JP4881902B2 - 画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラムに関する。
複写機やプリンタ、デジタル複合機(MFP)等の画像形成装置では、スキャナ等の読取り装置により読み散られた画像データ、或いは外部装置から出力が要求された画像データが、インクやトナー等の色材により記録紙上に画像形成されることで印刷が行われている。
このような背景の下、画像形成に用いる色材の消費量を抑えるための種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1には、被印刷媒体(記録紙)の種別や被印刷媒体のサイズに応じてインクの消費量を節約するモードを有した印刷装置が開示されている。また、特許文献2には、シート材(記録紙)の種別を識別し、この識別結果に応じて色材の節約を行う節約画像形成モードと通常の印刷を行う通常画像形成モードとを切り替える技術が開示されている。
特開2006−321109号公報 特開2005−352029号公報
しかしながら、一概に光沢紙やコート紙、普通紙といった用紙種別においても、製造メーカ等の違いにより、光沢度や白色度、透過率といった用紙の特性(用紙特性)はまちまちである。そのため、特許文献1のように用紙種別毎に画一的に色材の消費量を削減する処理を行うだけでは、記録紙に適した印刷を行うことができず、不用意に色材を消費する可能性がある。また、特許文献2では、シート材の下地色に応じて使用する色材を使い分けているが、用紙特性については同様に何等考慮されていないため、色味という情報が他の誤った情報に変化してしまう可能がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、記録紙の用紙種別及び用紙特性に応じて色材の消費量を調整するとともに、各記録紙における出力結果を略同等とすることが可能な画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、記録紙の用紙種別を判別する用紙種別判別手段と、前記記録紙の用紙特性を測定する用紙特性測定手段と、前記用紙種別毎に、当該用紙種別での標準的な1又は複数の用紙特性と、当該用紙特性と基準用紙の用紙特性との相違の度合に応じて定めた色材の抑制度合を示すセーブ率と、を関連付けた設定情報を記憶する記憶手段と、前記記録紙の用紙種別及び用紙特性に対応するセーブ率を前記設定情報から特定し、当該セーブ率に応じた画像処理を、前記記録紙への画像形成の対象となる画像データに施す画像処理手段と、前記画像処理が施された画像データを前記記録紙に画像形成する画像形成手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記画像処理手段は、前記用紙特性測定手段により測定された用紙特性と、前記設定情報に定められた用紙特性との差分に応じて、前記セーブ率を調整することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1又は2にかかる発明において、前記画像データを文字部と絵柄部とに区分けする区分手段を更に備え、前記画像処理手段は、前記区分手段により区分けされた画像データの文字部と絵柄部とに対して、当該各部の特性に応じた前記画像処理を個別に施すことを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項1〜3の何れか一項にかかる発明において、原稿画像を読み取り前記画像データを生成する読取り手段と、前記原稿画像がカラー原稿かモノクロ原稿かを判定する原稿色判定手段と、を更に備え、前記画像処理手段は、前記原稿色判定手段により判定された原稿色に応じて、前記読取り手段により読み取られた画像データに前記画像処理を施すことを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜3の何れか一項にかかる発明において、前記画像データと当該画像データの出力色を指示する出力色情報とを外部装置から受信するインタフェース手段を更に備え、前記画像処理手段は、前記出力色情報により指示された出力色に応じて、当該出力色情報とともに受信した画像データに前記画像処理を施すことを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項1〜5の何れか一項にかかる発明において、前記画像処理手段は、前記画像データのγ特性を変更することを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、用紙種別判別手段が、記録紙の用紙種別を判別する用紙種別判別工程と、用紙特性測定手段が、前記記録紙の用紙特性を測定する用紙特性測定工程と、画像処理手段が、前記用紙種別毎に、当該用紙種別での標準的な1又は複数の用紙特性と、当該用紙特性と基準用紙の用紙特性との相違の度合に応じて定めた色材の抑制度合を示すセーブ率と、を関連付けた設定情報から、前記記録紙の用紙種別及び用紙特性に対応するセーブ率を特定し、当該セーブ率に応じた画像処理を、前記記録紙への画像形成の対象となる画像データに施す画像処理工程と、画像形成手段が、前記画像処理が施された画像データを前記記録紙に画像形成する画像形成工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項7にかかる発明において、前記画像処理手段は、前記画像処理工程において、前記用紙特性測定工程で測定された用紙特性と、前記設定情報に定められた用紙特性との差分に応じて、前記セーブ率を調整することを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項7又は8にかかる発明において、区分手段が、前記画像データを文字部と絵柄部とに区分けする区分工程を更に含み、前記画像処理手段は、前記画像処理工程において、前記区分工程で区分けされた画像データの文字部と絵柄部とに対して、当該各部の特性に応じた前記画像処理を個別に施すことを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項7〜9の何れか一項にかかる発明において、読取り手段が、原稿画像を読み取り前記画像データを生成する読取り工程と、原稿色判定手段が、前記原稿画像がカラー原稿かモノクロ原稿かを判定する原稿色判定工程と、を更に含み、前記画像処理手段は、前記画像処理工程において、前記原稿色判定工程で判定された原稿色に応じて、前記読取り工程で読み取られた画像データに前記画像処理を施すことを特徴とする。
また、請求項11にかかる発明は、請求項7〜9の何れか一項にかかる発明において、インタフェース手段が、前記画像データと当該画像データの出力色を指示する出力色情報とを外部装置から受信する受信工程を更に含み、前記画像処理手段は、前記画像処理工程において、前記出力色情報により指示された出力色に応じて、当該出力色情報とともに前記受信工程で受信した画像データに前記画像処理を施すことを特徴とする。
また、請求項12にかかる発明は、請求項7〜11の何れか一項にかかる発明において、前記画像処理工程は、前記画像データのγ特性を変更することを特徴とする。
また、請求項13にかかる発明は、請求項7〜12の何れか一項に記載された画像形成方法をコンピュータで実行させることを特徴とする。
請求項1、7にかかる発明によれば、記録紙の用紙種別を判別するとともに、この記録紙の用紙特性を測定し、これら記録紙の用紙種別及び用紙特性に基づいて、記録紙への画像形成の対象となる画像データに対し、当該画像データの画像形成後の出力結果が、基準となる基準用紙への出力結果と略同等となるよう、画像形成に用いる色材の消費量を調整するための画像処理を施した後、この画像データを記録紙に画像形成する。これにより、画像データを記録紙に画像形成する際に、当該記録紙の用紙種別及び用紙特性に応じた画像処理を画像データに施すことができるため、各記録紙に画像形成される画像データの出力結果を、基準用紙への出力結果に基づいて略同等とすることができるとともに、画像形成に要する色材が不用意に消費されてしまうことを抑制することができる。
また、請求項1、7にかかる発明によれば、記録紙の用紙種別及び用紙特性に対応するセーブ率を設定情報から特定し、このセーブ率に応じた画像処理を画像データに施す。これにより、記録紙の用紙種別、用紙特性毎に応じた第2の画像処理を当該画像データに施すことが可能となるため、画像形成に要する色材の消費量をセーブ率に応じた値だけ削減することができる。
また、請求項2、8にかかる発明によれば、記録紙の用紙特性と、設定情報に定められた用紙特性との差分に応じてセーブ率を調整することで、画像形成を行う記録紙の用紙特性により適したセーブ率で画像処理を施すことができるため、画像形成に要する色材が不用意に消費されてしまうことを抑制することができる。
また、請求項3、9にかかる発明によれば、画像データの文字部と絵柄部とに対して、当該各部の特性に応じた画像処理を個別に施すことで、画像データを構成する絵柄部及び文字部の特性に適した画像処理を施すことができるため、画像データを絵柄部及び文字部の単位で、出力結果を略同等とすることができるとともに、色材が不用意に消費されてしまうことを抑制することができる。
