JP2023069850A - 画像読取装置および画像読取の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】不定形サイズの原稿であっても、白紙判定の処理に係る処理速度とコスト負担を合理的な範囲で両立させる。【解決手段】原稿送り装置で給送された原稿の縦横何れかの長さを読み取り前に検出し、該当または近似する定形サイズを紐付ける原稿サイズ検出部と、読取位置で原稿およびその周囲を読み取る画像読取デバイスと、周囲の画像として読み取られる背景色板と、読み取られた原稿と背景色板との濃度差または色差に基づいて原稿の輪郭を判別し原稿領域を決定する原稿領域判定部と、原稿が白紙か否かを決定する白紙判定領域を決定する白紙判定部と、を備え、白紙判定部は、検出された原稿の縦横何れかの長さが、予め定められた閾値に等しいかそれより大きい場合は紐付けられた定形サイズを基準に白紙判定領域を決定し、閾値以下のサイズの場合は原稿領域を基準に白紙判定領域を決定する画像読取装置。【選択図】図2
Description
この発明は、画像読取装置および画像読取の制御方法に関し、より詳細には原稿と周囲との濃度差または色差に基づいて原稿の輪郭を判別し原稿領域を決定する機能を有する画像読取装置および画像読取の制御方法に関する。
複合機やイメージスキャナ等の画像読取装置では、原稿を読み取る態様として、原稿台に置かれた原稿をスキャンするモード(プラテンモード)と原稿送り装置で原稿を搬送して読み取るモード(SPF(Single Pass Feeder)モード)とを有するものが多い。何れも、原稿サイズを検出して原稿領域の余白を除く領域を読み取るのが通常である。画像読取装置が検出可能な原稿サイズは通常、例えばA3、A4、A5や11”×17”、8.5”×11”、5.5”×8.5”等の所謂定形サイズに限られる。非定形のサイズ(不定形サイズ)を読み取るには手動で原稿の縦横サイズを入力する手段等が用意されている。
不定形サイズの原稿を読み取ることは稀であるとしても、その際に手動で原稿サイズを入力するのは煩雑である。不定形のサイズであっても正確な原稿サイズを検出することができれば、煩雑な入力の手間が省けて便宜である。
不定形サイズであっても正確な原稿サイズを検出できるようにする手段として、SPFモードで原稿を読み取る位置の背景色板を一般的な原稿の地色である白色と異なる色(例えばグレー色)とし、原稿と原稿の周囲に表れる背景色板の画像から原稿の輪郭を判定する手法がある。検出された原稿の輪郭から所定の距離だけ内側の領域をクロップして出力するのである。これは、一般的な原稿の地色が白色であると想定し、原稿縁部の地色(白色)と背景色板の色(例えばグレー色)との濃度差または色差に基づいて原稿の輪郭を判別するものである。このように、周囲との濃度差または色差に基づいて原稿の輪郭を判定しクロップする機能をこの明細書でSPFクロップ機能と呼び、SPFクロップ機能を用いるモードをSPFクロップモードと呼ぶ。
不定形サイズであっても正確な原稿サイズを検出できるようにする手段として、SPFモードで原稿を読み取る位置の背景色板を一般的な原稿の地色である白色と異なる色(例えばグレー色)とし、原稿と原稿の周囲に表れる背景色板の画像から原稿の輪郭を判定する手法がある。検出された原稿の輪郭から所定の距離だけ内側の領域をクロップして出力するのである。これは、一般的な原稿の地色が白色であると想定し、原稿縁部の地色(白色)と背景色板の色(例えばグレー色)との濃度差または色差に基づいて原稿の輪郭を判別するものである。このように、周囲との濃度差または色差に基づいて原稿の輪郭を判定しクロップする機能をこの明細書でSPFクロップ機能と呼び、SPFクロップ機能を用いるモードをSPFクロップモードと呼ぶ。
ただし、白色以外の背景色板(例えばグレー色)を用いて薄手の白地背景の原稿を読み取ると、背景色板の色が幾分か透けて表れ、その影響で読み取られた原稿画像の背景が色かぶりする場合がある。そこで、背景色板を白色の領域とグレー色の領域とに塗り分けておき、不定形サイズの原稿や混載原稿の場合とそうでない原稿の場合とで読取位置を白色以外の領域と白色の領域とに切替えるものもある。
また、原稿読取装置で複数ページの原稿を読み取り、そのうち白紙のページを除去するモードがある。原稿の各ページが白紙か否かを判定するには、原稿の縁よりも内側の白紙判定領域を決定し、白紙判定領域に背景(白画素)以外の黒画素や色画素が所定数以上あるか否かをハードウェア処理またはソフトウェア処理で判定する。原稿の縁あるいはそれより外側がの領域には、原稿の影など白画素以外が通常含まれるので、上述のように内側の白紙判定領域で判定を行うようにする。正確な白紙判定のためには、白紙判定領域を正しく検出することが不可欠であり、白紙判定領域を正しく検出するには原稿の縁よりも内部領域、即ち原稿領域を正しく検出することが不可欠である。
ところが、上述のように原稿送り装置等が検出可能なサイズの種類は通常、定形サイズに限られており、不定形サイズの原稿を精度よく検出することはできない。
この発明は、SPFクロップモードで原稿の輪郭を判別し、輪郭を基準に用いた領域で白紙判定を行う処理に関する。
ところが、上述のように原稿送り装置等が検出可能なサイズの種類は通常、定形サイズに限られており、不定形サイズの原稿を精度よく検出することはできない。
この発明は、SPFクロップモードで原稿の輪郭を判別し、輪郭を基準に用いた領域で白紙判定を行う処理に関する。
SPFクロップ機能とは別のことになるが、白紙判定領域の検出と白紙画像の除去に関して、混載原稿の場合各ページの白紙検出領域を対象に白紙か否かの検出を繰り返す画像読取装置が知られている。原稿搬送路の主走査検知センサーが、原稿供給ローラーによって原稿搬送路へ1枚ずつ送り出された原稿の主走査方向(原稿搬送方向と垂直な方向)のサイズを検知してそのページの定形サイズを求める。ここで、主走査検知センサーは、主走査方向に沿って複数(例えば4~10個程度)の原稿の有無を検知するセンサーで構成される。そして、検出された原稿の副走査方向の定形サイズの端から所定の距離だけ内側の範囲を白紙か否かの検出を行う白紙検出領域とする。白紙検出領域の副走査幅の範囲内で白紙か否かの検出をバンド単位で繰り返す。バンド単位で白紙判定を行うことにより、サイズの異なる原稿が混載された原稿束から1枚ずつ原稿を連続的に読み取る場合でも、読み取り速度を落とすことなく白紙判定を行うようにする(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1は、読取速度を落とすことなく混載原稿の白紙判定を行う手法に係るものであるが、定形サイズの原稿を前提としており、不定形サイズに対応した構成は記載されていない。
原稿の各ページを読み取る前にその原稿のサイズが確定できるなら、白紙判定は、例えば既知のサイズの原稿領域より所定分だけ内側の矩形領域(白紙判定領域)をレジスタにセットし、白紙判定領域内の黒画素(色画素)をカウントすればよい。そのような、画像処理回路は比較的単純な構成で実現できる。しかし、原稿を読み取る前に不定形サイズを含む原稿サイズを検出する手段を設けるのは、不定形サイズの使用頻度を考慮するとコスト的負担が大きい。例えば特許文献1の主走査検知センサーの構成で不定形サイズの検知精度を向上させるにはセンサーの数をかなり増やす必要がある。
原稿の各ページを読み取る前にその原稿のサイズが確定できるなら、白紙判定は、例えば既知のサイズの原稿領域より所定分だけ内側の矩形領域(白紙判定領域)をレジスタにセットし、白紙判定領域内の黒画素(色画素)をカウントすればよい。そのような、画像処理回路は比較的単純な構成で実現できる。しかし、原稿を読み取る前に不定形サイズを含む原稿サイズを検出する手段を設けるのは、不定形サイズの使用頻度を考慮するとコスト的負担が大きい。例えば特許文献1の主走査検知センサーの構成で不定形サイズの検知精度を向上させるにはセンサーの数をかなり増やす必要がある。
上述のSPFクロップ機能は、読み取られた原稿とその周囲の画像から濃度差(色差)に基づいて原稿の輪郭を判定する。よって、不定形サイズでも精度よく原稿サイズを検出でき、検出された原稿の輪郭を基準に白紙判定領域をクロップできる。別途不定形サイズを含む原稿サイズを検出する手段を設けて原稿サイズを確定させる構成に比べるとコスト的な負担は皆無あるいは僅かである。その代わりに、SPFクロップ機能では原稿の各ページを読み取ってから原稿サイズを判定するので、白紙判定領域の決定に時間を要する。原稿サイズが大きくなる程、両者の時間差は大きい。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、原稿サイズ検出部が対応しない不定形サイズの原稿であっても、白紙判定の処理に係る処理速度とコスト負担を合理的な範囲で両立させるものである。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、原稿サイズ検出部が対応しない不定形サイズの原稿であっても、白紙判定の処理に係る処理速度とコスト負担を合理的な範囲で両立させるものである。
