する。
制御部100は、スキャナ10の全体動作を統括的に制御するものである。制御部100は、図5に示されるように、CPU101、ROM102、RAM103、EEPROM104、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)105を主とするマイクロコンピュータとして構成されている。CPU101、ROM102、RAM103、EEPROM104、及びASIC105は、バス106を介して通信可能に接続されている。
本実施形態では、制御部100によって本発明の判断手段、第2シート幅判別手段が実現される。また、制御部100及び第1センサ71によって本発明の第1検知手段が実現される。また、制御部100及び第2センサ72によって本発明の第2検知手段が実現される。また、制御部100及び第3センサ73によって本発明の第3検知手段が実現される。また、制御部100、第1センサ71、第2センサ72、及び第3センサ73によって本発明のシート幅判別手段が実現される。
ROM102には、CPU101が画像読取ユニット24などを制御するためのプログラムが格納されている。RAM103は、CPU101が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又はデータ処理などの作業領域として使用される。EEPROM104には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
ASIC105には、画像読取ユニット24が接続されている。画像読取ユニット24は、原稿の読取動作を実行して原稿の画像を画像信号として出力するものである。画像読取ユニット24は、駆動回路33、モータ35、及びラインセンサ40を有する。駆動回路33は、ASIC105から入力される相励磁信号等に基づいて、モータ35に駆動信号を通電する。モータ35は、例えばステッピングモータである。モータ35は、駆動回路33からの駆動信号を受けて回転する。これにより、キャリッジ41が移動される。また、駆動回路33は、ラインセンサ40の光源を点灯させるための動作電流の調整等も行う。
ASIC105には、駆動回路34が接続されている。駆動回路34は、モータ36を駆動させるものである。モータ36は、ADF28の駆動源であり、正逆双方向に回転可能に構成されている。駆動回路34は、ASIC105からの出力信号を受けて、モータ36を回転させるためのパルス信号を生成する。このパルス信号に基づいて、モータ36が回転駆動される。モータ36は、図示しない駆動伝達機構を介して吸入ローラ60、分離ローラ61、搬送ローラ62、及び排紙ローラ65と連結されている。載置部30に原稿が載置された状態でモータ36が駆動される。これにより、吸入ローラ60、分離ローラ61、搬送ローラ62、及び排紙ローラ65が回転駆動されて、原稿が搬送路12に沿って搬送される。
制御部100には、図示しないセンサ入力回路を介して第1センサ71、第3センサ73、及び第2センサ72が接続されている。各センサ71〜73から出力されたセンサ信号は、センサ入力回路によってノイズ除去されて制御部100へ出力される。
上述のように、吸入ガイド68の第1位置91(図4参照)に第1センサ71が配置されている。このため、制御部100は、第1センサ71から出力されるセンサ信号に基づいて、第1位置91における原稿の有無を検知することが可能である。また、上述のように、吸入ガイド68の第3位置93(図4参照)に第3センサ73が配置されている。このため、制御部100は、第3センサ73から出力されるセンサ信号に基づいて、第3位置93における原稿を有無を検知することが可能である。また、上述のように、吸入ガイド68の第2位置92(図4参照)に第2センサ72が配置されている。このため、制御部100は、第2センサ72から出力されるセンサ信号に基づいて、第2位置92における原稿を有無を検知することが可能である。なお、分離パッド69が第1位置91と幅方向37に並んで配置されているので、複数枚の原稿が載置部30に載置されている場合、第1センサ71による検知結果に基づいて、これらの原稿が分離されうる位置に達しているか否かを制御部100が判定することが可能である。
[画像読み取り]
以下、載置部30に原稿が載置された場合に、スキャナ10で行われる処理の手順について図6のフローチャートに基づいて説明する。なお、図6のフローチャートに基づいて説明するスキャナ10の処理は、ROM102に格納されているプログラムに基づいて制御部100が発行する命令に従って行われる。
制御部100は、第1センサ71から出力されるセンサ信号に基づいて、第1センサ71に原稿が検知されたか否かを判断する(S1)。すなわち、制御部100は、第1センサ71が原稿を検知していないOFF状態であるか、或いは、第1センサ71が原稿を検知しているON状態であるかを判断する。上述のように、この第1センサ71は、第1位置91に配置されている。このため、載置部30の基準位置にA4サイズの原稿81が載置された場合、原稿81が第1センサ71の遮蔽部材75に当接して遮蔽部材75が回動される。また、載置部30の基準位置にB4サイズの原稿83が載置された場合、原稿83が遮蔽部材75に当接して遮蔽部材75が回動される。また、載置部30の基準位置にA3サイズの原稿82が載置された場合、原稿82が遮蔽部材75に当接して遮蔽部材75が回動される。このように、載置部30の基準位置に原稿81〜83のいずれの原稿が載置されても、第1センサ71の遮蔽部材75が回動されて、第1センサ71がOFF状態からON状態となる。したがって、制御部100は、この第1センサ71から出力されるセンサ信号に基づいて、載置部30に載置された原稿の有無を判断する。
