JP6991072B2 - 画像読取装置、画像形成装置および制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、画像読取装置、画像形成装置および制御方法に関し、特にたとえば、原稿読取台の読取領域を分割した各領域に載置された原稿を読み取った画像から領域毎の画像ファイルを生成する、画像読取装置、画像形成装置および制御方法に関する。
背景技術の画像読取装置の一例が特許文献1に開示される。この特許文献1の情報処理装置は、複数の名刺の表面を第1画像データとして取得するとともに、複数の名刺の裏面を第2画像データとして取得する。第1画像データを解析することにより、名刺を示す表面名刺画像が抽出され、抽出された表面名刺画像ごとに対応した位置情報が生成され取得される。同様に、第2画像データが解析され、名刺を示す裏面名刺画像が抽出され、抽出された裏面名刺画像ごとに対応した位置情報が生成され取得される。表面名刺画像の位置情報と裏面名刺画像の位置情報とに基づき、複数の表面名刺画像の各々に複数の裏面名刺画像の何れか1つを関連付けて1つの名刺画像が名刺ごとに決定される。関連付けた複数の名刺画像に対して、表面名刺画像の位置情報と裏面名刺画像の位置情報とを比較して同じ位置であるか否かが判定される。また、関連付けた複数の名刺画像に対して、表面名刺画像と裏面名刺画像とを比較して同じ画像であるか否かが判定される。これらの判定のうちの少なくとも一方を用いて判定した結果に基づいて、各種の画像を表示する操作部の表示画面に表示させる画像を異ならせる制御が実行される。また、名刺ごとに決定した画像が名刺ごとに記憶部に記憶される。
特開2015-56794号公報
この背景技術の情報処理装置では、表面名刺画像と裏面名刺画像が同じ位置であるかどうかと、同じ画像であるかどうかに基づいて、名刺毎に表面名刺画像に裏面名刺画像を関連付けた名刺画像を決定し、各名刺画像を1つの画像ファイルとして記憶部に記憶するので、名刺の表面または/および裏面の読取に成功したかどうかについては、記憶した名刺画像を表示して確認する必要がある。各名刺画像を表示して確認するのは面倒であり、確認する名刺画像の数が増大すれば手間が増える。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、画像読取装置、画像形成装置および制御方法を提供することである。
この発明の他の目的は、画像の読取に成功したかどうかを、画像を表示せずに簡単に確認できる、画像読取装置、画像形成装置および制御方法を提供することである。
第1の発明は、原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置であって、画像データに読取エラーが有るかどうかを複数の領域の各々について判断する判断部と、画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行する処理実行部を備え、処理実行部は、複数の領域の各々について、対応付けられた画像データを含む画像ファイルを生成し、画像ファイルに含まれる画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、読取エラーが有ることを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶し、画像ファイルに含まれる画像データの全部に読取エラーが無い場合に、読取エラーが無いことを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶する、画像読取装置である。
の発明は、第の発明に従属し、処理実行部は、画像ファイルに含まれる画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、読取エラーが有ることを示す情報を含むファイル名を当該画像ファイルに付与する。
第3の発明は、第1の発明に従属し、複数回読取処理を実行し、処理実行部は、各回の読取処理を実行したことにより取得された複数の画像データを、対応付けられた領域毎にまとめた複数の画像ファイルを生成し、画像ファイルに含まれる複数の画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、読取エラーが有ることを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶し、画像ファイルに含まれる複数の画像データの全部に読取エラーが無い場合に、読取エラーが無いことを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶する。
第4の発明は、原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置であって、画像データに読取エラーが有るかどうかを複数の領域の各々について判断する判断部と、画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行する処理実行部を備え、処理実行部は、複数の領域の各々について、対応付けられた画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、当該画像データを削除し、複数の領域の各々について、対応付けられた画像データを含む画像ファイルを生成して記憶媒体に記憶する。
第5の発明は、原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置であって、画像データに読取エラーが有るかどうかを判断する判断部と、画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行する処理実行部を備え、複数回読取処理を実行し、処理実行部は、各回の読取処理を実行したことにより取得された複数の画像データを、対応付けられた領域毎にまとめた複数の画像ファイルを生成し、画像ファイルに含まれる複数の画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、読取エラーが有ることを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶し、画像ファイルに含まれる複数の画像データの全部に読取エラーが無い場合に、読取エラーが無いことを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶する。
第6の発明は、原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置を備える画像形成装置であって、画像データに読取エラーが有るかどうかを複数の領域の各々について判断する判断部と、画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行する処理実行部を備え、処理実行部は、複数の領域の各々について、対応付けられた画像データを含む画像ファイルを生成し、画像ファイルに含まれる画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、読取エラーが有ることを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶し、画像ファイルに含まれる画像データの全部に読取エラーが無い場合に、読取エラーが無いことを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶する、画像形成装置である。
第7の発明は、原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置を備える画像形成装置であって、画像データに読取エラーが有るかどうかを前記複数の領域の各々について判断する判断部と、画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行する処理実行部を備え、処理実行部は、複数の領域の各々について、対応付けられた前記画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、当該画像データを削除し、複数の領域の各々について、対応付けられた前記画像データを含む画像ファイルを生成して記憶媒体に記憶する、画像形成装置である。
第8の発明は、原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置を備える画像形成装置であって、画像データに読取エラーが有るかどうかを判断する判断部と、画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行する処理実行部を備え、複数回読取処理を実行し、処理実行部は、各回の読取処理を実行したことにより取得された複数の画像データを、対応付けられた領域毎にまとめた複数の画像ファイルを生成し、画像ファイルに含まれる前記複数の画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、読取エラーが有ることを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶し、画像ファイルに含まれる前記複数の画像データの全部に読取エラーが無い場合に、読取エラーが無いことを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶する、画像形成装置である。
