JP2007043499A - 画像データ処理装置、画像処理装置、画像形成装置及び画像データ処理方法 - Google Patents

画像データ処理装置、画像処理装置、画像形成装置及び画像データ処理方法 Download PDF

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剛治 刀根
Hiroyuki Kawamoto
啓之 川本
Tomoji Okawa
智司 大川
Atsushi Togami
敦 戸上
Toshiki Yamamura
俊己 山村
Akira Muragata
明 村形
Takumi Nozawa
巧 野澤
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Abstract

【課題】デジタル複合機の様々な要求に対する要求対応力を向上させる。
【解決手段】
画像データを入力する画像読み取り部1と、入力された画像データを蓄積するメモリ部4と、画像データに対して所定の処理を実行する複数の処理部品を含む処理部品群51及び前記処理部品群51の各々の処理部品の処理順を部品単位で制御する処理部品制御部52を含みデータ蓄積処理及び出力用処理を行う画像データ処理部5とを備え、前記画像データ処理部5によって処理された画像データを外部I/F部3に出力し、或いは画像書き込み部2で記録シートに書き込み、或いはメモリ部4に蓄積する。
【選択図】図1

Description

この発明は、入力された画像データに対して所望の処理を実行する画像データ処理方法、この画像データ処理方法を実行するための画像データ処理装置、この画像データ処理装置を備えた画像処理装置、この画像処理装置を備えたコピー、ファクス、プリンタ、スキャナ、画像データの蓄積等の機能を複合したデジタル複合機などの画像形成装置に関する。
近年のデジタル複合機は、単純なコピーやファクスだけでなく、スキャナで読み取った画像データを記憶媒体などに蓄積しておき、必要な人が、必要なときに、印刷したり、ネットワーク送信したり、外部メディアにコピーしたり、時には蓄積されている画像データに対して加工や編集などを施しそれを印刷したり、等々かなり多様化してきている。
このような多様化に対応した技術として例えば特許文献1ないし3に記載された発明が公知である。このうち特許文献1には、処理システム全体での高画質化処理及び処理速度向上を容易にすることを目的として、画像データ入力手段が与える画像データを処理する第1の画像処理手段と、第1の画像処理手段に対する、データバスの画像データ送受を一括管理する画像バス管理手段と、メモリ装置と、該メモリ装置に対する前記データバスの画像データ送受アクセスを一括管理するメモリ管理手段と、該メモリ管理手段によって前記メモリ装置に対するアクセスを管理制御され、該メモリ装置上のデータに対してアクセスして画像データ処理を行うことができる第2の画像処理手段とを備えた画像処理装置が記載されている。
また、特許文献2には、送信,印刷それぞれに適した画像変換処理を行った画像データをそれぞれ蓄積して送信,印刷を高速に行い、送信時等に画像変換処理を行う必要がないため伝送規格上画像変換時間にゆとりがない場合であっても、間に合わず送信エラーとなってしまうことを防止することを目的として、画像データを入力する画像入力部と、該入力された画像データを一時的に格納するバッファメモリと、該バッファメモリ上の画像データに対して所定の画像処理を実行可能な画像処理部と、前記バッファメモリ上の画像データを蓄積する蓄積メモリと、前記蓄積メモリに蓄積された画像データを送信或いは印刷する画像出力部とを有する画像入出力装置において、画像出力先に応じて、前記バッファメモリに格納されている1ドキュメントの画像データに対して前記画像処理部による画像処理を複数回実行して複数の画像データを生成し前記蓄積メモリにそれぞれ蓄積するように制御する制御手段を有することを特徴とする画像入出力装置が記載されている。
さらに、特許文献3には、機能が複雑になったり、入出力を複数同時に行う場合でも、効率的に制御を行うことができるようにすることを目的として、1つ或いは複数のデジタル画像入力手段と、1つ或いは複数のデジタル画像出力手段と、機能分割された多数の画像処理手段と、要求モードにより前記画像処理手段を組み合わせる組み合わせ手段と、組み合わされた前記画像処理手段の取得、解放を制御する取得・解放制御手段と、複数の要求モードを蓄積し制御する蓄積制御手段と、を備えたことを特徴とする画像処理装置が記載されている。
特開2002−111988号公報 特開2002−271594号公報 特開平11−316830号公報
