JP2021197692A - 画像読取装置、画像処理装置および画像処理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】原稿に光を照射し、原稿から反射された光として、拡散反射光および正反射光を受光することで原稿の画像を読み取る読取部と、拡散反射光を受光することで得られる第1の読取データと、正反射光を受光することで得られる第2の読取データとを取得する取得部161と、第1の読取データから求められる輝度値と、第2の読取データから求められる輝度値との差分に応じ、第1の読取データと第2の読取データとを合成する合成処理を行う合成部164と、を備える画像読取装置。
【選択図】図4
Description
本発明は、光沢のある原稿を読み取った場合でも、2つの照射方向の光を選択または輝度値の差分に応じず合成して画像を読み取る方式と比較して、原稿の色により近い画像を読み取ることができる画像読取装置等を提供することを目的とする。
請求項2に記載の発明は、前記合成部は、前記差分が予め定められた範囲内のときに、前記合成処理を行い、当該差分が予め定められた範囲内でないときは、当該合成処理を行わないことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置である。
請求項3に記載の発明は、前記合成部は、前記差分が予め定められた範囲より大きいときは、前記第2の読取データを読取データとし、当該差分が予め定められた範囲より小さいときは、前記第1の読取データを当該読取データとすることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置である。
請求項4に記載の発明は、前記合成処理は、前記第1の読取データと前記第2の読取データとを、前記差分に応じ加重平均する処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置である。
請求項5に記載の発明は、デバイス依存の色空間で表される、前記第1の読取データおよび前記第2の読取データを、デバイス非依存の色空間に変換する色変換部をさらに有し、前記合成部は、前記色変換部による変換後の、前記第1の読取データおよび前記第2の読取データを合成処理することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置である。
請求項6に記載の発明は、前記色変換部は、前記合成処理後の読取データをさらにデバイス依存の色空間に変換することを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置である。
請求項7に記載の発明は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、原稿に光を照射し、原稿から反射された拡散反射光を受光することで得られる第1の読取データと、原稿から反射された正反射光を受光することで得られる第2の読取データとを取得し、前記第1の読取データから求められる輝度値と、前記第2の読取データから求められる輝度値との差分に応じ、当該第1の読取データと当該第2の読取データとを合成する合成処理を行うことを特徴とする画像処理装置である。
請求項8に記載の発明は、原稿の画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取手段により読み取られた画像を処理する画像処理手段と、を備え、前記画像読取手段は、原稿に光を照射し、原稿から反射された光として、拡散反射光および正反射光を受光することで原稿の画像を読み取る読取部と、前記拡散反射光を受光することで得られる第1の読取データと、前記正反射光を受光することで得られる第2の読取データとを取得する取得部と、前記第1の読取データから求められる輝度値と、前記第2の読取データから求められる輝度値との差分に応じ、当該第1の読取データと当該第2の読取データとを合成する合成処理を行う合成部と、を備える画像処理システムである。
請求項2の発明によれば、原稿の光沢の度合いが、第1の読取データと第2の読取データとを合成処理するのに適した範囲で、この処理を選択することができる。
請求項3の発明によれば、原稿の光沢の度合いに応じ、第1の読取データおよび第2の読取データの何れかを選択的に利用することができる。
請求項4の発明によれば、合成処理がより容易になる。
請求項5の発明によれば、画像読取装置で行われる各画像処理に適した色空間における画像データを生成することができる。
請求項6の発明によれば、合成処理に適した色空間としてデバイス非依存の色空間での画像データを生成することができる。
請求項7の発明によれば、光沢のある原稿を読み取った場合でも、2つの照射方向の光を選択または輝度値の差分に応じず合成して画像を読み取る方式と比較して、原稿の色により近い画像を基に、画像を処理することができる画像処理装置を提供することができる。