ステップS1において、第1センサ71に原稿が検知されていないと制御部100が判断した場合(S1:NO)、すなわち、第1センサ71がOFF状態のままであると制御部100が判断した場合、待機状態となる。
制御部100は、第1センサ71によって原稿が検知されたと判断した場合(S1:YES)、すなわち、第1センサ71がON状態であると判断した場合、原稿の読取開始命令が入力されたか否かを判断する(S2)。具体的には、制御部100は、例えば不図示の操作パネルから読取開始を指示するための操作入力(スタートボタンの押下)が行われたか否かを判断する。読取開始命令が入力されていないと制御部100が判断した場合(S2:NO)、処理がステップS1へ戻される。
制御部100は、読取開始命令が入力されたと判断した場合(S2:YES)、第3センサ73に原稿が検知されたか否かを判断する(S3)。具体的には、制御部100は、第3センサ73から出力されるセンサ信号に基づいて、第3センサ73がON状態であるかOFF状態であるかを判断する。上述のように、この第3センサ73は、第3位置93に配置されている。このため、載置部30に載置されている原稿がA4サイズの原稿81である場合、原稿81は、第3センサ73の遮蔽部材77に当接しない。載置部30に載置されている原稿がB4サイズの原稿83である場合、原稿83が遮蔽部材77に当接して遮蔽部材77が回動される。載置部30に載置されている原稿がA3サイズの原稿82である場合、原稿82が遮蔽部材77に当接して遮蔽部材75が回動される。すなわち、第3センサ73に原稿が検知されていない場合には、載置部30に載置されている原稿の幅が第1の幅(本実施形態では、A4サイズの原稿81の幅)であると判断される。また、第3センサ73に原稿が検知されている場合には、載置部30に載置されている原稿の幅が第3の幅(本実施形態では、A3サイズの原稿82の幅)又は第2の幅(本実施形態では、B4サイズの原稿83の幅)であると判断される。
制御部100は、第3センサ73によって原稿が検知されていないと判断した場合(S3:NO)、すなわち、第3センサ73がOFF状態であると判断した場合、載置部30に載置されている原稿の幅をA4サイズの原稿81の幅と判別して画像読取を実行する(S4)。具体的には、制御部100は、ADF28に搬送路12に沿って原稿を搬送させる。そして、制御部100は、その原稿がプラテンガラス21上を通過する際に、A4サイズの原稿81の幅に対応する領域についてのみラインセンサ40に画像読取を行わせる。ラインセンサ40によって画像読取された原稿は、搬送路12から排紙トレイ51に排出される。
制御部100は、第3センサ73によって原稿が検知されたと判断した場合(S3:YES)、すなわち、第3センサ73がON状態であると判断した場合、第2センサ72によって原稿が検知されているか否かを判断する(S5)。具体的には、制御部100は、第2センサ72から出力されるセンサ信号に基づいて、第2センサ72がON状態であるかOFF状態であるかを判断する。上述のように、この第2センサ72は、第2位置92に配置されている。このため、載置部30に載置されている原稿がB4サイズの原稿83である場合、原稿83は、第2センサ72の遮蔽部材76に当接しない。載置部30に載置されている原稿がA3サイズの原稿82である場合、原稿82が遮蔽部材76に当接して遮蔽部材76が回動される。すなわち、第2センサ72に原稿が検知されていない場合には、載置部30に載置されている原稿の幅が第3の幅(本実施形態では、B4サイズの原稿83の幅)であると判断される。また、第2センサ72に原稿が検知されている場合には、載置部30に載置されている原稿の幅が第2の幅(本実施形態では、A3サイズの原稿82の幅)であると判断される。
制御部100は、第2センサ72によって原稿が検知されていないと判断した場合(S5:NO)、すなわち、第2センサ72がOFF状態であると判断した場合、原稿の幅をB4サイズの原稿83の幅と判別して画像読取を実行する(S6)。具体的には、制御部100は、ADF28に搬送路12に沿って原稿を搬送させる。そして、制御部100は、その原稿がプラテンガラス21上を通過する際に、B4サイズの原稿83の幅に対応する領域についてのみラインセンサ40に画像読取を行わせる。ラインセンサ40によって画像読取された原稿は、搬送路12から排紙トレイ51に排出される。
制御部100は、第2センサ72によって原稿が検知されたと判断した場合(S5:YES)、すなわち、第2センサ72がON状態であると判断した場合、原稿の幅をA3サイズの原稿82の幅と判別して画像読取を実行する(S7)。具体的には、制御部100は、ADF28に搬送路12に沿って原稿を搬送させる。そして、制御部100は、その原稿がプラテンガラス21上を通過する際に、A3サイズの原稿82の幅に対応する領域についてのみラインセンサ40に画像読取を行わせる。ラインセンサ40によって画像読取された原稿は、搬送路12から排紙トレイ51に排出される。