この発明は、載置位置にある1枚以上の原稿を1枚毎に読取位置へ給送する原稿送り装置と、給送された原稿の縦横少なくとも何れかの長さを読み取り前に検出し、縦横が既定長さである複数種の定形サイズのうち該当または近似する定形サイズを紐付ける原稿サイズ検出部と、前記読取位置で、原稿およびその原稿の周囲を画像として読み取る画像読取デバイスと、前記周囲の画像として前記画像読取デバイスに読み取られるように配置された背景色板と、読み取られた画像における前記原稿と前記背景色板との濃度差または色差に基づいて前記原稿の輪郭を判別して原稿領域を決定する原稿領域判定部と、読み取られた原稿が白紙か否かを決定する白紙判定領域を決定する白紙判定部と、を備え、前記白紙判定部は、前記原稿サイズ検出部により検出された原稿の縦横少なくとも何れかの長さが、予め定められた閾値に等しいかそれより大きいサイズの場合は前記原稿サイズ検出部により紐付けられた定形サイズを基準に前記白紙判定領域を決定し、前記閾値以下のサイズの場合は前記原稿領域を基準に前記白紙判定領域を決定する画像読取装置を提供する。
また、異なる観点からこの発明は、コンピュータが、1枚以上からなる原稿を1枚毎に読取位置へ給送するステップと、給送された原稿の縦横少なくとも何れかの長さを読み取り前に検出し、縦横が既定長さである複数種の定形サイズのうち該当または近似する定形サイズを紐付けるステップと、前記読取位置で前記原稿をその周囲に露出する背景色板と共に画像として読み取るステップと、読み取られた画像における前記原稿と前記背景色板との濃度差または色差に基づいて前記原稿の輪郭を判別して原稿領域を決定するステップと、読み取られた原稿が白紙か否かを決定する白紙判定領域を決定するステップと、を備え、検出された前記原稿の縦横少なくとも何れかの長さが、予め定められた閾値に等しいかそれより大きいサイズの場合は前記原稿に紐付けた定形サイズを基準に前記白紙判定領域を決定し、前記閾値以下のサイズの場合は前記原稿領域を基準に前記白紙判定領域を決定する画像読取の制御方法を提供する。
この発明による画像読取装置おいて、白紙判定部は、原稿サイズ検出部により検出された原稿の縦横少なくとも何れかの長さが、予め定められた閾値に等しいかそれより大きいサイズの場合は原稿サイズ検出部により紐付けられた定形サイズを基準に白紙判定領域を決定し、閾値以下のサイズの場合は原稿領域を基準とするSPFクロップ機能により白紙判定領域を決定するので、不定形サイズの原稿に対応した白紙判定に係る処理速度とコスト負担を合理的な範囲で両立させることが可能である。
この発明による画像読取の制御方法も同様の作用効果を奏する。
この発明による画像読取の制御方法も同様の作用効果を奏する。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
(実施の形態1)
≪画像読取装置の構成≫
まず、この実施形態における画像読取装置について述べる。
図1は、この実施形態における画像読取装置の一態様として、複合機の外観の一部を示す斜視図である。原稿の読み取りに関する部分を示している。図2は、図1に示す複合機の全体構成を示すブロック図である。
図2のブロック図に示すように、複合機100は、制御部11、記憶装置13、画像を形成するエンジン部14、スキャナ部15、UI表示部19(ユーザインターフェース表示部ともいう)を備える。
制御部11は、表示制御部11U、ファイル制御部11F、ジョブ管理部11J、ジョブ実行部11X、画像処理部11Pおよび通信部11Cを含む。制御部11は、複合機100の制御を行う。
画像処理部11Pは、入力処理部41、白紙判定部43、原稿領域判定部45および出力画像生成部47を含む。
(実施の形態1)
≪画像読取装置の構成≫
まず、この実施形態における画像読取装置について述べる。
図1は、この実施形態における画像読取装置の一態様として、複合機の外観の一部を示す斜視図である。原稿の読み取りに関する部分を示している。図2は、図1に示す複合機の全体構成を示すブロック図である。
図2のブロック図に示すように、複合機100は、制御部11、記憶装置13、画像を形成するエンジン部14、スキャナ部15、UI表示部19(ユーザインターフェース表示部ともいう)を備える。
制御部11は、表示制御部11U、ファイル制御部11F、ジョブ管理部11J、ジョブ実行部11X、画像処理部11Pおよび通信部11Cを含む。制御部11は、複合機100の制御を行う。
画像処理部11Pは、入力処理部41、白紙判定部43、原稿領域判定部45および出力画像生成部47を含む。
UI表示部19は、例えば、液晶ディスプレイ装置で構成され、表示制御部11Uの制御に従った画面を表示する。また、UI表示部19は、タッチパネル等の操作入力デバイスを含み、図1に示すように、複合機100の筐体上に設けられる。
操作入力デバイスは、UI表示部19に対するユーザーの操作を検出し、表示制御部11Uは、操作入力デバイスが検出する操作の信号を認識する。
ファイル制御部11Fは記憶装置13へのファイルの保存や読み出し、記憶装置13へのファイルの展開などを行う
操作入力デバイスは、UI表示部19に対するユーザーの操作を検出し、表示制御部11Uは、操作入力デバイスが検出する操作の信号を認識する。
ファイル制御部11Fは記憶装置13へのファイルの保存や読み出し、記憶装置13へのファイルの展開などを行う
ジョブ管理部11Jは、コピージョブ、スキャナジョブあるいはプリントジョブ等の各種ジョブの登録や削除、停止の処理を行う。ジョブ管理部に登録されたジョブが実行可能な状態になると、ジョブ管理部11Jはジョブ実行部11Xにジョブの実行開始を要求する。
ジョブ実行部11Xは、ジョブ管理部11Jによって登録されたジョブの実行開始の可否を判定したり、設定に応じたジョブをエンジン部14、スキャナ部15および画像処理部11Pに実行させたりする。ジョブ実行部11Xは、スキャナ部15およびエンジン部14に配置された図示しないセンサーが検出した状態を認識する。そして、スキャナ部15およびエンジン部14に配置された図示しないモータ、アクチュエータ、デバイス等の動作を制御する。また、画像処理部11Pは、画像処理部11Pの画像に係る処理を制御する。そして、原稿の画像の読み取り、印刷およびプレビュー等、ジョブに係る処理を実行する。
ジョブ実行部11Xは、ジョブ管理部11Jによって登録されたジョブの実行開始の可否を判定したり、設定に応じたジョブをエンジン部14、スキャナ部15および画像処理部11Pに実行させたりする。ジョブ実行部11Xは、スキャナ部15およびエンジン部14に配置された図示しないセンサーが検出した状態を認識する。そして、スキャナ部15およびエンジン部14に配置された図示しないモータ、アクチュエータ、デバイス等の動作を制御する。また、画像処理部11Pは、画像処理部11Pの画像に係る処理を制御する。そして、原稿の画像の読み取り、印刷およびプレビュー等、ジョブに係る処理を実行する。
制御部11は、具体的な構成態様として、例えばCPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)のプロセッサを中心に構成される。プロセッサに加えて、ワークメモリー、入出力インターフェース回路、タイマ回路、画像処理回路、通信回路等のハードウェア資源で構成される。前記プロセッサが記憶装置13に予め格納された制御プログラムを実行することによって操作の認識、表示の制御、原稿画像の読取りや画像の印刷等に係る各種のジョブ、即ち、画像形成に係る一連の処理を実行する。ソフトウェア資源とハードウェア資源とが協働して制御部11としての機能が実現される。
記憶装置13は、DRAM等の揮発性メモリーおよびHDDやフラッシュメモリー等の不揮発性メモリーを備える。記憶装置13は、プロセッサが実行する制御プログラムやスキャナ部15が読取、画像処理部11Pが処理する画像を格納する。さらに、ファイル制御部11F、ジョブ管理部11J、ジョブ実行部11X、画像処理部11Pの制御に係るデータを格納する。記憶装置13が、制御部11のメモリーと一体に構成されてもよい。
制御部11とエンジン部14、制御部11とスキャナ部15は、それぞれデータ転送可能に接続されている。
通信部11Cは、ネットワークを介して外部の機器とデータの通信を行うための回路を含む。
図1に示すように、複合機100は、原稿送り装置16(SPF、またはSingle Pass Feederともいう)を備える。原稿送り装置16は、SPFモードでスキャナ部と協働して原稿の読み取りを行うので、図3ではスキャナ部15に含まれるものとして示している。
図3は、図1に示す複合機100のスキャナ部15および原稿送り装置16の概略構成を示す説明図である。
