JP2000261672A - 画像符号化装置 - Google Patents

画像符号化装置

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JP2000261672A
JP2000261672A JP6110499A JP6110499A JP2000261672A JP 2000261672 A JP2000261672 A JP 2000261672A JP 6110499 A JP6110499 A JP 6110499A JP 6110499 A JP6110499 A JP 6110499A JP 2000261672 A JP2000261672 A JP 2000261672A
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Shunichi Kimura
俊一 木村
Yutaka Koshi
裕 越
Koichiro Shinohara
浩一郎 篠原
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Fuji Xerox Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/32101Display, printing, storage or transmission of additional information, e.g. ID code, date and time or title
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  • Signal Processing (AREA)
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視覚的な歪みを発生させずに効率良い画像符
号化を行う。 【解決手段】 入力多値ビットマップ情報101を、画
像形成位置抽出部104に入力し、画像形成位置情報1
05を抽出する。入力コンピュータ描画画像106を画
像形成位置抽出部107に入力し、画像形成位置を生成
する。画像形成位置重ね合わせ部109では、2つの画
像形成位置を重ね合わせ、合成した画像形成位置を画素
値算出部112と、画像形成位置決定部110に送る。
画素値算出部112では、合成した画像形成位置の幅を
計測して画素値に変換する。画像形成位置決定部110
では、合成した画像形成位置の重心位置を計算する。画
素値および重心位置が画像情報として送られる。重心位
置精度を高くして歪みのない符号化を行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面積階調方式を用
いる画像形成装置に利用して好適な画像符号化装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】プリンタで処理を行う画像データには以
下の2種類がある。 ビットマップ情報として入力されるラスタ画像情報。
ラスタ画像は、通常、多値画像である。 描画コマンドあるいはテキストデータとして入力さ
れ、プリント時に描画、ラスタライズを行ってラスタ情
報に変換されるベクタ画像情報。ベクタ画像は一般に、
均一の画素値が連続した領域として表わすことができ
る。
【0003】ここで、ラスタ画像の解像度と、ベクタ画
像の解像度(マーキング時の一画素の大きさ)とは同一
とは限らない。一般に自然画を示すラスタ画像は、比較
的低解像度で十分とされているため、低解像度で表現さ
れる。また、文字・線画を示すベクタ画像は位置情報が
重要とされるため、高解像度で表現される。
【0004】例えば、特開平8−223423号公報に
示される方式(従来例1)のように、ベクタ画像である
文字線画情報は2値で高解像度、ラスタ画像である中間
調画像は低解像度で表わされることが多い。
【0005】従来例1では、ラスタ画像は300dpi
(ドット・パー・インチ:1インチは約25.4mm)
の解像度の多値データであり、ベクタ画像は600dp
iの解像度の2値データであるとする。この時、ラスタ
画像の一画素の面積は、ベクタ画像縦横2画素の計4画
素の面積に対応する。ラスタ画像とベクタ画像が混在す
る例が図28に示される。図28において、一つの矩形
が1画素に対応し、斜線を引いた領域がラスタ画像領域
であり、その他の領域がベクタ画像領域となる。
【0006】ラスタ画像1画素に対応するベクタ画像4
画素のデータのパターンは、図29に示される16種類
である。ラスタ画像とベクタ画像を同一のプレーンで表
わすために、従来例1では、画素値のレベルが0〜23
9までは、ラスタ画像とする。また、240〜255ま
ではベクタ画像とする。画素値レベル240〜255に
対しては、図29の16種類のデータパターンを割り当
てる。ラスタ画像は240レベルとなるため、256階
調の画像が入力された場合は、図30(a)に示される
ような階調圧縮処理を行う。256階調の画像を出力す
る時には、図30(b)に示されるような階調伸張処理
を行う。
【0007】ところで、高品位なディジタル画像をプリ
ントするためには、より多い階調数や高い解像度を必要
とする。画像の容量は、(画素数×階調ビット数)で表
わされ、膨大なものとなる。画像の蓄積コストや伝送コ
ストを削減するため、プリンタに伝送する画像の量やプ
リンタ内で処理する画像の量はできるだけ小さくするこ
とが望まれる。
【0008】画像データ量を削減する方式として、画像
の符号化方式が種々提案されている。その中で、代表的
な画像符号化方式としてJPEG Baseline方
式(従来例2)がある。JPEG Baseline方
式は、安田編、丸善、「マルチメディア符号化の国際標
準」、p.18〜p.23に示される(JPEG:Jo
int Photographic coding E
xperts Group)。以下、図22を用いてこ
の方式を説明する。
【0009】図22において、1001は入力画像、1
002はブロック化回路、1003はDCT回路、10
04は量子化器、1005は量子化テーブル、1006
はスキャン変換回路、1007は有意係数検出回路、1
008はグループ化回路、1009はラン長カウンタ、
1010は2次元ハフマン符号化回路、1011はDC
差分算出回路、1012はグループ化回路、1013は
1次元ハフマン符号化回路、1014は多重化回路、1
015は出力符号である。
【0010】図22において、入力された画像1001
は、ブロック化回路1002で8×8画素のブロック
(以下、画素ブロックと呼ぶ)に分割される。画素ブロ
ックは、DCT回路1003でDCT変換され、DCT
変換の結果出力される変換係数は、量子化テーブル10
05に記憶された量子化ステップ情報にしたがって、量
子化器1004で量子化される。量子化された変換係数
は8×8の行列で表わすことができる。通常、行列の縦
方向は下にいくほど高次のDCT係数に対応する係数と
なるように、また、横方向は右に行くほど高次のDCT
係数に対応する係数となるように配置する。64個の変
換係数のうち、最も左かつ上の係数はDCT変換領域の