このように、制御部100は、第1センサ71の検知結果に基づいて原稿有りと判断した場合に、第3センサ73及び第2センサ72の検知結果に基づいて原稿の幅を判別して画像読取を行う。
次に、載置部30の基準位置に対して原稿が斜めに載置された場合の原稿検知について図7に基づいて説明する。
載置部30に原稿が載置される場合、一対の原稿ガイド53は、幅方向37の外側へスライドされ、A3サイズの原稿82の幅に応じた位置に配置される。例えば、一対の原稿ガイド53の間隔がA3サイズの原稿82の幅と等しい場合、載置部30に対して原稿をスムーズに載置することができない。このため、対向する2つの原稿ガイド53の間隔がA3サイズの原稿82の幅よりも広くなるように原稿ガイド53が配置された状態で、載置部30に原稿が載置される。このような場合、図7に示されるように、載置部30に載置された原稿82が載置部30の基準位置に対して斜めになることがある。
上述のように、第2位置92は、搬送方向55において、第1位置91よりも上流側に設定されている(図4参照)。具体的には、第2センサ72が第1センサ71よりも搬送方向55の上流側に配置されている。このため、載置部30にA3サイズの原稿82が斜めに載置されて基準位置に対して原稿82の先端の隅部85が搬送方向55の上流側にずれたとしても、隅部85が第2センサ72によって検知される(図7参照)。
また、上述のように、第3位置93は、第1位置91と第2位置92とを結ぶ線分79よりも搬送方向55の上流側に設定されている(図4参照)。具体的には、第3センサ73が線分79よりも搬送方向55の上流側に配置されている。このため、載置部30にA3サイズの原稿82が斜めに載置されて基準位置に対して原稿82の先端の一端側87が搬送方向55の上流側にずれたとしても、一端側87が第3センサ73によって検知される。
[本実施形態の作用効果]
以上説明したように、第2センサ72が第1センサ71よりも搬送方向55の上流側に配置されている。このため、A3サイズの原稿82が載置部30に斜めに載置されて基準位置に対して隅部85が搬送方向55の上流側にずれたとしても、隅部85が第2センサ72によって検知される。したがって、原稿が斜めに載置されたことに起因する原稿幅の誤検知の発生を低減させることができる。
また、本実施形態では、第3センサ73が線分79よりも搬送方向55の上流側に設けられている。このため、B4サイズの原稿83が斜めに載置されて基準位置に対して原稿83の先端の一端側87が搬送方向55の上流側にずれたとしても、一端側87が第3センサ73によって検知される。したがって、A3サイズの原稿82が載置されているにも拘わらず、原稿82が第1センサ71及び第2センサ72に検知され且つ第3センサ73に検知されないといった問題が生じることを防止できる。
また、本実施形態では、第1センサ71が吸入ローラ60よりも搬送方向55の下流側に配置されている。このため、第1センサ71による検知結果に基づいて、載置部30に載置されている原稿の搬送が可能か否かを判定することができる。さらに、本実施形態では、第1センサ71と分離パッド69とが幅方向37に並べて配置されている。このため、上述したように、第1センサ71の検知結果に基づいて、載置部30に載置されている原稿の搬送が可能か否かを判定することができ、搬送が可能であると判定された場合には、分離ローラ61と分離パッド69とのニップ部において原稿が分離される。すなわち、第1センサ71による検知結果に基づいて、原稿の搬送が可能であると判定されたときには、分離ローラ61と分離パッド69とによって原稿が分離されて搬送される。
なお、本実施形態では本発明の搬送体が吸入ローラ60である形態について説明した。ただし、搬送体はこれに限定されるものではない。搬送体は、載置部に載置されたシートを搬送する搬送ベルトであってもよい。
また、本実施形態では、載置部30に第1センサ71、第3センサ73、及び第2センサ72の3つのセンサが設けられている形態について説明した。ただし、載置部30に配置されるセンサの数はこれに限定されるものではない。例えば、載置部30に第1センサ71及び第2センサ72のみが設けられていてもよい。この場合、制御部100(本発明の第1シート幅判別手段の一例)は、第1センサ71の検知結果に基づいて原稿有りと判断した場合に、第2センサ72の検知結果に基づいて原稿の幅を判別する。吸入ローラ60の下流側に配置されるセンサの数(検知手段の数)は、載置部30に載置される原稿の幅の種類に応じて適宜変更される。
また、本実施形態では、本発明のシート搬送装置がスキャナ10に適用された形態について説明したが、本発明のシート搬送装置は、プリンタにおいて手差しトレイに載置された記録用紙を搬送する搬送手段に適用されてもよい。
図1は、本実施形態に係るスキャナ10の外観構成を示す斜視図である。 図2は、図1におけるII−II断面図である。 図3は、スキャナ10の平面図であり、カバー部材19が取り外された状態を示す。 図4は、図3におけるIV部の拡大図である。 図5は、制御部100の構成を例示するブロック図である。 図6は、載置部30に原稿が載置された場合に、スキャナ10で行われる処理の手順を例示するフローチャートである。 図7は、図3におけるIV部の拡大図であり、原稿82が斜めに載置された状態を示す。
符号の説明
10・・・スキャナ(本発明の画像読取装置の一例)
12・・・搬送路
28・・・自動原稿搬送装置(本発明のシート搬送装置の一例)
30・・・載置部
40・・・ラインセンサ
