JP2002190956A - 画像符号化装置および画像復号装置 - Google Patents

画像符号化装置および画像復号装置

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JP2002190956A
JP2002190956A JP2000390123A JP2000390123A JP2002190956A JP 2002190956 A JP2002190956 A JP 2002190956A JP 2000390123 A JP2000390123 A JP 2000390123A JP 2000390123 A JP2000390123 A JP 2000390123A JP 2002190956 A JP2002190956 A JP 2002190956A
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image
image characteristic
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JP2000390123A
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English (en)
Inventor
Shunichi Kimura
俊一 木村
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多階調数低解像度画像と少階調数高解像度画
像とが混在する場合にも高い圧縮率で画質劣化少なく符
号化する。 【解決手段】 ブロック化回路102から出力される画
素ブロックは文字背景判別回路103に入力され、画素
の種類(文字画素/背景画素)を示す信号aおよび文字
画素値bを示す信号が出力される。パターン符号LUT
104は、信号a、bを受けとって、ブロック種類識別
符号、文字背景位置パターン符号、文字画素値符号を出
力する。画素ブロックは、平均値回路106にも送ら
れ、背景画素値平均値が算出され、シフト回路108で
量子化される。ビットシフトのシフト量はシフト量LU
T107で決定され、ブロック種類によって異なる。多
重化回路110は、ブロック種類識別符号、文字背景位
置パターン符号、文字画素値符号105、背景画素値符
号109を多重化して1ブロックの符号を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを圧縮
してデータ量を削減する画像符号化・復号技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】高品位なディジタル画像を得るために
は、より多い階調数や高い解像度を必要とする。画像の
容量は、(画素数×階調ビット数)で表わされ、膨大な
ものとなる。そのため、画像蓄積コストの削減、あるい
は、画像伝送時間の削減等を目的として、画像の圧縮が
行われている。
【0003】特に、画像蓄積コストの削減を行う場合に
は、圧縮後の符号量を固定長とする固定長圧縮方式が有
利である。画像蓄積コストを低滅するには、機器に実装
するメモリ量を予め削滅する必要がある。削減したメモ
リ内に圧縮画像を必ず蓄積するためには、圧縮後の符号
長が所定の値以下であることを保証しなければならな
い。固定長圧縮方式は圧縮後の符号長を常に固定の値と
することにより、圧縮後の符号長を所定の値以下である
ことを保証することができる。本発明は、特に、画像蓄
積コストの削減のため固定長圧縮を行う画像圧縮方式を
対象とする。ただし、本発明は上記以外の一般の画像圧
縮にも適用可能である。
【0004】従来から、人間の視覚特性を利用した画像
圧縮方法が行われている。視覚特性の例として、文献1
(Peter G. Barten,”Evaluat
ion of subjetive image qu
ality with the square−roo
t integral method,” J. Op
t. Soc. Am.A/Vol.7,No.10/
Oct.1990,pp.2024−2031)を挙げ
ることができる。本文献には、視覚周波数特性の近似式
が示されている。図20に文献の近似式をグラフ化した
ものを示す。このグラフの横軸は、視野角1度あたりの
サイクル数であり、縦軸はコントラスト感度である。こ
のグラフによれば、周波数の高い部分では、コントラス
ト感度が低下する。つまり、周波数の高い部分は階調数
を減少させても知覚できないということを示している。
【0005】人間の視覚特性を利用した画像圧縮方法の
例として、入力画像を、文字や線画のように高解像度を
必要とする画像と、自然画写真のように低解像度でも画
質劣化は起こらないが階調数は多く必要とする画像の2
種類の画像に分割して圧縮を行う方式がある。
【0006】画像の容量は、(画素数×階調ビット数)
であるため、画素数を削減するか、あるいは、階調ビッ
ト数を削減すれば、画像圧縮を行うことができる。画像
中の文字や線画のような部分は、周波数の高い成分が多
い部分であるので、階調数は必要としない。この部分に
対しては、階調ビット数を削減することにより圧縮を行
うことが可能となる。入力画像の周波数成分が低い場合
には、階調数は削減できない。しかし、画像の持つ周波
数帯域が小さいため、折り返しひずみあるいはボケが発
生することなく縮小が可能である。すなわち、画像中の
写真のような自然画像部分は、周波数の高い成分が少な
い部分であるので、この部分に対しては、画素数を減少
させることにより圧縮を行うことができる。
【0007】上記のような視覚特性を利用した方式であ
り、かつ、固定長圧縮を行う従来例として、特公平6−
40661号公報の手法を挙げることができる。以下、
特公平6−40661号公報の手法を従来例1とする。
【0008】従来例1では、画素あたり6ビットの入力
画像を3×3の画素ブロックに分割する。次に、この画
素ブロックを多値で符号化するか、2値で符号化するか
を判別する。図18に示すように、多値で符号化する場
合、3×3ブロック内の9画素の平均値を算出し、6ビ
ットの1画素情報とする。2値で符号化する場合は、3
×3ブロック内の9画素をそれぞれ2値化し、1ビット
の9画素情報とする。3×3ブロックの情報は、6ビッ
ト1画素の情報、あるいは、1ビット9画素の情報とな
る。符号化時には多値ブロックか2値ブロックかを示す
情報1ビットをフロック毎に付加する。まとめると、3
×3画素の1ブロックあたり最悪10ビットで符号化で
きる。
【0009】また、紙等にプリントを行う場合や、DP
T(デスクトップパブリッシング)を行う場合等では、
文字や線画と、自然画写真は別の解像度、階調数を持つ
画像として扱われることがある。文字や線画は高解像度
の2値画像として扱われ、自然画写真情報は低解像度の
中間調画像として扱われる。図22に、1画像中に多値
画像領域と2値画像領域が混在する例を示す。
【0010】このような混在画像を保持するためには、
画像全面を2値画像領域の解像度で表し、かつ、画像全
面を多値画像領域の階調数で表す方法がある。このよう
な方法では、多値画像領域は冗長な解像度を持つことに
なる。また、2値画像領域は冗長な階調数を持つことに
なる。
【0011】このような混在画像を効率的に符号化する
従来例を以下に述べる。
【0012】上記のような混在画像を符号化する方式で
あり、かつ、固定長圧縮を行う従来例として、特開平8
−317220号公報、特開平8−223423号公報
の手法を挙げることができる。以下、特開平8−317
220号公報の手法を従来例2、特開平8−22342
3号公報の手法を従来例3とする。
【0013】以下、従来例2(特開平8−317220
号公報)および、従来例3(特開平8−223423号
公報)の説明を行う。従来例2および従来例3では、2
種類の解像度の画像領域を扱う。多値画像領域と、2値
画像領域である。一例として、多値画像領域を300d
pi、2値画像領域を600dpiの解像度とする。多
値画像領域1画素の面積は、2値画像領域に換算して縦
横それぞれ2画素の計4画素に相当する。多値画像領域
と2値画像領域の切り替えは、多値画像領域の1画素単
位で行われる。以下、多値画像領域の1画素をブロック
と呼ぶ。ブロック内には1画素の多値画素あるいは4画
素の2値画素が存在する。
【0014】従来例2の場合、ブロックが多値画像領域
の場合は、多値画像を0〜11の12レベルで表す。ブ
ロックが2値領域である場合、ブロック内の果画素の個
数を符号化する。一例として、多値画素は0〜11の1
2レベルに量子化される。また、2値の場合の黒画素数
