JP6827780B2 - 画像読取方法、画像読取装置およびプログラム - Google Patents

画像読取方法、画像読取装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像読取方法、画像読取装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、コピー機などの画像読取装置において、実際の画像読み取り動作の前にプレスキャンすることにより、原稿台における原稿の有無とサイズ、さらに設置向きを検出する方法が開示されている。
特開2013―211658号公報
しかしながら、例えばマルチクロップを行う場合のように複数の原稿が原稿台に置かれている場合は、特許文献1のような従来法を用いても、一度のプレスキャンでこれら複数の原稿のサイズおよび設置向きを正確に検出することは困難であった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものである。よって、その目的とするところは、原稿台に置かれた複数の原稿のサイズと向きをプレスキャンによって正確且つ効率的に検出することである。
そのために本発明は、複数の読取センサが配列された読み取りヘッドを、前記複数の読取センサが配列された第1の方向に交差する第2の方向に原稿台に沿って移動させることで、前記原稿台に、長辺及び短辺がそれぞれ前記第1の方向又は前記第2の方向に平行となるように置かれた定型サイズの複数の原稿を読み取る画像読取方法であって、第1の原稿が検出された位置から前記第2の方向に所定の距離だけ離れた検出位置に、前記読み取りヘッドに読み取り処理を実行させない状態で、前記読み取りヘッドを前記第2の方向に移動させる移動工程と、前記検出位置における前記読み取りヘッドによる読み取り処理の結果に基づいて、前記第1の原稿のサイズと向きを判断する第1判断工程と、前記検出位置における前記読み取りヘッドによる読み取り処理の結果に基づいて、前記第2の方向における前記検出位置であり且つ前記第1の方向に沿って前記第1の原稿から離れた位置に、前記第1の原稿とは異なる第2の原稿が存在するか否かを判断し、前記第2の原稿が存在すると判断された場合、前記第2の原稿のサイズと向きを判断する第2判断工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、原稿台に置かれた複数の原稿のサイズと向きをプレスキャンによって正確且つ効率的に検出することができる。
(a)および(b)は画像読取装置の外観斜視図である。 読み取り部の構成図である。 画像読取装置の制御の構成を説明するためのブロック図である。 コピー動作を行う場合の処理を説明するためのフローチャートである。 プレスキャン処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 (a)〜(c)は、プレスキャン処理の具体例を説明するための図である。 第1のプレスキャン処理を説明するためのフローチャートである。 画像読取装置が読み取り可能な原稿のサイズと向きの関係を示す図である。 第1のプレスキャン処理の別例を説明するためのフローチャートである。
(第1の実施形態)
図1(a)および(b)は、本実施形態で使用する画像読取装置1の外観斜視図である。本実施形態において、画像読取装置1は読み取り機能のほかにプリンタ機能も備えた複合機とし、スキャナ、プリンタ、複写機として機能することができる。画像読取装置1は、主に、蓋カバー2と装置本体3から構成されており、蓋カバー2には、ユーザに情報を提示したりユーザからのコマンドを受け付けたりするための操作部4が配備されている。図1(a)は装置本体3に対し蓋カバー2を閉めた状態、同図(b)は開放した状態をそれぞれ示している。
装置本体3の内部には、読み取り動作を実行するための読み取りヘッドや印刷動作を実行するための印刷ヘッド、さらにこれら様々なデバイスを制御するための主な構成が配備されている。例えば印刷動作を行う際、図1(a)を参照するに、給紙トレイに載せられた用紙は装置本体3の内部に給送され、所定の画像が印刷された後、排紙トレイ5に排出される。
読み取り動作を行う場合、ユーザは図1(b)のように一度蓋カバー2を開放し、原稿台6の上に原稿をセットする。原稿台6はガラス板7とこれを周囲から保持するカバー8から構成されており、ユーザは読み取り面をガラス板7に向けた状態で原稿を置き、蓋カバー2を閉じる。蓋カバー2の原稿に接触する部分にはスポンジなどの緩衝材を挟んだ平板9が配備されており、蓋カバー2を閉じたときに、その重みによって原稿の読み取り面を平滑にする。原稿台6においては、様々なサイズの原稿をレイアウトすることができる。
