JP2012011703A - 印刷制御装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の手間を抑制する。
【解決手段】複合機100は、第1記憶領域206a、第2記憶領域206b、制御部206、印刷装置110を有する。第1記憶領域206aには原稿の画像を示した画像ファイルが複数記憶されている。第2記憶領域206bには、配布先と、配布先にて必要となる画像ファイルのファイル名と、配布先に対して配布される印刷物の印刷条件との対応関係を示したテーブルが記憶されている。制御部110は、仕分テーブルにて示されている配布先の中の第1配布先に対する印刷指示を受け付けると、仕分テーブルにて第1配布先に対応付けられている印刷条件で、仕分テーブルにて第1配布先に対応付けられているファイル名の画像ファイルの画像を印刷する印刷処理を、印刷装置110に実行させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像データの画像を印刷する印刷装置を制御する印刷制御装置、前記印刷装置および前記印刷制御装置を備える画像形成装置に関するものである。
会社内で定期的に開催される定期会議では、各出席者へ配布される資料の種類および印刷条件は毎回の会議で同じであるものの、配布される資料の種類および印刷条件が配布先毎で異なることがある。
配布される資料の種類が配布先毎で異なるようなケースとしては、以下のような事例が挙げられる。定例会議において会議時間内は常に出席している議長には、全ての資料を配布するが、会議時間内のうち営業実績報告時しか出席しない営業担当者には、営業実績報告書のみを配布するようなケースである。また、配布される資料の印刷条件が配布先毎で異なるようなケースとしては、以下のような事例が挙げられる。配布先の中に老眼になっている重役が含まれ、通常の出席者に配布する印刷物については、印刷用紙を節約するために割付印刷によって出力するが、前記重役に配布する印刷物については、老眼でも資料の確認を行うことを可能にするために割付印刷を用いずに出力するようなケースである。なお、割付印刷とは、印刷用紙1枚の片面に対して複数頁を形成する手法である。
特開2000−315130号公報 特開2002−132099号公報 特開2002−149011号公報 特開2007−079382号公報
前記の定期会議の資料の準備を行う場合、配布先毎で異なる印刷条件で異なる資料(原稿)を印刷する必要がある。したがって、従来の印刷装置を用いて資料の準備を行う場合、定期会議の開催の度に、配布先毎に印刷条件の設定作業および配布先毎の原稿の選定作業を行う必要があり、手間が生じていた。
本発明は、前記の課題に鑑みてなされたものであり、利用者の手間を抑制し得る印刷制御装置および印刷装置を提供することを目的としている。
前記の課題を解決するために、本発明は、印刷処理を行うことによって原稿の画像が印刷された印刷物を出力する印刷装置を制御する印刷制御装置において、原稿の画像を示した原稿ファイルを複数記憶するファイル記憶部と、前記印刷物の配布先と、前記ファイル記憶部に記憶されている複数の原稿ファイルのうち前記配布先にて必要となる原稿の画像を示した原稿ファイルのファイル名と、前記配布先に対して配布される印刷物の印刷条件との対応関係を示したテーブルを記憶するテーブル記憶部と、前記テーブルにて示されている配布先の中の第1配布先に対する印刷指示を受け付けると、前記テーブルにて第1配布先に対応付けられている印刷条件で、前記テーブルにて第1配布先に対応付けられているファイル名の原稿ファイルの画像を印刷する印刷処理を、前記印刷装置に実行させる制御部とを備えることを特徴とする。前記構成によれば、各配布先と各配布先の印刷条件と各配布先に必要な原稿ファイルとの対応関係が予め記憶されており、この対応関係に従って印刷処理が実行される。したがって、定期会議等によって各配布先への原稿の印刷物の配布が必要になる度に、全配布者に対して必要になる全ての原稿ファイルを前記テーブルにて定められているファイル名でファイル記憶部に格納さえしておけば、配布先毎の印刷条件の設定作業や配布先毎の原稿の選定作業を省略して、配布先毎に異なる印刷条件で異なる原稿の画像の印刷が可能になる。それゆえ、利用者の手間を軽減できるという効果を奏する。
本発明の印刷制御装置において、前記テーブルには、前記配布先と、前記配布先にて必要となる原稿の画像を示した原稿ファイルの印刷順序との対応関係が示されており、前記制御部は、前記第1配布先に対する印刷指示を受け付けると、前記テーブルにて第1配布先に対応付けられている印刷順序で、前記テーブルにて前記第1配布先に対応付けられている原稿ファイルの原稿の画像が印刷されるように、前記印刷装置を制御することを特徴とする。前記構成によれば、前記テーブルに所望の印刷順序を設定しておけば、常に所望の印刷順序で原稿ファイルの原稿の画像が印刷されるため、積載された印刷物の並び順をソートする必要がないという効果を奏する。
本発明の印刷制御装置において、前記テーブルには、前記配布先と前記配布先が有するアドレスとの対応関係が示されており、前記テーブルにて示されている配布先の中の第2配布先に対する送信指示を受け付けた場合、前記テーブルにて第2配布先に対応付けられている印刷条件と、前記テーブルにて第2配布先に対応付けられているファイル名の原稿ファイルの画像の画像データとを示した印刷データを前記アドレスに送信する送信部を有することを特徴とする。前記構成によれば、第2配布先に必要な原稿の画像のデータおよび第2配布先に対応付けられている印刷条件を示した印刷データを、第2配布先の有するアドレスに送信できる。それゆえ、第2配布先の利用者が日頃から使用している印刷装置や第2配布先の利用者が日頃から使用している端末装置(印刷装置を制御する端末装置)に前記印刷データを送信するようなことが可能である。これにより、第2配布先の利用者は、日頃から使用している印刷装置から印刷物を出力することが可能になり、利用者の手間をさらに軽減することができる。