ところが、従来技術においては、コピー用/ファクス用などの画像処理を1つの部品単位とするような構成であったり、仮にいくつかの画像処理の部品単位に分割されていたとしても、それらの部品の処理内容(順序など)を様々な要求に応じて効率的に制御するようには構成されていない。ここで言う「様々な要求」には、機能の拡張性、コスト、性能、等多角的方面の要求を含んでいる。したがって、それぞれの目的に応じて分割/構成した画像データ処理部の処理部品群をいかに柔軟かつ効率的に制御するか、が要求対応力のあるシステムを作る上で極めて重要なファクタとなる。
本発明はこのような背景に鑑みてなされたもので、その目的は、今後ますます多機能化が予想されるデジタル複合機の様々な要求に対する要求対応力を向上させることにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、画像データに対して所定の処理を実行する複数の処理部品を含む処理部品群と、前記処理部品群の各々の処理部品の処理順を部品単位で制御する処理部品制御手段とを備え、データ蓄積処理及び/又は出力用処理を行う画像データ処理装置を特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記データ蓄積処理が入力された画像データを記憶手段に蓄積するためのデータ形式に変換する処理であることを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、前記出力用処理が前記記憶手段に蓄積された画像データを印字するためのデータ形式に変換する処理であることを特徴とする。
第4の手段は、第2の手段において、前記出力用処理が、前記記憶手段に蓄積された画像データを外部I/F手段を介して外部に送信するためのデータ形式に変換する処理であることを特徴とする。
第5の手段は、第2ないし第4のいずれかの手段において、前記入力された画像データが画像読み取り手段から読み取られた画像データであることを特徴とする。
第6の手段は、第2ないし第4のいずれかの手段において、前記入力された画像データが外部I/F手段を介して入力された画像データであることを特徴とする。
第7の手段は、第1ないし第7のいずれかの手段において、前記処理部品制御手段が1つの処理部品を蓄積用処理、出力用処理の両者で共有する制御を行うことを特徴とする。
第8の手段は、第1ないし第7のいずれかの手段において、前記処理部品制御手段が複数の同一処理内容の処理部品を蓄積用処理又は出力用処理で並列に制御することを特徴とする。
第9の手段は、画像データを入力する入力手段と、入力された画像データを蓄積する記憶手段と、第1ないし第8のいずれかの手段に係る画像データ処理装置と、前記画像データ処理装置によって処理された画像データを出力する出力手段とを画像処理装置が備えていることを特徴とする。
第10の手段は、第9の手段において、前記入力手段が画像読み取り手段及び/又は外部I/F手段であることを特徴とする。
第11の手段は、第9の手段において、前記出力手段が画像書き込み手段及び/又は外部I/F手段であることを特徴とする。
第12の手段は、第9ないし第11のいずれかに係る画像処理装置を画像形成装置が備えていることを特徴とする。
第13の手段は、入力画像データに対して複数の処理部品によって処理し、処理された画像データを出力する画像データ処理方法において、前記複数の処理部品の処理順を最終出力内容に応じて部品単位で入れ換えて画像処理を行うことを特徴とする。
なお、後述の実施形態において、前記処理部品は参照符号A,A1,A2,B,B1,B2、C,D,Eに、処理部品群は参照符号51に、処理部品制御部は符号52に、画像データ処理装置は画像データ処理部5に、記憶手段はメモリ部4に、外部I/F手段は外部I/F部3に、画像読み取り手段は画像読み取り部1に、画像書き込み手段は画像書き込み部2にそれぞれ対応する。
本発明によれば、処理部品群の処理内容を制御可能なので、蓄積用処理、出力用処理の処理内容が固定化されている従来型のものと比べて様々な要求に対して柔軟かつ効率的に対応することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。本実施形態に係る画像処理装置は、画像読み取り部1、画像書き込み部2、外部I/F部3、メモリ部4及び画像データ処理部5から基本的に構成されている。
画像読み取り部1は原稿から電子化した画像データを読み取る機能を有し、画像書き込み部2は記録シート、例えば転写紙に画像データを印字する機能を有する。外部I/F部3は外部メディア(SDカードなど)や外部装置(PCなど)と画像データを送受信する機能を有し、メモリ部4は読み込んだ或いは受信した画像データを蓄積(記憶)する機能を有する。画像データ処理部5は、画像データに対して、補正、調整、加工、編集、認識、等の処理を行う機能を有し、処理部品群51と処理部品制御部52とから構成される。