図2は、装置本体3の内部において、原稿台6の下部(+Z方向側)に設置されている読み取り部20の構成図である。読み取り部20は、筐体であるスキャナフレーム12に様々な部材が取り付けられていることによって構成されている。読み取りヘッド10を搭載したキャリッジ11は、そのY方向両端がガイドシャフト13およびガイドレール14に案内支持されながら、原稿台6に沿って図のX方向に移動可能になっている。キャリッジ11の移動はCRモータ15を駆動源としており、その駆動力は駆動ギア17とプーリ18およびこれらの周囲に配されたタイミングベルト16を介して伝達される。
読み取りヘッド10にはCCDから成る読み取り素子(読取センサ)が、移動方向と交差する方向(Y方向)に複数配列しており、Y方向においては読み取り素子の配列ピッチに相当する解像度で画像を読み取ることができる。一方、X方向においては、キャリッジ11の移動速度と個々の読み取り素子の読み取り周期により、読み取り解像度を調整することができる。
図3は、画像読取装置1の制御の構成を説明するためのブロック図である。CPU101は画像読取装置1の全体を制御する。後に説明する図4、5、7、9のフローチャートも、CPU101がROM102に記憶されているプログラムに従ってRAM103をワークエリアとしながら実行するものである。
ROM102には、CPU101が実行する制御プログラムのほか、組み込みオペレーティングシステム(OS)プログラム、さらに各種制御に用いるパラメータなども格納されている。CPU101は、ROM102に格納されている組み込みOSの管理の下、ROM102に格納されている各制御プログラムに従って、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウェア制御を行う。
RAM103はSRAM(static RAM)等で構成され、CPU101のワークエリアのほか、オペレータが登録した設定値や画像読取装置1の管理データ等を格納するエリアとして利用される。画像メモリ104は、DRAM(dynamic RAM)等で構成され、画像処理の前後や画像処理中の画像データを保存する。CPU101が画像データに対して行う画像処理においては、画像メモリ104とRAM103、さらに後述するデータ蓄積部116がワークエリアとして利用可能である。データ変換部105は、ページ記述言語(PDL)等の解析や、キャラクタデータのCG(computer graphics)展開等、画像データの変換を行う。
読取制御部106は、読み取り部20制御して、原稿台6に設置された原稿を読み取る。具体的には、CPU101の制御のもと、CRモータ15を駆動してキャリッジ11の移動を制御したり、当該移動の最中に読み取りヘッド10が検出したアナログ信号をデジタル信号に変換して画像メモリ104に転送したりする。
操作部4は、各種キー、LED(発光ダイオード)、LCD(液晶ディスプレイ)等によって構成され、ユーザが入力するコマンドを受けたり、画像読取装置1の動作状況やステータス状況を表示したりする。通信制御部109は、MODEM(変復調装置)や、NCU(網制御装置)等によって構成され、本実施形態では、アナログの通信回線(PSTN)131に接続されて、T30プロトコルでの通信制御、通信回線に対する発呼と着呼等の回線制御を行っている。解像度変換処理部110は、画像データのミリ−インチ解像度変換のほか、画像データの拡大縮小処理を行う。符号復号化処理部111は、画像読取装置1で扱う画像データ(MH、MR、MMR、JBIG、JPEG等)の符号復号化処理や拡大縮小処理を行う。
印刷制御部112は、印刷すべき画像データに対してスムージング処理や印刷濃度補正処理、色補正等の各種画像処理を施し、印刷部113が印刷可能な画像データを生成する。また、定期的に印刷部113の状態を確認し、得られた情報をCPU101に提供する。印刷部113は、レーザビームプリンタやインクジェットプリンタ等からなる印刷装置であり、印刷制御部112から受け取った画像データに従って、用紙に画像を印刷する。
給紙搬送部114は、印刷制御部112の制御のもと、給紙トレイ4に積載された用紙を装置内部に給送し、印刷部113によって印刷中の用紙の搬送制御を行い、印刷終了後の用紙を排紙トレイ5に排出する。給紙搬送部114においては、用紙の種類に応じて給装経路や給装方法を異ならせることができる。
USBファンクション制御部115は、USB通信規格に従ってプロトコル制御を行う。例えば、CPU101が実行するUSB制御タスクからのデータをパケットに変換し、外部の情報処理端末にUSBパケット送信を行う。また逆に、デジタルカメラのような外部接続された情報処理端末からのUSBパケットを、データに変換してCPU101に送信する。
データ蓄積部116は、外部装置との間でデータの送受信を行う際や画像処理を行う際に、比較的大容量のデータをバックアップするために利用される。データ蓄積部116は画像メモリ104と同様に利用される場合もある。データ蓄積部116としては、DRAMが好ましいが、ハードディスクや揮発性メモリ等とすることもできる。