また、本発明の印刷制御装置において、前記制御部は、前記ファイル記憶部に対するデータの書込処理を設定期間にて許可し、前記設定期間以外の期間では、前記ファイル記憶部に対するデータの書込処理を禁止することを特徴とする。これにより、特定の期間(設定期間)のみ、前記ファイル記憶部に記憶される原稿ファイルの更新が可能になる。それゆえ、特定の期間の満了直後に原稿ファイルの画像の印刷または送信を行うようにすれば、更新前の原稿ファイルの画像が印刷(送信)されるといった不都合を抑制できる。
例えば、ファイル記憶部に記憶されている原稿ファイルが会議資料であり、資料準備担当者が全ての会議資料の画像を印刷した後、会議資料aの作成者がファイル記憶部に記憶されている会議資料aの内容を更新したような場合、会議の場において、出席者に印刷配布された会議資料aと、会議資料aの作成者の説明内容とが合わないという不都合が生じる。これに対し、前記構成において、特定の期間の満了直後に原稿ファイルの画像の印刷または送信を行うようにすれば、このような不都合が生じない。
本発明の画像形成装置は、前記印刷制御装置と前記印刷装置とを有することを特徴とする。
本発明によれば、配布先毎の印刷条件の設定作業や配布先毎の原稿の選定作業を省略して、配布先毎に異なる印刷条件で異なる原稿の画像の印刷が可能になる。それゆえ、利用者の手間を軽減できるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る複合機の内部構成を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る複合機が有する各ハードウェアを示すブロック図である。 (a)は、4月の或る日において記憶部の第1記憶領域に記憶されている各画像ファイルのファイル名を示した説明図であり、(b)は、5月の或る日において記憶部の第1記憶領域に記憶されている各画像ファイルのファイル名を示した説明図である。 複合機の記憶部の第2記憶領域に記憶されている仕分テーブルを示した図である。 本発明の一実施形態に係る複合機にて実行される仕分ジョブの処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の実施の一形態について図に基づいて説明すれば、以下の通りである。図1は、本実施形態の複合機の構成例を示す図である。複合機100は、複写ジョブ、プリントジョブ、ファイリングジョブ等を実行可能な画像形成装置である。複合機100は、原稿から光学的に画像を読み取る処理を行う画像読取装置90と用紙に対して画像を印刷する印刷装置110とを有する。
なお、複写ジョブとは、画像読取装置90にて読み取られた原稿の画像の画像データに基づき、当該画像を用紙へ印刷するジョブを指す。プリントジョブとは、複合機100に接続されている端末装置から送られてくるプリントジョブのデータ(画像データ)に基づき、用紙上に画像を印刷するジョブを指す。ファリングジョブとは、画像読取装置90にて読み取られた原稿の画像の画像データを、利用者に選択された形式のファイル(例えばPDFファイル)に変換し、当該ファイルを複合機100の記憶部に保存するジョブを指す。
本実施形態の画像読取装置(原稿読取装置)90は、図1に示すように、プラテンガラス92と、プラテンガラス92の上側に配される原稿自動搬送装置120と、プラテンガラス92の下側に配されており撮像素子(CCDラインセンサ)によって画像データを読み取るスキャナ部191とを有している。すなわち、画像読取装置90は、原稿自動搬送装置120にて搬送されている状態の原稿から撮像素子によって画像を読み取って画像データを生成する処理と、プラテンガラス92上に載置されている状態の原稿から撮像素子によって画像を読み取って画像データを生成する処理とを実行可能なスキャナである。
つぎに、印刷装置について図1に基づいて説明する。印刷装置110は、電子写真方式のカラープリンタであって、LAN等にて接続されている端末装置から送られてくる画像データに基づく画像を用紙へ印刷するプリントジョブと、画像読取装置90にて生成された画像データの画像を用紙へ印刷する複写ジョブとを実行可能な装置である。
印刷装置110において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。したがって、各色に応じた4種類の潜像が形成されるように、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4からなる画像形成ステーションが4個設置されている。つまり、印刷装置110には、ブラック画像用の画像形成ステーションと、シアン画像用の画像形成ステーションと、イエロー画像用の画像形成ステーションと、マゼンタ画像用の画像形成ステーションとが設けられている。
帯電器(帯電手段)5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電ローラである。なお、帯電器5としては、図1に示すようなローラ型の他、ブラシ型が用いられてもよい。また、ローラ型やブラシ型のような接触型の帯電器ではなく、非接触型の帯電器が用いられてもよい。