の発明は、原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置の制御方法であって、(a)画像データに読取エラーが有るかどうかを複数の領域の各々について判断するステップと、(b)画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行するステップを含み、ステップ(b)は、複数の領域の各々について、対応付けられた前記画像データを含む画像ファイルを生成し、画像ファイルに含まれる前記画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、読取エラーが有ることを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶し、画像ファイルに含まれる前記画像データの全部に読取エラーが無い場合に、読取エラーが無いことを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶する、制御方法である。
第10の発明は、原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置の制御方法であって、(a)前記画像データに読取エラーが有るかどうかを前記複数の領域の各々について判断するステップと、(b)前記画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行するステップを含み、ステップ(b)は、複数の領域の各々について、対応付けられた前記画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、当該画像データを削除し、複数の領域の各々について、対応付けられた前記画像データを含む画像ファイルを生成して記憶媒体に記憶する、制御方法である。
第11の発明は、原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置の制御方法であって、(a)前記画像データに読取エラーが有るかどうかを判断するステップと、(b)前記画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行するステップを含み、複数回読取処理を実行させ、ステップ(b)は、各回の読取処理を実行したことにより取得された複数の画像データを、対応付けられた領域毎にまとめた複数の画像ファイルを生成し、画像ファイルに含まれる前記複数の画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、読取エラーが有ることを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶し、画像ファイルに含まれる前記複数の画像データの全部に読取エラーが無い場合に、読取エラーが無いことを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶する、制御方法である。
この発明によれば、画像データに読取エラーが有る場合と読取エラーが無い場合とで異なる処理を実行するので、画像データを表示しなくても処理結果を見れば画像データの読取に成功したかどうかを知ることができる。
図1はこの発明の一実施例である画像形成装置の外観を示す斜視図である。 図2は図1に示す画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 図3は図1に示す画像読取装置の読取領域を分割した分割領域を説明するための図である。 図4は表面を読み取る場合に原稿読取台に原稿を載置した状態の一例を示す図である。 図5は裏面を読み取る場合に原稿読取台に原稿を載置した状態の一例を示す図である。 図6は図2に示したRAMのメモリマップの一例を示す図である。 図7は図2に示すCPUの画像ファイル生成処理の一例の一部を示すフロー図である。 図8は図2に示すCPUの画像ファイル生成処理の他の一部であって、図7に後続するフロー図である。 図9は図2に示すCPUの画像ファイルの生成処理のその他の一部であって、図8に後続するフロー図である。 図10は第2実施例のCPUの画像ファイル生成処理の一部であって、図9に後続するフロー図である。 図11は第3実施例のCPUの画像ファイル生成処理の一部を示すフロー図である。 図12は第3実施例のCPUの画像ファイル生成処理の他の一部であって、図11に後続するフロー図である。
[第1実施例]
図1を参照して、この発明の第1実施例である画像読取装置14は、電子写真方式によって用紙に画像を形成する画像形成装置10に用いられる。先ず、画像形成装置10の基本構成について概略的に説明する。この実施例では、画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。
図1に示すように、画像形成装置10は、画像形成部30等を備える装置本体12、およびその上方に配置される画像読取装置14を含む。
画像読取装置14は、プラテンガラスのような透明材によって形成される原稿載置台16を備える。原稿載置台16の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー18が開閉自在に取り付けられる。この原稿押えカバー18には、原稿載置トレイ20に載置された原稿を画像読取位置22に対して1枚ずつ自動的に給紙するADF(自動原稿送り装置)24が設けられる。また、図示は省略するが、原稿載置台16の前面側には、ユーザによる印刷指示等の入力操作を受け付けるタッチパネル98および操作ボタン102等の操作部(操作パネル)が設けられる。
また、画像読取装置14には、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える画像読取部26が内蔵される。画像読取部26は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度や色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
なお、光源および複数のミラーを含む走査部は、ADF24によって給紙される原稿を読み取る場合には、画像読取位置22の下方に固定的に位置され、原稿載置台16に載置された原稿を読み取る場合には、副走査方向に移動される。ただし、副走査方向は、画像形成装置10を正面から見た場合の左右の方向、すなわち、図1では左右の方向である。また、主走査方向は、画像形成装置10を正面から見た場合の画像形成装置10の前後方向、すなわち、図1の紙面に対して垂直な方向である。
装置本体12には、後述するCPU80およびメモリ(RAM84およびHDD86)等を含む制御部28および画像形成部30等が内蔵される(図2参照)。制御部28は、タッチパネル98等の操作部への入力操作などに応じて画像形成装置10の各部位に制御信号を送信し、画像形成装置10に種々の動作を実行させる。この制御部28は、画像形成装置10の全体を制御するため、画像読取装置14の制御装置でもある。
画像形成部30は、露光ユニット32、現像器34、感光体ドラム36、クリーナユニット38、帯電器40、中間転写ベルトユニット42、転写ローラ44および定着ユニット46等を備え、給紙トレイ48または手差し給紙トレイ50から搬送される用紙上に画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ52に排出する。用紙上に画像を形成するための画像データとしては、画像読取部26で読み取った画像データまたは外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。
なお、画像形成装置10において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の4色のカラー画像に応じたものである。このため、現像器34、感光体ドラム36、クリーナユニット38および帯電器40のそれぞれは、各色に応じた4種類の潜像を形成するように4個ずつ設けられ、これらによって4つの画像ステーションが構成される。
感光体ドラム36は、導電性を有する円筒状の基体の表面に感光層が形成された像担持体であり、帯電器40は、この感光体ドラム36の表面を所定の電位に帯電させる部材である。また、露光ユニット32は、レーザ出射部および反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成され、帯電された感光体ドラム36の表面を露光することによって、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム36の表面に形成する。現像器34は、感光体ドラム36の表面に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーによって顕像化するものである。また、クリーナユニット38は、現像および画像転写後における感光体ドラム36の表面に残留したトナーを除去する。