は0、1、2、3、4、のいずれかである。黒画素数が
0のときには多値レベル0と同じ状態を表す。黒画素数
が4のときは、多値レベル11と同じ状態を表す。よっ
て、図19に示されるように、多値の場合と2値の場合
を合わせて15レベルで符号化が可能となる。
【0015】従来例3の場合、ブロックが多値画像領域
の場合は、画素値0〜255を画素値0〜239に縮退
させる。ブロックが2値画像領域である場合、4画素の
2値画像のパターンは4bitで表すことができるた
め、その16通りのパターンを画素値240〜255に
変換して多値画像領域画素として符号化する。以上のよ
うに従来例3では、解像度の低い中間調領域と、解像度
の高い2値領域の混在画像を、300dpiの仮想描画
単位あたり8bitで符号化する。
【0016】従来例2、従来例3は、多値の場合と2値
の場合の符号を同一符号空間とすることによって多値・
2値判別ビットを不要とした部分、および、もともと中
間調画像と2値画像が分割されたデータである点が従来
例1とは異なる。しかし、ブロック毎に多値で符号化す
るか2値で符号化するかを分類して符号化する構成は同
じ技術思想である。
【0017】以上のように、従来例1、2、3では、入
力画像ブロックが階調数の必要な低周波情報か、あるい
は、階調数の不要な高周波情報かを分類する。次に、階
調数の必要な低周波情報の場合はブロック内を一つの画
素として符号化する。また、階調数の不要な高周波情報
の場合はブロック内を複数の2値画素として符号化する
ことによって圧縮率を上げているものである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ではブロック内で解像度が必要な部分と、階調数が
必要な部分が混在する場合には対応できないという問題
点があった。
【0019】以下、この問題点に関して述べる。
【0020】図22のように、多値画像領域と2値画像
領域が完全に分離しており、かつ、多値画像領域と2値
画像領域の境界がブロックの境界と一致している場合に
は問題は発生しない。しかし、多値画像領域と2値画像
領域が完全に分離していない場合がある。例えば、写真
画像の上に文字を張りつけた場合等が考えられる。この
場合、ブロック内に2値画像と多値画像が混在する。あ
るいは、多値画像領域と2値画像領域の境界がブロック
の境界と一致しない場合もブロック内に2値画像と多値
画像が混在する。
【0021】図21のように、写真を背景として文字あ
るいは線画が上書きされたブロックの場合を考える。写
真は階調数を必要とするデータであり、文字あるいは線
画は解像度を必要とするデータである。このようなブロ
ックの場合、ブロックを多値情報と判別してブロックの
平均値を符号化すると、文字線画の解像度情報は失われ
てしまう。また、ブロックを2値(あるいは少値)ブロ
ックとして判別してブロック内の画素値を量子化してし
まうと、写真の階調数は失われてしまう。すなわち、従
来例は、ブロック内で多値画像領域と2値画像領域が混
在する場合には対応できない。
【0022】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、階調数が必要な画像と解像度が必
要な画像が混在している場合に、画質劣化を発生するこ
と無く、かつ、高い効率で符号化を行うことの可能な画
像符号化・復号技術を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。
【0024】まず、本発明全体の概念を述べる。
【0025】以下、文字線画のように階調数は少なくて
も良いが、高解像度が必要な画素を少階調数高解像度画
素と呼ぶ。また、写真画像のように、解像度は低くても
良いが、階調数は多く必要な画素を多階調数低解像度画
素と呼ぶ。
【0026】本発明は、各画像データブロックが、多階
調数低解像度画素1画素、少階調数高解像度画素N×M
画素から構成されるとする。多階調数低解像度画素はa
[ビット/画素]で表すことができるとする。また、少
階調数高解像度画素はb[ビット/画素]で表すことが
できるとする(ただし、a≧bとする)。N×M画素の
うち、一部は少階調数高解像度画素であり、一部は多階
調数低解像度画素である。少階調数高解像度画素ではな
い部分は、多階調数低解像度画素の画素値とする。これ
は、少階調数高解像度画素は、多階調数億解像度画素の
上に上書きされるとみなしても良い。
【0027】図1に上記の関係を図示する。図1は、N
=M=2の場合を示すものである。さらに、一例とし
て、a=8,b=1とする。例えば図2に示すように、
右上の画素が画素値255で少階調数高解像度画素、左
下の画素が画素値0で少階調数高解像度画素、左上と右
下の画素が多階調数低解像度画素多階調数低解像度画素
の画素値が128であるとき、本発明では、このブロッ
クは、右上の画素の画素値255、左下の画素の画素値
0、左上と右下の画素の画素値128となる。
【0028】N×M画素の画像データブロックの情報を
表すためには、少階調数高解像度画素と多階調数低解像
度画素の位置パターン、すなわち、N×M個の各画素
が、少階調数高解像度画素か、あるいは多階調数低解像
度画素のどちらであるかを示す情報と、多階調数低解像
度画素の画素値と、小階調数高解像度画素数分の、少階
調数高解像度画素の画素値を符号化できれば良い。ただ
し、上記情報のうち、すべてが多階調数低解像度画素の
場合は、少階調数高解像度画素の画素値情報は不要であ
る。また、すべてが少階調数高解像度画素の場合は、多
階調数低解像度画素の画素値情報は不要である。
【0029】以上の情報を保持することにより、ブロッ
ク中に少階調数高解像度画素と、多階調数低解像度画素
が混在する場合でも文字線画等の少階調数高解像度画素
の解像度を落とさず、かつ、写真等の階調数も保存でき
る。
【0030】多階調数低解像度画素と少階調数高解像度
画素が混在している場合(ケース1)で、必要な情報量
が最大となるのは少階調数高解像度画素が(N×M−
1)個存在している場合である。画像データブロックあ
たり少階調数高解像度画素と多階調数低解像度画素の位
置パターンは、N×M個の各画素が、少階調数高解像度
画素か、あるいは多階調数低解像度画素のどちらである
かを示す情報であるから、N×Mビット必要である。多
階調数低解像度画素値を表現するのにaビット、少階調
数高解像度画素値を表現するのに、b×(N×M−1)
ビット必要である。
【0031】すべてが少階調数高解像度画素の場合(ケ
ース2)は、多階調数低解像度画素値が不要であるた
め、少階調数高解像度画素と多階調数低解像度画素の位
置パターンを表現するのにN×Mビット、少階調数高解
像度画素値を表現するのに、b×(N×M)ビット必要
である。
【0032】すべてが多階調数低解像度画素の場合(ケ
ース3)は、少階調数高解像度画素値が不要であるた
め、少階調数高解像度画素と多階調数低解像度画素の位
置パターンを表現するのにN×Mビット、多階調数低解
像度画素値を表現するのにaビット必要である。
【0033】a≧bより、少階調数高解像度画素が(N
×M−1)個存在している場合(ケース1)のビット数
が最大である。ブロックあたりの符号量を一定とする固
定長符号化を行うためには、すべてのブロックをケース
1の符号量に合わせて符号化する必要がある。ケース1
以外の場合符号量が無駄となる。
【0034】このように、単純に多階調数低解像度画素
の画素値をそのまま符号化すると、符号量が大きくなっ
てしまう。
【0035】そこで、本発明では、少階調数高解像度画
素と多階調数低解像度画素との位置パターンに依存して
量子化方法が変化する多階調数低解像度画素の量子化手
段を具備することにより、さらに効率的な符号化を行
う。
【0036】ここでは、文献1に示されるように、周波
数の高い部分は階調数を減少させても知覚できないとい
う視覚特性を利用する。
【0037】画像データブロック中に少階調数高解像度
画素が含まれている場合は、そのデータブロック中の多
階調数低解像度画素の持つ周波数は高く階調知覚感度は
低下するはずである。この特性を利用し、画像データブ
ロック中に少階調数高解像度画素が多く含まれている場
合、多階調数低解像度画素を量子化してデータ量を削減
する。また、画像データブロック中に含まれる多階調数
低解像度画素の存在パターンが斜め方向にのみ連続する
場合には、縦方向や横方向に連続する場合よりも知覚感
度が下がると考えられるため、量子化ステップ幅を大き
くする。例えば、図3に示すような順で量子化ステップ
幅を大きくしていくことにより、画質的に冗長度の無い
符号化を行うことができる。