また、請求項4、10にかかる発明によれば、原稿画像の原稿色に応じた画像処理を画像データに施すことで、原稿色に適した画像処理を画像データに施すことができるため、画像形成に要する色材が不用意に消費されてしまうことを抑制することができる。
また、請求項5、11にかかる発明によれば、出力色に応じた画像処理を画像データに施すことで、出力色に適した第画像処理を画像データに施すことができるため、より精度よく出力結果を略同等とすることができる。
また、請求項6、12にかかる発明によれば、画像処理として画像データのγ特性を変更することで、画像データの明度を調整することができるため、当該画像データの画像形成に用いる色材の消費量を調整することができる。
また、請求項13にかかる発明によれば、コンピュータに読み取らせて実行することによって、請求項7〜12の何れか一項に記載された画像形成方法をコンピュータの利用で実現することができ、これら各画像形成方法と同様の効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明の画像形成装置をファクシミリ(FAX)機能、プリンタ機能及び入力画像(読み取り原稿画像やプリンタ或いはFAX機能により入力された画像)を配信する機能を複合した所謂複合機であるデジタルカラー複合機に適用した例について説明するが、これに限定されるものではなく、複写機やプリンタ等にも適用することが可能である。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態にかかるデジタルカラー複合機のシステム構成を示したブロック図である。同図に示したように、デジタルカラー複合機は、読取り装置11、第1の画像データ処理装置12、バス制御装置13、第2の画像データ処理装置14、HDD(Hard Disk Drive)15、CPU(Central Processing Unit)16、メモリ17、プロッタI/F装置18、プロッタ装置19、操作表示装置20、回線I/F装置21、外部I/F装置22、S.B.(South Bridge)23、ROM(Read Only Memory)24等を備えている。
読取り装置11は、CCD光電変換素子からなるラインセンサとA/Dコンバータとそれらの駆動回路を具備し、セットされた原稿をスキャンすることで得る原稿の濃淡情報から、RGB各8ビットのデジタル画像データ(以下、RGB画像データという)を生成し出力する。
第1の画像データ処理装置12は、読取り装置11から出力されたRGB画像データに対し、当該RGB画像データの特性を予め定めた特性に統一する処理を施して出力する。ここで統一する特性は、画像データをHDD15に蓄積し、その後再利用する場合に出力先の画像変換に適する特性である。なお、その詳細については後述する。
バス制御装置13は、デジタルカラー複合機内で必要な画像データや制御コマンド等の各種データのやり取りを行うデータバスの制御装置であり、複数種のバス規格間のブリッジ機能も有している。本実施の形態においては、第1の画像データ処理装置12、第2の画像データ処理装置14、CPU16とはPCI−Expressバスで接続し、HDD15とはATAバスで接続するものであって、ASIC化されている。
第2の画像データ処理装置14は、第1の画像データ処理装置12により予め定めた特性に統一されたRGB画像データに対し、ユーザから指定された出力先に適した画像処理を施し出力する。その詳細については、後述する。
HDD15は、パーソナルコンピュータ等にも使用されている電子データを保存するための大型の記憶装置で、デジタルカラー複合機内では主にRGB画像データ及びRGB画像データの付帯情報(例えば、設定モード等)を蓄積する。また、本実施の形態においては、IDEを拡張して規格化されているATAバス接続のハードディスクを使用する。
また、HDD15は、光沢紙やコート紙、普通紙等の用紙種別と、各用紙種別における標準的な光沢度や白色度、平滑度、透過率等の用紙特性と、これら用紙種別及び用紙特性に応じて定義されたセーブ率と、を関連付けたセーブ率設定テーブルを予め記憶している。ここで「セーブ率」は、各用紙種別における標準的な用紙特性を有した記録紙(以下、標準用紙という)への画像形成に用いるトナーやインク等の色材の消費量に対する、この色材の削減量(調整量)の割合を示している。後述するγ変換部144では、このセーブ率に応じて画像データのγ特性を調整することで、画像形成の際の色材の消費量を調整する。なお、セーブ率は、後述する基準用紙と、実際に画像形成を行う記録紙との出力結果が表すコントラストや色味等の外見にかかる情報量に基づいて定められる値であって、このセーブ率に応じた色材で画像形成を行うことで、基準用紙の出力結果と略同等の情報量を表すことができるよう予め定められている。例えば、基準用紙の色材消費量を100としたとき、セーブ率が40%であるとすると、このセーブ率は色材の消費量を40(100×0.4)削減することを意味しており、このセーブ率の色材で画像形成を行うことで、基準用紙と略同等の情報量を表すことができる。
図2は、HDD15に記憶されたセーブ率設定テーブルの一例を示した図である。同図に示したように、セーブ率設定テーブルは、用紙種別(光沢紙、コート紙、普通紙)と、用紙特性(光沢度、白色度、透過率)と、セーブ率とが関連付けて記憶されている。図2のセーブ率設定テーブルでは、用紙種別が光沢紙を基準用紙とした例を示しており、光沢紙の場合には、色材の調整を行わない(セーブ率0%)通常の印刷が行われることを示している。すなわち、記録紙の用紙種別及び用紙特性に応じ、本セーブ率設定テーブルに定義されたセーブ率の色材で画像形成を行うことで、光沢紙に画像形成を行った場合の出力結果と略同等の情報量を表すことが可能である。なお、セーブ率設定テーブルは、HDD15に予め記憶されているものとするが、各項目や設定値は任意に設定することが可能であるものとする。また、他の用紙種別を基準用紙としてもよいが、本例で用いた光沢紙等、比較的高画質な画像出力を行うことが可能な記録紙を基準用紙とすることが好ましい。
CPU16は、デジタルカラー複合機の制御全体を司るマイクロプロセッサである。また、本実施の形態においては、近年普及してきたCPUコア単体に+αの機能を追加したIntegrated CPUを使用した。本実施の形態においては、汎用規格I/Fとの接続機能や、クロスバースイッチを使ったこれらバス接続機能がインテグレートされたCPUを使用する。
メモリ17は、複数種のバス規格間をブリッジする際の速度差や、接続された部品自体の処理速度差を吸収するために、一時的にやりとりするデータを記憶したり、CPU16がデジタルカラー複合機の制御を行う際に、プログラムや中間処理データを一時的に記憶する揮発性メモリである。CPU16には高速処理を求められるため、通常起動時にROM24に記憶されたブートプログラムにてシステムを起動し、その後は高速にアクセス可能なメモリ17に展開されたプログラムによって処理を行う。本実施の形態においては、規格化されたパーソナルコンピュータに使用されているDIMMを使用する。
プロッタI/F装置18は、CPU16にインテグレートされた汎用規格I/F経由で送られてくる後述するCMYK画像データを受け取ると、プロッタ装置19の専用I/Fに出力するバスブリッジ処理を行う。本実施の形態で使用している汎用規格I/FはPCI−Expressバスである。
プロッタ装置19は、後述するCMYK画像データをプロッタI/F装置18受け取ると、レーザビームを用いた電子写真プロセスを使って、転写紙に受け取った画像データを出力する。
操作表示装置20は、デジタルカラー複合機とユーザのインタフェースを行う部分であって、図示しないタッチパネルを設けたLCD(液晶表示装置)と、各種処理モード設定キーや、置数キー、スタートキー等を備えたキースイッチ群とから構成され、装置の各種状態や操作方法をLCDに表示し、ユーザからのタッチパネルやキースイッチ群を介した入力を検知する。本実施の形態では、PCI−Expressバスを介してCPU16と接続されている。
ここで、ユーザが選択することができる処理モードは、カラー/モノクロモード、アプリケーションモードや画質モードである。具体的には、カラー/モノクロモードは、フルカラーモード、シングルカラーモード、白黒モード等があり、アプリケーションモードは、コピーモード、スキャナモード、FAXモード、スキャナ配信モード等があり、画質モードは、文字モード、文字写真モード、写真モード等がある。また、原稿を濃くする、薄くする等のノッチ情報等がある。
回線I/F装置21は、PCI−Expressバスと電話回線を接続する装置である。この回線I/F装置21により、デジタルカラー複合機は、電話回線を介して画像出力装置(画像処理部)であるFAX25との各種データの授受を行うことが可能になる。
外部I/F装置22は、PCI−Expressバスと、パーソナルコンピュータ等の外部装置であるPC26を接続する装置である。この外部I/F装置22により、デジタルカラー複合機は、PC26と各種データのやり取りを行うことが可能になる。本実施の形態では、その接続I/Fにネットワーク(Ethernet(登録商標))を使用する。すなわち、デジタルカラー複合機は、外部I/F装置22を介してネットワークに接続されている。なお、PC26は、インストールされたアプリケーションソフトやドライバを介して、デジタルカラー複合機に対して各種制御や画像データの入出力を行う。