中間転写ベルトユニット42は、中間転写ベルト54、駆動ローラ56、従動ローラ58、および4つの中間転写ローラ60などを備え、感光体ドラム36の上方に配置される。中間転写ベルト54は、各感光体ドラム36に接触するように設けられており、中間転写ローラ60を用いて、各感光体ドラム36に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト54に順次重ねて転写することによって、中間転写ベルト54上に多色のトナー像が形成される。また、転写ローラ44は、駆動ローラ56との間で中間転写ベルト54を押圧するように設けられており、中間転写ベルト54と転写ローラ44との間の転写ニップ部を用紙が通過することによって、中間転写ベルト54に形成されたトナー像が用紙に転写される。
定着ユニット46は、ヒートローラ62および加圧ローラ64を備え、転写ローラ44の上方に配置される。ヒートローラ62は、所定の定着温度となるように設定されており、ヒートローラ62と加圧ローラ64との間のニップ域を用紙が通過することによって、用紙に転写されたトナー像が溶融、混合および圧接されて、用紙に対してトナー像が熱定着される。
このような装置本体12内には、給紙トレイ48または手差し給紙トレイ50からの用紙をレジストローラ68、転写ローラ44および定着ユニット46を経由させて排紙トレイ52に送るための第1用紙搬送路L1が形成される。また、用紙に対して両面印刷を行う際に、片面印刷が終了して定着ユニット46を通過した後の用紙を、転写ローラ44の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路L1に戻すための第2用紙搬送路L2が形成される。この第1用紙搬送路L1および第2用紙搬送路L2には、用紙を用紙搬送方向に搬送するための複数の搬送ローラ66が適宜設けられる。
装置本体12において片面印刷(画像形成)を行う際には、用紙は、給紙トレイ48または手差し給紙トレイ50から1枚ずつ第1用紙搬送路L1に導かれ、搬送ローラ66によってレジストローラ68まで搬送される。そして、レジストローラ68によって、用紙の先端と中間転写ベルト54上の画像情報の先端とが整合するタイミングで用紙が転写ローラ44(転写ニップ部)に搬送され、用紙上にトナー像が転写される。その後、定着ユニット46(定着ニップ部)を通過することによって用紙上の未定着トナーが熱で溶融して固着されて、排紙トレイ52上に用紙が排出される。
一方、両面印刷を行う際には、片面印刷が終了して定着ユニット46を通過した用紙の後端部が排紙トレイ52近傍の搬送ローラ66まで到達したとき、この搬送ローラ66を逆回転させることによって、用紙が逆走して第2用紙搬送路L2に導かれる。第2用紙搬送路L2に導かれた用紙は、搬送ローラ66によって第2用紙搬送路L2を搬送されて、レジストローラ68の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路L1に導かれる。この時点で用紙の表裏は反転されるので、その後、転写ローラ44および定着ユニット46を用紙が通過することによって、用紙の裏面に印刷が行われる。
図2は図1に示す画像形成装置10の電気的な構成を示すブロック図である。図2を参照して、画像形成装置10はCPU80を含む。CPU80は、バス82を介して、RAM84、HDD86、ネットワーク接続回路88、通信制御回路90、タッチパネル制御回路92、表示制御回路94、操作ボタン検出回路96、画像読取部26および画像形成部30に接続される。また、タッチパネル制御回路92はタッチパネル98に接続され、表示制御回路94はディスプレイ100に接続され、操作ボタン検出回路96は操作ボタン102に接続される。
CPU80は、画像形成装置10の全体的な制御を司る。RAM84は、CPU80のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。HDD86は、画像形成装置10の主記憶装置であり、画像形成装置10の動作を制御するための各種のプログラムを記憶したり、ネットワーク接続回路88を介して外部のコンピュータから送信された印刷ジョブなどのデータを記憶したり、画像読取部26で読み取った画像データを記憶したり、通信制御回路90で受信した画像データを記憶したりする。
なお、図示は省略するが、画像形成装置10には、ROMおよびRTCも設けられる。ROMには、画像形成装置10の起動プログラムが記憶される。RTCは、日時(西暦、月日および時間(時分秒)を含む)をカウントする時計回路である。
また、第1実施例では、外部のコンピュータは、携帯端末、パーソナルコンピュータ、サーバおよび他の画像形成装置などを意味する。
ネットワーク接続回路88は、LANおよびインターネットのようなネットワークに接続するための通信回路であり、CPU80からの指示に従って、TCP/IPなどのプロトコルを利用して外部のコンピュータと通信する。
通信制御回路90は、モデムであり、CPU80からの指示に従って、電話回線のような通信回線と接続されて、通信相手のファクシミリとの間で画像データを送受信する。通信相手のファクシミリから受信した画像データは、HDD86に一旦記憶される。 タッチパネル制御回路92は、タッチパネル98に必要な電圧などを付与するとともに、タッチパネル98のタッチ有効範囲内でのタッチ操作(タッチ入力)を検出して、そのタッチ入力の位置を示すタッチ座標データをCPU80に出力する。
タッチパネル98は、汎用のタッチパネルであり、静電容量方式、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式など、任意の方式のものを用いることができる。この第1実施例では、タッチパネル98としては、静電容量方式のタッチパネルが用いられ、このタッチパネル98はディスプレイ100の表示面上に設けられる。ただし、タッチパネル98とディスプレイ100とが一体的に形成されたタッチパネルディスプレイが用いられてもよい。
表示制御回路94は、GPUおよびVRAMなどを含んでおり、CPU80の指示の下、GPUは、RAM84に記憶された画像生成データを用いてディスプレイ100に種々の画面を表示するための表示画像データをVRAMに生成し、生成した表示画像データをディスプレイ100に出力する。ディスプレイ100としては、たとえばLCDまたはEL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを用いることができる。
操作ボタン検出回路96は、操作ボタン102の操作に応じた操作信号ないし操作データをCPU80に出力する。操作ボタン102は、電源ボタンなどのハードウェアのボタンないしスイッチであり、たとえば、装置本体12の上面または側面に設けられる。
上記の画像読取装置14(画像形成装置10)は、マルチクロップスキャン機能を備えている。ここで、マルチクロップスキャン機能とは、原稿押えカバー18を開けた状態で、原稿載置台16上に載置された複数の原稿を一括して読み取り、複数の原稿の各々について、個別に画像データを生成する機能を意味する。
ただし、原稿押さえカバー18を開けた状態にするのは、原稿以外の部分に対応する画像が黒になり、原稿に対応する画像とのコントラスト差で原稿に対応する画像を切り出すためである。したがって、原稿載置台16上に載せた原稿を覆うように背景用の黒色(白を除く、濃い他の色もでよい)のマットを載せるようにすれば、原稿押えカバー18を開けた状態にする必要はない。つまり、マルチクロップスキャン機能では、原稿押えカバー18を開けた状態にすることは必須ではない。
図3は原稿載置台16の読取領域200を複数の領域(第1実施例では、4つの分割領域R1、R2、R3、R4)に分割した例を説明するための図である。読取領域200は、原稿載置台16において、原稿を読み取り可能な全領域である。図3では、分割された領域(以下、「分割領域」という)R1~R4を示すために、読取領域200を点線で区分してあるが、実際には、このような点線は表示されない。たとえば、マルチクロップ機能を実行する場合に、ユーザは設定画面で当該機能を使用するモード(以下、「マルチクロップモード」と呼ぶことがある)を設定するが、このとき、読取領域200が図3に示すように分割されていることを示す画像が設定画面に表示される。また、マルチクロップモードに対して、1枚ずつ原稿を読み取る通常の読取機能を使用するモードを通常モードと呼ぶことにする。マルチクロップモードが設定されていない場合には、通常モードが設定される。
第1実施例の画像読取装置14(画像形成装置10)は、マルチクロップスキャン機能によりスキャンして、原稿の表面と裏面の画像を取得し、取得した原稿の表面と裏面の画像に対応する画像データを分割領域R1~R4毎に紐付けた複数の画像ファイルを生成し、生成した画像ファイルを記憶媒体に記憶する。つまり、同じ分割領域Ri(i=1,2,3,4)に載置された原稿の表面の画像と裏面の画像を含む画像ファイルが分割領域Ri毎に生成され、生成された複数の画像ファイルが記憶媒体に記憶される。
原稿は、表面と裏面に文字、図形、写真の少なくとも1つを含む画像が記載されたものであり、代表的な例として、名刺またははがきが該当する。また、この第1実施例では、記憶媒体は、画像形成装置10が備えるHDD86である。ただし、記憶媒体は、画像形成装置10に装着された外部記憶媒体または画像形成装置10とネットワーク接続回路88を介して接続される外部のコンピュータが備えるHDDであってもよい。外部記憶媒体としては、USBメモリを用いることができる。
