JP2023018743A - 画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023018743000001
【課題】 ユーザ認証を必要とせず、誤操作等による長時間の占有を無くすとともに、意図せずに特殊紙に印刷してしまう不都合を回避できる
【解決手段】 画像形成装置(10)はCPU(80)を含み、CPUは、特殊印刷モードにおいて、受信した印刷データに含まれる用紙種類の情報が示す特殊用紙と、手差し給紙トレイ(50)にセットされた特殊用紙が一致する場合に(S25で“YES”)、当該印刷データについての印刷ジョブを実行する(S31)。一方、CPUは、特殊印刷モードにおいて、受信した印刷データに含まれる用紙種類の情報が示す特殊用紙と、手差し給紙トレイにセットされた特殊用紙が一致しない場合に(S25で“NO”)、当該印刷データについての印刷ジョブを保留する(S29)。
【選択図】 図5

Description

この発明は、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法に関し、特にたとえば、外部の端末から送信される印刷データに従って画像を記録媒体上に印刷する、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法に関する。
背景技術の一例が特許文献1に開示される。この特許文献1の画像形成装置は、操作パネル上で占有設定するトレイ(手差しトレイ)が選択された後に、トレイ占有設定ボタンが押されると、ユーザ情報が占有者情報として記憶されることで、別の使用者が手差しトレイを使用できないようにするための占有設定がなされる。占有設定がなされると、その旨の警告が表示部に表示される。
特開2011-255557号公報
特許文献1の画像形成装置では、使用者が占有設定することで、当該使用者以外の使用者が手差しトレイを使用できないようにするため、手差しトレイにセットされた所望の用紙に印刷することができるが、使用者がユーザ情報を入力したり、占有設定したりする必要があり、面倒である。
また、占有設定をし忘れた場合には、別の使用者が手差しトレイにセットされた用紙に印刷してしまう虞がある。さらに、使用者が誤って占有設定ボタンを押してしまうと、長時間にわたって、他の使用者が手差しトレイを使用できない状態となる場合がある。さらにまた、占有設定をした後に、印刷を終了すると、通常使用されない特殊な用紙が手差しトレイにセットされているにも拘わらず、占有設定が解除され、使用者または別の使用者が意図せずに特殊な用紙に印刷してしまい、使用者または別の使用者が望まない結果となってしまう場合もある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
この発明の他の目的は、ユーザ認証を必要とせず、誤操作等による長時間の占有を無くすとともに、意図せずに特殊紙に印刷してしまう不都合を回避できる、画像形成装置、制御プログラムおよび制御方法を提供することである。
第1の発明は、特殊紙に印刷する動作モードである特殊印刷モードが設定されている場合に、受信した印刷データに含まれる用紙種類の情報が示す第1の特殊紙と、所定の給紙部にセットされた第2の特殊紙が一致するかどうかを判断する判断手段と、判断手段によって、第1の特殊紙と第2の特殊紙が一致することが判断された場合に、印刷データの印刷ジョブを実行し、判断手段によって、第1の特殊紙と第2の特殊紙が一致しないことが判断された場合に、印刷データの印刷ジョブを保留またはキャンセルする、印刷制御手段を備える、画像形成装置である。
第2の発明は、第1の発明に従属し、所定の給紙部に特殊紙がセットされたとき、動作モードを特殊印刷モードに設定する。
第3の発明は、第1または第2の発明に従属し、受信した印刷データに含まれる用紙種類の情報が第1の特殊紙を示すとき、動作モードを特殊印刷モードに設定する。
第4の発明は、第1から第3の発明までのいずれかに従属し、動作モードを特殊印刷モードに設定してから所定時間が経過したとき、当該動作モードを通常印刷モードに設定する動作モード設定手段をさらに備える。
第5の発明は、第4の発明に従属し、動作モード設定手段は、動作モードを特殊印刷モードに設定してから所定時間が経過する前であっても、印刷制御手段によって印刷データの印刷ジョブを実行し、所定の給紙部に第2の特殊紙が残っていない場合には、動作モードを通常印刷モードに設定する。
第6の発明は、第4または第5の発明に従属し、特殊モードが設定されている場合に、印刷データとは異なる別の印刷データをさらに受信すると、動作モード設定手段は、所定時間が経過した場合であっても、別の印刷データの印刷ジョブを終了するまで特殊印刷モードを継続する。
第7の発明は、画像形成装置によって実行される制御プログラムであって、画像形成装置のプロセッサに、特殊紙に印刷する動作モードである特殊印刷モードが設定されている場合に、受信した印刷データに含まれる用紙種類の情報が示す第1の特殊紙と、所定の給紙部にセットされた第2の特殊紙が一致するかどうかを判断する判断ステップと、判断ステップにおいて、第1の特殊紙と第2の特殊紙が一致することを判断した場合に、印刷データの印刷ジョブを実行し、判断ステップにおいて、第1の特殊紙と第2の特殊紙が一致しないことを判断した場合に、印刷データの印刷ジョブを保留またはキャンセルする、印刷制御ステップを実行させる、制御プログラムである。
第8の発明は、画像形成装置の制御方法であって、(a)特殊紙に印刷する動作モードである特殊印刷モードが設定されている場合に、受信した印刷データに含まれる用紙種類の情報が示す第1の特殊紙と、所定の給紙部にセットされた第2の特殊紙が一致するかどうかを判断するステップと、(b)ステップ(a)において、第1の特殊紙と第2の特殊紙が一致することを判断した場合に、印刷データの印刷ジョブを実行し、ステップ(a)において、第1の特殊紙と第2の特殊紙が一致しないことを判断した場合に、印刷データの印刷ジョブを保留またはキャンセルする、ステップを含む、制御方法である。
この発明によれば、ユーザ認証を必要とせず、誤操作等による長時間の占有を無くすとともに、意図せずに特殊紙に印刷してしまう不都合を回避できる。
図1はこの発明の一実施例である画像形成装置の概略構成を示す図である。 図2は図1に示す画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 図3は図2に示したRAMのメモリマップの一例を示す図である。 図4は第1実施例のCPUの印刷モードの処理の一部を示すフロー図である。 図5は第1実施例のCPUの印刷モードの処理の他の一部であって、図4に従属するフロー図である。 図6は第2実施例のCPUの印刷モードの処理の一部を示すフロー図である。 図7は第2実施例のCPUの印刷モードの処理の他の一部であって、図6に従属するフロー図である。 図8は第3実施例のCPUの印刷モードの処理の一部を示すフロー図である。 図9は第3実施例のCPUの印刷モードの処理の他の一部であって、図8に従属するフロー図である。 図10は第3実施例のCPUの印刷モードの処理のその他の一部であって、図9に従属するフロー図である。 図11は第4実施例のCPUの印刷モードの処理の一部を示すフロー図である。 図12は第4実施例のCPUの印刷モードの処理の他の一部であって、図11に従属するフロー図である。
[第1実施例]
図1を参照して、この発明の第1実施例である画像形成装置10は、電子写真方式によって用紙に画像を形成する。この第1実施例では、画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。
図1に示すように、画像形成装置10は、画像形成部30等を備える装置本体12、およびその上方に配置される画像読取装置14を含む。