S.B.23は、パーソナルコンピュータに使用されるチップセットの一つであり、South Bridgeと呼ばれる汎用の電子デバイスである。主に、PCI−ExpressとISAブリッジを含むCPUシステムを構築する際によく使用されるバスのブリッジ機能を汎用回路化したものであり、本実施の形態においてはROM24との間をブリッジしている。
ROM24は、CPU16がデジタルカラー複合機の制御を行う際の各種プログラム(含むブート)を格納するメモリである。ここで、プログラムとしては、コピー動作プロセスのプログラム(コピーアプリ)やスキャナ配信プロセスのプログラム(スキャナ配信アプリ)、ファックス送信プロセスのプログラム(ファックスアプリ)等がある。
以下、本実施形態のデジタルカラー複合機において特徴的な処理となる、画像データの出力処理について具体的に説明する。
(スキャナ入力→プロッタ出力動作)
まず、読取り装置11によりスキャンした原稿の画像データを、プロッタ装置19から出力する場合の処理について説明する。
ユーザが原稿を読取り装置11にセットし、所望するモード等の設定とコピー開始の入力を操作表示装置20に行うと、操作表示装置20は、ユーザから入力された情報を、デジタルカラー複合機内部のコピー開始の制御コマンドデータに変換して発行する。発行されたコピー開始の制御コマンドデータは、PCI−Expressバスを介してCPU16に通知される。
CPU16は、コピー開始の制御コマンドデータに従って、コピー動作プロセスのプログラム(コピーアプリ)を実行し、コピー動作に必要な設定や動作を順に行っていく。また、CPU16は、制御コマンドデータに基づいて、要求された動作がプロッタ装置19を使用する処理か否かを判定し、プロッタ装置19を使用する処理の場合には、このプロッタ装置19で用いるトナーやインク等の色材の消費量を抑制する指示(以下、色材セーブ指示という)を第2の画像データ処理装置14に通知する。なお、本実施の形態では、プロッタ装置19を使用する処理である場合に色材セーブ指示を通知することとしたが、これに限らず、例えば、その処理内容や印刷する用紙の枚数等に応じて、色材セーブ指示を通知することとしてもよい。以下に本動作のプロセスを順に記す。
読取り装置11で原稿をスキャンして得られたRGB画像データは、第1の画像データ処理装置12で予め定めた特性に統一され、バス制御装置13に送られる。
ここで、第1の画像データ処理装置12について詳述する。図3は、第1の画像データ処理装置12の処理ブロック図である。図3に示したように、第1の画像データ処理装置12は、γ変換部121、フィルタ処理部122、色変換部123、解像度変換部124を備えている。
γ変換部121は、読取り装置11からの入力画像データ(RGB画像データ)のγ特性を、γ変換での反射率を元にした特性から定まる所定の値(例えば、γ=2.2)に変換する。本実施の形態においては、図4に示すようなチャートをスキャンしたときに、所定のγ特性になるように変換する。
フィルタ処理部122は、RGB画像データの鮮鋭性を表すMTF特性等を予め定めた特性値に変換する。本実施の形態では、図5に示すような基準チャートのパターンをスキャンしたときに、線数毎に対して予め定めたMTF特性値になるように変換する。
色変換部123は、RGB画像データが表す色空間を予め定めた色空間に変換する。なお、変換後の色空間は、入力されるRGB画像データに対して、クリップや圧縮がかからない程度の大きさを有することが好ましい。本実施の形態では、図4に示すようなチャートをスキャンしたときに、規格化された色空間の一つであるAdobeRGB色空間(AdobeはAdobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の商標)になるように変換する。なお、色変換の方式は、既知の3次元ルックアップ方式を採用する。
解像度変換部124は、RGB画像データのサイズ(解像度)を予め定めた解像度へと変換し、バス制御装置13に出力する。図3では変換後のRGB画像データを画像データ1と表している。本実施の形態では、サイズ(解像度)を600dpiに変換するものとするが、この例に限らないものとする。なお、解像度変換の方式は、既知の着目位置に対して周辺画素からデジタル的に補間算出する方式を採用する。
バス制御装置13は、第1の画像データ処理装置12からのRGB画像データ(画像データ1)を受け取ると、CPU16を介してメモリ17に蓄積する。なお、メモリ17に蓄積したRGB画像データは、再出力等の必要に応じて、HDD15への蓄積・保存することとしてもよい。
メモリ17に蓄積されたRGB画像データは、CPU16及びバス制御装置13を介して第2の画像データ処理装置14に出力される。第2の画像データ処理装置14は、入力されたRGB画像データを、プロッタ出力用のCMYKの色信号(以下、CMYK画像データという)に変換し、プロッタ装置19に出力する。
図6は、第2の画像データ処理装置14の処理ブロック図である。図6に示したように、第2の画像データ処理装置14は、フィルタ処理部141、色変換部142、解像度変換部143、γ変換部144、中間調処理部145を備えている。
フィルタ処理部141は、バス制御装置13を介して入力されたRGB画像データ(画像データ1)の鮮鋭性やS/Nを、プロッタ装置19に出力する場合の再現性がよくなるように補正する。具体的には、所望するモード情報に従って鮮鋭化/平滑化処理を施す。例えば、文字モードでは文字をハッキリ/クッキリとさせるために鮮鋭化処理を施し、写真モードでは滑らかに階調性を表現するため平滑化処理を施す。本実施の形態における変換の方式は、既知の3次元ルックアップ方式を採用する。
色変換部142は、フィルタ処理部141により補正されたRGB画像データを受け取ると、このRGB各8ビットの画像データをプロッタ装置19用の色空間であるCMYKの各8ビットの画像データに変換する。このとき、ユーザが所望するモード情報に従って、彩度も併せて調整する。また、色変換部142は、CPU16から色材セーブ指示を受けている場合には、使用する色材の総量を調整するため、明度を上げる(明るくする)等の処理が色変換時に合わせて行われるものとする。
解像度変換部143は、色変換部142により変換されたCMYK画像データのサイズ(解像度)について、プロッタ装置19の再現性能に従ったサイズ(解像度)に変換を行う。本実施の形態では、プロッタ装置19の性能が600dpi出力であるため、特に変換は行わない。
γ変換部144では、解像度変換部143により変換されたCMYK画像データのγ特性を、プロッタ装置19の階調処理能力に従ってγ変換する。また、γ変換部144は、CPU16から色材セーブ指示を受けた場合、印刷対象の用紙の用紙種別、用紙特性に応じて定まるセーブ率に基づいて、CMYK画像データ全体の濃度を下げるよう予め設定されたγカーブで処理を行うことで、色材の消費量を調整するための画像処理(以下、色材セーブ処理という)を施す。
印刷対象となる用紙の用紙種別、用紙特性は、操作表示装置20を介してユーザから入力される態様としてもよいし、特定の用紙種別、用紙特性を固定的に用いることが明らかな場合には、当該用紙種別、用紙特性を設定情報としてHDD15等に予め記憶することとしてもよい。また、プロッタ装置19の給紙部に用紙種別の検出及び用紙特性を測定可能な用紙特性測定装置を備えることで、用紙の用紙種別及び用紙特性を取得することとしてもよい。以下、用紙特性測定装置を備えた構成について説明する。
図7は、本実施形態の他の構成例を示した図であって、図1に示した構成例のプロッタ装置19に用紙特性計測装置28を追加したものである。用紙特性計測装置28は、プロッタ装置19の給紙トレイ又は用紙の搬送経路(何れも図示せず)近傍に配置され、用紙の用紙種別及び用紙特性を検出する。
ここで、用紙種別及び用紙特性を検出する手法としては、記録紙に対して光を照射することで得られる特定の反射光(正反射及び拡散反射光)を光学的に検出する手法や、直接若しくは間接的に用紙の表面粗さを検出する手法、光の透過率を検出する手法、用紙や給紙トレイに対してマーキングやICタグなどで予め埋め込まれた情報を読み出す手法等、種々の手法が挙げられる。用紙特性計測装置28は、これらの何れか(又は全て)の手法を実現する機能部(図示せず)を備えることで、用紙の用紙種別及び用紙特性を検出し、プロッタI/F装置18、CPU16、バス制御装置13を介して第2の画像データ処理装置14に通知する。
また、用紙特性計測装置28を撮像装置とし、この撮像装置により撮像された記録紙の画像から得られる特徴量に基づいて、当該記録紙の用紙種別及び用紙特性を検出することとしてもよい。この場合、給紙トレイや搬送経路近傍に撮像装置を配置することとしてもよいが、入力装置として備えられた読取り装置11を用紙特性計測装置28として用いることとしてもよい。