直流周波数領域に対応する係数であるため、直流成分あ
るいはDC係数と呼ばれる。他の63個は交流周波数領
域に対応するため、交流成分あるいはAC係数と呼ばれ
る係数である。
【0011】DC係数は、DC差分算出回路1011に
おいて、前画像ブロックのDC成分との差分がとられ、
グループ化回路1012に送られる。
【0012】グループ化回路1012では、DC差分値
から図25に示されるグループ番号と、付加ビットを算
出する。付加ビットは同一グループ内のDC差分値を特
定するために用いられる値である。付加ビットのビット
数は図25に示されている。
【0013】グループ化回路1012で算出されたグル
ープ番号は、1次元ハフマン符号化回路1013でハフ
マン符号化される。また、付加ビットは、多重化回路1
014に送られる。
【0014】量子化器1004で量子化されたAC係数
は、スキャン変換回路1006で、図23に示されるジ
グザグスキャン順序にスキャン変換され、有意係数検出
回路1007に送られる。有意係数検出回路1007で
は、量子化されたAC係数が”0”か、”0”以外かを
判別し、”0”の場合はラン長カウンタ1009にカウ
ントアップ信号を供給し、カウンタの値を1増加させ
る。AC係数の値が”0”以外の有意係数の場合は、リ
セット信号をラン長カウンタ1009に供給し、カウン
タの値をリセットすると共にAC係数をグループ化回路
1008に送る。
【0015】ラン長カウンタ1009は、”0”のラン
長をカウントする回路である。有意係数と有意係数の間
にある”0”の数NNNNを2次元ハフマン符号化回路
1010に送る。グループ化回路1008では、AC係
数を、図24に示されるグループ番号SSSSと付加ビ
ットに分割し、グループ番号を2次元ハフマン符号化回
路1010に、付加ビットを多重化回路1014に送
る。付加ビットは同一グループ内のDC差分値を特定す
るために用いられる値である。付加ビットのビット数は
図24に示されている。
【0016】2次元ハフマン符号化回路1010は、ラ
ン長NNNNとグループ番号SSSSの組み合わせをハ
フマン符号化し、多重化回路1014に送る。
【0017】多重化回路1014では、1画素ブロック
分のDC係数ハフマン符号、AC係数ハフマン符号、D
C係数付加ビット、AC係数付加ビットを多重化し、符
号データ1015を出力する。
【0018】以上に述べたように、JPEG Base
line符号化方式は、多値画像を対象とする非可逆符
号化方式である。また、JPEG Baseline符
号化方式は、高い周波数領域の電力が小さくなること、
言い換えれば、近隣の画素値が同じ値になりやすいとい
う性質を期待した冗長度の削減を行っている。そのた
め、高域の周波数が低減するような普通の自然画像に適
している。また、期待と異なって、高い周波数領域の電
力が大きな画像では、符号化歪みが発生してしまう、あ
るいは、符号量が増大してしまうという問題がある。
【0019】高域の周波数電力が小さな自然画に対して
は、多値画像符号化方式であるJPEG Baseli
ne符号化方式での符号化が有利である。
【0020】次に画像符号化の第2の例として、画像の
ディジタル信号処理(日刊工業新聞社)257ページ〜
261ページに示されるMH符号化方式の例を示す。
【0021】MH符号化方式では、入力された2値画像
は図26に示されるようなラスタスキャン順にスキャン
される。ラスタスキャン順に黒画素、あるいは白画素の
連続数(ラン長)が計測され、ラン長がハフマン符号化
される。出現確率の高いラン長には短い符号が割り当て
られ、出現確率の低いラン長には長い符号が割り当てら
れることによって、効率的な符号化が可能となる。
【0022】以上で述べたように、MH符号化方式は、
2値画像を対象とする可逆符号化方式である。MH符号
化方式は、テキストや、線画等に適した符号化方式であ
る。
【0023】ベクタ画像は、均一の画素値が連続した領
域として表わすことができる。普通、このような画像は
2値可逆符号化方式によりデータ量を削減することが可
能である。ベクタ画像の描画領域が黒(画素値1)であ
り、描画されていない領域が白(画素値0)であるとす
ることにより、MH符号化等の2値可逆符号化方式が適
用できる。
【0024】プリント画像内にラスタ画像のみ、あるい
は、ベクタ画像のみがある場合は、いずれか一方の符号
化方式のみを利用すれば良い。プリント画像内に双方の
画像が混在する場合は問題となる。
【0025】従来例1のように、画素値のレベルに入れ
込む場合は、JPEG Baseline方式のような
多値符号化方式を用いて符号化することができる。
【0026】その他の方式としては、図27に示される
ような3プレーン構造を用いて扱う方式がある(従来例
3)。
【0027】従来例3では、ラスタ画像とベクタ画像を
別のプレーンで持ち、さらに、ラスタ画像とベクタ画像
を選択する1ビット/画素の選択情報プレーンを加える
ことで、一枚のプリント画像を生成できる。本方式にお
いては、ラスタ画像は多値画像符号化方式で、ベクタ画
像と選択情報は2値画像符号化方式で符号化を行えば良
い。
【0028】さらに、以下に、面積階調方式で階調を表
現することによる、プリント画像内に双方の画像が混在
する場合の例(従来例4)を示す。
【0029】各種印刷、あるいは、プリント方式におい
て、各ドット毎にインクあるいはトナーの厚みを変化さ
せる等の手法により濃度を変化させることができない場
合、インクあるいはトナーの存在する面積を変化させる
ことで階調を表現する手法を用いる。
【0030】例えば、「イメージング Part1」
(写真工業出版社)118ページに示されるような網点
による面積階調方式がある。ここで説明を行う面積階調
方式は、1画素の入力多値画素を、8×8=64画素の
2値画素ブロックに変換するものである。入力画素値を
Nとする。Nと、図31(a)に示されるマトリクスの
数値を比較することにより、2値化を行う。各マトリク
スの数値よりNのほうが大であれば、その画素はON
(インクあるいはトナーがつく画素)となる。各マトリ
クスの数値よりNのほうが小あるいは同値であれば、そ
の画素はOFF(インクあるいはトナーが着かない画
素)となる。
【0031】例えば、入力画素値が25の場合は、図3
1(b)に示されるような形状となって階調を表わすこ
とになる。
【0032】以上のようにすれば、多値画像であるラス
タ画像を2値画像で表わすことが可能となる。ベクタ画
像の解像度を網点マトリクスの解像度と同じにすれば、
ラスタ画像とベクタ画像を同じ仕組みで蓄積、符号化す
ることができる(すなわち、2値画像として蓄積し、2
値画像符号化方式で符号化することができる)。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来例で
は、以下のような課題が残されていた。 (1)ビットマップで入力された画像の解像度がプリン
ト時の解像度よりも高い場合には、帯域を制限すること
により、プリント時の解像度に落として、ラスタ画像用
の符号化を行えば良い。しかしながら、ビットマップで
入力されていても、文字線画のようなベクタ画像である