処理部品群51は補正、調整、加工、編集、認識、等の画像データ処理を行う部品の集合である。処理部品の単位、個数など、処理部品群の構成は特に規定しない。すなわち、処理部品の単位は、1つの画像処理機能でもよいし、複数の画像処理機能をまとめてもよい。また、同一処理内容の部品を複数個もってもよい。
処理部品制御部52は、処理部品群51の処理内容、順序、等を制御する機能を有し、当該処理部品制御部52内の図示しないCPUが図示しないROMに格納されたプログラムを図示しないRAMをワークエリアとして使用して実行される。また、各処理部品毎にCPU、ROM、RAMを備え、各CPUの処理によって各処理部品に割り当てられた処理機能を実行する。以下、処理部品群51の処理内容、順序、等のことを「画像データ処理フロー」と呼ぶ。
図2は図1に示した画像処理装置のうち、画像データ処理部5へ入出力される画像データの流れを図式的に示したものである。図2に示す通り、まず、画像読み取り部1、外部I/F部3、又はメモリ部4から画像データが画像データ処理部5へ入力される。画像データ処理部5では、要求に応じて処理部品制御部52が処理部品群51から処理部品の順序など処理内容(画像データ処理フロー)を制御することによって適する画像処理が施される。処理が完了した画像データは画像書き込み部2、外部I/F部3、又は、メモリ部4へ出力される。なお、本実施形態における「蓄積用処理」とは、入力が画像読み取り部1又は外部I/F部3で、出力がメモリ部4のことであり、「出力用処理」とは、入力がメモリ部4、出力が画像書き込み部2、又は外部I/F部3のことを指す。
画像データ処理部5の処理部品制御部52が画像データ処理フローを制御するケースとして、
1.処理部品の順序を入れ換えるケース
2.処理部品を追加又は削除するケース
の2種類に大別できる。もちろん、前記1.2.を組み合わせことも可能であるし、また蓄積用処理、出力用処理のどちらにも適用することも可能である。以下、詳述する。
1.処理部品の順序を入れ換えるケース
処理部品の順序を入れ換えるケースとして、抽象的な処理部品レベルで説明する。
図3(a)は、画像データ処理部5の処理部品群51の構成を図式化したものであり、本実施例では処理部品群51が3種類の異なる処理部品A,B,Cで構成されている。図3(b)及び図3(c)は、図3(a)で構成される処理部品群51に対して処理部品制御部52が制御する画像データ処理フローの例を図式化したものである。具体的な内容を見てみると、図3(b)の「→処理部品A→処理部品B→処理部品C→」は要求1を満たすために必要とする画像データ処理フローの例、図3(c)の「→処理部品B→処理部品A→処理部品C→」は要求2を満たすために必要とする画像データ処理フローの例である。両者の違いは見て通り処理の順序が異なる点であり、これは要求に応じて処理内容を制御することを示している。
なお、処理部品制御部52が画像データ処理フローの切り換え制御を行うタイミングは、本実施例では特に規定しない。前記タイミングは、あるときはユーザが操作パネルから何らかの要求を支持したタイミングであり、また別のときは電源投入直後のタイミングであり、その他、種々のタイミングで切り換えることができる。
次に、本ケースについて具体的な実施例を挙げる。
ユースケース:
a)メモリ部4に蓄積された画像データに対して、加工し、印字する。
b)加工の内容は、「白黒反転を行う」、「画像データを右にシフトする」である。
加工後の印字結果として、以下の2つの要求をどちらとも満たす必要がある。
要求1:右シフトしてできた左側の領域は白くしたい。
要求2:右シフトしてできた左側の領域は黒くしたい。
前記ユースケースにおいて、要求1、2をどちらとも満たすためには、要求に応じて処理部品である「白黒反転」と「シフト」の処理順序を変える必要がある。つまり、要求1を満たすためには「→白黒反転→シフト→」という順序の画像データ処理フローが必要であり、要求2を満たすためには「→シフト→白黒反転→」という順序の画像データ処理フローが必要である。そこで、処理部品Aを「白黒反転」処理を行う部品、処理部品Bを「シフト」処理を行う部品にそれぞれ設定すると、図3(a)の場合に「→白黒反転→シフト→」の処理を行い、図3(b)の場合に「→シフト→白黒反転→」の処理を行わせることができる。
2.処理部品を追加或いは削除するケース