以下、図8を参照して、γ変換部144の動作について説明する。図8は、γ変換部144により実行される色材セーブ処理の手順を示したフローチャートである。まず、γ変換部144は、用紙特性計測装置28から入力される計測値等に基づいて、記録紙の用紙種別を判別する(ステップS11)。次いで、γ変換部144は、判別した記録紙の用紙種別が光沢紙か、又は、用紙特性の光沢度が光沢紙と同等か否かを判定する(ステップS12)。なお、用紙特性の光沢度が光沢紙と同等か否かは、光沢紙の用紙特性に基づいて予め定めた閾値(例えば、光沢紙の用紙特性との差が5%以内等)と比較することで判定を行うものとする。
ここで、ステップS12の判定結果が真の場合には(ステップS12;Yes)、記録紙が高品質であると推定されるため、γ変換部144は、CMYK画像データをそのまま中間調処理部145に出力する(ステップS16)。なお、本処理では、用紙種別が光沢紙、又は、用紙特性が光沢紙と同様の光沢度を有する場合、直ちに中間調処理部145に出力することとしたが、これに限らず、他の用紙種別、用紙特性と同様にセーブ率を設定することとしてもよい。
また、ステップS12の判定結果が偽の場合(ステップS12;No)、γ変換部144は、記録紙の用紙種別に応じたセーブ率を、バス制御装置13を介してHDD24のセーブ率設定テーブルから取得する(ステップS13)。次いで、γ変換部144は、用紙特性計測装置28等から入力された記録紙の用紙特性と、セーブ率設定テーブルに定義された、この記録紙の用紙種別に対応する標準用紙の用紙特性とに基づいて、取得したセーブ率を調整する(ステップS14)。なお、用紙特性の比較は、同じ種別の用紙特性同士で行われるものとする。
ここで、一例としてセーブ率設定テーブルに、普通紙についての標準用紙の用紙特性(光沢度)が50、セーブ率が40%と設定されているとする。このとき、ステップS11での記録紙の判別結果が普通紙、また、用紙特性(光沢度)が50であるとすると、両用紙特性は同値であるため、ステップS14の調整は行わず、セーブ率設定テーブルに定義されたセーブ率40%をそのまま用いる。
一方、記録紙の用紙特性が、標準用紙の用紙特性の定義から逸脱しているような場合には、この標準用紙の用紙特性との差分に応じてセーブ率を調整する。具体的には、記録紙の光沢度が標準用紙の光沢度よりも高い場合、γ変換部144は、この記録紙の光沢度と標準用紙の光沢度との差分に応じてセーブ率を上昇させる。このように、光沢度が標準用紙よりも高い場合には、もともとの用紙の持つコントラストが標準用紙よりも高いため、標準用紙よりも色材をセーブする量を多くすることで、基準用紙に出力する場合と同等の情報量を表すことができる。
逆に印刷対象の用紙の光沢度が標準用紙の光沢度よりも低い場合、γ変換部144は、この印刷対象の用紙の光沢度と標準用紙の光沢度との差分に応じてセーブ率を低下させる。このように、光沢度が標準用紙よりも低い場合には、もともとの用紙の持つコントラストが標準用紙よりも低いので、標準用紙よりも色材をセーブする量を少なくすることで、基準用紙に出力する場合と同等の情報量を表すことができる。
なお、用紙特性としては、上述した光沢度の他、同じく用紙のコントラストに大きく関係する白色度や、インクやトナー等の色材の定着性に関係する平滑度、裏写りに影響する透過率等にも適用することが可能である。
用紙特性として白色度を用いた場合には、上述した光沢度と同様にセーブ率を調整すればよい。また、用紙特性として平滑度を用いた場合、用紙の平滑度が高いほど画像形成時の色材の定着性は良くなる。そのため、印刷対象の用紙の平滑度が標準用紙の平滑度よりも高い場合には、色材のセーブ率を上げることができる。逆に印刷対象の用紙の平滑度が標準用紙の平滑度よりも低い場合には、色材の定着性が低下するため、色材のセーブ率を下げることにより、基準用紙に出力する場合と同等の情報量を表すことができる。
また、用紙特性として透過率を用いた場合、用紙の透過率が高いほど画像形成後の裏写りが発生しやすくなる。そのため、印刷対象の用紙の透過率が標準用紙の透過率よりも高い場合には、色材のセーブ率を上げることで裏写りを軽減することができる。逆に印刷対象の用紙の透過率が標準用紙の透過率よりも低い場合には、色材のセーブ率を下げることで、用紙上に出力される画像の持つ情報量を標準用紙に出力する場合と同等にすることができる。なお、裏写りが懸念されるのは両面印刷時のみであるため、片面印刷ではセーブ率の制御を無効にし、両面印刷時にのみ有効にするようにしてもよい。また、用紙種別がOHPの場合には、もともと光透過性を有しているため、透過率によらずセーブ率の制御を無効にすることが好ましい。
上記した以外にも用紙特性はさまざまなものが存在するが、何れの場合においても、記録紙の用紙特性と、当該記録紙の用紙種別に対応する標準用紙の用紙特性との相違の度合いに応じて、色剤のセーブ率を調整するという概念を適用することが可能である。また、複数の用紙特性に基づいて、総合的にセーブ率を調整することとしてもよい。この場合、重要視する用紙特性の優先順位や重み付けを、ユーザが任意に設定できることが好ましい。また、標準用紙とする用紙特性についても、画一的に決定されているのではなく、ユーザが任意に設定できることが好ましい。
続いて、γ変換部144は、セーブ率に応じたγ変換をCMYK画像データに施すと(ステップS15)、CMYK画像データを中間処理部44に出力する(ステップS16)。なお、ステップS15で施されるγ変換は、プロッタ装置19での印刷時に用いる色材の総消費量をセーブ率に応じた値だけ削減することができるよう、予め処理内容が規定されているものとする。
このように、γ変換部144は、RGB画像データの画像形成が行われる記録紙の用紙種別、用紙特性に対応するセーブ率をセーブ率設定テーブルから特定し、このセーブ率に応じた色材セーブ処理をRGB画像データに施す。これにより、記録紙の用紙種別、用紙特性毎に応じた色材セーブ処理を当該RGB画像データに施すことが可能となるため、画像形成に要する色材の消費量をセーブ率に応じた値だけ削減することができる。また、記録紙の用紙特性と、セーブ率設定テーブルに定められた用紙特性との差分に応じてセーブ率を調整することで、画像形成を行う記録紙の用紙特性により適したセーブ率で色材セーブ処理を施すことができる。
図6に戻り、中間調処理部145は、γ変換部144からCMYK画像データを受け取ると、このCMYK画像データにプロッタ装置19の階調処理能力にあわせた中間調処理を施し、バス制御装置13に出力する(画像データ2)。なお、本実施の形態では、中間調処理としてCMYKの各2ビットの画像データに対し、疑似中間調処理の一つである誤差拡散法を用いるものとする。
バス制御装置13は、中間調処理部145からCMYK画像データ(画像データ2)を受け取ると、CPU16を介してメモリ17に蓄積する。このメモリ17に蓄積されたCMYKデータは、CPU16及びプロッタI/F装置18を介して、プロッタ装置19に送られる。プロッタ装置19は受け取ったCMYK画像データを印刷対象の記録紙に出力することで、原稿のコピーが生成される。
(スキャナ入力→ファックス送信動作)
次に、ファックス送信処理について説明する。ユーザから、HDD15内に蓄積された画像データに対し、所望するモード等の設定とファックス送信開始の入力が操作表示装置20から行われると、操作表示装置20はユーザから入力された情報を、デジタルカラー複合機内部のファックス送信開始の制御コマンドデータに変換して発行する。発行されたファックス送信開始の制御コマンドデータは、PCI−Expressバスを介してCPU16に通知される。
CPU16は、ファックス送信開始の制御コマンドデータに従って、ファックス送信プロセスのプログラム(ファックスアプリ)を実行し、ファックス送信動作に必要な設定や動作を順に行っていく。なお、ファックス送信の場合、プロッタ装置19は使用しないため、色材セーブ指示は画像データ処理装置4に通知されない。以下に動作プロセスを順に記す。
ユーザが原稿を読取り装置11にセットし、所望するモード等の設定とファックス開始の入力を操作表示装置20に行うと、操作表示装置20は、ユーザから入力された情報を、デジタルカラー複合機内部のファックス開始の制御コマンドデータに変換して発行する。発行されたファックス開始の制御コマンドデータは、PCI−Expressバスを介してCPU16に通知される。また、読取り装置11で読み取られたRGB画像データは、CPU16を介してメモリ17に蓄積される。
また、CPU16は、制御コマンドデータに基づいて、要求された動作がプロッタ装置19を使用する処理か否かを判定する。ファックス送信の場合、プロッタ装置19を使用しないため、色材セーブ指示は第2の画像データ処理装置14に通知されない。
その後、前述のようにメモリ17に蓄積したRGB画像データは、第2の画像データ処理装置14を介して回線I/F装置21に出力され、FAX送信がなされる。
ここで、ファックス送信における第2の画像データ処理装置14について図6を参照しつつ詳述する。フィルタ処理部141は、RGB画像データの鮮鋭性を、FAX送信する場合の再現性が良くなるように補正する。具体的には、所望するモード情報に従って鮮鋭化/平滑化処理を施す。例えば、文字モードでは文字をハッキリ/クッキリとするために鮮鋭化処理を施し、写真モードでは滑らかに階調性を表現するため平滑化処理を施す。