露光ユニット1は、レーザ出射部(レーザ光源)と、レーザ出射部から放たれたレーザビームを走査するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーによって走査されたレーザ光を感光体ドラム3に導くレンズおよび反射ミラー(光学部材)とを備えるレーザスキャニングユニット(LSU)である。なお、発光素子をアレイ状に並べたELやLED書込みヘッドを露光ユニットとして設置してもよい。
露光ユニット1は、帯電された感光体ドラム3を、入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有する。現像器2は、感光体ドラム3上に形成された静電潜像を現像器2内のトナーによって現像(顕像化)するものである。なお、ブラック画像用の画像形成ステーションの現像器2ではブラックトナーによって現像が行われ、シアン画像用の画像形成ステーションの現像器2ではシアントナーによって現像が行われ、イエロー画像用の画像形成ステーションの現像器2ではイエロートナーによって現像が行われ、マゼンタ画像用の画像形成ステーションの現像器2ではマゼンタトナーによって現像が行われる。
クリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを除去・回収するものである。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット6は、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、中間転写ローラ64、および中間転写ベルトクリーニングユニット65を備えている。中間転写ローラ64はYMCK用の各色に対応して4本設けられている。
中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルト従動ローラ63、および中間転写ローラ64は、中間転写ベルト61を張架して回転駆動させる。また各中間転写ローラ64は、感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与える。
中間転写ベルト61は、各感光体ドラム3に接触するように設けられている。そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像が中間転写ベルト61に順次的に重ねて転写されることによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)が形成されるようになっている。中間転写ベルト61は、例えば厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ64によって行われる。中間転写ローラ64には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ64は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト61に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施形態では、転写電極としてローラ形状を使用しているが、それ以外にブラシなども用いることが可能である。
上述のように、各感光体ドラム3上で各色に応じて顕像化されたトナー像は中間転写ベルト61にて積層される。積層されたトナー像は、中間転写ベルト61の回転によって、転写ローラ10と中間転写ベルト61との接触位置(2次転写位置)に搬送され、この接触位置において転写ローラ10によって用紙(シート)に転写される。
転写ローラ10は、中間転写ベルト61に対して所定ニップで圧接されると共に、トナーをシートに転写させるための電圧が印加される(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)。さらに、上記所定ニップを定常的に得るために、転写ローラ10もしくは中間転写ベルト駆動ローラ62の何れか一方を硬質材料(金属)からなるローラとし、他方を軟質材料からなるローラ(弾性ゴムローラまたは発泡性樹脂ローラ)とする。
また、転写ローラ10によって用紙上に転写が行われず中間転写ベルト61上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット65によって除去・回収されるように設定されている。中間転写ベルトクリーニングユニット65には、中間転写ベルト61に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト61は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ63で支持されている。
給紙トレイ(給紙カセット)81は、画像形成(印刷)に使用する用紙を載置するトレイであり、印刷装置110において露光ユニット1の下側に設けられている。また、利用者は、手差トレイ82にも画像形成(印刷)に使用する用紙を載置することが可能になっている。印刷装置110の上方に設けられている排紙トレイ91は、印刷済みの用紙をフェイスダウンで集積するためのトレイである。
また、印刷装置110には、給紙トレイ81および手差トレイ82の用紙を、転写ローラ10や定着ユニット7を経由させて排紙トレイ91に送るための、略垂直形状のシート搬送路(用紙搬送路)Sが設けられている。給紙トレイ81または手差トレイ82から排紙トレイ91までのシート搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ11a,11b、複数の搬送ローラ12a〜12d,レジストローラ13、転写ローラ10、定着ユニット7が配されている。