50・・・原稿トレイ
53・・・原稿ガイド(本発明のサイドガイドの一例)
55・・・搬送方向(本発明の所定の搬送方向の一例)
60・・・吸入ローラ(本発明の搬送体の一例)
61・・・分離ローラ(本発明の分離部の一部)
68・・・吸入ガイド
69・・・分離パッド(本発明の分離部の一部)
71・・・第1センサ
72・・・第2センサ
73・・・第3センサ
79・・・線分
81・・・原稿(本発明の第1の幅を有するシートの一例)
82・・・原稿(本発明の第2の幅を有するシートの一例)
83・・・原稿(本発明の第3の幅を有するシートの一例)
91・・・第1位置(本発明の第1の位置の一例)
92・・・第2位置(本発明の第2の位置の一例)
93・・・第3位置(本発明の第3の位置の一例)
100・・・制御部

Claims (8)

  1. 第1の幅を有するシートと上記第1の幅よりも広い第2の幅を有するシートを載置可能な載置部と、
    上記載置部の基準位置に載置されたシートを当該シートの幅方向と直交する所定の搬送方向に搬送する搬送体と、
    上記シートの幅を判別するシート幅判別手段と、を具備し、
    上記シート幅判別手段は、上記載置部の第1の位置におけるシートの有無を検知する第1検知手段と、上記載置部の第2の位置におけるシートの有無を検知する第2検知手段と、を備え、
    上記シートの幅方向において、上記第1の位置は、上記基準位置にシートが載置された状態において上記第1の幅の内側に設定され、上記第2の位置は、上記基準位置にシートが載置された状態において上記第1の幅の外側であって、且つ上記第2の幅の内側に設定され、
    上記所定の搬送方向において、上記第2の位置が上記第1の位置よりも上流側に設定されているシート搬送装置。
  2. 上記載置部は、上記第1の幅よりも広く上記第2の幅よりも狭い第3の幅を有するシートを載置可能であって、
    上記シート幅判別手段は、上記載置部の第3の位置におけるシートの有無を検知する第3検知手段を備え、
    上記シートの幅方向において、上記第3の位置は、上記基準位置にシートが載置された状態において、上記第1の幅の外側であって、且つ上記第3の幅の内側に設定され、
    上記所定の搬送方向において、上記第3の位置は、上記第1の位置と上記第2の位置とを結ぶ線分よりも上流側に設定されている請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 上記シート幅判別手段は、
    上記第1検知手段の検知結果に基づいて、上記載置部に載置されたシートの有無を判断する判断手段と、
    上記判断手段によりシート有りと判断された場合に、上記第2検知手段の検知結果に基づいて、上記シートの幅を判別する第1シート幅判別手段と、を備える請求項1に記載のシート搬送装置。
  4. 上記シート幅判別手段は、
    上記第1検知手段の検知結果に基づいて、上記載置部に載置されたシートの有無を判断する判断手段と、
    上記判断手段によりシート有りと判断された場合に、上記第3検知手段及び上記第2検知手段の検知結果に基づいて上記シートの幅を判別する第2シート幅判別手段と、を備える請求項2に記載のシート搬送装置。
  5. 上記第1の位置が上記搬送体よりも上記所定の搬送方向の下流側に設定されている請求項1から4のいずれかに記載のシート搬送装置。
  6. 上記載置部に載置されたシートを一枚ずつ分離する分離部を備え、
    上記分離部は、上記シートの幅方向において上記第1の位置と並んで配置されている請求項1から5のいずれかに記載のシート搬送装置。
  7. 上記幅方向へ移動可能であって上記載置部に載置されたシートの側縁に当接されるサイドガイドが上記載置部に設けられている請求項1から6のいずれかに記載のシート搬送装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載のシート搬送装置と、
    上記載置部に載置されたシートが上記搬送体によって搬送される搬送路と、
    上記搬送路の所定位置を通過するシートの画像を読み取るラインセンサと、を備える画像読取装置。
JP2007339267A 2007-12-28 2007-12-28 シート搬送装置、及び画像読取装置 Pending JP2009161261A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007339267A JP2009161261A (ja) 2007-12-28 2007-12-28 シート搬送装置、及び画像読取装置
US12/342,009 US7832726B2 (en) 2007-12-28 2008-12-22 Sheet-convey device and image reading device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007339267A JP2009161261A (ja) 2007-12-28 2007-12-28 シート搬送装置、及び画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009161261A true JP2009161261A (ja) 2009-07-23

Family