画像読取装置14は、プラテンガラスのような透明材によって形成される原稿載置台16を備える。原稿載置台16の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー18が開閉自在に取り付けられる。この原稿押えカバー18には、原稿載置トレイ20に載置された原稿を画像読取位置22に対して1枚ずつ自動的に給紙するADF(自動原稿送り装置)24が設けられる。また、図示は省略するが、原稿載置台16の前面側には、ユーザによる印刷指示等の入力操作を受け付けるタッチパネル98および操作ボタン102等の操作部(操作パネル)が設けられる。
また、画像読取装置14には、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える画像読取部26が内蔵される。画像読取部26は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度や色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
なお、光源および複数のミラーを含む走査部は、ADF24によって給紙される原稿を読み取る場合には、画像読取位置22の下方に固定的に位置され、原稿載置台16に載置された原稿を読み取る場合には、副走査方向に移動される。ただし、副走査方向は、画像形成装置10を正面から見た場合の左右の方向、すなわち、図1では左右の方向である。また、主走査方向は、画像形成装置10を正面から見た場合の画像形成装置10の前後方向、すなわち、図1の紙面に対して垂直な方向である。
装置本体12には、後述するCPU80およびメモリ(RAM84およびHDD86)等を含む制御部28および画像形成部30等が内蔵される(図2参照)。制御部28は、タッチパネル98等の操作部への入力操作などに応じて画像形成装置10の各部位に制御信号を送信し、画像形成装置10に種々の動作を実行させる。この制御部28は、画像形成装置10の全体を制御するため、画像読取装置14の制御装置でもある。
画像形成部30は、露光ユニット32、現像器34、感光体ドラム36、クリーナユニット38、帯電器40、中間転写ベルトユニット42、転写ローラ44および定着ユニット46等を備え、給紙トレイ48または手差し給紙トレイ50から搬送される用紙上に画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ52に排出する。用紙上に画像を形成するための画像データとしては、画像読取部26で読み取った画像データまたは外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。
なお、画像形成装置10において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の4色のカラー画像に応じたものである。このため、現像器34、感光体ドラム36、クリーナユニット38および帯電器40のそれぞれは、各色に応じた4種類の潜像を形成するように4個ずつ設けられ、これらによって4つの画像ステーションが構成される。
また、画像形成装置10は、複数(たとえば、3つ)の給紙トレイ48を備え、各給紙トレイ48には、異なるサイズの用紙(たとえば、A4、B5、B4)がセットされている。ただし、画像形成装置10は、1つまたは2つの給紙トレイ48を備えていてもよく、さらには、4つ以上の給紙トレイ48を備えていてもよい。ただし、使用する給紙トレイ48は、印刷データを画像形成装置10に送信する端末のプリンタドライバで選択されたり、コピーするときに、画像形成装置10に設けられたディスプレイ100に表示された設定画面で選択されたりし、プリントまたはコピーのジョブを実行するときに、選択された給紙トレイ48にセットされた用紙が給紙される。ただし、手差し給紙トレイ50が選択された場合には、手差し給紙トレイ50にセットされた用紙が給紙される。
また、後述するように、印刷モードにおける動作モードとして特殊印刷モードが設定されている場合には、ユーザがプリンタドライバで選択した給紙トレイ(48、50)に関係無く、手差し給紙トレイ50にセットされた特殊紙が給紙される。ただし、給紙される特殊紙は、ユーザがプリンタドライバで選択した特殊紙と同じである。したがって、上記のように、ユーザが選択した給紙トレイ(48、50)から用紙が給紙されるのは、特殊印刷モードとは異なる通常印刷モードが設定されている場合である。通常印刷モードと特殊印刷モードについては後で説明することにする。
感光体ドラム36は、導電性を有する円筒状の基体の表面に感光層が形成された像担持体であり、帯電器40は、この感光体ドラム36の表面を所定の電位に帯電させる部材である。また、露光ユニット32は、レーザ出射部および反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成され、帯電された感光体ドラム36の表面を露光することによって、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム36の表面に形成する。現像器34は、感光体ドラム36の表面に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーによって顕像化するものである。また、クリーナユニット38は、現像および画像転写後における感光体ドラム36の表面に残留したトナーを除去する。
中間転写ベルトユニット42は、中間転写ベルト54、駆動ローラ56、従動ローラ58、および4つの中間転写ローラ60などを備え、感光体ドラム36の上方に配置される。中間転写ベルト54は、各感光体ドラム36に接触するように設けられており、中間転写ローラ60を用いて、各感光体ドラム36に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト54に順次重ねて転写することによって、中間転写ベルト54上に多色のトナー像が形成される。また、転写ローラ44は、駆動ローラ56との間で中間転写ベルト54を押圧するように設けられており、中間転写ベルト54と転写ローラ44との間の転写ニップ部を用紙が通過することによって、中間転写ベルト54に形成されたトナー像が用紙に転写される。
定着ユニット46は、ヒートローラ62および加圧ローラ64を備え、転写ローラ44の上方に配置される。ヒートローラ62は、所定の定着温度となるように設定されており、ヒートローラ62と加圧ローラ64との間のニップ域を用紙が通過することによって、用紙に転写されたトナー像が溶融、混合および圧接されて、用紙に対してトナー像が熱定着される。
このような装置本体12内には、給紙トレイ48または手差し給紙トレイ50からの用紙をレジストローラ68、転写ローラ44および定着ユニット46を経由させて排紙トレイ52に送るための第1用紙搬送路L1が形成される。また、用紙に対して両面印刷を行う際に、片面印刷が終了して定着ユニット46を通過した後の用紙を、転写ローラ44の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路L1に戻すための第2用紙搬送路L2が形成される。この第1用紙搬送路L1および第2用紙搬送路L2には、用紙を用紙搬送方向に搬送するための複数の搬送ローラ66が適宜設けられる。
装置本体12において片面印刷(画像形成)を行う際には、用紙は、給紙トレイ48または手差し給紙トレイ50から1枚ずつ第1用紙搬送路L1に導かれ、搬送ローラ66によってレジストローラ68まで搬送される。そして、レジストローラ68によって、用紙の先端と中間転写ベルト54上の画像情報の先端とが整合するタイミングで用紙が転写ローラ44(転写ニップ部)に搬送され、用紙上にトナー像が転写される。その後、定着ユニット46(定着ニップ部)を通過することによって用紙上の未定着トナーが熱で溶融して固着されて、排紙トレイ52上に用紙が排出される。