場合がある。文字線画は位置情報が重要であるため、単
純に解像度を落とすと画質が劣化する。画質を落とさな
いためには、文字線画に必要な解像度でラスタ画像を持
つ必要がある。
【0034】例えば、文字線画に必要な解像度が24d
ot/mmであり、自然画に必要な解像度が8dot/
mmであるとする。自然画は、縦横1/8mmの正方形
の中で1画素存在していれば良い。ところが、ビットマ
ップで入力された画像の中に文字・線画情報が入ってい
る場合も、画質を落とさないようにするためには、縦横
1/8mmの正方形の中で3×3=9画素必要となって
しまう。すなわち図32に例示されるように、文字・線
画情報が入っていない場合には1画素で十分なはずの領
域に、常に9画素分のデータが必要となってしまう。文
字線画に必要な解像度がさらに高い場合は、必要となる
データ量がさらに増大してしまう。という課題がある。 (2)多値画像情報と、2値画像情報が混在する場合の
画像データ形式に対して、各従来例ではつぎのような問
題点があった。 従来例1では、2値画像パターンが画素値レベルに換
算されているため、JPEG Baseline方式等
の非可逆符号化方式が想定するような画像とならない危
険性がある。すなわち、隣の画素の画素レベルが似た値
になり易いという保証がない。その場合には、JPEG
Baseline方式の圧縮率が上がらない。
【0035】また、従来例1では、画素値レベルそのま
ま圧縮・伸張するため画質が劣化してしまう。 従来例3では、プレーン数が複数あり、複雑となって
しまう。また、同じ位置に2つのプレーンが存在してお
り、また、選択情報は本来必要のない情報であるため、
最悪必要量の3倍の画素量となってしまう。 従来例4では、全て2値情報として単一の処理が可能
であるが、多値であれば元々8ビットで表わすことので
きた画素値情報を、2値の網点情報に変換すると、図3
1の例では、64ビット必要となってしまう。さらに、
2値画像の場合、有効な非可逆符号化方式が存在しない
ため、圧縮率を上げることができず、結局データ量が大
きくなってしまう。
【0036】本発明は、以上の事情を考慮してなされた
ものであり、面積階調方式による画像形成を行う装置に
利用する画像の情報を、視覚的に意味のある最低解像度
の濃度情報と、トナーあるいはインクのマーキングされ
る位置情報に分離することにより、必要以上の解像度の
情報を持つことが無いため効率的であり、かつ、多値情
報と2値情報を統一的に扱うことのできる画像符号化装
置を実現することを目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明は、視覚特性に関
する以下の2点を利用することにより、視覚的な歪みが
発生せず、かつ効率の良い画像符号化装置を実現するも
のである。
【0038】視覚の周波数特性は高周波になるにつれ
て減衰する。これは、ある周波数以上の縞模様は視覚的
に縞とは検知されず、濃度値が平均化されて見えてしま
うことを意味している。図2にこの様子を示す。 位相のずれは、上記周波数以上の感度がある。これ
は、検知限以下の周期間隔であっても、ずれ量は検知可
能であることを示している。図3に示した図のように、
上下の縞模様は見えにくくなっているにもかかわらず、
縞模様と同じだけずらした(すなわち位相を180度ず
らした)境界の線は非常にくっきりと見える。
【0039】これは、視覚モデルが以下で示されるため
と考えられる。
【0040】図21を用いて、視覚のモデル化について
説明する。印刷あるいはプリント画像に光が照射され、
インクあるいはトナーへの吸収を免れた成分が目への入
力光となる。画像情報は一般に画像位置と周波数特性の
2つを変数とした非定常過程として表わすことができ
る。そこで、目への入力光を画像位置tと、各周波数ω
を用いて、F(ω,t)と表わす。図21に示されるよ
うに、入力光情報に対して、2つの処理、画像位置微分
∂/∂tと、周波数伝達関数H(ω)が行われると考え
られる。周波数伝達関数H(ω)は、周波数が高くなる
に従って減衰する関数である。∂/∂tは、画像情報を
位置情報で微分し、エッジを抽出する処理である。処理
結果∂F(ω,t)/∂tとH(ω)・F(ω,t)
は、何らかの形で重ね合わされて最終的な知覚となる。
人間の視覚は、平均的に画素値を積分して見る処理と、
物の境界を抽出して見る処理の2つの処理を同時に行っ
ていると考えられる。網点のような面積階調で中間調を
感じるのは前者の処理によるものであり、物体の形を認
識する能力は後者の処理によるものと考えられる。
【0041】本発明は、以上の考察のもと、全ての画素
を検知限の最低解像度で表わし、最低限の解像度で表現
しきれない位相のずれ情報を別に与えることによって、
必要最低限のデータ量で統一的に画像を表現するもので
ある。
【0042】最低解像度の情報は画素値そのものである
ため、多値画像情報として与える。
【0043】また、面積階調においては最終的には全て
2値化されてマーキングされる。2値画像は、ON画素
の位置すなわち、マーキングされるインクあるいはトナ
ーの位置で表わすことができる。この位置が上記位相の
ずれに相当する。
【0044】以上より、本発明の請求項1の画像符号化
装置は、画像情報に基づいて、所定の解像度に応じたサ
イズの画素の内部に出力されるマークの面積を表す面積
データを生成する手段と、上記画素内におけるマークの
位置を表す位置データを生成する手段とを有し、上記面
積データと上記位置データとにより画像情報を表すよう
にしている。
【0045】所定の解像度とは、例えば、上記で縞模様
が検知されず、濃度値が平均化される限界の解像度を意
味している。マークの位置は、上記における位相のずれ
量を意味している。
【0046】本方式の概念的な説明を図4を用いて行
う。図4においては、位相情報の精度は所定の解像度の
倍必要であると仮定している。また、画素値レベルは0
〜255であるとする。
【0047】通常の自然画であるラスタ画像は、最低限
の解像度で表現できるため、インクやトナーのマーキン
グされる位置はどこでも良く、適切な面積階調がなされ
ていれば良い。図4の(a)に示されるように、画素値
のみで表わすことができる。同様に画素値0(b)と画
素値255(f)も画素値のみで表わすことができる。
文字線画等の位相情報を必要とする画像の場合、図4の
(c),(d),(e)のように符号化する。例えば
(c)では、総面積の1/4を占めているため、画素値
は64である。右下という位置情報はクリティカルであ
る。画素値に加えて「右下」という位置情報を付加すれ
ば(c)の画素値の情報は歪みなく保持できる。ここで
は、位置右下という情報を付加することにより、歪みな
く文字・線画情報を符号化することが可能となる。
(d)も画素値「128」に加えて「下」という位置情
報を与えれば、歪みなく文字・線画情報を符号化でき
る。(e)も画素値「192」に加えて「左上以外」と
いう位置情報を与えれば歪みなく符号化できる。
【0048】請求項2の画像符号化装置では、上記位置
データは、上記マークの重心の位置を表す。
【0049】請求項3の画像符号化装置では、上記位置