図3に示すように、スキャナ部15は、上方に透明なガラス板で構成され、プラテンモードで読み取るべき原稿が置かれる原稿台17を備える。また原稿台17の左端の隣にSPF読取窓18が配置されている。SPF読取窓18は、原稿台17と同様に透明なガラス板で構成されている。SPF16は、原稿台17が露出するように上方へ開放可能であってSPF16の底面には、背景色板51が配置されている。SPF16が閉じられた状態で、背景色板51は下方のSPF読取窓18と対向する。
通信部11Cは、ネットワークを介して外部の機器とデータの通信を行うための回路を含む。
図1に示すように、複合機100は、原稿送り装置16(SPF、またはSingle Pass Feederともいう)を備える。原稿送り装置16は、SPFモードでスキャナ部と協働して原稿の読み取りを行うので、図3ではスキャナ部15に含まれるものとして示している。
図3は、図1に示す複合機100のスキャナ部15および原稿送り装置16の概略構成を示す説明図である。
図3に示すように、スキャナ部15は、上方に透明なガラス板で構成され、プラテンモードで読み取るべき原稿が置かれる原稿台17を備える。また原稿台17の左端の隣にSPF読取窓18が配置されている。SPF読取窓18は、原稿台17と同様に透明なガラス板で構成されている。SPF16は、原稿台17が露出するように上方へ開放可能であってSPF16の底面には、背景色板51が配置されている。SPF16が閉じられた状態で、背景色板51は下方のSPF読取窓18と対向する。
スキャナ部15は、ジョブ実行部11Xの制御下で原稿の画像を読取って、画像信号(RGBアナログ信号)に変換する。即ち、コピー、ファックスおよびスキャナのジョブにおける画像読取の処理を実行する。
SPFモードにおいて、図3に示すSPF16は、原稿セットトレイ31の載置位置にセットされた原稿束から原稿を1枚ずつ分離・給送し(図3に示す矢印INを参照)、読取位置R1、R2を経由して原稿を搬送し原稿排出トレイ33へ排出させる(図3に示す矢印OUTを参照)。
SPFモードにおいて、図3に示すSPF16は、原稿セットトレイ31の載置位置にセットされた原稿束から原稿を1枚ずつ分離・給送し(図3に示す矢印INを参照)、読取位置R1、R2を経由して原稿を搬送し原稿排出トレイ33へ排出させる(図3に示す矢印OUTを参照)。
原稿セットトレイ31は、原稿の給送方向に直行する主走査方向の幅を調整可能な原稿ガイド35と、給送方向に沿う副走査方向の複数の位置で原稿の有無を検出する原稿センサー37を有する。制御部11は、原稿ガイド35の位置および原稿センサー37による各位置の原稿有無を認識し、原稿セットトレイ31にセットされた原稿のサイズを決定する。原稿ガイド35および原稿センサー37は、原稿サイズ検出部に該当する。原稿ガイド35は、一例で1mm以下の誤差で主走査方向の原稿の長さを検出できる。原稿センサー37は、定形サイズの種類に対応する位置で原稿の有無を検出する。原稿セットトレイ31から読取位置R1に至る搬送路の途中に、給送される原稿の通過を検出する搬送路センサー39が配置されている。搬送路センサー39は、主走査方向に複数のフォトセンサ―が並び、各フォトセンサ―がその位置を通過する原稿を検出するものであり、原稿サイズ検出部に該当する。それによって、通過する原稿の主走査方向の定形サイズを検出可能である。ただし、原稿の先端が読取位置R1またはR2に到達するまでにその原稿の後端を検出できるとは限らない。即ち、原稿の副走査方向の長さを読み取り前に検出できるとは限らない。従って、原稿サイズ検出部は、原稿の読み取り前に定形サイズの原稿は検出できるが、不定形サイズの原稿のサイズは検出できない。
制御部11が第1キャリッジの位置を移動させることによって、SPFモードにおける原稿の読み取り位置を、通常の読み取り位置であるR1とSPFクロップモードの読取位置であるR2に切替え可能である(図3参照)。この実施形態で、読取位置R1においてスキャナ部15に読み取られ背景色板51の領域は一般的な原稿の地色と同色の白色であり、読取位置R2においてスキャナ部15に読み取られる背景色板51の色は一般的な原稿の地色と異なるグレー色である。
読取位置R1およびR2は、何れも下方のSPF読取窓18と上方の背景色板51とに挟まれた箇所にある。搬送される原稿は、読取位置R1およびR2において背景色板51の手前を通過する。
読取位置R1およびR2は、何れも下方のSPF読取窓18と上方の背景色板51とに挟まれた箇所にある。搬送される原稿は、読取位置R1およびR2において背景色板51の手前を通過する。
スキャナ部15は、読取位置R1またはR2で通過する原稿を読み取る。原稿がない部分については背景色板51を読み取る。第1キャリッジ55は原稿面を照射するLEDおよび反射ミラーを搭載しており、第2キャリッジ57は、2枚の反射ミラーを搭載している。読取位置R1またはR2を通過する原稿の像は、それらの反射ミラーおよび光学レンズ59を経てイメージセンサー61に結像する。なお、第1キャリッジは原稿台17を下方にも移動可能である。プラテンモードでは、原稿台17に置かれた原稿を下方から走査してその原稿を読み取る。第2キャリッジ57は、第1キャリッジ55が移動するとその半分の速度で同方向に移動して、原稿台17に置かれた原稿の像をイメージセンサー61上に結像させる。イメージセンサーは原稿画像に応じた画像信号を出力する。
画像処理部11Pは、スキャナ部15が出力する画像信号に基づいて画像データを生成する。あるいは、通信部11Cを介して受信した印刷データに基づいて印刷用の画像データを生成する。画像処理部11Pは、画像処理部11Pのそれらの処理を制御する。生成された画像データは、原稿束に対応する単位の画像ファイルにまとめられる。ファイル制御部11Fは、画像データから画像ファイルを生成し管理する処理および画像ファイルの読み書きに係る制御を行う。画像ファイルは、エンジン部14で印刷され、あるいは通信部11Cを介して外部の機器へ送信される。
図2に示す画像処理部11Pの入力処理部41は、スキャナ部15のイメージセンサー61から画像信号を受けて画像処理を行う。そして、原稿領域判定用の画像および出力用の画像の元になる画像を生成する。入力処理部41は、画像信号のA/D変換、シェーディング補正、階調変換等を行う回路を含む。
白紙判定部43は、スキャナ部15から受けたページ毎の画像信号のうち白紙判定領域に含まれる黒画素の割合をカウントして白紙ページを判定する回路ブロックである。その判定結果は出力画像生成部47に提供されて白紙ページの出力を抑制する制御に用いられる。白紙判定領域は、原稿の縁から所定の長さだけ内側の領域、即ち原稿をクロップして得られる領域である。
白紙判定部43は、スキャナ部15から受けたページ毎の画像信号のうち白紙判定領域に含まれる黒画素の割合をカウントして白紙ページを判定する回路ブロックである。その判定結果は出力画像生成部47に提供されて白紙ページの出力を抑制する制御に用いられる。白紙判定領域は、原稿の縁から所定の長さだけ内側の領域、即ち原稿をクロップして得られる領域である。
原稿領域判定部45は、入力処理部41から出力される判定用画像に基づいて、読み取られた画像の原稿領域を判定する回路ブロックである。不定形サイズの原稿領域を判定するSPFクロップモードで、原稿領域判定部45は原稿の縁部と背景色板51のグレー色との濃度差あるいは色差に基づいて矩形の原稿領域を決定する。原稿領域の判定は、矩形の原稿の輪郭を判定するものであるところ、その処理を軽くするために、判定用画像として、例えば読み取られた画像の解像度を落として白黒2値変換した画像を用いてもよい。なお、原稿領域判定部45は、矩形の原稿領域を決定するにあたり原稿の輪郭を検出するだけでなく文字認識処理を行って原稿の対象ページの傾きおよび天地を検出してもよい。そして、対象ページの傾きおよび天地を考慮して原稿領域を決定してもよい。決定された原稿領域は、出力画像生成部47に提供され、出力画像のクロップ処理に用いられる。
出力画像生成部47は、入力処理部41から出力される出力用画に対する画像処理をさらに行い、出力すべきフォーマットの画像ファイルを生成する。出力画像生成部47が行う画像処理は、白紙判定部43の判定結果に基づく白紙飛ばしの処理を含む。さらに、原稿領域判定部45が決定した原稿領域に基づく各ページのクロップ処理を含む。このクロップ処理は、白紙判定領域を得る際のクロップ処理とは別の処理であって出力画像を得る際のクロップ処理である。その他に、出力画像生成部47による画像処理は、画質調整、色補正、空間フィルタ処理、変位処理等を含んでもよい。例えば、読み取った原稿の画像をPDF(Portable Document File)形式の画像ファイルとして指定された宛先へ通信部11Cを介して送信する場合、出力画像生成部47は、各ページの画像データからPDF形式の画像ファイルを生成する。そして生成されたPDF形式の画像ファイルを出力する。
≪原稿を読み取って白紙判定に基づく白紙飛ばし処理を行う例≫
続いて、この実施形態による白紙判定とそれに基づく白紙飛ばしの例を示す。