搬送ローラ12a〜12dは、用紙の搬送を促進・補助するための小型のローラであり、シート搬送路Sに沿って複数設けられている。ピックアップローラ11aは、給紙トレイ81の端部近傍に取り付けられ、給紙トレイ81に載置されている用紙をピックアップしてシート搬送路Sに供給する。ピックアップローラ11bは、手差トレイ82の端部近傍に取り付けられ、手差トレイ82に載置されている用紙をピックアップしてシート搬送路Sに供給する。また、レジストローラ13は、シート搬送路Sを搬送されている用紙を一旦保持するものである。レジストローラ13は、中間転写ベルト61に形成されているトナー像の先端と用紙の先端とが合わさるようなタイミングで、用紙を2次転写位置に搬送する機能を有している。
定着ユニット7は、ヒートローラ71および加圧ローラ72を備えている。ヒートローラ71および加圧ローラ72は、用紙を挟んで回転するようになっている。またヒートローラ71は、図示しない温度検出器からの信号に基づいて制御部207(後述する)によって所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ72とともにトナーを用紙に熱圧着することにより、用紙に転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、用紙に対して熱定着させる機能を有している。また、定着ユニット7には、ヒートローラ71を外部から加熱するための外部加熱ベルト73が設けられている。
つぎに、片面印字時の用紙搬送について詳細に説明する。上述のように、印刷装置110には、予め用紙を収納する給紙トレイ81、手差トレイ82が設けられている。これら給紙トレイ81、手差トレイ82から用紙を給紙するために、各々ピックアップローラ11a,11bが配置され、用紙をシート搬送路Sに導くようになっている。給紙トレイ81,手差トレイ82から搬送される用紙は、シート搬送路Sの搬送ローラ12aによってレジストローラ13まで搬送され、用紙の先端と中間転写ベルト61上のトナー像の先端とが合わさるタイミングで2次転写位置に搬送される。2次転写位置において、中間転写ベルト61から用紙へトナー像が転写される。その後、用紙が定着ユニット7を通過することによって用紙上の未定着トナーが熱で溶融・固着される。定着処理の行われた後の用紙は、定着ユニット7よりも用紙搬送方向の下流側に設置される搬送ローラ12bによって排紙トレイ91上に排出される。
両面印字時の場合、上記のように片面印字が終了し定着ユニット7を通過した用紙の後端が搬送ローラ12bで把持されたときに、搬送ローラ12bが逆回転することによって用紙を搬送ローラ12c,12dの設置位置に導く。用紙は、搬送ローラ12c,12dによってレジストローラ13の設置位置に搬送され、用紙裏面に画像の印刷が行われた後に排紙トレイ91に排出される。
(ハードウェアについて)
つぎに、複合機100が有するハードウェアについて詳細に説明する。図2は本実施形態の複合機の概略構成を示すブロック図である。複合機100は、上述した画像読取装置90、印刷装置110の他、表示部200、操作部201、通信部202、画像データ処理部203、制御装置204を備えている。
表示部200は、複合機100の操作パネル(不図示)に形成されている液晶ディスプレィを指すものであり、複合機100を操作するために必要な操作情報や印刷画像のプレビュー等を表示するためのものである。また、前記の液晶ディスプレィにはタッチパネルが構成されている。操作部201は、前記操作パネルに形成されている各種入力キー、テンキー、スタートキー、モード切替キーおよび、前記タッチパネルを指すものであり、複合機100に対する各種コマンドを利用者に入力させるためのものである。
通信部202は、LAN(local Area Network)等の通信ネットワークを介して端末装置300との間で画像データや各種情報の送受信を行うブロックである。また、通信ネットワークに接続されている端末装置300から複合機100に送られる各種データは、通信部202を介して、後述する記憶部206に記憶されるようになっている。
画像データ処理部203は、複合機100にて扱われる画像データに対して各種画像処理を施す集積回路であり、例えばASIC(application specific integrated circuit)が用いられる。なお、本実施形態の画像データ処理部203は、画像読取装置90にて読み取られた画像データを所定形式のファイル(例えばPDFファイル)に変換する機能をも有する。
制御装置204は、図2に示すように、メモリ部205、記憶部206、制御部207を有するコンピュータである。また、制御装置204は、画像読取装置90、印刷装置110、表示部200、操作部201、通信部202、画像データ処理部203に接続されている。
メモリ部205は、複合機100を制御するための制御プログラムを保存するROM(Read Only Memory)、および、制御部207にて処理されているデータが記憶されるRAM(Random Access Memory)等を含むブロックである。
記憶部206は、複合機100にて扱われる各種情報、ジョブのデータ、および画像データが保存される記憶領域であり、例えばハードディスク装置が用いられる。また、本実施形態の記憶部206は、図2に示すように、第1記憶領域(ファイル記憶部)206aおよび第2記憶領域(テーブル記憶部)206bを含んでいる。第1記憶領域206aおよび第2記憶領域206bに記憶されている情報については後に詳述する。
制御部207は、例えばプロセッサ等の演算回路である。制御部207は、メモリ部205に記憶されている制御プログラムに基づき、制御装置204に接続されている各ハードウェアに対して制御信号を伝達して、各ハードウェアを制御するようになっている。