色変換部142は、RGB各8ビットのデータを受け取るとFAX装置25で一般的な単色(モノクロ)8ビットに変換する。解像度変換部143は、モノクロ画像データのサイズ(解像度)を、FAX装置25で送受されるサイズ(解像度)に変換する。本実施の形態では、主走査:200dpi×副走査:100dpiに変換する。なお、本実施の形態における変換の方式は、既知の着目位置に対して周辺画素からデジタル的に補間算出する方式を採用する。
γ変換部144では、モノクロ画像データのγ特性を、FAX送信する場合の再現性が良くなるように補正する。例えば、文字モードでは文字をハッキリ/クッキリさせるためコントラストを高めにし、γ変換を行う。また、写真モードでは滑らかに階調が表現できるよう、やや寝かせ気味のγ変換を行う。なお、γ変換部144による色材のセーブ機能については、用紙への出力のないFAX送信の場合は必要がないため、プロッタ出力とは異なり一切行わないものとする。
中間調処理部145では、モノクロ画像データを受け取ると、FAX装置25で送受される中間調処理能力に従った中間調処理を行う。本実施の形態では、疑似中間調処理の一つである誤差拡散法を用いて2値のデータとする。
バス制御装置13は、中間調処理部145から2値化されたモノクロ画像データを受け取ると、CPU16を介してメモリ17に蓄積する。このメモリ17に蓄積されモノクロ画像データは、CPU16を介して回線I/F装置21に送られる。回線I/F装置21は、受け取ったモノクロ画像データを、回線を介して接続されたFAX25に送信する。
(スキャナ入力→スキャナ配信動作)
次に、スキャナ配信処理について説明する。原稿のコピーが行われた際に、ユーザからHDD15内に蓄積された画像データに対して、所望するモード等の設定とスキャナ配信信開始の入力が操作表示装置20に行われると、操作表示装置20はユーザから入力された情報を、デジタルカラー複合機内部のスキャナ配信開始の制御コマンドデータに変換して発行する。発行されたスキャナ配信開始の制御コマンドデータは、PCI−Expressバスを介してCPU16に通知される。
CPU16は、スキャナ配信開始の制御コマンドデータに従って、スキャナ配信プロセスのプログラム(スキャナ配信アプリ)を実行し、スキャナ配信動作に必要な設定や動作を順に行っていく。なお、スキャナ配信の場合、プロッタ装置19は使用しないため、色材セーブ指示は画像データ処理装置4に通知されない。以下に動作プロセスを順に記す。
読取り装置11で原稿をスキャンすることで得られたRGB画像データは、第1の画像データ処理装置12で予め定めた特性に統一され、バス制御装置13に送られる。なお、第1の画像データ処理装置12での処理の詳細については、上述した(スキャナ入力→プロッタ出力動作)と同様であるため省略する。
バス制御装置13は、第1の画像データ処理装置12からのRGB画像データを受け付けると、CPU16を介してメモリ17に蓄積する。メモリ17に蓄積されたRGB画像データは、再出力等の必要に応じてHDD15に蓄積・保存することとしてもよい。
次に、メモリ17に蓄積されたRGB画像データは、CPU16及びバス制御装置13を介して、第2の画像データ処理装置14に送られる。第2の画像データ処理装置14は受け取ったRGB画像データを、スキャナ配信用の画像データ(RGB多値、グレースケール、モノクロ2値等)に変換し、バス制御装置13に出力する。
ここで、スキャナ配信における第2の画像データ処理装置14について図6を参照しつつ詳述する。フィルタ処理部141は、RGB画像データの鮮鋭性を、スキャナ配信する場合の再現性が良くなるように補正する。具体的には、所望するモード情報に従って鮮鋭化/平滑化処理を施す。例えば、文字モードでは文字をハッキリ/クッキリとするために鮮鋭化処理を施し、写真モードでは滑らかに階調性を表現するため平滑化処理を施す。
色変換部142は、RGB各8ビットのデータを受け取ると指定される色空間に変換する。本実施の形態では、スキャナ配信で一般的なsRGBで規格化された色空間に各色8ビットで変換を行うものとする。
解像度変換部143は、sRGB画像データのサイズ(解像度)を、指定されたスキャナ配信で送受されるサイズ(解像度)に変換する。本実施の形態では、主走査:200dpi×副走査:200dpiに変換する。
γ変換部144では、sRGB画像データのγ特性を、スキャナ配信する場合の再現性が良くなるように補正する。この場合はsRGB規格化された色空間に既にカラーマッチングが行われているため、γ変換は行われない。また、スキャナ配信の場合、用紙への出力がないためCPU16からは色材セーブ指示は通知されず、γ変換部144による色材のセーブ処理は行わない。
中間調処理部145では、指定されたスキャナ配信で送受される中間調処理能力に従った中間調処理を行う。本実施の形態では、RGB各8bitの16万色が指定されたものとして、階調処理は特に実施しない。
バス制御装置13は、中間調処理部145から画像データを受け取ると、CPU16を介してメモリ17に蓄積する。このメモリ17に蓄積されたモノクロ画像データは、CPU16を介して外部I/F装置22に送られる。外部I/F装置22は、受け取った画像データを、ネットワークを介して接続されたPC26に送信する。
(外部I/F入力→プロッタ出力動作)
次に、外部I/F装置22から入力された画像データが、プロッタ装置19により出力される際の動作について説明する。
ユーザにより、画像データの記録された外部メディア27が外部I/F装置22を介して接続され、この外部メディア27に記録された画像データに対し、所望するモード等の設定とプリント開始の入力が操作表示装置20から行われると、操作表示装置20はユーザから入力された情報を、デジタルカラー複合機内部のファックス送信開始の制御コマンドデータに変換して発行する。発行されたプリント開始の制御コマンドデータは、PCI−Expressバスを介してCPU16に通知される。
CPU16は、プリント開始の制御コマンドデータに従って、プリント動作プロセスのプログラム(プリントアプリ)を実行し、プリント動作に必要な設定や動作を順に行っていく。この場合、CPU16は、要求された動作がプロッタ装置19を使用する処理と判定するため、色材セーブ指示を第2の画像データ処理装置14に通知する。以下に動作プロセスを順に記す。
外部メディア27から外部I/F装置22経由で得られたRGB画像データ、又は、PC26からプリント出力されたレンダリング済みRGB画像データは、その規格化された色空間のままCPU16を介してメモリ17に蓄積される。規格化された色空間には種々の定義があるが、一般的にはsRGBやAdobeRGBを使うことが多い。
ここで、入力されるRGB画像データが想定された色空間以外のものであった場合、メモリ17に蓄積されたRGB画像データは、CPU16及びバス制御装置13を介して、第2の画像データ処理装置14に送られ、画像データ処理装置4により予め設定された色空間に変換された後、メモリ17に再度蓄積される。なお、メモリ17に蓄積されたRGB画像データは再出力等の必要に応じてHDD15に蓄積・保存してもよい。
メモリ17に蓄積されたRGB画像データは、CPU16及びバス制御装置13を介して、第2の画像データ処理装置14に送られる。第2の画像データ処理装置14は、RGB画像データを受け取ると、プロッタ出力用のCMYK画像データに変換し、バス制御装置13に出力する。なお、第2の画像データ処理装置14での処理の詳細については、上述した(スキャナ入力→プロッタ出力動作)と同様であるため省略する。また、CPU16から通知される色材セーブ指示に応じ、γ変換部144は図8で説明したγ変換処理を実行するものとする。
バス制御装置13は、第2の画像データ処理装置14(中間調処理部145)からCMYK画像データを受け取ると、CPU16を介してメモリ17に蓄積する。メモリ17に蓄積されたCMYKデータは、CPU16及びプロッタI/F装置18を介して、プロッタ装置19に送られる。プロッタ装置19は受け取ったCMYK画像データを印刷対象の記録紙に出力することで、外部メディア27に記録された画像データのプリントが生成される。
(外部I/F入力→ファックス送信動作)
次に、外部I/F装置22から入力された画像データが、FAX装置25にファックス送信される際の動作について説明する。
ユーザにより、画像データの記録された外部メディア27が外部I/F装置22を介して接続され、この外部メディア27に記録された画像データに対し、所望するモード等の設定とファックス送信開始の入力が操作表示装置20から行われると、操作表示装置20はユーザから入力された情報を、デジタルカラー複合機内部のファックス送信開始の制御コマンドデータに変換して発行する。発行されたファックス送信開始の制御コマンドデータは、PCI−Expressバスを介してCPU16に通知される。
CPU16は、ファックス送信開始の制御コマンドデータに従って、ファックス送信プロセスのプログラム(ファックスアプリ)を実行し、ファックス送信動作に必要な設定や動作を順に行っていく。なお、ファックス送信の場合、プロッタ装置19は使用しないため、色材セーブ指示は画像データ処理装置4に通知されない。以下に動作プロセスを順に記す。