処理部品の追加或いは削除するケースとして、抽象的な処理部品レベルで説明する。 図4(a)は、画像データ処理部の処理部品群51の構成を図式化したものであり、本実施例では処理部品群51が3種類の異なる処理部品A,B,Cで構成されている。図4(b)及び図4(c)は、図4(a)で構成される処理部品群51に対して処理部品制御部52が制御する画像データ処理フローの例を図式化したものである。具体的な内容を見てみると、図4(b)の「→処理部品B→処理部品C→」は要求1を満たすために必要とする画像データ処理フローの例、図4(c)の「→処理部品A→処理部品B→処理部品C→」は要求2を満たすために必要とする画像データ処理フローの例である。両者の違いは見て通り図4(b)に対して図4(c)は画像データ処理フローの最初の処理として「処理部品A」が存在する点が異なり、これは要求に応じて処理部品を追加するケースの制御を示している。なお、図4(c)に対して図4(b)を見れば、処理部品を削除するケースになる。両ケース間の追加と削除は相対的な関係にある。
なお、処理部品制御部52が画像データ処理フローの切り換え制御を行うタイミングは、本実施形態では特に規定しない。前記タイミングは、あるときはユーザが操作パネルから何らかの要求を支持したタイミングであり、また別のときは電源投入直後のタイミングであり、その他、種々のタイミングで切り換えることができる。
次に、本ケースについて具体的な実施例を挙げる。
ユースケース:
メモリ部に蓄積された画像データに対して、以下の2つの要求がある。
要求1:特別な指定なく、単純に画像データを外部のPCへ送信する。
要求2:要求1の画像データに加えて、OCR処理で認識した文字をテキスト化しこれをテキストデータとして外部のPCへ送信する。
前記ユースケースにおいて、要求1、2をどちらとも満たすためには、要求に応じて処理部品である「OCR認識」の処理を追加したり削除したりする必要がある。つまり、要求1を満たすために「→外部PCへ送信するための処理部品→」と言う画像データ処理フローが必要であるならば、要求2を満たすためには「→OCR認識→外部PCへ送信するための処理部品→」という画像データ処理フローが必要である。これは、要求1の画像データ処理フローに対して「OCR認識」なる処理部品を最前部に追加したことを意味している。なお、本実施例のうちOCR認識から得たテキストデータの送信などの制御は、画像データ処理部の内部ではないので、本発明としてはどのような手段で実現しても構わない。重要なのは「OCR認識」なる処理部品を画像データ処理フローに加えることで、前記要求1、2を満足することができる点である。
図4の例では、処理部品Aを「OCR認識」処理を行う部品に、処理部品Bを「外部PCへ送信する」処理を行う部品にそれぞれ設定すると、前記要求を満足させることができる。
以上のように本実施例によれば、処理部品群の処理内容(順序など)を制御可能なので、蓄積用処理、出力用処理の処理内容が固定化されている従来型のものと比べて様々な要求に対して柔軟かつ効率的な対応力を有する。
処理部品の処理順序を入れ換えるケースでは、処理順序の違いによって出力される画像データの結果が異なり、さらにそれらがユーザによって両者とも必要な機能になる得る場合などに特に効果を発揮する。
処理部品を追加又は削除するケースでは、ある要求を満たすための画像データ処理フローに対して、ある処理部品を追加したり或いは削除したりすることによって新たな要求を実現できるような場合に特に効果を発揮する。
1つの処理部品を蓄積用処理、出力用処理の両者で共有するケースとして、抽象的な処理部品レベルで説明する。
図5(a)は、画像データ処理部の処理部品群の構成を図式化したものであり、本実施例では処理部品群が5種類の異なる処理部品A,B,C,D,Eで構成されている。図5(b)は、図5(a)で構成される処理部品群51に対して処理部品制御部52が制御する画像データ処理フローの例を図式化したものである。具体的な内容を見てみると、図5(b)の「→処理部品A→処理部品B→処理部品C→」は蓄積用処理に必要な画像データ処理フローの例、図5(b)の「→処理部品D→処理部品B→処理部品E→」は出力用処理に必要となる画像データ処理フローの例である。この2つの画像データ処理フローで注目する点は、両者ともに「処理部品B」が含まれていることである。つまり、この実施例では、処理部品制御部52が1つの処理部品を蓄積用処理、出力用処理の両者で共有するように制御していることを示している。
次に、本ケースについて具体的な実施例を挙げる。
ユースケース:
要求1:画像読み取り部で読み取った画像データをAdobeRGBなる色空間に変換してメモリ部に蓄積する。