つまり、制御部207は、複合機100を制御して複合機100に各種ジョブを実行させるようになっている。例えば、操作部201から複写ジョブの開始命令が入力されると、制御部207は、原稿から画像データを読み取る処理を画像読取装置90に実行させ、この画像データに基づく画像の印刷処理を印刷装置110に実行させるようになっている。また、外部の端末装置から複合機100にプリントジョブのデータが送られ、このデータが記憶部206に書き込まれると、制御部207は、プリントジョブのデータに含まれる画像データの画像の印刷処理を印刷装置110に実行させるようになっている。さらに、制御部207は、操作部201からファリングジョブの開始命令を入力すると、原稿から画像データを読み取る処理を画像読取装置90に実行させ、前記画像データに基づくファイリング処理(前記画像データを所定形式の画像ファイルに変換する処理)を画像データ処理部203に実行させ、当該画像ファイルを記憶部206に保存するようになっている。
(仕分ジョブについて)
また、本実施形態の複合機100は、定期会議で使用する原稿の画像を示した画像ファイルと仕分先(印刷物の配布先)とを各々複数登録しておき、いずれかの仕分先が指定されると、指定された仕分先に適した印刷条件で、指定された仕分先に必要な原稿の画像が印刷されるようになっている。本実施形態ではこのような処理を仕分ジョブと称する。以下、仕分ジョブについて詳細に説明する。
図2に示すように、複合機100の記憶部206には第1記憶領域206aおよび第2記憶領域206bが含まれている。第1記憶領域206aには仕分ジョブで印刷される画像の画像ファイルが6つ記憶(登録)されており、第2記憶領域206bには、仕分先および仕分先毎の印刷条件を示した仕分テーブルが記憶(登録)されている。以下では、まず第1記憶領域206aに記憶されている画像ファイルについて詳細に説明する。
図3は、第1記憶領域206aに記憶されている画像ファイルA〜Fを説明するための図である。なお、図3(a)は、4月の或る日において第1記憶領域206aに記憶されている画像ファイルA〜Fのファイル名を示したものであり、図3(b)は、5月の或る日において第1記憶領域206aに記憶されている画像ファイルA〜Fのファイル名を示したものである。
図3に示すように、第1記憶領域206aには、原稿(資料)の画像を示した画像ファイルA〜Fが記憶されている。画像ファイルA〜Fは、いずれも定期会議で用いられる原稿の画像を示したファイルであるが、互いに原稿の種類が異なる。具体的に、画像ファイルAの原稿の種類は「会議議題」であり、画像ファイルBの原稿の種類は「開発日程」であり、画像ファイルCの原稿の種類は「製品仕様」であり、画像ファイルDの種類は「開発技術」であり、画像ファイルEの原稿の種類は「コスト試算」であり、画像ファイルFの原稿の種類は「レジメ」である。
また、上記の定期会議は会社において定期的(例えば一月に一回)に開催される会議であり、画像ファイルA〜Fの各々は、1月に1回のペースで内容が変更されるようになっている。つまり、第1記憶領域206aに記憶される画像ファイルA〜Fの各々は、原稿の種類が変わらないものの、原稿の内容が月に1回のペースで変わることになる。
そして、本実施形態において、画像ファイルA〜Fの各々が第1記憶領域206aに記憶される際、利用者によってファイル名が書き換えられることになっている。具体的には、画像ファイルA〜Fの各々のファイル名は、原稿の種類を示したファイル名に書き換えられるようになっている。
例えば、図3に示すように、画像ファイルAの原稿の種類は「会議議題」であるため、4月に第1記憶領域206aに記憶される画像ファイルAのファイル名は「2010年4月度議題.doc」から「会議議題.doc」に書き換えられ、5月に第1記憶領域206aに記憶される画像ファイルAのファイル名は「2010年5月度議題.doc」から「会議議題.doc」に書き換えられる。また、画像ファイルBの原稿の種類は「開発日程」であるため、4月に第1記憶領域206aに記憶される画像ファイルBのファイル名は「schedule-201004.xls」から「開発日程.xls」に書き換えられ、5月に第1記憶領域206aに記憶される画像ファイルBのファイル名は「日程5月.xls」から「開発日程.xls」に書き換えられる。
なお、以上にて例示されているファイル名の後ろに付加されている拡張子は、ファイル形式を示す符号である。例えば、「2010年4月度議題.doc」のうち、「2010年4月度議題」がファイル名であり、「.doc」はファイル形式を示す拡張子である。したがって、4月に記憶される画像ファイルと5月に記憶される画像ファイルとで原稿の種類が同じであってもファイル形式が異なる場合、新ファイル名は同じであるが拡張子は異なることになる。例えば、図3に示すように、画像ファイルCの原稿の種類は「製品仕様」であり、4月に第1記憶領域206aに記憶される画像ファイルCのファイル名は「表示仕様.pdf」から「製品仕様.pdf」に書き換えられる一方、5月に第1記憶領域206aに記憶される画像ファイルCのファイル名は「操作仕様.doc」から「製品仕様.doc」に書き換えられる。
つまり、画像ファイルA〜Fの各々は、第1記憶領域206aに記憶される際、図3に示す旧ファイル名から新ファイル名にファイル名が書き換えられるのである(ファイル名が上書きされる)。そして、図3に示すように、4月に記憶される画像ファイルと5月に記憶される画像ファイルとで原稿の種類が同じであればファイル名も同じになる。