USBホスト制御部117は、USB通信規格で定められたプロトコルで通信を行う為の制御部である。USB通信規格は、双方向のデータ通信を高速に行うことが出来る規格であり、1台のホスト(マスター)に対し、複数のハブまたはファンクション(スレーブ)を接続することが出来る。なお、以上説明した個々の機構は、CPU101が管理するCPUバス121を介して相互に接続されている。
図4は、画像読取装置1がコピー動作を行う場合に、CPU101が実行する処理を説明するためのフローチャートである。本処理は、ユーザが操作部4を介してコピーコマンドを入力したり、外部に接続されたPCからコピーコマンドが入力されたりしたタイミングで開始され、CPU101がROM102に格納されたプログラムに従って実行されるものである。
本処理が開始されると、CPU101はまずS301において、印刷部113と読み取り部20を初期化する。具体的には、読み取りヘッド10をホームポジションに戻したり、前回の読み取り動作や記録動作のために保存されていた画像データをメモリ領域から消去したりする。次にS302において、プレスキャン処理を行う。具体的には、CRモータ15を駆動してキャリッジ11を比較的早い速度で移動させながら、読み取りヘッド10の検出結果に基づいて、原稿台6に置かれた原稿の概略を検知する。プレスキャン処理によって、CPU101は原稿台に置かれた原稿の数、それぞれのサイズおよび向きなどを認識することができる。プレスキャン処理については、後に詳しく説明する。
S302のプレスキャン処理によって原稿の概略が確認されると、CPU101はS303に進み、得られた情報に基づいて本スキャン処理を実行する。具体的には、CRモータ15を駆動してキャリッジ11を読み取り解像度に相当する速度で移動させながら、読み取りヘッド10で原稿を読み取り、得られた画像データを画像メモリ104やデータ蓄積部116に保存する。本スキャンでは、プレスキャンよりも高い解像度で画像データを取得するため、キャリッジ11の移動はプレスキャンよりも低速になる。特に、カラーコピーの場合は、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の3つの輝度値を各画素で検出する必要があるため、キャリッジ11の移動速度は更に遅くなる。
但し、本実施形態では、プレスキャンによって予め原稿が存在する位置や向きが確認されているため、本スキャンの読み取り効率を向上させることができる。例えば、読み取りヘッド10が読み取り可能な領域の中でも、原稿が存在しないと判断された領域については、読み取り処理を行わず読み取りヘッド10をスルーさせることができる。また、カラー画像であることが分かっている原稿の領域ではRGBの輝度値を各画素で検出しながら、モノクロ画像であることが分かっている原稿の領域ではRGBのうちの1色のみの輝度値を各画素で検出することができる。いずれにしても、プレスキャンによって得られた原稿の情報に基づいて、本スキャン処理に係る時間を短縮したり、処理を軽減したりすることができる。
次に、CPU101は、ROM102に記憶されている所定の画像処理プログラムに従って、本スキャン処理で保存した画像データに所定の画像処理を施す。具体的には、プレスキャン処理で確認された原稿ごとに保存されている画像データを分割し、それぞれについて、適切な色変換処理や量子化処理を実行し、印刷部113が印刷可能な印刷データを生成する。例えば、写真画像などの原稿については、本スキャンによって得られたRGBの画像データを、印刷部113に用意されている色材に対応するCMYKデータに色変換し、さらに量子化処理などを施して比較的高解像なCMYKデータを生成すればよい。一方、モノクロームの文書原稿については、本スキャンによって得られた輝度データを、濃度データに変換し、さらに量子化処理などを施して比較的低解像なブラックデータ(Kデータ)を生成すればよい。
印刷データが生成されると、CPU101はS305に進み、印刷データに従った印刷処理を行う。具体的には、給紙搬送部114を用いて用紙を搬送させながら、当該用紙に対し印刷部113を用いて印刷データに従った画像を印刷し、排紙トレイ5に排出する。プレスキャン処理によって複数の原稿が検出されている場合、S305の印刷処理は原稿ごとに行っても良いし、1枚の用紙に複数の原稿を印刷しても良い。
一枚の用紙に対する印刷処理が終了すると、CPU101はS306に進み、まだ印刷すべき原稿データが残っているか否かを判断する。原稿データが残っていると判断した場合はS305に戻り、次の原稿についての印刷処理を行う。一方、全ての原稿データについて印刷処理が完了した吐判断した場合は本処理を終了する。
図5は、S302のプレスキャン処理の詳細を説明するためのフローチャートである。本処理についても、CPU101がROM102に格納されたプログラムに従って実行されるものである。本実施形態のプレスキャン処理は、原稿の数とサイズとレイアウトを確認するための第1スキャンと、例えばモノクロであるかカラーであるか、或は文書であるか写真であるか、など個々の原稿の内容を確認するための第2スキャンの2段階で構成されるものとする。