一方、両面印刷を行う際には、片面印刷が終了して定着ユニット46を通過した用紙の後端部が排紙トレイ52近傍の搬送ローラ66まで到達したとき、この搬送ローラ66を逆回転させることによって、用紙が逆走して第2用紙搬送路L2に導かれる。第2用紙搬送路L2に導かれた用紙は、搬送ローラ66によって第2用紙搬送路L2を搬送されて、レジストローラ68の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路L1に導かれる。この時点で用紙の表裏は反転されるので、その後、転写ローラ44および定着ユニット46を用紙が通過することによって、用紙の裏面に印刷が行われる。
図2は図1に示す画像形成装置10の電気的な構成を示すブロック図である。図2を参照して、画像形成装置10はCPU80を含む。CPU80は、バス82を介して、RAM84、HDD86、ネットワーク接続回路88、通信制御回路90、タッチパネル制御回路92、表示制御回路94、操作ボタン検出回路96、画像読取部26、画像形成部30、用紙検出部70および判別用センサ部72に接続される。また、タッチパネル制御回路92はタッチパネル98に接続され、表示制御回路94はディスプレイ100に接続され、操作ボタン検出回路96は操作ボタン102に接続される。
図1では省略したが、用紙検出部70は、給紙部すなわち複数の給紙トレイ48および手差し給紙トレイ50の各々に用紙がセットされているかどうかを検出する。この用紙検出部70は、既に周知であるため、詳細な説明については省略する。一例として、用紙検出部70は、給紙トレイ48に収納および手差し給紙トレイ50に載置された用紙によって傾倒(または、変位)されるアクチュエータと、アクチュエータの傾倒(または、変位)を検出するセンサを備えている。このセンサの出力がCPU80に入力される。
また、判別用センサ部72は、手差し給紙トレイ50にセット(載置)された用紙の種類を判別するための各種のセンサである。各センサの出力がCPU80に入力される。この明細書において、用紙の種類は、特殊紙または特殊紙以外の用紙(以下、「非特殊紙」と呼ぶことにする)である。また、この明細書において、特殊紙は、白色の普通紙(PPP用紙)以外の用紙または定型サイズ以外の用紙であり、具体的には、色付き紙、はがき、名刺のような定型サイズ以外の用紙、普通紙よりも厚い紙、普通紙よりも薄い紙、紙以外の素材(OHPフィルムなど)、光沢紙、写真専用紙、タックシール紙、ラベル紙、宛名シールが該当する。したがって、特殊紙以外の非特殊紙は、白色の普通紙であって、定型サイズの用紙である。
用紙の種類を判別する方法、判別するためのセンサの種類およびセンサの配置については、周知の技術を採用することができる。
詳細な説明については省略するが、一例として、特開2001-322723号、特開2006-213434号および特開2018-052731号には、用紙幅を検出することで、セットされた用紙の定型サイズを検出し、定型サイズ以外のサイズの用紙を不定形の用紙と判断する方法(説明の便宜上、「第1の方法」という)が開示されている。さらに、この技術を用いて、用紙幅を検出することで、定型のはがきおよび名刺も判断できるようにすることができる。
また、特開2009-161292号には、超音波センサを用いて紙厚を検出する方法(説明の便宜上、「第2の方法」という)が開示されており、この技術を用いて、普通紙の厚みか、普通紙よりも厚いか薄いかを判断することができる。
さらに、特開20017-128434号および特開2020-085589号には、発光部、透過光受光部、全反射光受光部および拡散反射光受光部が備えられ、受光された透過光、全反射光および拡散反射光に基づいて、用紙種類が、普通紙、透明シート(たとえば、OHPシート)、光沢紙、トレーシングペーパーまたはフィルム紙などであるかどうかを判断する方法(説明の便宜上、「第3の方法」という)が開示されている。他の用紙種類としては、写真専用紙、タックシール紙、ラベル紙および宛名シールが該当し、この技術を用いて判断することができる。
さらにまた、特開2012-047837号には、コンタクトイメージセンサー(CIS)が備えられ、コンタクトイメージセンサーの出力に基づいて用紙の色が検出される方法(説明の便宜上、「第4の方法」という)が開示されている。
なお、用紙幅を検出するための検出部は、手差し給紙トレイ50の幅ガイド部材の近傍(たとえば、図1の点線枠Aで囲む範囲内)に設けられ、用紙の厚み、用紙種類および用紙の色を検出するための検出部は、ピックアップ部50aと、手差し給紙トレイ50とレジストローラ68の間に配置された搬送ローラ66の間(たとえば、図1の点線枠Bで囲む範囲内)に設けられる。ただし、ピックアップ部50aは、手差し給紙トレイ50にセットされた用紙を給紙する、すなわち、ピックアップして第1用紙搬送路L1に導くための機構である。
CPU80は、画像形成装置10の全体的な制御を司る。RAM84は、画像形成装置10の主記憶装置であり、CPU80のワーク領域およびバッファ領域として用いられる。HDD86は、画像形成装置10の補助記憶装置であり、画像形成装置10の動作を制御するための各種のプログラムを記憶したり、ネットワーク接続回路88を介して外部のコンピュータから送信された印刷ジョブなどのデータを記憶したり、画像読取部26で読み取った画像データを記憶したり、通信制御回路90で受信した画像データを記憶したりする。
なお、図示は省略するが、画像形成装置10には、ROMおよびRTCも設けられる。ROMには、画像形成装置10の起動プログラムが記憶される。RTCは、日時(西暦、月日および時間(時分秒)を含む)をカウントする時計回路である。
また、第1実施例では、外部のコンピュータは、携帯端末、パーソナルコンピュータ(PC)、サーバおよび他の画像形成装置などを意味する。
さらに、上記のように、特殊紙かどうかを判断するとともに、特殊紙の種類を判別する場合には、CPU80は、第1の方法に従う処理を実行して、定型サイズ、はがきまたは名刺であるか、それ以外の用紙であるかを判断し、それ以外の用紙である場合に、さらに、第2の方法、第3の方法および第4の方法に従う処理を実行して、用紙の種類を判別する。よって、手差し給紙トレイ50にセットされた用紙の種類が判別される。ただし、第2の方法、第3の方法および第4の方法では、手差し給紙トレイ50にセットされた用紙は給紙され、少なくとも判別用センサ部72の検出部で検出可能な位置まで搬送される。このような用紙の種類を判別するための処理を、以下、この明細書において、「紙種類の判別処理」と呼ぶことにする。
ネットワーク接続回路88は、LANおよびインターネットのようなネットワークに接続するための通信回路であり、CPU80からの指示に従って、TCP/IPなどのプロトコルを利用して外部のコンピュータと通信する。
通信制御回路90は、モデムであり、CPU80からの指示に従って、電話回線のような通信回線と接続されて、通信相手のファクシミリとの間で画像データを送受信する。通信相手のファクシミリから受信した画像データは、HDD86に一旦記憶される。
タッチパネル制御回路92は、タッチパネル98に必要な電圧などを付与するとともに、タッチパネル98のタッチ有効範囲内でのタッチ操作(タッチ入力)を検出して、そのタッチ入力の位置を示すタッチ座標データをCPU80に出力する。
タッチパネル98は、汎用のタッチパネルであり、静電容量方式、電磁誘導方式、抵抗膜方式、赤外線方式など、任意の方式のものを用いることができる。この第1実施例では、タッチパネル98としては、静電容量方式のタッチパネルが用いられ、このタッチパネル98はディスプレイ100の表示面上に設けられる。ただし、タッチパネル98とディスプレイ100とが一体的に形成されたタッチパネルディスプレイが用いられてもよい。