データは、上記マークの右端、左端、上端および下端の
位置のうちのいずれか予め定められ対置を表す。
【0050】請求項4の画像符号化装置では、上記マー
クの境界は直線であり、上記位置データは、上記直線の
位置および角度を表す。
【0051】請求項5の画像符号化装置では、上記面積
データを非可逆符号化する手段をさらに具備する。
【0052】請求項6の画像符号化装置では、上記位置
データを可逆符号化する手段をさらに具備する。
【0053】請求項7の画像符号化装置では、上記マー
クの位置が問題とならない場合は、上記位置データを求
めない。これは、例えば、図4の(a)、(b)、
(f)では、画像情報が形成される位置が必要ないた
め、画像情報を所定の解像度で十分表わすことができ、
マークの位置を求めないことを意味している。
【0054】請求項8の画像符号化装置は、多値ビット
マップ画像を入力する第1の入力手段と、コンピュータ
描画画像を入力する第2の入力手段と、上記多値ビット
マップ画像に基づいて、所定の解像度に応じたサイズの
画素の内部における第1のマークの領域を求める手段
と、上記コンピュータ描画画像に基づいて上記画素の内
部における第2のマークの領域を求める手段と、上記第
1のマークの領域と上記第2のマークの領域とを重ねあ
わせて第3のマークの領域を求める合成手段と、上記第
3のマークの面積を表す面積データを生成する手段と、
上記第3のマークの位置を表す位置データを生成する手
段とを有し、上記面積データと上記位置データとにより
画像情報を表す。
【0055】多値ビットマップ画像は、従来例で述べた
ラスタ画像のことである。コンピュータ描画画像は、従
来例で述べたベクタ画像を意味する。マーク(画像形
成)位置は、面積階調方式のプリント装置において、イ
ンクあるいはトナーが付着する位置を示している。マー
クが形成される位置は、ラスタ画像が形成される位置
と、ベクタ画像が形成される位置の合成であるため、請
求項8の画像符号化装置では合成手段を具備している。
【0056】請求項9の画像符号化装置は、多値ビット
マップ画像を入力する手段と、上記多値ビットマップ画
像に基づいて、所定の解像度に応じたサイズの画素の内
部におけるマークの面積を表す面積データを生成する手
段と、上記多値ビット画像に基づいて、上記画素の内部
におけるマークの位置を表す位置データを生成する手段
とを有し、上記面積データと上記位置データとにより画
像情報を表す。
【0057】請求項9の画像符号化装置は、入力画像が
多値ビットマップのみである場合に好適なものである。
【0058】請求項10の画像符号化装置は、コンピュ
ータ描画画像を入力する入力手段と、上記コンピュータ
描画画像に基づいて、所定の解像度に応じたサイズの画
素の内部におけるマークの面積を表す面積データを生成
する手段と、上記コンピュータ描画画像に基づいて上記
画素の内部におけるマークの位置を表す位置データを生
成する手段とを有し、上記面積データと上記位置データ
とにより画像情報を表す。
【0059】請求項10の画像符号化装置は、入力画像
がコンピュータ描画画像のみである場合に好適なもので
ある。
【0060】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施例について説
明する。
【0061】[実施例1]本実施例は、請求項1、請求
項2、請求項8に対応する。
【0062】実施例1は、ラスタ画像とベクタ画像が入
力され、画像形成位置情報は、画像形成領域の重心とす
る装置の例を示す。
【0063】以下、多値ビットマップ画像は、既出のラ
スタ画像と同じ意味である。また、コンピュータ描画画
像はベクタ画像と同じ意味として用いる。
【0064】以下、図1を用いて本実施例の説明を行
う。図1において、101は入力多値ビットマップ画
像、103は最終的な解像度の画素値、104は多値ビ
ットマップ画像の画像形成位置抽出部、105は抽出さ
れた多値ビットマップ画像の画像形成位置情報、106
は入力コンピュータ描画画像、107はコンピュータ描
画画像の画像形成位置抽出部、108は抽出されたコン
ピュータ描画画像の画像形成位置、109は画像形成位
置重ね合わせ部、110は最終的な画像形成位置決定
部、111は最終的な画像形成位置位相情報、112は
最終的な画素値を算出する画素値算出部である。
【0065】以下、動作を詳細に記述する。以下の例で
は、所定の解像度は200dpi(200dot/2
5.4mm)であるとする。また、位相のずれ量の検知
限は解像度換算で、1600dpiであるとする。
【0066】また、本実施例では、図7に示されるよう
な一次元の面積階調方式で画像を形成するものとする。
図7に示されるように、一画素は矩形であり、一画素の
矩形の中にインクあるいはトナーが付着する領域(マー
ク)が一次元的に増加することにより階調を実現するも
のとする。インクあるいはトナーが付着する領域が大き
な場合は大きな濃度値を示す。インクあるいはトナーが
付着する領域が小さな場合は小さな濃度値を示す。
【0067】入力多値ビットマップ情報101は、エッ
ジ情報を保持するため、所定の解像度より高い解像度で
入力される。例えば主走査方向に400dpiで入力さ
れるものとする。
【0068】入力多値ビットマップ情報101は、画像
形成位置抽出部104に入力され、多値ビットマップ情
報の画像形成位置情報105が抽出される。
【0069】画像形成位置抽出部104では、入力解像
度と所定の解像度との差があるため、2画素の入力多値
ビットマップ情報101から、一つの画像形成位置を抽
出する。図8に示すように、200dpiの一画素を中
心から分割し、左右それぞれに2つの400dpiの入
力多値ビットマップ情報を面積階調化することにより、
抽出できる。この時、画像形成する位置は200dpi
の一画素の中心に必ず接するようにする。
【0070】さらに、入力コンピュータ描画画像106
は画像形成位置抽出部107に入力される。画像形成位
置抽出部107では、1600dpiの精度で入力コン
ピュータ描画画像106の画像形成位置を生成する。
【0071】以上で生成された2つの画像形成位置は図
9に示される。
【0072】画像形成位置重ね合わせ部109では、図
9に示される画像形成位置の論理和を取る。論理和は画
像が形成される位置を1とし、画像が形成されない位置
を0として行う。論理和を取った画素の例が図10に示
される。画像形成位置重ね合わせ部109で重ね合わさ
れた画像生成位置は画素値算出部112と、画像形成位
置決定部110に送られる。
【0073】画像形成位置重ね合わせ部109で2つの
画像形成位置の間に隙間ができる場合は、多値ビットマ
ップ情報の画像形成位置を移動させて隙間を消去する。
【0074】画素値算出部112では、重ね合わされた
画像形成位置の幅を計測し、その幅を画素値に換算す
る。図10に重ね合わされた画像形成位置の幅が図示さ
れている。
【0075】最大取りうる画像形成位置の幅をW、重ね
合わされた画像形成位置の幅をX、最終的に必要な画素
値のレベル数をLとする。画素値算出部112で求める
画素値Yは、
【0076】