外部メディア27から外部I/F装置22経由で得られたRGB画像データ、又は、PC26からプリント出力されたレンダリング済みRGB画像データは、CPU16を介してメモリ17に蓄積される。
ここで、メモリ17に蓄積されたRGB画像データは、当該RGB画像データ生成時に使用された色空間で表されることになるが、この色空間がデジタルカラー複合機で用いる色空間以外のものあった場合、メモリ17に蓄積されたRGB画像データは、CPU16の制御によりバス制御装置13を介して、第2の画像データ処理装置14に送られる。そして、画像データ処理装置4により予め設定された色空間に変換された後、メモリ17に再度蓄積される。なお、メモリ17に蓄積されたRGB画像データは再出力等の必要に応じてHDD15に蓄積・保存してもよい。
メモリ17に蓄積されたRGB画像データは、CPU16及びバス制御装置13を介して、第2の画像データ処理装置14に送られる。第2の画像データ処理装置14は、RGB画像データを受け取ると、ファックス送信用のモノクロ2値の画像データに変換し、バス制御装置13に出力する。なお、第2の画像データ処理装置14での処理の詳細については、上述した(スキャナ入力→ファックス送信動作)と同様であるため省略する。
バス制御装置13は、第2の画像データ処理装置14(中間調処理部145)からモノクロ2値の画像データを受け取ると、CPU16を介してメモリ17に蓄積する。次に、このメモリ17に蓄積された画像データは、CPU16を介して回線I/F装置21に送られる。そして、回線I/F装置21は、受け取った画像データを、回線を介して接続されたFAX25に送信する。
(外部I/F入力→スキャナ配信動作)
次に、外部I/F装置22から入力された画像データが、PC26に配信される際の動作について説明する。
画像データの記録された外部メディア27が外部I/F装置22に接続され、ユーザから、この外部メディア27に記録された画像データに対して、所望するモード等の設定とスキャナ配信開始の入力が操作表示装置20に行われると、操作表示装置20はユーザから入力された情報を、デジタルカラー複合機内部のスキャナ配信開始の制御コマンドデータに変換して発行する。発行されたスキャナ配信開始の制御コマンドデータは、PCI−Expressバスを介してCPU16に通知される。
CPU16は、スキャナ配信開始の制御コマンドデータに従って、スキャナ配信プロセスのプログラム(スキャナ配信アプリ)を実行し、スキャナ配信動作に必要な設定や動作を順に行っていく。以下に動作プロセスを順に記す。
外部メディア27から外部I/F装置22経由で得られたRGB画像データ、又は、PC26からプリント出力されたレンダリング済みRGB画像データは、当該画像データの生成時に用いられた色空間のままCPU16を介してメモリ17に蓄積される。
ここで、メモリ17に蓄積されたRGB画像データは、当該RGB画像データ生成時に使用された色空間で表されることになるが、この色空間がデジタルカラー複合機で用いる色空間以外のものあった場合、メモリ17に蓄積されたRGB画像データは、CPU16の制御によりバス制御装置13を介して、第2の画像データ処理装置14に送られる。そして、画像データ処理装置4により予め設定された色空間に変換された後、メモリ17に再度蓄積される。なお、メモリ17に蓄積されたRGB画像データは再出力等の必要に応じてHDD15に蓄積・保存してもよい。
メモリ17に蓄積されたRGB画像データは、CPU16及びバス制御装置13を介して、第2の画像データ処理装置14に送られる。第2の画像データ処理装置14は受け取ったRGB画像データを、スキャナ配信用の画像データ(RGB多値、グレースケール、モノクロ2値等)に変換し、バス制御装置13に出力する。なお、第2の画像データ処理装置14での処理の詳細については、上述した(スキャナ入力→スキャナ配信動作)と同様であるため省略する。
バス制御装置13は、第2の画像データ処理装置14(中間調処理部145)から画像データを受け取ると、CPU16を介してメモリ17に蓄積する。このメモリ17に蓄積されたモノクロ画像データは、CPU16を介して外部I/F装置22に送られる。外部I/F装置22は、受け取った画像データを、ネットワークを介して接続されたPC26に送信する。
以上のように、第1の実施形態によれば、記録紙の用紙種別を判別するとともに、この記録紙の用紙特性を測定し、これら記録紙の用紙種別及び用紙特性に基づいて、記録紙への画像形成の対象となるRGB画像データに対し、当該画像データの画像形成後の出力結果が、基準となる基準用紙への出力結果と略同等となるよう、画像形成に用いる色材の消費量を調整するための色材セーブ処理を施した後、このRGB画像データを記録紙に画像形成する。これにより、RGB画像データを記録紙に画像形成する際に、当該記録紙の用紙種別及び用紙特性に応じた画像処理を画像データに施すことができるため、各記録紙に画像形成されるRGB画像データの出力結果を、基準用紙への出力結果に基づいて略同等とすることができるとともに、画像形成に要する色材が不用意に消費されてしまうことを抑制することができる。
また、記録紙の用紙種別及び用紙特性に対応するセーブ率をセーブ率設定テーブルから特定し、このセーブ率に応じた画像処理をRGB画像データに施すことで、記録紙の用紙種別、用紙特性毎に応じた画像処理をRGB画像データに施すことが可能となるため、画像形成に要する色材の消費量をセーブ率に応じた値だけ削減することができる。
なお、上述した各動作では、スキャナ入力、外部I/F入力といった画像データの入力デバイスを起点に説明したが、再出力用にHDD15に蓄積・保存しておいた画像データから動作を始めることとしてもよい。
[第2の実施形態]
上述した第1の実施形態では、第2の画像データ処理装置14に含まれたγ変換部144により色材セーブ処理を行う構成を説明した。第2の実施形態では、色材セーブ処理を行う機能部を独立的に設けた構成について説明する。
図9は、第2の実施形態に係る第2の画像データ処理装置31の処理ブロック図である。同図に示したように、第2の画像データ処理装置31は、フィルタ処理部141と、色変換部142、解像度変換部143、γ変換部311、色材セーブ処理部312、中間調処理部145を備える。ここで、色材セーブ処理部312は、上述したγ変換部144が行う色材のセーブ機能(色材セーブ処理)を実現するための機能部である。なお、γ変換部311は、γ変換部144から色材のセーブ機能を除いたものである。
図10は、色材セーブ処理部312の詳細構成を示したブロック図である。同図に示したように、色材セーブ処理部312は、文字エッジ抽出部3121と、セーブ処理部3122とを備える。ここで、文字エッジ抽出部3121は、γ変換部311から入力されるCMYK画像データに対して画素単位で文字エッジを抽出する。なお、文字エッジの抽出は公知の技術を用いることが可能であり、例えば、特開2002−086805号公報に記載の手法を用いることができる。
セーブ処理部3122は、文字エッジ抽出部3121により抽出された文字エッジに基づいて、CMYK画像データを文字部と絵柄部とに分離する。また、セーブ処理部3122は、HDD15に記憶されたセーブ率設定テーブルに基づいて、印刷対象となる用紙の用紙種別及び用紙特性に応じたセーブ率を特定すると、このセーブ率を文字部と絵柄部の夫々について独立的に調整する。さらに、セーブ処理部3122は、調整したセーブ率で画像形成が行われるよう、CMYK画像データのγ特性(明度)を文字部と絵柄部とについて個別に変更し、バス制御装置13に出力する。
一般的には絵柄部よりも文字部の方が情報量としては多いため、絵柄部のセーブ率を、文字部のセーブ率よりも高めに調整することが好ましい。なお、使用する環境によっては、情報の意味の捉え方が異なる場合もあるため、絵柄部のセーブ率を、文字部のセーブ率よりも低めに調整することとしてもよい。
なお、本実施形態では、セーブ処理部3122が、セーブ率設定テーブルから取得したセーブ率を、文字部、絵柄部に応じて調整する態様としたが、これに限らず、例えば、セーブ率設定テーブルに文字部及び絵柄部の夫々セーブ率を予め定義しておく態様としてもよい。また、セーブ率設定テーブルに基づいてセーブ率を求める態様としたが、これに限らず、セーブ率設定テーブルで定義された用紙種別、用紙特性、セーブ率の関係を表す所定の関係式を用いて求めることとしてもよい。
図9に戻り、中間調処理部145は、色材セーブ処理部312からCMYK画像データを受け取ると、このCMYK画像データにプロッタ装置19の階調処理能力にあわせた中間調処理を施し、バス制御装置13に出力する(画像データ2)。なお、本実施の形態では、中間調処理としてCMYKの各2ビットの画像データに対し、疑似中間調処理の一つである誤差拡散法を用いるものとする。
バス制御装置13は、中間調処理部145からCMYK画像データを受け取ると、CPU16を介してメモリ17に蓄積する。このメモリ17に蓄積されたCMYKデータは、CPU16及びプロッタI/F装置18を介して、プロッタ装置19に送られる。プロッタ装置19は受け取ったCMYK画像データを印刷対象の記録紙に出力することで、原稿のコピーが生成される。