また、画像ファイルA〜Fのファイルの形式は、複合機100にて取り扱い可能な形式であれば限定されるものではない。画像読取装置90から得られる画像データを変換して生成可能な画像ファイル(PDF,JPG,BMP)であってもよいし、パソコン等の端末装置から複合機100へ送られる画像ファイル(エクセル,ワード,PDF,JPG)であってもよい。
つまり、画像ファイルA〜Fは、複合機100に接続されている端末装置から複合機100に送信されたものであってもよいし、画像読取装置90にて生成された画像データから画像データ処理部203が変換したものであってもよい。また、画像ファイルA〜Fは、リムーバブルメディア(例えばUSBメモリ)から複合機100に読み込まれたものであってもよい。
つぎに、第2記憶領域206bに記憶される仕分テーブルについて詳細に説明する。図4は、第2記憶領域206bに記憶される仕分テーブルを示した図である。
本実施形態の仕分テーブルは、図4に示すように、印刷物(原稿の画像が印刷されたシート)の仕分先(配布先)と、印刷時の印刷条件と、印刷される原稿の画像の画像ファイルとの対応関係を示した表である。
なお、図4の仕分テーブルでは、各ファイル名に属する各行と各仕分先に属する各列とから構成される各枠のうち、数字の示されている枠は、その枠の属する仕分先が利用者に選択された場合にその枠の属するファイル名の画像が印刷される事を示す。また、数字は印刷の順番を示す。そして、画像ファイルのファイル名を示した各行の枠のうち、数字の示されていない枠は、その枠の属する仕分先が利用者に選択された場合にその枠の属するファイル名の原稿の画像が印刷されない事を示す。
つまり、図4の仕分テーブルに示される仕分先のうち「議長」または「社長」が選択されると、「レジメ」の画像ファイルの画像は印刷されず、「会議議題」「製品仕様」「開発日程」「開発技術」「コスト試算」の各画像ファイルの画像がこの順番で印刷されるようになっている。また、例えば、仕分先のうち「企画部」が選択されると、「開発日程」「レジメ」が印刷されず、「会議議題」「製品仕様」「開発技術」「コスト試算」がこの順番で印刷されるようになっている。また、仕分先のうち「担当」が選択されると、「レジメ」のみが印刷されることになる。
また、図4の仕分テーブルは利用者によって設定されるものである。より具体的に説明すると、利用者は、操作部201を操作して、仕分先、当該仕分先に適した印刷条件、当該仕分先のために印刷する画像ファイルのファイル名を入力して、図4に示すような仕分テーブルを作成するようになっている。
そして、利用者は、定期会議にて用いる原稿の画像を示した画像ファイルを作成して第1記憶領域206aに格納する場合、当該画像ファイルのファイル名を、仕分テーブルにて示されているファイル名に書き換える。例えば、画像読取装置90にて得られた画像データに基づいて生成された画像ファイルを第1記憶領域206aに格納する場合、利用者は、複合機100の操作部201を操作して、この画像ファイルのファイル名を、仕分テーブルにて示されているファイル名に書き換えるようになっている。また、複合機100に接続されている端末装置から複合機100に画像ファイルを送信して第1記憶領域206aに格納する場合、利用者は、端末装置において送信前に画像ファイルのファイル名を書き換えてもよいし、既に第1記憶領域206aに格納された後の画像ファイルのファイル名を、端末装置から複合機100へログインして書き換えてもよい。
また、利用者は、複合機100の操作部201を操作することにより、仕分テーブルに示されている印刷条件や各ファイル名を適宜変更でき、また、仕分テーブルにおいて仕分先またはファイル名の追加や削除を適宜行うことも可能である。なお、仕分テーブルにてファイル名の追加または削除を行う場合、この追加または削除に応じて、第1記憶領域206aにてファイルの追加または削除を行う必要がある。また、仕分テーブルにてファイル名の変更を行う場合、この変更に応じて、第1記憶領域206aに記憶されているファイルのファイル名を変更する必要がある。
つぎに、仕分ジョブの処理の流れを図5に基づいて説明する。図5は、本発明の一実施形態に係る仕分ジョブの処理の流れを示したフローチャートである。利用者が操作部を介して仕分ジョブを選択する旨のコマンドを複合機100へ入力すると(S1にてYES)、制御部207は、図4に示す仕分テーブルを表示部200に表示する(S2)。
そして、利用者が、表示部200(タッチパネル)に表示されている仕分テーブルの各仕分先のうち、所望の仕分先をタッチすることによって指定すると、制御部207は、当該タッチ動作を、指定された仕分先に対する印刷コマンドとして認識する(S3にてYES)。
このタッチ動作後、制御部207は、図4に示す仕分テーブルを参照して、指定された仕分先に対応付けられている各画像ファイルのファイル名を検索し、検索したファイル名を有する画像ファイルを第1記憶領域206aから読み出すようになっている(S4)。具体的に、第2記憶領域206bの仕分テーブルに示されている各ファイル名は、第1記憶領域206aの各画像ファイルのうちの同じファイル名を有する画像ファイルにリンクされている。そして、制御部207は、第2記憶領域206bの仕分テーブルに示されている各ファイル名のうち、指定された仕分先に対応付けられているファイル名にアクセスし、アクセスしたファイル名と同じファイル名を有する画像ファイルを第1記憶領域206aから読み出すようになっている。より詳細に説明すると、制御部207は、指定された仕分先の列に属する枠において数字が示されている行を有するファイル名を検索し、検索したファイル名を有する画像ファイルを第1記憶領域206aから読み出すようになっている。