【数1】Y=L×X/W の演算で求めることができる。画素値は例えば8bit
で表わすことができる。
【0077】画像形成位置決定部110では、重ね合わ
された画像形成位置の重心位置を計算する。ここで位相
のずれの精度は1600dpiとしたため、重心位置の
場所の精度も1600dpiで良い。200dpiの1
画素を8等分する精度であるから、3bitで表わすこ
とができる。
【0078】以上で、本発明においては、200dpi
の1画素に相当する面積の画像情報を表わすための情報
量は、画素値8ビット+重心位置3ビット=計11bi
t必要である。図11に示されるように、200dpi
の1画素毎に11bitの情報を与えることで画質上歪
みのない画像形成が可能となる。
【0079】画質を落とさずに情報を持つことのできる
従来例は従来例2と3である。従来例2と3を比較すれ
ば、従来例2のほうがデータ量が少ないため、従来例2
に対して圧縮前のデータ量の比較を行う。
【0080】従来例2では、400dpiを200dp
iに画質を保証して削減することができないため、20
0dpiの1画素に相当する面積の画像情報を表わすた
めには、最低16bitの情報が必要となる。さらに、
コンピュータ描画画像の情報は、1600dpiの情報
量が必要な場合は、200dpiの1画素に対して8画
素分必要であるため、8bit必要である。計24bi
tの情報が必要である。
【0081】本実施例では、24bitの情報を、視覚
特性を鑑みることによって、11bitに削減すること
を可能にしている。
【0082】[実施例2]本実施例は請求項1、請求項
2、請求項9に対応し、とくに、請求項9に関する。
【0083】本実施例は、多値ビットマップ画像のみが
入力される場合について述べる。
【0084】以下、図5を用いて本実施例の説明を行
う。
【0085】図5において、101は入力多値ビットマ
ップ画像、103は最終的な解像度の画素値、104は
多値ビットマップ画像の画像形成位置抽出部、105は
抽出された多値ビットマップ画像の画像形成位置情報、
110は最終的な画像形成位置決定部、111は最終的
な画像形成位置位相情報、112は最終的な画素値を算
出する画素値算出部である。
【0086】以下、動作を記述する。
【0087】以下の例では、実施例1と同様に、所定の
解像度は200dpi(200dot/25.4mm)
であるとする。また、位相のずれ量の検知限は解像度換
算で、1600dpiであるとする。
【0088】また、図7に示されるような一次元の面積
階調方式で画像を形成するものとする。図7に示される
ように、一画素は矩形であり、一画素の矩形の中にイン
クあるいはトナーが付着する領域が一次元的に増加する
ことにより階調を実現するものとする。インクあるいは
トナーが付着する領域が大きな場合は大きな濃度値を示
す。インクあるいはトナーが付着する領域が小さな場合
は小さな濃度値を示す。
【0089】入力多値ビットマップ情報101は、エッ
ジ情報を保持するため、所定の解像度より高い解像度で
入力される。例えば主走査方向に400dpiで入力さ
れるものとする。
【0090】入力多値ビットマップ情報101は、画像
形成位置抽出部104に入力され、多値ビットマップ情
報の画像形成位置情報105が抽出される。
【0091】画像形成位置抽出部104では、入力解像
度と所定の解像度との差があるため、2画素の入力多値
ビットマップ情報101から、一つの画像形成位置を抽
出する。図8に示すように、200dpiの一画素を中
心から分割し、左右それぞれに2つの400dpiの入
力多値ビットマップ情報を面積階調化することにより、
抽出できる。この時、画像形成する位置は200dpi
の一画素の中心に必ず接するようにする。
【0092】画素値算出部112では、画像形成位置抽
出部で抽出された画像形成位置105の幅を計測し、そ
の幅を画素値に換算する。画素値算出部112の動作は
実施例1と同じである。
【0093】画像形成位置決定部110の動作は、実施
例1と同じである。重ね合わされた画像形成位置の重心
位置を計算する。ここで位相のずれの精度は1600d
piとしたため、重心位置の場所の精度も1600dp
iで良い。200dpiの1画素を8等分する精度であ
るから、3bitで表わすことができる。
【0094】以上で、本実施例においては、200dp
iの1画素に相当する面積の画像情報を表わすための情
報量は、11bit必要である。図11に示されるよう
に、200dpiの1画素毎に11bitの情報を与え
ることで画質上歪みのない画像形成が可能となる。
【0095】[実施例3]本実施例は請求項1、請求項
2、請求項10に対応し、とくに請求項10に関する。
【0096】本実施例は、コンピュータ描画画像のみが
入力される場合について述べる。
【0097】以下、図6を用いて本実施例の説明を行
う。
【0098】図6において、103は最終的な解像度の
画素値、106は入力コンピュータ描画画像、107は
コンピュータ描画画像の画像形成位置抽出部、108は
抽出されたコンピュータ描画画像の画像形成位置、11
0は最終的な画像形成位置決定部、111は最終的な画
像形成位置位相情報、112は最終的な画素値を算出す
る画素値算出部である。
【0099】以下、動作を記述する。
【0100】以下の例では実施例1と同様に、所定の解
像度は200dpi(200dot/25.4mm)で
あるとする。また、位相のずれ量の検知限は解像度換算
で、1600dpiであるとする。
【0101】また、図7に示されるような一次元の面積
階調方式で画像を形成するものとする。図7に示される
ように、一画素は矩形であり、一画素の矩形の中にイン
クあるいはトナーが付着する領域が一次元的に増加する
ことにより階調を実現するものとする。インクあるいは
トナーが付着する領域が大きな場合は大きな濃度値を示
す。インクあるいはトナーが付着する領域が小さな場合
は小さな濃度値を示す。
【0102】入力コンピュータ描画画像106は画像形
成位置抽出部107に入力される。画像形成位置抽出部
107では、1600dpiの精度で入力コンピュータ
描画画像106の画像形成位置を生成する。
【0103】画素値算出部112では、画像形成位置抽
出部107で抽出された画像形成位置の幅を計測し、そ
の幅を画素値に換算する。画素値算出部112の動作は
実施例1と同じである。
【0104】画像形成位置決定部110では、重ね合わ
された画像形成位置の重心位置を計算する。ここで位相
のずれの精度は1600dpiとしたため、重心位置の
場所の精度も1600dpiで良い。200dpiの1
画素を8等分する精度であるから、3bitで表わすこ
とができる。
【0105】以上で、本実施例においては、200dp
iの1画素に相当する面積の画像情報を表わすための情
報量は、11bit必要である。図11に示されるよう
に、200dpiの1画素毎に11bitの情報を与え
ることで画質上歪みのない画像形成が可能となる。
【0106】従来例では、コンピュータ描画画像は別プ
レーンあるいは、別解像度で表わしたが、本発明では多
値ビットマップ情報と区別することなく、全く同じ仕組
みで表現することが可能となる。