図4および図5は、この実施形態において、SPFクロップモードが有効な場合に原稿を読み取って白紙飛ばし処理を行う例を示す説明図である。何れも混載原稿の例であって、1枚目は白紙、2枚目は白紙でない原稿を読み取る例である。それらに対して図6および図7は、SPFクロップを用いずに混載原稿を読み取って白紙飛ばし処理を行う例を示している。図6は1枚目、2枚目共に定形サイズの原稿、図7は1枚目が不定形サイズの原稿の場合である。
続いて、この実施形態による白紙判定とそれに基づく白紙飛ばしの例を示す。
図4および図5は、この実施形態において、SPFクロップモードが有効な場合に原稿を読み取って白紙飛ばし処理を行う例を示す説明図である。何れも混載原稿の例であって、1枚目は白紙、2枚目は白紙でない原稿を読み取る例である。それらに対して図6および図7は、SPFクロップを用いずに混載原稿を読み取って白紙飛ばし処理を行う例を示している。図6は1枚目、2枚目共に定形サイズの原稿、図7は1枚目が不定形サイズの原稿の場合である。
図4において、原稿ガイド35が検出する主走査方向の長さは、予め定められた閾値以下のサイズである。それに対して図5は、原稿ガイド35が検出する主走査方向の長さが前述の閾値より大きいサイズである。閾値の一例は140mmの長さである。
図4および図5の場合、ジョブ実行部11Xとして制御部11は、SPFクロップモードで読み取りを行うようにスキャナ部15を制御するものとする。1枚目に給送される原稿21は、原稿ガイド35の幅より小さなサイズの原稿であるが、入力処理部41として制御部11は、原稿ガイド35の幅よりも一回り大きな主走査方向の領域をスキャナ部15に読み取らせるものとする。
図4および図5の場合、ジョブ実行部11Xとして制御部11は、SPFクロップモードで読み取りを行うようにスキャナ部15を制御するものとする。1枚目に給送される原稿21は、原稿ガイド35の幅より小さなサイズの原稿であるが、入力処理部41として制御部11は、原稿ガイド35の幅よりも一回り大きな主走査方向の領域をスキャナ部15に読み取らせるものとする。
なお、読み取り前に搬送路センサー39が原稿21の主走査方向の定形サイズを検出するので、検出された定形サイズの幅よりも一回り大きな主走査方向の領域をスキャナ部15に読み取らせてもよい。ただ、何れの場合も読取画像24から原稿領域26をクロップする処理が伴う。副走査方向において、搬送路センサー39が検出する原稿の先端および後端の長さよりも一回り大きな副走査方向の領域をスキャナ部15に読み取らせる。
以上のように、図4および図5にグレー色で示す読取画像24は、主走査方向が原稿ガイド35の幅に対応し、副走査方向が原稿先端および原稿後端よりそれぞれ一回り大きな領域に対応するものである。読取画像24は、原稿21の原稿領域が背景色板51のグレー色の領域に囲まれている。原稿22の読取画像24も同様である。
以上のように、図4および図5にグレー色で示す読取画像24は、主走査方向が原稿ガイド35の幅に対応し、副走査方向が原稿先端および原稿後端よりそれぞれ一回り大きな領域に対応するものである。読取画像24は、原稿21の原稿領域が背景色板51のグレー色の領域に囲まれている。原稿22の読取画像24も同様である。
原稿領域判定部45として制御部11は、SPFクロップモードの読み取り画像24の原稿の地色と周囲の背景色板51の濃度差あるいは色差を判別して原稿21および22の原稿領域26を決定する。白紙判定部43として制御部11は、そのようにして得られた原稿領域26を基準に読取画像24をクロップした領域として原稿21および22に対応する白紙判定領域28を決定する。図4および図5に白紙判定領域28を斜線で示す。白紙判定領域28は原稿領域26の四辺から所定の距離だけ内側(1例で、原稿領域の四辺よりもそれぞれ2mmだけ内側)の領域としている。
白紙判定部43として制御部11は、白紙判定領域内の黒画素(色画素)の数が基準の数より少なければそのページが白紙であると判定し、そうでなければ白紙でないと判定する。
図4および図5に示す例では、1枚目の原稿21が白紙、2枚目の原稿22が白紙でないとされ、正しい白紙判定の結果が期待される。
白紙判定部43として制御部11は、白紙判定領域内の黒画素(色画素)の数が基準の数より少なければそのページが白紙であると判定し、そうでなければ白紙でないと判定する。
図4および図5に示す例では、1枚目の原稿21が白紙、2枚目の原稿22が白紙でないとされ、正しい白紙判定の結果が期待される。
図4および図5に示すようなSPFクロップモードの読み取りは、不定形サイズの原稿でも精度よく原稿サイズを決定できる。さらに、原稿が多少斜めになっている場合も原稿の輪郭を精度よく判別できる。ただし、読取画像24のクロップ処理が必須となる。そのため、白紙判定の結果を得るまで処理に時間を要するという側面がある。白紙判定の結果が得られるまでの処理時間は原稿サイズに依存しており、大きな原稿ほど長い処理時間を要する。白紙判定処理の所要時間は、ファイルの出力までの時間に影響する以外に、ファイル出力の事前確認に係るユーザーの操作に影響することがある。つまり、画像読取装置の操作性にも係る事項である。
この実施形態によれば、読み取りの前に原稿ガイド35が検出する原稿の主走査方向の長さ(原稿の幅)が閾値(1例で140mm)以下の小さな原稿であれば、制御部11はSPFクロップモードで原稿の読み取りを行う。原稿ガイド35の幅が閾値以下の場合は、閾値より大きなサイズの原稿に比べてクロップ処理およびクロップ処理後の白紙判定処理にかかる時間が短い。よって、SPFクロップモードを用いない読み取りとの処理時間の差が少ない。また、領収書や名刺がセットされている可能性が高く、それらは通常不定形サイズの原稿に属するので、SPFクロップモードで読み取りを行うのが合理的である。
一方、原稿の幅が閾値を超える大きな原稿の場合、制御部11はSPFクロップモードを用いずに原稿の読み取りを行う。大きなサイズの原稿は定形サイズの場合が多い。そこで、読取画像のクロップ処理を省略する。読み取り前に検出される原稿サイズに基づいて白紙判定領域を決定し、白紙判定を行うことによって、SPFクロップモードの読み取りに比べて処理時間を短縮できる。
なお、実施の形態2で後述するように、原稿セットトレイ31に載置された原稿のサイズ(原稿ガイド35および原稿センサー37が検出する原稿サイズ)が定形サイズか不定形サイズかを判定し、判定に応じてSPFクロップモードで読み取るか否かを切替えるようにしてもよい。
なお、実施の形態2で後述するように、原稿セットトレイ31に載置された原稿のサイズ(原稿ガイド35および原稿センサー37が検出する原稿サイズ)が定形サイズか不定形サイズかを判定し、判定に応じてSPFクロップモードで読み取るか否かを切替えるようにしてもよい。
図6および図7は、SPFクロップを用いずに混載原稿を読み取る例である。図6は、原稿ガイド35により検出された原稿の幅が定形サイズに対応する既定長さに対して予め定められた範囲(例えば±1mmの範囲)にある場合の例である。ここで、既定長さとは、例えば、A4サイズの縦横に対応する297mmおよび210mm、B5サイズの縦横に対応する257mmおよび182mmなど、所謂定形サイズの縦横何れかの長さを指す。AB系に限らず、レターサイズの縦横に対応する279.4mmおよび215.9mmなどインチ系を含んでもよい。一方、図7は原稿ガイド35により検出された原稿の幅が既定長さに対して予め定められた範囲内にない場合の例である。
図6および図7に示すように、ジョブ実行部11Xとして制御部11は、原稿ガイド35により検出された原稿の幅が閾値より大きい場合、SPFクロップモードの読み取りを行わないようにスキャナ部15を制御する。1枚目に給送される原稿21は、原稿ガイド35の幅より小さなサイズの原稿である。
入力処理部41および原稿領域判定部45として制御部11は、給送後に搬送路センサー39が検出する既定長さ(何れかの定形サイズの縦または横に対応する長さ)を認識する。そして、搬送路センサー39により検出された既定長さに対応する領域をスキャナ部15に読み取らせる。副走査方向において入力処理部41および原稿領域判定部45として制御部11は、搬送路センサー39が検出する原稿の先端および後端の長さに基づき、何れかの定形サイズに対応する副走査方向の領域をスキャナ部15に読み取らせる。
入力処理部41および原稿領域判定部45として制御部11は、給送後に搬送路センサー39が検出する既定長さ(何れかの定形サイズの縦または横に対応する長さ)を認識する。そして、搬送路センサー39により検出された既定長さに対応する領域をスキャナ部15に読み取らせる。副走査方向において入力処理部41および原稿領域判定部45として制御部11は、搬送路センサー39が検出する原稿の先端および後端の長さに基づき、何れかの定形サイズに対応する副走査方向の領域をスキャナ部15に読み取らせる。