【0038】さらに、本発明では、少階調数高解像度画
素と多階調数低解像度画素の位置パターンを可変長符号
化することにより、多階調数低解像度画素値情報や少階
調数高解像度画素値情報量が変化しても全体で符号長が
固定長になるように調整する。
【0039】以上で、本発明の概要の説明を終える。以
下、各請求項に即して本発明が具備する手段を述べる。
【0040】請求項1の画像符号化装置は:第1の画像
特性の画素の画素値と第2の画像特性の画素の画素値を
取得する手段と;第1の画像特性の画素と第2の画像特
性の画素の存在位置とをパターン化する位置パターン化
手段と;前記位置パターンに対して符号を与える位置パ
ターン符号化手段と;第1の画像特性の画素と第2の画
像特性の画素との位置パターンに依存して第2の画像特
性の画素の量子化方法が変化する第2の画像特性の画素
用の量子化手段と;前記量子化手段によって量子化され
た第2の画像特性の画素を符号化する符号化手段とを具
備する。
【0041】この構成においては、異なる画像特性の間
の位置パターンに応じて第2の画像特性の量子化方法を
変化させて画像を効率よく圧縮を行うことができる。
【0042】また、請求項2の画像符号化装置は:第1
の画像特性の画素の画素値と第2の画像特性の画素の画
素値とを取得する手段と;第1の画像特性の画素と第2
の画像特性の画素との存在位置をパターン化する位置パ
ターン化手段と;前記位置パターンに対して符号を与え
る位置パターン符号化手段と;第1の画像特性の画素数
分だけ第1の画像特性に対応して画素値を符号化する画
素符号化手段とを具備する。
【0043】この構成においては、異なる画像特性の画
素の位置パターンの情報を用いて必要な画素数に対して
だけ第1の画像特性に対応した符号化を行うのみで良
く、第1の画像特性に対応した符号化を不必要に実行す
ることが無く効率よく画像の圧縮を行える。
【0044】請求項3に示されるように、典型的な例と
しては、請求項1または2の画像符号化装置において、
第1の画像特性の画素は、階調数が少なく解像度が高い
画像を示す画素(少階調数高解像度画素)であり、第2
の画像特性の画素は階調数が多く解像度が低い画像を示
す画素(多階調数低解像度画素)である。
【0045】また、請求項4に示されるように、請求項
1または請求項2の画像符号化装置において、第1の画
像特性の画素の画素値と第2の画像特性の画素の画素値
を取得する手段は、入力画素を第1の画像特性の画素と
第2の画像特性の画素とのいずれかに判別する判別手段
と、第2の画像特性の画素と判別された1または複数の
画素から第2の画像特性の画素の画素値を取得する第2
の画像特性の画素の画素値取得手段とからなる。
【0046】ここで示される入力画素は、第1の画像特
性の画素の大きさの画素を示す。第1の画像特性の画素
1画素の面積は、入力画素複数画素の面積に対応する。
【0047】入力画像の形式は特に規定しない。様々な
形式がある。例えば、図4に示されるような形式が考え
られる。
【0048】図4a)に示すように、多階調数高解像度
の1プレーン画像が入力された場合、判別手段は、画像
中の画素を分析して各画素が少階調数高解像度画像か多
階調数低解像度画像かを判別する。この場合、第2の画
像特性の画素の画素値取得手段は、多階調数低解像度画
素と判別された入力画像を縮小することによって多階調
数低解像度画素値を取得する。
【0049】図4b)は、少階調数高解像度画像と、多
階調数低解像度画像の2プレーンからなる場合を示す。
多階調数低解像度画像の上に、少階調数高解像度画素を
上書きすることを前提とする例である。この場合、少階
調数高解像度画素が値を持つ場合(例えば0以外の場
合)に、その画素を少階調数高解像度画素であると判別
する。この場合、第2の画像特性の画素の画素値取得手
段は、多階調数低解像度画像から該当する画素の画素値
を抜き出すことによって第2の画像特性の画素の画素値
を取得する。
【0050】図4c)は、少階調数高解像度画像と、多
階調数低解像度画像と、各画素が少階調数高解像度画素
であるか多階調数低解像度画素であるかを示すマスク画
像との3プレーンからなる場合を示す。判別手段はマス
ク画像を調べることによって判別を行うことができる。
この場合、第2の画像特性の画素の画素値取得手段は、
多階調数低解像度画像から該当する画素の画素値を抜き
出すことによって第2の画像特性の画素の画素値を取得
する。
【0051】また、請求項4の画像符号化装置におい
て、請求項5に示すように、前記判別手段は、入力画素
値と、予め与えられた1つまたは複数の所定の画素値と
の比較を行い、入力画素値が所定の画素値のいずれかに
等しい場合、この入力画素値を第1の画像特性の画素と
判別し、それ以外の場合、第2の画像特性の画素と判断
してもよい。
【0052】さらに、請求項6の画像符号化装置におい
て、請求項5に具体的な値を示すように、入力画素値
が、0あるいは、255である場合には、その入力画素
値を第1の画像特性の画素と判別してもよい。これは、
入力画素が8ビットで表現される場合の例である。
【0053】請求項7に示すように、請求項1または2
の画像符号化装置において、出力符号は、位置パターン
符号と、第1の画素符号と、第2の画素符号からなって
もよい。
【0054】請求項8に示すように、請求項1の画像符
号化装置において、第1の画像特性の画像がとりうる画
素値は予め定められた1つのみの画素値であり、出力符
号は、位置パターン符号と、第2の画素符号とからなる
ようにしてもよい。
【0055】例えば図4b)に示されるように、背景の
多階調数低解像度画像(8ビットで表現される)の上に
少階調数高解像度画像である文字(画素値255)を上
書きする場合等のように、少階調数高解像度画像の画素
値を255固定にする場合が相当する。第1の画像特性
の画素のとりうる値が一つのみである場合は、第1の画
像特性の画素の画素値を符号化する手段はおよび符号は
不要である。
【0056】請求項9または10に示すように、請求項
1または2の画像符号化装置において、前記位置パター
ン符号化手段は、回転あるいは対称変換によって相互に
変換可能なパターン群を示す第1の位置パターン符号化
手段と、前記パターン群中から前記位置パターンを特定
する第2の位置パターン符号化手段からなるように構成
しても良い。第1の位置パターン情報が同じパターンの
集合をパターン群とする。位置パターン情報を第1の位
置パターンと第2の位置パターンに分割して符号化する
ものである。
【0057】請求項11に示すように、請求項1または
2の画像符号化装置の前記位置パターン符号化手段にお
いて、前記位置パターン符号は一意に復号可能な可変長
符号で形成されるようにしてもよい。
【0058】第1の位置パターン情報に依存して、第2
の位置パターン情報符号長、多階調数低解像度画素符号
長、少階調数高解像度画素符号長が定まる。総符号長を
一定とするため、第1の位置パターン情報を可変長符号
とする。
【0059】さらに、第2の位置パターン情報は固定長
符号でも良い。すなわち、請求項12に示すように、請
求項9または10の画像符号化装置において、前記位置
パターン符号化手段は、第1の位置パターンを一意に復
号可能な可変長符号に符号化する第1の位置パターン符
号化手段と、第1の位置パターンによって定まる符号長
を持つ第2の位置パターン符号を割り当てる、第2の位
置パターン符号化手段とからなってもよい。
【0060】さらに、第2の位置パターン符号化を簡単
化するため、あるいは、第2の位置パターン符号を固定
長とするため、請求項13に示すように、請求項12の
画像符号化装置において、前記第2の位置パターン符号
化手段は、第2の位置パターン番号をそのまま符号化す
るように構成されても良い。
【0061】さらに、第2の位置パターン符号が固定長
のとき、第2の位置パターン符号化の効率をたかめるた
め、請求項14に示すように、請求項9または10の画
像符号化装置において、前記第1の位置パターンに対応
するそれぞれの第2の位置パターンの数が2のべき乗で
あるようにしてもよい。
【0062】また、請求項15に示すように、請求項1
の画像符号化装置において、前記量子化手段は、第1の
画像特性の画素数が多く、第2の画像特性の画素数が少
ないほど、量子化ステップ幅が大きくなるように前記位
置パターンに依存するようにしてもよい。
【0063】これは、少階調数高解像度画素の画素数が
多いときには、多階調数低解像度画素の知覚感度が低く
なることを前提としているものである。
【0064】また、請求項16に示すように、請求項9
の画像符号化装置において、前記量子化手段は、前記第