【0107】[実施例4]以上は、単純のため、面積階
調が一次元の場合について示した。面積階調が2次元の
場合も装置を同様の構成とすることができる。
【0108】以下、動作を詳細に記述する。
【0109】以下の例では、所定の解像度は200dp
i(200dot/25.4mm)であるとする。ま
た、位相のずれ量の検知限は解像度換算で、1600d
piであるとする。
【0110】また、本実施例では、図12に示されるよ
うな一次元の面積階調方式で画像を形成するものとす
る。図12に示されるように、一画素は矩形であり、一
画素の矩形の中にインクあるいはトナーが付着する領域
が二次元的に増加することにより階調を実現するものと
する。インクあるいはトナーが付着する領域が大きな場
合は大きな濃度値を示す。インクあるいはトナーが付着
する領域が小さな場合は小さな濃度値を示す。一次元面
積階調の場合と同様に、面積階調の画像形成位置は、画
素値と、画像形成位置の重心位置で特定できる。
【0111】入力多値ビットマップ情報101は、エッ
ジ情報を保持するため、所定の解像度より高い解像度で
入力される。例えば主走査方向、副走査方向ともに40
0dpiで入力されるものとする。
【0112】入力多値ビットマップ情報101は、画像
形成位置抽出部104に入力され、多値ビットマップ情
報の画像形成位置情報105が抽出される。
【0113】画像形成位置抽出部104では、入力解像
度と所定の解像度との差があるため、2×2=4画素の
入力多値ビットマップ情報101から、一つの画像形成
位置を抽出する。図13に示すように、200dpiの
一画素を中心から4分割し、上下左右それぞれに4つの
400dpiの入力多値ビットマップ情報を面積階調化
することにより、抽出できる。この時、画像形成する位
置は200dpiの一画素の中心に必ず存在するように
する。
【0114】さらに、入力コンピュータ描画画像106
は画像形成位置抽出部107に入力される。画像形成位
置抽出部107では、1600dpiの精度で入力コン
ピュータ描画画像106の画像形成位置を生成する。
【0115】以上で生成された2つの画像形成位置は図
14に示される。
【0116】画像形成位置重ね合わせ部109では、図
14に示される画像形成位置の論理和を取る。論理和は
画像が形成される位置を1とし、画像が形成されない位
置を0として行う。論理和を取った画素の例が図15に
示される。画像形成位置重ね合わせ部109で重ね合わ
された画像生成位置は画素値算出部112と、画像形成
位置決定部110に送られる。
【0117】画像形成位置重ね合わせ部109で2つの
画像形成位置の間に隙間ができる場合は、多値ビットマ
ップ情報の画像形成位置を移動させて隙間を消去する。
【0118】画素値算出部112では、重ね合わされた
画像形成位置の面積を計測し、その面積を画素値に換算
する。図15に重ね合わされた画像形成位置の幅が図示
されている。
【0119】最大取りうる画像形成位置の面積をW、重
ね合わされた画像形成位置の面積をX、最終的に必要な
画素値の最大レベル数をLとする。画素値算出部112
で求める画素値Yは、
【0120】
【数2】Y=L×X/W の演算で求めることができる。画素値は例えば8bit
で表わすことができる。
【0121】画像形成位置決定部110では、重ね合わ
された画像形成位置の重心位置を計算する。ここで位相
のずれの精度は1600dpiとしたため、重心位置の
場所の精度も1600dpiで良い。200dpiの1
画素を8等分する精度であるから、一次元では、3bi
tで表わすことができる。2次元では主走査方向と、副
走査方向独立に重心位置を示せば良いため、6bitで
表わすことができる。
【0122】画像形成位置が重心のみで表わされるた
め、復号時の画像形成位置は図15に示されるような複
雑な形状ではなく、予め決められた形状(例えば矩形、
あるいは従来例3で示した網点等)となる。ただし、図
15に示されるような複雑な形状は、視覚上は意味の無
い情報である。画像形成位置決定部110における処理
は、視覚上の冗長度を削減する処理であると言える。
【0123】以上で、本発明においては、200dpi
の1画素に相当する面積の画像情報を表わすための情報
量は、8+6=14bit必要である。図16に示され
るように、200dpiの1画素毎に14bitの情報
を与えることで画質上歪みのない画像形成が可能とな
る。
【0124】画質を落とさずに情報を持つことのできる
従来例は従来例2と3である。従来例2と3を比較すれ
ば、従来例2のほうがデータ量が少ないため、従来例2
に対して圧縮前のデータ量の比較を行う。
【0125】従来例2では、400dpiを200dp
iに画質を保証して削減することができないため、20
0dpiの1画素に相当する面積の画像情報を表わすた
めには、2次元では最低4画素分×8bit=32bi
tの情報が必要となる。さらに、コンピュータ描画画像
の情報は、1600dpiの情報量が必要な場合は、2
00dpiの1画素に対して1次元で8画素分必要であ
るため、2次元で64画素分=64bit必要である。
計96bitの情報が必要である。
【0126】本実施例では、96bitの情報を、視覚
特性を鑑みることによって、14bitに削減すること
を可能にしている。1次元よりも高い効果を得ることが
できる。
【0127】以上の2次元に対する適用は、実施例1に
対してのみ説明したが、実施例2、実施例3に対しても
同様に適用可能であることは明らかである。
【0128】[実施例5]本実施例は請求項1、請求項
3に対応する。
【0129】実施例1では、画像情報形成位置情報を重
心位置によって表わしたが、本実施例では、画像情報が
形成される位置の端の位置を示すことによって、画像情
報形成位置情報を表わす。
【0130】例えば1次元の面積階調における例を示
す。本実施例では、実施例1とは、最終的な画像形成位
置決定部110の動作のみが異なる。以下、最終的な画
像形成位置決定部110の動作のみについて示す。
【0131】画像形成位置決定部110では、重ね合わ
された画像形成位置の右端の位置を計算する。ここで位
相のずれの精度は1600dpiとしたため、右端位置
の場所の精度も1600dpiで良い。200dpiの
1画素を8等分する精度であるから、3bitで表わす
ことができる。重ね合わされた画像形成位置の右端の位
置は図17に示される。図17の画像形成位置は図10
と同じものである。
【0132】本実施例では、右端の位置を示したが、左
端の位置であっても良いことは自明である。
【0133】[実施例6]本実施例は、請求項1、請求
項3に対応する。
【0134】実施例4では、画像情報形成位置情報を重
心位置によって表わしたが、本実施例では、画像情報が
形成される位置の端の位置を示すことによって、画像情
報形成位置情報を表わす。
【0135】実施例5では、1次元の画像形成位置につ
いて示したが、本実施例では、2次元の例を示す。
【0136】本実施例では、実施例4とは、最終的な画
像形成位置決定部110の動作のみが異なる。以下、最
終的な画像形成位置決定部110の動作のみについて示
す。