表示制御回路94は、GPUおよびVRAMなどを含んでおり、CPU80の指示の下、GPUは、RAM84に記憶された画像生成データを用いてディスプレイ100に種々の画面を表示するための表示画像データをVRAMに生成し、生成した表示画像データをディスプレイ100に出力する。ディスプレイ100としては、たとえばLCDまたはEL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどを用いることができる。
操作ボタン検出回路96は、操作ボタン102の操作に応じた操作信号ないし操作データをCPU80に出力する。操作ボタン102は、電源ボタンなどのハードウェアのボタンないしスイッチであり、たとえば、装置本体12の上面または側面に設けられる。
このような画像形成装置10では、PCのような汎用のコンピュータ(以下、「ユーザ端末」という)において印刷対象のデータ(印刷対象データ)およびジョブ条件のデータを含む印刷データが生成され、画像形成装置10に印刷データが送信され、通常印刷モードにおいては、画像形成装置10で印刷データに従って印刷処理(印刷ジョブ)が実行される。
印刷対象データには、たとえば、ユーザ端末に記憶される画像データおよび文書データ等が含まれる。
ジョブ条件は、たとえば、印刷部数、原稿用紙サイズ、出力用の用紙の種類(以下、単に「用紙種類」という)、出力用紙サイズ、原稿の向き、カラーモード、片面/両面印刷、倍率、ステープル処理の有無およびページ集約の有無等の、通常の印刷機能に係る条件(通常の印刷条件)を含む。ただし、ジョブ条件は、給紙トレイの種類および排紙トレイの種類などのハードウェアに関する条件も含む。印刷ジョブが実行される場合、ユーザ端末のディスプレイには、通常の印刷条件を設定するためのプリンタドライバのGUI(グラフィカルユーザインタフェース)画面が表示される。なお、GUI画面を介して通常の印刷条件を設定する技術については、周知技術であり、本発明の本質的部分とは直接関係しないため、詳しい説明を省略する。
画像形成装置10がユーザ端末から印刷データを取得すると、印刷データに含まれる印刷対象データに画像処理が施された印刷用の画像(印刷画像)のデータ(印刷画像データ)が生成される。印刷画像データは、カラーモード、倍率、ページ集約等の印刷条件に従って生成され、印刷対象データに印刷条件が反映された画像データである。通常印刷モードでは、印刷画像データに対応する出力画像は、印刷データに含まれる印刷条件において選択された給紙トレイから給紙された用紙に印字される。
ただし、通常印刷モードは、後述する特殊印刷モードでない通常の状態であり、画像形成装置10の主電源がオンまたは省電力(または、スリープ)状態から通常の使用状態に復帰されたとき、特殊印刷モードにおいて印刷ジョブの実行が終了されたとき、特殊印刷モードが設定(開始)されてから所定時間(たとえば、10分)が経過したときに自動的に設定される。また、通常印刷モードでは、画像形成装置10は、印刷データを受信しない場合には、印刷ジョブを実行しない待機の状態を継続する。ただし、コピーモード、ファクスモードまたはスキャンモードが選択された場合には、選択された動作モードに移行する。
また、画像形成装置10では、たとえば、ユーザが手差し給紙トレイ50に特殊紙をセットすることで、印刷データに基づく出力画像を特殊紙に印字することができる。画像形成装置10では、特殊紙に印刷可能であるが、特殊紙が手差し給紙トレイ50にセットされていることを知らない他のユーザが手差し給紙トレイ50を選択して印刷を実行してしまうことがある。このような不都合を回避するために、従来技術では、占有設定ボタンを設け、手差し給紙トレイ等に特殊紙をセットし、特殊紙をセットした手差し給紙トレイ等の占有設定を行った場合には、占有設定が解除されるまでは、占有設定を行ったユーザ以外の他のユーザが、占有設定が行われた手差し給紙トレイ等を選択して印刷できないようにしてある。
しかし、占有設定を行うようにしても、占有設定ボタンをユーザが手動で操作するため、特殊紙を手差し給紙トレイ等にセットしても、占有設定ボタンを押し忘れた場合には、他のユーザが特殊紙に印刷してしまう可能性がある。また、特殊紙をセットしない状態で、誤ってまたは意図しないで占有設定ボタンを押してしまい、長時間にわたって、他のユーザが画像形成装置10を使用できない状態になる可能性もある。さらに、印刷終了により占有設定が解除され場合に、手差し給紙トレイ等に特殊紙が残っていると、そのことを知らない他のユーザが特殊紙に印刷してしまう可能性もある。さらには、占有設定ボタンを押したユーザのみが占有可能とするために、ユーザ認証を行う必要があり、面倒である。
よって、この第1実施例では、ユーザ認証を必要とせず、誤操作等による長時間の占有を無くすとともに、意図せずに特殊紙に印刷してしまう不都合を回避できるようにしてある。
具体的には、画像形成装置10の所定の給紙トレイに特殊紙がセットされると、印刷モードにおける動作モードが通常印刷モードから、当該特殊紙に印刷することが選択された印刷データに基づくジョブ(印刷ジョブ)を実行可能な状態(以下、「特殊印刷モード」と呼ぶ)に設定(移行)される。特殊印刷モードでは、印刷ジョブの実行に先立って、印刷データに含まれる用紙種類の情報が示す特殊紙が所定の給紙トレイにセットされているかどうかが判断される。つまり、印刷データに含まれる用紙種類の情報が示す特殊紙と、所定の給紙トレイにセットされた特殊紙が一致するかどうかが判断される。ただし、印刷データに含まれる用紙種類の情報が示す特殊紙が所定の給紙トレイにセットされているかどうかは、所定の給紙トレイに用紙がセットされているかどうかが判断され、用紙が所定の給紙トレイにセットされている場合に、さらに、セットされた用紙の種類が判別されることで、判断される。
また、セットされた用紙が特殊紙であるかどうかを判別する必要があるため、この第1実施例では、所定の給紙トレイは手差し給紙トレイ50である。また、この第1実施例では、特殊紙に印刷する場合には、ユーザは、ユーザ端末を操作して、画像形成装置10(プリンタ)のプロパティ(プリンタドライバ)において、少なくとも、用紙種類として特殊紙を選択する。
なお、通常、プリンタドライバでは、給紙トレイを選択することもできるが、給紙トレイを選択した場合には、プリンタドライバで選択した用紙種類と、選択した給紙トレイにセットされた用紙の用紙種類が一致しないことがあるため、特殊印刷モードにおいては、ユーザが給紙トレイを選択したとしても、画像形成装置10では、給紙トレイの選択は無視(または、無効に)される。
画像形成装置10は、特殊印刷モードでは、ユーザ端末からの印刷データを受信すると、印刷データに含まれる用紙種類の情報が特殊紙を示すかどうかを判断する。印刷データに含まれる用紙種類の情報が示す特殊紙の種類と、所定の給紙トレイにセットされた特殊紙の種類が一致した場合にのみ、当該印刷データについての印刷ジョブが実行される。
特殊印刷モードにおいて、特殊紙を示す用紙種類の情報が印刷データに含まれていない場合には、つまり、非特殊紙を選択した用紙種類の情報が印刷データに含まれている場合には、用紙種類として特殊紙を選択するべきことをユーザに報知する。たとえば、画像形成装置10は、特殊紙を選択するべきことのメッセージをユーザ端末に通知したり、特殊紙を選択するべきことのメッセージをディスプレイ100に表示したり、警告音または報知音をスピーカ(図示せず)から出力したり、これらの2つ以上を複合的に実行したりする。以下、他のメッセージをユーザに報知する場合も同様である。
一方、特殊紙を示す用紙種類の情報が印刷データに含まれている場合には、さらに、その特殊紙と同じ特殊紙が手差し給紙トレイ50にセットされているかどうかを判断する。特殊紙が、手差し給紙トレイ50にセットされていない場合には、印刷ジョブを保留し、特殊紙をセットするべきことをユーザに報知する。