以上のように、第2の実施形態によれば、画像データを構成する文字部と絵柄部とに対して、当該各部の特性に応じた色材セーブ処理を個別に施すことで、画像データを構成する絵柄部及び文字部の特性に適した画像処理を施すことができるため、画像データを絵柄部及び文字部の単位で、出力結果を略同等とすることができるとともに、色材が不用意に消費されてしまうことを抑制することができる。
[第3の実施形態]
上述した第2の実施形態では、色材セーブ処理部312によりCMYK画像データを文字部と絵柄部とに分離する構成を説明した。第3の実施形態では、RGB画像データの段階で文字部と絵柄部とに分離を行う構成について説明する。
図11は、第3の実施形態に係る第1の画像データ処理装置41の処理ブロック図である。同図に示したように、第1の画像データ処理装置41は、画像分離部411、ACS(Auto Color Select:自動色判定)部412、γ変換部121、フィルタ処理部122、色変換部123、解像度変換部124を備えている。
画像分離部411は、読取り装置11から受け取ったRGB画像データ(入力画像データ)を、当該RGB画像データの反射率に基づいて、文字部と絵柄部とに分離し、当該文字部と絵柄部との領域を示す像域分離データを生成する。ここで生成された像域分離データは、元のRGB画像データに付随させた状態で後段の処理ブロックに送られる。
また、画像分離部411と並行する形で、ACS部412は、読取り装置11から受け取ったRGB画像データの元となる入力原稿が、カラー原稿かモノクロ原稿かを判定する。この判定結果は、バス制御装置13を介してCPU16に出力され、このCPU16により、対応するRGB画像データ、像域分離データとともにHDD15に保存される。なお、画像分離部411での像分離、ACS412での自動色判定は、公知の技術を用いることが可能であり、例えば、特開2003−044772号公報に記載の手法を用いることができる。
γ変換部121は、画像分離部411から受け取ったRGB画像データのγ特性を、γ変換で反射率を元にした特性から定められた値(例えば、γ=2.2)に変換する。本実施の形態においては、図4に示すようなチャートをスキャンしたときに、所定のγ特性になるように変換する。
フィルタ処理部122は、RGB画像データの鮮鋭性を表すMTF特性等を予め定めた特性値に変換する。本実施の形態では、図5に示すような基準チャートのパターンをスキャンしたときに、線数毎に対して予め定めたMTF特性値になるように変換する。
色変換部123は、RGB画像データが表す色空間を予め定めた色空間に変換する。なお、変換後の色空間は、入力されるRGB画像データに対して、クリップや圧縮がかからない程度の大きさを有することが好ましい。本実施の形態では、図4に示すようなチャートをスキャンしたときに、規格化された色空間(例えば、AdobeRGB色空間)になるように変換する。なお、色変換の方式は、既知の3次元ルックアップ方式を採用する。
解像度変換部124は、RGB画像データのサイズ(解像度)を予め定めた解像度へと変換する。本実施の形態では、サイズ(解像度)を600dpiに変換するものとするが、この例に限らないものとする。なお、解像度変換の方式は、既知の着目位置に対して周辺画素からデジタル的に補間算出する方式を採用する。
第1の画像データ処理装置41で特性を統一されたRGB画像データ(画像データ1)と、このRGB画像データに付随された像域分離データとは、バス制御装置13に送られる。なお、像域分離データについては特段の処理を行わない態様としたが、これに限らず、この像域分離データを参照して適応的な各画像処理を行うこととしてもよい。
図12は、第3の実施形態に係る第2の画像データ処理装置42の処理ブロック図である。この第2の画像データ処理装置42では、第1の画像データ処理装置41から受け取ったRGB画像データ(画像データ1)と像域分離データとから、プロッタ出力用のCMYK画像データに変換し出力する。
図12に示したように、第2の画像データ処理装置42は、フィルタ処理部141と、色変換部142、解像度変換部143、γ変換部311、色材セーブ処理部421、中間調処理部145を備える。
フィルタ処理部141は、RGB画像データの鮮鋭性やS/Nを、プロッタ装置19に出力する場合の再現性が良くなるように補正する。具体的には、所望するモード情報に従って鮮鋭化/平滑化処理を施す。例えば、文字モードでは文字をハッキリ/クッキリとさせるために鮮鋭化処理を施し、写真モードでは滑らかに階調性を表現するため平滑化処理を施す。
色変換部142は、RGBデータを受け取るとプロッタ装置19用の色空間であるCMYK画像データに変換する。このとき、ユーザが所望するモード情報に従って、彩度も併せて調整する。また、色変換部142は、CPU16から色材セーブ指示を受けている場合には、画像形成時に使用する色材の消費量を調整するため、明度を上げる(明るくする)等の処理を色変換時に合わせて行うものとする。
解像度変換部143は、CMYK画像データのサイズ(解像度)について、プロッタ装置19の再現性能に従ったサイズ(解像度)に変換を行う。本実施の形態では、プロッタ装置19の性能が600dpi出力であるため、特に変換は行わない。γ変換部311では、CMYK画像データのγ特性を、プロッタ装置19の階調処理能力に従ってγ変換する。
色材セーブ処理部421は、CPU16から通知される色材セーブ指示に従い、第1の画像データ処理装置41から受け付けた像域分離データに基づいて、解像度変換部143から入力されるCMYK画像データに色材セーブ処理を施す。
図13は、色材セーブ処理部421の詳細構成を示したブロック図である。同図に示したように、色材セーブ処理部421はセーブ処理部4211を備えている。ここで、セーブ処理部4211は、CPU16からの色材セーブ指示を受け付けると、記録紙の用紙種別及び用紙特性に応じたセーブ率をHDD15に記憶されたセーブ率設定テーブルから特定し、第1の画像データ処理装置41から受け付けた像域分離データに基づいて、文字部と絵柄部とについてセーブ率を個別に調整する。また、セーブ処理部4211は、調整したセーブ率で画像形成が行われるよう、第1の画像データ処理装置41から受け付けた像域分離データに基づき、CMYK画像データの濃度を文字部と絵柄部とについて独立的に変更し、バス制御装置13に出力する。
さらには必要に応じて、ACS部412での判定結果(カラー原稿又はモノクロ原稿)によってセーブ率を切り替えるようにすることも可能である。この場合、例えばACS部412での判定結果がモノクロ原稿であったとすると、入力原稿は写真原稿よりも一般文書であることが多いと想定される。そのため、モノクロ原稿の時にはセーブ率を高めに設定し、カラー原稿の時にはモノクロ原稿のセーブ率よりも低めに設定することが好ましい。また、上述した文字部・絵柄部と組み合わせて用紙種別毎のセーブ率を設定することとしてもよいし、カラー出力かモノクロ出力かに応じて、セーブ率を個別に設定できるようにしてもよい。
図12に戻り、中間調処理部145は、色材セーブ処理部421からCMYK画像データを受け取ると、このCMYK画像データにプロッタ装置19の階調処理能力にあわせた中間調処理を施し、バス制御装置13に出力する(画像データ2)。なお、本実施の形態では、中間調処理としてCMYKの各2ビットの画像データに対し、疑似中間調処理の一つである誤差拡散法を用いるものとする。
バス制御装置13は、中間調処理部145からCMYK画像データを受け取ると、CPU16を介してメモリ17に蓄積する。このメモリ17に蓄積されたCMYKデータは、CPU16及びプロッタI/F装置18を介して、プロッタ装置19に送られる。プロッタ装置19は受け取ったCMYK画像データを印刷対象の記録紙に出力することで、原稿のコピーが生成される。
以上のように、第3の実施形態によれば、画像データを構成する文字部と絵柄部とに対して、当該各部の特性に応じた色材セーブ処理を個別に施すことで、画像データを構成する絵柄部及び文字部の特性に適した画像処理を施すことができるため、画像データを絵柄部及び文字部の単位で、出力結果を略同等とすることができるとともに、色材が不用意に消費されてしまうことを抑制することができる。また、原稿色に適した色材セーブ処理を画像データに施すことができるため、より精度よく出力結果を略同等とすることができる。
本実施形態では、読取り装置11で読み取られた入力原稿をプロッタ装置19で出力する場合について説明したが、外部I/F装置22を介してPC26からRGB画像データの出力要求が入力された場合には、上述した像域分離データの代わりにオブジェクト情報を用いることとしてもよい。一般にプリンタのオブジェクト情報は、文字・グラフィックス・イメージ・細線等で構成される。このうち、文字・細線を文字部に、グラフィックス・イメージを絵柄部と分類すればよい。また、プロッタ装置19による出力が指示される場合には、カラー出力するかモノクロ出力するかを指示した出力色情報がPC26から入力される。
上記の場合、PC26から入力されるRGB画像データに対応するオブジェクト情報と、カラー出力かモノクロ出力かを指示する出力色情報を関連付けてHDD15に蓄積しておくことで、同様の色材セーブ処理を行うことができる。なお、ACS部412の判定結果には、カラー出力かモノクロ出力かを指示する出力色情報をそのまま適用すればよい。このように、出力色情報で指示された出力色に応じて色材セーブ処理を画像データに施すため、出力色に適した色材セーブ処理を画像データに施すことができる。