その後、制御部207は、仕分テーブルを参照して、指定された仕分先に対応付けられている印刷条件を認識し、S4にて読み出した画像ファイルの画像を前記印刷条件で印刷する処理を印刷装置110に実行させる(S5)。以上の処理により、図4の仕分先テーブルにて示されている各仕分先のうち、所望の仕分先が利用者に指定されると、指定された仕分先に対応付けられている印刷条件で、指定された仕分先に対応付けられている画像ファイルの画像が用紙上に印刷されることになる。例えば、図4に示される各仕分先のうち企画部が指定されると、図4に示されている「企画部」の列に記載されている印刷条件によって、「会議議題」「製品仕様」「開発技術」「コスト試算」の画像ファイルの画像がこの順序で印刷されることになる。
本実施形態では、以上のように、複合機100が第1記憶領域206aおよび第2記憶領域206bを有している。第1記憶領域206aには、原稿の画像を示した画像ファイル(原稿ファイル)が複数記憶されている。第2記憶領域206bには、画像ファイルの画像の印刷物の仕分先(配布先)と、第1記憶領域206aに記憶されている複数の画像ファイルのうち前記仕分先にて必要となる原稿の画像を示した画像ファイルのファイル名と、前記仕分先に対して配布される印刷物の印刷条件との対応関係を示した仕分テーブルが記憶されている。そして、制御部207は、仕分テーブルの各仕分先のうち、利用者に指定された仕分先(第1配布先)に対する印刷指示(印刷コマンド)を受け付けると、仕分テーブルにて前記第1配布先に対応付けられている印刷条件で、仕分テーブルにて前記第1配布先に対応付けられているファイル名の画像ファイルの画像が印刷されるように、印刷装置110を制御している。
つまり、本実施形態の複合機100によれば、各仕分先と各仕分先の印刷条件と各仕分先に必要な原稿ファイルとの対応関係が予め記憶されており、この対応関係に従って印刷処理が実行されることになる。したがって、定期会議によって各仕分先への原稿の印刷物の配布が必要になる度に、定期会議にて必要になる全ての原稿の画像ファイルを仕分テーブルにて定められているファイル名で第1記憶領域206aに格納さえしておけば、仕分先毎の印刷条件の設定作業や仕分先毎の原稿の選定作業を省略して、仕分先毎に異なる印刷条件で異なる原稿の画像の印刷が可能になる。それゆえ、利用者の手間を軽減できるという効果を奏する。
また、図4に示すように、仕分テーブルには、仕分先と前記仕分先にて必要となる画像ファイルの印刷順序との対応関係が示されており、制御部207は、利用者に指定された仕分先(第1配布先)に対する印刷指示(印刷コマンド)を受け付けると、テーブルにて第1配布先に対応付けられている印刷順序で各画像ファイルの画像が印刷されるように複合機100を制御することになる。これにより、仕分テーブルに所望の印刷順序を設定しておけば、常に所望の印刷順序で画像ファイルの原稿の画像が印刷されるため、積載された印刷物の並び順をソートする必要がないという効果を奏する。
なお、図5のS2において、仕分テーブルを表示するのではなく、仕分テーブルに示されている各仕分先のみを表示する形態であってもよい。この形態であっても、利用者は、仕分先の指定が可能だからである。
また、図2に示すように、複合機100は通信ネットワークを介して端末装置(印刷制御装置)300と接続されている。この端末装置300は、複合機100の印刷装置110を制御するためのプリンタドライバがインストールされており、印刷ジョブの内容を示すジョブデータを複合機100に送信することによって複合機100に印刷処理を実行させるようになっている。そして、端末装置300は、図3に示す各画像ファイルA〜Fを記憶する記憶領域と、図4に示す仕分テーブルとを格納する記憶領域と、ジョブデータを複合機100に送信することによって仕分ジョブを複合機100に実行させる制御部とを備えていてもよい。この場合、端末装置300の制御部は、仕分テーブルにて示されている配布先の中の第1配布先に対する印刷指示を受け付けた場合、仕分テーブルにて第1配布先に対応付けられている印刷条件で、仕分テーブルにて第1配布先に対応付けられているファイル名の原稿ファイルの画像を印刷装置110に印刷させるためのジョブデータを複合機100に送信する。つまり、端末装置300の制御部は、前記テーブルにて第1配布先に対応付けられている印刷条件で、前記テーブルにて第1配布先に対応付けられているファイル名の原稿ファイルの画像を印刷する印刷処理を印刷装置110に実行させるようになっている。
また、複合機100に記憶される仕分テーブルには、さらに、各配布先と各配布先が有する複合機のアドレスとの対応関係が示されていてもよい。そして、複合機100が或る配布先(第2配布先)に対する送信指示を利用者から受け付けた場合、通信部(送信部)201が、仕分テーブルにおいて第2配布先に対応付けられている印刷条件と第2配布先に対応付けられているファイル名の画像の画像データとを示した印刷データを前記アドレスに送信するようになっていてもよい。
例えば、図2に示すように、仕分テーブルを記憶している複合機100は通信ネットワークを介して複合機400に接続されているものとする。複合機400は、企画部が有するものであり、企画部のフロアーに設置されているものである。そして、複合機100に記憶される仕分テーブルには、複合機400のアドレスが「企画部」に対応付けられて示されている。
複合機100が企画部に対する送信指示を受け付けた場合、仕分テーブルにて企画部に対応付けられている印刷条件と企画部に対応付けられているファイル名の画像データとを示した印刷データを制御部207が生成する。そして、通信部202は、前記印刷データを、仕分テーブルにて企画部に対応付けられているアドレス(複合機400)に送信するようになっている。複合機400は、印刷データを受信すると、この印刷データに基づき、仕分テーブルにて企画部に対応付けられている印刷条件で、仕分テーブルにて企画部に対応付けられているファイル名の画像を印刷するようになっている。以上の構成によれば、各配布先の利用者は、当該利用者が日頃から使用している複合機から印刷物を出力することが可能になり、利用者の手間をさらに軽減することができる。なお、前記の印刷データは、例えばPDFファイル等の電子データである。