ここで、マルチクロップモードにおける画像読取装置14(画像形成装置10)の具体的な動作について説明する。まず、画像読取装置14のユーザが、画像形成装置10のタッチパネル98およびディスプレイ100で構成される操作パネルを操作して、設定画面においてマルチクロップモードを設定する。ユーザは、マルチクロップモードを設定すると、画像読取装置14の原稿載置台16上に、複数の原稿を載置する。そして、ユーザは、画像読取装置14に対して、原稿の表面についての読取指示を行う。
図4は原稿の表面をスキャンする場合に原稿載置台16に複数の原稿が載置された状態の一例を示す。図4に示す例では、同じ大きさおよび形状の原稿が原稿載置台16上に載置された場合について示してあるが、各原稿の大きさまたは/および形状は異なっていてもよい。また、複数の原稿は、異なる種類のものが混在していてもよい。たとえば、名刺とはがきが原稿載置台16に載置されていてもよい。
各原稿は、原稿載置台16の読取領域200を分割した分割領域R1~R4の範囲内にそれぞれ配置される。また、各原稿の表面をスキャンするため、ユーザは、原稿の表面を下に向けて、つまり、図4に示すように、原稿の裏面を上に向けて、原稿載置台16上に載置する。続いて、ユーザは、操作パネルのスタートボタンを操作することにより、読取指示を行う。なお、スタートボタンは、操作パネルに設けられるソフトウェアのボタンである。ただし、これは一例であり、スタートボタンは、操作パネルまたは装置本体12に設けられるハードウェアのボタンでもよい。
ユーザの読取指示に応じて、画像読取装置14は、原稿の読取を実行することにより、原稿載置台16上に載置された複数の原稿の表面の画像(以下、「表画像」という)を含む読取領域200の全体に対応する画像(以下、「全体表画像」という)を読み取り、読み取った全体表画像についてのデータ(以下、「全体表画像データ」という)を生成する。
全体表画像データが生成されると、この全体表画像データが解析されて、全体表画像データから、複数の原稿の表画像のデータが個別に順次切り出され(抽出され)、それぞれ独立した個別の表画像のデータ(以下、「個別表画像データ」という)が生成される。このとき、各原稿が載置されている分割領域R1~R4についての識別情報が、各原稿に対応する個別表画像データに付加される。原稿載置台16の読取領域200の座標系と同じ座標系で全体表画像の画素を管理するようにすれば、個別の表画像がどの分割領域R1~R4に載置された原稿に対応するかを容易に知ることができる。このように、個別表画像データに分割領域R1~R4についての識別情報を付加するのは、同じ分割領域R1~R4についての他の画像データ(後述する「個別裏画像データ」)と紐付けるためである。
ここで、全体表画像データを解析することにより、この全体表画像データから個別表画像データを生成する方法は、マルチクロップスキャン機能を実現するための公知の技術を使用することにより、実現することができる。一例として、特開2002-10059号公報に記載されている原稿画像の切り出し方法を使用することができる。
なお、全体表画像データから個別表画像データを生成する方法自体は、本願発明の本質的な内容では無く、上記のとおり、公知の技術を使用することができるため、ここではその詳細な説明は省略することにする。
各分割領域R1~R4についての個別表画像データが生成されると、すなわち、すべての原稿についての個別表画像データが生成されると、各原稿を裏返すことを指示するメッセージが画像形成装置10のディスプレイ100に表示される。
ユーザは、画像読取装置14の原稿載置台16上に、図4に示すように載置されている複数の原稿を、原稿の裏面を下に向けるように裏返して、図5に示すように、原稿の表面を上に向けて載置する。そして、ユーザは、操作パネルのスタートボタンを操作することにより、読取指示を行う。
ユーザの読取指示に応じて、画像読取装置14は、原稿の読取を実行することにより、原稿載置台16上に載置された複数の原稿の裏面の画像(以下、「裏画像」という)を含む読取領域200の全体に対応する画像(以下、「全体裏画像」という)を読み取り、読み取った全体裏画像についてのデータ(以下、「全体裏画像データ」という)を生成する。
全体裏画像データが生成されると、この全体裏画像データが解析されて、全体裏画像データから、複数の原稿の裏画像のデータが個別に順次切り出され(抽出され)、それぞれ独立した個別の裏画像のデータ(以下、「個別裏画像データ」という)が生成される。このとき、各原稿が載置されている分割領域R1~R4についての識別情報が、各原稿に対応する個別裏画像データに付加される。
なお、全体裏画像データを解析することにより、この全体裏画像データから個別裏画像データを生成する方法は、上述した公知の技術を使用することにより、実現することができる。
各分割領域R1~R4についての個別表画像データが生成されると、すなわち、すべての原稿についての個別裏画像データが生成されると、各分割領域R1~R4について、すなわち、各原稿についてのファイルデータが生成される。ファイルデータは、個別裏画像データと、この個別裏画像データに付加された識別情報と同じ識別情報が付加された個別表画像データとがまとめられた画像ファイルのデータである。このような画像ファイルの生成処理が、各個別裏画像データ(個別表画像データ)について実行される。
たとえば、表画像と裏画像を一頁に並べた画像についての画像ファイルが生成される。また、他の例では、表画像の頁と、裏画像の頁を含む画像ファイルが生成される。
また、生成された画像ファイルにファイル名が自動的に付与され、HDD86に記憶される。ファイル名は、スキャンを終了(または開始)したときの西暦、月日および時間(時分秒)を数字を用いて表現した文字列と、画像ファイルに含まれる個別表面画像データと個別裏画像データに付与された識別情報が示す分割領域R1~R4をその符号で表現した文字列(r1,r2,r3,r4)とで構成される。一例として、スキャンを終了した日時が2018年1月18日の10時23分51秒であり、ファイル名を付与する画像ファイルが分割領域R3についての個別表画像データと個別裏画像データをまとめた画像ファイルである場合には、ファイル名として、r3_20180118_102351.pdfが付与される。なお、ファイル名の拡張子は画像データのデータ形式に応じて適宜変更される。また、西暦、月日および時間は、RTCから取得することができる。 このように、マルチクロップ機能を用いることにより、一度のスキャンで複数の原稿の画像を取得し、この処理を原稿の表と裏について行い、各分割領域R1~R4について、それぞれの個別表画像データと個別裏画像データをまとめた画像ファイルを生成することができる。
ただし、この第1実施例では、個別表画像データまたは/および個別裏画像データに読取エラーが有る場合には、画像を表示しなくても(画像ファイルを開かなくても)読取エラーが有ることをユーザが分かるように、画像ファイルをHDD86に記憶するようにしてある。つまり、この第1実施例では、個別表画像データまたは/および個別裏画像データに読取エラーが有る場合と、個別表画像データおよび個別裏画像データに読取エラーが無い場合とで、個別表画像データおよび個別裏画像データに対して異なる処理を実行するようにしてある。このため、処理結果を見れば、画像データを表示しなくても、読取エラーが発生しているかどうかを知ることができる。つまり、画像の読取に成功したかどうかを容易に知ることができる。
ここで、読取エラーが有る場合とは、スキャンした画像のスキュー角度が一定の角度を超えている場合(以下、「場合1」という)、原稿の一部が折れていると判断された場合(以下、「場合2」という)、スキャンした画像の向きが所定の向きと異なる場合(以下、「場合3」という)、および、画像データのデータ量が著しく少ない場合(以下、「場合4」という)などが該当する。
ただし、スキュー角度とは、所定の座標軸に対するスキャンした画像の傾斜角度を意味する。所定の座標軸は、各分割領域R1~R4を規定する縦軸または横軸に平行な軸である。このスキュー角度は、原稿載置台16の読取領域200を規定する縦または横の辺に対する原稿の傾斜角度に相当する。
上記の場合1、場合2および場合3について、読取エラーが有るかどうかを判断する方法は公知の技術であり、一例として、特開2005-311766号公報に記載されている判断方法を使用することができる。この判断方法自体は、本願発明の本質的な内容では無く、公知の技術を使用することができるため、ここではその詳細な説明は省略することにする。
また、上記の場合4については、データ量が著しく少ないと判断するための閾値を予め設定しておき、画像データのデータ量が当該閾値よりも少ない場合に、読取エラーが有ると判断することができる。
読取エラーが有るかどうかは、分割領域R1~R4毎に、個別表画像データを生成したときと、個別裏画像データを生成したときのそれぞれで判断される。ただし、個別裏画像データを生成したときに、画像ファイルを生成する前に、すべての個別表画像データおよび個別裏画像データについて、読取エラーが有るかどうかを判断するようにしてもよい。