【0137】画像形成位置決定部110では、重ね合わ
された画像形成位置の右端及び下端の位置を計算する。
ここで位相のずれの精度は1600dpiとしたため、
右端及び下端の位置の場所の精度も1600dpiで良
い。200dpiの1画素を8等分する精度であるか
ら、3bitで表わすことができる。
【0138】例えば、コンピュータ描画画像の画像形成
位置が重要であるとして、コンピュータ描画画像の右端
と下端位置を符号化する方法が考えられる。
【0139】重ね合わされた画像形成位置の右端の位置
は図18に示される。図18の画像形成位置は図15と
同じものである。
【0140】本実施例では、右端と下端の位置を示した
が、左端あるいは上端の位置であっても良いことは自明
である。
【0141】[実施例7]本実施例7は、請求項1、請
求項4に対応する。
【0142】実施例6では、画像形成位置の境界が画像
の走査線に対し垂直、水平の場合を示したが、本実施例
では、画像形成位置の境界が画像の走査線に対し斜めの
場合を示す。
【0143】本実施例では、実施例4とは、最終的な画
像形成位置決定部110の動作のみが異なる。以下、最
終的な画像形成位置決定部110の動作のみについて示
す。
【0144】画像形成位置決定部110では、重ね合わ
された画像形成位置の境界位置を計算する。ここで位相
のずれの精度は1600dpiとしたため、右端及び下
端の位置の場所の精度も1600dpiで良い。200
dpiの1画素を8等分する精度であるから、斜めの場
合は、√2倍して、約11.52レベルであるため、4
bitで表わすことができる。
【0145】例えば、コンピュータ描画画像の画像形成
位置が重要であるとして、コンピュータ描画画像の境界
位置を符号化する方法が考えられる。また、ここでは、
例えば、境界の内、最も重要な境界一つのみを符号化す
る例を示す。
【0146】重ね合わされた画像形成位置の境界位置の
例は図19に示される。この図の場合は、右下の境界位
置が重要であるとして、右下の境界位置を符号化する。
境界位置の角度は、30度単位に限定する。境界位置と
角度とをつぎのように対応づける。
【0147】
【表1】0度の時: 下端 30度、60度の時: 右下端 90度の時: 右端 120度、150度の時: 右上端 180度の時: 上端 210度、240度の時: 左上端 270度の時: 左端 300度、330度の時: 左下端 以上のように対応づければ、角度を示すことにより、境
界の位置を示すことができる。
【0148】以上で、境界位置は、4bitの位置精度
と、4bitの角度で表わすことができる。
【0149】[実施例8]本実施例は、請求項1、請求
項5、請求項6に対応する。
【0150】本実施例は、図1、図5、及び図6に示さ
れる、最終的な画像形成位置位相情報111を可逆符号
化し、最終的な解像度の画素値103を非可逆符号化す
るものである。
【0151】図20を用いて説明する。図20におい
て、103は既出の最終的な解像度の画素値、111は
既出の最終的な画像形成位置位相情報、191は非可逆
符号化部、192は非可逆符号、193は可逆符号化
部、194は可逆符号である。
【0152】最終的な解像度の画素値103は、非可逆
符号化部191に入力され、非可逆符号化され、非可逆
符号192となる。例えば、非可逆符号化には、従来例
で示したJPEG Baseline方式が適用でき
る。
【0153】最終的な画像形成位置位相情報111は、
可逆符号化部193に入力され、可逆符号化され、可逆
符号194となる。例えば、可逆符号化には、予測符号
化とハフマン符号化の組み合わせ等が適用できる。
【0154】画素値情報は非可逆符号化を行うことによ
り、さらにデータ量を削減できる。また、画像形成位置
位相情報も冗長度が残っているため、可逆符号化を行う
ことにより、さらに、データ量を削減できる。
【0155】[実施例9]本実施例は、主として、請求
項7に対応する。
【0156】以上で述べた、実施例における画像形成位
置情報が画質上重要では無い場合、例えば、コンピュー
タ描画画像が重なっていない場合は、画像形成位置情報
(重心位置、境界位置)を符号化しない。
【0157】あるいは、上端、下端、右端、左端の内、
重要なもののみを符号化しても良い。
【0158】符号内に、画像形成位置を符号化するか否
かのフラグを入れることにより復号時に切り替えが可能
となる。
【0159】
【発明の効果】本発明によれば、面積階調方式による画
像形成を行う装置に利用する画像の情報を、視覚的に意
味のある最低解像度の濃度情報と、トナーあるいはイン
クのマーキングされる位置情報に分離して符号化するよ
うにしたため、画質を劣化させないで、画像データ量を
大幅に削減することが可能である。また、多値画像情報
と、2値画像情報が混在する場合の画像データを統一的
に扱うことが可能となる。
【0160】具体的には、従来方式では、ビットマップ
で入力された画像の解像度がプリント時の解像度よりも
高い場合には、帯域を制限することにより、プリント時
の解像度に落として、ラスタ画像用の符号化を行えば良
い。しかしながら、ビットマップで入力されていても、
文字線画のようなベクタ画像である場合がある。文字線
画は位置情報が重要であるため、単純に解像度を落とす
と画質が劣化する。画質を落とさないためには、文字線
画に必要な解像度でラスタ画像を持つ必要がある。
【0161】本発明では、最低解像度の画像情報に、ト
ナーあるいはインクのマーキングされる位置情報を付加
することにより、入力画像情報を必要最低限の解像度に
落としても画質の劣化を抑えることができるため、デー
タ量を削減できる。
【0162】例えば、実施例4で述べたように、最低限
必要な解像度は200dpi(200dot/25.4
mm)であるとする。また、トナーあるいはインクのマ
ーキングされる位置の検知限は解像度換算で、1600
dpiであるとする。また、入力画像情報は、例えば主
走査方向、副走査方向ともに400dpiで入力される
ものとすると、従来では、画質を劣化させず、画像情報
を全て表わすためには最悪96bit必要であるのに対
し、本発明では最悪14bitで済む。
【0163】さらに、一旦面積階調の2値画像情報に戻
してから重ね合わせを行い、1プレーンのみで扱うこと
ができるため、従来例2で述べたような3プレーン構造
を取る必要がなく単純に扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成(実施例1)を説明する図で
る。
【図2】 視覚特性とくに視覚の限界を説明する図であ
る。
【図3】 視覚特性とくに位相のずれに関する視覚特性
を説明する図である。
【図4】 本発明の原理を説明する図である。
【図5】 本発明の構成(実施例2)を説明する図であ
る。
【図6】 本発明の構成(実施例3)を説明する図であ
る。
【図7】 一次元面積階調を説明する図である。
【図8】 2つの画素データにより1/2の解像度とし
て得た一次元面積階調を説明する図である。
【図9】 多値ビットマップ情報およびコンピュータ描
画画像の一次元面積階調を説明する図である。
【図10】 一次元面積階調の論理和を説明する図であ