また、印刷ジョブが実行され、印刷ジョブが終了すると、特殊紙が所定の給紙トレイに残っていない場合には、特殊印刷モードが解除され、通常印刷モードが設定される。つまり、通常印刷モードに移行される。一方、印刷ジョブが終了したときに、特殊紙が所定の給紙トレイに残っている場合には、特殊印刷モードは継続される。ただし、特殊印刷モードが解除されない場合には、他のユーザの使用を妨げる虞があるため、上述したように、特殊印刷モードが設定されてから所定時間を経過すると、通常印刷モードに移行される。所定時間の経過により、通常印刷モードに移行する場合には、通常モードに移行することがユーザに報知される。
図3は図2に示したRAM84のメモリマップ300の一例を示す図である。RAM84は、プログラム記憶領域302およびデータ記憶領域304を含み、プログラム記憶領域302には、第1実施例の画像形成装置10の制御プログラムが記憶される。
図3に示すように、プログラム記憶領域302に記憶される制御プログラムは、表示プログラム302a、操作検出プログラム302b、印刷モード切替プログラム302c、選択用紙種類判別プログラム302d、セット用紙種類判別プログラム302e、保留プログラム302f、報知プログラム302gおよび印刷プログラム302hなどを含む。
表示プログラム302aは、画像生成データを用いて、ディスプレイ100に表示する各種の画面に対応する表示画像データを生成し、ディスプレイ100に出力するためのプログラムである。ただし、表示プログラム302aは、原稿をスキャンした画像に対応する画像データ、外部のコンピュータから取得した画像データをディスプレイ100に出力するためのプログラムでもある。
操作検出プログラム302bは、タッチパネル98および操作ボタン102によるユーザの操作入力を検出するためのプログラムであり、タッチパネル98を操作したことにより入力されるタッチ座標データを検出したり、操作ボタン102を操作したことによる操作データまたは操作信号を検出したりして、データ記憶領域304に一時記憶する。
印刷モード切替プログラム302cは、印刷モードにおける動作モードを、通常印刷モードまたは特殊印刷モードに設定(または、移行)することにより、通常印刷モードと特殊印刷モードを切り替えるためのプログラムである。
選択用紙種類判別プログラム302dは、受信した印刷データ304bに含まれる用紙種類を判別するためのプログラムである。セット用紙種類判別プログラム302eは、手差し給紙トレイ50にセットされた用紙種類を判別するためのプログラムである。
保留プログラム302fは、印刷データ304bについての印刷ジョブの実行を保留するためのプログラムである。報知プログラム302gは、印刷モードの移行または/および特殊紙のセットをユーザに報知するためのプログラムである。印刷プログラム302hは、印刷データ304bについての印刷ジョブを実行し、印刷データ304bに対応する出力画像を用紙種類の情報が示す用紙に印刷するためのプログラムである。
図示は省略するが、プログラム記憶領域302には、原稿の読取プログラムおよび通信プログラムなど、画像形成装置10が備える機能を制御するための他のプログラムも記憶される。
また、データ記憶領域304には、操作データ304a、印刷データ304b、セット用紙種類データ304cおよび動作モードデータ304dが記憶され、タイマ304eが設けられる。
操作データ304aは、操作検出プログラム302bに従って検出された、タッチパネル98から入力されたタッチ座標データまたは/および操作ボタン102から入力された操作データである。印刷データ304bは、画像形成装置10に通信可能に接続されたネットワーク上のユーザ端末から受信した印刷データであり、プリンタドライバで選択された用紙種類などの各種の情報が含まれている。
セット用紙種類データ304cは、手差し給紙トレイ50にセットされた用紙の用紙種類についてのデータである。動作モードデータ304dは、印刷モードにおける動作モードについてのデータであり、具体的には、通常印刷モードまたは特殊印刷モードを識別するためのデータである。
タイマ304eは、特殊印刷モードが設定されてからの時間を計測するためのカウンタである。
図示は省略するが、データ記憶領域304には、制御プログラムを実行するために必要な画像生成データなどの他のデータが記憶されたり、制御プログラムを実行するために必要な他のタイマおよびフラグが記憶されたりする。
図4および図5は、図2に示したCPU80の印刷モードの処理を示すフロー図である。図4に示すように、CPU80は、印刷モードの処理を開始し、ステップS1で、印刷モードにおける動作モードを通常印刷モードに設定する。ここでは、CPU80は、動作モードデータ304dとして、通常印刷モードを示すデータを記憶する。以下、動作モードを通常印刷モードに設定する場合について同様である。次のステップS3では、紙種類の判別可能なトレイに用紙がセットされたかどうかを判断する。ここでは、CPU80は、用紙検出部70からの出力に基づいて、手差し給紙トレイ50に用紙がセットされたかどうかを判断する。
ステップS3で“NO”であれば、つまり、紙種類の判別可能なトレイに用紙がセットされなければ、ステップS9に進む。一方、ステップS3で“YES”であれば、つまり、紙種類の判別可能なトレイに用紙がセットされれば、ステップS5で、紙種類の判別処理を実行する。紙種類の判別処理は上述したとおりであるため、詳細な説明は省略する。また、紙種類の判別処理が実行されると、判別された用紙種類のデータがセット用紙種類データ304cとしてデータ記憶領域304に記憶される。以下、紙種類の判別処理が実行される場合について同じである。
続くステップS7では、紙種類が特殊紙であるかどうかを判断する。つまり、ステップS3~S7の処理で、手差し給紙トレイ50に特殊紙がセットされたかどうかを判断してある。ステップS7で“NO”であれば、つまり、紙種類が特殊紙でなければ、ステップS9に進む。ステップS9では、通常印刷モードの処理を実行して、ステップS3に戻る。通常印刷モードについては上述したとおりであるため、詳細な説明は省略するが、ステップS9では、印刷データを受信すると、印刷対象データおよび印刷条件データに従って印刷ジョブを実行する。ただし、印刷データを受信しない場合には、印刷ジョブを実行しない待機の状態であるため、印刷ジョブを実行せずに、ステップS3に戻る。
一方、ステップS7で“YES”であれば、つまり、紙種類が特殊紙であれば、ステップS11で、印刷モードにおける動作モードを特殊印刷モードに設定する。ここでは、CPU80は、動作モードデータ304dとして、特殊印刷モードを示すデータを記憶する。以下、動作モードを特殊印刷モードに設定する場合について同様である。次のステップS13では、タイマ304eをリセットおよびスタートする。
続いて、ステップS15で、動作モードを特殊印刷モードに設定してから所定時間を経過したかどうかを判断する。つまり、CPU80は、タイマ304eのカウント値が所定値(たとえば、10分)を超えたかどうかを判断する。
ステップS15で“YES”であれば、つまり、動作モードを特殊印刷モードに設定してから所定時間を経過すれば、ステップS17で、印刷モードにおける動作モードを通常印刷モードに移行することを報知して、ステップS1に戻る。通常印刷モードに移行することの報知処理については上述したとおりであるため、詳細な説明は省略する。
一方、ステップS15で“NO”であれば、つまり、動作モードを特殊印刷モードに設定してから所定時間を経過していなければ、図5に示すステップS19で、印刷データを受信したかどうかを判断する。ここでは、CPU80は、RAM84のデータ記憶領域304に、印刷されていない印刷データ304bが記憶されたかどうかを判断する。なお、印刷データを受信する処理、すなわち、ユーザ端末との間における通信処理については、CPU80が印刷モードの処理とは別のタスクで並行して実行する。