要求2:メモリ部に蓄積された画像データをsRGBなる色空間に変換して外部のPCへ送信する。
前記要求1は、蓄積用処理の画像データ処理フローにおいて、画像読み取り部1に依存したデバイス依存RGBから標準のAdobeRGBへ色空間を変換する必要があり、この処理部品として「色補正」を使用する。また前記要求2は、出力用処理の画像データフローにおいて、メモリ部に蓄積された標準のAdobeRGBから別の標準のsRGBへ色空間を変換する必要があり、この処理部品としてもやはり「色補正」を使用することになる。このような場合に、本実施例では「色補正」(処理部品B)なる処理部品は1つで構成し、処理部品制御部52が蓄積用処理、出力用処理の両者で「色補正」なる処理部品(処理部品B)を共有するように制御する。
ちなみに、色補正に限らず蓄積用処理、出力用処理の両者で使用したい処理部品は多数あると考えられるが、それらは全て本実施例と同様に扱うことができる。
本実施例によれば、1つの処理部品を複数で共有可能なため、リソース節約となりコストメリットがある。
複数の同一処理内容の処理部品を蓄積用処理又は出力用処理で並列に使用するケースとして、抽象的な処理部品レベルで説明する。
図6(a)は、画像データ処理部の処理部品群の構成を図式化したものであり、本実施例では処理部品群51が4種類の異なる処理部品A,B,C,Dであり、そのうち同一処理内容の処理部品AはA1とA2の2つ、処理部品BはB1とB2の2つで構成されている。
図6(b)は、図6(a)で構成される処理部品群51に対して処理部品制御部52が制御する画像データ処理フローの例を図式化したものである。具体的な内容を見てみると、図6(b)の「→処理部品A1→処理部品B1→処理部品C→」は蓄積用処理に必要な画像データ処理フローの例、図6−2の「→処理部品A2→処理部品B2→処理部品D→」は出力用処理に必要となる画像データ処理フローの例、である。この2つの画像データ処理フローで注目する点は、両者で同一処理内容の「処理部品A」「処理部品B」が含まれているが、処理内容ではなく処理部品で見ると、蓄積用処理では処理部品A1,B1を、出力用処理では、処理部品A2,B2を使用している。つまり、この実施例では、処理部品制御部52が2つの同一処理内容の処理部品を蓄積用処理又は出力用処理で並列に使用するように制御していることを示している。
仮に、処理部品の構成をA、Bそれぞれ1つずつとして、蓄積用処理を「→処理部品A→処理部品B→処理部品C→」、出力用処理を「→処理部品A→処理部品B→処理部品D→」、のような画像データ処理フローとするならば、これは請求項2の1つの処理部品を蓄積用処理、出力用処理の両者で共有するケースになる。
次に、本ケースについて具体的な実施例を挙げる。
ユースケース:
a)メモリ部に蓄積された画像データを同報送信する。
b)送信する画像データはモノクロ2値とする。
同報送信とは、以下の2つの要求のことである。
要求1:外部のPCへ送信する。
要求2:電話回線経由でファクス送信する。
前記要求1,2の出力用処理の画像データ処理フローにおいては、メモリ部4に蓄積された画像データを送信用のモノクロ2値データに変換するまでの「出力補正処理」は同一処理内容であり、その後の処理は、要求1の場合、フォーマット変換(例えばJPEGファイル etc.)の処理が必要であるのに対し、要求2では電話回線に送信するような形式(例えばMMRへ)の処理のようにそれぞれ異なる処理内容が必要となる。このような場合に、本実施例では同一処理内容である「出力用補正処理」なる処理部品を2つ(処理部品A及びB)で構成しこれらを並列(処理部品A1,A2、処理部品B1,B2)に制御する。なお、前記同一処理内容とは処理部品として同じものを利用できるかを示しており、本実施例の場合、画像処理パラメータレベルの違いはある。
本実施例によれば、複数の同一処理部品を並列に制御可能なため、性能(処理速度)アップが期待できる。
図7は実施例1ないし3に記載された画像処理装置を備えた画像形成装置の機械的構成の一例を示す図である。同図において、デジタル複写機はモノクロ画像形成用のもので本体400と、画像形成装置本体400の上部の設置された画像読み取り装置500と、さらにその上に装着された自動原稿給送装置(以下、「ADF」と称す)550と、画像形成装置本体400の同図において右側に配置された大容量給紙装置700と、画像形成装置本体400の同図において左側に配置された用紙後処理装置800とから基本的に構成されている。
画像形成装置本体400は画像書き込み部410と、作像部420と、定着部430と、両面搬送部440と、給紙部450と、垂直搬送部460と、手差し部470とからなる。