また、外部I/F装置22からの入力で外部に同様の画像処理装置(画像形成装置)が存在する場合、像域分離データ及びACS判定結果をそのまま受信して使用することとしてもよい。さらには、外部I/F装置22からの入力で、デジタルカメラの画像データのようにオブジェクト情報やカラー・モノクロを識別する出力色情報が無い場合には、全面均一に絵柄部且つカラーデータというように固定値を与えればよく、この設定をユーザが任意に設定可能とすることが好ましい。また、HDD15に蓄積した後に、像域分離処理やACSの判定処理をCPU16がソフトウェア的に行い、像域分離データ及びACSの判定結果を生成する構成としてもよい。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
例えば、上記デジタルカラー複合機で実行される各処理にかかるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、上記デジタルカラー複合機で実行される各処理にかかるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、上記デジタルカラー複合機で実行される各処理にかかるプログラムを、ROM等の記憶媒体に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
以上のように、本発明にかかる画像形成装置、画像形成方法及び画像形成プログラムは、ファクシミリ、スキャナ、複写機、複合機等に有用であり、特に、インクやトナー等の色材のセーブ機能を有したファクシミリ、スキャナ、複写機、複合機等に適している。
第1の実施形態にかかるデジタルカラー複合機のシステム構成を示したブロック図である。 図1のHDDに記憶されたセーブ率設定テーブルの一例を示した図である。 第1の実施形態にかかる第1の画像データ処理装置の処理ブロック図である。 γ変換部におけるRGB画像データのγ特性を予め定めた特性に統一するためのチャートの一例を示した図である。 フィルタ処理部におけるRGB画像データの鮮鋭性を予め定めた特性に統一するための基準チャートを示した図である。 第1の実施形態にかかる第2の画像データ処理装置の処理ブロック図である。 第1の実施形態の他の構成例を示した図である。 色材セーブ処理の手順を示したフローチャートである。 第2の実施形態に係る第2の画像データ処理装置の処理ブロック図である。 図9に示した色材セーブ処理部の詳細構成を示したブロック図である。 第3の実施形態に係る第1の画像データ処理装置の処理ブロック図である。 第3の実施形態に係る第2の画像データ処理装置の処理ブロック図である。 図12に示した色材セーブ処理部の詳細構成を示したブロック図である。
符号の説明
11 読取り装置
12 第1の画像データ処理装置
13 バス制御装置
14 第2の画像データ処理装置
15 HDD
16 CPU
17 メモリ
18 プロッタI/F装置
19 プロッタ装置
20 操作表示装置
21 回線I/F装置
22 外部I/F装置
23 S.B.
24 ROM
25 FAX装置
26 PC
27 外部メディア
28 用紙特性計測装置
121 γ変換部
122 フィルタ処理部
123 色変換部
124 解像度変換部
141 フィルタ処理部
142 色変換部
143 解像度変換部
144 γ変換部
145 中間調処理部
31 第2の画像データ処理装置
311 γ変換部
312 色材セーブ処理部
3121 文字エッジ抽出部
3122 セーブ処理部
41 第1の画像データ処理装置
411 画像分離部
412 ACS部
42 第2の画像データ処理装置
421 色材セーブ処理部
4211 セーブ処理部

Claims (13)

  1. 記録紙の用紙種別を判別する用紙種別判別手段と、
    前記記録紙の用紙特性を測定する用紙特性測定手段と、
    前記用紙種別毎に、当該用紙種別での標準的な1又は複数の用紙特性と、当該用紙特性と基準用紙の用紙特性との相違の度合に応じて定めた色材の抑制度合を示すセーブ率と、を関連付けた設定情報を記憶する記憶手段と、
    前記記録紙の用紙種別及び用紙特性に対応するセーブ率を前記設定情報から特定し、当該セーブ率に応じた画像処理を、前記記録紙への画像形成の対象となる画像データに施す画像処理手段と、
    前記画像処理が施された画像データを前記記録紙に画像形成する画像形成手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像処理手段は、前記用紙特性測定手段により測定された用紙特性と、前記設定情報に定められた用紙特性との差分に応じて、前記セーブ率を調整することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像データを文字部と絵柄部とに区分けする区分手段を更に備え、
    前記画像処理手段は、前記区分手段により区分けされた画像データの文字部と絵柄部とに対して、当該各部の特性に応じた前記画像処理を個別に施すことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 原稿画像を読み取り前記画像データを生成する読取り手段と、
    前記原稿画像がカラー原稿かモノクロ原稿かを判定する原稿色判定手段と、
    を更に備え、
    前記画像処理手段は、前記原稿色判定手段により判定された原稿色に応じて、前記読取り手段により読み取られた画像データに前記画像処理を施すことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像データと当該画像データの出力色を指示する出力色情報とを外部装置から受信するインタフェース手段を更に備え、
    前記画像処理手段は、前記出力色情報により指示された出力色に応じて、当該出力色情報とともに受信した画像データに前記画像処理を施すことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像処理手段は、前記画像データのγ特性を変更することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 用紙種別判別手段が、記録紙の用紙種別を判別する用紙種別判別工程と、
    用紙特性測定手段が、前記記録紙の用紙特性を測定する用紙特性測定工程と、
    画像処理手段が、前記用紙種別毎に、当該用紙種別での標準的な1又は複数の用紙特性と、当該用紙特性と基準用紙の用紙特性との相違の度合に応じて定めた色材の抑制度合を示すセーブ率と、を関連付けた設定情報から、前記記録紙の用紙種別及び用紙特性に対応するセーブ率を特定し、当該セーブ率に応じた画像処理を、前記記録紙への画像形成の対象となる画像データに施す画像処理工程と、
    画像形成手段が、前記画像処理が施された画像データを前記記録紙に画像形成する画像形成工程と、
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  8. 前記画像処理手段は、前記画像処理工程において、前記用紙特性測定工程で測定された用紙特性と、前記設定情報に定められた用紙特性との差分に応じて、前記セーブ率を調整することを特徴とする請求項7に記載の画像形成方法。
  9. 区分手段が、前記画像データを文字部と絵柄部とに区分けする区分工程を更に含み、
    前記画像処理手段は、前記画像処理工程において、前記区分工程で区分けされた画像データの文字部と絵柄部とに対して、当該各部の特性に応じた前記画像処理を個別に施すことを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成方法。
  10. 読取り手段が、原稿画像を読み取り前記画像データを生成する読取り工程と、
    原稿色判定手段が、前記原稿画像がカラー原稿かモノクロ原稿かを判定する原稿色判定工程と、
    を更に含み、
    前記画像処理手段は、前記画像処理工程において、前記原稿色判定工程で判定された原稿色に応じて、前記読取り工程で読み取られた画像データに前記画像処理を施すことを特徴とする請求項7〜9の何れか一項に記載の画像形成方法。
  11. インタフェース手段が、前記画像データと当該画像データの出力色を指示する出力色情報とを外部装置から受信する受信工程を更に含み、
    前記画像処理手段は、前記画像処理工程において、前記出力色情報により指示された出力色に応じて、当該出力色情報とともに前記受信工程で受信した画像データに前記画像処理を施すことを特徴とする請求項7〜9の何れか一項に記載の画像形成方法。
  12. 前記画像処理工程は、前記画像データのγ特性を変更することを特徴とする請求項7〜11の何れか一項に記載の画像形成方法。
  13. 請求項7〜12の何れか一項に記載された画像形成方法をコンピュータで実行させることを特徴とする画像形成プログラム。
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