第1実施例では、画像ファイルを構成する個別表画像データまたは個別裏画像データに読取エラーが有る場合には、当該画像ファイルのファイル名に、読取エラーが有ることが分かる文字列が付加される。たとえば、ファイル名の先頭に、“NG_”または“ERR_”などの文字列が付加される。
このように、画像ファイルを構成する個別表画像データまたは個別裏画像データに読取エラーが有る場合には、読取エラーが有ることが分かる文字列を含むファイル名が付加されるので、画像データを表示しなくても、ファイル名を見るだけで原稿の読取に成功したかどうかを容易に知ることができる。
図6は図2に示したRAM84のメモリマップ300の一例を示す図である。RAM84は、プログラム記憶領域302およびデータ記憶領域304を含み、プログラム記憶領域302には、第1実施例の画像形成装置10の制御プログラムが記憶される。ただし、画像形成装置10は、画像読取装置14を含むため、この制御プログラムは、画像読取装置14の制御プログラムを含む。
図6に示すように、プログラム記憶領域302に記憶される制御プログラムは、表示プログラム302a、操作検出プログラム302b、読取プログラム302c、個別データ生成プログラム302d、エラー判断プログラム302e、ファイル生成プログラム302fおよびファイル名付与プログラム302gなどを含む。
表示プログラム302aは、ポリゴンデータおよびテクスチャデータを含む画像生成データを用いて、ディスプレイ100に表示する各種の画面に対応する表示画像データを生成し、ディスプレイ100に出力するためのプログラムである。ただし、表示プログラム302aは、原稿をスキャンした画像に対応する画像データまたは外部のコンピュータから取得した画像データをディスプレイ100に出力するためのプログラムでもある。 操作検出プログラム302bは、タッチパネル98および操作ボタン102によるユーザの操作入力を検出するためのプログラムであり、タッチパネル98を操作したことにより入力されるタッチ座標データを検出したり、操作ボタン102を操作したことによる操作データまたは操作信号を検出したりして、データ記憶領域304に一時記憶する。
読取プログラム302cは、原稿の画像を読み取り(スキャンし)、読み取った画像に対応する画像信号(画像データ)を出力するためのプログラムである。上述したように、マルチクロップモードが設定されている場合には、読取プログラム302cは、原稿載置台16に載置された複数の原稿の画像を含む読取領域200の全体の画像をスキャンし、全体の画像についての画像データを出力する。第1実施例では、上述したように、全体表画像データおよび全体裏画像データが出力される。
個別データ生成プログラム302dは、複数の原稿の画像の各々を個別に切り出し、切り出した個別の原稿の画像に対応する画像データを生成するためのプログラムである。第1実施例では、上述したように、各分割領域R1~R4について、個別表画像データおよび個別裏画像データが生成される。
エラー判断プログラム302eは、生成した個別表画像データおよび個別裏画像データに、読取エラーが有るかどうかを判断するためのプログラムである。また、エラー判断プログラム302eに従って、個別表画像データおよび個別裏画像データに、読取エラーが有ることが判断された場合には、判断結果に従って後述するエラーフラグ304fが更新される。
ファイル生成プログラム302fは、各分割領域R1~R4について、個別表画像データおよび個別裏画像データをまとめた画像ファイルを生成するためのプログラムである。ファイル名付与プログラム302gは、ファイル生成プログラム302fに従って生成された画像ファイルにファイル名を付与するためのプログラムである。このファイル名付与プログラム302gは、画像ファイルを構成する個別表画像データまたは/および個別裏画像データに読取エラーが有る場合には、読取エラーが有ることを示す文字列をファイル名に付加するためのプログラムでもある。
図示は省略するが、プログラム記憶領域302には、通信プログラムおよび画像形成プログラムなど、画像形成装置10が備える機能を制御するための他のプログラムも記憶される。
また、データ記憶領域304には、操作データ304a、分割領域データ304b、読取データ304c、個別画像データ304dおよびファイルデータ304eが記憶される。
操作データ304aは、操作検出プログラム302bに従って検出された、タッチパネル98から入力されたタッチ座標データまたは/および操作ボタン102から入力された操作データである。分割領域データ304bは、読取領域200における分割領域R1~R4の位置および大きさを規定するためのデータであり、たとえば、各分割領域R1~R4について、対角の位置となる2つの頂点の座標データである。
読取データ304cは、読取プログラム302cに従って出力された画像データである。マルチクロップモードでは、全体表画像データまたは全体裏画像データが読取データ304cとして記憶される。個別画像データ304dは、個別データ生成プログラム302dに従って生成された、各分割領域R1~R4についての個別表画像データおよび個別裏画像データである。ただし、各分割領域R1~R4についての個別表画像データが生成された後に、各分割領域R1~R4についての個別裏画像データが生成される。
ファイルデータ304eは、ファイル生成プログラム302fに従って生成された、各分割領域R1~R4についての個別表画像データおよび個別裏画像データを、分割領域R1~R4のそれぞれについてまとめた画像ファイルについてのデータである。ファイル名付与プログラム304gは、このファイルデータ304eに対応する各画像ファイルにファイル名を付与する。ファイル名が付与された各画像ファイルは、HDD86に記憶(保存)される。
また、データ記憶領域304には、エラーフラグ304fが記憶される。エラーフラグ304fは、各分割領域R1~R4に対応する画像ファイルを構成する個別表画像データまたは個別裏画像データに読取エラーが有るかどうかを判断するためのフラグデータである。エラーフラグ304fは、4ビットのレジスタで構成され、最上位ビットから順次に分割領域R1、R2、R3およびR4に対応する。各分割領域R1~R4に対応する画像ファイルを構成する個別表画像データおよび個別裏画像データに読取エラーが無い場合には、レジスタに0が設定され、当該画像ファイルを構成する個別表画像データまたは個別裏画像データに読取エラーが有る場合には、レジスタに1が設定される。
図示は省略するが、データ記憶領域304には、制御プログラムを実行するために必要な画像生成データなどの他のデータが記憶されたり、制御プログラムを実行するために必要な他のフラグが記憶されたりする。
図7~図9は、図2に示したCPU80の画像ファイル生成処理を示すフロー図である。以下、図7~図9を参照しながら画像ファイル生成処理について説明するが、同じ処理内容については重複した説明を省略する。
ユーザがマルチクロップモードを設定すると、図7に示すように、CPU80は、画像ファイル生成処理を開始し、ステップS1で、読取指示があるかどうかを判断する。ここでは、CPU80は、スタートボタンが操作されたかどうかを判断する。
なお、ユーザは、読取指示を行う前に、図4に示したように、複数の原稿を原稿載置台16に載置する。また、画像ファイル生成処理を開始するのに先立って、分割領域データ304bがデータ記憶領域304に記憶される。
ステップS1で“NO”であれば、つまり、読取指示が無ければ、ステップS1に戻る。一方、ステップS1で“YES”であれば、つまり、読取指示が有れば、ステップS3で、1回目の原稿の読取処理を実行し、ステップS5で、各分割領域R1~R4について、個別表画像データを取得する。このとき、各個別表画像には、対応する分割領域R1~R4についての識別情報が付加される。つまり、ステップS3およびS5の処理が実行されることにより、複数の原稿の表面の画像を含む全体表画像が取得され、全体表画像から各分割領域R1~R4についての個別表画像が切り出される。ステップS3の処理によって全体表画像が取得されると、全体表画像に対応するデータが読取データ304cとしてデータ記憶領域304に記憶される。また、全体表画像から各分割領域R1~R4についての個別表画像が切り出されると、対応する分割領域R1~R4についての識別情報が付加された各個別表画像データが個別画像データ304dとしてデータ記憶領域304に記憶される。これらのことは、後述するステップS23およびS25においても同じである。
次のステップS7では、変数iに初期値を設定する(i=1)。変数iは、分割領域R1~R4を個別に識別するため変数である。変数iが1である場合には分割領域R1を意味し、変数iが2である場合には分割領域R2を意味し、変数iが3である場合には分割領域R3を意味し、そして、変数iが4である場合には分割領域R4を意味する。以下、この明細書において同じである。
続いて、ステップS9では、分割領域Riの個別表画像データについて読取エラーの有無を判断する。次のステップS11では、分割領域Riの個別表画像データに読取エラーが有るかどうかを判断する。