例えば、搬送路センサー39が原稿先端の通過後に主走査方向の原稿の長さがA4長辺またはA3短辺であると判定したとする。その場合、副走査方向の原稿の長さは搬送路センサー39の検出に基づいて決定する。図6および図7に示す読取画像24は、搬送路センサー39により検出された原稿先端および原稿後端に対応する定形サイズの領域を示している。このようにして得られた読取画像24は、図6に示す定形サイズ原稿の場合、クロップ処理なしで原稿21の原稿領域に対応するものである。2枚目に給送される原稿22の読取画像24も同様に、2枚目の原稿22の原稿領域に対応するものである。定形サイズ原稿の場合、読取画像24が得られた後のクロップ処理は必要ない。
図7に示す不定形サイズ原稿の場合、搬送路センサー39による定形サイズの検出に基く読取画像24は、原稿21の本来の原稿領域よりも主走査方向に大きい。不定形サイズがそれに近い定形サイズに丸められた結果として、原稿21以外の領域を含む。背景色板51のグレー色の領域である。しかし、SPFクロップモードを用いない読み取りであるから、制御部11は読取画像が原稿21の原稿領域であると想定している。
白紙判定部43として制御部11は、原稿領域26を基準に原稿21および22に対応する白紙判定領域28を決定する。その結果、白紙判定領域28は背景色板51のグレー色の領域を含み、そのため白紙判定部43は正しい白紙判定ができない。
白紙判定部43として制御部11は、原稿領域26を基準に原稿21および22に対応する白紙判定領域28を決定する。その結果、白紙判定領域28は背景色板51のグレー色の領域を含み、そのため白紙判定部43は正しい白紙判定ができない。
図7に白紙判定領域28を斜線で示す。なお、図6および図7に示す白紙判定領域28は、いずれも原稿領域26の四辺から所定の距離だけ内側(1例で、原稿領域の四辺よりもそれぞれ2mmだけ内側)の領域としている。
図6に示すような定形サイズの原稿では、1枚目の原稿21が白紙、2枚目の原稿22が白紙でないとされ、正しい結果が期待される。しかし、図7に示すような不定形サイズの原稿では、1枚目の原稿21および2枚目の原稿22が何れも白紙でないとされる。不定形サイズの1枚目の原稿21については、正しい結果が得られない。
図6に示すような定形サイズの原稿では、1枚目の原稿21が白紙、2枚目の原稿22が白紙でないとされ、正しい結果が期待される。しかし、図7に示すような不定形サイズの原稿では、1枚目の原稿21および2枚目の原稿22が何れも白紙でないとされる。不定形サイズの1枚目の原稿21については、正しい結果が得られない。
(実施の形態2)
上述のように、実施の形態1で、原稿の幅が閾値より大きなサイズでは、SPFクロップモードを用いない読み取りを行う。従って、SPFクロップモードよりも白紙判定の処理時間は短いが、不定形サイズの原稿については正しい結果が得られない可能性がある。
この実施形態では、原稿の幅が閾値より大きなサイズの場合、不定形サイズ原稿の可能性が高ければ処理時間よりも正確な白紙判定を優先する。一方、定形サイズ原稿の可能性が高ければ実施の形態1と同様、SPFクロップモードを用いない読み取りを行って処理時間の短縮を優先する。
不定形サイズ原稿の可能性が高いか、定形サイズ原稿の可能性が高いかは、読み取り前に原稿ガイド35が検出する原稿の幅に基づいて判断する。この実施形態において、読み取り前に不定形サイズを含む原稿のサイズを検出できるのは原稿ガイド35だからである。
上述のように、実施の形態1で、原稿の幅が閾値より大きなサイズでは、SPFクロップモードを用いない読み取りを行う。従って、SPFクロップモードよりも白紙判定の処理時間は短いが、不定形サイズの原稿については正しい結果が得られない可能性がある。
この実施形態では、原稿の幅が閾値より大きなサイズの場合、不定形サイズ原稿の可能性が高ければ処理時間よりも正確な白紙判定を優先する。一方、定形サイズ原稿の可能性が高ければ実施の形態1と同様、SPFクロップモードを用いない読み取りを行って処理時間の短縮を優先する。
不定形サイズ原稿の可能性が高いか、定形サイズ原稿の可能性が高いかは、読み取り前に原稿ガイド35が検出する原稿の幅に基づいて判断する。この実施形態において、読み取り前に不定形サイズを含む原稿のサイズを検出できるのは原稿ガイド35だからである。
入力処理部41および原稿領域判定部45として制御部11は、原稿ガイド35が検出する原稿の幅が閾値より大きい場合、さらに既定長さに対して、予め定められた範囲(例えば±1mmの範囲)にあるか否かを判定する。
原稿の幅が既定長さに対して前記範囲内にある場合は、定形サイズ原稿の可能性が高いと判断し、実施の形態1と同様にSPFクロップモードを用いない読み取りを行う。図7に示すような、不定形サイズの小さな原稿が混載されている場合、正確な白紙判定が得られないこともある。しかし、白紙判定に誤りがあっても、安全な側に誤判定が生じる。即ち、図7の例から明らかなように、白紙の原稿が誤判定により除外されないことはあっても、白紙でない原稿が誤判定により除外されてしまうことはない。言い換えると、誤判定により本来あるべき情報が欠落することはない。
原稿の幅が既定長さに対して前記範囲内にある場合は、定形サイズ原稿の可能性が高いと判断し、実施の形態1と同様にSPFクロップモードを用いない読み取りを行う。図7に示すような、不定形サイズの小さな原稿が混載されている場合、正確な白紙判定が得られないこともある。しかし、白紙判定に誤りがあっても、安全な側に誤判定が生じる。即ち、図7の例から明らかなように、白紙の原稿が誤判定により除外されないことはあっても、白紙でない原稿が誤判定により除外されてしまうことはない。言い換えると、誤判定により本来あるべき情報が欠落することはない。
一方、原稿の幅が既定長さに対して前記範囲外の場合は、不定形サイズ原稿の可能性が高いと判断し、SPFクロップモードで読み取りを行う。図5に示すように、SPFクロップモードで読み取りを行えば、不定形サイズの原稿であっても適切な原稿領域および白紙判定領域を決定できる。SPFクロップモードよりも白紙判定に処理時間を要するが、正しい結果が得られる。
(実施の形態3)
原稿ガイド35により検出される原稿の幅が閾値より大きな場合、実施の形態1のように一律にSPFクロップモードを用いない読み取りとするか、実施の形態2のように原稿幅と既定長さとの関係に応じてSPFモードのオン/オフを切替えるかを設定で選択できてもよい。
さらに、原稿の幅が閾値より大きな場合、一律にSPFクロップモードで読み取りを行う選択肢があってもよい。
原稿ガイド35により検出される原稿の幅が閾値より大きな場合、実施の形態1のように一律にSPFクロップモードを用いない読み取りとするか、実施の形態2のように原稿幅と既定長さとの関係に応じてSPFモードのオン/オフを切替えるかを設定で選択できてもよい。
さらに、原稿の幅が閾値より大きな場合、一律にSPFクロップモードで読み取りを行う選択肢があってもよい。
不定形サイズの原稿を読み取る頻度(割り合い)は、ユーザーが扱う原稿に依存するので、使用状況に応じて適切な動作を設定できるようにしておけばよい。不定形サイズの原稿を読み取ることの少ないユーザーは、実施の形態1のように閾値より大きな幅の原稿は処理速度を優先するように設定すればよい。不定形サイズの原稿を読み取ることの多いユーザーは、閾値より大きな幅の原稿でも正確な白紙判定を優先してSPFクロップモードで読み取りを行うように設定すればよい。その何れでもないユーザーは、原稿幅と既定長さとの関係に応じてSPFクロップモードのオン/オフを切替えるように設定すればよい。
≪原稿の読み取りおよび白紙判定のフローチャート≫
実施の形態1および2で述べた制御部11の処理を、フローチャートを参照しながら説明する。
図8~10は、実施の形態1および2において制御部が実行する原稿読み取りの処理を示すフローチャートである。
図8に示すように、表示制御部11Uが、UI表示部19を介してユーザーから原稿読取の開始指示を受付けると(ステップS11のYes)、ジョブ実行部11Xとして制御部11は、フィーダーモードでの読み取りかプラテンモードでの読み取りかを判定する(ステップS13)。プラテンモードでの読み取りを行う場合は(ステップS13のNo)、不図示のスキャナモータを制御して第1キャリッジ55を移動させて原稿台17を走査し、原稿台17に置かれた原稿を読み取る。出力画像生成部47は、読み取った画像からファイルを生成して出力し(ステップS15)、処理を終了する。
実施の形態1および2で述べた制御部11の処理を、フローチャートを参照しながら説明する。
図8~10は、実施の形態1および2において制御部が実行する原稿読み取りの処理を示すフローチャートである。
図8に示すように、表示制御部11Uが、UI表示部19を介してユーザーから原稿読取の開始指示を受付けると(ステップS11のYes)、ジョブ実行部11Xとして制御部11は、フィーダーモードでの読み取りかプラテンモードでの読み取りかを判定する(ステップS13)。プラテンモードでの読み取りを行う場合は(ステップS13のNo)、不図示のスキャナモータを制御して第1キャリッジ55を移動させて原稿台17を走査し、原稿台17に置かれた原稿を読み取る。出力画像生成部47は、読み取った画像からファイルを生成して出力し(ステップS15)、処理を終了する。