一方、図6(a)〜(c)は、プレスキャン処理の具体例を説明するための図である。ここでは、ガラス板7の上にPA、PB、PCおよびPDで示す原稿が、様々な向きでレイアウトされた場合に、読み取りヘッド10をX方向に移動させながら、第1スキャン処理を実行する例を示している。以下、図6(a)〜(c)を参照しながら、図5のフローチャートに従ってプレスキャン処理を説明する。以下の説明において、長辺がX方向と平行になるように配置されている状態を横置き、短辺がX方向と平行になるように配置されている状態を縦置きと呼ぶ。
本処理が開始されると、CPU101はまずS401において、読み取りヘッド10をホームポジションから読み取り開始位置(A0)に移動し待機させる。図6(a)は、S401において読み取りヘッド10が読み取り開始位置(A0)にある状態を示している。
S402で蓋カバー2が閉じていることを確認すると、CPU101はS403に進み、第1のプレスキャンを実行する。第1のプレスキャンの詳細は後述するが、この第1のプレスキャンによって原稿台6に置かれている原稿の数とサイズとレイアウトの情報が取得される。
更に、S404で第2のプレスキャン実行コマンドの受信を確認すると、CPU101はS405に進み、第2のプレスキャンを実行する。第2のプレスキャンによって原稿台6に置かれている個々の原稿の詳細情報が取得される。以上で本処理は終了する。その後、CPU101はS403の第1のプレスキャンによって得られた情報と、S405の第2のプレスキャンによって得られた情報とに基づいて、S303の本スキャン処理を効率的に行うことができる。
図7は、S403で実行する第1のプレスキャン処理の工程を説明するためのフローチャートである。本処理についても、CPU101がROM102に格納されたプログラムに従って実行されるものである。本処理が開始されるとCPU101は、まずS801にて読み取りヘッド10をX方向に移動させながら、最も原点に近い位置にある原稿の先端を検出する。具体的には、読み取りヘッド10に読み取り処理を行わせながらこれをX方向に移動し、読み取り領域幅Wのうち少なくとも一部の領域で原稿の存在が確認されたタイミングでこれを検出し、Y方向の幅Dを記憶する。
図6(b)のA1は、読み取りヘッド10が原稿PAの先端を検出した位置を示している。この段階でCPU101は、先端を検出した原稿を、現段階の注目原稿として設定する。図6(b)の場合はPAが注目原稿となる。
S802でCPU101は、注目原稿の検出幅Dより注目原稿のサイズを想定する。また、注目原稿PAのX方向の範囲に、図6(c)のように他の原稿PDが存在する可能性があるか否かを判断する。
図8は、本実施形態において、画像読取装置1が読み取り可能な原稿のサイズと向きの関係を示す図である。本実施形態において、このような情報は、予めROM102に記憶されているものとする。例えば、S801で検出された注目原稿の幅がD=148mmであった場合、図8を参照すると、注目原稿はA5サイズの横置きあるいはA6サイズの縦置きのいずれかと判断することができる。そして、そのいずれであっても図6(c)のように、注目原稿PAのX方向範囲に他の原稿PDが含まれる可能性は存在する。また、例えば、S801で検出した注目原稿の幅がD=91mmであった場合、図8を参照すると、注目原稿は名刺サイズの縦置きと判断することができる。そしてこの場合には、図6(c)のように、注目原稿PAのX方向範囲に他の原稿PDが含まれる可能性は無い。
S802では、このように、注目原稿が検出されたY方向の位置と幅、さらに図8に示す情報に基づいて、注目原稿PAが占めるX方向の範囲に、他の原稿PDが存在する可能性が有るか否かを判断する。そして、図6(c)のように、他の原稿PDが存在する可能性があると判断した場合は、S809にジャンプする。また、S801において、複数の原稿先端が検出された場合も、S809にジャンプする。一方、他の原稿PDが存在する可能性は無いと判断した場合は、S803に進む。
S803においてCPU101は、注目原稿PAの想定される複数の後端位置のうち、より長いサイズの後端位置を次の検出位置として読み取りヘッド10を移動させる。例えば、注目原稿の幅がD=91mmであった場合、再度図8を参照すると、注目原稿はA5横またはA6縦と想定される。そして、A5横であった場合は注目原稿の後端位置は先端位置(A1)から210mmX方向に移動した位置にあり、A6縦であった場合は先端位置(A1)から105mmX方向に移動した位置にあることになる。よって、この場合、CPU101はより長い距離(210mm)だけ離れた位置を検出位置とし、読み取りヘッド10をX方向に移動させる。図6(b)のA2は、この段階における読み取りヘッド10の移動後の位置を示している。なお、A1からA2への移動の最中、読み取りヘッド10の検出処理は行わない。よって、S804では、S801で先端位置を検出する場合よりもキャリッジ11の移動速度を速くすることができる。