ステップS19で“NO”であれば、つまり、印刷データを受信していなければ、図4に示したステップS15に戻る。一方、ステップS19で“YES”であれば、つまり、印刷データを受信すれば、ステップS21で、印刷データ304bに含まれる用紙種類の情報が特殊紙を示すかどうかを判断する。
ステップS21で“NO”であれば、つまり、印刷データ304bに含まれる用紙種類の情報が非特殊紙を示す場合には、ステップS23で、用紙種類として特殊紙を選択するべきことを報知して、ステップS29に進む。特殊紙を選択するべきことの報知処理については上述したとおりであるため、詳細な説明は省略する。
一方、ステップS21で“YES”であれば、つまり、印刷データ304bに含まれる用紙種類の情報が特殊紙を示す場合には、ステップS25で、用紙種類の情報が示す特殊紙が手差し給紙トレイ50にセットされているかどうかを判断する。つまり、CPU80は、印刷データ304bに含まれる用紙種類の情報が特殊紙と、セット用紙種類データ304cが示す用紙種類が一致するかどうかを判断する。
ステップS25で“NO”であれば、つまり、用紙種類の情報が示す特殊紙が手差し給紙トレイ50にセットされていない場合には、ステップS27で、用紙種類の情報が示す特殊紙をセットすべきことを報知する。特殊紙をセットすべきことの報知処理については上述したとおりであるため、詳細な説明は省略する。次のステップS29では、印刷ジョブを保留して、ステップS15に戻る。
一方、ステップS25で“YES”であれば、つまり、用紙種類の情報が示す特殊紙が手差し給紙トレイ50にセットされている場合には、ステップS31で、印刷データ304bについて印刷ジョブを実行する。次のステップS33では、印刷ジョブの実行を終了したかどうかを判断する。ステップS33で“NO”であれば、つまり、印刷ジョブの実行を終了していなければ、ステップS33に戻る。一方、ステップS33で“YES”であれば、つまり、印刷ジョブの実行を終了すれば、ステップS35で、紙種類の判別可能なトレイに用紙が残っているかどうかを判断する。
ステップS35で“NO”であれば、つまり、紙種類の判別可能なトレイに用紙が残っていなければ、ステップS1に戻る。一方、ステップS35で“YES”であれば、つまり、紙種類の判別可能なトレイに用紙が残っていれば、ステップS37で、紙種類の判別処理を実行し、ステップS39で、特殊紙であるかどうかを判断する。ステップS35~S39の処理で、手差し給紙トレイ50に特殊紙が残っているかどうかを判断してある。
ステップS39で“NO”であれば、つまり、特殊紙でなければ、特殊印刷モードを終了すると判断して、ステップS1に戻る。一方、ステップS39で“YES”であれば、つまり、特殊紙であれば、ステップS15に戻る。
この第1実施例によれば、特殊紙が手差し給紙トレイにセットされている場合には、印刷データを受信したときに、印刷データに含まれる用紙種類の情報が示す特集紙がセットされた特殊紙と一致するかどうかを判断し、一致する場合に、受信した印刷データについての印刷ジョブを実行するので、ユーザ認証を必要とせず、意図せずに特殊紙に印刷してしまう不都合を回避できる。また、特殊印刷モードは、所定時間だけ設定されるため、誤操作等による長時間の占有を無くすこともできる。
なお、第1実施例では、特殊印刷モードにおいて、用紙種類の情報が示す非特殊紙を示す場合には、印刷ジョブを保留するようにしたが、印刷ジョブをキャンセルまたは当該非特殊紙の適切なサイズの給紙トレイ48を選択して印刷ジョブを実行するようにしてもよい。
また、第1実施例では、特殊印刷モードにおいて、用紙種類の情報が示す特殊紙とセットされた特殊紙が一致しない場合には、印刷ジョブを保留するようにしたが、印刷ジョブをキャンセル(または、削除)するようにしてもよい。
さらに、第1実施例では、特殊印刷モードにおいて印刷ジョブを実行し、特殊紙が手差し給紙トレイに残っている場合には、通常印刷モードに移行しないようにしてあるが、これに限定される必要はない。他の実施例では、特殊印刷モードにおいて印刷ジョブを実行した場合に一旦特殊印刷モードを解除し、特殊紙が手差し給紙トレイに残っている場合に、再度特殊印刷モードに設定するようにしてもよい。
さらにまた、第1実施例では、特殊印刷モードが設定されている場合には、印刷データ304bに含まれる給紙トレイの選択を無視(または、無効に)するようにしたが、給紙トレイの選択についても考慮してもよい。かかる場合には、受信した印刷データ304bにおいて、手差し給紙トレイ50が選択されているが、用紙種類の情報が特殊紙を示さない場合には、用紙種類として特殊紙を選択するべきことを報知し、印刷ジョブを保留するようにしてもよい。具体的には、ステップS19とS21の間において、紙種類の判別可能なトレイ(すなわち、手差し給紙トレイ50)が選択されているかどうかを判断し、手差し給紙トレイ50が選択されている場合には、ステップS21に進み、手差し給紙トレイ50が選択されていない場合には、手差し給紙トレイ50を選択するべきことを報知して、ステップS29に進むようにしてもよい。または、手差し給紙トレイ50が選択されていない場合には、選択された給紙トレイの用紙を給紙して、印刷ジョブを実行し、ステップS15に戻るようにしてもよい。
[第2実施例]
第2実施例の画像形成装置10は、或るユーザ端末から印刷データを受信した後に、別の印刷データを受信した場合には、所定時間を経過しても、特殊印刷モードを終了しないようにした以外は、第1実施例の画像形成装置10と同じであるため、異なる内容について説明し、重複する内容についての説明は省略する、または、簡単に記載する。ただし、別の印刷データは、上記の或るユーザ端末または他のユーザ端末から画像形成装置10に送信される。
具体的には、第2実施例の印刷モードの処理では、図4および図5に示した第1実施例の印刷モードの処理において、ステップS29の処理の後およびステップS39で“YES”の後に、図6および図7に示す処理がさらに実行される。以下、図6および図7を参照して、第2実施例の印刷モードの処理の一部について説明するが、既に説明した処理と同じ処理については簡単に説明することにする。
ステップS29の処理を実行し、または、ステップS39で“YES”であれば、図6に示すように、ステップS51で、別の印刷データを受信したかどうかを判断する。ステップS51で“YES”であれば、つまり、別の印刷データを受信すれば、図7に示すステップS57に進む。
一方、ステップS51で“NO”であれば、つまり、別の印刷データを受信しなければ、ステップS53で、所定時間を経過したかどうかを判断する。ステップS53で“NO”であれば、ステップS51に戻る。一方、ステップS53で“YES”であれば、ステップS55で、動作モードを通常印刷モードに移行することを報知して、ステップS1に戻る。
図7に示すように、ステップS57では、印刷データ304bに含まれる用紙種類の情報が特殊紙を示すかどうかを判断する。ステップS57で“NO”であれば、ステップS59で、用紙種類として特殊紙を選択するべきことを報知して、ステップS65に進む。一方、ステップS57で“YES”であれば、ステップS61で、用紙種類の情報が示す特殊紙が手差し給紙トレイ50にセットされているかどうかを判断する。
ステップS61で“NO”であれば、ステップS63で、用紙種類の情報が示す特殊紙をセットすべきことを報知して、ステップS65で、別の印刷データについての印刷ジョブを保留し、ステップS77に進む。一方、ステップS61で“YES”であれば、ステップS67で、別の印刷データについての印刷ジョブを実行し、ステップS69で、印刷ジョブの実行を終了したかどうかを判断する。