請求項8の発明によれば、光沢のある原稿を読み取った場合でも、2つの照射方向の光を選択または輝度値の差分に応じず合成して画像を読み取る方式と比較して、原稿の色により近い画像を読み取り、画像処理を行うことができる画像処理システムを提供することができる。
<画像処理システム10全体の説明>
図1は、画像処理システム10のハードウェア構成例を示した図である。
図示する画像処理システム10は、複合機とも呼ばれる。画像処理システム10は、紙等の記録媒体に画像を形成し、印刷媒体として出力する装置である。画像処理システム10は、このようなプリンタ機能を備えるが、これに加えて、例えば、スキャナ機能、ファクシミリ機能等の他の画像処理機能を備えている。
RAM12は、CPU11の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
ROM13は、CPU11が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。
操作パネル15は、各種情報の表示やユーザからの操作入力の受付を行う、例えばタッチパネルである。そのため表示機構は、予め定められた領域でアイコンやメニューなどを画像として表示する液晶パネル等の表示部を備えるとともに、液晶パネルに人の指、スタイラスペンに代表される接触物が接触したときに、接触物が液晶パネルに接触した位置を検知する機能を備えている。本実施の形態においてタッチパネルは、特に限定されるものではなく、抵抗膜方式や静電容量方式など種々の方式のものを使用することができる。
通信I/F18は、他の装置との間で各種情報の送受信を行う。
画像読み取り部16で原稿に記録された画像を読み取り、読み取った画像データを基に、画像形成部17にて記録媒体に画像を形成することで、ユーザは、原稿のコピーを行うことができる。また、ユーザは、外部装置であるPC等から印刷ジョブを画像処理システム10に送信することでプリントを行うことができる。即ち、印刷ジョブを通信I/F18で受信し、印刷ジョブに含まれる画像データを基に、画像形成部17にて記録媒体に画像を形成することでプリントを行う。さらに、画像読み取り部16で読み取った画像データを、通信I/F18や公衆通信網を介してファクシミリ送信することもできる。あるいはユーザは、画像読み取り部16で読み取った画像データを画像処理システム10の内部や外部装置であるPCに保存することができる。
図2は、本実施の形態の画像読み取り部16の構成例を示す図である。
図示する画像読み取り部16は、いわゆるスキャナである。同図に示す画像読み取り部16では、固定された原稿Dの画像を読み取ることが可能であるとともに、搬送される原稿Dの画像を読み取ることも可能となっている。そして、この画像読み取り部16は、積載された原稿Dの束から原稿Dを順次搬送する原稿送り装置110と、スキャンによって画像を読み込む読み取り装置150とを備えている。
さらにまた、この画像読み取り部16には、原稿Dの両面読み取りを行った際、その排出時に原稿Dを再度反転させて排紙積載部112に排出するための第4搬送路134が設けられている。この第4搬送路134は、第2搬送路132の上部側に設けられている。そして、上述した排出ロール119は、原稿Dを第4搬送路134に反転搬送する機能も有している。
フルレートキャリッジ153には、点灯して原稿Dに対して光を照射する、第1の光源155Aおよび第2の光源155Bと、第1の光源155Aにより照射された光の一部を原稿Dに反射させる反射板153Hと、原稿から得られた反射光を反射する第1ミラー157Aが設けられている。
このうち、第1の光源155Aは、原稿Dに対して照射した光のうち、拡散反射光を得るための光源である。この場合、第1の光源155Aから照射された光L1は、原稿Dに45°の角度に入射し、原稿Dに反射した拡散反射光は、光L3として、第1ミラー157Aに入射する。
また、第2の光源155Bは、原稿Dに対して照射した光のうち、正反射光を得るための光源である。この場合、第2の光源155Bから照射された光L2は、原稿Dに5°の角度に入射し、原稿Dに反射した正反射光は、光L3として、第1ミラー157Aに入射する。なおこの角度は、第2の光源155Bが光L3を遮らない範囲で、より小さいことが好ましく、例えば、5°以上10°以下とすることができる。また、第2の光源155Bは、照射する光の角度が、より小さいことが望ましい。そのため、カバー155Cを設け、第2の光源155Bが照射する光の角度を制限する。
第1の光源155Aおよび第2の光源155Bは、例えば、蛍光ランプや白色のLED(Light Emitting Diode)である。
本実施の形態で、フルレートキャリッジ153、ハーフレートキャリッジ154、結像用レンズ158およびCCDイメージセンサ159は、原稿Dに光を照射し、原稿Dから反射された光として、拡散反射光および正反射光を受光することで原稿Dの画像を読み取る読取部として機能する。