続くS804において、CPU101はA2の位置で読み取りヘッド10に検出処理を実行させ、S805〜S807では検出結果に基づいて注目原稿のサイズと向きを判断する。例えば、読み取りヘッド10のA2の位置の検出結果において幅Dの原稿が検出された場合、CPU101はS806に進み注目原稿は横向きに置かれていると判断する。さらにS806では、幅Dと原稿向き「横向き」に対応する原稿のサイズが判断される。
即ち、S803の移動において、X方向に沿った所定の距離として、幅Dの原稿が横向きに置かれた場合の後端に対応する検出位置まで移動させていた。仮に縦向きに原稿が置かれた場合、その検出位置では注目原稿が検出されないはずであるので、S804において注目原稿が検出された場合、注目原稿は横向きに置かれていると判断することができる。上記のように注目原稿の幅がD=91mmであった場合は、S806において注目原稿のサイズ、向きが「A5横」と判断される。
そして、注目原稿の後端が確実に検出されるまで、読み取りヘッド10に読み取り処理を実行させながらこれをX方向に移動する。S807の工程を設けることにより、S805だけの場合より原稿サイズをより正確に把握することができる。
一方、幅Dの原稿が検出されない場合はS800に進み、注目原稿は縦向きに置かれていると判断する。さらに、S800では、幅Dと原稿向き「縦向き」に対応する原稿のサイズが判断される。即ち、S803の移動において、X方向に沿った所定の距離として、幅Dの原稿が横向きに置かれた場合の後端に対応する検出位置まで移動させていた。仮に横向きに原稿が置かれた場合、その検出位置で注目原稿の後端が検出されるはずなので、S804において注目原稿が検出されない場合、注目原稿は縦向きに置かれていると判断することができる。上記のように注目原稿の幅がD=91mmであった場合、S800において注目原稿のサイズ、向きが「A6縦」と判断される。
ただし、図6(b)の場合は、A2の位置に注目原稿PAが存在するので、CPU101は注目原稿がA5サイズの横置きであることを判断する。なお、S801で検出した原稿先端の幅Dが、取り扱い可能な原稿サイズのいずれにも相当していないような場合は、注目原稿についてサイズおよび向きは不明とした状態で、以下の処理に進む。
次に、CPU101は、S808において、A2の位置で注目原稿以外の原稿を検出したか否かを判断する。図6(b)のように、A2の位置で注目原稿PA以外の原稿PBが検出された場合、CPU101はS809に進む。そして、注目原稿をPAからPBに変更する。一方、A2の位置で注目原稿PA以外の原稿が検出されない場合は、S814にジャンプする。
S809において、CPU101は、現段階の注目原稿の後端位置を検出する。すなわち、読み取りヘッド10に読み取り処理を実行させながら、注目原稿の後端が検出されるまでX方向に移動する。図6(b)のA3は、後端を検出した際の読み取りヘッド10の位置を示している。図6(b)において、読み取りヘッド10がA2にあるときにはじめて検出された原稿PBは、その先端の位置が確定されていない。このため、原稿PAのようにその後端の位置を推測することができないため、S809の後端検出は読み取り処理を伴いながらの読み取りヘッド10の移動となる。
この際、注目原稿以外の原稿が更に検知された場合は、その原稿についてもY方向の幅や端部位置の情報を取得しておく。既に説明したS802において、最初の注目原稿PA以外の原稿が注目原稿PAのY方向に並ぶ位置に存在する可能性があると判断された場合も、CPU101は本工程にジャンプしこれら原稿の情報をS809で取得する。
S810において、S808で注目原稿を検出した位置A2からS809で後端位置を検出した位置A3までの長さL2が、注目原稿PBのY方向の長さL1より長いか否かを判断する。図6(b)のようにL1<L2である場合はS811に進み、注目原稿PBは横向きに置かれていると判断する。S811ではさらに、注目原稿PBのY方向の長さL1と原稿向き「横向き」から、図8に示したテーブルが参照されることで、注目原稿PBのサイズも判断される。一方、L1≧L2の場合はS812に進み、注目原稿PBの向きは現段階で不明であると判断する。L1≧L2と判断される場合は、L1を長辺とする原稿が縦置きされている可能性もあるが、A2からA1側に長辺が延在する原稿が横置きされている可能性もあり、注目原稿の向きを断定することができない。
S813において、CPU101は、S809における注目原稿の後端検出の間に、更に別の原稿を検出したか否かを判断する。検出したと判断した場合は注目原稿を新たに検出した原稿に更新し、S809に戻る。以後、図6(b)のPAとPBのように、複数の原稿がX方向に互いに重複領域を設けながらレイアウトされているような場合は、S808〜S813の工程を繰り返すことにより、注目原稿を変更しながら夫々の原稿のサイズと設置向きを判断する。一方、S813で更に別の原稿は検出されなかったと判断した場合は、S814に進む。