また、例えば、定期会議の前日に、資料準備担当者(事務局)が第1記憶領域206aに記憶されている全ての画像ファイル(会議資料)の画像を印刷した後、画像ファイルFの作成者が画像ファイルFの内容を更新したような場合、会議の場において、出席者に印刷配布された会議資料(画像ファイルFの印刷物)と、画像ファイルFの作成者の説明内容とが合わないという不都合が生じる。そこで、制御部207は、第1記憶領域206aに対するデータの書込処理を設定期間にて許可し、前記設定期間以外の期間では第1記憶領域206aに対するデータの書込処理を禁止するようになっていることが好ましい(ライトプロテクト)。ここで、上記の設定期間は、利用者からの入力指示によって設定される期間であり、例えば定期会議の前日等が設定される。このような構成において、資料準備担当者は、設定期間の満了直後に画像ファイルの画像の印刷を行うようにすれば、上述した不都合が生じない。また、前記の書込処理は、(a)利用者が操作部201を操作することによって、リムーバブルメディアから画像ファイルを複合機100に入力し、この画像ファイルを第1記憶領域206aに書き込む処理(上書き,消去を含む)と、(b)利用者が端末装置300を操作することによって、端末装置300から画像ファイルを複合機100に入力し、この画像ファイルを第1記憶領域206aに書き込む処理とを意味する。
なお、複合機100において、制御部207が、印刷に利用される画像データを印刷メモリ(不図示)に一旦書き込み、印刷メモリの画像データを印刷順に読み出して印刷装置110に入力するようになっている場合、印刷に用いられる各画像ファイルは印刷メモリにおいて印刷順に並べて記憶されるようになっていることが好ましい。これにより、印刷時のデータの読み出しがスムーズになる。具体的に、制御部207は、S4において、指定された仕分先に対応付けられている各画像ファイルを第1記憶領域206aから読み出した後、これら画像ファイルを印刷メモリにおいて印刷順に並べて書き込む。そして、制御部207は、印刷メモリに並べられている画像ファイルを印刷順に読み出して印刷装置110に入力し、印刷装置110に印刷処理を行わせるようになっている(S5)。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、複合機、複写機、プリンタ等に利用できる。
90 画像読取装置
100 複合機(画像形成装置)
110 印刷装置
202 通信部
204 制御装置(印刷制御装置)
206 記憶部
206a 第1記憶領域(ファイル記憶部)
206b 第2記憶領域(テーブル記憶部)
207 制御部
300 端末装置(印刷制御装置)

Claims (5)

  1. 印刷処理を行うことによって原稿の画像が印刷された印刷物を出力する印刷装置を制御する印刷制御装置において、
    原稿の画像を示した原稿ファイルを複数記憶するファイル記憶部と、
    前記印刷物の配布先と、前記ファイル記憶部に記憶されている複数の原稿ファイルのうち前記配布先にて必要となる原稿の画像を示した原稿ファイルのファイル名と、前記配布先に対して配布される印刷物の印刷条件との対応関係を示したテーブルを記憶するテーブル記憶部と、
    前記テーブルにて示されている配布先の中の第1配布先に対する印刷指示を受け付けると、前記テーブルにて第1配布先に対応付けられている印刷条件で、前記テーブルにて第1配布先に対応付けられているファイル名の原稿ファイルの画像を印刷する印刷処理を、前記印刷装置に実行させる制御部とを備えることを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記テーブルには、前記配布先と、前記配布先にて必要となる原稿の画像を示した原稿ファイルの印刷順序との対応関係が示されており、
    前記制御部は、前記第1配布先に対する印刷指示を受け付けると、前記テーブルにて第1配布先に対応付けられている印刷順序で、前記テーブルにて前記第1配布先に対応付けられている原稿ファイルの原稿の画像が印刷されるように、前記印刷装置を制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記テーブルには、前記配布先と前記配布先が有するアドレスとの対応関係が示されており、
    前記テーブルにて示されている配布先の中の第2配布先に対する送信指示を受け付けた場合、前記テーブルにて第2配布先に対応付けられている印刷条件と、前記テーブルにて第2配布先に対応付けられているファイル名の原稿ファイルの画像の画像データとを示した印刷データを前記アドレスに送信する送信部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記制御部は、前記ファイル記憶部に対するデータの書込処理を設定期間にて許可し、前記設定期間以外の期間では、前記ファイル記憶部に対するデータの書込処理を禁止することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の印刷制御装置と前記印刷装置とを有することを特徴とする画像形成装置。
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