フィーダーモードで読み取りを行う場合(ステップS13のYes)、ジョブ実行部11Xとして制御部11は、SPFクロップモードで原稿を読み取るか否かを判定する(ステップS17)。
SPFクロップモードで読み取りを行う場合(ステップS17のYes)、入力処理部41として制御部11は、第1キャリッジ55を背景色板51のグレー色に対応する読取位置R2へ移動させて読み取りを行わせる。そして、図4および図5の説明で述べたように、原稿の縦横よりも一回り大きな領域をスキャナ部15に読み取らせる(ステップS19)。そして、読み取った画像を一旦、記憶装置13に格納する。
SPFクロップモードで読み取りを行う場合(ステップS17のYes)、入力処理部41として制御部11は、第1キャリッジ55を背景色板51のグレー色に対応する読取位置R2へ移動させて読み取りを行わせる。そして、図4および図5の説明で述べたように、原稿の縦横よりも一回り大きな領域をスキャナ部15に読み取らせる(ステップS19)。そして、読み取った画像を一旦、記憶装置13に格納する。
SPFクロップモードを用いずに読み取りを行う場合(ステップS17のNo)、入力処理部41として制御部11は、第1キャリッジ55を背景色板51の白色に対応する読取位置R1へ移動させて読み取りを行わせる。そして、図6および図7の説明で述べたように、原稿サイズ検出部が読み取り前に検出した原稿サイズを基準に決定した領域をスキャナ部15に読み取らせる(ステップS21)。そして、読み取った画像を一旦、記憶装置13に格納する。
続いて、ジョブ実行部11Xとして制御部11は、白紙飛ばし機能が設定されているか否かを判定する(ステップS25)。
白紙飛ばし機能が設定されていない場合(ステップS25のNo)、原稿領域判定部45として制御部11は、原稿の地色と背景色板51のグレー色との濃度差または色差に基づいて原稿領域26を判定する。出力画像生成部47として制御部11は、原稿領域26を基準にクロップ処理を行って、出力用の画像を記憶装置13に格納する(ステップS27)。そして、各ページの出力用画像が揃ったらそれらをまとめ、ファイルとして出力する(図10に示すステップS57)。
白紙飛ばし機能が設定されていない場合(ステップS25のNo)、原稿領域判定部45として制御部11は、原稿の地色と背景色板51のグレー色との濃度差または色差に基づいて原稿領域26を判定する。出力画像生成部47として制御部11は、原稿領域26を基準にクロップ処理を行って、出力用の画像を記憶装置13に格納する(ステップS27)。そして、各ページの出力用画像が揃ったらそれらをまとめ、ファイルとして出力する(図10に示すステップS57)。
一方、白紙飛ばし機能が設定されている場合(ステップS25のYes)、ジョブ実行部11Xとして制御部11は、読取画像24がSPFクロップモードで読み取られたものか否かを判定する(図9に示すステップS31)。
SPFクロップモードで読み取られた読取画像でなければ、白紙判定部43として制御部11は、図6および図7に示すように読取画像24の全域を基準に白紙判定領域28を決定し、白紙判定を行った後(ステップS33)、処理をステップS49へ進める。
SPFクロップモードで読み取られた読取画像でなければ、白紙判定部43として制御部11は、図6および図7に示すように読取画像24の全域を基準に白紙判定領域28を決定し、白紙判定を行った後(ステップS33)、処理をステップS49へ進める。
一方、SPFクロップモードで読み取られた読取画像24であれば(ステップS31のYes)、原稿領域判定部45として制御部11は、原稿ガイド35により検出された原稿幅が閾値よりも大きいか否かを判定する(ステップS35)。
原稿幅が閾値よりも大きい場合(ステップS35のYes)、処理は前述の実施の形態1の態様と実施の形態2の態様とで異なる。
実施の形態1の態様によれば、原稿幅が閾値よりも大きい場合、白紙判定部43として制御部11は、搬送路センサー39を含む原稿サイズ検出部により検出された定形サイズを基準に白紙判定部を決定し、白紙判定を行う(実施の形態1の態様では、図9に示すS37の判定処理をスキップしてステップS45の処理へ進む。図6および図7を参照)。また、出力画像生成部47として制御部11は、原稿サイズ検出部により検出された定形サイズを基準に読取画像24をクロップして出力用の画像を得、一旦、記憶装置13に格納する(ステップS47)。そして、処理を後述するステップS49へ進める。
原稿幅が閾値よりも大きい場合(ステップS35のYes)、処理は前述の実施の形態1の態様と実施の形態2の態様とで異なる。
実施の形態1の態様によれば、原稿幅が閾値よりも大きい場合、白紙判定部43として制御部11は、搬送路センサー39を含む原稿サイズ検出部により検出された定形サイズを基準に白紙判定部を決定し、白紙判定を行う(実施の形態1の態様では、図9に示すS37の判定処理をスキップしてステップS45の処理へ進む。図6および図7を参照)。また、出力画像生成部47として制御部11は、原稿サイズ検出部により検出された定形サイズを基準に読取画像24をクロップして出力用の画像を得、一旦、記憶装置13に格納する(ステップS47)。そして、処理を後述するステップS49へ進める。
実施の形態2の態様によれば、原稿幅が閾値よりも大きい場合、白紙判定部43として制御部11は、検出された原稿幅が既定長さに対して予め定められた範囲か否かを判定する(ステップS37の処理を実行する)。
原稿幅が既定長さに対して予め定められた範囲以内の場合、即ち何れかの定形サイズかそれに近い場合(ステップS37のYes)、制御部11は、処理を後述するステップS39へ進めて、SPFクロップ機能により原稿領域26および白紙判定領域28を決定する。
一方、原稿幅が既定長さに対して予め定められた範囲にない場合、即ち不定形サイズの場合(ステップs37のNo)、制御部11は、処理を前述のステップS45へ進め、原稿サイズ検出部により検出された定形サイズに基づいて白紙判定領域28を決定する。
原稿幅が既定長さに対して予め定められた範囲以内の場合、即ち何れかの定形サイズかそれに近い場合(ステップS37のYes)、制御部11は、処理を後述するステップS39へ進めて、SPFクロップ機能により原稿領域26および白紙判定領域28を決定する。
一方、原稿幅が既定長さに対して予め定められた範囲にない場合、即ち不定形サイズの場合(ステップs37のNo)、制御部11は、処理を前述のステップS45へ進め、原稿サイズ検出部により検出された定形サイズに基づいて白紙判定領域28を決定する。
前述のステップS35において、原稿幅が閾値以下の場合(ステップS35のNo)、原稿領域判定部45として制御部11は、原稿の地色と背景色板51のグレー色との濃度差または色差に基づいて原稿領域26を決定する(ステップS39)。さらに、白紙判定部43として制御部11は、決定した原稿領域を基準に白紙判定領域28を決定し、白紙判定領域28を対象に白紙判定を行う(ステップS41)。また、出力画像生成部47として制御部11は、白紙と判定されたページを除き、原稿領域26を基準に出力用画像を得てメモリーに格納する(ステップS43)。
各ページの読み取りが終了したら、ジョブ実行部11Xとして制御部11は、白紙判定部43により白紙と判定されたページの画像あるいはページ数をUI表示部19に表示させる(ステップS49)。そして、ユーザーからの確認の指示を待つ(図10に示すステップS51のNo、ステップS53のNoを経由するループ)。
各ページの読み取りが終了したら、ジョブ実行部11Xとして制御部11は、白紙判定部43により白紙と判定されたページの画像あるいはページ数をUI表示部19に表示させる(ステップS49)。そして、ユーザーからの確認の指示を待つ(図10に示すステップS51のNo、ステップS53のNoを経由するループ)。
UI表示部19を介して白紙判定の結果に基づく白紙飛ばしを承認する旨の指示を受付けたら(ステップS51のYes)、出力画像生成部47として制御部11は、白紙のページを削除する(ステップS55)。そして、記憶装置13に格納された各ページの画像をまとめてファイルとして出力し(ステップS57)、原稿読み取りの処理を終了する。
一方、ユーザーが白紙飛ばしをキャンセルする旨の指示を受付けた場合(ステップS55のYes)、出力画像生成部47として制御部11は、白紙のページを削除することなく、各ページの画像をまとめてファイルとして出力する(ステップS57)。そして、原稿読み取りの処理を終了する。
一方、ユーザーが白紙飛ばしをキャンセルする旨の指示を受付けた場合(ステップS55のYes)、出力画像生成部47として制御部11は、白紙のページを削除することなく、各ページの画像をまとめてファイルとして出力する(ステップS57)。そして、原稿読み取りの処理を終了する。
以上に述べたように、