る。
【図11】 画像フォーマット例を説明する図である。
【図12】 2次元面積階調を説明する図である。
【図13】 4つの画素から得た2次元面積階調を説明
する図である。
【図14】 多値ビットマップ情報およびコンピュータ
描画画像の2次元面積階調を説明する図である。
【図15】 2次元面積階調の論理和を説明する図であ
る。
【図16】 画像フォーマット例を説明する図である。
【図17】 一次元面積階調の論理和を説明する図であ
る。
【図18】 2次元面積階調の論理和を説明する図であ
る。
【図19】 2次元面積階調の論理和を説明する図であ
る。
【図20】 本発明の構成例(実施例8)を説明する図
である。
【図21】 視覚モデル化を説明する図である。
【図22】 従来例2の非可逆符号化(JPEG Ba
seline方式)を説明する図である。
【図23】 図22の従来例のスキャン変換を説明する
図である。
【図24】 図22の従来例のAC係数グループ化表を
示す図である。
【図25】 図22の従来例のDC差分グループ化表を
示す図である。
【図26】 図22の寿ライ例のラスタスキャン順を説
明する図である。
【図27】 従来例3の3プレーン構造を説明する図で
ある。
【図28】 従来例1を説明する図である。
【図29】 従来例1の2値データパターンを説明する
図である。
【図30】 従来例1の階調圧縮伸張処理を説明する図
である。
【図31】 従来例4の網点生成を説明する図である。
【図32】 本発明の課題を説明する図である。
【符号の説明】
101 入力多値ビットマップ画像 103 最終的な解像度の画素値 104 多値ビットマップ画像の画像形成位置抽出部 105 多値ビットマップ画像の画像形成位置情報 106 入力コンピュータ描画画像 107 コンピュータ描画画像の画像形成位置抽出部 108 コンピュータ描画画像の画像形成位置 109 画像形成位置重ね合わせ部 110 最終的な画像形成位置決定部 111 最終的な画像形成位置位相情報 112 画素値算出部 191 非可逆符号化部 192 非可逆符号 193 可逆符号化部 194 可逆符号 1001 入力画像 1002 ブロック化回路 1003 DCT回路 1004 量子化器 1005 量子化テーブル 1006 スキャン変換回路 1007 有意係数検出回路 1008 グループ化回路 1009 ラン長カウンタ 1010 2次元ハフマン符号化回路 1011 DC差分算出回路 1012 グループ化回路 1013 1次元ハフマン符号化回路 1014 多重化回路 1015 出力符号 1051 AC成分符号化回路 1052 入力ブロックの画素値あるいはDCT変換
係数等 1053 スケーリングファクタ算出回路 1054 基本量子化テーブル 1055 スケーリングファクタ 1056 基本量子化ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 浩一郎 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK02 LA02 MA00 MA23 MA45 MB06 MB14 MC32 MC34 ME02 PP01 PP19 RC30 RC33 SS15 5C078 AA04 AA05 AA08 BA21 CA21 DA00 DA01 DB00 DB05 9A001 EE04 HH27 KK42

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に基づいて、所定の解像度に応
    じたサイズの画素の内部に出力されるマークの面積を表
    す面積データを生成する手段と、 上記画素の内部におけるマークの位置を表す位置データ
    を生成する手段とを有し、 上記面積データと上記位置データとにより画像情報を表
    す画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 上記位置データは、上記マークの重心の
    位置を表す請求項1記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 上記位置データは、上記マークの右端、
    左端、上端および下端の位置のうちのいずれか予め定め
    られ対置を表す請求項1記載の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 上記マークの境界は直線であり、上記位
    置データは、上記直線の位置および角度を表す請求項1
    記載の画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 上記面積データを非可逆符号化する手段
    をさらに具備する請求項1記載の画像符号化装置
  6. 【請求項6】 上記位置データを可逆符号化する手段を
    さらに具備する請求項1記載の画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 上記マークの位置が問題とならない場合
    は、上記位置データを求めない請求項1記載の画像符号
    化装置。
  8. 【請求項8】 多値ビットマップ画像を入力する第1の
    入力手段と、 コンピュータ描画画像を入力する第2の入力手段と、 上記多値ビットマップ画像に基づいて、所定の解像度に
    応じたサイズの画素の内部における第1のマークの領域
    を求める手段と、 上記コンピュータ描画画像に基づいて上記画素の内部に
    おける第2のマークの領域を求める手段と、 上記第1のマークの領域と上記第2のマークの領域とを
    重ねあわせて第3のマークの領域を求める手段と、 上記第3のマークの面積を表す面積データを生成する手
    段と、 上記第3のマークの位置を表す位置データを生成する手
    段とを有し、 上記面積データと上記位置データとにより画像情報を表
    す画像符号化装置。
  9. 【請求項9】 多値ビットマップ画像を入力する手段
    と、 上記多値ビットマップ画像に基づいて、所定の解像度に
    応じたサイズの画素の内部におけるマークの面積を表す
    面積データを生成する手段と、 上記多値ビット画像に基づいて、上記画素の内部におけ
    るマークの位置を表す位置データを生成する手段とを有
    し、 上記面積データと上記位置データとにより画像情報を表
    す画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 コンピュータ描画画像を入力する入力
    手段と、 上記コンピュータ描画画像に基づいて、所定の解像度に
    応じたサイズの画素の内部におけるマークの面積を表す
    面積データを生成する手段と、 上記コンピュータ描画画像に基づいて上記画素の内部に
    おけるマークの位置を表す位置データを生成する手段と
    を有し、 上記面積データと上記位置データとにより画像情報を表
    す画像符号化装置。
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