ステップS11で“NO”であれば、つまり、分割領域Riの個別表画像データに読取エラーが無い場合には、ステップS15に進む。一方、ステップS11で“YES”であれば、つまり、分割領域Riの個別表画像データに読取エラーが有る場合には、ステップS13で、読取エラーを記憶して、ステップS15に進む。ステップS13では、CPU80は、分割領域Riに対応する、エラーフラグ304fのビットに1を設定する。このことは、後述するステップS33においても同じである。
ステップS15では、変数iが最大値(第1実施例では、4)であるかどうかを判断する。つまり、全ての分割領域Riについての個別表画像データに読取エラーが有るかどうかを判断したどうかを判断する。ステップS15で“NO”であれば、つまり、変数iが4でなければ、ステップS17で、変数iを1加算して(i=i+1)、ステップS9に戻る。つまり、他の分割領域Riについての個別表画像データに読取エラーが有るかどうかが判断される。
一方、ステップS15で“YES”であれば、図8に示すステップS19で、原稿の裏返しを指示する。上述したように、原稿を裏返しにするべきことのメッセージがディスプレイ100に表示される。
続いて、ステップS21で、読取指示が有るかどうかを判断する。ステップS21で“NO”であれば、ステップS19に戻る。一方、ステップS21で“YES”であれば、ステップS23で、2回目の原稿の読取処理を実行し、つまり、複数の原稿の裏面を含む全体裏画像を取得し、ステップS25で、各分割領域R1~R4について、個別裏画像データを取得する。ステップS23の処理が実行されることにより、全体裏画像に対応するデータが読取データ304cとして上書きされる。また、ステップS25の処理が実行されることにより、各個別裏画像データが各個別表画像データに追加されて個別画像データ304dとして記憶される。
続くステップS27では、変数iに初期値を設定して、ステップS29で、分割領域Riの個別裏画像データについて読取エラーの有無を判断する。そして、ステップS31で、分割領域Riの個別裏画像データに読取エラーが有るかどうかを判断する。
ステップS31で“NO”であれば、ステップS35に進む。一方、ステップS31で“YES”であれば、ステップS33で、読取エラーを記憶して、ステップS35に進む。
ただし、分割領域Riの個別表画像データに読取エラーがあり、既にエラーフラグ304fの対応するビットに1が設定されている場合には、ステップS33の処理はスキップされる。
ステップS35では、変数iが最大値であるかどうかを判断する。ステップS35で“NO”であれば、ステップS37で、変数iを1加算して、ステップS29に戻る。一方、ステップS35で“YES”であれば、図9に示すステップS39で、各分割領域R1~R4について、画像ファイルを生成する。ここでは、CPU80は、同じ識別情報が付与された個別表画像データおよび個別裏画像データをまとめた画像ファイルを生成する。このとき、生成された各画像ファイルに対応するデータがファイルデータ304eとしてデータ記憶領域304に記憶される。そして、ステップS41で、上述したように、RTCから西暦及び日時の情報を取得し、各画像ファイルにファイル名を付与する。
続いて、ステップS43で、変数iに初期値を設定して、ステップS45で、分割領域Riの読取画像が読取エラーを有しているかどうかを判断する。ここでは、CPU80は、エラーフラグ304fを参照して、分割領域Riに対応するビットに1が設定されているかどうかを判断する。ただし、読取画像は、分割領域Riについての個別表画像および個別裏画像である。
ステップS45で“YES”であれば、つまり、分割領域Riの読取画像が読取エラーを有している場合には、ステップS47で、読取エラーを示す文字列を当該画像ファイルのファイル名に付加し、画像ファイルをHDD86に記憶して、ステップS51に進む。
一方、ステップS45で“NO”であれば、つまり、分割領域Riの読取画像が読取エラーを有していない場合には、ステップS49で、当該画像ファイルをHDD86に記憶して、ステップS51に進む。
なお、ステップS47またはS49の処理が実行されたときに、分割領域Riについての画像ファイルに対応するデータは、データ記憶領域304から消去される。ただし、画像ファイルに対応するデータは、ファイルデータ304eの一部のデータである。
ステップS51では、変数iが最大値であるかどうかを判断する。ステップS51で“NO”であれば、ステップS53で、変数iを1加算して、ステップS45に戻る。一方、ステップS51で“YES”であれば、画像ファイル生成処理を終了する。
第1実施例によれば、分割領域毎に原稿載置台に載置された複数の原稿をスキャンして取得した個別の画像データに読取エラーが有る場合には、読取エラーが有ることが分かるようにして分割領域毎に生成された画像ファイルを記憶するので、各画像ファイルに含まれる画像データを表示しなくても当該画像データに読取エラーが有ることを知ることができる。つまり、原稿の読取に成功したかどうかを容易に知ることができるため、ユーザの手間を省くことができる。
なお、この第1実施例では、画像ファイルを構成する個別表画像データまたは/および個別裏画像データに読取エラーが有る場合には、当該画像ファイルのファイル名に、読取エラーが有ることが分かる文字列を付加するようにしたが、これに限定される必要はない。HDD86に、読取エラーが有る画像データを含まない画像ファイルを記憶するための記憶領域(たとえば、正常画像のフォルダ)と、読取エラーが有る画像データを含む画像ファイルを記憶するための記憶領域(たとえば、読取エラー画像のフォルダ)を設けておき、読取エラーが有る画像データを含まない画像ファイルと読取エラーが有る画像データを含む画像ファイルを別々に記憶するようにしてもよい。ただし、別のフォルダに記憶することに代えて、別の記憶媒体に記憶するようにしてもよい。このようにしても、記憶した場所または記憶した媒体に基づいて、原稿の読取に成功したかどうかを容易に知ることができる。また、かかる場合には、画像ファイルを構成する個別表画像データまたは個別裏画像データに読取エラーが有る場合には、当該画像ファイルのファイル名に、読取エラーが有ることが分かる文字列を付加しなくてもよい。
また、この第1実施例では、画像ファイルを構成する個別表画像データまたは/および個別裏画像データに読取エラーが有る場合には、当該画像ファイルのファイル名に、当該画像ファイルのファイル名に、読取エラーが有ることが分かる文字列を付加するようにしたが、これに限定される必要はない。個別表画像データに読取エラーが有ること、個別裏画像データに読取エラーが有ることがそれぞれ分かる文字列を付加するようにしてもよい。たとえば、個別表画像データに読取エラーが有る場合には、“NG_1_”または“ERR_1_”などの文字列が付加される。また、個別裏画像データに読取エラーが有る場合には、“NG_2_”または“ERR_2_”などの文字列が付加される。さらに、個別表画像データおよび個別裏画像データの両方に読取エラーが有る場合には、“NG_1-2_”または“ERR_1-2_”などの文字列が付加される。このようにすれば、原稿の表面または/および裏面に読取エラーがあることを知ることができ、読取エラーが有る面に応じて、スキャンし直すかどうかを判断することができる。このようにする場合には、表画像用のエラーフラグと裏画像用のエラーフラグを設ける必要がある。
さらに、この第1実施例では、スキャンした画像に読取エラーが有る例として、場合1~場合4を挙げたが、さらに、スキャンした画像が分割領域R1~R4のうちの複数の領域に跨っている場合にも、読取エラーが有ると言える。しかし、スキャンした画像が複数の領域に跨っている場合には、当該画像がどの分割領域R1~R4に対応するかを特定することができない。このため、第1実施例では、スキャンした画像が分割領域R1~R4のうちの複数の領域に跨っている場合には、読取エラーが有ると判断していない。したがって、個別表画像データまたは個別裏画像データが分割領域R1~R4のうちの複数の領域に跨ることが判断された場合には、原稿の読取処理を初めからやり直すようにしてもよい。
[第2実施例]
第2実施例の画像読取装置14は、原稿をスキャンして取得した個別表画像データまたは/および個別裏画像データに読取エラーが有る場合には、当該原稿をスキャンした画像の画像ファイルを生成しないようにした以外は第1実施例と同じであるため、異なる内容について説明し、重複する説明は省略することにする。
また、第2実施例では、上記のように、画像ファイルを生成しない場合には、画像ファイルを生成しないことをユーザに通知するようにしてある。したがって、第2実施例においては、制御プログラムには、画像ファイルを生成しないことを通知するためのプログラムがさらに含まれる。
具体的な動作は、第1実施例の図7~図9に示した画像ファイル生成処理の一部を変更することにより実現される。具体的には、図9に示したステップS39~S53の処理が、図10に示す内容に変更される。図10に示すように、第2実施例では、ステップS39およびS41の処理が削除される。また、第2実施例では、ステップS47に代えてステップS61が実行される。さらに、第2実施例では、ステップS45とステップS49の間において、ステップS63およびステップS65が実行される。
つまり、各分割領域R1~R4について、個別表画像データおよび個別裏画像データが取得されると、図10に示すように、ステップS43で、変数iに初期値を設定して、ステップS45で、分割領域Riについての読取画像が読取エラーを有しているかどうかを判断する。