(i)この発明による画像読取装置は、載置位置にある1枚以上の原稿を1枚毎に読取位置へ給送する原稿送り装置と、給送された原稿の縦横少なくとも何れかの長さを読み取り前に検出し、縦横が既定長さである複数種の定形サイズのうち該当または近似する定形サイズを紐付ける原稿サイズ検出部と、前記読取位置で、原稿およびその原稿の周囲を画像として読み取る画像読取デバイスと、前記周囲の画像として前記画像読取デバイスに読み取られるように配置された背景色板と、読み取られた画像における前記原稿と前記背景色板との濃度差または色差に基づいて前記原稿の輪郭を判別して原稿領域を決定する原稿領域判定部と、読み取られた原稿が白紙か否かを決定する白紙判定領域を決定する白紙判定部と、を備え、前記白紙判定部は、前記原稿サイズ検出部により検出された原稿の縦横少なくとも何れかの長さが、予め定められた閾値に等しいかそれより大きいサイズの場合は前記原稿サイズ検出部により紐付けられた定形サイズを基準に前記白紙判定領域を決定し、前記閾値以下のサイズの場合は前記原稿領域を基準に前記白紙判定領域を決定することを特徴とする。
(i)この発明による画像読取装置は、載置位置にある1枚以上の原稿を1枚毎に読取位置へ給送する原稿送り装置と、給送された原稿の縦横少なくとも何れかの長さを読み取り前に検出し、縦横が既定長さである複数種の定形サイズのうち該当または近似する定形サイズを紐付ける原稿サイズ検出部と、前記読取位置で、原稿およびその原稿の周囲を画像として読み取る画像読取デバイスと、前記周囲の画像として前記画像読取デバイスに読み取られるように配置された背景色板と、読み取られた画像における前記原稿と前記背景色板との濃度差または色差に基づいて前記原稿の輪郭を判別して原稿領域を決定する原稿領域判定部と、読み取られた原稿が白紙か否かを決定する白紙判定領域を決定する白紙判定部と、を備え、前記白紙判定部は、前記原稿サイズ検出部により検出された原稿の縦横少なくとも何れかの長さが、予め定められた閾値に等しいかそれより大きいサイズの場合は前記原稿サイズ検出部により紐付けられた定形サイズを基準に前記白紙判定領域を決定し、前記閾値以下のサイズの場合は前記原稿領域を基準に前記白紙判定領域を決定することを特徴とする。
この発明において、原稿サイズ検出部は、読み取り前に1枚毎の原稿の原稿サイズを検出するセンサーと、その検出に基づいて何れかの定形サイズを原稿に紐付ける処理を実行する処理部を含む。
前記センサーの具体的な態様は、例えば、載置位置にある原稿の縦および横のサイズを検出して定形サイズを仮決めしておき、給送された原稿の縦横何れかのサイズを読取位置の手前で検出してその原稿に紐付ける定形サイズを確定させるものである。より具体的な態様の一例は、載置位置から給送される原稿の(給送方向に直交する)主走査方向にスライド可能なガイドの位置を検出するガイド幅検出機構である。載置位置の原稿のサイズに合わせてユーザーによりガイドの位置が調整されるものとしている。さらに、載置位置で原稿の給送方向(副走査方向ともいう)の大小を検出するセンサーを含む。原稿サイズ検出部が、特許文献1について上述したような、載置位置から読取位置に至る原稿搬送路に配置される主走査検知センサーをさらに含んでもよい。
前記処理部の具体的な態様は、プロセッサおよびメモリーを中心に構成される制御回路である。
前記センサーの具体的な態様は、例えば、載置位置にある原稿の縦および横のサイズを検出して定形サイズを仮決めしておき、給送された原稿の縦横何れかのサイズを読取位置の手前で検出してその原稿に紐付ける定形サイズを確定させるものである。より具体的な態様の一例は、載置位置から給送される原稿の(給送方向に直交する)主走査方向にスライド可能なガイドの位置を検出するガイド幅検出機構である。載置位置の原稿のサイズに合わせてユーザーによりガイドの位置が調整されるものとしている。さらに、載置位置で原稿の給送方向(副走査方向ともいう)の大小を検出するセンサーを含む。原稿サイズ検出部が、特許文献1について上述したような、載置位置から読取位置に至る原稿搬送路に配置される主走査検知センサーをさらに含んでもよい。
前記処理部の具体的な態様は、プロセッサおよびメモリーを中心に構成される制御回路である。
また、定形サイズは、一般に多用されている縦および横の長を有する矩形状の原稿の幾通りかのサイズである。その具体的な態様は、例えば、A3、A4、A5や11”×17”、8.5”×11”、5.5”×8.5”といったサイズとして画像読取装置で設定されているサイズである。ただし、それらのサイズに限定されるものでないし、画像読取装置で個別に設定あるいは選択されるものであってもよい。定形サイズに対して不定形サイズは、定形サイズでないサイズを指す。なお、この明細書で、定形サイズの縦横の長さを既定長さと呼んでいる。
さらにまた、画像読取デバイスは、原稿を走査して画像を読み取るものである。その具体的な態様としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)等のリニアイメージセンサーおよびその駆動回路や信号処理回路が挙げられる。
さらにまた、画像読取デバイスは、原稿を走査して画像を読み取るものである。その具体的な態様としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)等のリニアイメージセンサーおよびその駆動回路や信号処理回路が挙げられる。
背景色板は、画像読取デバイスが原稿を読み取る読取領域において、搬送される原稿の背後に配置される部材である。主走査方向のサイズが読取領域のサイズよりも小さなサイズの原稿の場合、主走査方向において原稿のない領域に露出する。また、原稿の先端が通過する前および原稿の後端が通過する後では主走査方向の全域に露出する。原稿の輪郭を判別する際、読取位置における背景色板は原稿の地色(白色)以外(例えばグレー色)である。それに対し、原稿の輪郭を判別しない場合、即ち、原稿サイズ検出部により紐付けられた定形サイズを基準に白紙判定を行う際、読取位置における背景色板は原稿の地色(白色)と同色であってもよい。
原稿領域判定部および白紙判定部は、何れも画像処理回路とプロセッサの処理とが有機的に結合して実現されるものである。ただし、画像処理回路とプロセッサのいずれが主に処理を行うかは、処理の内容と、画像処理回路の構成に依存する。
読み取り前に原稿サイズ検出部により紐付けられた定形サイズを基準に白紙判定領域を決定して白紙判定を行う場合、白紙判定処理は比較的単純であって主に画像処理回路が実行可能な処理との親和性が高い。この明細書では、紐付けられた定形サイズを基準とする場合、主に画像処理回路が白紙判定処理を行うことを想定している。それに対して、原稿の輪郭に基づく原稿領域を基準とする場合の白紙判定処理は、前述の紐付けられた定形サイズを基準にする場合ほど単純でない。その処理に対応した画像処理回路を用意することがコスト的な側面を含めて難しければ主にプロセッサで処理することになる。
読み取り前に原稿サイズ検出部により紐付けられた定形サイズを基準に白紙判定領域を決定して白紙判定を行う場合、白紙判定処理は比較的単純であって主に画像処理回路が実行可能な処理との親和性が高い。この明細書では、紐付けられた定形サイズを基準とする場合、主に画像処理回路が白紙判定処理を行うことを想定している。それに対して、原稿の輪郭に基づく原稿領域を基準とする場合の白紙判定処理は、前述の紐付けられた定形サイズを基準にする場合ほど単純でない。その処理に対応した画像処理回路を用意することがコスト的な側面を含めて難しければ主にプロセッサで処理することになる。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(ii)前記白紙判定部は、検出された前記縦横少なくとも何れかの長さが前記閾値より大きいサイズ場合に適用する前記基準を、前記紐付けられた定形サイズとすることに代えて、検出された前記縦横少なくとも何れかの長さを前記原稿に紐付けられた定形サイズに係る既定長さと比較し、検出された長さと前記既定長さとの差が所定の範囲外であれば前記原稿領域を前記基準とし、前記所定の範囲以内の場合に限って前記紐付けられた定形サイズを前記基準としてもよい。
このようにすれば、原稿サイズ検出部により検出された縦横何れかの長さが既定長さの定形サイズ原稿に近い場合に限って原稿サイズ検出部により紐付けられた定形サイズを基準に白紙判定を行って白紙判定の処理時間を節約できる。一方、検出された縦横何れかの長さが既定長さの定形サイズ原稿に近くない場合はSPFクロップ機能により決定される原稿領域を基準に白紙判定を行うことで、不定形サイズであっても精度よく白紙判定領域を決定できる。
(ii)前記白紙判定部は、検出された前記縦横少なくとも何れかの長さが前記閾値より大きいサイズ場合に適用する前記基準を、前記紐付けられた定形サイズとすることに代えて、検出された前記縦横少なくとも何れかの長さを前記原稿に紐付けられた定形サイズに係る既定長さと比較し、検出された長さと前記既定長さとの差が所定の範囲外であれば前記原稿領域を前記基準とし、前記所定の範囲以内の場合に限って前記紐付けられた定形サイズを前記基準としてもよい。