次に、制御・画像処理ユニット160の機能構成について説明する。
なお、ここでは、制御・画像処理ユニット160が有する種々の機能のうち本実施の形態に関係するものを選択して図示している。
本実施の形態の制御・画像処理ユニット160は、画像処理装置の一例であり、取得部161と、色変換部162と、記憶部163と、合成部164と、補正部165と、データ圧縮部166と、出力部167と、動作制御部168とを備える。
色変換部162は、第1の読取データや第2の読取データを、異なる色空間による画像データに変換する。詳しくは後述するが、色変換部162は、制御・画像処理ユニット160で行われる画像処理に適した色空間による色データに変換する。
記憶部163は、色変換部162で変換後の、第1の読取データおよび第2の読取データを記憶する。
データ圧縮部166は、画像データの圧縮を行う。画像データの圧縮方法は、特に限られるものではないが、例えば、Jpeg圧縮を行う。
動作制御部168は、原稿送り装置110および読み取り装置150の動作を制御する。即ち、原稿送り装置110を制御し、原稿の搬送を制御する。また、読み取り装置150を制御し、原稿Dの搬送に合わせ、第1の光源155Aまたは第2の光源155Bを点灯させ、原稿Dに光を照射する。
さらに、制御・画像処理ユニット160の動作について説明する。
図5は、制御・画像処理ユニット160の動作について説明したフローチャートである。
まず、動作制御部168が、原稿送り装置110および読み取り装置150の動作を制御し、CCDイメージセンサ159にて、原稿Dの画像を読み取る(ステップ101)。
本実施の形態では、画像読み取り部16により、2回読み取りを行う。これは、画像読み取り部16により、2回スキャンすると言うこともできる。具体的には、まず、第1の光源155Aを点灯するとともに第2の光源155Bを消灯し、拡散反射光による読み取りを行う。これにより、第1の読取データを取得できる。次に、第1の光源155Aを消灯するとともに第2の光源155Bを点灯し、正反射光による読み取りを行う。これにより、第2の読取データを取得できる。
この動作を行うために、例えば、ユーザは、操作パネル15などを使用して設定をする。具体的には、例えば、ユーザが、画質設定メニューなどから、「光沢モード」等を選択することで行う。
そして、記憶部163が、変換後の第1の読取データおよび第2の読取データを記憶する(ステップ104)。
さらに、合成部164が、第1の読取データと第2の読取データとを合成する合成処理を行う(ステップ105)。
まず、合成部164は、最初の画素の画像データを取得する(ステップ201)。即ち、合成部164は、最初の画素に対する、第1の読取データおよび第2の読取データを取得する。
次に、合成部164は、第1の読取データと第2の読取データとの差分である輝度差分値を算出する(ステップ202)。
その結果、輝度差分値が、第1の閾値th1より大きい場合(ステップ203でYes)、合成部164は、詳しくは、後述する処理1を行う(ステップ204)。
そして、輝度差分値が、第2の閾値th2より大きい場合(ステップ205でYes)、合成部164は、詳しくは、後述する処理2を行う(ステップ206)。
対して、輝度差分値が、第2の閾値th2以下である場合(ステップ205でNo)、合成部164は、詳しくは、後述する処理3を行う(ステップ207)。
ステップ204、ステップ206およびステップ207の後は、ステップ208に移行する。
その結果、最後の画素であった場合(ステップ208でYes)、一連の処理を終了する。
対して、最後の画素でなかった場合(ステップ208でNo)、合成部164は、次の画素の画像データを取得する(ステップ209)。そして、ステップ202に戻る。
このうち、図7(a)は、処理1について示した図である。また、図7(b)は、処理2について示した図である。さらに、図7(c)は、処理3について示した図である。処理1〜処理3において、第1の閾値th1は、100であり、第2の閾値th2は、40に設定されている。
ここでは、正反射光による第2の読取データが、(L*、a*、b*)=(30、80、100)であり、拡散反射光による第1の読取データが、(L*、a*、b*)=(140、100、120)である。そして、輝度差分値は、140−30=110であり、第1の閾値th1である100より大きい。
ここでは、正反射光による第2の読取データが、(L*、a*、b*)=(50、80、100)であり、拡散反射光による第1の読取データが、(L*、a*、b*)=(120、100、110)である。そして、輝度差分値は、120−50=70であり、第1の閾値th1である100以下であり、第2の閾値th2である40より大きい。