ID=40797217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007339267A Pending JP2009161261A (ja) 2007-12-28 2007-12-28 シート搬送装置、及び画像読取装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7832726B2 (ja)
JP (1) JP2009161261A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012153478A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Ricoh Co Ltd シート位置合わせ装置、シート載置装置、画像形成装置、及び画像読取装置
JP2013249162A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Canon Inc 画像読取装置及び画像形成装置
JP2014118244A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Brother Ind Ltd シート搬送装置
US11498788B2 (en) 2019-06-05 2022-11-15 Canon Kabushiki Kaisha Sheet conveyance apparatus, document reading apparatus and image forming apparatus
JP7391671B2 (ja) 2020-01-15 2023-12-05 キヤノン株式会社 シート搬送装置、原稿読取装置、及び画像形成装置
JP7427453B2 (ja) 2020-01-15 2024-02-05 キヤノン株式会社 シート給送装置、画像読取装置及び画像形成装置

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5209977B2 (ja) * 2008-01-25 2013-06-12 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 紙葉類処理装置
US20140139888A1 (en) * 2009-03-10 2014-05-22 Stephan Frisch Method and apparatus for scanning large-format documents
US9277071B2 (en) * 2012-04-26 2016-03-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Scanner platen
KR102012344B1 (ko) * 2013-02-28 2019-08-20 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 화상독취장치 및 이를 갖춘 복합기
JP5843808B2 (ja) * 2013-05-31 2016-01-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート搬送装置、画像読取装置、画像形成装置
JP6341443B2 (ja) * 2014-02-25 2018-06-13 株式会社リコー シート載置装置、画像形成装置及び画像読取装置
TWI614201B (zh) * 2015-05-01 2018-02-11 虹光精密工業股份有限公司 事務機的傳送機構及其運作方法
JP7070025B2 (ja) * 2018-04-23 2022-05-18 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 センサーユニット及び画像形成装置
JP2021123493A (ja) * 2020-02-07 2021-08-30 キヤノン株式会社 シート給送装置、画像読取装置、及び画像形成装置
JP2022149395A (ja) * 2021-03-25 2022-10-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート搬送装置、画像処理装置、シート搬送方法及び搬送制御プログラム
JP2022149394A (ja) * 2021-03-25 2022-10-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート搬送装置、画像処理装置、シート搬送方法及び搬送制御プログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57162244U (ja) * 1981-04-06 1982-10-13
JPS61174035A (ja) * 1985-01-25 1986-08-05 Sharp Corp 紙葉セツト台
JP2004026474A (ja) * 2002-06-28 2004-01-29 Murata Mach Ltd 自動給紙型の画像読取装置
JP2005263344A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Murata Mach Ltd 給紙装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3689143A (en) * 1970-12-28 1972-09-05 Xerox Corp Reproducing machine