S814において、CPU101は、原稿台6における読み取りヘッド10の現在の位置に基づいて、更に+X方向側に新たな原稿が存在する可能性があるか否かを判断する。図8を参照しながら具体的に説明すると、例えば現在の位置から原稿台6の+X方向端部までの距離が55mmよりも小さい場合、いずれのサイズの原稿も置かれていないと判断することができる。この場合はS819に進み、検出処理を伴うことなく読み取りヘッド10を原稿台6の+X方向端部まで移動させる。一方、現在の位置から原稿台6の+X方向端部までの距離が55mmよりも大きい場合、名刺サイズ以上の原稿が置かれている可能性があると判断することができる。この場合はS815に進む。
S815において、CPU101は、取り扱い可能な原稿サイズのうち、最も小さな短辺に相当する距離だけ読み取りヘッド10を+X方向に移動させ、更にS816にて、当該位置で読み取りヘッド10に検出処理を実行させ、S817で現行の有無を判断する。図6(b)の場合、A3の位置でCPU101は、+X方向側に未だ新たな原稿が存在する可能性があると判断し(S814)、読み取りヘッド10をd=55mmだけ+X方向に移動し、A4の位置で検出処理を実行させる(S817)。
S817で原稿を検知したと判断した場合は当該原稿を注目原稿に更新し、新たな注目原稿のサイズと向きの検出のためにS809に戻る。一方、S817で原稿を検知しないと判断した場合は、S818で原稿台6の端部が確認されるまでS815〜S817の処処理、すなわち距離dの移動と原稿検出の工程を繰り返す。図6(b)の場合は、距離dの2回目の移動によって読み取りヘッド10がA5の位置にあるときにS817で新たな原稿PCが検知された状態を示している。新たな原稿PCについては、S817で注目原稿に設定され、再度S809に戻ることにより、そのサイズと向きが取得される。
S818にて、原稿台6の端部が確認された場合、CPU101はS820に進み、現段階でサイズまたは向きが不明の原稿が存在するか否かを判断する。S812における処理が実行された場合、S820にて、サイズまたは向きが不明の原稿が存在すると判断される。例えば、図6(b)の原稿PBについては、その向きがまだ確定されないままである。また、原稿PCについても、A5の位置より+X方向の領域は検出処理が行われているが、A5の位置より−X方向の領域は検出処理は行われておらず、やはりサイズと向きが不明である。よって、このような場合は、S821に進む。
S821において、CPU101は読み取りヘッド10を−X方向に移動させながら、これまでの工程において、読み取りヘッド10の読み取り処理を伴わずに移動してきた領域についての読み取り処理を行う。これにより、CPU101は、サイズと向きが不明であった原稿についてそのサイズと向きを判定することができる(S822)。
以上の工程により、原稿台6に置かれた全ての原稿についてそのサイズと向きが判別されると、CPU101はS823に進み、読み取りヘッド10を再び読み取り開始位置A0に戻す。以上で第1のプレスキャン処理は終了する。
以上説明した本実施形態によれば、実際に原稿の読み取り処理を実行するのに先立って、原稿の数、サイズおよび向きを判断するための第1プレスキャンと、それぞれの原稿の内容を把握するための第2のプレスキャンを行っている。そして、第1のプレスキャンにおいては、注目原稿の端部位置を確認した位置に他の原稿が存在した場合に注目原稿を他の原稿に移行しながら、複数の原稿夫々の端部位置を順番に検出している。
この際、読み取りヘッドによる読み取り処理は、原稿のサイズと向きを判定するための必要最小限の領域についてのみ行い、他の領域については読み取り処理を伴わずに読み取りヘッドを移動させている。このため、続いて行われる第2のプレスキャンや、実際の画像読取処理においては、原稿が存在する領域のみについて読み取りヘッド10による読み取り処理を行えばよく、処理の効率化を図ることができる。結果、原稿台に複数の画像がレイアウトされた場合であっても、必要以上に処理時間や処理負荷をかけることなく、個々の原稿についての読み取り処理を行うことができる。
(第2の実施形態)
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、図1〜3で説明した読み取り装置1を用いるものとする。そして、図4に示したフローチャートに従ってコピー動作を行い、図5に示したフローチャートに従って、プレスキャン処理を行うものとする。
第1の実施形態では、S801で最初に原稿先端を検出したとき、当該原稿が占めるX方向の範囲に他の原稿が存在する可能性の有無に応じて(S802)その後の工程を異ならせた。そして、他の原稿が存在する可能性が無い場合に限って、注目原稿の後端があると想定される位置まで、読み取りヘッドを移動させた(S803)。これに対し、本実施形態では、他の原稿の有無に係らず、画像読取装置1が取り扱い可能な最小の原稿サイズに相当する距離(すなわち、S815におけるd)だけ、読み取りヘッド10を移動させる。