その結果、合成部164は、(L*、a*、b*)=(85、90、105)を算出し、読取データとする。
ここでは、正反射光による第2の読取データが、(L*、a*、b*)=(110、80、100)であり、拡散反射光による第1の読取データが、(L*a、*、b*)=(140、100、120)である。そして、輝度差分値は、140−110=30であり、第2の閾値th2である40以下である。
一方、輝度差分値が予め定められた範囲内でないとき(この場合、輝度差分値が100を超えるとき、および輝度差分値が40以下のとき)は、合成処理を行わない。即ち、合成部164は、輝度差分値が予め定められた範囲より大きいとき(この場合、輝度差分値が100を超えるとき)は、第2の読取データを読取データとし、輝度差分値が予め定められた範囲より小さいとき(この場合、輝度差分値が40以下のとき)は、第1の読取データを読取データとする。
つまり、輝度差分値が大きいとき、即ち、輝度差分値が、第1の閾値th1より大きいときは、処理1を行う。処理1では、正反射光による第2の読取データを使用し、拡散反射光による第1の読取データは、使用しない。この場合、原稿の光沢の度合いが大きい場合であり、正反射光による第2の読取データを利用し、拡散反射光による第1の読取データを利用しないことで、光沢がある原稿でも色のくすみが低減できる。即ち、原稿の色により近い画像を読み取ることができる。
次に、色変換部162が、画像補正処理後の読取データを異なる色空間による画像データに変換する。この場合、色変換部162は、L*a*b*データを、例えば、YCrCb色空間による画像データである、YCrCbデータに変換する(ステップ107)。またこのとき、読取データを利用し、画像形成部17にて記録媒体に画像を形成する場合は、YCrCbデータでなく、YMCKデータに変換してもよい。
そして、出力部167が、Jpegデータを出力データとして出力する(ステップ109)。
ここで、「デバイス依存の色空間」は、ディスプレイや画像形成装置等のデバイスの特性に応じて色が定まる色空間である。即ち、この色空間で表された同じ色データを入力しても、実際に表示される色や記録媒体に形成される色はそれぞれのデバイスの特性に依存するため、同じ色になるとは限らない。デバイス依存の色空間は、例えば、RGB色空間、YMCK色空間、YCrCb色空間などが挙げられる。
対して、「デバイス非依存の色空間」は、デバイスの特性に関係なく一義的に色が定まる色空間である。デバイス非依存の色空間は、例えば、L*a*b*色空間、XYZ色空間、uvL色空間、HSV色空間、HLS色空間などが挙げられる。
また、上述した例では、ステップ107で、色変換部162は、合成処理後の読取データをさらにデバイス依存の色空間に変換する。これにより、データ圧縮部166によるJpeg圧縮が、より容易になる。
図8(a)〜(d)は、合成処理を含む各処理の順について示した図である。
このうち、図8(a)は、RGB色空間で合成処理を行う場合について示した図である。図8(a)では、色変換部162で色変換を行う前に合成部164による合成処理を行う。
即ち、記憶部163は、RGBデータである第1の読取データや第2の読取データを記憶する。これは、図8(a)では、メモリ格納として図示している。さらに、合成部164が、RGBデータである、第1の読取データおよび第2の読取データの合成処理を行う。そして、色変換部162が、RGBデータを、L*a*b*データに変換する。これは、図8(a)では、Lab変換として図示している。つまり、メモリ格納→合成処理→Lab変換の順となる。なお、輝度値としては、例えば、RGBデータのG値や、R値、G値およびB値の加算値を使用できる。
即ち、色変換部162が、RGBデータを、L*a*b*データに変換し、記憶部163が、L*a*b*データである、第1の読取データや第2の読取データを記憶する。そしてその後に、合成部164が、L*a*b*データである、第1の読取データおよび第2の読取データの合成処理を行う。つまり、Lab変換→メモリ格納→合成処理の順となる。
即ち、色変換部162が、L*a*b*データを、YCrCbデータに変換する。これは、図8(c)では、YCC変換として図示している。さらに、記憶部163が、YCrCbデータである、第1の読取データや第2の読取データを記憶する。そして、合成部164が、YCrCbデータである、第1の読取データおよび第2の読取データの合成処理を行う。つまり、YCC変換→メモリ格納→合成処理の順となる。この場合、輝度値としては、Y値を使用できる。