1の位置パターンに依存して量子化ステップ幅を変更す
るように構成されても良い。
【0065】第1の画素数および第2の画像特性の画素
数は、第1の位置パターンに対応するため、量子化ステ
ップ幅は第1の位置パターンに依存しても良い。同一パ
ターン群内の第2の画像特性の画素の量子化歪みに対す
る知覚感度は同じとみなして符号化を行うものである。
【0066】また、請求項17に示すように、請求項1
の画像符号化装置において、前記量子化手段は、下位ビ
ットを切り捨てることにより量子化を行う構成をとって
もよい。請求項17の画像符号化装置は、請求項1の特
殊な場合であり、量子化の割り算をビットシフトで行う
ことにより演算負荷を低減するものである。
【0067】また、第2の画素の符号化を簡易化するた
め、あるいは、第2の画素符号を固定長とするため、請
求項18に示すように、請求項1の画像符号化装置にお
いて、前記画素符号化手段は、前記量子化手段によって
量子化された第2の画像特性の画素の量子化インデクス
をそのまま第2の画像特性の画素の符号とするようにし
てもよい。
【0068】請求項19に示すように、請求項10の画
像符号化装置において、前記第1の画像特性に対応して
画素値を符号化する画素符号化手段は、前記第1の位置
パターンに依存して、符号化を行う第1の画像特性の画
素の画素数を定めるように構成しても良い。第1の位置
パターンが分かれば、第1の画像特性の画素の画素数が
分かるため、その画素数分だけ符号化すれば良い。
【0069】請求項20に示すように請求項2の画像符
号化装置において、前記第1の画像特性に対応して画素
値を符号化する画素符号化手段は、第1の画像特性の画
素の画素値を入力画素のビット数より小さいインデクス
に変換してから符号化を行うようにしてもよい。第1の
画像特性の画素の画素値種類は入力画素のビット数より
小さいため、一旦インデクスに変換することによって効
率的な符号化を行える。例えば、第1の画像特性の画素
の画素値が0と255の場合、0のインデクスを0、2
55のインデクスを1とすることによって、第1の画素
符号化手段は1ビット画像の符号化を行えば良いことに
なる。
【0070】さらに、第1の画素符号化を簡単化するた
め、あるいは、第1の画素符号を固定長とするため、請
求項21に示すように、請求項20の画像符号化装置に
おいて、前記第1の画像特性に対応して画素値を符号化
する画素符号化手段は、第1の画像特性の画素の画素値
を入力画素のビット数より小さいインデクスに変換し、
該インデクスをそのまま符号とするようにしてもよい。
【0071】また、請求項22に示すように、請求項1
または2の画像符号化装置において、ダミー符号を付加
するダミー符号付加手段をさらに設け、ダミー符号付加
手段では、符号化の結果、所定の符号量に達しない場合
は、ダミー符号を付加し、所定の符号量に一致させるよ
うにしてもよい。
【0072】固定長の符号化を行う場合には、前記の位
置パターン符号量、第1の画素符号量、第2の画素符号
量の和が一定ではない場合、最も和が大きな場合に合わ
せる必要がある。本請求項ではダミー画素を付加するこ
とにより、和を一定とするものである。
【0073】また、請求項23に示すように、請求項2
2の画像符号化装置において、前記ダミー符号付加手段
では、前記位置パターンから、ダミー符号長を決定する
ようにしてもよい。
【0074】あるいは、請求項24に示すように、請求
項22の画像符号化装置において、前記ダミー符号付加
手段では、前記第1の位置パターンから、ダミー符号長
を決定するようにしてもよい。
【0075】位置パターンあるいは第1の位置パターン
が分かれば、第2の位置パターン符号、第1の画素符号
量、第2の画素符号量は分かる。そのため、位置パター
ンあるいは第1の位置パターンが分かれば、ダミー符号
長は、一意に定めることができる。
【0076】また、請求項25の画像復号装置は:位置
パターン復号手段と;第2の画像特性の画素値を復号す
る第2の画素値復号手段と;第2の画素補間手段とを具
備し;第2の画素補間手段は、復号された周囲画素の第
2の画像特性の画素の存在の有無のパターンに応じて、
第2の画像特性の画素値の補間手法を変更することを特
徴とする。また、請求項25の画像復号装置は、第1の
画像特性の画素の画素値、第2の画像特性の画素の画素
値およびこれらの画素の位置パターンをそれぞれ符号化
してなる符号を復号する画像復号装置であり:位置パタ
ーンを復号する位置パターン復号手段と;第2の画像特
性の画素値の代表値を復号する画素値復号手段と;画素
値復号手段で復号された画素値の代表値から第2の画像
特性の各画素値を補間する画素補間手段とを具備し;画
素補間手段は、復号された周囲画素の第2の画像特性の
画素の存在の有無のパターンに応じて、第2の画像特性
の画素値の補間手法を変更することを特徴とする。
【0077】復号画像の解像度は第1の画像特性の画素
の解像度となる。第2の画像特性の画素は復号器におい
て拡大処理を行って解像度を高める必要がある。線形補
間等の手法により解像度を高める場合、周囲の第2の画
像特性の画素の画素値を用いることが必要である。とこ
ろが、近傍の画素がすべて第1の画像特性の画素の位置
パターンである場合には補間に用いる第2の画像特性の
画素が存在しない。この場合には、単純な線形補間手法
ではなく、適応的な補間手法が必要である。本画像復号
装置は上記で述べた適応的補間手法を行う第2の画素補
間手段を具備するものである。
【0078】なお、この発明は、方法の態様でも実現可
能であり、また少なくともその一部をコンピュータ・プ
ログラムとして実現することも可能である。
【0079】本発明の上述の特徴および本発明のその他
の特徴は特許請求の範囲に記載され、以下詳細に説明さ
れる。
【0080】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。
【0081】[実施例1]実施例1は、図4a)に示さ
れるような多階調数高解像度1プレーン画像が入力さ
れ、入力画像をブロックに分割し、ブロック毎に第1の
画像特性の画素すなわち少階調数高解像度画素と、第2
の画像特性の画素すなわち多階調数低解像度画像の判別
を行い、ブロック内の多階調数低解像度画素の平均値を
計算することにより、多階調数低解像度画素値を算出す
る符号化装置に関する例である。以下、便宜的に、少階
調数高解像度画素を文字画素、多階調数低解像度画素を
背景画素と呼ぶこととする。実際には多階調数低解像度
画素であっても色文字や中間調の線画である場合もあ
る。また、少階調数高解像度画素と判別されても背景画
素である場合も有り得る。
【0082】実施例1の考え方をまず示す。実施例1で
は、1画素あたり8bitの600dpiの画素が入力
されるとする。ここで、入力画像の解像度は、便宜的に
定めたものであり、実際にはどのような解像度でも良
い。実施例1は、入力画像を2×2のブロックに分割
し、このブロックを12bitの固定長の情報で表現す
る方式例の説明を行う。また、実施例1は、画素値0と
255の画素をすべて文字画像と判別し、それ以外の画
素をすべて背景画素と判別する例を示すものである。
【0083】図8に実施例1の符号フォーマットが示さ
れる。2×2の4画素ブロックの情報は、図8の12b
itの情報に変換される。以下、それぞれの符号に関し
て述べる。ブロック種類識別符号は背景画素と文字画素
の画素数および位置パターンを識別する符号である。背
景画素値数と、背景画素値の位置関係に依存して、以下
の6種類のブロック種類が存在する。各ブロック種類は
図9に図示される。 ● 全画素背景 ● 3画素背景 ● 水平垂直2画素背景 ● 斜め2画素背景 ● 1画素背景 ● 0画素背景 同一のブロック種類において、背景画素と文字画素の配
置パターンが複数ある。この複数の配置パターンを認識
する符号が文字背景位置パターン符号である。図9に示
されるように、 ● 全画素背景ブロックの場合は、文字背景位置パター
ン符号は不要である。 ● 3画素背景ブロックの場合は、4種類のブロックが
存在するため、文字背景位置パターンは2bitで示す
ことができる。 ● 水平垂直2画素背景ブロックの場合は、4種類のブ
ロックが存在するため、文字背景位置パターンは2bi
tで示すことができる。 ● 斜め2画素背景ブロックの場合は、2種類のブロッ
クが存在するため、文字背景位置パターンは1bitで
示すことができる。 ● 1画素背景ブロックの場合は、4種類のブロックが
存在するため、文字背景位置パターンは2bitで示す
ことができる。 ● 0画素背景ブロックの場合は、文字背景位置パター
ン符号は不要である。