JPS6249344A (ja) * 1985-08-28 1987-03-04 Sharp Corp 自動原稿送り機能を有する複写機
JPS6293158A (ja) 1985-10-18 1987-04-28 Fuji Xerox Co Ltd 複写機の自動原稿送り装置
JP2006115428A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Sharp Corp 原稿読取装置及び画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57162244U (ja) * 1981-04-06 1982-10-13
JPS61174035A (ja) * 1985-01-25 1986-08-05 Sharp Corp 紙葉セツト台
JP2004026474A (ja) * 2002-06-28 2004-01-29 Murata Mach Ltd 自動給紙型の画像読取装置
JP2005263344A (ja) * 2004-03-16 2005-09-29 Murata Mach Ltd 給紙装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012153478A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Ricoh Co Ltd シート位置合わせ装置、シート載置装置、画像形成装置、及び画像読取装置
JP2013249162A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Canon Inc 画像読取装置及び画像形成装置
JP2014118244A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Brother Ind Ltd シート搬送装置
US11498788B2 (en) 2019-06-05 2022-11-15 Canon Kabushiki Kaisha Sheet conveyance apparatus, document reading apparatus and image forming apparatus
JP7391671B2 (ja) 2020-01-15 2023-12-05 キヤノン株式会社 シート搬送装置、原稿読取装置、及び画像形成装置
JP7427453B2 (ja) 2020-01-15 2024-02-05 キヤノン株式会社 シート給送装置、画像読取装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7832726B2 (en) 2010-11-16
US20090166953A1 (en) 2009-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009161261A (ja) シート搬送装置、及び画像読取装置
JP5273217B2 (ja) 画像読取装置
JP5619445B2 (ja) 画像処理装置
JP4867294B2 (ja) 画像処理装置
JP2007010949A (ja) 画像形成装置
JP6524707B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP4165541B2 (ja) 自動原稿搬送装置及び画像読取装置
GB2420339A (en) Automatic document transportation device
JP4211776B2 (ja) 原稿搬送装置
JP4207943B2 (ja) 自動原稿搬送装置及び画像読取装置
JP4259325B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP4363359B2 (ja) 画像読取装置
JP2007096803A (ja) 自動原稿搬送装置
JP4650179B2 (ja) 自動用紙送り装置、画像読み取り装置及び画像形成装置
JP4815964B2 (ja) 画像読取装置
JP2011051692A (ja) シート給送装置及びそれを用いた画像読取装置。
JP4687350B2 (ja) 原稿搬送装置、画像読取装置
JP2003315934A (ja) 画像読取装置
JP6739997B2 (ja) 画像読取装置、シート積載装置及び画像形成装置
JP5206582B2 (ja) 画像読取装置
JP2002362784A (ja) 原稿検知装置、原稿搬送装置、画像読取装置および画像形成装置
JP3922254B2 (ja) 画像読取装置
CN111717695B (zh) 介质输送装置、图像读取装置
CN109951610B (zh) 原稿送给装置、图像读取装置及图像形成装置
US8773679B2 (en) Image forming apparatus with a document conveying unit capable of efficiently performing a document reading operation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120501