ステップS69で“NO”であれば、ステップS69に戻る。一方、ステップS69で“YES”であれば、ステップS71で、紙種類の判別可能なトレイに用紙が残っているかどうかを判断する。ステップS71で“NO”であれば、ステップS1に戻る。一方、ステップS71で“YES”であれば、ステップS73で、紙種類の判別処理を実行し、ステップS75で、特殊紙かどうかを判断する。ステップS75で“NO”であれば、ステップS1に戻る。一方、ステップS75で“YES”であれば、ステップS77に進む。
ステップS77では、保留の印刷ジョブがあるかどうかを判断する。ステップS77で“YES”であれば、つまり、保留の印刷ジョブがあれば、ステップS57に戻る。一方、ステップS77で“NO”であれば、つまり、保留の印刷ジョブがなければ、ステップS15に戻る。
第2実施例によれば、第1実施例と同じ効果を奏する。
また、第2実施例によれば、特殊紙に印刷する別の印刷データを受信している場合には、所定時間が経過していても、当該別の印刷データについての印刷ジョブを実行するまで特殊印刷モードを終了しないため、所定時間が経過したことにより、動作モードを通常印刷モードに移行することを報知されるのを防ぐことができる。
[第3実施例]
第3実施例の画像形成装置10は、通常印刷モードにおいて、特殊紙を示す用紙種類の情報を含む印刷データがユーザ端末から送信された場合に、手差し給紙トレイ50にセットされた用紙が特殊紙であるかどうかを判断し、判断結果に応じて、印刷ジョブを実行したり、印刷ジョブを保留したりするようにした以外は第1実施例と同じであるため、異なる内容について説明し、重複する内容についての説明は省略する、または、簡単に記載する。
したがって、第3実施例では、印刷モード切替プログラム302cは、通常印刷モードにおいて、受信した印刷データに含まれる用紙種類の情報が特殊紙を示す場合に、動作モードが特殊印刷モードに移行される。ただし、特殊印刷モードから通常印刷モードに移行する条件等は第1実施例と同様である。
具体的には、第3実施例では、CPU80は、図8~図10に示す印刷モードの処理を実行する。以下、図8~図10を参照して、第3実施例の印刷モードの処理について説明するが、第1実施例および第2実施例で説明した処理と同じ処理については簡単に説明することにする。
図8に示すように、CPU80は、第3実施例の印刷モードの処理を開始すると、ステップS91で、印刷モードにおける動作モードを通常印刷モードに設定する。次のステップS93で、印刷データ304bを受信したかどうかを判断する。ステップS93で“NO”であれば、ステップS93に戻る。一方、ステップS93で“YES”であれば、ステップS95で、印刷データに含まれる用紙種類の情報が特殊紙を示すかどうかを判断する。
ステップS95で“NO”であれば、ステップS97で、受信した印刷データ304bについての印刷ジョブを実行して、ステップS99で、印刷ジョブの実行を終了したかどうかを判断する。ステップS99で“NO”であれば、ステップS99に戻る。一方、ステップS99で“YES”であれば、ステップS93に戻る。
一方、ステップS95で“YES”であれば、ステップS101で、受信した印刷データ304bについての印刷ジョブを保留し、ステップS103で、印刷モードにおける動作モードを特殊印刷モードに設定し、ステップS105で、タイマ304eをリセットおよびスタートする。
続いて、ステップS107で、特殊印刷モードに設定されてから所定時間を経過したかどうかを判断する。ステップS107で“YES”であれば、ステップS109で、印刷ジョブを削除し、ステップS111で、印刷ジョブを削除したことと、通常印刷モードに移行することを報知して、ステップS91に戻る。ただし、ステップS111では、印刷データ304bも削除される。また、ステップS111の報知処理は、上述したステップS17の報知処理と同様である。
一方、ステップS107で“NO”であれば、図9に示すステップS113で、紙種類の判別可能なトレイに用紙がセットされたかどうかを判断する。ステップS113で“NO”であれば、図8に示したステップS107に戻る。一方、ステップS113で“YES”であれば、ステップS115で、紙種類の判別処理を実行し、ステップS117で、特殊紙であるかどうかを判断する。
ステップS117で“NO”であれば、ステップS107に戻る。一方、ステップS117で“YES”であれば、図10に示すステップS119で、用紙種類の情報が示す特殊紙が手差し給紙トレイ50にセットされているかどうかを判断する。
ステップS119で“NO”であれば、ステップS121で、用紙種類の情報が示す特殊紙を手差し給紙トレイ50にセットすべきことを報知して、ステップS107に戻る。つまり、用紙種類の情報が示す特殊紙が手差し給紙トレイ50にセットされていない場合には、印刷ジョブの保留が維持される。一方、ステップS119で“YES”であれば、ステップS123で、印刷ジョブを実行し、ステップS125で、印刷ジョブの実行を終了したかどうかを判断する。
ステップS125で“NO”であれば、ステップS125に戻る。一方、ステップS125で“YES”であれば、ステップS127で、紙種類の判別可能なトレイに用紙が残っているかどうかを判断する。ステップS127で“NO”であれば、ステップS91に戻る。一方、ステップS127で“YES”であれば、ステップS129で、紙種類の判別処理を実行し、ステップS131で、特殊紙かどうかを判断する。ステップS131で“YES”であれば、ステップS107に戻る。一方、ステップS131で“NO”であれば、ステップS91に戻る。
第3実施例によれば、通常印刷モードにおいて、受信した印刷データに含まれる用紙情報が特殊紙を示す場合に、動作モードを特殊印刷モードに設定するようにしても、特殊紙を手差し給紙トレイにセットし、印刷データに含まれる用紙種類の情報が示す特集紙がセットされた特殊紙と一致するかどうかを判断し、一致する場合に、受信した印刷データについての印刷ジョブを実行するので、ユーザ認証を必要とせず、意図せずに特殊紙に印刷してしまう不都合を回避できる。また、特殊印刷モードは、所定時間だけ設定されるため、誤操作等による長時間の占有を無くすこともできる。
なお、第3実施例では、特殊印刷モードにおいて、用紙種類の情報が示す特殊紙とセットされた特殊紙が一致しない場合には、印刷ジョブの保留を維持するようにしたが、印刷ジョブをキャンセルするようにしてもよい。
また、第3実施例では、特殊印刷モードにおいて印刷ジョブを実行し、特殊紙が手差し給紙トレイに残っている場合には、通常印刷モードに移行しないようにしてあるが、これに限定される必要はない。他の実施例では、特殊印刷モードにおいて印刷ジョブを実行した場合に一旦特殊印刷モードを解除し、特殊紙が手差し給紙トレイに残っている場合に、再度特殊印刷モードに設定するようにしてもよい。
[第4実施例]
第4実施例の画像形成装置10は、或るユーザ端末から印刷データを受信した後に、別の印刷データを受信した場合には、所定時間を経過しても、特殊印刷モードを終了しないようにした以外は、第3実施例の画像形成装置10と同じであるため、異なる内容について説明し、重複する内容についての説明は省略する、または、簡単に記載する。ただし、別の印刷データは、上記の或るユーザ端末または他のユーザ端末から画像形成装置10に送信される。
具体的には、第4実施例の印刷モードの処理では、図8-図10に示した第3実施例の印刷モードの処理において、ステップS121の処理の後およびステップS131で“YES”の後に、図11および図12に示す処理がさらに実行される。以下、図11および図12を参照して、第4実施例の印刷モードの処理の一部について説明するが、第2実施例で説明した内容と同じであるため、簡単に説明することにする。