【0084】各ブロックの文字背景位置パターン符号の
例は図9に示されている。文字画素値符号は、文字画素
値が0であるか255であるかを示す符号である。符号
長はブロック内の文字画素値数となる。すなわち、符号
長は以下である。 ● 全画素背景ブロック 0bit ● 3画素背景ブロック 1bit ● 水平垂直2画素背景ブロック 2bit ● 斜め2画素背景ブロック 2bit ●1画素背景ブロック 3bit ● 0画素背景ブロック 4bit 一例として文字画素値符号は、0のとき画素値0を、1
のとき画素値255を示すとする。文字画素値符号の各
bitは図10に示される位置の文字画素値を示すとす
る。但し、図10において、0はLSBを表し、数値が
大きくなるに従い上位のbitを表すとする。図10は
文字画素が複数ある場合のみ示している。
【0085】次に、背景画素値符号は背景画素値の量子
化インデクスを示す。ブロック内の背景画素の平均値を
求め、さらに平均値を量子化したインデクスを背景画素
値符号とする。このとき、文字画素は平均値演算に入れ
ない。
【0086】背景画素値の階調数はブロック種類に依存
して変更する。視覚的に重要なブロックの階調数は多
く、視覚的に重要度の低いブロックの階調数は小さくす
る。実施例1では、階調数を減少させる量子化ステップ
幅を2のべき乗とすることによって、演算量を削減す
る。
【0087】さらに、以上の各符号に対して、ブロック
内のビット数が固定長になるように符号を与える。文字
背景位置パターン符号長と、文字画素値符号長はブロッ
ク種類が定まると固定される。まず、背景画素数が多い
ほど背景画素値符号長を大きくする、かつ、斜めに文字
画素が連続するよりも、水平垂直に文字画素が連続する
場合を重視するように設定する。例えば、図12に示さ
れるように、背景画素値符号長を定める。
【0088】さらに、ブロック種類識別符号に可変長の
符号を割り当てることにより、1ブロックの総符号長を
一定の長さになるように調整する。このようにしてブロ
ック種類識別符号を設計した例が図13である。0画素
背景ブロック以外のブロック種類ではブロックの符号長
が12ビットになっている。0画素背景ブロックの場
合、4ビットのダミー符号を加えることによって12ビ
ットの固定長符号とする。
【0089】以上で実施例1の考え方の説明を終わる。
【0090】以下、図5を用いて実施例1を詳細に説明
する。
【0091】図5において、101は入力画像、102
は入力画像をブロックに分割するブロック化回路、10
3はブロック内の画素を文字画素あるいは背景画素に判
別する文字背景判別回路、104は文字背景判別結果か
ら、ブロック種類識別符号と文字背景位置パターン符号
および文字画素値符号を生成するパターン符号LUT、
105はブロック種類識別符号と文字背景位置パターン
符号および文字画素値符号、106は背景画素を加算す
る平均値回路、107は加算された背景画素の量子化ス
テップ値を生成するシフト量LUT、108は、加算さ
れた背景画素を量子化するシフト回路、109は背景画
素値符号、110は多重化回路、111は符号である。
【0092】以下、実施例1の符号化装置の動作を示
す。
【0093】入力画像101はブロック化回路102に
入力され、縦2画素、横2画素の計4画素から形成され
る画素ブロックに分割される。分割された画素ブロック
は、図7に示されるような形状である。ここで、以下、
図7に示されるように、ブロック中の各画素の画素値を
P(0)、P(1)、P(2)、P(3)とする。すな
わち、ブロック中の左上の画素の画素値をP(0)、右
上の画素の画素値をP(1)、ブロック中の左下の画素
の画素値をP(2)、右下の画素の画素値をP(3)と
する。
【0094】文字背景判定回路103の出力値は、a
[3:0]、および、b[3:0]の8ビットデータで
あるとする。a[3:0]は、a[0],a[1],a
[2],a[3]の4ビットからなるデータとする(a
[i]は1ビットデータとする)。また、b[3:0]
は、b[0],b[1],b[2],b[3]の4ビッ
トからなるデータとする(b[i]は1ビットデータと
する) aは、各画素が文字画素か背景画素かを示す信号であ
る。bは、各画素が文字画素であるときの文字画素値を
示す信号である。
【0095】文字背景判別回路103では、
【数1】 の動作を行い、a[3:0]、b[3:0]を出力す
る。P(i)≠0、かつ、P(i)≠255のときの、
b[i]は任意である。ここでは0としている。
【0096】パターン符号LUT104は、8ビットデ
ータa[3:0],b[3:0]を入力して、ブロック
種類識別符号と文字背景位置パターン符号および文字画
素値符号を一度に出力する。図9、図10、図12、図
13の内容に合致するように、LUTの内容は図15の
ように作成することができる。図15において、ブロッ
ク種類識別符号をC0、文字背景位置パターン符号をC
1、文字画素値符号をC2とし、2進数で表す。符号が
無い場合はφで表す。各行でx,y,z,wは、それぞ
れ、0または1のすべての場合をとるとする。また、各
行で同じ文字(x,y,z,w)は同じ数値を表すとす
る。また、”don’t care”の入力ビットは?
で表す。
【0097】ここで、図15では、a[3:0]=11
11、すなわち、0画素背景ブロックの場合C2には文
字画素値符号4ビットのダミー符号(1111)が付加
されている。このダミービットは固定長符号化を実現し
ない場合には付加する必要はない。また、ダミー符号を
付加することにより、LUTの容量が大きくなってしま
うため、別途0画素背景ブロックの場合にダミー符号を
付加するような回路を付加しても良い。
【0098】以上のように、パターン符号LUT104
はブロック種類識別符号と文字背景位置パターン符号お
よび文字画素値符号を多重化回路110に出力する。
【0099】さらに、ブロック化回路102の出力であ
る画素ブロックデータP(0),P(1),P(2),
P(3)は、平均値回路106に送られる。平均値回路
106には、a[3:0]も入力される。
【0100】平均値回路106では、以下の計算を行
い、背景画素値平均値MEANを算出する。
【数2】 平均値回路106で得られた平均値はシフト回路108
で量子化される。量子化はビットシフトで行う。シフト
量はシフト量LUT107で得る。
【0101】シフト量LUT107は、a[3:0]を
入力とし、シフト量を出力するLUTである。シフト量
は、ブロック種類によって異なる。図12に示す背景画
素値符号長を満たすためには、シフト量は、図16に示
されるような値、すなわち、シフト量+背景画素値符号
長=8となるような値であれば良い。シフト量LUT1
07は、a[3:0]と、シフト量の関係を表せば良
い。図17のように設計できる。a[3:0]=111
1のときは、MEAN=0であるため、シフト量は任意
である。図17では0としている。
【0102】シフト回路108では、平均値回路106
の出力値を、シフト量LUT107の出力値ビット分右
シフトすることによって量子化を行う。シフト回路10
8の出力値は背景画素値符号109となる。
【0103】多重化回路110は、ブロック種類識別符
号と文字背景位置パターン符号および文字画素値符号1
05と、背景画素値符号109を図8に示されるような
形態に多重化して1ブロックの符号を形成する。さら
に、各ブロックの符号を順に並べることにより、符号1
11が出力される。
【0104】以上で実施例1の符号化器の動作の説明を
終える。
【0105】次に、図6を用いて実施例1の復号器を説
明する。
【0106】図6において、200は入力符号、201
はブロック種類復号器、202はブロック種類、203
はブロック種類識別符号を取り除いた符号列、204は
文字背景位置パターン復号器、206は文字背景位置パ
ターン、206は文字背景位置パターン符号を取り除い
た符号列、207は文字画素値復号器、208は文字画
素値、209は文字画素値符号を取り除いた符号列、2
10は文字ブロック復号器、211は文字画素のみから
なる文字ブロック、212は背景画素値復号器、213
は背景画素値、214は次のブロックの符号、215は
背景画素補間器、216はブロック復号器、217は復
号ブロックである。
【0107】以下、実施例1の復号器の動作の説明を行
う。以下、符号長等の符号の規定は符号化時に規定され
ていたものを一致していることを前提とする。
【0108】入力符号200は、ブロック種類榎号器2
01に入力されブロック種類202が復号される。ま
た、ブロック種類識別符号を取り除いた符号列206は
文字背景位置パターン復号器204に送られる。ブロッ