即ち、データ圧縮部166が、YCrCbデータである、第1の読取データや第2の読取データをJpeg圧縮する。さらに、記憶部163が、Jpeg圧縮後の、第1の読取データや第2の読取データを記憶する。そして、合成部164が、Jpeg圧縮後の、第1の読取データおよび第2の読取データの合成処理を行う。つまり、Jpeg圧縮→メモリ格納→合成処理の順となる。なお、輝度値としては、例えば、RGBデータの中のG値や、R値、G値およびB値の加算値を使用できる。図8(d)の場合、Jpeg圧縮後に合成処理を行うため、合成処理に要する負荷を軽減することができる。その結果、合成処理を行うときに、図8(a)〜(c)では、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)を使用して行っていたものが、ソフトウェアで行うことができる場合がある。
図9(a)は、拡散反射光だけで読み取りを行った場合を示している。即ち、合成処理は、行っていない。一方、図9(b)は、拡散反射光および正反射光の双方で読み取りを行い、合成処理を行った場合を示している。
図9(a)と図9(b)とを比較すると、図9(a)が、色がくすんでいる箇所があることがわかる。この箇所は、光沢がある画像である。対して、図9(b)では、この部分でも色のくすみが少ないことがわかる。即ち、図9(b)では、原稿の色により近い画像を読み取っていることがわかる。
上述した例では、2回読み取りを行うことで、拡散反射光を使用した第1の読取データと、正反射光を使用した第2の読取データをそれぞれ取得していたが、読み取り装置150を往復させる際に、往路で拡散反射光による第1の読取データを取得し、復路で正反射光による第2の読取データを取得してもよい。
また、第1の読取データと第2の読取データとは、何れを先に取得してもよい。
Claims (8)
- 原稿に光を照射し、原稿から反射された光として、拡散反射光および正反射光を受光することで原稿の画像を読み取る読取部と、
前記拡散反射光を受光することで得られる第1の読取データと、前記正反射光を受光することで得られる第2の読取データとを取得する取得部と、
前記第1の読取データから求められる輝度値と、前記第2の読取データから求められる輝度値との差分に応じ、当該第1の読取データと当該第2の読取データとを合成する合成処理を行う合成部と、
を備える画像読取装置。 - 前記合成部は、前記差分が予め定められた範囲内のときに、前記合成処理を行い、当該差分が予め定められた範囲内でないときは、当該合成処理を行わないことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記合成部は、前記差分が予め定められた範囲より大きいときは、前記第2の読取データを読取データとし、当該差分が予め定められた範囲より小さいときは、前記第1の読取データを当該読取データとすることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
- 前記合成処理は、前記第1の読取データと前記第2の読取データとを、前記差分に応じ加重平均する処理であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- デバイス依存の色空間で表される、前記第1の読取データおよび前記第2の読取データを、デバイス非依存の色空間に変換する色変換部をさらに有し、
前記合成部は、前記色変換部による変換後の、前記第1の読取データおよび前記第2の読取データを合成処理することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記色変換部は、前記合成処理後の読取データをさらにデバイス依存の色空間に変換することを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
- プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
原稿に光を照射し、原稿から反射された拡散反射光を受光することで得られる第1の読取データと、原稿から反射された正反射光を受光することで得られる第2の読取データとを取得し、
前記第1の読取データから求められる輝度値と、前記第2の読取データから求められる輝度値との差分に応じ、当該第1の読取データと当該第2の読取データとを合成する合成処理を行う
ことを特徴とする画像処理装置。 - 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段により読み取られた画像を処理する画像処理手段と、
を備え、
前記画像読取手段は、
原稿に光を照射し、原稿から反射された光として、拡散反射光および正反射光を受光することで原稿の画像を読み取る読取部と、
前記拡散反射光を受光することで得られる第1の読取データと、前記正反射光を受光することで得られる第2の読取データとを取得する取得部と、
前記第1の読取データから求められる輝度値と、前記第2の読取データから求められる輝度値との差分に応じ、当該第1の読取データと当該第2の読取データとを合成する合成処理を行う合成部と、
を備える画像処理システム。
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