図9は、本実施形態においてCPU101が実行する第1のプレスキャン処理を説明するためのフローチャートである。S701において、S801と同様にして最も原点に近い位置にある原稿の先端を検出する。S702において、CPU101は、図8に示す取り扱い可能な最小の原稿サイズに相当する距離(すなわちd=55mm)だけ、読み取りヘッド10を移動させる。この移動の最中、読み取りヘッド10の検出処理は行わない。
さらにCPU101はS703に進み、読み取りヘッド10に検出処理を実行させる。そして、S704では当該位置に注目原稿以外の原稿が存在するか否かを判断する。注目原稿以外の原稿があると判断した場合は当該原稿を第2の注目原稿、これまでの注目原稿を第1の注目原稿とし、S705に進む。そして、S705では、第2の注目原稿の後端が検出されるまで、読み取り処理を実行させながら読み取りヘッド10をX方向に移動する。一方、S704で注目原稿以外の原稿は存在しないと判断した場合は、そのままS706に進む。
S706において、CPU101は、読み取りヘッド10の現在位置から第1の注目原稿の後端位置L3までが、最小の原稿サイズに相当する距離(すなわちd=55mm)よりも大きいか否かを判断する。L3>dの場合はS702に戻り、dの移動と読み取り処理を繰り返す。一方L≦dの場合は、第1注目原稿の後端検知処理を行う。本工程は図7のS804に相当し、以下の処理は図7に従った第1の実施形態と同等である。
以上説明した本実施形態によれば、最初に原稿の先端が検出されてから、最小の原稿サイズの間隔で繰り返し原稿の有無および数を検出している。よって、注目原稿に対するとX方向に並列する比較的小サイズの原稿も、+X方向への走査中に検出することが出来る。
なお、以上説明した実施形態では、第1のプレスキャンと第2のプレスキャンを個別に設けたが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。本スキャンの直前に行われるプレスキャンとして、上述した第1のプレスキャンが行われても良い。また、本発明のプレスキャンは、必ずしもその後に本スキャンが行われなくても良い。例えば、第1のプレスキャンによる検出結果に応じて、ユーザが原稿台の原稿のレイアウトを調整できるようにしても良い。
また、以上ではコピー動作を実行する際の読み取り動作のためのプレスキャンとして説明したが、無論本発明はこれに限定されるものではない。記録動作を伴わず単にスキャナとして機能する場合や、読み取った画像データをFAX通信で転送するような場合であっても、本発明を利用することはできる。
更に、以上では図8に示した原稿サイズのみを取り扱うことを前提に説明してきたが、原稿サイズは無論これに限られるものではない。取り扱い可能な原稿サイズの種類が増えるほどレイアウトの可能性は増大するし、原稿台の大きさや形状によってもレイアウトの可能性は変化する。いずれにしても、想定される条件の下で、各原稿の後端部の位置の取得と他の原稿の有無の確認を繰り返すことにより、原稿台におかれた1以上の原稿のサイズと向きを正確に判断することが出来る。
又、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1 画像読取装置
6 原稿台
10 読み取りヘッド
20 読み取り部
101 CPU
106 読み取り制御部

Claims (10)

  1. 複数の読取センサが配列された読み取りヘッドを、前記複数の読取センサが配列された第1の方向に交差する第2の方向に原稿台に沿って移動させることで、前記原稿台に、長辺及び短辺がそれぞれ前記第1の方向又は前記第2の方向に平行となるように置かれた定型サイズの複数の原稿を読み取る画像読取方法であって、
    第1の原稿が検出された位置から前記第2の方向に所定の距離だけ離れた検出位置に、前記読み取りヘッドに読み取り処理を実行させない状態で、前記読み取りヘッドを前記第2の方向に移動させる移動工程と、
    前記検出位置における前記読み取りヘッドによる読み取り処理の結果に基づいて、前記第1の原稿のサイズと向きを判断する第1判断工程と、
    前記検出位置における前記読み取りヘッドによる読み取り処理の結果に基づいて、前記第2の方向における前記検出位置であり且つ前記第1の方向に沿って前記第1の原稿から離れた位置に、前記第1の原稿とは異なる第2の原稿が存在するか否かを判断し、前記第2の原稿が存在すると判断された場合、前記第2の原稿のサイズと向きを判断する第2判断工程と、
    を有することを特徴とする画像読取方法。
  2. 前記所定の距離は、前記第1の原稿が検出された位置から前記第1の原稿の後端が存在すると想定される位置への距離であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取方法。
  3. 前記所定の距離は、前記第1の原稿が検出された位置から前記第1の原稿の後端が存在すると想定される複数の位置それぞれへの距離のうち、より大きな距離であり、