ク種類榎号器201では、一般のハフマン復号器と同様
の動作を行うことによってブロック種類を復号する。
【0109】文字背景位置パターン復号器204では、
ブロック種類202によって定まる文字背景位置パター
ン符号量分だけ符号を取り出し、取り出した符号列か
ら、図9に示されるような文字背景位置パターンを径号
する。例えば、ブロック種類が3画素背景の場合は、文
字画素位置パターン符号長が2ビットであるため、2ビ
ット符号から取り出し、その2ビットに応じて文字と背
景画素の位置を図9にしたがって定める。文字背景位置
パターンは文字ブロック径号器210に送られる。ま
た、文字背景位置パターン符号を取り除いた符号列20
6は、文字画素値復号器207に送られる。
【0110】文字画素値復号器207では、ブロック種
類202によって定まる文字画素数分だけ文字画素値符
号を取り出し、取り出した符号列から、図10に規定さ
れる順で文字画素値を復元する。復元された文字画素値
は文字ブロック復号器210に送られる。また、文字画
素値符号を取り除いた符号列209は背景画素値復号器
212に送られる。
【0111】文字ブロック復号器210では、文字背景
位置パターン205と、文字画素値208から、文字ブ
ロック211を復号する。文字画素の位置に文字画素値
を入れることで復号が行われる。復号された文字ブロッ
ク211は、例えば、前記のa[3二0]と、b[3:
0]で表すことができる。文字ブロック211はブロッ
ク復号器216に送られる。
【0112】背景画素値復号器212では、ブロック種
類202に応じた長さの符号を取り出し、取り出した符
号を逆量子化することにより背景画素値を復号する。取
り出す背景画素値符号長は例えば図12に示されるもの
である(もちろん、符号化時の規定と同じものを用い
る)。また、逆量子化も符号化時の量子化に対応する。
ここで、背景画素値符号長をN、背景画素値符号をx、
符号後の背景画素値をyとするとき、
【数3】 の演算によって逆量子化を行う。ただし、A<<Bは、
AをBビット分だけ左シフト(Bが正のとき数値が大き
くなる方向にシフト)する演算を表す。
【0113】また、ブロック種類が0画素背景の場合
は、例えば、ここ(背景画素値復号器212)でダミー
符号を取り除く。背景画素値符号あるいはダミー符号を
取り除いた符号列は、次のブロックの符号214として
出力される。また復号された背景画素値213は背景画
素補間器215に送られる。
【0114】背景画素値復号器213の出力は、300
dpi、8bitの画像である(入力画像の解像度を一
例として600dpiとしたため、背景画素値の解像度
はその半分の300dpiである)。背景画素補間器2
15では、300dpiの画像を最終復号画像の解像度
600dpiに拡大する。
【0115】背景画素補間器215における、補間前の
背景画素と補間後(拡大後)の背景画素の位置関係は図
11に示される。図11においてA、B、C、Dは補間
前の背景画素である。補間後の背景画素は補間前の背景
画素を縦横にそれぞれ2倍したものになる。図11の正
方形の位置が補間後の画素となる。たとえば図11のX
の位置の画素を補間によって得ることを考える。ここで
は線形補間による拡大手法を採るとする。Xの画素値を
得るために周囲4画素A、B、C、Dの画素値を用い
る。以下、X、A、B、C、Dは、各画素の画素値を表
すとする。通常の線形補間手法では、
【数4】 とすれば良いが、本実施例では周囲画素B、C、Dに背
景画素値が存在しない場合がある。
【0116】そのため、以下の手法により補間画素値X
を得る。以下、Aの背景画素値は存在するものとする
(存在しない場合には、補間の必要が無い)。 ● BCDすべて存在しないとき、 X=A ● BCDすべて存在するとき、 X=(9A+3B+3C+D)/16 ● Bのみ存在するとき、 X=(3A+B)/4 ● Cのみ存在するとき X=(3A+C)/4 ● BDのみ存在するとき、 X=(9A+3B+D)/13 ● CDのみ存在するとき X=(9A+3C+D)/13 ● BCのみ存在するとき、 X=(3A+B+C)/5 ● Dのみ存在するとき X=(9A+D)/10 周囲画素B、C、Dの背景画素値の存在情報を得るた
め、背景画素補間器215には文字背景位置パターン2
05が入力される。
【0117】ブロック復号器216では、以上のように
生成された補間後の背景画素値と、文字フロック211
を合成して復号ブロック217を出力する。復号された
文字ブロック211を、前記のa[3:0]と、b
[3:0]で表すとしたとき、a[1]=0の画素のみ
背景画素値で置換し、a[i]=1の画素は、b[i]
=0の場合には0とし、b[i]=1の場合には255
とすることで復号ができる。さらに復号ブロック217
をラスタスキャンに変換することにより復号が完了す
る。
【0118】以上で実施例1の復号器の動作の説明を終
える。
【0119】上記では、量子化は右ビットシフト(下位
ビット切り捨て)で行ったが、割り算を行うことによっ
て量子化を行っても良い。
【0120】上記では、書画素が文字画素であるか背景
画素であるかを示す情報a[3:0]をパターン符号L
UT104とシフト量LUT107にも入力した。−ブ
ロックの画素数が多くなる場合、aのビット数も多くな
ってしまう。一旦ブロック種類識別符号に変換してか
ら、各符号化器で使用しても良い。その場合、ブロック
種類識別符号は各画素が文字画素であるか背景画素であ
るかを示す情報aよりも小さくできるため、伝送するビ
ット数あるいはLUTの量を減少させることができる。
また、上記では、a[3:0]とb[3:0]をLUT
で一度に符号化したが、これではLUT量が大きくなっ
てしまう場合には、まずa[3:0]をブロック種類識
別符号に符号化し、別に、文字背景位置パターン符号お
よび文字画素値符号を符号化しても良い。
【0121】上記では背景画素補間器215において、
周囲4点画素を用いた補間を行ったが、補間は周囲16
点画素を用いる等の他の補間方式でも良い。16点補間
を用いる場合、周囲16点の存在にょって場合分けが必
要となる。また、補間を行わずに最近傍の画素の画素値
で置換しても良い。図11の場合、X=Aとすることで
拡大が可能となる。
【0122】上記では、0画素背景ブロックの場合、ダ
ミー画素を付加したが、ダミー符号を付加しない符号構
成もありうる。
【0123】上記では入力解像度を600dpiとした
が、本実施例は他の解像度でも成り立つことは明らかで
ある。
【0124】上記では、ブロックサイズを2×2とした
が、2×2以外の他のブロック画素数でも良い。
【0125】上記では、0画素背景ブロック種類を設け
た。0画素背景ブロック種類を設けなくても良い。
【0126】逆量子化の結果0あるいは255になるよ
うな背景画素値符号が存在していれば、0あるいは25
5を背景画素とみなすことにより、他のブロック種類で
0画素背景ブロック種類を表すことができる。
【0127】また、上記で示した符号例とは別の符号を
設計することももちろん可能である。図14は、0画素
背景ブロック種類を無くし、かつ、ブロックで固定長を
実現する符号の例である。
【0128】文字画素のビット数は1ビット以外でも構
わない。2ビットとした場合、文字画素の画素値種類数
は4となる。例えば、0、255、128、64を文字
画素として判別する等の例が考えられる。また、文字画
素の画素値は0、255以外でももちろん良い。
【0129】ブロック種類識別符号は、等長符号でもも
ちろん良い。あるいは、発生確率に応じた非等長符号で
も良い。この場合、ブロック毎に固定長の符号とするこ
とはできないが、全体の圧縮効率は上がる可能性があ
る。
【0130】上記では、ブロック種類に応じて背景画素
値の量子化を行ったが、量子化を行わなくても(量子化
ステップ数を1としても)良い。
【0131】上記では、文字画素を画素値で判別した
が、文字画素判別手法は、他の絵文字判別手法等を利用
しても良い。
【0132】以上の回路はソフトウェアで実装すること
ももちろん可能である。
【0133】また、符号の順序は最も最初にブロック種
類識別符号が必要である以外は何でも良い。
【0134】[実施例2]実施例2は、図4b)に示さ
れるような、多階調数低解像度画像と、少階調数高解像
度画像が入力される場合の例である。少階調数高解像度
画素となる画素値が1種類のみの場合である。
【0135】実施例2は、例えばPDLデコンポーザの
生成した画像を符号化する場合に関するものである。一
部のプリンタは、PDL(ページ記述言語)を入力し
て、プリントする画像を生成する。PDL内には、文字