このようにすれば、原稿サイズ検出部により検出された縦横何れかの長さが既定長さの定形サイズ原稿に近い場合に限って原稿サイズ検出部により紐付けられた定形サイズを基準に白紙判定を行って白紙判定の処理時間を節約できる。一方、検出された縦横何れかの長さが既定長さの定形サイズ原稿に近くない場合はSPFクロップ機能により決定される原稿領域を基準に白紙判定を行うことで、不定形サイズであっても精度よく白紙判定領域を決定できる。
(iii)前記原稿サイズ検出部は、前記載置位置から前記読取位置への原稿搬送経路上で原稿の縦横少なくとも何れかの長さを検出してもよい。
このようにすれば、原稿サイズ検出部は、給送された原稿が読取位置へ到達する手前の原稿搬送経路上で原稿サイズ検出するので、読み取り前に原稿サイズを検出できる。
このようにすれば、原稿サイズ検出部は、給送された原稿が読取位置へ到達する手前の原稿搬送経路上で原稿サイズ検出するので、読み取り前に原稿サイズを検出できる。
(iv)前記白紙判定領域の決定に適用する前記基準を、固定的に前記原稿領域とするか前記検出された縦横少なくとも何れかの長さと前記閾値との関係に応じて切替えるかの設定を受付ける設定部をさらに備えてもよい。
このようにすれば、不定形サイズの原稿でも白紙判定領域を精度よく決定することを優先して固定的にSPFクロップ機能により決定される原稿領域を基準に白紙判定を行うように設定できる。あるいは、原稿サイズ検出部により検出された縦横何れかの長さが既定長さの定形サイズ原稿に近いか否かで白紙判定領域を決定する基準を切り替えるように設定できる。画像読取装置の使用状況に応じて何れかに設定できる。
このようにすれば、不定形サイズの原稿でも白紙判定領域を精度よく決定することを優先して固定的にSPFクロップ機能により決定される原稿領域を基準に白紙判定を行うように設定できる。あるいは、原稿サイズ検出部により検出された縦横何れかの長さが既定長さの定形サイズ原稿に近いか否かで白紙判定領域を決定する基準を切り替えるように設定できる。画像読取装置の使用状況に応じて何れかに設定できる。
(v)前記画像読取デバイスに読み取られた原稿のデータを出力する際に、前記白紙判定部が白紙であると判定した原稿の出力を抑制し、白紙でないと判定した原稿のみを出力する白紙除去部をさらに備えてもよい。
このようにすれば、1枚以上の原稿を読み取る際に白紙判定部が判定した結果に基づいて白紙原稿の出力を抑制できる。
このようにすれば、1枚以上の原稿を読み取る際に白紙判定部が判定した結果に基づいて白紙原稿の出力を抑制できる。
(vi)この発明の一態様は、コンピュータが、1枚以上からなる原稿を1枚毎に読取位置へ給送するステップと、給送された原稿の縦横少なくとも何れかの長さを読み取り前に検出し、縦横が既定長さである複数種の定形サイズのうち該当または近似する定形サイズを紐付けるステップと、前記読取位置で前記原稿をその周囲に露出する背景色板と共に画像として読み取るステップと、読み取られた画像における前記原稿と前記背景色板との濃度差または色差に基づいて前記原稿の輪郭を判別して原稿領域を決定するステップと、読み取られた原稿が白紙か否かを決定する白紙判定領域を決定するステップと、を備え、検出された前記原稿の縦横少なくとも何れかの長さが、予め定められた閾値に等しいかそれより大きいサイズの場合は前記原稿に紐付けた定形サイズを基準に前記白紙判定領域を決定し、前記閾値以下のサイズの場合は前記原稿領域を基準に前記白紙判定領域を決定する画像読取の制御方法を含む。
この発明の態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
11:制御部、 11C:通信部、 11F:ファイル制御部、 11J:ジョブ管理部、 11P:画像処理部、 11U:表示制御部、 11X:ジョブ実行部、 13:記憶装置、 14:エンジン部、 15:スキャナ部、 16:原稿送り装置,SPF、 17:原稿台、 18:SPF読取窓、 19:UI表示部,ユーザインターフェース表示部、 21,22:原稿、 24:読取画像、 26:原稿領域、 28:白紙判定領域、 31:原稿セットトレイ、 33:原稿排出トレイ、 35:原稿ガイド、 37:原稿センサー、 39:搬送路センサー、 41:入力処理部、 43:白紙判定部、 45:原稿領域判定部、 47:出力画像生成部 51:背景色板、 55:第1キャリッジ、 57:第2キャリッジ、 59:光学レンズ、 61:イメージセンサー
100:複合機
R1,R2:読取位置
100:複合機
R1,R2:読取位置
Claims (6)
- 載置位置にある1枚以上の原稿を1枚毎に読取位置へ給送する原稿送り装置と、
給送された原稿の縦横少なくとも何れかの長さを読み取り前に検出し、縦横が既定長さである複数種の定形サイズのうち該当または近似する定形サイズを紐付ける原稿サイズ検出部と、
前記読取位置で、原稿およびその原稿の周囲を画像として読み取る画像読取デバイスと、
前記周囲の画像として前記画像読取デバイスに読み取られるように配置された背景色板と、
読み取られた画像における前記原稿と前記背景色板との濃度差または色差に基づいて前記原稿の輪郭を判別して原稿領域を決定する原稿領域判定部と、
読み取られた原稿が白紙か否かを決定する白紙判定領域を決定する白紙判定部と、を備え、
前記白紙判定部は、前記原稿サイズ検出部により検出された原稿の縦横少なくとも何れかの長さが、予め定められた閾値に等しいかそれより大きいサイズの場合は前記原稿サイズ検出部により紐付けられた定形サイズを基準に前記白紙判定領域を決定し、前記閾値以下のサイズの場合は前記原稿領域を基準に前記白紙判定領域を決定する画像読取装置。 - 前記白紙判定部は、検出された前記縦横少なくとも何れかの長さが前記閾値より大きいサイズ場合に適用する前記基準を、前記紐付けられた定形サイズとすることに代えて、検出された前記縦横少なくとも何れかの長さを前記原稿に紐付けられた定形サイズに係る既定長さと比較し、検出された長さと前記既定長さとの差が所定の範囲外であれば前記原稿領域を前記基準とし、前記所定の範囲以内の場合に限って前記紐付けられた定形サイズを前記基準とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記原稿サイズ検出部は、前記載置位置から前記読取位置への原稿搬送経路上で原稿の縦横少なくとも何れかの長さを検出する請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記白紙判定領域の決定に適用する前記基準を、固定的に前記原稿領域とするか前記検出された縦横少なくとも何れかの長さと前記閾値との関係に応じて切替えるかの設定を受付ける設定部をさらに備える請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記画像読取デバイスに読み取られた原稿のデータを出力する際に、前記白紙判定部が白紙であると判定した原稿の出力を抑制し、白紙でないと判定した原稿のみを出力する白紙除去部をさらに備える請求項1に記載の画像読取装置。
- コンピュータが、
1枚以上からなる原稿を1枚毎に読取位置へ給送するステップと、
給送された原稿の縦横少なくとも何れかの長さを読み取り前に検出し、縦横が既定長さである複数種の定形サイズのうち該当または近似する定形サイズを紐付けるステップと、
前記読取位置で前記原稿をその周囲に露出する背景色板と共に画像として読み取るステップと、
読み取られた画像における前記原稿と前記背景色板との濃度差または色差に基づいて前記原稿の輪郭を判別して原稿領域を決定するステップと、
読み取られた原稿が白紙か否かを決定する白紙判定領域を決定するステップと、を備え、
検出された前記原稿の縦横少なくとも何れかの長さが、予め定められた閾値に等しいかそれより大きいサイズの場合は前記原稿に紐付けた定形サイズを基準に前記白紙判定領域を決定し、前記閾値以下のサイズの場合は前記原稿領域を基準に前記白紙判定領域を決定する画像読取の制御方法。
Priority Applications (2)
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JP2021182022A JP2023069850A (ja) | 2021-11-08 | 2021-11-08 | 画像読取装置および画像読取の制御方法 |
US17/983,235 US12022039B2 (en) | 2021-11-08 | 2022-11-08 | Image reading apparatus and control method for determining a blank page |
Applications Claiming Priority (1)
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