ステップS45で“YES”であれば、ステップS61で、分割領域Riに載置された原稿についての画像ファイルを生成しないことを通知して、ステップS51に進む。ステップS61では、CPU80は、表示制御回路94を制御して、分割領域Riに載置された原稿についての画像ファイルを生成しない旨のメッセージをディスプレイ100に表示する。
一方、ステップS45で“NO”であれば、ステップS63で、分割領域Riについて画像ファイルを生成し、ステップS65で、ステップS63で生成した画像ファイルのファイル名を付与して、ステップS49に進む。
第2実施例によれば、読取画像が読取エラーを有している場合には、この読取画像を含む画像ファイルを生成しないため、生成された画像ファイルについて読取エラーが発生しているかどうかを確認する必要がない。
また、第2実施例によれば、画像ファイルを生成しない場合には、その旨のメッセージを表示するので、読取エラーが発生した原稿を容易に知ることができる。したがって、ユーザは、画像ファイルが生成されていない原稿についてのみ、マルチクロップモードによるスキャンをやり直せばよい。
[第3実施例]
第3実施例の画像読取装置14は、複数の原稿のそれぞれについて表面と裏面をスキャンした画像ファイルを読み取ることに代えて、片面のみまたは両面を含む複数の原稿をスキャンして、分割領域R1~R4毎に画像ファイルを生成するようにした以外は、第1実施例と同じであるため、異なる内容について説明し、重複する説明は省略することにする。
第1実施例および第2実施例では、1枚の原稿の表面と裏面を読み取るため、原稿の枚数は1枚であり、スキャンする回数が2回に設定されていた。この第3実施例では、原稿の片面のみを読み取るようにしても良く、原稿の枚数およびスキャンの回数は特に制限を設けていない。ユーザがスキャンの終了を指示したことに応じて、分割領域R1~R4についての画像ファイルが生成および記憶される。
たとえば、スキャンを実行する度に、ディスプレイ100に、スキャンを続ける場合には、次の原稿を設定してスタートボタンを操作すること、および、スキャンを終了する場合には、終了ボタンを操作することのメッセージを含む継続/終了指示画面が表示される。また、終了ボタンも、スタートボタンと同様に、操作パネルに設けられるソフトウェアのボタンである。
また、第3実施例では、複数枚の原稿をスキャンし、一部または全部の原稿の片面のみをスキャンすることがあるため、スキャンした回数(n)をカウントし、複数の原稿のスキャンした面の画像を含む読取領域200全体の画像を「全体n回目画像」と呼び、この全体n回目画像から切り出した個別の原稿の画像を「個別n回目画像」と呼ぶことにする。
具体的には、CPU80は、図11および図12に示す画像ファイル処理を実行する。以下、図11および図12を参照して、画像ファイル処理を説明するが、第1実施例で説明した内容と同じ内容については簡単に説明することにする。
ユーザがマルチクロップモードを設定すると、図11に示すように、CPU80は、画像ファイル生成処理を開始し、ステップS81で、変数nに初期値を設定する(n=1)。次のステップS83では、読取指示があるかどうかを判断する。
ステップS83で“NO”であれば、つまり、読取指示が無ければ、ステップS83に戻る。一方、ステップS83で“YES”であれば、ステップS85で、n回目の原稿の読取処理を実行し、ステップS87で、各分割領域R1~R4について、個別n回目画像データを取得する。このとき、各個別n回目画像には、対応する分割領域R1~R4についての識別情報が付加される。
続いて、ステップS89で、変数iに初期値を設定し(i=1)、ステップS91で、分割領域Riの個別n回目画像データについて読取エラーの有無を判断する。次のステップS93では、分割領域Riの個別n回目画像データに読取エラーが有るかどうかを判断する。
ステップS93で“NO”であれば、ステップS97に進む。一方、ステップS93で“YES”であれば、ステップS95で、読取エラーを記憶して、ステップS97に進む。
ステップS97では、変数iが最大値(第3実施例では、4)であるかどうかを判断する。ステップS97で“NO”であれば、ステップS99で、変数iを1加算して(i=i+1)、ステップS91に戻る。
一方、ステップS97で“YES”であれば、図12に示すステップS101で、継続/終了指示画面をディスプレイ100に表示する。次のステップS103では、終了指示が有るかどうかを判断する。ここでは、CPU80は、終了ボタンが操作されたかどうかを判断する。
ステップS103で“NO”であれば、つまり、終了指示が無ければ、ステップS105で、読取指示が有るかどうかを判断する。ステップS105で“NO”であれば、ステップS101に戻る。一方、ステップS105で“YES”であれば、ステップS107で、変数nを1加算して(n=n+1)、図11に示したステップS85に戻る。
また、ステップS103で“YES”であれば、つまり、終了指示が有れば、ステップS109で、各分割領域R1~R4について、画像ファイルを生成する。ここでは、CPU80は、同じ識別情報が付与されたnが示す数が異なる複数の個別n回目画像データをまとめた画像ファイルを生成する。そして、ステップS111では、各画像ファイルにファイル名を付与する。
続いて、ステップS113で、変数iに初期値を設定して、ステップS115で、分割領域Riの読取画像が読取エラーを有しているかどうかを判断する。ここでは、CPU80は、エラーフラグ304fを参照して、分割領域Riに対応するビットに1が設定されているかどうかを判断する。ただし、読取画像は、分割領域Riについての複数の個別n回目画像である。
ステップS115で“YES”であれば、つまり、分割領域Riの読取画像が読取エラーを有している場合には、ステップS117で、読取エラーを示す文字列を当該画像ファイルのファイル名に付加し、画像ファイルをHDD86に記憶して、ステップS121に進む。
一方、ステップS115で“NO”であれば、つまり、分割領域Riの読取画像が読取エラーを有していない場合には、ステップS119で、当該画像ファイルをHDD86に記憶して、ステップS121に進む。
ステップS121では、変数iが最大値であるかどうかを判断する。ステップS121で“NO”であれば、ステップS123で、変数iを1加算して、ステップS115に戻る。一方、ステップS121で“YES”であれば、画像ファイル生成処理を終了する。
第3実施例においても、第1実施例と同様に、各画像ファイルに含まれる画像データを表示しなくても当該画像データに読取エラーが有ることを知ることができる。
なお、第2実施例の変形は、第3実施例にも適用することが可能である。具体的には、ステップS109およびS111が削除され、ステップS117の処理に代えて図10に示したステップS61が実行され、さらに、図10に示したステップS63およびステップS65がステップS115とステップS119の間で実行される。
また、上述の各実施例で挙げた具体的な数値は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。
10 …画像形成装置
14 …画像読取装置
16 …原稿載置台
26 …画像読取部
30 …画像形成部
44 …転写ローラ
46 …定着ユニット
54 …中間転写ベルト
80 …CPU
84 …RAM
86 …HDD
88 …ネットワーク接続回路
90 …通信制御回路
98 …タッチパネル
100 …ディスプレイ
102 …操作ボタン

Claims (11)

  1. 原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置であって、
    前記画像データに読取エラーが有るかどうかを前記複数の領域の各々について判断する判断部と、
    前記画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行する処理実行部を備え、
    前記処理実行部は、
    前記複数の領域の各々について、対応付けられた前記画像データを含む画像ファイルを生成し、
    前記画像ファイルに含まれる前記画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、読取エラーが有ることを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶し、
    前記画像ファイルに含まれる前記画像データの全部に読取エラーが無い場合に、読取エラーが無いことを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶する、画像読取装置。
  2. 前記処理実行部は、前記画像ファイルに含まれる前記画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、読取エラーが有ることを示す情報を含むファイル名を当該画像ファイルに付与する、請求項記載の画像読取装置。
  3. 複数回読取処理を実行し、
    前記処理実行部は、
    各回の読取処理を実行したことにより取得された複数の画像データを、対応付けられた領域毎にまとめた複数の画像ファイルを生成し、