コード、描画命令、ビットマップデータ等が格納されて
いる。一般にPDLは描画の上書きにより画像を生成す
る。後から発行された描画命令によって描かれた画像
は、前に発行された描画命今によって描かれた画像の上
に描画される。
【0136】例えば、ビットマップデータが300dp
iで、その上に600dpiの文字デルータが描画され
る場合を考える。このような場合が図4b)に示される
ようなケースである。この場合、図5の文字背景判別回
路103では、上書きされた文字部分を画素値255の
文字画素であると判定する。それ以外の画素は背景画素
と判別する。
【0137】また、入力ビットマップデータが300d
piである場合には平均値回路106は不要である。
【0138】その他の動作は実施例1と同じである。
【0139】[実施例3]実施例3は、図4c)に示さ
れるような、多階調数低解像度画像と、少階調数高解像
度画像、および、高解像度1ビットのマスク画像が入力
される場合の例である。ITU−TT.44勧告MRC
ではこの画像形式が採用されている。
【0140】実施例3の場合、文字背景判別回路103
は、マスク画像をみて文字画素と背景画素を判別すれば
良い。
【0141】また、多階調数低解像度画像の解像度が3
00dpiである場合には平均値回路106は不要であ
る。
【0142】その他の動作は実施例1と同じである。
【0143】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像符号
化装置によれば、入力画像を第1の画像特性の画素、例
えば少階調数高解像度画素と、第2の画像特性の画素、
例えば多階調数低解像度画素の存在位置のパターンに対
応する位置パターン符号と、第1の画素符号と、第2の
画素符号により符号化し、第1の画像特性の画素と第2
の画像特性の画素の位置パターンに依存して第2の画像
特性の画素の量子化ステップ幅を変化させることによ
り、階調数が必要な画像と解像度が必要な画像が混在し
ている場合に、視覚的な画質劣化を発生すること無く、
かつ、高い効率で符号化を行うことの可能な画像符号化
技術を提供することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の概念を説明する図である。
【図2】 本発明の概念を説明する図である。
【図3】 本発明の概念を説明する図である。
【図4】 入力画像形式を説明する図である。
【図5】 本発明の実施例の符号化器の構成を示す図で
ある。
【図6】 本発明の実施例の復号器の構成を示す図であ
る。
【図7】 図5の符号化器のブロック化回路を説明する
図である。
【図8】 図5の符号化器の符号フォーマットを説明す
る図である。
【図9】 図5の符号化器のブロック種類を説明する図
である。
【図10】 図5の符号化器の文字画素値符号を説明す
る図である。
【図11】 図6の復号器の背景画素補間器を説明する
図である。
【図12】 図5の符号化器の符号のビット配分を説明
する図である。
【図13】 図5の符号化器のブロック種類識別符号表
を説明する図である。
【図14】 図5の符号化器の符号例を説明する図であ
る。
【図15】 図5の符号化器のパターン符号化LUTの
例を説明する図である。
【図16】 図5の符号化器のシフト量表を説明する図
である。
【図17】 図5の符号化器のシフト量LUT表を説明
する図である。
【図18】 従来例1を説明する図である。
【図19】 従来例2を説明する図である。
【図20】 視覚周波数特性を説明する図である。
【図21】 文字線画、写真混在ブロックを説明する図
である。
【図22】 プリント画像を説明する図である。
【符号の説明】 101 入力画像 102 ブロック化回路 103 文字背景判別回路 104 パターン符号LUT 105 ブロック種類識別符号、文字背景位置パターン
符号および文字画素値符号 106 平均値回路 107 シフト量LUT 108 シフト回路 109 背景画素値符号 110 多重化回路 111 符号 200 入力符号 201 ブロック種類復号器 202 ブロック種類 203 ブロック種類識別符号を取り除いた符号列 204 文字背景位置パターン復号器 206 文字背景位置パターン 206 文字背景位置パターン符号を取り除いた符号列 207 文字画素値復号器 208 文字画素値 209 文字画素値符号を取り除いた符号列 210 文字ブロック復号器 211 文字ブロック 212 背景画素値復号器 213 背景画素値 214 次のブロックの符号 215 背景画素補間器 216 ブロック復号器 217 復号ブロック

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像特性の画素の画素値と第2の
    画像特性の画素の画素値を取得する手段と、 第1の画像特性の画素と第2の画像特性の画素との存在
    位置をパターン化する位置パターン化手段と、 前記位置パターンに対して符号を与える位置パターン符
    号化手段と、 第1の画像特性の画素と第2の画像特性の画素との位置
    パターンに依存して第2の画像特性の画素の量子化方法
    が変化する第2の画像特性の画素用の量子化手段と、 前記量子化手段によって量子化された第2の画像特性の
    画素を符号化する画素符号化手段とを具備することを特
    徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 第1の画像特性の画素の画素値と第2の
    画像特性の画素の画素値を取得する手段と、 第1の画像特性の画素と第2の画像特性の画素との存在
    位置をパターン化する位置パターン化手段と、 前記位置パターンに対して符号を与える位置パターン符
    号化手段と、 第1の画像特性の画素数分だけ第1の画像特性に対応し
    て画素値を符号化する画素符号化手段とを具備すること
    を特徴とする画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 第1の画像特性の画素は少階調数高解像
    度画素であり、第2の画像特性の画素は多階調数低解像
    度画素であることを特徴とする請求項1あるいは2記載
    の画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 第1の画像特性の画素の画素値と第2の
    画像特性の画素の画素値を取得する手段は、 入力画素を第1の画像特性の画素と第2の画像特性の画
    素とのいずれかに判別する判別手段と、 第2の画像特性の画素と判別された1つまたは複数の画
    素から第2の画像特性の画素の画素値を取得する第2の
    画素の画素値取得手段とからなることを特徴とする請求
    項1あるいは2記載の画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記判別手段では、入力画素値と、予め
    与えられた1つまたは複数の所定の画素値との比較を行
    い、入力画素値が所定の画素値のいずれかに等しい場
    合、この入力画素値を第1の画像特性の画素と判別し、
    それ以外の場合、第2の画像特性の画素と判断すること
    を特徴とする請求項4記載の画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の画素値は、0および255で
    あることを特徴とする請求項5記載の画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 出力符号は、位置パターン符号と、第1
    の画像特性の画素符号と、第2の画像特性の画素符号か
    らなることを特徴とする請求項1あるいは2記載の画像
    符号化装置。
  8. 【請求項8】 第1の画像特性の画素がとりうる画素値
    は予め定められた1つのみの画素値であり、出力符号
    は、位置パターン符号と、第2の画像特性の画素符号と
    からなることを特徴とする請求項1記載の画像符号化装
    置。
  9. 【請求項9】 前記位置パターン符号化手段は、 回転あるいは対称変換によって相互に変換可能なパター
    ン群を示す第1の位置パターン符号化手段と、 前記パターン群中から前記位置パターンを特定する第2
    の位置パターン符号化手段からなることを特徴とする請
    求項1記載の画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 前記位置パターン符号化手段は、 回転あるいは対称変換によって相互に変換可能なパター