ステップS121の処理を実行し、または、ステップS131で“YES”であれば、図11に示すように、ステップS141で、別の印刷データを受信したかどうかを判断する。ステップS141で“YES”であれば、図12に示すステップS147に進む。
一方、ステップS141で“NO”であれば、ステップS143で、所定時間を経過したかどうかを判断する。ステップS143で“NO”であれば、ステップS141に戻る。一方、ステップS143で“YES”であれば、ステップS145で、動作モードを通常印刷モードに移行することを報知して、図8に示したステップS91に戻る。
図12に示すように、ステップS147では、印刷データ304bに含まれる用紙種類の情報が特殊紙を示すかどうかを判断する。ステップS147で“NO”であれば、ステップS149で、用紙種類として特殊紙を選択するべきことを報知して、ステップS155に進む。
一方、ステップS147で“YES”であれば、ステップS151で、用紙種類の情報が示す特殊紙が手差し給紙トレイ50にセットされているかどうかを判断する。ステップS151で“NO”であれば、ステップS153で、用紙種類の情報が示す特殊紙をセットすべきことを報知して、ステップS155で、別の印刷データについての印刷ジョブを保留し、ステップS167に進む。一方、ステップS151で“YES”であれば、ステップS157で、別の印刷データについての印刷ジョブを実行し、ステップS159で、印刷ジョブの実行を終了したかどうかを判断する。
ステップS159で“NO”であれば、ステップS159に戻る。一方、ステップS159で“YES”であれば、ステップS161で、紙種類の判別可能なトレイに用紙が残っているかどうかを判断する。ステップS161で“NO”であれば、ステップS91に戻る。一方、ステップS161で“YES”であれば、ステップS163で、紙種類の判別処理を実行し、ステップS165で、特殊紙かどうかを判断する。ステップS165で“NO”であれば、ステップS91に戻る。一方、ステップS165で“YES”であれば、ステップS167に進む。
ステップS167では、保留の印刷ジョブがあるかどうかを判断する。ステップS167で“YES”であれば、ステップS147に戻る。一方、ステップS167で“NO”であれば、ステップS107に戻る。
第4実施例によれば、第3実施例と同じ効果を奏する。
また、第4実施例によれば、特殊紙に印刷する別の印刷データを受信している場合には、所定時間が経過していても、当該別の印刷データについての印刷ジョブを実行するまで特殊印刷モードを終了しないため、所定時間が経過したことにより、動作モードを通常印刷モードに移行することを報知されるのを防ぐことができる。
上記の各実施例では、判別用センサ部の検出結果に基づいて、手差し給紙トレイにセットされた用紙が特殊紙かどうかを判断するとともに、特殊紙である場合に、さらに、その種類を判別するようにしてあるが、手差し給紙トレイにセットされた用紙の種類については、ユーザが手動で画像形成装置に登録するようにしてもよい。かかる場合には、ユーザによって登録された用紙種類のデータがセット用紙種類データとして登録される。ただし、ユーザが手動で手差し給紙トレイにセットされた用紙の種類を登録した場合であっても、上記の紙種類の判別処理を実行し、ユーザが登録した内容が正しいかどうかを確認するようにしてもよい。
10 …画像形成装置
14 …画像読取装置
16 …原稿載置台
26 …画像読取部
30 …画像形成部
44 …転写ローラ
46 …定着ユニット
54 …中間転写ベルト
70 …用紙検出部
72 …判別用センサ部
80 …CPU
84 …RAM
86 …HDD
88 …ネットワーク接続回路
90 …通信制御回路
98 …タッチパネル
100 …ディスプレイ
102 …操作ボタン

Claims (8)

  1. 特殊紙に印刷する動作モードである特殊印刷モードが設定されている場合に、受信した印刷データに含まれる用紙種類の情報が示す第1の特殊紙と、所定の給紙部にセットされた第2の特殊紙が一致するかどうかを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって、前記第1の特殊紙と前記第2の特殊紙が一致することが判断された場合に、前記印刷データの印刷ジョブを実行し、前記判断手段によって、前記第1の特殊紙と前記第2の特殊紙が一致しないことが判断された場合に、前記印刷データの印刷ジョブを保留またはキャンセルする、印刷制御手段を備える、画像形成装置。
  2. 前記所定の給紙部に前記特殊紙がセットされたとき、前記動作モードを前記特殊印刷モードに設定する、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記受信した印刷データに含まれる用紙種類の情報が第1の特殊紙を示すとき、前記動作モードを前記特殊印刷モードに設定する、請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記動作モードを前記特殊印刷モードに設定してから所定時間が経過したとき、当該動作モードを通常印刷モードに設定する動作モード設定手段をさらに備える、請求項1から3までのいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記動作モード設定手段は、前記動作モードを前記特殊印刷モードに設定してから所定時間が経過する前であっても、前記印刷制御手段によって前記印刷データの印刷ジョブを実行し、前記所定の給紙部に前記第2の特殊紙が残っていない場合には、前記動作モードを前記通常印刷モードに設定する、請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記特殊モードが設定されている場合に、前記印刷データとは異なる別の印刷データをさらに受信すると、前記動作モード設定手段は、前記所定時間が経過した場合であっても、前記別の印刷データの印刷ジョブを終了するまで前記特殊印刷モードを継続する、請求項4または5記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置によって実行される制御プログラムであって、
    前記画像形成装置のプロセッサに、
    特殊紙に印刷する動作モードである特殊印刷モードが設定されている場合に、受信した印刷データに含まれる用紙種類の情報が示す第1の特殊紙と、所定の給紙部にセットされた第2の特殊紙が一致するかどうかを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにおいて、前記第1の特殊紙と前記第2の特殊紙が一致することを判断した場合に、前記印刷データの印刷ジョブを実行し、前記判断ステップにおいて、前記第1の特殊紙と前記第2の特殊紙が一致しないことを判断した場合に、前記印刷データの印刷ジョブを保留またはキャンセルする、印刷制御ステップを実行させる、制御プログラム。
  8. 画像形成装置の制御方法であって、
    (a)特殊紙に印刷する動作モードである特殊印刷モードが設定されている場合に、受信した印刷データに含まれる用紙種類の情報が示す第1の特殊紙と、所定の給紙部にセットされた第2の特殊紙が一致するかどうかを判断するステップと、
    (b)前記ステップ(a)において、前記第1の特殊紙と前記第2の特殊紙が一致することを判断した場合に、前記印刷データの印刷ジョブを実行し、前記ステップ(a)において、前記第1の特殊紙と前記第2の特殊紙が一致しないことを判断した場合に、前記印刷データの印刷ジョブを保留またはキャンセルする、ステップを含む、制御方法。
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