    前記画像ファイルに含まれる前記複数の画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、読取エラーが有ることを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶し、
    前記画像ファイルに含まれる前記複数の画像データの全部に読取エラーが無い場合に、読取エラーが無いことを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶する、請求項1記載の画像読取装置。
  4. 原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置であって、
    前記画像データに読取エラーが有るかどうかを前記複数の領域の各々について判断する判断部と、
    前記画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行する処理実行部を備え、
    前記処理実行部は、
    前記複数の領域の各々について、対応付けられた前記画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、当該画像データを削除し、
    前記複数の領域の各々について、対応付けられた前記画像データを含む画像ファイルを生成して記憶媒体に記憶する、画像読取装置。
  5. 原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置であって、
    前記画像データに読取エラーが有るかどうかを判断する判断部と、
    前記画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行する処理実行部を備え、
    複数回読取処理を実行し、
    前記処理実行部は、
    各回の読取処理を実行したことにより取得された複数の画像データを、対応付けられた領域毎にまとめた複数の画像ファイルを生成し、
    前記画像ファイルに含まれる前記複数の画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、読取エラーが有ることを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶し、
    前記画像ファイルに含まれる前記複数の画像データの全部に読取エラーが無い場合に、読取エラーが無いことを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶する、画像読取装置。
  6. 原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置を備える画像形成装置であって、
    前記画像データに読取エラーが有るかどうかを前記複数の領域の各々について判断する判断部と、
    前記画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行する処理実行部を備え、
    前記処理実行部は、
    前記複数の領域の各々について、対応付けられた前記画像データを含む画像ファイルを生成し、
    前記画像ファイルに含まれる前記画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、読取エラーが有ることを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶し、
    前記画像ファイルに含まれる前記画像データの全部に読取エラーが無い場合に、読取エラーが無いことを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶する、画像形成装置。
  7. 原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置を備える画像形成装置であって、
    前記画像データに読取エラーが有るかどうかを前記複数の領域の各々について判断する判断部と、
    前記画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行する処理実行部を備え、
    前記処理実行部は、
    前記複数の領域の各々について、対応付けられた前記画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、当該画像データを削除し、
    前記複数の領域の各々について、対応付けられた前記画像データを含む画像ファイルを生成して記憶媒体に記憶する、画像形成装置。
  8. 原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置を備える画像形成装置であって、
    前記画像データに読取エラーが有るかどうかを判断する判断部と、
    前記画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行する処理実行部を備え、
    複数回読取処理を実行し、
    前記処理実行部は、
    各回の読取処理を実行したことにより取得された複数の画像データを、対応付けられた領域毎にまとめた複数の画像ファイルを生成し、
    前記画像ファイルに含まれる前記複数の画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、読取エラーが有ることを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶し、
    前記画像ファイルに含まれる前記複数の画像データの全部に読取エラーが無い場合に、読取エラーが無いことを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶する、画像形成装置。
  9. 原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置の制御方法であって、
    (a)前記画像データに読取エラーが有るかどうかを前記複数の領域の各々について判断するステップと、
    (b)前記画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行するステップを含み、
    前記ステップ(b)は、
    前記複数の領域の各々について、対応付けられた前記画像データを含む画像ファイルを生成し、
    前記画像ファイルに含まれる前記画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、読取エラーが有ることを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶し、
    前記画像ファイルに含まれる前記画像データの全部に読取エラーが無い場合に、読取エラーが無いことを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶する、制御方法。
  10. 原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置の制御方法であって、
    (a)前記画像データに読取エラーが有るかどうかを前記複数の領域の各々について判断するステップと、
    (b)前記画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行するステップを含み、
    前記ステップ(b)は、
    前記複数の領域の各々について、対応付けられた前記画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、当該画像データを削除し、
    前記複数の領域の各々について、対応付けられた前記画像データを含む画像ファイルを生成して記憶媒体に記憶する、制御方法。
  11. 原稿載置台の読取領域を複数の領域に分割し、各領域に載置した原稿の各々の画像を一括して読み取る読取処理を実行して当該複数の原稿の各々についての画像データを載置された領域に対応付けて取得する画像読取装置の制御方法であって、
    (a)前記画像データに読取エラーが有るかどうかを判断するステップと、
    (b)前記画像データに読取エラーが有る場合と、当該画像データに読取エラーが無い場合とで、当該画像データに対して異なる処理を実行するステップを含み、
    複数回読取処理を実行させ、
    前記ステップ(b)は、
    各回の読取処理を実行したことにより取得された複数の画像データを、対応付けられた領域毎にまとめた複数の画像ファイルを生成し、
    前記画像ファイルに含まれる前記複数の画像データの一部または全部に読取エラーが有る場合に、読取エラーが有ることを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶し、
    前記画像ファイルに含まれる前記複数の画像データの全部に読取エラーが無い場合に、読取エラーが無いことを識別可能に当該画像ファイルを記憶媒体に記憶する、制御方法。
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