    ン群を示す第1の位置パターン符号化手段と、 前記パターン群中から前記位置パターンを特定する第2
    の位置パターン符号化手段からなることを特徴とする請
    求項2記載の画像符号化装置。
  11. 【請求項11】 前記位置パターン符号化手段におい
    て、前記位置パターン符号は一意に復号可能な可変長符
    号で形成されることを特徴とする請求項1あるいは2記
    載の画像符号化装置。
  12. 【請求項12】 前記位置パターン符号化手投は、 第1の位置パターンを一意に復号可能な可変長符号に符
    号化する第1の位置パターン符号化手段と、 第1の位置パターンによって定まる符号長を持つ第2の
    位置パターン符号を割り当てる、第2の位置パターン符
    号化手段とからなることを特徴とする請求項9または1
    0記載の画像符号化装置。
  13. 【請求項13】 前記第2の位置パターン符号化手段
    は、第2の位置パターン番号をそのまま符号化すること
    を特徴とする請求項12記載の画像符号化装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の位置パターンに対応するそ
    れぞれの第2の位置パターンの数が2のべき乗であるこ
    とを特徴とする請求項9または10記載の画像符号化装
    置。
  15. 【請求項15】 前記量子化手段は、第1の画像特性の
    画素数が多く、第2の画像特性の画素数が少ないほど、
    量子化ステップ幅が大きくなるように前記位置パターン
    に依存することを特徴とする請求項1記載の画像符号化
    装置。
  16. 【請求項16】 前記量子化手段は、前記第1の位置パ
    ターンに依存して量子化ステップ幅を変更することを特
    徴とする請求項9記載の画像符号化装置。
  17. 【請求項17】 前記量子化手段は、下位ビットを切り
    捨てることにより量子化を行うことを特徴とする請求項
    1記載の画像符号化装置。
  18. 【請求項18】 前記第2の画素符号化手段は、前記量
    子化手投によって量子化された第2の画像特性の画素の
    量子化インデクスをそのまま第2の画像特性の画素の符
    号とすることを特徴とする請求項1記載の画像符号化装
    置。
  19. 【請求項19】 前記第1の画像特性に対応して画素値
    を符号化する画素符号化手段は、前記第1の位置パター
    ンに依存して、符号化を行う第1の画像特性の画素の画
    素数を定めることを特徴とする請求項10記載の画像符
    号化装置。
  20. 【請求項20】 前記第1の画像特性に対応して画素値
    を符号化する画素符号化手段は、第1の画像特性の画素
    の画素値を入力画素のビット数より小さいインデクスに
    変換してから符号化を行うことを特徴とする請求項2記
    載の画像符号化装置。
  21. 【請求項21】 前記第1の画像特性に対応して画素値
    を符号化する画素符号化手段は、第1の画像特性の画素
    の画素値を入力画素のビット数より小さいインデクスに
    変換し、該インデクスをそのまま符号とすることを特徴
    とする請求項20記載の画像符号化装置。
  22. 【請求項22】 ダミー符号を付加するダミー符号付加
    手段をさらに具備し、ダミー符号付加手段では、符号化
    の結果、所定の符号量に達しない場合は、ダミー符号を
    付加し、所定の符号量に一致させることを特徴とする請
    求項1あるいは2記載の画像符号化装置。
  23. 【請求項23】 前記ダミー符号付加手段では、前記位
    置パターンから、ダミー符号長を決定することを特徴と
    する請求項22記載の画像符号化装置。
  24. 【請求項24】 前記ダミー符号付加手段では、前記第
    1の位置パターンから、ダミー符号長を決定することを
    特徴とする請求項22記載の画像符号化装置。
  25. 【請求項25】 第1の画像特性の画素の画素値、第2
    の画像特性の画素の画素値およびこれらの画素の位置パ
    ターンをそれぞれ符号化してなる符号を復号する画像復
    号装置において、 位置パターンを復号する位置パターン復号手段と、 第2の画像特性の画素値の代表値を復号する画素値復号
    手段と、 画素値復号手段で復号された画素値の代表値から第2の
    画像特性の各画素値を補間する画素補間手段とを具備
    し、 画素補間手段は、 復号された周囲画素の第2の画像特性の画素の存在の有
    無のパターンに応じて、第2の画像特性の画素値の補間
    手法を変更することを特徴とする画像復号装置。
  26. 【請求項26】 少階調数高解像度画素の画素値と多階
    調数低解像度画素の画素値を取得する手段と、 少階調数高解像度画素の画素数と多階調数低解像度画素
    の画素数との比に基づいて多階調数低解像度画素の画素
    値の量子化ステップ幅を決定する手段と、 決定した量子化ステップ幅を用いて多階調数低解像度画
    素の画素値を量子化する量子化手段とを具備することを
    特徴とする画像符号化装置。
  27. 【請求項27】 前記量子化手段は、少階調数高解像度
    画素の画素数が多く、多階調数低解像度画素の画素数が
    少ないほど、量子化ステップ幅が大きくなるようにする
    請求項26記載の画像符号化装置。
  28. 【請求項28】 第1の画像特性の画素の画素値と第2
    の画像特性の画素の画素値を取得するステップと、 第1の画像特性の画素と第2の画像特性の画素との存在
    位置をパターン化する位置パターン化ステップと、 前記位置パターンに対して符号を与える位置パターン符
    号化ステップと、 第1の画像特性の画素と第2の画像特性の画素との位置
    パターンに依存して第2の画像特性の画素の量子化方法
    を変化させて第2の画像特性の画素を量子化するステッ
    プと、 前記量子化された第2の画像特性の画素を符号化する画
    素符号化ステップとをコンピュータに実行させるために
    用いられる画像符号化用コンピュータ・プログラムをコ
    ンピュータ読出し可能に記録した記録媒体。
  29. 【請求項29】 第1の画像特性の画素の画素値と第2
    の画像特性の画素の画素値を取得するステップと、 第1の画像特性の画素と第2の画像特性の画素との存在
    位置をパターン化する位置パターン化ステップと、 前記位置パターンに対して符号を与える位置パターン符
    号化ステップと、 第1の画像特性の画素数分だけ第1の画像特性に対応し
    て画素値を符号化する画素符号化ステップとをコンピュ
    ータに実行させるために用いられることを特徴とする画
    像符号化用コンピュータ・プログラムをコンピュータ読
    出し可能に記録した記録媒体。
  30. 【請求項30】 第1の画像特性の画素の画素値、第2
    の画像特性の画素の画素値およびこれらの画素の位置パ
    ターンをそれぞれ符号化してなる符号を復号するための
    画像復号用コンピュータ・プログラムをコンピュータ読
    出し可能に記録した記録媒体において、 位置パターンを復号する位置パターン復号ステップと、 第2の画像特性の画素値の代表値を復号する画素値復号
    ステップと、 画素値復号手段で復号された画素値の代表値から第2の
    画像特性の各画素値を補間する画素補間ステップとをコ
    ンピュータに実行させるために用いられ、 画素補間ステップは、 復号された周囲画素の第2の画像特性の画素の存在の有
    無のパターンに応じて、第2の画像特性の画素値の補間
    手法を変更するステップを含む画像復号用コンピュータ
    ・プログラムをコンピュータ読出し可能に記録した記録
    媒体。
  31. 【請求項31】 少階調数高解像度画素の画素値と多階
    調数低解像度画素の画素値を取得するステップと、 少階調数高解像度画素の画素数と多階調数低解像度画素
    の画素数との比に基づいて多階調数低解像度画素の画素
    値の量子化ステップ幅を決定するステップと、 決定した量子化ステップ幅を用いて多階調数低解像度画
    素の画素値を量子化するステップとをコンピュータに実
    行させるために用いられる画像符号化用コンピュータ・
    プログラムをコンピュータ読出し可能に記録した記録媒
    体。
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