画像書き込み部410は画像読み取り装置500で読み取った原稿の画像情報に基づいて発光源であるLDを変調し、ポリゴンミラー、fθレンズなどの走査光学系により感光体ドラム421にレーザ書き込みを行うものである。作像部420は感光体ドラム421と、この感光体ドラム421の外周に沿って設けられた現像ユニット422、転写ユニット423、クリーニングユニット424及び除電ユニットなどの公知の電子写真方式の作像要素とからなる。
定着部430は前記転写ユニット423で転写された画像を転写紙に定着する。両面搬送部440は定着部420の転写紙搬送方向下流側に設けられ、転写紙の搬送方向を用紙後処理装置800側、或いは両面搬送部440側に切り換える第1の切り換え爪441と、第1の切り換え爪441によって導かれた反転搬送路442と、反転搬送路442で反転した転写紙を再度転写ユニット423側に搬送する画像形成側搬送路443と、反転した転写紙を用紙後処理装置800側に搬送する後処理側搬送路444とを含み、画像形成側搬送路443と後処理側搬送路444との分岐部には第2の切り換え爪445が配されている。
給紙部450は4段の給紙段からなり、それぞれピックアップローラ、給紙ローラによって選択された給紙段に収納された転写紙が引き出され、垂直搬送部460に導かれる。垂直搬送部460では、各給紙段から送り込まれた転写紙を転写ユニット423の用紙搬送方向上流側直前のレジストローラ461まで搬送し、レジストローラ461では、感光体ドラム421上の顕像の画像先端とタイミングを取って転写紙を転写ユニット423に送り込む。手差し部470は開閉自在な手差しトレイ471を備え、必要に応じて手差しトレイ471を開いて転写紙を手差しにより供給する。この場合もレジストローラ461で転写紙の搬送タイミングが取られ、搬送される。
大容量給紙装置700は同一サイズの転写紙を大量にスタックして供給するもので、転写紙が消費されるにしたがって底板702が上昇し、常にピックアップローラ701から用紙のピックアップが可能に構成されている。ピックアップローラ701から給紙される転写紙は、垂直搬送部460からレジストローラ461のニップまで搬送される。
用紙後処理装置800はパンチ、整合、ステイプル、仕分けなどの所定の処理を行うもので、この実施形態では、前記機能のためにパンチ801、ステイプルトレイ(整合)802、ステイプラ803、シフトトレイ804を備えている。すなわち、画像形成装置400から用紙後処理装置800に搬入された転写紙は、孔明けを行う場合にはパンチ801で1枚ずつ孔明けが行われ、その後、特に処理するものがなければ、プルーフトレイ805へ、ソート、スタック、仕分けを行う場合にはシフトトレイ804にそれぞれ排紙される。仕分けは、この実施形態は、シフトトレイ804が用紙搬送方向に直交する方向に所定量往復動することにより行われる。このほかに、用紙搬送路で用紙を用紙搬送方向と直交する方向に移動させて仕分けを行うこともできる。
整合する場合には、孔明けが行われた、或いは孔明けが行われていない転写紙が下搬送路806に導かれ、ステイプルトレイ804において後端フェンスで用紙搬送方向を直交する方向が整合され、ジョガーフェンスで用紙搬送方向と平行な方向の整合が行われる。ここで、綴じが行われる場合には、整合された用紙束の所定位置、例えば角部、中央2個所など所定の位置がステイプラ803によって綴じられ、放出ベルトによってシフトトレイ804に排紙される。また、この実施形態では、下搬送路806にはプレスタック搬送路807が設けられ、搬送時に複数枚の用紙をスタックし、後処理中の画像形成装置本体400側の画像形成動作の中断を避けることができるようになっている。
画像読み取り装置500は、ADF600によってコンタクトガラス510上に導かれ、停止した原稿を光学的にスキャンし、第1ないし第3のミラーを経て結像レンズで結像された読み取り画像をCCDやCMOSなどの光電変換素子によって読み取る。読み取られた画像データは、図示しない画像処理回路で所定の画像処理が実行され、記憶装置に一旦記憶される。そして、画像形成時に画像書き込み部410によって記憶装置から読み出され、画像データに応じて変調し、光書き込みが行われる。
ADF550は両面読み取り機能を有するもので、画像読み取り装置500のコンタクトガラス510設置面に開閉自在に取り付けられている。このADF550では、原稿載置台551に載置された原稿が原稿読み取り時に自動的にコンタクトガラス510上に送り出される。