    前記第1判断工程は、前記検出位置において前記読み取りヘッドによって前記第1の原稿が検出された場合は、前記第1の原稿がその長辺が前記第2の方向と平行になる向きに配置されていると判断することを特徴とする請求項2に記載の画像読取方法。
  4. 前記第2判断工程において、前記検出位置に前記第2の原稿が存在すると判断した場合に、前記第2の原稿の後端が検出されるまで、前記読み取りヘッドに読み取り処理を実行させながら前記読み取りヘッドを前記所定の方向に移動させる工程を更に有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像読取方法。
  5. 前記第2判断工程において、前記検出位置に前記第2の原稿が存在すると判断した場合に、前記検出位置から前記第2の原稿の後端が検出された位置の距離を、前記第2の原稿の前記第2の方向とは交差する方向のサイズと比較することにより、前記第2の原稿のサズと向きを判断することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像読取方法。
  6. 前記第1の原稿が検出された位置は、前記読み取りヘッドに読み取り処理を実行させながら前記読み取りヘッドを前記第2の方向に移動させることによって最初に検出された、前記第1の原稿の先端の位置であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像読取方法。
  7. 前記第2判断工程において前記検出位置に前記第2の原稿が存在しないと判断した場合であって、且つ、前記原稿台において前記検出位置よりも前記第2の方向の領域に他の原稿を配置することが可能な領域が存在する場合、
    想定される最小の原稿のサイズに対応する距離だけ前記読み取りヘッドに読み取り処理を実行させない状態で前記読み取りヘッドを移動させ、当該移動の後に読み取り処理を実行させ、当該読み取り処理の結果に基づいて、前記第1の原稿とは異なる第2の原稿が存在するか否かを判断する工程を更に有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像読取方法。
  8. 前記複数の原稿のサイズと向きが判別された後に、当該判別の結果に基づいて、前記読み取りヘッドに読み取り処理を実行させながら、前記複数の原稿それぞれの画像を読み取る工程を更に有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像読取方法。
  9. 複数の読取センサが配列された読み取りヘッドを、前記複数の読取センサが配列された第1の方向に交差する第2の方向に原稿台に沿って移動させることで、前記原稿台に、長辺及び短辺がそれぞれ前記第1の方向又は前記第2の方向に平行となるように置かれた定型サイズの複数の原稿を読み取る画像読取装置であって、
    第1の原稿が検出された位置から前記第2の方向に所定の距離だけ離れた検出位置に、前記読み取りヘッドに読み取り処理を実行させない状態で、前記読み取りヘッドを前記第2の方向に移動させる移動手段と、
    前記検出位置における前記読み取りヘッドによる読み取り処理の結果に基づいて、前記第1の原稿のサイズと向きを判断する第1判断手段と、
    前記検出位置における前記読み取りヘッドによる読み取り処理の結果に基づいて、前記第2の方向における前記検出位置であり且つ前記第1の方向に沿って前記第1の原稿から離れた位置に、前記第1の原稿とは異なる第2の原稿が存在するか否かを判断し、前記第2の原稿が存在すると判断された場合、前記第2の原稿のサイズと向きを判断する第2判断手段と、
    を具えることを特徴とする画像読取装置。
  10. 複数の読取センサが配列された読み取りヘッドを、前記複数の読取センサが配列された第1の方向に交差する第2の方向に原稿台に沿って移動させることで、前記原稿台に、長辺及び短辺がそれぞれ前記第1の方向又は前記第2の方向に平行となるように置かれた定型サイズの複数の原稿を読み取る画像読取方法を、1以上のプロセッサーに実行させるためのプログラムであって、前記画像読取方法は、
    第1の原稿が検出された位置から前記第2の方向に所定の距離だけ離れた検出位置に、前記読み取りヘッドに読み取り処理を実行させない状態で、前記読み取りヘッドを前記第2の方向に移動させる移動工程と、
    前記検出位置における前記読み取りヘッドによる読み取り処理の結果に基づいて、前記第1の原稿のサイズと向きを判断する第1判断工程と、
    前記検出位置における前記読み取りヘッドによる読み取り処理の結果に基づいて、前記第2の方向における前記検出位置であり且つ前記第1の方向に沿って前記第1の原稿から離れた位置に、前記第1の原稿とは異なる第2の原稿が存在するか否かを判断し、前記第2の原稿が存在すると判断された場合、前記第2の原稿のサイズと向きを判断する第2判断工程と、
    を有することを特徴とするプログラム。
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