本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図1に示した画像処理装置のうち、画像データ処理部へ入出力される画像データの流れを図式的に示したものである。 実施例1の処理部品の順序を入れ換えるケースにおける画像データ処理部の処理部品群の構成と処理部品制御部が制御する画像データ処理フローの例を図式化したものである。 実施例1の処理部品を追加又は削除するケースにおける画像データ処理部の処理部品群の構成と処理部品制御部が制御する画像データ処理フローの例を図式化したものである。 実施例2における画像データ処理部の処理部品群の構成と処理部品制御部が制御する画像データ処理フローの例を図式化したものである。 実施例3における画像データ処理部の処理部品群の構成と処理部品制御部が制御する画像データ処理フローの例を図式化したものである。 実施例4における画像形成装置(MFP)の機械的構成の概略を示す図である。
符号の説明
1 画像読み取り部
2 画像書き込み部
3 外部I/F部
4 メモリ部
5 画像処理部
51 処理部品群
52 処理部品制御部

Claims (13)

  1. 画像データに対して所定の処理を実行する複数の処理部品を含む処理部品群と、
    前記処理部品群の各々の処理部品の処理順を部品単位で制御する処理部品制御手段と、
    を備え、データ蓄積処理及び/又は出力用処理を行う画像データ処理装置。
  2. 前記データ蓄積処理が、入力された画像データを記憶手段に蓄積するためのデータ形式に変換する処理であることを特徴とする請求項1記載の画像データ処理装置。
  3. 前記出力用処理が、前記記憶手段に蓄積された画像データを印字するためのデータ形式に変換する処理であることを特徴とする請求項2記載の画像データ処理装置。
  4. 前記出力用処理が、前記記憶手段に蓄積された画像データを外部I/F手段を介して外部に送信するためのデータ形式に変換する処理であることを特徴とする請求項2記載の画像データ処理装置。
  5. 前記入力された画像データが画像読み取り手段から読み取られた画像データであることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の画像データ処理装置。
  6. 前記入力された画像データが外部I/F手段を介して入力された画像データであることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の画像データ処理装置。
  7. 前記処理部品制御手段は、1つの処理部品を蓄積用処理、出力用処理の両者で共有する制御を行うことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像データ処理装置。
  8. 前記処理部品制御手段は、複数の同一処理内容の処理部品を蓄積用処理又は出力用処理で並列に制御することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像データ処理装置。
  9. 画像データを入力する入力手段と、
    入力された画像データを蓄積する記憶手段と、
    請求項1ないし8のいずれか1項に記載の画像データ処理装置と、
    前記画像データ処理装置によって処理された画像データを出力する出力手段と、
    を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  10. 前記入力手段が画像読み取り手段及び/又は外部I/F手段であることを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  11. 前記出力手段が画像書き込み手段及び/又は外部I/F手段であることを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  12. 請求項9ないし11のいずれか1項に記載の画像処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  13. 入力画像データに対して複数の処理部品によって処理し、処理された画像データを出力する画像データ処理方法において、
    前記複数の処理部品の処理順を最終出力内容に応じて部品単位で入れ換えて画像処理を行うことを特徴とする画像データ処理方法。
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JP2010004460A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Ricoh Co Ltd 画像処理装置および画像処理方法

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